JP2000270932A - 棚装置と照明装置とを備えた机 - Google Patents
棚装置と照明装置とを備えた机Info
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Abstract
習机において、棚装置の使い勝手や美感を悪化させるこ
となく照明装置を配置できるようにする。 【手段】棚装置6は下棚8と上棚9とに分離されてお
り、照明装置7の支柱21は下棚8の裏側に配置されてい
る。支柱21の上端には、上下棚8,9 の間に形成された空
間から棚装置6の手前側に向けて延びるアーム21cが設
けられており、アーム21cの先端に灯具22を取付けてい
る。支柱21は棚装置6の裏側に配置されているため、棚
装置6内への物品の収納効率の悪化や、外観の悪化や、
棚装置6内に物品を出し入れに際して支柱21が邪魔にな
ったりすることはない。
Description
装置及び照明装置を備えた机の改良に関するものであ
る。
けており、この棚装置には机上を照らすための照明装置
を設けている。その場合、照明装置は、蛍光灯等の灯具
を棚装置に一体に取付けたタイプと、照明装置をスタン
ド式に構成して、これを棚装置とは分離して天板に設け
たものとに大別される。
プでは、高い段の棚板の下面に灯具を取付けたものや、
例えば実公平 4-55372号公報のように、棚装置における
背板の前面に支柱を固定し、この支柱に灯具を取り付け
たものなどがある。
して、実公昭58-40897号公報には、棚装置の棚板を照明
装置よりも高い部位に設け、この棚板の下方に形成され
たオープンスペースに照明装置を左右移動自在に設ける
ことが開示されている。
に、照明装置の高さよりも低い高さの棚板を設けるにお
いて、その棚板の左右巾寸法を棚装置の間口寸法よりも
短かい寸法に設定し、この棚板の一端部と棚装置の側板
との間に形成された空間に照明装置を納め入れることが
記載されている。
を上棚と下棚とに分離構成し、下棚に照明装置を一体に
取付けることが記載されており、この先行技術では、照
明装置の支柱を棚装置における背板の前面に配置してい
る。
装置は、支柱が棚装置における背板の表側に配置されて
いるため、収納効率及び体裁が悪いと共に、支柱が物品
の出し入れの邪魔になるといった問題があった。本発明
は、この問題を解消することを目的とする。
本願発明は、天板の後部に、左右側板と棚板と背板とを
備えた棚装置と、支柱の上端部に灯具が取付けられた照
明装置とを、照明装置の支柱が棚装置の裏側に位置し、
照明装置の灯具が棚装置における背板の表側に位置する
ようにして配置した。
上下分離方式でもよい。請求項2では、棚装置を、天板
に取外し可能に取り付けた下棚と、この下棚に取外し可
能に取付けた上棚とに分離構成した場合において、前記
照明装置の支柱を下棚の裏側に配置し、前記照明装置に
おける支柱の上端に、下棚と上棚との間に設けた空間か
ら棚装置の手前側に向けて延びるアームを設け、このア
ームに前記灯具を取付けている。
板よりも後方に位置していても良く、この場合は、照明
装置の支柱は上棚の背板の表側に位置していても良い。
でも良いし複数本でも良い。また、支柱はパイプ状や棒
状、板状など必要に応じて様々の断面形状のものを使用
できる。他方、灯具としては細長い蛍光灯が好適である
が、白熱灯などを使用しても良い。棚装置の具体的な構
造(高さや棚板の枚数、仕切り形態など)も、必要に応
じて設定できることは言うまでもない。更に、本発明は
児童用の学習机に好適であるが、事務用等の机にも広く
適用できる。
柱は棚装置の裏側に隠れているため、棚装置の収納効率
や体裁が悪くなったり、物品の出し入れに際して照明装
置の支柱が邪魔になって使い勝手が悪くなったりするこ
とはない。
使用したり、上棚を取り外して下棚のみを使用したり、
或いは上下棚とを取り外して照明装置のみを使用したり
というように、机の使用パターンが広がるため、ユーザ
ーの要望にきめ細かく対応できる。
と称する)に適用した実施形態を図面に基づいて説明す
る。
1は分離斜視図、図2は正面図、図3のうち分図 (A)は
図2の IIIA-IIIA視断面図、分図 (B)は部分断面図であ
る。
に平抽斗5を備えており、天板2の後部に、棚装置6と
照明装置7とを配置している。棚装置6は天板2の横巾
