JP3522993B2 - 誘導加熱コイル及び誘導加熱方法 - Google Patents

誘導加熱コイル及び誘導加熱方法

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JP3522993B2
JP3522993B2 JP32419596A JP32419596A JP3522993B2 JP 3522993 B2 JP3522993 B2 JP 3522993B2 JP 32419596 A JP32419596 A JP 32419596A JP 32419596 A JP32419596 A JP 32419596A JP 3522993 B2 JP3522993 B2 JP 3522993B2
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heating coil
wall
hole
individual induction
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三男 東
利治 有島
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栄二 武藤
公敏 水上
純一 合屋
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、誘導加熱を利用し
て金属部品を加熱する誘導加熱方法、及び、誘導加熱す
る際に使用する誘導加熱コイルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、誘導加熱を利用して各種の金
属部品に熱処理を施す高周波熱処理が広く知られてい
る。この高周波熱処理によって、例えば、金属部品の表
面層を硬化するには、この表面層に沿う形状の誘導加熱
コイルを使用して表面層を誘導加熱した後に急冷する。
このようにして表面層が硬化される金属部品の一つとし
て、軸受(ベアリング)が知られている。軸受は、周知
のように通常、回転運動や往復運動などをする軸が貫通
する内輪と、この内輪がボールやローラを介して嵌め込
まれた外輪とで構成されており、外輪の内壁にはボール
やローラが押し付けられることにより高負荷がかかる。
このため、外輪内壁の表面層は、耐摩耗性を高めるため
に硬化される。
【0003】ところで、軸受には様々な種類のものがあ
り、外輪の中空部分(外輪内壁で囲まれた部分)の形状
が円柱形のものや、中央部が両端部よりも狭い鼓形の中
空部分をもつものがある。
【0004】外輪の中空部分の形状が円柱形の場合、外
輪内壁を誘導加熱するときに使用する誘導加熱コイルの
外形は円柱形となる。一方、外輪の中空部分の形状が鼓
形の場合、円柱形の誘導加熱コイルを用いるとすれば、
この中空部分の中央部(中空部分のうち、最も狭い部
分)の直径よりもやや小さい直径の円柱形の誘導加熱コ
イルを外輪の中空部分に挿入して外輪内壁を誘導加熱す
ることとなる。この場合、中空部分の中央部に対応する
内壁(内壁中央部)の方が、中空部分の両端部に対応す
る内壁(内壁両端部)よりも誘導加熱コイルに近いの
で、内壁中央部の表面層の方が内壁両端部の表面層より
も深い位置まで所定の焼入れ温度に加熱される。この結
果、内壁中央部の表面層の方が内壁両端部の表面層より
も深い位置まで硬化されることとなり、硬化層深さに差
が生じる。上述した軸受では、通常、内壁中央部と内壁
両端部とに最大荷重がかかるので、これら2つの位置で
は硬化層深さが同一であることが望まれる。
【0005】このように外輪の内壁中央部と内壁両端部
とにおける硬化層深さを同一にするための技術として
は、外輪の中空部分の両端部のうちの一端部から中央部
までの形状に沿った円錐台形状の誘導加熱コイルを用い
て外輪内壁を誘導加熱する技術が考えられる。この技術
では、中空部分の一端部から中央部までに円錐台形状の
誘導加熱コイルを挿入して、先ず、外輪内壁の半分を加
熱して急冷することにより硬化する。この硬化処理が終
了した後、中空部分の他端部から中央部までに円錐台形
状の誘導加熱コイルを挿入して、外輪内壁の残りの半分
を加熱して急冷することにより硬化する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した技術では、外
輪内壁を半分ずつ硬化するので、外輪内壁の半分を硬化
する工程と、この工程の終了後に外輪を逆向きに配置す
るか、若しくは誘導加熱コイルを外輪の中空部分の反対
側から挿入するかして、外輪内壁の残り半分を硬化する
工程とを経て、外輪内壁の全面をほぼ同一深さに硬化す
る。
【0007】このように、外輪の内壁を上下から半分ず
つ加熱する技術では、外輪内壁の全面をほぼ同一深さに
硬化するためには外輪内壁の半分を硬化した後に残りの
半分を硬化するので、作業が煩雑となり生産性が低下す
るという問題がある。しかも、外輪の中央部近傍は、内
壁の残りの半分を加熱する際の熱の影響によって高温に
なり、最初に硬化された部分が軟化するおそれもある。
このような場合は、外輪内壁の全面をほぼ同一深さに硬
化できないこととなる。
【0008】本発明は、上記事情に鑑み、例えば鼓状の
中空部分を有する軸受外輪のように最も狭い部分を両端
の開口よりも内側に有する貫通孔が形成された金属部品
の内壁を効率よく誘導加熱するための誘導加熱コイル及
び誘導加熱方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の第1の誘導加熱コイルは、最も狭い最狭部を
両端の開口よりも内側に有する貫通孔が形成された金属
