JP3524858B2 - 通信端末装置および設定値表示方法 - Google Patents

通信端末装置および設定値表示方法

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JP3524858B2
JP3524858B2 JP2000301032A JP2000301032A JP3524858B2 JP 3524858 B2 JP3524858 B2 JP 3524858B2 JP 2000301032 A JP2000301032 A JP 2000301032A JP 2000301032 A JP2000301032 A JP 2000301032A JP 3524858 B2 JP3524858 B2 JP 3524858B2
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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信端末装置及び
設定値表示方法に係り、更に詳しくは、関連する内部機
能の設定項目を複数個集めて一つの大項目とし、さらに
前記大項目の下層に複数個の前記設定項目が含まれるこ
とを表示する通信端末装置および設定値表示方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、PHS(Personal Handy phone Sy
stem)、PDC(PersonalDigital Cellular telecommuni
cation system)やCDMA( Code Division Multiple A
ccess )などの移動体通信機は、小型軽量化や通信品質
の向上および本体価格や通話料金の低下によって広く普
及するに至っている。
【0003】これらの移動体通信機は、当然ながら基本
機能として移動しながら音声通話できる機能を備えてい
るが、最近では、PC(パーソナルコンピュータ)やP
DA(携帯情報端末)に特有の機能であった電子メール
機能やインターネットに接続する為のブラウザ機能(例
えば、iモード、EZウェブおよびJ−SKYウェブな
ど)を備える移動体通信機が一般的となっている。特に
若者達の間では、頻繁にこれらの機能を使用して仲間と
コミュニケーションを取っているので、音声通話機能と
同等の必須機能といえる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、移動体通信
機は多機能化することによって利用価値が大変高くなっ
ているのであるが、その一方で全ての機能を有効に利用
するためには、数多くの内部機能の設定が必要であり、
操作性の向上が重要な課題となっている。
【0005】本発明は、上記の問題点を解決する為にな
されたものであり、内部機能の設定および設定値の確認
が容易に行える通信端末装置および設定値表示方法を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本発明の
通信端末装置は、上記の目的を達成するために、関連す
る内部機能の設定項目を複数個集めて一つの大項目と
し、さらに前記大項目の下層に複数個の前記設定項目が
含まれることを表示する通信端末装置において、表示さ
れた前記設定項目の中から所望の設定項目を選択する選
択キーと、前記選択キーによって選択された設定項目を
表示する表示手段と、前記表示手段が表示した設定項目
を確定し設定画面に移行させる確定キーと、前記確定キ
ーによって確定された設定項目の設定画面中で、設定値
を変更する変更手段と、前記選択キーによって選択され
た設定項目を表示している時間を計測する計測手段と、
前記計測手段が計測した時間が所定時間を経過した場
合、選択されている設定項目の現在の設定値のみを表示
する一方、所定時間が経過することなくキー操作により
選択されている設定項目の表示画面に切り替わった場
合、現在の設定値を判別できるように現在の設定値及び
他の設定値を共に表示する設定値表示手段とを具備する
ことを特徴とする。
【0007】請求項2に係る本発明の通信端末装置は、
請求項1に記載の通信端末装置において、前記設定値表
示手段は、選択されている設定項目の現在の設定値のみ
を表示する場合、設定項目を表示している表示画面の一
部にウインドウをポップアップさせて形成し、前記ウイ
ンドウの中に現在の設定値を表示することを特徴とす
