JP3523812B2 - シートトラックスライド装置におけるロック部材の支持構造 - Google Patents
シートトラックスライド装置におけるロック部材の支持構造Info
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Description
ロアレールに対しシート側のアッパレールを移動可能に
支持した車両用シートトラックスライド装置において、
アッパレール側でハンドルを操作してロック部材をロア
レール側のロック部に対し係脱させるために、アッパレ
ール側でこのロック部材を支持部に対し支持する構造に
関するものである。
置においては、例えば実開平5ー91959号公報に示
すように、ロアレール上で移動可能なアッパレールにロ
ックブラケット(支持部)が取着され、このロックブラ
ケットの両軸支筒にハンドル軸が回動可能に支持されて
いるとともに、この両軸支筒間でロックレバー(ロック
部材)が挟持された状態でハンドル軸に固着されてい
る。このハンドル軸を回動させると、ロックレバーがハ
ンドル軸とともに回動してロアレール側のロック孔(ロ
ック部)に対し係脱される。
クレバーがハンドル軸とともに回動する場合、ロックレ
バーとこれを挟持する両軸支筒との間に大きな摩擦抵抗
が生じないように、それらの間に僅かな隙間(緩み)が
設けられている。この隙間が最適なものであれば、ロッ
クレバーの回動は円滑に行われるが、この隙間が大き過
ぎると、ロックブラケットがアッパレールとともにハン
ドル軸上でがたつき、そのがたつきにより僅かながらも
音を発生する問題があった。
て、ロック部材の回動を円滑に行うとともに、ロック部
材のがたつきによる音の発生を防止することを目的にし
ている。
(図1〜5及び図6,7に示す第一実施形態及びその別
例、図8に示す第二実施形態及びその別例、図9,10
に示す第三実施形態及びその別例、図11に示す第四実
施形態)の符号を援用して本発明を説明する。
発明にかかるシートトラックスライド装置は、いずれ
も、下記の構成を前提にしている。同装置は、下記のロ
アレール(3)とアッパレール(5)とロック部(6)
とハンドル(7)とロック部材(13)とを備えてい
る。前記ロアレール(3)は車体のフロア(2)に固定
されている。前記アッパレール(5)は、シート(4)
に固定され、前記ロアレール(3)に対し移動可能に支
持されている。前記ロック部(6)は、前記ロアレール
(3)側でこのアッパレール(5)の移動方向に沿って
複数並設されている。前記ハンドル(7)は前記アッパ
レール(5)側でロック位置とロック解除位置とを取り
得るように操作可能に取り付けられている。前記ロック
部材(13)は、前記アッパレール(5)側に設けた支
持部(12)で、このハンドル(7)の操作に伴い前記
ロアレール(3)側のロック部(6)に対し係脱可能に
取り付けられている。
求項3の発明は、いずれも、下記に示す共通的構成を有
している。前記アッパレール(5)側で支持部(12)
に対し前記ロック部材(13)を回動可能に支持する回
動支持機構(M)にあっては、ロック部材(13)の回
動中心線(13a)上で互いに離間する複数の相対回動
部(21)を設けている。
形態及びその別例と第二実施形態及びその別例とに対応
し、下記のように構成されている。前記各相対回動部
(21)にあっては、アッパレール(5)側の支持部
(12)に形成した接触板部(22)と、ロック部材
(13)に形成した接触板部(23)と、これらの接触
板部(22,23)間で挟持した中間部材(24)とを
備えている。アッパレール(5)側の接触板部(22)
及びロック部材(13)側の接触板部(23)と中間部
材(24)との間で生じる相対移動接触部(25,2
7,28,29,30,31,32,33,35)によ
り、アッパレール(5)側の支持部(12)に対しロッ
ク部材(13)を支持している。前記各相対回動部(2
1)で中間部材(24)は、互いに分離されて設けられ
ている。
形態及びその別例に対応し、下記のように構成されてい
