JP2650705B2 - 通信データ暗号化アダプタ装置、通信データ復号化アダプタ装置、およびこれらを用いた通信データ暗号化・復号化方式 - Google Patents

通信データ暗号化アダプタ装置、通信データ復号化アダプタ装置、およびこれらを用いた通信データ暗号化・復号化方式

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JP2650705B2 JP63011858A JP1185888A JP2650705B2 JP 2650705 B2 JP2650705 B2 JP 2650705B2 JP 63011858 A JP63011858 A JP 63011858A JP 1185888 A JP1185888 A JP 1185888A JP 2650705 B2 JP2650705 B2 JP 2650705B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、データ送信装置とデータ受信装置とが通信
回線を介して接続されるデータ通信方式に適用される通
信データ暗号化アダプタ装置および通信データ復号化ア
ダプタ装置、並びに、これらを用いた通信データ暗号化
・復号化方式に関する。
〔従来の技術、および、発明が解決しようとする課題〕
例えばファクシミリ装置等のデータ送信装置は電話回
線を介して相手先ファクシミリ装置と容易にデータ通信
が可能である。
しかしながら、ファクシミリ通信において誤操作又は
誤動作によって送信先の電話番号を誤った場合、誤った
送信先に情報がそのまゝ送信されることになる。この場
合、機密性の高い情報を第三者に通報してしまうという
問題に遭遇している。また電話回線系統の途中で、通信
情報を盗聴されるという危険にさらされている。かゝる
誤操作等に伴う機密情報の誤送信、電話回線等の公衆通
信回線を用いることに伴う通信は、ファクシミリ通信に
限らず、パソコン通信その他についても同様に発生す
る。
更に、公衆通信回線を用いる場合に限らず、LANを用
いた通信システムにおいて、特定の相手同士が機密情報
をファクシミリ通信するような場合、誤送信により第三
者に機密が漏れるという問題に遭遇している。
すなわち、n対n通信システムにおける誤送信、およ
び公衆回線を用いることによる盗聴の問題がある。前者
については、人間の操作が入るため電気回路的な有効な
手段は講じられていない。また後者については暗号化・
復号化方式が試みられているが、一般に特定の相手間を
対象とした方式になっており、ファクシミリ通信の如く
n対n通信システムに適用することは試みられていな
い。
本発明は、一般公衆回線又はLANのような局部回線網
を用いる通信システムのいずれをも問わず、比較的機密
性が維持でき、新規システム又は既存のシステムのいず
れへも容易に適用が可能で、操作性に富み安価な暗号化
・復号化方式を提供することを目的としている。また本
発明は、かゝる暗号化・復号化方式に適用し得る暗号化
アダプタ装置、復号化アダプタ装置を提供することを目
的としている。
〔課題を解決するための手段、および、作用〕
上記目的を達成するため、本発明は第1図に図示の如
く、データ送信装置1と通信回線3との間に結合され得
る通信データ暗号化アダプタ装置2を提供する。
通信データ暗号化アダプタ装置2は、前記データ送信
装置と前記通信回線との間の回線を切り換える回線切換
手段21と、前記データ送信装置からの発呼を検出する回
線状態検知手段22と、前記データ送信装置から送出され
る通信制御コードを監視する制御コードモニタ手段23
と、該制御コードモニタ手段で通信制御コード検出後、
前記データ送信装置から送出される通信データに対し所
定の暗号化を行うスクランブル手段25と、前記各手段と
協働し、前記データ送信装置からの通信データを暗号化
したデータを前記回線切換手段を介して前記通信回線に
出力する駆動制御手段24と、を具備する。これにより、
データ送信装置には何らの変更も加えることなく、デー
タ送信装置1と通信回線3との間に通信データ暗号化ア
ダプタ装置を取り付けるのみで、暗号化通信が可能とな
る。その結果、誤送信があったとしても、機密が解除さ
れることはない。
また本発明は第1図に図示の如く、通信回線3とデー
タ受信装置との間に結合され得る通信データ復号化アダ
プタ装置4を提供する。この通信データ復号化アダプタ
