JP3529873B2 - 暗号化アダプタ、復号化アダプタ及び暗号化復号化アダプタ - Google Patents

暗号化アダプタ、復号化アダプタ及び暗号化復号化アダプタ

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JP3529873B2
JP3529873B2 JP01163995A JP1163995A JP3529873B2 JP 3529873 B2 JP3529873 B2 JP 3529873B2 JP 01163995 A JP01163995 A JP 01163995A JP 1163995 A JP1163995 A JP 1163995A JP 3529873 B2 JP3529873 B2 JP 3529873B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自局のファクシミリ装
置と通信回線との間に取り付けられ、上記ファクシミリ
装置側からの通信データを暗号化して相手側に送信する
暗号化アダプタおよび上記通信回線側からの通信データ
を復号化して自局のファクシミリ装置側に送信する復号
化アダプタに関する。
【0002】
【従来の技術】通信データの秘匿のため、原稿から読み
取った画像データを暗号化してから送信し、また暗号化
された受信データを復号化して用紙に記録する秘匿機能
を備えたファクシミリ装置が知られている(特開昭59
−221167号)。
【0003】しかし、このファクシミリ装置は、秘匿機
能をファクシミリ装置に内蔵するか、または所定のイン
ターフェースを介して、秘匿装置をファクシミリ装置に
ハード的に組み込む構造になっている。また秘匿機能の
有無を自動識別するために、CCITT勧告の通信制御
手順に、オプション機能として規定されるNSF信号を
利用し、その信号に秘匿機能に関する情報を付加してい
る。このため、そのNSF信号に関して同一の処理を行
う極めて一部の装置としか通信することができず、更に
ファクシミリ装置自体への内蔵またはハード的に付加す
る機構であるため、従来のファクシミリ装置をそのまま
利用できないという問題があった。
【0004】これを解決するものとして、特開平2−9
4836号が提案されている。特開平2−94836号
の秘匿通信制御装置は、ファクシミリ装置と通信回線と
の間に取り付けられ、ファクシミリ装置側と通信回線側
との送受信処理に必要に応じて介入することにより、上
記問題を解決するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平2−9
4836号の秘匿通信制御装置は、自局のファクシミリ
装置側からの通信データの受信処理と並行して、その通
信データを暗号化して通信回線側へ送信している。また
逆に、通信回線側からの通信データの受信処理と並行し
て、その通信データを復号化して自局のファクシミリ装
置側へ送信している。
【0006】このため、秘匿通信制御装置には、2つの
変復調装置(いわゆるモデム)を備えなくてはならな
い。比較的大きく高価なモデムを2つも備えることは、
装置の小型化に反し、コスト的にも不利である。本発明
は、モデムを2つも用いずとも、通常のファクシミリ装
置に適応でき、かつ通信相手を選ばない暗号化アダプタ
あるいは復号化アダプタの実現を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
図9例示するごとく、ファクシミリ装置と通信回線と
の間に取り付けられ、少なくとも上記ファクシミリ装置
側からの通信データを暗号化して相手側に送信する暗号
化アダプタであって、外部から受信した通信データを復
調し、外部へ送信する通信データを変調する変復調手段
と、上記変復調手段にて復調された通信データを暗号化
する暗号化手段と、上記暗号化手段により暗号化された
通信データを蓄積する蓄積手段と、上記ファクシミリ装
置と上記通信回線との間の通信データの送受信と、上記
ファクシミリ装置と上記変復調手段との間の通信データ
の送受信とを切り換え可能な通信データ通過制御手段
と、上記ファクシミリ装置と上記通信回線との間で送受
信されている通信データが、上記ファクシミリ装置側か
らの通信データである場合に、上記通信データ通過制御
手段を、上記ファクシミリ装置と上記変復調手段との間
の通信データの送受信に切り換える通信介入手段と、上
記蓄積手段に蓄積された通信データを、上記ファクシミ
リ装置に代って上記変復調手段を介して上記通信回線側
へ送信する暗号化通信データ送信手段と、上記暗号化通
信データ送信手段が、上記蓄積手段に蓄積された通信デ
ータを、上記ファクシミリ装置に代って上記変復調手段
を介して上記通信回線側へ送信している期間に、上記フ
ァクシミリ装置がフックオフ状態となったか否かを検出
するフックオフ検出手段と、 上記フックオフ検出手段に
て、フックオフが検出されると、発呼不可を指示する信
号を上記ファクシミリ装置に送信する発呼不可指示送信
手段と、を備えたことを特徴とする暗号化アダプタであ
る。
【0008】請求項2記載の発明は、図10例示する
ごとく、ファクシミリ装置と通信回線との間に取り付け
られ、少なくとも上記通信回線側からの通信データを復
号化して上記ファクシミリ装置側に送信する復号化アダ
プタであって、外部から受信した通信データを復調し、
外部へ送信する通信データを変調する変復調手段と、上
