JP3526922B2 - 赤外反射防止膜 - Google Patents

赤外反射防止膜

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JP3526922B2 JP24912794A JP24912794A JP3526922B2 JP 3526922 B2 JP3526922 B2 JP 3526922B2 JP 24912794 A JP24912794 A JP 24912794A JP 24912794 A JP24912794 A JP 24912794A JP 3526922 B2 JP3526922 B2 JP 3526922B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、赤外線領域の光学部材
として用いられる赤外反射防止膜に関する。
【従来技術】従来から、赤外光を用いた光学機器の開発
が盛んに行われており、特に8〜14μmの領域の赤外
光の利用が注目されている。これに伴い、この領域の赤
外光に有効な赤外反射防止膜が種々考案されている。例
えば、Ge基板にZnS、Ge、ZnS、BaF2 、Z
nSのそれぞれの膜を形成してなる赤外反射防止膜(特
公平2−11121号公報)、あるいはGe基板にZn
S又はZnSe、Ge、ZnS、BaF2 のそれぞれの
膜を形成してなる赤外反射防止膜(特公平2−1376
1号公報)等が知られている。しかしながら、これらの
従来の赤外反射防止膜は、耐摩耗性が低い。これは、中
間屈折率層を構成するZnS又はZnSeの物性に起因
するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は、赤外光に対する反射特性を劣化させることなく、耐
摩耗性に優れた赤外域反射防止膜を提供することであ
る。
【0003】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、赤外光学用基板に形成された赤外反射防
止膜において、基板から数えて第1層目に中間屈折率の
SiO、第2層目に高屈折率物質、第3層目に中間屈折
率のSiO、第4層目に低屈折率物質を積層したことを
特徴とする。本発明の好ましい実施態様は、基板から数
えて第2層目に高屈折率のGe膜、第4層目に低屈折率
のMgF2 またはMgF2 混合層を積層した上記赤外反
射防止膜である。基板としては、Ge、Si、ZnS及
びZnSeからなる群から選ばれるものが好ましい。
【0004】本発明の更に好ましい実施態様は、Ge基
板に形成された赤外反射防止膜において、基板から数え
て第1層目に中間屈折率のSiO、第2層目に高屈折率
のGe、第3層目に中間屈折率のSiO、第4層目に低
屈折率のMgF2 またはMgF2 混合層を積層したこと
を特徴とする赤外反射防止膜である。ここで、第1層〜
第4層の各層の各光学膜厚が、各層の屈折率をn1 、n
2 、n3 、n4 、設計基準波長をλ0 とするとき、 0.20λ0 ≦4n1 1 ≦0.50λ0 0.30λ0 ≦4n2 2 ≦0.70λ0 0.60λ0 ≦4n3 3 ≦1.40λ0 0.70λ0 ≦4n4 4 ≦1.50λ0 であることがさらに好ましい。また、Ge基板と第1層
の間にAl2 3 、Y2 3 、Ti2 3 、TiO及び
TiO2 からなる群から選択された密着力強化層を光学
膜厚300nm以下の大きさで設けることにより、赤外
光を反射させる光学特性を劣化させることなく、密着性
も向上させることができる。
【0005】本発明の他の好ましい実施態様は、Si基
板に形成された赤外反射防止膜において、基板から数え
て第1層目に中間屈折率のSiO、第2層目に高屈折率
のGe、第3層目に中間屈折率のSiO、第4層目に低