装置4は前述のデータ暗号化アダプタ装置2に対応する
ものである。
通信データ復号化アダプタ装置4は、前記通信回線と
前記データ受信装置との間の回線を切り換える回線切換
手段41と、前記通信回線を介して入力される発呼を検出
する回線状態検知手段42と、前記通信回線を介して入力
される通信制御コードを監視する制御コードモニタ手段
43と、該制御コードモニタ手段で通信制御コード検出
後、前記通信回線を介して入力される暗号化データを復
号するディスクランブル手段45と、前記各手段と協働
し、前記受信信号を入力し、復号化されたデータを前記
回線切換手段を介して前記データ受信装置に出力する駆
動制御手段44と、を具備する。これにより、データ受信
装置には何らの変更も加えることなく、通信回線3とデ
ータ受信装置5との間に通信データ復号化アダプタ装置
を取りつけるのみで、復号化したデータをデータ受信装
置に印加できることになる。
さらに本発明は第1図に図示の如く、上述の通信デー
タ暗号化アダプタ装置2と通信データ復号化アダプタ装
置4とを設けて暗号化および復号化を行う通信データ暗
号化・復号化方式を提供する。かゝる通信データ暗号化
・復号化方式においては、発呼側に設けられた通信デー
タ暗号化アダプタ装置に対応した通信データ復号化アダ
プタ装置を設けた被呼側のみが有効な通信データの復号
を行うことが可能になる。従って、誤送信があったとし
ても誤送信先には通信データ復号化アダプタ装置が設け
られていないので、有効な復号が行なわれず、機密性が
損なわれることはない。また通信回線上のデータは暗号
化されているので機密性が維持される。
通信データ暗号化・復号化方式において、通信データ
暗号化アダプタ装置2、通信データ復号化アダプタ装置
4は必ずしも着脱自在である必要はない。つまり常時設
置しておいてもよい。但し、データ送信および受信は暗
号化のみならず通常のデータ送信および受信も可能とす
ることが望まれる。このため、通信データ暗号化アダプ
タ装置2の回線切換手段21には、暗号化通信を行うか否
かにより当該機能をバイパスするか否かの切換スイッチ
を付加する一方、通信データ復号化アダプタ装置4側に
おいては駆動制御手段44にて送信先を識別して暗号化通
信を行う送信先からのデータ通信の場合のみ当該機能を
作動させるように回線切換手段41内に切換スイッチを付
加することができる。
データ通信においては、ファクシミリ装置のようにデ
ータ送受信機能を併用する場合が多い。従って、一般的
には、第2図に図示の如く、通信回線3を介してデータ
送受信装置7,8が設けられている場合、それぞれの側に
上述した通信データ暗号化アダプタ装置2、通信データ
復号化アダプタ装置4を設けることができる。
〔実施例〕
本発明の一実施例を添付図面を参照して述べる。
第3図は、データ送信装置およびデータ受信装置とし
てそれぞれファクシミリ装置1a,5aを用い、電話回線3a
を介してデータの送受信を行う場合に適用した暗号化・
復号化装置の回路図を示す。
発呼側に、ファクシミリ装置1aと電話回線3aとの間に
暗号化アダプタ装置(又はファクシミリスクランブルア
ダプタ:FSA)2aが設けられている。被呼側に、電話回線
3aとファクシミリ装置5aとの間に復号化アダプタ装置
(又はファクシミリデスクランブルアダプタ:FDA)4aが
設けられている。これらFSA2aおよびFDA4aはそれぞれ既
設のファクシミリ通信系にも端子間TI1,T01;TI2,T02を
介して容易に装着可能に構成されている。また一旦、装
着後、容易に取外し可能に構成されている。
図示の実施例においては説明を簡単にするため、1対
1通信の場合を例示するが、一般に公衆回線を介してn
対n通信が可能となることは云うまでもない。また、1
対1通信の場合であっても一般に双方向通信を行うの
で、それぞれのファクシミリ装置と電話回線との間に、
暗号化アダプタ装置と復号化アダプタ装置とが併設され
る場合が多いが、図示の例においては、発呼側と被呼側
とに分けて説明を簡単にする。
暗号化アダプタ装置(FSA)2aは、回線切換手段21と
してリレースイッチ211,212,214およびコンデンサ213を
有し、これらリレースイッチ211,212,214はそれぞれ後
述するドライバ回路237を介して駆動されるリレーRL3,R
L2,RL1のリレー接点であ。コンデンサ213は回線の直流
電流流入をカットするものでその詳細は後述する。
