JP3530740B2 - 封止部材取り外し工具及び封止部材取り外し方法 - Google Patents

封止部材取り外し工具及び封止部材取り外し方法

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JP3530740B2 JP11251198A JP11251198A JP3530740B2 JP 3530740 B2 JP3530740 B2 JP 3530740B2 JP 11251198 A JP11251198 A JP 11251198A JP 11251198 A JP11251198 A JP 11251198A JP 3530740 B2 JP3530740 B2 JP 3530740B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現像剤収納容器本
体に現像剤を充填するための現像剤充填開口に嵌合して
いる封止部材を、前記容器本体から取り外すための封止
部材取り外し工具及び封止部材取り外し方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子写真画像形成装置において
は、プロセスカートリッジを電子写真画像形成装置本体
(以下装置本体という)に着脱自在に装着しているもの
がある。ここで、電子写真画像形成装置とは、電子写真
画像形成方式を用いて記録媒体に画像を形成するもので
ある。そして、このような電子写真画像形成装置として
は、例えば電子写真複写機、電子写真プリンタ(レーザ
ービームプリンタ、LEDプリンタ等)、電子写真ファ
クシミリ装置及び電子写真ワードプロセッサ等が含まれ
る。
【0003】また、この電子写真画像形成方式を用いた
電子写真画像形成装置は、帯電手段によって一様に帯電
させた電子写真感光体である感光体ドラムに画像情報に
応じた選択的な露光を行って潜像を形成する。その後、
その潜像を現像手段によってトナーを用いて現像してト
ナー像を形成する。そして、この後、感光体ドラムに形
成したトナー像を転写手段によって記録媒体に転写して
画像形成を行う構成となっている。
【0004】一方、この装置本体に着脱自在に装着され
るプロセスカートリッジは、帯電手段、現像手段又はク
リーニング手段と感光体ドラムとを一体的にカートリッ
ジ化し、このカートリッジを装置本体に対して着脱可能
とするものである。なお、このプロセスカートリッジと
しては、帯電手段、現像手段、クリーニング手段の少な
くとも1つと感光体ドラムとを一体的にカートリッジ化
し、このカートリッジを装置本体に対して着脱可能とす
る構成のものもある。また、少なくとも現像手段と感光
体ドラムとを一体的にカートリッジ化し、このカートリ
ッジを装置本体に対して着脱可能とする構成のものもあ
る。
【0005】そして、このようなプロセスカートリッジ
方式によれば、装置のメンテナンスをサービスマンによ
らずに、ユーザ自身で行うことができるので、格段に操
作性を向上させることができる。そのため、このプロセ
スカートリッジ方式は、画像形成装置において広く用い
られている。
【0006】一方、このトナーはプロセスカートリッジ
のトナー容器(現像剤収納容器)に収納されるようにな
っている。このトナー容器にトナーを充填する場合、ト
ナー容器に予めトナー充開口を設けておき、トナー充填
後、その充填口に物流時にトナー漏れを起こさないよう
キャップで強固に封止する方法がとられてきた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このトナー
容器の再利用や、部材を粉砕して成形材料として再利用
するために部材選別する際、キャップを取り外すように
しているが、この取り外しの方法としては、比較的大き
な力をトナー容器の外部からキャップに加え、トナー容
器の充填口からキャップを外す方法がとられていた。
【0008】しかしながら、このような従来のトナー容
器及びこのトナー容器を備えたプロセスカートリッジに
おいて、物流時にトナー漏れを起こさないようにするた
めキャップ等の封止を強固にしており、キャップをトナ
ー容器充填口より外す際に大きな力をトナー容器及びキ
ャップにかける必要があった。このため、キャップ取り
外しの際、トナー容器及びキャップ等に変形、クラック
及び白化等の損傷が発生していた。
【0009】そこで、本発明は、このような現状に鑑み
てなされたものであり、現像剤収納容器本体に現像剤を
充填するための現像剤充填開口に嵌合している封止部材
を、容器本体から確実に取り外すことのできる封止部材
取り外し工具及び封止部材取り外し方法を提供すること
を目的とするものである。
【0010】また、本発明は、現像剤収納容器本体及び
封止部材に損傷を与えることなく、現像剤収納容器本体
に現像剤を充填するための現像剤充填開口に嵌合してい
る封止部材を、容器本体から確実に取り外すことのでき
る封止部材取り外し工具及び封止部材取り外し方法を提
供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、現像剤収納容
器本体に現像剤を充填するための現像剤充填開口に嵌合
している封止部材を、前記容器本体から取り外すための
封止部材取り外し工具であって、曲がっている本体部
と、前記封止部材に前記容器本体の内側から当接して、
前記封止部材を前記容器本体から押し出すため前記本体
部の一端部に設けられている当接部と、を有することを
特徴とするものである。
【0012】また本発明は、前記本体部は、所定方向に
延出しており、途中で曲がって、その先端部が前記所定
方向とは略反対方向へ延出し、その端部に前記当接部が
設けられていることを特徴とするものである。
【0013】また本発明は、前記本体部は、その一端側
