JP3524124B2 - 座席用の背面テーブル - Google Patents

座席用の背面テーブル

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JP3524124B2
JP3524124B2 JP16005493A JP16005493A JP3524124B2 JP 3524124 B2 JP3524124 B2 JP 3524124B2 JP 16005493 A JP16005493 A JP 16005493A JP 16005493 A JP16005493 A JP 16005493A JP 3524124 B2 JP3524124 B2 JP 3524124B2
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森  正明
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天龍工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、座席の背当の背面側
に配置されるテーブル本体を、背当背面に沿って収納す
る収納位置と、この収納位置から背当の背面側後方へ離
れ、ほぼ水平状態に保つ使用位置との間で移動自在とす
る、座席用の背面テーブルに関するものである。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】従来、こ
の種の座席用の背面テーブルは、バス、鉄道車両等に良
く用いられているが、乗客は、テーブル本体を前記使用
位置に配置した状態で、テーブル本体を使用する一方、
不要になると、テーブル本体を前記収納位置に収納し、
乗客の前方側の空間を広く取れるようにしている。
【0003】そのテーブル本体を前記収納位置に保持す
る保持装置として、例えば、図10に示されるように、
回転操作式の掛止部材4を背当2の背面上方に取り付け
たものがある。この掛止部材4には、回転自在な係止片
6が設けられており、この係止片6を回転させることに
より、テーブル本体3の上部背面側に設けられている凹
部5に、係止片6を嵌めたりあるいは外したりでき、そ
れにより、テーブル本体3は、背当2の背面の収納位置
に掛け止められたりあるいは離れたりする。
【0004】しかし、この回転操作式の掛止部材4は、
その掛止部材4の本体部の外形形状に沿ってくぼませた
半円形状の凹部に、上張り布地7の端部を差し入れるよ
うにして、その上から嵌め込まれる構造であるため、掛
止部材4の本体部の下に差し入れる上張り布地7の端末
処理が容易でなく、その本体部の外縁上部において、し
わが生じやすかった(仮想的にしわNを記載する)。そ
して、しわNが生じると、見栄えが悪いとともに、しわ
NとしわNとの隙間からゴミ等も入りやすく不具合が生
じるため、しわNを取り除く作業をしていたが、その作
業に手間取って、係止部材4の取付け作業が必ずしも容
易でなかった。
【0005】また、図示した座席用の背面テーブルは、
テーブル本体3を前記収納位置より乗客側に倒れるよう
に所定角度だけ回動させて前記使用位置に配置できるよ
うに一対の支持アーム8を備えているが、この一対の支
持アーム8は、一般に鉄製のパイプ状のものであって、
乗客の目前に露出しているため、見栄えが悪いという欠
点もあった。
【0006】この発明は、上記のような従来技術の欠陥
を解決するためになされたものであって、その目的とす
るところは、テーブル本体を収納位置に保持するための
保持装置の取り付けに際して、既述したような上張り布
地のしわを除くという面倒な作業が全く不要な、座席用
の背面テーブルを提供することにある。
【0007】また、他の目的とするところは、見栄えの
よい、座席用の背面テーブルを提供することにある。
らに、他の目的とするところは、滑らかな摺動によっ
て、テーブル本体を摺動自在に案内する座席用の背面テ
ーブルを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
には、この発明に係る座席用の背面テーブルは、次の構
成からなる。すなわち、座席の背当の背面側に配置され
るテーブル本体を、背当背面に沿って収納する収納位置
と、この収納位置から背当の背面側後方へ離れ、ほぼ水
平状態に保つ使用位置との間で移動自在とするととも
に、そのテーブル本体を保持装置によりその収納位置に
保持する。この保持装置は、前記テーブル本体に設けら
れる本体側係止部と、前記背当の背面側に設けられる背
面側係止部と、前記本体側係止部を、前記背面側係止部
の方向へと付勢させるように、前記テーブル本体を下方
から支持しながら上方へ付勢する付勢部材とを備えてい
る。そして、この付勢部材の付勢力により、前記背面側
係止部と前記本体側係止部とを相互で係止させるととも
に、その付勢部材の付勢力に抗して前記テーブル本体を
下方側へ移動させることにより、前記背面側係止部と前
記本体側係止部との間の係止を解除させることができ
る。
【0009】また、座席の背当の背面側に配置されるテ
ーブル本体を、背当背面に沿って収納する収納位置と、
この収納位置から背当の背面側後方へ離れ、ほぼ水平状
態に保つ使用位置との間で移動自在とする座席用の背面
テーブルにおいて、次のものを備えてもよい。すなわ
ち、前記背当の各側部もしくはその近傍の下部に、前記