FSA2aは、回線状態検出手段22としてベル検出回路22
1、オフフック検出回路222、および後述するCPU234を有
する。さらにFSA2aは、制御コードモニタ手段23、駆動
制御手段24およびスクランブル(暗号化)手段25とし
て、キャリア検知回路231、非同期式通信モジュール(U
SART)232、I/Oインターフェース233、CPU234、USART23
5、I/Oインターフェース237、絶縁用トランス30、2線
・4線変換回路26、MODEM27、MODEM29、4線・2線変換
回路28および絶縁用トランス31を有している。
FSA2aの詳細については動作に関連づけて後述する。
復号化アダプタ装置(FDA)4aは、ディスクランブル
(復号化)手段で復号することを除き、FSA2aと同様の
構成となっている。ディスクランブルはCPU434にて行
う。
第3図〜第6図の回路図は基本的に同じであるが、そ
れぞれ、回線状態モニタ、制御コードモニタ1、データ
通信、制御コードモニタ2の各モードにおける回線の経
路形成状態、より具体的には回線切換手段21,41内のリ
レースイッチの状態の差異、を表わしている。
以下、暗号化・復号化の処理について述べる。
第3図は、モード1、すなわち「回線状態モニタ」モ
ードの回路状態を示す。暗号化アダプタ装置FSA2a側の
リレースイッチ214が電話回線3aとファクシミリ装置1a
を接続し、FDA4a側のリレースイッチ414が電話回線3aと
ファクシミリ装置5aとを接続している。一方、FSA2a側
のリレースイッチ212がMODEM27系統の回線(経路)を上
記発呼側回線から切離し、FDA4a側のリレースイッチ412
もMODEM47系統の回線を上記被呼側回線から切離してい
る。当然ながらリレースイッチ214によりMODEM29系統、
リレースイッチ414によりMODEM49系統が上記回線から切
離されている。しかしながら、FSA2a側の回線状態検出
手段22、FDA4a側の回線状態検出手段42は上記回線に接
続され、上記回線状態が常時モニタできるように構成さ
れている。
第3図の上記リレースイッチの実線で示した接点状態
は、FSA2a,FDA4aが接続されたときの初期状態を示して
おり、リレーRL1〜RL3,RL4〜RL6が初期状態において消
勢されている場合に相当する。
第7図は発呼側、第8図は被呼側の動作フローチャー
トを参照して、第3図の回線状態モニタの動作について
述べる。
ステップ01,02(S01,S02:第7図) 発呼側で送信先を呼び出すため受話器を取り上げると
(オフフックすると)、回線がループし電圧が0Vにな
る。これを暗号化アダプタ装置(FSA)2aの内のオフフ
ックダイヤルパルス検出回路222で検出しI/Oインターフ
ェース233を介してCPU234に入力する。
次いでFSA2aは、オフフック後一定時間、第9図
(a)のt1、例えば13秒以内にダイヤルパルスが発生す
るか否かをオフフックダイヤルパルス検出回路222でチ
ェックし、I/Oインターフェース233を介してCPU234に入
力する。第9図(a)は発呼側のダイヤリングタイミン
グ図を示す。若し、一定時間t1以内にダイヤルパルスが
発生しない場合、ステップ01に戻る。
以上が、ファクシミリ装置1aの発呼に対するFSA2aの
動作である。
ステップ21,22(S21,S22、第8図) 被呼側では上記発呼処理ステップ01,02に対応して、
復号化アダプタ装置(FDA)4aのベル検出回路421でファ
クシミリ装置1a側からの呼出音(ベル)を検出する(S2
1)。呼出音検出後、一定時間、例えば第9図(a)のt
2に対応する1秒以上のオフフック検知の継続をオフフ
ックダイヤルパルス検知回路422でチェックする(S2
2)。1秒以上オフフック検知が継続しない場合、再度
呼出音検知処理に戻る。
第9図(b)に被呼側のタイミング図を示す。
ステップ03(S03)、ステップ23(S23) ダイヤルパルスの発生を検知すると、FSA2aのCPU234
はI/Oインターフェース236、ドライバ回路237を介して
リレーRL2を駆動し、リレースイッチ212を閉成する(S0
3)。
被呼側も、オフフック検知が1秒以上継続した場合、
FDA4aのCPU434がI/Oインターフェース436、ドライバ回
路437を介してリレーRL5を駆動し、リレースイッチ412
を閉成する(S23)。
以上の回路状態を第4図に図示する。図示の状態を