から所定方向に延出しており、途中で曲がって、その先
端部が前記所定方向と略同じ方向へ延出し、その端部に
前記当接部が設けられていることを特徴とするものであ
る。
【0014】また本発明は、前記容器本体は、収納され
ている現像剤が、感光体に形成された潜像を現像するた
めの現像部材に供給される際に通過するための通過開口
を有し、前記通過開口から前記容器本体内に挿入される
前記本体部の前記当接部が前記容器本体の内側から前記
封止部材に当接して、前記封止部材を前記容器本体から
押し出すことを特徴とするものである。
【0015】また本発明は、現像剤収納容器本体に現像
剤を充填するための現像剤充填開口に嵌合している封止
部材を、前記容器本体から取り外すための封止部材取り
外し方法であって、曲がっている本体部と、前記封止部
材に前記容器本体の内側から当接して、前記封止部材を
前記容器本体から押し出すため前記本体部の一端部に設
けられている当接部と、を有する取り外し工具を準備す
る準備工程と、前記当接部を、前記容器本体の内側から
前記封止部材に当接させて前記封止部材を前記容器本体
から押し出す押し出し工程と、を有することを特徴とす
るものである。
【0016】また本発明は、前記取り外し工具の本体部
は、所定方向に延出しており、途中で曲がって、その先
端部が前記所定方向とは略反対方向へ延出し、その端部
に前記当接部が設けられていることを特徴とするもので
ある。
【0017】また本発明は、前記取り外し工具の本体部
は、その一端側から所定方向に延出しており、途中で曲
がって、その先端部が前記所定方向と略同じ方向へ延出
し、その端部に前記当接部が設けられていることを特徴
とするものである。
【0018】また本発明は、前記容器本体は、収納され
ている現像剤が、感光体に形成された潜像を現像するた
めの現像部材に供給される際に通過するための通過開口
を有し、前記取り外し工具は、前記通過開口から前記容
器本体内に挿入され、前記本体部の当接部が前記容器本
体の内側から前記封止部材に当接して、前記封止部材を
前記容器本体から押し出すことを特徴とするものであ
る。
【0019】また本発明は、さらに、前記現像剤充填開
口を加熱する工程を有することを特徴とするものであ
る。
【0020】また本発明は、さらに、前記封止部材を冷
却する工程を有することを特徴とするものである。 〔発明の詳細な説明〕
【0021】以下、本発明の実施の形態を図面に従って
詳細に説明する。
【0022】次に本発明の好適な実施の形態について説
明する。以下の説明において、プロセスカートリッジの
短手方向とは、プロセスカートリッジを装置本体へ着脱
する方向であり、記録媒体の搬送方向と一致している。
またプロセスカートリッジの長手方向とは、プロセスカ
ートリッジBを装置本体へ着脱する方向と交差する方向
(略直交する方向)であり、記録媒体の表面と平行であ
り、旦つ、記録媒体の搬送方向と交差(略直交)する方
向である。又、プロセスカートリッジに関し左右とは記
録媒体の搬送方向に従って記録媒体を上から見て右又は
左である。
【0023】図1は本発明の実施の形態を適用した電子
写真画像形成装置(レーザービームプリンタ)の構成説
明図、図2はプロセスカートリッジの側断面図、図3は
その外観の概略を図示した外観斜視図である。また以下
の説明において、プロセスカートリッジの上面とは、プ
ロセスカートリッジを装置本体へ装着した状態で上方に
位置する面であり、下面とは下方に位置する面である。
【0024】(電子写真画像形成装置A及びプロセスカ
ートリッジB)まず、図1及び図2を用いて、本発明の
実施の形態を適用する電子写真画像形成装置としてのレ
ーザービームプリンタについて説明する。
【0025】図1において、Aはレーザービームプリン
タであり、このレーザービームプリンタAは、電子写真
画像形成プロセスによって記録媒体(例えば、記録紙、
OHPシート、布等)に画像を形成するものである。そ
して、ドラム形状の電子写真感光体である感光体ドラム
にトナー像を形成する。詳しくは、帯電手段によって感
光体ドラムに帯電を行い、次いでこの感光体ドラムに光
学手段から画像情報に応じたレーザ光を照射して前記感
光体ドラムに画像情報に応じた潜像を形成する。この
後、この潜像を現像手段によって現像してトナー像を形
成する。そして、トナー像の形成と同期して、給紙カセ
ット3aにセットした記録媒体2をピックアップローラ
3b、搬送ローラ対3c,3d及びレジストローラ対3
eで反転搬送する。
【0026】次いで、プロセスカートリッジBの有する
感光体ドラム7に形成したトナー像を転写手段としての
転写ローラ4に電圧を印加することによって記録媒体2
に転写する。その後、トナー像の転写を受けた記録媒体
2を搬送ガイド3fで定着手段5へと搬送する。この定
着手段5は駆動ローラ5c及びヒータ5aを内蔵する定
着ローラ5bを有する。そして、通過する記録媒体2に
熱及び圧力を印加して転写されたトナー像を定着する。
この後、この記録媒体2を排出ローラ対3g,3h,3
iで搬送し、反転経路3jを通して排出トレイ6へと排
出する。この排出トレイ6は画像形成装置Aの装置本体
14の上面に設けられている。なお、揺動可能なフラッ
パ3kを動作させ、排出ローラ対3mによって反転経路
3jを介することなく記録媒体2を排出することもでき
る。本実施の形態においては、前記ピックアップローラ
3b、搬送ローラ対3c,3d、レジストローラ対3
e、搬送ガイド3f、排出ローラ対3g,3h,3i及
び排出ローラ対3mによって搬送手段3を構成してい
る。
【0027】一方、Bはプロセスカートリッジであり、
このプロセスカートリッジBは、図示しない感光層を有
する感光体ドラム7を回転し、その表面を帯電手段であ
る帯電ローラ8への電圧印加によって一様に帯電する。
次いで、光学系1からの画像情報に応じたレーザービー
