JP3528087B2 - レバー式コネクタ - Google Patents

レバー式コネクタ

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JP3528087B2
JP3528087B2 JP23104296A JP23104296A JP3528087B2 JP 3528087 B2 JP3528087 B2 JP 3528087B2 JP 23104296 A JP23104296 A JP 23104296A JP 23104296 A JP23104296 A JP 23104296A JP 3528087 B2 JP3528087 B2 JP 3528087B2
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ハウジングカバー
にレバーを備えたレバー式コネクタに関する。 【0002】 【従来の技術】コネクタの中には、結合を円滑に行わせ
るためにレバーを備えたものがある。たとえば、図9に
示すレバー式コネクタでは、レバー1は、雌側コネクタ
ハウジング2を覆うハウジングカバー3に装着されてお
り、そのレバー1には雄側コネクタハウジング4に形成
されたラック5に噛合可能な歯6が切り欠き形成されて
いる。そして、歯6とラック5を噛み合わせた状態でレ
バー1を回動操作すると、雌雄両コネクタハウジング
2,4は相互に結合方向へと移動して行くのである。 【0003】このハウジングカバー3は、図中右側面が
開口してハウジング収容口7となっており、そのハウジ
ング収容口7を介して雌側コネクタハウジング2を収容
するようにしている。また、そのハウジング収容口7の
後部(図中、奥部)は電線引出口8とされており、雌側
コネクタハウジング2から引き出された複数の電線が束
ねられた状態でそこから引き出されるようになってい
る。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところが、上記構成で
は、歯6とラック5との関係からハウジングカバー3は
雌側コネクタハウジング2に対して左方向(図9中、左
上方向)からのみ装着可能となっている。そのため、ハ
ウジングカバー3を装着した状態において電線引出口8
は必ず正面視右側に配され、電線の引き回し作業におけ
る自由度を少なくしていた。 【0005】一方、ハウジングカバーを雌側コネクタハ
ウジングに対して左右どちら方向からでも装着できるよ
うに構成すれば、電線引出口を選択的に左右どちら側に
も配することができるから、電線の引き回し作業におけ
る自由度を高めることができる。しかし、ハウジングカ
バーを左右どちら方向からでも装着できる構成とする
と、ハウジングカバーをどちら向きで装着しても雌雄両
コネクタの結合を可能にしなければならないことから、
必然的に、雌雄両コネクタ間における逆挿入を許容する
ことになってしまう。本発明は、上記事情に鑑みてなさ
れたもので、その目的は、ハウジングカバーにレバーが
装着されるものにおいて、そのハウジングカバーの装着
向きを替えることができかつ相手側コネクタに対する逆
挿入防止も可能なレバー式コネクタを提供するところに
ある。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のレバー式コネクタは、相互に結合可能な雌
雄両コネクタハウジングと、この両コネクタハウジング
の結合方向と直交する方向の側面は、ハウジング収容口
と電線引き出し口が開設されて前記両コネクタハウジン
グのうちの一方のものを前記ハウジング収容口を介して
内部に挿入可能に形成されているが、前記側面と反対側
の側面は閉じられた形態となっているハウジングカバー
と、このハウジングカバーに回動操作可能に取り付けら
れ前記雌雄両コネクタハウジングを相互に結合方向に移
動可能とするレバーとを備え、このレバーには、前記両
コネクタハウジングのうちの他方のものに形成された係
合ピンに係合し、前記レバーの回動操作に基づくカム作
