JP3526064B2 - ファクシミリ装置およびファクシミリ装置の秘匿通信方法 - Google Patents

ファクシミリ装置およびファクシミリ装置の秘匿通信方法

Info

Publication number
JP3526064B2
JP3526064B2 JP10373693A JP10373693A JP3526064B2 JP 3526064 B2 JP3526064 B2 JP 3526064B2 JP 10373693 A JP10373693 A JP 10373693A JP 10373693 A JP10373693 A JP 10373693A JP 3526064 B2 JP3526064 B2 JP 3526064B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image information
key code
image
receiving side
received
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP10373693A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0690365A (ja
Inventor
雅士 広川
将典 並川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP10373693A priority Critical patent/JP3526064B2/ja
Publication of JPH0690365A publication Critical patent/JPH0690365A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3526064B2 publication Critical patent/JP3526064B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Image Processing (AREA)
  • Facsimile Transmission Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原稿画像の画情報を他
の装置で受信されても判読不能の画情報に変換して送信
する秘匿通信機能を備えたファクシミリ装置、およびフ
ァクシミリ装置の秘匿通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】送信原稿の画情報のデータパターンを一
定の方法で変換して送信したり、特殊なデータ信号を用
いて送信したりすることにより、送信した画情報が、第
3者により傍受されても通信内容が判読できないように
するファクシミリ装置の秘匿通信が知られている。
【0003】このような秘匿通信は、秘匿通信専用のフ
ァクシミリ装置で実行されたり、通常のファクシミリ装
置に秘匿通信用の付加装置を取り付けることより実行さ
れている。
【0004】ところで、原稿画像を判読不能の画情報に
変換する処理としては、例えば、乱数を用いた演算な
ど、複雑な処理が行なわれている。ファクシミリ装置の
場合、原稿画像を読み取りながら、そのような複雑な処
理を実行して送信する必要がある。
【0005】しかしながら、原稿画像の画情報は、デー
タ量が大きいので、原稿画像を読み取りながら、上記の
ような画情報の変換処理を実行するには、処理速度が速
くなくてはならない。従って、ソフトウェアによる処理
では、処理が間に合わず、従来は、専用のハードウェア
を使用していた。
【0006】また、特殊なデータ信号を用いて送信する
場合にも、専用のハードウェアが必要になっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来は、
ファクシミリ装置で秘匿通信する場合、専用のハードウ
ェアが必要になるため、装置コストが上昇してしまうと
いう問題があった。
【0008】本発明は、上記の問題を解決し、装置コス
トを上昇させることなく、秘匿通信を実行することがで
きるファクシミリ装置およびファクシミリ装置の秘匿通
信方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このために本願の1つの
発明は、画情報のデータ圧縮方式がMMR(Modif
iedMR)方式である場合に、1ページの第1ライン
をデータ圧縮する際には、そのラインの画情報のデータ
パターンを一定の方法で別のデータパターンに変換した
画情報に対してデータ圧縮すると共に、第2ラインの画
情報をデータ圧縮する際には、第1ラインの元の画情報
を参照して、第2ラインの画情報をデータ圧縮し、第3
ライン以降の画情報をデータ圧縮する際には、その前ラ
インの画情報を参照して各ラインの画情報を通常どおり
データ圧縮するようにしている。画情報の変換パターン
を決定するためのキーコードを設定し、原稿画像の画情
報とキーコードとで2値データ形式の論理演算を実行し
て画情報のデータパターンを変換し、その変換した画情
報を送信するようにしている。
【0010】
【0011】もう1つの発明では、画情報の変換パター
ンを決定するキーコードを、伝送制御手順の手順信号に
より、送信側と受信側の内の一方が他方に通知して、送
信側は、そのキーコードに従って原稿画像の画情報を変
換して送信する一方、受信側は、そのキーコードに従っ
て受信した画情報を変換前の元の画情報に復元するよう
にしている。
【0012】
【作用】上記1つの発明によれば、画情報をMMR方式
でデータ圧縮する場合、第1ラインの画情報だけ、デー
タパターンを別パターンに変換して圧縮データを得るよ
うにしている。MMR方式では、各ラインの画情報を前
ラインを参照しながら符号化する。従って、第1ライン
のデータパターンを変えることにより、全ラインの圧縮
データが変化し、通常装置では、元の画情報を復元でき
なくなる。この場合、画情報1ラインのデータパターン
を変える処理は、ソフトウェアでも高速に実行すること
ができる。これにより、上記同様に、装置コストの上昇
