JP3531451B2 - オプション取付構造 - Google Patents
オプション取付構造Info
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- JP3531451B2 JP3531451B2 JP35221397A JP35221397A JP3531451B2 JP 3531451 B2 JP3531451 B2 JP 3531451B2 JP 35221397 A JP35221397 A JP 35221397A JP 35221397 A JP35221397 A JP 35221397A JP 3531451 B2 JP3531451 B2 JP 3531451B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- claw
- hook hole
- claws
- holder
- option
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Connection Of Plates (AREA)
- Furniture Connections (AREA)
- Supports Or Holders For Household Use (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デスク等に電話台
やアームトレイ、パネル、照明器具などのオプション類
を取り付ける際に利用されるオプション取付構造に関す
るものである。
やアームトレイ、パネル、照明器具などのオプション類
を取り付ける際に利用されるオプション取付構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】パネルや照明器具などのオプション類
は、一般的にはオプション類を保持し得るオプション保
持具を介してデスク等に取り付けている。しかして、従
来、このオプション保持具としては、クランプ機構を有
しデスク等のオーバーハング部に取り付け可能なもの
や、天板の反使用端側両コーナー部に、オプション保持
具を埋設できるようにしたものが知られている。
は、一般的にはオプション類を保持し得るオプション保
持具を介してデスク等に取り付けている。しかして、従
来、このオプション保持具としては、クランプ機構を有
しデスク等のオーバーハング部に取り付け可能なもの
や、天板の反使用端側両コーナー部に、オプション保持
具を埋設できるようにしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、オプシ
ョン保持具として前者のようなものでは、オーバーハン
グ部が必要であるうえ、天板上に取付スペースを必要と
し、実際の使用に当たって天板に傷がついたり、あるい
は取付時にずれるなどの不具合がある。また、後者のよ
うなものでは、オプション類の取付位置が限定され、位
置自由度に乏しいうえ、オプション保持具を埋設する際
に天板下方においてオプション保持具を下方もしくは側
方からボルト締め等により取着するという非常に手間の
かかる作業を必要とする。
ョン保持具として前者のようなものでは、オーバーハン
グ部が必要であるうえ、天板上に取付スペースを必要と
し、実際の使用に当たって天板に傷がついたり、あるい
は取付時にずれるなどの不具合がある。また、後者のよ
うなものでは、オプション類の取付位置が限定され、位
置自由度に乏しいうえ、オプション保持具を埋設する際
に天板下方においてオプション保持具を下方もしくは側
方からボルト締め等により取着するという非常に手間の
かかる作業を必要とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記の問題点を解決する
ために、本発明は、支持体に設けたフック孔にオプショ
ン保持具を2枚の爪を利用して掛止するようにしたオプ
ション取付構造であり、簡単な構造でありながら、オプ
ション保持具の取付が容易かつ確実でありその取付位置
の自由度をも増大できるようにすべく図ったものであ
る。
ために、本発明は、支持体に設けたフック孔にオプショ
ン保持具を2枚の爪を利用して掛止するようにしたオプ
ション取付構造であり、簡単な構造でありながら、オプ
ション保持具の取付が容易かつ確実でありその取付位置
の自由度をも増大できるようにすべく図ったものであ
る。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明に係るオプション取付構造
は、支持体にフック孔を設け、そのフック孔にオプショ
ン保持具を掛止させ、このオプション保持具にオプショ
ン類を保持させるようにしたものであって、オプション
保持具が、オプション類を保持するための保持具本体
と、この保持具本体を支持すべく設けられ相対的に移動
可能な対をなす第1、第2の爪と、これら第1、第2の
爪を相対動作させ第1の爪の先端部と第2の爪の先端部
とが略重合する位置から相互に離反するように移動させ
得る爪駆動機構と、前記フック孔に挿入された第1、第
2の爪をこの爪駆動機構により所要方向に相対動作させ
た際にその相対動作を利用して該爪を前記フック孔に対
して位置決めし固定する爪固定手段とを具備してなるも
のであることを特徴としている。または、オプション保
持具が、オプション類を保持するための保持具本体と、
この保持具本体を支持すべく設けられ相対的に移動可能
な対をなす第1、第2の爪と、第1の爪の先端部と第2
の爪の先端部とが相互に離反する方向に第1の爪を第2
の爪に対して相対的に平行移動させるための爪駆動機構
と、前記フック孔に挿入された第1、第2の爪をこの爪
駆動機構により相対動作させた際にその相対動作を利用
して該爪を前記フック孔に対して位置決めし固定する爪
固定手段とを具備してなるものであることを特徴として
いる。
は、支持体にフック孔を設け、そのフック孔にオプショ
ン保持具を掛止させ、このオプション保持具にオプショ
ン類を保持させるようにしたものであって、オプション
保持具が、オプション類を保持するための保持具本体
と、この保持具本体を支持すべく設けられ相対的に移動
可能な対をなす第1、第2の爪と、これら第1、第2の
爪を相対動作させ第1の爪の先端部と第2の爪の先端部