る。
【0008】請求項3に係る本発明の通信端末装置は、
請求項1または請求項2に記載の通信端末装置におい
て、前記設定値表示手段は、選択されている設定項目の
現在の設定値のみを表示している状態において前記選択
キーが操作された場合、現在の設定値表示を停止して前
記大項目及び設定項目を表示する画面に戻り、次の大項
目又は設定項目のいずれかを選択することを特徴とす
る。
【0009】請求項4に係る本発明の設定値表示方法
は、関連する内部機能の設定項目を複数個集めて一つの
大項目とし、さらに前記大項目の下層に複数個の前記設
定項目が含まれることを表示する通信端末装置の設定内
容表示方法において、表示された前記設定項目の中から
所望の設定項目を選択する第1ステップと、前記第1ス
テップによって選択された設定項目を表示する第2ステ
ップと、前記第2ステップが表示した設定項目を確定し
設定画面に移行させる第3ステップと、前記第3ステッ
プによって確定された設定項目の設定画面中で、設定値
を変更する第4ステップと、前記第1ステップによって
選択された設定項目を表示している時間を計測する第5
ステップと、前記第5ステップが計測した時間が所定時
間を経過した場合、選択されている設定項目の現在の設
定値のみを表示する一方、所定時間が経過することなく
キー操作により選択されている設定項目の表示画面に切
り替わった場合、現在の設定値を判別できるように現在
の設定値及び他の設定値を共に表示する第6ステップと
を含むことを特徴とする。
【0010】請求項5に係る本発明の設定値表示方法
は、請求項4に記載の設定値表示方法において、前記第
6ステップは、選択されている設定項目の現在の設定値
のみを表示する場合、設定項目を表示している表示画面
の一部にウインドウをポップアップさせて形成し、前記
ウインドウの中に現在の設定値を表示する第7ステップ
を含むことを特徴とする。
【0011】請求項6に係る本発明の設定値表示方法
は、請求項4または請求項5に記載の設定値表示方法に
おいて、前記第6ステップは、選択されている設定項目
の現在の設定値を表示している状態において前記選択キ
ーが操作された場合、現在の設定値表示を停止して前記
大項目及び設定項目を表示する画面に戻り、次の大項目
又は設定項目のいずれかを選択する第8ステップを含む
ことを特徴とする。
【0012】
【実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面と共に
詳細に説明する。なお、通信端末装置として折畳みタイ
プの携帯電話を例にして説明する。
【0013】図1は、本発明に係る折畳式通信端末装置
の外観図であり、図1(A)が開いた状態の正面図、図
1(B)が開いた状態の左側面図およぼ図1(C)が閉
じた状態の正面図である。
【0014】1は、折畳式通信端末装置本体であり、通
話操作や電子メール操作を行う場合は開いた状態とし、
一方、待ち受けの場合は一般的に閉じた状態とする。
【0015】2は、メインディスプレイであり、カラー
液晶表示装置、DMD(デジタル・ミラー・デバイス)
や有機EL表示装置から構成され、通知すべき情報、文
字情報や現在時刻情報などの各種詳細情報を表示する。
なお、折畳式通信端末装置1が閉じられた状態では、表
示内容を確認できないので、メインディスプレイ2は消
灯または電源OFFし節電に寄与する。
【0016】3は、フレキシブルキーであり、メインデ
ィスプレイ2の下部に表示される項目ボタンを選択する
キーとなる。例えば、待ち受け中において、左ボタンは
ファンクションキー(以下、「Fキー」と省略す
る。)、中ボタンはメモキーおよび右ボタンは文字キー
の機能が付与される。
【0017】4は、4接点キーであり、上下左右方向に
カーソルを移動させたり、表示内容をその方向に順番に
スクロールする。
【0018】5は、Eメールキーであり、電子メール機
能の表示画面に移行する際に使用する。
【0019】6は、メニュー/OKキーであり、メニュ
ー項目に移行したり、選択した項目を確定する。
【0020】7は、終了/電源キーであり、電源をON
/OFFしたり、通話を終了する際に使用する。
【0021】8は、テンキーであり、電話番号や文字を
入力する。
【0022】9は、マイクであり、通話中に音声を送信
する。
【0023】10は、イヤホン端子カバーであり、イヤ
ホン端子(図示せず)を保護する。
