JP2005237944A

JP2005237944A - 調節式肘掛、腰掛ユニット

Info

Publication number: JP2005237944A
Application number: JP2004219196A
Authority: JP
Inventors: Christopher J Norman; クリストファー・ジェイ・ノーマン; Gary L Karsten; ゲーリー・エル・カルステン
Original assignee: Steelcase Development Inc
Current assignee: Steelcase Development Inc
Priority date: 2004-02-27
Filing date: 2004-07-27
Publication date: 2005-09-08
Also published as: US20050189807A1; EP1568297A1

Abstract

【課題】肘掛を通常使用位置から後退位置へ移動させる調節式肘掛組立体において、使用者が肘掛を所望位置に迅速かつ容易にロックでき、使い易くすること。
【解決手段】椅子の調節式肘掛６は、肘掛ベース部材１２と、支持部材１０とを備え、この支持部材は、肘掛ベース部材に摺動可能に連結され、肘掛ベース部材に対して第１位置及び第２位置間を第１方向及び第２方向に移動することができ、そして第１位置に付勢されている。肘掛は、さらに、支持部材を第２位置に選択的に保持する保持装置を備え、この保持装置は、キャッチ２１と、キャッチに係合可能で、それにより支持部材を第２位置に保持する可動保持部材１７とを有する。そして、可動保持部材が支持部材の移動時にキャッチから離脱することにより、支持部材を肘掛ベース部材に対して移動させることができる。
【選択図】図２

Description

本発明は、オフィス椅子などの腰掛ユニット用の肘掛に関する。

オフィス椅子などの腰掛ユニットは、腰掛けた使用者の前腕を支持するために肘掛を有するものがある。そのような肘掛は、多くの場合にパッド付きであり、個々の使用者の必要に合わせるために、様々な位置調節機構を備えることができる。位置調節機構は、高さ調節機構、横方向調節機構、および／または前後方向調節機構を含むことができる。これらの調節機構は、使用者が解除レバーなどを操作して調節機構のロックを解除することにより、肘掛を移動できるようにする必要がある。

また、椅子を使用する際に、肘掛がデスクなどの縁部に接触し、肘掛が損傷する可能性がある。そのような接触は、椅子の移動自体も制限し、使用者が思い通りにデスクに近づくことができないこともある。そのため、移動規制構造（detent arrangement）を有する調節式肘掛組立体が開示されており、この肘掛組立体によれば、椅子を移動させて肘掛がデスクに当たりそうな場合に、肘掛を通常使用位置から後退位置へ移動させることができるようになっている（例えば、特許文献１参照。）。

米国特許第５，９３１，５３７号明細書

しかし、既知の調節機構は、幾分使いづらかったり、使うのが難しく、また、使用者が肘掛を所望の位置に迅速かつ容易にロックすることができない、という不都合があった。

本発明の一態様によれば、椅子の調節式肘掛は、肘掛ベース部材と、該肘掛ベース部材に摺動可能に連結され、該肘掛ベース部材に対して第１及び第２位置間を第１及び第２方向に移動する支持部材とを備えており、該支持部材は、第１方向に付勢されている。調節式肘掛は、支持部材を第２位置に選択的に保持する保持装置を有し、該保持装置は、キャッチと、該キャッチに係合可能で、それにより支持部材を第２位置に保持する可動保持部材とを有する。可動保持部材は、支持部材の移動時にキャッチから離脱することにより、支持部材を肘掛ベース部材に対して移動させることができる。

本発明の別の態様によれば、腰掛ユニットは、フレームと、座部と、背もたれと、フレームに移動可能に取り付けられ、前方及び後方位置間を移動することができる１対の肘掛とを備えている。肘掛は、前方位置に付勢され、肘掛の各々は、肘掛を後方位置に選択的に保持する保持装置を有する。肘掛の移動により、肘掛を後方位置に選択的に保持する保持装置が解除され、付勢力で肘掛が前方位置へ移動する。

本発明のさらに別の態様によれば、腰掛ユニットは、フレームと、座部と、背もたれと、フレームに移動可能に取り付けられ、前方及び後方位置間を移動することができる１対の肘掛とを備えている。肘掛は、前方位置に付勢され、ハート及び爪装置は、肘掛をフレームに作動的に連結する。ハート及び爪装置は、肘掛を後方位置に選択的に保持し、肘掛を前方位置に付勢する。

