JP3015159B2 - コンセント - Google Patents

コンセント

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JP3015159B2
JP3015159B2 JP3214063A JP21406391A JP3015159B2 JP 3015159 B2 JP3015159 B2 JP 3015159B2 JP 3214063 A JP3214063 A JP 3214063A JP 21406391 A JP21406391 A JP 21406391A JP 3015159 B2 JP3015159 B2 JP 3015159B2
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綱一 長谷川
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラグの栓刃が挿入さ
れていないときに栓刃挿入口を閉塞する扉を設けたコン
セントに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、プラグの栓刃が挿入されてい
ないときに栓刃挿入口にごみや水などの異物が入ること
がないように、栓刃挿入口を開閉する扉を設けたコンセ
ントが提供されている。とくに、床面に露出して配置さ
れ栓刃挿入口が上方に開放される形式のコンセントで
は、上方からの異物が栓刃挿入口に入りやすいから、非
使用時に栓刃挿入口を閉塞する扉が必要になる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来提
供されている扉付きのコンセントでは、平板状に形成さ
れた栓刃を一直線上で抜き差しする形式のもの普通であ
り、プラグを回転させて抜け止めを行う形式のものはな
い。プラグを回転させて抜け止めを行う形式の栓刃に対
応した扉を形成することは可能ではあるが、栓刃の形式
によって異なる形状の扉を設計することになり、部品品
種が増加して製造コストの増加につながるという問題が
ある。
【0004】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、平板状に形成された栓刃を一直線上で抜き差
しする形式と、プラグを回転させて抜け止めを行う形式
とのいずれにも同一の部品によって対応できる扉を備
え、部品の共用化によって製造コストの増加を抑制した
コンセントを提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、プ
ラグの栓刃が挿入される複数個の栓刃挿入口がケースの
一面に開口し、ケースの内側に各栓刃挿入口の開口面に
沿う方向に移動して各栓刃挿入口を開閉する扉が配設さ
れ、少なくとも給電用の栓刃が挿入される栓刃挿入口の
扉は、栓刃挿入口を閉塞する向きであって互いに近付く
向きに板ばねよりなる復帰ばねによって付勢されるとと
もに、栓刃の挿入力を復帰ばねのばね力に抗して扉を開
く向きの力に変換する傾斜面を備え、傾斜面の先端縁は
栓刃挿入口の開口面に沿う面内で凹弧状に湾曲してい
る。
【0006】請求項2の発明では、接地用の栓刃が挿入
される栓刃挿入口を備え、接地用の栓刃が挿入される栓
刃挿入口に対応する部位に、栓刃挿入口を通る直線上で
栓刃挿入口の両側に開閉する一対の扉を備え、各扉はそ
れぞれ栓刃挿入口を閉塞する向きにコイルばねよりなる
復帰ばねにより付勢されるとともに、栓刃の挿入力を復
帰ばねのばね力に抗して扉を開く向きの力に変換する傾
斜面を備えているのである。
【0007】請求項3の発明では、給電用の平板状の栓
刃が挿入される一対の矩形状の栓刃挿入口と、接地用の
栓刃が挿入される栓刃挿入口とを備えているのである。
請求項4の発明では、給電用の平板状の栓刃が挿入され
る一対の弧状の栓刃挿入口と、接地用の栓刃が挿入され
る弧状の栓刃挿入口とを備え、給電用の栓刃を挟持して
電気的に接続する刃受けばねは、栓刃を刃受けばねに挿
入した後に所定の方向に回転させたときに栓刃に形成さ
れた係止孔に係合する係止突起を備えているのである。
【0008】請求項5の発明では、接地用の栓刃が挿入
される一対の扉を付勢する各復帰ばねのうち、栓刃の係
止孔が刃受けばねの係止突起に係合する際に圧縮される
一方の復帰ばねは、他方の復帰ばねよりも自然長が長い
のである。
【0009】請求項7の発明では、扉および復帰ばね