【0024】11は、WEBキーであり、インターネッ
ト接続機能の表示画面に移行する際に使用する。
【0025】12は、サイドOKキーであり、メモ再生
や音声録音および選択した項目を確定する。
【0026】13は、サイドスクロールキーであり、表
示しているページを前後にスクロールする際に使用す
る。
【0027】14は、開始キーであり、電話をかけたり
受けたりする際に使用する。
【0028】15は、アンテナであり、通信に必要な電
波を受信および送信する。
【0029】16は、スピーカであり、着信音、相手の
声や各種メッセージ音などが再生される。
【0030】17は、着信ランプであり、着信があると
緑色に点滅して通知したり、充電中には赤色に点灯す
る。
【0031】18は、サブディスプレイであり、白黒ま
たはカラー液晶表示装置、DMD(デジタル・ミラー・
デバイス)や有機EL表示装置などの表示装置で構成さ
れ、各種簡易情報を表示する。この白黒液晶表示装置の
バックライトは、相手電話番号が通知された場合とされ
ない場合、または相手電話番号がメモリに登録されてい
る場合とされていない場合を区別して表示するために、
少なくとも緑色と赤色の2つの光源を具備している。ま
た、相手電話番号がメモリに登録されており、更に発光
色を指定する情報もメモリに登録されている場合に、そ
の指示に応じて発光色を変更して表示するために、必要
とする数だけ色の異なる光源を具備している。一方、カ
ラー表示装置の場合には、光源を必要とする数だけ具備
させる必要はなく、指定された色で発光すればよい。な
お、折畳式通信端末装置1が開かれた状態では、メイン
ディスプレイ2に詳細内容が表示されるので、サブディ
スプレイ18はバックライトだけが消灯し節電に寄与す
る。従って、表示されている文字は判読できる。また、
サブディスプレイ18が消灯している際、サイドOKキ
ー12またはサイドスクロールキー13を操作すると、
サブディスプレイ18のバックライトは点灯し所定時間
経過後に再び消灯する。
【0032】19は、開閉検出スイッチであり、通信端
末装置1が開いた状態にあるか、または閉じた状態にあ
るかを機械的に検出するマイクロスイッチである。ただ
し、通信端末装置本体1が開いたことを検出する光セン
サーや開き角度を検出するエンコーダなど周知の手段を
用いることができる。
【0033】図2は、本発明に係る通信端末装置の構成
を示すブロック図であり、例えば、IS(Interim Stand
ard)−95ベースのCDMA(Code Division Multiple
Access)方式携帯電話の移動端末装置に適用した場合を
示している。なお、図1と重複する構成については同一
符号を付し、その説明を省略する。
【0034】図2から明かなように、通信端末装置1
は、アンテナ15、送受信部21、変復調部(即ち、ベ
ースバンド処理部などを含む)22、音声処理部24、
マイク9、スピーカ16、制御部20、メイン表示部
2、サブ表示部18および操作部23を有する構成とな
っている。
【0035】制御部20は、例えばマイクロプロセッサ
とROM(Read Only Memory)20aおよびRAM(Rando
m Access Memory)20bなどからなり、ROM20aに
格納されている制御プログラムにしたがって各種の制御
を行う。また、RAM20bには、送信する情報や受信
した情報などが一時的にまたは消去/変更操作が行われ
るまで格納されるようになっている。
【0036】メイン表示部2およびサブ表示部18は、
それぞれメインディスプレイ2およびサブディスプレイ
18に対応する。
【0037】操作部23は、フレキシブルキー3、4接
点キー4、Eメールキー5、メニュー/OKキー6、終
了/電源キー7、テンキー8、WEBキー11、サイド
OKキー12、サイドスクロールキー13、開始キー1
4および開閉検出スイッチ19で構成される。
【0038】上記構成の通信端末装置1において、受信
電波はアンテナ15を経て送受信部21で受信され、変
復調部22で復調される。この変復調部22で復調され
た音声情報は音声処理部24へ供給され、制御部20の
制御のもとに、音声処理部24で所定の処理が行われた
後、スピーカ16で電気−音響変換されて音声となって
出力される。
【0039】また、変復調部22で復調された受信デー
タは制御部20へ供給される。この受信データは制御デ
ータや文字データ等(例えば、相手電話番号)からな
