JP2002199463A - 移動体通信装置及び発呼方法 - Google Patents

移動体通信装置及び発呼方法

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JP2002199463A
JP2002199463A JP2001292368A JP2001292368A JP2002199463A JP 2002199463 A JP2002199463 A JP 2002199463A JP 2001292368 A JP2001292368 A JP 2001292368A JP 2001292368 A JP2001292368 A JP 2001292368A JP 2002199463 A JP2002199463 A JP 2002199463A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 煩雑な操作をせずに発呼可能な移動体通信装
置を提供する。 【解決手段】 第1の状態において隠蔽され、第2の状
態において露出する画像を表示するメイン表示部102
と、前記第1の状態において露出している画像を表示す
るサブ表示部118とを備える移動体通信装置であっ
て、発呼先を特定する発呼先情報を記憶しているRAM
202と、前記第1の状態において、サブ表示部118
に前記発呼先情報を表示させ、前記第1の状態から前記
第2の状態に切り換えられたとき、サブ表示部118に
表示されている発呼先情報により特定される発呼先に対
して発呼する制御部120とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体通信装置に
関し、特に、発呼における制御技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、PHS(Personal Handy phone
System)、PDC(Personal DigitalCellular teleco
mmunication system)やCDMA( Code Division M
ultiple Access )などの移動体通信装置は、小型軽量
化や通信品質の向上及び本体価格や通話料金の低下によ
って広く普及するに至っており、若者達の間で好評を博
している。
【0003】特に、数多くあるタイプの移動体通信装置
の中でも、筐体がヒンジを介した2部構成となってお
り、これら筐体を折り畳んだり逆に開いたりできるいわ
ゆる折り畳み式のもの、筐体に付随する蓋がヒンジを支
点として開閉するもの及び筐体に付随する蓋がスライド
することにより開閉するいわゆる開閉式のものなどの移
動体通信装置は、ファッション性や操作性に優れ、人気
が集中しているため、製造各社が競って販売する傾向に
ある。
【0004】なお、便宜上、折り畳み式の移動体通信装
置において、筐体を折り畳んだ状態を閉じた状態という
こととし、また、筐体を折り畳む動作を閉じるというこ
ととする。このような移動体通信装置を利用するユーザ
は、友人や会社の同僚などに電話をかけようとする場
合、まず移動体通信装置を閉じた状態から開いた状態に
し、液晶ディスプレイなどにユーザ操作を促すための初
期画面を表示させ、予め氏名及び電話番号が登録されて
いるいわゆる電話帳を表示するためのボタンの所在を確
認し、このボタンを押下して電話帳を表示させる。
【0005】さらに、ユーザは、目的の相手が記載され
たページに辿り着くまで、ページをめくるためのボタン
操作を行い、目的の相手を見つけると、その相手が示さ
れた場所にカーソルを移動させて通話開始ボタンを押下
する。その結果、この相手に発呼する処理が実施され
る。無論、移動体通信装置を閉じた状態から開いた状態
にした後に、ユーザが暗記している電話番号を直接入力
し、通話開始ボタンを押下することによっても発呼され
るが、人の暗記能力には限界があり、また、入力ミスな
どが生じる恐れもあるため、多くのユーザが日常的に電
話帳を利用して発呼を行っている。
【0006】このように電話帳を利用しての発呼は、ユ
ーザにとって便利である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように多くのボタン操作を行って目的とする相手を見つ
け出し、発呼しなくてはならず、操作が煩雑であるとい
う問題がある。そこで、本発明は上記問題点に鑑みてな
されたものであって、煩雑な操作をせずに発呼可能な移
動体通信装置を提供することを目的とする。
【0008】また、上述の移動体通信装置において、煩
雑な操作をせずに発呼可能な発呼方法を提供することを
目的とする。さらに、上述の移動体通信装置において、
煩雑な操作をせずに発呼するためのプログラムを提供す
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る移動体通信装置は、2つの表示器を
備え、操作により第1表示器が隠蔽され、第2表示器が
露出している第1の状態と第1表示器が露出している第
2の状態とに択一切り換え可能な移動体通信装置であっ
て、発呼先を特定する発呼先情報を記憶している記憶手
段と、前記第1の状態において、第2表示器に前記発呼
先情報を表示させる表示制御手段と、前記第1の状態か
ら前記第2の状態に切り換えられたとき、前記第2表示
器に表示されている発呼先情報により特定される発呼先
に対して発呼する発呼手段とを備えることを特徴とする
また、本発明に係る発呼方法は、 発呼先を特定する発
呼先情報を記憶している記憶手段と、2つの表示器とを
備え、操作により第1表示器が隠蔽され、第2表示器が
露出している第1の状態と第1表示器が露出している第
2の状態とに択一切り換え可能な移動体通信装置におい
て、発呼する発呼方法であって、前記第1の状態におい
て、第2表示器に前記発呼先情報を表示させる表示制御
ステップと、前記第1の状態から前記第2の状態に切り
換えられたとき、前記第2表示器に表示されている発呼
先情報により特定される発呼先に対して発呼する発呼ス
テップとを含むことを特徴とする。
【0010】さらに、本発明に係るプログラムは、発呼
先を特定する発呼先情報を記憶している記憶手段と、2
つの表示器とを備え、操作により第1表示器が隠蔽さ
れ、第2表示器が露出している第1の状態と第1表示器
が露出している第2の状態とに択一切り換え可能な移動
体通信装置において、発呼するためのプログラムであっ
て、前記第1の状態において、第2表示器に前記発呼先
情報を表示させる表示制御ステップと、前記第1の状態
から前記第2の状態に切り換えられたとき、前記第2表
示器に表示されている発呼先情報により特定される発呼