ム光を露光開口部1eを介して感光体ドラム7へ照射し
て潜像を形成する。そして、この潜像をトナーを用いて
現像手段9によって現像する。すなわち、帯電ローラ8
は感光体ドラム7に接触して設けられており、感光体ド
ラム7に帯電を行う。なお、この帯電ローラ8は、感光
体ドラム7に従動回転する。また、現像手段9は、感光
体ドラム7の現像領域へトナーを供給して、感光体ドラ
ム7に形成された潜像を現像する。なお、光学系1は、
レーザーダイオード1a、ポリゴンミラー1b、レンズ
1c、反射ミラー1dを有している。
【0028】ここで、現像手段9は、トナー収納部11
A内のトナーをトナー送り部材9bの回転によって現像
ローラ9cへ送り出す。そして、固定磁石を内蔵した現
像ローラ9cを回転させると共に、現像ブレード9dに
よって摩擦帯電電荷を付与したトナー層を現像ローラ9
cの表面に形成し、そのトナーを感光体ドラム7の現像
領域へ供給する。そして、そのトナーを潜像に応じて感
光体ドラム7へ転移させることによってトナー像を形成
して可視像化する。ここで、現像ブレード9dは、現像
ローラ9cの周面のトナー量を規定すると共に摩擦帯電
電荷を付与するものである。また、この現像ローラ9c
の近傍には、現像室内のトナーを循環させるトナー撹拌
部材9eを回動可能に取り付けている。
【0029】そして、転写ローラ4にトナー像と逆極性
の電圧を印加して感光体ドラム7に形成されたトナー像
を記録媒体2に転写した後に、クリーニング手段10に
よって感光体ドラム7上の残留トナーを除去する。ここ
で、クリーニング手段10は、感光体ドラム7に当接し
て設けられた弾性クリーニングブレード10aによって
感光体ドラム7に残留したトナーを掻き落として廃トナ
ー溜め10bへ集める。
【0030】ところで、このプロセスカートリッジB
は、トナー収納部11Aを有する現像剤収納容器本体で
あるトナー枠体11と、現像ローラ9c等の現像手段9
を保持する現像枠体12とを結合した後、さらに感光体
ドラム7、クリーニングブレード10a等のクリーニン
グ手段10及び帯電ローラ8を取付けたクリーニング枠
体13を結合して構成している。
【0031】次に、このプロセスカートリッジBの構成
について詳しく説明する。
【0032】図2に示すように、トナー枠体11にはト
ナー送り部材9bを回動可能に取り付けてある。また、
現像枠体12には現像ローラ9c及び現像ブレード9d
を取り付け、更に現像ローラ9cの近傍には現像室内の
トナーを循環させる撹拌部材9eを回動可能に取り付け
てある。またさらに、現像枠体12には現像ローラ9c
の長手方向と対向して、現像ローラ9cと略平行にアン
テナ棒9hが取り付けられている。
【0033】そして、トナー枠体11と現像枠体12を
溶着(本実施の形態では超音波溶着)し、図4に示すよ
うな現像ユニットDを構成している。なお、この現像ユ
ニットDには、プロセスカートリッジBを装置本体14
から取り外したときに感光体ドラム7を覆い、これを長
時間光に晒される、あるいは異物との接触等から保護す
るためドラムシャッタ部材18が取り付けられている。
【0034】一方、クリーニング枠体13には感光体ド
ラム7、帯電ローラ8及びクリーニング手段10の各部
材を取り付けて図5に示すようなクリーニングユニット
Cを構成している。なお、同図において、22は現像ユ
ニットDとクリーニングユニットCを結合する丸いピン
状の結合部材であり、この結合部材22を中心に現像ユ
ニットDとクリーニングユニットCは回動可能に結合さ
れるようになっている。
【0035】次に、トナー枠体について詳細に説明す
る。
【0036】図2に示すようにトナー枠体11は上方枠
体11a及び下方枠体11bの2部品によって構成され
ている。この上方枠体11aは図1に示すように画像形
成装置本体14の光学系1の右方の空間を占めるように
上方へ向って膨出しており、画像形成装置Aを大きくす
ることなく、プロセスカートリッジBのトナー量を増加
するようにしている。
【0037】また、図2、図3に示すように上方枠体1
1aの長手方向中央に外側から凹部17が設けられてお
り、把手の機能を有している。そこで操作者は、手でも
って上方枠体11aの凹部17と下方枠体11bの下側
を把んで持つ。なお、凹部17の片側及び下方枠体11
bの下側に設けた長手方向のリブ11cはプロセスカー
トリッジBを持つ場合の滑り止めとなっている。
【0038】そして、図2に示すように、この上方枠体
11aのフランジ11a1を下方枠体11bの回り縁付
のフランジ11b1に嵌合し、溶着面Uで合わせて、超
音波溶着により溶着リブを溶かすことにより両枠体11
a,11bを一体化している。ただし結合方法として
は、超音波溶着に限定されずに、例えば熱溶着、強制振
動、あるいは接着等で行なっても良い。
【0039】ところで、下方枠体11bの長手方向一側
端には、図6にトナーを充填するための現像剤充填開口
であるトナー充填口11dが設けられ、またトナー枠体
11の長手方向には、トナー枠体11から現像枠体12
へトナーを送るための開口部11iが設けられている。
そして、トナーユニットは、トナー充填口11dからト
ナーを充填した後、トナー充填口11dを封止部材であ
るトナーキャップ11fでふさいで完成する。なお、こ
のトナーユニットは現像枠体12と超音波溶着し、現像
ユニットDとなる。ただし結合方法としては、超音波溶
着に限定されずに、接着、あるいは弾性力を用いてスナ
ップフィット等で行なってもよい。
【0040】ところで、このように構成されたプロセス
カートリッジBは、画像形成プロセスの進行に伴いトナ
ーが消費されると交換されるが、この交換されたプロセ
スカートリッジBは再利用のため分解される。なお、こ
のプロセスカートリッジBの分解としては、まずプロセ
