JP3533377B2 - 半導体基板表面の酸化膜の形成方法及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体基板表面の酸化膜の形成方法及び半導体装置の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路な
どに用いられる金属―酸化物―半導体(MOS)トラン
ジスタやMOS容量などの素子においてゲート酸化膜や
容量酸化膜などに応用することのできる半導体基板表面
の酸化膜の形成方法と、その酸化膜を利用した半導体装
置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイス、とりわけMOSトラン
ジスタのゲート酸化膜やMOS容量の容量酸化膜として
は、通常、酸化膜が用いられている。これらの酸化膜に
は、高い絶縁破壊耐圧、高い絶縁破壊電荷量、低い固定
電荷密度、低い可動イオン密度、低い界面準位密度が要
求される。
【0003】シリコンデバイスの場合、従来、MOSト
ランジスタのゲート酸化膜は、600℃以上の高温で、
半導体基板を乾燥酸素や水蒸気などの酸化性雰囲気に暴
露することによって形成されていた(例えば、VLSI
テクノロジー(VLSI Technology)、S.M.Sze編集、19
84年、131〜168ページ参照)。良質の酸化膜を
形成するためには、高温での酸化が必要とされており、
一般には900℃以上の高温で形成されている。
【0004】シリコンカーバイドを基板として高電流、
高電圧下で動作するデバイス、例えばパワーデバイス、
高周波デバイス、又は高温下で動作するデバイスのゲー
ト酸化膜や容量酸化膜としても、通常、酸化膜が用いら
れている。シリコンカーバイド基板に形成されるMOS
トランジスタのゲート酸化膜は、1050〜1150℃
の高温で、シリコンカーバイド基板を乾燥酸素や水蒸気
などの酸化性雰囲気に暴露することによって形成されて
いた。
【0005】また、低温で酸化膜を形成する方法とし
て、モノシランやクロロシランを400〜900℃で熱
分解させ、酸素と反応させることにより、基板表面に酸
化膜を堆積させる化学的気相成長法(CVD法)なども
用いられていた。このほかにも、低温で酸化膜を形成す
る方法として、プラズマ中で酸化を行なう方法がある。
しかし、低温で酸化膜を形成する方法では、いずれの方
法を用いた場合にも、高品質の酸化膜を制御性よく、か
つ再現性よく形成するのは困難な状況にある。
【0006】現在、実用的に使用されている酸化膜形成
方法は高温の熱酸化による方法である。熱酸化法では、
高温になるほど酸化膜の膜質が良くなる傾向があるが、
一方では酸化膜/シリコン界面や酸化膜/シリコンカー
バイド界面がラフになり、MOSトランジスタのチャン
ネル移動度が低下するという問題が生じる。
【0007】さらに、シリコンカーバイド基板の場合
は、高温熱酸化では酸化膜/シリコンカーバイド界面に
グラファイトが形成され、界面準位密度が高いこと、及
び固定電荷密度が高いことなどの問題も生じる。
【0008】そこで、本発明者らは、高温加熱を用いる
ことなく、半導体基板の表面に高品質の酸化膜を制御性
よく形成することのできる半導体表面の酸化膜形成方法
を提案した(特開平10−223629号公報参照)。
そこでは、加熱した過塩素酸を含む溶液中に半導体基板
を浸漬することにより、又は半導体基板を加熱しながら
過塩素酸を含む気体に暴露することにより、その半導体
基板の表面に酸化膜を形成する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】過塩素酸によって半導
体基板表面を酸化して形成した酸化膜は、従来の高温加
熱による方法に比べて、低温で酸化膜を形成することが
できるため、界面特性の優れた酸化膜となり、安価に形
成することができるという利点を備えている。しかし、
その酸化膜を使用してデバイスを構成すると、リーク電
流密度が高くなることがわかった。
【0010】そこで、本発明は、半導体基板の表面に高
