JP2000196897A - ファクシミリ用秘話装置 - Google Patents

ファクシミリ用秘話装置

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JP2000196897A
JP2000196897A JP10368373A JP36837398A JP2000196897A JP 2000196897 A JP2000196897 A JP 2000196897A JP 10368373 A JP10368373 A JP 10368373A JP 36837398 A JP36837398 A JP 36837398A JP 2000196897 A JP2000196897 A JP 2000196897A
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JP10368373A
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Kenji Iwata
健司 岩田
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Data Corp
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 通信回線10と通常のファクシミリ装置
13との間に秘話装置20を設ける。モデム3は受信信
号を復調する。秘話制御部7は、画データの通信速度で
受信された暗号化データを選択して、それを解読してか
らファクシミリ装置13に転送する。トレーニング信号
を解読してファクシミリ装置13に転送し、トレーニン
グ失敗の場合には、暗号化されていない信号と判断す
る。この場合には、スイッチ1と5とを切り替えて通信
回線とファクシミリ装置とを直接接続する。 【効果】 既存のファクシミリ装置に外付けするだけ
で、ファクシミリ秘話通信を可能にする。また自動切り
替えもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ通信
の秘密を保持するために暗号化処理された信号を受信す
る機能を持つ、ファクシミリ用秘話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ通信においては、文書を光
学的に読み取り、そのデータをイメージデータ化して送
受信を行う。イメージデータは、通常、ITU−T勧告
等に規定された圧縮処理や通信手順に従って処理され、
送受信される。例えば警察や軍、政府機関等において、
極めて機密性の高い文書のファクシミリ送受信やり取り
をする場合、ファクシミリ信号に所定のアルゴリズムに
従ってスクランブル処理をすることが行われている。送
信側でスクランブル処理したデータは、受信側で送信時
と逆の処理をしてデスクランブルし、元の画像を得る。
こうすれば、第三者がファクシミリ信号を不正に傍受し
ても、その内容を読み取ることができない。以下こうし
た秘話通信処理のことを、暗号化及び暗号の解読処理と
表現して話を進める。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来の技術には、次のような解決すべき課題があっ
た。画像の暗号化処理技術は、例えば有料テレビジョン
等で一般に広く普及している。しかしながら、こうした
秘話通信を行うためには、送信側と受信側において、そ
れぞれ秘話通信機能を組み込んだファクシミリ装置が必
要になる。一般には、同一メーカーの製造した同一機種
の間でのみ秘話通信が可能となっている。これでは、送
信側と受信側にたとえ多数のファクシミリ装置が設けら
れていても、特定のファクシミリ装置以外は秘話通信に
利用できない。即ち、秘話通信の必要性が高まれば、専
用のファクシミリ装置を多数用意しなければならず、設
備コストが増大するという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の点を解決
するため次の構成を採用する。 〈構成1〉通信回線に接続される入力端子と、ファクシ
ミリ装置に接続される出力端子と、上記入力端子と出力
端子との間に挿入された変復調装置と、上記入力端子か
ら上記変復調装置に入力するファクシミリ信号のうち
の、暗号化されたデータを他の制御信号と区別して解読
し、上記変復調装置から上記出力端子を通じて上記ファ
クシミリ装置に出力する秘話制御部を備えたことを特徴