部品の上記貫通孔の内壁を誘導加熱するための誘導加熱
コイルにおいて、 (1)上記両端の開口のうちの一方の開口から上記最狭
部までの間の第1部分孔に挿入されてこの第1部分孔の
内壁を誘導加熱するための第1個別誘導加熱コイル (2)上記一方の開口とは反対側の他方の開口から上記
最狭部までの間の第2部分孔に挿入されて上記第1個別
誘導加熱コイルに接続される、この第2部分孔の内壁を
誘導加熱するための第2個別誘導加熱コイル を備えたことを特徴とするものである。
【0010】また、上記目的を達成するための本発明の
第2の誘導加熱コイルは、両端の開口もしくはその近傍
から内側に向かって狭くなり上記両端の開口よりも内側
に最も狭い最狭部分を有する貫通孔が形成された金属部
品の上記貫通孔の内壁を誘導加熱するための誘導加熱コ
イルにおいて、 (3)上記両端の開口のうちの一方の開口から上記最狭
部分までの内壁の形状に沿う形状を有し、上記一方の開
口から挿入される第1個別誘導加熱コイル (4)上記一方の開口とは反対側の他方の開口から上記
最狭部分までの内壁の形状に沿う形状を有し、上記他方
の開口から挿入されて上記第1個別誘導加熱コイルに接
続される第2個別誘導加熱コイル を備えたことを特徴とするものである。
【0011】ここで、上記第1及び前記第2個別誘導加
熱コイルは、 (5)上記貫通孔の内壁に同一方向に流れるうず電流を
生じさせるためのものであることが好ましい。
【0012】また、上記目的を達成するための本発明の
第1の誘導加熱方法は、最も狭い最狭部を両端の開口よ
りも内側に有する貫通孔が形成された金属部品の上記貫
通孔の内壁を誘導加熱する誘導加熱方法において、 (6)上記両端の開口のうちの一方の開口から上前記最
狭部までの間の第2部分孔の内壁を誘導加熱するための
第2個別誘導加熱コイルをこの第2部分孔に挿入する第
1工程 (7)上記一方の開口とは反対側の他方の開口から上記
最狭部までの間の第1部分孔の内壁を誘導加熱するため
の第1個別誘導加熱コイルをこの第1部分孔に挿入して
上記第2個別誘導加熱コイルに接続する第2工程 (8)上記第1及び上記第2個別誘導加熱コイルに通電
することにより、上記貫通孔の内壁を誘導加熱する第3
工程 を含むことを特徴とするものである。
【0013】また、上記目的を達成するための本発明の
第2の誘導加熱方法は、両端の開口もしくはその近傍か
ら内側に向かって狭くなり上記両端の開口よりも内側に
最も狭い最狭部分を有する貫通孔が形成された金属部品
の上記貫通孔の内壁を誘導加熱する誘導加熱方法におい
て、 (9)上記両端の開口のうちの一方の開口から上記最狭
部分までの内壁の形状に沿う形状を有する第2個別誘導
加熱コイルを上記一方の開口から挿入する第1工程 (10)上記一方の開口とは反対側の他方の開口から上
記最狭部分までの内壁の形状に沿う形状を有する第1個
別誘導加熱コイルを上記他方の開口から挿入して上記第
2個別誘導加熱コイルに接続する第2工程 (11)上記第1及び上記第2個別誘導加熱コイルに通
電することにより、上記貫通孔の内壁を誘導加熱する第
3工程を含むことを特徴とするものである。
【0014】ここで、上記第3工程は、 (12)上記貫通孔の内壁に同一方向に流れるうず電流
を生じさせるように上記第1及び上記第2個別誘導加熱
コイルに通電するものであることが好ましい。
【0015】また、上記目的を達成するための本発明の
第3の誘導加熱コイルは、最も狭い最狭部を両端の開口
よりも内側に有する貫通孔が形成された金属部品の上記
貫通孔の内壁を誘導加熱するための誘導加熱コイルにお
いて、 (13)上記両端の開口のうちの一方の開口から上記最
狭部までの間の第1部分孔に挿入されてこの第1部分孔
の内壁を誘導加熱するための第1個別誘導加熱コイル (14)上記一方の開口とは反対側の他方の開口から上
記最狭部までの間の第2部分孔に挿入されてこの第2部
分孔の内壁を誘導加熱するための第2個別誘導加熱コイ
ル (15)上記第1個別誘導加熱コイルと上記第2個別誘
導加熱コイルとを電気的に開閉する、これら第1及び第
2個別誘導加熱コイルの外側に配置された開閉器 (16)一端が上記第1個別誘導加熱コイルに接続さ
れ、他端が上記開閉器に接続された第1導線 (17)一端が上記第2個別誘導加熱コイルに接続さ
れ、他端が上記開閉器に接続された第2導線 を備えたことを特徴とするものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を説明す
る。
【0017】図1、図2を参照して、本発明の一実施形
態の誘導加熱コイルが組み込まれた誘導加熱装置の概略
構成を説明する。
【0018】図1は、誘導加熱コイルが組み込まれた誘
導加熱装置の概略構成を示す模式図である。図2(a)
は、第1個別誘導加熱コイルの概略構成を示す斜視図で
あり、(b)は第2個別誘導加熱コイルの概略構成を示
す斜視図である。
【0019】誘導加熱装置10は、例えば鼓形の中空部
分(本発明にいう貫通孔の一例である)14が形成され
た軸受外輪12のような金属部品の内壁12aを誘導加
熱して硬化するためのものである。外輪12の中空部分
14は両端の開口14a,14bの近傍から内側に向か
うほど狭くなり、中空部分14のほぼ中央部には最も狭
い部分(最狭部)14cが形成されている。
【0020】誘導加熱装置10は、銅製の第1個別誘導
加熱コイル20と、同じく銅製の第2個別誘導加熱コイ
ル40を備えている。第1個別誘導加熱コイル20は、
外輪12の開口14aから最狭部14cまでの間の第1
