JP3526064B2 - ファクシミリ装置およびファクシミリ装置の秘匿通信方法 - Google Patents
ファクシミリ装置およびファクシミリ装置の秘匿通信方法Info
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Description
の装置で受信されても判読不能の画情報に変換して送信
する秘匿通信機能を備えたファクシミリ装置、およびフ
ァクシミリ装置の秘匿通信方法に関する。
定の方法で変換して送信したり、特殊なデータ信号を用
いて送信したりすることにより、送信した画情報が、第
3者により傍受されても通信内容が判読できないように
するファクシミリ装置の秘匿通信が知られている。
ァクシミリ装置で実行されたり、通常のファクシミリ装
置に秘匿通信用の付加装置を取り付けることより実行さ
れている。
変換する処理としては、例えば、乱数を用いた演算な
ど、複雑な処理が行なわれている。ファクシミリ装置の
場合、原稿画像を読み取りながら、そのような複雑な処
理を実行して送信する必要がある。
タ量が大きいので、原稿画像を読み取りながら、上記の
ような画情報の変換処理を実行するには、処理速度が速
くなくてはならない。従って、ソフトウェアによる処理
では、処理が間に合わず、従来は、専用のハードウェア
を使用していた。
場合にも、専用のハードウェアが必要になっていた。
ファクシミリ装置で秘匿通信する場合、専用のハードウ
ェアが必要になるため、装置コストが上昇してしまうと
いう問題があった。
トを上昇させることなく、秘匿通信を実行することがで
きるファクシミリ装置およびファクシミリ装置の秘匿通
信方法を提供することを目的とする。
発明は、画情報のデータ圧縮方式がMMR(Modif
iedMR)方式である場合に、1ページの第1ライン
をデータ圧縮する際には、そのラインの画情報のデータ
パターンを一定の方法で別のデータパターンに変換した
画情報に対してデータ圧縮すると共に、第2ラインの画
情報をデータ圧縮する際には、第1ラインの元の画情報
を参照して、第2ラインの画情報をデータ圧縮し、第3
ライン以降の画情報をデータ圧縮する際には、その前ラ
インの画情報を参照して各ラインの画情報を通常どおり
データ圧縮するようにしている。画情報の変換パターン
を決定するためのキーコードを設定し、原稿画像の画情
報とキーコードとで2値データ形式の論理演算を実行し
て画情報のデータパターンを変換し、その変換した画情
報を送信するようにしている。
ンを決定するキーコードを、伝送制御手順の手順信号に
より、送信側と受信側の内の一方が他方に通知して、送
信側は、そのキーコードに従って原稿画像の画情報を変
換して送信する一方、受信側は、そのキーコードに従っ
て受信した画情報を変換前の元の画情報に復元するよう
にしている。
でデータ圧縮する場合、第1ラインの画情報だけ、デー
タパターンを別パターンに変換して圧縮データを得るよ
うにしている。MMR方式では、各ラインの画情報を前
ラインを参照しながら符号化する。従って、第1ライン
のデータパターンを変えることにより、全ラインの圧縮
データが変化し、通常装置では、元の画情報を復元でき
なくなる。この場合、画情報1ラインのデータパターン
を変える処理は、ソフトウェアでも高速に実行すること
ができる。これにより、上記同様に、装置コストの上昇
を防止することができる。
の内の一方から他方に、画情報の変換パターンを決める
キーコードを伝送制御の手順信号により通知するように
したので、適宜キーコードを変えて画情報の秘匿性を向
上することができると共に、キーコード通知のために専
用の信号を使用しないので、従来の信号回路をそのまま
使用できるため、装置コストの上昇を防止することがで
きる。
施例を詳細に説明する。
クシミリ装置のブロック構成図を示したものである。図
において、スキャナ1は原稿画像を読み取るもので、プ
ロッタ2は受信画像を記録出力するものである。符号化
復号化部3は、既知の符号化方式で、送信する画情報を
データ圧縮する一方、受信した画情報を復号化して元の
画情報に復元するものである。モデム4は、画情報や伝
送制御の手順信号を送受信するものである。網制御装置
5は、電話回線が接続され、発着信の際に所定の回線制
御を行なうものである。操作表示部6は、オペレータが