記変復調手段にて復調された通信データを復号化する復
号化手段と、上記復号化手段により復号化された通信デ
ータを蓄積する蓄積手段と、上記ファクシミリ装置と上
記通信回線との間の通信データの送受信と、上記通信回
線と上記変復調手段との間の通信データの送受信とを切
り換え可能な通信データ通過制御手段と、上記ファクシ
ミリ装置と上記通信回線との間で送受信されている通信
データが、上記通信回線側からの通信データである場合
に、上記通信データ通過制御手段を、上記通信回線側と
上記変復調手段との間の通信データの送受信に切り換え
る通信介入手段と、上記蓄積手段に蓄積された通信デー
タを、上記変復調手段を介して上記ファクシミリ装置側
へ送信する復号化通信データ送信手段と、上記復号化手
段が、上記通信回線側からの通信データを上記変復調手
段を介して受信して復号化している期間に、上記ファク
シミリ装置がフックオフ状態となったか否かを検出する
フックオフ検出手段と、 上記フックオフ検出手段にて、
フックオフが検出されると、発呼不可を指示する信号を
上記ファクシミリ装置に送信する発呼不可指示送信手段
と、を備えたことを特徴とする復号化アダプタである。
【0009】請求項3記載の発明は、ファクシミリ装置
と通信回線との間に取り付けられ、少なくとも上記ファ
クシミリ装置側からの通信データを暗号化して通信回線
に送信するとともに通信回線からの通信データを復号化
して上記ファクシミリ装置に送信する暗号化復号化アダ
プタであって、外部から受信した通信データを復調し、
外部へ送信する通信データを変調する変復調手段と、上
記変復調手段にて復調された通信データを暗号化する暗
号化手段と、上記変復調手段にて復調された通信データ
を復号化する復号化手段と、上記暗号化手段により暗号
化された通信データ及び上記復号化手段により復号化さ
れた通信データを蓄積する蓄積手段と、上記ファクシミ
リ装置と上記通信回線との間の通信データの送受信と、
上記ファクシミリ装置と上記変復調手段との間の通信デ
ータの送受信と、上記通信回線と上記変復調手段との間
の通信データの送受信とを切り換え可能な通信データ通
過制御手段と、上記ファクシミリ装置と上記通信回線と
の間で送受信されている通信データが、上記ファクシミ
リ装置からの通信データである場合に、上記通信データ
通過制御手段を、上記ファクシミリ装置と上記変復調手
段との間の通信データの送受信に切り換え、一方、上記
通信回線からの通信データである場合に、上記通信デー
タ通過制御手段を、上記通信回線と上記変復調手段との
間の通信データの送受信に切り替える通信介入手段と、
上記暗号化手段が通信データを暗号化し、上記蓄積手段
がその通信データを蓄積した後に、上記ファクシミリ装
置に代って上記変復調手段を介して上記蓄積手段に蓄積
された暗号化済みの通信データを上記通信回線へ送信す
る暗号化通信データ送信手段と、上記復号化手段が通信
データを復号化し、上記蓄積手段がその通信データを蓄
積した後に、上記変復調化手段を介して上記蓄積手段に
蓄積された復調化済みの通信データを上記ファクシミリ
装置へ送信する復号化通信データ送信手段と、 を備えた
ことを特徴とする暗号化復号化アダプタである。
【0010】
【0011】
【作用及び発明の効果】請求項1記載の暗号化アダプタ
ついては、通信介入手段は、ファクシミリ装置と通信回
線との間で送受信されている通信データが、ファクシミ
リ装置側からの通信データである場合に、通信データ通
過制御手段を、ファクシミリ装置と変復調手段との間の
通信データの送受信に切り換える。
【0012】このことにより、変復調手段は、外部、す
なわちファクシミリ装置から受信した通信データを復調
し、暗号化手段は、変復調手段にて復調された通信デー
タを暗号化し、蓄積手段は、暗号化手段により暗号化さ
れた通信データを蓄積する。その後、蓄積手段に蓄積さ
れた通信データを、暗号化通信データ送信手段が、ファ
クシミリ装置に代って変復調手段を介して、通信回線側
へ送信する。この時、変復調手段は、外部、すなわち通
信回線側へ送信する通信データを変調している。
【0013】このように、変復調手段を介して受信する
上記ファクシミリ装置側からの通信データを、暗号化手
段が暗号化した後に、その暗号化された通信データを、
暗号化通信データ送信手段が上記変復調手段を介して上
記通信回線側へ送信する。したがって、一旦、蓄積手段
にて、暗号化が終了されるまで、暗号化された通信デー
タは蓄積されていて、通信回線側に送信されることはな
い。このことから、上記変復調手段を、受信と送信との
両方に同時に使用されることがないので、1つの変復調
手段を有するのみでも、暗号化アダプタとしての役割を
果たすことができ、大型化を防止し、コストダウンに貢
献する。
【0014】勿論、本暗号化アダプタはファクシミリ装
置の通信回線側に接続するのみであることから、通常の
ファクシミリ装置に適応できる。また、通信データ通過
制御手段は、上述のごとく通信介入手段にて、ファクシ
ミリ装置と変復調手段との間の通信データの送受信に切
り換えられていない場合には、ファクシミリ装置と通信
回線との間の通信データの送受信を許しているので、通
信相手を選ばない。ところで、暗号化通信データ送信手
段が、上記蓄積手段に蓄積された通信データを、上記フ
ァクシミリ装置に代って上記変復調手段を介して上記通
信回線側へ送信している期間は、ファクシミリ装置は送
信できないので、送信エラーとなる恐れがある。また同
