JP3530641B2 - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents
半導体装置およびその製造方法Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は半導体装置および
その製造方法に関し、特にDRAM(Dynamic Random A
ccess Memoroy )およびその製造方法に関するものであ
る。
その製造方法に関し、特にDRAM(Dynamic Random A
ccess Memoroy )およびその製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】まず、従来のDRAMの構造について図
を用いて説明する。
を用いて説明する。
【0003】図12は従来のDRAMの構造を示す概略
断面図である。図12に示すように、従来のDRAMに
おいては、p型シリコン基板201上に、分離絶縁膜2
02が形成される。p型シリコン基板201上にゲート
絶縁膜215を介在させてゲート電極205が形成され
る。ゲート電極205の両側でp型シリコン基板201
上にサイドウォール206が形成される。ゲート電極2
05の両側でp型シリコン基板201内に低濃度のn型
拡散層207、208が形成される。n型拡散層20
7、208の両側にそれぞれ高濃度のn型拡散層20
3、204が形成される。また、n型拡散層203は分
離絶縁膜202と接する。p型シリコン基板201上に
層間絶縁膜212が形成される。層間絶縁膜212にn
型拡散層203にまで達するコンタクトホール209が
形成される。コンタクトホール209中には、導電体か
ら形成され、n型拡散層203にまで達するストレージ
ノード211が形成される。ストレージノード211は
層間絶縁膜212の上面において、誘電体213を介在
してセルプレート214と対向して配置されることによ
り、キャパシタを構成する。
断面図である。図12に示すように、従来のDRAMに
おいては、p型シリコン基板201上に、分離絶縁膜2
02が形成される。p型シリコン基板201上にゲート
絶縁膜215を介在させてゲート電極205が形成され
る。ゲート電極205の両側でp型シリコン基板201
上にサイドウォール206が形成される。ゲート電極2
05の両側でp型シリコン基板201内に低濃度のn型
拡散層207、208が形成される。n型拡散層20
7、208の両側にそれぞれ高濃度のn型拡散層20
3、204が形成される。また、n型拡散層203は分
離絶縁膜202と接する。p型シリコン基板201上に
層間絶縁膜212が形成される。層間絶縁膜212にn
型拡散層203にまで達するコンタクトホール209が
形成される。コンタクトホール209中には、導電体か
ら形成され、n型拡散層203にまで達するストレージ
ノード211が形成される。ストレージノード211は
層間絶縁膜212の上面において、誘電体213を介在
してセルプレート214と対向して配置されることによ
り、キャパシタを構成する。
【0004】図12に示すように、従来のDRAMにお
いては、ストレージノード211、誘電体213、セル
プレート214から構成されるキャパシタに蓄えられた
電荷の有無により情報を記憶する。しかし、キャパシタ
に蓄えられた電荷は、時間とともに減少する。そこで、
DRAMでは、メモリの記憶が消失しないようにするた
め、キャパシタの容量の再生が行なわれている。この動
作をリフレッシュという。
いては、ストレージノード211、誘電体213、セル
プレート214から構成されるキャパシタに蓄えられた
電荷の有無により情報を記憶する。しかし、キャパシタ
に蓄えられた電荷は、時間とともに減少する。そこで、
DRAMでは、メモリの記憶が消失しないようにするた
め、キャパシタの容量の再生が行なわれている。この動
作をリフレッシュという。
【0005】リフレッシュ時に、リーク電流が発生すれ
ば、DRAMのリフレッシュ特性を著しく劣化させる。
リーク電流が発生する原因としては、分離絶縁膜202
とシリコン基板201との間に極端な応力がかかる場合
や、極端な電界がかかる場合や、またn型拡散層203
とシリコン基板201の界面がコンタクトホール209
にさらされ(PN)接合が不完全になる場合などが考え
られる。それ以外に、リーク電流が発生する主な原因の
1つとして、分離絶縁膜202とn型拡散層203との
間にわずかな隙間が生じ、ここからリーク電流が発生す
ることが考えられる。このように、リフレッシュ特性を
劣化させるリーク電流の発生を防止する方法として、S
AC(Self-Align Contact)注入法がある。
ば、DRAMのリフレッシュ特性を著しく劣化させる。
リーク電流が発生する原因としては、分離絶縁膜202
とシリコン基板201との間に極端な応力がかかる場合
や、極端な電界がかかる場合や、またn型拡散層203
とシリコン基板201の界面がコンタクトホール209
にさらされ(PN)接合が不完全になる場合などが考え
られる。それ以外に、リーク電流が発生する主な原因の
1つとして、分離絶縁膜202とn型拡散層203との
間にわずかな隙間が生じ、ここからリーク電流が発生す
ることが考えられる。このように、リフレッシュ特性を
劣化させるリーク電流の発生を防止する方法として、S
AC(Self-Align Contact)注入法がある。
【0006】SAC注入法について、図13を参照して
説明する。図13はSAC注入法により形成されたDR
AMの構造を示す概略断面図である。図13に示すSA
C注入法により形成されたDRAMの構成と、図12に
示すDRAMの構成との違いは、n型拡散層203の下
部に、n型拡散層210が形成される点である。また、
n型拡散層210は、n型拡散層203と分離絶縁膜2
02の両方に接している。
説明する。図13はSAC注入法により形成されたDR
AMの構造を示す概略断面図である。図13に示すSA
C注入法により形成されたDRAMの構成と、図12に
示すDRAMの構成との違いは、n型拡散層203の下
部に、n型拡散層210が形成される点である。また、
n型拡散層210は、n型拡散層203と分離絶縁膜2
02の両方に接している。
【0007】次に、SAC注入法について図13を参照
して説明する。図13に示すように、p型シリコン基板
201上に、分離絶縁膜202、ゲート絶縁膜215、
ゲート電極205、サイドウォール206を形成する。
また、p型シリコン基板201内に、n型拡散層20
4、205、207、208を形成する。その後、リン
を100keV、4×1014/cm2 でイオン注入し、
850℃、30分の熱処理を行なって、n型拡散層21
0を形成する。次に、ストレージノード211、誘電体
213、セルプレート214を形成する。このように形
成されたDRAMにおいては、n型拡散層210が、リ
ーク電流の発生の原因となるn型拡散層203と分離絶
縁膜202の間の隙間を埋める。よって、ストレージノ
ード211からp型シリコン基板201に電流が流れる
のを防ぐ。
して説明する。図13に示すように、p型シリコン基板
201上に、分離絶縁膜202、ゲート絶縁膜215、
ゲート電極205、サイドウォール206を形成する。
また、p型シリコン基板201内に、n型拡散層20
4、205、207、208を形成する。その後、リン
を100keV、4×1014/cm2 でイオン注入し、
850℃、30分の熱処理を行なって、n型拡散層21
0を形成する。次に、ストレージノード211、誘電体
213、セルプレート214を形成する。このように形
成されたDRAMにおいては、n型拡散層210が、リ
ーク電流の発生の原因となるn型拡散層203と分離絶
縁膜202の間の隙間を埋める。よって、ストレージノ
ード211からp型シリコン基板201に電流が流れる
のを防ぐ。
【0008】また、このSAC注入を全く行なわない
と、ストレージノード211から送られる電子が分離絶
縁膜202とn型拡散層203の間の不完全な(PN)
接合を流れ、リーク電流が発生する。
と、ストレージノード211から送られる電子が分離絶
縁膜202とn型拡散層203の間の不完全な(PN)
接合を流れ、リーク電流が発生する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ここで、SAC注入法
を行なう場合の問題点について、図14(A)を参照し
て説明する。
を行なう場合の問題点について、図14(A)を参照し
て説明する。
【0010】図14(A)はメモリセル部におけるSA
C注入法の工程を示す概略断面図である。図14(A)
を参照して、n型拡散層203より深い場所にn型拡散
層210を形成するためには、イオンに高いエネルギを
与えて、注入を行なう必要がある。その場合、図14
(B)で示すように、本来SAC注入を行なわない周辺
回路領域において、層間絶縁膜212の薄い部分では、
高エネルギが与えられたイオンが、ゲート電極305や
ゲート電極直下のチャネル領域に注入される。その結
果、しきい値が所望の値と異なるという問題が発生す
る。
C注入法の工程を示す概略断面図である。図14(A)
を参照して、n型拡散層203より深い場所にn型拡散
層210を形成するためには、イオンに高いエネルギを
与えて、注入を行なう必要がある。その場合、図14
(B)で示すように、本来SAC注入を行なわない周辺
回路領域において、層間絶縁膜212の薄い部分では、
高エネルギが与えられたイオンが、ゲート電極305や
ゲート電極直下のチャネル領域に注入される。その結
果、しきい値が所望の値と異なるという問題が発生す
る。
【0011】また、SAC注入のエネルギを大きくしす
ぎると、図14(A)においてn型拡散層210が基板
表面から深い位置に形成される。そのため、n型拡散層
210が拡散した場合に、他のメモリセルのn型拡散層
とパンチスルーする。
ぎると、図14(A)においてn型拡散層210が基板
表面から深い位置に形成される。そのため、n型拡散層
210が拡散した場合に、他のメモリセルのn型拡散層
とパンチスルーする。
【0012】また、SAC注入後の熱処理温度を上げ
る、または熱処理時間を長くする場合には、n型拡散層
210が拡散して他のメモリセルのn型拡散層とパンチ
スルーする。
る、または熱処理時間を長くする場合には、n型拡散層
210が拡散して他のメモリセルのn型拡散層とパンチ
スルーする。
【0013】さらには、層間絶縁膜212をエッチング
する際、コンタクトホール209の底部に、エッチング
粒子と層間絶縁膜等との反応によって生じた反応生成物
215が残留する。この反応生成物216は、洗浄では
完全に浄化できない。そのため、n型拡散層203とス
トレージノード211とのコンタクト抵抗が増大する問
題があった。
する際、コンタクトホール209の底部に、エッチング
粒子と層間絶縁膜等との反応によって生じた反応生成物
215が残留する。この反応生成物216は、洗浄では
完全に浄化できない。そのため、n型拡散層203とス
トレージノード211とのコンタクト抵抗が増大する問
題があった。
【0014】本発明は、上述のようなリーク電流の生ず
る原因となる高エネルギによるイオン注入、高温熱処理
を軽減し、低エネルギによるイオン注入、低温熱処理