とが略重合する位置から相互に離反するように移動させ
得る爪駆動機構と、前記フック孔に挿入された第1、第
2の爪をこの爪駆動機構により所要方向に相対動作させ
た際にその相対動作を利用して該爪を前記フック孔に対
して位置決めし固定する爪固定手段とを具備してなるも
のであることを特徴としている。または、オプション保
持具が、オプション類を保持するための保持具本体と、
この保持具本体を支持すべく設けられ相対的に移動可能
な対をなす第1、第2の爪と、第1の爪の先端部と第2
の爪の先端部とが相互に離反する方向に第1の爪を第2
の爪に対して相対的に平行移動させるための爪駆動機構
と、前記フック孔に挿入された第1、第2の爪をこの爪
駆動機構により相対動作させた際にその相対動作を利用
して該爪を前記フック孔に対して位置決めし固定する爪
固定手段とを具備してなるものであることを特徴として
いる。
【0006】このような構成によれば、フック孔に爪を
掛止するという簡単な作業でオプション保持具を支持体
に取着することができる上、その際に、第1、第2の爪
を相対移動させるとともに爪固定手段を利用してフック
孔に爪をガタなく係合させることができるので、オプシ
ョン保持具の取着状態と取付位置を確実なものとするこ
とができる。また、机等の支持体側にはフック孔を穿設
するだけ良いので、既存のものへの適用が容易である。
さらに、フック孔を多数配設することにより、オプショ
ン保持具の取着位置に自由度を持たせることも容易にで
きるようになる。
掛止するという簡単な作業でオプション保持具を支持体
に取着することができる上、その際に、第1、第2の爪
を相対移動させるとともに爪固定手段を利用してフック
孔に爪をガタなく係合させることができるので、オプシ
ョン保持具の取着状態と取付位置を確実なものとするこ
とができる。また、机等の支持体側にはフック孔を穿設
するだけ良いので、既存のものへの適用が容易である。
さらに、フック孔を多数配設することにより、オプショ
ン保持具の取着位置に自由度を持たせることも容易にで
きるようになる。
【0007】フック孔に爪を挿入する操作を容易にする
には、第1、第2の爪の挿入端が部分円弧状に形成され
ているものが好ましい。爪駆動機構を簡単に構成し、な
おかつその操作を容易にする具体的な実施態様として
は、爪駆動機構が平行に配した2枚の第1の爪同士を連
結する第1連結板と、平行に配した2枚の第2の爪同士
を連結する第2連結板と、これら第1、第2の連結板の
一方に設けたナットと、他方を上下に貫通して前記ナッ
トに螺合させたボルトとを具備してなるものであり、前
記ボルトを上方から締付操作することにより、第1の爪
の先端部と第2の爪の先端部とが略重合する位置から前
記両爪をそれら先端部が相互に離反する方向に移動させ
得るように構成しているものが挙げられる。特に、ボル
トを上方から締付操作することにより、前記両連結板が
接近しながら前記両爪の先端部が相互に離反するもので
あることが好ましい。
には、第1、第2の爪の挿入端が部分円弧状に形成され
ているものが好ましい。爪駆動機構を簡単に構成し、な
おかつその操作を容易にする具体的な実施態様として
は、爪駆動機構が平行に配した2枚の第1の爪同士を連
結する第1連結板と、平行に配した2枚の第2の爪同士
を連結する第2連結板と、これら第1、第2の連結板の
一方に設けたナットと、他方を上下に貫通して前記ナッ
トに螺合させたボルトとを具備してなるものであり、前
記ボルトを上方から締付操作することにより、第1の爪
の先端部と第2の爪の先端部とが略重合する位置から前
記両爪をそれら先端部が相互に離反する方向に移動させ
得るように構成しているものが挙げられる。特に、ボル
トを上方から締付操作することにより、前記両連結板が
接近しながら前記両爪の先端部が相互に離反するもので
あることが好ましい。
【0008】爪固定手段を簡単に構成するには、爪固定
手段が、第1および第2の爪の先端部にそれぞれ形成さ
れフック孔の上方および下方における支持体の側壁にそ
れぞれ係合し得る凹部であり、これら凹部の形状を、凹
部が支持体の側壁に係合していくにしたがって前記爪の
フック孔に対する挿脱方向の可動幅を徐々に小さくし所
定位置において前記爪を位置決めし固定できるように設
定しているものが望ましい。このような機能を果たす凹
部の具体的な形状としては、その側面にテーパ面を設け
たものが挙げられる。
手段が、第1および第2の爪の先端部にそれぞれ形成さ
れフック孔の上方および下方における支持体の側壁にそ
れぞれ係合し得る凹部であり、これら凹部の形状を、凹
部が支持体の側壁に係合していくにしたがって前記爪の
フック孔に対する挿脱方向の可動幅を徐々に小さくし所
定位置において前記爪を位置決めし固定できるように設
定しているものが望ましい。このような機能を果たす凹
部の具体的な形状としては、その側面にテーパ面を設け
たものが挙げられる。
【0009】支持体が、天板の反使用端近傍部に左右両
端部間に亘って配線導出入用の開口部を有した机である
場合に、天板上に取付部分を露出せず外観が良好である
とともに、机組み立て後にオプション保持具を後付でき
るフック孔の好ましい取付位置としては、前記開口部の
下方が挙げられる。この場合に、本来備わっている部材
にフック孔を設けて部品の削減を図り、なおかつオプシ
ョン保持具の取付位置を複数選択できるようにするに
は、フック孔が、机の左右両脚間に横架された横架材の
側面に間欠的に複数配設されているものが好適である。
端部間に亘って配線導出入用の開口部を有した机である
場合に、天板上に取付部分を露出せず外観が良好である
とともに、机組み立て後にオプション保持具を後付でき
るフック孔の好ましい取付位置としては、前記開口部の
下方が挙げられる。この場合に、本来備わっている部材
にフック孔を設けて部品の削減を図り、なおかつオプシ
ョン保持具の取付位置を複数選択できるようにするに
は、フック孔が、机の左右両脚間に横架された横架材の
側面に間欠的に複数配設されているものが好適である。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図1〜図11を
参照して説明する。図1、2は本発明に係るオプション
取付構造を適用した机10を示している。この机10