屈折率のMgF2 またはMgF2 混合層を積層したこと
を特徴とする赤外反射防止膜である。ここで、第1層〜
第4層の各層の各光学膜厚が、各層の屈折率をn1 、n
2 、n3 、n4 、設計基準波長をλ0 とするとき、 0.20λ0 ≦4n1 1 ≦0.50λ0 0.20λ0 ≦4n2 2 ≦0.45λ0 0.40λ0 ≦4n3 3 ≦1.20λ0 0.70λ0 ≦4n4 4 ≦1.40λ0 であることがさらに好ましい。また、Si基板と第1層
の間にAl2 3 、Y2 3 、Ti2 3 、TiO及び
TiO2 からなる群から選択された密着力強化層を光学
膜厚300nm以下の大きさで設けることにより、赤外
光を反射させる光学特性を劣化させることなく、密着性
も向上させることができる。
【0006】本発明の他の好ましい実施態様は、ZnS
基板に形成された赤外反射防止膜において、基板から数
えて第1層目に中間屈折率のSiO、第2層目に高屈折
率のGe、第3層目に中間屈折率のSiO、第4層目に
低屈折率のMgF2 またはMgF2 混合層を積層したこ
とを特徴とする赤外反射防止膜である。ここで、第1層
〜第4層の各層の各光学膜厚が、各層の屈折率をn1
2 、n3 、n4 、設計基準波長をλ0 とするとき、 0.20λ0 ≦4n1 1 ≦0.90λ0 0.01λ0 ≦4n2 2 ≦0.15λ0 0.05λ0 ≦4n3 3 ≦1.00λ0 0.70λ0 ≦4n4 4 ≦1.30λ0 であることがさらに好ましい。また、ZnS基板と第1
層の間にAl2 3 、Y2 3 、Ti2 3 、TiO及
びTiO2 からなる群から選択された密着力強化層を光
学膜厚300nm以下の大きさで設けることにより、赤
外光を反射させる光学特性を劣化させることなく、密着
性も向上させることができる。
【0007】本発明のさらに他の好ましい実施態様は、
ZnSe基板に形成された赤外反射防止膜において、基
板から数えて第1層目に中間屈折率のSiO、第2層目
に高屈折率のGe、第3層目に中間屈折率のSiO、第
4層目に低屈折率のMgF2またはMgF2 混合層を積
層したことを特徴とする赤外反射防止膜である。ここ
で、第1層〜第4層の各層の各光学膜厚が、各層の屈折
率をn1 、n2 、n3 、n4 、設計基準波長をλ0 とす
るとき、 0.25λ0 ≦4n1 1 ≦0.75λ0 0.02λ0 ≦4n2 2 ≦0.15λ0 0.05λ0 ≦4n3 3 ≦1.20λ0 0.70λ0 ≦4n4 4 ≦1.30λ0 であることがさらに好ましい。また、ZnSe基板と第
1層の間にAl2 3 、Y2 3 、Ti2 3 、TiO
及びTiO2 からなる群から選択された密着力強化層を
光学膜厚300nm以下の大きさで設けることにより、
赤外光を反射させる光学特性を劣化させることなく、密
着性も向上させることができる。
【0008】
【実施例】以下実施例により本発明を詳細に説明する。 実施例1a 基 板 Ge 第1層 SiO 光学膜厚 0.34λ0 第2層 Ge 〃 0.46λ0 第3層 SiO 〃 1.10λ0 第4層 MgF2 〃 1.00λ0 又はMgF2 混合層 なお、基準となる波長λ0 は2.5μmである。
【0009】実施例1b この実施例は、実施例1aにおいて、Ge基板と第1層
の間にTi2 3 からなる密着力強化層を光学膜厚20
0nmの大きさで設けたものである。 基 板 Ge 第1層 Ti2 3 光学膜厚 200nm 第2層 SiO 〃 0.34λ0 第3層 Ge 〃 0.46λ0 第4層 SiO 〃 1.10λ0 第5層 MgF2 〃 1.00λ0 又はMgF2 混合層 なお、基準となる波長λ0 は2.5μmである。実施例
1bに係る赤外反射防止膜の赤外光に対する反射特性を