品質の酸化膜を制御性よく形成するとともに、デバイス
に適用した場合にリーク電流密度を下げることのできる
酸化膜の形成方法と、その酸化膜を利用した半導体装置
の製造方法を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】半導体基板表面に酸化膜
を形成する本発明の第1の方法は、以下の工程(A)及
び(B)を含んでいる。 (A)加熱した過塩素酸を含む溶液中に半導体基板を浸
漬してその半導体基板の表面に酸化膜を形成する工程、
及び (B)酸化膜を形成した前記半導体基板を加熱処理して
前記酸化膜中の残留塩素を除去する工程。
【0012】この方法において、工程(A)では、過塩
素酸を含む溶液の過塩素酸濃度は10Vol.(体積)%以
上であることが好ましい。それより低濃度の過塩素酸溶
液では酸化膜の成長速度が低下するからである。もっと
も好ましい過塩素酸溶液は、濃度が72.4Vol.%の過
塩素酸水溶液であり、この過塩素酸水溶液は沸点が20
3℃の水との共沸混合物である。
【0013】また、工程(A)において、酸化膜の成長
速度を高く維持するためには、過塩素酸を含む溶液の温
度を170℃以上で、かつ、その溶液の沸点以下とする
のが好ましい。
【0014】半導体基板表面に酸化膜を形成する本発明
の第2の方法は、以下の工程(A)及び(B)を含んで
いる。 (A)半導体基板を加熱しながら過塩素酸を含む気体に
暴露してその半導体基板の表面に酸化膜を形成する工
程、及び (B)酸化膜を形成した前記半導体基板を加熱処理して
前記酸化膜中の残留塩素を除去する工程。
【0015】この第2の方法において、工程(A)で
は、過塩素酸を含む気体が過塩素酸の蒸気であることが
好ましい。この第2の方法の場合には、酸化力を高める
ために、さらにオゾンを添加してもよい。また、この第
2の方法において、工程(A)での基板加熱温度は17
0℃以上500℃以下であることが好ましい。
【0016】工程(B)は第1と第2の方法で共通であ
る。そして、その工程(B)における加熱処理の温度
は、600℃から1,100℃の範囲であることが好ま
しい。加熱処理温度が600℃より低い場合は、酸化膜
中に塩素成分が残存し、リーク電流密度が高くなる。一
方、加熱処理温度が1,100℃を越えると、界面準位
密度が高くなる。また、工程(B)における加熱処理は
酸化膜中塩素成分を除去するのが目的であるので、そ
の雰囲気ガスは塩素を含んでいないことが必要である。
そのような雰囲気ガスとしては、窒素、アルゴン、酸
素、水蒸気及び水素からなる群から選ばれた1種類のガ
ス又はそれらの2種類以上の混合ガス、例えば空気、で
あることが好ましい。
【0017】この工程(B)を施すことにより、酸化膜
中に取り込まれていた塩素及び塩素化合物が脱離し、そ
れによってデバイスを構成したときのリーク電流密度が
低下するものと考えられる。本発明で酸化膜を形成する
半導体基板は単結晶シリコン、多結晶シリコン、非晶質
シリコン、砒化ガリウム、燐化インジウム、シリコンカ
ーバイド、シリコンゲルマニウムカーバイド及びシリコ
ンゲルマニウムからなる群から選ばれたものである。
【0018】本発明の酸化膜形成方法によれば、半導体
基板の表面に膜厚1〜100nmの酸化膜を形成するこ
とができる。この酸化膜は、酸化剤として過塩素酸を用
いることにより、酸化膜中の金属不純物の含有量が極め
て少なくなり、また特に、半導体基板としてシリコンカ
ーバイド基板を使用する場合には、酸化膜/シリコンカ
ーバイド基板界面のグラファイトの量が極めて少なくな
る。そのため、この方法により形成した酸化膜は、界面
準位密度、固定電荷密度の低い界面特性に優れた酸化膜
となる。
【0019】さらに、半導体基板としてシリコンカーバ
イド基板を使用する場合には、平坦な酸化膜/シリコン
カーバイド界面を形成できるため、MOSトランジスタ
とした場合、大きなチャンネル移動度が達成できる。ま
た、過塩素酸を含む溶液中への浸漬時間、又は過塩素酸