部分孔14dに対応する内壁12aに沿う略円錐台形状
の外形を有し、開口14aから第1部分孔14dに挿入
される。一方、第2個別誘導加熱コイル40は、開口1
4bから最狭部14cまでの間の第2部分孔14eに対
応する内壁12aに沿う円錐台形状の外形を有し、開口
14bから第2部分孔14eに挿入される。
【0021】第1個別誘導加熱コイル20は、略円錐台
形状の傘部22とこの傘部22の中央を傘軸方向の延び
る導電軸24とを有しており、導電軸24の上端部24
aは傘部22に電気的に接続されている。傘部22の外
表面には多数の孔26が形成されており、この多数の孔
26からは外輪12を冷却する冷却水が噴出する。
【0022】図2(a)に示すように、傘部22には、
傘部22の外周方向にほぼ直交する方向に切れ目22a
が形成されており、この切れ目22aには尿素系樹脂か
ら製造された絶縁性のベークライト板28が挟み込まれ
ている。このため、傘部22はこの切れ目22aの部分
で絶縁されており、1ターン(1巻き)のコイルとなっ
ている。この傘部22に代えて、多ターンのコイルを用
いても良い。傘部22のうち、傘部42に接触する接触
面には、ベークライト板27が貼り付けられている。こ
のベークライト板27の一部は剥ぎ取られており、この
剥ぎ取られた部分には、銅製の接点用板29が貼り付け
られている。この接点用板29は、傘部42の接点用面
49に接触する。また、導電軸24の下端24bには、
凸部24cが形成されている。この凸部24cが、図2
(b)に示す第2個別誘導加熱コイル40の導電軸44
の上端44aに形成された凹部44cに嵌め込まれるこ
とにより、導電軸24と導電軸44とが電気的に接続さ
れる。
【0023】図2(b)に示すように、傘部42のう
ち、傘部22に接触する接触面には、ベークライト板4
7が貼り付けられている。このベークライト板47の一
部は剥ぎ取られており、この剥ぎ取られた部分は接点用
板29との接点用面49となっている。接点用板29と
接点用面49とが電気的に接続されることにより、傘部
22と傘部42とが電気的に接続されることとなる。な
お、ベークライト板27,28,47,50に代えてポ
リエステル板を使用してもよい。
【0024】図1に示すように、第1個別誘導加熱コイ
ル20は、その上部に2本のシャフト30の下端部30
aが固定されている。2本のシャフト30の上端30b
は板32に固定されており、この板32には、2本のシ
ャフト30にほぼ平行に配置されたピストンロッド34
の一端34aが固定されている。ピストンロッド34
は、フレーム36に固定されたエアーシリンダ38によ
って矢印A方向に上下動し、この上下動に伴って2本の
シャフト30と第1個別誘導加熱コイル20も矢印A方
向に上下動する。フレーム36は、第2個別誘導加熱コ
イル40が固定されている固定台41上に設置されてい
る。また、フレーム36には、2本のシャフト30のう
ちの一本を矢印A方向に案内するガイド37が固定され
ている。なお、エアーシリンダ38に代えて油圧シリン
ダを使ってもよい。
【0025】一方、第2個別誘導加熱コイル40は固定
台41に固定されており、略円錐台形状の傘部42とこ
の傘部42の中央を傘軸方向の延びる導電軸44とを有
している。導電軸44と傘部42とは電気的に絶縁され
ている。また、導電軸44の下端44bは、リード46
を介して高周波電源80(図8参照)に接続されてい
る。また、傘部42の外表面には、第1個別誘導加熱コ
イル20の傘部22と同様に、多数の孔48が形成され
ており、この多数の孔48からは、主に外輪12の内壁
12aを冷却する冷却水が噴出する。図2(b)に示す
ように、傘部42には、傘部42の外周方向にほぼ直交
する方向に切れ目42aが形成されており、この切れ目
42aには尿素系樹脂から製造されたベークライト板5
0が挟み込まれている。このため、傘部42はこの切れ
目42aの部分で絶縁されており、1ターン(1巻き)
コイルとなっている。また、傘部42は、上述した高周
波電源80に接続されている。なお、傘部42を多ター
ンのコイルにしてもよい。
【0026】第2個別誘導加熱コイル40を外輪12の
中空部分14に挿入させるように外輪12を上方から外
輪固定台52に配置することにより、第2個別誘導加熱
コイル40が第2部分孔14eに挿入される。また、外
輪固定台52の外周面52aにはギアが形成されてお
り、このギアに噛み合うギア(図示せず)をモータ等で
回転させることにより、誘導加熱中に外輪12を回転さ
せることができる。
【0027】また、外輪固定台52に固定された外輪1
2を囲むように冷却ジャケット54が設置されている。
この冷却ジャケット54の内周面には多数の孔(図示せ
ず)が形成されており、冷却パイプ54aを通って供給
された冷却水がこの孔から噴出して、主に外輪12の外
壁が冷却される。
【0028】図3から図7までを参照して、第1及び第
2個別誘導加熱コイルの概略構造を説明する。
【0029】図3(a)は、第1個別誘導加熱コイルを
示す側面図であり、(b)は第2個別誘導加熱コイルを
示す側面図である。図4は、第2個別誘導加熱コイルを
示す底面図である。図5は、図4のB−B断面図であ
り、図6は、図4のC−C断面図である。また、図7
は、導電軸24,44の接続部を示す拡大図である。こ
れらの図においては、図1及び図2の構成要素と同一の
構成には同一の符号が付されている。
【0030】図3に示すように、第1個別誘導加熱コイ
ル20は、その高さH1が約50mm、上部の外径D1
が119mm、下部の外径d1が90mmであり、外輪