寸法と略同じ横幅寸法になっている。
り、上下棚8,9 とも、左右一対の側板10,11 と、左右側
板10,11 間に差し渡し固定した棚板12,13 と、背板14,1
5 とを備えている。また、適当な枚数の仕切り板16も備
えている。上棚9の棚板13は側板11の中途高さに位置し
ている。下棚8の棚板12は側板10の下面よりも高い位置
に配置しており、この棚板12のうち右寄り部位の下面に
は抽斗17を設けている。下棚8の背板14と上棚9の棚板
13との間には、左右全長にわたって空間が空いている。
における左右側板11の下面には互いに重なり合う穴18が
空いており、この穴18に図示しないダボ(ピン)を嵌め
入れることにより、上下棚8,9 がずれ不能に保持されて
いる。また、図2に示すように、上下棚8,9 の側板10,1
1 はねじ止め式の上固定具19によって離脱不能に保持さ
れている。従って、上固定具19を取り外すと、上棚9だ
けを取り外すことができる。
固定具20で天板2に固定されており、下固定具20を取外
すと棚装置6の全体を取り外すことができる。照明装置
7は、角パイプ状の固定部21aに中実状(パイプ状でも
良い)の可動部21bを摺動自在に嵌め入れて成る伸縮式
の支柱21と、笠22aで蛍光灯22bを覆った灯具22とを備
えている。笠22aの前面にはスイッチ23を設けている。
きのアーム21cが一体に形成されており、このアーム21
cに、笠22aに後ろ向き突設したガイド筒24を前後摺動
自在に嵌め入れている。従って、灯具22は、高さを自在
に調節することができると共に、前後方向にも自在に移
動させることができる。
下棚8における背板14の裏面に重なっており、背板14に
前方から挿入した複数本のねじ25により、支柱21の固定
部21aを背板14の裏面に締結している。支柱21のアーム
21cは、下棚8の背板14と上棚9の棚板13との間に形成
された空間から前方に延びている。なお、支柱21の可動
部21bには、ねじ25の干渉を防止するために長溝26が形
成されている。
bを任意の高さに固定するためのねじ等のロック手段を
設けている。この場合、可動部21bは無段階的に高さ調
節できる構成でも良いし、段階的に高さ調節できる構成
でも良い。また、灯具22のガイド筒24には、図示しない
抜け止め手段を設けている。
棚8の背板14よりも後方にずれた状態になっており、支
柱21の固定部21aと上棚9の背板15との後面を揃えた状
態にしている。このようにすると、照明装置7を取付け
た状態で棚装置6を梱包して運搬・保管するに際して、
支柱21の損傷を防止できる利点がある。もとより、両背
板14,15 の前後位置を揃えても良い。
態を示している。このように上棚9だけを取り外した状
態でも、図2〜図3のように上棚9を取付けた状態で
も、いずれにしても照明装置7の支柱21は下棚8におけ
る背板14の裏側に位置している。このため、棚装置6の
収納効率が悪化したり外観が悪化したり、或いは、支柱
21が物品の出し入れの邪魔になったりすることはない。
取り外して照明装置7だけを使用する場合は、別途用意
しておいたねじ式の支持具(クランプ)27を天板2の後
端縁に固定し、この支持具27によって照明装置7の支柱
21を倒れ不能に保持するようにしている。
能に保持する支持手段の一例を成すもので、側面視コ字
状の本体28を備えている。本体28の上面には、支柱21の
固定部21aが嵌まる受け部29を一体に固着する一方、本
体29の下片に、天板2の下面を押さえるねじ棒30を螺合
している。支柱21の固定部21aは、支持具27の受け部29
にねじ31で締結されているが、このねじ31と、下棚8に
支柱21を固定するためのねじ25とを兼用すると、部品点
数を低減できると共に、ねじの紛失を防止できて好適で
ある。
で、図7に示すように、パソコンやワープロにおける大
きな画面のディスプレイ32を設置することも簡単にな
る。灯具22は高さ調節自在でしかも前方に大きく引き出
せるため、図4のように上棚9を取り外した状態におい
ても、下棚8の棚板10に嵩高のディスプレイ32等を設置
することができる。
い長さの蛍光灯22bを使用すると、机上を明るく照らす
ことができる利点がある。
が付いた机を好むが、高学年になると棚装置のないシン
プルな机を好む傾向がある。また、高学年になると机上
