JP3512892B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP3512892B2
JP3512892B2 JP04961095A JP4961095A JP3512892B2 JP 3512892 B2 JP3512892 B2 JP 3512892B2 JP 04961095 A JP04961095 A JP 04961095A JP 4961095 A JP4961095 A JP 4961095A JP 3512892 B2 JP3512892 B2 JP 3512892B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非標準機能識別信号N
SFとデジタル識別信号DISを使用して通信機能を設
定し特定のファクシミリ装置間で通信するファクシミリ
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ通信はITU−T(国際電
気通信連合の電気通信標準課)の規定に従って行われ
る。ファクシミリ通信を行う場合、発呼側は被呼側から
の通信機能の通知を受け、両装置の通信機能を調べた
上、両者に適合した通信機能を設定して通信が行われ
る。通信機能については、標準機能が複数定められてお
り、各ファクシミリ装置は、標準機能の内いくつかを有
し、通信する場合は両装置が共通に有する機能を用いて
通信する。
【0003】上述のITU−T規定には、標準機能の外
に非標準機能を有することが認められている。この非標
準機能は、特定の利用者を限定し、その利用者の用いる
ファクシミリ装置間の通信のみ行えるものである。例え
ば1つの銀行で、その銀行内の通信にのみに使用する場
合などである。標準機能は不特定のファクシミリ装置と
通信できるようにしてあるため、各種条件を満たすよう
にしてあるが、非標準機能の場合、通信相手が特定され
ているため、通信手順等を簡略化でき、このため通信時
間の短縮等が可能となり、効果的な通信ができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】非標準機能は、通常、
ファクシミリ装置のメーカーがメーカー別に独自に設定
し、1つの組織内等でその内部通信に使用する場合、こ
のような非標準機能を有する同一メーカーの装置を用い
る。しかし、2つのメーカーの装置を用いるような場合
もあり、この時は両メーカー間で非標準機能を表すNS
F信号の内容などを決定し長さ等を固定化し、これに対
応したファクシミリ装置で通信システムを構成する。し
かしその後、新しい規格などが設定される場合がある。
例えばG3ファクシミリで使用されているMR符号化方
式に対し、エラーフリーを前提とし、MR符号化方式の
圧縮率を最大にあげたMMR符号化方式がG4ファクシ
ミリの標準として採用された。このような場合、NSF
信号を固定化しておくと、このような規格の変化に対応
できない。つまり、この新しい規格に沿った装置を通信
システムに導入する場合、NSF信号の内容もこの規格
の機能を盛り込んだ内容とすればよいが、そのために
は、NSF信号の長さを変更し、この新しい機能を表示
しなければならない。このようにすると通信システム内
にある既存のファクシミリ装置と従来の方法で通信する
場合に支障が出る。
【0005】また1つの組織内での通信に使用する通信
システムの場合、通信内容を秘密にしてある特定の範囲
のファクシミリ装置に限定したい場合が多い。しかし、
ファクシミリ装置としては組織内外の他の装置との通信
機能をも備えているので、特定の範囲以外のファクシミ
リ装置と通信する場合がある。このため通信相手の範囲
を限定して通信する場合、パスワードを使用し、秘密を
保持するようにしているが、パスワードを知られる恐れ
がある。このため、さらに秘密性を高める必要があっ
た。
【0006】本発明は上述の問題点に鑑みてなされたも
ので、NSF信号の長さが固定され所定の機能を表示で
きない場合でも、これを表示できるようにし、合わせて
秘密保持を強化したファクシミリ装置を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、特定の相手側と非標準機能で通信を行
う特殊通信をする旨を設定する設定手段と、相手側から
NSF信号およびDIS信号を受信する受信手段と、受
信したNSF信号内に相手側も前記特殊通信を実行でき
る旨を示す特定ビットを検出する検出手段と、前記NS
F信号およびDIS信号の応答信号を作成する信号作成
手段と、前記特定ビットを検出した場合、自己側に前記