「制御コードモニタ1」モードと呼ぶ。この制御コード
モニタモードは、ファクシミリ装置相互間の制御コード
をモニタする。発呼側FSA2aにおいて、ファクシミリ装
置1aの制御コードがコンデンサ213、リレースイッチ21
2,211、2線・4線変換回路26、MODEM27、キャリア検知
回路231、USART232を介して受信、および信号変換さ
れ、CPU234に入力される。コンデンサ213は回線の直流
電流流入をカットし、回線の電流を保持し、発呼側ファ
クシミリ装置1aの電話受話器で呼出音が聞えなくなるこ
とを防止する。ファクシミリ装置1aの制御コードとして
は、例えばCFR(送信許可)コードをCPU234がモニタす
る(S03)。
上記制御コードモニタは、被呼側FDA4aにおいても、
変圧器50、2線・4線変換回路46、MODEM47、キャリア
検知回路431、USART432を介して、CPU434にて行う(S2
3)。
ステップ04,05(S04,S05)、ステップ24,25(S24,S25) 第4図に図示の場合、発呼側FSA2aにおいてリレーRL2
を駆動しリレースイッチ212が閉成して一定時間、例え
ば8秒以内に上記制御コードが受信されるか否かチェッ
クする(S04)。もし受信されない場合、CPU234はリレ
ーRL2をオフにしリレースイッチ212を開成して(図示破
線)再度ステップ02へ戻る(S05)。
被呼側FDA4aにおいてもリレーRL5を駆動しリレースイ
ッチ412が閉成して8秒以内に制御コードが受信される
か否かチェックする(S24)。もし受信されない場合、C
PU434はリレーRL5をオフにしリレースイッチ412を開成
し(図示破線)、ステップ21に戻り再度ダイヤリング検
知を行う(S25)。
以上の動作期間中、ファクシミリ装置相互間は電話回
線3aを介して、上述のFSA2aおよびFDA4aとは独立して、
従来と同様の制御処理を行う。
制御コードが正規に受信された場合、データ通信モー
ドに移行する。以下、第5図を参照してデータ通信モー
ドにおける暗号化および復号化について述べる。
ステップ06(S06)、ステップ26(S26) 発呼側FSA2a内のCPU234は、I/Oインターフェース236
およびドライバ回路237を介して、リレーRL1,RL3を駆動
し、リレースイッチ214,211を第5図図示実線の状態に
する(S06)。すなわち、ファクシミリ装置1aと電話回
線3aとの間の直接回線はしゃ段される一方、リレースイ
ッチ211、変圧器30、2線・4線変換回路26、MODEM27、
キャリア検知回路231、USART232、CPU234、USART235、M
ODEM29、4線・2線変換回路28、変圧器31、およびリレ
ースイッチ214で形成されるスクランブル手段25を構成
する回線が確立される。
被呼側においてもFDA4a内のCPU434は、I/Oインターフ
ェース436およびドライバ回路437を介して、リレーRL4,
RL6を駆動し、リレースイッチ414,411を第5図図示実線
の状態にする(S26)。これにより電話回線3aとファク
シミリ装置5aとの間の直接回線はしゃ段される一方、リ
レースイッチ411、変圧器50、2線・4線変換回路46、M
ODEM47、キャリア検知回路431、USART432、CPU434、USA
RT435、MODEM49、4線・2線変換回路48、変圧器51およ
びリレースイッチ414で形成されるデスクランブル手段4
5を構成する回線が確立される。
ステップ07,08(S07,S08)、ステップ27,28(S27,S28) 発呼側FSA2aでは、MODEM27を介して、ファクシミリ装
置1aからの送信データを受信し、CPU234にて暗号化(ス
クランブル)し、MODEM29を介して通信回線3aに暗号化
データを送信する(S07,S08)。暗号化としては、第10
図に図示の如く、送信データが8ビットの場合、上位4
ビットに入替える、又は、第11図に図示の如く、左の1
ビットだけ4回転させる、等種々の方法を採ることがで
きる。
発呼側FDA4aでは、通信回線3aを介して入力される上
述の暗号化送信データをMODEM47を介してCPU434で受信
し、受信データを復号化(ディスクランブル)し、ファ
クシミリ装置1aから出力されたものと同じデータをMODE
M49およびリレースイッチ414を介してファクシミリ装置
5aに送出する(S27,S28)。ディスクランブルは、第10