収納位置とこの収納位置から背当の背面側後方に所定角
度だけ離れた位置との間を回動自在となるように取付け
られるとともに、上部において背当背面から離れる方向
に屈曲する屈曲部を備えた一対の支持アームと、これら
支持アームに、その長手方向に沿ってそれぞれ延びると
ともに、その上部より背当背面から離れる方向に屈曲す
るように形成され、前記テーブル本体を前記使用位置へ
摺動自在とするガイド部と、これらガイド部に係合され
る係合部材を、各側部もしくはその近傍に備えるテーブ
ル本体とを備える。ここで、前記ガイド部は、案内溝か
らなり、前記係合部材は、二組の一対の突起からなり、
それら二組の一対の突起のうち、一方の一対の突起の径
は、他方の一対の突起の径よりも大きい。
【0010】また、座席の背当の背面側に配置されるテ
ーブル本体を、背当背面に沿って収納する収納位置と、
この収納位置から背当の背面側後方へ離れ、ほぼ水平状
態に保つ使用位置との間で移動自在とするとともに、そ
のテーブル本体を保持装置によりその収納位置に保持す
る座席用の背面テーブルにおいて、次のものを備えても
よい。すなわち、前記背当の各側部もしくはその近傍の
下部に、前記収納位置とこの収納位置から背当の背面側
後方に所定角度だけ離れた位置との間を回動自在となる
ように取付けられるとともに、上部において背当背面か
ら離れる方向に屈曲する屈曲部を備えた一対の支持アー
ムと、これら支持アームに、その長手方向に沿ってそれ
ぞれ延びるとともに、その上部より背当背面から離れる
方向に屈曲するように形成され、前記テーブル本体を前
記使用位置へ摺動自在とするガイド部と、これらガイド
部に係合される係合部材を、各側部もしくはその近傍に
備えるテーブル本体とを備えている。ここで、前記ガイ
ド部は、案内溝からなり、前記係合部材は、二組の一対
の突起からなり、それら二組の一対の突起のうち、一方
の一対の突起の径は、他方の一対の突起の径よりも大き
い。更に、前記保持装置は、前記テーブル本体に設けら
れる本体側係止部と、前記背当の背面側に設けられる背
面側係止部と、この背面側係止部もしくは本体側係止部
を、本体側係止部もしくは背面側係止部の方向へと付勢
させる付勢部材とを備えている。そして、この付勢部材
の付勢力により、前記背面側係止部と前記本体側係止部
とを相互で係止させるとともに、その付勢部材の付勢力
に抗する外力を加えることにより、前記背面側係止部と
前記本体側係止部との間の係止を解除させることができ
る。また、座席の背当の背面側に配置されるテーブル本
体を、背当背面に沿って収納する収納位置と、この収納
位置から背当の背面側後方へ離れ、ほぼ水平状態に保つ
使用位置との間で移動自在とするとともに、そのテーブ
ル本体を保持装置によりその収納位置に保持する座席用
の背面テーブルにおいて、次のものを備えてもよい。す
なわち、前記背当の各側部もしくはその近傍の下部に、
前記収納位置とこの収納位置から背当の背面側後方に所
定角度だけ離れた位置との間を回動自在となるように取
付けられるとともに、上部において背当背面から離れる
方向に屈曲する屈曲部を備えた一対の支持アームと、こ
れら支持アームに、その長手方向に沿ってそれぞれ延び
るとともに、その上部より背当背面から離れる方向に屈
曲するように形成され、前記テーブル本体を前記使用位
置へ摺動自在とするガイド部と、これらガイド部に係合
される係合部材を、各側部もしくはその近傍に備えるテ
ブル本体とを備えている。更に、前記保持装置は、前
記テーブル本体に設けられる本体側係止部と、前記背当
の背面側に設けられる背面側係止部と、前記本体側係止
部を、前記背面側係止部の方向へと付勢させるように、
前記テーブル本体を下方から支持しながら上方へ付勢す
る付勢部材とを備えている。そして、この付勢部材の付
勢力により、前記背面側係止部と前記本体側係止部とを
相互で係止させるとともに、その付勢部材の付勢力に抗
して前記テーブル本体を下方側へ移動させることによ
り、前記背面側係止部と前記本体側係止部との間の係止
を解除させることができる。また、前記ガイド部は、案
内溝からなり、前記係合部材は、二組の一対の突起から
なり、それら二組の一対の突起のうち、一方の一対の突
起の径は、他方の一対の突起の径よりも大きいのが好ま
しい。また、前記本体側係止部は、前記テーブル本体に
設けられる指掛け用の凹部からなり、前記背面側係止部
は、前記指掛け用の凹部に係止可能に、前記背当の背面
側に配置される突部からなり、前記指掛け用の凹部に、
前記付勢部材の付勢力に抗するような下方側への押圧力
を加えることによって、前記テーブル本体を下方側へ移
動させるのが好ましい。また、前記二組の一対の突起の
うち、前記テーブル本体の収納位置において、上方側に
ある一対の突起の径は、下方側にある一対の突起の径よ
りも大きいのが好ましい。また、前記一対の支持アーム
およびこれら支持アーム間に配置される前記テーブル本
体をその背面側より覆うカバー体を備えるのが好まし
い。また、前記カバー体は、前記一対の支持アームの屈
曲部の上端部およびテーブル本体の上部を除くようにし
て、前記一対の支持アームおよびこれら支持アーム間に
配置される前記テーブル本体をその背面側より覆っても
よい。
【0011】前記カバー体の背面側下部に、背当の幅方
向に延びる伸縮体が設けられているとともに、その伸縮
体の下方に、伸縮体と同じ方向に延びるとともに、カバ
