JP3521408B2 - 食品の水分調整装置 - Google Patents
食品の水分調整装置Info
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Description
置に関する。
するときには、食品を加温することが一般的である。食
品の加熱温度が高すぎると、食品に含まれる酵素が失活
し、タンパク質の変性や熱酸化などの食品の劣化が生じ
る。そこで、従来よりヒータ温度を一定温度に維持でき
る自己温度制御型の遠赤外線ヒータを用いて、食品を乾
燥させる技術があり、例えば、特許第3029588 号特許公
報に開示されている。この従来技術は、遠赤外線ヒータ
を用いて、7〜12μmの波長の遠赤外線を食品に放射
し、かつ、45〜70℃の乾燥温度で食品を乾燥させる
方法である。この乾燥方法により、食品を乾燥させて、
食品に含まれる水分を調整することができる。
最近始まったばかりであり、生産技術として確立したも
のが少ないのが現状である。発芽食品の代表的なもの
に、玄米の発芽がある。これは玄米を25〜35℃の水
に24時間浸しておくと、玄米の胚芽部よりでてくる小
さな芽のことをいう。この発芽期の玄米には、通常の玄
米には含有量が非常に少ない栄養成分、例えば遊離アミ
ノ酸、ガンマアミノ酪酸(GABA)、抗酸化物質(フェル
ラ酸、フィチン酸、トコトリエノール)、イノシトール
およびミネラル等が多量に含まれているため、健康食品
として注目されている。
発酵食品を生産するときに、最適温度より高温になると
発酵菌が失活して、最適温度より低温になると発酵が停
止してしまうことが知られている。そこで、従来より、
ヒータ温度を、発酵菌が失活および停止しない一定の温
度にして、発酵室内の発酵食品の原料を加温して発酵食
品を生産している。
の水分調整技術には、以下の問題がある。すなわち、自
己温度制御型の遠赤外線ヒータを用いて食品を乾燥させ
た場合、ヒータ温度は一定温度を維持する。ところが、
食品の温度は、乾燥初期には一定温度を保っているが、
乾燥完了前には急上昇してしまう。つまり、たとえヒー
タ温度が一定であっても、食品の乾燥完了前には、蒸発
する水分量が激減し、水分蒸発による気化冷却作用が低
減することにより、食品温度の急上昇が生じ、この結
果、食品の品質劣化が生じるという問題がある。
き食品の温度を一定温度に維持して水分調整食品の品質
劣化を防止できる水分調整装置を提供することを目的と
する。
は、食品用の水分調整庫と、該水分調整庫内の、食品に
向けて遠赤外線を放射させる遠赤外線ヒータと、食品温
度の上昇を抑える食品温度上昇防止手段とからなり、前
記赤外線ヒータが面状のヒータであり、通電により、放
射エネルギーのピークが8〜10μmの波長の遠赤外線
を放射して、食品温度を50〜55℃にして食品を水分
調整するものであり、前記食品温度上昇防止手段は、水
分調整完了直前から完了までの食品温度の上昇を抑える
ものであることを特徴とする。請求項2の水分調整装置
は、請求項1記載の発明において、前記水分調整庫に排
気口が形成されており、前記食品温度上昇防止手段が、
前記水分調整庫の内部の空気を排気口から排出させるた
めの排風機と、前記水分調整庫の内部の空気の排気量を
調整する排気量調整装置とからなることを特徴とする。
請求項3の水分調整装置は、請求項1または2記載の発
明において、前記食品温度上昇防止手段が、前記遠赤外
線ヒータへの電圧を制御する電圧制御装置からなること
を特徴とする。請求項4の水分調整装置は、請求項1ま
たは2記載の発明において、前記食品温度上昇防止手段
が、前記遠赤外線ヒータに供給される電流を制御する電
流制御装置からなることを特徴とする。請求項5の水分
調整装置は、請求項1または2記載の発明において、前
記食品温度上昇防止手段が、前記遠赤外線ヒータへの電