用によって前記係合ピンを前記両コネクタハウジンの結
合方向に移動させるカム溝が形成されるとともに、その
係合ピンと前記カム溝の前記係合ピンに対する挿入口と
が、それぞれが設けられたコネクタハウジングにおける
雌雄両コネクタハウジングの結合方向とは直交する方向
の中心線上に配されることにより、前記ハウジングカバ
ーが前記一方のコネクタハウジングに対して前記レバー
の回動軸方向に対向する両側面の位置を反転させる反転
向き及び反転させない非反転向きで装着可能となってお
り、かつ、前記一方のコネクタハウジングにおいて前記
ハウジングカバーへの挿入方向に対面する側面のうちの
一方には、前記他方のコネクタハウジングに対する逆挿
入防止部が設けられ、前記他方のコネクタハウジングに
は両コネクタハウジングが正規の状態で結合したときに
は前記逆挿入防止部と嵌合可能な逆挿入防止受部が設け
られ、さらに、前記逆挿入防止部は前記一方のコネクタ
ハウジングに対し前記ハウジングカバーを反転向き又は
非反転向きのいずれか一方の向きで装着した時には前記
ハウジング収容口を介して露出し、他方の向きで装着し
た時には、前記ハウジングカバーにおける前記ハウジン
グ収容口と反対側の閉じられた側面に形成された貫通孔
を介して露出することにより、前記逆挿入防止部を反転
向き装着時及び前記非反転向き装着時のいずれの時にお
いても前記ハウジングカバーから露出させて前記逆挿入
防止受部と係合可能としたことに特徴を有する。 【0007】 【発明の作用・効果】本発明によれば、レバーはハウジ
ングカバーに取り付けられている。また、レバーのカム
溝における係合ピンに対する挿入口は、コネクタハウジ
ングにおける雌雄両コネクタハウジングの結合方向とは
直交する方向の中心線上に配されるようになっている。
つまり、ハウジングカバーをレバーの回動軸方向に対向
する両側面を反転させる向きでコネクタハウジングに装
着してもカム溝の挿入口の位置はかわらない。従って、
コネクタハウジングに対してハウジングカバーをレバー
の回動軸方向に対向する両側面を反転・非反転のどちら
向きにも装着することができるから、電線引出口の位置
を選択的に替えることができ、もって配索の自由度が広
がり電線引き回し作業を効率よく行うことができる。 【0008】しかも、ハウジングカバーには貫通孔が形
成されており、ハウジングカバーを反転・非反転どちら
向きで装着しても雌雄両コネクタの結合時には逆挿入防
止部と逆挿入防止受部とを係合させることができるよう
になっている。従って、ハウジングカバーの装着を反転
・非反転どちら向きにも可能にした構成でも、雌雄両コ
ネクタにおける逆挿入防止を図ることができる。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、本発明のレバー式コネクタ
を具体化した一実施形態について図1〜図8を参照して
説明する。本発明のレバー式コネクタは、図1に示すよ
うに、図示しない基板に実装される雄側コネクタMと、
レバー40等を備えた雌側コネクタFとから構成され
る。 【0010】(雄側コネクタ)雄側コネクタMは、図1
の左側に示すように、横方向(図1中、左下から右上方
向)に偏平な直方体に形成された雄側コネクタハウジン
グ10を備え、その内部には雌側コネクタハウジング2
0を収容するための収容室11が形成されている。ま
た、この雄側コネクタハウジング10には雄側端子金具
12が複数組み付けられており、その各雄側端子金具1
2の一端部は収容室11内に突出し、他端部はほぼ直角
に折曲がり基板に半田付けされるようになっている。収
容室11内には、その4隅に左右両側壁(図1中、手前
側の側壁と奥側の側壁)との間にガイド溝13を形成す
るようにガイド突条14が設けられている。さらに、収
容室11内にはその底面と天井面に対向して一対の係合
ピン15が突出形成されている(図1では底面に形成さ
れた係合ピン15のみ図示される)。この係合ピン15
の突出位置は、横方向(本発明にいう雌雄両コネクタハ
ウジングの結合方向とは直交する方向)に対する中心線