を含む気体への暴露時間を調整することにより、酸化膜
の膜厚の制御を簡単に行なうことができる。そして、工
程(B)における加熱処理を経ることにより、デバイス
を構成したときのリーク電流を低減することができる。
【0020】本発明の半導体装置の製造方法は、本発明
の酸化膜形成方法により形成された酸化膜を利用するも
のである。すなわち、本発明の酸化膜形成方法により半
導体基板の表面にMOSトランジスタのゲート酸化膜や
MOS容量の容量酸化膜となる膜厚1〜200nmの酸
化膜を形成した後、その酸化膜上に絶縁層もしくは導電
層、又はその両方を形成する工程を経ることにより、M
OSトランジスタなどの半導体装置を製造する。このよ
うにして製造された半導体装置では、そのゲート酸化膜
などの酸化膜は界面準位密度、固定電荷密度の低い界面
特性に優れ、リーク電流も低いものとなるので、高性能
なMOSトランジスタ等の半導体装置を実現することが
できる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を用いて本発明
をさらに具体的に説明する。 <第1の実施の形態>まず、本発明によりシリコンカー
バイド基板上に酸化膜である二酸化シリコン膜を形成す
る第1の実施の形態を図1を用いて説明する。本実施の
形態においては、MOS容量を作成する場合について説
明する。
【0022】(a)シリコンカーバイド基板1として
は、比抵抗10〜15Ωcmのn型導電性(0001)
シリコン面単結晶基板ウエハ上に、6×1015/cm3
のドナー密度で10μmの膜厚を持つエピタキシャル層
を用いた。まず、このシリコンカーバイド基板1上に公
知の選択酸化技術により、分離領域2と活性領域4を形
成した。この状態で、活性領域4の表面には自然酸化膜
3が存在している。
【0023】(b)次に、公知のRCA洗浄法(W. Ker
n, D. A. Plutien:RCAレビュー、31巻、187
頁、1970年参考)によって、シリコンカーバイド基
板1を洗浄した後、希HF溶液(0.5vol.%HF水溶
液)に5分間浸漬し、シリコンカーバイド基板表面の自
然酸化膜3を除去した。
【0024】(c)次に、シリコンカーバイド基板を超
純水で5分間洗浄した後、203℃に加熱した濃度7
2.4vol.%の過塩素酸水溶液に25分間浸漬すること
によって、シリコンカーバイド基板1の表面に二酸化シ
リコン膜5を形成した。その後、電気炉で窒素中900
℃で2時間加熱した。
【0025】(d)次に電極を形成するために、スパッ
タ法によりアルミニウム膜6を1μmの厚さに堆積し
た。 (e)公知のフォトリソグラフィー技術よりアルミニウ
ム膜6上にゲート電極形状のレジストパターンを形成し
た後、そのレジストパターンをマスクとして公知のドラ
イエッチング技術によりアルミニウム膜6をエッチング
しゲート電極7を形成した。
【0026】図2に、上の実施の形態で示したのと同様
に、RCA洗浄法による洗浄、希HF溶液による自然酸
化膜の除去、及び超純水による洗浄を行なったシリコン
カーバイド基板を、203℃に加熱した濃度72.4v
ol.%の過塩素酸水溶液に120分間浸漬した後に観
測したX線光電子スペクトルを実線により示す。横軸は
結合エネルギー(Binding Energy)、縦軸は任意の単位
で示した強度(Intensity(arb.Units))である。X線光
電子スペクトルはVG SCIENTIFIC社製ESCALAB220i-XL装
置を用いて観測した。光電子は表面垂直方向で観測し
た。図2中、ピーク(1)はシリコンカーバイド基板の
Siの2p軌道からの光電子によるものであり、ピーク
(2)は二酸化シリコン膜のSiの2p軌道からの光電
子によるものである。ピーク(2)とピーク(1)の面
積強度比から、二酸化シリコン膜の膜厚が3.0nmと
計算された。破線のスペクトルは、実測されたスペクト
ルからバックグランドを除去した後、Si 2p3/2とS
i 2p1/2成分にピーク分離したものについてSi 2
3/2成分のみを表したものである。