期間にオペレータがファクシミリ装置を操作しようとし
た場合に、無音状態となっていると、通信回線等の故障
であるとしてオペレータが混乱する恐れがある。しか
し、本暗号化アダプタは、上記暗号化通信データ送信手
段が、蓄積手段に蓄積された通信データを、ファクシミ
リ装置に代って変復調手段を介して通信回線側へ送信し
ている期間に、上記ファクシミリ装置がフックオフ状態
となったか否かを検出するフックオフ検出手段と、上記
フックオフ検出手段にて、フックオフが検出されると、
発呼不可を指示する信号を上記ファクシミリ装置に送信
する発呼不可指示送信手段とを備えている。したがっ
て、上記期間中に、上記フックオフ検出手段にてフック
オフが検出されると、発呼不可指示送信手段は、発呼不
可を指示する信号を上記ファクシミリ装置に送信する。
このことにより、送信エラーやオペレータの混乱を防止
できる。
【0015】請求項2記載の復号化アダプタについて
は、通信介入手段は、ファクシミリ装置と通信回線との
間で送受信されている通信データが、通信回線側からの
通信データである場合に、通信データ通過制御手段を、
通信回線側と変復調手段との間の通信データの送受信に
切り換える。
【0016】このことにより、変復調手段は、外部、す
なわち通信回線側から受信した通信データを復調し、暗
号化手段は、変復調手段にて復調された通信データを暗
号化し、蓄積手段は、暗号化手段により暗号化された通
信データを蓄積する。その後、蓄積手段に蓄積された通
信データを、暗号化通信データ送信手段が、ファクシミ
リ装置に代って変復調手段を介して通信回線側へ送信す
る。この時、変復調手段は、外部、すなわちファクシミ
リ装置側へ送信する通信データを変調している。
【0017】このように、変復調手段を介して受信する
通信回線側からの通信データを、復号化手段が復号化し
た後に、その復号化された通信データを、復号化通信デ
ータ送信手段が変復調手段を介してファクシミリ装置側
へ送信する。したがって、一旦、蓄積手段にて、復号化
が終了されるまで、復号化された通信データは蓄積され
ていて、ファクシミリ装置側に送信されることはない。
このことから、変復調手段を、受信と送信との両方に同
時に使用されることがないので、1つの変復調手段を有
するのみでも、復号化アダプタとしての役割を果たすこ
とができ、大型化を防止し、コストダウンに貢献する。
【0018】勿論、本復号化アダプタはファクシミリ装
置の通信回線側に接続するのみであることから、通常の
ファクシミリ装置に適応できる。また、通信データ通過
制御手段は、上述のごとく通信介入手段にて、通信回線
側と変復調手段との間の通信データの送受信に切り換え
られていない場合には、ファクシミリ装置と通信回線と
の間の通信データの送受信を許しているので、通信相手
を選ばない。ところで、上記復号化手段が、上記通信回
線側からの通信データを上記変復調手段を介して受信し
て復号化している期間は、ファクシミリ装置は何も送信
できないので、送信エラーとなる恐れがある。また同期
間にオペレータがファクシミリ装置を操作しようとした
場合に、無音状態となっていると、通信回線等の故障で
あるとしてオペレータが混乱する恐れがある。しかし、
本復号化アダプタは、上記復号化手段が、上記通信回線
側からの通信データを上記変復調手段を介して受信して
復号化している期間に、上記ファクシミリ装置がフック
オフ状態となったか否かを検出するフックオフ検出手段
と、上記フックオフ検出手段にて、フックオフが検出さ
れると、発呼不可を指示する信号を上記ファクシミリ装
置に送信する発呼不可指示送信手段とを備えている。し
たがって、上記期間中に、上記フックオフ検出手段にて
フックオフが検出されると、発呼不可指示送信手段は、
発呼不可を指示する信号を上記ファクシミリ装置に送信
する。このことにより、送信エラーやオペレータの混乱
を防止できる。
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】また、上述した暗号化アダプタと復号化ア
ダプタとの両者の構成を有する暗号化・復号化アダプタ
としても良い。具体的には請求項3に記載のような暗号
化復号化アダプタとすると良い。また、上記暗号化アダ
プタは、通信相手の上記復号化アダプタの通信データ通
過制御手段を上記通信回線側と上記変復調手段との間の
通信データの送受信に切り換えさせるために、通常のフ
ァクシミリの通信データ送受信には用いられない信号を
通信データに含ませても良い。上記復号化アダプタは、
通常のファクシミリの通信データ送受信には用いられな
い信号が通信データに含まれた場合に、通信データ通過
制御手段を上記通信回線側と上記変復調手段との間の通
信データの送受信に切り換えても良い。
【0024】この通常のファクシミリの通信データ送受
信には用いられない信号としては、例えば735Hzの
トーン信号やDTMF信号が該当する。これらを単独に
あるいは組み合わせて用いる。このことにより、送信側
も受信側も、アダプタが属している通常のファクシミリ
装置に影響を与えずに、通信に介入できる。
【0025】
【実施例】図1に通信系全体のブロック図を示す。自局
側ファクシミリ装置(通信装置)2は自局側暗号化/復
号化アダプタ4を介して通信回線(公衆電話回線)6に
接続されている。通信回線6には交換機8が設けられ、
相手局側暗号化/復号化アダプタ10を介して相手局側