り、必要に応じてメイン表示部2やサブ表示部18に供
給されて文字情報として表示されたり、RAM19aに
格納される。この受信データの制御データには、音声通
信の着信情報(呼び出し側の電話番号を含む)や、SM
Sデアラー(ショート・メッセージ・デアラー)といわ
れる方式によって送信されてくる電子メールおよび文字
メッセージの着信情報などのデータも含まれている。
【0040】一方、入力された音声は、マイク9で音響
−電気変換され、音声処理部24で所定の処理が施され
た後、変復調部22に供給される。また、操作部23か
らの入力情報は、制御部20を経由して必要に応じてR
AM20bに格納されるとともに、送信データとして変
復調部22に供給される。変復調部22は、供給される
音声信号や送信データを変調した後、送受信部21を経
てアンテナ15から送信する。
【0041】つぎに、上述のように構成された本発明に
係る通信端末装置の設定項目表示動作について説明す
る。
【0042】まず、通信端末装置1のユーザが終了/電
源キー7を操作して電源をONにすると、制御部20は
ROM20aから制御プログラムを読み込んで必要な初
期設定を行った後、基地局(図示せず)と所定の手順で
信号を送受信して位置登録を行い、待ち受け状態に入
る。そして、ユーザが、折畳式通信端末装置1を閉じた
状態(即ち、図1(C)の状態)から開いた状態(即
ち、図1(A)または図1(B)の状態)にしたと仮定
する。
【0043】図3乃至図7は、メインディスプレイの表
示状態の変化を示す遷移図である。
【0044】図3(A)は、待ち受け状態におけるメイ
ンディスプレイ2の表示画面を示している。ユーザが折
畳式通信端末装置1を閉じた状態から開いた状態にする
と、制御部20は、RSSI検出部(図示せず)から電
界強度と、電池残量検出部(図示せず)から電池残量を
取得して、最上段の左から順に電池アイコンにて電池残
量を、アンテナピクトにて電界強度を表示する。なお、
この図には示していないが、電池アイコンとアンテナピ
クトとの間に、通話中を示す電話アイコンやメールが来
たことを示すメールアイコンなどにより各種情報を表示
する。
【0045】また、制御部20は、時計回路(図示せ
ず)から日付、曜日および時刻を取得して、メインディ
スプレイ2の二段目に日付と曜日の「12月24日
(金)」と三段目に時刻の「6:38」とを表示する。
なお、最下段にはFボタン、メモボタンおよび文字ボタ
ンが表示され、フレキシブルキー3を構成する3つのキ
ーを操作することにより、対応するFボタン、メモボタ
ンまたは文字ボタンを選択操作できる。
【0046】図3(A)の状態で、ユーザがメニュー/
OKキー6を操作すると、制御部20は、メインディス
プレイ2にメニュー画面を表示する(図3(B)参
照)。
【0047】図3(B)の状態で、テンキー8の0ボタ
ンを押したり、4接点キー4でカーソルを上下方向に移
動させてカレンダーを選択し、メニュー/OKキー6を
押すと、画面が切り替わってカレンダーが表示され(図
4(A)参照)、スケジュールの登録や他の設定が可能
となる。
【0048】図3(B)の状態で、テンキー8の1ボタ
ンを押したり、4接点キー4でカーソルを上下方向に移
動させて電話帳を選択し、メニュー/OKキー6を押す
と、画面が切り替わって電話帳機能一覧が表示され(図
4(B)参照)、電話帳や名前検索などの各種検索や新
規登録が可能となる。
【0049】図3(B)の状態で、テンキー8の2ボタ
ンを押したり、4接点キー4でカーソルを上下方向に移
動させて着信履歴を選択し、メニュー/OKキー6を押
すと、画面が切り替わって着信履歴一覧が表示され(図
4(C)参照)、音声通話の呼び出し確認や選択された
相手への自動発呼が可能となる。
【0050】図3(B)の状態で、テンキー8の3ボタ
ンを押したり、4接点キー4でカーソルを上下方向に移
動させてWEBを選択し、メニュー/OKキー6を押す
と、画面が切り替わってWEB機能一覧が表示され(図
4(D)参照)、電子メール機能やインターネットに接
続することが可能となる。
【0051】図3(B)の状態で、テンキー8の4ボタ
ンを押したり、4接点キー4でカーソルを上下方向に移
動させてE−MAIL機能を選択し、メニュー/OKキ
ー6を押すと、画面が切り替わってE−MAIL機能一
覧が表示され(図4(E)参照)、電子メールの新規作