スカートリッジBをクリーニングユニットCと現像ユニ
ットDとに分解し、次に現像ユニットDを現像枠体12
とトナー枠体11に分解する。そして、最後に、このト
ナー枠体11からトナーキャップ(以下キャップとい
う)11fを取り外すようにする。
【0041】そして、このキャップ取り外しの際、第1
の実施の形態として、図7に示すような封止部材取り外
し工具であるキャップ取り外し治具70を用いてトナー
充填口11dからキャップ11fを取り外すようにして
いる。
【0042】ここで、このキャップ取り外し治具70
は、棒状の本体部71と、本体部71の一端に形成され
た押圧部(当接部)72とを備えたものであり、この押
圧部72は、キャップ11fを取り外す際、開口部11
iからトナー枠体11内部に挿入される。
【0043】そして、本体部71の矢印Aに示すキャッ
プ取り外し方向への移動に伴い、トナー枠体11のトナ
ー充填口11dに嵌合されているキャップ11fを押圧
するためのものである。なお、この本体部71は、キャ
ップ11fの嵌合方向と反対方向に力が加え易いように
鉤状に形成されている。
【0044】次に、このキャップ取り外し治具70を用
いたキャップの取り外し動作について説明する。
【0045】まず、トナー枠体11の開口部11iから
押圧部72をトナー枠体11内部に挿入する。次いで、
本体部71をキャップ取り外し方向への移動させる。こ
れにより、図8に示すように押圧部72がキャップ11
fの底部11f1に当接し、この後、このキャップ11
fに押圧力が加わり、やがてトナー枠体11からキャッ
プ11fが取り外される。
【0046】そして、このようにキャップ取り外し治具
70にてトナー枠体11の内方側からキャップ11fを
押圧することにより、トナー枠体11及びキャップ11
fに変形、クラック及び白化等の損傷を生じさせること
なくトナー枠体11からキャップ11fを取り外すこと
ができる。そして、トナー枠体11及びキャップ11f
の再利用を図ることができる。
【0047】なお、キャップ取り外し治具70は、開口
部11iより挿入され、キャップ11fに対して嵌合方
向と反対方向に力が加えられるものであれば、図8の形
状に限らない。例えば、図29〜図31に示すように本
体部71が途中で曲がって、その先端部が本体部71の
延出方向と略同じ方向へ延出し、その端部に押圧部72
が設けられている形状であってもよい。なお、図31に
おいて、71Aはキャップ11fに加わる押圧力を制限
するよう本体部71に設けられたバネ部である。
【0048】ところで、トナー枠体11及びキャップ1
1fの材質としてポリスチレン、耐衝撃性ポリスチレン
(HIPS)、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエ
チレンテレフタレート(PET)、ABS等のプラスチ
ック樹脂があげられる。
【0049】そして、本実施の形態の第1実施例とし
て、キャップ11fとしてポリエチレン製の外径34m
mのものを用いた。また、トナー枠体11として耐衝撃
性ポリスチレン(HIPS)製の現像剤収納容器を用
い、トナー枠体11にキャップ11fを嵌合した。この
後、このキャップ11fの引抜き強度を測定したとこ
ろ、この時の引抜き強度は98.1Nであった。
【0050】ここで、このキャップ引抜強度は、次のよ
うにして測定した。
【0051】まず、引張圧縮試験機にキャップ取り外し
治具70を取り付け、充填口11dに嵌合されたキャッ
プ11fを、嵌合方向と反対方向から100mm/mi
nの速度で押出し、その時測定された最大荷重をキャッ
プ引抜き強度とした。なお、この測定に際しては、トナ
ー枠体11から充填口部分を切り出し、キャップ取り外
し治具70がキャップと垂直に当接するようにした。
【0052】一方、このような構成のキャップ11f及
びトナー枠体11を50個作り、これらに対し、キャッ
プ取り外し治具70を用い、118Nの力でキャップを
取り外した。この時、キャップ11f及びトナー枠体1
1に変形、クラック及び白化等は見られなかった。
【0053】なお、キャップ取り外し治具70を用いた
キャップ11fの取り外しは、人手によってもかまわな
いが、キャップ取り外し治具70を装備した装置を用い
れば精度良く、且つ効率的に行えるので好ましい。本実
施例においては、キャップ取り外し治具70を装備した
装置を用いた。
【0054】次に、本実施の形態の第2実施例について
説明する。
【0055】本実施例においては、キャップ11fの内
径を若干小さくしてキャップ引抜き強度を15Nとし、
またキャップ11fの取り外し力を20Nとした以外は
第1実施例と同様の材料にてトナー枠体11及びキャッ
プ11fを形成した。そして、このトナー枠体11にキ
ャップ11fを嵌合したものを50個作り、キャップ1
1fの取外し試験を行った。この結果、トナー枠体11
及びキャップ11fの変形、クラック及び白化等の損傷
は見られなかった。
【0056】次に、本実施の形態の第3実施例について
説明する。
【0057】本実施例においては、キャップ11fの内
径を若干大きくしてキャップ引抜き強度を540Nと
し、またキャップの取り外し力を590Nにとした以外
は第1実施例と同様の材料にてトナー枠体11及びキャ
ップ11fを形成した。そして、このトナー枠体11に
キャップ11fを嵌合したものを50個作り、キャップ
11fの取外し試験を行った。この結果、トナー枠体1
1及びキャップ11fの変形、クラック及び白化等の損
傷は見られなかった。
【0058】次に、本実施の形態の第4実施例について
説明する。
【0059】本実施例においては、物流時、キャップ1
1fの外れやトナー漏れを防止するため、キャップ11
fの先端部に図9及び図10(a)及び(a)のA矢示
