JP3533719B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP3533719B2 JP23551994A JP23551994A JP3533719B2 JP 3533719 B2 JP3533719 B2 JP 3533719B2 JP 23551994 A JP23551994 A JP 23551994A JP 23551994 A JP23551994 A JP 23551994A JP 3533719 B2 JP3533719 B2 JP 3533719B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明はディジタル伝送方式を
採用するファクシミリ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 従来よりファクシミリ装置では回線が
接続された後、発呼局からトーナル信号のCNG(非音
声端末呼び出し信号)が送出され、そのCNGを受信し
た被呼局は非音声端末たるファクシミリ端末を回線に接
続し、ファクシミリ受信の受入れ準備が完了したことを
CED(被呼局端末識別信号)を発呼局に返送して知ら
せる。続いてディジタル伝送方式のファクシミリ装置間
においてはフェーズBにおいてDIS(ディジタル識別
信号)、NSF(非標準機能識別信号)CSI(被呼端
末識別信号)等の制御信号を送出する。そして発呼局か
らそれら制御信号に対する返送を受けてファクシミリ送
信が開始される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 このように電話回線
にファクシミリ端末を接続するためには被呼局はCNG
を受信することが前提としているものの、CNGは11
00Hzの周波数とされているため、しばしば音声と間
違えて認識してしまいファクシミリ端末が接続されない
ことがあった。また、ノイズ等によりCNGの検出ミス
が生ずることがあった。そこで、ファクシミリ送信であ
ることをより確実に認識する手段が求められていた。
【0004】本発明は上記課題を解決するためのもので
ある。その目的は、被呼局から疑似リングバックトーン
と共にディジタル識別信号を送出し、発呼局にこのディ
ジタル識別信号に対して返送させることでファクシミリ
端末を回線に接続するようにしたファクシミリ装置を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上記の課題を解決する
ために、請求項1の発明では、回線の接続により発呼局
側に疑似リングバックトーンを送出する第1送出手段
と、発呼局側にディジタル識別信号を送出する第2送出
手段と、発呼局から同信号を識別した旨の識別信号を受
信した場合に非音声端末を接続する端末接続手段とを有
し、前記ディジタル識別信号のプリアンブルは標準値よ
り短い送出時間であることを要旨とする。また、請求項
2の発明では、回線の接続により発呼局側に疑似リング
バックトーンを送出する第1送出手段と、発呼局からの
非音声端末呼び出し信号を検出する検出手段と、同検出
手段により同呼び出し信号を検出しなかった場合にディ
ジタル識別信号を送出する第2送出手段と、発呼局から
同信号を識別した旨の識別信号を受信した場合に非音声
端末を接続する端末接続手段とを有し、前記ディジタル
識別信号のプリアンブルは標準値より短い送出時間であ
ることを要旨とする。
【0006】
【作用】 上記のように構成すると、請求項1の発明で
は回線が接続されると、被呼局は第1送出手段により発
呼局側に疑似リングバックトーンを送出する。また、第
2送出手段により発呼局側にディジタル識別信号を送出
する。そして、その信号を受信した発呼局から同信号を
識別した旨の識別信号が返送されると、それを受けて回
線に非音声端末を接続する。ここで、ディジタル識別信
号に付加されるプリアンブルを標準値より短くしたため
オペレータはそれほど耳障りとも感じない。また、請求
項2の発明では請求項1と同様回線が接続されると、被
呼局は第1送出手段により発呼局側に疑似リングバック
トーンを送出する。すると、発呼局は非音声端末呼び出
し信号を被呼局側へ送出するため検出手段により検出動
作を行う。そして、非音声端末呼び出し信号が検出され
ればそれを受けて回線に非音声端末を接続する。一方、