特殊通信を実行できる旨の特定ビットを応答信号に付与
するとともに、前記NSF信号とDIS信号との双方に
基づいて前記応答信号を前記信号作成手段に作成させる
制御手段とを具備する。
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【作用】本発明は上記構成により、NSF信号の長さが
固定され所定の機能を表示できない場合であっても、こ
れを表示できるようにし、合わせて秘密保持を強化した
ファクシミリ装置を得ることができる。特に請求項1の
発明では送信側において、特殊通信が設定されていない
場合で、NSF信号に特定ビットを検出したときは、N
SFとDISにより通信能力を決定し、相手側は特殊通
信を行う装置であることを認識するが、送信側は特殊通
信が設定されていないので、特殊通信を示す特定ビット
をNSS信号に付けないで送信する。また、請求項2の
発明では、送信側において、特殊通信が設定されてお
り、NSFに特定ビットが検出されないときは、相手側
は特定の装置ではないので、特殊通信は行えない。この
ため切断命令信号DCNを送出し、通信を切断する。ま
た、請求項3の発明では、送信側において、設定手段に
特殊通信が設定されておらず、NSFに特定ビットも検
出されないので、相手側は特殊通信を行う装置ではない
ことを認識し、送信側は特殊通信は設定されていないの
で標準機能で通常の通信が可能であるが、相手が同一メ
ーカーの装置で共通の非標準機能を有している時は、N
SS信号を送出する。この場合は、特殊通信は行われな
い。さらに、請求項4の発明では、受信側において、設
定手段に特殊通信が設定されていないときは、CFRを
送出して通信を継続する。この場合受信側では特殊通信
を行ってよいか否かの判断は行わず、送信側の判断に委
ねてしまう。つまり受信側は、送信側に対し、NSF信
号に特定ビットを付けて送出して特殊通信を行える装置
であることを送信側に知らせてあるので、特殊通信が行
われても通信の秘密等が損なわれることはない。また通
常の通信を行っても、受信側として特に問題がない。こ
のため、応答信号としてはCFRを送出し受信可能であ
る旨送信側に伝える。さらに、請求項5の発明では、受
信側において設定手段に特殊通信が設定され、応答信号
に特定ビットを検出しないときは、特殊通信はできない
と判断し、通信断とするためDCN信号を送出する。
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0022】図1は本実施例のファクシミリ装置を構成
を示すブロック図である。主制御部1はROM2に格納
されたプログラムに従い全体を制御する。ROM2には
本装置の動作を定めるプログラムが格納されている。R
AM3は主制御部1がROM2より読み出したプログラ
ムの展開、およびプログラムに従って行われる各作業の
作業エリアとなる。画像記録部4は受信した画像を印字
出力し、画像読取部5は原稿を読み取りこれを符号化し
て圧縮しRAM3に格納する。操作部6はオペレータが
ファクシミリ装置に指示を与えるもので、キーボードや
表示画面を備えさらに特殊通信を行うか否かを設定する
スイッチを有している。特殊通信とは特定の相手機と非
標準機能で行う通信で、詳細は後述する。符号化復号化
部7は送信するデータを符号化して圧縮し、受信したデ
ータを復号化して元の長さに伸ばす働きをする。回線制
御部8は発呼、復旧、ダイヤル等の回線交換網の接続機
能を有する装置である。変復調部9はモデムと呼ばれ、
送信する信号を変調し、受信した信号を復調する。フレ
ーム作成バッファ10はNSF,DIS,NSS等のフ
ァクシミリ制御信号を作成する作業エリアである。
【0023】図2は図1で示したファクシミリ装置を構
成要素として通信システムを構成した図である。ファク
シミリ装置(FAXと称する)は自社FAXと他社FA
Xとがあり、2つのメーカーで作成され、非標準機能も
別々に設定されたものであるが、同一システム内で使う
ため共通化した非標準機能を定めて使用している。この
ため非標準機能識別信号NSFの内容を共通にしてその
長さも一定(例えば18バイト)に固定している。この
ように固定した時点ではG3ファクシミリが使われてお
り、符号化方式もMR方式が用いられていたが、G4フ
ァクシミリが実用化されMR方式よりさらに高能率のM
MR方式が標準方式として採用されるようになってき
た。MR方式はKライン毎に1次元符号化するのに対
し、MMR方式はKを極めて大きくし、例えば1頁毎に
基準となる全白のラインを入れ、以降のラインは上のラ
インとの違いを表示してゆく。この方法だけでは誤りが