とするファクシミリ用秘話装置。
【0005】〈構成2〉通信回線に接続される入力端子
と、ファクシミリ装置に接続される出力端子と、上記入
力端子と出力端子との間に順に挿入された入力側切り替
えスイッチと変復調装置と出力側切り替えスイッチと、
上記入力端子から上記変復調装置に入力するファクシミ
リ信号のうちの、画データの通信速度で受信された暗号
化データを解読して、上記変復調装置から上記出力端子
を通じて上記ファクシミリ装置に出力する秘話制御部を
備え、受信したファクシミリ信号が暗号化されていない
と判断されたとき、上記入力側切り替えスイッチと出力
側切り替えスイッチとは、上記入力端子と上記変復調装
置と上記出力端子とを接続した状態から、バイパス線を
介して上記入力端子と上記出力端子とを直接接続する状
態に切り替わることを特徴とするファクシミリ用秘話装
置。
【0006】〈構成3〉構成1または2に記載のファク
シミリ用秘話装置において、秘話制御装置は、通信速度
の違いにより暗号化されたデータと他の制御信号とを区
別することを特徴とするファクシミリ用秘話装置。
【0007】〈構成4〉構成1または2に記載のファク
シミリ用秘話装置において、入力端子から入力するリン
グ信号を検出するリング検出部と、このリング検出部が
リング信号を検出したとき、変復調装置から出力端子に
対してファクシミリ通信網起動用の単一トーンを出力す
るように制御する変復調装置制御部を備えたことを特徴
とするファクシミリ用秘話装置。
【0008】〈構成5〉構成2に記載のファクシミリ用
秘話装置において、トレーニング失敗が検出されたと
き、上記入力側切り替えスイッチと出力側切り替えスイ
ッチとが、上記入力端子と上記変復調装置と上記出力端
子とを接続した状態から、バイパス線を介して上記入力
端子と上記出力端子とを直接接続する状態に切り替わる
ことを特徴とするファクシミリ用秘話装置。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体
例を用いて説明する。 〈具体例1〉図1は、具体例1のファクシミリ用秘話装
置を示すブロック図である。この装置20は、通信回線
10とファクシミリ装置13との間に配置されて使用さ
れる。即ち、本発明のファクシミリ用秘話装置20は、
一般のファクシミリ装置に外付けすることにより秘話通
信を可能にする構成となっている。
【0010】図の秘話装置20には、通信回線10と接
続される入力端子11と、ファクシミリ装置13と接続
される出力端子12とが設けられている。ファクシミリ
装置13は、既存のごく一般的なファクシミリ通信を行
うことができる装置により構成される。秘話装置20
は、入力側切り替えスイッチ1と、入力側通信制御装置
2と、モデム(変復調装置)3と、出力側通信制御装置
4と、出力側切り替えスイッチ5とを順に接続した構成
となっている。
【0011】モデム3は、モデム制御部6により制御さ
れる。また、モデム3の出力は、秘話制御部7とプロセ
ッサ9によって制御される。記憶部8は、秘話制御やモ
デム3の制御を行うためのプログラムやパラメータを記
憶するためのメモリである。秘話通信を行うかどうか
は、例えば送信側や受信側のオペレータが予め電話等に
よって打ち合わせをして決定する。
【0012】秘話通信を行うと決定した場合には、受信
側のオペレータが入力側切り替えスイッチ1と出力側切
り替えスイッチ5とを図に示すようにセットする。即
ち、通信回線10、入力端子11、入力側切り替えスイ
ッチ1の端子a,c、入力側通信制御装置2、モデム
3、出力側通信制御装置4、出力側切り替えスイッチ5
の端子d,f、出力端子12という順番にこれらの回路
が接続される状態にする。その他の場合には、通信回線
10、入力端子11、入力側切り替えスイッチ1の端子
a,b、バイパス線22、出力側切り替えスイッチ5の
端子d,e及び出力端子12が直接接続される状態にす
る。この具体例1では、入力側切り替えスイッチ1と出
力側切り替えスイッチ5とは手動で切り替えを行うもの
とする。なお、後述する具体例2ではこの切り替えを自
動式にしている。
【0013】秘話通信を行う場合、データの圧縮処理
等、ファクシミリ通信の一定の規則に従ったファクシミ
リ信号処理が終了した後、従来よく知られた暗号化アル
ゴリズムによってファクシミリ信号を暗号化する。その
信号が、送信側のモデムにおいて変調されて通信回線に
送り出される。受信側のファクシミリ装置13は、秘話
通信能力のないファクシミリ装置である。