ファクシミリ装置(通信装置)12に接続している。
【0026】図2に、自局側暗号化/復号化アダプタ4
のブロック図を示す。自局側暗号化/復号化アダプタ4
は、暗号化/復号化アダプタとしての基本的な構成であ
る、切換部32、送受信部(モデム)34、暗号化・復
号化部36、蓄積部(メモリ)38、呼出信号検出部4
0および呼出信号生成部42を備えている。更に、自局
側暗号化/復号化アダプタ4は、ダイヤル検出部44、
ダイヤル記憶部46、話中音生成部48、フック検出部
50、操作部52、モニタ部54、ダイヤル生成部56
および制御部58を備えている。
【0027】切換部32は、自局側ファクシミリ装置2
と通信回線6との間に接続されて、そのスイッチング機
構により通信に介入するか否かを切り換える。送受信部
34は、自局側ファクシミリ装置2の送信時には、自局
側ファクシミリ装置2から受信する秘匿情報である画像
データを復調し、また暗号化・復号化部36で暗号化さ
れたデータを変調し通信回線6側へ送信する。更に、送
受信部34は、自局側ファクシミリ装置2の受信時に
は、相手局側ファクシミリ装置12から相手局側暗号化
/復号化アダプタ10および通信回線6を介して受信す
る暗号データを復調し、また暗号化・復号化部36で復
号されたデータを変調し自局側ファクシミリ装置2側へ
送信する。
【0028】尚、暗号化・復号化部36は、図示しない
鍵解読部を備え、そのカードリーダ部に挿入されたカー
ドに記載されている鍵に基づいて、画像データを暗号化
あるいは復号化する。蓄積部38は上記暗号化後のデー
タおよび復号化後のデータを、一旦保存する。呼出信号
検出部40は、相手局側ファクシミリ装置12(または
相手局側暗号化/復号化アダプタ10)からの発呼信号
を検出する。呼出信号生成部42は、自局側ファクシミ
リ装置2を発呼するために発呼信号を出力する。
【0029】更に、ダイヤル検出部44は、自局側ファ
クシミリ装置2のダイヤル信号を検出してそのダイヤル
番号をダイヤル記憶部46に出力する。ダイヤル記憶部
46はそのダイヤル番号を記憶する。話中音生成部48
は、自局側暗号化/復号化アダプタ4が通信回線6側と
通信データを、自局側ファクシミリ装置2に代って送受
信している期間に、自局側ファクシミリ装置2にエラー
を生じさせたり、自局側ファクシミリ装置2を操作しよ
うとするオペレータに不要な混乱を生じさせないよう
に、話中音等の所定の音声信号の出力をする。フック検
出部50は、自局側ファクシミリ装置2のフックオフ/
オンの状態を検出する。操作部52は、制御部58に所
定の設定や指示を与える入力装置である。モニタ部54
は、自局側ファクシミリ装置2と通信回線6側との送受
信の状態を観察し、自局側暗号化/復号化アダプタ4へ
の信号、例えば後述する735Hzの単一トーン信号等
が受信されていないかチェックする。ダイヤル生成部5
6は、相手局側ファクシミリ装置12(または相手局側
暗号化/復号化アダプタ10)を呼び出すために、通信
回線6側の交換機8へダイヤルパルスまたはトーン信
号、あるいは後述するDTMF信号の「2,B」等を出
力する。制御部58は、CPU、ROM、RAM、I/
Oおよびバスライン等を備えたコンピュータとして構成
され、内部のROMに格納されているプログラムにした
がって、上述した自局側暗号化/復号化アダプタ4の各
構成を制御して、必要な処理を実現している。
【0030】制御部58によって実行される処理を図3
以下のフローチャートにより説明する。図3は、制御部
58によってなされる処理の内の暗号化データ送信処理
を表している。本処理は、フック検出部50により、自
局側ファクシミリ装置2がフックオンからフックオフに
切り換わったことが検出され、次いでダイヤル検出部4
4にてダイヤルパルスまたはトーン信号が検出された場
合に、開始される処理である。すなわち、フックオフ後
にダイヤルされる状態は、自局側ファクシミリ装置2か
らの送信が開始される状態を示しているので、その送信
データを暗号化するために、本処理が起動される。ただ
し、操作部52からオペレータが予め暗号化しないとの
指示を入力しておけば、本処理は起動しない。
【0031】尚、ダイヤル検出部44は、検出したダイ
ヤル番号をダイヤル記憶部46に記憶しておく。処理が
開始されると、切換部32を切り替え、自局側ファクシ
ミリ装置2から通信回線6側への信号出力を遮断し、自
局側ファクシミリ装置2から送受信部34側へ信号が出
力されるように切り替える(ステップ110)。
【0032】次に、自局側暗号化/復号化アダプタ4
は、自局側ファクシミリ装置2との間で、通常の通信手
順で通信処理を行って、自局側ファクシミリ装置2から
の暗号化前の通信データを受信し、その受信した通信デ
ータを暗号化・復号化部36にて暗号化し、更に蓄積部
38に蓄積する(ステップ120)。ステップ120で
は、自局側ファクシミリ装置2との通信処理が終了すれ
ば、通常の通信手順通り、自局側ファクシミリ装置2へ
DCN信号を送信して自局側ファクシミリ装置2に回線
切断させる。
【0033】次に、切換部32を切り替え、自局側ファ
クシミリ装置2側との通信を遮断し、送受信部34から
通信回線6側へ送信可能に切り替える(ステップ13
0)。次に、通信回線6側、すなわち相手側へ暗号化デ
ータの送信がなされる(ステップ140)。この送信処
理の詳細を、図4に示す。
【0034】まず、相手側のダイヤル信号をダイヤル生
