JP3530923B2 - 移植機 - Google Patents

移植機

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JP3530923B2
JP3530923B2 JP26163694A JP26163694A JP3530923B2 JP 3530923 B2 JP3530923 B2 JP 3530923B2 JP 26163694 A JP26163694 A JP 26163694A JP 26163694 A JP26163694 A JP 26163694A JP 3530923 B2 JP3530923 B2 JP 3530923B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、圃場における野菜苗の
植付け等の対地作業を行う移植機に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、特願平5−343825号明細書
に示す如く、トラクタで構成する走行車に、野菜苗の移
植機を装備させ、野菜の苗を圃場面に連続的に植付ける
技術がある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】前記従来技術は、覆土
輪の支持高さを調節して植付爪の植深を変更させるか
ら、覆土輪の支持高さを略一定に保ち乍ら植付け姿勢が
前後に傾き易く、大きな植深調節範囲を容易に確保し得
ないと共に、覆土輪の植付部支持荷重を容易に低減し得
ない等の問題があった。 【0004】 【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、植付
爪の苗植付け部前方に設ける鎮圧輪と、植付爪の苗植付
け部後方に設ける覆土輪を備え、前記鎮圧輪と覆土輪を
連動して支持高さ調節する植深調節部材を取付ける移植
において、植付けユニットに備えるユニットフレーム
にガイドレールを介して昇降フレームを上下動自在に取
付け、昇降フレームの前後部に鎮圧輪と覆土輪を取付
け、植深調節部材操作によって覆土輪を上下調節すると
き、植付爪の苗植付深さを検出する鎮圧輪を覆土輪と同
時に同方向に上下動させ、植付深さ検出基準高さを変更
させるもので、植付爪の前後に配置させる鎮圧輪と覆土
輪の相対位置を略一定に保った状態で支持高さを変更し
て植深調節するから、鎮圧輪及び覆土輪によって植付け
姿勢を略水平に保って大きな植深調節範囲を容易に確保
し得ると共に、鎮圧輪及び覆土輪によって植付部荷重を
分担するから、覆土輪の植付部支持荷重を容易に低減し
得、植付け姿勢の前後傾きによる覆土輪の荷重変化を少
なくして大きな覆土圧調節範囲を容易に確保し得るもの
である。 【0005】 【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述
する。図1はツールバー部の背面図、図2は全体の側面
図、図3は同平面図、図4は移植機の側面説明図、図5
は同平面説明図、図6は同背面説明図である。図中
(1)は作業者が搭乗する走行車であるトラクタであ
り、走行ミッションケース(2)両側に左右リヤアクス
ルケース(3)(3)を介して左右後輪(4)(4)を
設け、前記ミッションケース(2)上側に運転席(5)
を取付け、運転席(5)下面のミッションケース(2)
上面に油圧昇降シリンダ(6)を配設させ、該シリンダ
(6)によって揺動させる左右リフトアーム(7)
(7)を支点軸(8)に回転自在に軸支させると共に、
前記運転席(5)前方に操向ハンドル(9)を設け、該
ハンドル(9)前側のボンネット(図示省略)両側に補
充苗載せ用の左右予備苗台(10)(10)を配設させ
る。なお、従来のトラクタと同様に、前記ボンネットに
エンジンを内設させ、ボンネット両側下方に左右前輪を
装設し、前輪及び後輪(4)をエンジンによって駆動し
て前後進させると共に、操向ハンドル(9)によって前
輪を方向転換させて走行進路を変更するように構成して