先に対して発呼する発呼ステップとをコンピュータに実
行させることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、本発明の
実施の形態における折り畳み式移動通信装置100につ
いて説明する。 <構成>図1は、本発明に係る折り畳み式移動通信装置
100の外観図である。
【0012】折り畳み式移動通信装置100は、IS(I
nterim Standard)−95ベースのCDMA(Code Divi
sion Multiple Access)方式の折り畳み可能な携帯電
話であって、図1(a)は、開いた状態の正面図を示し、
図1(b)は、開いた状態の左側面図を示し、また、図1
(c)は、閉じた状態の正面図を示す。折り畳み式移動通
信装置100は、目視可能な部位として、筐体部101
と、メイン表示部102と、フレキシブルキー103
と、4接点キー104と、Eメールキー105と、メニ
ュー/OKキー106と、終了/電源キー107と、テ
ンキー108と、マイク109と、イヤホン端子カバー
110と、WEBキー111と、サイドOKキー112
と、サイドスクロールキー113と、開始キー114
と、アンテナ115と、スピーカ116と、着信ランプ
117と、サブ表示部118と、開閉検出スイッチ11
9とを有する。
【0013】筐体部101は、樹脂などからなり、中央
にヒンジにを有する折り曲げ可能な筐体であって、上部
筐体101aと下部筐体101bとからなる。上部筐体
101aの内側には、メイン表示部102と、スピーカ
116とがあり、また、上部筐体101aの外側には、
着信ランプ117と、サブ表示部118とがある。
【0014】ここで上述の内側とは、筐体部101を完
全に折り曲げた場合に、目視できなくなる側のことであ
る。下部筐体101bの左側面には、イヤホン端子カバ
ー110と、サイドOKキー112と、サイドスクロー
ルキー113とがある。また、下部筐体101bの正面
内側には、フレキシブルキー103と、4接点キー10
4と、Eメールキー105と、メニュー/OKキー10
6と、終了/電源キー107と、テンキー108と、マ
イク109と、WEBキー111と、開始キー114
と、開閉検出スイッチ119とがある。
【0015】メイン表示部102は、カラー液晶表示装
置などからなり、スクロールなしに表示できる文字数と
しては100文字程度である。フレキシブルキー103
は、3つのスイッチからなり、これらスイッチが配置さ
れる各位置に対応するメイン表示部102上の表示項目
を選択するためのものである。
【0016】4接点キー104は、メイン表示部102
上に表示されるカーソルの移動及び表示物のスクロール
などを実施するための上下左右に可動するスイッチであ
る。Eメールキー105は、電子メール機能の表示画面
に移行させるための押しボタン式のスイッチである。メ
ニュー/OKキー106は、メニュー項目への移行及び
選択した項目を確定するための押しボタン式のスイッチ
である。
【0017】終了/電源キー107は、電源をON/O
FF及び通話を終了するための押しボタン式のスイッチ
である。テンキー108は、12個の押しボタン式のス
イッチの集まりであって、それぞれのボタンに数字及び
文字が対応づけられており、これらを押下することとに
より、電話番号及び電子メールなどの文字を入力するた
めのものである。
【0018】マイク109は、マイクロフォンであり、
入力された音声を電気信号(以下、「音声信号」とい
う。)に変換し、後述の音声処理部124に出力する。
イヤホン端子カバー110は、図示しないイヤホン端子
を保護するカバーである。WEBキー111は、インタ
ーネット接続機能の表示画面に移行するためのもの押し
ボタン式のスイッチである。
【0019】サイドOKキー112は、メモ再生及び音
声録音及び選択した項目を確定するためのスライドスイ
ッチである。サイドスクロールキー113は、下スクロ
ールキー113a及び上スクロールキー113bの2つ
のボタンからなり、表示しているページを前後にスクロ
ールさせるためのものである。
【0020】開始キー114は、発呼及び着呼時の通話
を開始するためのボタン式のスイッチである。アンテナ
115は、送受信電波に同調するためのホイップアンテ
ナである。スピーカ116は、圧電素子などからなり、
受け取った信号に対して電気−音響変換を実施し、相手
側の音声及び着信を知らせる着信音などを出力する。
【0021】着信ランプ117は、着信を視覚的に通知
するためのLEDであり、着信があった場合、緑色に点
滅し、また、充電中は、赤色に点灯する。サブ表示部1
18は、白黒液晶表示装置などからなり、最大文字表示
数としては10文字程度を表示し、制御部120からの
指示にしたがい、表示現在時刻及び電界強度などの待ち
受け画面と、後述の電話帳に登録された者の氏名又はこ
の者の電話番号に番号を対応づけたもの(以下、「登録
情報」という。)を表示する。
【0022】開閉検出スイッチ119は、折り畳み式移
動通信装置100が開いた状態であるのか、又は、閉じ
た状態にあるかを機械的に検出するマイクロスイッチで
あり、筐体部101が閉じられた状態にあるとき、その
旨を示すシャット信号を制御部120に出力する。ここ
で開いた状態とは、下部筐体101bに配置された上述
のマイクロスイッチの接点から上部筐体101aが離れ
る状態をいい、わずかな開き角度でも上述のシャット信
号の出力が中断されることとなる。
【0023】図2は、本発明に係る折り畳み式移動通信
装置100のより詳細な構成を示す機能ブロック図であ
る。折り畳み式移動通信装置100は、アンテナ11
5、送受信部121、変復調部122、音声処理部12
4、マイク109、スピーカ116、制御部120、メ
イン表示部102、サブ表示部118、開閉スイッチ及
び操作部123を有する。
【0024】なお、図1と重複する機能部については同
一符号を付し、その説明を省略する。送受信部121
は、フィルタ、増幅器などからなる回路であって、アン
テナ115を介し、外部に対し無線で通信データの受信
及び送信を行う。この通信データは、会話の音声などが
含まれる音声データ及び電子メールなどが含まれる文字
データ及び主に通信制御のために用いられる制御データ
などからなる。
【0025】また、この制御データは、音声通信を行お
うとする際に相手側から送信される相手側電話番号など
を含む管理情報及びいわゆるSMSべアラ(ショート・
メッセージ・べアラ)と呼ばれる方式により送信される
電子メールなどの管理情報を含んでいる。変復調部12
2は、送信するデータについては変調し、また、受信し