【0014】秘話通信が開始されると、秘話装置20は
通信回線10とファクシミリ装置13の間に入って、モ
デム3を用いて受信信号の復調を行う。そして、スクラ
ンブル処理された信号の解読を行った後、通常のファク
シミリ信号形式に変換してモデム3を通じて、ファクシ
ミリ装置13にその信号を送り込む。こうした原理によ
って、具体例1のファクシミリ装置は動作する。
【0015】入力側通信制御装置2と出力側通信制御装
置4とは、いずれも入力した信号のレベル変換やインピ
ーダンスマッチング等を行うための回路により構成され
る。モデム3が、入力した信号のレベル変換やインピー
ダンスマッチング機能を持てば、入力側通信制御装置2
と出力側通信制御装置4は不要である。モデム3は、入
力側通信制御装置2から入力したアナログ形式のファク
シミリ信号をディジタル形式の信号に変換し、秘話制御
部7に送り込む機能を持つ。また、モデム3は、モデム
制御部6の制御によって、秘話制御部7で解読されたフ
ァクシミリ信号をアナログ信号に変換して、出力側通信
制御装置4に向け出力する機能を持つ。こうして、出力
端子12から、暗号化されていない通常の形式のファク
シミリ信号がファクシミリ装置13に入力する。
【0016】図2は、具体例1の装置の動作シーケンス
チャートである。図の送信機30は、図1に図示した通
信回線10に接続された図示しない他のファクシミリ装
置である。また、受信機31は、図1に図示した秘話装
置20とファクシミリ装置13とから成る部分である。
このシーケンスは、ITU−T勧告に準拠した標準的な
ファクシミリ装置の通信手順である。
【0017】受信機31は、まず、呼が成立すると、送
信機30に対しDIS信号(ディジタル識別信号)を送
信する(ステップS1)。送信機30は、これに応答し
て、DCS信号(ディジタル命令信号)を受信機31に
送信する(ステップS2)。次に、送信機30は、トレ
ーニングを開始するため、TR信号とTCF信号(トレ
ーニングチェック信号)とを受信機31に送信する(ス
テップS3)。このトレーニングが成功すると、受信機
31から送信機30に対しCFR信号(受信準備確認信
号)が送信される(ステップS4)。
【0018】送信機30は、続いて受信機31に対し本
来送信するべき画データを送信する(ステップS5)。
画データの送信が終了すると、EOP信号(手順終了信
号)が送信される(ステップS6)。受信機31が送信
機30に対しMCF信号(メッセージ確認信号)を返し
(ステップS7)、送信機30はDCN信号(回線切断
信号)を受信機31に送出する(ステップS8)。受信
機31は、その後DCN信号を送信機30に送出し、フ
ァクシミリの通信が終了する(ステップS9)。
【0019】送信機30から受信機31に送信されるス
テップS3におけるトレーニング信号と、ステップS5
における画データとが暗号化されているものとする。こ
れを、図1に示す秘話装置20が解読し、その信号をフ
ァクシミリ装置13に送り込む。次に、その秘話秘話装
置20の動作を説明する。通信が開始される前には、図
1における通信回線10と入力側通信制御装置2とが接
続されている。また、出力側通信制御装置4とファクシ
ミリ装置13とが接続されている。
【0020】図3は、具体例1の秘話装置20の動作フ
ローチャートである。通信回線10を通じて、ファクシ
ミリ信号が秘話装置20に入力すると、モデム3はその
信号を復調し、モデム制御部6がこれを受け付ける(ス
テップS1)。この信号は、秘話制御部7において解析
され、通信速度の検出が行われる(ステップS2)。通
常、図2に示したファクシミリ通信プロトコル制御のた
めのDIS信号、DCS信号等の送受信は、通信速度が
300bps(ビット/秒)で行われる。一方、画デー
タやトレーニング信号は、ファクシミリ装置13の能力
や回線の機能上許される限り、例えば9600bpsと
いった速度で行われる。
【0021】秘話制御部7は、この通信速度を違いによ
って、暗号化された画データやトレーニング信号の受信
を検出する(ステップS3)。そして、暗号化された画
データやトレーニング信号が検出されると、予め送信側
の装置との間で取り決められた暗号解読手順に従って解
読する(ステップS4)。この解読処理については、従
来通よく知られた手順どおりでよいため、ここではその
詳細な説明を省略する。解読された信号は、モデム3に
よって再びアナログ信号に変換される(ステップS