上に配設されている。また、収容室11の正面視左内壁
面には、開口縁部から奥側へ向けて逆挿入防止片受溝1
6が形成されており、後述する逆挿入防止片24がここ
に嵌り合うようになっている。 【0011】(雌側コネクタ)雌側コネクタFは、図1
の右側及び図2に示すように、横方向(右下から左上方
向)に偏平な直方体に形成された雌側コネクタハウジン
グ20と、それを覆いかつレバー40が取り付けられた
ハウジングカバー30とを備えて構成される。 【0012】雌側コネクタハウジング20の内部には、
雌側端子金具50(図8参照)を組み付けるためのキャ
ビティ21が並設され、かつ嵌合面(図2中、手前面)
に雄側端子金具12を挿入するための端子挿入口21a
を形成している。また、雌側コネクタハウジング20の
上下両面には、左右両縁部間にわたってリテーナ挿入溝
22がそれぞれ切り欠き形成されており、図8に示すよ
うに、各リテーナ挿入溝22内に各キャビティ21に組
み付けられて一次係止状態にある雌側端子金具50のス
タビライザ51が配されるようになっている。 【0013】雌側コネクタハウジング20の上面には右
側後隅部に、下面には左側後隅部に、係合突部23が形
成されている。また、雌側コネクタハウジング20の正
面視右側面には逆挿入防止片24が突設されている。さ
らに、この逆挿入防止片24を挟んだ上下両側及び逆挿
入防止片24を設けた側とは反対側の側面には突起25
が設けられている。 【0014】ハウジングカバー30は、偏平な箱型をな
し、その内部は上記雌側コネクタハウジング20を収容
するためのハウジング収容室31となり、かつ、正面視
右側面は開口し、雌側コネクタハウジング20をハウジ
ング収容室31内に挿入するためのハウジング収容口3
1aとなっている。そのハウジング収容室31内の天井
面と底面にはハウジング収容口31aから奥方に向けて
リテーナ突条32が対向して形成されており、ハウジン
グ収容室31内に雌側コネクタハウジング20を挿入す
ると上記各リテーナ挿入溝22に嵌り込みそこに突出す
るスタビライザ51をそれぞれ係止するようになってい
る。また、このリテーナ突条32のハウジング収容口3
1a側の端部は斜めに切り欠かれて押圧面32aを形成
しており、スタビライザ51を係止する際に、雌側端子
金具50が半挿入状態であればこれを正規の組み付け位
置に押圧するようにしている。 【0015】ハウジングカバー30の上下両面における
左右両側縁部はその前部(図2中、手前部分)がそれぞ
れ上下に突出してこじり防止片33となっており、上記
雄側コネクタハウジング10のガイド溝13に係合して
雌雄両コネクタハウジング10,20の結合時における
こじりを防止するようにしている。さらに、ハウジング
カバー30の上面には、その右端部にロック片34が撓
み変形可能に切り欠き形成されており、かつそのロック
片34には上記係合突部23に係合可能なロック孔34
aが形成されている。また、そのロック片34と対向す
るハウジングカバー30の底面にも上記係合突部23に
係合可能な係合溝35が形成されている。そして、ハウ
ジングカバー30を後述する非反転向きで装着すると、
上面側の係合突部23はロック孔34aに係合し、下面
側の係合突部23は係合溝35に係合するようになって
いる。また、ハウジングカバー30を後述する反転向き
で装着した場合には、上面側の係合突部23は係合溝3
5に係合し、下面側の係合突部23はロック孔34aに
係合するようになっている。 【0016】ハウジングカバー30の上下両面には、左
縁部と右側後端部にそれぞれ保持突部36,37が形成
されている。さらに、ハウジングカバー30の正面視左
側面(反転向きとした場合には正面視右側面)には、図
3に示すように、上記逆挿入防止片24に対応して方形
状の貫通孔62が穿孔されるとともに、その貫通孔62
を挟んだ上下両側には上記各突起25に対応して角孔6
1が穿孔されている。そして、ハウジングカバー30を
反転向きで装着した場合には雌側コネクタハウジング2