は、左右の脚体11と、この脚体11に左右両側縁の下
面を添設させて支持される天板12と、左右の脚体11
の上端部間に横架される横架材1とを具備してなる。
参照して説明する。図1、2は本発明に係るオプション
取付構造を適用した机10を示している。この机10
は、左右の脚体11と、この脚体11に左右両側縁の下
面を添設させて支持される天板12と、左右の脚体11
の上端部間に横架される横架材1とを具備してなる。
【0011】脚体11は、前後端をアジャスタ11aに
支持されたベース13と、このベース13の後端側より
立設する支柱14と、この支柱14の上端より前方に向
かって前記ベース13と略平行に延出しその上面15a
を天板載置面として設定されたステー15とを具備して
なる。支柱14は、スチール等の板金素材を折曲加工す
ることにより中空剛体として構成されてなるものであ
る。これに対して、ベース13及びステー15は、アル
ミダイキャスト製の一体成形体である。
支持されたベース13と、このベース13の後端側より
立設する支柱14と、この支柱14の上端より前方に向
かって前記ベース13と略平行に延出しその上面15a
を天板載置面として設定されたステー15とを具備して
なる。支柱14は、スチール等の板金素材を折曲加工す
ることにより中空剛体として構成されてなるものであ
る。これに対して、ベース13及びステー15は、アル
ミダイキャスト製の一体成形体である。
【0012】さらに、前記ステー15の後方には、図2
に示すように、棚等を取り付けるためのアルミダイキャ
スト製の保持部材16が配設され、この保持部材16と
前記ステー15との間に配線空間Sを形成している。こ
の保持部材16は、支柱14にその基端部を例えばねじ
により螺着したものである。また、左右の保持部材16
間には、配線空間Sを後方から閉塞する側断面コの字状
のリアカバー17をねじにより装着している。このリア
カバー17は、取着状態において天板12の反使用端縁
12bと離間するように構成しており、その上端17a
と天板12の反使用端縁12bとの間に開口部9を形成
するものである。
に示すように、棚等を取り付けるためのアルミダイキャ
スト製の保持部材16が配設され、この保持部材16と
前記ステー15との間に配線空間Sを形成している。こ
の保持部材16は、支柱14にその基端部を例えばねじ
により螺着したものである。また、左右の保持部材16
間には、配線空間Sを後方から閉塞する側断面コの字状
のリアカバー17をねじにより装着している。このリア
カバー17は、取着状態において天板12の反使用端縁
12bと離間するように構成しており、その上端17a
と天板12の反使用端縁12bとの間に開口部9を形成
するものである。
【0013】しかして、この開口部9には、例えば第1
〜第3蓋体91、92、93を上方から着脱可能に取着
している。第1の蓋体91は、開口部9の左右端にそれ
ぞれ取着する対を成すもので、開閉可能に蝶着された小
蓋91aを保持してなる。しかしてこの小蓋91aを開
成した状態で、前記保持部材16に上方から棚等を取り
付けることができるようにしている。第2蓋体92は、
第1蓋体91の内方にそれぞれ配設される対を成すもの
で、配線挿通等の目的で開閉可能に蝶着された左右一対
の小蓋92aと、この小蓋92a間に設けられ電源コン
セント等を保持し得る筐体92bとを具備してなる。第
3蓋体93は、第2蓋体92間に配設されるものであ
る。なおこれら第1〜第3蓋体91、92、93の上面
は取着状態において天板12の上面12aと面一とな
る。
〜第3蓋体91、92、93を上方から着脱可能に取着
している。第1の蓋体91は、開口部9の左右端にそれ
ぞれ取着する対を成すもので、開閉可能に蝶着された小
蓋91aを保持してなる。しかしてこの小蓋91aを開
成した状態で、前記保持部材16に上方から棚等を取り
付けることができるようにしている。第2蓋体92は、
第1蓋体91の内方にそれぞれ配設される対を成すもの
で、配線挿通等の目的で開閉可能に蝶着された左右一対
の小蓋92aと、この小蓋92a間に設けられ電源コン
セント等を保持し得る筐体92bとを具備してなる。第
3蓋体93は、第2蓋体92間に配設されるものであ
る。なおこれら第1〜第3蓋体91、92、93の上面
は取着状態において天板12の上面12aと面一とな
る。
【0014】横架材1は、角パイプ状のものであり、ス
テー15の後端部より内側に向けて一体に成形して設け
た連結用の突起部18に左右両端部を外嵌して、左右の
脚体11の間を門形に連結するもので、前記開口部9の
下方に位置させている。この突起部18には、下面に図
2に示すような横断面V字状の溝18aが凹設してあ
り、対応する横架材1の端部近傍の底壁内面には前記溝
18aに対応する図示しない突条が設けてあって、横架
材1の端部を突起部18に外嵌した際、これらの溝18
a及び突条がテーパ係合するようになっている。
テー15の後端部より内側に向けて一体に成形して設け
た連結用の突起部18に左右両端部を外嵌して、左右の
脚体11の間を門形に連結するもので、前記開口部9の
下方に位置させている。この突起部18には、下面に図
2に示すような横断面V字状の溝18aが凹設してあ
り、対応する横架材1の端部近傍の底壁内面には前記溝
18aに対応する図示しない突条が設けてあって、横架
材1の端部を突起部18に外嵌した際、これらの溝18
a及び突条がテーパ係合するようになっている。
【0015】以上のような構成の机10において、本実
施例によるオプション取付構造は、図3、10、11に
示すように、横架材1の背面1c側の側壁を貫通するフ
ック孔2を設け、そのフック孔2にオプション保持具3
を掛止させ、このオプション保持具3にオプション類を
保持させるようにしたものである。しかしてこのオプシ
ョン保持具3は、例えばオプション類である電話台等の
支柱PLを挿入し得る円筒状の保持具本体31と、この
保持具本体31を支持すべく設けられ相対的に移動可能
な対をなす第1、第2の爪4、5と、これら第1、第2
の爪4、5を相対動作させるための爪駆動機構6と、前
記フック孔2に挿入された第1、第2の爪4、5をこの
爪駆動機構6により所要方向に相対動作させた際にその
相対動作を利用して爪4、5を前記フック孔2に対して