発生した場合、成り立たなくなるので、ECM(エラー
コレクトモード)を用いてエラーのあるラインをチェッ
クしてゆき、エラーを発見するとエラーフレームのみ再
送するようにする。ここでフレームとは64バイト又は
256バイトが用いられる。
【0024】このように新しい標準方式を採用する装置
も図2に示すシステムの中に入ってくるが、その場合、
自己の通信機能をNSFに表示するのが普通である。し
かし、NSFの長さが固定されている場合、このような
MMR,ECMをNSFのフレームに表示することがで
きない。一方DISは標準の受信機能を表すもので、M
MR,ECMが標準化されたのでDISに表示すること
ができる。本発明はNSFで表示出来ない分をDISを
参照することで、従来のシステムに新しい装置の導入を
可能にしている。
【0025】図2の枠内のファクシミリ装置内だけの通
信を効率的に行うため、非標準機能を用いるが、これは
同時にこの非標準機能で接続されたファクシミリ装置内
に通信を限定出来るので、通信の秘密性を保つことがで
きる。しかし、ファクシミリ装置は非標準機能の外に標
準機能を有しており、これにより枠外のファクシミリ装
置と標準機能で通信でき、また同一メーカーの枠外のフ
ァクシミリ装置とも非標準機能で通信できるので通信の
秘密性が損なわれることがある。このため更に秘密性を
確保するため、本発明は特定の相手側に対して非標準機
能で接続すると共に送信側、受信側それぞれに特定の通
信を行う旨をスイッチで設定できるようにして通信をす
る。この通信を特殊通信と称する。この場合、送信側は
特殊通信を行うことをスイッチで設定できるが、受信側
はどのファクシミリ装置からいつ特殊通信が送信されて
くるかわからないのでスイッチで設定されないことがあ
る。しかし枠内のファクシミリ装置は特殊通信を行う機
能があるので、送信側からの呼び出し信号に対し、応答
する信号であるNSF信号に特殊通信を行えるファクシ
ミリ装置であることを示す特定ビットを付けて応答す
る。この特定ビットは同時にDIS信号を参照すること
を指示する信号にもなっている。
【0026】図3はファクシミリ通信の通信手順を示す
図である。Txは発呼側を示し、この場合画信号PIX
の送信側とする。Rxは被呼側を示し受信側とする。送
信側の発呼に対し被呼端は被呼端末識別信号CSI,標
準の受信機機能を示すDIS信号および、非標準機能も
有することを示す非標準機能識別信号NSFを送出す
る。これに対して発呼側は、NSF,DISと自己の通
信機能を考慮して採用する通信機能を決定して送信す
る。NSSは非標準機能の中から決定した通信機能を示
し、DCSは標準機能の中から決定した機能を示し、両
者のいずれかを送信する。これに次いでトレーニングを
行い、決定した通信機能で通信できることを確認する。
発呼側は被呼側よりの受信準備確認信号CFRを受信し
て受信側の通信準備が完了したのを確認し、画信号PI
Xを送出する。本発明はNSF信号とNSS信号に特定
ビットを付けて特殊通信であることを表示またはこれを
認識し、通信の秘密性を確保する。
【0027】図4は制御信号NSF,DIS,NSSの
フレーム構成を示す図である。各制御信号の共通構成に
ついてまず説明する。両端のFはフラグシーケンスで、
フレームの最初と最後を示す。Aはアドレスフィールド
で8ビットよりなり、一般電話交換網の1対1ファクシ
ミリ伝送の場合、8ビット共「1」で表される。Cはコ
ントロールフィールドでデータリンクを制御するための
命令や応答に使用される。FCFはファクシミリコント
ロールフィールドで、NSF,DISなどが納められ
る。FIFはFCFの付加情報を表示する欄である。F
CSはフレームチェッキングシーケンスで受信側で伝送
誤りをチェックするためのシーケンスである。
【0028】図4のは本発明のNSF信号である。M
MR,ECMの表示は、FIF欄に記入されるものであ
るが、本発明の場合はフレーム全体の長さを固定されて
いるため、FIF欄にMMR,ECMの表示を記入する
スペースがない。そこで特定ビットを記入しておく。
はDIS信号で長さの制限はないのでFIF欄にはMM
R,ECMを表示してある。は従来のNSS信号で、
MMR,ECMの要求はNSFよりなされていないの
で、FIF欄にはない。は本発明のNSS信号で、M
MR,ECMの表示がFIF欄に示されている。特定ビ
ットを記載し特殊通信を行う旨表示する。
【0029】次に本発明を用いて、図2に示す枠内のフ
ァクシミリ装置が枠内で通信する場合の通信手順を説明
する。図5は送信側も受信側も特殊通信を行うスイッチ
をONに設定した場合である。受信側は送信側からの発
