JP3533338B2 - ワイパ装置 - Google Patents

ワイパ装置

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JP3533338B2
JP3533338B2 JP09901599A JP9901599A JP3533338B2 JP 3533338 B2 JP3533338 B2 JP 3533338B2 JP 09901599 A JP09901599 A JP 09901599A JP 9901599 A JP9901599 A JP 9901599A JP 3533338 B2 JP3533338 B2 JP 3533338B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のウインド
シールドガラス等を払拭するワイパ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のウインドシールドガラスを払拭
するワイパ装置は、ピボットシャフトに取り付けられた
ワイパアームが、ピボットシャフトの回転により所定範
囲で往復回動することで、ウインドシールドガラス面の
雨滴等を払拭する。
【0003】ここで、このようなワイパ装置では、ピボ
ットシャフトは、ピボットホルダ部を有するワイパブラ
ケットによって回転可能に支持されている。ワイパブラ
ケットは、取付ボルトによって車体(例えば、ウインド
シールドガラス下方に配置されたカウルパネル)に固定
されている。また、一対のワイパアーム&ブレードを備
えた車両においては、ピボットシャフトは車両幅方向両
側にそれぞれ設けられており、これらを支持するワイパ
ブラケットも車体の車両幅方向両側にそれぞれ固定され
ている。さらに、これら一対のワイパブラケットが、ワ
イパモータ等の支持基台としてのフレームと一体に構成
された所謂フレーム一体式のワイパ装置がある(一例と
して、特開平9−175336号公報)。
【0004】前記公報に示されたワイパ装置では、一対
のピボットホルダを互いに連結する支持パイプ(パイプ
フレーム)に、ブラケットを溶接固定し、そのブラケッ
トにワイパモータを取り付けて固定し、全体としてモー
タ&リンクのアッセンブリを構成している。このような
構造によれば、システムとして取扱いが容易で搭載性が
よく剛性の高い構成とすることができる。また、このよ
うなフレーム一体式のワイパ装置は、通常、一対のピボ
ットホルダ及び前記モータ取付用ブラケットの少なくと
も計3点(箇所)に取付孔を設け、各取付孔に挿通する
ボルト等の締結具によって車体に強固に固定している。
【0005】ところで、前記ワイパ装置の如く一対のピ
ボットホルダ及びブラケットの計3点(箇所)で車体に
固定された構成では、その固定位置が前記3点で必然的
に(一義的に)決まってしまうが、仮にこのフレームア
ッセンブリ(各ピボットホルダ)の車体側への取付位置
にズレが生じた場合には、それを調整しなければならな
い。この場合、通常その調整は、前記3点の取付孔のう
ちの何れか(例えば、2箇所の取付孔)を長穴や大きめ
の所謂バカ穴に形成し、これにより前記取付位置の微調
整をしている。しかしながら、このような調整では、ワ
イパ装置を精度良く車体に固定するための作業が煩雑で
あり、取付け作業性が悪かった。
【0006】そこで、所定位置に精度良く取り付けるこ
とができるのみならず、取付位置の微調整が容易で取付
け作業性が良く、作業工数や部品点数も低減することが
できるワイパ装置を既に本出願人が提案している(特願
平10−241500号)。
【0007】図10に示す如く、前記提案したワイパ装
置170では、左右一対のピボットホルダ172がフレ
ーム174によって互いに連結され、また、フレーム1
74には駆動源としてのモータ176が直接固定され、
全体としてモータ&リンクアッセンブリとして構成され
ている。さらに、このワイパ装置170は、車体に対し
3箇所の支持位置X、Y、Zによって所定の状態で固定
される。すなわち、これらの支持位置X、Y、Zのうち
基準位置Zとされて車体に設けられた支持孔178に支
持ピン180が挿通され、この状態で固定手段(ボルト
等)によって支持ピン180以外の支持位置X、Yが車
体に固定される。このように、ある基準位置を定めて所
定状態でワイパ装置170を車体に支持固定する場合
に、その基準位置Z(支持孔178及び支持ピン18
0)において位置決めが行なわれ、この基準位置Zに位
置決められた状態(基準位置Zに基づいた所定状態)で
車体に対して固定される構成である。
【0008】ここで、仮に、車体に対するワイパ装置1
70の固定位置にズレが生じるとそれを調整しなければ
ならない。この場合、前述の如く基準位置Z(支持孔1
78及び支持ピン180)において位置決めが成された
後に支持ピン180以外の支持位置X、Yを固定手段に
よって車体に固定する際に、支持孔178に挿通された
支持ピン180はその軸方向には移動可能であるので、
この基準支持位置Zを変えること無く固定位置の微調整
を容易に行うことができる。しかも、基準位置Z(支持
孔178及び支持ピン180)においては、別の固定部
品(例えば、ボルト等)などは必要でなく、単なる支持
ピン180を支持孔178に挿通することで支持される
構成であるため、固定作業性が優れ固定のための部品点
数も低減する。またさらに、支持ピン180に設けられ
た鍔部182を支持ピン180の挿通量を決定する基準
面とすれば、支持ピン180の支持孔178への挿通量
の異なるワイパ装置の支持においても、鍔部182の形
成位置を変えるだけでバラツキなく基準位置Zでの支持
が可能である。
【0009】このように、前記提案したワイパ装置17
0は、所定位置に精度良く取り付けることができるのみ
ならず、取付位置の微調整が容易で取付け作業性が良
く、作業工数や部品点数も低減することができる。
【0010】しかしながら、反面、前記提案したワイパ
装置170では、組み付けのための特別なスペースが必
要であった。以下に、この点を詳述する。
【0011】前述の如く、前記提案したワイパ装置17
0の支持ピン180は、モータ&リンクアッセンブリの
車体に対する基準位置であると共に、当然のことながら
車体への支持も行っている。この支持には以下のような
ことが考慮されている。
【0012】すなわち、仮に両ピボットホルダ172の
車体への取付け部2点(支持位置X、Y)だけでモータ
&リンクアッセンブリを車体へ取り付けたとすると、図
11に概略的に示す如く、その取付け部2点(支持位置
X、Y)を結ぶ仮想直線Lを回転軸Aとする回転方向B
の負荷に対しては支持が弱い。そこで、モータ176か
ら突出形成した支持ピン180を車体の支持孔178に
挿入して上記回転方向Bの負荷に対しても支持を行う。
【0013】このとき、支持ピン180の突出方向が、
その形成位置における上記回転軸Aの接線方向Cである
と支持ピン180が支持孔178から抜け出る方向でも
あり、上記回転方向Bには依然支持が甘くなってしま
う。
【0014】したがって、支持ピン180の突出方向
を、支持ピン180の形成位置における上記回転軸Aの
接線方向Cに直交する方向Dに突出させ、回転方向Bの
負荷に対する支持も行っている。上記理由から支持ピン
180は、支持ピン180の形成位置における上記回転
軸Aの接線方向に直交する方向Dに突出して形成する必
要がある。しかながら、このことに起因して、モータ&
リンクアッセンブリを車体へ組み付ける際には、図12
