JP2000013368A - 秘話用接続装置 - Google Patents

秘話用接続装置

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JP2000013368A
JP2000013368A JP10194976A JP19497698A JP2000013368A JP 2000013368 A JP2000013368 A JP 2000013368A JP 10194976 A JP10194976 A JP 10194976A JP 19497698 A JP19497698 A JP 19497698A JP 2000013368 A JP2000013368 A JP 2000013368A
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JP10194976A
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Takeshi Kano
剛 狩野
Daisuke Yoshida
大輔 吉田
Shigeharu Okamoto
栄晴 岡本
Mitsuhiro Nakazato
光弘 中里
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Hitachi Ltd
NTT Advanced Technology Corp
Original Assignee
Hitachi Ltd
NTT Advanced Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 秘話通信を簡易に実現し得る秘話用接続装置
を提供する。 【解決手段】 送信側のファクシミリ装置1からの発呼
に基づいて秘話用接続装置2から呼設定信号がISDN
回線網41に送出される。呼設定信号を受信側の秘話用
接続装置21で受信した際、受信側のファクシミリ装置
27の呼出を一時待機し、送信側の秘話用接続装置2で
生成した公開鍵と受信側の秘話用接続装置21で生成し
た公開鍵から共通鍵を生成する。そして受信側のファク
シミリ装置27の呼出の一時待機を解除し、送信側の秘
話用接続装置2においてファクシミリ装置1から入力さ
れるデータを共通鍵を用いて暗号化してISDN回線網
41に送出し、受信側の秘話用接続装置21において受
信した暗号化データを共通鍵を用いて復号化して受信側
のファクシミリ装置27に送出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は通信端末に接続され
る秘話用接続装置に係り、特に通信端末の通常の発着呼
で秘話通信を実現し得る秘話用接続装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、通信端末間で秘話通信を実現
するのに種々の方法が提案されているが、その中で、公
開鍵の配送手順を伴う秘話通信方法がある。この方法
は、秘話端末同士が通信回線によって接続されることを
前提としている。そして秘話通信を行う場合、送受信側
の操作者あるいは秘話用接続装置自体が、通信回線の接
続を確認した上で、端末間の公開鍵配送手順に従い、秘
話通信の確立を行う。
【0003】回線接続後に秘話通信を確立する方法の一
例として、ファクシミリ装置の秘話通信方法が、特開平
7−162692号公報に記載されている。この方法
は、ファクシミリ手順の中のメーカーオプション信号
(NSF,NSS信号)を用いるものである。まず、発
呼側のファクシミリ装置に原稿をセットし、自動発信ス
イッチを押下する。これにより送信側ファクシミリ装置
から受信側ファクシミリ装置へ呼出が行われ、送受信側
のファクシミリ装置間で回線が接続されて、通常のファ
クシミリ装置の自動発着信手順に移行する。
【0004】送信側ファクシミリ装置は、CNG信号
(発呼側が非音声端末であることを示す信号)を送出す
る。CNG信号を受けた受信側ファクシミリ装置は、C
ED信号(CNG信号に対する応答信号)及びDIS信
号(ディジタル識別信号)の送出により、相互に通信可
能であることを認識する。さらに、受信側ファクシミリ
装置は、NSF信号(メーカーが自由にその内容を設定
できるオプション信号)に受信側が秘話機能を有するフ
ァクシミリ装置であることを示す符号を挿入し、送出す
る。
【0005】NSF信号を受信した発信側ファクシミリ
装置は、暗号鍵を生成し暗号化の準備を完了する。そし