図1に示す。
【0010】実施例2a 基 板 Si 第1層 SiO 光学膜厚 0.36λ0 第2層 Ge 〃 0.29λ0 第3層 SiO 〃 0.88λ0 第4層 MgF2 〃 1.00λ0 又はMgF2 混合層 なお、基準となる波長λ0 は2.8μmである。
【0011】実施例2b この実施例は、実施例2aにおいて、Si基板と第1層
の間にTi2 3 からなる密着力強化層を光学膜厚20
0nmの大きさで設けたものである。 基 板 Si 第1層 Ti2 3 光学膜厚 200nm 第2層 SiO 〃 0.36λ0 第3層 Ge 〃 0.29λ0 第4層 SiO 〃 0.88λ0 第5層 MgF2 〃 1.00λ0 又はMgF2 混合層 なお、基準となる波長λ0 は2.8μmである。実施例
2bに係る赤外反射防止膜の赤外光に対する反射特性を
図2に示す。
【0012】実施例3a 基 板 ZnS 第1層 SiO 光学膜厚 0.54λ0 第2層 Ge 〃 0.05λ0 第3層 SiO 〃 0.22λ0 第4層 MgF2 〃 1.00λ0 又はMgF2 混合層 なお、基準となる波長λ0 は3.7μmである。
【0013】実施例3b この実施例は、実施例3aにおいて、ZnS基板と第1
層の間にTi2 3 からなる密着力強化層を光学膜厚2
00nmの大きさで設けたものである。 基 板 ZnS 第1層 Ti2 3 光学膜厚 200nm 第2層 SiO 〃 0.54λ0 第3層 Ge 〃 0.05λ0 第4層 SiO 〃 0.22λ0 第5層 MgF2 〃 1.00λ0 又はMgF2 混合層 なお、基準となる波長λ0 は3.7μmである。実施例
3bに係る赤外反射防止膜の赤外光に対する反射特性を
図3に示す。
【0014】実施例4a 基 板 ZnSe 第1層 SiO 光学膜厚 0.47λ0 第2層 Ge 〃 0.07λ0 第3層 SiO 〃 0.32λ0 第4層 MgF2 〃 1.00λ0 又はMgF2 混合層 なお、基準となる波長λ0 は3.7μmである。また、
ZnSe基板と第1層の間にAl2 3 、Y2 3 、T
2 3 、TiOあるいはTiO2 からなる群から選択
された密着力強化層を光学膜厚300nm以下の大きさ
で設けることにより、赤外光を反射させる光学特性を劣
化させることなく、密着性も向上させることができる。
【0015】実施例4b この実施例は、実施例4aにおいて、ZnSe基板と第
1層の間にTi2 3からなる密着力強化層を光学膜厚
200nmの大きさで設けたものである。 基 板 ZnSe 第1層 Ti2 3 光学膜厚 200nm 第2層 SiO 〃 0.47λ0 第3層 Ge 〃 0.07λ0 第4層 SiO 〃 0.32λ0 第5層 MgF2 〃 1.00λ0 又はMgF2 混合層 なお、基準となる波長λ0 は3.7μmである。実施例
4bに係る赤外反射防止膜の赤外光に対する反射特性を
図4に示す。
【0016】比較例1 この比較例は実施例1bにおいて、第2層と第4層のS
iO中間屈折率層をZnS中間屈折率層に変えたもので
ある。 基 板 Ge 第1層 Ti2 3 光学膜厚 200nm 第2層 ZnS 〃 0.21λ0 第3層 Ge 〃 0.33λ0 第4層 ZnS 〃 1.00λ0 第5層 MgF2 〃 1.00λ0 又はMgF2 混合層 なお、基準となる波長λ0 は3.2μmである。
【0017】比較例2 この比較例は実施例2bにおいて、第2層と第4層のS
iO中間屈折率層をZnS中間屈折率層に変えたもので
ある。 基 板 Si 第1層 Ti2 3 光学膜厚 200nm 第2層 ZnS 〃 0.24λ0 第3層 Ge 〃 0.31λ0 第4層 ZnS 〃 1.17λ0 第5層 MgF2 〃 1.00λ0 又はMgF2 混合層 なお、基準となる波長λ0 は3.7μmである。