たデータについては復調を行う。
【0026】また、変復調部122は、復調したデータ
から音声データを抽出して音声処理部124に出力し、
この抽出がなされた後の上述のデータ、即ち、制御デー
タ及び文字データなどを制御部120に出力する。制御
部120は、マイクロプロセッサとROM(Read Only
Memory)201及びデータを一時的に格納するためのR
AM(Random Access Memory)202などを有し、RO
M201に格納されている制御プログラムにしたがっ
て、発呼、着呼及び呼の確立などの処理を実施する。
【0027】このRAM202には、いわゆる電話帳と
呼ばれるテーブル300が記憶されている。制御部12
0は、操作部123からの情報(以下、「入力情報」と
いう。)をRAM202に格納し、このうち電子メール
などの文字情報などは送信データとして変復調部122
へ出力する。
【0028】また、外部より、音声、電子メールなどの
着信があった場合、制御部120は、これらの着信をビ
ープ音などでユーザに通知する。そして、ユーザからの
指示により、着信があった音声、電子メールなどのデー
タを取得するための処理を実施する。制御部120は、
筐体部101が閉じられているとき、図示しない時計回
路から現在時刻を、また図示しないRSSI検出機構か
ら電界強度を取得して、時刻と電界強度に対応したアン
テナピクト(以下、「待ち受け画面」という。)をサブ
表示部118に表示させる。
【0029】これは、ユーザが特に何も実施しないデフ
ォルトの状態、即ち、待ち受け状態としての表示であ
る。以上は、従来と同様の処理である。さらに、制御部
120は、このテーブル300に電話をかける相手の氏
名、電話番号及び番号などの情報、即ち、登録情報を登
録し、また、テーブル300に登録されている登録情報
の読出しを行う。
【0030】また、制御部120は、筐体部101が閉
じられ、上述の待ち受け画面がサブ表示部118に表示
されているとき、下スクロールキー113a又は上スク
ロールキー113bが長い時間押下(以下、「長押し」
という。)された場合、電話帳の表示指示なされたこと
を認識して、テーブル300内に記憶された番号「N
o.001」が対応づけられた登録情報を参照し、この
登録情報に氏名が含まれる場合には氏名を、また、氏名
が登録されていない電話番号をサブ表示部118に表示
させる。
【0031】制御部120は、待ち受け画面がサブ表示
部118に表示されている状態での長押し後に、下スク
ロールキー113aが、短い時間間隔で押下(以下、
「短押し」という。)された場合、この短押し毎に表示
対象とする登録情報の番号を1づつインクリメントす
る。つまり、下スクロールキー113aを何度も短押し
すると、サブ表示部118に表示される登録情報の番号
は、No.001、No.002、No.003、…と切
り換わる。
【0032】なお、テーブル300に登録できる登録情
報の数は、最大999件と決まっており、この数を限度
として登録情報がなされるが、登録がなされると小さい
値の番号から順次対応づけられるため、対応づけられた
番号の最大値(以下、「最大番号」という。)は、登録
件数と等しい。制御部120は、この最大番号に1をイ
ンクリメントする場合には、番号「No.001」とす
る設定がなされている。
【0033】また、制御部120は、上述の長押し後
に、上スクロールキー113bが、短押しされた場合、
この短押し毎に表示対象とする登録情報の番号を1づつ
ディクリメントする。ただし、登録情報の番号「No.
001」から1をディクリメントした場合、制御部12
0は、上述の最大番号とする設定がなされている。
【0034】つまり、上スクロールキー113bを何度
も短押しすると、サブ表示部118に表示される登録情
報の番号は、例えば、No.001、No.999、N
o.998、…のように切り換わる。なお、既に、登録
情報がサブ表示部118に表示されている状態で、下ス
クロールキー113a又は上スクロールキー113bが
長押しされた場合、制御部120は、長押しされたキー
について短押しを複数回繰り返し実施したのと同様の機
能を発揮し、その繰り返し回数は、長押しされた時間に
ほぼ比例する。
【0035】制御部120は、サブ表示部118に登録
情報を表示しているときに、開閉検出スイッチ119か
らシャット信号が入力されると、表示されている登録情
報に示されている相手に対して発呼する機能を有する。
より具体的には、制御部120は、サブ表示部118に
表示されている登録情報が電話番号である場合には、こ
の電話番号を送信して発呼し、また、サブ表示部118
に表示されている登録情報が氏名の場合には、この氏名
に対応づけられている電話番号を送信して発呼する。
【0036】操作部123は、フレキシブルキー103
と、4接点キー104と、Eメールキー105と、メニ
ュー/OKキー106と、終了/電源キー107と、テ
ンキー108と、WEBキー111と、サイドOKキー
112と、サイドスクロールキー113及び開始キー1
14とからなる。また、操作部123は、これらキーを
用いて入力された入力情報を制御部120に出力する。
【0037】音声処理部124は、変復調部122から
受け取った音声データを、D/A変換などの処理を行い
スピーカ116に出力する。また、音声処理部124
は、マイク109から音声信号を受け取って、A/D変
換を実施して、変復調部122に出力する。 <データ>図3は、RAM202に格納され、番号、氏
名及び電話番号が対応づけられたいわゆる電話帳と呼ば
れるテーブル300のデータ構成を示すである。
【0038】番号列301は、登録された登録情報毎に
付与される番号を示し、氏名列302は、上述の電話帳
に登録された人の氏名を示し、電話番号列303は、こ
の人の電話番号を示す。上述の番号は、登録順序に対応
する3桁の番号であって、番号列301において、登録
情報がない、即ち、未登録の行には「000」が示され
る。
【0039】また、番号列301において、登録情報が
登録されている行には「001」から「999」までの
値が示される。 <動作>以下、折り畳み式移動通信装置100の動作に
ついて説明する。図4は、制御部120よる電話帳をサ
ブ表示部118に表示する処理を示すフローチャートで
ある。
【0040】制御部120は、サイドスクロールキー1
13が長押しされているか否かを判断し(ステップS4
01)、長押しされている場合には、さらに、サブ表示
部118において待ち受け画面が表示中か否かを判断す
る(ステップS402)。待ち受け画面が表示中である
場合、制御部120は、テーブル300に登録されてい