で、リーク電流の発生の少ない拡散層を形成する半導体
装置を提供することを目的とする。
る原因となる高エネルギによるイオン注入、高温熱処理
を軽減し、低エネルギによるイオン注入、低温熱処理
で、リーク電流の発生の少ない拡散層を形成する半導体
装置を提供することを目的とする。
【0015】また、拡散層とストレージノードとのコン
タクト抵抗が低い半導体装置を提供することを目的とす
る。
タクト抵抗が低い半導体装置を提供することを目的とす
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明における半導体装
置においては、半導体基板と、素子分離絶縁膜と、ゲー
ト電極と、第1と第2の不純物領域と、第3の不純物領
域と、絶縁層と、導電層とを備えたものである。半導体
基板は、主表面を有し、第1導電型である。素子分離絶
縁膜は、半導体基板の主表面上に形成される。ゲート電
極は、素子分離絶縁膜と距離を隔てて、かつ半導体基板
の主表面上にゲート絶縁膜を介在させて形成される。第
1と第2の不純物領域は、第2導電型であり、ゲート電
極の両側で半導体基板の主表面に、かつ互いに距離を隔
てて形成される。また、第1の不純物領域は、ゲート電
極と素子分離領域の間でそれらに隣接して形成される。
また、ゲート電極と素子分離絶縁膜の間の半導体基板の
主表面と素子分離絶縁膜の一部がエッチングされて素子
分離絶縁膜に接する凹部が形成される。第3の不純物領
域は、第2導電型であり、第1の不純物領域と素子分離
絶縁膜とに接するように形成される。コンタクトホール
は、第1と第3の少なくとも一方の不純物領域の表面で
かつ凹部を底壁とする。絶縁層は、そのコンタクトホー
ルを有し、ゲート電極と分離絶縁膜の上に形成される。
導電層は、コンタクトホールを通じて第1と第3の少な
くとも一方の不純物領域に接触するように形成される。
置においては、半導体基板と、素子分離絶縁膜と、ゲー
ト電極と、第1と第2の不純物領域と、第3の不純物領
域と、絶縁層と、導電層とを備えたものである。半導体
基板は、主表面を有し、第1導電型である。素子分離絶
縁膜は、半導体基板の主表面上に形成される。ゲート電
極は、素子分離絶縁膜と距離を隔てて、かつ半導体基板
の主表面上にゲート絶縁膜を介在させて形成される。第
1と第2の不純物領域は、第2導電型であり、ゲート電
極の両側で半導体基板の主表面に、かつ互いに距離を隔
てて形成される。また、第1の不純物領域は、ゲート電
極と素子分離領域の間でそれらに隣接して形成される。
また、ゲート電極と素子分離絶縁膜の間の半導体基板の
主表面と素子分離絶縁膜の一部がエッチングされて素子
分離絶縁膜に接する凹部が形成される。第3の不純物領
域は、第2導電型であり、第1の不純物領域と素子分離
絶縁膜とに接するように形成される。コンタクトホール
は、第1と第3の少なくとも一方の不純物領域の表面で
かつ凹部を底壁とする。絶縁層は、そのコンタクトホー
ルを有し、ゲート電極と分離絶縁膜の上に形成される。
導電層は、コンタクトホールを通じて第1と第3の少な
くとも一方の不純物領域に接触するように形成される。
【0017】また、コンタクトホールの底壁は、半導体
基板の主表面からの深さが第1の不純物領域と素子分離
絶縁膜の底面よりも浅い位置にある。
基板の主表面からの深さが第1の不純物領域と素子分離
絶縁膜の底面よりも浅い位置にある。
【0018】また、コンタクトホールの底壁は、半導体
基板の主表面からの深さが第1の不純物領域と素子分離
絶縁膜の底面よりも深い位置にある。
基板の主表面からの深さが第1の不純物領域と素子分離
絶縁膜の底面よりも深い位置にある。
【0019】また、コンタクトホールの底壁は、半導体
基板の主表面からの深さが第1の不純物領域の底面より
も深く、かつ素子分離絶縁膜の底面よりも浅い位置にあ
る。
基板の主表面からの深さが第1の不純物領域の底面より
も深く、かつ素子分離絶縁膜の底面よりも浅い位置にあ
る。
【0020】また、本発明における別の局面の半導体装
置においては、半導体基板と、第1の絶縁層と、半導体
層と、素子分離絶縁膜と、ゲート電極と、第1と第2の
不純物領域と、第3の不純物領域と、第2の絶縁層と、
導電層とを備えたものである。第1の絶縁膜は半導体基
板上に形成される。半導体層は、第1の絶縁膜上に形成
され、主表面を有し、第1導電型である。素子分離絶縁
膜は、半導体層の主表面上に形成される。ゲート電極
は、素子分離絶縁膜と距離を隔てて、かつ半導体層の主
表面上にゲート絶縁膜を介在させて形成される。第1と
第2の不純物領域は、第2導電型であり、ゲート電極の
両側で半導体層の主表面に、かつ互いに距離を隔てて形
成される。また、第1の不純物領域は、ゲート電極と素
子分離絶縁膜の間でそれらに隣接して形成される。ま
た、ゲート電極と素子分離絶縁膜の間の半導体層の主表
面と素子分離絶縁膜の一部がエッチングされて素子分離
絶縁膜に接する凹部が形成される。第3の不純物領域
は、第2導電型であり、第1の不純物領域と素子分離絶
縁膜とに接するように形成される。コンタクトホール
は、第1と第3の少なくとも一方の不純物領域の表面で
かつ凹部を底壁とするように形成される。第2の絶縁層
は、そのコンタクトホールを有し、ゲート電極と分離絶
縁膜の上に形成される。導電層は、コンタクトホールを
通じて第1と第3の少なくとも一方の不純物領域に接触
するように形成される。
置においては、半導体基板と、第1の絶縁層と、半導体
層と、素子分離絶縁膜と、ゲート電極と、第1と第2の
不純物領域と、第3の不純物領域と、第2の絶縁層と、
導電層とを備えたものである。第1の絶縁膜は半導体基
板上に形成される。半導体層は、第1の絶縁膜上に形成
され、主表面を有し、第1導電型である。素子分離絶縁
膜は、半導体層の主表面上に形成される。ゲート電極
は、素子分離絶縁膜と距離を隔てて、かつ半導体層の主
表面上にゲート絶縁膜を介在させて形成される。第1と
第2の不純物領域は、第2導電型であり、ゲート電極の
両側で半導体層の主表面に、かつ互いに距離を隔てて形
成される。また、第1の不純物領域は、ゲート電極と素
子分離絶縁膜の間でそれらに隣接して形成される。ま
た、ゲート電極と素子分離絶縁膜の間の半導体層の主表
面と素子分離絶縁膜の一部がエッチングされて素子分離
絶縁膜に接する凹部が形成される。第3の不純物領域
は、第2導電型であり、第1の不純物領域と素子分離絶
縁膜とに接するように形成される。コンタクトホール
は、第1と第3の少なくとも一方の不純物領域の表面で
かつ凹部を底壁とするように形成される。第2の絶縁層
は、そのコンタクトホールを有し、ゲート電極と分離絶
縁膜の上に形成される。導電層は、コンタクトホールを
通じて第1と第3の少なくとも一方の不純物領域に接触
するように形成される。
【0021】このように構成された半導体装置において
は、リーク電流の発生の原因となる分離絶縁膜と第1の
不純物領域の界面の不完全な(PN)接合を、第3の不
純物によって埋めることができる。その結果、リーク電
流が発生しにくくなる。
は、リーク電流の発生の原因となる分離絶縁膜と第1の
不純物領域の界面の不完全な(PN)接合を、第3の不
純物によって埋めることができる。その結果、リーク電
流が発生しにくくなる。
【0022】また、導電層と第1または第3の不純物領
域は、凹部で接触する。よって、凹部がない場合に比べ
て、接触面積が大きくなり、コンタクト抵抗が低減す
る。その結果、電流が流れやすくなる。
域は、凹部で接触する。よって、凹部がない場合に比べ
て、接触面積が大きくなり、コンタクト抵抗が低減す
る。その結果、電流が流れやすくなる。
【0023】また、本発明における半導体装置の製造方
法においては、素子分離絶縁膜を形成する工程と、ゲー
ト電極を形成する工程と、第1と第2の不純物領域を形
成する工程と、絶縁層を形成する工程と、コンタクトホ
ールを形成する工程と、凹部を形成する工程と、第3の
不純物領域を形成する工程と、導電層を形成する工程と
を備えたものである。素子分離絶縁膜を形成する工程で
は、第1導電型の半導体基板の主表面上に、素子分離絶
縁膜が形成される。ゲート電極を形成する工程では、素
子分離絶縁膜と距離を隔てて、かつ半導体基板の主表面
上にゲート絶縁膜を介在させてゲート電極が形成され
る。第1と第2の不純物領域を形成する工程では、ゲー
ト電極の両側で半導体基板の主表面に、かつ距離を隔て
て第2導電型の第1と第2の不純物領域が形成される。
また、第1の不純物領域を形成する工程では、ゲート電
極と素子分離絶縁膜との間で、それらに隣接して第1の
不純物領域が形成される。絶縁層を形成する工程では、
ゲート電極と、素子分離絶縁膜の上に絶縁層が形成され
る。コンタクトホールを形成する工程では、絶縁層の一
部を除去することにより、第1の不純物領域の表面を底
壁とするコンタクトホールが絶縁層に形成される。凹部
を形成する工程では、素子分離絶縁膜に接するように、
半導体基板の一部と素子分離絶縁膜の一部を除去するこ
とによりコンタクトホールの底壁に凹部が形成される。
第3の不純物領域を形成する工程では、コンタクトホー
ルに第2導電型の不純物イオンを注入することにより、
第1の不純物領域と素子分離絶縁膜とに接するように第
2導電型の第3の不純物領域が形成される。導電層を形
成する工程では、コンタクトホールを通じて第1と第3
の少なくとも一方の不純物領域に接触するように導電層
が形成される。
法においては、素子分離絶縁膜を形成する工程と、ゲー
ト電極を形成する工程と、第1と第2の不純物領域を形
成する工程と、絶縁層を形成する工程と、コンタクトホ
ールを形成する工程と、凹部を形成する工程と、第3の
不純物領域を形成する工程と、導電層を形成する工程と
を備えたものである。素子分離絶縁膜を形成する工程で
は、第1導電型の半導体基板の主表面上に、素子分離絶
縁膜が形成される。ゲート電極を形成する工程では、素
子分離絶縁膜と距離を隔てて、かつ半導体基板の主表面
上にゲート絶縁膜を介在させてゲート電極が形成され
る。第1と第2の不純物領域を形成する工程では、ゲー
ト電極の両側で半導体基板の主表面に、かつ距離を隔て
て第2導電型の第1と第2の不純物領域が形成される。
また、第1の不純物領域を形成する工程では、ゲート電
極と素子分離絶縁膜との間で、それらに隣接して第1の
不純物領域が形成される。絶縁層を形成する工程では、
ゲート電極と、素子分離絶縁膜の上に絶縁層が形成され
る。コンタクトホールを形成する工程では、絶縁層の一
部を除去することにより、第1の不純物領域の表面を底
壁とするコンタクトホールが絶縁層に形成される。凹部
を形成する工程では、素子分離絶縁膜に接するように、
半導体基板の一部と素子分離絶縁膜の一部を除去するこ
とによりコンタクトホールの底壁に凹部が形成される。
第3の不純物領域を形成する工程では、コンタクトホー
ルに第2導電型の不純物イオンを注入することにより、
第1の不純物領域と素子分離絶縁膜とに接するように第
2導電型の第3の不純物領域が形成される。導電層を形
成する工程では、コンタクトホールを通じて第1と第3
の少なくとも一方の不純物領域に接触するように導電層
が形成される。
【0024】また、本発明の別の局面に従った半導体装
置の製造方法においては、第1の絶縁層を形成する工程
と、半導体層を形成する工程と、素子分離絶縁膜を形成
