JP3525772B2 - シートベルトアンカの取付構造 - Google Patents

シートベルトアンカの取付構造

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はシートベルトアンカ
の取付構造に関し、特に車椅子搭載車両に使用して好適
なシートベルトアンカの取付構造に関する。 【0002】 【従来の技術】近年の高齢化社会の到来に伴い、バン型
車両の後部室に車椅子に乗ったまま乗車できるようにし
たものが市販されている。この場合、車椅子の乗員を保
護するためのシートベルトが設置されるが、そのシート
ベルトアンカ(ショルダアンカ)は車両バックドア開口
O(図2参照)の側縁を構成するクオータピラー7に設
置されることが多い。 【0003】その詳細を図3に示す。クオータピラー7
は容器状断面のアウタパネル71とインナパネル72を
両側縁のフランジ部711,721で互いに衝合溶接
し、閉断面をなして車両の上下方向(図3の紙面垂直方
向)へ延びている。シートベルトアンカ5を取りつける
部分では図3に示すようにクオータピラー7内にリーン
ホースメントパネル8を設けている。このリインホース
メントパネル8はインナパネル72の屈曲断面に倣うよ
うに湾曲成形された板体で、その上下端(下端のみ図
示)には強化リブ81が形成され、左右端84はインナ
およびアウタの両パネル71,72のフランジ部71
1,721間に挟着されて溶接されている。 【0004】リインホースメントパネル8には中央にウ
エルドナット82が設けられており、シートベルトアン
カ5は、インナパネル72とリインホースメントパネル
8を貫通してウエルドナット82に結合されるボルト8
3によってクオータピラー7に固定されている。このよ
うな構造により、シートベルトアンカ5を介して図3の
矢印で示すような引張力がクオータピラー8に入力して
も、十分な剛性が発揮される。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のア
ンカ取付構造では、比較的大型のリインホースメントパ
ネル8をクオータピラー7内に設置してその両端84を
フランジ部711,721間に挟んで溶接固定する必要
があるため、製造に手間取るとともに、ピラーの大型化
と重量増を招くという問題があった。 【0006】そこで本発明はこのような課題を解決する
もので、製造の手間や重量増等を招くことなくシートベ
ルトアンカからの作用力に十分耐えることができるシー
トベルトアンカの取付構造を提供することを目的とす
る。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、容器状断面を有して上下に位置するア
ウタとインナの両パネル(11,12)を衝合して閉断
面をなして車幅方向へ延びるリヤルーフレール(1)を
設けるとともに、両パネル(11,12)を衝合するフ
ランジ部(111,121)に車両バックドア(D)の
ヒンジ部材(4)を設置した車両において、シートベル
トアンカ(5)を取り付けるための板状リーンホースメ
ントパネル(6)を略逆ヘ字形に形成し、当該リーンホ
ースメントパネル(6)を、リヤルーフレール(1)の
インナパネル(12)の、シートベルトアンカ(5)と
ほぼ同傾斜で傾斜してフランジ部(121)に続く側壁
(122)の内面と、水平な底壁(123)面とに沿っ
接合する。 【0008】本発明においては、シートベルトアンカを
介して入力した作用力は、リーンホースメントパネルの
溶接点を介してインナパネルから車両バックドアのヒン
ジ部材設置部へ伝達され、十分な強度を有するヒンジ部
材設置部によって十分な剛性を有して受けられる。本発
明では、板状のリーンホースメントパネルをリヤルーフ
レールのインナパネル内面に接合するだけで良いから、
従来のように立体的に成形された比較的大型のリーンホ
ースメントパネルをフランジ部間に挟着するのに比し
て、製造の手間が軽減されるとともに、リヤルーフレー
ルの大型化や重量増を招くこともない。 【0009】なお、上記カッコ内の符号は、後述する実
施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであ
る。 【0010】 【発明の実施の形態】本実施形態ではシートベルトアン
カを、図2に示す車両バックドア開口Oの上縁を構成す
るリヤルーフレール1に設定する。その詳細を図1に示
す。図1において、リヤルーフレール1は、容器状断面
を有して上下に位置するアウタパネル11とインナパネ