る。前記各相対回動部(21)にあっては、アッパレー
ル(5)側の支持部(12)に形成した接触板部(2
2)と、ロック部材(13)に形成した接触板部(2
3)と、これらの接触板部(22,23)間で生じる相
対移動接触部(36,37,38,39)とを備えてい
る。この相対移動接触部(36,37,38,39)に
より、アッパレール(5)側の支持部(12)に対しロ
ック部材(13)を支持している。
形態に対応し、下記のように構成されている。前記各相
対回動部(21)のうち、一部の相対回動部(21)に
あっては、アッパレール(5)側の支持部(12)に形
成した接触板部(22)と、ロック部材(13)に形成
した接触板部(23)と、これらの接触板部(22,2
3)間で挟持した中間部材(24)とを備えている。ア
ッパレール(5)側の接触板部(22)及びロック部材
(13)側の接触板部(23)と中間部材(24)との
間で生じる相対移動接触部(25)により、アッパレー
ル(5)側の支持部(12)に対しロック部材(13)
を支持している。前記各相対回動部(21)で中間部材
(24)は、互いに分離されて設けられている。
相対回動部(21)にあっては、アッパレール(5)側
の支持部(12)に形成した接触板部(22)と、ロッ
ク部材(13)に形成した接触板部(23)と、これら
の接触板部(22,23)間で生じる相対移動接触部
(36)とを備えている。この相対移動接触部(36)
により、アッパレール(5)側の支持部(12)に対し
ロック部材(13)を支持している。
第一実施形態にかかる車両用シートトラックスライド装
置を図1〜6を参照して説明する。
ライド装置の概略>図1(a)で概略的に示すように、
シートトラック1として、車体のフロア2には左右方向
(図1(a)の紙面に対し直交する水平方向)の両側で
一対のロアレール3が固定されているとともに、シート
4には左右一対のアッパレール5が固定され、図1
(b)に示すように、この左右両アッパレール5が左右
両ロアレール3に嵌入されて前後方向X(左右方向に対
し直交する水平方向)へ移動可能に支持されている。こ
の左右両ロアレール3には複数のロック孔6(ロック
部)が前記アッパレール5の移動方向である前後方向X
に沿って並設されている。左右両アッパレール5は左右
両ロアレール3の上方へ突出し、その突出部分にはロッ
クレバー回動支持機構M(後で詳述)が取着されてい
る。左側のロアレール3及びアッパレール5と右側のロ
アレール3及びアッパレール5とは同一構造をなし、左
右両ロックレバー回動支持機構Mはコ字形状のハンドル
7(後で詳述)により互いに連動するようになってい
る。なお、図1(b)には一方のロアレール3及びアッ
パレール5のみを図示する。
aで回動可能に支持された左右両ハンドルレバー8と、
この左右両ハンドルレバー8に連結されたコ字形状のハ
ンドル棒9とを備えている。この左右両ハンドルレバー
8は、前記ロックレバー回動支持機構Mに連動し得る押
圧部10を有している。左右両支軸8aにはねじりコイ
ルばね11が巻装され、このねじりコイルばね11の弾
性力により、この押圧部10が上方へ付勢されている。
このハンドル棒9をねじりコイルばね11の弾性力に抗
して上方へ持ち上げると、この左右両ハンドルレバー8
が支軸8aを中心に回動し、押圧部10が下方へ移動す
る。
良点は後述) このロックレバー回動支持機構Mは、図2に示すよう
に、支持部に該当するロックブラケット12と、ロック
レバー13(ロック部材)と、棒状ばね14とを備えて
いる。
ール3の上方で前記アッパレール5に取着され、このロ
アレール3の外側で、その各ロック孔6に対向し得る透
孔15を有しているとともに、前記ロックレバー13を
支持し得る前後両支持板部16(片持ち梁状の腕部)を
有している。
板部17(片持ち梁状の腕部)で前記ロックブラケット
12の前後両支持板部16に対し回動可能に支持され、
前記各ロック孔6に係脱されるロック爪18を有してい