する工程と、ゲート電極を形成する工程と、第1と第2
の不純物領域を形成する工程と、第2の絶縁層を形成す
る工程と、コンタクトホールを形成する工程と、凹部を
形成する工程と、第3の不純物領域を形成する工程と、
第2の導電層を形成する工程とを備えたものである。第
1の絶縁層を形成する工程では、半導体基板の上に第1
の絶縁層が形成される。半導体層を形成する工程では、
第1の絶縁層の上に第1導電型の半導体層が形成され
る。素子分離絶縁膜を形成する工程では、第1導電型の
半導体層の主表面上に素子分離絶縁膜が形成される。ゲ
ート電極を形成する工程では、素子分離絶縁膜と距離を
隔て、かつ半導体層の主表面上にゲート絶縁膜を介在さ
せてゲート電極が形成される。第1と第2の不純物領域
を形成する工程では、ゲート電極の両側で半導体層の主
表面にかつ互いに距離を隔てて第2導電型の第1と第2
の不純物領域が形成される。また、第1の不純物領域を
形成する工程では、ゲート電極と素子分離絶縁膜との間
で、それらに隣接して第1の不純物領域が形成される。
第2の絶縁層を形成する工程では、ゲート電極と素子分
離絶縁膜の上に第2の絶縁層が形成される。コンタクト
ホールを形成する工程では、第2の絶縁層の一部を除去
することにより、第1の不純物領域の表面を底壁とする
コンタクトホールが形成される。凹部を形成する工程で
は、素子分離絶縁膜に接するように半導体層の一部と素
子分離絶縁膜の一部を除去することにより、コンタクト
ホールの底壁に凹部が形成される。第3の不純物領域を
形成する工程では、コンタクトホールに第2導電型の不
純物をイオン注入することにより、第1の不純物領域と
素子分離絶縁膜とに接するように第2導電型の第3の不
純物領域が形成される。導電層を形成する工程では、コ
ンタクトホールを通じて第1と第3の少なくとも一方の
不純物領域に接触するように、導電層が形成される。
置の製造方法においては、第1の絶縁層を形成する工程
と、半導体層を形成する工程と、素子分離絶縁膜を形成
する工程と、ゲート電極を形成する工程と、第1と第2
の不純物領域を形成する工程と、第2の絶縁層を形成す
る工程と、コンタクトホールを形成する工程と、凹部を
形成する工程と、第3の不純物領域を形成する工程と、
第2の導電層を形成する工程とを備えたものである。第
1の絶縁層を形成する工程では、半導体基板の上に第1
の絶縁層が形成される。半導体層を形成する工程では、
第1の絶縁層の上に第1導電型の半導体層が形成され
る。素子分離絶縁膜を形成する工程では、第1導電型の
半導体層の主表面上に素子分離絶縁膜が形成される。ゲ
ート電極を形成する工程では、素子分離絶縁膜と距離を
隔て、かつ半導体層の主表面上にゲート絶縁膜を介在さ
せてゲート電極が形成される。第1と第2の不純物領域
を形成する工程では、ゲート電極の両側で半導体層の主
表面にかつ互いに距離を隔てて第2導電型の第1と第2
の不純物領域が形成される。また、第1の不純物領域を
形成する工程では、ゲート電極と素子分離絶縁膜との間
で、それらに隣接して第1の不純物領域が形成される。
第2の絶縁層を形成する工程では、ゲート電極と素子分
離絶縁膜の上に第2の絶縁層が形成される。コンタクト
ホールを形成する工程では、第2の絶縁層の一部を除去
することにより、第1の不純物領域の表面を底壁とする
コンタクトホールが形成される。凹部を形成する工程で
は、素子分離絶縁膜に接するように半導体層の一部と素
子分離絶縁膜の一部を除去することにより、コンタクト
ホールの底壁に凹部が形成される。第3の不純物領域を
形成する工程では、コンタクトホールに第2導電型の不
純物をイオン注入することにより、第1の不純物領域と
素子分離絶縁膜とに接するように第2導電型の第3の不
純物領域が形成される。導電層を形成する工程では、コ
ンタクトホールを通じて第1と第3の少なくとも一方の
不純物領域に接触するように、導電層が形成される。
【0025】このような工程を備えた半導体装置の製造
方法においては、リーク電流の原因となる素子分離絶縁
膜と第1の不純物領域の界面の不完全な(PN)接合
を、第3の不純物領域によって埋めることができる。そ
の結果、リーク電流が発生しにくくなる。また、導電層
と第1または第3の不純物領域は、凹部で接触する。よ
って、凹部がない場合に比べて接触面積が大きくなり、
コンタクト抵抗が低減する。その結果、電流が流れやす
くなる。さらに、この製造方法においては、凹部を形成
するとき、基板または半導体層の表面を一部削ることに
なる。このとき、層間絶縁膜をエッチングするとき、発
生し、基板表面に付着した反応生成物が除去されること
になる。その結果、コンタクト抵抗が低減し、リーク電
流が発生しにくくなる。さらにまた、この発明の製造方
法においては、コンタクトホールの底壁に凹部が形成さ
れた後、そのコンタクトホールを通じて不純物イオンが
注入される。よって、第3の不純物領域を形成する際の
イオン注入エネルギを低減できる。その結果、周辺回路
の絶縁層の薄い部分でも、ゲート電極やチャネル領域に
イオンが注入されず、しきい値が所望の値と異なるとい
う問題が発生しない。
方法においては、リーク電流の原因となる素子分離絶縁
膜と第1の不純物領域の界面の不完全な(PN)接合
を、第3の不純物領域によって埋めることができる。そ
の結果、リーク電流が発生しにくくなる。また、導電層
と第1または第3の不純物領域は、凹部で接触する。よ
って、凹部がない場合に比べて接触面積が大きくなり、
コンタクト抵抗が低減する。その結果、電流が流れやす
くなる。さらに、この製造方法においては、凹部を形成
するとき、基板または半導体層の表面を一部削ることに
なる。このとき、層間絶縁膜をエッチングするとき、発
生し、基板表面に付着した反応生成物が除去されること
になる。その結果、コンタクト抵抗が低減し、リーク電
流が発生しにくくなる。さらにまた、この発明の製造方
法においては、コンタクトホールの底壁に凹部が形成さ
れた後、そのコンタクトホールを通じて不純物イオンが
注入される。よって、第3の不純物領域を形成する際の
イオン注入エネルギを低減できる。その結果、周辺回路
の絶縁層の薄い部分でも、ゲート電極やチャネル領域に
イオンが注入されず、しきい値が所望の値と異なるとい
う問題が発生しない。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明のDRAMの構成に
ついて、図を用いて説明する。
ついて、図を用いて説明する。
【0027】実施の形態1
図1は、本発明の実施の形態1におけるDRAMの構成
を概略的に示す断面図である。図1を参照して、p型シ
リコン基板1上にゲート絶縁膜15を介してゲート電極
5が形成される。また、ゲート電極5の両側でかつp型
シリコン基板1上に、サイドウォール6が形成される。
p型シリコン基板1上に層間絶縁膜12が形成される。
層間絶縁膜12とp型シリコン基板1をエッチングする
ことにより、コンタクトホール9が形成される。コンタ
クトホール9内と層間絶縁膜12上に、導電体よりなる
ストレージノード11が形成される。ストレージノード
11上に誘電体13を介して、導電体からなるセルプレ
ート14が形成される。p型シリコン基板1に分離絶縁
膜2が形成される。p型シリコン基板1内でゲート電極
5の両側に、低濃度のn型拡散層7、8が形成される。
n型拡散層7、8の両側に高濃度のn型拡散層3、4が
形成される。n型拡散層3もしくはn型拡散層7と素子
分離膜2とストレージノード11に接するように、n型
拡散層10が形成される。
を概略的に示す断面図である。図1を参照して、p型シ
リコン基板1上にゲート絶縁膜15を介してゲート電極
5が形成される。また、ゲート電極5の両側でかつp型
シリコン基板1上に、サイドウォール6が形成される。
p型シリコン基板1上に層間絶縁膜12が形成される。
層間絶縁膜12とp型シリコン基板1をエッチングする
ことにより、コンタクトホール9が形成される。コンタ
クトホール9内と層間絶縁膜12上に、導電体よりなる
ストレージノード11が形成される。ストレージノード
11上に誘電体13を介して、導電体からなるセルプレ
ート14が形成される。p型シリコン基板1に分離絶縁
膜2が形成される。p型シリコン基板1内でゲート電極
5の両側に、低濃度のn型拡散層7、8が形成される。
n型拡散層7、8の両側に高濃度のn型拡散層3、4が
形成される。n型拡散層3もしくはn型拡散層7と素子
分離膜2とストレージノード11に接するように、n型
拡散層10が形成される。
【0028】次に、本発明の実施の形態1におけるDR
AMの製造方法について説明する。図2〜図4は本発明
の実施の形態1におけるDRAMの製造方法を工程順に
示す概略断面図である。まず、図2を参照して、p型シ
リコン基板1上に、分離絶縁膜2が形成される。p型シ
リコン基板1は10Ω・cmの比抵抗のウェハを用い
る。分離絶縁膜2は改良LOCOS法により形成され
た、厚さ2500Åの酸化膜である。p型シリコン基板
1上に、ゲート絶縁膜15を介してゲート電極5が形成
される。ゲート電極5はリンでドープされたポリシリコ
ンを用いる。p型シリコン基板上で、かつゲート電極5
の両側に、CVD法で成膜したシリコン酸化膜をエッチ
バックすることにより、サイドウォール6を形成する。
p型シリコン基板1内で、かつゲート電極5の両側に砒
素を30keV、1×1014/cm 2 、注入角度45°
でイオン注入することにより低濃度のn型拡散層7、8
を形成する。n型拡散層7、8の両側のそれぞれに、サ
イドウォール6をマスクとした不純物イオン注入によ
り、n型拡散層3、4を形成する。n型拡散層3、4
は、n型拡散層7、8より高濃度である。p型シリコン
基板1上に、シリコン酸化膜をCVD法により1000
0Åの厚みで堆積することにより、層間絶縁膜12を形
成する。層間絶縁膜12をレジストマスクを用いてRI
E法によりエッチングして、コンタクトホール9を形成
する。このとき、分離絶縁膜2もエッチングされる。ま
た、エッチング粒子と層間絶縁膜12や分離絶縁膜2と
の反応生成物16がコンタクトホール9の底面に堆積す
る。
AMの製造方法について説明する。図2〜図4は本発明
の実施の形態1におけるDRAMの製造方法を工程順に
示す概略断面図である。まず、図2を参照して、p型シ
リコン基板1上に、分離絶縁膜2が形成される。p型シ
リコン基板1は10Ω・cmの比抵抗のウェハを用い
る。分離絶縁膜2は改良LOCOS法により形成され
た、厚さ2500Åの酸化膜である。p型シリコン基板
1上に、ゲート絶縁膜15を介してゲート電極5が形成
される。ゲート電極5はリンでドープされたポリシリコ
ンを用いる。p型シリコン基板上で、かつゲート電極5
の両側に、CVD法で成膜したシリコン酸化膜をエッチ
バックすることにより、サイドウォール6を形成する。
p型シリコン基板1内で、かつゲート電極5の両側に砒
素を30keV、1×1014/cm 2 、注入角度45°
でイオン注入することにより低濃度のn型拡散層7、8
を形成する。n型拡散層7、8の両側のそれぞれに、サ
イドウォール6をマスクとした不純物イオン注入によ
り、n型拡散層3、4を形成する。n型拡散層3、4
は、n型拡散層7、8より高濃度である。p型シリコン
基板1上に、シリコン酸化膜をCVD法により1000
0Åの厚みで堆積することにより、層間絶縁膜12を形