当業者であれば、以下の明細書、特許請求の範囲及び添付図面を参照すれば、本発明の上記及び他の特徴、利点及び目的をさらに理解し認識することができるであろう。

本明細書では、説明のため、［上」、「下」、「右」、「左」、「後」、「前」、「垂直」、「水平」及びそれらの派生語は、図１の向きにある本発明を基準にする。しかし、本発明は、そうでないことが明示されている場合を除いて、さまざまな代替方向及びステップ手順をとることができることを理解されたい。また、添付図面及び以下の明細書に記載されている特定の装置及び処理は、添付の特許請求の範囲で定義される発明的概念の例示的な実施形態にすぎないことも、理解されたい。したがって、本明細書に開示する実施形態に関する特定寸法及び他の物理的特性は、そうでないことが特許請求の範囲に明示されていなければ、制限的でないとみなされるべきである。

図１を参照すると、オフィス用の椅子１などの腰掛ユニットは、フレーム２と、椅子を床面上に支持するための椅子の脚部３と、座部４と、背もたれ５とを有する。肘掛６は、支持体７によってフレームに連結されており、矢印「Ａ」で示されているように、前後方向に移動させることができる。

さらに図２を参照すると、各肘掛６は、腰掛けた使用者の前腕を支持するための、パッドクッション１１を有する支持部材１０を備える。スライドブロック１２のような肘掛ベース部材は、肘掛の支持体７にねじ１３で固定されていると共に、ガイド部材１４内に摺動可能に収納されている。スライドブロック１２は、アルミニウムなどの比較的強力な材料で形成することができ、ガイド部材１４は、低摩擦ポリマーまたは他の適当な材料で形成することができる。ガイド部材１４は、断面がほぼＣ字状であり、スライドブロック１２は、円筒状表面部の４つの各隅部に隆起パッド１５を有し、これらの隆起パッドは、ガイド部材１４の湾曲した内側表面１６（チャネル）と摺動可能に係合する。ピン１７（可動保持部材）は、ガイド部材１４の鍵穴型開口１８に挿通され、スライドブロック１２に形成された細長溝すなわち軌道１９に嵌り、「プッシュプッシュ機構（push-push mechanism）」と呼ばれる保持装置を形成している。プッシュプッシュ機構は、押して１回目の解除を行った時、有効な部材（useful component）を軌道のストロークの一端部に固定するが、次に、同一方向に押して２回目の解除を行った時、その部材を解放する装置である。

プッシュプッシュ機構を構成する方法は幾つかある。図示のように、軌道１９は、細長い直線部分２０と、キャッチを形成するハート型端部分２１とを有する。組み立て時に、ガイド部材１４は、支持部材１０のタブ２２及び水平ウェブ２３間に位置する。支持部材１０は、板金材料製であり、タブ２２は、支持部材１０の垂直側部ウェブ１０ＡにＵ字型切込みを入れることによって形成される。次に、タブ２２を内向きに曲げて、開口２２Ａを形成する。支持部材１０の下向き延出タブ２４は、開口２５に挿通され、ばね２６用のストッパを提供する。タブ２４は、タブ２２と同様に形成されて、タブ２４を下向きに曲げた後に開口２４Ａを形成する。組み立て時に、ばね２６がスライドブロック１２のチャネル２７に収容され、ばね２６の第１端部２８がチャネル２７の端部３０に接し、ばね２６の第２端部２９が支持部材１０のタブ２４に接する。ばね２６は圧縮状態にあり、それにより、支持部材１０を矢印「Ｆ」で示された前方向に付勢している。組み立て時に、ピン１７の下端部３１（突出部）が軌道１９に収容され、ピン１７の肩部３２が、ガイド部材１４の上側ウェブ３３の下面及びスライドブロック１２の上面３４間に挟まれる。ピン１７の上端部３５は、ガイド部材１４の細長い鍵穴型開口１８に摺動可能に収容される。使用する際に、支持部材１０が前方位置（第１位置）にある時、ピン１７は、軌道１９の細長い直線部分２０に係合する。支持部材１０を矢印「Ｒ」の方向に後向きに押すと、ピン１７は軌道１９に沿って移動して、やがてハート型端部分２１に行き着く。