るとともに、前記ハンドルレバー8の押圧部10に係合
し得る連動部19を有している。
12と前記ロックレバー13とに掛止めされ、この棒状
ばね14の弾性力によりこのロックレバー13が付勢さ
れて図3及び図4に示すロック状態になる。
ール5をシート4とともに所望位置に移動させた状態
で、ハンドル7はロック位置にあり、ハンドルレバー8
がねじりコイルばね11の弾性力により回動してその押
圧部10がロックレバー13の連動部19に対しその上
方へ離間している。また、ロックレバー13が棒状ばね
14の弾性力により回動してそのロック爪18がロック
ブラケット12の透孔15を通してロアレール3のロッ
ク孔6に係入されているとともに、アッパレール5の透
孔20に挿入されている。
の弾性力に抗して上方へ持ち上げてロック解除位置にす
ると、その押圧部10がロックレバー13の連動部19
を下方へ押さえてロックレバー13が棒状ばね14の弾
性力に抗して回動し、そのロック爪18がアッパレール
5の透孔20、ロアレール3のロック孔6及びロックブ
ラケット12の透孔15から離脱してロック解除状態に
なる。
上げたまま、左右両ロアレール3に対し左右両アッパレ
ール5をシート4とともに所望位置に移動させた後、ハ
ンドル7を離すと、前記ロック状態に戻る。
>この回動支持機構Mにあっては、図6に示すように、
前記ロックレバー13の回動中心線13a上で互いに離
間する一対の相対回動部21が設けられている。
ックブラケット12の前後両支持板部16に形成された
接触板部22と、このロックレバー13の前後両支持板
部17に形成された接触板部23と、これらの接触板部
22,23間で挟持された中間部材24とを備えてい
る。この中間部材24は球体(鋼球)である。これらの
接触板部22,23には、この中間部材24の外周球面
24aの曲率半径よりも大きい曲率半径を有する半球凹
面状の接触面22a,23aが形成されている。これら
の半球凹面状接触面22a,23aとこの外周球面24
aとの間で相対移動接触部25が生じ、この両相対移動
接触部25によりアッパレール5側でロックブラケット
12に対しロックレバー13が支持される。この両相対
移動接触部25は点接触状態になっている。ここに点接
触状態とは、極小面積の点状面で互いに接触することを
いう。
に対し回動させた場合、各相対回動部21の中間部材2
4は、ロックレバー13の回動中心線13a上で、互い
に別々に相対移動し得る。
記*の特徴(後記する他の技術的思想以外)を有する。 * ロックレバー回動支持機構Mにあって、ロックレバ
ー13の回動中心線13a上で互いに離間する各相対回
動部21ごとに互いに別々に、ロックブラケット12の
接触板部22に対しロックレバー13の接触板部23を
相対移動接触部25を介して支持した。そのため、各相
対移動接触部25(点接触状態)での回動抵抗を小さく
抑えることが可能となり、ロックレバー13における回
動中心線13aの方向の緩みを極力小さくした場合で
も、ロックレバー13の回動を円滑に行うことができ
る。従って、ロックレバー13の支持構造を簡単にする
ことができるばかりではなく、ロックレバー13のがた
つきによる音の発生を防止することもできる。また、前
述したように、各相対回動部21はロックレバー13の
回動中心線13a上で互いに離間して分離されているの
で、ロックブラケット12の接触板部22とロックレバ
ー13の接触板部23とを互いに当てがって嵌め合わせ
ることにより、それらの組付けを容易に行うことが可能
となる。
に対しロックレバー13の接触板部23を中間部材24
(球体)を介して支持し、この両接触板部22,23と
中間部材24との間で相対移動接触部25(点接触状
態)を生じさせた。従って、この中間部材24により、
ロックレバー13の回動を円滑に行うことができる。
(球体)は、互いに分離されて設けられ、ロックレバー
13の回動中心線13a上で、互いに別々に相対移動し
得る。そのため、ロックブラケット12に対しロックレ
バー13を回動させた場合、各相対回動部21における