呼に対してCED,NSF,CSI,DISを送信す
る。CEDは被呼端末識別信号である。NSFには図4
のに示す特定ビットが付され、送信側がDISを参照
して通信機能を決めてNSSを送信することを示す。ま
たこれと同時に受信側が特殊通信を行うことのできるフ
ァクシミリ装置であることも示している。送信側ではN
SF信号に特定ビットがあることにより、NSFとDI
Sと、自己の通信機能を考慮してNSS信号を生成して
通信機能を設定する。これと共に特殊通信のスイッチが
設定されているので、このチェックを行うが、これは送
信されたNSFに特定ビットが付されていることによ
り、受信側は特殊通信を行うことのできるファクシミリ
装置であることを認識すると共に送信するNSS信号に
図4のに示す特定ビットを付けて送信することにより
行う。
【0030】受信側では特殊通信スイッチがONとなっ
ているので、このチェックを行う。これは、NSF,D
ISに対する応答信号NSSに特定ビットが設定されて
いるかを検出することにより、送信側が特殊通信を行う
ことを認識し、受信準備確認信号CFRを送信し、受信
可能を知らせることにより行う。これにより送信側は画
信号PIXを送信し、特殊通信が特定した相手に対しな
され、通信の秘密も保たれる。
【0031】図6は特殊通信を行うスイッチを送信側は
ONし、受信側はOFFとした場合である。受信側がO
FFとしたことは、特殊通信のチェックを行わないとい
うことで、特殊通信を行わないという意味ではない。受
信側では特殊通信のON,OFFに拘わらず、NSFに
特定ビットを付してDISと共に送出する。送信側でN
SSに特定ビットを付して送信するまでは図5と同じで
ある。NSSを受信した受信側は特殊通信の設定がOF
Fなので、特殊信号を行うか否かのチェックは行わず、
トレーニングが良好であればCFRを送信し、送信側か
らPIX信号が送信されてくる。図5と図6は、受信側
の設定がOFFでも、ONでも特殊通信が行われること
を示している。これは、送信側で特殊通信する意志があ
り(特殊通信の設定がON)、受信側が特殊通信を行う
ことのできるファクシミリ装置であることをNSFの特
定ビットより確認すれば特殊通信を行うことを示す。こ
のようにしても通信の秘密が保たれるので問題はない。
【0032】図7は特殊通信を行うスイッチを送信側は
OFF、受信側はONとした場合を示す。送信側はNS
S信号に特殊通信を行うことを示す特定ビットを付けず
に送信する。これは図4ので特定ビットの欄を全て0
にして送信する。受信側は特殊通信をチェックし、NS
S信号に特定ビットがないことを検出して、通信を断と
するためDCN信号を送信する。これにより受信側で特
殊通信の指定のない通信を拒絶することができる。
【0033】図8は特殊通信を行うスイッチを送信側も
受信側もOFFにした場合を示す。送信側は図7の場合
と同様、特殊通信を指定する特定ビットをNSS信号に
付けずに送信してくる。これに対し受信側も特殊通信を
行うか否かのチェックは行わないので、トレーニングが
良好であれば受信準備がよい旨のCFR信号を送信し、
送信側は画信号PIXを送信する。このように送受信共
特殊通信を行うスイッチがOFFとなっていれば、特殊
通信は行わず通常の通信は行われる。
【0034】次に図2の枠内のファクシミリ装置が枠外
のファクシミリ装置と通信を行う場合について図9〜図
12を用いて説明する。枠内のファクシミリ装置は特殊
通信機能付FAXと表示し、枠外のものは通常FAXと
表示する。図9は送信側が特殊通信機能つきFAXで特
殊通信を行うスイッチはONとなっており、受信側は通
常FAXの場合である。受信側からのNSF信号には、
特定ビットがないので、送信側は、特殊通信を行える相
手ではないと判断し、通信断とするためDCN信号を送
出する。これにより枠外のファクシミリ装置と秘密通信
を行うことを防止できる。
【0035】図10は送信側は特殊通信機能付きFAX
であるが特殊通信を行うスイッチはOFFとなってお
り、受信側は通常のFAXである。この場合、送信側は
特殊通信を行うためのチェックはしないので、標準機能
で通信する場合はDCSを送信し、受信側が同一メーカ
ーの装置で非標準機能で通信できるときは、NSS信号
とするが特定ビットを付けないで送信する。通常FAX
はトレーニングが良好ならCFRを送信してくるので画
信号PIXの送信が行われる。この場合送信側は特殊通
信を行うスイッチがOFFであるので、秘密性のある送
信を行わず、通常の通信を行う。
【0036】図11は送信側が通常FAXで受信側が特
殊通信機能付きFAXで特殊通信を行うスイッチがON