圧を制御する電圧制御装置と、前記遠赤外線ヒータに供
給される電流を制御する電流制御装置とからなることを
特徴とする。
から食品に放射される遠赤外線は、放射エネルギーのピ
ークが8〜10μmの波長の遠赤外線であり、食品を5
0〜55℃の食品温度で水分調整するから、食品中の酵
素を失活させずに活性化させたまま、食品を水分調整さ
せることができる。しかも、食品の水分調整開始から水
分調整完了前までは、自己制御型の遠赤外線ヒータによ
って一定温度で食品を水分調整することができ、その後
の食品の水分調整完了直前から水分調整が完了するまで
は、食品温度上昇防止手段によって、食品温度の上昇を
抑えることができる。よって、水分量の低減による品質
劣化を防止して高品質な食品を生産することができる。
請求項2の発明によれば、排気量調整装置によって、排
風機により水分調整庫の排気口から外部に排出させる温
かい空気の排気量を調整することができるから、食品温
度が水分調整完了前から水分調整が完了するまで上昇す
るのを防止することができる。請求項3の発明によれ
ば、食品の水分調整完了前から水分調整が完了するまで
は、電圧制御装置によって遠赤外線ヒータの電圧を抑え
ることができる。このため、遠赤外線ヒータから放射さ
れる遠赤外線のエネルギーを抑えることができるから、
食品温度が水分調整完了前に上昇するのを防止すること
ができる。請求項4の発明によれば、食品の水分調整完
了前から水分調整が完了するまでは、電流制御装置によ
って遠赤外線ヒータに供給される電流を制御することが
できる。このため、遠赤外線ヒータから放射される遠赤
外線のエネルギーを抑えることができるから、食品温度
が水分調整完了前に上昇するのを防止することができ
る。請求項5の発明によれば、電流制御装置および電圧
制御装置を併用することによって、自己温度制御型の遠
赤外線ヒータに供給される電流および電圧をいずれも制
御することにより、遠赤外線ヒータの発熱量を意図的に
減少させることができる。このため、食品の水分調整開
始から水分調整完了前までは、一定温度で食品を水分調
整することができ、食品の水分調整完了前から水分調整
が完了するまでは、食品温度の上昇を抑えることができ
る。よって、食品を高品質に保つことができる。
ヒータ温度、水分調整すべき食品の温度を食品温度をい
い、区別している。また、食品の水分調整とは、食品か
ら水分を除去して食品の水分を所望の水分率にすること
をいう。
に基づき説明する。図1は本実施形態の水分調整装置の
側面断面図である。図2は本実施形態の水分調整装置の
正面図である。図1〜2に示すように、本実施形態の水
分調整装置20は、水分調整庫30、自己温度制御型の
遠赤外線ヒータ1および図示しない食品温度上昇防止装
置から構成されたものである。
整庫30は、食品を水分調整させるための食品用の水分
調整庫である。符号31は外壁であり、外壁31の前面
には、食品を出し入れするために、開閉自在に扉32が
取り付けられている。底板33の下部には、吸気口33h
が形成されている。前記外壁31の内側には内壁35が
設けられており、外壁31と内壁35との間が、通気路
36となっている。内壁35には、適所に通気孔35h が
形成されており、空気が通過できるようになっている。
前記通気路36の上部には、ダクト37の一端が接続さ
れており、このダクト37の内部には、排気口34が形
成されている。水分調整庫30の内部には、複数段の遠
赤外線ヒータ1が併設されている。このため、吸気口33
h から水分調整庫30の内部へ入った空気は、食品mの
表面を通過し、通気孔35h →通気路36→ダクト37→
排気口34の順に通り抜けることができる。
れぞれ水平な設置台38が設けられている。設置台38
には、水分調整すべき食品mが載せられている。食品m