相対移動接触部25(点接触状態)での回動抵抗の相違
に応じて、各相対回動部21における中間部材24が互
いに別々に動き得る。従って、この各中間部材24によ
り、ロックレバー13の回動を円滑に行うことができ
る。
この別例1〜5は下記の点で第一実施形態と異なる。ち
なみに、この別例1〜5も第一実施形態と同様な特徴を
有する。
3に接触孔26が形成され、これらの接触孔26の内周
で円形状をなす接触縁26aと中間部材24の外周球面
24aとの間で相対移動接触部27が生じ、この両相対
移動接触部27によりアッパレール5側でロックブラケ
ット12に対しロックレバー13が支持される。この両
相対移動接触部27は円形状の線接触状態になってい
る。ここに線接触状態とは、極小幅の線状帯面で互いに
接触することをいう。
には円錐凹面状の接触面22a,23aが形成されてい
る。これらの円錐凹面状接触面22a,23aと中間部
材24の外周球面24aとの間で相対移動接触部28が
生じ、この両相対移動接触部28によりアッパレール5
側でロックブラケット12に対しロックレバー13が支
持される。この両相対移動接触部28は円形状の線接触
状態になっている。
には、中間部材24の外周球面24aの曲率半径に等し
い曲率半径を有する半球凹面状接触面22a,23aが
形成されている。これらの半球凹面状接触面22a,2
3aとこの外周球面24aとの間で相対移動接触部29
が生じ、この両相対移動接触部29によりアッパレール
5側でロックブラケット12に対しロックレバー13が
支持される。この両相対移動接触部29は面接触状態に
なっている。
のうち、一方の接触板部23については図6に示す第一
実施形態の接触板部23と同様であり、他方の接触板部
22については図7(a)に示す別例1の接触板部22
と同様である。アッパレール5側でロックブラケット1
2に対しロックレバー13は点接触状態の相対移動接触
部25と線接触状態の相対移動接触部27とにより支持
される。
のうち、一方の接触板部23については図7(b)に示
す別例2の接触板部23と同様であり、他方の接触板部
22については図7(c)に示す別例3の接触板部22
と同様である。アッパレール5側でロックブラケット1
2に対しロックレバー13は線接触状態の相対移動接触
部28と面接触状態の相対移動接触部29とにより支持
される。
〜4〕この第二実施形態及び別例1〜4は下記の点で第
一実施形態と異なる。ちなみに、この第二実施形態及び
別例1〜4も第一実施形態と同様な特徴を有する。
には円錐凹面状の接触面22a,23aが形成されてい
るとともに、中間部材24は一対の円錐体を底面で互い
に合体させたものであり、これらの円錐凹面状接触面2
2a,23aと中間部材24の両頂部24bとの間で相
対移動接触部30が生じ、この両相対移動接触部30に
よりアッパレール5側でロックブラケット12に対しロ
ックレバー13が支持される。この両相対移動接触部3
0は点接触状態になっている。
には円錐凹面状の接触面22a,23aが形成されてい
るとともに、中間部材24は一対の円錐体を底面で互い
に合体させたものであり、これらの円錐凹面状接触面2
2a,23aと中間部材24の両外周面24cとの間で
相対移動接触部31が生じ、この両相対移動接触部31
によりアッパレール5側でロックブラケット12に対し
ロックレバー13が支持される。この両相対移動接触部
31は面触状態になっている。
3に接触孔26が形成されているとともに、中間部材2
4は一対の円錐体を底面で互いに合体させたものであ
り、これらの接触孔26の内周で円形状をなす接触縁2
6aと中間部材24の両外周面24cとの間で相対移動
接触部32が生じ、この両相対移動接触部32によりア
ッパレール5側でロックブラケット12に対しロックレ
バー13が支持される。この両相対移動接触部32は円
形状の線接触状態になっている。
3に接触孔26が形成されているとともに、中間部材2
4は段差軸状をなし、これらの接触孔26の内周で円形