非音声端末呼び出し信号が検出されなければ、ここで始
めて第2送出手段により発呼局側にディジタル識別信号
を送出する。そして、ディジタル識別信号を受信した発
呼局から同信号を識別した旨の識別信号が返送される
と、それを受けて回線に非音声端末を接続する。ここ
で、ディジタル識別信号に付加されるプリアンブルを標
準値より短くしたためオペレータはそれほど耳障りとも
感じない。
【0007】
【実施例】 以下、本発明のファクシミリ装置を具体化
した実施例について図1〜図9に基づいて説明する。図
1に示すように、ファクシミリ装置1はモデム3、NC
U(ネットワークコントロールユニット)4、付属電話
機5、フィルタ回路6、呼出電圧発生回路9及びCPU
(中央処理装置)10を有している。CPU10はモデ
ム3を介してNCU4と接続され外部回線と画データの
送受信を行う。モデム3は送受信データの変調・復調を
行うとともに信号発生回路7及び信号検出回路8により
各種トーンの発生・検出を行う。信号発生回路7はディ
ジタル識別信号たるDIS又はDCS、NSF、CSI
及び相手側のファクス番号に対応したプッシュトーン信
号(DTMF)及び疑似リングバックトーンをバイナリ
ー符号の形式で発生させる。また、信号検出回路8は発
呼側から送出されたDIS、DCS等の信号を検出す
る。
【0008】また、フィルタ回路6は1100Hzの非
音声端末呼び出し信号たるCNG、2100HzのCE
Dのフィルタリングを行いCNG、CEDの検出を行
う。NCU4は電話回線との接続を制御するとともに、
相手先のファクス番号に対応したダイヤルパルスの送
出、及びその着信を検出する機能を備えている。付属電
話機5は発呼側との間で通話動作を行う。呼出電圧発生
回路9は付属電話機5のオフフックを検出し、同電話機
5に所定電流を供給する。また、同回路9は16Hzの
疑似ベル信号を送出して同電話機5の図示しないトーン
リンガを鳴動させ、被呼局に着信を知らせる。
【0009】第1送出手段、第2送出手段、端末接続手
段及び検出手段たるCPU(中央処理装置)10には前
記モデム3、NCU4、付属電話機5、フィルタ回路6
の他にROM(リードオンリーメモリ)11、RAM
(ランダムアクセスメモリ)12、操作部13、読取装
置14及び記録装置15が接続されている。CPU10
は送受信データや読取データをRAM12に一旦記憶さ
せ、必要に応じて送信データを取り出して記録装置15
に印字動作をさせたり、読取データをモデム3を介して
他のファクシミリ装置に送信させたりする。また、CP
U10は電話交換機側から16Hzの呼び出し信号を検
出すると、電話回線をモデム3に接続させる。すなわ
ち、電話回線が閉結されて電話交換機から供給される直
流電流が電話回線を流れることとなる。また、CPU1
0はフィルタ回路6により発呼局からのCNGの検出を
行うとともに、モデム3内の信号発生回路7を作動させ
て疑似リングバックトーンを所定回数送出させる。
【0010】ROM11にはファクシミリ装置1全体の
動作及びNCU4の動作を制御するためのプログラムが
記憶される。また、RAM12にはCPU10の演算に
必要な各種情報や、送受信した画データを一時的に記憶
される。操作部13にはテンキーを始め各種モードキー
が並設され、ファクシミリ送信する際の被呼局側の番号
を入力したりファクシミリ装置1を各種モード状態とす
る。読取装置14は原稿上の画データを読み取るもので
あり、CCDイメージセンサ及び原稿搬送系より構成さ
れる。記録装置15は図示しないインクジェット又はサ
ーマルヘッド等及び原稿搬送系より構成される。
【0011】次に、図2に基づいて第1実施例における
ファクシミリ手順について説明する。CPU10は呼び
出し信号を2回検出すると回線を接続し、モデム3の信
号発生回路7を作動させて発呼局へ疑似リングバックト
ーン(オン時間0.72秒、オフ時間1.8秒)を送出
する。一方、CPU10はフィルタ回路6により発呼局
からのCNGの検出を開始する。疑似リングバックトー
ンの送出を3回行った時点で、未だCNGを検出しない
場合にはCPU10は発呼局は電話端末の接続を求めて
いると判断し、呼出電圧発生回路9を作動させ疑似ベル
信号(オン時間0.72秒、オフ時間1.8秒)を発生
させ付属電話機5のトーンリンガを鳴動させる。