5)。こうして、暗号化されない通常のファクシミリ信
号となって、受信信号が出力端子12を通じてファクシ
ミリ装置13に供給される。
【0022】〈具体例1の効果〉以上のようにして、秘
話装置20は、通信回線10から受信されたファクシミ
リ信号を解読して、通常のファクシミリ通信のアナログ
信号に変換してファクシミリ装置13に送り込むため、
ファクシミリ装置13は秘話通信機能を持たなくても秘
話装置20の存在を意識することなく、暗号化されたフ
ァクシミリ通信が可能になる。
【0023】〈具体例2〉図4は、具体例2のファクシ
ミリ用秘話装置のブロック図である。図の秘話装置32
は、具体例1の装置の入力側切り替えスイッチ1と入力
側通信制御装置2との間に、リング検出部26を挿入し
たものである。このリング検出部26は、通信回線10
を通じて着呼があった場合に、そのリング信号を検出し
てプロセッサ9に通知する機能を持つ。このリング検出
部26の出力を内部バスに受け入れるためにI/Oポー
ト25が設けられている。また、モデム3には、新たに
1300Hz発生部27が設けられている。また、プロ
セッサ9は、I/Oポート25を通じて、入力側切り替
えスイッチ1と出力側切り替えスイッチ5の切り替え制
御ができるように構成されている。
【0024】図1に示した装置では、送信側のオペレー
タと受信側のオペレータとが事前に秘話通信を開始する
旨を連絡し合い、秘話通信を開始するときは受信側のオ
ペレータが入力側切り替えスイッチ1と出力側切り替え
スイッチ5とを図1に示す状態にセットしていた。ま
た、秘話通信をしない場合には、入力側切り替えスイッ
チ1と出力側切り替えスイッチ5とを切り替えて、バイ
パス線22を通じて、通信回線10とファクシミリ装置
13を直接接続するようにしていた。具体例2の装置
は、このような操作を自動的に行うようにした。
【0025】具体例2の秘話装置32では、リング検出
部26が着呼の際のリング信号を検出すると、その旨が
I/Oポート25を通じてプロセッサ9に通知される。
プロセッサ9は、これを検出すると、モデム3の130
0Hz発生部27を動作させる。1300Hz発生部2
7の出力する信号は、ファクシミリ専用通信網におい
て、受信側のファクシミリ装置を起動させるための単一
トーンと呼ばれる信号である。この単一トーンが出力側
切り替えスイッチ5を通じてファクシミリ装置13に供
給されると、ファクシミリ装置13はリング信号を受け
付けた場合と同様にして、ファクシミリ通信を開始す
る。
【0026】図の秘話装置32をファクシミリ装置13
と通信回線10との間に挿入した場合に、リング信号は
秘話装置32が受け付ける。同時にファクシミリ装置1
3を起動させようとすれば、このリング信号を秘話装置
32が生成してファクシミリ装置13に供給すればよ
い。しかしながら、リング信号を生成する場合には、秘
話装置32に直流バイアス電源等、大きな電源回路を内
蔵させなければならない。一方、1300Hzの単一ト
ーンを発生するのならば、回路構成はごく簡単で特別な
電源は必要ない。
【0027】また、一般のファクシミリ装置13は、リ
ング信号を受信して起動する機能の他に、ファクシミリ
専用通信網に接続されて、1300Hzの単一トーンに
よって起動される機能を持つ。従って、この例では、リ
ング信号の代わりにこの単一トーンをファクシミリ装置
13に供給して起動するようにした。こうして、リング
検出によるファクシミリ装置13の自動起動が可能にな
る。ファクシミリ装置13がファクシミリ通信を開始す
ると、秘話装置32は具体例1の装置と同様にして、画
データの通信速度で受信される暗号化データを検出す
る。
【0028】既に説明したように、トレーニング信号が
まず検出され、これが秘話制御部7によって解読され
る。秘話通信がそのまま実行される場合には、具体例1
の装置と全く同様の要領でその後のファクシミリ通信が
進められる。しかし、秘話通信でない場合に、秘話制御
部7が動作すると、かえって正常な受信を妨げる。そこ
で、秘話装置32に秘話通信か通常の通信かを区別する
機能を持たせる。
【0029】この具体例では、まず秘話装置32が常に
秘話通信ができるモードに設定しておく。即ち、入力側
切り替えスイッチ1と出力側切り替えスイッチ5とをい
ずれも図4に示すようにセットしておく。そして、具体
例1で述べた手順でトレーニング信号が受信されると、
自動的にこれを秘話制御部7が解読し、その結果をファ
クシミリ装置13に出力する。