図である(b)に示すようにかえり部11f2を設け
た。また、トナー充填口11dには、図11(a)及び
(b)に示すように、その内周面にキャップ11fのか
えり部11f2を係止する係止部11d1を形成した。
この場合、既述したように、単にキャップ11fを外方
からの力で取り外そうとすると、かえり部11f2が係
止部11d1に引っかかるため、トナー充填口11dや
キャップ11fに変形や白化及び破損が生じる。
【0060】このため、本実施例では、まず第1実施例
と同様、押圧部72を開口部11iよりトナー枠体11
内部に挿入する。そして、図12(a)に示すようにト
ナー充填口11dの係止部11d1に、かえり部11f
2が引っかかった状態で嵌合されているキャップ11f
の底部11f1に当接させる。
【0061】次に、押圧部72によりトナー枠体11内
部からキャップ11fの底部11f1に力を加え、
(b)に示すようにキャップ11fの底部11f1を撓
ませてトナー充填口11dと、かえり部11f2との引
抜き抵抗を減少させる。そして、このようにかえり部1
1f2を変形させた状態で更に加圧し、(c)に示すよ
うにかえり部11f2を撓ませた状態でキャップ11f
を抜け方向に移動させ、(d)に示すようにキャップ1
1fをトナー充填口11dより取り外す。
【0062】このように、トナー充填口11dとキャッ
プ11fのかえり部11f2との引抜き抵抗を減少させ
ることにより、トナー枠体11からキャップ11fを取
り外す際の取り外し力を低減させることができる。これ
により、キャップ11f及びトナー枠体11に変形や白
化及び破損を発生させることなく、トナー枠体11から
キャップ11fを取り外すことができる。
【0063】ところで、本実施例において、トナー枠体
11を第1実施例と同等な材質のもので形成し、キャッ
プ11fを第1実施例と同等な材質で外径34mmもの
を形成した。そして、この後、キャップ引抜き強度を1
07.8N、キャップ11fの取り外し力を127.5
Nとした。そして、トナー枠体11にキャップ11fを
嵌合したものを50個作り、トナー枠体11とキャップ
11fとの取外し試験を行った。この結果、トナー枠体
11及びキャップ11fの変形、クラック及び白化等の
損傷は見られなかった。
【0064】次に、本実施の形態の第5実施例について
説明する。
【0065】本実施例においては、トナー充填口11d
に図13及び図14(a)及び(a)のX−X断面図で
ある(b)に示すように十字リブ11d2を設け、そこ
に撹件機構を設けた。一方、キャップ11fには図13
及び図15(a)及び(a)のA矢示図である(b)に
示すように先端に十字リブ11d2をかわすように十字
の溝11f3を設けた。
【0066】また、このような十字の溝11f3を備え
たキャップ11fを確実に押圧することができるよう、
押圧部72には、図16に示すようにトナー充填口11
dの十字リブ11d2に対応する十字の溝72bを形成
した。
【0067】次に、このような構成のキャップ取り外し
治具70によるキャップ11fの取外し方法について説
明する。
【0068】まず、第1実施例と同様、押圧部70を開
口部11iよりトナー枠体11内部に挿入する。その
後、図17(a)に示すように十字の溝11f3にてト
ナー充填口11dの十字リブ11d2をかわして嵌合さ
れたキャップ11fに対し、押圧部72をキャップの底
部11f1に、十字リブ11d2をかわすように当接さ
せる。
【0069】次に、(b)に示すように押圧部72によ
りキャップ11fの底部11f1が撓むようにトナー枠
体11内部からキャップ11fの底部11f1に力を加
えて撓ませ、トナー充填口11dとキャップ11fのか
えり部11f2との引抜き抵抗を減少させる。そして、
このようにキャップ11fのかえり部11f2を変形さ
せた状態で更に加圧し、(c)に示すようにかえり部1
1f2を撓ませた状態でキャップ11fを抜け方向に移
動させる。そして、(d)に示すようにキャップ11f
をトナー充填口11dより取り外す。
【0070】ここで、この押圧の際、押圧部72は、十
字の溝72bにより、トナー充填口11dの十字リブ1
1d2に当接することはない。なお、この押圧部72の
形状は、十字リブ11d2をかわし、且つキャップの底
部11f1を撓むように変形させながらキャップ11f
を取り外せる形状であれば図16の形状に限るものでは
ない。
【0071】ところで、本実施例において、トナー枠体
11を第1実施例と同等な材質のもので形成した。そし
て、キャップ11fを第1実施例と同等な材質で外径3
4mmものを形成した。そして、この後、キャップ引抜
き強度を103.0N、キャップの取り外し力を11
7.7Nとした。そして、トナー枠体11にキャップ1
1fを嵌合したものを50個作り、トナー枠体11とキ
ャップ11fとの取外し試験を行った。この結果、トナ
ー枠体11及びキャップ11fの変形、クラック及び白
化等の損傷は見られなかった。
【0072】次に、キャップを取り外す際、キャップを
冷却して充填口の内径とキャップの外径との差を生じさ
せるようにした本発明の第2実施の形態ついて説明す
る。
【0073】図18は、本実施の形態に係るキャップ取
外し方法を説明する図であり、同図において、75はキ
ャップ11fを冷却する冷却手段である。そして、この
冷却手段75にてキャップ11fを冷却することによ
り、キャップ11fを収縮させてキャップ11fの外径
とトナー充填口11dの内径との差を生じさせ、キャッ
プ11fとトナー充填口11dとの引抜き抵抗を減少さ
せるようにしている。
【0074】次に、本実施の形態におけるキャップ取り
外し動作について説明する。
【0075】まず、第1実施例と同様、押圧部72を開
口部11iよりトナー枠体11内部に挿入する。次い
で、図19(a)のようにキャップ11fの頭部11f