に示す如く、車体構造上、一般に上方が開放しているの
で、モータ&リンクアッセンブリをカウルボックス18
4内に上方から下方へ収容させた後に、車両前後方向
(支持ピン180挿入方向)にスライドさせなければな
らない。
【0015】すなわち、モータ&リンクアッセンブリと
して構成されたワイパ装置170を車体に取り付ける際
には、図12に矢印Eにて示す如く、一旦カウルボック
ス184内に上方から下方へ収容し、そして車両後方方
向(車体パネル186に設けられた支持孔178のある
方向)へスライド移動させる必要があり、しかも車両幅
方向の全域に渡って上記スライド移動させるためのスペ
ースを確保しなければならない。しかもこのスペース
は、モータ&リンクアッセンブリの車体への取付けのた
めだけに必要なものであり、組み付け後は無駄なスペー
スとなってしまう。
【0016】このように、前記提案したワイパ装置17
0では、組み付けのための特別なスペースが必要であ
り、この点において改善の余地があった。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、所定位置に精度良く取り付けることができ、取付
位置の微調整が容易で取付け作業性が良く、作業工数や
部品点数も低減することができるのみならず、組み付け
のための特別なスペースを必要とすることがないワイパ
装置を提供することが目的である。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明のワ
イパ装置は、先端にワイパアームが固定されるピボット
シャフトを回動自在に支持する複数のピボットホルダ
と、前記各ピボットホルダを互いに連結するフレーム
と、前記フレームに直接固定された駆動源と、前記駆動
源の駆動力を前記ピボットシャフトに伝達するリンク機
構と、を備え、車体に対し複数の支持位置によって所定
の状態で固定されるワイパ装置において、前記フレーム
の長手方向に略垂直な方向へ向けて前記駆動源に突出形
成されると共に後端部に鍔部を有し、前記複数の支持位
置の基準位置として設定される支持ピンと、前記複数の
支持位置のうちの1つに対応して前記支持の基準位置と
して前記車体に設けられ、前記支持ピンが挿通される支
持孔が形成された支持部材と、を備え、前記支持部材の
支持孔は、前記フレームの長手方向に沿って長寸の形状
を成しており、前記フレームの長手方向に沿った一端が
開放して開口が形成されている、ことを特徴としてい
る。
【0019】請求項1記載のワイパ装置では、ピボット
シャフトを回転可能に支持するピボットホルダがフレー
ムによって互いに連結され、また、フレームには駆動源
が直接固定され、全体としてアッセンブリ状態とされて
いる。さらに、このワイパ装置は、車体に対し複数の支
持位置によって所定の状態で固定される。すなわち、複
数の支持位置のうち基準位置とされた駆動源の支持ピン
が、車体に設けられた支持部材の支持孔に挿通されて車
体に固定される。
【0020】このように、ある基準位置を定めて所定状
態でワイパ装置を車体に支持固定する場合に、その基準
位置(支持ピン及び支持孔)において位置決めが行なわ
れ、この基準位置に位置決められた状態(基準位置に基
づいた所定状態)で車体に対して固定される。
【0021】ここで、仮に、車体に対するワイパ装置の
固定位置にズレが生じるとそれを調整しなければならな
い。この場合、前述の如く基準位置(支持ピン及び支持
孔)において位置決めが成されて車体に固定する際に、
支持孔に挿通された支持ピンはその軸方向には移動可能
であるので、この基準支持位置を変えること無く固定位
置の微調整を容易に行うことができる。しかも、基準支
持位置(支持ピン及び支持孔)においては、別の固定部
品(例えば、ボルト等)などは必要でなく、単なる支持
ピンを支持孔に挿通することで支持される構成であるた
め、固定作業性が優れ固定のための部品点数も低減す
る。
【0022】またさらに、このワイパ装置では、組み付
けのための特別なスペースが不要である。
【0023】すなわち、ワイパ装置を車体に支持するた
めの支持部材の支持孔は、フレームの長手方向に沿って
長寸の形状を成しており、このフレームの長手方向に沿
った一端が開放して開口が形成されているため、この支
持孔の一端開口側から支持ピンを挿入することができ
る。すなわち、支持孔に支持ピンを挿入する際には、モ
ータ&リンクアッセンブリとして構成されたワイパ装置
をフレーム長手方向に沿ってスライドさせることによっ
て行うことができる。これにより、従来のフレーム長手
方向に直交する方向から挿入する場合のように、その挿
入動作のためにフレーム長手方向全域に渡ってスライド
領域を確保する必要がなく、ワイパ装置(モータ&リン
クアッセンブリ)の車体への搭載を小スペースで容易に
行うことができる。
【0024】このように、請求項1記載のワイパ装置
は、所定位置に精度良く取り付けることができ、取付位
置の微調整が容易で取付け作業性が良く、作業工数や部
品点数も低減することができるのみならず、組み付けの
ための特別なスペースを必要とすることがない。
【0025】請求項2に係る発明のワイパ装置は、請求
項1記載のワイパ装置において、前記支持部材の支持
周縁には前記支持ピンの軸方向に延びる周壁が形成
されていることを特徴としている。
【0026】請求項2記載のワイパ装置では、支持孔が
フレームの長手方向(モータ&リンクアッセンブリーの
取付時スライド方向)に長寸の形状であるため、取付時
におけるスライド挿入を案内することができ、取付け作
業性が向上する。また、支持孔の周壁が支持ピンの軸方
向に延びているので、支持ピンと支持孔との接触面積が
大きくなる。したがって、支持ピンを極力大きな面で受
け止めるこができ、駆動源の駆動反力が支持ピンに作用
する際の面圧が緩和され、支持ピン等の強度を容易に確
保することができる。
【0027】請求項3に係る発明のワイパ装置は、先端
にワイパアームが固定されるピボットシャフトを回動自
在に支持する複数のピボットホルダと、前記各ピボット
ホルダを互いに連結するフレームと、前記フレームに
固定された駆動源と、前記駆動源の駆動力を前記ピボ
ットシャフトに伝達するリンク機構と、を備え、車体に
対し複数の支持位置によって所定の状態で固定されるワ
イパ装置において、前記駆動源に形成され、前記複数の
支持位置の基準位置として設定される被支持部材と、
記複数の支持位置のうちの1つに対応して前記支持の基
準位置として前記車体に設けられ、前記被支持部材に向
けてスライド可能支持部材と、前記被支持部材と前記
支持部材の何れか一方に何れか他方へ向けて突出して設
けられた支持ピンと、前記被支持部材と前記支持部材の
何れか他方に設けられ、前記支持部材が前記被支持部材
へ向けてスライドすることで前記支持ピンが挿入される
支持孔と、を備えたことを特徴としている。
【0028】請求項3記載のワイパ装置では、ピボット
シャフトを回転可能に支持するピボットホルダがフレー
ムによって互いに連結され、また、フレームには駆動源
が直接固定され、全体としてアッセンブリ状態とされて
いる。さらに、このワイパ装置は、車体に対し複数の支
持位置によって所定の状態で固定される。すなわち、複
数の支持位置のうち基準位置とされた被支持部材と車体
に設けられた支持部材の何れか一方に支持ピンが設けら
れ他方に支持孔が設けられ、この支持ピンが支持孔に挿
入されて、ワイパ装置が車体に固定される。
【0029】このように、ある基準位置を定めて所定状
態でワイパ装置を車体に支持固定する場合に、その基準