としては、特に限定はない。なお、水分調整庫30の大
きさには、特に限定はなく、家庭用の小さなものでもよ
い。
品に向けて遠赤外線を放射させて食品を水分調整させる
ためのものである。この自己温度制御型の遠赤外線ヒー
タ1は、通電により温度が上昇すると温度の上昇に伴っ
て電気抵抗値が上昇し、一定の上限温度に達すると、電
気抵抗値が一定となる性質を有しているが詳細は後述す
る。
防止手段を説明する。食品温度上昇防止手段の第1例
は、排風機50および排気量調整装置60から構成され
たものである。
整庫30の内部における上部には、例えばファン等の排
風機50が配設されている。この排風機50によって吸
気口33h から吸い込ませた空気を、水分調整庫30の下
部に送ることができる。このため、この空気は、水分調
整庫30の下部から上部ヘ移動し、通気孔35h と通気路
36を通り排気口32から排気する。したがって、吸い
込んだ空気を水分調整庫30内に行き渡らせることがで
きる。
図3は排気量調整装置60のブロック図である。図4
は、図1のIV-IV 線矢視断面図である。図3〜4に示す
ように、排気量調整装置60は、開閉弁61、開閉コン
トローラ62およびタイマ63から構成されたものであ
る。開閉弁61は、水分調整庫30の排気口34に開閉
自在に取り付けられている。開閉コントローラ62は、
開閉弁61に開閉命令を送り、開閉弁61の開閉の調整
を行うことができるものである。開閉コントローラ62
の開閉タイミングは、タイマ63によって行われてい
る。タイマ63に水分調整完了時刻を予めセットしてお
くと、水分調整完了時刻の少し前に、タイマ63から開
閉コントローラ62に開閉命令が送られる。このため、
開閉弁61の開閉率を調整することによって、水分調整
庫30の内部から排気口34を通って排気される排気量
を調整することができる。なお、マイコン制御式で、水
分調整すべき食品または発酵すべき食品の生産条件に適
合するように、温度変化を自動的にコントロールさせて
もよい。
風機50および排気量調整装置60によって、食品温度
の上昇を抑えることができる。なお、初期から30〜40℃
前後に食品温度を下げる設定にしておくと、味噌、ヨー
グルトなどの発酵食品を生産することができる。発酵食
品のうち、甘酒などの50℃程度の高温で発酵する発酵食
品も生産することができる。
て、図5に示すように、前記自己温度制御型の遠赤外線
ヒータ1への電圧を制御しうる電圧制御装置70を使用
してもよい。この場合、電圧制御装置70により、自己
温度制御装型の遠赤外線ヒータ1の発熱量を減少させる
ことができる。したがって、食品の水分調整完了前に、
電圧制御装置70によって、食品温度の上昇を抑えるこ
とができる。
して、図6に示すように、前記自己温度制御装型の遠赤
外線ヒータ1に供給される電流を制御しうる電流制御装
置80を使用してもよい。この場合、電流制御装置80
により、自己温度制御装型の遠赤外線ヒータ1の発熱量
を減少させることができる。したがって、食品の水分調
整完了前に、電流制御装置80によって、食品温度の上
昇を抑えることができる。
御型の遠赤外線ヒータ1(以下単に遠赤外線ヒータ1と
いう)を詳細に説明する。図7は遠赤外線ヒータ1の平
面図、図8は遠赤外線ヒータ1の図7のVIII-VIII 線断
面図である。図7〜8に示すように、遠赤外線ヒータ1
は、面状ヒータ10の全周面に樹脂フィルム3が被覆さ
れたものである。符号4は電源コードを示している。
樹脂、ナイロン樹脂、ポリウレタン樹脂などの合成樹脂
を薄く延ばしたものであり、面状ヒータ10から放射さ
れる遠赤外線を透過させることができる。なお、樹脂フ
ィルム3は軟質塩化ビニール樹脂、ナイロン樹脂、ポリ
ウレタン樹脂だけでなく、遠赤外線を透過させるもので
あれば種々の材料を採択しうる。