いる。また左右一対の走行クローラを装設させた車体に
よって走行車を構成してもよいと共に、走行進路を自動
的に検出する操向センサと、前輪を方向転換させるアク
チュエータと、操向センサの検出結果に基づきアクチュ
エータを作動させるコントローラを設け、操向センサに
よって検出する畦などに沿って自動的に走行させる自動
操向機能を持たせることも行える。 【0006】さらに、図7乃至図11に示す如く、前記
ミッションケース(2)両側に左右一対の支点板(1
1)(11)前端側をボルト止め固定させ、支点板(1
1)後端側に軸受板(12)を溶接固定させ、軸受板
(12)にヒッチピン(13)を着脱自在に差込むと共
に、支点板(11)を介してミッションケース(2)に
連結させる左右一対の昇降リンク(14)(14)を備
え、昇降リンク(14)前端側面に支点軸(15)を溶
接固定させ、前記ヒッチピン(13)を抜出した状態で
軸受板(12)に支点軸(15)を後方から着脱自在に
嵌着させ、軸受板(12)とヒッチピン(13)によっ
て支点軸(15)を回転自在に取付け、支点板(11)
に昇降リンク(14)前端を回転自在に連結させ、支点
軸(15)を中心に昇降リンク(14)後端側を上下に
揺動させるように構成している。 【0007】また、短い円筒を長い円筒の中間に一体固
定させたT形のギヤケース(16)を左右昇降リンク
(14)(14)後端間に溶接固定させると共に、前記
ギヤケース(16)にフック形下端部を係止させる左右
一対のリフトリンク(17)(17)を備え、U形バン
ド体(18)と締付ボルト(19)を前記リフトリンク
(17)のフック形下端部に設け、前記ボルト(19)
によってバンド体(18)をギヤケース(16)に着脱
自在に半周巻き固定させ、リフトリンク(17)のフッ
ク形下端部にギヤケース(16)を回転自在に取付け、
前記リフトリンク(17)上端と前記リフトアーム
(7)先端をピン(20)によって着脱自在に連結させ
る。そして、前記昇降シリンダ(6)のラム形ピストン
ロッドを突出させることにより、リフトアーム(7)先
端を上方に揺動させ、リフトリンク(17)を介してギ
ヤケース(16)を上方に持上げる一方、昇降シリンダ
(6)のピストンロッド退入によってギヤケース(6)
を下降させるように構成している。 【0008】さらに、前記昇降リンク(14)の中間下
側縁に昇降リンクヒッチである四角筒形のツールバー
(21)を溶接固定させ、前記ツールバー(21)の両
端を左右方向に延設させ、左右後輪(4)(4)の間に
略水平にツールバー(21)を横架させる。また、トラ
クタ(1)後側に昇降リンク(14)を介して昇降自在
に取付ける対地作業機である野菜苗の移植機(22)を
備え、前記ツールバー(21)を介して装設させる左右
一対の植付ユニット(23)(23)によって2条植え
構造の移植機(22)を構成するもので、ユニットフレ
ーム(24)と、該フレーム(24)に上下レール(2
5)(26)を介して前後方向に往復摺動させる苗載台
(27)と、苗載台(27)上面の苗トレイ(28)か
ら1株分のポット苗を取出す箸形取出爪(29)と、該
取出爪(29)からポット苗を受取って圃場面に植付け
るホッパ形植付爪(30)と、植付爪(30)の苗植付
部前方の圃場面を鎮圧する均平ローラ(31)と、植付
爪(30)の苗植付部に相当する位置のマルチフィルム
(移植作業前に敷設)を切開するマルチカッタ(32)
と、植付爪(30)によって植付けられたポット苗の覆
土を行う左右一対の培土ローラ(33)(33)と、植
付ミッションケース(34)と、植付爪駆動ケース(3
5)(36)(37)と、取出爪駆動ケース(38)
と、苗載台駆動ケース(39)を、前記各植付ユニット
(23)(23)に夫々備えている。 【0009】そして、前記植付ミッションケース(3
4)から各駆動ケース(35)〜(39)に駆動力を伝
え、取出爪(29)及び植付爪(30)を所定軌跡上で
苗取出及び苗植付の各動作を夫々行わせると共に、苗載
台(27)の前後方向往復移動による苗横送り並びに苗