状をなす接触縁26aと中間部材24の両外周面24d
との間で相対移動接触部33が生じ、この両相対移動接
触部33によりアッパレール5側でロックブラケット1
2に対しロックレバー13が支持される。この両相対移
動接触部33は面接触状態になっている。
3に接触穴34が形成されているとともに、中間部材2
4は段差軸状をなし、これらの接触穴34内に形成され
た接触面34aと中間部材24の両外周面24dとの間
で相対移動接触部35が生じ、この両相対移動接触部3
5によりアッパレール5側でロックブラケット12に対
しロックレバー13が支持される。この両相対移動接触
部35は面接触状態になっている。
形態を図9を参照して説明する。この第三実施形態は下
記の点で第一実施形態と異なる。
中間部材24が省略され、接触板部22に形成された半
球凸面状の接触面22aと、接触板部23に形成された
半球凹面状の接触面23aとが互いに直に接触してい
る。接触板部22の半球凸面状接触面22aの曲率半径
よりも、接触板部23の半球凹面状接触面23aの曲率
半径が大きくなっており、これらの接触面22a,23
a間で相対移動接触部36が生じ、この相対移動接触部
36によりアッパレール5側でロックブラケット12に
対しロックレバー13が支持される。この相対移動接触
部36は点接触状態になっている。
動支持機構Mにあっても、ロックレバー13の回動中心
線13a上で互いに離間する各相対回動部21ごとに互
いに別々に、ロックブラケット12の接触板部22に対
しロックレバー13の接触板部23を相対移動接触部3
6を介して支持した。そのため、各相対移動接触部36
(点接触状態)での回動抵抗を小さく抑えることが可能
となり、ロックレバー13における回動中心線13aの
方向の緩みを極力小さくした場合でも、ロックレバー1
3の回動を円滑に行うことができる。従って、前記中間
部材24の省略による部品点数の減少と相俟って、ロッ
クレバー13の支持構造を簡単にし且つコストを低減す
ることができるばかりではなく、ロックレバー13のが
たつきによる音の発生を防止することもできる。また、
前述したように、各相対回動部21はロックレバー13
の回動中心線13a上で互いに離間して分離されている
ので、ロックブラケット12の接触板部22とロックレ
バー13の接触板部23とを互いに当てがって嵌め合わ
せることにより、それらの組付けを容易に行うことが可
能となる。
っているとともに前記接触面23aは半球凹面状になっ
ているが、逆に、前記接触面22aを半球凹面状にする
とともに前記接触面23aを半球凸面状にしてもよい。
3〕この別例1〜3においても、前述した中間部材24
が省略されている。 * 図10(a)に示す別例1 前記各相対回動部21にあっては、接触板部22に半球
凸面状の接触面22aが形成されているとともに、接触
板部23に接触孔26が形成され、この接触孔26の内
周で円形状をなす接触縁26aとこの半球凸面状接触面
22aとの間で相対移動接触部37が生じ、この相対移
動接触部37によりアッパレール5側でロックブラケッ
ト12に対しロックレバー13が支持される。この相対
移動接触部37は円形状の線接触状態になっている。
凸面状の接触面22aが形成されているとともに、接触
板部23に円錐凹面状の接触面23aが形成され、これ
らの接触面22a,23a間で相対移動接触部38が生
じ、この相対移動接触部38によりアッパレール5側で
ロックブラケット12に対しロックレバー13が支持さ
れる。この相対移動接触部38は円形状の線接触状態に
なっている。
凸面状の接触面22aが形成されているとともに、接触
板部23にはこの半球凸面状接触面22aの曲率半径と
等しい曲率半径を有する半球凹面状接触面23aが形成
され、これらの接触面22a,23a間で相対移動接触
部39が生じ、この相対移動接触部39によりアッパレ
ール5側でロックブラケット12に対しロックレバー1
3が支持される。この相対移動接触部39は面接触状態
になっている。
形態を図11を参照して説明する。前記一対の相対回動