で使用する物品(学用品等)の数が増えると共に物品の
大きさも大きくなるため、机上を広く使いたいという要
望が強くなり、このため、高学年になるに従って机から
棚装置を取り外すことが多くなる。
板の下面に設けた構造では、棚装置の内部がすっきりと
して収納効率が良いと共に、書籍やノート等の物品を体
裁よく収納できる利点がある反面、棚装置を取り外して
しまうと照明装置を新たに購入しなければならないた
め、余分な出費を強いられるという問題があった。
場合には、棚装置を取り外しても照明装置はそのまま使
用できるので余分な出費は無いが、棚装置を取付けた状
態では照明装置の支柱部が棚装置の内部に露出している
ため、収納効率及び体裁が悪いと共に、支柱が物品の出
し入れの邪魔になるといった問題があった。
装置を上棚と下棚とに分離構成し、下棚に照明装置を一
体に取付けた場合は、照明装置だけを取外して使用する
ことはできないため、棚装置の全体を取り外してしまう
と、別の照明装置を新たに購入しなければならず、この
ため、余分な出費を強いられるという問題を解消するこ
とはできないのであり、また、照明装置の支柱が棚装置
における背板の表側に位置しているため、収納効率及び
体裁が悪いと共に、支柱が物品の出し入れの邪魔になる
という問題を解消することもできない。
に、棚装置6を取り外して照明装置7のみを使用できる
ようにした支持具(支持手段)27を設けると、棚装置6
を配置した状態での収納効率及び体裁の悪化を招来する
ことはなく、しかも、棚装置6を取り外した後は照明装
置7をそのまま使用できるため、余分な出費がかかるこ
ともない利点がある。
別々に梱包するのが通常であるので、本実施形態のよう
に、照明装置7の支柱21を棚装置6に固定しておくと、
照明装置6と棚装置7とを一体に梱包できるため、机を
出荷するに際しての梱包の手間や運搬・保管の手間、並
びに組立の手間を低減できる利点がある。
棚8と上棚9とに分離構成しておくと、棚装置6の全体
を使用することに加えて、上棚9を取り外して下棚8の
みを使用したり、或いは上下棚8,9 とを取り外して照明
装置7のみを使用したりというように、机1の使用パタ
ーンが広がるため、ユーザーの要望にきめ細かく対応で
きて好適である。
施形態を示している。このうち分図 (A)では、下棚8に
おける棚板10の前端部にブラケット34を介してコンセン
ト35を取付け、コンセント35に給電するためのコード36
は、背板14に空けた穴37から引き込んでいる。
の前面にコンセント35を設け、このコンセント35を、下
棚8の背板14に空けた穴38を介して前方に露出させてい
る。図8(B)のように構成すると、棚装置6を取り外した
後にもコンセント35を使用できる利点がある。コンセン
ト35は、灯具22の笠22aのような他の部位に設けても良
い。
を示している。このうち分部 (A)で示す例では、支柱21
の固定部21dの下端に、天板2に広い面積で重なり合う
足部21dを一体に形成し、この足部21dを、ねじ式の支
持具27で天板2に固定している。
の下端に形成した足部21dをねじ39で天板2に押さえ固
定している。符号40で示すのは鬼目ナットである。この
図9では、出荷段階で既に支柱21は天板2に固定されて
いる。
図、図11のうち分図 (A)は図10の XIA-XIA視断面図、分
図 (B)は分図 (A)の B-B視断面図、分図 (C)は分図 (A)
の C-C視部分断面図、図12は支柱21の固定手段を示す
図、図13は棚装置6を取去った使用例を示す図で、分図
(A)は正面図、分図 (B)は分図 (A)の B-B視側面図であ
る。
と同様の上棚8と下棚9とから成っている。他方、照明
装置7は、左右一対の支柱21と灯具22とを備えており、
左右支柱21は、第1実施形態と同様に、筒状の固定部21
aと可動部21bとで伸縮式に構成されており、図11(C)
に示すように、固定部21aはねじ25で下棚8の背板14に
固定されている。
び可動部21bとも丸パイプからなっており、図12(A) に
示すように、可動部21bに上下適宜間隔で係合穴41を空
けて、任意の係合穴41に、固定部21aに貫通したロック
ボルト42を通している。従って、この例では灯具22は段
階的に高さ調節できる。
ける可動部21bのアーム21cにブロック状のブラケット
43を一体に固着して、左右ブラケット43の上面に、補助