載台(27)傾斜下端側への苗トレイ(28)移動によ
る苗縦送りの各動作を夫々行わせ、所定植付け間隔でポ
ット苗を圃場面に連続的に植付けるように構成してい
る。 【0010】さらに、前記ツールバー(21)に締結板
(40)をボルト(41)(41)によって摺動自在に
取付け、締結板(40)を左右摺動させてオフセット位
置調節を行うと共に、前記締結板(40)に軸受板(4
2)(42)前端側を溶接固定させ、軸受板(42)後
端部に筒体(43)を溶接固定させ、前記筒体(43)
に円筒形軸受(44)を回転自在に取付け、前記ユニッ
トフレーム(24)の一部を構成するヒッチ板(45)
を、前記軸受(44)に溶接固定したフランジ(46)
にボルト(47)止め固定させ、左右一対の軸受(4
4)(44)間に前記植付ミッションケース(34)を
回転自在に挾持させる。 【0011】また、前記ツールバー(21)と略平行な
同一直線上に前記ギヤケース(16)の長い円筒部と前
記軸受(44)…を配置させ、中軸(48)及び左右軸
(49)(49)からなるPTO横軸(50)をギヤケ
ース(16)及び軸受(44)…に回転自在に軸支させ
るもので、ギヤケース(16)の長い円筒部に中軸(4
8)を軸支させ、ギヤケース(16)の短い円筒部の入
力軸(51)にベベルギヤ(52)(53)を介して中
軸(48)を連動連結させ、前記走行ミッションケース
(2)後面に突出させるPTO軸(54)に自在継手軸
(55)を介して入力軸(51)を連動連結させ、トラ
クタ(1)のエンジン出力を中軸(48)に伝えると共
に、中軸(48)両端にピン(56)(56)を介して
左右軸(49)(49)を分離自在に一体連結させ、植
付ミッションケース(34)及びこの両側の軸受(4
4)(44)に左右軸(49)(49)を軸芯方向に摺
動自在に貫挿させ、左右軸(49)(49)を軸受(4
4)…に回転自在に軸支させ、植付ミッションケース
(34)内部の変速入力軸(57)に六角柱形の左右軸
(49)(49)を嵌挿させて二重軸構造とし、前記各
軸(49)(57)を介して植付ミッションケース(3
4)内部に入力軸(51)からのPTO駆動力を伝える
ように構成している。このように、昇降リンク(14)
にPTO横軸(50)を設けることにより、トラクタ
(1)と移植機(22)の間隔が昇降リンク(14)長
さとなり、移植機側にPTO横軸を設けるのに比べてト
ラクタ(1)に対する移植機(22)取付け間隔を縮小
させ移植機(22)のユニットフレーム(24)構造を
簡略にし、また軽量小型化などを行えると共に、上昇位
置の移植機(22)をPTO横軸(50)回りに前傾さ
せ、移植機(22)上昇時の機体前後長短縮などを行え
る。 【0012】さらに、前記軸受板(42)に1軸(5
8)を介して規制アーム(59)下端を回転自在に連結
させ、前記ヒッチ板(45)と規制アーム(59)中間
に2軸(60)及び3軸(61)を介して連動リンク
(62)両端を回転自在に連結させると共に、前記1軸
(58)と略同一軸芯線上に設ける4軸(63)(6
3)を介し、昇降リンク中間(14)に左右一対の姿勢
変更板(64)(64)下端を連結させ、前記ツールバ
ー(21)と略平行に設ける一組2本の左右一対のパイ
プ形規制バー(65)(66)機内側を前記姿勢変更板
(64)に溶接固定させ、姿勢変更手段である油圧前傾
シリンダ(67)中間を各姿勢変更板(64)(64)
間に5軸(68)を介してトラニオン型に回転自在に連
結させ、前記走行ミッションケース(2)後部にボルト
止め固定させるヒッチブラケット(69)に6軸(7
0)を介して前記シリンダ(67)のピストンロッド
(71)先端を回転自在に連結させる。 【0013】また、前記一組2本の規制バー(65)
(66)の間に前記規制アーム(59)上端側を遊嵌挿
入させ、各バー(65)(66)に当接する範囲内で1
軸(58)を支点に規制アーム(59)を揺動させ、規
制アーム(59)と規制バー(65)(66)によって
制限する角度内でPTO横軸(50)回りにユニットフ