て、生成した暗号鍵を、NSS信号(NSF信号と同じ
くオプション信号)に挿入し、送出する。受信側ファク
シミリ装置はNSS信号から暗号鍵を抽出し、暗号文の
復号化の準備が整うとCFR信号(受信準備完了通知)
を送出する。これで暗号化された原稿の送受信が開始さ
れる。
【0006】送信側ファクシミリ装置はすべての暗号化
された原稿の送出が完了すると、送出終了を示すEOP
信号を送出する。受信側ファクシミリ装置はEOP信号
を受けて、受信確認を示すMCF信号を送出する。MC
F信号を受けた送信側ファクシミリ装置からはDCN信
号(回線切断信号)が送出され、これを持って送受信側
とも回線が切断される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の秘話通信方法で
は、通信端末間の回線接続後に自動的に秘話通信を実現
できるという点では優れているが、通信を行う端末本体
が秘話通信手順の機能を備える必要があるという点で問
題がある。また、この種の秘話通信を実現するには、送
受信側の端末がともに同等の機能を備えることが前提と
なり、秘話通信可能な相手方端末が制限されてしまう。
本体に秘話通信機能を備えない通信端末をそのまま用い
て、秘話通信を行うことはできないのである。
【0008】しかも、秘話通信に関係する通信端末は、
電話やファクシミリ装置、あるいはディジタルデータ端
末など種々のものがあり、これらの通信端末にそれぞれ
秘話通信機能を備えることは装置を複雑化し、またコス
ト面でも不利となるので、できれば避けたいものであ
る。
【0009】従って本発明の目的は、秘話通信を簡易に
実現し得る秘話用接続装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は、通信端末か
らの接続要求に基づいて接続要求信号を通信回線網に送
出し、接続要求信号を受信した側から通信回線網を介し
て配送されてくる公開鍵と内部で生成する公開鍵から共
通鍵を生成し、通信端末から入力されるデータを共通鍵
を用いて暗号化して通信回線網に送出するよう構成した
秘話用接続装置により、達成される。ここで接続要求と
は、例えばファクシミリ装置からの発呼である。また接
続要求信号とは、例えば呼設定信号である。この秘話用
接続装置はデータを送信する際のものである。
【0011】一方、データを受信する際の秘話用接続装
置は、通信回線網を介して接続要求信号を受信した際に
通信端末の呼出を一時待機し、接続要求信号の送信側か
ら通信回線網を介して配送されてくる公開鍵と内部で生
成する公開鍵から共通鍵を生成し、通信端末の呼出の一
時待機を解除し、通信回線網を介して入力される暗号化
データを共通鍵を用いて復号化して通信端末に送出する
よう構成される。
【0012】ここで秘話用接続装置は、通信端末と接続
されるアナログ端末インタフェース、及びディジタル端
末インタフェースの少なくとも一つを有する。また、通
信回線網と接続されるディジタル回線インタフェースを
有する。
【0013】この秘話用接続装置は、いわゆるターミナ
ルアダプタとして用いることができる。このターミナル
アダプタは、通信端末と接続される端末インタフェース
と、端末インタフェースから入力されるデータを暗号化
するよう構成された秘話機能部と、秘話機能部から出力
される暗号化データを送出するよう処理する中央処理装
置とを備える。さらに、秘話機能部は、外部から配送さ
れてくる暗号化データを復号化するよう構成される。秘
話機能部の動作は秘話スイッチを設けることでオンオフ
することができる。また暗号化データを送出するための
ディジタル回線インタフェースが内蔵される。
【0014】本発明に係る秘話通信方法では、送信側の
通信端末からの発呼に基づいて送信側秘話用接続装置か
ら呼設定信号を通信回線網に送出し、呼設定信号を受信
側秘話用接続装置で受信した際に受信側の通信端末の呼
出を一時待機し、送信側秘話用接続装置で生成した公開
鍵と受信側秘話用接続装置で生成した公開鍵から共通鍵
を生成し、受信側の通信端末の呼出の一時待機を解除し
て、送信側秘話用接続装置において送信側の通信端末か
ら入力されるデータを共通鍵を用いて暗号化して通信回
線網に送出し、受信側秘話用接続装置において暗号化デ
ータを入力し共通鍵を用いて復号化して受信側の通信端
末に送出する。
【0015】このようにすることにより、通信端末間の
