JP2527111Y2 - 可撓性平型導体ケーブル用コネクタ - Google Patents
可撓性平型導体ケーブル用コネクタInfo
- Publication number
- JP2527111Y2 JP2527111Y2 JP1990075454U JP7545490U JP2527111Y2 JP 2527111 Y2 JP2527111 Y2 JP 2527111Y2 JP 1990075454 U JP1990075454 U JP 1990075454U JP 7545490 U JP7545490 U JP 7545490U JP 2527111 Y2 JP2527111 Y2 JP 2527111Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- connector housing
- connector
- fixed guide
- fpc
- tongue
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、並設した筋条の導体部にフィルム状の絶縁
被覆を施した帯状の可撓性板体をなす可撓性平型導体ケ
ーブルと、端子を収容したコネクタハウジングを接続導
通する可撓性平型導体ケーブル用コネクタに関するもの
である。なお、この可撓性平型導体ケーブルを「FPC」
と略称する。
被覆を施した帯状の可撓性板体をなす可撓性平型導体ケ
ーブルと、端子を収容したコネクタハウジングを接続導
通する可撓性平型導体ケーブル用コネクタに関するもの
である。なお、この可撓性平型導体ケーブルを「FPC」
と略称する。
「従来の技術」 FPC用コネクタは、実公昭57-10470号等の公知例があ
る。即ち、この公知例のものは、FPCを配設したケース
体の側周部に、上方開口したコネクタポケットを設け
て、ケース体の上面に配設したFPCの端部をこのコネク
タポケットの内周に沿えて下方へ折り曲げると共に、そ
のポケットの上方開口部から、端子群を収容したコネク
タハウジングを縦姿勢（端子の先端を下方にした姿勢）
にして挿着し、その端子群とFPCの導体部を接続導通す
る構造が共通的である。
る。即ち、この公知例のものは、FPCを配設したケース
体の側周部に、上方開口したコネクタポケットを設け
て、ケース体の上面に配設したFPCの端部をこのコネク
タポケットの内周に沿えて下方へ折り曲げると共に、そ
のポケットの上方開口部から、端子群を収容したコネク
タハウジングを縦姿勢（端子の先端を下方にした姿勢）
にして挿着し、その端子群とFPCの導体部を接続導通す
る構造が共通的である。
「考案が解決しようとする課題」 以上の公知構造のFPC用コネクタは、接続ポジシヨン
がFPCを配設したケース体の側周縁部に限定されるた
め、FPCの配設取り回しが制限されて回路設計の自由度
が少なく、その上、縦長にしたコネクタハウジングをコ
ネクタポケットの上方から差し込み挿着する構造のた
め、コネクタ部分が大形化して近年の小形化ニーズにそ
わない不具合がある。
がFPCを配設したケース体の側周縁部に限定されるた
め、FPCの配設取り回しが制限されて回路設計の自由度
が少なく、その上、縦長にしたコネクタハウジングをコ
ネクタポケットの上方から差し込み挿着する構造のた
め、コネクタ部分が大形化して近年の小形化ニーズにそ
わない不具合がある。
本考案は、以上の従来構造の難点を解消するFPC用コ
ネクタを提供するものである。
ネクタを提供するものである。
「課題を解決するための手段」 以上の技術課題を解決する本考案のFPC用コネクタは 「並設した端子収容室群の後方から舌片状接触部を有
する端子群を挿着すると共に、該舌片状接触部群を下側
に突出したコネクタハウジング」と 「ケース体の任意位置に所要間隔をおいて対向立設さ
れ、かつ、後方から前記コネクタハウジングを受け入れ
固定して押え込む鉤形部材の固定ガイド部」からなり、 さらに、前記固定ガイド部は、前記コネクタハウジン
グを押え込む押え板と前記コネクタハウジングの前端に
当接するストッパー板を備え、前記固定ガイド部の中間
に敷設した可撓性平型導体ケーブルの導体部と、前記固
定ガイド部に挿着したコネクタハウジングの舌片状接触
部を重ね合せて接続導通する構造」になっている。
する端子群を挿着すると共に、該舌片状接触部群を下側
に突出したコネクタハウジング」と 「ケース体の任意位置に所要間隔をおいて対向立設さ
れ、かつ、後方から前記コネクタハウジングを受け入れ
固定して押え込む鉤形部材の固定ガイド部」からなり、 さらに、前記固定ガイド部は、前記コネクタハウジン
グを押え込む押え板と前記コネクタハウジングの前端に
当接するストッパー板を備え、前記固定ガイド部の中間