図又は第11図に図示のスクランブルと逆の操作を行う。
ファクシミリ装置5aにおいて、ファクシミリ装置1aから
の送信データが復元される。
以上の暗号化・復号化をファクシミリ用紙1ページ分
について継続して行う。
ステップ09〜11(S09〜S11)、ステップ29〜31(S29〜S
31) ファクシミリ通信においては、1ページ分のデータを
送信終了すると、次の制御コードを送信するまで75±20
msのキャリアがある。発呼側FSA2aにおいてはキャリア
検知回路231、被呼側FDA4aにおいてはキャリア検知回路
431において上記キャリアを検知する。かゝるキャリア
検知はCPU234,434に通報され、CPU234,434はそれぞれ1
ページ分のデータ通信が終了したことを検知する(S09,
S29)。
1ページ分のデータ通信が終了したことを検知する
と、発呼側CPU234はリレーRL1をオフし、リレースイッ
チ214を第6図図示実線の状態にする(S10)。同様に被
呼側CPU234はリレーRL4をオフし、リレースイッチ414を
第6図図示実線の状態にする(S30)。第6図に図示の
回線状態は、ファクシミリ装置1a−電話回線3a−ファク
シミリ装置5aで形成される回線が確立されていると共
に、発呼側において、ファクシミリ装置1a−MODEM27
(代表例)−CPU234の回線、被呼側において、電話回線
3a−MODEM47(代表例)−CPU434の回線が確立されてい
る。後者のFSA2a内の回線、FDA4a内の回線により、再び
ファクシミリ装置相互間の制御コードのモニタが可能と
なる。
かゝる制御コードモニタ状態において、発呼側FSA2a
内のCPU234および被呼側FDA4a内のCPU434のいずれも、
マルチページ信号(MPSコード)が受信されるか、切断
命令信号(DCNコード)が受信されるかをモニタする(S
11,S31)。
MPSコードを受信した場合、継続して次のページのデ
ータ通信が行なわれるので、発呼側においてはステップ
06、被呼側においてはステップ26に戻る。
ステップ12(S12)、ステップ32(S32) 切断命令信号を受信すると、以下に述べるように回線
を第3図に図示の如く初期状態に復帰させ、次の発信に
対応できるようにする。
発呼側において、CPU234はリレーRL2およびRL3をオフ
にする。これにより、スクランブル手段25および制御コ
ードモニタ手段23を形成する回線が、ファクシミリ装置
1aと電話回線3aとの回線から切り離される。但し、回線
状態検知手段22および駆動制御手段24は動作可能であ
る。
被呼側においても、CPU434がリレーRL5およびRL6をオ
フにする。これによりディスクランブル手段45および制
御コードモニタ手段43を形成する回線が、電話回線3aと
ファクシミリ装置との回線から切り離される。但し、回
線状態検知手段42および駆動制御手段44は動作可能であ
る。
以上述べたように、ファクシミリ装置1a−電話回線3a
−ファクシミリ装置5aで形成される回線が切り離される
のは、第5図に図示の如く、データ通信時のスクランブ
ル手段25およびディスクランブル手段45によりバイパス
される場合のみである。従ってそれ以前は、暗号化アダ
プタ装置2aおよび復号化アダプタ装置4aと並行して動作
する。すなわち、制御コードの送受信は従来と同様であ
る。またデータ通信時、スクランブル手段25により暗号
化され、ディスクランブル手段45により復号化されたと
しても、ファクシミリ装置1a,5a自体は、何らこれらの
暗号化・復号化の影響を受けない。従って、新設の通信
系のみならず、既存の通信系に対しても容易に暗号化ア
ダプタ装置2aおよび復号化アダプタ装置4aを適用するこ
とができる。
データ通信時、電話回線3a上は暗号化データが送信さ
れているので送信データの機密性が高い。
上述したように、プロトコル自体には何ら変更を加え
ていない。従って本発明の暗号化アダプタ装置および復
号化アダプタ装置は容易に種々の他の通信系にも適用可
能である。例えば、上述のファクシミリ通信の特殊性に
係る、1ページデータ通信終了検知、マルチページ信号
受信の有無などを変更するのみで、パソコン通信などに
も容易に適用できる。
上述した実施例は、発呼側および被呼側に暗号化アダ
プタ装置および復号化アダプタ装置を設け、暗号化通信
が正常に行なわれる場合について述べた。従って、上述