4の近傍に、(b)に示すように冷却手段75を配置
し、キャップ11fを冷却する。これにより、キャップ
11fが収縮し、キャップ11fの外径とトナー枠体1
1のトナー充填口11dの内径との差が生じるようにな
り、これによりキャップ11fとトナー枠体11のトナ
ー充填口11dとの引抜き抵抗を減少させることができ
る。
【0076】さらにその状態で、(c)に示すように押
圧部72をキャップの底部11f1に当接させると共
に、冷却手段75を後退させ、或いは冷却手段75を後
退させながらながらトナー枠体11内部からキャップ1
1fの底部11f1に力を加えてキャップ11fを抜け
方向に移動させる。そして、(d)に示すようにキャッ
プ11fをトナー充填口11dより取り外す。
【0077】このように、キャップ11fを冷却してキ
ャップ11fの外径とトナー枠体11のトナー充填口1
1dの内径との差を生じさせることにより、トナー充填
口11dとキャップ11fとの引抜き抵抗を減少させる
ことができる。その結果、トナー枠体11からキャップ
11fを取り外す際の取り外し力が低減するため、キャ
ップ11f及びトナー枠体11に変形や白化及び破損が
発生させることなく、トナー枠体11からキャップを取
り外すことができる。
【0078】なお、キャップ11fとトナー枠体11の
トナー充填口11dとの引抜き抵抗を減少させるのに十
分なキャップ11fの外径とトナー枠体11のトナー充
填口11dの内径との差が得られるならば、押圧部72
の挿入は、キャップ11fの冷却工程の後でもかまわな
い。
【0079】また、冷却手段としては、例えば図20の
(a)及び(a)の断面図である(b)に示すように噴
出口75aを有する冷却手段75を用い、この噴出口7
5aより矢印に示すように冷却気体を噴出させてキャッ
プ11fを冷却する方式でもよい。又は図21(a)及
び(a)の断面図である(b)に示すように冷媒を冷却
手段75の内部に導通させてキャップ11fを冷却する
方式のいずれの方式でもかまわない。
【0080】なお、本実施の形態の実施例として、トナ
ー枠体11を既述した第1の実施の形態の第1実施例と
同等な材質のもので形成し、キャップ11fを第1実施
例と同等な材質で外径34mmものを形成した。また、
冷却手段は、図20に示す方式を採用し、冷却ガスとし
て液体窒素を用いた。
【0081】そして、冷却前のキャップ引抜き強度を1
01、N、冷却後のキャップの取り外し力を83.4N
とすると共に、トナー枠体11にキャップ11fを嵌合
したものを50個作り、トナー枠体11とキャップ11
fとの取外し試験を行った。この結果、トナー枠体11
及びキャップ11fの変形、クラック及び白化等の損傷
は見られなかった。
【0082】次に、キャップを取り外す際、充填口を加
熱して充填口の内径とキャップの外径との差を生じさせ
るようにした本発明の第3実施の形態ついて説明する。
【0083】図22は、本実施の形態に係るキャップ取
外し方法を説明する図であり、同図において、76はト
ナー充填口11dを加熱する加熱手段76aを先端に備
えた加熱部材である。そして、この加熱手段76にてト
ナー充填口11dを加熱することにより、トナー充填口
11dを膨張させ、キャップ11fの外径とトナー充填
口11dの内径との差を生じさせ、キャップ11fとト
ナー枠体11のトナー充填口11dとの引抜き抵抗を減
少させるようにしている。
【0084】次に、本実施の形態におけるキャップ取り
外し動作について説明する。
【0085】まず、既述した第1の実施の形態の第1実
施例と同様に押圧部72をトナー枠体11の開口部11
iよりトナー枠体11内部に挿入する。次いで、図23
の(a)のようにキャップ11fが嵌合されているトナ
ー充填口11dの近傍に、図24に示すように加熱手段
76aを配置し、トナー充填口11dを加熱する。これ
により、トナー充填口11dが膨張し、キャップ11f
の外径とトナー充填口11dの内径との差が生じ、キャ
ップ11fとトナー充填口11dとの引抜き抵抗が減少
する。
【0086】さらにその状態で、図23の(b)に示す
ように押圧部72をキャップ11fの底部11f1に当
接させると共に、加熱手段76aを後退させ、或いは加
熱手段76aを後退させながらながらトナー枠体11内
部からキャップ11fの底部11f1に力を加えてキャ
ップ11fを抜け方向に移動させる。そして、(c)に
示すようにキャップ11fをトナー充填口11dより取
り外す。
【0087】このように、トナー充填口11dを加熱し
てキャップ11fの外径とトナー枠体11のトナー充填
口11dの内径との差を生じさせることにより、トナー
充填口11dとキャップ11fとの引抜き抵抗を減少さ
せることができる。その結果、トナー枠体11からキャ
ップ11fを取り外す際の取り外し力が低減するため、
キャップ11f及びトナー枠体11に変形や白化及び破
損が発生させることなく、トナー枠体11からキャップ
11fを取り外すことができる。
【0088】なお、キャップ11fとトナー枠体11の
トナー充填口11dとの引抜き抵抗を減少させるのに十
分なキャップ11fの外径とトナー枠体11のトナー充
填口11dの内径との差が得られるならば、押圧部72
の挿入は、トナー充填口11dの加熱工程の後でもかま
わない。
【0089】また、加熱手段76aは、加熱手段76a
の平面図である図25(a)、及び(a)のX−X’断
面図として示す同図(b)、(c)のように加熱手段7
6aの外面又は内面に設けられたヒーター77にてトナ
ー充填口11dを加熱する方式でもよい。
【0090】又は加熱手段76aの平面図である図26
(a)及び(a)のX−X’断面図として示す同図
(b)、加熱手段76aの側面図である(c)及び
(c)のY−Y’断面図として示す同図(d)のように