ー体との間に隙間を備える受け部材を設けているのが好
ましい。
【0012】
【作用】付勢部材の付勢力により、背面側係止部と本体
側係止部とが相互に係止されているので、テーブル本体
は、収納位置に保持される。そして、付勢部材の付勢力
に抗する外力を加える(付勢部材の付勢力に抗して前記
テーブル本体を下方側へ移動させる)ことにより、背面
側係止部と本体側係止部との間の係止を解除すると、テ
ーブル本体は、その収納位置から離れることができる。
【0013】対の支持アームは、前記収納位置とこの
収納位置より背面側に所定角度だけ離れた位置との間を
回動自在となる。そして、支持アームが収納位置より背
面側に所定角度だけ離れた位置にあるとき、テーブル本
体は、支持アームに設けられたガイド部(案内溝)に沿
って、上方へと移動でき、その上部より背当背面から離
れる方向に屈曲する使用位置に到達すると、水平状態に
保たれ、使用可能な状態となる。
【0014】
【実施例】以下、この発明に係る座席用の背面テーブル
の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0015】図1は、この実施例の座席用の背面テーブ
ルを備えたリクライニングシートを示し、このリクライ
ニングシート(以下、シートとも称する)11は、脚部
12、座部13及び背当14を備えている。このリクラ
イニングシート11には、前記背当14を起倒させる操
作レバー(図示せず)が取り付けられており、座部13
に座っている乗客等がこの操作レバーを操作すると、背
当14は、座部13の内部に取り付けられた起倒軸(図
示せず)を介して、座部13に対し起倒自在に支承され
る。
【0016】その背当14の背面側には、背面テーブル
15が配置されており、この背面テーブル15は、テー
ブル本体16と、このテーブル本体16の両側基端部に
取り付けられる一対の支持アームMとを備えている。ま
た、背当14の背面側には、背面テーブル15を背当背
面に沿って収納するための、収納用凹部17が設けられ
ている。そして、収納用凹部17は、背面テーブル15
を背当14内に埋めることができる程度の深さを有して
おり、その結果、この収納用凹部17の位置が背面テー
ブル15の収納位置となっている。また、背面テーブル
15がその収納用凹部17に収納された状態で、背面テ
ーブル15のテーブル本体16は、後に述べる保持装置
Hにより保持される。
【0017】また、テーブル本体16には、図4に示さ
れるように、コップ置き用の凹部(もしくは孔部)Kが
設けられており、かつ、その本体16の側部には、係合
部材として、矢印X方向にそれぞれ突出する二組の一対
の突起D1、D1およびD2、D2が、その側部に沿っ
て並んで設けられている。
【0018】前記保持装置Hは、図2及び図3に示され
るように、テーブル本体16に設けられる、本体側係止
部としての指掛け用の凹部18と、この指掛け用の凹部
18に係止可能に、前記背当14の背面側に配置され
る、背面側係止部としての突部19とを備えている他
に、指掛け用凹部18を突部19方向へと付勢させるた
めの、付勢部材としての板バネ22を備えている。そし
て、板バネ22の付勢力により、前記突部19と前記指
掛け用凹部18とは、相互に係止されるとともに、その
板バネ22の付勢力に抗するようにその指掛け用凹部1
8に外力を加えることにより、突部19と指掛け用凹部
18との間の係止を解除させるように構成されている。
【0019】すなわち、テーブル本体16の背面側上端
の中央部に備えられる指掛け用の凹部18は、図7に明
示されるように、その背当14側に窪むような断面曲面
形状に形成されるとともに、この凹部18の上端側に連
設される係止用突部20は、凹部18より隆起した断面
形状に形成されている。一方、前記収納用凹部17の上
側内壁部17a(図2参照)の中央には、前記突部19
が、ネジ23を介して、前記指掛け用の凹部18と対応
するように取り付けられている。この突部19は、断面
がアングル状に屈曲する取付片19aと、この取付片1
9aに連設される、断面がほぼ半円形状となる突片19
bとからなっており、この突片19bが、前記係止用突
部20の上部先端と係合する。そして、係止用突部20
と突部19の突片19bとを相互に係合させるため、前
記板バネ22が、支持アームMの間に掛け渡された支持
フレーム24の上部中央に取り付けられており、この支
持フレーム24とテーブル本体16とが近接している際
に、テーブル本体16を下方より支持しながら上方へ付
勢する。
【0020】従って、乗客等の指先によって、テーブル
本体16の指掛け用の凹部18に、前記板バネ22の付
勢力に抗するような下方側への押圧力が加えられると、
テーブル本体16全体が下方側へやや移動するため、突
片19bと係止用突部20と間の係止が外れ、保持装置
Hの係止を解除させることができる。その結果、係止用
突部20がこの突片19bより大きく離れて、テーブル
本体16を、後に述べる如く、背面側に倒すことがで
き、背面テーブル15は、前記収納位置より引き出され
る。
【0021】もっとも、指掛け用の凹部18は、必ずし
も上記のような形状である必要はなく、本体側係止部と
して機能するものであればその他の形状であっても良
い。また、突部19も、必ずしも上記のような形状であ
る必要はなく、背面側係止部として機能するものであれ