【0027】ピーク(1)とピーク(2)の間にはSi
+に起因する一本のサブオキサイドのピークのみが存在
して、Si2+やSi3+に起因するピークは存在しない。
これは過塩素酸の酸化力が強いため、サブオキサイドが
生成しないことを示している。サブオキサイドはトラッ
プ準位となる可能性があり、デバイスの電気特性を劣化
させる。過塩素酸による酸化では、一般の熱酸化に比較
してサブオキサイドの生成量が少ないことも、電気特性
が良好である一要因であると考えられる。
【0028】図3は、上の実施の形態で示したのと同様
に、RCA洗浄法による洗浄、希HF溶液による自然酸
化膜の除去、及び超純水による洗浄を行なったシリコン
カーバイド基板を、203℃に加熱した濃度72.4v
ol.%の過塩素酸水溶液に1,200分間浸漬して二酸
化シリコン膜を形成した後、その断面を観測した走査型
顕微鏡写真である。図中、上端の黒い部分は空間である
が、下部の色の濃い領域はシリコンカーバイド基板、そ
の上のやや白い領域は二酸化シリコン膜である。図3か
ら、二酸化シリコン膜の膜厚を80nmと見積もること
ができる。また同二酸化シリコン膜の膜厚は、エリプソ
メータを用いても80nmと見積もられた。図3から、
二酸化シリコン膜の膜厚は均一であり、シリコンカーバ
イド基板との界面が平坦であることがわかる。
【0029】以上のように、本実施の形態によれば、過
塩素酸水溶液を用いてシリコンカーバイド基板の表面を
酸化することによって、200℃程度の低温で二酸化シ
リコン膜を形成することが可能であることが確認され
た。また、このように過塩素酸水溶液を用いることによ
って、二酸化シリコン膜/シリコンカーバイド基板界面
に析出するグラファイトの量が極めて少なくなるため、
界面準位密度、固定電荷密度の低い界面特性に優れた二
酸化シリコン膜を形成することができる。
【0030】図4は、形成される二酸化シリコン膜の膜
厚を、203℃に加熱した濃度72.4vol.%の過塩
素酸水溶液に浸漬する時間に対してプロットしたもので
ある。横軸は分で表した浸漬時間(Immersion Time (mi
n))、縦軸は膜厚(Thickness (nm))である。二酸化シ
リコン膜を形成するために、シリコンカーバイド基板を
洗浄し、濃度1.0vol.%のフッ化水素酸(HF)水
溶液によって自然酸化膜を除去した後、203℃に加熱
した濃度72.4vol.%の過塩素酸水溶液に浸漬した。
二酸化シリコン膜の膜厚は、膜厚5nm以下の二酸化シ
リコン膜についてはX線光電子スペクトルから求め、膜
厚5nmより厚い二酸化シリコン膜についてはエリプソ
メトリーにより求めた。図4に示すように、二酸化シリ
コン膜の膜厚は時間とともに直線的に増加しており、過
塩素酸水溶液中への浸漬時間を調整することにより、二
酸化シリコン膜の膜厚の制御を簡単に行なうことができ
ることが分かる。
【0031】図5に、RCA洗浄法による洗浄、希HF
溶液による自然酸化膜の除去、及び超純水による洗浄を
行なったシリコンカーバイド基板を、203℃に加熱し
た濃度72.4vol.%の過塩素酸水溶液に1,200
分浸漬して形成した二酸化シリコン膜上に、アルミニウ
ム電極を作成してMOS構造とした試料の電流−電圧曲
線を示す。横軸はアルミニウム電極に印加したゲート電
圧(Gate Voltage)、縦軸は電流密度(Current Densit
y)である。(a)は二酸化シリコン膜の形成後、加熱
処理を施さずに二酸化シリコン膜上にアルミニウム電極
を作成した試料であり、リーク電流密度が高い。一方、
(b)は二酸化シリコン膜の形成後、窒素中900℃で
2時間加熱処理を施した後に二酸化シリコン膜上にアル
ミニウム電極を作成した試料であり、リーク電流密度
は、ゲート電圧が2Vの時10-10A/cm2と十分低
い。
【0032】この実験結果から、過塩素酸水溶液を用い
て203℃で形成された二酸化シリコン膜は、加熱処理
を経ることにより、MOS容量やMOSトランジスタの
ゲート絶縁膜として有効なものになることがわかる。