棚板44を差し渡し固着している。また、左右ブラケット
43の内側面に、スライダー47を、レール45と溝46との嵌
め合わせによって落下不能で且つ前後摺動自在に重ね合
わせて、左右スライダー47に灯具22の端面を固着してい
る。
を幾つか示している。このうち分図(B)では、天板2及
び脚体3の背面にねじ止めする支持具27に底付きの受け
部27aを溶接等によって固着し、この受け部27aに支柱
21の固定部21aを上方から嵌め込んでいる。
内側面とにねじ48で固着している。分図 (D)では、金属
板を曲げ加工することによって受け部27aを一体成形し
た支持具27を、ねじ48で脚体3の内面に固着している。
分図 (E)では、金属板を曲げ加工することによって受け
部27aを形成した支持具27を、ねじ48で脚体3の後面に
固着している。
ると、例えば分図 (E)に一点鎖線で示すように、支持具
27を上下逆にした姿勢で取付けることにより、受け部27
aを天板2の下方に位置させることができる。従って、
支持具27は、梱包の邪魔にならない状態で予め机1に取
付けておくことができる利点がある。
の補助棚板44に物品を載せることができる。従って、上
棚9を取り外した状態で、照明装置7を棚に兼用するこ
とができる。また、図13に示すように、棚装置6を全て
取り外した状態で、例えば机上にパソコン(或いはワー
プロ等のOA機器)のディスプレイ32や本体を置いて、
補助棚44にプリンタ49を載せるというような使い方もで
きて、便利である。
も灯具22は自在に前後動させることができるので、補助
棚44の使用のいかんに関係なく机上を的確に照明でき
る。
ており、分図 (A)は側面図、分図 (B)は分図 (A)の B-B
視断面図である。
ており、左右支柱21のアーム21cには補助棚板44を差し
渡し固着している。左右支柱21は断面角形(円形等でも
良い)に形成されており、上下適宜間隔で係合穴41が空
いている。支柱21は、机1の背面にねじ48で固着した支
持具27の受け部27aに嵌まっており、受け部27aにねじ
込んだロックボルト42を任意の係合穴41に挿入してい
る。
る。また、灯具22における笠22aの左右両側面に取付け
た前後長手のガイドバー50を、支柱21の上端に形成した
前後長手で水平状のアーム21cに差し込んでいる。従っ
て、灯具22は前後方向に移動調節できる。
を示しているが、棚装置を取付けた状態では、支柱21は
下棚8等の背板14の裏面にねじで固着すれば良い。ま
た、この図14の状態のままで棚装置6を机上に配置して
も良い。この例では、灯具22を前後方向に首振り自在に
構成している(他の実施形態においても、灯具22を首振
り自在に取付けて良い)。
更に様々の形態に具体化できる。例えば、一つの灯具に
複数本の蛍光灯を取付けても良い。また、灯具は必ずし
も棚装置の間口寸法に近い長さに設定する必要はなく、
例えば、間口寸法の半分程度の長さにするなど、必要に
応じて適宜設定すれば良い。
装置は上下分離方式には限らず、単一構造でも良い。
側断面図である。
る。
している状態の側面図である。
B-B視断面図、 (C)は(A)の C-C視部分断面図である。
図、 (B)〜(E) は第4実施形態で使用する支持具の例を
示す図である。
明装置のみを使用している状態の図である。
Claims (2)
- 【請求項1】天板の後部に、左右側板と棚板と背板とを
備えた棚装置と、支柱の上端部に灯具が取付けられた照
明装置とを、照明装置の支柱が棚装置の裏側に位置し、
照明装置の灯具が棚装置における背板の表側に位置する
ようにして配置している、棚装置と照明装置とを備えた
机。 - 【請求項2】前記棚装置を、天板に取外し可能に取り付
けた下棚と、この下棚に取外し可能に取付けた上棚とに
分離構成し、前記照明装置の支柱を下棚の裏側に配置
し、前記照明装置における支柱の上端に、下棚と上棚と
の間に設けた空間から棚装置の手前側に向けて延びるア
ームを設け、このアームに前記灯具を取付けている、請
求項1に記載した棚装置と照明装置とを備えた机。
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1999
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