部21のうち、一方の相対回動部21は図6に示す第一
実施形態の相対回動部21と同様であり、他方の相対回
動部21は図9に示す第三実施形態の相対回動部21と
同様である。
握できる技術的思想(請求項以外)を記載する。 (イ) 請求項1または請求項3において、各中間部材
24は球体である。従って、各相対移動接触部25,2
7,28,29での回動抵抗を小さく抑えてロック部材
(ロックレバー13)の回動をより一層円滑に行うこと
ができる。
求項3または上記(イ)において、各相対移動接触部2
5,27,28,29,30,31,32,33,3
5,36,37,38,39は、点接触状態と線接触状
態と面接触状態とのうち、いずれかの接触状態、また
は、それらの接触状態を任意に組み合わせた接触状態で
ある。従って、各相対移動接触部25,27,28,2
9,30,31,32,33,35,36,37,3
8,39での回動抵抗を小さく抑えてロック部材(ロッ
クレバー13)の回動をより一層円滑に行うことができ
る。
の発明にかかるシートトラックスライド装置におけるロ
ック部材の支持構造によれば、ロック部材回動支持機構
(M)にあって、各相対回動部(21)をロック部材
(13)の回動中心線(13a)上で互いに離間させて
別々に設けたので、各相対回動部(21)の相対移動接
触部(25,27,28,29,30,31,32,3
3,35,36,37,38,39)での回動抵抗を小
さく抑えることが可能となり、ロック部材(13)にお
ける回動中心線(13a)の方向の緩みを極力小さくし
た場合でも、ロック部材(13)の回動を円滑に行うこ
とができるとともに、ロック部材(13)のがたつきに
よる音の発生を防止することができる。
(12)の接触板部(22)とロック部材(13)の接
触板部(23)との間に中間部材(24)を介在させて
それらの間で相対移動接触部(25,27,28,2
9,30,31,32,33,35)を生じさせ、各相
対回動部(21)で中間部材(24)を互いに分離して
て設けたので、ロック部材(13)の回動をより一層円
滑に行うことができる。
間部材(24)の省略による部品点数の減少と相俟っ
て、ロック部材(13)の支持構造を簡単にし且つコス
トを低減することができる。
を介して設置した状態を示す概略側面図であり、(b)
は第一実施形態にかかるシートトラックスライド装置を
示す組付け斜視図である。
ド装置においてロックレバー回動支持機構を示す部分分
解斜視図である。
クスライド装置を示す側面図であり、(b)は同じく平
面図である。
図である。
る。
機構を示す部分断面図である。
る。
である。
機構を示す部分断面図である。
る。
持機構を示す部分断面図である。
レール、6…ロック孔(ロック部)、7…ハンドル、1
2…ロックブラケット(支持部)、13…ロックレバー
(ロック部材)、13a…回動中心線、21…相対回動
部、22…接触板部、23…接触板部、24…中間部
材、25,27,28,29,30,31,32,3
3,35,36,37,38,39…相対移動接触部、
M…ロックレバー回動支持機構、X…前後方向(アッパ
レール移動方向)。
Claims (3)
- 【請求項1】 車体のフロアに固定されるロアレール
と、 シートに固定され、このロアレールに対し移動可能に支
持したアッパレールと、 前記ロアレール側でこのアッパレールの移動方向に沿っ
て並設した複数のロック部と、 前記アッパレール側でロック位置とロック解除位置とを
取り得るように操作可能に取り付けたハンドルと、 前記アッパレール側に設けた支持部で、このハンドルの
操作に伴い前記ロアレール側のロック部に対し係脱可能
に取り付けたロック部材とを備えたシートトラックスラ
イド装置において、 前記アッパレール側で支持部に対し前記ロック部材を回
動可能に支持する回動支持機構にあっては、ロック部材
の回動中心線上で互いに離間する複数の相対回動部を設
け、 前記各相対回動部にあっては、アッパレール側の支持部
に形成した接触板部と、ロック部材に形成した接触板部