成する。層間絶縁膜12をレジストマスクを用いてRI
E法によりエッチングして、コンタクトホール9を形成
する。このとき、分離絶縁膜2もエッチングされる。ま
た、エッチング粒子と層間絶縁膜12や分離絶縁膜2と
の反応生成物16がコンタクトホール9の底面に堆積す
る。
【0029】図3を参照して、反応生成物16を、化学
的ドライエッチングを行なうことで除去する。さらに、
n型拡散層3や、p型シリコン基板1をp型シリコン基
板1の主表面から500Å以上エッチングすることによ
って、コンタクトホール9を掘り下げる。コンタクトホ
ール9の底壁は、p型半導体基板の主表面からの深さが
n型拡散層3と分離絶縁膜2の底面よりも浅い位置にあ
る。
的ドライエッチングを行なうことで除去する。さらに、
n型拡散層3や、p型シリコン基板1をp型シリコン基
板1の主表面から500Å以上エッチングすることによ
って、コンタクトホール9を掘り下げる。コンタクトホ
ール9の底壁は、p型半導体基板の主表面からの深さが
n型拡散層3と分離絶縁膜2の底面よりも浅い位置にあ
る。
【0030】図4(A)を参照して、リンを50ke
V、5×1014/cm2 、注入角度0°でイオン注入
し、800℃、20分の熱処理を行なってn型拡散層1
0が形成される。このとき、n型拡散層10はn型拡散
層3もしくはn型拡散層7と分離絶縁膜2の両方に接す
るように形成される。
V、5×1014/cm2 、注入角度0°でイオン注入
し、800℃、20分の熱処理を行なってn型拡散層1
0が形成される。このとき、n型拡散層10はn型拡散
層3もしくはn型拡散層7と分離絶縁膜2の両方に接す
るように形成される。
【0031】図1を参照して、コンタクトホール9内
と、層間絶縁膜12上にn型拡散層10と接するよう
に、導電体よりなるストレージノード11が形成され
る。ストレージノード11上に、誘電体13を介して、
導電体からなるセルプレート14が形成される。
と、層間絶縁膜12上にn型拡散層10と接するよう
に、導電体よりなるストレージノード11が形成され
る。ストレージノード11上に、誘電体13を介して、
導電体からなるセルプレート14が形成される。
【0032】上記のように、本発明の実施の形態1にお
けるDRAMは構成され、かつ形成される。
けるDRAMは構成され、かつ形成される。
【0033】次に、本発明の実施の形態1におけるDR
AMの作用、効果について説明する。
AMの作用、効果について説明する。
【0034】図1を参照して、n型拡散層3と分離絶縁
膜2の両方に接するようにn型拡散層10が形成され
る。よって、リーク電流発生の原因となるn型拡散層3
と分離絶縁膜2の界面の不完全な(PN)接合を、n型
拡散層10が埋める。その結果、リーク電流が発生しに
くい構造となる。
膜2の両方に接するようにn型拡散層10が形成され
る。よって、リーク電流発生の原因となるn型拡散層3
と分離絶縁膜2の界面の不完全な(PN)接合を、n型
拡散層10が埋める。その結果、リーク電流が発生しに
くい構造となる。
【0035】図1を参照して、n型拡散層10とストレ
ージノード11の界面には、反応生成物16が存在しな
い。これは、図3で示す製造工程において、反応生成物
16を化学的ドライエッチングを行なうことにより除去
するからである。したがって、n型拡散層10とストレ
ージノード11の接続が完全なものとなり、リーク電流
が発生しない。
ージノード11の界面には、反応生成物16が存在しな
い。これは、図3で示す製造工程において、反応生成物
16を化学的ドライエッチングを行なうことにより除去
するからである。したがって、n型拡散層10とストレ
ージノード11の接続が完全なものとなり、リーク電流
が発生しない。
【0036】図4を参照して、n型拡散層10は、リン
をイオン注入し、熱処理を行なうことにより、コンタク
トホール9の底面に接するように形成される。コンタク
トホール9の底面から、n型拡散層3の底部までの距離
は、p型シリコン基板1をエッチングしない場合に比べ
て、短い。よって、従来に比較して、イオンに小さいエ
ネルギを与えることによってn型拡散層3に接するよう
にn型拡散層10を形成することができる。よって、層
間絶縁膜12が薄い周辺回路部においてイオンがゲート
電極305やゲート絶縁膜315やその下部に位置する
チャネル領域に注入されることはない。その結果、周辺
回路部においてしきい値が所望の値と異なるという問題
が発生しない。
をイオン注入し、熱処理を行なうことにより、コンタク
トホール9の底面に接するように形成される。コンタク
トホール9の底面から、n型拡散層3の底部までの距離
は、p型シリコン基板1をエッチングしない場合に比べ
て、短い。よって、従来に比較して、イオンに小さいエ
ネルギを与えることによってn型拡散層3に接するよう
にn型拡散層10を形成することができる。よって、層
間絶縁膜12が薄い周辺回路部においてイオンがゲート
電極305やゲート絶縁膜315やその下部に位置する
チャネル領域に注入されることはない。その結果、周辺
回路部においてしきい値が所望の値と異なるという問題
が発生しない。
【0037】図5は、本発明の実施の形態1におけるp
型シリコン基板1の主表面からコンタクトホール9の底
壁までのエッチング深さとストレージノード11とn型
拡散層10とのコンタクト抵抗を示すグラフである。p
型シリコン基板1の主表面からコンタクトホール9の底
壁までの深さを深くすると、ストレージノード11とn
型拡散層10とのコンタクト抵抗が小さくなっているこ
とがわかる。これは、ストレージノード11とn型拡散
層10のコンタクト面積が増大しているからであると考
えられる。よって、本発明の実施の形態1においては、
p型シリコン基板1をエッチングしない場合に比べて、
コンタクト抵抗を減少させることができる。
型シリコン基板1の主表面からコンタクトホール9の底
壁までのエッチング深さとストレージノード11とn型
拡散層10とのコンタクト抵抗を示すグラフである。p
型シリコン基板1の主表面からコンタクトホール9の底
壁までの深さを深くすると、ストレージノード11とn
型拡散層10とのコンタクト抵抗が小さくなっているこ
とがわかる。これは、ストレージノード11とn型拡散
層10のコンタクト面積が増大しているからであると考
えられる。よって、本発明の実施の形態1においては、
p型シリコン基板1をエッチングしない場合に比べて、
コンタクト抵抗を減少させることができる。
【0038】実施の形態2
図6は、本発明の実施の形態2におけるDRAMの構成
を概略的に示す断面図である。図6を参照して、p型シ
リコン基板21上に、ゲート絶縁膜35を介してゲート
電極25が形成される。p型シリコン基板21上でかつ
ゲート電極25の両側にサイドウォール26が形成され
る。p型シリコン基板上にゲート電極5と距離を隔てて
分離絶縁膜22が形成される。p型シリコン基板21上
に、層間絶縁膜32が形成される。層間絶縁膜32、p
型シリコン基板1、分離絶縁膜22をエッチングするこ
とにより、コンタクトホール29が形成される。コンタ
クトホール29内と層間絶縁膜32上に、導電体よりな
るストレージノード31が形成される。ストレージノー
ド31の上に、誘電体33を介してセルプレート34が
形成される。p型シリコン基板21内でゲート電極25
の両側にn型拡散層27、28が形成される。n型拡散
層27、28の両側のそれぞれに接するように、n型拡
散層23、24が形成される。n型拡散層23とストレ
ージノード31と分離絶縁膜22に接するようにn型拡
散層30が形成される。コンタクトホール29の底壁
は、p型シリコン基板の主表面からの深さがn型拡散層
30と分離絶縁膜22の底部よりも深い位置にある。
を概略的に示す断面図である。図6を参照して、p型シ
リコン基板21上に、ゲート絶縁膜35を介してゲート
電極25が形成される。p型シリコン基板21上でかつ
ゲート電極25の両側にサイドウォール26が形成され
る。p型シリコン基板上にゲート電極5と距離を隔てて
分離絶縁膜22が形成される。p型シリコン基板21上
に、層間絶縁膜32が形成される。層間絶縁膜32、p
型シリコン基板1、分離絶縁膜22をエッチングするこ
とにより、コンタクトホール29が形成される。コンタ
クトホール29内と層間絶縁膜32上に、導電体よりな
るストレージノード31が形成される。ストレージノー
ド31の上に、誘電体33を介してセルプレート34が
形成される。p型シリコン基板21内でゲート電極25
の両側にn型拡散層27、28が形成される。n型拡散
層27、28の両側のそれぞれに接するように、n型拡
散層23、24が形成される。n型拡散層23とストレ
ージノード31と分離絶縁膜22に接するようにn型拡
散層30が形成される。コンタクトホール29の底壁
は、p型シリコン基板の主表面からの深さがn型拡散層
30と分離絶縁膜22の底部よりも深い位置にある。
【0039】次に、本発明の実施の形態2におけるDR
AMの製造方法について説明する。図6を参照して、p
型シリコン基板21は10Ω・cmの比抵抗のウェハを
用いる。分離絶縁膜22は改良LOCOS法により酸化
膜を2500Åの厚みで堆積することにより形成する。
ゲート電極25はリンでドープされたポリシリコンを用
いる。サイドウォール26はCVDで成膜されたシリコ
ン酸化膜をエッチバックすることにより形成する。n型
拡散層23、24は、砒素を40keV、4×1015/
cm2でイオン注入することにより形成する。低濃度の
n型拡散層27、28は砒素を30keV、1×1014
/cm2、注入角度45°でサイドウォール26をマス
クとしてイオン注入することにより形成する。コンタク
トホール29は分離絶縁膜22の一部を含むように、レ
ジストマスクでRIEによりエッチングし、さらに、n
型拡散層23の表面とp型シリコン基板21の表面をp
型シリコン基板21の主表面から500Å以上の深さで
エッチングする。このとき、コンタクトホール29の底
壁は、p型半導体基板の主表面からの深さがn型拡散層
23と、分離絶縁膜22の底面よりも深い位置にあるよ
うにする。その後、リンを30keV、3×1014/c
m2、0°でイオン注入し、750℃、60分の熱処理
を行ない、n型拡散層30を形成する。このとき、n型
拡散層がn型拡散層23、分離絶縁膜22の両方に接す
るようにする。コンタクトホール29と層間絶縁膜32
上にn型拡散層30と接するように導電体よりなるスト
レージノード31を形成する。ストレージノード31上
に、誘電体33を介して導電体からなるセルプレート3
4が形成される。
AMの製造方法について説明する。図6を参照して、p
型シリコン基板21は10Ω・cmの比抵抗のウェハを
用いる。分離絶縁膜22は改良LOCOS法により酸化
膜を2500Åの厚みで堆積することにより形成する。
ゲート電極25はリンでドープされたポリシリコンを用
いる。サイドウォール26はCVDで成膜されたシリコ
ン酸化膜をエッチバックすることにより形成する。n型
拡散層23、24は、砒素を40keV、4×1015/
cm2でイオン注入することにより形成する。低濃度の
n型拡散層27、28は砒素を30keV、1×1014
/cm2、注入角度45°でサイドウォール26をマス
クとしてイオン注入することにより形成する。コンタク