導通孔78を設け、この導通孔78を通過する熱媒にて
トナー充填口11dを加熱する方式でもよい。
【0091】又は加熱手段76aの平面図である図27
(a)及び(a)のX−X’断面図として示す同図
(b)、加熱手段76aの側面図である(c)及び
(c)のY−Y断面図として示す同図(d)のように複
数の吹出口79aを備えた導通孔79を設け、この導通
孔78を通過する加熱気体を吹出口79aから噴出させ
てトナー充填口11dを加熱する方式のいずれの方式で
もかまわない。
【0092】なお、本実施の形態の実施例として、トナ
ー枠体11は既述した第1の実施の形態の第1実施例と
同等な材質のものを用いた。また、キャップは第1実施
例と同等な材質の外径34mmものを用いた。さらに、
加熱手段は、図25の(a)及び(b)の方式を採用し
た。
【0093】また、加熱前のキャップ引抜き強度を9
9.5N、加熱後のキャップの取り外し力は88.6N
とすると共に、トナー枠体11にキャップ11fを嵌合
したものを50個作り、トナー枠体11とキャップ11
fとの取外し試験を行ったがトナー枠体11及びキャッ
プ11fの変形、クラック及び白化等の損傷は見られな
かった。
【0094】次に、比較例について説明する。
【0095】本比較例においては、トナー枠体11及び
キャップ11fは、第1実施例と同様のものを用いた。
そして、トナー充填口11dに嵌合されているキャップ
11fを図28に示すようにトナー枠体11からドライ
バー等の工具80を用い外部より取り外したところ、キ
ャップ11f及びトナー枠体11の充填口部に白化及び
クラックが発生じた。
【0096】このように、キャップ取り外し治具70の
押圧部72をトナー枠体11の開口部11iよりトナー
枠体11内部に挿入した後、本体部71をキャップ取り
外し方向への移動してトナー充填口11dに嵌合された
キャップ11fを本体内側より押圧し、キャップ11f
を取り外すことにより、キャップ11f及びトナー枠体
11の充填口部に白化及びクラックが発生するのを防ぐ
ことができる。
【0097】なお、これまでの説明において、キャップ
11f(トナー充填口11d)の形状として略円形状の
場合について説明してきたが、本発明はこれに限らず、
トナー充填口の有効面積を大きくする為に使用する略三
角形等のキャップにも用いることができ、特にキャップ
の形状に限定されるものではない。
【0098】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、トナー枠体11に現像剤を充填するためのトナー充
填口11dに嵌合しているキャップ11fを、トナー枠
体11から確実に取り外すことのできるキャップ取り外
し治具70及び封止部材取り外し方法を提供することが
できる。
【0099】また、本実施の形態によれば、トナー枠体
11及びキャップ11fに損傷を与えることなく、トナ
ー充填口11dに嵌合しているキャップ11fを、トナ
ー枠体11から確実に取り外すことのできるキャップ取
り外し治具70及び、封止部材取り外し方法を提供する
ことができる。
【0100】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
現像剤収納容器本体に現像剤を充填するための現像剤充
填開口に嵌合している封止部材を、前記容器本体から確
実に取り外すことのできる封止部材取り外し工具及び封
止部材取り外し方法を提供することができる。
【0101】また、本発明によれば、現像剤収納容器本
体及び封止部材に損傷を与えることなく、現像剤収納容
器本体に現像剤を充填するための現像剤充填開口に嵌合
している封止部材を、前記容器本体から確実に取り外す
ことのできる封止部材取り外し工具及び封止部材取り外
し方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子写真画像形成装置の縦断面図。
【図2】上記電子写真画像形成装置に着脱可能なプロセ
スカートリッジの縦断面図。
【図3】上記プロセスカートリッジの外観斜視図。
【図4】上記プロセスカートリッジの現像ユニットの斜
視図。
【図5】上記プロセスカートリッジのクリーニングユニ
ットの斜視図。
【図6】上記トナー枠体の外観斜視図。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係るキャップ取り
外し方法を説明する図。
【図8】上記実施の形態に係るキャップ取り外し治具に
てキャップを取り外す様子を示す図。
【図9】本実施の形態の第4実施例に係るキャップ及び
トナー枠体の斜視図。
【図10】上記キャップの(a)は側面図、(b)は
(a)のA矢示図。
【図11】上記トナー枠体の充填口の(a)は平面図、
(b)は断面図。
【図12】上記第4実施例に係るキャップの取外し方法
を説明する図。
【図13】本実施の形態の第5実施例に係るキャップ及
びトナー枠体の斜視図。
【図14】上記トナー枠体の充填口の(a)は平面図、
(b)は(a)のX−X’断面図。
【図15】上記キャップの(a)は側面図、(b)は
(a)のA矢示図。
【図16】上記キャップを取り外すキャップ取り外し治
具の先端部の斜視図。
【図17】上記第5実施例に係るキャップの取外し方法
を説明する図。
【図18】本発明の第2の実施の形態に係るキャップの
取外し方法を説明する図。
【図19】上記実施の形態に係る冷却手段及びキャップ
取り外し治具にてキャップを取り外す様子を示す図。
【図20】上記冷却手段の一例の先端部の(a)は斜視
図、(b)は(a)の断面図。
【図21】上記冷却手段の他の一例の先端部の(a)は
斜視図、(b)は(a)の断面図。
【図22】本発明の第3の実施の形態に係るキャップの
取外し方法を示す説明図。
【図23】上記実施の形態に係る加熱部材及びキャップ