の場合である。この場合、送信側は通常FAXなので、
DCSまたは特定ビットのないNSS信号で通信機能を
指定してくる。これに対し受信側は特殊通信を行うか否
かのチェックをし、特定ビットのあるNSS信号を受信
しないので、特殊通信は行えないとして通信断をするた
めDCN信号を送信する。
【0037】図12は送信側が通常FAXで受信側が特
殊通信機能付きFAXであるが、特殊通信を行うスイッ
チはOFFの場合である。この場合、受信側は送信側か
らのDCSまたは特定ビットのないNSS信号に対し、
特殊通信を行うか否かチェックはしないので、トレーニ
ングが良好であれば、CFRを送信し、画信号PIXを
受信する。以上のように図2の枠内のファクシミリ装置
と枠外のファクシミリ装置が通信する場合、枠内のファ
クシミリ装置に特殊通信を行うスイッチをONとするこ
とにより、外部への送信断、外部からの受信断が行える
ので、秘密性のある通信を外部と行うことを防止でき
る。
【0038】次に図2の枠内にある特殊通信機能付きF
AXが、受信側としてNSF,CSI,DIS信号を生
成するフロー図を図13を用いて説明する。まず、通信
機能は標準機能を使うのであれば(S1)、S8へ移
り、非標準機能を使うので、あれば(S1)、特殊通信
を行うのか否かを調べ(S2)、特殊通信を行うのであ
れば、図4のに示すNSF信号のFIF欄に特定ビッ
トを設定する(S3)。特定ビットは1バイトからな
り、例えば、16進法でA1と設定する。なお、特定ビ
ットを設定しない時は16進法で00を設定する。次に
FIF欄に通信機能のデータを1バイトずつセットして
ゆき(S4)、全機能セットしたか調べ、(S5)、全
機能セットしていないときはFIFについて予め定めた
長さ分セットしたか調べる(S6)。これは本発明では
NSFの長さが固定されているため、FIFの長さが決
まっており、この長さ一杯にセットしたかを調べる。本
発明の場合、MMRとECMの機能を設定する前にFI
Fの欄は一杯になるので、これ等は設定できない。S2
で特殊通信を行わない場合、そのファクシミリ装置のメ
ーカーが定めた非標準機能をセットしたNSFを作成す
る。これには長さの制限はないので全機能を設定する
(S7)。NSFの設定が終わったら、CSI,DIS
の作成をする(S8)。DISには長さの制限はないの
で標準機能の全てを設定できる。S6で設定できなかっ
たMMR,ECMも設定できる。以上で作成が終了した
のでNSF,CSI,DIS信号を送出する(S9)。
【0039】図14はNSF,CSI,DIS信号を受
信した送信側が、この応答信号として通信機能を決定し
たNSS,またはDCSまたは通信断を示すDCNを送
出するフロー図である。受信側からNSF,CSI,D
IS信号を受信する(S11)。送信側に特殊通信を行
うスイッチがONにセットされているか否かを調べ(S
12)、ONになっている場合、NSFに特定ビットが
付けられているかを調べて受信側が特殊通信を行う機能
があるか否かをチェックする(S13)。NSFに特定
ビットが付いていれば、NSFの能力をセーブし(S1
4)、同様にDISの能力をセーブする(S15)。こ
れらの能力と自機の能力とを調べて通信機能決定し(S
16)、これに基づき特定ビットを付けてNSSを作成
する(S17)。
【0040】特殊通信を行うスイッチがOFFの場合は
(S12)、送信側が受信側と同一メーカーの非標準機
能を有しているか調べ(S18)、有していれば、NS
Fの能力をセーブし(S19)、自機の能力と調整して
(S20)、通信機能を決定しNSS信号を作成する
が、NSS信号には特定ビットは付さない。また標準機
能のみ使用できる場合は(S18)、DISの能力をセ
ーブし(S22)、自機の能力と調整して(S23)、
標準機能で通信する旨を示すDCS信号を作成する(S
24)。このようにして作成したNSS(特定ビット
付),NSS,DCS信号のいずれかを応答信号として
受信側に送出する(S25)。なお、NSFに特殊通信
を行い得ることを示す特定ビットが付されていないとき
は、特殊通信行う機能がないので(S13)、DCNを
送出して通信断とする(S26)。
【0041】図15は受信側が通信機能を表すNSS,
DCS信号を受信したとき、これへの応答信号を作成す
るフロー図を示す。まず受信側では特殊通信を行うスイ
ッチがONになっているか調べ(S31)、ONになっ
ていれば、NSS信号を受信したかを調べる(S3
2)。NSS信号であれば特定ビットが付され特殊通信
を行うことが指定されているかを調べる(S33)。特
定ビットが付されていればNSS信号を解析し、設定さ