トホール29は分離絶縁膜22の一部を含むように、レ
ジストマスクでRIEによりエッチングし、さらに、n
型拡散層23の表面とp型シリコン基板21の表面をp
型シリコン基板21の主表面から500Å以上の深さで
エッチングする。このとき、コンタクトホール29の底
壁は、p型半導体基板の主表面からの深さがn型拡散層
23と、分離絶縁膜22の底面よりも深い位置にあるよ
うにする。その後、リンを30keV、3×1014/c
m2、0°でイオン注入し、750℃、60分の熱処理
を行ない、n型拡散層30を形成する。このとき、n型
拡散層がn型拡散層23、分離絶縁膜22の両方に接す
るようにする。コンタクトホール29と層間絶縁膜32
上にn型拡散層30と接するように導電体よりなるスト
レージノード31を形成する。ストレージノード31上
に、誘電体33を介して導電体からなるセルプレート3
4が形成される。
【0040】上記のように、本発明の実施の形態2にお
けるDRAMは構成され、かつ形成される。
けるDRAMは構成され、かつ形成される。
【0041】このように構成され、かつ形成されたDR
AMは、本発明の実施の形態1におけるDRAMと同様
の作用、効果を奏する。
AMは、本発明の実施の形態1におけるDRAMと同様
の作用、効果を奏する。
【0042】実施の形態3
図7は、本発明の実施の形態3におけるDRAMの構成
を概略的に示す断面図である。図7を参照して、p型シ
リコン基板41上に、ゲート絶縁膜55を介してゲート
電極45が形成される。p型シリコン基板41上でかつ
ゲート電極45の両側にサイドウォール46が形成され
る。p型シリコン基板1上にゲート電極45と距離を隔
てて分離絶縁膜42が形成される。p型シリコン基板4
1上に、層間絶縁膜52が形成される。層間絶縁膜52
とp型シリコン基板41をエッチングすることによりコ
ンタクトホール49が形成される。コンタクトホール4
9内でかつ層間絶縁膜52上にストレージノード51が
形成される。ストレージノード51の上に、誘電体53
を介してセルプレート54が形成される。
を概略的に示す断面図である。図7を参照して、p型シ
リコン基板41上に、ゲート絶縁膜55を介してゲート
電極45が形成される。p型シリコン基板41上でかつ
ゲート電極45の両側にサイドウォール46が形成され
る。p型シリコン基板1上にゲート電極45と距離を隔
てて分離絶縁膜42が形成される。p型シリコン基板4
1上に、層間絶縁膜52が形成される。層間絶縁膜52
とp型シリコン基板41をエッチングすることによりコ
ンタクトホール49が形成される。コンタクトホール4
9内でかつ層間絶縁膜52上にストレージノード51が
形成される。ストレージノード51の上に、誘電体53
を介してセルプレート54が形成される。
【0043】次に、本発明の実施の形態3におけるDR
AMの製造方法について説明する。図7を参照して、p
型シリコン基板41は10Ω・cmの比抵抗のウェハを
用いる。分離絶縁膜42は改良LOCOS法により酸化
膜を2500Å堆積することにより形成される。n型拡
散層43、44は、砒素を40keV、4×1015/c
m2 イオン注入することにより形成する。ゲート電極4
5はリンでドープさたポリシリコンを用いる。サイドウ
ォール46はCVDで成膜されたシリコン酸化膜をエッ
チバックすることにより形成する。n型拡散層47、4
8はn型拡散層43、44よりも低濃度であり、砒素を
30keV、1×1014/cm2 、注入角度45°でサ
イドウォール46をマスクとしてイオン注入することに
より形成する。層間絶縁膜52は通常のLOCOS法に
より形成する。層間絶縁膜52の厚さは5000Åで、
バーズビークは0.5μmである。分離絶縁膜42のバ
ーズビークもしくはその一部を含み層間絶縁膜52を異
方性エッチングし、さらに、n型拡散層43とp型シリ
コン基板1を、p型シリコン基板41の主表面からの深
さが500Å以上の深さとなるようエッチングし、コン
タクトホール49を形成する。このとき、コンタクトホ
ール49の底壁は、p型半導体基板の主表面からの深さ
が、n型拡散層43の底面と、分離絶縁膜42の底面よ
りも浅い位置にある。その後、リンを30keV、3×
1014/cm2 、注入角度0°でイオン注入し、750
℃、60分の熱処理を行ないn型拡散層50を形成す
る。ここで、n型拡散層50は、n型拡散層43、44
分離絶縁膜42に接するように形成する。コンタクトホ
ール49内と層間絶縁膜52上であってかつn型拡散層
43、50と分離絶縁膜42に接するように導電体より
なるストレージノード51を形成する。ストレージノー
ド51上に、誘電体53を介して導電体からなるセルプ
レート54を形成する。
AMの製造方法について説明する。図7を参照して、p
型シリコン基板41は10Ω・cmの比抵抗のウェハを
用いる。分離絶縁膜42は改良LOCOS法により酸化
膜を2500Å堆積することにより形成される。n型拡
散層43、44は、砒素を40keV、4×1015/c
m2 イオン注入することにより形成する。ゲート電極4
5はリンでドープさたポリシリコンを用いる。サイドウ
ォール46はCVDで成膜されたシリコン酸化膜をエッ
チバックすることにより形成する。n型拡散層47、4
8はn型拡散層43、44よりも低濃度であり、砒素を
30keV、1×1014/cm2 、注入角度45°でサ
イドウォール46をマスクとしてイオン注入することに
より形成する。層間絶縁膜52は通常のLOCOS法に
より形成する。層間絶縁膜52の厚さは5000Åで、
バーズビークは0.5μmである。分離絶縁膜42のバ
ーズビークもしくはその一部を含み層間絶縁膜52を異
方性エッチングし、さらに、n型拡散層43とp型シリ
コン基板1を、p型シリコン基板41の主表面からの深
さが500Å以上の深さとなるようエッチングし、コン
タクトホール49を形成する。このとき、コンタクトホ
ール49の底壁は、p型半導体基板の主表面からの深さ
が、n型拡散層43の底面と、分離絶縁膜42の底面よ
りも浅い位置にある。その後、リンを30keV、3×
1014/cm2 、注入角度0°でイオン注入し、750
℃、60分の熱処理を行ないn型拡散層50を形成す
る。ここで、n型拡散層50は、n型拡散層43、44
分離絶縁膜42に接するように形成する。コンタクトホ
ール49内と層間絶縁膜52上であってかつn型拡散層
43、50と分離絶縁膜42に接するように導電体より
なるストレージノード51を形成する。ストレージノー
ド51上に、誘電体53を介して導電体からなるセルプ
レート54を形成する。
【0044】上記のように、本発明の実施の形態3にお
けるDRAMは構成され、かつ形成される。
けるDRAMは構成され、かつ形成される。
【0045】このように構成され、かつ形成されたDR
AMは、本発明の実施の形態1におけるDRAMと同様
の作用、効果を奏する。
AMは、本発明の実施の形態1におけるDRAMと同様
の作用、効果を奏する。
【0046】実施の形態4
図8は本発明の実施の形態4におけるDRAMの構成を
概略的に示す断面図である。図8を参照して、p型シリ
コン基板61上に、ゲート絶縁膜75を介してゲート電
極65が形成される。p型シリコン基板61上でかつゲ
ート電極65の両側にサイドウォール66が形成され
る。ゲート電極65から距離を隔てて、p型シリコン基
板上に、分離絶縁膜62が形成される。p型シリコン基
板61上に、層間絶縁膜72が形成される。層間絶縁膜
72とp型シリコン基板61と分離絶縁膜62をエッチ
ングすることによりコンタクトホール69が形成され
る。コンタクトホール69内と層間絶縁膜72上にスト
レージノード71が形成される。ストレージノード71
の上に、誘電体73を介してセルプレート74が形成さ
れる。シリコン基板61内でゲート電極65の両側にn
型拡散層67、68が形成される。n型拡散層67、6
8のそれぞれに接するように、n型拡散層63、64が
形成される。n型拡散層63とストレージノード71の
底面と分離絶縁膜62に接するようにn型拡散層70が
形成される。
概略的に示す断面図である。図8を参照して、p型シリ
コン基板61上に、ゲート絶縁膜75を介してゲート電
極65が形成される。p型シリコン基板61上でかつゲ
ート電極65の両側にサイドウォール66が形成され
る。ゲート電極65から距離を隔てて、p型シリコン基
板上に、分離絶縁膜62が形成される。p型シリコン基
板61上に、層間絶縁膜72が形成される。層間絶縁膜
72とp型シリコン基板61と分離絶縁膜62をエッチ
ングすることによりコンタクトホール69が形成され
る。コンタクトホール69内と層間絶縁膜72上にスト
レージノード71が形成される。ストレージノード71
の上に、誘電体73を介してセルプレート74が形成さ
れる。シリコン基板61内でゲート電極65の両側にn
型拡散層67、68が形成される。n型拡散層67、6
8のそれぞれに接するように、n型拡散層63、64が
形成される。n型拡散層63とストレージノード71の
底面と分離絶縁膜62に接するようにn型拡散層70が
形成される。
【0047】次に、本発明の実施の形態4におけるDR
AMの製造方法について説明する。図8を参照して、p
型シリコン基板61は10Ω・cmの比抵抗のウェハを
用いる。分離絶縁膜62はトレンチ分離法により形成さ
れる。その膜厚は、6000Åである。高濃度のn型拡
散層63、64は、砒素を40keV、4×1015/c
m2 でイオン注入することにより形成される。ゲート電
極65は、リンでドープさたポリシリコンを用いる。サ
イドウォール66は、CVDで成膜したシリコン酸化膜
をエッチバックすることにより形成する。低濃度のn型
拡散層67、68は砒素を30keV、1×1014/c
m2 、注入角度45°でサイドウォール66をマスクと
してイオン注入することにより形成する。層間絶縁膜1
08はシリコン酸化膜をCVD法により10000Å堆
積することにより形成する。層間絶縁膜72と分離絶縁
膜62をエッチングしさらにp型シリコン基板61とn
型拡散層63を、p型シリコン基板61の主表面から5
00Å以上の深さでエッチングすることにより形成す
る。このとき、コンタクトホール69の底壁は、p型半
導体基板61の主表面からの深さが、n型拡散層63の
底面と、分離絶縁膜62の底面よりも浅い位置にある。
その後、リンを30keV、3×1014/cm2 、注入
角度0°でイオン注入し、750℃、60分の熱処理を
行ないn型拡散層70を形成する。このとき、n型拡散
層70は、n型拡散層63と分離絶縁膜62とに接する
ようにする。コンタクトホール69内と層間絶縁膜72
上に、導電体よりなるストレージノード71を形成す
る。このとき、ストレージノード71の底面が、n型拡
散層70と分離絶縁膜62とに接するようにする。スト
レージノード71上に誘電体73を介して導電体よりな
るセルプレート74を形成する。
AMの製造方法について説明する。図8を参照して、p
型シリコン基板61は10Ω・cmの比抵抗のウェハを
用いる。分離絶縁膜62はトレンチ分離法により形成さ
れる。その膜厚は、6000Åである。高濃度のn型拡
散層63、64は、砒素を40keV、4×1015/c
m2 でイオン注入することにより形成される。ゲート電
極65は、リンでドープさたポリシリコンを用いる。サ