位置(支持ピン及び支持孔)において位置決めが行なわ
れ、この基準位置に位置決められた状態(基準位置に基
づいた所定状態)で車体に対して固定される。
【0030】ここで、仮に、車体に対するワイパ装置の
固定位置にズレが生じるとそれを調整しなければならな
い。この場合、前述の如く基準位置(支持ピン及び支持
孔)において位置決めが成されて車体に固定する際に、
支持孔に挿通された支持ピンはその軸方向には移動可能
であるので、この基準支持位置を変えること無く固定位
置の微調整を容易に行うことができる。しかも、基準支
持位置(支持ピン及び支持孔)においては、別の固定部
品(例えば、ボルト等)などは必要でなく、単なる支持
ピンを支持孔に挿通することで支持される構成であるた
め、固定作業性が優れ固定のための部品点数も低減す
る。
【0031】またさらに、このワイパ装置では、組み付
けのための特別なスペースが不要である。
【0032】すなわち、ワイパ装置を車体に支持するた
めに駆動源に形成された被支持部材と車体に設けられた
支持部材のうち、支持部材を被支持部材へ向けてスライ
ドさせて支持ピンを支持孔に挿入して支持しているた
め、モータ&リンクアッセンブリとして構成されたワイ
パ装置自体をスライドさせることなく取付けが可能であ
る。すなわち、モータ&リンクアッセンブリとして構成
されたワイパ装置をスライドさせることなく、支持孔に
支持ピンを挿入することができる。これにより、従来の
フレーム長手方向に直交する方向から挿入する場合のよ
うに、その挿入動作のためにフレーム長手方向全域に渡
ってスライド領域を確保する必要がなく、ワイパ装置
(モータ&リンクアッセンブリ)の車体への搭載を小ス
ペースで容易に行うことができる。しかも、ワイパ装置
(モータ&リンクアッセンブリ)の如き重量物のスライ
ドが不要であるため、作業性も良好となる。
【0033】このように、請求項3記載のワイパ装置
は、所定位置に精度良く取り付けることができ、取付位
置の微調整が容易で取付け作業性が良く、作業工数や部
品点数も低減することができるのみならず、組み付けの
ための特別なスペースを必要とすることがない。
【0034】請求項4に係る発明のワイパ装置は、先端
にワイパアームが固定されるピボットシャフトを回動自
在に支持する複数のピボットホルダと、前記各ピボット
ホルダを互いに連結するフレームと、前記フレームに直
接固定された駆動源と、前記駆動源の駆動力を前記ピボ
ットシャフトに伝達するリンク機構と、を備え、車体に
対し複数の支持位置によって所定の状態で固定されるワ
イパ装置において、前記駆動源に形成され、前記複数の
支持位置の基準位置として設定される被支持部材と、前
記複数の支持位置のうちの1つに対応して前記支持の基
準位置として前記車体に設けられた支持部材と、前記被
支持部材に前記支持部材へ向けて突出して設けられた支
持ピンと、前記支持部材に設けられ、前記支持ピンが挿
入される支持孔と、を備え、前記支持ピンは、前記支持
部材に対し前記被支持部材と反対側から前記支持孔にス
ライド可能に挿通される挿通部と、前記挿通部が螺合す
ることで連結固定される連結固定部とに分離形成され
いる、ことを特徴としている。
【0035】請求項4記載のワイパ装置では、被支持部
材に支持ピンが設けられ支持部材に支持孔が設けられ、
しかもこの支持ピンは、挿通部と連結固定部とに分離形
成されている。この支持ピンの挿通部が支持孔に挿入さ
れると共に連結固定部に連結固定されて、ワイパ装置が
車体に固定される。
【0036】ここで、このワイパ装置においても、組み
付けのための特別なスペースが不要である。
【0037】すなわち、ワイパ装置を車体に支持するた
めに駆動源に形成された被支持部材の支持ピンは、挿通
部と連結固定部とに分離形成されており、この支持ピン
の挿通部が支持孔に挿入されると共に連結固定部に連結
固定して支持しているため、モータ&リンクアッセンブ
リとして構成されたワイパ装置自体をスライドさせるこ
となく取付けが可能である。すなわち、モータ&リンク
アッセンブリとして構成されたワイパ装置をスライドさ
せることなく、支持孔に支持ピン(挿通部)を挿入する
ことができる。これにより、従来のフレーム長手方向に
直交する方向から挿入する場合のように、その挿入動作
のためにフレーム長手方向全域に渡ってスライド領域を
確保する必要がなく、ワイパ装置(モータ&リンクアッ
センブリ)の車体への搭載を小スペースで容易に行うこ
とができる。しかも、ワイパ装置(モータ&リンクアッ
センブリ)の如き重量物のスライドが不要であるため、
作業性も良好となる。
【0038】このように、請求項4記載のワイパ装置
は、所定位置に精度良く取り付けることができ、取付位
置の微調整が容易で取付け作業性が良く、作業工数や部
品点数も低減することができるのみならず、組み付けの
ための特別なスペースを必要とすることがない。
【0039】請求項5に係る発明のワイパ装置は、先端
にワイパアームが固定されるピボットシャフトを回動自
在に支持する複数のピボットホルダと、前記各ピボット
ホルダを互いに連結するフレームと、前記フレームに直
接固定された駆動源と、前記駆動源の駆動力を前記ピボ
ットシャフトに伝達するリンク機構と、を備え、車体に
対し複数の支持位置によって所定の状態で固定されるワ
イパ装置において、前記駆動源に形成され、前記複数の
支持位置の基準位置として設定される被支持部材と、前
記複数の支持位置のうちの1つに対応して前記支持の基
準位置として前記車体に設けられた支持部材と、前記支
持部材に前記被支持部材へ向けて突出して設けられた支
持ピンと、前記被支持部材に設けられ、前記支持ピンが
挿入される支持孔と、を備え、前記支持ピンは、前記被
支持部材と反対側から前記支持部材に螺合することで前
記支持部材に係止されると共に前記支持孔に挿入され
る、ことを特徴としている。
【0040】請求項5記載のワイパ装置では、被支持部
材に支持孔が設けられ支持部材に支持ピンが設けられて
いる。この支持ピンが支持孔に挿入されて、ワイパ装置
が車体に固定される。
【0041】ここで、このワイパ装置においても、組み
付けのための特別なスペースが不要である。
【0042】すなわち、ワイパ装置を車体に支持するた
めに車体に設けられた支持部材の支持ピンを、駆動源に
形成された被支持部材の支持孔に向けてスライドさせて
挿通して支持しているため、モータ&リンクアッセンブ
リとして構成されたワイパ装置自体をスライドさせるこ
となく取付けが可能である。すなわち、モータ&リンク
アッセンブリとして構成されたワイパ装置をスライドさ
せることなく、支持孔に支持ピンを挿入することができ
る。これにより、従来のフレーム長手方向に直交する方
向から挿入する場合のように、その挿入動作のためにフ
レーム長手方向全域に渡ってスライド領域を確保する必
要がなく、ワイパ装置(モータ&リンクアッセンブリ)
の車体への搭載を小スペースで容易に行うことができ
る。しかも、ワイパ装置(モータ&リンクアッセンブ
リ)の如き重量物のスライドが不要であるため、作業性
も良好となる。
【0043】このように、請求項5記載のワイパ装置
は、所定位置に精度良く取り付けることができ、取付位
置の微調整が容易で取付け作業性が良く、作業工数や部
品点数も低減することができるのみならず、組み付けの
ための特別なスペースを必要とすることがない。
【0044】
【発明の実施の形態】図1には本発明の第1の実施の形
態に係るワイパ装置10の全体構成が斜視図にて示され
ている。
【0045】ワイパ装置10は、一対のピボットホルダ