る番号001の登録情報を読出し(ステップS40
3)、この登録情報を表示する処理(以下、「表示処
理」という。)を実施し(ステップS405)、サイド
スクロールキー113が短押しされているか否かを判断
し(ステップS406)、短押しされている場合には、
変数kの値を1とし(ステップS407)、また、変数
nの値を0とする(ステップS408)。
【0041】また、サブ表示部118において待ち受け
画面が表示中か否かを判断するステップS402におい
て、待ち受け画面が表示中でない場合、制御部120
は、長押しの時間にほぼ比例した値の大きさをもつ自然
数k(k≧2)を生成し(ステップS409)、変数nの
値を0とする(ステップS408)。サイドスクロール
キー113が長押しされているか否かを判断するステッ
プS401において、長押しされていない場合には、制
御部120は、サブ表示部118において登録情報を表
示中か否かを判断し(ステップS410)、登録情報を
表示中の場合、サイドスクロールキー113が短押しさ
れているか否かを判断し(ステップS406)、短押し
されている場合には、変数kの値を1とし(ステップS
407)、また、変数nの値を0とする(ステップS4
08)。
【0042】一方、サブ表示部118において登録情報
を表示しているか否かを判断するステップS410にお
いて登録情報を表示していない場合、制御部120は、
サイドスクロールキー113が長押しされているか否か
を判断する最初のステップS401に戻る。サイドスク
ロールキー113が短押しされているか否かを判断する
ステップS406において、短押しされていない場合、
制御部120は、サイドスクロールキー113が長押し
されているか否かを判断する最初のステップS401に
戻る。
【0043】そして、制御部120は、変数nとkが同
じ値となるまで、以下の処理を繰り返す(ステップS4
11〜ステップS418)。即ち、制御部120は、押
下されたキーが下スクロールキー113aか否かを判断
し(ステップS412)、押下されたキーが下スクロー
ルキー113aである場合、表示中の登録情報に含まれ
る番号を参照し、この番号を1だけインクリメントさせ
た値を求める(ステップS413)。
【0044】そして、制御部120は、算出された値の
番号が含まれる登録情報を読み出し(ステップS41
5)、この登録情報を表示する表示処理を実施し(ステ
ップS405)、nの値に1を加えたものを新たなnと
する(ステップS417)。また、押下されたキーが下
スクロールキー113aか否かを判断するステップS4
12において、押下されたキーが下スクロールキー11
3aでない場合、即ち、押下されたキーが上スクロール
キー113bであった場合、制御部120は、表示中の
登録情報に含まれる番号を参照し、この番号を1だけデ
ィクリメントさせた値を求め(ステップS416)、算
出された値の番号が含まれる登録情報を読み出し(ステ
ップS415)、この登録情報を表示する表示処理を実
施し(ステップS405)、nの値に1を加えたものを
新たなnとする(ステップS417)。
【0045】以上のステップS411からステップS4
18までを完了すると、制御部120は、サイドスクロ
ールキー113が長押しされているか否かを判断する最
初のステップS401に戻る。図5は、図4におけるこ
の登録情報を表示するステップS405における処理の
詳細を示すフローチャートである。
【0046】制御部120は、テーブル300から読み
出された登録情報に氏名が対応づけられているか否かを
判断し(ステップS501)、登録情報に氏名が対応づ
けられている場合、この氏名をサブ表示部118に表示
する。一方、登録情報に氏名が対応づけられていない場
合、制御部120は、電話番号を表示する。
【0047】図6は、制御部120よる発呼の処理を示
すフローチャートである。制御部120は、開閉検出ス
イッチ119から入力されている信号が入力されたかど
うかを判断し(ステップS601)、開閉検出スイッチ
119から入力されるまで待機し、この信号が入力され
たとき、サブ表示部118に登録情報として電話番号が
表示されているか否かを判断し(ステップS602)、
電話番号が表示されていない場合、サブ表示部118に
登録情報として氏名が表示されているか否かを判断し
(ステップS603)、サブ表示部118に氏名が表示
されている場合、テーブル300からこの氏名に対応す
る電話番号を検索し(ステップS604)、この電話番
号を送信して発呼する(ステップS605)。
【0048】また、サブ表示部118に登録情報として
氏名が表示されているか否かを判断するステップS60
3において、サブ表示部118に氏名が表示されていな
い場合、制御部120は、処理を終了する。一方、サブ
表示部118に登録情報として電話番号が表示されてい
るか否かを判断するステップS602において、氏名が
表示されていない場合、制御部120は、この電話番号
を送信して発呼し(ステップS605)、処理を終了す
る。 <表示>次に、サブ表示部118における表示内容につ
いて説明する。
【0049】図7は、筐体部101が閉じられた状態に
おけるサブ表示部118での表示状態の変化を示す図で
ある。図7(A)は、待ち受け状態におけるサブ表示部
118のデフォルトの表示画面であり、制御部120に
より、現在時刻「9時30分」及び電界強度に対応した
アンテナピクトの図が示されている。
【0050】なお、制御部120は、時刻表示の左側余
白部分に電池残量、装置の設定状態やメールが着信した
ことを示す複数のアイコン又は文字なども表示すること
ができる。図7(B)、図7(C1)、図7(C2)、
図7(D1)及び図7(D2)は、待ち受け状態におけ
るサブ表示部118の表示画面であって、電話帳を呼び
出した状態を示している。
【0051】図7(B)は、図7(A)の状態となって
いるときに、下スクロールキー113a又は上スクロー
ルキー113bが長押しされた場合のサブ表示部118
における電話帳、即ち、登録情報の表示内容を示す図で
ある。つまり、図7(B)は、図4におけるステップS
403を経て、ステップS405を実施した場合におけ
る表示状況であり、番号「No.001」が対応づけら
れている登録情報の表示内容を示している。
【0052】この場合、番号「No.001」が対応づ
けられている登録情報には、この氏名も登録されている
ので、制御部120は、電話番号ではなく、相手を認識
するのに容易な氏名「鈴木太郎」を表示する。即ち、図
7(B)は、図5におけるステップS502を実施した
場合における表示状況である。