位置決めし固定する爪固定手段7とを具備してなる。
施例によるオプション取付構造は、図3、10、11に
示すように、横架材1の背面1c側の側壁を貫通するフ
ック孔2を設け、そのフック孔2にオプション保持具3
を掛止させ、このオプション保持具3にオプション類を
保持させるようにしたものである。しかしてこのオプシ
ョン保持具3は、例えばオプション類である電話台等の
支柱PLを挿入し得る円筒状の保持具本体31と、この
保持具本体31を支持すべく設けられ相対的に移動可能
な対をなす第1、第2の爪4、5と、これら第1、第2
の爪4、5を相対動作させるための爪駆動機構6と、前
記フック孔2に挿入された第1、第2の爪4、5をこの
爪駆動機構6により所要方向に相対動作させた際にその
相対動作を利用して爪4、5を前記フック孔2に対して
位置決めし固定する爪固定手段7とを具備してなる。
【0016】具体的には、フック孔2は、図3に示すよ
うに矩形状のものであり、一対を並設したものである。
しかして、それぞれのフック孔2は第1の爪4および第
2の爪5を重合して挿入し得る幅寸法を有してなり、そ
の配設位置は、図2に示すように本実施例では第2蓋体
92の小蓋92bの下方に4個所設定している。第1の
爪4は、図3〜5に示すように矩形板状のもので、本実
施例では後述する第1連結板61により2枚が平行に配
されるように連結しており、対をなすフック孔2に対応
して挿入できるようにして挿入時の安定性を良好なもの
にしている。第2の爪5は、図3、6、7に示すように
水平部51と起立部52とを有した側面視概略L字形の
板状のもので、起立部52からはさらに挿入方向に先端
部5bを突出させ、この先端部5bがフック孔2に挿入
され得るようにしている。また、第1の爪4同様後述す
る第2連結板62により2枚が平行に配されるように連
結してある。しかして、対を成す第1の爪4の各内面に
対を成す第2の爪5の外面が近接もしくは摺接し得るよ
うに、第1の爪4間の距離、および第2の爪5間の距離
を設定している。また、第1および第2の爪4、5のフ
ック孔2に対する挿入端4a、5aは部分円弧状に形成
している。さらに、対をなす第1の爪4の後端部からは
内方に一体に屈曲させて底板41を形成しており、前記
円筒状の保持具本体31を、これら底板41上に載置す
るとともに第1の爪4の内面間に挟持させた状態で溶接
により固着している。
うに矩形状のものであり、一対を並設したものである。
しかして、それぞれのフック孔2は第1の爪4および第
2の爪5を重合して挿入し得る幅寸法を有してなり、そ
の配設位置は、図2に示すように本実施例では第2蓋体
92の小蓋92bの下方に4個所設定している。第1の
爪4は、図3〜5に示すように矩形板状のもので、本実
施例では後述する第1連結板61により2枚が平行に配
されるように連結しており、対をなすフック孔2に対応
して挿入できるようにして挿入時の安定性を良好なもの
にしている。第2の爪5は、図3、6、7に示すように
水平部51と起立部52とを有した側面視概略L字形の
板状のもので、起立部52からはさらに挿入方向に先端
部5bを突出させ、この先端部5bがフック孔2に挿入
され得るようにしている。また、第1の爪4同様後述す
る第2連結板62により2枚が平行に配されるように連
結してある。しかして、対を成す第1の爪4の各内面に
対を成す第2の爪5の外面が近接もしくは摺接し得るよ
うに、第1の爪4間の距離、および第2の爪5間の距離
を設定している。また、第1および第2の爪4、5のフ
ック孔2に対する挿入端4a、5aは部分円弧状に形成
している。さらに、対をなす第1の爪4の後端部からは
内方に一体に屈曲させて底板41を形成しており、前記
円筒状の保持具本体31を、これら底板41上に載置す
るとともに第1の爪4の内面間に挟持させた状態で溶接
により固着している。
【0017】爪駆動機構6は、前述した2枚の第1の爪
4同士を連結する第1連結板61と、2枚の第2の爪5
同士を連結する第2連結板62と、第2連結板62の一
方に設けたナット63と、第1連結板61に設けた貫通
孔65を貫通させて前記ナット63に螺合させるボルト
64とを具備してなる。具体的に、第1連結板61は、
第1の爪4の上端中央付近間に配設したものであり、1
枚の板材を屈曲させて2枚の第1の爪4と一体に成形し
たものである。貫通孔65はその中央近傍に上下に穿設
したものである。第2連結板62は、第2の爪5におけ
る水平部51の下端間に配設したものであり、1枚の板
材を屈曲させて2枚の第2の爪5と一体に成形したもの
である。そしてその中央近傍にはボルト貫通孔66が穿
設してあり、このボルト貫通孔66に中心を一致させて
ナット63を底面に固着している。ボルト64は、第1
連結板61の上方から貫通孔65に挿入し、その下方に
位置させたナット63に螺合させるものである。しかし
て、このボルト64を上方から締付操作することによ
り、第1の爪4の先端部4bと第2の爪5の先端部5b
とが略重合する位置から前記両爪4、5をその先端部4
b、5bが相互に離反する方向に移動させ得るように構
成している。
4同士を連結する第1連結板61と、2枚の第2の爪5
同士を連結する第2連結板62と、第2連結板62の一
方に設けたナット63と、第1連結板61に設けた貫通
孔65を貫通させて前記ナット63に螺合させるボルト
64とを具備してなる。具体的に、第1連結板61は、
第1の爪4の上端中央付近間に配設したものであり、1
枚の板材を屈曲させて2枚の第1の爪4と一体に成形し
たものである。貫通孔65はその中央近傍に上下に穿設
したものである。第2連結板62は、第2の爪5におけ
る水平部51の下端間に配設したものであり、1枚の板
材を屈曲させて2枚の第2の爪5と一体に成形したもの
である。そしてその中央近傍にはボルト貫通孔66が穿
設してあり、このボルト貫通孔66に中心を一致させて
ナット63を底面に固着している。ボルト64は、第1
連結板61の上方から貫通孔65に挿入し、その下方に
位置させたナット63に螺合させるものである。しかし
て、このボルト64を上方から締付操作することによ
り、第1の爪4の先端部4bと第2の爪5の先端部5b
とが略重合する位置から前記両爪4、5をその先端部4