12(図1参照)の第1部分孔14dの内壁に沿う外形
をもっている。一方、第2個別誘導加熱コイル40は、
その高さH2が約50mm、上部の外径D2が90m
m、下部の外径d2が114mmであり、外輪12の第
2部分孔14eの内壁に沿う外形をもっている。
【0031】第2個別誘導加熱コイル40の導電軸44
は銅製で中空のものである。この導電軸44は、図6や
図7に示すように、導電軸24との接続部を冷却する冷
却水の注入口60aが形成された内管60と、冷却水の
排出口61aが形成された外管61とで構成されてい
る。注入口60aから注入された冷却水は導電軸44の
内部を一回りして排出口61aから排出される。また、
導電軸44は銅製のリード46を介して高周波電源80
(図8参照)に接続されている。このリード46は中空
であり、図4や図5などに示すように、リード46を冷
却する冷却水の注入口62aと排出口62bとが形成さ
れたパイプ62がリード46に接続されて、リード46
を冷却できるように構成されている。なお、第2個別誘
導加熱コイル40はベークライト製の丸棒74で支持さ
れている。
【0032】第1個別誘導加熱コイル20の導電軸24
も銅製で中空のものであり、図5や図6に示すように、
導電軸24の上端部24aは銅パイプ64を介して傘部
22に電気的に接続されている。また、導電軸24の上
端には、導電軸24,44の接続部を冷却する冷却水の
注入口66aが形成された銅パイプ66が接続されてい
る。また、銅パイプ64の一端には、注入口66aから
注入された冷却水が排出される排出口68aが形成され
た銅パイプ68が接続されている。
【0033】第2個別誘導加熱コイル40の傘部42に
は、図6に示すように、この傘部42を冷却するための
パイプ70が接続されており、このパイプ70には冷却
水の注入口70aと排出口70bとが形成されている。
第1個別誘導加熱コイル20にも同様の冷却用パイプが
接続されているが、ここでは、図示されていない。
【0034】上述したように、第1及び第2個別誘導加
熱コイル20,40には、外輪12を冷却する冷却水が
噴出する多数の孔26,48が形成されている。図5や
図6に示すように、第2個別誘導加熱コイル40の孔4
8には、冷却水の注入口72aが形成されたパイプ72
を通して冷却水が供給される。第1個別誘導加熱コイル
20の孔26にも、同様にして冷却水が供給される。
【0035】図8を参照して、外輪12(図1参照)の
内壁12aを誘導加熱する際の電流について説明する。
【0036】図8は、第1及び第2個別誘導加熱コイル
及びこれらに流れる電流を示す模式図である。
【0037】上述した第1個別誘導加熱コイル20と第
2個別誘導加熱コイル40とを電気的に接続して外輪1
2の内壁12aを誘導加熱するに当っては、ピストンロ
ッド34を下げることにより第1個別誘導加熱コイル2
0を下方に移動させて開口14aから第1部分孔14d
に完全に挿入する。これにより、第1個別誘導加熱コイ
ル20の導電軸24の凸部24cと第2個別誘導加熱コ
イル40の導電軸44の凹部44cとが電気的に接続さ
れるとともに、傘部22の接点用板29と第2個別誘導
加熱コイル40の傘部42の接点用面49とが電気的に
接続されて2つのコイル20,40が電気的に接続され
る。
【0038】この状態で、エアーシリンダ38(図1参
照)によって第1個別誘導加熱コイル20を第2個別誘
導加熱コイル40に強く押し付けたまま、高周波電源8
0からリード46を介して導電軸44に交流電流を供給
すると、交流電流は、矢印で示すように、導電軸44か
ら導電軸24を経由して同一方向で傘部22,42に流
れる。この交流電流によって外輪12を貫く交番磁束が
発生し、外輪12に同一方向のうず電流が生成され、こ
のうず電流によるジュール熱で外輪12の内壁12aが
加熱される。なお、傘部22に流れる電流と傘部42に
流れる電流とを互いに逆の方向にした場合は、外輪12
の中空部分14(図1参照)のうち最狭部14cに対応
する内壁では、傘部22に流れる電流及び傘部42に流
れる電流それぞれによって生じた交番磁束が相殺されて
うず電流がゼロとなるので、この最狭部14cに対応す
る内壁は加熱されないこととなる。従って、最狭部14
cも加熱するためには、上述したように、傘部22に流
れる電流と傘部42に流れる電流とを同一の方向にする
必要がある。
【0039】図9を参照して、上述した誘導加熱装置1
0を用いて焼入れした外輪12の焼入れパターンを説明
する。
【0040】図9は、外輪内壁の焼入れパターンを示す
断面図であり、焼入れ後の外輪を長手方向に切断して切
断面をエッチングしたものである。
【0041】外輪12の内壁12aを焼入れするに当っ
ては、固定台41(図1参照)に固定されている第2個
別誘導加熱コイル40の上方から、外輪12の中空部1
4の第2部分孔14eに第2個別誘導加熱コイル40が
挿入されるように外輪12をセットする。その後、第1
個別誘導加熱コイル20を下げて中空部14の第1部分
孔14dに挿入し、第1個別誘導加熱コイル20を第2
個別誘導加熱コイル40に押し付けてこれらを電気的に
接続させる。この状態で、誘導加熱装置10を周波数
8.5kHz、出力270kWに設定し、第1個別誘導
加熱コイル20と第2個別誘導加熱コイル40に30秒
間通電した。この通電の後、直ちに、外輪12の各孔2
6,48、及び冷却ジャケット54の孔から200リッ
トル/分の量の冷却水を15秒間噴出させた。このよう
にして焼入れした外輪12を、上述のように切断してエ
ッチングした。この結果、図9に示すように、ほぼ3.