各種操作を行なうと共に、装置が動作状態などを表示す
るものである。CPU7は、上記各部を制御するもので
あり、ROM8は、その制御プログラムなどを格納する
ものである。RAM9は、各種データを必要に応じて格
納するものである。システムバス10は、上記各部相互
間で各種制御信号やデータをやりとりする信号ラインで
ある。
置は、基本的にCCITTのG3規格に準拠し、ECM
(Erorr Correction Mode)の通
信機能と秘匿通信機能とを有している。次に、このファ
クシミリ装置の通信動作を説明する。
稿をセットした後、操作表示部6の所定の操作で、通信
モード,送信相手先およびキーコードなどを設定する。
上記通信モードは、ECMと通常モードとがあり、秘匿
通信を実行したい場合には、ECMに設定すると共にキ
ーコードを設定する。キーコードは、送信する画情報の
変換パターンを決定するものであり、例えば、オペレー
タが1バイトの任意データを入力することにより設定す
る。上記画情報の変換は、送信する画情報が第3者に傍
受されても、判読できないように秘匿化するものであ
る。オペレータは、このような操作の後、発信動作を起
動する。
図2に示すように、設定された相手先に発呼する(処理
101)。そして、相手先が応答すると、既知の伝送制
御手順を開始する(処理102)。
応答して(処理201)、送信側に対応する伝送制御手
順を開始する。すなわち、この場合、図4に示すよう
に、CED信号,NSF信号およびDIS信号を順次送
出する。このとき、NSF信号に、所定の識別情報をセ
ットすることにより、受信側装置の秘匿通信機能の有無
と予め設定されている装置IDとを送信側に通知する
(処理203)。
て、NSF信号の通知情報を読み取る(処理103)。
そして、図4にNSS信号とTCF信号とを送出する。
このとき、装置がECMに設定されているかどうか判別
する(処理104)。いま、ECMに設定されていたと
すると(処理104のY)、さらに受信側が秘匿通信機
能を有しているかどうか判別する(処理105)。受信
側が秘匿通信機能を有している場合(処理105の
Y)、さらに、自装置に予め設定されている装置ID
と、受信した相手先の装置IDとを照合する(処理10
6)。ここで、両者の装置IDが一致した場合(処理1
06のY)、上記NSS信号に、秘匿通信の実行を宣言
する情報と、設定されたキーコードとをセットして、受
信側に通知する(処理107)。
を受信すると、所定のモデムトレーニングを実行して、
CFR信号を応答する。
信する。すなわち、図5に示すように、スキャナ1で原
稿画像を順次読み取る。そして、得られた画情報を、符
号化復号化部3で順次符号化してデータ圧縮する。次い
で、CPU7において、圧縮した画情報を1バイトずつ
取り出して、設定されたキーコードと排他的論理和の演
算を実行する。
16進数“5F”で、キーコードが16進数“44”あ
ったとすると、上記演算により16進数“E4”という
データに変換されることになる。
により秘匿化した画情報を、モデム4で変調し、網制御
装置5から送信する(処理108)。
後、受信信号を判定する(処理204)。そして、NS
S信号を受信した場合(処理204のY)、秘匿通信が
宣言されているどうか判別する(処理205)。そし
て、秘匿通信が宣言されている場合(処理205の
Y)、秘匿化されて送信される画情報を受信する。すな
わち、図6に示すように、受信側では、受信信号は網制
御装置5を介してモデム4に入力される。モデム4は、
その受信信号を復調して画情報のデータ信号を再生す
る。再生した画情報は1バイトずつCPU7に入力され
る。CPU7は、入力された画情報と通知されたキーコ
ードとで排他的論理和の演算を実行する。
16進数“E4”で、キーコードが16進数“44”あ
ったとすると、上記演算により16進数“5F”という
データになる。すなわち、これにより、元のデータパタ
ーンの画情報に復元されたことになる。
である。次いで、この画情報を符号化復号化部3で順次
復号化して元の画情報に復元する。そして、この復元し
た画情報を順次プロッタ2で、受信画像として記録出力
する(以上、処理206)。
設定されていなかった場合(処理104のN)、あるい
は受信側に秘匿通信機能がなかった場合(処理105の