と、これらの接触板部間で挟持した中間部材とを備え、 アッパレール側の接触板部及びロック部材側の接触板部
と中間部材との間で生じる相対移動接触部により、アッ
パレール側で支持部に対しロック部材を支持し、前記各
相対回動部で中間部材は互いに分離されて設けられてい
ることを特徴とするシートトラックスライド装置におけ
るロック部材の支持構造。 - 【請求項2】 車体のフロアに固定されるロアレール
と、 シートに固定され、このロアレールに対し移動可能に支
持したアッパレールと、 前記ロアレール側でこのアッパレールの移動方向に沿っ
て並設した複数のロック部と、 前記アッパレール側でロック位置とロック解除位置とを
取り得るように操作可能に取り付けたハンドルと、 前記アッパレール側に設けた支持部で、このハンドルの
操作に伴い前記ロアレール側のロック部に対し係脱可能
に取り付けたロック部材とを備えたシートトラックスラ
イド装置において、 前記アッパレール側で支持部に対し前記ロック部材を回
動可能に支持する回動支持機構にあっては、ロック部材
の回動中心線上で互いに離間する複数の相対回動部を設
け、 前記各相対回動部にあっては、アッパレール側の支持部
に形成した接触板部と、ロック部材に形成した接触板部
と、これらの接触板部間で生じる相対移動接触部とを備
え、 この相対移動接触部により、アッパレール側の支持部に
対しロック部材を支持したことを特徴とするシートトラ
ックスライド装置におけるロック部材の支持構造。 - 【請求項3】 車体のフロアに固定されるロアレール
と、 シートに固定され、このロアレールに対し移動可能に支
持したアッパレールと、 前記ロアレール側でこのアッパレールの移動方向に沿っ
て並設した複数のロック部と、 前記アッパレール側でロック位置とロック解除位置とを
取り得るように操作可能に取り付けたハンドルと、 前記アッパレール側に設けた支持部で、このハンドルの
操作に伴い前記ロアレール側のロック部に対し係脱可能
に取り付けたロック部材とを備えたシートトラックスラ
イド装置において、 前記アッパレール側で支持部に対し前記ロック部材を回
動可能に支持する回動支持機構にあっては、ロック部材
の回動中心線上で互いに離間する複数の相対回動部を設
け、 前記各相対回動部のうち、一部の相対回動部にあって
は、アッパレール側の支持部に形成した接触板部と、ロ
ック部材に形成した接触板部と、これらの接触板部間で
挟持した中間部材とを備え、アッパレール側の接触板部
及びロック部材側の接触板部と中間部材との間で生じる
相対移動接触部により、アッパレール側の支持部に対し
ロック部材を支持し、前記各相対回動部で中間部材は互
いに分離されて設けられ、 前記各相対回動部のうち、一部の相対回動部にあって
は、アッパレール側の支持部に形成した接触板部と、ロ
ック部材に形成した接触板部と、これらの接触板部間で
生じる相対移動接触部とを備え、この相対移動接触部に
より、アッパレール側の支持部に対しロック部材を支持
したことを特徴とするシートトラックスライド装置にお
けるロック部材の支持構造。
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---|---|---|---|
JP22275799A JP3523812B2 (ja) | 1999-08-05 | 1999-08-05 | シートトラックスライド装置におけるロック部材の支持構造 |
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JP22275799A JP3523812B2 (ja) | 1999-08-05 | 1999-08-05 | シートトラックスライド装置におけるロック部材の支持構造 |
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ID=16787443
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