ばその他の形状であってもよい。そして、この実施例で
は、指掛け用の凹部18を突部19方向へと付勢する付
勢部材は、支持アームM、Mの間に掛け渡された支持フ
レーム24に取り付けられているが、突部19と前記指
掛け用凹部18とを相互に係止できれば、必ずしもその
位置になくても良く、また、付勢部材として機能するも
のであれば板バネである必要はない。
【0022】また、支持アームMは、図3に示されるよ
うに、直線状に延びる直線状アーム部M1と、この直線
状アーム部M1の上部より背当背面から離れる方向に屈
曲する屈曲部M2と、直線状アーム部M1の最下部より
このアーム部M1とほぼ直交しながら背当て14側に向
かって延設される腕部M3とからなっている。また、支
持アームMの内面側には、図5及び図6に示されるよう
に、その長手方向に沿って延びるとともに、その上部よ
り背当背面から離れる方向に屈曲するガイド部としての
案内溝25が形成されており、この案内溝25は、テー
ブル本体16を摺動自在に案内する。すなわち、直線状
アーム部M1に設けられる案内溝25の一端L側は、テ
ーブル本体16の収納位置(仮想的に突起D1、D2が
くる位置を記載する)と対応しており、また、屈曲部M
2に設けられる案内溝25の他端R側は、テーブル本体
16の使用位置(仮想的に突起D1、D2の位置を記載
する)と対応している。そして、屈曲部M2と直線状ア
ーム部M1との結合部付近の案内溝25の内側面は、突
起D1、D2が滑らかに摺動できるように連続的な曲面
形状になっている。しかも、この実施例においては、
記テーブル本体16の収納位置において、上方側にある
一対の突起D2、D2径を、下方側にある一対の突起
D1、D1径よ大きく設定しているので、より一層
滑らかに摺動できるようになっている。
【0023】一対の支持アームMは、前記背当14の各
側部の近傍の下部に、前記収納位置とこの収納位置から
背当14の背面側後方に所定角度だけ離れた位置との間
を回動自在となるように取付けられている。すなわち、
各支持アームMの腕部M3の背当側先端には、図2及び
図3に明示されるように、取付孔Pを内側に備える突部
26が、外側へ突出するようにそれぞれ形成されてお
り、また、背当14内部の各側部の近傍には、背当14
に沿って上下方向に延びるフレーム27が埋設されてお
り、このフレーム27に設けられた貫通孔及び前記取付
孔P内を、軸部材、例えば、ボルト28が挿入されてい
る。そして、ボルト28の先端が貫通孔及び前記取付孔
P内より抜けないようにナットZにより締められている
ので、各支持アームMは、そのボルト28を回動中心と
して、回動自在となる。
【0024】また、各腕部M3の下端に締め付けられた
位置決め調整用ボルト29が、背当14の下側に設けら
れたストッパ30に当たることにより、支持アームMが
前記収納位置より背面側に所定角度だけ離れた位置へ回
動する際、その回動が規制される。その結果、各支持ア
ームMは、前記収納位置とこの収納位置から背当14の
背面側後方に所定角度だけ離れた位置との間を回動す
る。そして、位置決め調整用ボルト29を回転させてそ
の突出量を調整することにより、支持アームMの傾きを
微調整し、テーブル本体16を常に水平に保つことがで
きる。
【0025】また、背面テーブル15は、既述したよう
に、前記テーブル本体16と、一対の支持アームM(図
5及び図6参照)とを備えている他に、一対の支持アー
ムM及びそれら支持アームM間に保持されるテーブル本
体16をその背面側より覆うカバー体31を備えてい
る。このカバー体31は、例えば、背当14を覆う上張
り布地と同系統の布地が、一対の支持アームM間を掛け
渡すように取り付けられた板材上に張り付けられる構造
であるので、屈曲部M2の上端部及びテーブル本体16
の上部を除いた背面テーブル15をその背面側より覆う
ことにより、従来の背面テーブルにおいて乗客の目前に
露出していた支持アームを隠すことができる。
【0026】また、カバー体31の背面側下部には、背
当14の幅方向に延びるように帯状の伸縮体32が設け
られている。この伸縮体32は、例えば、伸縮性能に富
んだ布地等からなっており、カバー体31の背面側に通
常は密着しているが、乗客等が引っ張ればその背面から
離れるように大きく延びるため、カバー体31と伸縮体
32との間に、例えば、雑誌、書籍等を容易に挟み込む
ことができる。また、この伸縮体32の下方には、その
伸縮体32と同じ方向に延びる受け部材33が備えられ
ており、この受け部材33と前記カバー体31との間に
は、図8に示されるように、隙間Sが形成されており、
伸縮体32に挟み込んだ前記雑誌、書類等の下部を差し
入れることができるようになっている。
【0027】また、受け部材33は、前記背当14の幅
方向に延びる長孔34を幅方向に、例えば、2個備えて
おり、しかも、受け部材33と前記カバー体31との間
に形成される前記隙間Sの底部33aの高さは、長孔3
4の下辺34aの高さとほぼ一致しているので、受け部
材33とカバー体31との間にゴミ等が溜まっても容易
に取り除くことができる。もっとも、これら受け部材3
3及び伸縮体32は、不要な場合には、カバー体31に
取り付けられなくてもよい。
【0028】次に、この背面テーブル15の使用方法に
ついて説明する。
【0029】最初に、突部19と指掛け用凹部18と