N)、すなわち、NSS信号での秘匿通信の宣言を行な
わず、また画情報を秘匿化しないで、通常どおり送信す
る。
されてない場合(処理205のN)、従来どおり画情報
を受信する。また、NSS信号を受信しない場合も(処
理204のN)、従来どおり画情報を受信する。NSS
信号を受信しない場合というのは、従来装置と通信する
場合である。
置の装置IDとが不一致の場合(処理106のN)、画
情報を送信しないで動作を中止する。
は、原稿画像の画情報と、オペレータにより設定したキ
ーコードとで、排他的論理和の演算を実行して画情報の
データパターンを変換し、その変換した画情報を送信す
るようにしている。
高速に処理することができる。従って、従来のように画
情報のデータ変換のための特殊なハードウェアを配設す
る必要がないので、装置コストの上昇を防止することが
できる。
タが任意に設定するようにしたので、通信毎に画情報の
変換条件を変更することができる。これにより、第3者
に対する画情報の秘匿性が向上する。
は、従来の手順信号により実行し、送信側で設定したキ
ーコードは、その手順信号で受信側に通知するようにし
ている。これにより、特殊な信号を送受信する信号回路
も不要であるため、装置コストの上昇を防止することが
できる。
送信側に通知し、送信側は、通知された装置IDと、予
め設定されている装置IDとが不一致の場合には、画情
報を送信しないようにしている。
で取り決めた暗証コードなどを装置IDとして設定して
おくことにより、画像送信する相手先を限定することが
できる。これにより、例えば、オペレータが、送信相手
先の設定を間違って、機密文書をよそに送信してしまう
ことを防止することができる。秘匿通信は、通信内容
が、第3者に漏洩すること防止するものであるが、これ
により、特定相手先以外への通信内容の漏洩を防止する
とができる。
ードとの間の排他的論理和演算のみで、データパターン
を変換するようにしたが、さらに“1”と“0”とを反
転させたり、複数の論理演算を組合せた演算式で演算し
たりすることも考えられる。
に設定したが、任意に設定できることはいうまでもな
い。また、ECMの場合のみ、秘匿通信を実行するよう
にしたが、伝送エラーが問題にならない場合には、通常
モードでも秘匿通信を実行することができる。
シミリ装置を説明する。
施例のファクシミリ装置に対して、画情報の処理方法が
異なっている。すなわち、送信側ファクシミリ装置は、
図7に示すように、原稿画像から画情報を1ライン読み
取ると(処理301)、そのラインが原稿画像の第1ラ
インであるかどうか判別する(処理302)。第1ライ
ンである場合には(処理302のY)、読み取った1ラ
インの画情報を、そのままRAM9に一時待避する一方
(処理303)、その画情報のデータパターンをキーコ
ードに基ずいて変換する。この変換処理は、例えば、前
述の実施例例と同様に、画情報とキーコードとの排他的
論理和演算により行なう(処理304)。
式によりデータ圧縮する(処理305)。MMR方式で
は、第1ラインは、MH(Modified Huff
man)方式と同様の処理で符号化することになる。な
お、第2ライン以降は、直前のラインを参照しながら、
所定の符号化処理を実行することになる。
ために、待避した変換前の上記画情報を読み出す(処理
306)。そして、符号化した画情報を送信して(処理
307)、次のラインの画情報があるかどうか判定する
(処理308)。次のラインの画情報がある場合(処理
308のY)、その画情報を読み取る(処理301
へ)。
には(処理302のN)、その画情報をMMR方式の符
号化によりそのままデータ圧縮する(処理309)。こ
の場合、直前のラインの画情報を参照することになる。
データ圧縮した画情報は送信する(処理307)。
て、全ラインの処理が終ると(処理308のN)、送信
動作を終了する。
実施例と同様に、着呼に応答して画情報の受信動作を開
始する。本実施例では、受信側ファクシミリ装置が、受
信動作を開始すると、図8に示すように、受信側した画
情報の1ライン分取り出して(処理401)、その画情
報が原稿画像の第1ラインであるかどうか判定する(処
理402)。
402のY)、その画情報をMMR方式により復号化し
て圧縮前の画情報を復元する(処理403)。そして、