【0012】ここで、CNGが検出されず、かつ疑似ベ
ル信号が発生されて付属電話機5のトーンリンガが鳴動
しているにもかかわらず、被呼局側でオフフックしない
場合がある。この場合CPU10はCNGが正しく検出
できなかったのではないかと判断する。そして、所定回
数(本実施例では7回)の疑似ベル信号をカウントした
後、CPU10はP位置の10回目の疑似リングバック
トーンにディジタル識別信号たるDISを付加して発呼
局に送出させる。
【0013】図3に示すように、疑似リングバックトー
ンにDISを連続して付加した制御信号は疑似リングバ
ックトーンを0.8秒、DISを保証するプリアンブル
を0.1秒、DISを0.4秒の長さで送出するもので
ある。このようにDISを疑似リングバックトーンに付
加した場合、次のトーンの立ち上がりまでの時間は2秒
とされる。ここに、通常プリアンブルの標準値は1秒±
15パーセントであるが、本発明では疑似リングバック
トーン0.8秒の時間分がプリアンブルの代替とされ
る。つまり、海外交信で使用されるエコーサプレッサー
の切替えのための信号として、短いプリアンブルの直前
に送出されるリングバックトーンを使用することが可能
である。また、プリアンブル及びDISは通常1650
Hz及び1850Hzからなる信号であり、400Hz
である疑似リングバックトーンに比べ耳障りな音域帯と
なる。そのため、本実施例ではプリアンブル及びDIS
の送出レベルは疑似リングバックトーンよりも抑制さ
れ、受話器を通した音が耳障りとならないよう、かつモ
デム3の検出に支承のない程度のレベルとされている。
【0014】DISの送出を受けて発呼局からの返送信
号たるDCSをモデム3の信号検出回路8が検出する
と、CPU10は電話端末ではなく、やはりファクシミ
リ端末の接続を求めていたのだと判断する。そして、C
PU10はモデム3の信号発生回路7に発呼局側へ受信
機の全機能を知らせるためにNSF、CSI、DISを
送出し直しファクシミリ通信のフェーズBの手順へと移
行させる。一方、DCSを検出しない場合はなんらかの
理由で通信操作に不具合が生じている、或いはファクシ
ミリ送信ではないと判断して所定時間経過後(本実施例
では40秒)或いは発呼局側のオンフックで通信動作を
停止させる。
【0015】次に、図4に基づいて第2実施例のCNG
を被呼局へ送出しない場合(例えば手動によるファクシ
ミリ送信等)のファクシミリ手順について説明する。C
PU10は呼び出し信号を2回検出すると回線を接続
し、モデム3の信号発生回路7を作動させて発呼局へ疑
似リングバックトーン(オン時間0.72秒、オフ時間
1.8秒)を送出する。そして疑似リングバックトーン
の送出を2回行った時点で、直ちにCPU10はQ位置
の3回目の疑似リングバックトーンにディジタル識別信
号たるDISを付加して発呼局に送出させる。このDI
Sを付加した疑似リングバックトーンは図3に示すもの
である。続いて、R位置においてCPU10は4回目の
疑似リングバックトーンと同期させて疑似ベル信号(オ
ン時間0.72秒、オフ時間1.8秒)を発生させ付属
電話機5のトーンリンガを鳴動させる。
【0016】ここで、1回目のDISの送出により発呼
局からのDCSをモデム3の信号検出回路8が検出する
と、CPU10は電話端末ではなくやはりファクシミリ
端末の接続を求めていたのだと判断し、発呼局へNS
F、CSI、DISを送出してフェーズBの手順へと移
行する。しかし、DCSを検出しない場合にはCPU1
0は発呼局が電話端末の接続を求めていると判断し、呼
出電圧発生回路9を作動させ疑似ベル信号を発生させ付
属電話機5のトーンリンガを鳴動させる。
【0017】一方、S位置において確認的に再び5回目
の疑似リングバックトーンにディジタル識別信号たるD
ISを付加して発呼局に送出させ、発呼局からのDCS
を待つ。そして、この2回目のDIS送出でもDCSを
検出しない場合にはCPU10は付属電話機5のトーン
リンガを鳴動させ続け、被呼局側のオフフック或いは発
呼局側のオンフック若しくは所定時間経過後(本実施例
では40秒)通信動作を停止させる。
【0018】次に、上記のように構成されたファクシミ
リ装置の第1実施例及び第2実施例の作用を図5及び図
6のフローチャートに基づいて説明する。まず、第1実
施例における前記図2のCNGの検出と組み合わせてフ