成や送受信記憶容量確認、電子メールの各種設定が可能
となる。
【0052】図3(B)の状態で、テンキー8の5ボタ
ンを押したり、4接点キー4でカーソルを上下方向に移
動させてC−MAIL機能を選択し、メニュー/OKキ
ー6を押すと、画面が切り替わってC−MAIL機能一
覧が表示され(図4(F)参照)、送受信状態の確認や
送信メールの作成、通知音設定などが可能となる。な
お、C−MAILとは、同じ通信事業者に加入している
者同士が利用できる文字メッセージ送信機能である。
【0053】図3(B)の状態で、テンキー8の6ボタ
ンを押したり、4接点キー4でカーソルを上下方向に移
動させてF機能(FUNCTION機能)を選択し、メ
ニュー/OKキー6を押すと、画面が切り替わってF機
能大項目一覧が表示される(図5(A)参照)。なお、
本発明の特徴は、このF機能において中項目を表示して
いる際、所定時間(例えば、2秒)経過後に設定値を表
示する動作にある。
【0054】図5(A)は、F機能の大項目一覧を表示
している状態であり、メインディスプレイの最上部には
電池アイコンおよびアンテナピクトが表示される。電池
アイコンの真下に「F_ F機能」と表示されている
が、「_」はカーソルであり、テンキー8を操作して1
ボタン乃至9ボタンのいずれかを押すとカーソル部に数
字が表示された後、画面が切り替わって選択された大項
目の下層の中項目が表示される。また、テンキー8で数
字を入力する代わりに、4接点キー4でカーソルを上下
方向に移動させて所望の大項目を選択し、メニュー/O
Kキー6を押しても中項目が表示されるが、この場合、
F1の一般を選択したと仮定する。なお、図5(A)に
は表示していないが、F9としてサービスが下に続いて
いる。
【0055】図5(B)は、大項目である「一般」に含
まれる中項目の表示画面である。電池アイコンの真下に
「F1_ F機能」と表示されているが、「_」はカー
ソルであり、テンキー8を操作して1ボタン乃至7ボタ
ンのいずれかを押すとカーソル部に数字が表示された
後、画面が切り替わって選択された中項目の下層の小項
目が表示される(図6(A)参照)。また、テンキー8
で数字を入力する代わりに、4接点キー4でカーソルを
下方向移動にさせて、中項目の「オートロック」を選択
し、メニュー/OKキー6を押しても図6(A)の状態
になる。
【0056】この図6(A)の状態で、所定時間(例え
ば、2秒)経過する前にメニュー/OKキー6を押す
と、小項目である「F11 オートロック」の表示画面
に切り替わり、現在の設定値を表示する(図6(B)参
照)。この場合、設定値は反転表示された「2:OF
F」であり、この設定値を変更するには、テンキー8で
数字の1を入力するか、または、4接点キー4で反転表
示を上に移動させて、メニュー/OKキー6を操作す
る。制御部20は、設定値の変更指示を受けると、オー
トロックに使用する暗証番号の入力を要求する。そし
て、制御部20は暗証番号の入力が正しく行われると、
図3(A)の待ち受け状態に戻し、オートロック状態に
あることを表示する(図7参照)。なお、このオートロ
ックが設定された待ち受け状態では、最下段にあったF
ボタン、メモボタンおよび文字ボタンの表示は消去され
る。
【0057】一方、図6(A)の中項目が選択された状
態で、所定時間(例えば、2秒)経過すると、制御部2
0は選択されている「オートロック」の現在の設定値を
読み出し、図6(A)の画面にウインドウをポップアッ
プ表示(即ち、ウインドウがポンと飛び出すような表
示)して、小項目の「F11 オートロック」およびそ
の設定値である「OFF」を表示する(図6(C)参
照)。この図6(C)の表示状態で、メニュー/OKキ
ー6を押すと、制御部20は表示画面を図6(B)の状
態に切り替える。また、図6(C)の表示状態で、エニ
ーキーとして割り付けられているテンキー8などのキー
を操作すると、図6(A)の状態に戻す。なお、ポップ
アップ表示の方法としては、例えばマイクロソフト社の
OSであるWINDOWS98で採用している表示方法
など種々考えられるが、表示している画面に、小さいウ
インドウから徐々に大きなをウインドウを重ね書きする
ことによりポップアップ表示が実現できる。
【0058】図8及び図9は、メインディスプレイの表
示状態の変化を示す遷移図であり、図8(A)及び図9
(A)は、図6(C)の表示状態と同じである。
【0059】図8(A)の表示状態で、4接点キー4の