さらに復元した画情報を、キーコードに基ずいて、元の
原稿画像のデータパターンに復元する(処理404)。
で記録出力する(処理405)。その後、次のラインの
画情報があるかどうか判定し(処理406)、次のライ
ンの画情報がある場合(処理406のY)、同様の処理
を繰り返す(処理401へ)。
降の場合には(処理402のN)、その画情報を上記同
様にMMR方式で復元した後(処理407)、得られた
画情報をそのまま記録出力する(処理405へ)。この
ようにして、最終ラインまで処理すると(処理406の
N)、受信動作を終了する。
MR方式でデータ圧縮する際に、第1ラインの画情報だ
け、データパターンを別パターンに変換してから、符号
化してデータ圧縮するようにしている。
情報を元の画情報に復元する場合、直前のラインを参照
しながら、各ラインの画情報を順次復元する。従って、
上記のように、第1ラインが変更されている圧縮画情報
を通常手順で復号化すると、復元される画情報は、全ラ
インにわたって元の画情報と異なったデータパターンに
なる。これにより、送信する画情報が第3者に傍受され
たとしても、第3者は画像内容を判読することができな
くなる。
だけデータパターンを変換すればよいので、ソフトウェ
アでも高速に処理することができる。これにより、デー
タ変換用の特殊なハードウェアが不要になり、装置コス
トの上昇を防止することができる。
により秘匿通信機能の有無や装置IDを伝送し、NSS
信号により秘匿通信の宣言やキーコードを伝送するよう
にしたが、このような各種情報を伝送する手順信号の各
種実施例を次に説明する。
している。すなわち、NSF信号やNSS信号などの手
順信号は、フラグF,アドレス・フィールドAF,コン
トロール・フィールドCF,ファクシミリ・インフォメ
ーション・フィールドFIFおよびフレーム・チェック
・シーケンスFCSにより構成されている。フラグF
は、アドレス・フィールドAFの直前に少なくとも1つ
配置されると共に、フレーム・チェック・フィールドF
CFの直後に複数連続配置される。
ォメーション・フィールドFIFに、各種の装置機能の
情報をセットされる。また、NSS信号の場合、ファク
シミリ・インフォメーション・フィールドFIFに、通
信モード情報がセットされる。これらの情報のセット
は、従来と同様である。
・インフォメーション・フィールドFIFに、さらに秘
匿通信機能の有無と装置IDとをセットする。また、N
SS信号のファクシミリ・インフォメーション・フィー
ルドFIFに、さらに秘匿通信の宣言とキーコードとを
セットする。
SS信号とを用いて、図4に示した手順で通信する。
・インフォメーション・フィールドFIFに情報をセッ
トしたり、セットされている情報を読み取る機能を標準
的に備えている。
は、標準的な機能を使用して、上記各種情報を通知し合
うことができる。これにより、秘匿通知のために新たな
機能を必要としないので、装置コストの上昇を防止する
ことができる。
示している。すなわち、本実施例では、NSF信号とN
SS信号に、それぞれ新たなフレームFaを1つ追加し
ている。そして、NSF信号の場合、その追加フレーム
Faの1つのフィールドFbに秘匿通信機能の有無と装
置IDとをセットする。また、NSS信号の場合、追加
フレームFbに秘匿通信の宣言とキーコードとをセット
する。
SS信号とを用いて、図4に示した手順で通信する。
通常のフレーム構成の手順信号を送受するようになって
おり、上記非標準のフレームFaのデータは送受信する
ことができない。従って、このような手順信号を用いる
ことにより、第3者にとって交信信号の傍受がより困難
になる。これにより、秘匿性を向上させることができ
る。
やキーコードは、オペレータが任意に設定するようにし
たが、自動的に設定することも考えられる。
に設定する一実施例を示している。すなわち、本実施例
では、送信側は、受信するNSF信号のフレーム・チェ
ック・シーケンスFCSにセットされているCRCコー
ドを装置IDとして解釈する。また、送信するNSS信
号のフレーム・チェック・シーケンスFCSにセットす
るCRCコードをキーコードとして画情報を変換し送信
する。
Cコードをキーコードとして画情報を復元する。
クシミリ・インフォメーション・フィールドFIFのデ
ータは、ファクシミリ装置の機能や、そのときの通信モ