は、板バネ22の付勢力により、相互に係止されている
ので、背面テーブル15は、収納用凹部17に保持され
ている。そして、乗客等は、指先によって、指掛け用凹
部18に、板バネ22の付勢力に抗するような下方側へ
の押圧力を加えることにより、テーブル本体16全体を
下方側へやや移動させて、突部19と指掛け用凹部18
との間の係止を解除し、背面テーブル15をその収納位
置から離れた位置へ移動させる。背面テーブル15が収
納位置から背当14の背面側後方に所定角度だけ離れた
位置に到達したとき、乗客等は、直線状アーム部M1の
案内溝25の前記一端L側にあるテーブル本体16を、
この案内溝25及び突起D1、D2を介して、上方に向
かって引き上げ、更に、直線状アーム部M1の上部より
使用位置に向かって、屈曲部M2の案内溝25及び突起
D1、D2を介して、移動させてその案内溝25の他端
R側に到達させ、テーブル本体16を水平状態に保っ
て、使用可能な状態とする。
【0030】一方、このテーブル本体16を使用位置か
ら収納位置に戻す場合には、乗客等は、屈曲部M2の案
内溝25の他端R側にあるテーブル本体16を、直線状
アーム部M1の案内溝25の上部に移動させ、更に、そ
の位置より下方に向かって移動させ、直線状アーム部M
1に設けられる案内溝25の一端L側に到達させる。こ
の場合、背面テーブル15が背当14の背面側後方に所
定角度だけ離れた位置にあるので、背面テーブル15を
この位置より収納位置へ向かって押し上げるようにして
回動させる。そして、乗客等は、再び指先によって、指
掛け用凹部18に板バネ22の付勢力に抗するような下
方側への押圧力を加えることにより、テーブル本体16
全体を下方側へやや移動させた状態で、背面テーブル1
5を収納用凹部17内に収納させる。その後、指先によ
る下方側への押圧力をやめると、板バネ22の復元力に
よって、テーブル本体16全体は上方側へやや移動し、
突部19と指掛け用凹部18とが、相互に係止状態とな
り、背面テーブル15は、収納用凹部17内に保持され
た状態となる。この場合、背面テーブル15の上部側面
は、板バネ22によって収納用凹部17の上側内壁部1
7a方向に常に付勢されているので、背面テーブル15
は、がたつくことなく、その収納用凹部17内に保持さ
れる。また、その上側内壁部17aと背面テーブル15
の上部側面との間の寸法精度並びに突部19が、前記上
側内壁部17aに取り付けられる際の取り付け精度が多
少良くなくても、板バネ22が背面テーブル15を上側
内壁部17a方向に常に付勢しているので、突部19と
指掛け用凹部18との係止状態を確保することができ
る。
【0031】尚、本発明は、上述した実施例に限定され
ることなく、その他種々の変更が可能であり、例えば、
保持装置Hを次の様に構成してもよい。すなわち、図9
に示されるように、本体側係止部としての挿入穴38を
テーブル本体16の上部に設ける一方、背当14の収納
用凹部17の上側内壁部17aに設けられた取付穴39
に、背面側係止部としてのピン40を、付勢部材として
のスプリング41を内装して嵌め込み、このスプリング
41の付勢力により、ピン40の先端部を前記挿入穴3
8に挿入するようにしてもよい。その結果、テーブル本
体16は、挿入穴38にピン40が挿入されている状態
では、収納用凹部17内に保持される一方、乗客等がピ
ン40に取り付けられた取っ手43を持って、スプリン
グ41の付勢力に抗してピン40を上方へ押し上げ、ピ
ン40の先端部を挿入穴38より外すと、テーブル本体
16は、その収納用凹部17から離れることができる。
【0032】また、支持アームMを、背当14の各側部
の内側近傍に必ずしも取り付ける必要はなく、背当14
の各側部のやや外側または側部に取り付けてもよい。ま
た、支持アームMに設けられたガイド部は、案内溝25
に限定されず、レール状の突条でもよく、また、テーブ
ル本体16の各側部の係合部材は、突起D1、D2に限
定されず、ガイド部と係合する形状及び構造であれば、
その他のものであってもよい。また、これら係合部材
は、テーブル本体16の各側部の近傍に設けられてもよ
い。
【0033】さらに、上記実施例では、背当14の背面
に、背面テーブル16を収納する収納用凹部17を形成
する例について説明したが、必ずしも背当14の背面に
収納凹部17を形成する必要はない。また、この発明に
係る座席用の背面テーブルは、バス、鉄道車両用の座席
の背面テーブルに限られず、船舶、航空機等のその他の
乗り物用、さらには、劇場用の背面テーブルとしても、
実施することができる。
【0034】
【発明の効果】この発明に係る座席用の背面テーブル
は、以上説明したように構成されているので、次のよう
な効果を奏する。
【0035】請求項1に記載された座席用の背面テーブ
ルによれば、付勢部材の付勢力により、背面側係止部と
本体側係止部とが相互に係止されているので、テーブル
本体は、収納位置に保持される一方、付勢部材の付勢力
に抗してテーブル本体を下方側へ移動させることによ
り、背面側係止部と本体側係止部との間の係止を解除す
ると、テーブル本体は、その収納位置から離れることが
できる。このように、背面側係止部は、本体側係止部と
係止さえすればよいので、テーブル本体を収納位置に保
持するための保持装置の構造は極めて簡単な構造でよ
く、従来の回転操作式の掛止部材が不要となる。従っ