は、ケースの内周面に栓刃挿入口の近傍で形成された収
納凹所に収納され、ケースの内周面には収納凹所を閉塞
する押さえ板が配設されているのである。
【0010】
【作用】請求項1の構成によれば、板ばねよりなる復帰
ばねによって栓刃挿入口を閉じる向きに扉を付勢すると
ともに、栓刃の挿入力を復帰ばねのばね力に抗して扉を
開く向きの力に変換する傾斜面を扉に設け、かつ、傾斜
面の先端縁を栓刃挿入口の開口面に沿う面内で凹弧状に
湾曲させているので、平板状に形成されて一直線上で抜
き差しする形式ばかりでなく、平板状の栓刃や引掛栓刃
を栓刃挿入口に挿入してから回転させる形式の場合であ
っても、同一構成の扉および復帰ばねを用いることがで
きるのである。すなわち、栓刃が当接する扉の先端縁を
凹弧状に湾曲させていることによって、栓刃を回転させ
る場合には栓刃を滑らかに回転させることができ、しか
も、栓刃を直進させる場合でも扉を開閉することができ
るのである。
【0011】請求項2の構成によれば、接地用の栓刃が
挿入される栓刃挿入口に対応する部位に、栓刃挿入口を
通る直線上で栓刃挿入口の両側に開閉する一対の扉を設
け、各扉をそれぞれ栓刃挿入口を閉塞する向きにコイル
ばねよりなる復帰ばねにより付勢するとともに、栓刃の
挿入力を復帰ばねのばね力に抗して扉を開く向きの力に
変換する傾斜面を設けているので、従来は考慮されてい
なかった接地用の栓刃の栓刃挿入口にも扉を設けること
ができ、接地用の栓刃が挿入される栓刃挿入口にごみや
水が入るのを防止できるのである。
【0012】請求項3ないし請求項6の構成は望ましい
実施態様である。ただし、請求項5のように、栓刃挿入
口に栓刃を挿入してから回転させる形式のものにおい
て、扉を付勢する一対の復帰ばねのうち、栓刃を刃受け
ばねに接続した状態のときに、圧縮される一方の復帰ば
ねの自然長を他方の復帰ばねよりも長くした構成を採用
することによって、扉を開閉する際に扉のストロークを
大きくとることができて扉を栓刃の回転に追随させるこ
とができる。
【0013】請求項7の構成によれば、扉および復帰ば
ねを、ケースの内周面に栓刃挿入口の近傍で形成した収
納凹所に収納し、ケースの内周面に収納凹所を閉塞する
押さえ板を配設しているので、組立時においては、収納
凹所に扉および復帰ばねを挿入した後、押さえ板によっ
て収納凹所を閉塞すれば、扉および復帰ばねを他の部材
とは独立してケースが保持することになり、組立作業が
容易になるという利点がある。
【0014】
【実施例】(実施例1) 図1に示すように、ケース11はプラグの栓刃を受ける
刃受けばね12,13を収納した上面開口する直方体状
のボディ11aと、ボディ11aの開口を閉塞するよう
に配置されプラグの栓刃が挿入される栓刃挿入口14
a,14bを備えたカバー11bとを結合して形成され
る。すなわち、カバー11bの下面には、組立孔を有し
た組立用突片(図示せず)が突設され、ボディ11aの
側面の上端部に突設された組立用爪片11eが組立孔に
係合することによって、ボディ11aとカバー11bと
が結合される。このコンセント本体10は接地極付きで
あって、一対の平板状の平行な電源用の栓刃と、丸棒状
の接地用の栓刃とが接続できるように構成され、カバー
11bには、電源用の栓刃が挿入される2個の栓刃挿入
口14aと、接地用の栓刃が挿入される1個の栓刃挿入
口14bとが開口する。
【0015】ボディ11aの中には、独立した3室が形
成されており、互いに対向して配置された一対のばね片
12aと、ばね片12aの側方に配置された端子板12
bとを導電性の板金によって一体に形成した2個の刃受
けばね12と、互いに対向して配置された一対のばね片
13aと、両ばね片13aの連結部分に結合された端子
板13bとを導電性の板金によって一体に形成した1個
の刃受けばね13とが、各室にそれぞれ収納される。各
刃受けばね12,13の端子板12b,13bには鎖錠
ばね12c,13cが対向して配置される。鎖錠ばね1
2c,13cは、ボディ11aの下壁に形成された電線
挿入孔(図示せず)を通して挿入された電線を端子板1
2b,13bとの間で挟持するのであって、鎖錠ばね1
2c,13cの上部に設けた接触片12d,13dが電
線に接触し、下部に設けた鎖錠片12e,13eが電線
に食い込んで抜け止めをするのである。また、鎖錠片1
2e,13eに対応する位置には解除釦12f,13f
が配設され、ボディ11aの下壁に形成された解除孔
(図示せず)を通して挿入されるドライバの先端部等の