を防止することができる。
【0013】
【0014】もう1つの発明によれば、送信側と受信側
の内の一方から他方に、画情報の変換パターンを決める
キーコードを伝送制御の手順信号により通知するように
したので、適宜キーコードを変えて画情報の秘匿性を向
上することができると共に、キーコード通知のために専
用の信号を使用しないので、従来の信号回路をそのまま
使用できるため、装置コストの上昇を防止することがで
きる。
【0015】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の実
施例を詳細に説明する。
【0016】図1は、本発明の第1の実施例に係るファ
クシミリ装置のブロック構成図を示したものである。図
において、スキャナ1は原稿画像を読み取るもので、プ
ロッタ2は受信画像を記録出力するものである。符号化
復号化部3は、既知の符号化方式で、送信する画情報を
データ圧縮する一方、受信した画情報を復号化して元の
画情報に復元するものである。モデム4は、画情報や伝
送制御の手順信号を送受信するものである。網制御装置
5は、電話回線が接続され、発着信の際に所定の回線制
御を行なうものである。操作表示部6は、オペレータが
各種操作を行なうと共に、装置が動作状態などを表示す
るものである。CPU7は、上記各部を制御するもので
あり、ROM8は、その制御プログラムなどを格納する
ものである。RAM9は、各種データを必要に応じて格
納するものである。システムバス10は、上記各部相互
間で各種制御信号やデータをやりとりする信号ラインで
ある。
【0017】以上の構成で、本実施例のファクシミリ装
置は、基本的にCCITTのG3規格に準拠し、ECM
(Erorr Correction Mode)の通
信機能と秘匿通信機能とを有している。次に、このファ
クシミリ装置の通信動作を説明する。
【0018】送信側オペレータは、スキャナ1に送信原
稿をセットした後、操作表示部6の所定の操作で、通信
モード,送信相手先およびキーコードなどを設定する。
上記通信モードは、ECMと通常モードとがあり、秘匿
通信を実行したい場合には、ECMに設定すると共にキ
ーコードを設定する。キーコードは、送信する画情報の
変換パターンを決定するものであり、例えば、オペレー
タが1バイトの任意データを入力することにより設定す
る。上記画情報の変換は、送信する画情報が第3者に傍
受されても、判読できないように秘匿化するものであ
る。オペレータは、このような操作の後、発信動作を起
動する。
【0019】送信側ファクシミリ装置は、起動すると、
図2に示すように、設定された相手先に発呼する(処理
101)。そして、相手先が応答すると、既知の伝送制
御手順を開始する(処理102)。
【0020】受信側は、図3に示すように、着呼すると
応答して(処理201)、送信側に対応する伝送制御手
順を開始する。すなわち、この場合、図4に示すよう
に、CED信号,NSF信号およびDIS信号を順次送
出する。このとき、NSF信号に、所定の識別情報をセ
ットすることにより、受信側装置の秘匿通信機能の有無
と予め設定されている装置IDとを送信側に通知する
(処理203)。
【0021】送信側は、上記各信号を受信する。そし
て、NSF信号の通知情報を読み取る(処理103)。
そして、図4にNSS信号とTCF信号とを送出する。
このとき、装置がECMに設定されているかどうか判別
する(処理104)。いま、ECMに設定されていたと
すると(処理104のY)、さらに受信側が秘匿通信機
能を有しているかどうか判別する(処理105)。受信
側が秘匿通信機能を有している場合(処理105の
Y)、さらに、自装置に予め設定されている装置ID
と、受信した相手先の装置IDとを照合する(処理10
6)。ここで、両者の装置IDが一致した場合(処理1
06のY)、上記NSS信号に、秘匿通信の実行を宣言
する情報と、設定されたキーコードとをセットして、受
信側に通知する(処理107)。
【0022】受信側は、図4に示すように、TCF信号
を受信すると、所定のモデムトレーニングを実行して、
CFR信号を応答する。
【0023】送信側は、この後、画情報を秘匿化して送
信する。すなわち、図5に示すように、スキャナ1で原
稿画像を順次読み取る。そして、得られた画情報を、符
号化復号化部3で順次符号化してデータ圧縮する。次い
で、CPU7において、圧縮した画情報を1バイトずつ
取り出して、設定されたキーコードと排他的論理和の演
算を実行する。
【0024】いま、例えば、1バイトの画情報データが
16進数“5F”で、キーコードが16進数“44”あ
ったとすると、上記演算により16進数“E4”という
データに変換されることになる。
【0025】このようにデータパターンを変換すること
により秘匿化した画情報を、モデム4で変調し、網制御
装置5から送信する(処理108)。
【0026】受信側は、上記NSF信号などを送出した
後、受信信号を判定する(処理204)。そして、NS
S信号を受信した場合(処理204のY)、秘匿通信が
宣言されているどうか判別する(処理205)。そし
て、秘匿通信が宣言されている場合(処理205の
Y)、秘匿化されて送信される画情報を受信する。すな
わち、図6に示すように、受信側では、受信信号は網制
御装置5を介してモデム4に入力される。モデム4は、
その受信信号を復調して画情報のデータ信号を再生す
る。再生した画情報は1バイトずつCPU7に入力され
る。CPU7は、入力された画情報と通知されたキーコ
ードとで排他的論理和の演算を実行する。
【0027】いま、例えば、1バイトの画情報データが
16進数“E4”で、キーコードが16進数“44”あ
ったとすると、上記演算により16進数“5F”という
データになる。すなわち、これにより、元のデータパタ
ーンの画情報に復元されたことになる。
【0028】この復元された画情報は圧縮されたデータ
である。次いで、この画情報を符号化復号化部3で順次
復号化して元の画情報に復元する。そして、この復元し
た画情報を順次プロッタ2で、受信画像として記録出力
する(以上、処理206)。
【0029】一方、送信側では、装置がECMモードに