【0033】<第2の実施の形態>本発明によりシリコ
ン基板上に酸化膜である二酸化シリコン膜を形成する第
2の実施の形態を説明する。本実施の形態においては、
MOS容量を作成する場合について説明する。工程は第
1の実施の形態を示した図1と同じである。この実施例
では基板1をシリコン基板と読み替えるものとする。シ
リコン基板1としては、(100)面方位をもつp型導
電性で比抵抗約1Ωcmの単結晶シリコンウエハを用い
た。
【0034】第1の実施の形態と同様にして二酸化シリ
コン膜5を形成し、その二酸化シリコン膜5上にアルミ
ニウムゲート電極7を形成した。すなわち、シリコン基
板1上に公知の選択酸化技術により、分離領域2と活性
領域4を形成した後、公知のRCA洗浄法によってシリ
コン基板1を洗浄し、希HF溶液によって自然酸化膜を
除去し、さらに超純水で洗浄した。その後、このシリコ
ン基板1を203℃に加熱した濃度72.4vol.%の過
塩素酸水溶液に浸漬することによって、シリコン基板1
の表面に二酸化シリコン膜5を形成した。その後、電気
炉を用いて窒素中で加熱した。
【0035】MOS容量とするためには、二酸化シリコ
ン膜5上にスパッタ法によりアルミニウム膜6を堆積
し、そのアルミニウム膜6をフォトリソグラフィー技術
ドライエッチング技術によりエッチングしてゲート電極
7を形成した。
【0036】第2の実施の形態において形成した二酸化
シリコン膜について、図2と同様に測定したClの2p
軌道からの光電子によるX線光電子スペクトルを図6に
示す。(a)は過塩素酸水溶液に浸漬して形成したまま
の二酸化シリコン膜についてのもの、(b)はその後窒
素中800℃で加熱した後のものである。加熱処理前の
二酸化シリコン膜(a)には208.5eVと201.5
eVにピークが見られる。208.5eVのピークはC
lO4 -イオン中のClの2p軌道からの光電子によるも
の、201.5eVのピークはCl-イオンの2p軌道か
らの光電子によるものである。エッチバックにより二酸
化シリコン膜の膜厚を減少させながら測定した結果、C
lO4 -イオンとCl-イオンの濃度は二酸化シリコン膜
の全膜厚を通してほぼ一定であった。それに対し、
(b)に示されるように、窒素中800℃での加熱処理
を経ることにより、これらのピークは消失した。
【0037】図7に、上の実施の形態で、過塩素酸水溶
液にシリコン基板を浸漬する時間を90分間として形成
した二酸化シリコン膜について、図2と同様に測定した
X線光電子スペクトルを実線により示す。図中、ピーク
(1)はシリコン基板のSiの2p軌道からの光電子に
よるものであり、2p3/2レベルと2p1/2レベルの2つ
のピークに分かれている。ブロードなピーク(2)は二
酸化シリコン膜のSiの2p軌道からの光電子によるも
のである。破線のスペクトルは、実測されたスペクトル
からバックグランドを除去した後、Si 2p3/2とSi
2p1/2成分にピーク分離したものについてSi 2p
3/2成分のみを表したものである。ピーク(1)とピー
ク(2)の間にサブオキサイドよるピークは存在せず、
以下の図8や図9に示す良好な電気特性の一要因である
と考えられる。
【0038】シリコン基板に過塩素酸により二酸化シリ
コン膜を形成した場合にも、二酸化シリコン膜の膜厚は
均一であり、シリコン基板との界面が平坦であった。ま
た、形成される二酸化シリコン膜の膜厚は過塩素酸水溶
液に浸漬する時間により制御できることもわかった。
【0039】図8に、この実施の形態において、二酸化
シリコン膜を18nm形成し、その上にアルミニウム電
極を形成してMOS構造とした試料の電流−電圧曲線を
示す。(b)は二酸化シリコン膜の形成後、加熱処理を
施さずに二酸化シリコン膜上にアルミニウム電極を作成
した試料であり、リーク電流密度が高い。一方、(a)
は二酸化シリコン膜の形成後、窒素中900℃で2時間
加熱処理を施した後に二酸化シリコン膜上にアルミニウ
ム電極を作成した試料であり、リーク電流密度は、ゲー