【0053】図7(C1)は、図7(B)の表示状態と
なっているときに、下スクロールキー113aが押下さ
れた場合のサブ表示部118における登録情報の表示内
容を示す図である。つまり、図7(C1)は、図4にお
けるステップS413及びステップS415を経て、ス
テップS405を実施した場合における表示状況であ
り、番号「No.002」が対応づけられている登録情
報の表示内容を示している。
【0054】この番号「No.002」の登録情報に
も、番号「No.001」の登録情報と同様に、氏名が
登録されているので、制御部120は、電話番号ではな
く、相手を認識するのに容易な氏名「鈴木二郎」を表示
する。また、図7(C2)は、図7(C1)の表示状態
となっているときに、下スクロールキー113aが押下
された場合のサブ表示部118における登録情報の表示
内容を示す図である。
【0055】つまり、図7(C2)は、図4におけるス
テップS413及びステップS415を経て、ステップ
S405を実施した場合における表示状況であり、番号
「No.003」が対応づけられている登録情報の表示
内容を示している。この番号「No.003」の登録情
報にも、番号「No.001」及び「No.002」の
登録情報と同様に、氏名が登録されているので、制御部
120は、電話番号ではなく、相手を認識するのに容易
な氏名「鈴木三郎」を表示する。
【0056】図7(D1)は、図7(B)の表示状態と
なっているときに、上スクロールキー113bが押下さ
れた場合のサブ表示部118における登録情報の表示内
容を示す図である。つまり、図7(D1)は、図4にお
けるステップS416及びステップS415を経てステ
ップS405を実施した場合における表示状況であり、
番号「No.999」が対応づけられている登録情報の
表示内容を示している。
【0057】この場合、番号「No.999」が対応づ
けられている登録情報には、氏名が登録されていないの
で、制御部120は、電話番号「090−△××△−○
○□□」を表示する。即ち、図7(D1)は、図5にお
けるステップS503を実施した場合における表示状況
である。
【0058】図7(D2)は図7(D1)の表示状態と
なっているときに、上スクロールキー113bが押下さ
れた場合のサブ表示部118における登録情報の表示内
容を示す図である。つまり、図7(D2)は、図4にお
けるステップS416及びステップS415を経てステ
ップS405を実施した場合における表示状況であり、
番号「No.998」が対応づけられている登録情報の
表示内容を示している。
【0059】この場合、番号「No.998」が対応づ
けられている登録情報には、番号「No.999」の登
録情報と同様に氏名が登録されていないので、制御部1
20は、電話番号「090−○△□×−○○○○」を表
示する。即ち、図7(D2)は、図5におけるステップ
S503を実施した場合における表示状況である。
【0060】なお、図7(B)の表示状態において、下
スクロールキー113a又は上スクロールキー113b
を長押しすると、電話帳を高速でサーチすることができ
る。即ち、これは、図4におけるステップS409を経
て、ステップS411〜ステップS418を繰り返し実
施した状態である。このように、図7(B)、図7(C
1)、図7(C2)、図7(D1)及び図7(D2)の
状態から、ユーザが筐体部101を閉じた状態から開い
た状態にすると、開閉検出スイッチ119からシャット
信号が入力され、制御部120は、サブ表示部118に
表示されている登録情報の電話番号を送信して発呼する
ことにより、この登録情報により特定される相手を呼び
出して通話可能状態にする。
【0061】以上のように、本実施形態によれば、折り
畳み式移動通信装置100において、サブ表示部118
に登録情報を表示している際、筐体部101が開かれる
と、当該登録情報により特定される相手に対して発呼す
るので、発呼する際、煩雑な操作が不要となる。なお、
本実施の形態では、筐体を折り畳んだり逆に開いたりで
きるいわゆる折畳式の移動体通信機を例に挙げ説明を行
ったが、筐体に付随する蓋がヒンジを支点として開閉す
るタイプ及び筐体に付随する蓋がスライドすることによ
り開閉するタイプの移動体通信機であってもよい。
【0062】その場合、上述の蓋が閉じられたときに露
出する位置にサブ表示部118が設けられることにな
る。また、開閉検出スイッチ119は、折り畳み式移動
通信装置100が開いた状態であるのか、又は、閉じた
状態にあるかを機械的に検出するマイクロスイッチであ
るとしたが、筐体部101が開いたことを検出する光セ
ンサーや開き角度を検出するエンコーダなどを用いても
よい。
【0063】また、メイン表示部102は、カラー液晶
表示装置などからなるとしたが、これに限らず有機EL
表示装置などであってもよい。また、サブ表示部118
は、白黒液晶表示装置などからなるとしたが、カラー液
晶表示装置であってもよく、また、有機EL表示装置な
どであってもよい。また、本実施の形態では、制御部1
20は、テーブル300において、登録がなされると小
さい値の番号から順次対応づけられるとしたが、日本の
50音順、また、米国のアルファベット順などのよう
に、当該折畳式移動通信装置100が使用される国の音
節表順に氏名を登録してもよい。
【0064】その場合、制御部120は、新たな登録情
報が登録される毎に、登録情報への番号の対応づけを見
なおすこととなる。また、制御部120は、登録情報毎
にこの登録情報に含まれている電話番号に発呼した回数
を対応づけ、電話をかけるとき、この回数が多い登録情
報ほど小さい値の番号を対応づけるようにテーブル30
0を更新するとしてもよい。
【0065】その結果、よく電話をかける相手の氏名又
は電話番号が優先的にサブ表示部118表示されること
となる。また、本実施の形態では、制御部120は、電
話帳に登録された登録情報を表示するとしたが、最近の
着呼に伴って取得された相手側の電話番号(いわゆる電
話番号通知サービスにより送られてくる電話番号)を表
示してもよい。
【0066】その場合、着呼があった際、通話開始ぜず
にリンガーがなり終えても電話番号は取得されるため、
着呼がなされた後に、その相手にかけなおす際は、筐体
部101を開くことにより簡単に通話の機会を逃した相
手に発呼することができる。また、制御部120は、着
呼に伴って取得された相手側の電話番号をテーブル30
0に格納し、当該着呼の時期が遅いものほど小さい値の
番号を対応づけてもよい。
【0067】その場合、サブ表示部118において、着
呼時期が現在に近いほど、この着呼と共に到来する相手
の電話番号が優先的に表示される。また、制御部120