設定されていなかった場合(処理104のN)、あるい
は受信側に秘匿通信機能がなかった場合(処理105の
N)、すなわち、NSS信号での秘匿通信の宣言を行な
わず、また画情報を秘匿化しないで、通常どおり送信す
る。
【0030】受信側は、NSS信号で秘匿通信の宣言が
されてない場合(処理205のN)、従来どおり画情報
を受信する。また、NSS信号を受信しない場合も(処
理204のN)、従来どおり画情報を受信する。NSS
信号を受信しない場合というのは、従来装置と通信する
場合である。
【0031】また、送信側は、受信側の装置IDと自装
置の装置IDとが不一致の場合(処理106のN)、画
情報を送信しないで動作を中止する。
【0032】以上のように、本実施例では、送信側で
は、原稿画像の画情報と、オペレータにより設定したキ
ーコードとで、排他的論理和の演算を実行して画情報の
データパターンを変換し、その変換した画情報を送信す
るようにしている。
【0033】このような演算処理は、ソフトウェアでも
高速に処理することができる。従って、従来のように画
情報のデータ変換のための特殊なハードウェアを配設す
る必要がないので、装置コストの上昇を防止することが
できる。
【0034】また、キーコードは、送信の際にオペレー
タが任意に設定するようにしたので、通信毎に画情報の
変換条件を変更することができる。これにより、第3者
に対する画情報の秘匿性が向上する。
【0035】また、送信側と受信側との間の伝送制御
は、従来の手順信号により実行し、送信側で設定したキ
ーコードは、その手順信号で受信側に通知するようにし
ている。これにより、特殊な信号を送受信する信号回路
も不要であるため、装置コストの上昇を防止することが
できる。
【0036】また、受信側は、NSS信号で装置IDを
送信側に通知し、送信側は、通知された装置IDと、予
め設定されている装置IDとが不一致の場合には、画情
報を送信しないようにしている。
【0037】従って、送信側と受信側とが、予め両者間
で取り決めた暗証コードなどを装置IDとして設定して
おくことにより、画像送信する相手先を限定することが
できる。これにより、例えば、オペレータが、送信相手
先の設定を間違って、機密文書をよそに送信してしまう
ことを防止することができる。秘匿通信は、通信内容
が、第3者に漏洩すること防止するものであるが、これ
により、特定相手先以外への通信内容の漏洩を防止する
とができる。
【0038】なお、上記実施例では、画情報は、キーコ
ードとの間の排他的論理和演算のみで、データパターン
を変換するようにしたが、さらに“1”と“0”とを反
転させたり、複数の論理演算を組合せた演算式で演算し
たりすることも考えられる。
【0039】また、キーコードのデータ量は、1バイト
に設定したが、任意に設定できることはいうまでもな
い。また、ECMの場合のみ、秘匿通信を実行するよう
にしたが、伝送エラーが問題にならない場合には、通常
モードでも秘匿通信を実行することができる。
【0040】次に、本発明の第2の実施例に係るファク
シミリ装置を説明する。
【0041】本実施例のファクシミリ装置は、前述の実
施例のファクシミリ装置に対して、画情報の処理方法が
異なっている。すなわち、送信側ファクシミリ装置は、
図7に示すように、原稿画像から画情報を1ライン読み
取ると(処理301)、そのラインが原稿画像の第1ラ
インであるかどうか判別する(処理302)。第1ライ
ンである場合には(処理302のY)、読み取った1ラ
インの画情報を、そのままRAM9に一時待避する一方
(処理303)、その画情報のデータパターンをキーコ
ードに基ずいて変換する。この変換処理は、例えば、前
述の実施例例と同様に、画情報とキーコードとの排他的
論理和演算により行なう(処理304)。
【0042】そして、変換した画情報を既知のMMR方
式によりデータ圧縮する(処理305)。MMR方式で
は、第1ラインは、MH(Modified Huff
man)方式と同様の処理で符号化することになる。な
お、第2ライン以降は、直前のラインを参照しながら、
所定の符号化処理を実行することになる。
【0043】次に、第2ラインの符号化処理で参照する
ために、待避した変換前の上記画情報を読み出す(処理
306)。そして、符号化した画情報を送信して(処理
307)、次のラインの画情報があるかどうか判定する
(処理308)。次のラインの画情報がある場合(処理
308のY)、その画情報を読み取る(処理301
へ)。
【0044】読み取った画情報が第2ライン以降の場合
には(処理302のN)、その画情報をMMR方式の符
号化によりそのままデータ圧縮する(処理309)。こ
の場合、直前のラインの画情報を参照することになる。
データ圧縮した画情報は送信する(処理307)。
【0045】このように原稿画像を1ラインずつ処理し
て、全ラインの処理が終ると(処理308のN)、送信
動作を終了する。
【0046】一方、受信側ファクシミリ装置は、前述の
実施例と同様に、着呼に応答して画情報の受信動作を開
始する。本実施例では、受信側ファクシミリ装置が、受
信動作を開始すると、図8に示すように、受信側した画
情報の1ライン分取り出して(処理401)、その画情
報が原稿画像の第1ラインであるかどうか判定する(処
理402)。
【0047】いま、第1ラインであったとすると(処理
402のY)、その画情報をMMR方式により復号化し
て圧縮前の画情報を復元する(処理403)。そして、
さらに復元した画情報を、キーコードに基ずいて、元の
原稿画像のデータパターンに復元する(処理404)。
【0048】そして、その復元した画情報をプロッタ2
で記録出力する(処理405)。その後、次のラインの
画情報があるかどうか判定し(処理406)、次のライ
ンの画情報がある場合(処理406のY)、同様の処理
を繰り返す(処理401へ)。
【0049】そして、取り出した画情報が第2ライン以
降の場合には(処理402のN)、その画情報を上記同
様にMMR方式で復元した後(処理407)、得られた
画情報をそのまま記録出力する(処理405へ)。この
ようにして、最終ラインまで処理すると(処理406の
N)、受信動作を終了する。