0の正面視右側面に形成された各突起25をそれぞれ角
孔61に嵌め込みつつ、貫通孔62から逆挿入防止片2
4を突出させることができるようになっている。 【0017】なお、ハウジング収容口31aのうち、後
部分(図2中、奥側部分)は、電線引出口31bとされ
ており、各キャビティ21から引き出された電線52が
束ねられた状態でここから引き出されるようになってい
る。また、ハウジングカバー30の前面(図2中、手前
面)には、雌側コネクタハウジング20の端子挿入口2
1aに対応して複数の端子挿入口39が形成されいてい
る。 【0018】レバー40には、左右両側(図1中、上下
両側)に脚片部41が対向して配され、ハウジングカバ
ー30の上下両面を挟み込むように取り付けられてい
る。即ち、レバー40の両脚片部41の下端部には対向
する位置に取付孔41aが穿孔されるとともにハウジン
グカバー30の上下両面にも取付ピン38が突出形成さ
れており、各取付孔41aをそれぞれ取付ピン38に嵌
め込むことによってレバー40の装着がなされている。
また、各脚片部41の上端部にはそれぞれ対向する位置
に保持孔42,43が穿孔されており、保持孔42と保
持突部36とが係合することによりレバー40は待機位
置(図6に示す位置)に保持され、保持孔43と保持突
部37とが係合することによりレバー40は結合位置
(図7に示す位置)に保持されるようになっている。 【0019】また、レバー40の各脚片部41には、カ
ム溝44が形成されている。このカム溝44は、レバー
40の待機位置における前端部から下方(図2中、右
方)に円弧を描くように凹み形成されるとともに、前端
部から後端部に行くに従って徐々に取付孔41aに近付
くように設定されている。また、カム溝44の前端部は
レバー40の縁部に開口して挿入口44aとされてお
り、ここに上記雄側コネクタハウジング10の係合ピン
15を挿入させることができるようになっている。この
挿入口44aの位置は、レバー40をハウジングカバー
30に取着した状態において、雌側コネクタハウジング
20の横方向(本発明にいう雌雄両コネクタハウジング
の結合方向とは直交する方向)に対する中心線上に配さ
れるように設定されている。即ち、ハウジングカバー3
0を裏返して雌側コネクタハウジング20に装着(後述
する反転向きでの装着)しても、その挿入口44aの位
置は雌側コネクタハウジング20の嵌合面側から見た横
辺の中心にあり、その位置は裏返すことなく装着(後述
する非反転向きでの装着)した場合と何等かわらない位
置となっている。 【0020】(ハウジングカバーの非反転向きでの装
着)ハウジングカバー30を非反転向きで装着するに
は、図2に示すように、雌側コネクタハウジング20に
対してハウジングカバー30を左側方へ持って行き、ハ
ウジング収容口31aを雌側コネクタハウジング20側
へ向けた姿勢とする。その後、ハウジング収容口31a
に雌側コネクタハウジング20を挿入するようにしてハ
ウジングカバー30を左方向から嵌め込む。 【0021】そして、雌側コネクタハウジング20の係
合突部23のうち、上面側に形成された係合突部23が
ロック孔34aに係合すれば、雌側コネクタハウジング
20はハウジング収容室31内に保持される。この状態
では、雌側コネクタハウジング20の正面視左側面に形
成された各突起25はそれぞれハウジングカバー30の
角孔61に嵌り込み、かつ雌側コネクタハウジング20
の正面視右側面に形成された各突起25及び逆挿入防止
片24はそれぞれハウジング収容口31aから突出す
る。また、電線引出口31bは正面視右側に配され、雌
側コネクタハウジング20から引き出された電線52は
束ねられた状態でそこから右方向へ引き出される。 【0022】(ハウジングカバーの反転向きでの装着)
ハウジングカバー30を反転した向きで装着するには、
図3に示すように、ハウジングカバー30を上下両面を
反転させかつ雌側コネクタハウジング20の右側方に持
って行く。その後、ハウジングカバー30のハウジング
収容口31aに雌側コネクタハウジング20を挿入する