る。図9は面状ヒータ10の模式図である。同図に示す
ように、面状ヒータ10は、通電により遠赤外線を放射
する遠赤外線ヒータで、かつ非常に薄いものである。こ
の面状ヒータ10は、非常に薄い発熱体11の両面に絶
縁フィルム12が被覆され、この発熱体11の適所に電
極13p、13nが設けられたものである。発熱体11
は、約10〜20ミクロンの非常に薄く、軽く、屈曲性
・耐折り曲げ性に優れたもので、平面はもとより曲面に
も取り付けることができ、また延ばして広い面積に加工
することができるものである。さらに、発熱体11は、
通電されると遠赤外線を放射し、温度が高くなると電気
抵抗値が大きくなるものであるが、詳細は後述する。電
極13p、13nは、いずれも電導性を有する金属を常
法によって、発熱体11に印刷して貼付すればよい。絶
縁フィルム12は絶縁性を有するポリエステルなどの樹
脂を約50〜200 ミクロンの厚さに延ばしたもので、ラ
ミネート加工によって発熱体11に被覆すればよい。
いて説明する。図10は、面状ヒータ10の発熱体11
の作用説明図であって、(A)は常温時の状態模式図、
(B)は高温時の状態模式図である。図9〜10に示す
ように、発熱体11は、絶縁性樹脂17に、セラミック
などの遠赤外線放射材料14と、半導体樹脂15と、誘
電性樹脂16とを練り込んだものである。半導体樹脂1
5は、電気が供給されると発熱するものである。遠赤外
線放射材料14は加熱されると遠赤外線を放射するもの
である。ところで、対向する一対の導電体を非常に接近
させておき、この一対の導電体の間に電圧を加えれば、
たとえ一対の導電体の間に絶縁体が介在していても、一
対の導電体の間には、その間の距離に応じた電流が流れ
るという誘電現象が知られている。もちろん、一対の導
電体が充分離れてしまえば、絶縁体の介在によって一対
の導電体間に電気は通じない。誘電性樹脂16は、この
誘電現象を助長する性質を持っている。
熱体11の半導体樹脂15と誘電性樹脂16との間には
絶縁性樹脂17が介在しているものの半導体樹脂15と
誘電性樹脂16は接触または非常に接近しており、電極
13p、13n間に連鎖を形成している。このため、電
極13p、13n間の発熱体11に通電すると、前記誘
電現象により半導体樹脂15と誘電性樹脂16との連鎖
に電気が流れる。この通電により半導体樹脂15は発熱
し、この発熱により遠赤外線放射材料14が遠赤外線を
放射する。
11は、その温度が高くなると、熱膨張して体積は増加
する。半導体樹脂15や誘電性樹脂16は、その回りを
絶縁性樹脂17で埋められているので、前記発熱体11
が熱膨張すると、常温時に比較して、誘電性樹脂16と
半導体樹脂15との間の間隙が広がる。電極13p、1
3n間の発熱体11における半導体樹脂15と誘電性樹
脂16との連鎖に電気が流れにくくなる。換言すれば、
導電体である半導体樹脂15と誘電性樹脂16との間隙
が広くなるので、前記誘電現象による誘電状態が制限さ
れ、半導体樹脂15と誘電性樹脂16とが形成する連鎖
に流れる電流量が低下する。
低くなるにつれて、電流が流れやすく、発熱しやすくな
る。逆に、発熱体11は、その温度が高くなるにつれ
て、電流が流れにくく、発熱しにくくなる。
体樹脂15の保有抵抗値、電極13p、13n間の電気
抵抗値によって決定されており、絶縁性樹脂17の体積
膨張率によっても微妙に変動するので、これらの値を変
更することにより発熱体11の温度の上限を設定するこ
とができる。また、発熱体11の発熱量は、単位面積当
たりの半導体樹脂15の密度および誘電性樹脂16の密
度によって決定されているので、絶縁性樹脂17に対す
る半導体樹脂15の量の割合を増減させることによっ
て、発熱体11の発熱量を設定することができる。
温度が45℃を越えない40℃前後になるように設定す