さらに図２Ａを参照すると、ピン１７の下端部３１が軌道１９に沿って矢印「Ｂ」の方向に移動すると、下端部は、軌道１９の傾斜部分すなわちローブ３６に行き着き、傾斜側壁３７に接触する。ピン１７は最終的に、側壁部分３８（延出部分）にも接触し、それにより、支持部材１０のそれ以上の後方移動が阻止される。次に、支持部材１０に加える力を緩めると、ばね２６が支持部材１０を前方向に移動させ始めて、ピン１７の下端部３１が隅部すなわちノッチ３９に係合し、支持部材１０が後方位置（第２位置）に保持される。次に、使用者が改めて後向きの力を支持部材１０に加えると、ピン１７の下端部３１が矢印「Ｄ」で示された方向に移動し、やがて側壁４０に接触する。次に力を緩めると、ピン１７は、矢印Ｅ及びＦで示されたように移動して、軌道１９の細長い直線部分２０に戻り、ばね２６が支持部材１０を前方位置に押し戻す。ピン１７をばねなど（図示せず）によって矢印「Ｇ」方向に付勢して、支持部材１０を最後部位置まで押してピン１７の下端部３１が傾斜側壁３７及び側壁部分３８に接触した直後、支持部材１０に対する力を緩めた時に、ピン１７がノッチ３９に係合する位置へ確実に移動するようにしてもよい。

図３及び図４を参照すると、本発明の別の態様に従った肘掛５０は、詳述した図１のオフィス用の椅子１などの腰掛ユニットに肘掛５０を連結するために、上記の支持体７と同様な支持体５１を備えている。パッドクッション５２は、構造部材５３に固定されている。構造部材５３は、浅いＣ字状の断面を有し、ウェブ５４、側壁５５及びリップ５６がチャネル５７を形成して、支持体５１に固定されたスライドブロック５９の延出部分５８がチャネルに摺動可能に収容されている。「ハート及び爪」装置６０は、構造部材５３のクレビス６２に回動可能に連結されたロッド６１を有する。ピン６３は、ハート及び爪装置６０の対向端部６４をスライドブロック５９に相互連結している。ハート及び爪装置６０は、ロード社（Lord Corporation）から入手できる市販の従来ユニットであり、内部ハート及び爪機構（図示せず）と、内部ばね（やはり図示せず）とを有し、内部ばねが、ロッド６１をハート及び爪装置６０の円筒状部分６５から押し出し、構造部材５３及びパッドクッション５２を矢印「Ｆ」方向に付勢する。使用の際に、矢印「Ｒ」の方向の力をパッドクッション５２に加えると、パッドクッションが点線で示された後方位置６６まで後向きに摺動して、ハート及び爪装置６０がラッチ（latch）されて、パッドクッション５２及び構造部材５３を後方位置６６に保持する。矢印「Ｒ」の方向の力を再び加えると、ハート及び爪装置６０が解放されて、ロッド６１の付勢力がパッドクッション５２及び構造部材５３を矢印「Ｆ」の方向に押し、やがて最前部位置に達し、この時、ハート及び爪装置６０は完全に伸長する。

さらに図５及び図５Ａを参照すると、本発明の別の態様に従った肘掛７０は、椅子のフレームに連結するための支持体７１を有する。支持体７１は、支持体の上端部７３から延出する角型ボス７２を有する。角型ボス７２は、スライド部材７４の細長スロット７５に摺動可能に収容される。組み立て時に、締結具７６が規制部材（detent member）７８の開口７７を貫通し、角型ボス７２のねじ付き開口７９に嵌る。規制部材７８は、ブロック８２の開口８１に収容される円筒状下方突出部８０を有する。組み立て時に、パッドクッション８３は、スライド部材７４に固定され、ブロック８２は、スライド部材７４のチャネル８４の中に位置する。細長い可撓性ワイヤ８５は、湾曲端部分８６を有し、この湾曲端部が、ねじ付き開口８９に嵌め込まれたねじ付き締結具８７及びワッシャ８８を介して、スライド部材７４にしっかりと固定される。可撓性ワイヤ８５は、横方向（上方）に突出した端部分９０を有し、この端部が、ブロック８２の軌道９１に収容される。ばね９２は、ブロック８２のコネクタ９４に相互連結する第１端部９３を有する（図６及び図６Ａも参照されたい）。組み立て時に、ばね９２は、ブロック８２のチャネル９５の中に位置し、ばね９２の第２端部９６は、スライド部材７４のコネクタ９７に連結される。ばね９２は、スライド部材７４及びパッドクッション８３を矢印「Ｆ」で示された前方向に付勢するような張力を与えられている。