レーム(24)を揺動させるもので、昇降リンク(1
4)に対して移植機(22)を所定範囲内で上下に揺動
可能に取付け、圃場の凹凸またはトラクタ(1)のロー
リングなどに追従させて左右植付ユニット(22)(2
3)を各別に昇降させるフローティング動作を行わせ、
圃場の凹凸またはトラクタ(1)のローリングなどによ
って植付爪(30)の苗植付け深さが変化するのを防ぐ
ように構成している。 【0014】また、前記PTO横軸(50)及び1軸
(58)の軸芯間距離と、前記2軸(60)及び3軸
(61)の軸芯間距離を略等しく形成し、軸受板(4
2)と連動リンク(62)によって平行リンク機構を形
成させると共に、前記支点軸(15)及び1軸(58)
の軸芯間距離と、前記前傾シリンダ(67)のピストン
ロッド(71)を最大伸長させたときの5軸(68)及
び6軸(70)の軸芯間距離を略等しく形成し、昇降リ
ンク(14)と前傾シリンダ(67)及びピストンロッ
ド(71)によって平行リンク機構を形成させる。そし
て、前記昇降シリンダ(6)を制御して昇降リンク(1
4)を上下に揺動させたとき、前記の二組の平行リンク
機構を介し、ユニットフレーム(24)を含む二組の植
付ユニット(23)(23)を備えた移植機(22)
を、略一定姿勢(苗植付け姿勢)を保ち乍ら昇降させる
ように構成している。また、規制アーム(59)を含む
二組の平行リンク機構は、昇降リンク(14)の略前後
幅内にコンパクトに取付けている。 【0015】さらに、前記ヒッチブラケット(69)と
同様に走行ミッションケース(2)に固定させる吊下フ
レーム(72)に吊下バネ(73)を介してユニットフ
レーム(24)を連結させるもので、走行ミッションケ
ース(2)に吊下フレーム(72)を立設固定させ、ハ
ンドル(74)の手動回転操作によって伸縮するネジ軸
(75)を吊下フレーム(72)上端側に取付け、ユニ
ットフレーム(24)上端側とネジ軸(75)の間に吊
下バネ(73)を張設させ、ハンドル(74)操作によ
って吊下バネ(73)力を調節し、PTO横軸(50)
回りに回転するユニットフレーム(24)を吊下バネ
(73)によって上方に引張り、圃場面の硬度または土
質などに応じて培土ローラ(33)の接地圧力を調節
し、培土ローラ(33)の覆土作用を適正に得るように
構成している。なお、培土ローラ(33)は、ハンドル
(76)の回転によって昇降させてユニットフレーム
(24)に対する支持高さを調節自在に取付けていると
共に、前記吊下バネ(73)は左右一対とし、左右のユ
ニットフレーム(24)(24)を一対のバネ(73)
(73)によってトラクタ(1)機体に各別に連結さ
せ、左右の植付ユニット(23)(23)の各培土ロー
ラ(33)(33)を各別に接地圧調節し、培土機能を
向上させ植付精度を高めるように構成している。 【0016】さらに、図8に示す如く、昇降シリンダ
(6)制御によって前記移植機(22)を地上に持上げ
ることにより、規制アーム(59)が後方の規制バー
(65)に当接すると共に、この状態で前傾シリンダ
(67)を制御してピストンロッド(71)を退入させ
ることにより、規制バー(65)を介して姿勢変更板
(64)と規制アーム(59)が軸(58)(63)を
支点に前方に揺動し、連動リンク(62)を介してヒッ
チ板(45)をPTO横軸(50)回りに回転させ、ユ
ニットフレーム(24)を含む移植機(22)全体をP
TO横軸(50)回りに回転させて前傾させ、トラクタ
(1)に移植機(22)を接近させた前傾姿勢で支持す
る一方、移植機(22)を圃場面に下降時、前傾シリン
ダ(67)のピストンロッド(71)を伸長させ、移植
機(22)を対地作業姿勢に戻した後、昇降シリンダ
(6)制御によって移植機(22)を地上に下降させる
もので、対地作業機である移植機(22)を対地作業姿
勢乃至前傾姿勢に切換える姿勢変更手段である前傾シリ
ンダ(67)を設け、上昇時に移植機(22)を前傾姿
勢にして機体重心を前方移動させ、また移植機(22)
の後方突出量を対地作業時よりも縮小させるように構成