ードによって変化するものである。フレーム・チェック
・シーケンスFCSのCRCコードは、各フィールドに
セットされるデータに応じて設定されるものであるた
め、装置や通信先ごとにデータ内容が変わることにな
る。
置IDやキーコードを設定しなくても、通信相手先ごと
に、異なる装置IDやキーコードを自動的に設定するこ
とができるようになる。
実施例を示している。
ング受信動作を実行するためのポーリングIDの情報が
セットされている。
IDをキーコードとして画情報を変換し送信する。そし
て、受信側は、NSS信号のポーリングIDを読み取っ
て、それをキーコードとして画情報を復元する。
ドを自動的に設定することができる。
との間の通信方法の他の実施例を示している。
シミリ装置に、同一キーコードを設定しておく。そし
て、受信側は、着信すると、図4の実施例と同様に、C
ED信号,NSF信号およびDIS信号を送出するが、
このとき、NSF信号により、設定されているキーコー
ドを送信側に通知する。
ドと、自装置に設定されているキーコードとを照合す
る。そして、両者が一致した場合、同図(a)に示すよ
うに、既知手順で画情報を送信する。この場合、送信す
る画情報は、上記キーコードに基ずいて秘匿化する。ま
た、上記2つのキーコードが不一致の場合、同図(b)
に示すように、直ちにDCN信号を送出して、通信を中
止する。
ドを送信し、送信側は、受信したキーコードをチェック
することにより、前述の各実施例と同様に、送信相手先
を確認すると共に、相手先に応じて画情報の変換パター
ンを変えて、画情報を送信することができるようにな
る。
実施例を示している。
側と受信側の各ファクシミリ装置に同一キーコードを設
定しておく。上記実施例と異なる点は、送信側は、NS
S信号により、設定されているキーコードを受信側に通
知する。そして、受信側は、通知されたキーコードと、
自装置に設定されているキーコードを照合して、一致し
た場合、同図(a)に示すように、CFR信号を応答す
る。送信側は、CFR信号を確認して画情報を送信す
る。
合、同図(b)に示すように、直ちにDCN信号を送出
して、通信を中止する。
側に送信して、受信側でチェックするようにしても、上
記実施例と同様に作用・効果が得られる。
に別の実施例を示している。
ミリ装置は、既知の短縮プロトコルの伝送制御手順で交
信するものとする。短縮プロトコルは、図14(a)に
示したような通常手順で画情報を送信した場合に、送信
側が、NSF信号で受信した受信側装置の機能情報を記
憶しておき、その後、同一相手先に発信して画情報を送
信する際に、記憶している情報に基ずいて、送信動作を
実行するものである。
記憶しているものとする。この場合、同図(a),
(b)に示すように、送信側は、受信側に発信して相手
先が応答すると、直ちに短縮プロトコルの通知信号を送
出する。また、続いて、NSS信号を送出する。このN
SS信号には、記憶している受信側装置の機能に基ずい
て設定してた通信モード情報をセットする。また、本実
施例では、そのNSS信号にさらにキーコードをセット
する。
コードと装置に設定されているキーコードと照合し、両
者が一致した場合、同図(a)に示すように、CFR信
号を応答する。送信側は、CFR信号を受信すると、画
情報を送信する。
の場合、同図(b)に示すように、DCN信号を送出し
て、通信を中止する。
ても、NSS信号を用いてキーコードを送信側から受信
側に通知し、所定の秘匿通信を実行することができる。
1つの実施例を示している。
コルの伝送制御手順を実行する一方、キーコードはCF
R信号により受信側から送信側に通知する。そして、送
信側は、通知されたキーコードが、自装置に設定されて
いるキーコードと一致した場合、画情報を送信し、不一
致の場合、DCN信号を送出して通信を中止する。
コードをCFR信号にセットすることにより、キーコー
ドを受信側から送信側に通知して、所定の秘匿通信を実
行することができる。
秘匿通信を実行するファクシミリ装置のキーコードの記
憶方法の一実施例を示している。すなわち、本実施例の
ファクシミリ装置には、ワンタッチダイヤル・キーの1
つ1つに対応して、相手先ファクシミリ番号と相手先装
置機能とキーコードとを登録している。
合、オペレータは、ワンタッチダイヤル・キーにより送