図６及び図６Ａを参照すると、可撓性ワイヤ８５の端部９０は、ブロック８２の軌道９１に収容され、ハート及び爪装置を形成している。使用の際には、肘掛を後方向に移動させるために、矢印「Ｒ」の方向の力をスライド部材７４に加えると、可撓性ワイヤ８５の端部９０は、最初、図６に示された最前部位置から軌道９１の直線部分９８に沿って移動する。端部９０は、最終的に、ハート型隆起部分９９に接触して、軌道１１０に沿って移動し、やがて隅部１０１に接触する。次に、スライド部材７４に加える力を緩めると、端部９０は、延出部分１０２に接触し、スライド部材７４は、矢印Ｆの方向に僅かに前向き移動して、やがて、端部９０は、図６Ａに示された隅部１０３内に位置する。ばね９２がスライド部材７４を矢印Ｆの方向に付勢するので、そのため、端部９０は隅部１０３内に保持され、スライド部材７４及びパッドクッション８３は、図６Ａの後方位置に保持される。図６Ａに示された位置にある時、次に矢印Ｒの方向の力をスライド部材７４に加えると、可撓性ワイヤ８５の端部９０が再び延出部分１０２に接触し、軌道１０４のＵ字状部分に入って、やがて隅部１０５に接触する。次に、スライド部材７４に作用する力を緩めると、スライド部材７４は、矢印Ｆの方向に前向きに摺動して、可撓性ワイヤ８５の端部９０は、ばね９２の付勢力によって軌道１０６を通り、さらに軌道９１の直線部分９８を移動して、やがて、スライド部材７４は、図６に示された最前部位置に戻る。

上記肘掛の前後方向調節に加えて、本発明のプッシュプッシュ機構を様々な異なった肘掛や、様々な異なる家具に使用することができると考えられる。例えば、本プッシュプッシュ機構を備えた肘掛は、図６Ｂ、図６Ｃ及び図６Ｄに概略的に示されている調節機構も含むことができる。さらに詳しく言うと、肘掛６は、図６Ｂに矢印「Ｓ」で示されているように、支持体７に対して横方向に移動可能にすることができる。例えば、横方向調節機構は、米国特許第５，９７１，４８４号明細書または第５，４３９，２６７号明細書に示されているような機構にすることができ、それぞれの特許の全内容は、参照によって本明細書に援用される。また、肘掛６は、図６Ｃに矢印「Ｚ」で示されているように、支持体７に対して垂直軸１０８を中心にして回転させることができる。そのような回転を行うための機構は、米国特許第５，９７１，４８４号明細書に開示されているような機構にすることができ、その特許の全内容は、参照によって本明細書に援用される。また、肘掛６は、図６Ｄに矢印「Ｖ」で示されているように、支持体７に対して垂直方向に調節可能にすることができる。垂直方向の調節を行う機構は、上記米国特許第５，９７１，４８４号明細書の機構にすることができる。本発明に従った肘掛は、図６Ｂ、図６Ｃ、図６Ｄに示された調節機構の総てを、または、それらの任意の組み合わせを有することができることは、容易に理解されるであろう。あるいは、肘掛は、詳細に上述した前後方向のハート及び爪移動を有するだけにすることもできる。

さらに図７、図７Ａ及び図８を参照すると、本発明のさらに別の態様に従った肘掛１１０は、ブロック８２、スライド部材７４、可撓性ワイヤ８５及びばね９２を有し、これらは図５〜図６Ａに関連してより詳細に上述したものとほぼ同一である。このハート及び爪機構については詳細に上述しているので、図７、図７Ａ及び図８の肘掛に関してはさらには論じない。肘掛１１０は、下支持体１１２を上支持体１１３に入れ子式に相互連結する高さ調節機構１１１を有する。この高さ調節機構１１１は、図６Ｄに関連して上述した形式にすることができ、ボタン１３０によって操作する（解除される）。