ァクシミリ着信を検出する場合について図5のフローチ
ャート(第1送出手段、検出手段、第2送出手段及び端
末接続手段に対応する)に基づいて説明する。ステップ
(以下Sとする)1においてCPU10は呼び出し信号
が2回検出されたと判断すると、S2において電話回線
をモデム3に接続させる。すると交換機からのリングバ
ックトーンは停止するため、S3においてCPU10は
モデム3を介して被呼局側から発呼局側に対して疑似リ
ングバックトーンを送出させる。次いで、S4において
発呼局からのCNGの検出が行われ、CPU10はCN
Gが検出されたと判断するとS5においてNSF、CS
I又はDISを発呼局側へ送出させてファクシミリの伝
送フェーズをフューズBに移行させる。そして、S6に
おいてファクシミリ受信が行われる。
【0019】一方、S4においてCPU10はCNGが
検出されなかったと判断した場合、或いはCNGを音声
と誤って認識してしまった場合において、S7で疑似リ
ングバックトーンを3回カウントされたかどうかを判断
する。3回のカウントを検出したと判断するとCPU1
0はS8において疑似ベル信号を送出させるため付属電
話5が鳴動される。そして、付属電話5の鳴動に伴いS
9において、CPU10がオペレータがオフフックした
と判断した場合にはS10において疑似ベル信号及び疑
似リングバックトーンを停止させ、電話端末を接続して
S11で通話を開始させる。そして、通話が終了したか
どうかが判断され(S12)、CPU10が終了したと
判断すれば通信は終了してファクシミリ装置1は待機状
態へと戻る。
【0020】しかし、S9においてオフフックがないと
判断するとS13においてCPU10は疑似リングバッ
クトーンをカウントしていって9回目かどうかを判断す
る。そして、9回目の疑似リングバックトーンである場
合にはS14で10回目の疑似リングバックトーンに付
加して1回目のDIS(短縮プリアンブル付き)を発呼
局側へ送出させる。そして、S15でモデム3の信号検
出回路8に発呼局側からDCSの返送がされたかどうか
の検出動作をさせ、返送があった判断するとS16でN
SFやCSI等を発呼局側へ送出させてファクシミリの
伝送フェーズをフューズBに移行させる。そして、S1
7においてファクシミリ受信が行われる。
【0021】一方、S15で1回目のDISに対して発
呼局側からDCSの返送がなかった場合にはS18で1
1回目の疑似リングバックトーンに付加して2回目のD
IS(短縮プリアンブル付き)を発呼局側へ送出させ
る。この2回目のDISについてもS19において発呼
局側からDCSの返送がされたかどうかの検出動作をさ
せ、返送があった判断するとS16に戻る。一方、やは
りDCSの返送を検出できなかった場合にはS20にお
いて一定時間(着信の時から40秒)経過後カウントア
ップしてファクシミリ装置1は待機状態へと戻る。
【0022】次に、第2実施例において前記図4のCN
Gの検出をせずにファクシミリ着信を検出する場合につ
いて図6のフローチャート(第1送出手段、第2送出手
段及び端末接続手段に対応する)に基づいて説明する。
S31〜S33については前記S1〜S3と同様である
ため省略する。S34において3回目の疑似リングバッ
クトーンに付加して1回目のDIS(短縮プリアンブル
付き)を発呼局側へ送出させる。そしてS35において
モデム3の信号検出回路8に発呼局側からDCSの返送
がされたかどうかの検出動作をさせ、返送があった判断
するとS36でNSFやCSI等を発呼局側へ送出させ
てファクシミリの伝送フェーズをフューズBに移行させ
る。そして、S37においてファクシミリ受信が行われ
る。
【0023】一方、S35で1回目のDISに対して発
呼局側からDCSの返送がなかった場合にはS38にお
いてCPU10は4回目の疑似リングバックトーンと同
期させて疑似ベル信号を送出させ始める。そして、S3
9において5回目の疑似リングバックトーンに付加して
2回目のDIS(短縮プリアンブル付き)を発呼局側へ
送出させる。次いでS40において再び発呼局側からD
CSの返送がされたかどうかの検出動作をさせ、返送が
あった判断するとS36に戻る。一方、2回目のDIS
に対して発呼局側からDCSの返送がなかった場合には
疑似ベルは鳴動し続けることとなる。ここで、S41に
おいて、オペレータがオフフックしたとCPU10が判