工具によって解除釦12f,13fを押すと、鎖錠片1
2e,13eが電線から外れて電線を引き抜くことがで
きるようになっている。すなわち、端子板12b,13
bと鎖錠ばね12c,13cと解除釦12f,13fと
によって、周知の速結端子が構成されるのである。
【0016】一方、カバー11bにおいて栓刃挿入口1
4a,14bに対応する部位の下面には、扉15a,1
5bが配設される。栓刃挿入口14aに対してはそれぞ
れ1個の扉15aが配設され、栓刃挿入口14bに対し
ては2個の扉15bが配設される。扉15aはそれぞれ
弧状に湾曲した板ばねよりなる復帰ばね16aの腹によ
って互いに近付く向きに付勢されて栓刃挿入口14aを
閉じるようになっている。また、扉15bはそれぞれコ
イルばねよりなる復帰ばね16bによって互いに近付く
向きに付勢されて栓刃挿入口14bを閉じるようになっ
ている。扉15bの移動方向の一端面には復帰ばね16
bの一端部に結合されるばね座突起15cが突設され、
また、扉15bの両側面には移動規制突起15dが突設
されている。扉15a,15b、復帰ばね16a,16
bは、カバー11bの下面に形成された収納凹所17
a,17b(図2参照)に収納される。扉15bは収納
凹所17bの両側面に設けた移動規制溝17c内に移動
規制突起15dを収納することによって、移動範囲が規
制されるようになっている。各扉15a,15bには傾
斜面15fが形成され、栓刃20が挿入されたときに傾
斜面15fに下向きに作用する力によって、図3および
図4に示すように、復帰ばね16a(16b)のばね力
に抗して扉15a(15b)が水平方向に移動し、栓刃
挿入口14a(14b)を開くようになっている。扉1
5aの傾斜面15fの先端縁は凹弧状に湾曲している。
カバー11bの下面には、収納凹所17a,17bに収
納された扉15a,15b、復帰ばね16a,16bが
下方に脱落するのを防止するために、押さえ板18が装
着される。押さえ板18は、カバー11bの下面に突設
された結合爪(図示せず)に周部が係合することによっ
てカバー11bに保持される。また、カバー11bがボ
ディ11aに結合された状態では、押さえ板18によっ
て刃受けばね12a、12bの浮き上がりが防止され
る。押さえ板18には、プラグの栓刃20が挿通される
貫通孔18a,18bが、栓刃挿入口14a,14bと
ほぼ同じ形状に形成される。
【0017】(実施例2)本実施例は、図5ないし図8
に示すように、電源用の平板状の栓刃20が接続される
刃受けばね12のばね片12aに、栓刃20に形成され
た係止孔(図示せず)に係合する係止突起12gを設け
たものである。この刃受けばね12は、栓刃20が係止
突起12gが形成されていない部位で上方から一対のば
ね片12aの間に挿入された後、ばね片12aの間に保
持された状態で栓刃20が回転され20とによって、栓
刃20に設けた係止孔が係止突起12gに係合するよう
に構成されている。係止突起12gに栓刃20が係合し
た状態では、栓刃20は上方への抜け止めがなされる。
ここに、栓刃20は一対のばね片12aの間に挟持され
た状態で回転されるから、ばね片12aは水平断面が弧
状に湾曲している。また、接地用の栓刃が接続される刃
受けばね13についても、栓刃20が回転できる向きで
ばね片13aが対向する。
【0018】扉15a,15bに関しては実施例1と同
じ形状のものが用いられる。ここで、扉15aの傾斜面
15fの先端線が凹弧状に湾曲していることによって、
図7に示すように栓刃20を挿入し、図8に示すように
栓刃20を回転させる間、復帰ばね16aの圧縮量がほ
ぼ一定しているのであって、栓刃20を滑らかに回転さ
せることができるのである。また、扉15bに対する一
対の復帰ばね16bのうちで、栓刃20を図8の位置か
ら図7(b)の位置に戻すときに伸長される復帰ばね1
6a(図5における左側)は圧縮される復帰ばね16b
よりも自然長が長く設定されている。このことによっ
て、栓刃20の回転に扉15bを追随させやすくなる。
【0019】カバー11bに形成された栓刃挿入口14
a,14bと、押さえ板18に形成された貫通孔18
a,18bとは、栓刃が回転できるように弧状に形成さ
れている。ここでは、栓刃が右回りに回転して係止突起
12gに係合するように設計してあり、栓刃挿入口14
a,14bと貫通孔18a,18bとは、左回りにずれ
た位置に形成されている(図6参照)。したがって、栓