【0018】比較例3 この比較例は実施例3bにおいて、第2層と第4層のS
iO中間屈折率層をZnS中間屈折率層に変えたもので
ある。 基 板 ZnS 第1層 Ti2 3 光学膜厚 200nm 第2層 ZnS 〃 0.20λ0 第3層 Ge 〃 0.10λ0 第4層 ZnS 〃 1.39λ0 第5層 MgF2 〃 1.00λ0 又はMgF2 混合層 なお、基準となる波長λ0 は3.9μmである。
【0019】比較例4 この比較例は実施例4bにおいて、第2層と第4層のS
iO中間屈折率層をZnS中間屈折率層に変えたもので
ある。 基 板 ZnSe 第1層 Ti2 3 光学膜厚 200nm 第2層 ZnS 〃 0.21λ0 第3層 Ge 〃 0.15λ0 第4層 ZnS 〃 1.30λ0 第5層 MgF2 〃 1.00λ0 又はMgF2 混合層 なお、基準となる波長λ0 は3.9μmである。
【0020】
【試験例】実施例1b〜4bと比較例1〜4の赤外反射
防止膜について、下記の方法により、耐湿試験、耐
摩耗試験、密着強度試験を行い、耐久性を調べた。 耐湿試験(MIL-C-675C 4.5.8) 比較するそれぞれの赤外反射防止膜、例えば実施例1b
と比較例1のものを、温度50℃、湿度95%の雰囲気
中に10日間(240時間)放置する。 耐摩耗試験(MIL-C-675C 4.5.10) 荷重1000gの消しゴムを用いて20回繰り返して、
比較するそれぞれの赤外反射防止膜を擦る。 密着強度試験(MIL-C-675C 4.5.12) 比較するそれぞれの赤外反射防止膜にセロテープをしっ
かり貼り付け急激に剥がす。 なお、比較するそれぞれの赤外反射防止膜は、5枚ずつ
サンプルを作り、→→の順序で試験を行った。結
果を以下に示す。
【0021】
【表1】耐湿試験 耐摩耗試験 密着強度試験 実施例 1b 異常なし 異常なし 異常なし 2b 異常なし 異常なし 異常なし 3b 異常なし 異常なし 異常なし 4b 異常なし 異常なし 異常なし 比較例 1 異常なし 傷発生1枚 膜剥離発生2枚 2 異常なし 傷発生1枚 膜剥離発生1枚 3 膜剥離発生2枚 傷発生2枚(3枚中) 膜剥離発生1枚(3枚中) 4 膜剥離発生3枚 傷発生2枚(2枚中) 膜剥離発生1枚(2枚中)
【0022】ここで、耐湿試験で膜剥離が発生したも
のについては、その後の耐久試験を中断したため、比較
例3の耐摩耗試験、密着強度試験には3枚の赤外反
射防止膜を用い、比較例4の耐摩耗試験、密着強度
試験には2枚の赤外反射防止膜を用いた。以上の試験結
果から、中間屈折率物質としてSiOを用いることによ
り、従来の中間屈折率物質ZnSを用いた赤外反射防止
膜よりも膜全体の耐摩耗性、密着性を向上させることが
できることがわかる。また、Ge基板およびSi基板の
赤外反射防止膜において、複数の中間屈折率物質SiO
層を用いることにより多層反射防止膜を形成することも
できる。
【0023】実施例5 基 板 Ge 第1層 Ti2 3 光学膜厚 200nm 第2層 Ge 〃 0.20λ0 第3層 SiO 〃 0.36λ0 第4層 Ge 〃 0.41λ0 第5層 SiO 〃 0.95λ0 第6層 MgF2 〃 1.00λ0 又はMgF2 混合層 なお、基準となる波長λ0 は2.6μmである。また実
施例5に係る赤外反射防止膜の赤外光に対する反射特性
を図5に示す。
【0024】実施例6 基 板 Si 第1層 Ti2 3 光学膜厚 200nm 第2層 Ge 〃 0.20λ0 第3層 SiO 〃 0.43λ0 第4層 Ge 〃 0.36λ0 第5層 SiO 〃 1.05λ0 第6層 MgF2 〃 1.00λ0 又はMgF2 混合層 なお、基準となる波長λ0 は2.5μmである。また実