0mmの同一の深さの硬化層12b(網目の部分)が得
られた。この硬化層12bはローラベアリング82との
接触部分であり、この接触部分がほぼ同一の深さに硬化
されるので軸受の耐久性が向上することとなる。
【0042】このように上述した技術によれば、中空部
分14の内壁12aの形状に沿う第1個別誘導加熱コイ
ル20と第2個別誘導加熱コイル40とを中空部分14
に挿入して互いに電気的に接続した後、これらに通電し
て内壁12aを一度に加熱し、急冷する。このため、外
輪12の内壁12aをほぼ均一深さに効率良く焼入れで
き、生産性が向上する。また、内壁12aを一度に加熱
して急冷するので、中空部分14の最狭部14cに対応
する内壁の表面層が軟化することもない。
【0043】なお、上述した実施形態では、中空部分1
4の最狭部14cが中空部分14のほぼ中央にある例を
示したが、これに限らず、本発明の誘導加熱コイルは、
例えば開口14aに近い側に最狭部14cが形成された
ものにも適用できる。この場合、第1個別誘導加熱コイ
ル20の高さH1を低くし、第2個別誘導加熱コイル4
0の高さH2を高くすれば良い。
【0044】また、上述の実施形態では、両端の開口か
ら内側に向かうほど狭くなるテーパ付きの中空部分が形
成された金属部品の内壁を効率良く加熱する際に用いる
誘導加熱コイルを説明したが、この誘導加熱コイルは、
これに限らず、内壁に階段状の凹凸が形成されていて完
全にはテーパ状でない中空部分の内壁を加熱する際にも
使用できる。
【0045】図10を参照して、内壁に階段状の凹凸が
形成された金属部品を加熱する誘導加熱コイルについて
説明する。
【0046】図10は、内壁に階段状の凹凸が形成され
た金属部品とこの金属部品を加熱する誘導加熱コイルを
示す模式的に示す断面図である。
【0047】円筒状の金属部品90には貫通孔92が形
成されており、この貫通孔92の内壁には階段状の凹凸
94が形成されている。このような形状の金属部品90
の内壁を加熱するためには、金属部品90の内壁の凹凸
94に沿う階段状の凹凸が形成された傘部102を有す
る第1個別誘導加熱コイル100と、傘部102と同様
の階段状の凹凸が形成された傘部112を有する第2個
別誘導加熱コイル110とを用いる。傘部102,11
2は、図2で示したと同様な接点用板29、接点用面4
9、ベークライト27,47を備えており、さらに、冷
却水が噴出する孔48が形成されている。
【0048】また、第1個別誘導加熱コイル100と第
2個別誘導加熱コイル110とを備えた誘導加熱装置の
構成は、図1に示す誘導加熱装置10と同様である。こ
のような第1個別誘導加熱コイル100と第2個別誘導
加熱コイル110とを備えた誘導加熱装置を使って金属
部品90を加熱する手順も、図1に示す誘導加熱装置1
0を使う場合と同様の手順であり、同様の効果が得られ
る。
【0049】図11,図12を参照して本発明の他の実
施形態を説明する。
【0050】図11は、本発明の他の実施形態の誘導加
熱コイルが金属部品の中空部分(本発明にいう貫通孔の
一例である)に挿入される状態を示す模式図であり、図
12は、誘導加熱コイルに流れる電流を示す模式図であ
る。
【0051】誘導加熱装置120は、エアーシリンダ1
22と、このエアーシリンダ122のピストン軸124
に固定されて上下方向(矢印A方向)に移動する銅製の
第1個別誘導加熱コイル130と、固定台(図示せず)
に固定された銅製の第2個別誘導加熱コイル140を備
えている。第1個別誘導加熱コイル130には、外周方
向にほぼ直交する方向に切れ目132が形成されてお
り、この切れ目132には絶縁性のベークライト板13
4が挟み込まれている。このため、第1個別誘導加熱コ
イル130はこの切れ目132の部分で絶縁されてお
り、1ターン(1巻き)のコイルとなっている。一方、
第2個別誘導加熱コイル140にも、外周方向にほぼ直
交する方向に切れ目142が形成されており、この切れ
目142にも絶縁性のベークライト板144が挟み込ま
れている。このため、第2個別誘導加熱コイル140も
この切れ目142の部分で絶縁されており、1ターン
(1巻き)のコイルとなっている。ここでは、第1及び
第2個別誘導加熱コイルともに1ターンのコイルとした
が、多ターンのコイルとしてもよい。
【0052】第1個別誘導加熱コイル130は、導線1
36を介して高周波電源150に接続されている。導線
136の一部はコイル状に巻かれてフレキシブルリード
136aになっており、第1個別誘導加熱コイル130
が上下動してもこの動きに応じて導線132が伸び縮み
して導線136が切れたりしないようになっている。ま
た、この導線136が第1個別誘導加熱コイル130に
接続された接続部136bの、ベークライト板134を
挟んだ反対側には、導線138が接続されている。この
導線138は接続部138aで第1個別誘導加熱コイル
130に接続されており、接続部138aとは反対側の
一端には、銅製の接続板139が固定されている。この
接続板139は、後述するように、接続板149と電気