て、テーブル本体を収納位置に保持するための保持装置
の取り付けに際して、背当を覆う上張り布地のしわを除
くという面倒な作業が全く無くなり、作業効率が高ま
る。また、付勢部材が、本体側係止部を、背面側係止部
の方向へと付勢させることにより、背面側係止部もしく
は本体側係止部の位置精度が多少良くなくても、背面側
係止部と本体側係止部との係止状態を確保することがで
きるので、従来の回転操作式の掛止部材を採用した背面
テーブルに比べて、その製造作業が簡単容易となる。
【0036】また、請求項2に記載された座席用の背面
テーブルによれば、一対の支持アームが、収納位置から
背当の背面側後方に所定角度だけ離れた位置へ回動され
たとき、テーブル本体は、支持アームに設けられたガイ
ド部及び係合部材を介して、上方に向かって移動でき、
更に、使用位置に屈曲移動でき、使用可能な状態とな
る。一方、テーブル本体をこの使用位置から収納位置に
戻す場合には、この使用位置より下方に向かって屈曲移
動させるとともに、収納位置から背当の背面側後方に所
定角度だけ離れた位置にある支持アームを、収納位置へ
向かって回動させることができる。しかも、ガイド部が
案内溝からなり、そのガイド部としての案内溝に係合さ
れる係合部材が二組の一対の突起からなるとともに、一
方の一対の突起の径が、他方の一対の突起の径より大き
いので、それら突起は滑らかに摺動して、テーブル本体
を摺動自在に案内する。
【0037】また、請求項3に記載された座席用の背面
テーブルによれば、付勢部材の付勢力により、背面側係
止部と本体側係止部とが相互に係止されているので、テ
ーブル本体は、収納位置に保持される一方、付勢部材の
付勢力に抗する外力を加えることにより、背面側係止部
と本体側係止部との間の係止を解除すると、テーブル本
体は、その収納位置から離れるこ とができる。このよう
に、背面側係止部は、本体側係止部と係止さえすればよ
いので、テーブル本体を収納位置に保持するための保持
装置の構造は極めて簡単な構造でよ、従来の回転操作
式の掛止部材が不要となる。従って、テーブル本体を収
納位置に保持するための保持装置の取り付けに際して、
背当を覆う上張り布地のしわを除くという面倒な作業が
全く無くなり、作業効率が高まる。また、付勢部材が、
背面側係止部もしくは本体側係止部を、本体側係止部も
しくは背面側係止部の方向へと付勢させることにより、
背面側係止部もしくは本体側係止部の位置精度が多少良
くなくても、背面側係止部と本体側係止部との係止状態
を確保することができるので、従来の回転操作式の掛止
部材を採用した背面テーブルに比べて、その製造作業が
簡単容易となる。また、一対の支持アームが、収納位置
から背当の背面側後方に所定角度だけ離れた位置へ回動
されたとき、テーブル本体は、支持アームに設けられた
ガイド部及び係合部材を介して、上方に向かって移動で
き、更に、使用位置に屈曲移動でき、使用可能な状態と
なる。一方、テーブル本体をこの使用位置から収納位置
に戻す場合には、この使用位置より下方に向かって屈曲
移動させるとともに、収納位置から背当の背面側後方に
所定角度だけ離れた位置にある支持アームを、収納位置
へ向かって回動させることができる。しかも、ガイド部
が案内溝からなり、そのガイド部としての案内溝に係合
される係合部材が二組の一対の突起からなるとともに、
一方の一対の突起の径が、他方の一対の突起の径より大
きいので、それら突起は滑らかに摺動して、テーブル本
体を摺動自在に案内する。また、請求項4に記載された
座席用の背面テーブルによれば、付勢部材の付勢力によ
り、背面側係止部と本体側係止部とが相互に係止されて
いるので、テーブル本体は、収納位置に保持される一
方、付勢部材の付勢力に抗してテーブル本体を下方側へ
移動させることにより、背面側係止部と本体側係止部と
の間の係止を解除すると、テーブル本体は、その収納位
置から離れることができる。このように、背面側係止部
は、本体側係止部と係止さえすればよいので、テーブル
本体を収納位置に保持するための保持装置の構造は極め
て簡単な構造でよく、従来の回転操作式の掛止部材が不
要となる。従って、テーブル本体を収納位置に保持する
ための保持装置の取り付けに際して、背当を覆う上張り
布地のしわを除くという面倒な作業が全く無くなり、作
業効率が高まる。また、付勢部材が、本体側係止部を、
背面側係止部の方向へと付勢させることにより、背面側
係止部もしくは本体側係止部の位置精度が多少良くなく
ても、背面側係止部と本体側係止部との係止状態を確保
することができるので、従来の回転操作式の掛止部材を
採用した背面テーブルに比べて、その製造作業が簡単容
易となる。また、一対の支持アームが、収納位置から背
当の背面側後方に所定角度だけ離れた位置へ回動された
とき、テーブル本体は、支持アームに設けられたガイド
部及び係合部材を介して、上方に向かって移動でき、更
に、使用位置に屈曲移動でき、使用可能な状態となる。
一方、テーブル本体をこの使用位置から収納位置に戻す
場合には、この使用位置より下方に向かって屈曲移動さ
せるとともに、収納位置から背当の背面側後方に所定角
度だけ離れた位置にある支持アームを、収納位置へ向か
って回動させることができる。また、請求項5に記載の
座席用の背面テーブルによれば、請求項4の効果に加え
て、次の効果がある。すなわち、ガイド部が案内溝から
なり、そのガイド部としての案内溝に係合される係合部
