JP3533791B2 - 手乾燥装置 - Google Patents

手乾燥装置

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JP3533791B2
JP3533791B2 JP29676095A JP29676095A JP3533791B2 JP 3533791 B2 JP3533791 B2 JP 3533791B2 JP 29676095 A JP29676095 A JP 29676095A JP 29676095 A JP29676095 A JP 29676095A JP 3533791 B2 JP3533791 B2 JP 3533791B2
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hand
drying chamber
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祥史 高木
正美 福本
久夫 津永
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Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
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Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗面所やトイレ・
キッチン等で使用する、水で手を洗った後手を乾かすた
めに用いる手乾燥装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、水洗等によって濡れた手をタ
オルやハンカチを使用して拭く代わりに、送風された温
風に手をかざすことによって手を乾燥する手乾燥装置が
実用化されている。例えばヘヤドライヤとしても使用で
きるもの、また水滴の飛散を防止できる構成となってい
るもの、あるいは紫外線による殺菌等の付加機能を備え
ているものや、送風空気を環流させたり、送風ファンブ
レードを発熱体で構成したりして加熱効率を向上させて
いるものも開発されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし前記従来の温風
式の手乾燥装置は、乾燥完了までに約20秒〜1分の時
間を必要としており、使い勝手が悪いという課題を有し
ている。このため従来の手乾燥装置を使用した場合に
は、使用者は乾燥完了まで待てずに結局タオルやハンカ
チで拭いているのが実態である。また、手のひらや手の
甲は乾燥しても、手の側面、指先、指の間、指の付け根
にはまだ水分が残っていたりするものである。
【0004】本発明はこのような従来の構成が有してい
る課題を解決するもので、乾燥時間の短い、また手の部
位に係わらず各部を万遍なく乾燥できる手乾燥装置を提
供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明の第一の手段は、水平面に対して傾けて配置し
た手を乾燥する手挿入側から見て断面が円形の円筒状の
乾燥室に手を挿入し、乾燥室の内面に配置した電動送風
機の送風気流を噴出する噴出孔から、円周方向に傾斜さ
せた高速の気流を噴出して、回転流を発生させて手の各
部に付着した水分を万遍なく乾燥できる手乾燥装置とし
ている。
【0006】また本発明の第二の手段は、特に噴出孔の
気流の噴出方向を乾燥室の軸方向に対しても傾斜させる
ようにして、乾燥室内に渦流を発生させ、手に付着した
水分を効率よく手表面から引き剥して、乾燥時間を更に
短縮した手乾燥装置としている。
【0007】更に本発明の第三の手段は、特に乾燥室は
手挿入側から見て断面を楕円として、噴出孔から手まで
の距離を小さくして、減衰を抑えた気流によって水分を
引き剥がすようにして、乾燥時間を更に短縮した回転流
を発生させた手乾燥装置としている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態について
説明する。図1は本実施形態の手乾燥装置の構成を説明
する断面図で、全体構成を示している図2のラインDで
の断面を示している。また図3は、乾燥室4を入口側か
ら見た断面図である。1は室内の空気を送風する電動送
風機で、本体2の上部に配置している。電動送風機1が
送風する気流は、経路3を通って手を乾燥する乾燥室4
まで導かれる。乾燥室4は右手用と左手用の2つを設け
ており、濡れた手を挿入しやすくするために本体2に水
平面に対して傾けて配置している。また乾燥室4は図3
に示しているように断面が円形の円筒状としており、前
記電動送風機1が送風する気流を高速で噴出する複数の
噴出孔5を一列に有している。噴出孔5は、気流の噴出
方向を円周方向に傾斜させるような形状となっている。
6は、水滴を機外に排出するドレン口である。
【0009】以下本実施形態の動作について説明する。
濡れた手を乾燥室4に挿入すると、電動送風機1は自動
的に動作を開始し室内の空気を送風する。この送風気流
は、経路3を通って乾燥室4に設けた噴出孔5から高速
で噴出される。このとき噴出孔5は乾燥室4の周囲に多
数配置されており、噴出孔5から噴出された気流はあら
ゆる方向から手に吹き付けられる。つまり、比較的気流
の当たりやすい手のひらや手の甲だけでなく、手の側
面、指先、指の間、指の付け根といった手の各部に万遍
なく高速の気流が吹き付けられるものである。しかもこ
の気流は乾燥室4の円周方向に傾斜した方向となってい
るため、乾燥室4の内部に回転流を発生させるものであ
る。したがって手の各部には一層万遍なく高速の気流が
吹き付けられるものであり、手を乾燥室4から抜き出し
ていくにつれて、気流は手首から指先へと当たって、付
着している水滴を吹き飛ばすものである。この水滴はド
レン口6から機外に排出される。
【0010】以上のように本実施形態によれば、高速の
気流を円周方向に多数配置した噴出孔5から乾燥室4内
に高速の回転流を発生させるように噴出させる構成とし
て、手の各部を万遍なく乾燥できる手乾燥装置としてい
るものである。
【0011】なお噴出孔5について本実施形態では円周
状に1列設けたものとしているが、特に1列に限定する
必要はなく数列でもよい。また円周状とした配置につい
ても、螺旋状でもよく、また列状でなく手の形状に合わ
せた不等間隔とした配置としても良いものである。また
噴出孔5の総個数と孔径は、噴出する気流の速度と全流
量とが保たれる限り変更可能である。孔形状は一般的で
加工の容易な円形で説明している。
【0012】また本実施形態とした場合の噴出孔5から
噴出する気流の傾斜角度は約30°未満で比較的小さい
が、手に垂直に近い角度で当たるほうが短時間乾燥には
効果的である。また、小さな傾斜角でも回転流は容易に
発生する。
【0013】また、乾燥室4は本実施形態では右手用と
左手用に2つ使用するようにしているが、両手を同時に
入れられるだけの大きなものを1つ使用する構成として
も支障はないものである。また乾燥室4の断面形状は本
実施形態では円としているが、矩形でもよいものであ
る。ただし、矩形にした場合には安定した回転流が得に
くく、結果として噴流エネルギーの損失が大きい。
【0014】更にこのとき図4に示しているように、噴
出孔5から噴出する気流の方向を乾燥室4の円周方向と
共に乾燥室4の円筒軸方向にも角度αの傾斜を有する構
成とした場合には、気流に立体的な回転を与えることが
できる。つまり、気流は円周方向に回転すると共に軸方
向にも回転する渦流となっている。このため手の表面に
付着している水は、手首から指先にかけて極めて滑らか
に流れ、手の表面から引き剥がされる。さらに飛散した
水滴は矢印Aの流れに吸い込まれてスムースにドレン口
6に送られ、使用者側には飛散しない。
【0015】なおこの気流の傾斜角度αは、本実施形態
では約30°に設定しているが、手に垂直に近い角度で
当たるほうが短時間乾燥には効果的であり、小さな傾斜
角αでもこの渦流は容易に発生する。
【0016】また更に、図5に示しているように乾燥室
10を断面を楕円とした楕円筒とした場合には、より短
時間の乾燥が可能となるものである。すなわち乾燥室1
0の断面形状を楕円としているため、噴出口5と手との
距離が小さくなって、噴出口5から噴出した渦流は減衰
せずに勢いよく手に吹き付けられるものである。
【0017】
【発明の効果】本発明の第一の手段は、室内の空気を送
風する電動送風機と、水平面に対して傾けて配置した手
を乾燥する手挿入側から見て断面が円形の円筒状の乾燥
室と、乾燥室の内面に配置した前記電動送風機の送風気
流を噴出する複数の噴出孔とを備え、前記噴出孔は気流
の噴出方向を円周方向に傾斜させた構成として、乾燥時
間の短い、また回転流を発生させて手の各部を万遍なく
乾燥できる手乾燥装置を実現するものである。
【0018】本発明の第二の手段は、特に噴出孔は、気
流の噴出方向を乾燥室の軸方向に対しても傾斜させた構
成として、乾燥室内に渦流を発生させ、手に付着した水
分を効率よく手表面から引き剥して、乾燥時間を更に短
縮した手乾燥装置を実現するものである。
【0019】本発明の第三の手段は、特に乾燥室は手挿
入側から見て断面を楕円とした構成として、噴出孔から
手までの距離を小さくして、減衰を抑えた気流によって
水分を引き剥がすようにして、乾燥時間を更に短縮した
回転流を発生させた手乾燥装置を実現するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態である手乾燥装置の乾燥室を
中心とした構成を示す断面図
【図2】同、全体構成を示す正面図
【図3】同、乾燥室に発生する回転気流を説明する説明
【図4】同、噴出孔から噴出する気流の方向を乾燥室の
軸方向に対しても傾斜させた状態を説明する手乾燥装置
の乾燥室を中心とした構成を示す断面図
【図5】同、断面形状を楕円とした乾燥室を説明する説
明図
【符号の説明】
1 電動送風機 4 乾燥室 5 噴出孔 10 乾燥室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−293055(JP,A) 特開 昭63−154138(JP,A) 特開 平3−82419(JP,A) 特開 昭55−146374(JP,A) 特開 昭58−177101(JP,A) 実開 平7−18695(JP,U) 実開 昭63−163693(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47K 10/48