【0050】以上のように、本実施例では、画情報をM
MR方式でデータ圧縮する際に、第1ラインの画情報だ
け、データパターンを別パターンに変換してから、符号
化してデータ圧縮するようにしている。
【0051】MMR方式では、圧縮された各ラインの画
情報を元の画情報に復元する場合、直前のラインを参照
しながら、各ラインの画情報を順次復元する。従って、
上記のように、第1ラインが変更されている圧縮画情報
を通常手順で復号化すると、復元される画情報は、全ラ
インにわたって元の画情報と異なったデータパターンに
なる。これにより、送信する画情報が第3者に傍受され
たとしても、第3者は画像内容を判読することができな
くなる。
【0052】そして、この場合、画情報は、第1ライン
だけデータパターンを変換すればよいので、ソフトウェ
アでも高速に処理することができる。これにより、デー
タ変換用の特殊なハードウェアが不要になり、装置コス
トの上昇を防止することができる。
【0053】ところで、前述の実施例では、NSF信号
により秘匿通信機能の有無や装置IDを伝送し、NSS
信号により秘匿通信の宣言やキーコードを伝送するよう
にしたが、このような各種情報を伝送する手順信号の各
種実施例を次に説明する。
【0054】図9は、上記手順信号の第1の実施例を示
している。すなわち、NSF信号やNSS信号などの手
順信号は、フラグF,アドレス・フィールドAF,コン
トロール・フィールドCF,ファクシミリ・インフォメ
ーション・フィールドFIFおよびフレーム・チェック
・シーケンスFCSにより構成されている。フラグF
は、アドレス・フィールドAFの直前に少なくとも1つ
配置されると共に、フレーム・チェック・フィールドF
CFの直後に複数連続配置される。
【0055】NSF信号の場合、ファクシミリ・インフ
ォメーション・フィールドFIFに、各種の装置機能の
情報をセットされる。また、NSS信号の場合、ファク
シミリ・インフォメーション・フィールドFIFに、通
信モード情報がセットされる。これらの情報のセット
は、従来と同様である。
【0056】本実施例では、NSF信号のファクシミリ
・インフォメーション・フィールドFIFに、さらに秘
匿通信機能の有無と装置IDとをセットする。また、N
SS信号のファクシミリ・インフォメーション・フィー
ルドFIFに、さらに秘匿通信の宣言とキーコードとを
セットする。
【0057】本実施例では、このようなNSF信号とN
SS信号とを用いて、図4に示した手順で通信する。
【0058】通常のファクシミリ装置は、ファクシミリ
・インフォメーション・フィールドFIFに情報をセッ
トしたり、セットされている情報を読み取る機能を標準
的に備えている。
【0059】従って、本実施例では、送信側と受信側
は、標準的な機能を使用して、上記各種情報を通知し合
うことができる。これにより、秘匿通知のために新たな
機能を必要としないので、装置コストの上昇を防止する
ことができる。
【0060】図10は、上記手順信号の第2の実施例を
示している。すなわち、本実施例では、NSF信号とN
SS信号に、それぞれ新たなフレームFaを1つ追加し
ている。そして、NSF信号の場合、その追加フレーム
Faの1つのフィールドFbに秘匿通信機能の有無と装
置IDとをセットする。また、NSS信号の場合、追加
フレームFbに秘匿通信の宣言とキーコードとをセット
する。
【0061】本実施例では、このようなNSF信号とN
SS信号とを用いて、図4に示した手順で通信する。
【0062】通常のファクシミリ装置は、図9に示した
通常のフレーム構成の手順信号を送受するようになって
おり、上記非標準のフレームFaのデータは送受信する
ことができない。従って、このような手順信号を用いる
ことにより、第3者にとって交信信号の傍受がより困難
になる。これにより、秘匿性を向上させることができ
る。
【0063】ところで、上述の各実施例では、装置ID
やキーコードは、オペレータが任意に設定するようにし
たが、自動的に設定することも考えられる。
【0064】図11は、装置IDやキーコードを自動的
に設定する一実施例を示している。すなわち、本実施例
では、送信側は、受信するNSF信号のフレーム・チェ
ック・シーケンスFCSにセットされているCRCコー
ドを装置IDとして解釈する。また、送信するNSS信
号のフレーム・チェック・シーケンスFCSにセットす
るCRCコードをキーコードとして画情報を変換し送信
する。
【0065】受信側は、受信したNSS信号の上記CR
Cコードをキーコードとして画情報を復元する。
【0066】ところで、NSF信号やNSS信号のファ
クシミリ・インフォメーション・フィールドFIFのデ
ータは、ファクシミリ装置の機能や、そのときの通信モ
ードによって変化するものである。フレーム・チェック
・シーケンスFCSのCRCコードは、各フィールドに
セットされるデータに応じて設定されるものであるた
め、装置や通信先ごとにデータ内容が変わることにな
る。
【0067】従って、本実施例では、オペレータが、装
置IDやキーコードを設定しなくても、通信相手先ごと
に、異なる装置IDやキーコードを自動的に設定するこ
とができるようになる。
【0068】図12は、キーコードを自動設定する他の
実施例を示している。
【0069】NSS信号には、一般に、発呼側がポーリ
ング受信動作を実行するためのポーリングIDの情報が
セットされている。
【0070】本実施例では、送信側は、そのポーリング
IDをキーコードとして画情報を変換し送信する。そし
て、受信側は、NSS信号のポーリングIDを読み取っ
て、それをキーコードとして画情報を復元する。
【0071】これにより、上記実施例同様に、キーコー
ドを自動的に設定することができる。
【0072】図13(a),(b)は、送信側と受信側
との間の通信方法の他の実施例を示している。
【0073】本実施例では、送信側と受信側の各ファク
シミリ装置に、同一キーコードを設定しておく。そし
て、受信側は、着信すると、図4の実施例と同様に、C
ED信号,NSF信号およびDIS信号を送出するが、
このとき、NSF信号により、設定されているキーコー
ドを送信側に通知する。