成部56から出力する(ステップ200)。自局側ファ
クシミリ装置2が出力したダイヤル番号は、既にダイヤ
ル記憶部46に記憶されているので、その記憶されてい
るダイヤル番号をダイヤル生成部56から通信回線6側
へ出力する。
【0035】次に時間T1をカウントするタイマがスタ
ートし(ステップ205)、相手側からの被呼局である
ことを示すCED信号の受信待ちとなる(ステップ21
0)。ステップ215にて時間T1が経過したと判定さ
れるまでは、自局側暗号化/復号化アダプタ4は、通信
回線6側に呼び出し音であるCNG信号を送信し続ける
(ステップ220)。
【0036】もし、時間T1が経過してもCED信号を
受信しなければ、ステップ215にて肯定判定されて、
回線切断処理がなされて、処理を終了する。時間T1以
内にCED信号を受信して、ステップ210にて肯定判
定されると、次に相手側からの命令の受信待ちとなり
(ステップ225)、この命令受信待ちの間にも時間T
1が経過すれば、ステップ230にて肯定判定されて、
回線切断される。
【0037】時間T1以内に命令の受信が有れば、ステ
ップ225にて肯定判定されて、その命令がDIS信号
か否かが判定される(ステップ235)。すなわち、C
CITT勧告で標準化されている通信制御手順であるこ
とを示すDIS信号か否かが判定される。DIS信号で
なければステップ235で否定判定されて、回線切断さ
れる。
【0038】命令がDIS信号であれば、暗号化データ
を送信するために、相手側に、復号化できるアダプタに
切り替えるように切換要求の送信が行われる(ステップ
240)。この信号としては、例えばダイヤル生成部5
6から735Hzのトーン信号が相手側に出力される。
このトーンは通常、ファクシミリの命令送信に使用され
ていないので、相手局側ファクシミリ装置12側が図1
に示すごとく、自局側暗号化/復号化アダプタ4と同様
の相手局側暗号化/復号化アダプタ10を有していれ
ば、相手局側暗号化/復号化アダプタ10が通信をモニ
ターして、発呼の後に735Hzのトーン信号を検出す
れば、相手局側暗号化/復号化アダプタ10が通信に介
入することにより、相手局側暗号化/復号化アダプタ1
0から、後述するごとく切換応答信号および相手局側暗
号化/復号化アダプタ10自身の通信機能を表すDIS
信号が出力される。
【0039】したがって、自局側暗号化/復号化アダプ
タ4では、ステップ240の処理の間に、この切換応答
信号を受信したか否かを判定し(ステップ245)、切
換応答信号を受信していないと、時間T1が経過したか
否かが判定され(ステップ250)、経過していなけれ
ば再度ステップ225の処理から繰り返され、経過して
いれば回線切断される。
【0040】ステップ245にて切換応答信号を受信し
ていると判定されると、その信号に引き続き受信した命
令があるか否かを判定し(ステップ255)、命令を受
信していなければ、ステップ250にて時間T1が経過
したか否かが判定され、経過していなければ再度ステッ
プ225の処理から繰り返され、経過していれば回線切
断される。
【0041】ステップ255にて命令を受信していると
判定されると、次にその命令がDIS信号か否かが判定
される(ステップ260)。DIS信号でなければ回線
切断されるが、DIS信号であれば、この後、通常なさ
れる送信処理が、相手局側暗号化/復号化アダプタ10
との間で実行される(ステップ270)。このステップ
270の処理の最後に、DCN信号が相手局側暗号化/
復号化アダプタ10へ出力されて、通信を終了する。
【0042】相手局側ファクシミリ装置12からDIS
信号の送信があってから、通信を終了するまでの通信シ
ーケンスは図5に示すごとくである。こうして、ステッ
プ140の処理を終了すると、次に、切換部32を制御
して、自局側ファクシミリ装置2と通信回線6側とを接
続する(ステップ150)。
【0043】こうして、暗号化データ送信処理を終了
し、他の処理に移る。自局側暗号化/復号化アダプタ4
は、上述したごとく構成されているので、送受信部34
を介して受信する自局側ファクシミリ装置2側からの通
信データを、暗号化・復号化部36で暗号化し蓄積部3
8に蓄積した後に、その暗号化された通信データを、蓄
積部38から読み出して送受信部34を介して通信回線
6側へ送信する。したがって、暗号化が終了するまで蓄
積部38に暗号化された通信データは蓄積されていて、
通信回線6側に送信されることはない。このことから、
送受信部34を、受信と送信との両方に同時に使用する
ことがないので、1つの送受信部34を有するのみで
も、暗号化アダプタとしての役割を果たすことができ、
大型化を防止し、コストダウンに貢献する。
【0044】勿論、本自局側暗号化/復号化アダプタ4
は自局側ファクシミリ装置2の通信回線6側に接続する
のみであることから、通常のファクシミリ装置に適応で
きる。また、自局側ファクシミリ装置2側から送信され
る通信データを暗号化するか否かを、操作部52から入
力される外部からの指示に応じて判定し、暗号化しない
と判定された場合には、切換部32は、自局側ファクシ
ミリ装置2からの通信データを通信回線6側へそのまま
通過させているので、通信相手を選ばない。
【0045】尚、上述した暗号化データ送信処理のステ
ップ140を実行している際に、フック検出部50に
て、自局側ファクシミリ装置2が、フック検出部50の
検出により、フックオンからフックオフへ変化した場