【0030】ここで、もしトレーニング信号が暗号化さ
れていないものである場合には、秘話制御部7が信号を
解読することによって、トレーニング信号の内容が変更
され、トレーニング信号がファクシミリ装置13に正し
く受信されないことになる。その結果はファクシミリ装
置13から送信側の装置に通知される。この場合、通信
手順に従って、トレーニングのやり直しが実行される。
このトレーニングの失敗を契機に、秘話装置32のプロ
セッサ9が、入力側切り替えスイッチ1と出力側切り替
えスイッチ5を切り替える。即ち、通信回線10をバイ
パス線22を介して直接ファクシミリ装置13に接続す
る。
【0031】これによって、再度、トレーニング信号が
入力した場合には、ファクシミリ装置13がこれを直接
受信して処理する。これによって、通常のファクシミリ
通信が可能になる。通常のファクシミリ通信が終了する
と、再び秘話装置32は、入力側切り替えスイッチ1と
出力側切り替えスイッチ5とを元の状態即ち図4に示す
状態に戻し、待機状態に移る。以上が具体例2の装置の
概略動作であるが、以下、その動作シーケンスを詳細に
説明する。
【0032】図5は、具体例2の装置の動作シーケンス
チャートである。図4に示したファクシミリ装置13
は、秘話装置32から1300Hzの単一トーンを受信
し、着呼を検出して起動する。次に、図5に示す受信機
31(ファクシミリ装置13)は、ステップS1におい
て、DIS信号を送信機30に送出する。送信機30
は、これに対応してDCS信号を受信機31に送出する
(ステップS2)。続いて、送信機30は、トレーニン
グ信号TR+TCF信号を受信機31に送出する(ステ
ップS3)。ここまでは具体例1と同様である。
【0033】ここで、受信機31側では、秘話装置の秘
話制御部7がトレーニング信号を解読してファクシミリ
装置13に送出する。受信したファクシミリ信号が暗号
化されていない場合には、TR+TCF信号が正しく受
信されない。ITU−T勧告に準拠したTCF信号は、
1.5秒間オール0の信号が連続する。この信号をファ
クシミリ装置13が受信することができないと、ファク
シミリ装置13は、送信機30に対しFTT信号(トレ
ーニング失敗信号)を送出する(ステップS4)。
【0034】ファクシミリ装置13から送信機30に対
しFTT信号が送信されると、秘話装置32のプロセッ
サ9は、トレーニング失敗を検出し、入力側切り替えス
イッチ1と出力側切り替えスイッチ5とを切り替えて、
通信回線10をバイパス線22を介してファクシミリ装
置13に直接接続する。
【0035】次に、図5のステップS5において、再び
送信機30から受信機31に対しDCS信号が送出さ
れ、続いてTR+TCF信号が送出される(ステップS
6)。この段階で、トレーニングに成功すると、受信機
31のファクシミリ装置13は、送信機30に対しCF
R信号を送出する(ステップS7)。送信機30は、そ
の後、受信機31に対しファクシミリ送信の目的として
いる画データを送出する(ステップS8)。画データの
送信が終了すると、EOP信号を受信機31に送出する
(ステップS9)。
【0036】受信機31は、これに応答して送信機30
に対しMCF信号を送出する(ステップS10)。送信
機30は、DCN信号を受信機31に送出する(ステッ
プS11)。受信機31が送信機30にDCN信号を送
出すると、ファクシミリ通信を終了する(ステップS1
2)。以上のようにして、入力側切り替えスイッチ1と
出力側切り替えスイッチ5の自動切り替えが可能にな
る。
【0037】なお、具体例1及び具体例2を通じて、本
発明は上記の回路例に限定されない。入力端子11と出
力端子12との間に、通信回線10から入力するアナロ
グ信号を受信して復調する変復調装置を設け、暗号化デ
ータを解読して、ファクシミリ装置に出力するといった
機能を持つ回路構成であればよい。即ち、上記の秘話装
置の各機能ブロックは、それぞれ同様の機能を持つ様々
な回路に置き換えたり、統合したり、分割して差し支え
ない。
【0038】また、切り替えスイッチや単一トーンを発
生する部分も、ハードウェアやソフトウェアを組み合わ
せた様々な回路に置き換えることが可能である。更に、
リング検出部26は、モデム3等に組み込まれていても
よい。また、上記の例では、通信速度の差によって、暗
号化された信号とその他の制御信号との区別を行った。
しかしながら、例えば、秘話装置のモデム制御部にTC
F信号やCFR信号の判別機能を付与すれば、トレーニ