秘話通信を簡易に実現することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0017】図1は、本発明に係る秘話用接続装置を用
いて秘話通信を自動的に行う実施例を示す図である。図
のように、ファクシミリ装置1及びパーソナルコンピュ
ータ(パソコン:PC)33が秘話用接続装置2を介し
てディジタル回線網(例えばISDN回線網)41に接
続されている。同様に、ファクシミリ装置27及びパー
ソナルコンピュータ(パソコン:PC)35が秘話用接
続装置21を介してISDN回線網41に接続されてい
る。
【0018】秘話用接続装置2、21は、アナログ通信
端末との接続用に、それぞれアナログ端末インタフェー
ス3、26と、SLIC(Subscriber Li
neInterface Circuit)4、25
と、音声CODEC5、24と、DTMF(Dual
Tone Multi Frequency)8、30
とを有し、またディジタル通信端末との接続用に、それ
ぞれディジタル端末インタフェース34、36を有す
る。一方、ISDN回線網41との接続用に、それぞれ
ディジタル回線(ISDN回線)インタフェース7、2
2が備えられる。また、それぞれにプログラム格納用の
ROM10、28と、バス上のデータの入出力を行うた
めのRAM11、29が備えられる。秘話用接続装置
2、21は、さらに、それぞれ秘話機能部9、31と、
秘話スイッチ12、32を有する。中央処理装置(CP
U)6、23は、図のように、それぞれバスを介して各
部と接続される。
【0019】本実施例の秘話用接続装置は、例えばDS
U(Digital Service Unit)付き
のターミナルアダプタ(TA)として用いられる。この
場合、ISDN回線インタフェース7、22がそれぞれ
DSUに相当し、その他の部分がTAに相当する。この
DSUはTAと別個に設けることもできる。また本実施
例では、秘話機能部9、31と秘話スイッチ12、32
をTA中に組み込んで構成しているが、これらを秘話装
置としてTA外部に設置することもできる。
【0020】次に、ファクシミリ装置1とファクシミリ
装置27の間で秘話通信を行う場合を例にとって説明す
る。ここでは、ファクシミリ装置1を送信側、ファクシ
ミリ装置27を受信側として用いる。秘話通信を行う場
合、まず、送信側の秘話用接続装置2の秘話スイッチ1
2及び受信側の秘話用接続装置21の秘話スイッチ32
の設定をそれぞれオンにする。
【0021】送信側のファクシミリ装置1は、秘話用接
続装置2のアナログ端末インタフェース3に接続され
る。ファクシミリ装置1からの発呼信号は、アナログ端
末インタフェース3及びSLIC4を介してDTMF8
に入力される。DTMF8はこの発呼信号を解析し、C
PU6を介して受信側の秘話用接続装置21への回線接
続を促す。これにより、送信側のISDN回線インタフ
ェース7、ISDN回線網41、受信側のISDN回線
インタフェース22のあいだで回線接続が確立する。
【0022】このとき、受信側のCPU23はSLIC
25を制御することにより、アナログ端末インタフェー
ス26に対する呼出を一時待機させる。そして、送信側
の秘話機能部9と受信側の秘話機能部31のあいだで、
公開鍵の配送を行い、暗号化及び復号化のための共通鍵
(暗号鍵、復号鍵)を生成する。共通鍵の生成が完了し
たのち、受信側のCPU23はSLIC25への呼出の
一時待機を解除し、送信側のファクシミリ装置1と受信
側のファクシミリ装置27のあいだの回線接続を促す。
【0023】ファクシミリ装置間の回線接続の確立の
後、アナログ端末インタフェース3、SLIC4及び音
声CODEC5を通して送られてきた送信データは、C
PU6を介して秘話機能部9で共通鍵により暗号化さ
れ、再びCPU6を介してISDN回線インタフェース
7に送信される。送信データはISDN回線インタフェ
ース7からISDN回線網41を経て受信側の秘話用接
続装置21のISDN回線インタフェース22に受信さ
れる。
【0024】ISDN回線インタフェース22に受信さ
れたデータは、CPU23を経て秘話機能部31で共通
鍵により復号化される。復号化された受信データは再度
CPU23、音声CODEC24、SLIC25、アナ
ログ端末インタフェース26を経て、受信側ファクシミ
リ装置27に送信される。このようにして送信側ファク
シミリ装置1と受信側ファクシミリ装置27のあいだで
ファクシミリ通信手順および画像の送受信を行う。
【0025】本実施例では、秘話用接続装置に接続され