b、5bが相互に離反する方向に移動させ得るように構
成している。
【0018】爪固定手段7は、図4、6、8に示すよう
に第1の爪4の先端部4bにおける下端に形成した第1
凹部71と、第2の爪5の先端部5bにおける上端に形
成した第2凹部72とから構成している。第1凹部71
はフック孔2の下方における横架材1の側壁1bに係合
し、第2凹部72はフック孔2の上方における横架材1
の側壁1aに係合し得るものである。具体的には、第1
凹部71の挿入端側の側面には鉛直面71bを形成して
おり、他方の側面には下方に向かって反挿入端側に傾斜
させたテーパ面71aを形成している。また、第2凹部
72の挿入端側の側面には上方に向かって挿入端側に傾
斜させたテーパ面72aを形成しており、他方の側面に
は挿入端5aより上方に突出させて鉛直面72bを形成
している。そして第1、第2凹部71、72を横架材1
の側壁1b、1aにそれぞれ嵌装させていくにしたがっ
て前記テーパ面71a、72aに案内されて両爪4、5
はフック孔に対する挿脱方向の可動幅が徐々に小さくな
り、所定位置に位置決めされるように設定している。
に第1の爪4の先端部4bにおける下端に形成した第1
凹部71と、第2の爪5の先端部5bにおける上端に形
成した第2凹部72とから構成している。第1凹部71
はフック孔2の下方における横架材1の側壁1bに係合
し、第2凹部72はフック孔2の上方における横架材1
の側壁1aに係合し得るものである。具体的には、第1
凹部71の挿入端側の側面には鉛直面71bを形成して
おり、他方の側面には下方に向かって反挿入端側に傾斜
させたテーパ面71aを形成している。また、第2凹部
72の挿入端側の側面には上方に向かって挿入端側に傾
斜させたテーパ面72aを形成しており、他方の側面に
は挿入端5aより上方に突出させて鉛直面72bを形成
している。そして第1、第2凹部71、72を横架材1
の側壁1b、1aにそれぞれ嵌装させていくにしたがっ
て前記テーパ面71a、72aに案内されて両爪4、5
はフック孔に対する挿脱方向の可動幅が徐々に小さくな
り、所定位置に位置決めされるように設定している。
【0019】このように構成した本実施例のオプション
保持具3を取り付ける手順と、その際の動きを図8〜1
0を参照して以下に説明する。まず、ボルト64の頭に
おける底面64aを第1連結板61の上面61aに当接
させた状態で第1の爪4の先端部分4bと第2の爪5の
先端部分5bとが略重合するようにボルト64を螺進退
させて両者の上下方向距離を調整する。しかして、例え
ば保持具本体31を把持して持ち上げると、ボルト64
の頭における底面64aは第1連結板61の上面61a
に当接し、第2の爪5を吊持する形となる。
保持具3を取り付ける手順と、その際の動きを図8〜1
0を参照して以下に説明する。まず、ボルト64の頭に
おける底面64aを第1連結板61の上面61aに当接
させた状態で第1の爪4の先端部分4bと第2の爪5の
先端部分5bとが略重合するようにボルト64を螺進退
させて両者の上下方向距離を調整する。しかして、例え
ば保持具本体31を把持して持ち上げると、ボルト64
の頭における底面64aは第1連結板61の上面61a
に当接し、第2の爪5を吊持する形となる。
【0020】次に、第2蓋体92を取り外し、保持具本
体31を把持して開口部9からオプション保持具3を挿
入し、図8に示すように、横架材1の背面1cに形成さ
れたフック孔2に重合状態の第1および第2の爪4、5
の先端部4b、5bを挿入する。この際挿入端4b、5
bは部分円弧状に形成されているので、挿入端4b、5
bが一部でもフック孔2に入れば押し込んで嵌入させる
ことができ、挿入作業を手探りで行う場合でも、その作
業は非常に簡単なものとなる。また、挿入方向の位置決
めは、第2の爪5の鉛直面72bが横架材1の背面1c
に当接する位置まで行えばよいが、このことも作業の簡
単化に寄与する一因となっている。なお、本実施例で
は、第2の爪5の起立部52における挿入側の面52a
が、第2凹部72の鉛直面72bと同一平面上になるよ
うに設定しており、前記位置決めの際に、面52aも鉛
直面72bと同時に横架材1の背面1cに当接するよう
に構成している。
体31を把持して開口部9からオプション保持具3を挿
入し、図8に示すように、横架材1の背面1cに形成さ
れたフック孔2に重合状態の第1および第2の爪4、5
の先端部4b、5bを挿入する。この際挿入端4b、5
bは部分円弧状に形成されているので、挿入端4b、5
bが一部でもフック孔2に入れば押し込んで嵌入させる
ことができ、挿入作業を手探りで行う場合でも、その作
業は非常に簡単なものとなる。また、挿入方向の位置決
めは、第2の爪5の鉛直面72bが横架材1の背面1c
に当接する位置まで行えばよいが、このことも作業の簡
単化に寄与する一因となっている。なお、本実施例で
は、第2の爪5の起立部52における挿入側の面52a
が、第2凹部72の鉛直面72bと同一平面上になるよ
うに設定しており、前記位置決めの際に、面52aも鉛
直面72bと同時に横架材1の背面1cに当接するよう
に構成している。
【0021】しかして、図9に示すように第1および第
2の爪4、5を前記鉛直面72bが横架材1の背面1c
に当接するまで嵌入した状態で、上方から六角レンチ等
を用いてボルト64の締付作業を行い、両爪4、5をそ
の先端部4b、5bが相互に離反する方向に移動させ
る。この結果、第1凹部71はフック孔2の下方におけ
る横架材1の側壁1bに係合し、第2凹部72はフック
孔2の上方における横架材1の側壁1aに係合していく
ことになる。しかして、上述したように、第1、第2凹
部71、72が横架材1の側壁1b、1aにそれぞれ係
合していくにしたがってテーパ面71a、72aに案内
されて爪4、5はその可動幅が徐々に小さくなり、図1
0に示すように最終的には鉛直面71bとテーパ面71
aとに側壁1bが、また鉛直面72bとテーパ面72a
とに側壁1aがそれぞれ挟み込まれ爪4、5はガタなく
位置決めされる。この時、第2の爪5の起立部52にお
ける挿入側の面52aも、側壁1bに当接した状態とな
っているが、このように面52aによっても、反挿入方
向へ倒れる向きの荷重を支え得るように構成して、耐荷
重性の向上に寄与させている。