的に接続する。
【0053】第2個別誘導加熱コイル140は、導線1
46を介して高周波電源150に接続されている。この
導線146が第2個別誘導加熱コイル140に接続され
た接続部146aの、ベークライト板144を挟んだ反
対側には、導線148が接続されている。この導線14
8は接続部148aで第2個別誘導加熱コイル140に
接続されており、接続部148aとは反対側の一端に
は、銅製の接続板149が固定されている。また、第2
個別誘導加熱コイル140の上面にはベークライト板1
47が貼り付けられている。このため、第1個別誘導加
熱コイル130が下方に移動して第2個別誘導加熱コイ
ル140に接触しても、ベークライト板147を介して
接触することとなり、第1個別誘導加熱コイル130の
下面と第2個別誘導加熱コイル140の上面とは電気的
に接続されない。
【0054】金属製品126には、両端に開口126
a,126bをもつ中空部分128が形成されており、
開口126aは第1部分孔128aに連通し、開口12
6bは第2部分孔128bに連通している。第1個別誘
導加熱コイル130は第1部分孔126aに挿入され、
第2個別誘導加熱コイル140は第2部分孔128bに
挿入される。第1及び第2個別誘導加熱コイル130,
140それぞれが、第1及び第2部分孔126a,12
8bに完全に挿入されると、接続板139と接続板14
9とが互いに電気的に接続され、第1及び第2個別誘導
加熱コイル130,140が互いに電気的に接続される
こととなる。
【0055】接続板139,149を介して第1及び第
2個別誘導加熱コイル130,140が電気的に接続さ
れると、図12の矢印で示すように、高周波電源150
から導線136を経由して第1個別誘導加熱コイル13
0に電気が流れ、さらに、接続板139,149を経由
して第2個別誘導加熱コイル140に電気が流れる。こ
の場合、第1及び第2個別誘導加熱コイル130,14
0には同一方向の交流電流が流れるので、金属部品12
6を貫く同一方向の交番磁束が発生し、金属部品126
には同一方向のうず電流が生成され、このうず電流によ
るジュール熱によって金属部品126が加熱される。
【0056】上述した第1及び第2個別誘導加熱コイル
130,140では、これらのコイル130,140か
ら離れた接続板139,149によってこれらのコイル
130,140を互いに電気的に接続させたので、図2
に示す第1及び第2個別誘導加熱コイル20,40のよ
うにコイル内部に導電軸24,44を配置する必要がな
い。このため、第1及び第2個別誘導加熱コイル13
0,140を小型にでき、金属部品126が小さくてそ
の中空部分128が狭いときなどに都合がよい。
【0057】また、第1及び第2個別誘導加熱コイル1
30,140の外側に、これら第1及び第2個別誘導加
熱コイル130,140双方を互いに電気的に開閉する
電磁開閉器(本発明にいう開閉器の一例である)を配置
しておき、導線138,148それぞれに接続板13
9,149を接続するのに代えて、導線138,148
を電磁開閉器に接続してもよい。この場合、第1個別誘
導加熱コイル130が下方に移動して第2個別誘導加熱
コイル140に接触したときに電磁開閉器がオンになっ
て、第1及び第2個別誘導加熱コイル130,140双
方が互いに電気的に接続されるように構成する。このよ
うに電磁開閉器を用いて第1及び第2個別誘導加熱コイ
ル130,140を電気的に接続したり切ったりするよ
うに構成した場合は、接続板139,149を用いるよ
りも確実に第1及び第2個別誘導加熱コイル130,1
40を互いに電気的に接続したり切ったりできる。ま
た、電磁開閉器は、第1及び第2個別誘導加熱コイル1
30,140の外側に配置されているので、図2に示す
第1及び第2個別誘導加熱コイル20,40のようにコ
イル内部に導電軸24,44を配置する必要がない。こ
のため、接続板139,149を用いた場合と同様に、
第1及び第2個別誘導加熱コイル130,140を小型
にでき、金属部品126が小さくてその中空部分128
が狭いときなどに都合がよい。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1の誘
導加熱コイルによれば、第1及び第2個別誘導加熱コイ
ルをそれぞれ第1及び第2部分孔に挿入して互いに接続
することにより、金属部品に形成された貫通孔の内壁を
一度で誘導加熱できることとなる。このため、金属部品
の内壁を効率よく加熱でき、生産性が向上する。
【0059】また、本発明の第2の誘導加熱コイルによ
れば、一方の開口から最狭部分までの内壁の形状に沿う
形状を有する第1個別誘導加熱コイルを一方の開口から
挿入し、さらに、他方の開口から最狭部分までの内壁の
形状に沿う形状を有する第2個別誘導加熱コイルを他方
の開口から挿入して、第1及び第2個別誘導加熱コイル
を互いに接続することにより、金属部品に形成された貫
通孔の内壁を一様に一度で誘導加熱できることとなる。