合、またはフックオフからフックオンへ変化した場合に
は、図6に示すフックオン/オフ割込処理が実行され
る。
【0046】処理が開始されると、まず、オンからオフ
に切り換ったか否かが判定される(ステップ400)。
オペレータが自局側ファクシミリ装置2から送信しよう
とした場合に、フックオンからフックオフに切り換る
が、この場合には、話中音が話中音生成部48から自局
側ファクシミリ装置2に出力される(ステップ41
0)。オペレータが送信を中止すれば、フックオフから
フックオンに切り換るので、この場合には、ステップ4
00では否定判定されて、話中音生成部48からの話中
音の出力は停止する(ステップ420)。
【0047】このことにより、自局側ファクシミリ装置
2側では、フックオフ時にその話中音が確認できるの
で、自局側暗号化/復号化アダプタ4が通信処理をして
いることが判明する。したがって、オペレータが故障と
間違えることが防止できる。勿論、図6のような処理を
設けずに、暗号化データ送信処理のステップ140の実
行の開始時に、話中音生成部48から話中音が出力され
るようにセットし、ステップ140の実行の終了時に、
話中音生成部48の話中音出力を停止するようにセット
しても良い。すなわち、ステップ140の実行中は、フ
ックオン・オフにかかわらず、話中音出力を継続させて
も良い。
【0048】次に、暗号化データを受信する場合の処理
を図7,8の受信復号化処理に示す。本処理は周期的に
繰り返し実行される。ただし、操作部52からオペレー
タが予め復号化しないとの指示を入力しておけば、本処
理は起動しない。まず呼び出しが検出されたか否かが、
呼出信号検出部40の出力により判定される(ステップ
500)。検出されなければ処理を終了する。呼び出し
が検出された場合、自局側ファクシミリ装置2のフック
オフがされたか否かが、フック検出部50の出力により
判定される(ステップ505)。フックオフでなければ
処理を終了する。
【0049】次に、モニタ部54にて通信回線6側から
自局側ファクシミリ装置2への通信のモニタを開始する
(ステップ510)。次に、そのモニタされた内容に、
切換要求を受信したか否かが判定される(ステップ51
5)。この切換要求としては、前述したごとく、例えば
735Hzのトーン信号が出力される。
【0050】切換要求が受信されなければ、自局側ファ
クシミリ装置2がフックオンか否かが判定され(ステッ
プ520)、フックオンでない限り、ステップ515,
520の処理を繰り返して、切換要求の受信待ちとな
る。切換要求の受信待ちの間に、通常のファクシミリ装
置からの暗号化されていないデータを自局側ファクシミ
リ装置2が受信完了した等によりフックオンとなった場
合には、ステップ520で肯定判定されて処理を終了す
る。
【0051】切換要求があった場合には、自局側ファク
シミリ装置2へDCN信号を送信して自局側ファクシミ
リ装置2に回線切断させる(ステップ525)。このこ
とにより、自局側ファクシミリ装置2は、受信を開始し
たまま放置されることがないので、受信エラーを生じる
ことがない。
【0052】次に、切換部32を切り替え、自局側ファ
クシミリ装置2と通信回線6側との間を遮断し、自局側
暗号化/復号化アダプタ4が通信回線6側と通信できる
ように切り替える(ステップ527)。次に、自局側暗
号化/復号化アダプタ4側に切り換えたことを示す切換
応答が通信回線6側に送信される(ステップ530)。
この信号としては、例えば、この時点で送受信に影響し
ないDTMF信号の「2,B」を、ダイヤル生成部56
から出力する。
【0053】更に、引き続いて、CCITT勧告で標準
化されている通信制御手順であることを示し、かつ自局
側暗号化/復号化アダプタ4が有する通信機能を示すD
IS信号が送信される(ステップ535)。次に、相手
側からの応答の受信待ちとなる(ステップ540)。受
信しない場合の時間T4経過判定処理(ステップ54
5)および時間T1(>T4)経過判定処理(ステップ
550,555)は、CCITT勧告に基づく待ち時間
処理であるので詳細な説明は省略する。尚、ステップ5
50またはステップ555にて時間を経過した場合に
は、図8に示すごとく、通信回線6側へDCN信号を送
信して(ステップ557)、回線切断する。
【0054】応答受信があれば、その信号がDCS信号
か否かが判定される(ステップ560)。DCS信号で
なければ回線切断する。DCS信号であれば、この後
は、DCS信号受信後の通常の受信処理がなされる(ス
テップ565)。すなわち、図5に示した相手局側暗号
化/復号化アダプタと同じ処理が行われ、このステップ
565の最後に、DCN信号を受信して回線切断する。
【0055】次に、受信したデータを暗号化・復号化部
36にて復号化して蓄積部38に蓄積する(ステップ5
70)。次に、切換部32を切り替え、自局側ファクシ
ミリ装置2側と通信回線6との通信を遮断し、自局側フ
ァクシミリ装置2側へ送信可能に切り替える(ステップ
575)。
【0056】次に、通常の送信手順により、自局側ファ
クシミリ装置2へ蓄積部38内の復号化したデータを送
信する(ステップ580)。自局側ファクシミリ装置2
は、通信回線6側から受信した時とまったく同じに、デ
ータを受信して用紙に記録する。
【0057】次に、切換部32を制御して、自局側ファ
クシミリ装置2と通信回線6側とを接続して(ステップ