る端末としてファクシミリ装置を例にとって説明した
が、パソコン33、35の場合も同様にして秘話通信を
行うことができる。ここでアナログ端末インタフェース
3、26には、ファクシミリ装置等の非音声端末のほ
か、アナログ電話等の音声端末やモデム等の非音声デー
タ端末を接続することができる。またディジタル端末イ
ンタフェース33、36には、パソコン以外のディジタ
ルデータ端末も接続することができる。
【0026】図2は、送信側の秘話用接続装置2におい
て公開鍵配送法を用いて秘話通信を行う場合のフローチ
ャートである。まず操作者は、送信側ファクシミリ装置
1に原稿をセットするとともに、送り先の電話番号を入
力し、スタートボタンを押す。これにより秘話用接続装
置2は発呼を受ける(ステップS1)。
【0027】秘話用接続装置2は、送信側ファクシミリ
装置1から通知された電話番号を呼設定信号に変換して
ISDN回線網41側へ出力する(ステップS2)。そ
して、ISDN回線網41から呼出中信号を受信し(ス
テップS3)、送信側ファクシミリ装置1に対して呼出
音を出力する(ステップS4)。
【0028】ISDN回線網41側から応答信号を受信
すると(ステップS5)、送信側の秘話用接続装置2か
ら受信側の秘話用接続装置21までの回線接続が確立さ
れる。ここで、送信側の秘話用接続装置2の秘話機能を
オンする秘話スイッチ12の状態を判定する(ステップ
S6)。もし秘話スイッチ12がオフの場合は、通常の
ファクシミリの通信手順に従う。すなわち、呼出音停
止、応答信号(転極)出力を行い(ステップS18)、
ファクシミリ通信シーケンスに従い画像送信を行う(ス
テップS19)。ファクシミリ側回線が切断されると
(ステップS20)、回線切断シーケンスに従って回線
を切断し(ステップS21)、処理を終了する(ステッ
プS22)。
【0029】一方、秘話スイッチ12がオンの場合は、
送信側ファクシミリ装置1に対する呼出音の出力を保持
したまま(ステップS7)、自身が生成した公開鍵YA
をISDN回線網41側へ配送する(ステップS8)。
次に、受信側の秘話用接続装置21から公開鍵YBの配
送があるかないかを判定する(ステップS9)。もし公
開鍵YBの配送がない場合は、受信側の秘話用接続装置
21が秘話通信を受信できないと判断し、秘密文書の送
信をとりやめるため回線切断シーケンスを実行する(ス
テップS21)。公開鍵YBの配送がある場合は、自身
の生成した公開鍵YAと受信側装置から配送された公開
鍵YBを用いて共通鍵を生成し(ステップS10)、暗
号化の準備が完了する(ステップS11)。
【0030】次に、送信側ファクシミリ装置1に対し
て、呼出音の停止、応答信号(転極)出力を行い(ステ
ップS12)、送信側ファクシミリ装置1とISDN回
線網41、さらに受信側ファクシミリ装置27間の回線
接続を行う。このあと開始されるファクシミリ通信シー
ケンスは、共通鍵により暗号化されたデータで行われる
(ステップS13)。このファクシミリ通信シーケンス
完了後に、暗号化した画像の送信が始まる(ステップS
14)。画像送信が完了すると、ファクシミリ回線切断
シーケンスに従って回線を切断する(ステップS15、
ステップS16)。回線切断後に共通鍵をリセットし
(ステップS17)、処理を終了する(ステップS2
2)。
【0031】図3は受信側の秘話用接続装置21におい
て公開鍵配送法を用いて秘話通信を行う場合のフローチ
ャートである。まず秘話用接続装置21は、ISDN回
線網41から呼設定信号を受信すると(ステップS10
1)、受信側の秘話機能部31をオンする秘話スイッチ
32の状態を判定する(ステップS102)。もし秘話
スイッチ32がオフの場合は、ファクシミリに呼出信号
を出力し(ステップS117)、通常のファクシミリ自
動受信シーケンスに従う。すなわち、ファクシミリ接続
信号を受信し(ステップS118)、ファクシミリ通信
シーケンスに従って画像送信を行う(ステップS11
9)。ファクシミリ側回線が切断されると(ステップS
120)、回線切断シーケンスに従って回線を切断し
(ステップS121)、処理を終了する(ステップS1
22)。
【0032】秘話スイッチ32がオンの場合は、受信側
ファクシミリ装置27への呼出を一時待機し(ステップ
S103)、ISDN回線網41側へ呼出中信号の出力
を行う(ステップS104)。さらに、受信側ファクシ
ミリ装置27への接続が未状態にもかかわらず、ISD