信相手先を設定する。ファクシミリ装置は、ワンタッチ
キーにより送信相手先が設定されると、対応する相手先
ファクシミリ番号に発呼して、対応する相手先装置機能
に基ずいて通信モードを設定する。なお、キーコード
は、例えば、図15の実施例と同様の方法で受信側に通
知する。そして、対応するキーコードにより画情報を変
換し秘匿化して送信する。
対応して、予めキーコードを登録しておくことにより、
送信先ごとに画情報の変換パターンを容易に変えること
ができる。
例を説明する。
成の上に、さらに図18に示すようにISDN通信部1
1を備えているものとする。ISDN通信部11は、I
SDN網により発着信して相手先と通信するためのもで
ある。
19に示すように、呼設定メッセージ「SETUP」を
送出する。本実施例では、このとき、その呼設定メッセ
ージ「SETUP」の1つの情報要素であるユーザ・ユ
ーザ情報(UUI)または発サブアドレスにキーコード
をセットする。
メッセージ「SETUP」を着端末に送出する一方、発
端末に、呼設定受付メッセージ「CALL PROC」
を応答する。着端末は、呼設定メッセージ「SETU
P」を受信すると、応答メッセージ「CONN」を応答
する。ISDNは、応答メッセージ「CONN」を受信
すると、発端末に送出する。これにより、発端末と着端
末間のBチャネルの通信リングが形成される。
情報を秘匿化して送信し、受信側は、その画情報を受信
する。
セージ「SETUP」のユーザ・ユーザ情報(UUI)
あるいは発サブアドレスの情報要素により、キーコード
を相手先に通知することができる。これにより、従来の
呼制御手順のままで、秘匿通信を実行することができ
る。
に対して、画情報フレームをスクランブルして秘匿する
場合の実施例を説明する。
ムを入れ換えて送信する場合の実施例を示すものであ
る。ECMモ−ドの画情報は複数個のフレームからなる
ECM画情報ブロックで構成されており、この画情報の
送信にあたっては図20に示すようにスクランブルして
送信する。
在のECMの画情報フレ−ムの入れ替えて送信する場合
の実施例を示すものである。この実施例では、1ページ
目と2ページ目とのフレームをそれぞれまとめた形にス
クランブルするものを示している。
−ムCRC信号に基づいて、スクランブルする場合の実
施例を示している。すなわち、そのCRC信号に従いE
CMモ−ドの画情報のフレ−ムを入れ換えて送信するよ
うにしたものである。
に対して、画情報フレームをスクランブルして秘匿する
場合の実施例においては、ファクシミリ装置は、以下に
示す機能を有している。
匿機能の有無を宣言することができる機能、非標準モー
ドにて秘匿のために用いるキ−コードID情報を受信側
に知らせる機能、受信側はそのキ−コードID情報を受
信できる機能、送信時非標準モ−ドにて簡易秘匿指示で
きる機能、およびECM機能を有している。
ンブルして秘匿する場合の実施例における通信手順を示
したものであり、図24はその場合のファクシミリ装置
の動作フローチャートである。
の発呼後、受信側から標準NSF(S)が返信されてく
ると、送信側は、この標準NSF(S)に基づき受信側
の秘匿機能有無の判断をする。受信側に秘匿機能が有る
場合は秘匿NSS(SEC)を発信し、ECMフレ−ム
の入れ替えアルゴリズムを指示する。すなわち、ECM
の画情報フレ−ムの入れ替えキーコードを受信側に送信
する。受信側から秘匿NSF(SEC)の応答がある
と、送信側はそのアルゴリズムつまりキーコードに従い
ECMモ−ドの画情報のフレ−ムを入れ換えて送信す
る。
匿モードか否かを判断し(501)、秘匿モードである
ときは受信側からの標準NSF(S)の受信を確認し
(502)、さらに受信側に秘匿機能があるか否かを判
断する(503)。そして、ECMの機能がある否かを
判断し(504)、これらの条件がすべて満たされてい
るとスクランブル方式を選択し(505)、上述の図2
0、図21、図22のいずれかのフレーム入れ替えを選
択する(506)。そして、その秘匿モードで送信する
(507)。
標準NSF(S)の受信がない場合、受信側に秘匿機能
がない場合には、通常の送信となる(508)。また、
受信側にECM機能がない場合は、異なるスクランブル
方式を選択して秘匿モードの送信となる(509)。