【0074】送信側は、受信側から通知されたキーコー
ドと、自装置に設定されているキーコードとを照合す
る。そして、両者が一致した場合、同図(a)に示すよ
うに、既知手順で画情報を送信する。この場合、送信す
る画情報は、上記キーコードに基ずいて秘匿化する。ま
た、上記2つのキーコードが不一致の場合、同図(b)
に示すように、直ちにDCN信号を送出して、通信を中
止する。
【0075】このように、受信側から送信側にキーコー
ドを送信し、送信側は、受信したキーコードをチェック
することにより、前述の各実施例と同様に、送信相手先
を確認すると共に、相手先に応じて画情報の変換パター
ンを変えて、画情報を送信することができるようにな
る。
【0076】図14(a),(b)は、通信方法の別の
実施例を示している。
【0077】本実施例では、上記実施例と同様に、送信
側と受信側の各ファクシミリ装置に同一キーコードを設
定しておく。上記実施例と異なる点は、送信側は、NS
S信号により、設定されているキーコードを受信側に通
知する。そして、受信側は、通知されたキーコードと、
自装置に設定されているキーコードを照合して、一致し
た場合、同図(a)に示すように、CFR信号を応答す
る。送信側は、CFR信号を確認して画情報を送信す
る。
【0078】また、上記2つのキーコードが不一致の場
合、同図(b)に示すように、直ちにDCN信号を送出
して、通信を中止する。
【0079】このように、キーコードを送信側から受信
側に送信して、受信側でチェックするようにしても、上
記実施例と同様に作用・効果が得られる。
【0080】図15(a),(b)は、通信方法のさら
に別の実施例を示している。
【0081】本実施例は、送信側と受信側の各ファクシ
ミリ装置は、既知の短縮プロトコルの伝送制御手順で交
信するものとする。短縮プロトコルは、図14(a)に
示したような通常手順で画情報を送信した場合に、送信
側が、NSF信号で受信した受信側装置の機能情報を記
憶しておき、その後、同一相手先に発信して画情報を送
信する際に、記憶している情報に基ずいて、送信動作を
実行するものである。
【0082】いま、送信側は、受信側装置の機能情報を
記憶しているものとする。この場合、同図(a),
(b)に示すように、送信側は、受信側に発信して相手
先が応答すると、直ちに短縮プロトコルの通知信号を送
出する。また、続いて、NSS信号を送出する。このN
SS信号には、記憶している受信側装置の機能に基ずい
て設定してた通信モード情報をセットする。また、本実
施例では、そのNSS信号にさらにキーコードをセット
する。
【0083】受信側は、そのNSS信号で受信したキー
コードと装置に設定されているキーコードと照合し、両
者が一致した場合、同図(a)に示すように、CFR信
号を応答する。送信側は、CFR信号を受信すると、画
情報を送信する。
【0084】また、受信側は、上記キーコードが不一致
の場合、同図(b)に示すように、DCN信号を送出し
て、通信を中止する。
【0085】このように、短縮プロトコルの場合におい
ても、NSS信号を用いてキーコードを送信側から受信
側に通知し、所定の秘匿通信を実行することができる。
【0086】図16(a),(b)は、通信方法のもう
1つの実施例を示している。
【0087】本実施例では、上記と同様に、短縮プロト
コルの伝送制御手順を実行する一方、キーコードはCF
R信号により受信側から送信側に通知する。そして、送
信側は、通知されたキーコードが、自装置に設定されて
いるキーコードと一致した場合、画情報を送信し、不一
致の場合、DCN信号を送出して通信を中止する。
【0088】このように、短縮プロトコルの場合、キー
コードをCFR信号にセットすることにより、キーコー
ドを受信側から送信側に通知して、所定の秘匿通信を実
行することができる。
【0089】図17は、上記のような短縮プロトコルで
秘匿通信を実行するファクシミリ装置のキーコードの記
憶方法の一実施例を示している。すなわち、本実施例の
ファクシミリ装置には、ワンタッチダイヤル・キーの1
つ1つに対応して、相手先ファクシミリ番号と相手先装
置機能とキーコードとを登録している。
【0090】このファクシミリ装置で、画像送信する場
合、オペレータは、ワンタッチダイヤル・キーにより送
信相手先を設定する。ファクシミリ装置は、ワンタッチ
キーにより送信相手先が設定されると、対応する相手先
ファクシミリ番号に発呼して、対応する相手先装置機能
に基ずいて通信モードを設定する。なお、キーコード
は、例えば、図15の実施例と同様の方法で受信側に通
知する。そして、対応するキーコードにより画情報を変
換し秘匿化して送信する。
【0091】このように、ワンタッチダイヤル・キーに
対応して、予めキーコードを登録しておくことにより、
送信先ごとに画情報の変換パターンを容易に変えること
ができる。
【0092】次に、ファクシミリ装置のさらに別の実施
例を説明する。
【0093】本実施例のファクシミリ装置は、図1の構
成の上に、さらに図18に示すようにISDN通信部1
1を備えているものとする。ISDN通信部11は、I
SDN網により発着信して相手先と通信するためのもで
ある。
【0094】このファクシミリ装置が発信する場合、図
19に示すように、呼設定メッセージ「SETUP」を
送出する。本実施例では、このとき、その呼設定メッセ
ージ「SETUP」の1つの情報要素であるユーザ・ユ
ーザ情報(UUI)または発サブアドレスにキーコード
をセットする。
【0095】ISDNは、発端末から送出された呼設定
メッセージ「SETUP」を着端末に送出する一方、発
端末に、呼設定受付メッセージ「CALL PROC」
を応答する。着端末は、呼設定メッセージ「SETU
P」を受信すると、応答メッセージ「CONN」を応答
する。ISDNは、応答メッセージ「CONN」を受信
すると、発端末に送出する。これにより、発端末と着端
末間のBチャネルの通信リングが形成される。
【0096】この後、送信側は、キーコードに従って画
情報を秘匿化して送信し、受信側は、その画情報を受信
する。
【0097】このように、ISDNの場合、呼設定メッ
セージ「SETUP」のユーザ・ユーザ情報(UUI)