肘掛１１０は、規制部材７８及びブロック８２によって得られる回転調節機構も有する。図８に示されているように、規制部材１３５は、規制部材７８のチャネル１３７内に収容されて、ばね１３６によって外向きに付勢されている。規制部材７８の円筒状下方突出部８０は、ブロック８２の開口８１に回転可能に収容される。規制部材７８の角型開口１３８は、プレート１１４の角型ボス１３９に係合するため、規制部材７８は、下支持体１１２に対して回転しない。組み立て時に、規制部材１３５は、ブロック８２の弓型規制側壁１４０に形成されたノッチ１４１に係合するように付勢される。ブロック８２がスライド部材７４のチャネル８４内に位置しているため、スライド部材７４及びパッドクッション８３が垂直軸を中心にして回転することにより、ブロック８２が回転する。ブロック８２が回転すると、規制部材１３５が弓型規制側壁１４０に沿って摺動し、ノッチ１４１に係合してブロック８２を選択した角度の位置に保持することができる。

図７Ａは、回転調節機構の別の形式を示している。図７Ａの回転調節機構は、平滑な側壁１４０Ａを有するが、ブロック８２の表面８２Ａに回り止め１４１Ａを有する。規制部品１３５Ａは、規制部材７８の垂直チャネル（図示せず）に収容され、ばね１３６Ａによって下向きに付勢され、それにより、肘掛を選択した角度の位置に保持するための回り止めを有する回転調節機構を提供する。

上記の回転規制装置に加えて、回転調節機構は、図８の規制部材１３５と組み合わせた平滑な規制側壁１４０Ａを含み、それにより、規制部品をなくして連続回転調節を行うこともできる。この構造を使用する場合、側壁１４０Ａに係合して肘掛を選択した角度の位置に保持するために、規制部材１３５は、比較的高摩擦材料で形成する必要がある。

以上の説明で、当業者であれば、以上に本明細書で開示されている概念から逸脱することなく本発明の変更を加えることができることは、容易に理解されるであろう。そのような変更は、添付の特許請求の範囲にそうでないことが言葉で明示されていない場合、これらの特許請求の範囲に含まれるとみなされるべきである。

本発明の１つの態様に従った腰掛ユニットの斜視図である。本発明の別の態様に従った肘掛の分解斜視図である。図２のスライドブロックの軌道のハート型部分の拡大図である。本発明の別の態様に従った肘掛の破断側面図である。図３の肘掛の端面図である。図６及び図６Ａのハート及び爪機構を有する肘掛の分解斜視図である。図５の肘掛のハート及び爪機構を別の角度から示す分解斜視図である。肘掛が前方位置にある時の、本発明の１つの態様に従ったハート及び爪機構の平面図である。図６の肘掛がハート及び爪機構によって後方位置に保持されている状態を示す図である。本発明の別の態様に従った横方向調節機構を有する肘掛の概略図である。本発明の別の態様に従った回転調節機構を有する肘掛の概略図である。本発明の別の態様に従った高さ調節機構を有する肘掛の概略図である。角調節機構を有する本発明のさらに別の態様に従った肘掛の分解斜視図である。図７の角調節機構の別の形式の拡大図である。図７の肘掛を別の角度から示す分解斜視図である。

符号の説明

１腰掛ユニット（椅子）
２フレーム
３脚部
４座部
５背もたれ
６肘掛
７支持体
１０支持部材
１１パッドクッション
１２スライドブロック（肘掛ベース部材）
１４ガイド部材
１７ピン（可動保持部材）
１９軌道（細長溝）
２０直線部分
２１ハート型端部分
２６ばね
２７チャネル
３１下端部（突出部）
３６ローブ（傾斜部）
３８側壁部分（延出部分）
３９ノッチ（隅部）