ると、食品中の褐変酵素によって酸化褐変されやすく、
水分調整食品の味および香りの劣化を招く。さらに、食
品の水分調整温度が40℃前後よりも低くなるように設
定すると、食品の水分調整時間が長くなって効率的でな
い。逆に、発熱体11の上限温度を、食品の水分調整温
度が60℃を越えるように設定すると、熱による非酵素
褐変が促進され、食品の品質の劣化させたり、香気成分
を著しく蒸散させる。このため、発熱体11の上限温度
は、食品の水分調整温度が50〜55℃前後が好適であ
り、食品の褐変や香気成分の蒸散を防止することができ
るという効果を奏する。
線、カーボン繊維、アルミニウム線などの発熱体とは異
なり、設定された上限温度を越えて高温にならない。ま
た、断線や短絡による通電不良などによる危険性がない
ので長時間運転であっても、安全に安定した操業を維持
できるという効果を奏する。
温度制御特性を有しているので、面状ヒータ10を用い
ることによって、温度調整器を付設することなく、ヒー
タ温度を一定に維持でき、しかもヒータ温度のバラツキ
を少なく維持することができる。
て説明する。図11は面状ヒータ10の消費電力特性の
説明図であって、Ftは面状ヒータ10の温度曲線であ
って縦軸が温度値、横軸が経過時間であり、Fwは面状
ヒータ10の消費電力曲線であって縦軸が消費電力量、
横軸が経過時間である。図10のFtで示すように、面
状ヒータ10は、そのヒータ温度が上昇するにしたがっ
て、消費電力は減少する。面状ヒータ10のヒータ温度
は、設定された上限温度になると、それ以上上昇しなく
なり、一定温度を維持する。面状ヒータ10のヒータ温
度が一定温度を維持している期間では、面状ヒータ10
の消費電力も低い値のまま一定の値を維持する。このた
め、温度調整器を付設せずとも、無駄な熱を放散するこ
となく、消費電力を大幅に節減できるという効果を奏す
る。
遠赤外線について説明する。図12は温度55℃におけ
る、遠赤外線ヒータ1の遠赤外線特性グラフであって、
Fhは遠赤外線ヒータ1の遠赤外線放射特性曲線、Fc
は標準黒体の特性曲線である。横軸は波長を示してお
り、縦軸はレベルを示している。標準黒体とは、材料の
値付けの基準として用いられる素材または物質であり、
その遠赤外線放射特性値が現存する物質では最も高いレ
ベルで遠赤外線が放射されるものとして確定されたもの
である。同図に示すように、遠赤外線ヒータ1から放射
される遠赤外線のレベルは、どの波長においても、標準
黒体から放射される遠赤外線のレベルに接近している。
とくに、波長が7〜12(μm)の波長帯Rにおいて、
遠赤外線ヒータ1は標準黒体のレベルに接近している。
この波長帯Rの遠赤外線は植物組織への吸収性および共
振性が高く、この波長帯Rの遠赤外線によって水分調整
が促進されやすい。つまり、現時点において、遠赤外線
ヒータ1は標準黒体の能力に限りなく近いものである。
作用・効果を説明する。本実施形態の水分調整装置20
によれば、以下の(1)〜(4)の効果を奏する。 (1)遠赤外線ヒータ1から食品に放射される遠赤外線
は、ピークが8〜10μmの波長の遠赤外線であり、食
品を50〜55℃の食品温度で水分調整するから、食品
中の酵素を失活させずに活性化させたまま、食品を水分
調整させることができる。しかも、食品の水分調整開始
から水分調整完了前までは、自己制御型の遠赤外線ヒー
タ1によって一定温度で食品を水分調整することがで
き、食品の水分調整完了前から水分調整が完了するまで
は、食品温度上昇防止装置の第1例、すなわち排風機5
0および排気量調整装置60によって、食品温度の上昇
を抑えることができる。よって、食品の含水率が10%
以下になっても水分調整温度を一定温度に維持すること
ができるから、高品質な水分調整食品を生産することが
できる。
機50により水分調整庫30の排気口34から外部に排