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内の空気を送風する電動送風機と、水
    平面に対して傾けて配置した手を乾燥する手挿入側から
    見て断面が円形の円筒状の乾燥室と、乾燥室の内面に配
    置した前記電動送風機の送風気流を噴出する複数の噴出
    孔とを備え、前記噴出孔は気流の噴出方向を円周方向に
    傾斜し、回転流を発生させた手乾燥装置。
  2. 【請求項2】 室内の空気を送風する電動送風機と、水
    平面に対して傾けて配置した手を乾燥する手挿入側から
    見て断面を楕円とした楕円筒の乾燥室と、乾燥室の内面
    に配置した前記電動送風機の送風気流を噴出する複数の
    噴出孔とを備え、前記噴出孔は気流の噴出方向を円周方
    向に傾斜し、回転流を発生させた手乾燥装置。
  3. 【請求項3】 噴出孔は、気流の噴出方向を乾燥室の軸
    方向に対しても傾斜し、前記乾燥室内に渦流を発生させ
    請求項1または2記載の手乾燥装置。
JP29676095A 1995-11-15 1995-11-15 手乾燥装置 Expired - Lifetime JP3533791B2 (ja)

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JPH09135789A JPH09135789A (ja) 1997-05-27
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KR101142557B1 (ko) * 2009-10-13 2012-05-03 박정열 핸드 드라이어
JP5695136B2 (ja) * 2013-07-09 2015-04-01 登 井上 手乾燥装置
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