刃挿入口14a,14bの右端にプラグの栓刃を挿入
し、プラグを右回りに回転させれば、係止突起12gに
栓刃が係合してプラグの抜け止めがなされるのである。
【0020】他の構成および動作は実施例1と同様であ
るから説明を省略する。 (実施例3)本実施例は、図9ないし図12に示すよう
に、引掛栓刃を有したプラグに対応するものである。引
掛栓刃21は、先端部の側縁に引掛片21aが突設され
た周知の形状のものであって(図11および図12参
照)、断面は弧状に湾曲した形状を有している。この引
掛栓刃21はプラグ挿入口14a,14bを通して挿入
した後に回転させることによって、ケース11の内部に
引掛片21aが係合してプラグの抜け止めがなされるの
である。また、本実施例では、接地用の栓刃も引掛栓刃
21になっている。刃受けばね12a,12bには実施
例2と同様の形状のものが用いられ、栓刃挿入口14
a,14bおよび貫通孔18a,18bは、引掛栓刃2
1を挿入して回転できる形状に形成される。とくに、接
地用の引掛栓刃21が挿入される栓刃挿入口14bおよ
び貫通孔18bは、実施例2よりも狭幅に形成される。
さらに、接地用の栓刃が引掛栓刃21であることから、
扉15bは扉15aと同形状に形成され、扉15aと同
形状の復帰ばね16aによって栓刃挿入口14bを閉じ
る向きに付勢される。扉15a,15bには、実施例1
の扉15aと同じ形状のものが用いられる。
【0021】この構成では、プラグの引掛栓刃を、栓刃
挿入口14a,14bの中央に挿入し、プラグを右回り
に回転させれば、係止突起12aに栓刃が係合するとと
もに、引掛片が貫通孔18a,18bの開口周縁に係止
され、プラグの抜け止めがなされるのである。すなわ
ち、貫通孔18a,18bの開口周縁が係止部として機
能する。
【0022】他の構成および動作は実施例1と同様であ
るから説明を省略する。以上のように、各種形式のコン
セントにおいて、扉15aおよび復帰ばね16aを共用
できることになる。
【0023】
【発明の効果】請求項1の構成によれば、板ばねよりな
る復帰ばねによって栓刃挿入口を閉じる向きに扉を付勢
するとともに、栓刃の挿入力を復帰ばねのばね力に抗し
て扉を開く向きの力に変換する傾斜面を扉に設け、か
つ、傾斜面の先端縁を栓刃挿入口の開口面に沿う面内で
湾曲させているので、平板状に形成されて一直線上で抜
き差しする形式ばかりでなく、平板状の栓刃や引掛栓刃
を栓刃挿入口に挿入してから回転させる形式の場合であ
っても、同一構成の扉および復帰ばねを用いることがで
きるという利点を有するのである。すなわち、栓刃が当
接する扉の先端縁を湾曲させていることによって、栓刃
を回転させる場合には栓刃を滑らかに回転させることが
でき、しかも、栓刃を直進させる場合でも扉を開閉する
ことができるという効果がある。
【0024】請求項2の構成によれば、接地用の栓刃が
挿入される栓刃挿入口に対応する部位に、栓刃挿入口を
通る直線上で栓刃挿入口の両側に開閉する一対の扉を設
け、各扉をそれぞれ栓刃挿入口を閉塞する向きにコイル
ばねよりなる復帰ばねにより付勢するとともに、栓刃の
挿入力を復帰ばねのばね力に抗して扉を開く向きの力に
変換する傾斜面を設けているので、従来は考慮されてい
なかった接地用の栓刃の栓刃挿入口にも扉を設けること
ができ、接地用の栓刃が挿入される栓刃挿入口にごみや
水が入るのを防止できるという利点がある。
【0025】請求項5のように、栓刃挿入口に栓刃を挿
入してから回転させる形式のものにおいて、扉を付勢す
る一対の復帰ばねのうち、栓刃を刃受けばねに接続した
状態のときに、圧縮される一方の復帰ばねの自然長を
方のばねよりも長くした構成を採用すれば、扉を開閉す
る際の扉のストロークを大きくとることができて扉を
刃の回転に追随させることができる。請求項7の構成に
よれば、扉および復帰ばねを、ケースの内周面に栓刃挿
入口の近傍で形成した収納凹所に収納し、ケースの内周
面に収納凹所を閉塞する押さえ板を配設しているので、
組立時においては、収納凹所に扉および復帰ばねを挿入
した後、押さえ板によって収納凹所を閉塞すれば、扉お
よび復帰ばねを他の部材とは独立してケースが保持する
ことになり、組立作業が容易になるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1を示す分解斜視図である。
【図2】実施例1を示すカバーの下面図である。
【図3】実施例1の栓刃挿入前の状態を示し、(a)は