に敷設した可撓性平型導体ケーブルの導体部と、前記固
定ガイド部に挿着したコネクタハウジングの舌片状接触
部を重ね合せて接続導通する構造」になっている。
「作用」 以上の構成の本考案のコネクタは、ケース体の任意位
置に立設した一対の固定ガイド部の中間にFPCを敷設
し、その固定ガイド部の後方から平型のコネクタハウジ
ングを挿着してFPCと重ね合せて接続導通するので、ケ
ース体上面のFPCの中間位置における接続導通ができ
る。そして、FPCと平型のコネクタハウジングとの重合
構造によってコネクタの大形化が抑止される。さらに、
本考案のコネクタの前記固定ガイド部は、前記の押え板
とストッパー板を備えているので、その押え板によって
コネクタハウジングの上面とFPCの間隔が規制され、そ
の固定ガイドにコネクタハウジングを単に挿入着するこ
とのみによって、コネクタハウジング側の端子の接触部
とFPC側の導体部が良好な状態で接触し、安定した導通
性能が得られると共に、そのストッパー板の存在によっ
て、端子の接触部とFPCの導体部との接触ポイントが位
置規制され、安定した接続導通状態が維持できる特有作
用がある。
置に立設した一対の固定ガイド部の中間にFPCを敷設
し、その固定ガイド部の後方から平型のコネクタハウジ
ングを挿着してFPCと重ね合せて接続導通するので、ケ
ース体上面のFPCの中間位置における接続導通ができ
る。そして、FPCと平型のコネクタハウジングとの重合
構造によってコネクタの大形化が抑止される。さらに、
本考案のコネクタの前記固定ガイド部は、前記の押え板
とストッパー板を備えているので、その押え板によって
コネクタハウジングの上面とFPCの間隔が規制され、そ
の固定ガイドにコネクタハウジングを単に挿入着するこ
とのみによって、コネクタハウジング側の端子の接触部
とFPC側の導体部が良好な状態で接触し、安定した導通
性能が得られると共に、そのストッパー板の存在によっ
て、端子の接触部とFPCの導体部との接触ポイントが位
置規制され、安定した接続導通状態が維持できる特有作
用がある。
「実施例」 以下、実施例に基づいて詳しく説明する。一実施例を
示す第１図を参照して、本考案のFPC用コネクタは、 「端子収容室４群を並設して後方から舌片状接触部５
を有する端子６を収容し、収容した端子６群の舌片状接
触部５を下側に突出露出するコネクタハウジング１」と 「FPC2を配設するケース体９の上面位置に突設されて
対向し、その中間にFPC2を敷設する一対の固定ガイド部
3A3B」から構成されており、その固定ガイド部3A3Bの後
方から、端子６群を収容したコネクタハウジング１をFP
C2の敷設方向と同一方向にスライドさせて重ね合せて挿
着係止し、FPC2の筋条の導体部７と舌片状接触部５を接
触導通させる構造になっている。
示す第１図を参照して、本考案のFPC用コネクタは、 「端子収容室４群を並設して後方から舌片状接触部５
を有する端子６を収容し、収容した端子６群の舌片状接
触部５を下側に突出露出するコネクタハウジング１」と 「FPC2を配設するケース体９の上面位置に突設されて
対向し、その中間にFPC2を敷設する一対の固定ガイド部
3A3B」から構成されており、その固定ガイド部3A3Bの後
方から、端子６群を収容したコネクタハウジング１をFP
C2の敷設方向と同一方向にスライドさせて重ね合せて挿
着係止し、FPC2の筋条の導体部７と舌片状接触部５を接
触導通させる構造になっている。
詳しくは、コネクタハウジング１は第１図（Ｂ）
（Ｄ）のように、並設した端子収容室４の下側が開口さ
れてスリット８をなしており、後方から挿入された端子
６の前半部分の舌片状接触部５がスリット８から所要量
突出して収容され、端子収容室４内の係止片17によって
係止されるようになっている。
（Ｄ）のように、並設した端子収容室４の下側が開口さ
れてスリット８をなしており、後方から挿入された端子
６の前半部分の舌片状接触部５がスリット８から所要量
突出して収容され、端子収容室４内の係止片17によって
係止されるようになっている。
一方、固定ガイド部3A3Bは、コネクタハウジング１の
前端両角を固定して両側を押え込む鉤型部材であり、ケ
ース体９の任意位置に対向して一体に立設されており、
コネクタハウジング１の前端に当接するストッパー板10
と、コネクタハウジング１の側壁を囲む側板11と、コネ
クタハウジング１の前半上部を押え込む押え板12からな
る「後方開放三方枠囲いの鉤型片」をなしている。
前端両角を固定して両側を押え込む鉤型部材であり、ケ
ース体９の任意位置に対向して一体に立設されており、
コネクタハウジング１の前端に当接するストッパー板10