このため、金属部品の内壁を効率よく、しかもむら無く
加熱でき、生産性が向上する。
【0060】ここで、第1及び第2個別誘導加熱コイル
が、貫通孔の内壁に同一方向に流れるうず電流を生じさ
せるためのものである場合は、内壁のうち、第1及び第
2個別誘導加熱コイルの接続部分に対応する部分では、
交番磁束が相殺されること無く同一方向にうず電流が流
れるので、この接続部分に対応する部分も加熱される。
従って、内壁を一様に加熱して硬化できることとなり、
むらの無い硬化層を効率良く形成できる。
【0061】また、本発明の第1の誘導加熱方法によれ
ば、第1及び第2個別誘導加熱コイルをそれぞれ第1及
び第2部分孔に挿入して互いに接続し、第1及び第2個
別誘導加熱コイルに通電することにより、金属部品に形
成された貫通孔の内壁を一度で誘導加熱できることとな
る。このため、金属部品の内壁を効率よく加熱でき、生
産性が向上する。
【0062】また、本発明の第2の誘導加熱方法によれ
ば、一方の開口から最狭部分までの内壁の形状に沿う形
状を有する第1個別誘導加熱コイルを一方の開口から挿
入し、他方の開口から最狭部分までの内壁の形状に沿う
形状を有する第2個別誘導加熱コイルを他方の開口から
挿入して、第1及び第2個別誘導加熱コイルを互いに接
続し、第1及び第2個別誘導加熱コイルに通電すること
により、金属部品に形成された貫通孔の内壁を一様に一
度で誘導加熱できることとなる。このため、金属部品の
内壁を効率よく、しかもむら無く加熱でき、生産性が向
上する。
【0063】ここで、第3工程が、貫通孔の内壁に同一
方向に流れるうず電流を生じさせるように第1及び第2
個別誘導加熱コイルに通電するものである場合は、内壁
のうち、第1及び第2個別誘導加熱コイルの接続部分に
対応する部分では、交番磁束が相殺されること無く同一
方向にうず電流が流れるので、この接続部分に対応する
部分も加熱される。従って、内壁を一様に加熱して硬化
できることとなり、むらの無い硬化層を効率良く形成で
きる。
【0064】また、本発明の第3の誘導加熱コイルによ
れば、開閉器を用いて第1及び第2個別誘導加熱コイル
を電気的に接続したり切ったりするように構成したの
で、いっそう確実に第1及び第2個別誘導加熱コイルを
互いに電気的に接続したり切ったりできる。また、開閉
器は、第1及び第2個別誘導加熱コイルの外側に配置さ
れているので、第1及び第2個別誘導加熱コイルを小型
にでき、金属部品が小さくてその貫通孔が狭いときなど
に都合がよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の誘導加熱コイルが組み込
まれた誘導加熱装置の概略構成を示す模式図である。
【図2】(a)は、第1個別誘導加熱コイルの概略構成
を示す斜視図であり、(b)は第2個別誘導加熱コイル
の概略構成を示す斜視図である。
【図3】(a)は、第1個別誘導加熱コイルを示す側面
図であり、(b)は第2個別誘導加熱コイルを示す側面
図である。
【図4】第2個別誘導加熱コイルを示す底面図である。
【図5】図4のB−B断面図である。
【図6】図4のC−C断面図である。
【図7】2つの導電軸の接続部を示す拡大図である。
【図8】第1及び第2個別誘導加熱コイル及びこれらに
流れる電流を示す模式図である。
【図9】外輪内壁の焼入れパターンを示す断面図であ
る。
【図10】内壁に階段状の凹凸が形成された金属部品と
この金属部品を加熱する誘導加熱コイルを示す模式的に
示す断面図である。
【図11】本発明の他の実施形態の誘導加熱コイルが金
属部品の中空部分に挿入される状態を示す模式図であ
る。
【図12】図11の第1及び第2個別誘導加熱コイルに
流れる電流を示す模式図である。
【符号の説明】
10,120 誘導加熱装置 12 外輪 12a 内壁 14,128 中空部分 14a,14b,126a,126b 両端の開口 14c 最も狭い部分(最狭部) 14d,128a 第1部分孔 14e,128b 第2部分孔 20,100,130 第1個別誘導加熱コイル 40,110,140 第2個別誘導加熱コイル 90,126 金属部品 92 貫通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武藤 栄二 愛知県刈谷市西境町治右田84番地10 高 周波熱錬株式会社刈谷工場内 (72)発明者 水上 公敏 愛知県刈谷市西境町治右田84番地10 高 周波熱錬株式会社刈谷工場内 (72)発明者 合屋 純一 愛知県刈谷市西境町治右田84番地10 高 周波熱錬株式会社刈谷工場内 (56)参考文献 特開 平8−176651(JP,A) 特開 平4−99129(JP,A) 特開 平4−268026(JP,A) 特開 平7−14354(JP,A) 特開 平1−15566(JP,A) 特開 平7−15833(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C21D 1/02 - 1/84 C21D 9/00 - 9/44,9/50 H05B 6/00 - 6/10 H05B 6/14 - 6/44