あるいは発サブアドレスの情報要素により、キーコード
を相手先に通知することができる。これにより、従来の
呼制御手順のままで、秘匿通信を実行することができ
る。
【0098】次に、通信モードがECMの場合の画情報
に対して、画情報フレームをスクランブルして秘匿する
場合の実施例を説明する。
【0099】図20は、ECMモ−ドの画情報のフレ−
ムを入れ換えて送信する場合の実施例を示すものであ
る。ECMモ−ドの画情報は複数個のフレームからなる
ECM画情報ブロックで構成されており、この画情報の
送信にあたっては図20に示すようにスクランブルして
送信する。
【0100】図21は、画情報ブロック内へのペ−ジ混
在のECMの画情報フレ−ムの入れ替えて送信する場合
の実施例を示すものである。この実施例では、1ページ
目と2ページ目とのフレームをそれぞれまとめた形にス
クランブルするものを示している。
【0101】図22は、ECM画情報ブロックの前フレ
−ムCRC信号に基づいて、スクランブルする場合の実
施例を示している。すなわち、そのCRC信号に従いE
CMモ−ドの画情報のフレ−ムを入れ換えて送信するよ
うにしたものである。
【0102】これら通信モードがECMの場合の画情報
に対して、画情報フレームをスクランブルして秘匿する
場合の実施例においては、ファクシミリ装置は、以下に
示す機能を有している。
【0103】すなわち、送受信の前手順において簡易秘
匿機能の有無を宣言することができる機能、非標準モー
ドにて秘匿のために用いるキ−コードID情報を受信側
に知らせる機能、受信側はそのキ−コードID情報を受
信できる機能、送信時非標準モ−ドにて簡易秘匿指示で
きる機能、およびECM機能を有している。
【0104】図23は、これら画情報フレームをスクラ
ンブルして秘匿する場合の実施例における通信手順を示
したものであり、図24はその場合のファクシミリ装置
の動作フローチャートである。
【0105】図23に示すように、送信側から受信側へ
の発呼後、受信側から標準NSF(S)が返信されてく
ると、送信側は、この標準NSF(S)に基づき受信側
の秘匿機能有無の判断をする。受信側に秘匿機能が有る
場合は秘匿NSS(SEC)を発信し、ECMフレ−ム
の入れ替えアルゴリズムを指示する。すなわち、ECM
の画情報フレ−ムの入れ替えキーコードを受信側に送信
する。受信側から秘匿NSF(SEC)の応答がある
と、送信側はそのアルゴリズムつまりキーコードに従い
ECMモ−ドの画情報のフレ−ムを入れ換えて送信す
る。
【0106】図24に示すように、送信側では送信が秘
匿モードか否かを判断し(501)、秘匿モードである
ときは受信側からの標準NSF(S)の受信を確認し
(502)、さらに受信側に秘匿機能があるか否かを判
断する(503)。そして、ECMの機能がある否かを
判断し(504)、これらの条件がすべて満たされてい
るとスクランブル方式を選択し(505)、上述の図2
0、図21、図22のいずれかのフレーム入れ替えを選
択する(506)。そして、その秘匿モードで送信する
(507)。
【0107】一方、秘匿モードでない場合、受信側から
標準NSF(S)の受信がない場合、受信側に秘匿機能
がない場合には、通常の送信となる(508)。また、
受信側にECM機能がない場合は、異なるスクランブル
方式を選択して秘匿モードの送信となる(509)。
【0108】
【発明の効果】以上のように、本願の第1の発明によれ
ば、画情報をMMR方式でデータ圧縮する場合、第1ラ
インの画情報だけ、データパターンを別パターンに変換
してデータ圧縮し、簡単な処理で全ラインの画情報を変
換するようにしたので、上記と同様に、特殊ハードウェ
アが不要になり、装置コストの上昇を防止することがで
きる。
【0109】
【0110】もう1つの発明によれば、画情報の変換パ
ターンを決定するキーコードを、伝送制御手順の手順信
号により、送信側と受信側の内の一方が他方に通知し
て、それぞれが所定の処理を実行するようにしたので、
適宜キーコードを変えて画情報の秘匿性を向上すること
ができると共に、キーコード通知のために専用の信号を
使用しないので、従来の信号回路をそのまま使用できる
ため、装置コストの上昇を防止することができる。
【0111】一方、画情報フレームをスクランブルして
秘匿する場合の発明にあっては、従来の全デ−タに対し
デ−タ加工するものと異なり、ECMの画情報フレ−ム
をあるパタ−ンで入れ換えることによりスクランブルを
かけるので、通信時間の短縮となる。また、ECMペ−
ジデ−タを1ブロック内に混在させるので、スクランブ
ル機能によるデ−タ転送時間の短縮が図れ、ECMブロ
ックデ−タのフレ−ムごとに前フレ−ムのCRCにより
スクランブルをかけるので、秘匿性が高くなり機密性を
高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るファクシミリ装置
のブロック構成図である。
【図2】上記実施例の送信側ファクシミリ装置の動作フ
ローチャートである。
【図3】上記実施例の受信側ファクシミリ装置の動作フ
ローチャートである。
【図4】上記実施例の送信側と受信側の通信手順を示す
説明図である。
【図5】上記実施例の送信側での画情報の処理を示す説
明図である。
【図6】上記実施例の受信側での画情報の処理を示す説
明図である。
【図7】本発明の第2の実施例における送信側ファクシ
ミリ装置の動作フローチャートである。
【図8】上記実施例の受信側ファクシミリ装置の動作フ
ローチャートである。
【図9】手順信号の第1の実施例を示す説明図である。
【図10】手順信号の第2の実施例を示す説明図であ
る。
【図11】装置IDやキーコードを自動設定する一実施
例を示す説明図である。
【図12】キーコードを自動設定する他の実施例を示す
説明図である。
【図13】送信側と受信側との間の通信手順の他の実施
例を示す説明図である。
【図14】上記通信手順の別の実施例を示す説明図であ
る。
【図15】上記通信手順のさらに別の実施例を示す説明
図である。
【図16】上記通信手順のもう1つの実施例を示す説明
図である。
【図17】キーコード記憶方法の一実施例を示す説明図