2の爪4、5を前記鉛直面72bが横架材1の背面1c
に当接するまで嵌入した状態で、上方から六角レンチ等
を用いてボルト64の締付作業を行い、両爪4、5をそ
の先端部4b、5bが相互に離反する方向に移動させ
る。この結果、第1凹部71はフック孔2の下方におけ
る横架材1の側壁1bに係合し、第2凹部72はフック
孔2の上方における横架材1の側壁1aに係合していく
ことになる。しかして、上述したように、第1、第2凹
部71、72が横架材1の側壁1b、1aにそれぞれ係
合していくにしたがってテーパ面71a、72aに案内
されて爪4、5はその可動幅が徐々に小さくなり、図1
0に示すように最終的には鉛直面71bとテーパ面71
aとに側壁1bが、また鉛直面72bとテーパ面72a
とに側壁1aがそれぞれ挟み込まれ爪4、5はガタなく
位置決めされる。この時、第2の爪5の起立部52にお
ける挿入側の面52aも、側壁1bに当接した状態とな
っているが、このように面52aによっても、反挿入方
向へ倒れる向きの荷重を支え得るように構成して、耐荷
重性の向上に寄与させている。
【0022】この後第2蓋体92を取着し、その小蓋9
2aを開成して、上方から電話台等のオプション類の支
柱PLを保持具本体31に挿入する。なお、本実施例に
おいてこの取付状態では、保持具本体31の上面が、第
2蓋体の上面より若干高くなるように設定されている。
図11はこの取付状態を示す部分拡大斜視図である。す
なわちこのように構成した本実施例のオプション取付構
造によれば、フック孔2に爪4、5を掛止するという簡
単な作業でオプション保持具3を横架材1に取着するこ
とができる上、爪固定手段7を利用して、その取着位置
の位置決めと固定を同時に行え、オプション保持具3の
取着状態を確実なものとすることができる。また、ま
た、机10を組み立てた後でも、開口部からオプション
保持具3を挿入してフック孔2に間単に取り付けること
ができる。またこのことと、対のフック孔2を4個所に
並設していることから、オプション保持具3の取着位置
を使用者が適宣変えて、オプション類の配設位置を所望
の位置に選択できることになり、使い勝手の良いものと
なる。
2aを開成して、上方から電話台等のオプション類の支
柱PLを保持具本体31に挿入する。なお、本実施例に
おいてこの取付状態では、保持具本体31の上面が、第
2蓋体の上面より若干高くなるように設定されている。
図11はこの取付状態を示す部分拡大斜視図である。す
なわちこのように構成した本実施例のオプション取付構
造によれば、フック孔2に爪4、5を掛止するという簡
単な作業でオプション保持具3を横架材1に取着するこ
とができる上、爪固定手段7を利用して、その取着位置
の位置決めと固定を同時に行え、オプション保持具3の
取着状態を確実なものとすることができる。また、ま
た、机10を組み立てた後でも、開口部からオプション
保持具3を挿入してフック孔2に間単に取り付けること
ができる。またこのことと、対のフック孔2を4個所に
並設していることから、オプション保持具3の取着位置
を使用者が適宣変えて、オプション類の配設位置を所望
の位置に選択できることになり、使い勝手の良いものと
なる。
【0023】なお、本発明は上述した実施例に限られる
ものではない。例えば、フック孔は矩形状のものに限ら
ず、爪を挿入しやすくするとともに爪の装着状態ではガ
タなく固定できるようにするため、中央部の幅寸法が大
きく、上端および下端に向かうに連れその幅寸法が小さ
くなるような、例えば六角形状のものとしても良いし、
その配設場所も、机の側方に設けるなどしてもよい。
ものではない。例えば、フック孔は矩形状のものに限ら
ず、爪を挿入しやすくするとともに爪の装着状態ではガ
タなく固定できるようにするため、中央部の幅寸法が大
きく、上端および下端に向かうに連れその幅寸法が小さ
くなるような、例えば六角形状のものとしても良いし、
その配設場所も、机の側方に設けるなどしてもよい。
【0024】また、第1、第2の爪も実施例のものに限
られず、爪駆動機構も第1および第2の爪を相対動作さ
せ得るものであればよく、例えば、ナットに代えて第2
連結板に直接めねじ孔を穿設したものでも構わない。爪
固定手段も実施例に限定されるものではない。また、保
持具本体は、円柱状の支柱を支持すべく円筒状のものに
していたが、被支持体の形状にあわせた形状のものにで
きるのは言うまでもない。もちろん、本オプション取付
構造は机以外のものにも適用して同様の効果を奏するも
のである。
られず、爪駆動機構も第1および第2の爪を相対動作さ
せ得るものであればよく、例えば、ナットに代えて第2
連結板に直接めねじ孔を穿設したものでも構わない。爪
固定手段も実施例に限定されるものではない。また、保
持具本体は、円柱状の支柱を支持すべく円筒状のものに
していたが、被支持体の形状にあわせた形状のものにで
きるのは言うまでもない。もちろん、本オプション取付
構造は机以外のものにも適用して同様の効果を奏するも
のである。
【0025】その他、本発明の構成は図示例に限られる
ものではなく種々の変形が可能である。
ものではなく種々の変形が可能である。
【0026】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係るオプ
ション取付構造によれば、支持体に設けたフック孔に爪
を掛止するという簡単な作業でオプション保持具を支持
体に取着することができる上、その際に、第1、第2の
爪を相対移動させるとともに爪固定手段を利用してフッ
ク孔に爪をガタなく係合させることができるので、オプ
ション保持具の取着状態と取付位置を確実なものとする
ことができる。また、机等の支持体側にはフック孔を穿
設するだけ良いので、既存のものへの適用が容易であ
り、さらに、フック孔を多数配設することにより、オプ
ション保持具の取着位置に自由度を持たせることも容易
にできるようになる。
ション取付構造によれば、支持体に設けたフック孔に爪
を掛止するという簡単な作業でオプション保持具を支持
体に取着することができる上、その際に、第1、第2の
爪を相対移動させるとともに爪固定手段を利用してフッ
ク孔に爪をガタなく係合させることができるので、オプ
ション保持具の取着状態と取付位置を確実なものとする