N回線網41側へ応答信号の出力を行うことにより(ス
テップS105)、送信側の秘話用接続装置2と受信側
の秘話用接続装置21のあいだの回線接続を確立する。
この呼出の一時待機の時間内に、以下に示す公開鍵配送
法による秘話通信手順を実行する。
【0033】秘話用接続装置21は、まず自身が生成し
た公開鍵YBをISDN回線網41へ配送し(ステップ
S106)、次にISDN回線網41側からの公開鍵Y
Aの配送があるかないかを判定する(ステップS10
7)。もし公開鍵YAの配送がない場合は、公開鍵YB
の配送停止等の秘話機能停止を行い(ステップS11
6)、ファクシミリに呼出信号を出力し(ステップS1
17)、上述の場合と同様に通常のファクシミリ自動受
信シーケンスに従う(ステップS118〜S122)。
【0034】公開鍵YAの配送がある場合は、自身の生
成した公開鍵YBと公開鍵YAを用いて共通鍵を生成す
る(ステップS108)。共通鍵が生成され暗号化、復
号化の準備が完了すると(ステップS109)、受信側
ファクシミリ装置27に対して呼出信号を出力する(ス
テップS110)。これにより受信側ファクシミリ装置
27が着呼を受け付け、秘話用接続装置21がファクシ
ミリ接続信号を受信する。これで送信側ファクシミリ装
置1と受信側ファクシミリ装置27間の回線が接続され
る(ステップS111)。
【0035】この後は、共通鍵を用いてファクシミリ通
信シーケンスの復号化を行い(ステップS112)、そ
して受信画像の復号化を行う(ステップS113)。受
信画像の完了に伴うファクシミリ側回線切断により(ス
テップS114)、回線切断シーケンスに従って回線切
断を行う(ステップS115)。回線切断後に共通鍵を
リセットし(ステップS123)、処理を終了する(ス
テップS122)。
【0036】図4は、秘話用接続装置間における秘話通
信手順の一例を示す図である。同図において図2、図3
のステップと対応するステップには同符号を付してあ
る。図4のように、受信側の秘話用接続装置21がIS
DN回線網41の応答信号を出力し(ステップS10
5)、送信側の秘話用接続装置2がISDN回線網41
側から応答信号を受信すると(ステップS5)、両者間
で回線接続が確立された状態となる(ステップS20
1)。この状態で、送信側の秘話用接続装置2は、公開
鍵の配送を示すIDL信号を受信側秘話用接続装置21
に送信する(ステップS202)。受信側の秘話用接続
装置21は、IDL信号を受信したことを示すためにI
DL信号を返信する(ステップS203)。
【0037】送信側の秘話用接続装置2は返信IDLを
受信し、公開鍵YAを配送する(ステップS204)。
同様に受信側の秘話用接続装置21は、公開鍵YBを配
送する(ステップS205)。ステップS202〜S2
05は、図2の公開鍵YAを生成ISDN回線網41側
へ配送のステップS8、および図3の公開鍵YBを生成
ISDN回線網41側へ配送のステップS106にそれ
ぞれ相当する。
【0038】受信側の秘話用接続装置21は、配送され
た公開鍵YAを用いて共通鍵を生成し(ステップS10
8)、共通鍵の完了通知としてIDL信号を送信する
(ステップS206)。また送信側の秘話用接続装置2
も同様に、配送された公開鍵YBを用いて共通鍵を生成
し(ステップS10)、共通鍵の完了通知としてIDL
信号を送信する(ステップS207)。次に、互いに、
共通鍵の生成完了通知を受信したことを示すEOC信号
を送信する(ステップS208、S209)。ステップ
S206〜S209は、図2の暗号化準備完了のステッ
プS11、および図3の復号化準備完了のステップS1
09にそれぞれ相当する。
【0039】送信側の秘話用接続装置2は、暗号化され
たIDL信号を送信し(ステップS210)、暗号文の
送受信を開始する(S211)。これらのステップは、
図2のステップS13、S14、及び図3のステップS
112、S113にそれぞれ相当する。
【0040】もし、何らかの理由で送信側が暗号文の送
信を停止し平文を送信する場合は、送信側秘話用接続装
置2の秘話スイッチ12をオフすることにより、暗号化
されたEOC信号を送信し、暗号化の停止を通知する
(ステップS212)。暗号化されたEOCを受信した
受信側秘話用接続装置21は秘話スイッチ32がオンに
もかかわらず平文受信に移行するために、暗号化された
EOCを返信する(ステップS213)。以下、通常の
平文通信になる(ステップS214)。再度、送信側か