と、コネクタハウジング１の側壁を囲む側板11と、コネ
クタハウジング１の前半上部を押え込む押え板12からな
る「後方開放三方枠囲いの鉤型片」をなしている。
そして、この固定ガイド部3A3Bの中間にFPC2を伸ばし
て敷設し、後方からコネクタハウジング１をFPC2の伸長
方向と同一方向にしてFPC2と重ね合せ、コネクタハウジ
ング１の下方に突出している舌片状接触部５群が、敷設
されているFPC2の導体部７と圧接して電気的導通をなす
構造になっている。
て敷設し、後方からコネクタハウジング１をFPC2の伸長
方向と同一方向にしてFPC2と重ね合せ、コネクタハウジ
ング１の下方に突出している舌片状接触部５群が、敷設
されているFPC2の導体部７と圧接して電気的導通をなす
構造になっている。
なお、コネクタハウジング１の上部両端に、係止突起
14を有する片持梁状のロック片13が設けられると共に、
固定ガイド部3A3Bの後端に係止孔15を有する係止部16が
連設されており、コネクタハウジング１が固定ガイド部
3A3Bに挿着されると係止突起14が係止孔15と係合してそ
の挿着姿勢を係止するロック機構が設けてある。
14を有する片持梁状のロック片13が設けられると共に、
固定ガイド部3A3Bの後端に係止孔15を有する係止部16が
連設されており、コネクタハウジング１が固定ガイド部
3A3Bに挿着されると係止突起14が係止孔15と係合してそ
の挿着姿勢を係止するロック機構が設けてある。
また、固定ガイド部3A3Bの間に敷設されるFPC2は、舌
片状接触部５と接触する部分の導体部７が露出してい
る。
片状接触部５と接触する部分の導体部７が露出してい
る。
以上の実施例のコネクタは、固定ガイド部3A3Bがケー
ス体９の上面に立設自在であり、FPC2の中間位置におい
て、コネクタハウジング１の端子６群と接続導通するこ
とができる。そして、FPC2とコネクタハウジング１とを
重ね合せて接続するので、コネクタとして形状大形化を
生ずることがない。
ス体９の上面に立設自在であり、FPC2の中間位置におい
て、コネクタハウジング１の端子６群と接続導通するこ
とができる。そして、FPC2とコネクタハウジング１とを
重ね合せて接続するので、コネクタとして形状大形化を
生ずることがない。
「考案の効果」 以上の説明のとおり、本考案のFPC用コネクタは、ケ
ース体の上面やFPCの中間位置において、コネクタハウ
ジングの端子群と自在に接続導通することができるの
で、従来技術における位置規制が解消され、FPCの配設
取り回しと回路設計の自由度が向上すると共に、FPCと
コネクタハウジングの重合構造によってコネクタの小形
化を図る効果がある。
ース体の上面やFPCの中間位置において、コネクタハウ
ジングの端子群と自在に接続導通することができるの
で、従来技術における位置規制が解消され、FPCの配設
取り回しと回路設計の自由度が向上すると共に、FPCと
コネクタハウジングの重合構造によってコネクタの小形
化を図る効果がある。
【図面の簡単な説明】 第１図：本考案一実施例の可撓性平型導体ケーブル用コ
ネクタを示し、（Ａ）はその構成部材の斜視図、（Ｂ）
はそのコネクタハウジングの底面を示す斜視図、（Ｃ）
はその接続状態の斜視図、（Ｄ）は（Ｃ）のAA断面図 主な符号、1:コネクタハウジング、2:可撓性平型導体ケ
ーブル（FPC）、3A3B:固定ガイド部、4:端子収容室、5:
舌片状接触部、6:端子、7:導体部、8:スリット、9:ケー
ス体、10:ストッパー板、11:側板、12:押え板、13:ロッ
ク片、14:係止突起、15:係止孔、16:係止部
ネクタを示し、（Ａ）はその構成部材の斜視図、（Ｂ）
はそのコネクタハウジングの底面を示す斜視図、（Ｃ）
はその接続状態の斜視図、（Ｄ）は（Ｃ）のAA断面図 主な符号、1:コネクタハウジング、2:可撓性平型導体ケ
ーブル（FPC）、3A3B:固定ガイド部、4:端子収容室、5:
舌片状接触部、6:端子、7:導体部、8:スリット、9:ケー
ス体、10:ストッパー板、11:側板、12:押え板、13:ロッ
ク片、14:係止突起、15:係止孔、16:係止部
Claims (1)
- 【請求項１】「並設した端子収容室群の後方から舌片状
接触部を有する端子群を挿着すると共に、該舌片状接触
部群を下側に突出したコネクタハウジング」と 「ケース体の任意位置に所要間隔をおいて対向立設さ
れ、かつ、後方から前記コネクタハウジングを受け入れ
固定して押え込む鉤形部材の固定ガイド部」からなり、
さらに、前記固定ガイド部は、前記コネクタハウジング
を押え込む押え板と前記コネクタハウジングの前端に当
接するストッパー板を備え、前記固定ガイド部の中間に
敷設した可撓性平型導体ケーブルの導体部と、前記固定