イドウォール66は、CVDで成膜したシリコン酸化膜
をエッチバックすることにより形成する。低濃度のn型
拡散層67、68は砒素を30keV、1×1014/c
m2 、注入角度45°でサイドウォール66をマスクと
してイオン注入することにより形成する。層間絶縁膜1
08はシリコン酸化膜をCVD法により10000Å堆
積することにより形成する。層間絶縁膜72と分離絶縁
膜62をエッチングしさらにp型シリコン基板61とn
型拡散層63を、p型シリコン基板61の主表面から5
00Å以上の深さでエッチングすることにより形成す
る。このとき、コンタクトホール69の底壁は、p型半
導体基板61の主表面からの深さが、n型拡散層63の
底面と、分離絶縁膜62の底面よりも浅い位置にある。
その後、リンを30keV、3×1014/cm2 、注入
角度0°でイオン注入し、750℃、60分の熱処理を
行ないn型拡散層70を形成する。このとき、n型拡散
層70は、n型拡散層63と分離絶縁膜62とに接する
ようにする。コンタクトホール69内と層間絶縁膜72
上に、導電体よりなるストレージノード71を形成す
る。このとき、ストレージノード71の底面が、n型拡
散層70と分離絶縁膜62とに接するようにする。スト
レージノード71上に誘電体73を介して導電体よりな
るセルプレート74を形成する。
【0048】上記のように、本発明の実施の形態4にお
けるDRAMは構成され、かつ形成される。
けるDRAMは構成され、かつ形成される。
【0049】このように構成され、かつ形成されたDR
AMは、本発明の実施の形態1におけるDRAMと同様
の作用、効果を示す。
AMは、本発明の実施の形態1におけるDRAMと同様
の作用、効果を示す。
【0050】実施の形態5
図9は、本発明の実施の形態5におけるDRAMの構成
を概略的に示す断面図である。図9を参照して、p型シ
リコン基板81上に、ゲート絶縁膜95を介してゲート
電極85が形成される。p型シリコン基板81上でかつ
ゲート電極85の両側にサイドウォール86が形成され
るp型シリコン基板81上に、分離絶縁膜82がゲート
電極85から距離を隔てて形成される。p型シリコン基
板81上に層間絶縁膜92が形成される。p型シリコン
基板81と層間絶縁膜92をエッチングすることにより
コンタクトホール89が形成される。コンタクトホール
89内と層間絶縁膜92上にストレージノード91が形
成される。ストレージノード91の上に、誘電体93を
介してセルプレート94が形成される。p型シリコン基
板81内でゲート電極85の両側にn型拡散層87、8
8が形成される。n型拡散層87、88のそれぞれに接
するようにn型拡散層83、84が形成される。n型拡
散層83とストレージノード91と分離絶縁膜82に接
するようにn型拡散層90が形成される。
を概略的に示す断面図である。図9を参照して、p型シ
リコン基板81上に、ゲート絶縁膜95を介してゲート
電極85が形成される。p型シリコン基板81上でかつ
ゲート電極85の両側にサイドウォール86が形成され
るp型シリコン基板81上に、分離絶縁膜82がゲート
電極85から距離を隔てて形成される。p型シリコン基
板81上に層間絶縁膜92が形成される。p型シリコン
基板81と層間絶縁膜92をエッチングすることにより
コンタクトホール89が形成される。コンタクトホール
89内と層間絶縁膜92上にストレージノード91が形
成される。ストレージノード91の上に、誘電体93を
介してセルプレート94が形成される。p型シリコン基
板81内でゲート電極85の両側にn型拡散層87、8
8が形成される。n型拡散層87、88のそれぞれに接
するようにn型拡散層83、84が形成される。n型拡
散層83とストレージノード91と分離絶縁膜82に接
するようにn型拡散層90が形成される。
【0051】次に、本発明の実施の形態5におけるDR
AMの製造方法について説明する。図9を参照して、p
型シリコン基板81は10Ω・cmの比抵抗のウェハを
用いる。分離絶縁膜82はトレンチ分離法により形成さ
れる。分離絶縁膜82の厚さは6000Åである。高濃
度のn型拡散層83、84は、砒素を40keV、4×
1015/cm2 でイオン注入することにより形成され
る。ゲート電極85は、リンでドープさたポリシリコン
を用いる。サイドウォール86は、CVDで成膜したシ
リコン酸化膜をエッチバックすることにより形成され
る。低濃度のn型拡散層87、88は砒素を30ke
V、1×1014/cm2 、注入角度45°でサイドウォ
ール86をマスクとしてイオン注入することにより形成
される。層間絶縁膜92はシリコン酸化膜をCVD法に
より10000Å堆積することにより形成される。コン
タクトホール109は層間絶縁膜92と分離絶縁膜82
をエッチングし、さらにn型拡散層90とp型シリコン
基板81を、p型シリコン基板81の主表面から500
Å以上の深さとなるようエッチングし、コンタクトホー
ル89を形成する。このとき、コンタクトホール89の
底壁は、p型シリコン基板81の主表面からの深さが、
n型拡散層83の底面より深く、かつ分離絶縁膜82の
底面よりも浅い位置にある。その後、n型拡散層110
をリンを50keV、5×1014/cm2 、注入角度0
°でイオン注入し、800℃、20分の熱処理を行なっ
て形成する。このとき、n型拡散層90がn型拡散層8
3と分離絶縁膜82とに接するようにする。コンタクト
ホール89内と層間絶縁膜92上に、n型拡散層90と
分離絶縁膜82に接するように導電体よりなるストレー
ジノード91を形成する。ストレージノード91上に誘
電体93を介し導電体よりなるセルプレート94を形成
する。
AMの製造方法について説明する。図9を参照して、p
型シリコン基板81は10Ω・cmの比抵抗のウェハを
用いる。分離絶縁膜82はトレンチ分離法により形成さ
れる。分離絶縁膜82の厚さは6000Åである。高濃
度のn型拡散層83、84は、砒素を40keV、4×
1015/cm2 でイオン注入することにより形成され
る。ゲート電極85は、リンでドープさたポリシリコン
を用いる。サイドウォール86は、CVDで成膜したシ
リコン酸化膜をエッチバックすることにより形成され
る。低濃度のn型拡散層87、88は砒素を30ke
V、1×1014/cm2 、注入角度45°でサイドウォ
ール86をマスクとしてイオン注入することにより形成
される。層間絶縁膜92はシリコン酸化膜をCVD法に
より10000Å堆積することにより形成される。コン
タクトホール109は層間絶縁膜92と分離絶縁膜82
をエッチングし、さらにn型拡散層90とp型シリコン
基板81を、p型シリコン基板81の主表面から500
Å以上の深さとなるようエッチングし、コンタクトホー
ル89を形成する。このとき、コンタクトホール89の
底壁は、p型シリコン基板81の主表面からの深さが、
n型拡散層83の底面より深く、かつ分離絶縁膜82の
底面よりも浅い位置にある。その後、n型拡散層110
をリンを50keV、5×1014/cm2 、注入角度0
°でイオン注入し、800℃、20分の熱処理を行なっ
て形成する。このとき、n型拡散層90がn型拡散層8
3と分離絶縁膜82とに接するようにする。コンタクト
ホール89内と層間絶縁膜92上に、n型拡散層90と
分離絶縁膜82に接するように導電体よりなるストレー
ジノード91を形成する。ストレージノード91上に誘
電体93を介し導電体よりなるセルプレート94を形成
する。
【0052】上記のように、本発明の実施の形態5にお
けるDRAMは構成され、かつ形成される。
けるDRAMは構成され、かつ形成される。
【0053】このように構成され、かつ形成されたDR
AMは、本発明の実施の形態1におけるDRAMと同様
の作用、効果を奏する。
AMは、本発明の実施の形態1におけるDRAMと同様
の作用、効果を奏する。
【0054】実施の形態6
図10は、本発明の実施の形態6におけるDRAMの構
成を概略的に示す断面図である。図10を参照して、p
型シリコン基板101上に、ゲート絶縁膜115を介し
てゲート電極105が形成される。p型シリコン基板1
01上でかつゲート電極105の両側にサイドウォール
106が形成されるp型シリコン基板101上でかつゲ
ート電極105から距離を隔てて分離絶縁膜102が形
成される。p型シリコン基板101上に層間絶縁膜11
2が形成される。層間絶縁膜112と分離絶縁膜102
とシリコン基板101をエッチングすることによりコン
タクトホール109が形成される。コンタクトホール1
09内と層間絶縁膜112上にストレージノード111
が形成される。ストレージノード111の上に、誘電体
113を介してセルプレート114が形成される。
成を概略的に示す断面図である。図10を参照して、p
型シリコン基板101上に、ゲート絶縁膜115を介し
てゲート電極105が形成される。p型シリコン基板1
01上でかつゲート電極105の両側にサイドウォール
106が形成されるp型シリコン基板101上でかつゲ
ート電極105から距離を隔てて分離絶縁膜102が形
成される。p型シリコン基板101上に層間絶縁膜11
2が形成される。層間絶縁膜112と分離絶縁膜102
とシリコン基板101をエッチングすることによりコン
タクトホール109が形成される。コンタクトホール1
09内と層間絶縁膜112上にストレージノード111
が形成される。ストレージノード111の上に、誘電体
113を介してセルプレート114が形成される。
【0055】次に、本発明の実施の形態6におけるDR
AMの製造方法について説明する。図10を参照して、
p型シリコン基板101は10Ω・cmの比抵抗のウェ
ハを用いる。分離絶縁膜102はトレンチ分離法により
形成される。分離絶縁膜102の膜厚は6000Åであ
る。高濃度のn型拡散層103、104は、砒素を40
keV、4×1015/cm2 でイオン注入することによ
り形成される。ゲート電極105は、リンでドープさた
ポリシリコンを用いる。サイドウォール106は、CV
Dで成膜したシリコン酸化膜をエッチバックすることに
より形成される。低濃度のn型拡散層107、108は
砒素を30keV、1×1014/cm 2 、注入角度45
°でサイドウォール106をマスクとしてイオン注入す
ることにより形成される。層間絶縁膜108はシリコン
酸化膜をCVD法により10000Å堆積することによ
り形成される。コンタクトホール109は層間絶縁膜1
12と分離絶縁膜102をエッチングし、さらに、n型
拡散層103やp型シリコン基板101を、p型シリコ
ン基板101の主表面から500Å以上となるよう形成
される。第5の実施例で分離絶縁膜82をエッチングす
るより深く分離絶縁膜102をエッチングする。このと
き、コンタクトホール109の底壁は、p型シリコン基
板101の主表面からの深さがn型拡散層の底面より深
く、かつ分離絶縁膜102の底面よりも浅い位置にあ
る。その後、n型拡散層110をリンを50keV、5
×1014/cm2 、0°でイオン注入し、800℃、2
0分の熱処理を行なって形成する。このとき、n型拡散
層110はn型拡散層103と分離絶縁膜102とに接
するようにする。ストレージノード111をコンタクト
ホール109内と層間絶縁膜112上に形成する。この
とき、ストレージノード111はn型拡散層110と分
離絶縁膜102に接するようにする。ストレージノード