である。
【図18】さらに別の実施例に係るファクシミリ装置の
ブロック構成図である。
【図19】上記実施例における通信手順の説明図であ
る。
【図20】ECMモ−ドの画情報のフレ−ムを入れ換え
て送信する場合の実施例の説明図である。
【図21】画情報ブロック内へのペ−ジ混在のECMの
画情報フレ−ムの入れ替えて送信する場合の実施例の説
明図である。
【図22】ECM画情報ブロックの前フレ−ムCRC信
号に基づいてスクランブルする場合の実施例の説明図で
ある。
【図23】画情報フレームをスクランブルして秘匿する
場合の実施例における通信手順の説明図である。
【図24】画情報フレームをスクランブルして秘匿する
場合の実施例におけるファクシミリ装置の動作フローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 スキャナ 2 プロッタ 3 符号化復号化部 4 システムメモリ 4 モデム 5 網制御装置 6 操作表示部 7 CPU 8 ROM 9 RAM 10 システムバス 11 ISDN通信部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−184477(JP,A) 特開 平4−17466(JP,A) 特開 平4−142164(JP,A) 特開 平2−210969(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/32 - 1/36 H04N 1/42 - 1/44

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像の各ラインの画情報を前ライン
    の画情報を参照しながら順次データ圧縮するMMR方式
    データ圧縮手段と、上記原稿画像の画情報を他の装置で
    受信されても判読不能の画情報に変換して送信する秘匿
    通信機能とを備えたファクシミリ装置において、 1ページの第1ラインをデータ圧縮する際には、そのラ
    インの画情報のデータパターンを一定の方法で別のデー
    タパターンに変換した画情報に対してMMR方式でデー
    タ圧縮する第1ライン処理手段と、 1ページの第2ラインの画情報をデータ圧縮する際に
    は、上記第1ラインの元の画情報を参照して上記第2ラ
    インの画情報をデータ圧縮する第2ライン処理手段と、 1ページの第3ライン以降の画情報をデータ圧縮する際
    には、その前ラインの画情報を参照して各ラインの画情
    報をデータ圧縮する通常処理手段とを備えていることを
    特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 原稿画像の画情報を他の装置で受信され
    ても判読不能の画情報に変換して伝送するファクシミリ
    装置において、 画情報を秘匿状態で送信する際の当該画情報の変換パタ
    ーンを決定するキーコードを受信側から受信し、受信し
    た該キーコードが予め記憶しているキーコードと一致す
    る場合には、当該画情報を当該キーコードに従って変換
    して送信する手段と、 受信側が上記キーコードに従って変換された画情報を受
    信した際に、該画情報を上記キーコードに従って変換前
    の元の画情報に復元できるように、当該キーコードを伝
    送制御の手順信号により受信側に送信する手段とを備え
    ることを特徴とするファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 原稿画像の画情報を他の装置で受信され
    ても判読不能の画情報に変換して伝送するファクシミリ
    装置において、 画情報を秘匿状態で送信する際の当該画情報の変換パタ
    ーンを決定するキーコードを受信側から受信し、 受信した該キーコードが予め記憶しているキーコードと
    一致する場合には、当該画情報を当該キーコードに従っ
    て変換して送信し、 受信側が上記キーコードに従って変換された画情報を受
    信した際に、該画情報を上記キーコードに従って変換前
    の元の画情報に復元できるように、当該キーコードを伝
    送制御の手順信号により受信側に送信することを特徴と
    するファクシミリ装置の秘匿通信方法。
  4. 【請求項4】 上記キーコードとして上記手順信号のデ
    ータフレームのCRCコードのデータを用いることを特
    徴とする請求項3記載のファクシミリ装置の秘匿通信方
    法。
  5. 【請求項5】 上記キーコードとして上記手順信号によ
    り通知されるポーリング通信用IDコードを用いること
    を特徴とする請求項3記載のファクシミリ装置の秘匿通
    信方法。
  6. 【請求項6】 ISDNを介して発着信して通信する一
    方、原稿画像の画情報を他の装置で受信されても判読不
    能の画情報に変換して伝送するファクシミリ装置の秘匿
    通信方法において、画情報の変換パターンを決定するキ
    ーコードを発呼側が呼設定メッセージの1つの情報要素
    にセットして着呼側に通知し、画情報の送信側は上記キ
    ーコードに従って原稿画像の画情報を変換して送信する
    一方、受信側は上記キーコードに従って受信した画情報
    を変換前の元の画情報に復元することを特徴とするファ
    クシミリ装置の秘匿通信方法。
  7. 【請求項7】 上記情報要素はユーザ・ユーザ情報であ
    ることを特徴とする請求項6記載のファクシミリ装置の
    秘匿通信方法。
  8. 【請求項8】 上記情報要素は発アドレスまたは着アド
    レスであることを特徴とする請求項6記載のファクシミ
    リ装置の秘匿通信方法。
  9. 【請求項9】 原稿画像の画情報を他の装置で受信され
    ても判読不能の画情報に変換して伝送するファクシミリ
    装置の秘匿通信方法において、前記画情報の受信側の秘
    匿機能有無の判断をし、その秘匿機能有りの場合は、送
    信側は伝送制御の手順信号により画情報ブロック内への
    ペ−ジ混在のECMの画情報フレ−ムの入れ替えキーコ