断した場合にはS42において疑似ベル信号及び疑似リ
ングバックトーンを停止させ、電話端末を接続してS4
3で通話を開始させる。そして、通話が終了したかどう
かが判断され(S44)、CPU10が終了したと判断
すれば通信は終了してファクシミリ装置1は待機状態へ
と戻る。しかし、S45において一定時間(着信の時か
ら40秒)経過後カウントアップしたか否かが判断され
カウントアップした場合ファクシミリ装置1は待機状態
へと戻る。
【0024】以上のように構成することで次のような効
果を奏する。 (1)実施例1においては発呼局側はファクシミリ送信
のつもりで非音声端末呼び出し信号たるCNGを送出し
ているにもかかわらず、被呼局側で検出できなかった場
合や音声と間違えて認識してしまう場合があった。しか
し、本実施例ではCNGを検出しなくとも被呼局側から
DISを送出して発呼局から返送されるDCSを検出す
ることでファクシミリ送信であることを認識するように
なっている。従って、CNGのように音声と間違えて認
識してしまうことはない。また、CNG検出を見逃して
しまった場合でもDISを送出してファクシミリ送信で
あると判断することができるため、確実にファクシミリ
装置1にファクシミリ受信動作をさせることができる。
【0025】(2)実施例2においては発呼局側からC
NGが送出されない機種の場合、例えば手動によりファ
クシミリ送信するようなものについては、本実施例のよ
うに被呼局側からDISを送出することで、確実にファ
クシミリ受信することが可能となる。
【0026】(3)DISはファクシミリ装置同士のや
り取りで必須の制御信号であり、このDISを利用して
簡単にファクシミリ受信を確認することができる。ま
た、DISは0.4秒かつモデムが検出できる程度に検
出レベルを下げている。そのため、発呼側が通話のつも
りで受話器を耳に当てていてもそれほど、DISの音声
が問題になることはない。同様にDISのプリアンブル
も耳障りとなることはない。また、最初は発呼者に耳障
りの無いようにDIS信号のみを送出し、相手からのフ
ァクシミリ信号を検出したとき、全機能を示すNSF、
CSI、DISを全て送出するので、全通信機能が使用
可能である。
【0027】(4)疑似リングバックトーンと連続して
プリアンブルとDISを付加している。従って、疑似リ
ングバックトーンを一種のプリアンブルとして用いるこ
とができ、耳障りなプリアンブルの送出時間を短縮する
ことができる。
【0028】(5)実施例1及び実施例2とも2回のD
ISを送出している。従って、1回目のDISを発呼局
が見逃したとしても、もう一度DISを送出するように
なっている。従って、更にファクシミリ受信動作を確実
に行うことができる。
【0029】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されることはなく、次の
ように変更して実施することも可能である。 上記実施例ではプリアンブルとDISは疑似リングバ
ックトーンの直後に連続的に出力されるようになってい
た。しかし、必ずしも連続的に出力する必要はない。と
にかくDISを発呼局側へ送出するようにすることが重
要であり、どのように送出しようとDCSが返送される
のは同じだからである。
【0030】上記実施例のルーチンではDISを2回
送出していたが、これは1回でもよいし、3回以上であ
ってもよい。送出回数が増すほどファクシミリ送信であ
ることを正確に確認することができるようになる。
【0031】上記実施例の図5に示すルーチンでは1
0回目及び11回目の疑似リングバックトーンとともに
DISが送出されていた。また図6に示すルーチンでは
3回目及び5回目の疑似リングバックトーンとともにD
ISが送出されていた。しかし、DISの送出タイミン
グはこれらに限定されるものではなく随意変更可能であ
る。
【0032】上記実施例ではDISを受けて返送され
るDCSによりファクシミリ送信であることを判断する
ようなっていた。しかし、DIS以外の例えばNSF
(非標準機能識別信号)のような制御信号をディジタル
識別信号として応用してもよい。
【0033】基本的には図5のルーチンはCNGを送
出する機種についてのルーチンであるが、勿論手動によ
りファクシミリ送信する機種のようにCNGを送出しな
いものであってもこのルーチンでファクシミリ送信であ