ことができる。また、机等の支持体側にはフック孔を穿
設するだけ良いので、既存のものへの適用が容易であ
り、さらに、フック孔を多数配設することにより、オプ
ション保持具の取着位置に自由度を持たせることも容易
にできるようになる。
【0027】第1、第2の爪の挿入端が部分円弧状に形
成されているものであれば、例えば手探りでフック孔に
爪を挿入することができるなど前記挿入操作が極めて容
易となる。また、爪駆動機構が平行に配した2枚の第1
の爪同士を連結する第1連結板と、平行に配した2枚の
第2の爪同士を連結する第2連結板と、これら第1、第
2の連結板の一方に設けたナットと、他方を上下に貫通
して前記ナットに螺合させたボルトとを具備してなるも
のであり、前記ボルトを上方から締付操作することによ
り、第1の爪の先端部と第2の爪の先端部とが略重合す
る位置から前記両爪をそれら先端部が相互に離反する方
向に移動させ得るように構成しているものであれば、爪
駆動機構を簡単で少ない部品点数で構成できるだけでな
く、爪駆動機構の操作が上方から行えるので、オプショ
ン保持具の支持体への取付作業の容易化に寄与できる。
成されているものであれば、例えば手探りでフック孔に
爪を挿入することができるなど前記挿入操作が極めて容
易となる。また、爪駆動機構が平行に配した2枚の第1
の爪同士を連結する第1連結板と、平行に配した2枚の
第2の爪同士を連結する第2連結板と、これら第1、第
2の連結板の一方に設けたナットと、他方を上下に貫通
して前記ナットに螺合させたボルトとを具備してなるも
のであり、前記ボルトを上方から締付操作することによ
り、第1の爪の先端部と第2の爪の先端部とが略重合す
る位置から前記両爪をそれら先端部が相互に離反する方
向に移動させ得るように構成しているものであれば、爪
駆動機構を簡単で少ない部品点数で構成できるだけでな
く、爪駆動機構の操作が上方から行えるので、オプショ
ン保持具の支持体への取付作業の容易化に寄与できる。
【0028】さらに、爪固定手段が、第1および第2の
爪の先端部にそれぞれ形成されフック孔の上方および下
方における支持体の側壁にそれぞれ係合し得る凹部であ
り、これら凹部の形状を、凹部が支持体の側壁に嵌装さ
れていくにしたがって前記爪の可動幅を徐々に小さくし
所定位置において前記爪を位置決めし固定できるように
設定しているものであれば、爪固定手段を簡単で少ない
部品点数で構成できる。特に前記凹部がその側面にテー
パ面を設けてなるものであれば、凹部形状を複雑なもの
にすることなく上記位置決め機能を果たさせることがで
きる。
爪の先端部にそれぞれ形成されフック孔の上方および下
方における支持体の側壁にそれぞれ係合し得る凹部であ
り、これら凹部の形状を、凹部が支持体の側壁に嵌装さ
れていくにしたがって前記爪の可動幅を徐々に小さくし
所定位置において前記爪を位置決めし固定できるように
設定しているものであれば、爪固定手段を簡単で少ない
部品点数で構成できる。特に前記凹部がその側面にテー
パ面を設けてなるものであれば、凹部形状を複雑なもの
にすることなく上記位置決め機能を果たさせることがで
きる。
【0029】また、支持体が、天板の反使用端近傍部に
左右両端部間に亘って配線導出入用の開口部を有した机
である場合に、フック孔を前記開口部の下方に配設して
おけば、天板上に取付部分が露出せず外観が良好である
とともに、机組み立て後にオプション保持具を後付でき
るなどの効果を奏する。特にこの場合に、フック孔が、
机の左右両脚間に横架された横架材の側面に間欠的に複
数配設されているものであれば、本来備わっている部材
にフック孔を設けて部品の削減を図ることができるだけ
でなく、後付できることとあわせてオプション保持具の
取付位置を複数選択でき、使い勝手を良好にできる。
左右両端部間に亘って配線導出入用の開口部を有した机
である場合に、フック孔を前記開口部の下方に配設して
おけば、天板上に取付部分が露出せず外観が良好である
とともに、机組み立て後にオプション保持具を後付でき
るなどの効果を奏する。特にこの場合に、フック孔が、
机の左右両脚間に横架された横架材の側面に間欠的に複
数配設されているものであれば、本来備わっている部材
にフック孔を設けて部品の削減を図ることができるだけ
でなく、後付できることとあわせてオプション保持具の
取付位置を複数選択でき、使い勝手を良好にできる。
【図1】本発明の一実施例を示す机の全体概略斜視図。
【図2】同実施例の机の分解斜視図。
【図3】同実施例のオプション取付構造を示す部分分解
斜視図。
斜視図。
【図4】同実施例の第1の爪を示す側面図。
【図5】同実施例の第1の爪を示す底面図。
【図6】同実施例の第2の爪を示す側面図。
【図7】同実施例の第2の爪を示す底面図。
【図8】同実施例のオプション保持具を取着する順序を
説明する組み立て説明図。
説明する組み立て説明図。
【図9】同実施例のオプション保持具を取着する順序を
説明する組み立て説明図。
説明する組み立て説明図。
【図10】同実施例のオプション保持具を取着する順序
を説明する組み立て説明図。
を説明する組み立て説明図。
【図11】同実施例のオプション保持具を取着した状態
を示す拡大部分斜視図。
を示す拡大部分斜視図。
1…支持体(机の横架材)
1a、1b…側壁
2…フック孔
3…オプション保持具
31…保持具本体
4…第1の爪
4a…第1の爪の挿入端
4b…第1の爪の先端部
5…第2の爪
5a…第2の爪の挿入端
5b…第2の爪の先端部
6…爪駆動機構
61…第1連結板
62…第2連結板
63…ナット
64…ボルト
7…爪固定手段
71…凹部(第1凹部)
72…凹部(第2凹部)
9…開口部
10…机
12…天板
12b…反使用端
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
A47G 29/00,29/087
F16B 5/07
F16B 12/42
Claims (9)
- 【請求項1】支持体にフック孔を設け、そのフック孔に
オプション保持具を掛止させ、このオプション保持具に
オプション類を保持させるようにしたオプション取付構
造であって、オプション保持具が、オプション類を保持
するための保持具本体と、この保持具本体を支持すべく
設けられ相対的に移動可能な対をなす第1、第2の爪