12及びピボットホルダ14を備えている。ピボットホ
ルダ12とピボットホルダ14は基本的構成は同じ構成
である。なお、ピボットホルダ12が運転席側に対応
し、ピボットホルダ14が助手席側に対応する構成とな
っている。運転席側のピボットホルダ12には筒部16
が設けられ、助手席側のピボットホルダ14には筒部1
8が設けられている。これらの筒部16、18は円筒形
に形成されており、ピボットシャフト20、ピボットシ
ャフト22がそれぞれ挿通されこれを回転可能に支持し
ている。ピボットシャフト20、22の下端にはピボッ
トレバー24、26がそれぞれ固定されており、ピボッ
トレバー24、26の揺動によってピボットシャフト2
0、22が回動されるようになっている。
【0046】また、ピボットホルダ12、14の部材角
部には、取付孔28、30がそれぞれ形成されており、
これらの取付孔28、30に挿通された固定ボルト(図
示省略)によって、ワイパ装置10が車体に固定される
構成である。またここで、運転席側のピボットホルダ1
2に設けられた取付孔28は長穴とされており、非締結
状態において固定ボルトに対し一方向にスライド可能と
なっている。一方、助手席側のピボットホルダ14に設
けられた取付孔30は、固定ボルトよりも大径に形成さ
れており(所謂バカ穴となっており)、非締結状態にお
いて固定ボルトに対し全方向にスライド可能となってい
る。
【0047】また、ピボットホルダ12、14には、取
付孔28、30と反対側の側壁部分に、連結シャフト3
2、34が設けられている。さらに、これらの連結シャ
フト32と連結シャフト34とが、フレーム42によっ
て互いに連結されている。
【0048】フレーム42の長手方向中間部には、取付
部48が形成されている。この取付部48は、中空でな
い断面コ字形に形成されており、その上面は取付平座面
50となっている。このフレーム42の取付部48に
は、取付平座面50に駆動源としてのワイパモータ58
が取り付けられている。ワイパモータ58は、モータ部
58A及びギヤ部58Bが一体に設けられた構成となっ
ており、ギヤ部58Bのハウジング60には一対の取付
足62が突出形成されている。この取付足62が、フレ
ーム42の取付部48の取付平座面50上に載置され、
この状態でボルト64によって締結固定された構成とな
っている。
【0049】以上の如くワイパ装置10は、一対のピボ
ットホルダ12、14が、ワイパモータ58の支持基台
としてのフレーム42と一体に構成された所謂フレーム
一体式の構成となっている。
【0050】またこのワイパ装置10では、ワイパモー
タ58のハウジング60に支持ピン68が突出形成され
ている。この支持ピン68は、ハウジング60の前面側
(フレーム42の長手方向にほぼ垂直な方向)へ向けて
突出形成されており、ワイパ装置10を車体に取付け固
定する際の複数の支持位置のうちの1つに対応すると共
に位置決めのための基準位置とされており、後に詳述す
る車体側の支持孔86に挿通される。また、支持ピン6
8の後端部には、鍔部84が形成されており、同様に後
に詳述する車体側の支持孔86に当接する。
【0051】ワイパモータ58の出力軸は、ハウジング
60の裏面側へ向けて突出しており、その先端にはクラ
ンクアームを介してリンクロッド76及びリンクロッド
78が連結されている。一方のリンクロッド76は、ピ
ボットホルダ12に支持されたピボットシャフト20の
ピボットレバー24に連結されており、また、他方のリ
ンクロッド78は、ピボットホルダ14に支持されたピ
ボットシャフト22のピボットレバー26に連結されて
いる。これにより、ワイパモータ58が作動することに
より、リンクロッド76、78及びピボットレバー2
4、26を介して駆動力が伝達されて、ピボットシャフ
ト20、22がそれぞれ回動する構成である。
【0052】図2及び図3にも示す如く、車体側のパネ
ル85には支持部材としてのブラケット80がパネル8
5に対して突出させて固定されており、さらにこのブラ
ケット80には、前述したワイパモータ58のハウジン
グ60に形成された支持ピン68に対応する支持孔86
が形成されている。この支持孔86は、ワイパ装置10
のフレーム42の長手方向に長寸の形状を成しており、
しかも、フレーム42の長手方向に沿った一端が開放し
て開口80Aが形成されている。また、支持孔86の周
縁には、支持ピン68の軸方向に延びる周壁82が形成
されている。この支持孔86は、ワイパ装置10を車体
に取付け固定する際の複数の支持位置のうちの1つに対
応すると共に、位置決めのための基準位置とされてい
る。
【0053】また、ブラケット80の開口80Aには、
支持ピン68またはグロメット87を支持孔86へ挿入
する際、容易に挿入案内可能なように開放方向に幅広に
テーパ面86Aが形成されている。
【0054】また、支持孔86には、弾性材から成るグ
ロメット87が取り付けられている。このグロメット8
7は、外周が支持孔86に嵌まり込んで取り付けられる
円筒部88と、円筒部88の一端に形成された受部89
とから構成されており、挿通孔87Aに支持ピン68が
挿通されると共に、支持ピン68が挿通孔87Aに挿通
された際に受部89に鍔部84が当接する。すなわち、
グロメット87の受部89に鍔部84が当接する状態ま
で支持ピン68を挿通し、かつこの状態で支持孔86の
一端開口側(開口80A)から支持ピン68(グロメッ
ト87を含む)をスライドさせて挿入することができ
る。すなわち、支持孔86に支持ピン68を挿入する際
には、モータ&リンクアッセンブリとして構成されたワ
イパ装置10をフレーム42の長手方向に沿ってのみス
ライドさせることで行うことができる構成である。こう
して支持ピン68がグロメット87を介して支持孔86
に支持された状態では、図10及び図11における仮想
直線Lを軸とする矢印C方向へのガタツキがない程度で
かつ上記スライドが可能な程度のクリアランスが、支持
孔86とグロメット87との間及びグロメット87の挿
通孔87Aと支持ピン68との間にそれぞれ設定されて
いる。これにより、モータ&リンクアッセンブリとして
構成されたワイパ装置10の位置決めかつ支持が成さ
れ、かつこの状態でピボットホルダ12、14の取付孔
28、30に挿通された固定ボルトを締結することで、
ワイパ装置10が車体に固定される構成である。
【0055】以上の構成のワイパ装置10のピボットシ
ャフト20、22の先端には、それぞれワイパアーム&
ブレード(図示省略)が取り付けられ、各ピボットシャ
フト20、22の回転によってワイパアーム&ブレード
が所定範囲で往復回動するようになっている。
【0056】次に本第1の実施の形態の作用を説明す
る。
【0057】上記構成のワイパ装置10では、ピボット
シャフト20、22を回転可能に支持するピボットホル
ダ12、14がフレーム42によって互いに連結され、
また、フレーム42の取付部48(取付平座面50)に
はワイパモータ58が直接固定され、全体としてアッセ
ンブリ状態とされている。この状態で、ワイパモータ5
8のハウジング60に設けられた支持ピン68が車体側
のパネル85に設けられた支持孔86(グロメット8
7)に嵌入して位置決めかつ支持されると共に、ピボッ
トホルダ12、14の取付孔28、30に挿通された固
定ボルトによってウインドシールドガラス下方の車体構
造部材に固定される。
【0058】さらに、ワイパモータ58の作動によって
ピボットシャフト20、22が回転して、ワイパアーム
&ブレードが所定範囲で往復回動してウインドシールド