ル12を閉断面を構成するように互いに両側縁のフラン
ジ部111,121で衝合し溶接したものである。この
リヤルーフレール1内には通常、図1に示すように、ア
ウタパネル11に倣って屈曲するヒンジリテーナパネル
13が設置されてその両側縁131がフランジ部11
1,121間に挟着溶接されている。衝合されたフラン
ジ部111,121にはさらに、アウタパネル11の上
方を覆うルーフパネル2の後端部21が重ねて溶接接合
されている。そして、互いに重ねられた上記フランジ部
111,121、ヒンジリテーナパネル13の側縁13
1、およびルーフパネル2の後端部21にボルト31を
貫通させてバックドアDのヒンジ部材4が固着されてい
る。 【0011】シートベルトアンカ5のリーンホースメン
トパネル6は平板材を略逆へ字形に折り曲げたもので、
その水平部中央にはウエルドナット61が設けられ、イ
ンナパネル12の内面にこれに沿って溶接接合されてい
る。リーンホースメントパネル6の溶接は図1中の×印
で示すようにその両端の二ヶ所で行なわれ、一方の溶接
点SP1はインナパネル12の傾斜する側壁122上に
あり、他方の溶接点SP2はインナパネル12の水平な
底壁123上にある。そして、シートベルトアンカ5は
その基端51が、インナパネル12の底壁123とリー
ンホースメントパネル6を貫通してウエルドナット61
に結合されたボルト32によってリヤルーフレール1に
固定され、シートベルトアンカ5の先端52はインナパ
ネル12の側壁122とほぼ同傾斜で反対方向の下方へ
延びている。 【0012】このような取付構造において、シートベル
トアンカ5を介して図1の矢印で示すような引張力が入
力しても、この引張力は溶接点SP1を介して、4枚の
パネル11,12,13,2が重なって十分な剛性を有
するヒンジ部材4の設置部によって受けられる。 【0013】このように、本実施形態の取付構造では、
平板材を簡易に折り曲げたリーンホースメントパネル6
をリヤルーフレール1のインナパネル12の内面に沿っ
て溶接接合するだけであるから製造上の手間が大幅に軽
減されるとともに、リヤルーフレール1の大型化や重量
増を招くこともない。 【0014】 【発明の効果】以上のように、本発明のシートベルトア
ンカの取付構造によれば、製造の手間の増大や重量増等
を生じることなくシートベルトアンカからの作用力に十
分耐えることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施形態を示す取付構造の断面図
で、図2のI−1線に沿った断面図である。 【図2】ドア開放状態でのバックドア開口上半部の後方
斜視図である。 【図3】従来の取付構造を示す断面図で、図2のIII−I
II線に沿った断面図である。 【符号の説明】 1…リヤルーフレール、11…アウタパネル、111…
フランジ部、12…インナパネル、121…フランジ
部、4…ヒンジ部材、5…シートベルトアンカ、6…リ
ーンホースメントパネル、D…バックドア。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−20611(JP,A) 特開 平9−254814(JP,A) 特開2000−108931(JP,A) 実開 昭63−70461(JP,U) 実開 昭61−128178(JP,U) 実開 平1−141167(JP,U) 実開 昭64−51558(JP,U) 実開 平2−117971(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 22/00 - 22/48 B62D 25/00 - 25/22

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 容器状断面を有して上下に位置するアウ
    タとインナの両パネルを衝合して閉断面をなして車幅方
    向へ延びるリヤルーフレールを設けるとともに前記両パ
    ネルを衝合するフランジ部に車両バックドアのヒンジ部
    材を結合した車両において、シートベルトアンカを取り
    付けるための板状リーンホースメントパネルを略逆ヘ字
    形に形成し、当該リーンホースメントパネルを、前記リ
    ヤルーフレールのインナパネルの、前記シートベルトア
    ンカとほぼ同傾斜で傾斜して前記フランジ部に続く側壁
    の内面と、水平な底壁面とに沿って接合したことを特徴
    とするシートベルトアンカの取付構造。
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