▽ボタン(下ボタン)を押すと、制御部20はポップア
ップ表示したウインドウを消去し、次の中項目の「時間
−料金」を反転表示して、選択されていることを表示す
る(図8(B)参照)。
【0060】一方、図8(A)の表示状態で、4接点キ
ー4の△ボタン(上ボタン)を押すと、制御部20はポ
ップアップ表示したウインドウを消去し、次の大項目の
「サービス」にカーソルを移動させ、その中項目を表示
する(図8(C)参照)。その理由は、中項目の「1:
オートロック」の上には大項目の「一般」に含まれる中
項目が存在しないからであり、その場合、次の大項目に
移動するからである。なお、中項目の「7:オート着
信」にラップアラウンドするようにしても構わない。
【0061】図9(A)の表示状態で、サイドスクロー
ルキー13の▽ボタン(下ボタン)を押すと、制御部2
0はポップアップ表示したウインドウを消去し、次の大
項目の「音」にカーソルを移動させ、その中項目を表示
する(図9(B)参照)。
【0062】一方、図9(A)の表示状態で、サイドス
クロールキー13の△ボタン(上ボタン)を操作する
と、制御部20はポップアップ表示したウインドウを消
去し、次の大項目の「サービス」にカーソルを移動さ
せ、その中項目を表示する(図9(C)参照)。
【0063】図10は、本発明に係る設定値表示方法の
表示処理サブルーチンを示すフローチャートである。
【0064】制御部20は、大項目である「一般」に含
まれる中項目の表示画面で、例えば中項目の「オートロ
ック」が選択されている場合、この表示処理サブルーチ
ンを呼び出す(図6(A)参照)。
【0065】制御部20は、ステップ100でメニュー
/OKキー6が操作されたか否かを判断し、操作されて
いればステップ101に移行して、小項目である「F1
1オートロック」の表示画面に切り替え、現在の設定値
を表示して終了する(図6(B)参照)。一方、操作さ
れていなければステップ102に移行して、所定時間
(例えば、2秒)が経過したか否かを判断し、経過して
いなければそのまま終了するが、経過していればウイン
ドウをポップアップ表示して、小項目の「F11 オー
トロック」およびその設定値である「OFF」を表示し
て終了する(図6(C)参照)。
【0066】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明に係る通信端
末装置および設定値表示方法によれば、大項目に含まれ
る複数の中項目(クレームでは設定項目に対応する)を
表示し、中項目の一つが選択された後、所定時間経過し
た場合、中項目の設定値が自動的にポップアップ画面に
表示されるので、確認するためだけの煩わしい操作が不
用となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る折畳式通信端末装置の外観図であ
る。
【図2】本発明に係る通信端末装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】メインディスプレイの表示状態の変化を示す遷
移図である。
【図4】メインディスプレイの表示状態の変化を示す遷
移図である。
【図5】メインディスプレイの表示状態の変化を示す遷
移図である。
【図6】メインディスプレイの表示状態の変化を示す遷
移図である。
【図7】メインディスプレイの表示状態の変化を示す遷
移図である。
【図8】メインディスプレイの表示状態の変化を示す遷
移図である。
【図9】メインディスプレイの表示状態の変化を示す遷
移図である。
【図10】本発明に係る設定値表示方法の表示処理サブ
ルーチンを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 折畳式通信端末装置本体 2 メインディスプレイ 15 アンテナ 18 サブディスプレイ 20 制御部 20a ROM 20b RAM 21 送受信部 22 変復調部 23 操作部 24 音声処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−74124(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 1/00 H04M 1/24 - 1/253 H04M 1/58 - 1/62 H04M 1/66 - 1/82