ガラスの雨滴等を払拭する。
【0059】ここで、このワイパ装置10では、複数の
支持位置のうち基準位置とされた支持孔86が車体側の
パネル85に設けられており、この支持孔86に取り付
けられたグロメット87の受部89に鍔部84が当接す
る状態まで支持ピン68が挿通されて位置決めかつ支持
が成され、かつこの状態でピボットホルダ12、14の
取付孔28、30に挿通された固定ボルトを締結するこ
とで、ワイパ装置10が車体に固定される。
【0060】このように、ある基準位置を定めて所定状
態でワイパ装置10を車体に支持固定する場合に、その
基準位置(支持孔86及び支持ピン68)において位置
決めが行なわれ、この基準位置に位置決められた状態
(基準位置に基づいた所定状態)で車体に対して固定さ
れる。
【0061】ここで、仮に、車体に対するワイパ装置1
0の固定位置にズレが生じるとそれを調整しなければな
らない。この場合、前述の如く基準位置(支持孔86及
び支持ピン68)において位置決めが成された後に支持
ピン68以外の部位(ピボットホルダ12、14の取付
孔28、30)を車体に固定する際に、支持孔86(グ
ロメット87)に挿通された支持ピン68はその軸方向
には移動可能であるので、この基準支持位置を変えるこ
と無く固定位置の微調整を容易に行うことができる。し
かも、基準支持位置(支持孔86及び支持ピン68)に
おいては、別の固定部品(例えば、ボルト等)などは必
要でなく、単なる支持ピン68を支持孔86(グロメッ
ト87)に挿通することで支持される構成であるため、
固定作業性が優れ固定のための部品点数も低減する。
【0062】さらにこの場合、ピボットホルダ12、1
4の取付孔28、30のうち、運転席側のピボットホル
ダ12に設けられた取付孔28は長穴とされており、非
締結状態において固定ボルトに対し一方向にスライド可
能であり、一方、助手席側のピボットホルダ14に設け
られた取付孔30は固定ボルトよりも大径に形成されて
おり(所謂バカ穴となっており)、非締結状態において
固定ボルトに対し全方向にスライド可能となっている。
これにより、運転席側のワイパアーム&ブレードの払拭
範囲の設定(セット位置を決定しオーバーランや干渉を
防止すること)を優先させて、運転者の運転動作を妨げ
ないようにすることができる。すなわち、運転席側の取
付孔28は長穴とされて固定ボルトに対し一方向にのみ
スライド可能であるため、その固定位置の調整範囲が狭
く、基準設定位置に極めて近い状態で固定される。その
反面、助手席側の取付孔30は固定ボルトよりも大径に
形成されて全方向にスライド可能であるため、その固定
位置の調整範囲が広く、運転席側の取付孔28において
調整しきれなかった分を許容して調整することができ
る。
【0063】また、このワイパ装置10では、グロメッ
ト87の挿通孔87Aに支持ピン68が挿通されかつグ
ロメット87の受部89に鍔部84が当接して支持固定
されているため、ワイパモータ58の作動時に発生する
振動がグロメット87によって吸収され、ワイパモータ
58からの振動が支持ピン68から支持孔86(パネル
85)を介して車体へと伝達されることが防止される。
また、鍔部84がパネル85(支持孔86の周囲壁)に
直接当接して異音が生じることをも防止される。
【0064】また、鍔部84を支持ピン68の挿通量を
決定する基準面とすれば、支持ピン68の支持孔86
(グロメット87)への挿通量の異なるワイパ装置10
の支持においても、鍔部84の形成位置を変えるだけで
バラツキなく基準位置での支持が可能である。
【0065】またさらに、このワイパ装置10では、組
み付けのための特別なスペースが不要である。
【0066】すなわち、ワイパ装置10を車体に支持す
るためのブラケット80の支持孔86は、フレーム42
の長手方向に沿った一端が開放して開口80Aとされて
いるため、この支持孔86の一端開口側(開口80A)
から支持ピン68(グロメット87を含む)をスライド
させて挿入することができる。すなわち、支持孔86に
支持ピン68を挿入する際には、モータ&リンクアッセ
ンブリとして構成されたワイパ装置10をフレーム42
長手方向に沿ってスライドさせることによって行うこと
ができる。これにより、従来のフレーム42長手方向に
直交する方向から挿入する場合のように、その挿入動作
のためにフレーム42長手方向全域に渡ってスライド領
域を確保する必要がなく、ワイパ装置10(モータ&リ
ンクアッセンブリ)の車体への搭載を小スペースで容易
に行うことができる。
【0067】さらにこの場合、支持孔86がフレーム4
2の長手方向(モータ&リンクアッセンブリーの取付時
スライド方向)に長寸の形状であるため、取付時におけ
るスライド挿入を案内することができ、取付け作業性が
向上する。また、支持孔86には支持ピン68の軸方向
に周壁82が延びているので、支持ピン68(グロメッ
ト87)と支持孔86との接触面積が大きくなる。した
がって、支持ピン68を極力大きな面で受け止めるこが
でき、ワイパモータ58の駆動反力が支持ピン68に作
用する際の面圧が緩和され、支持ピン68等の強度を容
易に確保することができる。また、ブラケット80の開
口80Aには開放方向に幅広にテーパ面86Aが形成さ
れているため、支持ピン68またはグロメット87を支
持孔86へ挿入する際に容易に挿入案内可能である。
【0068】このように、本第1の実施の形態に係るワ
イパ装置10は、所定位置に精度良く取り付けることが
でき、取付位置の微調整が容易で取付け作業性が良く、
作業工数や部品点数も低減することができるのみなら
ず、組み付けのための特別なスペースを必要とすること
がない。
【0069】なお、ブラケット80に形成された支持孔
86の開口方向(開口80Aの開放方向)は、ワイパ装
置10(モータ&リンクアッセンブリ)の車体への搭載
方向やフレーム42長手方向に限定されるものではな
い。例えば、図4に示すブラケット81の如く、支持孔
86の開口方向(開口81Aの開放方向)が上下方向
(ワイパ装置の搭載方向)に向けて形成される構成とし
てもよい。この場合には、カウルボックスへの搭載方向
(矢印A)に沿って開口81Aが設けられるため、ワイ
パ装置の搭載と同時にこの開口81Aから挿入し、その
後にフレーム長手方向(矢印B)へスライドさせるよう
にして支持することができる。
【0070】次に、本発明の他の実施の形態を説明す
る。なお、前記第1の実施の形態と基本的に同一の部品
には前記第1の実施の形態と同一の符号を付与してその
説明を省略する。
【0071】図5には本発明の第2の実施の形態に係る
ワイパ装置90の主要部の構成が断面図にて示されてお
り、また図6にはワイパ装置90の主要部の構成が斜視
図にて示されている。
【0072】ワイパ装置90では、前述したワイパ装置
10と同様に、被支持部材としてのワイパモータ58の
ハウジング60に支持ピン68が突出形成されている。
この支持ピン68は、ハウジング60の前面側へ向けて
突出形成されており、ワイパ装置90を車体に取付け固
定する際の複数の支持位置のうちの1つに対応すると共
に位置決めのための基準位置とされており、後述する車
体側の支持孔100に挿通される。
【0073】一方、車体側のパネル85には、挿通孔9
2が形成されており、さらにこの挿通孔92には支持部
材としてのクリップ94が係止されている。クリップ9
4は樹脂製で、その側壁部分には一対の係止爪96が形
成されている。このクリップ94は、パネル85に対し
てワイパ装置90と反対側(図5紙面左側)から挿通孔