111の上に誘電体113を介して導電体からなるセル
プレート114を形成する。
AMの製造方法について説明する。図10を参照して、
p型シリコン基板101は10Ω・cmの比抵抗のウェ
ハを用いる。分離絶縁膜102はトレンチ分離法により
形成される。分離絶縁膜102の膜厚は6000Åであ
る。高濃度のn型拡散層103、104は、砒素を40
keV、4×1015/cm2 でイオン注入することによ
り形成される。ゲート電極105は、リンでドープさた
ポリシリコンを用いる。サイドウォール106は、CV
Dで成膜したシリコン酸化膜をエッチバックすることに
より形成される。低濃度のn型拡散層107、108は
砒素を30keV、1×1014/cm 2 、注入角度45
°でサイドウォール106をマスクとしてイオン注入す
ることにより形成される。層間絶縁膜108はシリコン
酸化膜をCVD法により10000Å堆積することによ
り形成される。コンタクトホール109は層間絶縁膜1
12と分離絶縁膜102をエッチングし、さらに、n型
拡散層103やp型シリコン基板101を、p型シリコ
ン基板101の主表面から500Å以上となるよう形成
される。第5の実施例で分離絶縁膜82をエッチングす
るより深く分離絶縁膜102をエッチングする。このと
き、コンタクトホール109の底壁は、p型シリコン基
板101の主表面からの深さがn型拡散層の底面より深
く、かつ分離絶縁膜102の底面よりも浅い位置にあ
る。その後、n型拡散層110をリンを50keV、5
×1014/cm2 、0°でイオン注入し、800℃、2
0分の熱処理を行なって形成する。このとき、n型拡散
層110はn型拡散層103と分離絶縁膜102とに接
するようにする。ストレージノード111をコンタクト
ホール109内と層間絶縁膜112上に形成する。この
とき、ストレージノード111はn型拡散層110と分
離絶縁膜102に接するようにする。ストレージノード
111の上に誘電体113を介して導電体からなるセル
プレート114を形成する。
【0056】上記のように、本発明の実施の形態6にお
けるDRAMは構成され、かつ形成される。
けるDRAMは構成され、かつ形成される。
【0057】このように構成され、かつ形成されたDR
AMは、本発明の実施の形態1におけるDRAMと同様
の作用、効果を奏する。
AMは、本発明の実施の形態1におけるDRAMと同様
の作用、効果を奏する。
【0058】実施の形態7
図11は、本発明の実施の形態7におけるDRAMの構
成を概略的に示す断面図である。図11を参照して、p
型シリコン基板121上に、絶縁層134が形成され
る。絶縁層134上にp型シリコン層133が形成され
る。p型シリコン層上にゲート絶縁膜135を介してゲ
ート電極125が形成される。p型シリコン層上でゲー
ト電極125の両側にサイドウォール126が形成され
る。ゲート電極125から距離を隔ててp型シリコン層
133上に分離絶縁膜122が形成される。p型シリコ
ン層133上に層間絶縁膜132が形成される。層間絶
縁膜132とp型シリコン層133と分離絶縁膜122
をエッチングすることによりコンタクトホール129が
形成される。コンタクトホール129内と層間絶縁膜1
32上にストレージノード131が形成される。ストレ
ージノード131の上に、誘電体133を介してセルプ
レート134が形成される。p型シリコン層133内で
ゲート電極125の両側にn型拡散層127、128が
形成される。n型拡散層127、128の両側のそれぞ
れに接するように、n型拡散層123、124が形成さ
れる。n型拡散層123と分離絶縁膜122に接するよ
うにn型拡散層130が形成される。
成を概略的に示す断面図である。図11を参照して、p
型シリコン基板121上に、絶縁層134が形成され
る。絶縁層134上にp型シリコン層133が形成され
る。p型シリコン層上にゲート絶縁膜135を介してゲ
ート電極125が形成される。p型シリコン層上でゲー
ト電極125の両側にサイドウォール126が形成され
る。ゲート電極125から距離を隔ててp型シリコン層
133上に分離絶縁膜122が形成される。p型シリコ
ン層133上に層間絶縁膜132が形成される。層間絶
縁膜132とp型シリコン層133と分離絶縁膜122
をエッチングすることによりコンタクトホール129が
形成される。コンタクトホール129内と層間絶縁膜1
32上にストレージノード131が形成される。ストレ
ージノード131の上に、誘電体133を介してセルプ
レート134が形成される。p型シリコン層133内で
ゲート電極125の両側にn型拡散層127、128が
形成される。n型拡散層127、128の両側のそれぞ
れに接するように、n型拡散層123、124が形成さ
れる。n型拡散層123と分離絶縁膜122に接するよ
うにn型拡散層130が形成される。
【0059】次に、本発明の実施の形態7におけるDR
AMの製造方法について説明する。図11を参照して、
絶縁層134を、シリコン基板701に酸素を200k
eV、2.0×1018/cm2 でイオン注入し、130
0℃、5時間の熱処理により形成する。絶縁層134の
厚さは5000Åである。p型シリコン層133の濃度
は1.0×1015/cm3 、厚さは1000Åである。
分離絶縁膜112は改良LOCOS法により酸化膜を2
500Å堆積することにより形成される。高濃度のn型
拡散層123、124は砒素を40keV、4×1015
/cm2 でイオン注入することにより形成される。ゲー
ト電極105は、リンでドープさたポリシリコンを用い
る。サイドウォール126は、CVDで成膜したシリコ
ン酸化膜をエッチバックすることにより形成される。低
濃度のn型拡散層127、128は砒素を30keV、
1×1014/cm2 、注入角度45°でサイドウォール
126をマスクとしてイオン注入することにより形成さ
れる。層間絶縁膜132にシリコン酸化膜をCVD法に
より10000Å堆積することにより形成する。コンタ
クトホール129は層間絶縁膜132と分離絶縁膜12
2を異方性エッチングし、さらに、p型シリコン層13
3やn型拡散層123をp型シリコン層133の主表面
から500Å以上の深さでエッチングすることにより形
成する。また、コンタクトホール129の底壁は、p型
シリコン層の主表面からの深さがn型拡散層123と分
離絶縁膜122の底面よりも浅い位置にある。また、コ
ンタクトホール129の底壁は、絶縁層134には達し
ない。その後、リンを20keV、3×1014/c
m2 、0°でイオン注入し、750℃、60分の熱処理
を行ないn型拡散層130を形成する。ここで、n型拡
散層130はn型拡散層123と分離絶縁膜122に接
するようにする。コンタクトホール129内と層間絶縁
膜132上でかつn型拡散層23と分離絶縁膜122に
接するように、導電体よりなるストレージノード131
を形成する。ストレージノード131上に誘電体133
を介して導電体からなるセルプレート134を形成す
る。
AMの製造方法について説明する。図11を参照して、
絶縁層134を、シリコン基板701に酸素を200k
eV、2.0×1018/cm2 でイオン注入し、130
0℃、5時間の熱処理により形成する。絶縁層134の
厚さは5000Åである。p型シリコン層133の濃度
は1.0×1015/cm3 、厚さは1000Åである。
分離絶縁膜112は改良LOCOS法により酸化膜を2
500Å堆積することにより形成される。高濃度のn型
拡散層123、124は砒素を40keV、4×1015
/cm2 でイオン注入することにより形成される。ゲー
ト電極105は、リンでドープさたポリシリコンを用い
る。サイドウォール126は、CVDで成膜したシリコ
ン酸化膜をエッチバックすることにより形成される。低
濃度のn型拡散層127、128は砒素を30keV、
1×1014/cm2 、注入角度45°でサイドウォール
126をマスクとしてイオン注入することにより形成さ
れる。層間絶縁膜132にシリコン酸化膜をCVD法に
より10000Å堆積することにより形成する。コンタ
クトホール129は層間絶縁膜132と分離絶縁膜12
2を異方性エッチングし、さらに、p型シリコン層13
3やn型拡散層123をp型シリコン層133の主表面
から500Å以上の深さでエッチングすることにより形
成する。また、コンタクトホール129の底壁は、p型
シリコン層の主表面からの深さがn型拡散層123と分
離絶縁膜122の底面よりも浅い位置にある。また、コ
ンタクトホール129の底壁は、絶縁層134には達し
ない。その後、リンを20keV、3×1014/c
m2 、0°でイオン注入し、750℃、60分の熱処理
を行ないn型拡散層130を形成する。ここで、n型拡
散層130はn型拡散層123と分離絶縁膜122に接
するようにする。コンタクトホール129内と層間絶縁
膜132上でかつn型拡散層23と分離絶縁膜122に
接するように、導電体よりなるストレージノード131
を形成する。ストレージノード131上に誘電体133
を介して導電体からなるセルプレート134を形成す
る。
【0060】上記のように、本発明の実施の形態7にお
けるDRAMは構成され、かつ形成される。
けるDRAMは構成され、かつ形成される。
【0061】このように構成され、かつ形成されたDR
AMは、本発明の実施の形態1におけるDRAMと同様
の作用、効果を奏する。
AMは、本発明の実施の形態1におけるDRAMと同様
の作用、効果を奏する。
【0062】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【図1】 本発明の実施の形態1におけるDRAMの構
成を概略的に示す断面図である。
成を概略的に示す断面図である。
【図2】 本発明の実施の形態1におけるDRAMの製
造方法の第1工程を示す概略断面図である。
造方法の第1工程を示す概略断面図である。
【図3】 本発明の実施の形態1におけるDRAMの製
造方法の第2工程を示す概略断面図である。
造方法の第2工程を示す概略断面図である。
【図4】 本発明の実施の形態1におけるDRAMの製
造方法の第3工程を示す概略断面図であり、(A)はメ
モリセル部での製造工程を示す概略断面図であり、
(B)は周辺回路部での製造工程を示す概略断面図であ
る。
造方法の第3工程を示す概略断面図であり、(A)はメ
モリセル部での製造工程を示す概略断面図であり、
(B)は周辺回路部での製造工程を示す概略断面図であ
る。
【図5】 本発明の実施の形態1におけるDRAMのコ
ンタクトホールの基板主表面からのエッチング深さとn
型拡散領域−ストレージノード間のコンタクト抵抗との
関係を示す図である。
ンタクトホールの基板主表面からのエッチング深さとn
型拡散領域−ストレージノード間のコンタクト抵抗との
関係を示す図である。
【図6】 本発明の実施の形態2におけるDRAMの構
成を概略的に示す断面図である。
成を概略的に示す断面図である。
【図7】 本発明の実施の形態3におけるDRAMの構
成を概略的に示す断面図である。
成を概略的に示す断面図である。
【図8】 本発明の実施の形態4におけるDRAMの構
成を概略的に示す断面図である。
成を概略的に示す断面図である。
【図9】 本発明の実施の形態5におけるDRAMの構
成を概略的に示す断面図である。