ト電圧が−1V〜1Vの範囲で10-9A/cm2と十分
低い。
【0040】この実験結果から、過塩素酸水溶液を用い
て203℃でシリコン基板に形成された二酸化シリコン
膜も、加熱処理を経ることにより、MOS容量やMOS
トランジスタのゲート絶縁膜として有効なものになるこ
とがわかる。
【0041】図9に、図8の電流−電圧曲線の測定に用
いたのと同じMOS構造試料を用いて測定した容量−電
圧曲線を示す。横軸はアルミニウム電極に印加したゲー
ト電圧(Gate Voltage)、縦軸は容量(Capacitance)
である。太線は高周波を用いて測定した容量−電圧曲
線、細線は低周波を用いて測定した容量−電圧曲線であ
る。これら二つの曲線の比較から、ミッドギャップでの
界面準位密度が1.5×1010cm-2eV-1と見積もら
れた。この界面準位密度は、水素処理を施していないM
OS容量としては非常に低いものである。
【0042】上記の実施の形態においては、濃度72.
4vol.%の過塩素酸水溶液を用いた場合を例に挙げて説
明したが、必ずしもこの濃度の過塩素酸溶液に限定され
るものではなく、過塩素酸の濃度が10vol.%以上であ
れば、所期の目的を達成することができる。
【0043】また、上記の実施の形態においては、酸化
膜を形成するために、過塩素酸水溶液を用いているが、
過塩素酸は必ずしも溶液に限定されるものではなく、気
体の過塩素酸とシリコンカーバイドやシリコンなどの半
導体基板を反応させることによっても同様の酸化膜を形
成することができる。
【0044】気体の過塩素酸により酸化膜を形成する方
法では、反応装置として、横長のチャンバーを備えたも
のを使用する。チャンバー内には半導体基板を水平状態
で支持することができ、チャンバーの外側からハロゲン
ランプや抵抗加熱によって半導体基板を加熱でき、チャ
ンバー内を減圧にして一端から所定のガスを供給して他
端から排出できるようにしておく。
【0045】チャンバー内に半導体基板を支持してお
き、チャンバー内にまず無水HFガスを供給して半導体
基板表面の自然酸化膜を除去する。次に、半導体基板の
表面温度が170〜500℃、例えば300℃になるよ
うに加熱しながら、チャンバー内に過塩素酸の蒸気を導
入して半導体基板表面にシリコン酸化膜を形成する。
【0046】シリコン酸化膜を形成するためのガスとし
ては、過塩素酸の濃度が10vol.%以上であればよく、
また酸化力を高めるために過塩素酸の蒸気にオゾンガス
を加えておいてもよい。本発明では、このように、液体
又は気体の過塩素酸により形成した酸化膜を600℃か
ら1,100℃の範囲で加熱することにより、デバイス
に適用した場合のリーク電流密度を下げる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
過塩素酸を用いてシリコンカーバイド基板やシリコン基
板などの半導体基板表面を酸化することにより、界面特
性に優れた高品質の酸化膜を形成することができる。さ
らに加熱処理を施すことによりデバイスに利用した場合
のリーク電流密度を下げることができるので、これらの
酸化膜をゲート酸化膜として用いることにより高性能な
MOSデバイスを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の製造方法を説明するための工程断面
図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態において二酸化シ
リコン膜を形成したシリコンカーバイド基板によるSi
2p領域のX線光電子スペクトルである。
【図3】 本発明の第1の実施の形態において二酸化シ
リコン膜を形成したよるシリコンカーバイド基板の断面
走査顕微鏡写真である。
【図4】 本発明の第1の実施の形態における過塩素酸
水溶液中へのシリコンカーバイド基板の浸漬時間と形成
させる二酸化シリコン膜の膜厚との関係を示す図であ
る。
【図5】本発明の第1の実施の形態によりシリコンカー
バイド基板に二酸化シリコン膜を形成し、さらにその上