材が二組の一対の突起からなるとともに、一方の一対の
突起の径が、他方の一対の突起の径より大きいので、そ
れら突起は滑らかに摺動して、テーブル本体を摺動自在
に案内する。請求項6に記載された座席用の背面テーブ
ルによれば、指掛け用の凹部に、付勢部材の付勢力に抗
するような下方側への押圧力を加えることによって、テ
ーブル本体を下方側へ移動させて、突部と指掛け用の凹
部との間の係止を解除させることができる。請求項7に
記載された座席用の背面テーブルによれば、二組の一対
の突起のうち、テーブル本体の収納位置において、上方
側にある一対の突起の径が、下方側にある突起の径より
大きいので、それら突起は滑らかに摺動して、テーブル
本体を摺動自在に案内する。また、請求項8および9に
記載された座席用の背面テーブルによれば、カバー体に
よって一対の支持アーム及びこれらアーム間に配置され
るテーブル本体をその背面側より覆う ことができるの
で、従来、乗客の目前に露出した支持アームを隠すこと
ができ、見栄えが良くなる。
【0038】また、請求項10に記載された座席用の背
面テーブルによれば、カバー体の背面側下部に、背当の
幅方向に延びる伸縮体が設けられているとともに、その
伸縮体の下方に、伸縮体と同じ方向に延びるとともに、
カバー体との間に隙間を備える受け部材を設けているの
で、カバー体の背面側に雑誌、書類を差し挟んで保持す
ることも可能となり、使い勝手に優れるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る座席用の背面テーブルの一実施
例を示す斜視図である。
【図2】この実施例の背当の背面側を示す一部省略正面
図である。
【図3】この実施例の背面テーブル及び背当の一部を示
す概略断面図である。
【図4】テーブル本体を示す平面図である。
【図5】支持アームの内側面の一部を示す図である。
【図6】図5におけるAーA線の断面図である。
【図7】図2におけるBーB線の要部拡大断面図であ
る。
【図8】図2におけるCーC線の要部拡大断面図であ
る。
【図9】他の実施例を示す図7相当図である。
【図10】従来の背面テーブル及び背当の一部を示す斜
視図である。
【符号の説明】
11 座席 14 背当 15 背面テーブル 16 テーブル本体 18 指掛け用の凹
部(本体側係止部) 19 突部(背面側係止部) 22 板バネ(付勢
部材) 25 案内溝(ガイド部) 31 カバー体 32 伸縮体 33 受け部材 M 支持アーム D1、D2 突起(係合部材) H 保持装置

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座席の背当の背面側に配置されるテーブ
    ル本体を、背当背面に沿って収納する収納位置と、この
    収納位置から背当の背面側後方へ離れ、ほぼ水平状態に
    保つ使用位置との間で移動自在とするとともに、そのテ
    ーブル本体を保持装置によりその収納位置に保持する座
    席用の背面テーブルにおいて、 前記保持装置は、 前記テーブル本体に設けられる本体側係止部と、 前記背当の背面側に設けられる背面側係止部と、前記本 体側係止部を、前記背面側係止部の方向へと付勢
    させるように、前記テーブル本体を下方から支持しなが
    ら上方へ付勢する付勢部材とを備え、 この付勢部材の付勢力により、前記背面側係止部と前記
    本体側係止部とを相互で係止させるとともに、その付勢
    部材の付勢力に抗して前記テーブル本体を下方側へ移動
    させることにより、前記背面側係止部と前記本体側係止
    部との間の係止を解除させることができる座席用の背面
    テーブル。
  2. 【請求項2】 座席の背当の背面側に配置されるテーブ
    ル本体を、背当背面に沿って収納する収納位置と、この
    収納位置から背当の背面側後方へ離れ、ほぼ水平状態に
    保つ使用位置との間で移動自在とする座席用の背面テー
    ブルにおいて、 前記背当の各側部もしくはその近傍の下部に、前記収納
    位置とこの収納位置から背当の背面側後方に所定角度だ
    け離れた位置との間を回動自在となるように取付けられ
    るとともに、上部において背当背面から離れる方向に屈
    曲する屈曲部を備えた一対の支持アームと、 これら支持アームに、その長手方向に沿ってそれぞれ延
    びるとともに、その上部より背当背面から離れる方向に
    屈曲するように形成され、前記テーブル本体を前記使用
    位置へ摺動自在とするガイド部と、 これらガイド部に係合される係合部材を、各側部もしく
    はその近傍に備えるテーブル本体とを備え、 前記ガイド部は、案内溝からなり、 前記係合部材は、二組の一対の突起からなり、それら二
    組の一対の突起のうち、一方の一対の突起の径は、他方
    の一対の突起の径よりも大きいことを特徴とする 座席用
    の背面テーブル。
  3. 【請求項3】 座席の背当の背面側に配置されるテーブ
    ル本体を、背当背面に沿って収納する収納位置と、この
    収納位置から背当の背面側後方へ離れ、ほぼ水平状態に
    保つ使用位置との間で移動自在とするとともに、そのテ
    ーブル本体を保持装置によりその収納位置に保持する座
    席用の背面テーブルにおいて、 前記背当の各側部もしくはその近傍の下部に、前記収納