している。また、各規制バー(65)(66)で設定す
る移植機(22)のフローティング範囲よりもピストン
ロッド(71)の伸縮ストロークを大きくし、対地作業
時の前傾よりも上昇位置の前傾角度を大きくしている。 【0017】さらに、図12に示す如く、前記ユニット
フレーム(24)の前部下側に支点軸(77)を介して
植深センサアーム(78)前端を回転自在に軸支させ、
前記センサアーム(78)の後端側に軸(79)を介し
て前記均平ローラ(31)を回転自在に設け、ユニット
フレーム(24)に対して均平ローラ(31)を昇降自
在に取付けると共に、前記センサアーム(78)に結合
バー(80)の一端を溶接固定させ、ユニットフレーム
(24)にアウタ受(81)を介して設ける植深センサ
ワイヤ(82)の一端を前記結合バー(80)他端の複
数の孔(83)…のいずれかに連結させる。前記センサ
ワイヤ(82)を連結させる孔(83)を代えることに
より、均平ローラ(31)の昇降量に対するセンサワイ
ヤ(82)の押引量を変化させ、均平ローラ(31)の
昇降量に基づくセンサワイヤ(82)の植深変化の検出
感度を切換えるように構成している。 【0018】また、前記昇降シリンダ(6)を作動させ
る油圧切換昇降バルブ(84)を設け、運転席(5)右
側に設ける昇降レバー(85)を前後に手動操作して昇
降バルブ(84)を切換え、トラクタ(1)のエンジン
によって油圧ポンプ(86)を駆動し、作動油タンクを
兼用する走行ミッションケース(2)の作動油を昇降シ
リンダ(6)に圧送し、リフトアーム(7)を上方に揺
動させて移植機(22)を持上げる一方、昇降シリンダ
(6)の作動油を走行ミッションケース(2)に戻して
移植機(22)を下降させる。また、伸長ソレノイド
(87)及び縮小ソレノイド(88)を有する電磁式油
圧切換姿勢バルブ(89)を備え、中立位置の昇降バル
ブ(84)を介して油圧ポンプ(86)に姿勢バルブ
(89)を油圧接続させ、昇降バルブ(84)が中立の
とき、縮小ソレノイド(88)の励磁によって姿勢バル
ブ(89)を切換えると、油圧ポンプ(86)の圧油が
前傾シリンダ(67)に供給され、前傾シリンダ(6
7)のピストンロッド(71)が退入して縮小されると
共に、伸長ソレノイド(87)の励磁によって姿勢バル
ブ(89)を切換えると、昇降バルブ(84)の全ての
切換位置で、前傾シリンダ(67)の作動油が走行ミッ
ションケース(2)に戻り、前傾シリンダ(67)のピ
ストンロッド(71)が進出して伸長されるように構成
している。 【0019】また、前記移植機(22)が最上昇位置に
持上げられたとき、リフトアーム(7)の上方揺動によ
ってオンになるリミットスイッチ型最上センサ(90)
を設け、移植機(22)を最上昇位置に支持している状
態を最上センサ(90)によって検出させると共に、前
傾シリンダ(67)のピストンロッド(71)出入動作
と連動して抵抗値を変化させるポテンショメータ型の伸
縮センサ(91)を設け、ピストンロッド(71)が伸
長状態であるかまたは縮小状態であるかを伸縮センサ
(91)によって検出させるもので、移植機(22)が
最上昇したときに自動的に前傾姿勢に支持する一方、移
植機(22)が最上昇位置よりも低いときに自動的に対
地作業姿勢に戻すもので、移植機(22)の支持姿勢を
自動的に切換える植付前傾制御を行わせるように構成し
ている。 【0020】そして、最上センサ(90)入力により、
移植機(22)の最上位置支持が検出されたとき、伸縮
センサ(91)入力によって前傾シリンダ(67)の縮
小位置検出が行われるまで、縮小ソレノイド(88)動
作により前傾シリンダ(67)のピストンロッド(7
1)を退入させ、移植部(22)を前傾姿勢に支持さ
せ、縮小ソレノイド(88)をオフにして姿勢バルブ
(89)を中立に戻す。一方、最上センサ(90)入力
により、移植機(22)が最上位置ではないことが検出
され、また伸縮センサ(91)によってピストンロッド
(71)が伸長位置ではないことが検出されたとき、前