にアルミニウム電極を作成したMOS構造についての電
流−電圧曲線であり、曲線(a)は二酸化シリコン膜の
形成後加熱処理を施していない場合、曲線(b)は窒素
中900℃で2時間加熱処理を施した場合である。
【図6】 本発明の第2の実施の形態において二酸化シ
リコン膜を形成したによるシリコン基板によるCl 2
p領域のX線光電子スペクトルである。
【図7】 本発明の第2の実施の形態において二酸化シ
リコン膜を形成したシリコン基板によるSi 2p領域
のX線光電子スペクトルである。
【図8】 本発明の第2の実施の形態によりシリコン基
板に二酸化シリコン膜を形成し、さらにその上にアルミ
ニウム電極を作成したMOS構造についての電流−電圧
曲線であり、曲線(a)は二酸化シリコン膜の形成後加
熱処理を施していない場合、曲線(b)は窒素中900
℃で2時間加熱処理を施した場合である。
【図9】 図8の電流−電圧曲線の測定に用いたのと同
じMOS構造試料を用いて測定した容量−電圧曲線を示
す図である。
【符号の説明】
1 シリコンカーバイド基板(シリコン基板) 2 分離領域 4 活性領域 5 二酸化シリコン膜 7 アルミニウム電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/312 H01L 21/314 H01L 21/316 H01L 21/318 H01L 21/822 H01L 27/04 H01L 29/78

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の工程(A)及び(B)を含む酸化
    膜の形成方法。 (A)加熱した過塩素酸を含む溶液中に半導体基板を浸
    漬してその半導体基板の表面に酸化膜を形成する工程、
    及び (B)酸化膜を形成した前記半導体基板を加熱処理して
    前記酸化膜中の残留塩素を除去する工程。
  2. 【請求項2】 前記工程(A)において、過塩素酸を含
    む溶液の過塩素酸濃度は10vol.%以上である請求項1
    に記載の酸化膜の形成方法。
  3. 【請求項3】 前記工程(A)において、過塩素酸を含
    む溶液の温度を170℃以上で、かつ、その溶液の沸点
    以下とする請求項1又は請求項2に記載の酸化膜の形成
    方法。
  4. 【請求項4】 以下の工程(A)及び(B)を含む酸化
    膜の形成方法。 (A)半導体基板を加熱しながら過塩素酸を含む気体に
    暴露してその半導体基板の表面に酸化膜を形成する工
    程、及び (B)酸化膜を形成した前記半導体基板を加熱処理して
    前記酸化膜中の残留塩素を除去する工程。
  5. 【請求項5】 前記工程(A)において、過塩素酸を含
    む気体が過塩素酸の蒸気である請求項4に記載の酸化膜
    の形成方法。
  6. 【請求項6】 前記工程(B)において、前記加熱処理
    の温度が600℃から1,100℃の範囲である請求項
    5のいずれか1つに記載の酸化膜の形成方法。
  7. 【請求項7】 前記加熱処理の雰囲気が塩素を含まない
    ガスである請求項16のいずれか1つに記載の酸化膜
    の形成方法。
  8. 【請求項8】 前記加熱処理の雰囲気が窒素、アルゴ
    び水素からなる群から選ばれた少なくとも1種類のガ
    スである請求項7に記載の酸化膜の形成方法。
  9. 【請求項9】 前記半導体基板が、単結晶シリコン、多
    結晶シリコン、非晶質シリコン、砒化ガリウム、燐化イ
    ンジウム、シリコンカーバイド、シリコンゲルマニウム
    カーバイド及びシリコンゲルマニウムからなる群から選
    ばれた請求項18のいずれか1つに記載の酸化膜の形
    成方法。
  10. 【請求項10】 請求項19のいずれか1つに記載の
    方法により形成された酸化膜上に導電層を形成する工程
    を含む半導体装置の製造方法。
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