ら暗号文を送信する場合は、送信側の秘話用接続装置2
の秘話スイッチ12をオンすることによりステップS2
02に戻る。
【0041】IDL信号およびEOC信号は、固定的な
連続パターンである必要はなく、各ステップを示す情報
を含む信号であっても構わない。本例では、このような
秘話通信手順を有することにより、秘話通信の途中から
平文通信への移行または平文通信から秘話通信への移行
を実現することができる。
【0042】図5は、ファクシミリ装置間で自動的に行
われる秘話通信手順の一例を図2、図3のステップと対
応させて示した図である。主要ステップについて以下に
説明する。
【0043】同図において、通常のファクシミリ送信操
作によりISDN回線網41に呼設定を行い、秘話用接
続装置間での回線接続が確立されている状態がステップ
S5及びS105である。この時、前述のように受信側
のファクシミリ装置27に対する呼出は一時待機状態に
なる(ステップS103)。
【0044】次に、図4で説明した、秘話通信確立手順
を行い秘話用接続装置間で秘話通信が確立した状態がス
テップS11及びS109である。また、受信側ファク
シミリ装置への呼出一時待機を解除し(ステップS11
0)、送受信のファクシミリ装置間での回線接続が確立
された状態がステップS12、S111である。この時
は、送受信側のファクシミリ装置間は秘話通信が確立さ
れている。
【0045】次に、CNG信号から始まる一連のファク
シミリ装置間トレーニングおよび画像の送信を、暗号文
で行っている状態がステップS13、S14、S11
2、S113である。送信側のファクシミリ装置1から
は回線切断信号DCNが送信され、これにより回線が切
断された状態がステップS15、S16、S114、S
115である。回線切断後、秘話用接続装置内で共通鍵
がリセットされ、次回の秘話通信に備える状態がステッ
プS17、S123である。
【0046】上述の実施例は、通信回線網がディジタル
回線網(ISDN回線網)である場合を示したが、図1
のISDN回線インタフェース7、22をアナログ電話
回線インタフェースに変えることにより、通信回線網が
アナログ電話回線網でも、通常の発呼動作のみで自動的
に秘話通信を行うことが可能である。
【0047】このように、秘話用接続装置を通信端末と
通信回線網のあいだに設置し、あらかじめ秘話通信手順
を確立した後に、送信側と受信側の端末間の回線接続を
促すよう構成しているため、端末設備は既存のままで使
用可能である。また、端末間の通信手順に影響を与えず
に、自動的に秘話通信を実現することができるという利
点がある。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、秘話通信を簡易に実現
し得る秘話用接続装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る秘話用接続装置を用いて秘話通信
を自動的に行う実施例を示す図である。
【図2】送信側の秘話用接続装置において公開鍵配送法
を用いて秘話通信を行う場合のフローチャートである。
【図3】受信側の秘話用接続装置において公開鍵配送法
を用いて秘話通信を行う場合のフローチャートである。
【図4】秘話用接続装置間における秘話通信手順の一例
を示す図である。
【図5】ファクシミリ装置間で自動的に行われる秘話通
信手順の一例を示す図である。
【符号の説明】
1、27 ファクシミリ装置 2、21 秘話用接続装置 3、26 アナログ端末インタフェース 4、25 SLIC 5、24 音声CODEC 6、23 CPU 7、22 ISDN回線インタフェース 8、30 DTMF 9、31 秘話機能部 10、28 ROM 11、29 RAM 12、32 秘話スイッチ 33、35 パーソナルコンピュータ 34、36 ディジタル端末インタフェース 41 ISDN回線網
フロントページの続き (72)発明者 吉田 大輔 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所情報通信事業部内 (72)発明者 岡本 栄晴 東京都武蔵野市御殿山一丁目1番3号 エ ヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株 式会社内 (72)発明者 中里 光弘 東京都武蔵野市御殿山一丁目1番3号 エ ヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株 式会社内 Fターム(参考) 5C075 AB03 BA05 CA01 CD09 EE02 EE03 FF05 5K013 AA08 BA02 EA01 FA07 5K101 KK01 LL03 MM06 NN06 NN18 NN21 PP03 TT06 TT08 UU16