傾シリンダ(67)の伸長位置検出が行われるまで、伸
長ソレノイド(87)動作によりピストンロッド(7
1)を進出させ、移植部(22)を対地作業姿勢に支持
され、伸長ソレノイド(87)をオフにして姿勢バルブ
(89)を中立に戻す。 【0021】さらに、図1、図8、図9、図10、図1
3に示す如く、走行車であるトラクタ(1)に昇降リン
クヒッチであるツールバー(21)を介して植付ユニッ
ト(23)を昇降自在に取付ける移植機において、植付
ユニット(23)をツールバー(21)に対して横方向
にオフセット位置調節可能に構成するもので、植付ユニ
ット(23)をオフセット動作させる油圧スライドシリ
ンダ(92)を備え、ツールバー(21)にブラケット
(93)を介してスライドシリンダ(92)を取付け、
スライドシリンダ(92)のピストンロッド(94)先
端のネジ部(95)をナット(96)(96)により平
面視四角枠形のスライドフレーム(97)に固定させ、
該スライドフレーム(97)の枠内にスライドシリンダ
(92)を配設させ、スライドフレーム(97)によっ
てスライドシリンダ(92)の衝突損傷を防ぐと共に、
軸芯方向に複数のピン孔(98)…を有する左右ロッド
(99)(99)基端をスライドフレーム(97)に一
体固定させ、左右植付ユニット(23)(23)を取付
ける左右締結板(40)(40)のブラケット(10
0)(100)にピン(101)(101)を介して左
右ロッド(99)(99)先端を連結させる。そして各
ピン(98)…にピン(101)を差し換えることによ
り、左右植付ユニット(23)(23)の間隔調節を行
え、また機体前後方向中心線に対する植付ユニット(2
3)の位置調節を行えると共に、前記ピストンロッド
(94)の伸縮動作により、左右植付ユニット(23)
(23)を同時に同一方向にオフセット位置調節できる
ように構成している。 【0022】さらに、図14に示す如く、前記運転席
(5)の作業者が操作する左右スライドスイッチ(10
2)(103)と、植付ユニット(23)の左右スライ
ド位置を表示させるインジケータ(104)を、操向ハ
ンドル(9)付近の操作部に取付けると共に、前記ピス
トンロッド(94)と連動して植付ユニット(23)の
オフセット位置を検出するポテンショメータ型のオフセ
ットセンサ(105)と、前記スライドシリンダ(9
2)を油圧ポンプ(106)に油圧接続させる油圧スラ
イドバルブ(107)と、該バルブ(107)を切換え
る左右スライドソレノイド(108)(109)と、各
ソレノイド(108)(109)を作動させる左右スラ
イド回路(110)(111)を設ける。そして、マイ
クロコンピュータで構成するコントローラ(112)を
設け、各スイッチ(102)(103)、インジケータ
(104)、センサ(105)、各回路(110)(1
11)を前記コントローラ(112)に電気接続させる
もので、各スイッチ(102)(103)操作により各
回路(110)(111)を介して各ソレノイド(10
8)(109)を作動させ、バルブ(107)を切換え
てスライドシリンダ(92)を作動させ、左右植付ユニ
ット(23)(23)を同時に横方向にオフセット位置
調節し、傾斜地で移植する際に傾斜上方側に植付ユニッ
ト(23)(23)を位置修正し、植付爪(30)によ
り畝の中央に野菜苗を植付けると共に、植付ユニット
(23)のオフセット位置をセンサ(105)によって
検出してインジケータ(104)に表示させる。 【0023】さらに、図15に示す如く、前記締結板
(40)を四角筒によって形成し、テフロン樹脂などの
滑動材(113)を介して締結板(40)の四角中空に
四角柱形のツールバー(21)を貫挿させてもよい。 【0024】さらに、図16に示す如く、ユニットフレ
ーム(24)にスライドレール(114)を固定させ、
該レール(114)にローラ(115)を介して左右移
動自在に取付けるバネ受板(116)に前記吊下バネ
(73)を連結させ、バネ(73)を略一定姿勢に保ち
乍らユニットフレーム(24)を左右移動可能とし、ス