    位置とこの収納位置から背当の背面側後方に所定角度だ
    け離れた位置との間を回動自在となるように取付けられ
    るとともに、上部において背当背面から離れる方向に屈
    曲する屈曲部を備えた一対の支持アームと、 これら支持アームに、その長手方向に沿ってそれぞれ延
    びるとともに、その上部より背当背面から離れる方向に
    屈曲するように形成され、前記テーブル本体を前記使用
    位置へ摺動自在とするガイド部と、 これらガイド部に係合される係合部材を、各側部もしく
    はその近傍に備えるテーブル本体とを備え、 前記ガイド部は、案内溝からなり、 前記係合部材は、二組の一対の突起からなり、それら二
    組の一対の突起のうち、一方の一対の突起の径は、他方
    の一対の突起の径よりも大きく、 更に、 前記保持装置は、 前記テーブル本体に設けられる本体側係止部と、 前記背当の背面側に設けられる背面側係止部と、 この背面側係止部もしくは本体側係止部を、本体側係止
    部もしくは背面側係止部の方向へと付勢させる付勢部材
    とを備え、 この付勢部材の付勢力により、前記背面側係止部と前記
    本体側係止部とを相互で係止させるとともに、その付勢
    部材の付勢力に抗する外力を加えることにより、前記背
    面側係止部と前記本体側係止部との間の係止を解除させ
    ることができる座席用の背面テーブル。
  4. 【請求項4】 座席の背当の背面側に配置されるテーブ
    ル本体を、背当背面に沿って収納する収納位置と、この
    収納位置から背当の背面側後方へ離れ、ほぼ水平状態に
    保つ使用位置との間で移動自在とするとともに、そのテ
    ーブル本体を保持装置によりその収納位置に保持する座
    席用の背面テーブルにおいて、 前記背当の各側部もしくはその近傍の下部に、前記収納
    位置とこの収納位置から背当の背面側後方に所定角度だ
    け離れた位置との間を回動自在となるように取付けられ
    るとともに、上部において背当背面から離れる方向に屈
    曲する屈曲部を備えた一対の支持アームと、 これら支持アームに、その長手方向に沿ってそれぞれ延
    びるとともに、その上部より背当背面から離れる方向に
    屈曲するように形成され、前記テーブル本体を前記使用
    位置へ摺動自在とするガイド部と、 これらガイド部に係合される係合部材を、各側部もしく
    はその近傍に備えるテーブル本体とを備え、更に、 前記保持装置は、 前記テーブル本体に設けられる本体側係止部と、 前記背当の背面側に設けられる背面側係止部と、 前記本体側係止部を、前記背面側係止部の方向へと付勢
    させるように、前記テーブル本体を下方から支持しなが
    ら上方へ付勢する付勢部材とを備え、 この付勢部材の付勢力により、前記背面側係止部と前記
    本体側係止部とを相互で係止させるとともに、その付勢
    部材の付勢力に抗して前記テーブル本体を下方側へ移動
    させることにより、前記背面側係止部と前記本体側係止
    部との間の係止を解除させることができる座席用の背面
    テーブル。
  5. 【請求項5】 前記ガイド部は、案内溝からなり、 前記係合部材は、二組の一対の突起からなり、それら二
    組の一対の突起のうち、一方の一対の突起の径は、他方
    の一対の突起の径よりも大きいことを特徴とする請求項
    4に記載の座席用の背面テーブル。
  6. 【請求項6】 前記本体側係止部は、前記テーブル本体
    に設けられる指掛け用の凹部からなり、 前記背面側係止部は、前記指掛け用の凹部に係止可能
    に、前記背当の背面側に配置される突部からなり、 前記指掛け用の凹部に、前記付勢部材の付勢力に抗する
    ような下方側への押圧力を加えることによって、前記テ
    ーブル本体を下方側へ移動させることを特徴とする請求
    項1、4または5に記載の座席用の背面テーブル。
  7. 【請求項7】 前記二組の一対の突起のうち、前記テー
    ブル本体の収納位置において、上方側にある一対の突起
    の径は、下方側にある一対の突起の径よりも大きいこと
    を特徴とする請求項2、3または5に記載の座席用の背
    面テーブル。
  8. 【請求項8】 前記一対の支持アームおよびこれら支持
    アーム間に配置される前記テーブル本体をその背面側よ
    り覆うカバー体を備える請求項2、3、4、5または7
    に記載の座席用の背面テーブル。
  9. 【請求項9】 前記カバー体は、前記一対の支持アーム
    の屈曲部の上端部およびテーブル本体の上部を除くよう
    にして、前記一対の支持アームおよびこれら支持アーム
    間に配置される前記テーブル本体をその背面側より覆う
    ことを特徴とする請求項8に記載の座席用の背面テーブ
    ル。
  10. 【請求項10】 前記カバー体の背面側下部に、背当の
    幅方向に延びる伸縮体が設け られているとともに、その
    伸縮体の下方に、伸縮体と同じ方向に延びるとともに、
    カバー体との間に隙間を備える受け部材を設けている請
    求項8または9に記載の座席用の背面テーブル。
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