れた通信機能を確認する(S34)。また特殊通信を行
うスイッチがOFFの場合(S31)、標準通信機能を
表すDCS、又は非標準通信機能を示すNSSを解析す
る(S35)。S34,S35による解析結果が正しけ
れば(S36)、受信準備がよい旨を示すCFR信号を
送出する(S37)。また、NSS信号を受信しない場
合(S32)、NSS信号に特定ビットが付いていない
場合(S33)、内容が不良の場合(S36)、DCN
信号を送出し(S38)、回線を断とする(S39)。
【0042】以上の実施例では、NSFの長さを固定し
た後、MMR,ECMが標準となりDISに表示される
ようになった場合について説明したが、MMR,ECM
に限定されず、標準化されたものなら本発明は適用可能
である。
【0043】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
はNSFの長さが固定された後、新しい通信機能の標準
が設定されたため、NSFにこの標準機能を表示できな
いような場合でも、NSFに特定ビットを付してこれら
の標準機能の記載されたDISを参照することにより新
しい標準機能をも非標準通信機能に取り込んで相手側と
通信する通信機能を設定することができる。また送信
側、受信側それぞれに特殊通信を行うか否かの設定をす
ることにより、特殊通信を行うか否かの判断をして通信
続行または断を行うので通信の秘密を保持することがで
きる。なおNSS信号にも特定ビットを付加し、特殊通
信であることを受信側に知らせることを可能としてい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のファクシミリ装置の構成を示すブロッ
ク図
【図2】本実施例の通信システム構成図
【図3】ファクシミリ装置の一般的通信手順図
【図4】本発明のNSF,DIS,NSS信号と従来の
NSS信号を示す図
【図5】送信側受信側共、特殊通信可能な装置で、とも
に特殊通信を行うスイッチがONの場合の通信図
【図6】送信側受信側共、特殊通信可能な装置で、特殊
通信を行うスイッチが送信側ONで受信側OFFの場合
の通信手順図
【図7】送信側受信側共、特殊通信可能な装置で、特殊
通信を行うスイッチが送信側OFFで受信側ONの場合
の通信手順図
【図8】送信側受信側共、特殊通信可能な装置で、送信
側、受信側共特殊通信を行うスイッチがOFFの場合の
通信手順図
【図9】送信側が特殊通信可能な装置で、特殊通信を行
うスイッチがON、受信側が通常FAXの場合の通信手
順図
【図10】送信側が特殊通信可能な装置で、特殊通信を
行うスイッチがOFF、受信側が通常FAXの場合の通
信手順図
【図11】送信側が通常FAXで、受信側が特殊通信可
能な装置でかつ特殊通信を行うスイッチはONの場合の
通信手順図
【図12】送信側が通常FAXで、受信側が特殊通信可
能な装置でかつ特殊通信を行うスイッチがOFFの場合
の通信手順図
【図13】受信側でNSF,CSI,DIS信号を作成
するフロー図
【図14】送信側でNSS,DCS,DCN信号を作成
するフロー図
【図15】受信側でNSS,DCS信号に対する応答信
号を作成するフロー図
【符号の説明】
1 主制御部 2 ROM 3 RAM 6 操作部 10 フレーム作成バッファ
フロントページの続き (72)発明者 松本 誠 東京都目黒区下目黒2丁目3番8号 松 下電送株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−233101(JP,A) 特開 平5−344362(JP,A) 特開 平3−10566(JP,A) 特開 昭59−70363(JP,A) 特開 平3−159467(JP,A) 特開 平5−219255(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/00 - 1/00 108 H04N 1/32 - 1/36 H04N 1/42 - 1/44

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特定の相手側と非標準機能で通信を行う
    特殊通信をする旨を設定する設定手段と、相手側からN
    SF信号およびDIS信号を受信する受信手段と、受信
    したNSF信号内に相手側も前記特殊通信を実行できる
    旨を示す特定ビットを検出する検出手段と、前記NSF
    信号およびDIS信号の応答信号を作成する信号作成手
    段と、前記特定ビットを検出した場合、自己側に前記特
    殊通信を実行できる旨の特定ビットを応答信号に付与す