成を概略的に示す断面図である。
【図10】 本発明の実施の形態6におけるDRAMの
構成を概略的に示す断面図である。
構成を概略的に示す断面図である。
【図11】 本発明の実施の形態7におけるDRAMの
構成を概略的に示す断面図である。
構成を概略的に示す断面図である。
【図12】 従来のDRAMの構成を概略的に示す断面
図である。
図である。
【図13】 SAC注入法により形成された従来のDR
AMの構成を概略的に示す断面図である。
AMの構成を概略的に示す断面図である。
【図14】 SAC注入法による従来のDRAMの製造
方法の工程を示す図であり、(A)はメモリセル部にお
ける製造工程を示す概略断面図であり、(B)は周辺回
路部における製造工程を示す概略断面図である。
方法の工程を示す図であり、(A)はメモリセル部にお
ける製造工程を示す概略断面図であり、(B)は周辺回
路部における製造工程を示す概略断面図である。
1 p型シリコン基板、2 分離絶縁膜、3 n型拡散
層、4 n型拡散層、5 ゲート電極、6 サイドウォ
ール、7 n型拡散層、8 n型拡散層、9コンタクト
ホール、10 n型拡散層、11 ストレージノード、
12 層間絶縁膜、15 ゲート絶縁膜。
層、4 n型拡散層、5 ゲート電極、6 サイドウォ
ール、7 n型拡散層、8 n型拡散層、9コンタクト
ホール、10 n型拡散層、11 ストレージノード、
12 層間絶縁膜、15 ゲート絶縁膜。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平7−142601(JP,A)
特開 平7−22517(JP,A)
特開 平6−53412(JP,A)
特開 平2−222574(JP,A)
特開 平7−99286(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H01L 21/8242
H01L 27/108
Claims (8)
- 【請求項1】 主表面を有する第1導電型の半導体基板
と、 前記半導体基板の主表面上に形成された素子分離絶縁膜
と、 前記素子分離絶縁膜と距離を隔てて、かつ前記半導体基
板の主表面上にゲート絶縁膜を介在させて形成されたゲ
ート電極と、 前記ゲート電極の両側で前記半導体基板の主表面に、か
つ互いに距離を隔てて形成された第2導電型の第1と第
2の不純物領域とを備え、 前記第1の不純物領域は、前記ゲート電極と前記素子分
離絶縁膜との間でそれらに隣接して形成されており、 前記ゲート電極と前記素子分離絶縁膜の間の前記半導体
基板の主表面と前記素子分離絶縁膜の一部がエッチング
されて前記素子分離絶縁膜に接する凹部が形成されてお
り、さらに、 前記第1の不純物領域と前記素子分離絶縁膜とに接する
ように形成された第2導電型の第3の不純物領域と、 前記第1と第3の少なくとも一方の不純物領域の表面で
あってかつ前記凹部の表面を底壁とするコンタクトホー
ルを有する、前記ゲート電極と前記素子分離絶縁膜の上
に形成された絶縁層と、 前記コンタクトホールを通じて前記第1と第3の少なく
とも一方の不純物領域に接触するように形成された導電
層とを備えた、半導体装置。 - 【請求項2】 前記コンタクトホールの底壁は、前記半
導体基板の主表面からの深さが前記第1の不純物領域と
前記素子分離絶縁膜の底面よりも浅い位置にある、請求
項1に記載の半導体装置。 - 【請求項3】 前記コンタクトホールの底壁は、前記半
導体基板の主表面からの深さが前記第1の不純物領域と
前記素子分離絶縁膜の底面よりも深い位置にある、請求
項1に記載の半導体装置。 - 【請求項4】 前記コンタクトホールの底壁は、前記半
導体基板の主表面からの深さが前記第1の不純物領域の
底面よりも深く、かつ前記素子分離絶縁膜の底面よりも
浅い位置にある、請求項1に記載の半導体装置。 - 【請求項5】 半導体基板と、 前記半導体基板の上に形成された第1の絶縁層と、 前記第1の絶縁層の上に形成され、主表面を有する第1
導電型の半導体層と、 前記半導体層の主表面上に形成された素子分離絶縁膜
と、 前記素子分離絶縁膜と距離を隔てて、かつ前記半導体層
の主表面上にゲート絶縁膜を介在させて形成されたゲー
ト電極と、 前記ゲート電極の両側で前記半導体層の主表面にかつ互
いに距離を隔てて形成された第2導電型の第1と第2の
不純物領域とを備え、 前記第1の不純物領域は、前記ゲート電極と前記素子分
離絶縁膜との間でそれらに隣接して形成されており、 前記ゲート電極と前記素子分離絶縁膜の間の前記半導体
層の主表面と前記素子分離絶縁膜の一部がエッチングさ
れて前記素子分離絶縁膜に接する凹部が形成されてお
り、さらに、 前記第1の不純物領域と前記素子分離絶縁膜とに接する
ように形成された第2導電型の第3の不純物領域と、 前記第1と第3の少なくとも一方の不純物領域の表面で
あってかつ前記凹部の表面を底壁とするコンタクトホー
ルを有する、前記ゲート電極と前記素子分離絶縁膜の上
に形成された第2の絶縁層と、 前記コンタクトホールを通じて前記第1と第3の少なく
とも一方の不純物領域に接触するように形成された導電
層とを備えた、半導体装置。 - 【請求項6】 第1導電型の半導体基板の主表面上に、
素子分離絶縁膜を形成する工程と、前記素子分離絶縁膜
と距離を隔てて、かつ前記半導体基板の主表面上にゲー
ト絶縁膜を介在させてゲート電極を形成する工程と、前
記ゲート電極の両側で前記半導体基板の主表面に、かつ
距離を隔てて第2導電型の第1と第2の不純物領域を形
成する工程とを備え、前記第1の不純物領域を形成する
工程は、前記ゲート電極と前記素子分離絶縁膜との間
で、それらに隣接して前記第1の不純物領域を形成する
ことを含み、さらに、前記ゲート電極と前記素子分離絶
縁膜の上に絶縁層を形成する工程と、前記絶縁層の一部
を除去することにより、前記第1の不純物領域の表面を
底壁とするコンタクトホールを前記絶縁層に形成する工
程と、前記素子分離絶縁膜に接するように前記半導体基
板の一部と前記素子 分離絶縁膜の一部を除去することに
よりコンタクトホールの底壁に凹部を形成する工程と、
前記コンタクトホールに第2導電型の不純物イオンを注
入することにより、前記第1の不純物領域と前記素子分
離絶縁膜とに接するように第2導電型の第3の不純物領
域を形成する工程と、前記コンタクトホールを通じて前
記第1と第3の少なくとも一方の不純物領域に接触する
ように導電層を形成する工程とを備えた、半導体装置の
製造方法。 - 【請求項7】 前記コンタクトホールを形成する工程
は、前記素子分離絶縁膜の一部を除去することを含む、
請求項6に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項8】 半導体基板の上に第1の絶縁層を形成す
る工程と、前記第1の絶縁層の上に第1導電型の半導体
層を形成する工程と、前記半導体層の主表面上に、素子
分離絶縁膜を形成する工程と、前記素子分離絶縁膜と距
離を隔てて、かつ前記半導体層の主表面上にゲート絶縁
膜を介在させてゲート電極を形成する工程と、前記ゲー
ト電極の両側で前記半導体層の主表面に、かつ互いに距
離を隔てて第2導電型の第1と第2の不純物領域を形成
する工程とを備え、前記第1の不純物領域を形成する工
程は、前記ゲート電極と前記素子分離絶縁膜との間で、
それらに隣接して前記第1の不純物領域を形成すること
を含み、さらに、前記ゲート電極と前記素子分離絶縁膜
の上に第2の絶縁層を形成する工程と、前記第2の絶縁
層の一部を除去することにより、前記第1の不純物領域
の表面を底壁とするコンタクトホールを前記第2の絶縁
層に形成する工程と、前記素子分離絶縁膜に接するよう
に前記半導体層の一部と前記素子分離絶縁膜の一部を除
去することによりコンタクトホールの底壁に凹部を形成
する工程と、前記コンタクトホールに第2導電型の不純
物イオンを注入することにより、前記第1の不純物領域
と前記素子分離絶縁膜とに接するように第2導電型の第
3の不純物領域を形成する工程と、前記コンタクトホー
ルを通じて前記第1と第3の少なくとも一方の不純物領
域に接触するように導電層を形成する工程とを備えた、
半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20459295A JP3530641B2 (ja) | 1995-08-10 | 1995-08-10 | 半導体装置およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20459295A JP3530641B2 (ja) | 1995-08-10 | 1995-08-10 | 半導体装置およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0955477A JPH0955477A (ja) | 1997-02-25 |
JP3530641B2 true JP3530641B2 (ja) | 2004-05-24 |
Family
ID=16493028
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20459295A Expired - Fee Related JP3530641B2 (ja) | 1995-08-10 | 1995-08-10 | 半導体装置およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3530641B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
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---|---|---|---|---|
KR100212419B1 (ko) * | 1995-11-06 | 1999-08-02 | 김영환 | 디램의 전하저장전극 콘택홀 형성방법 |
NL1010154C2 (nl) * | 1997-03-13 | 1999-09-24 | United Microelectronics Corp | Werkwijze voor het verhinderen van de vorming van ionenimplantatie-geïnduceerde randdefecten. |
JP2000188380A (ja) * | 1998-12-21 | 2000-07-04 | Fujitsu Ltd | 半導体装置及びその製造方法 |
KR100688563B1 (ko) * | 2005-07-26 | 2007-03-02 | 삼성전자주식회사 | 공유 콘택 구조의 반도체 소자 및 그 제조 방법 |
CN103633007A (zh) * | 2012-08-17 | 2014-03-12 | 上海华虹宏力半导体制造有限公司 | 防止浅沟槽隔离边缘硅接触孔漏电的方法 |
-
1995
- 1995-08-10 JP JP20459295A patent/JP3530641B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH0955477A (ja) | 1997-02-25 |
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