は、サブ表示部118に氏名又は電話番号が表示されて
いるとき、筐体部101が開かれた場合、サブ表示部1
18に表示されている内容をそのままメイン表示部10
2に表示してもよい。
【0068】また、制御部120は、サブ表示部118
に氏名が表示されているとき、筐体部101が開かれた
場合、サブ表示部118に表示されている氏名及びこれ
に対応する電話番号をメイン表示部102に表示しても
よい。図8は、このようなケースにおけるサブ表示部1
18及びメイン表示部102の表示状況を示す図であ
る。
【0069】図8(A)は、筐体部101が閉じられた
状態において、制御部120により表示される氏名「鈴
木太郎」を示す。図8(B)は、図8(A)の状態で筐
体部101が開かれた場合、氏名「鈴木太郎」及びこの
氏名に対応する電話番号「090−□×○×−○××
○」が制御部120により表示されることを示す。
【0070】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る移動体通信装置は、2つの表示器を備え、操作に
より第1表示器が隠蔽され、第2表示器が露出している
第1の状態と第1表示器が露出している第2の状態とに
択一切り換え可能な移動体通信装置であって、発呼先を
特定する発呼先情報を記憶している記憶手段と、前記第
1の状態において、第2表示器に前記発呼先情報を表示
させる表示制御手段と、前記第1の状態から前記第2の
状態に切り換えられたとき、前記第2表示器に表示され
ている発呼先情報により特定される発呼先に対して発呼
する発呼手段とを備えることを特徴とし、また、本発明
に係る発呼方法は、発呼先を特定する発呼先情報を記憶
している記憶手段と、2つの表示器とを備え、操作によ
り第1表示器が隠蔽され、第2表示器が露出している第
1の状態と第1表示器が露出している第2の状態とに択
一切り換え可能な移動体通信装置において、発呼する発
呼方法であって、前記第1の状態において、第2表示器
に前記発呼先情報を表示させる表示制御ステップと、前
記第1の状態から前記第2の状態に切り換えられたと
き、前記第2表示器に表示されている発呼先情報により
特定される発呼先に対して発呼する発呼ステップとを含
むことを特徴とし、さらに、本発明に係るプログラム
は、発呼先を特定する発呼先情報を記憶している記憶手
段と、2つの表示器とを備え、操作により第1表示器が
隠蔽され、第2表示器が露出している第1の状態と第1
表示器が露出している第2の状態とに択一切り換え可能
な移動体通信装置において、発呼するためのプログラム
であって、前記第1の状態において、第2表示器に前記
発呼先情報を表示させる表示制御ステップと、前記第1
の状態から前記第2の状態に切り換えられたとき、前記
第2表示器に表示されている発呼先情報により特定され
る発呼先に対して発呼する発呼ステップとをコンピュー
タに実行させることを特徴とする。
【0071】これにより、前記移動体通信装置を開くこ
とにより、前記場所に表示されている発呼先情報により
特定される発呼先に対して発呼されるため、煩雑な操作
をせずに発呼される。また、前記記憶手段が記憶してい
る発呼先情報は、複数であり、前記移動体通信装置は、
さらに、操作者から前記第2表示器に表示する発呼先情
報の変更指示を受付ける変更指示受付手段を備え、前記
表示制御手段は、1つの発呼先情報を前記第2表示器に
表示させ、前記変更指示が受付けられる毎に、前記第2
表示器に表示する発呼先情報を切り換えるとしてもよ
い。
【0072】これにより、操作者の変更指示により他の
発呼先情報が第2表示器に表示され、より多くの発呼先
情報が参照可能となる。また、前記発呼先情報は、電話
番号が対応づけられている名前であり、前記表示制御手
段は、前記第2表示器に前記名前を表示させ、前記発呼
手段は、前記第2表示器に表示されている名前に対応づ
けられた電話番号にもとづいて発呼するとしてもよい。
【0073】これにより、第2表示器にに名前が表示さ
れるため、電話をかける相手が容易に特定される。ま
た、前記表示制御手段は、前記第1の状態から前記第2
の状態に切り換えられたとき、前記第2表示器に表示さ
れている名前を、前記第1表示器に表示させるとしても
よい。
【0074】これにより、発呼した相手の名前につい
て、第2の状態に切り換えられたとき、即ち、発呼した
ときに第1表示器においても確認できる。また、前記表
示制御手段は、前記第1表示器における前記名前の表示
に伴って、当該名前と共に電話番号を表示させるとして
もよい。これにより、発呼した相手の名前及び電話番号
について、第2の状態に切り換えられたとき、即ち、発
呼したときに第1表示器においても確認できる。
【0075】また、前記記憶手段は、前記名前に当該名
前の音節表順位を対応づけて記憶しており、前記表示制
御手段は、前記順位にもとづいて前記切り換えを実施す
るとしてもよい。これにより、第2表示器に表示される
名前の順番が予測できるため、操作者による名前の見落
としなどが軽減される。
【0076】また、前記移動体通信装置は、さらに、操
作者から前記発呼先情報の入力を受付ける受付手段を備
え、前記記憶手段に記憶されている発呼先情報は、予め
前記受付手段により受付けられたものであるとしてもよ
い。これにより、操作者により、電話をかける相手の名
前及び電話番号の登録がなされる。
【0077】また、前記移動体通信装置は、さらに、前
記第1の状態から前記第2の状態へと切り換わる初期の
段階で第2の状態となったことを検出する検出手段を備
え、前記発呼手段は、前記検出がなされたとき、前記発
呼を実施するとしてもよい。これにより、ゆっくりと第
1の状態から第2の状態へと移行した場合であっても、
当該移行の初期の段階で発呼が開始されるため、呼の確
立の早期化が図られる。
【0078】また、前記移動体通信装置は、さらに、発
呼先情報にもとづいて発呼を行った回数を、前記記憶手
段内の当該発呼先情報に対応づける発呼回数対応づけ手
段を備え、前記表示制御手段は、多い発呼回数が対応づ
けられている発呼先情報である名前を優先して表示する
ように前記切り換えを実施するとしてもよい。これによ
り、発呼の回数が多ければ多いほど、その発呼の相手の
発呼先情報が第2表示器に優先的に表示されるため、操
作者が発呼を望む相手の発呼先情報が効率的に検索され
る。
【0079】また、前記発呼先情報は、電話番号であ
り、前記表示制御手段は、前記第2表示器に電話番号を
表示させ、前記発呼手段は、前記第2表示器に表示され
ている電話番号にもとづいて発呼するとしてもよい。こ
れにより、前記第2表示器に電話番号が表示されるた