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信端末からの接続要求に基づいて接続
    要求信号を通信回線網に送出し、接続要求信号を受信し
    た側から通信回線網を介して配送されてくる公開鍵と内
    部で生成する公開鍵から共通鍵を生成し、通信端末から
    入力されるデータを共通鍵を用いて暗号化して通信回線
    網に送出するよう構成したことを特徴とする秘話用接続
    装置。
  2. 【請求項2】 通信回線網を介して接続要求信号を受信
    した際に通信端末の呼出を一時待機し、接続要求信号の
    送信側から通信回線網を介して配送されてくる公開鍵と
    内部で生成する公開鍵から共通鍵を生成し、前記通信端
    末の呼出の一時待機を解除し、通信回線網を介して入力
    される暗号化データを共通鍵を用いて復号化して通信端
    末に送出するよう構成したことを特徴とする秘話用接続
    装置。
  3. 【請求項3】 前記通信端末と接続されるアナログ端末
    インタフェースを有することを特徴とする請求項1又は
    2記載の秘話用接続装置。
  4. 【請求項4】 前記通信端末と接続されるディジタル端
    末インタフェースを有することを特徴とする請求項1又
    は2記載の秘話用接続装置。
  5. 【請求項5】 前記通信回線網と接続されるディジタル
    回線インタフェースを有することを特徴とする請求項1
    又は2記載の秘話用接続装置。
  6. 【請求項6】 通信端末と接続される端末インタフェー
    スと、前記端末インタフェースから入力されるデータを
    暗号化するよう構成された秘話機能部と、前記秘話機能
    部から出力される暗号化データを送出するよう処理する
    中央処理装置とを備えたことを特徴とするターミナルア
    ダプタ。
  7. 【請求項7】 前記暗号化データを送出するためのディ
    ジタル回線インタフェースを有することを特徴とする請
    求項6記載のターミナルアダプタ。
  8. 【請求項8】 前記秘話機能部は、外部から配送されて
    くる暗号化データを復号化するよう構成されたことを特
    徴とする請求項6又は7記載のターミナルアダプタ。
  9. 【請求項9】 前記秘話機能部の動作をオンオフする秘
    話スイッチを有することを特徴とする請求項6乃至8の
    いずれかに記載のターミナルアダプタ。
  10. 【請求項10】 送信側の通信端末からの発呼に基づい
    て送信側秘話用接続装置から呼設定信号を通信回線網に
    送出し、前記呼設定信号を受信側秘話用接続装置で受信
    した際に受信側の通信端末の呼出を一時待機し、送信側
    秘話用接続装置で生成した公開鍵と受信側秘話用接続装
    置で生成した公開鍵から共通鍵を生成し、前記受信側の
    通信端末の呼出の一時待機を解除して、送信側秘話用接
    続装置において送信側の通信端末から入力されるデータ
    を共通鍵を用いて暗号化して通信回線網に送出し、受信
    側秘話用接続装置において前記暗号化されたデータを入
    力し共通鍵を用いて復号化して受信側の通信端末に送出
    することを特徴とする秘話通信方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005348064A (ja) * 2004-06-02 2005-12-15 Denso Corp 通信システム、暗号化/復号中継装置、及び通信制御装置
JP2008199620A (ja) * 2007-02-14 2008-08-28 Fuji Xerox Co Ltd 検証プロセスを実行するための方法、移動端末、処理装置及びプログラム
WO2021167336A1 (ko) * 2020-02-17 2021-08-26 주식회사 이와이엘 양자난수 기반의 양자암호화칩이 탑재된 비화기기 및 이를 이용한 비화통신 서비스 제공방법

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