ようにしてハウジングカバー30を右方向から嵌め込
む。 【0023】そして、雌側コネクタハウジング20の下
面側に形成された係合突部23がロック孔34aに係合
すれば雌側コネクタハウジング20はハウジング収容室
31内に保持される。この状態では、雌側コネクタハウ
ジング20の正面視左側面においては各突起25はハウ
ジング収容口31aから突出し、かつ雌側コネクタハウ
ジング20の正面視右側面においては各突起25は角孔
61に嵌合するとともに逆挿入防止片24が貫通孔62
を介して外方へ突出する。また、電線引出口31bは正
面視左側に配され、電線52は束ねられた状態でそこか
ら左方向へ引き出される。 【0024】(ハウジングカバーを非反転向きで装着し
た場合の雌雄両コネクタの結合動作)ハウジングカバー
30を非反転向きで装着した雌側コネクタFと雄側コネ
クタMとの結合動作について簡単に述べる。まず、レバ
ー40を待機位置に保持した状態で雌側コネクタFを雄
側コネクタMの収容室11内に嵌め込む(図6参照)。
この際、図4に示すように、雌側コネクタFの正面視右
側面においてハウジング収容口31aから突出する各突
起25が収容室11の内壁面に係合し、雌側コネクタF
はカム溝44の挿入口44aが係合ピン15に嵌り合う
位置へと位置決めされる。また、雄側コネクタハウジン
グ10の逆挿入防止片受溝16には逆挿入防止片24が
嵌り合う。そして、レバー40を右方向(図6中、矢印
方向)に回動すると、レバー40の回動に伴って、係合
ピン15はカム溝44に沿ってその後端部側へと誘導さ
れて行く。これにより、雌雄両コネクタハウジング1
0,20は結合方向へと移動し、レバー40の回動位置
が結合位置となれば、雌雄両コネクタハウジング10,
20は完全に嵌り合って結合状態となる(図7参照)。 【0025】(ハウジングカバーを非反転向きで装着し
た場合の雌雄両コネクタの結合動作)ハウジングカバー
30を反転向きで装着した雌側コネクタFと雄側コネク
タMとの結合動作については、レバー40の回動方向が
上記非反転向きで装着した場合とは反対方向(左方向)
になるだけでその他の動作は同様である。しかし、雌側
コネクタFを雄側コネクタMの収容室11内に嵌め込む
際には、図5に示すように、雌側コネクタFの正面視左
側面においてハウジングカバー30のハウジング収容口
31aから突出する各突起25が収容室11の内壁面に
係合し、雌側コネクタFは挿入口44aが係合ピン15
に嵌り合う位置へと位置決めされることになる。 【0026】(本実施形態の効果)このように本実施形
態では、雌側コネクタFにおいて、ハウジングカバー3
0を非反転・反転向きで雌側コネクタハウジング20に
装着することができるから、その結果、電線52を左右
どらら側からでも引き出すことができ、もって配索の自
由度が広がり電線引き回し作業を効率よく行うことがで
きる。 【0027】しかも、ハウジングカバー30には貫通孔
62が形成されており、ハウジングカバー30を反転・
非反転どちら向きで装着しても雌雄両コネクタM,Fの
結合時には逆挿入防止片24と逆挿入防止片受溝16と
を係合させることができるようになっている。従って、
ハウジングカバー30の装着を反転・非反転どちら向き
にも可能な構成としても、雌雄両コネクタM,F間にお
ける逆挿入防止を図ることができる。 【0028】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、例えば次のように変形して実施すること
ができ、これらの実施形態も本発明の技術的範囲に属す
る。 (1) 上記実施形態では、雌側コネクタハウジング2
0に逆挿入防止片24が突出形成され、雄側コネクタハ
ウジング10にはこれに係合可能な逆挿入防止片受溝1
6が形成されていたが、逆に雄側コネクタハウジングに
逆挿入防止片が突出形成され、雌側コネクタハウジング
に逆挿入防止片受溝が形成される構成であってもよい。
なお、この場合にも、逆挿入防止片はハウジングカバー