取り外し治具にてキャップを取り外す様子を示す図。
【図24】上記キャップに加熱部材を被せた時の様子を
示す斜視図。
【図25】上記加熱部材の加熱手段の一例の先端部の
(a)は平面図、(b)は(a)のX−X’断面図、
(c)は(a)の他の構成に係るX−X’断面図。
【図26】上記加熱手段の他の一例の先端部の(a)は
平面図、(b)は(a)のX−X’断面図、(c)は側
面図、(d)は(c)のY−Y’断面図。
【図27】上記加熱手段のその他の一例の先端部の
(a)は平面図、(b)は(a)のX−X’断面図、
(c)は側面図、(d)は(c)のY−Y’断面図。
【図28】本発明の比較例に係るキャップの取外し方法
を説明する図。
【図29】第1の実施の形態に係るキャップ取り外し治
具の他の例を説明する図。
【図30】第1の実施の形態に係るキャップ取り外し治
具の他の例を説明する図。
【図31】第1の実施の形態に係るキャップ取り外し治
具の他の例を説明する図。
【符号の説明】
11 トナー枠体 11d トナー充填口 11d2 充填口の十字リブ 11f トナーキャップ 11f2 トナーキャップのかえり部 11f3 トナーキャップの十字の溝 11i 開口部 70 キャップ取り外し治具 71 キャップ取り外し治具の本体部 72 キャップ取り外し治具の押圧部 72b 押圧部の十字の溝 75 冷却手段 76 加熱部材 76a 加熱手段 A レーザービームプリンタ(画像形成装
置)
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B67B 7/10 G03G 15/08 112

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像剤収納容器本体に現像剤を充填する
    ための現像剤充填開口に嵌合している封止部材を、前記
    容器本体から取り外すための封止部材取り外し工具であ
    って、 曲がっている本体部と、 前記封止部材に前記容器本体の内側から当接して、前記
    封止部材を前記容器本体から押し出すため前記本体部の
    一端部に設けられている当接部と、 を有することを特徴とする封止部材取り外し工具。
  2. 【請求項2】 前記本体部は、所定方向に延出してお
    り、途中で曲がって、その先端部が前記所定方向とは略
    反対方向へ延出し、その端部に前記当接部が設けられて
    いることを特徴とする請求項1に記載の封止部材取り外
    し工具。
  3. 【請求項3】 前記本体部は、その一端側から所定方向
    に延出しており、途中で曲がって、その先端部が前記所
    定方向と略同じ方向へ延出し、その端部に前記当接部が
    設けられていることを特徴とする請求項1に記載の封止
    部材取り外し工具。
  4. 【請求項4】 前記容器本体は、収納されている現像剤
    が、感光体に形成された潜像を現像するための現像部材
    に供給される際に通過するための通過開口を有し、前記
    通過開口から前記容器本体内に挿入される前記本体部の
    前記当接部が前記容器本体の内側から前記封止部材に当
    接して、前記封止部材を前記容器本体から押し出すこと
    を特徴とする請求項1に記載の封止部材取り外し工具。
  5. 【請求項5】 現像剤収納容器本体に現像剤を充填する
    ための現像剤充填開口に嵌合している封止部材を、前記
    容器本体から取り外すための封止部材取り外し方法であ
    って、 曲がっている本体部と、前記封止部材に前記容器本体の
    内側から当接して、前記封止部材を前記容器本体から押
    し出すため前記本体部の一端部に設けられている当接部
    と、 を有する取り外し工具を準備する準備工程と、 前記当接部を、前記容器本体の内側から前記封止部材に
    当接させて前記封止部材を前記容器本体から押し出す押
    し出し工程と、 を有することを特徴とする封止部材取り外し方法。
  6. 【請求項6】 前記取り外し工具の本体部は、所定方向
    に延出しており、途中で曲がって、その先端部が前記所
    定方向とは略反対方向へ延出し、その端部に前記当接部
    が設けられていることを特徴とする請求項5に記載の封
    止部材取り外し方法。
  7. 【請求項7】 前記取り外し工具の本体部は、その一端
    側から所定方向に延出しており、途中で曲がって、その
    先端部が前記所定方向と略同じ方向へ延出し、その端部
    に前記当接部が設けられていることを特徴とする請求項
    5に記載の封止部材取り外し方法。
  8. 【請求項8】 前記容器本体は、収納されている現像剤
    が、感光体に形成された潜像を現像するための現像部材
    に供給される際に通過するための通過開口を有し、前記
    取り外し工具は、前記通過開口から前記容器本体内に挿
    入され、前記本体部の当接部が前記容器本体の内側から
    前記封止部材に当接して、前記封止部材を前記容器本体
    から押し出すことを特徴とする請求項5に記載の封止部
    材取り外し方法。
  9. 【請求項9】 さらに、前記現像剤充填開口を加熱する
    工程を有することを特徴とする請求項5に記載の封止部
    材取り外し方法。
  10. 【請求項10】 さらに、前記封止部材を冷却する工程
    を有することを特徴とする請求項5に記載の封止部材取
    り外し方法。
JP11251198A 1997-05-14 1998-04-22 封止部材取り外し工具及び封止部材取り外し方法 Expired - Fee Related JP3530740B2 (ja)

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