め、その電話番号を認識した操作者がその電話番号の相
手を特定できるとすれば、煩雑な操作なしにその相手に
発呼される。
【0080】また、前記表示制御手段は、前記第1の状
態から前記第2の状態に切り換えられたとき、前記第2
表示器に表示されている電話番号を、前記第1表示器に
表示させるとしてもよい。これにより、発呼した電話番
号について、第2の状態に切り換えられたとき、即ち、
発呼したときに第1表示器においても確認できる。
【0081】また、前記移動体通信装置は、さらに、着
呼に伴って到来する電話番号を取得し、前記記憶手段に
格納する電話番号取得手段を備えるとしてもよい。これ
により、操作者が入力ぜずとも、着呼に伴って到来する
電話番号が前記記憶手段に格納されるので、電話番号の
入力の手間が軽減される。また、前記移動体通信装置
は、さらに、着呼がなされた時期を、当該着呼に伴って
取得される電話番号に対応づける着呼時期対応づけ手段
を備え、前記表示制御手段は、遅い着呼時期が対応づけ
られている電話番号から優先して表示するように前記切
り換えを実施するとしてもよい。
【0082】これにより、着呼の時期が遅いものほど、
その着呼の相手の電話番号が前記場所に優先的に表示さ
れる。つまり、最近の着呼にかかわる相手の電話番号が
前記場所に直ぐに表示されるため、着呼した相手にかけ
なおす場合は、発呼の手間が軽減される。また、前記移
動体通信装置は、さらに、操作者から前記発呼先情報の
入力を受付ける受付手段を備え、前記記憶手段に記憶さ
れている発呼先情報は、予め前記受付手段により受付け
られたものであるとしてもよい。
【0083】これにより、操作者により、電話をかける
相手の電話番号の登録がなされる。また、前記移動体通
信装置は、さらに、発呼先情報にもとづいて発呼を行っ
た回数を、前記記憶手段内の当該発呼先情報に対応づけ
る発呼回数対応づけ手段を備え、前記表示制御手段は、
多い発呼回数が対応づけられている発呼先情報である電
話番号を優先して表示するように前記切り換えを実施す
るとしてもよい。
【0084】これにより、多い発呼回数が対応づけられ
ている電話番号が優先的に表示され、効率良く電話番号
の検索がなされる。また、前記表示制御手段は、前記第
1の状態から前記第2の状態に切り換えられたとき、前
記第2表示器に表示されている発呼先情報を、前記第1
表示器に表示させるとしてもよい。
【0085】これにより、発呼した相手の名前につい
て、第2の状態に切り換えられたとき、即ち、発呼した
ときに第1表示器においても確認できる。また、前記移
動体通信装置は、さらに、操作者から前記発呼先情報の
入力を受付ける受付手段を備え、前記記憶手段に記憶さ
れている発呼先情報は、予め前記受付手段により受付け
られたものであるとしてもよい。
【0086】これにより、操作者により、電話をかける
相手の名前及び電話番号の登録がなされる。また、前記
移動体通信装置は、さらに、前記第1の状態から前記第
2の状態へと切り換わる初期の段階で第2の状態となっ
たことを検出する検出手段を備え、前記発呼手段は、前
記検出がなされたとき、前記発呼を実施するとしてもよ
い。
【0087】これにより、ゆっくりと第1の状態から第
2の状態へと移行した場合であっても、当該移行の初期
の段階で発呼が開始されるため、呼の確立の早期化が図
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明に係る折り畳み式通信装置の正
面図である。(b)は、本発明に係る折り畳み式通信装置
の開状態における側面図である。(c)は、本発明に係る
折り畳み式通信装置の閉状態における正面図である。
【図2】本発明に係る折り畳み式通信装置の構成を示す
機能ブロック図である。
【図3】番号、氏名及び電話番号が対応づけられたいわ
ゆる電話帳が示されたテーブルのデータ構成を示す図で
ある。
【図4】制御部よる電話帳をサブ表示部に表示する処理
を示すフローチャートである。
【図5】図4におけるこの登録情報を表示するステップ
S405における処理の詳細を示すフローチャートであ
る。
【図6】制御部よる発呼の処理を示すフローチャートで
ある。
【図7】筐体が閉じられた状態におけるサブ表示部での
表示状態の変化を示す図である。
【図8】筐体が開かれたときにおける、メイン表示部に
おける表示状況を示す図である。
【符号の説明】
100 折り畳み式通信装置 101 筐体部 101a 上部筐体 101b 下部筐体 102 メイン表示部 103 フレキシブルキー 104 接点キー 105 Eメールキー 106 メニュー/OKキー 107 終了/電源キー 108 テンキー 109 マイク 110 イヤホン端子カバー 111 WEBキー 112 サイドOKキー 113 サイドスクロールキー 113 下スクロールキー 113a 下スクロールキー 113b 上スクロールキー 114 開始キー 115 アンテナ 116 スピーカ 117 着信ランプ 118 サブ表示部 119 開閉検出スイッチ 120 制御部 121 送受信部 122 変復調部 123 操作部 124 音声処理部 201 ROM 202 RAM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 1/57 H04M 1/725 1/725 H04B 7/26 109K

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの表示器を備え、操作により第1表
    示器が隠蔽され、第2表示器が露出している第1の状態
    と第1表示器が露出している第2の状態とに択一切り換
    え可能な移動体通信装置であって、 発呼先を特定する発呼先情報を記憶している記憶手段
    と、 前記第1の状態において、第2表示器に前記発呼先情報
    を表示させる表示制御手段と、 前記第1の状態から前記第2の状態に切り換えられたと
    き、前記第2表示器に表示されている発呼先情報により
    特定される発呼先に対して発呼する発呼手段とを備える
    ことを特徴とする移動体通信装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段が記憶している発呼先情報
    は、複数であり、 前記移動体通信装置は、さらに、 操作者から前記第2表示器に表示する発呼先情報の変更
    指示を受付ける変更指示受付手段を備え、 前記表示制御手段は、1つの発呼先情報を前記第2表示
    器に表示させ、前記変更指示が受付けられる毎に、前記
    第2表示器に表示する発呼先情報を切り換えることを特