Claims

椅子の調節式肘掛であって、
肘掛ベース部材と、
該肘掛ベース部材に摺動可能に連結され、該肘掛ベース部材に対して第１位置及び第２位置間を第１方向及び第２方向に移動することができ、前記第１位置に付勢されている支持部材と、
前記支持部材を前記第２位置に選択的に保持する保持装置であって、該保持装置は、キャッチ、及び該キャッチに係合可能で、それにより前記支持部材を前記第２位置に保持する可動保持部材を有し、該可動保持部材が前記支持部材の移動時に前記キャッチから離脱することにより、前記支持部材を前記肘掛ベース部材に対して移動させることができる該保持装置と、
を備えた調節式肘掛。
前記保持装置は、プッシュプッシュ機構を有する請求項１に記載の調節式肘掛。
前記プッシュプッシュ機構は、前記キャッチを形成するハート型端部分を有する軌道を備えている請求項２に記載の調節式肘掛。
前記軌道は、前記肘掛ベース部材に形成されており、
前記可動保持部材は、前記支持部材に回転可能に取り付けられると共に、前記軌道に係合する突出部を有する請求項３に記載の調節式肘掛。
前記軌道は、細長い直線部分を有し、前記ハート型端部分は、該直線部分に対して傾斜している請求項４に記載の調節式肘掛。
前記軌道の前記ハート型端部分は、交差してノッチを形成する２つのローブを有し、前記軌道は、前記可動保持部材の前記突出部を前記ノッチに押し込む延出部分を前記ノッチ付近に有する請求項５に記載の調節式肘掛。
前記支持部材は、使用者の前腕を支持するためのパッドクッションを有する請求項４に記載の調節式肘掛。
前記支持部材を前記第１位置に付勢するばねを備えている請求項１に記載の調節式肘掛。
前記第１位置は、前記支持部材が前方に突出する前方位置であり、
前記第２位置は、前記支持部材が後方に後退する後方位置であり、
前記可動保持部材は、前記支持部材の後退移動時に前記キャッチから離脱する請求項１に記載の調節式肘掛。
前記支持部材は、前記支持部材の位置を横方向に調節することができるように前記肘掛ベース部材に移動可能に連結されている請求項９に記載の調節式肘掛。
前記支持部材は、前記支持部材を回転調節することができるように前記肘掛ベース部材に回転可能に連結されている請求項９に記載の調節式肘掛。
前記支持部材は、垂直軸を中心にして回転する請求項１１に記載の調節式肘掛。
前記支持部材は、前記支持部材を垂直移動させて高さを調節することができるように前記肘掛ベース部材に移動可能に取り付けられている請求項９に記載の調節式肘掛。
前記肘掛ベース部材は、対向する両側部を有するスライドブロックを備えており、
前記支持部材は、前記スライドブロックの前記対向する両側部の周囲に延在して該スライドブロックに摺動可能に係合するガイド部材を備えている請求項１に記載の調節式肘掛。
前記ガイド部材は、ポリマー材料製であって、チャネルを形成するＣ字状断面を有しており、
前記スライドブロックは、前記チャネルに配置されている請求項１４に記載の調節式肘掛。
前記スライドブロックは、ハート型端部分を設けた細長溝を有しており、
さらに、前記ガイド部材及び前記細長溝に摺動可能に係合するピンを備えている請求項１５に記載の調節式肘掛。
前記支持部材を前記第１位置に付勢するために圧縮されたばねを備えている請求項１６に記載の調節式肘掛。
前記スライドブロックは、４つの隅部を画定しており、その各々の隅部に、前記ガイド部材の内側表面にほぼ合致する外径を有する隆起パッドが設けられている請求項１７に記載の調節式肘掛。
前記スライドブロックは、チャネルを有し、
前記ばねは、該チャネル内に配置されている請求項１８に記載の調節式肘掛。
フレームと、
座部と、
背もたれと、
前記フレームに移動可能に取り付けられ、前方及び後方位置間を移動することができる１対の肘掛であって、前記前方位置に付勢されている１対の該肘掛と、
を備えた腰掛ユニットであって、
前記肘掛の各々は、前記肘掛を前記後方位置に選択的に保持する保持装置を有し、前記肘掛の移動が該保持装置を解除し、それにより、付勢力で前記肘掛が前記前方位置へ移動する腰掛ユニット。