ると確認することはできることは当然である。
【0034】上記実施例では付属電話機5のみで子電
話機については説明しなかった。しかし、子電話機を有
するファクシミリ装置に応用することも可能である。そ
の場合、疑似ベル信号により子電話機は鳴動する。ま
た、付属電話機5以外にファクシミリ装置1に別途内蔵
されたスピーカから疑似ベル信号に基づいて鳴動させる
ようにしても勿論かまわない。
【0035】また、以上の実施例によって把握されるそ
の他の技術的思想について、その効果とともに以下に記
載する。 (1)請求項1又は2の発明の構成のファクシミリ端末
接続信号を送出する送出手段(上記実施例ではCPU1
0)は所定回数目の疑似リングバックトーンの直後に連
続して送出されるものであるファクシミリ装置。このよ
うにすれば、疑似リングバックトーンを耳障りなプリア
ンブルの代わりとすることができるので、発呼者が受け
る違和感を少なくすることができ、かつ標準値のプリア
ンブルの場合と同様ファクシミリ受信は確実にできる。
【0036】(2)請求項1又は2の発明の構成には、
発呼局から同信号を識別した旨の識別信号を受信した場
合にファクシミリ端末を接続し、受信しない場合に報知
手段を鳴動させる選択手段(上記実施例ではCPU1
0)を有するファクシミリ装置。このようすれば、識別
信号によりファクシミリ送信であると判断された場合、
そのまま電話機等を鳴動させずに自動的にファクシミリ
端末を接続させることができる。一方、識別信号がこな
ければ、始めてそこで報知手段(電話機、スピーカ等)
に疑似ベル信号を出力して鳴動させることができる。
【0037】
【発明の効果】 以上詳述したように、請求項1又は請
求項2の発明のファクシミリ装置によれば、非音声端末
呼び出し信号の有無にかかわらずディジタル識別信号に
対する発呼局からの識別信号により確実にファクシミリ
送信であることを認識できる。また、ディジタル識別信
号の前のプリアンブルを短くしたためそれほど耳障りと
なることはない。また加えて請求項2においては非音声
端末呼び出し信号を音声データと間違えても確実にファ
クシミリ送信であることを認識できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のファクシミリ装置の一実施例の回路
構成図である。
【図2】 第1実施例におけるタイムチャートである。
【図3】 第1実施例における疑似バックトーンとDI
Sを拡大して説明する説明図である。
【図4】 第2実施例におけるタイムチャートである。
【図5】 第1実施例のファクシミリ受信動作を説明す
るフローチャートである。
【図6】 第2実施例のファクシミリ受信動作を説明す
るフローチャートである。
【符号の説明】
1…ファクシミリ装置、10…第1送出手段、検出手
段、第2送出手段及び端末接続手段たるCPU。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/32 - 1/36 H04N 1/42 - 1/44

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回線の接続により発呼局側に疑似リング
    バックトーンを送出する第1送出手段と、発呼局側にデ
    ィジタル識別信号を送出する第2送出手段と、発呼局か
    ら同信号を識別した旨の識別信号を受信した場合に非音
    声端末を接続する端末接続手段とを有し、前記ディジタ
    ル識別信号のプリアンブルは標準値より短い送出時間で
    あるファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 回線の接続により発呼局側に疑似リング
    バックトーンを送出する第1送出手段と、発呼局からの
    非音声端末呼び出し信号を検出する検出手段と、同検出
    手段により同呼び出し信号を検出しなかった場合にディ
    ジタル識別信号を送出する第2送出手段と、発呼局から
    同信号を識別した旨の識別信号を受信した場合に非音声
    端末を接続する端末接続手段とを有し、前記ディジタル
    識別信号のプリアンブルは標準値より短い送出時間であ
    るファクシミリ装置。
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