92にスライド挿入され、係止爪96が挿通孔92の周
縁部分に嵌み合うことで挿通孔92に取付け固定される
構成である。また、このクリップ94には、弾性材から
成るグロメット98が取り付けられている。このグロメ
ット98は、外周がクリップ94の内孔に嵌まり込んで
一体に取り付けられており、軸芯には支持孔100が形
成されている。この支持孔100に支持ピン68が挿通
される構成となっている。すなわち、パネル85に対し
て支持ピン68と反対側から支持ピン68へ向けてクリ
ップ94をスライドさせることにより支持ピン68をク
リップ94(グロメット98)の支持孔100に挿入す
ることができる。すなわち、クリップ94(グロメット
98)の支持孔100に支持ピン68を挿入する際に
は、モータ&リンクアッセンブリとして構成されたワイ
パ装置90をパネル85の前方(図5紙面右側)に保持
した状態のままで(何ら移動させることなく)、クリッ
プ94をパネル85の後方(図5紙面左側)から支持ピ
ン68へ向けてスライドさせてクリップ94(グロメッ
ト98)の支持孔100に支持ピン68を挿入し、かつ
これと同時にクリップ94を挿通孔92に取付けて支持
することができる構成である。これにより、モータ&リ
ンクアッセンブリとして構成されたワイパ装置90の位
置決めかつ支持が成され、かつこの状態でピボットホル
ダ12、14の取付孔28、30に挿通された固定ボル
トを締結することで、ワイパ装置90が車体に固定され
る構成である。
【0074】上記構成のワイパ装置90においても、基
準位置(支持孔100及び支持ピン68)において位置
決めが成された後に支持ピン68以外の部位(ピボット
ホルダ12、14の取付孔28、30)を車体に固定す
る際に、支持孔100(クリップ94に一体化されたグ
ロメット98の支持孔100)に挿通された支持ピン6
8はその軸方向には移動可能であるので、この基準支持
位置を変えること無く固定位置の微調整を容易に行うこ
とができる。しかも、基準支持位置(支持ピン68及び
支持孔100)においては、別の固定部品(例えば、ボ
ルト及びナット等)などは必要でなく、単なる支持ピン
68を支持孔100(クリップ94に一体化されたグロ
メット98)に挿通することで支持される構成であるた
め、固定作業性が優れ固定のための部品点数も低減す
る。
【0075】また、このワイパ装置90でも、グロメッ
ト98の支持孔100に支持ピン68が挿通されて支持
固定されているため、ワイパモータ58の作動時に発生
する振動がグロメット98によって吸収され、ワイパモ
ータ58からの振動が支持ピン68からクリップ94及
びパネル85を介して車体へと伝達されることが防止さ
れる。
【0076】またさらに、このワイパ装置90では、組
み付けのための特別なスペースが不要である。
【0077】すなわち、モータ&リンクアッセンブリと
して構成されたワイパ装置90を車体に支持する際に
は、このワイパ装置90をパネル85の前方(図5紙面
右側)に保持した状態のままで(何ら移動させることな
く)、クリップ94をパネル85の後方(図5紙面左
側)から支持ピン68へ向けてスライドさせてクリップ
94(グロメット98)の支持孔100に支持ピン68
を挿入し、かつこれと同時にクリップ94を挿通孔92
に取付けて支持することができる。このように、モータ
&リンクアッセンブリとして構成されたワイパ装置90
自体をスライドさせることなく、クリップ94の支持孔
100に支持ピン68を挿入することができる。これに
より、従来のフレーム42長手方向に直交する方向から
挿入する場合のように、その挿入動作のためにフレーム
42長手方向全域に渡ってスライド領域を確保する必要
がなく、ワイパ装置90(モータ&リンクアッセンブ
リ)の車体への搭載を小スペースで容易に行うことがで
きる。しかも、ワイパ装置90(モータ&リンクアッセ
ンブリ)の如き重量物のスライドが不要であるため、作
業性も良好となる。
【0078】このように、第2の実施の形態に係るワイ
パ装置90は、所定位置に精度良く取り付けることがで
き、取付位置の微調整が容易で取付け作業性が良く、作
業工数や部品点数も低減することができるのみならず、
組み付けのための特別なスペースを必要とすることがな
い。
【0079】図7には本発明の第3の実施の形態に係る
ワイパ装置110の主要部の構成が断面図にて示されて
いる。
【0080】ワイパ装置110では、被支持部材として
のワイパモータ58のハウジング60に支持ピン112
が設けられている。この支持ピン112は、挿通部11
4と連結固定部116とによって構成されている。挿通
部114は後述する車体側の支持孔128に挿通される
と共に、その基端部分には雄螺子118が形成されてい
る。一方、連結固定部116はワイパモータ58のハウ
ジング60に設けられており、前記挿通部114の雄螺
子118に対応する雌螺子120が形成されている。こ
の雌螺子120に雄螺子118が螺合することで、挿通
部114が連結固定部116に一体に連結固定される構
成である。この支持ピン112も、ワイパ装置110を
車体に取付け固定する際の複数の支持位置のうちの1つ
に対応すると共に位置決めのための基準位置とされてい
る。
【0081】一方、車体側のパネル85には、挿通孔1
22が形成されており、さらにこの挿通孔122にはブ
ラケット124が固着されると共に、ブラケット124
には弾性材から成るグロメット126が取り付けられて
いる。このグロメット126は、外周がブラケット12
4の内孔に嵌まり込んで一体に取り付けられており、軸
芯には支持孔128が形成されている。この支持孔12
8に前述した支持ピン112の挿通部114が挿通され
る構成となっている。すなわち、パネル85に対してハ
ウジング60(支持ピン112の連結固定部116)と
反対側から連結固定部116へ向けて支持ピン112の
挿通部114をスライドさせることによりこの支持ピン
112の挿通部114をグロメット126の支持孔12
8に挿入することができる。すなわち、グロメット12
6の支持孔128によって支持ピン112を支持する際
には、モータ&リンクアッセンブリとして構成されたワ
イパ装置110をパネル85の前方(図7紙面右側)に
保持した状態のままで(何ら移動させることなく)、支
持ピン112の挿通部114をパネル85の後方(図7
紙面左側)から支持ピン112の連結固定部116へ向
けてスライドさせてグロメット126の支持孔128に
この挿通部114を挿入し、さらにこの挿通部114の
雄螺子118を連結固定部116の雌螺子120に螺合
させることで挿通部114を連結固定部116に連結固
定し、支持ピン112を支持孔128によって支持する
ことができる構成である。これにより、モータ&リンク
アッセンブリとして構成されたワイパ装置110の位置
決めかつ支持が成され、かつこの状態でピボットホルダ
12、14の取付孔28、30に挿通された固定ボルト
を締結することで、ワイパ装置110が車体に固定され
る構成である。
【0082】なお、グロメット126の下部には腕部1
27が突出形成されており、ワイパ装置110をパネル
85の前方に保持する際に、ハウジング60(支持ピン
112の連結固定部116)をこの腕部127に仮に
(一時的に)載置して保持し、作業性を更に向上できる
ようになっている。
【0083】上記構成のワイパ装置110においても、
基準位置(支持ピン112及び支持孔128)において
位置決めが成された後に支持ピン112以外の部位(ピ
ボットホルダ12、14の取付孔28、30)を車体に