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 最も狭い最狭部を両端の開口よりも内側
    に有する貫通孔が形成された金属部品の前記貫通孔の内
    壁を誘導加熱するための誘導加熱コイルにおいて、 前記両端の開口のうちの一方の開口から前記最狭部まで
    の間の第1部分孔に挿入されて該第1部分孔の内壁を誘
    導加熱するための第1個別誘導加熱コイルと、 前記一方の開口とは反対側の他方の開口から前記最狭部
    までの間の第2部分孔に挿入されて前記第1個別誘導加
    熱コイルに電気的に接続される、該第2部分孔の内壁を
    誘導加熱するための第2個別誘導加熱コイルとを備えた
    ことを特徴とする誘導加熱コイル。
  2. 【請求項2】 両端の開口もしくはその近傍から内側に
    向かって狭くなり前記両端の開口よりも内側に最も狭い
    最狭部分を有する貫通孔が形成された金属部品の前記貫
    通孔の内壁を誘導加熱するための誘導加熱コイルにおい
    て、 前記両端の開口のうちの一方の開口から前記最狭部分ま
    での内壁の形状に沿う形状を有し、前記一方の開口から
    挿入される第1個別誘導加熱コイルと、 前記一方の開口とは反対側の他方の開口から前記最狭部
    分までの内壁の形状に沿う形状を有し、前記他方の開口
    から挿入されて前記第1個別誘導加熱コイルに電気的に
    接続される第2個別誘導加熱コイルとを備えたことを特
    徴とする誘導加熱コイル。
  3. 【請求項3】 前記第1及び前記第2個別誘導加熱コイ
    ルは、 前記貫通孔の内壁に同一方向に流れるうず電流を生じさ
    せるためのものであることを特徴とする請求項1又は2
    記載の誘導加熱コイル。
  4. 【請求項4】 最も狭い最狭部を両端の開口よりも内側
    に有する貫通孔が形成された金属部品の前記貫通孔の内
    壁を誘導加熱する誘導加熱方法において、 前記両端の開口のうちの一方の開口から前記最狭部まで
    の間の第2部分孔の内壁を誘導加熱するための第2個別
    誘導加熱コイルを該第2部分孔に挿入する第1工程と、 前記一方の開口とは反対側の他方の開口から前記最狭部
    までの間の第1部分孔の内壁を誘導加熱するための第1
    個別誘導加熱コイルを該第1部分孔に挿入して前記第2
    個別誘導加熱コイルに電気的に接続する第2工程と、 前記第1及び前記第2個別誘導加熱コイルに通電するこ
    とにより、前記貫通孔の内壁を誘導加熱する第3工程と
    を含むことを特徴とする誘導加熱方法。
  5. 【請求項5】 両端の開口もしくはその近傍から内側に
    向かって狭くなり前記両端の開口よりも内側に最も狭い
    最狭部分を有する貫通孔が形成された金属部品の前記貫
    通孔の内壁を誘導加熱する誘導加熱方法において、 前記両端の開口のうちの一方の開口から前記最狭部分ま
    での内壁の形状に沿う形状を有する第2個別誘導加熱コ
    イルを前記一方の開口から挿入する第1工程と、 前記一方の開口とは反対側の他方の開口から前記最狭部
    分までの内壁の形状に沿う形状を有する第1個別誘導加
    熱コイルを前記他方の開口から挿入して前記第2個別誘
    導加熱コイルに電気的に接続する第2工程と、 前記第1及び前記第2個別誘導加熱コイルに通電するこ
    とにより、前記貫通孔の内壁を誘導加熱する第3工程と
    を含むことを特徴とする誘導加熱方法。
  6. 【請求項6】 前記第3工程は、 前記貫通孔の内壁に同一方向に流れるうず電流を生じさ
    せるように前記第1及び前記第2個別誘導加熱コイルに
    通電するものであることを特徴とする請求項4又は5記
    載の誘導加熱方法。
  7. 【請求項7】 最も狭い最狭部を両端の開口よりも内側
    に有する貫通孔が形成された金属部品の前記貫通孔の内
    壁を誘導加熱するための誘導加熱コイルにおいて、 前記両端の開口のうちの一方の開口から前記最狭部まで
    の間の第1部分孔に挿入されて該第1部分孔の内壁を誘
    導加熱するための第1個別誘導加熱コイルと、 前記一方の開口とは反対側の他方の開口から前記最狭部
    までの間の第2部分孔に挿入されて該第2部分孔の内壁
    を誘導加熱するための第2個別誘導加熱コイルと、 前記第1個別誘導加熱コイルと前記第2個別誘導加熱コ
    イルとを電気的に開閉する、これら第1及び第2個別誘
    導加熱コイルの外側に配置された開閉器と、 一端が前記第1個別誘導加熱コイルに接続され、他端が
    前記開閉器に接続された第1導線と、 一端が前記第2個別誘導加熱コイルに接続され、他端が
    前記開閉器に接続された第2導線とを備えたことを特徴
    とする誘導加熱コイル。
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