施例6に係る赤外反射防止膜の赤外光に対する反射特性
を図6に示す。
【0025】
【発明の効果】本発明では中間屈折率物質としてSiO
を用いているため、従来の中間屈折率物質ZnSを用い
た赤外反射防止膜よりも膜全体の耐摩耗性が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】Ge基板に中間屈折率物質としてSiOを積層
した実施例1bの赤外反射防止膜の光学的特性を示す図
である。
【図2】Si基板に中間屈折率物質としてSiOを積層
した実施例2bの赤外反射防止膜の光学的特性を示す図
である。
【図3】ZnS基板に中間屈折率物質としてSiOを積
層した実施例3bの赤外反射防止膜の光学的特性を示す
図である。
【図4】ZnSe基板に中間屈折率物質としてSiOを
積層した実施例4bの赤外反射防止膜の光学的特性を示
す図である。
【図5】Ge基板に中間屈折率物質としてSiOを積層
して多層膜を形成した実施例5の赤外反射防止膜の光学
的特性を示す図である。
【図6】Si基板に中間屈折率物質としてSiOを積層
して多層膜を形成した実施例6の赤外反射防止膜の光学
的特性を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 1/11

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Si基板に形成された赤外反射防止膜に
    おいて、基板から数えて第1層目に中間屈折率のSi
    O、第2層目に高屈折率のGe、第3層目に中間屈折率
    のSiO、第4層目に低屈折率のMgF2またはMgF2
    混合層を積層したことを特徴とする赤外反射防止膜。
  2. 【請求項2】 第1層〜第4層の各層の各光学薄膜が、
    各層の屈折率をn1、n2、n3、n4、設計基準波長をλ
    0とするとき、 0.20λ0≦4n11≦0.50λ0 0.20λ0≦4n22≦0.45λ0 0.40λ0≦4n33≦1.20λ0 0.70λ0≦4n44≦1.40λ0 である請求項記載の赤外反射防止膜。
  3. 【請求項3】 ZnS基板に形成された赤外反射防止膜
    において、基板から数えて第1層目に中間屈折率のSi
    O、第2層目に高屈折率のGe、第3層目に中間屈折率
    のSiO、第4層目に低屈折率のMgF2またはMgF2
    混合層を積層したことを特徴とする赤外反射防止膜。
  4. 【請求項4】 第1層〜第4層の各層の各光学薄膜が、
    各層の屈折率をn1、n2、n3、n4、設計基準波長をλ
    0とするとき、 0.20λ0≦4n11≦0.90λ0 0.01λ0≦4n22≦0.15λ0 0.05λ0≦4n33≦1.00λ0 0.70λ0≦4n44≦1.30λ0 である請求項記載の赤外反射防止膜。
  5. 【請求項5】 ZnSe基板に形成された赤外反射防止
    膜において、基板から数えて第1層目に中間屈折率のS
    iO、第2層目に高屈折率のGe、第3層目に中間屈折
    率のSiO、第4層目に低屈折率のMgF2またはMg
    2混合層を積層したことを特徴とする赤外反射防止
    膜。
  6. 【請求項6】 第1層〜第4層の各層の各光学薄膜が、
    各層の屈折率をn1、n2、n3、n4、設計基準波長をλ
    0とするとき、 0.25λ0≦4n11≦0.75λ0 0.02λ0≦4n22≦0.15λ0 0.05λ0≦4n33≦1.20λ0 0.70λ0≦4n44≦1.30λ0 である請求項記載の赤外反射防止膜。
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