固定する際に、支持孔128に挿通された支持ピン11
2の挿通部114はその軸方向には移動可能であるの
で、この基準支持位置を変えること無く固定位置の微調
整を容易に行うことができる。しかも、基準支持位置
(支持ピン112及び支持孔128)においては、単な
る支持ピン112の挿通部114を支持孔128に挿通
することで支持される構成であるため、固定作業性に優
れている。
【0084】また、このワイパ装置110でも、グロメ
ット126の支持孔128に支持ピン112の挿通部1
14が挿通されて支持固定されているため、ワイパモー
タ58の作動時に発生する振動がグロメット126によ
って吸収され、ワイパモータ58からの振動が支持ピン
112からパネル85を介して車体へと伝達されること
が防止される。
【0085】またさらに、このワイパ装置110では、
組み付けのための特別なスペースが不要である。
【0086】すなわち、モータ&リンクアッセンブリと
して構成されたワイパ装置110を車体に支持する際に
は、このワイパ装置110をパネル85の前方(図7紙
面右側)に保持した状態のままで(何ら移動させること
なく)、支持ピン112の挿通部114をパネル85の
後方(図7紙面左側)から支持ピン112の連結固定部
116へ向けてスライドさせてグロメット126の支持
孔128にこの挿通部114を挿入し、さらにこの挿通
部114の雄螺子118を連結固定部116の雌螺子1
20に螺合させることで挿通部114を連結固定部11
6に連結固定し、支持ピン112を支持孔128によっ
て支持することができる。このように、ワイパ装置11
0を車体に支持するためにワイパモータ58のハウジン
グ60に設けられた支持ピン112は、挿通部114と
連結固定部116とに分離形成されており、この支持ピ
ン112の挿通部114が支持孔128に挿入されると
共に連結固定部116に連結固定して支持しているた
め、モータ&リンクアッセンブリとして構成されたワイ
パ装置110自体をスライドさせることなく取付けが可
能である。これにより、従来のフレーム42長手方向に
直交する方向から挿入する場合のように、その挿入動作
のためにフレーム42長手方向全域に渡ってスライド領
域を確保する必要がなく、ワイパ装置110(モータ&
リンクアッセンブリ)の車体への搭載を小スペースで容
易に行うことができる。しかも、ワイパ装置110(モ
ータ&リンクアッセンブリ)の如き重量物のスライドが
不要であるため、作業性も良好となる。
【0087】このように、第3の実施の形態に係るワイ
パ装置110は、所定位置に精度良く取り付けることが
でき、取付位置の微調整が容易で取付け作業性が良く、
作業工数も低減することができるのみならず、組み付け
のための特別なスペースを必要とすることがない。
【0088】図8には本発明の第4の実施の形態に係る
ワイパ装置130の主要部の構成が断面図にて示されて
おり、また図9にはワイパ装置130の主要部の構成が
斜視図にて示されている。
【0089】ワイパ装置130では、被支持部材として
のワイパモータ58のハウジング60には、弾性材から
成るグロメット132が取り付けられている。このグロ
メット132の軸芯には、支持孔134が形成されてい
る。
【0090】一方、車体側のパネル85には、挿通孔1
36が形成されており、さらにこの挿通孔136の周縁
にはウェルドナット138が固着されると共に、支持部
材としての支持ピン140が取り付けられている。この
支持ピン140には雄螺子142が形成されており、支
持ピン140がパネル85に対してワイパ装置130と
反対側(図8紙面左側)からウェルドナット138にス
ライド挿入され、雄螺子142がウェルドナット138
に螺合することで支持ピン140がパネル85に係止さ
れると共に、グロメット132の支持孔134に挿入さ
れた構成である。すなわち、グロメット132の支持孔
134に支持ピン140を挿入する際には、モータ&リ
ンクアッセンブリとして構成されたワイパ装置130を
パネル85の前方(図8紙面右側)に保持した状態のま
まで(何ら移動させることなく)、支持ピン140をパ
ネル85の後方(図8紙面左側)からグロメット132
へ向けてスライドさせ、雄螺子142をウェルドナット
138に螺合させて係止し、かつこれと同時に支持ピン
140をグロメット132の支持孔134に挿入して支
持することができる構成である。これにより、モータ&
リンクアッセンブリとして構成されたワイパ装置130
の位置決めかつ支持が成され、かつこの状態でピボット
ホルダ12、14の取付孔28、30に挿通された固定
ボルトを締結することで、ワイパ装置130が車体に固
定される構成である。
【0091】上記構成のワイパ装置130においても、
基準位置(支持ピン140及び支持孔134)において
位置決めが成された後に支持ピン140以外の部位(ピ
ボットホルダ12、14の取付孔28、30)を車体に
固定する際に、支持ピン140が挿通された支持孔13
4は支持ピン140の軸方向には移動可能であるので、
この基準支持位置を変えること無く固定位置の微調整を
容易に行うことができる。しかも、基準支持位置(支持
ピン140及び支持孔134)においては、単なる支持
ピン140を支持孔134に挿通することで支持される
構成であるため、固定作業性に優れている。
【0092】また、このワイパ装置130でも、グロメ
ット132の支持孔134に支持ピン140が挿通され
て支持固定されているため、ワイパモータ58の作動時
に発生する振動がグロメット132によって吸収され、
ワイパモータ58からの振動が支持ピン140からパネ
ル85を介して車体へと伝達されることが防止される。
【0093】またさらに、このワイパ装置130では、
組み付けのための特別なスペースが不要である。
【0094】すなわち、モータ&リンクアッセンブリと
して構成されたワイパ装置130を車体に支持する際に
は、このワイパ装置130をパネル85の前方(図8紙
面右側)に保持した状態のままで(何ら移動させること
なく)、支持ピン140をパネル85の後方(図8紙面
左側)からグロメット132へ向けてスライドさせ、雄
螺子142をウェルドナット138に螺合させて係止
し、かつこれと同時に支持ピン140をグロメット13
2の支持孔134に挿入して支持することができる。こ
のように、モータ&リンクアッセンブリとして構成され
たワイパ装置130自体をスライドさせることなく取付
けが可能である。これにより、従来のフレーム42長手
方向に直交する方向から挿入する場合のように、その挿
入動作のためにフレーム42長手方向全域に渡ってスラ
イド領域を確保する必要がなく、ワイパ装置130(モ
ータ&リンクアッセンブリ)の車体への搭載を小スペー
スで容易に行うことができる。しかも、ワイパ装置13
0(モータ&リンクアッセンブリ)の如き重量物のスラ
イドが不要であるため、作業性も良好となる。
【0095】このように、第4の実施の形態に係るワイ
パ装置130は、所定位置に精度良く取り付けることが
でき、取付位置の微調整が容易で取付け作業性が良く、
作業工数や部品点数も低減することができるのみなら
ず、組み付けのための特別なスペースを必要とすること
がない。
【0096】なお、前述した各実施の形態では、支持ピ
ン68等は円柱形(断面円形)に形成される構成として
説明したが、これに限らず、この支持ピン68等を断面
偏平状に形成すると共に、支持孔86等をこの断面偏平
状の支持ピン68等に対応した長穴状に形成する構成と
してもよい。
