JP3532144B2 - 自動車用シートの構造 - Google Patents
自動車用シートの構造Info
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Description
シートバック(背凭部)の側面に設けた自動車用シート
(座席)に関する。
シートバックの側面よりアームレストを支持する支持部
材又はアームレストの不使用状態又は使用状態を保持す
るストッパが外方に突出している。
ートバックのフレームにおけるサイドフレームに溶接さ
れ、フレームは略袋状に成形した発泡体製のパッドで被
包され、このパッドには前記支持部材又はストッパを外
部に突出させるための挿通口が開口されている。なお、
パッドは表皮によって被覆される。
るパッドの摩耗等を防止するための補強布が一体に成形
されている。
の挿入口を外方に拡開してフレームを内部に挿入する作
業が困難である。従って、前記フレーム側の支持部材又
はストッパをパッド内に挿入する際に、支持部材等が邪
魔になるため、パッドの挿通口からパッドの下端縁に渉
ってスリットを形成し、このスリットから挿通口に前記
支持部材又はストッパをフレームと共にパッド内に挿入
している。
トはパッドの発泡成形後に、パッドの一部をカッターで
切り込むことによって形成している。こり切り込みを設
けるパッドのサイドフレーム側は全体が均一の肉厚で、
パッドのサイドフレーム側における前後方向の中央にス
リットを形成している。
端縁に内方に折曲する折曲部を設けている。また、パッ
ドの前面である乗員の支持部におけるサイドフレーム側
は前方に膨出状に成形している。
パッドに挿入時に、サイドフレームの前部における折曲
部がスリットの前側に位置するパッドを喰い込み、その
喰い込まれた部分のパッドが凹陥し、パッドの表面が変
形する虞れがあった。
に、位置決めがないため、的確な位置に切り込みを設け
ることもできないし、前記支持部材、ストッパがスリッ
トから挿通口に入り難い不具合もある。
除去することを目的とする。
めの本発明は、前記従来のスリットをパッドの内側方向
から外側方向に向けてV字状の凹溝に成形してなること
を特徴とする。
凹溝に沿って切り込む(カット)ことによりスリットが
形成されているため、パッドをカット厚が薄く、所定の
位置にスリットが形成され、しかも、凹溝によってフレ
ーム側の支持部材、ストッパなどの突出物がパッドの挿
通口に容易に入り込むことができる。
口方向に徐々にその深さを浅く成形してなることによ
り、カッターによるカットの作業性が良く突出物が入り
易くなる。
対してパッドの下端縁における切り込み口方向が後方に
傾斜状に形成し、挿通口に対する接続個所はサイドフレ
ームの前後方向における中央部に位置してなることによ
り、フレームを挿入する際に、サイドフレームの端縁に
パッドが喰い込まれることがない。
図面に基づいて説明する。図7は、本発明に係る自動車
用シートを示し、シートバック(SB)の側面にアーム
レスト(A)が図示する使用状態から起立状態である不
使用状態に回動するように取付けられている。図中(S
C)はシートクッションを示す。
す発泡体製のパッド(P)と、このパッド(P)内に挿
入されるバックフレーム(F)と、前記パッド(P)を
被覆する袋状の表皮(不図示)とから構成されている。
るような形態に発泡成形した後、カッターで側部(2)
における下端部(2A)の下端縁から挿通口(20)に
向けてカット(切り込み)してスリット(1)を形成す
る。なお、パッド(P)の内面にはパッド(P)の成形
時に一体に形成した補強布(P1)が設けてある。
サイドフレーム(33)に溶接した円盤状の台座(3
0)が嵌合する大きさに開口され、この台座(30)に
突出物たるストッパ(31)とアームレスト(A)と一
体の支持軸(不図示)が回転自在に挿入する挿入孔(3
2)が設けてある。図中(34)は左右のサイドフレー
ム(33)を一体に連結する補強メンバー、(35)…
はS形ばねを各々示す。
(2)における垂直線(1′)に対して挿通口(20)
の下端口縁からパッド(P)の下端部(2A)下端縁方
向に向けて傾斜状に形成されている。即ち、パッド
(P)の下端部(24)における下端縁におけるスリッ
ト(1)の切り込み口は、下端部(2)の後部側に位置
している。
のスリット(1)はパッド(P)の内側に設けたV字状
の凹溝(10)(11)に沿って形成されている。
(P)の側部(2)内面に、外面方向に向けてV字状に
パッド(P)の成形時に形成されており、この凹溝(1
0)の底部(12)をカッターでカットすることにより
スリット(1)が形成される。
けてその深さを徐々に浅く形成している。
ーム(F)を挿入した状態を示し、パッド(P)の前記
挿通口(20)からバックフレーム(F)の台座(3
0)が露出し、ストッパ(31)が外方に突出してい
る。
パッド(P)における下方の開口からパッド(P)内に
挿入される。その際に、バックフレーム(F)の外部に
突出する台座(32)はV字状の凹溝(10)(11)
に沿って挿入されるため、スリット(1)は台座(3
2)の挿入に伴って拡開する。従って、ストッパ(3
2)はスムーズにスリット(1)内を通過して、台座
(32)と共にパッド(P)の挿通口(20)に収ま
る。
溝にスリットを設けているため、パッドのカット厚が少
なく、カットの作業性を向上し得るし、また、凹溝がガ
イドになるため、的確な位置にスリットを設けることが
できる。
に沿ってバックフレームの突出物を挿入できるため、突
出物が容易に且つパッドを傷付けずに挿入できる。
によってパッドが変形することがない。
図である。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 板金製サイドフレームに外方に突出する
突出物を有するバックフレームと、 このバックフレームを被包すると共に前記突出物を外部
に突出する挿通口と、この挿通口への下端縁からの切り
込みにより形成したスリットとを有する発泡体製パッド
とを備えてなる自動車用シートにおいて、 前記スリットをパッドの内側方向から外側方向に向けて
V字状の凹溝に成形してなる自動車用シートの構造。 - 【請求項2】 前記凹溝はパッドの下端縁から挿通口方
向に徐々にその深さを浅く成形してなる請求項1記載の
自動車用シートの構造。 - 【請求項3】 前記スリットはパッドの垂直方向に対し
てパッドの下端縁における切り込み口方向が後方に傾斜
状に形成し、挿通口に対する接続個所はサイドフレーム
の前後方向における中央部に位置してなる請求項1記載
の自動車用シート。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2000235238A JP3532144B2 (ja) | 2000-07-31 | 2000-07-31 | 自動車用シートの構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000235238A JP3532144B2 (ja) | 2000-07-31 | 2000-07-31 | 自動車用シートの構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002045263A JP2002045263A (ja) | 2002-02-12 |
JP3532144B2 true JP3532144B2 (ja) | 2004-05-31 |
Family
ID=18727481
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2000235238A Expired - Fee Related JP3532144B2 (ja) | 2000-07-31 | 2000-07-31 | 自動車用シートの構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3532144B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
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---|---|---|---|---|
JP4930879B2 (ja) * | 2006-12-25 | 2012-05-16 | 東洋ゴム工業株式会社 | クッションパッド及びクッションパッドの製造方法 |
JP6327120B2 (ja) * | 2014-11-07 | 2018-05-23 | トヨタ紡織株式会社 | 乗物用シート及びシートパッドの製造方法 |
JP7214347B2 (ja) * | 2018-01-30 | 2023-01-30 | 株式会社オカムラ | 什器構成部材および什器製造方法 |
-
2000
- 2000-07-31 JP JP2000235238A patent/JP3532144B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002045263A (ja) | 2002-02-12 |
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