の復号化アダプタ装置が設置されていないファクシミリ
装置に誤送信したとしても、精密情報が正常に復元され
ることはない。すなわち、機密情報通信を行ないたい場
合ファクシミリ装置相互間に、上述した暗号化アダプタ
装置および復号化アダプタ装置を設ければよい。
暗号化アダプタ装置および復号化アダプタ装置は、機
密情報通信を行ないたい場合のみ取りつけ、それ以上は
通常のファクシミリ通信を行うようにすることも可能で
ある。そのためには、第12図に図示の如く、発呼側端子
側TI1〜T01に暗号化アダプタ装置2aをソケット接続する
と図示実線の如く開成し、暗号化アダプタ装置2aを取り
はずすと図示破線の如く、ファクシミリ装置1aと電話回
線3aとを直接接続するように構成された、良く知られた
ソケットスイッチ11を設けることができる。被呼側にも
同様のソケットスイッチ12を設けることができる。
また、これら暗号化アダプタ装置および復号化アダプ
タ装置はそれぞれファクシミリ装置内に内蔵させること
が可能なことは云うまでもない。内蔵した場合、暗号化
アダプタ装置についてはモデム27,29が、復号化アダプ
タ装置についてはモデム47,49がそれぞれのファクシミ
リ装置内のモデムと共用可能となり、削除できる。
一方、第12図とは異なり、第13図に図示の如く、モー
ドスイッチ13および電源14を設け、暗号化アダプタ装置
2aは接続したまゝ、モードスイッチ13をマニュアルオン
にした場合暗号化通信を行ない、モードスイッチ13をマ
ニュアルオフした場合、通信の通信を行うようにするこ
とができる。この場合、暗号化アダプタ装置を着脱する
必要はなく単にモードスイッチ13のオン・オフでよい。
同様に被呼側にもモードスイッチ15および電源16を設け
ることができる。
ファクシミリ通信、パソコン通信等において双方向通
信を行う場合、第2図に図示の如く、データ送受信装置
7,8のそれぞれの側に、暗号化アダプタ装置および復号
化アダプタ装置を必要に応じて設けることができる。
本発明は1対1データ通信系以外の種々のデータ通信
系に適用され得る。
〔発明の効果〕 以上に述べたように本発明の暗号化アダプタ装置およ
び復号化アダプタ装置は回路構成が比較的簡単であり、
プロトコルそのものには何らの変更を加えることがな
く、通信回線およびデータ送受信装置に何ら変更を生じ
させない。また送信品質の低下を生じさせない。よって
本発明の暗号化アダプタ装置および復号化アダプタ装置
は容易に、新規又は既設の通信システムを問わず、種々
のデータ通信システムに適用可能である。
本発明の暗号化アダプタ装置および復号化アダプタ装
置を適用すると容易に暗号化データ通信が可能となり、
データ通信の機密性が向上する。
更に、復号化アダプタ装置が設置されていないような
送信先に誤送信をしたとしても有効に送信データが再生
されることがないから、誤送信に伴う機密の解放という
危険が回避される。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の通信データ暗号化・復号
化方式、および、これに適用される暗号化アダプタ装置
および復号化アダプタ装置の原理ブロック図、 第3図〜第6図は本発明の実施例の暗号化・復号化方式
の回路図、 第7図および第8図は第3図〜第6図における暗号化・
復号化の動作フローチャート、 第9図(a)(b)は第3図〜第6図におけるタイミン
グ図、 第10図および第11図は本発明の実施例の暗号化を示す
図、 第12図および第13図は本発明の他の実施例を示す回路
図、である。 (符号の説明) 1……データ送信装置、 2……暗号化アダプタ装置、 3……通信回線、 4……復号化アダプタ装置、 5……データ受信装置、 7,8……データ送受信装置、 21……回線切換手段、 22……回線状態検知手段、 23……制御コードモニタ手段、 24……駆動制御手段、 25……スクランブル手段、 41……回線切換手段、 42……回線状態検知手段、 43……制御コードモニタ手段、 44……駆動制御手段、 45……ディスクランブル手段。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データ送信装置(1)と通信回線(3)と
    の間に結合され得るように構成され、 前記データ送信装置と前記通信回線との間の回線を切り
    換える回線切換手段(21)と、 前記データ送信装置からの発呼を検出する回線状態検知