【0097】この場合には、支持ピン68等と支持孔8
6等との接触面積が大きくなる。したがって、ワイパモ
ータ58の駆動反力が支持ピン68等に作用する際の面
圧が緩和されるので、反力の大きい方向の接触面積を大
きくすることで支持ピン68等の強度を容易に確保する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るワイパ装置の
全体構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るワイパ装置の
支持ピン及び支持孔の構成を示す断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係るワイパ装置の
支持ピン及び支持孔の構成を示す斜視図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係るワイパ装置の
ブラケット及び支持孔の変形例を示す斜視図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係るワイパ装置の
支持ピン及び支持孔の構成を示す断面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係るワイパ装置の
クリップ及びグロメットの構成を示す斜視図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係るワイパ装置の
支持ピン及び支持孔の構成を示す断面図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態に係るワイパ装置の
支持ピン及び支持孔の構成を示す断面図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態に係るワイパ装置の
ワイパモータのハウジング及びグロメットの構成を示す
斜視図である。
【図10】従来のワイパ装置の全体構成を示す斜視図で
ある。
【図11】従来のワイパ装置における取付け支持位置と
支持ピンに作用する負荷の関係を説明するための概略図
である。
【図12】従来のワイパ装置の車体への組み付け状態を
示す断面図である。
【符号の説明】
10 ワイパ装置 12 ピボットホルダ 14 ピボットホルダ 20 ピボットシャフト 22 ピボットシャフト 28 取付孔 30 取付孔 42 フレーム 58 ワイパモータ(駆動源) 60 ハウジング 68 支持ピン 80 ブラケット(支持部材) 82 周壁 86 支持孔 87 グロメット
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60S 1/00 - 1/68

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端にワイパアームが固定されるピボッ
    トシャフトを回動自在に支持する複数のピボットホルダ
    と、前記各ピボットホルダを互いに連結するフレーム
    と、前記フレームに直接固定された駆動源と、前記駆動
    源の駆動力を前記ピボットシャフトに伝達するリンク機
    構と、を備え、車体に対し複数の支持位置によって所定
    の状態で固定されるワイパ装置において、前記フレームの長手方向に略垂直な方向へ向けて 前記駆
    動源に突出形成されると共に後端部に鍔部を有し、前記
    複数の支持位置の基準位置として設定される支持ピン
    と、前記複数の支持位置のうちの1つに対応して前記支持の
    基準位置として 前記車体に設けられ、前記支持ピンが挿
    通される支持孔が形成された支持部材と、 を備え、前記 支持部材の支持孔は、前記フレームの長手方向に沿
    って長寸の形状を成しており、前記フレームの長手方向
    に沿った一端が開放して開口が形成されている、 ことを特徴とするワイパ装置。
  2. 【請求項2】 前記支持部材の支持孔の周縁には前記
    支持ピンの軸方向に延びる周壁が形成されていることを
    特徴とする請求項1記載のワイパ装置。
  3. 【請求項3】 先端にワイパアームが固定されるピボッ
    トシャフトを回動自在に支持する複数のピボットホルダ
    と、前記各ピボットホルダを互いに連結するフレーム
    と、前記フレームに直接固定された駆動源と、前記駆動
    源の駆動力を前記ピボットシャフトに伝達するリンク機
    構と、を備え、車体に対し複数の支持位置によって所定
    の状態で固定されるワイパ装置において、 前記駆動源に形成され、前記複数の支持位置の基準位置
    として設定される被支持部材と、前記複数の支持位置のうちの1つに対応して前記支持の
    基準位置として前記車体に設けられ、 前記被支持部材に
    向けてスライド可能支持部材と、 前記被支持部材と前記支持部材の何れか一方に何れか他
    方へ向けて突出して設けられた支持ピンと、 前記被支持部材と前記支持部材の何れか 他方に設けら
    れ、前記支持部材が前記被支持部材へ向けてスライドす
    ることで前記支持ピンが挿入される支持孔と、 を備えた ことを特徴とするワイパ装置。
  4. 【請求項4】 先端にワイパアームが固定されるピボッ
    トシャフトを回動自在に支持する複数のピボットホルダ
    と、前記各ピボットホルダを互いに連結するフレーム
    と、前記フレームに直接固定された駆動源と、前記駆動
    源の駆動力を前記ピボットシャフトに伝達するリンク機
    構と、を備え、車体に対し複数の支持位置によって所定
    の状態で固定されるワイパ装置において、 前記駆動源に形成され、前記複数の支持位置の基準位置
    として設定される被支持部材と、 前記複数の支持位置のうちの1つに対応して前記支持の
    基準位置として前記車体に設けられた支持部材と、 前記被支持部材に前記支持部材へ向けて突出して設けら
    れた支持ピンと、 前記支持部材に設けられ、前記支持ピンが挿入される支
    持孔と、 を備え、 前記支持ピンは、前記支持部材に対し前記被支持部材と
    反対側から前記支持孔にスライド可能に挿通される挿通
    部と、前記挿通部が螺合することで連結固定される連結
    固定部とに分離形成されている、 ことを特徴とするワイパ装置。
  5. 【請求項5】 先端にワイパアームが固定されるピボッ
    トシャフトを回動自在に支持する複数のピボットホルダ
    と、前記各ピボットホルダを互いに連結するフレーム
    と、前記フレームに直接固定された駆動源と、前記駆動
    源の駆動力を前記ピボットシャフトに伝達するリンク機
    構と、を備え、車体に対し複数の支持位置によって所定
    の状態で固定されるワ イパ装置において、 前記駆動源に形成され、前記複数の支持位置の基準位置
    として設定される被支持部材と、 前記複数の支持位置のうちの1つに対応して前記支持の
    基準位置として前記車体に設けられた支持部材と、 前記支持部材に前記被支持部材へ向けて突出して設けら
    れた支持ピンと、 前記被支持部材に設けられ、前記支持ピンが挿入される
    支持孔と、 を備え、 前記支持ピンは、前記被支持部材と反対側から前記支持
    部材に螺合することで前記支持部材に係止されると共に
    前記支持孔に挿入される、 ことを特徴とするワイパ装置。
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