585)、最初の状態に戻り、処理を終了する。このよ
うに、自局側暗号化/復号化アダプタ4は、送受信部3
4を介して受信する通信回線6側からの通信データを、
暗号化・復号化部36にて復号化して蓄積部38に蓄積
した後に、その復号化された通信データを、蓄積部38
から読み出して送受信部34を介して、自局側ファクシ
ミリ装置2側へ送信する。したがって、一旦、蓄積部3
8にて、復号化が終了されるまで、復号化された通信デ
ータは蓄積されていて、自局側ファクシミリ装置2側へ
送信されることはない。このことから、送受信部34
を、受信と送信との両方に同時に使用することがないの
で、1つの送受信部34を有するのみでも、復号化アダ
プタとしての役割を果たすことができ、大型化を防止
し、コストダウンに貢献する。
【0058】勿論、本自局側暗号化/復号化アダプタ4
は自局側ファクシミリ装置2の通信回線6側に接続する
のみであることから、通常のファクシミリ装置に適応で
きる。また、通信回線6側から受信する通信データを復
号化するか否かを、操作部52から入力される外部から
の指示に応じて判定し、復号化しないと判定された場合
には、切換部32は、通信回線6側からの通信データを
自局側ファクシミリ装置2側へそのまま通過させている
ので、通信相手を選ばない。
【0059】また、ステップ527からステップ570
までは、自局側暗号化/復号化アダプタ4が通信回線6
側からの通信データを送受信部34を介して受信して暗
号化・復号化部36により復号化している期間は、オペ
レータが自局側ファクシミリ装置2を操作しようとした
場合に、無音状態となっていると、通信回線等の故障で
あるとして混乱する場合がある。したがって、上記期間
中に、図6と同様の処理を行っもよい。このことによ
り、オペレータの混乱を防止できる。
【0060】また、ステップ240にては、切換要求送
信が、735Hzの単一トーン信号により行われ、ステ
ップ530にては、切換応答送信が、DTMF信号の
「2,B」により行われているため、自局側暗号化/復
号化アダプタ4と相手局側暗号化/復号化アダプタ10
とは、それぞれ通常のファクシミリ装置2,12に対し
ても、何等影響なく、切換要求および切換応答処理をな
すことができ、いかなるファクシミリ装置にも適用でき
る。
【0061】上記実施例において、送受信部(モデム)
34が変復調手段に該当し、暗号化・復号化部36が暗
号化手段および復号化手段に該当し、蓄積部38が蓄積
手段に該当し、切換部32が通信データ通過制御手段に
該当し、ステップ110およびステップ527が通信介
入手段としての処理に該当し、ステップ130,140
が暗号化通信データ送信手段としての処理に該当し、ス
テップ575,580が復号化通信データ送信手段とし
ての処理に該当し、フック検出部50がフックオフ検出
手段に該当し、ステップ400,410が発呼不可指示
送信手段としての処理に該当する。
【0062】[その他]上述した実施例において、ステ
ップ240にては、切換要求送信が、735Hzの単一
トーン信号により行われ、ステップ530にては、切換
応答送信が、DTMF信号の「2,B」により行われた
が、切換応答送信が、735Hzの単一トーン信号であ
っても良く、切換要求送信が、DTMF信号の「2,
B」であっても良い。または、それぞれ単一トーン信号
とDTMF信号との組合せでも良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の通信系全体のブロック図
である。
【図2】 その自局側暗号化/復号化アダプタのブロッ
ク図である。
【図3】 制御部により実行される暗号化データ送信処
理のフローチャートである。
【図4】 制御部により実行される暗号化データ送信処
理のフローチャートである。
【図5】 暗号化/復号化アダプタ間の通信シーケンス
の説明図である。
【図6】 制御部により実行されるフックオン/オフ割
込処理のフローチャートである。
【図7】 制御部により実行される受信復号化処理のフ
ローチャートである。
【図8】 制御部により実行される受信復号化処理のフ
ローチャートである。
【図9】 本発明の基本的構成例示図である。
【図10】 本発明の基本的構成例示図である。
【符号の説明】
2…自局側ファクシミリ装置 4…自局側暗号化/
復号化アダプタ 6…通信回線 8…交換機 10…相手局側暗号化
/復号化アダプタ 12…相手局側ファクシミリ装置 32…切換部
34…送受信部 36…復号化部 38…蓄積部 40…呼出信号検
出部 42…呼出信号生成部 44…ダイヤル検出部 46
…ダイヤル記憶部 48…話中音生成部 50…フック検出部 52…
操作部 54…モニタ部 56…ダイヤル生成部 58…制
御部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/32 - 1/36 H04N 1/42 - 1/44

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ファクシミリ装置と通信回線との間に取り
    付けられ、少なくとも上記ファクシミリ装置側からの通
    信データを暗号化して相手側に送信する暗号化アダプタ
    であって、 外部から受信した通信データを復調し、外部へ送信する
    通信データを変調する変復調手段と、 上記変復調手段にて復調された通信データを暗号化する