ライドシリンダ(92)の植付ユニット(23)オフセ
ット動作時、バネ(73)力が抵抗になるのを防いでい
る。 【0025】さらに、図17に示す如く、苗トレイ(2
8)補充時期を検出する苗継ぎセンサ(117)を苗載
台(27)に設けると共に、前後方向に往復させる苗載
台(27)の前方到達を検出する前端センサ(118)
をユニットフレーム(24)に取付け、また苗載台(2
7)に当接体(119)を固定させ、苗載台(27)が
前方到達位置以外に位置しているとき、当接体(11
9)をセンサ(118)に当接させ、当接体(119)
がセンサ(118)から離れたとき、センサ(118)
によって苗載台(27)の前方到達を検出し、前記苗継
ぎセンサ(117)の苗継ぎ報知をブザー(図示省略)
により行い、作業者の植付け停止操作により苗載台(2
7)が運転席(5)に近い前方到達位置で停止するもの
で、運転席(5)方向から苗載台(27)に予備苗トレ
イを容易に補給できる。 【0026】さらに、図18に示す如く、前記ユニット
フレーム(24)にガイドレール(120)を介して昇
降フレーム(121)を上下に摺動自在に取付け、昇降
フレーム(121)の前後部に前記均平ローラ(31)
と培土ローラ(33)を取付け、ハンドル(76)操作
によって培土ローラ(33)を上下調節するとき、植付
爪(30)の苗植付深さを検出する均平ローラ(31)
を前記培土ローラ(33)と同時に同方向に上下動さ
せ、植付深さ検出基準高さを変更させるもので、植付爪
(30)の苗植付け部前方に設ける鎮圧輪である均平ロ
ーラ(31)と、植付爪(30)の苗植付け部後方に設
ける覆土輪である培土ローラ(33)を備える移植機に
おいて、前記均平ローラ(31)と培土ローラ(33)
を連動して支持高さ調節する植深調節部材であるハンド
ル(76)を取付け、植付爪(30)の前後に配置させ
る均平ローラ(31)と培土ローラ(33)の相対位置
を略一定に保った状態で支持高さを変更して植深調節す
ることにより、均平ローラ(31)及び培土ローラ(3
3)によって植付け姿勢を略水平に保って大きな植深調
節範囲が確保できると共に、均平ローラ(31)及び培
土ローラ(33)によって植付部荷重を分担することに
より、培土ローラ(33)の植付部支持荷重を容易に低
減でき、植付け姿勢の前後傾きによる培土ローラ(3
3)の荷重変化を少なくして大きな覆土圧調節範囲が確
保できるように構成している。 【0027】さらに、図19は前記図18の変形例を示
すもので、図18では昇降フレーム(121)の前後部
を前後のガイドレール(120)(120)に支持させ
ていたのに対し、昇降フレーム(121)の前部を前の
ガイドレール(120)にローラ(122)を介して支
持させ、昇降フレーム(121)の後部をネジ軸(12
3)に支持させ、ハンドル(76)の回転によってネジ
軸(123)を昇降させて均平ローラ(31)と培土ロ
ーラ(33)を連動して昇降させ、ユニットフレーム
(24)の姿勢を略水平に保った状態で支持高さを変更
して植深調節すると共に、前記実施例と同様に、均平ロ
ーラ(31)にセンサワイヤ(82)を連結させ、均平
ローラ(31)によって昇降センサを兼用させ、均平ロ
ーラ(31)の昇降動作に基づきユニットフレーム(2
4)を昇降させて植深自動制御を行わせ、植深をハンド
ル(76)の初期設定値に自動的に保つように構成して
いる。 【0028】さらに、図20は前記図18または図19
の昇降フレーム(121)に代えて前後リンク(12
4)(125)とロッド(126)を設け、前記リンク
(124)(125)及びロッド(126)を介して均
平ローラ(31)と培土ローラ(33)をハンドル(7
6)操作により連動して昇降させ、ユニットフレーム
(24)の姿勢を略水平に保った状態で支持高さを変更
して植深調節すると共に、前記実施例と同様に、均平ロ
ーラ(31)にセンサワイヤ(82)を連結させ、均平
ローラ(31)によって昇降センサを兼用させ、均平ロ
ーラ(31)の昇降動作に基づきユニットフレーム(2