    徴とする請求項1記載の移動体通信装置。
  3. 【請求項3】 前記発呼先情報は、電話番号が対応づけ
    られている名前であり、 前記表示制御手段は、前記第2表示器に前記名前を表示
    させ、 前記発呼手段は、前記第2表示器に表示されている名前
    に対応づけられた電話番号にもとづいて発呼することを
    特徴とする請求項2記載の移動体通信装置。
  4. 【請求項4】 前記表示制御手段は、前記第1の状態か
    ら前記第2の状態に切り換えられたとき、前記第2表示
    器に表示されている名前を、前記第1表示器に表示させ
    ることを特徴とする請求項3記載の移動体通信装置。
  5. 【請求項5】 前記表示制御手段は、前記第1表示器に
    おける前記名前の表示に伴って、当該名前と共に電話番
    号を表示させることを特徴とする請求項4記載の移動体
    通信装置。
  6. 【請求項6】 前記記憶手段は、前記名前に当該名前の
    音節表順位を対応づけて記憶しており、 前記表示制御手段は、前記順位にもとづいて前記切り換
    えを実施することを特徴とする請求項5記載の移動体通
    信装置
  7. 【請求項7】 さらに、 操作者から前記発呼先情報の入力を受付ける受付手段を
    備え、 前記記憶手段に記憶されている発呼先情報は、予め前記
    受付手段により受付けられたものであることを特徴とす
    る請求項6記載の移動体通信装置。
  8. 【請求項8】 さらに、 前記第1の状態から前記第2の状態へと切り換わる初期
    の段階で第2の状態となったことを検出する検出手段を
    備え、 前記発呼手段は、前記検出がなされたとき、前記発呼を
    実施することを特徴とする請求項7記載の移動体通信装
    置。
  9. 【請求項9】 さらに、 発呼先情報にもとづいて発呼を行った回数を、前記記憶
    手段内の当該発呼先情報に対応づける発呼回数対応づけ
    手段を備え、 前記表示制御手段は、多い発呼回数が対応づけられてい
    る発呼先情報である名前を優先して表示するように前記
    切り換えを実施することを特徴とする請求項4記載の移
    動体通信装置。
  10. 【請求項10】 前記発呼先情報は、電話番号であり、 前記表示制御手段は、前記第2表示器に電話番号を表示
    させ、 前記発呼手段は、前記第2表示器に表示されている電話
    番号にもとづいて発呼することを特徴とする請求項2記
    載の移動体通信装置。
  11. 【請求項11】 前記表示制御手段は、前記第1の状態
    から前記第2の状態に切り換えられたとき、前記第2表
    示器に表示されている電話番号を、前記第1表示器に表
    示させることを特徴とする請求項10記載の移動体通信
    装置。
  12. 【請求項12】 さらに、 着呼に伴って到来する電話番号を取得し、前記記憶手段
    に格納する電話番号取得手段を備えることを特徴とする
    請求項11記載の移動体通信装置。
  13. 【請求項13】 さらに、 着呼がなされた時期を、当該着呼に伴って取得される電
    話番号に対応づける着呼時期対応づけ手段を備え、 前記表示制御手段は、遅い着呼時期が対応づけられてい
    る電話番号から優先して表示するように前記切り換えを
    実施することを特徴とする請求項12記載の移動体通信
    装置。
  14. 【請求項14】 さらに、 操作者から前記発呼先情報の入力を受付ける受付手段を
    備え、 前記記憶手段に記憶されている発呼先情報は、予め前記
    受付手段により受付けられたものであることを特徴とす
    る請求項13記載の移動体通信装置。
  15. 【請求項15】 さらに、 発呼先情報にもとづいて発呼を行った回数を、前記記憶
    手段内の当該発呼先情報に対応づける発呼回数対応づけ
    手段を備え、 前記表示制御手段は、多い発呼回数が対応づけられてい
    る発呼先情報である電話番号を優先して表示するように
    前記切り換えを実施することを特徴とする請求項12記
    載の移動体通信装置。
  16. 【請求項16】 前記表示制御手段は、前記第1の状態
    から前記第2の状態に切り換えられたとき、前記第2表
    示器に表示されている発呼先情報を、前記第1表示器に
    表示させることを特徴とする請求項12記載の移動体通
    信装置。
  17. 【請求項17】 さらに、 操作者から前記発呼先情報の入力を受付ける受付手段を
    備え、 前記記憶手段に記憶されている発呼先情報は、予め前記
    受付手段により受付けられたものであることを特徴とす
    る請求項1記載の移動体通信装置。
  18. 【請求項18】 さらに、 前記第1の状態から前記第2の状態へと切り換わる初期
    の段階で第2の状態となったことを検出する検出手段を
    備え、 前記発呼手段は、前記検出がなされたとき、前記発呼を
    実施することを特徴とする請求項1記載の移動体通信装
    置。
  19. 【請求項19】 発呼先を特定する発呼先情報を記憶し
    ている記憶手段と、2つの表示器とを備え、操作により
    第1表示器が隠蔽され、第2表示器が露出している第1
    の状態と第1表示器が露出している第2の状態とに択一
    切り換え可能な移動体通信装置において、発呼する発呼
    方法であって、 前記第1の状態において、第2表示器に前記発呼先情報
    を表示させる表示制御ステップと、 前記第1の状態から前記第2の状態に切り換えられたと
    き、前記第2表示器に表示されている発呼先情報により
    特定される発呼先に対して発呼する発呼ステップとを含
    むことを特徴とする発呼方法。
  20. 【請求項20】 発呼先を特定する発呼先情報を記憶し
    ている記憶手段と、2つの表示器とを備え、操作により
    第1表示器が隠蔽され、第2表示器が露出している第1
    の状態と第1表示器が露出している第2の状態とに択一
    切り換え可能な移動体通信装置において、発呼するため
    のプログラムであって、 前記第1の状態において、第2表示器に前記発呼先情報
    を表示させる表示制御ステップと、 前記第1の状態から前記第2の状態に切り換えられたと
    き、前記第2表示器に表示されている発呼先情報により
    特定される発呼先に対して発呼する発呼ステップとをコ
    ンピュータに実行させることを特徴とする。
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