    暗号化手段と、 上記暗号化手段により暗号化された通信データを蓄積す
    る蓄積手段と、 上記ファクシミリ装置と上記通信回線との間の通信デー
    タの送受信と、上記ファクシミリ装置と上記変復調手段
    との間の通信データの送受信とを切り換え可能な通信デ
    ータ通過制御手段と、 上記ファクシミリ装置と上記通信回線との間で送受信さ
    れている通信データが、上記ファクシミリ装置側からの
    通信データである場合に、上記通信データ通過制御手段
    を、上記ファクシミリ装置と上記変復調手段との間の通
    信データの送受信に切り換える通信介入手段と、 上記蓄積手段に蓄積された通信データを、上記ファクシ
    ミリ装置に代って上記変復調手段を介して上記通信回線
    側へ送信する暗号化通信データ送信手段と、上記暗号化通信データ送信手段が、上記蓄積手段に蓄積
    された通信データを、上記ファクシミリ装置に代って上
    記変復調手段を介して上記通信回線側へ送信している期
    間に、上記ファクシミリ装置がフックオフ状態となった
    か否かを検出するフックオフ検出手段と、 上記フックオフ検出手段にて、フックオフが検出される
    と、発呼不可を指示する信号を上記ファクシミリ装置に
    送信する発呼不可指示送信手段と、 を備えたことを特徴とする暗号化アダプタ。
  2. 【請求項2】ファクシミリ装置と通信回線との間に取り
    付けられ、少なくとも上記通信回線側からの通信データ
    を復号化して上記ファクシミリ装置側に送信する復号化
    アダプタであって、 外部から受信した通信データを復調し、外部へ送信する
    通信データを変調する変復調手段と、 上記変復調手段にて復調された通信データを復号化する
    復号化手段と、 上記復号化手段により復号化された通信データを蓄積す
    る蓄積手段と、 上記ファクシミリ装置と上記通信回線との間の通信デー
    タの送受信と、上記通信回線と上記変復調手段との間の
    通信データの送受信とを切り換え可能な通信データ通過
    制御手段と、 上記ファクシミリ装置と上記通信回線との間で送受信さ
    れている通信データが、上記通信回線側からの通信デー
    タである場合に、上記通信データ通過制御手段を、上記
    通信回線側と上記変復調手段との間の通信データの送受
    信に切り換える通信介入手段と、 上記蓄積手段に蓄積された通信データを、上記変復調手
    段を介して上記ファクシミリ装置側へ送信する復号化通
    信データ送信手段と、上記復号化手段が、上記通信回線側からの通信データを
    上記変復調手段を介して受信して復号化している期間
    に、上記ファクシミリ装置がフックオフ状態となったか
    否かを検出するフックオフ検出手段と、 上記フックオフ検出手段にて、フックオフが検出される
    と、発呼不可を指示する信号を上記ファクシミリ装置に
    送信する発呼不可指示送信手段と、 を備えたことを特徴とする復号化アダプタ。
  3. 【請求項3】ファクシミリ装置と通信回線との間に取り
    付けられ、少なくとも上記ファクシミリ装置側からの通
    信データを暗号化して通信回線に送信するとともに通信
    回線からの通信データを復号化して上記ファクシミリ装
    置に送信する暗号化復号化アダプタであって、 外部から受信した通信データを復調し、外部へ送信する
    通信データを変調する変復調手段と、 上記変復調手段にて復調された通信データを暗号化する
    暗号化手段と、 上記変復調手段にて復調された通信データを復号化する
    復号化手段と、 上記暗号化手段により暗号化された通信データ及び上記
    復号化手段により復号 化された通信データを蓄積する蓄
    積手段と、 上記ファクシミリ装置と上記通信回線との間の通信デー
    タの送受信と、上記ファクシミリ装置と上記変復調手段
    との間の通信データの送受信と、上記通信回線と上記変
    復調手段との間の通信データの送受信とを切り換え可能
    な通信データ通過制御手段と、 上記ファクシミリ装置と上記通信回線との間で送受信さ
    れている通信データが、上記ファクシミリ装置からの通
    信データである場合に、上記通信データ通過制御手段
    を、上記ファクシミリ装置と上記変復調手段との間の通
    信データの送受信に切り換え、一方、上記通信回線から
    の通信データである場合に、上記通信データ通過制御手
    段を、上記通信回線と上記変復調手段との間の通信デー
    タの送受信に切り替える通信介入手段と、 上記暗号化手段が通信データを暗号化し、上記蓄積手段
    がその通信データを蓄積した後に、上記ファクシミリ装
    置に代って上記変復調手段を介して上記蓄積手段に蓄積
    された暗号化済みの通信データを上記通信回線へ送信す
    る暗号化通信データ送信手段と、 上記復号化手段が通信データを復号化し、上記蓄積手段
    がその通信データを蓄積した後に、上記変復調化手段を
    介して上記蓄積手段に蓄積された復調化済みの通信デー
    タを上記ファクシミリ装置へ送信する復号化通信データ
    送信手段と、 を備えたことを特徴とする暗号化復号化アダプタ。
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