    るとともに、前記NSF信号とDIS信号との双方に基
    づいて前記応答信号を前記信号作成手段に作成させる制
    御手段とを備え、前記設定手段が特殊通信をする旨を設
    定しない場合には、前記制御手段は、前記検出手段が受
    信したNSF信号内に特定ビットを検出しても、前記信
    号作成手段に対して特定ビットの付与をしないよう指示
    することを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 特定の相手側と非標準機能で通信を行う
    特殊通信をする旨を設定する設定手段と、相手側からN
    SF信号およびDIS信号を受信する受信手段と、受信
    したNSF信号内に相手側も前記特殊通信を実行できる
    旨を示す特定ビットを検出する検出手段と、前記NSF
    信号およびDIS信号の応答信号を作成する信号作成手
    段と、前記特定ビットを検出した場合、自己側に前記特
    殊通信を実行できる旨の特定ビットを応答信号に付与す
    るとともに、前記NSF信号とDIS信号との双方に基
    づいて前記応答信号を前記信号作成手段に作成させる制
    御手段とを備え、前記設定手段が特殊通信をする旨を設
    定し、かつ、前記検出手段が受信したNSF信号内に特
    定ビットを検出しない場合には、前記制御手段は、前記
    信号作成手段に回線断を指示する制御信号を作成させる
    ことを特徴とするファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 特定の相手側と非標準機能で通信を行う
    特殊通信をする旨を設定する設定手段と、相手側からN
    SF信号およびDIS信号を受信する受信手段と、受信
    したNSF信号内に相手側も前記特殊通信を実行できる
    旨を示す特定ビットを検出する検出手段と、前記NSF
    信号およびDIS信号の応答信号を作成する信号作成手
    段と、前記特定ビットを検出した場合、自己側に前記特
    殊通信を実行できる旨の特定ビットを応答信号に付与す
    るとともに、前記NSF信号とDIS信号との双方に基
    づいて前記応答信号を前記信号作成手段に作成させる制
    御手段とを備え、前記設定手段が特殊通信をする旨を設
    定せず、 かつ、前記検出手段が受信したNSF信号内に特定ビッ
    トを検出しない場合には、前記制御手段は、前記信号作
    成手段に不特定の相手側と非標準機能で通信を行う制御
    信号を作成させることを特徴とする ファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 特定の相手側と非標準機能で通信を行う
    特殊通信をする旨を設定する設定手段と、自己の通信機
    能を所定長のNSF信号とDIS信号とで表し、前記N
    SF信号内に自己側が特殊通信を実行できる旨を示す特
    定ビットを付与する信号生成手段と、相手側へNSF信
    号、DIS信号を送信する送信手段と、前記NSF信
    号、DIS信号の応答信号内に相手側が特殊通信を実行
    できる旨を示す特定ビットを検出する検出手段と、前記
    特定ビットを検出した場合、通信を継続させる制御手段
    とを備え、前記設定手段が特殊通信をする旨を設定しな
    い場合でも、前記検出手段が特定ビットを検出すれば、
    前記制御手段は通信を継続させることを特徴とするファ
    クシミリ装置。
  5. 【請求項5】 特定の相手側と非標準機能で通信を行う
    特殊通信をする旨を設定する設定手段と、自己の通信機
    能を所定長のNSF信号とDIS信号とで表し、前記N
    SF信号内に自己側が特殊通信を実行できる旨を示す特
    定ビットを付与する信号生成手段と、相手側へNSF信
    号、DIS信号を送信する送信手段と、前記NSF信
    号、DIS信号の応答信号内に相手側が特殊通信を実行
    できる旨を示す特定ビットを検出する検出手段と、前記
    特定ビットを検出した場合、通信を継続させる制御手段
    とを備え、前記設定手段が特殊通信をする旨を設定し、
    かつ、前記検出手段が特定ビットを検出しない場合に
    は、前記制御手段は前記信号作成手段に回線断を指示す
    る制御信号を作成させることを特徴とするファクシミリ
    装置。
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