に形成された貫通孔を介して逆挿入防止片受溝に係合す
ることになる。その他、本発明は要旨を逸脱しない範囲
内で種々変更して実施することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本実施形態の全体を示す斜視図である。 【図2】ハウジングカバーの非反転向きでの装着を示す
分解斜視図である。 【図3】ハウジングカバーの反転向きでの装着を示す分
解斜視図である。 【図4】ハウジングカバーが非反転向きで装着された雌
雄両コネクタの結合状態を示す正断面図である。 【図5】ハウジングカバーが反転向きで装着された雌雄
両コネクタの結合状態を示す正断面図である。 【図6】待機位置にあるレバー(ハウジングカバーは非
反転向きで装着)を示す上面図である。 【図7】結合位置にあるレバー(ハウジングカバーは非
反転向きで装着)を示す上面図である。 【図8】雌側コネクタの側断面図である。 【図9】従来例を示す分解斜視図である。 【符号の説明】 10…雄側コネクタハウジング 15…係合ピン 16…逆挿入防止片受溝(逆挿入防止受部) 20…雌側コネクタハウジング 24…逆挿入防止片(逆挿入防止部) 30…ハウジングカバー 31b…電線引出口 44…カム溝 44a…挿入口 40…レバー 52…電線 62…貫通孔

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 相互に結合可能な雌雄両コネクタハウジ
    ングと、この両コネクタハウジングの結合方向と直交す
    る方向の側面は、ハウジング収容口と電線引き出し口が
    開設されて前記両コネクタハウジングのうちの一方のも
    のを前記ハウジング収容口を介して内部に挿入可能に形
    成されているが、前記側面と反対側の側面は閉じられた
    形態となっているハウジングカバーと、このハウジング
    カバーに回動操作可能に取り付けられ前記雌雄両コネク
    タハウジングを相互に結合方向に移動可能とするレバー
    とを備え、 このレバーには、前記両コネクタハウジングのうちの他
    方のものに形成された係合ピンに係合し、前記レバーの
    回動操作に基づくカム作用によって前記係合ピンを前記
    両コネクタハウジンの結合方向に移動させるカム溝が形
    成されるとともに、その係合ピンと前記カム溝の前記係
    合ピンに対する挿入口とが、それぞれが設けられたコネ
    クタハウジングにおける雌雄両コネクタハウジングの結
    合方向とは直交する方向の中心線上に配されることによ
    り、前記ハウジングカバーが前記一方のコネクタハウジ
    ングに対して前記レバーの回動軸方向に対向する両側面
    の位置を反転させる反転向き及び反転させない非反転向
    きで装着可能となっており、 かつ、前記一方のコネクタハウジングにおいて前記ハウ
    ジングカバーへの挿入方向に対面する側面のうちの一方
    には、前記他方のコネクタハウジングに対する逆挿入防
    止部が設けられ、前記他方のコネクタハウジングには両
    コネクタハウジングが正規の状態で結合したときには前
    記逆挿入防止部と嵌合可能な逆挿入防止受部が設けら
    れ、 さらに、前記逆挿入防止部は前記一方のコネクタハウジ
    ングに対し前記ハウジングカバーを反転向き又は非反転
    向きのいずれか一方の向きで装着した時には前記ハウジ
    ング収容口を介して露出し、他方の向きで装着した時に
    は、前記ハウジングカバーにおける前記ハウジング収容
    口と反対側の閉じられた側面に形成された貫通孔を介し
    て露出することにより、前記逆挿入防止部を反転向き装
    着時及び前記非反転向き装着時のいずれの時においても
    前記ハウジングカバーから露出させて前記逆挿入防止受
    部と係合可能とした ことを特徴とするレバー式コネク
    タ。
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