前記保持装置は、キャッチを形成するハート型端部分を有する細長い軌道と、該細長い軌道に係合する可動保持部材とを有する請求項２０に記載の腰掛ユニット。
前記肘掛の各々は、前記フレームに連結された肘掛ベース部材と、該肘掛ベース部材に摺動可能に連結された支持部材とを有し、
前記細長い軌道は、前記肘掛ベース部材に形成されており、
前記可動保持部材は、前記支持部材に回転可能に取り付けられると共に、前記細長い軌道に係合する突出部を有する請求項２１に記載の腰掛ユニット。
前記細長い軌道は、細長い直線部分を有し、前記ハート型端部分は、該直線部分に対して傾斜している請求項２２に記載の腰掛ユニット。
前記細長い軌道の前記ハート型部分は、交差してノッチを形成する２つのローブを有し、前記細長い軌道は、前記可動保持部材の前記延出部分を前記ノッチに押し込む延出部分を前記ノッチ付近に有する請求項２３に記載の腰掛ユニット。
前記保持装置は、前記肘掛の後方移動時に解除される請求項２０に記載の腰掛ユニット。
前記肘掛の各々は、前記フレームに連結された肘掛ベース部材と、該肘掛ベース部材に摺動可能に連結された支持部材とを有し、
該支持部材は、前記支持部材の位置を横方向に調節することができるように前記肘掛ベース部材に移動可能に取り付けられている請求項２０に記載の腰掛ユニット。
前記肘掛の各々は、前記フレームに連結された肘掛ベース部材と、該肘掛ベース部材に摺動可能に連結された支持部材とを有し、
該支持部材は、前記支持部材を回転調節することができるように前記肘掛ベース部材に回転可能に取り付けられている請求項２０に記載の腰掛ユニット。
前記肘掛の各々は、前記フレームに連結された肘掛ベース部材と、該肘掛ベース部材に摺動可能に連結された支持部材とを有し、
該支持部材は、前記支持部材を垂直移動させて高さを調節することができるように前記肘掛ベース部材に移動可能に取り付けられている請求項２０に記載の腰掛ユニット。
前記肘掛の各々は、前記フレームに連結された肘掛ベース部材と、該肘掛ベース部材に摺動可能に連結された支持部材とを有し、
前記肘掛ベース部材は、対向する両側部を有するスライドブロックを備えており、
前記支持部材は、前記対向する両側部の周囲に延在して前記スライドブロックに摺動可能に係合するガイド部材を備えている請求項２０に記載の腰掛ユニット。
フレームと、
座部と、
背もたれと、
前記フレームに移動可能に取り付けられ、前方及び後方位置間を移動することができる１対の肘掛であって、前記前方位置に付勢されている１対の該肘掛と、
該肘掛を前記フレームに作動的に連結し、それにより、前記肘掛を前記後方位置に選択的に保持するハート及び爪装置であって、前記肘掛を前記前方位置に付勢する該ハート及び爪装置と、
を備えた腰掛ユニット。
前記肘掛の各々は、前記フレームに連結された肘掛ベース部材と、該肘掛ベース部材に摺動可能に連結された支持部材とを有し、
該支持部材は、前記支持部材の位置を横方向に調節することができるように前記肘掛ベース部材に移動可能に取り付けられている請求項３０に記載の腰掛ユニット。
前記肘掛の各々は、前記フレームに連結された肘掛ベース部材と、該肘掛ベース部材に摺動可能に連結された支持部材とを有し、
該支持部材は、前記支持部材を回転調節することができるように前記肘掛ベース部材に回転可能に取り付けられている請求項３０に記載の腰掛ユニット。
前記肘掛の各々は、前記フレームに連結された肘掛ベース部材と、該肘掛ベース部材に摺動可能に連結された支持部材とを有し、
前記支持部材は、垂直軸を中心にして回転する請求項３０に記載の腰掛ユニット。
前記肘掛の各々は、前記フレームに連結された肘掛ベース部材と、該肘掛ベース部材に摺動可能に連結された支持部材とを有し、
該支持部材は、前記支持部材を垂直移動させて高さを調節することができるように前記肘掛ベース部材に移動可能に取り付けられている請求項３０に記載の腰掛ユニット。