    手段(22)と、 前記データ送信装置から送出される通信制御コードを監
    視する制御コードモニタ手段(23)と、 該制御コードモニタ手段で通信制御コード検出後、前記
    データ送信装置から送出される通信データに対し所定の
    暗号化を行うスクランブル手段(25)と、 前記各手段と協働し、前記データ送信装置からの通信デ
    ータを暗号化したデータを前記回線切換手段を介して前
    記通信回線に出力する駆動制御手段(24)と、を具備す
    る、通信データ暗号化アダプタ装置。
  2. 【請求項2】通信回線(3)とデータ受信装置(5)と
    の間に結合され得るように構成され、 前記通信回線と前記データ受信装置との間の回線を切り
    換える回線切換手段(41)と、 前記通信回線を介して入力される発呼を検出する回線状
    態検知手段(42)と、 前記通信回線を介して入力される通信制御コードを監視
    する制御コードモニタ手段(43)と、 該制御コードモニタ手段で通信制御コード検出後、前記
    通信回線を介して入力される暗号化データを復号するデ
    ィスクランブル手段(45)と、 前記各手段と協働し、前記受信信号を入力し、復号化さ
    れたデータを前記回線切換手段を介して前記データ受信
    装置に出力する駆動制御手段(44)と、を具備する、通
    信データ復号化アダプタ装置。
  3. 【請求項3】通信回線(3)を介して接続されるデータ
    送信装置とデータ受信装置とを有するデータ通信方式に
    おいて、 前記データ送信装置と前記通信回線との間に設けられ、
    前記データ送信装置と前記通信回線との間の回線を切り
    換える回線切換手段(21)と、前記データ送信装置から
    の発呼を検出する回線状態検知手段(22)と、前記回線
    状態検知手段で発呼検出後、前記データ送信装置から送
    出される通信制御コードを監視する制御コードモニタ手
    段(23)と、前記データ送信装置から送出される通信デ
    ータに対し所定の暗号化を行うスクランブル手段(25)
    と、前記各手段と協働し、前記データ送信装置からの通
    信データを暗号化したデータを前記回線切換手段を介し
    て前記通信回線に出力する駆動制御手段(24)と、を具
    備する、通信データ暗号化アダプタ装置(2)と、 前記通信回線と前記データ受信装置との間に設けられ、
    前記通信回線と前記データ受信装置との間の回線を切り
    換える回線切換手段(41)と、前記通信回線を介して入
    力される発呼を検出する回線状態検知手段(42)と、前
    記通信回線を介して入力される通信制御コードを監視す
    る制御コードモニタ手段(43)と、該制御コードモニタ
    手段で通信制御コード検出後、前記通信回線を介して入
    力される暗号化データを復号するディスクランブル手段
    (45)と、前記各手段と協働し、前記受信信号を入力
    し、復号化されたデータを前記回線切換手段を介して前
    記データ受信装置に出力する駆動制御手段(44)と、を
    具備する、通信データ復号化アダプタ装置(4)と を設け、前記データ送信装置からの通信データを暗号化
    して送信し、暗号化通信データを復号して前記データ受
    信装置に印加するようにしたことを特徴とする、通信デ
    ータ暗号化・復号化方式。
  4. 【請求項4】前記通信データ暗号化アダプタ装置(2)
    が、前記データ送信装置と前記通信回線との間に着脱自
    在に装着され得るように構成され、前記通信データ暗号
    化アダプタ装置が装着された場合のみ通信データの暗号
    化が行なわれるように構成したことを特徴とする、請求
    項3記載の通信データ暗号化・復号化方式。
  5. 【請求項5】前記通信データ復号化アダプタ装置(4)
    が、前記通信回線と前記データ受信装置との間に着脱自
    在に装着され得るように構成され、前記通信データ復号
    化アダプタ装置が装着された場合のみ受信通信データの
    復号化が行なわれるように構成したことを特徴とする、
    請求項3又は4記載の通信データ暗号化・復号化方式。
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