要部断面図、(b)は要部下面図である。
【図4】実施例1の栓刃挿入後の状態を示し、(a)は
要部断面図、(b)は要部下面図である。
【図5】実施例2を示す分解斜視図である。
【図6】実施例2を示すカバーの下面図である。
【図7】実施例2の栓刃回転前の状態を示し、(a)は
要部断面図、(b)は要部下面図である。
【図8】実施例2の栓刃回転後の状態を示す要部断面図
である。
【図9】実施例3を示す分解斜視図である。
【図10】実施例3を示すカバーの下面図である。
【図11】実施例3の栓刃挿入前の状態を示し、(a)
は要部断面図、(b)は要部下面図である。
【図12】実施例3の栓刃挿入後の状態を示し、(a)
は要部断面図、(b)は要部下面図である。
【符号の説明】
11 ケース 12 刃受けばね 12g 係止突起 14a 栓刃挿入口 14b 栓刃挿入口 15a 扉 15b 扉 15f 傾斜面 16a 復帰ばね 16b 復帰ばね 17a 収納凹所 17b 収納凹所 18 押さえ板 20 栓刃 21 引掛栓刃
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−189472(JP,A) 特開 昭64−54679(JP,A) 実開 昭58−35279(JP,U) 実開 昭57−16177(JP,U) 実開 昭63−49774(JP,U) 実開 昭56−24077(JP,U) 実公 昭36−5234(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/52

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラグの栓刃が挿入される複数個の栓刃
    挿入口がケースの一面に開口し、ケースの内側に各栓刃
    挿入口の開口面に沿う方向に移動して各栓刃挿入口を開
    閉する扉が配設され、少なくとも給電用の栓刃が挿入さ
    れる栓刃挿入口の扉は、栓刃挿入口を閉塞する向きであ
    って互いに近付く向きに板ばねよりなる復帰ばねによっ
    て付勢されるとともに、栓刃の挿入力を復帰ばねのばね
    力に抗して扉を開く向きの力に変換する傾斜面を備え、
    傾斜面の先端縁は栓刃挿入口の開口面に沿う面内で凹弧
    状に湾曲していることを特徴とするコンセント。
  2. 【請求項2】 接地用の栓刃が挿入される栓刃挿入口を
    備え、接地用の栓刃が挿入される栓刃挿入口に対応する
    部位に、栓刃挿入口を通る直線上で栓刃挿入口の両側に
    開閉する一対の扉を備え、各扉はそれぞれ栓刃挿入口を
    閉塞する向きにコイルばねよりなる復帰ばねにより付勢
    されるとともに、栓刃の挿入力を復帰ばねのばね力に抗
    して扉を開く向きの力に変換する傾斜面を備えて成るこ
    とを特徴とする請求項1記載のコンセント。
  3. 【請求項3】 給電用の平板状の栓刃が挿入される一対
    の矩形状の栓刃挿入口と、接地用の栓刃が挿入される栓
    刃挿入口とを備えて成ることを特徴とする請求項2記載
    のコンセント。
  4. 【請求項4】 給電用の平板状の栓刃が挿入される一対
    の弧状の栓刃挿入口と、接地用の栓刃が挿入される弧状
    の栓刃挿入口とを備え、給電用の栓刃を挟持して電気的
    に接続する刃受けばねは、栓刃を刃受けばねに挿入した
    後に所定の方向に回転させたときに栓刃に形成された係
    止孔に係合する係止突起を備えて成ることを特徴とする
    請求項2記載のコンセント。
  5. 【請求項5】 接地用の栓刃が挿入される一対の扉を付
    勢する各復帰ばねのうち、栓刃の係止孔が刃受けばねの
    係止突起に係合する際に圧縮される一方の復帰ばねは、
    他方の復帰ばねよりも自然長が長いことを特徴とする請
    求項4記載のコンセント。
  6. 【請求項6】 引掛栓刃が挿入される少なくとも一対の
    弧状の栓刃挿入口を備えて成ることを特徴とする請求項
    1記載のコンセント。
  7. 【請求項7】 扉および復帰ばねは、ケースの内周面に
    栓刃挿入口の近傍で形成された収納凹所に収納され、ケ
    ースの内周面には収納凹所を閉塞する押さえ板が配設さ
    れて成ることを特徴とする請求項1または請求項2記載
    のコンセント。
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