ば、画情報をMMR方式でデータ圧縮する場合、第1ラ
インの画情報だけ、データパターンを別パターンに変換
してデータ圧縮し、簡単な処理で全ラインの画情報を変
換するようにしたので、上記と同様に、特殊ハードウェ
アが不要になり、装置コストの上昇を防止することがで
きる。
ターンを決定するキーコードを、伝送制御手順の手順信
号により、送信側と受信側の内の一方が他方に通知し
て、それぞれが所定の処理を実行するようにしたので、
適宜キーコードを変えて画情報の秘匿性を向上すること
ができると共に、キーコード通知のために専用の信号を
使用しないので、従来の信号回路をそのまま使用できる
ため、装置コストの上昇を防止することができる。
秘匿する場合の発明にあっては、従来の全デ−タに対し
デ−タ加工するものと異なり、ECMの画情報フレ−ム
をあるパタ−ンで入れ換えることによりスクランブルを
かけるので、通信時間の短縮となる。また、ECMペ−
ジデ−タを1ブロック内に混在させるので、スクランブ
ル機能によるデ−タ転送時間の短縮が図れ、ECMブロ
ックデ−タのフレ−ムごとに前フレ−ムのCRCにより
スクランブルをかけるので、秘匿性が高くなり機密性を
高めることができる。
のブロック構成図である。
ローチャートである。
ローチャートである。
説明図である。
明図である。
明図である。
ミリ装置の動作フローチャートである。
ローチャートである。
る。
例を示す説明図である。
説明図である。
例を示す説明図である。
る。
図である。
図である。
である。
ブロック構成図である。
る。
て送信する場合の実施例の説明図である。
画情報フレ−ムの入れ替えて送信する場合の実施例の説
明図である。
号に基づいてスクランブルする場合の実施例の説明図で
ある。
場合の実施例における通信手順の説明図である。
場合の実施例におけるファクシミリ装置の動作フローチ
ャートである。
Claims (10)
- 【請求項1】 原稿画像の各ラインの画情報を前ライン
の画情報を参照しながら順次データ圧縮するMMR方式
データ圧縮手段と、上記原稿画像の画情報を他の装置で
受信されても判読不能の画情報に変換して送信する秘匿
通信機能とを備えたファクシミリ装置において、 1ページの第1ラインをデータ圧縮する際には、そのラ
インの画情報のデータパターンを一定の方法で別のデー
タパターンに変換した画情報に対してMMR方式でデー
タ圧縮する第1ライン処理手段と、 1ページの第2ラインの画情報をデータ圧縮する際に
は、上記第1ラインの元の画情報を参照して上記第2ラ
インの画情報をデータ圧縮する第2ライン処理手段と、 1ページの第3ライン以降の画情報をデータ圧縮する際
には、その前ラインの画情報を参照して各ラインの画情
報をデータ圧縮する通常処理手段とを備えていることを
特徴とするファクシミリ装置。 - 【請求項2】 原稿画像の画情報を他の装置で受信され
ても判読不能の画情報に変換して伝送するファクシミリ
装置において、 画情報を秘匿状態で送信する際の当該画情報の変換パタ
ーンを決定するキーコードを受信側から受信し、受信し
た該キーコードが予め記憶しているキーコードと一致す
る場合には、当該画情報を当該キーコードに従って変換
して送信する手段と、 受信側が上記キーコードに従って変換された画情報を受
信した際に、該画情報を上記キーコードに従って変換前
の元の画情報に復元できるように、当該キーコードを伝
送制御の手順信号により受信側に送信する手段とを備え
ることを特徴とするファクシミリ装置。 - 【請求項3】 原稿画像の画情報を他の装置で受信され
ても判読不能の画情報に変換して伝送するファクシミリ
装置において、 画情報を秘匿状態で送信する際の当該画情報の変換パタ
ーンを決定するキーコードを受信側から受信し、 受信した該キーコードが予め記憶しているキーコードと
一致する場合には、当該画情報を当該キーコードに従っ
て変換して送信し、 受信側が上記キーコードに従って変換された画情報を受
信した際に、該画情報を上記キーコードに従って変換前
の元の画情報に復元できるように、当該キーコードを伝
送制御の手順信号により受信側に送信することを特徴と
するファクシミリ装置の秘匿通信方法。 - 【請求項4】 上記キーコードとして上記手順信号のデ
ータフレームのCRCコードのデータを用いることを特