ガイド部に挿着したコネクタハウジングの舌片状接触部
を重ね合せて接続導通する構造を特徴とする可撓性平型
導体ケーブル用コネクタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990075454U JP2527111Y2 (ja) | 1990-07-16 | 1990-07-16 | 可撓性平型導体ケーブル用コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990075454U JP2527111Y2 (ja) | 1990-07-16 | 1990-07-16 | 可撓性平型導体ケーブル用コネクタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0433287U JPH0433287U (ja) | 1992-03-18 |
| JP2527111Y2 true JP2527111Y2 (ja) | 1997-02-26 |
Family
ID=31616046
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990075454U Expired - Lifetime JP2527111Y2 (ja) | 1990-07-16 | 1990-07-16 | 可撓性平型導体ケーブル用コネクタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2527111Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS607013Y2 (ja) * | 1979-12-18 | 1985-03-07 | 住友電装株式会社 | Ｆｐｃ用接続端子 |
| JPH0260076A (ja) * | 1988-08-25 | 1990-02-28 | Nippon Denso Co Ltd | フレキシブルプリント基板のカプラ接続構造 |
-
1990
- 1990-07-16 JP JP1990075454U patent/JP2527111Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0433287U (ja) | 1992-03-18 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3285242B2 (ja) | コネクタ構造 | |
| US5743760A (en) | Connector engagement detecting device | |
| JP2570351Y2 (ja) | 基板用コネクタ | |
| JPH06208874A (ja) | カードリーダ用電気コネクタ | |
| JP2549341B2 (ja) | 通信用アウトレット | |
| TW536857B (en) | Electric connector | |
| JP2002252043A (ja) | フラット回路体用コネクタ | |
| US7128596B2 (en) | Plug-type connector and electric connector comprising the same | |
| JP2004134187A (ja) | コネクタ | |
| JP2001155811A (ja) | コネクタ | |
| JP2527111Y2 (ja) | 可撓性平型導体ケーブル用コネクタ | |
| JP2001110527A (ja) | シールド型コネクタ | |
| JP3166111B2 (ja) | コネクタ構造 | |
| JP3015159B2 (ja) | コンセント | |
| JPH11135179A (ja) | コネクタソケット | |
| JP2980147B2 (ja) | 電気接触子 | |
| JP2001143796A (ja) | フラットケーブル用コネクタ | |
| JP2549799Y2 (ja) | フラット回路体接続構造 | |
| CN217823327U (zh) | 电连接器及其端子 | |
| JP2525546Y2 (ja) | 開閉カバーを有するコネクタハウジングと、それを用いた可撓性平型導体ケーブル用コネクタ | |
| JPS6235265Y2 (ja) | ||
| JP3697869B2 (ja) | コネクタ | |
| JPH0656991U (ja) | フレキシブル配線板のコネクタ接続構造 | |
| JP3027408B2 (ja) | ダブルロックコネクタ | |
| JP2717931B2 (ja) | コネクタ |