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】関連する内部機能の設定項目を複数個集め
    て一つの大項目とし、さらに前記大項目の下層に複数個
    の前記設定項目が含まれることを表示する通信端末装置
    において、表示された前記設定項目の中から所望の設定
    項目を選択する選択キーと、 前記選択キーによって選択された設定項目を表示する表
    示手段と、 前記表示手段が表示した設定項目を確定し設定画面に移
    行させる確定キーと、 前記確定キーによって確定された設定項目の設定画面中
    で、設定値を変更する変更手段と、 前記選択キーによって選択された設定項目を表示してい
    る時間を計測する計測手段と、 前記計測手段が計測した時間が所定時間を経過した場
    合、選択されている設定項目の現在の設定値のみを表示
    する一方、所定時間が経過することなくキー操作により
    選択されている設定項目の表示画面に切り替わった場
    合、現在の設定値を判別できるように現在の設定値及び
    他の設定値を共に表示する設定値表示手段と、 を具備することを特徴とする通信端末装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の通信端末装置において、 前記設定値表示手段は、選択されている設定項目の現在
    の設定値のみを表示する場合、設定項目を表示している
    表示画面の一部にウインドウをポップアップさせて形成
    し、前記ウインドウの中に現在の設定値を表示するこ
    と、 を特徴とする通信端末装置。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の通信端末
    装置において、 前記設定値表示手段は、選択されている設定項目の現在
    設定値のみを表示している状態において前記選択キー
    が操作された場合、現在の設定値表示を停止して前記
    項目及び設定項目を表示する画面に戻り、次の大項目又
    は設定項目のいずれかを選択すること、 を特徴とする通信端末装置。
  4. 【請求項4】関連する内部機能の設定項目を複数個集め
    て一つの大項目とし、さらに前記大項目の下層に複数個
    の前記設定項目が含まれることを表示する通信端末装置
    の設定内容表示方法において、 表示された前記設定項目の中から所望の設定項目を選択
    する第1ステップと、 前記第1ステップによって選択された設定項目を表示す
    る第2ステップと、 前記第2ステップが表示した設定項目を確定し設定画面
    に移行させる第3ステップと、 前記第3ステップによって確定された設定項目の設定画
    面中で、設定値を変更する第4ステップと、 前記第1ステップによって選択された設定項目を表示し
    ている時間を計測する第5ステップと、 前記第5ステップが計測した時間が所定時間を経過した
    場合、選択されている設定項目の現在の設定値のみを表
    示する一方、所定時間が経過することなくキー操作によ
    り選択されている設定項目の表示画面に切り替わった場
    合、現在の設定値を判別できるように現在の設定値及び
    他の設定値を共に表示する第6ステップと、 を含むことを特徴とする設定値表示方法。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の設定値表示方法におい
    て、 前記第6ステップは、選択されている設定項目の現在の
    設定値のみを表示する場合、設定項目を表示している表
    示画面の一部にウインドウをポップアップさせて形成
    し、前記ウインドウの中に現在の設定値を表示する第7
    ステップを含むこと、 を特徴とする設定値表示方法。
  6. 【請求項6】請求項4または請求項5に記載の設定値表
    示方法において、 前記第6ステップは、選択されている設定項目の現在の
    設定値を表示している状態において前記選択キーが操作
    された場合、現在の設定値表示を停止して前記大項目及
    設定項目を表示する画面に戻り、次の大項目又は設定
    項目のいずれかを選択する第8ステップを含むこと、 を特徴とする設定値表示方法。
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