ング信号や画データを他の信号と区別して解読すること
ができる。
【0039】〈具体例2の効果〉以上のように、入力端
子から入力するリング信号を検出し、そのリング信号を
検出したとき、ファクシミリ装置に単一トーンを出力す
るように制御すれば、小電力でファクシミリ装置を自動
的に起動させ、秘話装置32によるファクシミリ自動受
信が可能になる。また、トレーニングの失敗を検出し
て、切り替えスイッチをバイパス線側に切り替えるよう
に制御すれば、秘話制御を実行しているかどうかの特別
の情報無しに、自動的に秘話通信モードと通常の通信モ
ードとの切り替えを行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】具体例1のファクシミリ用秘話装置ブロック図
である。
【図2】具体例1のファクシミリ装置の動作シーケンス
チャートである。
【図3】具体例1の秘話装置の動作フローチャートであ
る。
【図4】具体例2のファクシミリ用秘話装置のブロック
図である。
【図5】具体例2のファクシミリ装置の動作シーケンス
チャートである。
【符号の説明】
1 入力側切り替えスイッチ 2 入力側通信制御装置 3 モデム(変復調装置) 4 出力側通信制御装置 5 出力側切り替えスイッチ 6 モデム制御部 7 秘話制御部 8 記憶部 9 プロセッサ 10 通信回線 11 入力端子 12 出力端子 13 ファクシミリ装置 20 秘話装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信回線に接続される入力端子と、 ファクシミリ装置に接続される出力端子と、 前記入力端子と出力端子との間に挿入された変復調装置
    と、 前記入力端子から前記変復調装置に入力するファクシミ
    リ信号のうちの、暗号化されたデータを他の制御信号と
    区別して解読し、前記変復調装置から前記出力端子を通
    じて前記ファクシミリ装置に出力する秘話制御部を備え
    たことを特徴とするファクシミリ用秘話装置。
  2. 【請求項2】 通信回線に接続される入力端子と、 ファクシミリ装置に接続される出力端子と、 前記入力端子と出力端子との間に順に挿入された入力側
    切り替えスイッチと変復調装置と出力側切り替えスイッ
    チと、 前記入力端子から前記変復調装置に入力するファクシミ
    リ信号のうちの、画データの通信速度で受信された暗号
    化データを解読して、前記変復調装置から前記出力端子
    を通じて前記ファクシミリ装置に出力する秘話制御部を
    備え、 受信したファクシミリ信号が暗号化されていないと判断
    されたとき、前記入力側切り替えスイッチと出力側切り
    替えスイッチとは、 前記入力端子と前記変復調装置と前記出力端子とを接続
    した状態から、バイパス線を介して前記入力端子と前記
    出力端子とを直接接続する状態に切り替わることを特徴
    とするファクシミリ用秘話装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のファクシミリ
    用秘話装置において、 秘話制御装置は、通信速度の違いにより暗号化されたデ
    ータと他の制御信号とを区別することを特徴とするファ
    クシミリ用秘話装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載のファクシミリ
    用秘話装置において、 入力端子から入力するリング信号を検出するリング検出
    部と、 このリング検出部がリング信号を検出したとき、変復調
    装置から出力端子に対してファクシミリ通信網起動用の
    単一トーンを出力するように制御する変復調装置制御部
    を備えたことを特徴とするファクシミリ用秘話装置。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載のファクシミリ用秘話装
    置において、 トレーニング失敗が検出されたとき、 前記入力側切り替えスイッチと出力側切り替えスイッチ
    とが、 前記入力端子と前記変復調装置と前記出力端子とを接続
    した状態から、バイパス線を介して前記入力端子と前記
    出力端子とを直接接続する状態に切り替わることを特徴
    とするファクシミリ用秘話装置。
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