徴とする請求項3記載のファクシミリ装置の秘匿通信方
法。 - 【請求項5】 上記キーコードとして上記手順信号によ
り通知されるポーリング通信用IDコードを用いること
を特徴とする請求項3記載のファクシミリ装置の秘匿通
信方法。 - 【請求項6】 ISDNを介して発着信して通信する一
方、原稿画像の画情報を他の装置で受信されても判読不
能の画情報に変換して伝送するファクシミリ装置の秘匿
通信方法において、画情報の変換パターンを決定するキ
ーコードを発呼側が呼設定メッセージの1つの情報要素
にセットして着呼側に通知し、画情報の送信側は上記キ
ーコードに従って原稿画像の画情報を変換して送信する
一方、受信側は上記キーコードに従って受信した画情報
を変換前の元の画情報に復元することを特徴とするファ
クシミリ装置の秘匿通信方法。 - 【請求項7】 上記情報要素はユーザ・ユーザ情報であ
ることを特徴とする請求項6記載のファクシミリ装置の
秘匿通信方法。 - 【請求項8】 上記情報要素は発アドレスまたは着アド
レスであることを特徴とする請求項6記載のファクシミ
リ装置の秘匿通信方法。 - 【請求項9】 原稿画像の画情報を他の装置で受信され
ても判読不能の画情報に変換して伝送するファクシミリ
装置の秘匿通信方法において、前記画情報の受信側の秘
匿機能有無の判断をし、その秘匿機能有りの場合は、送
信側は伝送制御の手順信号により画情報ブロック内への
ペ−ジ混在のECMの画情報フレ−ムの入れ替えキーコ
ードを受信側に送信し、そのキーコードに従い前記画情
報のペ−ジデ−タとその前記ECMモ−ドの画情報のフ
レ−ムを入れ換えて送信することを特徴とするファクシ
ミリ装置の秘匿通信方法。 - 【請求項10】 原稿画像の画情報を他の装置で受信さ
れても判読不能の画情報に変換して伝送するファクシミ
リ装置の秘匿通信方法において、前記画情報の受信側の
秘匿機能有無の判断をし、その秘匿機能有りの場合は送
信側は伝送制御の手順信号によりECM画情報ブロック
の前フレ−ムCRCによるスクランブルのキーコードを
受信側に送信し、そのキーコードに従い前記ECMモ−
ドの画情報のフレ−ムを入れ換えて送信することを特徴
とするファクシミリ装置の秘匿通信方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10373693A JP3526064B2 (ja) | 1992-07-20 | 1993-04-07 | ファクシミリ装置およびファクシミリ装置の秘匿通信方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21463192 | 1992-07-20 | ||
JP4-214631 | 1992-07-20 | ||
JP10373693A JP3526064B2 (ja) | 1992-07-20 | 1993-04-07 | ファクシミリ装置およびファクシミリ装置の秘匿通信方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0690365A JPH0690365A (ja) | 1994-03-29 |
JP3526064B2 true JP3526064B2 (ja) | 2004-05-10 |
Family
ID=26444331
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3526064B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018112901A (ja) * | 2017-01-11 | 2018-07-19 | 太平洋工業株式会社 | 送信機、受信機、及び、送受信システム |
CN114913048A (zh) * | 2022-04-22 | 2022-08-16 | 北京印刷学院 | 基于最优化数据分配的半色调秘密分享方法及提取方法 |
-
1993
- 1993-04-07 JP JP10373693A patent/JP3526064B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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