4)を昇降させて植深自動制御を行わせ、植深をハンド
ル(76)の初期設定値に自動的に保つように構成して
いる。 【0029】 【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、植付爪(30)の苗植付け部前方に設ける鎮圧輪
(31)と、植付爪(30)の苗植付け部後方に設ける
覆土輪(33)を備え、前記鎮圧輪(31)と覆土輪
(33)を連動して支持高さ調節する植深調節部材(7
6)を取付ける移植機において、植付けユニット(2
3)に備えるユニットフレーム(24)にガイドレール
(120)を介して昇降フレーム(121)を上下動自
在に取付け、昇降フレーム(121)の前後部に鎮圧輪
(31)と覆土輪(33)を取付け、植深調節部材(7
6)操作によって覆土輪(33)を上下調節するとき、
植付爪(30)の苗植付深さを検出する鎮圧輪(31)
を覆土輪(33)と同時に同方向に上下動させ、植付深
さ検出基準高さを変更させるもので、植付爪(30)の
前後に配置させる鎮圧輪(31)と覆土輪(33)の相
対位置を略一定に保った状態で支持高さを変更して植深
調節するから、鎮圧輪(31)及び覆土輪(33)によ
って植付け姿勢を略水平に保って大きな植深調節範囲を
容易に確保できると共に、鎮圧輪(31)及び覆土輪
(33)によって植付部荷重を分担するから、覆土輪
(33)の植付部支持荷重を容易に低減でき、植付け姿
勢の前後傾きによる覆土輪(33)の荷重変化を少なく
して大きな覆土圧調節範囲を容易に確保できるものであ
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】ツールバー部の背面図。 【図2】全体の側面図。 【図3】全体の平面図。 【図4】移植機の側面説明図。 【図5】同平面説明図。 【図6】同背面説明図。 【図7】ツールバー部の平面図。 【図8】昇降リンク部の側面図。 【図9】リフトリンク部の側面図。 【図10】規制バー部の側面図。 【図11】PTO横軸部の平面図。 【図12】油圧系統図。 【図13】ツールバー部の分解斜視図。 【図14】スライドシリンダの制御回路図。 【図15】ツールバー部の側面断面図。 【図16】吊下バネ部の平面図。 【図17】苗継ぎセンサ取付け説明図。 【図18】培土ローラ取付け説明図。 【図19】図18の変形例を示す説明図。 【図20】同説明図。 【符号の説明】 (30) 植付爪 (31) 均平ローラ(鎮圧輪) (33) 培土ローラ(覆土輪) (76) ハンドル(植深調節部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−328809(JP,A) 実開 平6−61009(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01C 11/00 - 11/02

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 植付爪(30)の苗植付け部前方に設け
    る鎮圧輪(31)と、植付爪(30)の苗植付け部後方
    に設ける覆土輪(33)を備え、前記鎮圧輪(31)と
    覆土輪(33)を連動して支持高さ調節する植深調節部
    材(76)を取付ける移植機において、植付けユニット
    (23)に備えるユニットフレーム(24)にガイドレ
    ール(120)を介して昇降フレーム(121)を上下
    動自在に取付け、昇降フレーム(121)の前後部に鎮
    圧輪(31)と覆土輪(33)を取付け、植深調節部材
    (76)操作によって覆土輪(33)を上下調節すると
    き、植付爪(30)の苗植付深さを検出する鎮圧輪(3
    1)を覆土輪(33)と同時に同方向に上下動させ、植
    付深さ検出基準高さを変更させることを特徴とする移植
    機。
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