と、これら第1、第2の爪を相対動作させ第1の爪の先
端部と第2の爪の先端部とが略重合する位置から相互に
離反するように移動させ得る爪駆動機構と、前記フック
孔に挿入された第1、第2の爪をこの爪駆動機構により
所要方向に相対動作させた際にその相対動作を利用して
該爪を前記フック孔に対して位置決めし固定する爪固定
手段とを具備してなるものであることを特徴とするオプ
ション取付構造。 - 【請求項2】支持体にフック孔を設け、そのフック孔に
オプション保持具を掛止させ、このオプション保持具に
オプション類を保持させるようにしたオプション取付構
造であって、オプション保持具が、オプション類を保持
するための保持具本体と、この保持具本体を支持すべく
設けられ相対的に移動可能な対をなす第1、第2の爪
と、第1の爪の先端部と第2の爪の先端部とが相互に離
反する方向に第1の爪を第2の爪に対して相対的に平行
移動させるための爪駆動機構と、前記フック孔に挿入さ
れた第1、第2の爪をこの爪駆動機構により相対動作さ
せた際にその相対動作を利用して該爪を前記フック孔に
対して位置決めし固定する爪固定手段とを具備してなる
ものであることを特徴とするオプション取付構造。 - 【請求項3】支持体にフック孔を設け、そのフック孔に
オプション保持具を掛止させ、このオプション保持具に
オプション類を保持させるようにしたオプション取付構
造であって、オプション保持具が、オプション類を保持
するための保持具本体と、この保持具本体を支持すべく
設けられ相対的に移動可能な対をなす第1、第2の爪
と、これら第1、第2の爪を相対動作させるための爪駆
動機構と、前記フック孔に挿入された第1、第2の爪を
この爪駆動機構により所要方向に相対動作させた際にそ
の相対動作を利用して該爪を前記フック孔に対して位置
決めし固定する爪固定手段とを具備してなるものであ
り、かつ、前記爪駆動機構が、平行に配した2枚の第1
の爪同士を連結する第1連結板と、平行に配した2枚の
第2の爪同士を連結する第2連結板と、これら第1、第
2の連結板の一方に設けたナットと、他方を上下に貫通
して前記ナットに螺合させたボルトとを具備してなるも
のであり、前記ボルトを上方から締付操作することによ
り、前記両連結板を接近させながら前記両爪をそれら先
端部が相互に離反する方向に移動させ得るように構成し
てあるオプション取付構造。 - 【請求項4】爪駆動機構が、平行に配した2枚の第1の
爪同士を連結する第1連結板と、平行に配した2枚の第
2の爪同士を連結する第2連結板と、これら第1、第2
の連結板の一方に設けたナットと、他方を上下に貫通し
て前記ナットに螺合させたボルトとを具備してなるもの
であり、 前記ボルトを上方から締付操作することにより、第1の
爪の先端部と第2の爪の先端部とが略重合する位置から
前記両爪をそれら先端部が相互に離反する方向に移動さ
せ得るように構成してある請求項1、2又は 3記載のオ
プション取付構造。 - 【請求項5】爪固定手段が、第1および第2の爪の先端
部にそれぞれ形成されフック孔の上方および下方におけ
る支持体の側壁にそれぞれ係合し得る凹部であり、これ
ら凹部の形状を、支持体の側壁に係合していくにしたが
って前記第1、第2の爪のフック孔に対する挿脱方向の
可動幅を徐々に小さくし所定位置において前記両爪を位
置決めし固定できるように設定している請求項3又は4
記載のオプション取付構造。 - 【請求項6】凹部が、その側面にテーパ面を設けてなる
ものである請求項5記載のオプション取付構造。 - 【請求項7】支持体が、天板の反使用端近傍部に左右両
端部間に亘って配線導出入用の開口部を有した机であ
り、フック孔が前記開口部の下方に設けられている請求
項1、2、3、4、5又は6記載のオプション取付構
造。 - 【請求項8】フック孔が、机の左右両脚間に横架された
横架材の側面に間欠的に複数配設されたものである請求
項7記載のオプション取付構造。 - 【請求項9】第1、第2の爪の挿入端が部分円弧状に形
成されている請求項1、2、3、4、5、6、7又は8
記載のオプション取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35221397A JP3531451B2 (ja) | 1997-12-05 | 1997-12-05 | オプション取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35221397A JP3531451B2 (ja) | 1997-12-05 | 1997-12-05 | オプション取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11164771A JPH11164771A (ja) | 1999-06-22 |
JP3531451B2 true JP3531451B2 (ja) | 2004-05-31 |
Family
ID=18422538
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35221397A Expired - Fee Related JP3531451B2 (ja) | 1997-12-05 | 1997-12-05 | オプション取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3531451B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5079662B2 (ja) * | 2008-11-04 | 2012-11-21 | 株式会社内田洋行 | 空間構造体 |
JP5557702B2 (ja) * | 2010-11-08 | 2014-07-23 | 株式会社岡村製作所 | オプション部材の取付構造 |
-
1997
- 1997-12-05 JP JP35221397A patent/JP3531451B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11164771A (ja) | 1999-06-22 |
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