    ードを受信側に送信し、そのキーコードに従い前記画情
    報のペ−ジデ−タとその前記ECMモ−ドの画情報のフ
    レ−ムを入れ換えて送信することを特徴とするファクシ
    ミリ装置の秘匿通信方法。
  10. 【請求項10】 原稿画像の画情報を他の装置で受信さ
    れても判読不能の画情報に変換して伝送するファクシミ
    リ装置の秘匿通信方法において、前記画情報の受信側の
    秘匿機能有無の判断をし、その秘匿機能有りの場合は送
    信側は伝送制御の手順信号によりECM画情報ブロック
    の前フレ−ムCRCによるスクランブルのキーコードを
    受信側に送信し、そのキーコードに従い前記ECMモ−
    ドの画情報のフレ−ムを入れ換えて送信することを特徴
    とするファクシミリ装置の秘匿通信方法。
JP10373693A 1992-07-20 1993-04-07 ファクシミリ装置およびファクシミリ装置の秘匿通信方法 Expired - Fee Related JP3526064B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10373693A JP3526064B2 (ja) 1992-07-20 1993-04-07 ファクシミリ装置およびファクシミリ装置の秘匿通信方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21463192 1992-07-20
JP4-214631 1992-07-20
JP10373693A JP3526064B2 (ja) 1992-07-20 1993-04-07 ファクシミリ装置およびファクシミリ装置の秘匿通信方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0690365A JPH0690365A (ja) 1994-03-29
JP3526064B2 true JP3526064B2 (ja) 2004-05-10

Family

ID=26444331

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10373693A Expired - Fee Related JP3526064B2 (ja) 1992-07-20 1993-04-07 ファクシミリ装置およびファクシミリ装置の秘匿通信方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3526064B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018112901A (ja) * 2017-01-11 2018-07-19 太平洋工業株式会社 送信機、受信機、及び、送受信システム
CN114913048A (zh) * 2022-04-22 2022-08-16 北京印刷学院 基于最优化数据分配的半色调秘密分享方法及提取方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0690365A (ja) 1994-03-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7847965B2 (en) Image forming apparatus and confidential data transmitting method
JPH10126548A (ja) ファクシミリ装置
JP3526064B2 (ja) ファクシミリ装置およびファクシミリ装置の秘匿通信方法
JP2001119588A (ja) ファクシミリ装置
JP2524757B2 (ja) ファクシミリ伝送方式
JP2002300411A (ja) ファクシミリ通信方法及びファクシミリ装置
JP2524744B2 (ja) フアクシミリ伝送方式
JP3346269B2 (ja) 通信端末装置
JP2561092B2 (ja) ファクシミリ伝送方式
JPH03184477A (ja) ファクシミリ装置
JP3512892B2 (ja) ファクシミリ装置
JP2945780B2 (ja) データ通信装置及びこれに用いるファクシミリ装置
JP3016686U (ja) ファクシミリ装置及びファクシミリ通信システム
JP3013901B2 (ja) データ通信装置及び方法
JP3529873B2 (ja) 暗号化アダプタ、復号化アダプタ及び暗号化復号化アダプタ
JPH05284318A (ja) Isdn用ファクシミリ装置
JP2566413B2 (ja) ファクシミリ伝送方式
JP3222154B2 (ja) Isdn用端末装置
JPH08102862A (ja) ファクシミリ装置
JPH06152914A (ja) ファクシミリ装置の通信方法
JPH02311070A (ja) ファクシミリ装置
JPS63144660A (ja) フアクシミリ着呼拒否方式
JPH04192867A (ja) ファクシミリ装置
JPH05145774A (ja) 画像通信方法および装置
JPH05136965A (ja) フアクシミリ装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040210

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040212

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080227

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090227

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100227

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110227

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees