JP5211983B2 - コネクタ - Google Patents

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本発明は、コネクタに関する。
特許文献1に記載のコネクタは、電線の端末に接続された端子金具と、端子金具が収容される複数のキャビティを有するハウジングと、ハウジングの後部に取り付けられるキャップ状のカバーとを備えている。ハウジングの後面からは複数本の電線が引き出され、引き出された電線がカバーによって所定の向きに規定されたあとカバーの導出口を通して外部に導出されるようになっている。
カバーは、電線の向きを規定する背板と、背板の両側から互いに略平行に突出する一対の側板とを有し、これら両側板及び背板の内側に電線が屈曲状態で収容されている。両側板間には電線の配線方向に略一定幅をなす電線導出路が保有されている。
特開2008−123899公報
ところで、上記のようなカバー付きコネクタを車両に搭載する際に、コネクタをパネルの一面側から他面側へと貫通させることがある。かかる場合、パネルの貫通孔にコネクタが通り抜け可能なように、貫通孔の孔径よりも小さいサイズのコネクタを用意しなければならない。しかるに電線密度が高密度化するに伴ってカバーのサイズが大型化しており、カバーの高さ寸法が障壁となってコネクタの通り抜けができない事態が生じている。これに鑑み、例えば、カバーの幅寸法を大きくすることで高さ寸法を抑えることも可能であるが、そうすると、材料の無駄が多いのに加え、両側板の外面を回動領域とするレバーの幅寸法も同様に大きくしなければならず、実用性に欠けるという問題がある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、カバーの大型化を回避した実用的価値の高いコネクタを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、電線の端末に接続される端子金具と、前記端子金具が収容されるハウジングと、前記ハウジングに取り付けられ、かつ前記ハウジングの電線引出面から引き出される電線を所定の向きに規定するキャップ状のカバーとを備え、前記カバーが、前記電線引出面に向けて開口する電線導入口と、外方に向けて開口する電線導出口とを有しているコネクタであって、前記カバーには、前記電線導出口側に膨出して前記電線の導出路を拡大する膨出部が設けられ、前記カバーは、前記電線引出面と対向して前記電線を所定の向きに屈曲させる背板と、前記背板の両側から突出してこの背板との間に前記電線導入口及び前記電線導出口を画成する一対の側板とを有し、前記電線導入口及び前記電線導出口が互いに略直交する方向に開口するものであり、かつ、前記膨出部が前記側板における前記背板側に設けられていて、前記電線導出口の開口幅が前記電線導入口の開口幅よりも大きくされ、前記背板には、前記膨出部に対応する型抜き孔が前記電線導入口の開口方向に貫通して設けられ、前記膨出部の内面には、前記電線導入口の開口方向に延び、前記型抜き孔内にて前記背板と一体に連なるリブが設けられ、前記膨出部は、前記両側板のそれぞれに設けられ、前記リブは、前記両膨出部のそれぞれに複数設けられ、かつ前記両膨出部で前記電線の配線方向に互い違いにずれるように千鳥状に配置されている構成としたところに特徴を有する。
請求項の発明は、請求項に記載のものにおいて、前記側板の外面は、相手コネクタとの嵌合動作を助勢するレバーが回動する回動領域と、前記レバーが回動しない非回動領域とからなり、前記膨出部は、前記非回動領域に設けられているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
膨出部を膨出して設けることにより、カバー全体を大型化しなくとも、電線の導出路が確保されるため、実用的価値が高められる。
また、膨出部が側板における背板側に設けられていて、電線導出口の開口幅が電線導入口の開口幅よりも大きくされているから、電線密度の高くなる電線導出口側でかつ背板側の領域に膨出部が設けられることとなり、膨出部内に電線が効率よく収容される。したがって、膨出部が必要以上に大きくなることがなく、材料の無駄が極力省かれる結果、実用的価値がいっそう高められる。また、背板には膨出部に対応する型抜き孔が電線導入口の開口方向に貫通して設けられ、つまり電線導入口の開口方向に移動する金型により、背板及び両側板が成形されるとともに、膨出部も成形されるため、膨出部成形用の金型を別に用意する必要がなく、金型構造の簡素化を図れる。また、背板に型抜き孔が貫通して設けられているため、背板及び膨出部の強度を保てないおそれがあるが、型抜き孔内にて背板と一体に連なるリブによって背板及び膨出部の強度が確保される。また、リブが電線導入口の開口方向に延び、膨出部成形用の金型によって成形されるため、リブ成形用の金型を用意する必要がなく、金型構造が複雑になることもない。さらに、仮に、リブが両膨出部で電線の配線方向の同位置に対向して配置されていると、対向するリブ間に電線の導出路が狭窄されて、電線の高密度化に対応できなくなる。しかるに本発明によれば、リブが両膨出部で電線の配線方向に互い違いにずれるように千鳥状に配置されているから、電線の導出路が各リブによって蛇行して構成されることとなり、電線の高密度化に支障なく対応することができる。
<請求項の発明>
膨出部がレバーの非回動領域に設けられているため、膨出部を設けるにあたり、レバーの大型化を伴うことがない。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図10によって説明する。本実施形態に係るコネクタ10は、ハウジング20、レバー40、カバー60及び端子金具(図示せず)を備えて構成されている。ハウジング20は、相手コネクタ90と嵌合可能とされている。なお、以下の説明において前後方向については、相手コネクタ90との嵌合面側を前方とする。
相手コネクタ90は、図1に示すように、合成樹脂製であって左右に細長い角筒状のフード部91を備え、フード部91内には、複数本のタブ(図示せず)が突出状態で配置されている。フード部91の両長辺壁の内面には、左右一対ずつのカムフォロア92が突出して設けられている。また、フード部91の両短辺壁の内面前端には、左右一対のレバーロック部93が突設されている。
ハウジング20は合成樹脂製であって、全体として左右に細長いブロック状をなし、フード部91内にその全体が嵌合可能とされている。ハウジング20は複数のキャビティ(図示せず)を有し、各キャビティ内に後方から端子金具が挿入可能とされている。端子金具は電線100の端末に接続される雌端子金具であって、相手コネクタ90との嵌合に伴い前方からタブを受け入れて、相手の雄端子金具と接続可能とされている。ハウジング20の後面は各電線100が引き出される電線引出面とされている。
ハウジング20の両長辺側外面の後端部には、左右一対ずつの支軸21が突設されている。レバー40は支軸21を中心として回動可能とされている。ハウジング20の長さ方向(左右方向)両端部には、長辺側外面から短辺側外面にかけて回り込む左右一対の周壁22が設けられ、長辺側外面における両周壁22の角部にはレバー40の過度の拡開変形を防止する規制片23が設けられている。ハウジング20の両短辺側外面には、周壁22の後端の幅方向略中央部から後方に延びる左右一対の係合リブ24が設けられている。また、ハウジング20の両長辺側外面の長さ方向両端部には、左右一対ずつのロック部25が突設されている。
レバー40は合成樹脂製であって、幅方向に延びる操作部41と、操作部41の幅方向両端部(両側部)から互いに略平行に突出する一対のアーム部42とからなり、全体として門型板状をなしている。操作部41には、図2に示すように、レバーロック受部43が内外に撓み可能に設けられている。レバーロック受部43は、レバーロック部93を嵌合可能なレバーロック孔44を有するとともに、レバーロック孔44よりも前方に、係合リブ24を嵌合可能であって操作部41の前端に開口する係合溝45を有している。図3に示すように、レバーロック孔44及び係合溝45はいずれも操作部41の幅方向略中央部に設けられている。
図1に示すように、アーム部42には支軸21を受ける軸受孔46が貫通して設けられており、軸受孔46内に支軸21が嵌合されて、レバー40がハウジング20に回動可能に装着されるようになっている。また、アーム部42には相手側のカムフォロア92と係合可能なカム溝47が貫通して設けられている。カム溝47は、アーム部42の外周縁に開口する溝入口48を有し、この溝入口48を通して前方からカムフォロア92を受け入れ可能とされている。
アーム部42の外周縁には、その外面を凹ませてなる薄肉部49が設けられている。薄肉部49の外面に規制片23が当接することにより、両アーム部42の過度撓みが規制されるようになっている。アーム部42の後端縁には略直線リブ状の直線部51が設けられている。かかるレバー40は、支軸21を中心とする回動操作により、直線部51を水平軸に対して斜めに配する仮係止位置(図1を参照)と、直線部51を水平軸にほぼ沿って配する本係止位置(図2を参照)とに変位可能とされている。仮係止位置ではカム溝47の溝入口48が前方へ臨んでカムフォロア92を受け入れ、仮係止位置から本係止位置に至る過程ではカムフォロア92がカム溝47の溝面を摺動することで発揮されるカム作用によって相手コネクタ90が低嵌合力で引き寄せられ、本係止位置ではレバーロック受部43のレバーロック孔44にレバーロック部93が弾性的に嵌ることにより、レバー40が回動規制状態に保持されるようになっている。また、レバー40の回動終盤位置から本係止位置にかけては、図3に示すように、操作部41の係合溝45内に係合リブ24が嵌合することにより、ハウジング20に対するレバー40の幅方向への位置ずれが規制され、相手コネクタ90との嵌合動作に起因する姿勢の傾きが矯正されるようになっている。
続いてカバー60について説明すると、カバー60は、同じく合成樹脂製であって全体としてキャップ状をなし、図5ないし図7に示すように、ハウジング20の後面と所定の高さ間隔をあけて対向する背板61と、背板61の幅方向両端縁に全長に亘って連なって互いに略平行に突出する左右一対の側板62とを有し、その内部には電線100の収容空間70が保有されている。背板61は、ハウジング20の後面と平行に配されて電線100を強制的に屈曲させる強制板63と、強制板63の長さ方向の一端から前方へ曲面状に垂下する閉止板64とからなる。そして、カバー60は、閉止板64及び両側板62の各前端によって囲まれて、ハウジング20の後面に向けて開口する電線導入口65と、閉止板64と対向する位置にあって強制板63及び両側板62の長さ方向の各他端によって囲まれて、外側方へ向けて開口する電線導出口66とを有している。
電線導入口65と電線導出口66とは、互いに略直交する方向に開口する位置関係であって、両側板62の自由端側の角部間にて互いに連通している。電線導出口66の開口幅は電線導入口65の開口幅よりも大きく、電線導出口66の開口長さ(開口高さ)は電線導入口65の開口長さよりも小さくされている。そして、ハウジング20から引き出された複数本の電線100は、電線導入口65を通して収容空間70内に導入され、強制板63によって一側方へ向きが変更されたあと電線導出口66から外部へ導出されるようになっている。なお、カバー60には、電線導出口66の開口周りを取り囲むようにして略門型の突縁部67が設けられている。
閉止板64の前端には切り欠き凹部68が略U字形に設けられている。また、両側板62の長さ方向両端部には、前方へ向けて突出する左右一対ずつのロック受部69が内外(幅方向)に撓み可能に設けられている。ロック受部69がロック部25に弾性的に係止されることで、カバー60がハウジング20に保持されるようになっている。
各ロック受部69のうち電線導出口66寄りのロック受部69は、板厚方向(幅方向)に貫通するロック孔71を有することによって略角U字形をなし、図1に示すように、ロック孔71にロック部25が弾性的に嵌合するようになっている。そして、両側板62には、電線導出口66寄りのロック受部69と連続して高さ方向の全高に亘って延びるとともに、このロック受部69よりも一段外側に膨出する形態の拡開部72が設けられており、この拡開部72によって電線導出口66の開口幅が拡幅されている。また、図7に示すように、背板61には拡開部72に対応する拡開部成形用の型抜き孔73が電線導入口65の開口方向である板厚方向に貫通して設けられている。この拡開部成形用の型抜き孔73を通過する金型(図示せず)によってロック受部69のロック孔71が貫通して成形されるようになっている。一方、閉止板64寄りのロック受部69はロック孔71を有さず、その内面にはロック部25に引掛け係止される爪部74が設けられている。
両側板62の外面は、図1に示すように、電線導入口65側でかつ閉止板64側に位置してレバー40の回動範囲に亘ってアーム部42に被覆される回動領域75と、電線導出口66側でかつ背板61側に位置してアーム部42に被覆されない非回動領域76とに分かれている。
さて、両側板62には、図10に示すように、非回動領域76に対応する電線導出口66側でかつ背板61側の位置に、電線100の導出路77を拡大する幅方向に一対の膨出部78が設けられている。膨出部78は、回動領域75に対応する電線導入口65側でかつ閉止板64側の領域から内外両面とも一段外側に拡幅された形態とされ、背板61及び拡開部72と一体に連なり、図1に示すように、仮係止位置にあるレバー40の直線部51と略平行に配される斜辺部79を有している。膨出部78の膨出寸法は拡開部72の膨出寸法よりも小さく膨出部78の外面には、背板61から拡開部72にかけて延びる略L字形の外側リブ81が設けられ、この外側リブ81の外面が拡開部72の外面とほぼ面一で連続している。
背板61の幅方向両端部には、両膨出部78に対応する膨出部成形用の型抜き孔82が電線導入口65の開口方向である板厚方向に貫通して設けられている。膨出部成形用の型抜き孔82は、拡開部成形用の型抜き孔73との間に背板61と一体に連なる架橋部83を介在してなり、拡開部成形用の型抜き孔73よりも内側に配されている。
そして、両膨出部78の内面には、高さ方向の全高に亘って延びる複数、詳細には3つの内側リブ85が設けられている。各内側リブ85は、膨出部成形用の型抜き孔82内にて背板61と一体に連なり、これによって図8に示すように、一方の膨出部成形用の型抜き孔82を背板61の長さ方向(電線100の配線方向)に2分割するとともに、図9に示すように、他方の膨出部成形用の型抜き孔82を背板61の長さ方向に3分割するようになっている。各内側リブ85は、両膨出部78を成形する金型によって成形されるものである。また、各内側リブ85は、図10に示すように、背板61の長さ方向(電線100の配線方向)に互いに違いに位置ずれして千鳥状に配置され、これによって膨出部78内における電線100の導出路77がうねうねと連続S字状に蛇行して構成されるようになっている。
なお、本実施形態の場合、支軸21、カムフォロア92、レバーロック部93、係合リブ24、規制片23及びロック部25が、それぞれハウジング20の長さ方向中央を挟んだ両側に左右で対をなして設けられているため、レバー40及びカバー60が設置レイアウトに応じて左右逆向きに選択的に付け替え可能となっている。
次に、本実施形態に係るコネクタ10の作用効果を説明する。
相手コネクタ90と嵌合するにあたり、図1に示すように、まずレバー40を仮係止位置に留め置き、その状態でフード部91内にハウジング20を浅く嵌合する。すると、カムフォロア92がレバー40のカム溝47内に進入する。続いて、操作部41を摘みながらレバー40を本係止位置に向けて回動すると、カム溝47とカムフォロア92との係合によるカム作用によって相手コネクタ90との嵌合動作が低嵌合力で進行する。レバー40が本係止位置に至ると、図2に示すように、カムフォロア92がカム溝47の奥端に到達してハウジング20がフード部91内に正規深さで嵌合するとともに、雌雄の両端子金具が導通接続される。また、レバー40が本係止位置に至ると、レバーロック受部43が対応するレバーロック部93に弾性的に係止されるとともに、係合リブ24が係合溝45内にほぼ密嵌状態で挿入される。
ところで、カバー60内には複数本の電線100が背板61によって屈曲されつつ緊密に収容されている。この場合、電線密度は電線導入口65側よりも電線導出口66側のほうが高くなるため、電線導出口66側で電線100が収まりきらない事態が生じ得る。特に、ここでは、図4に示すように、太径の電線が細径の電線よりも電線導出口66側に位置することによって高テンションで屈曲されるため、膨出部78側に電線密度が集中し易いという事情もある。
その点、本実施形態によれば、カバー60に電線導出口66側に膨出して電線100の導出路77を拡大する膨出部78が設けられているから、図10に示すように、膨出部78内にて電線100の導出路77が広く確保される。したがって、カバー60全体を大きくして導出路77を確保する必要がなく、実用的価値が高められる。この場合、膨出部78が側板62の電線導出口66側でかつ背板61側に設けられているから、電線密度が高くなる領域で効率よく電線100が逃される。したがって、膨出部78が必要以上に大きくなることがなく、材料の無駄が省かれる結果、実用的価値がいっそう高められる。
また、膨出部78がレバー40の非回動領域76に設けられているため、膨出部78を設けるにあたり、レバー40の操作部41の幅寸法まで大きくする必要がなく、レバー40の大型化も回避される。
また、背板61に膨出部成形用の型抜き孔82が電線導入口65の開口方向に貫通して設けられ、つまり電線導入口65の開口方向に移動する金型により、背板61及び両側板62が成形されるとともに、膨出部78も同時に成形されるため、電線導出口66の開口方向に移動するスライド型によって膨出部78を成形しなくて済み、金型構造の簡素化を図れる。
さらに、背板61に膨出部成形用の型抜き孔82が貫通して設けられているため、背板61及び膨出部78の強度を保てないおそれがあるが、この型抜き孔82内にて背板61と一体に連なる内側リブ85によって背板61及び膨出部78の強度が確保される。また、内側リブ85が電線導入口65の開口方向に延び、膨出部成形用の金型によって成形されるため、リブ成形用の金型を別に用意する必要がなく、金型構造が複雑になることもない。
さらにまた、内側リブ85が両膨出部78で電線100の配線方向に互い違いにずれるように千鳥状に配置されているから、電線100の導出路77が各リブによって蛇行して構成されることとなり、電線100の高密度化に支障なく対応することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)膨出部が電線導入口側にも設けられる構成であってもよい。
(2)拡開部が省略され、膨出部が電線導出口に直結する構成であってもよい。
本発明の実施形態1に係るコネクタにおいて、レバーが仮係止位置に留め置かれた状態を示す正面図である。 レバーが本係止位置に留め置かれた状態を示す正面図である。 レバーが本係止位置に留め置かれた状態を示す一方側の側面図である。 レバーが本係止位置に留め置かれた状態を示す他方側の側面図である。 カバーの正面図である。 カバーの側面図である。 カバーの平面図である。 図7のX−X断面図である。 図7のY−Y断面図である。 カバーの要部破断底面図である。
符号の説明
10…コネクタ
20…ハウジング
40…レバー
60…カバー
61…背板
62…側板
65…電線導入口
66…電線導出口
75…回動領域
76…非回動領域
77…導出路
78…膨出部
82…膨出部成形用の型抜き孔
85…内側リブ(リブ)
100…電線

Claims (2)

  1. 電線の端末に接続される端子金具と、前記端子金具が収容されるハウジングと、前記ハウジングに取り付けられ、かつ前記ハウジングの電線引出面から引き出される電線を所定の向きに規定するキャップ状のカバーとを備え、前記カバーが、前記電線引出面に向けて開口する電線導入口と、外方に向けて開口する電線導出口とを有しているコネクタであって、
    前記カバーには、前記電線導出口側に膨出して前記電線の導出路を拡大する膨出部が設けられ
    前記カバーは、前記電線引出面と対向して前記電線を所定の向きに屈曲させる背板と、前記背板の両側から突出してこの背板との間に前記電線導入口及び前記電線導出口を画成する一対の側板とを有し、前記電線導入口及び前記電線導出口が互いに略直交する方向に開口するものであり、かつ、前記膨出部が前記側板における前記背板側に設けられていて、前記電線導出口の開口幅が前記電線導入口の開口幅よりも大きくされ、
    前記背板には、前記膨出部に対応する型抜き孔が前記電線導入口の開口方向に貫通して設けられ、
    前記膨出部の内面には、前記電線導入口の開口方向に延び、前記型抜き孔内にて前記背板と一体に連なるリブが設けられ、
    前記膨出部は、前記両側板のそれぞれに設けられ、
    前記リブは、前記両膨出部のそれぞれに複数設けられ、かつ前記両膨出部で前記電線の配線方向に互い違いにずれるように千鳥状に配置されていることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記側板の外面は、相手コネクタとの嵌合動作を助勢するレバーが回動する回動領域と、前記レバーが回動しない非回動領域とからなり、前記膨出部は、前記非回動領域に設けられている請求項1記載のコネクタ。
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