出させる温かい空気の排気量を調整することができるか
ら、食品温度が水分調整完了前から水分調整が完了する
まで上昇するのを防止することができるという効果を奏
する。
が完了するまでは、第2例の電圧制御装置70によって
遠赤外線ヒータ1の電圧を抑えることもできる。このた
め、遠赤外線ヒータ1から放射される遠赤外線のエネル
ギーを抑えることができるから、食品温度が水分調整完
了前に上昇するのを防止することができるという効果を
奏する。
が完了するまでは、第3例の電流制御装置80によって
遠赤外線ヒータに供給される電流を制御することもでき
る。このため、遠赤外線ヒータ1から放射される遠赤外
線のエネルギーを抑えることができるから、食品温度が
水分調整完了前に上昇するのを防止することができると
いう効果を奏する。なお、第2例の電流制御装置70お
よび第3例の電圧制御装置80を併用することによっ
て、自己温度制御型の遠赤外線ヒータに供給される電流
および電圧をいずれも制御することにより、遠赤外線ヒ
ータ1の発熱量を意図的に減少させることができる。
を説明する。図13は第2実施形態の面状ヒータ10B の
側面断面図である。同図に示すように、第2実施形態の
水分調整装置20B は、遠赤外線ヒータ1の上面に、伸縮
バネ39B を介して、設置台38B を配設し、この設置台38
B の上に食品mを入れて水分調整させるようにした構成
である。設置台38B は、食品mを入れておけるものであ
って金属製のもの以外であればよく、例えばポリプロピ
レン製の皿などを使用しうる。伸縮バネ39B は、常時伸
長しているが、加圧により収縮するバネである。
伸縮バネ39B は、食品mの重さで縮んでおり、食品mと
遠赤外線ヒータ1との間の距離は短い。このため、食品
mを強く水分調整することができる。そして、食品mの
水分調整が進行するにつれ、食品mから水分が蒸発し、
食品mの重さが軽くなる。すると、図13(B) に示すよ
うに、伸縮バネ39B は伸長するので、食品mと遠赤外線
ヒータ1との間の距離は拡がり、食品mの水分調整度合
が緩和される。したがって、食品mを水分調整させる場
合に、水分調整初期には水分調整加温を強くし、水分調
整終期には水分調整加温を弱くすることができる。この
ため、第2実施形態の水分調整装置20B によれば、簡単
な構成であり、設置スペースが少なくてよいので、家庭
用の水分調整器として使用することができるという効果
を奏する。
よる食品の水分調整例を説明する。本実施形態の水分調
整装置20によって、天然果汁野菜汁、野菜・果実、冷
凍用野菜、魚介、魚介珍味等の食品を、各食品に適した
温度で加温し、水分を調整した。次表は、各食品毎に、
食品名、加温温度、水分率、効果を記した表である。 食品名 :加温温度 :水分率 :効果 天然果汁野菜汁:55℃ :約30〜20%に濃縮 :天然果汁野菜汁の濃縮 野菜・果実 :55℃ :残留水分10%以下 :野菜・果実の酵素活性乾燥 冷 凍用野菜 :55℃ :約10%の水分除去 :解凍時のドリップの防止 魚介 :55℃ :75%の水分除去 :魚介の干物乾燥 魚介珍味 :55℃ :70%の水分除去 :魚介珍味の半乾燥
食品に放射される遠赤外線は、放射エネルギーのピーク
が8〜10μmの波長の遠赤外線であり、食品を50〜
55℃の一定の食品温度で水分調整するから、食品中に
酵素が活性の状態である場合は、酵素を失活させずに活
性化させたまま、食品を水分調整させることができる。
よって、高品質な水分調整された乾燥食品を効率よく生
産することができる。
用した実施例および比較例を説明する。実施例および比
較例に使用した水分調整装置20の構成は以下のとおり
である。水分調整庫30は、SUS304製で厚さ0.8mmの金
属板で構成されている。水分調整庫30の容積は、高さ
1420×幅1115×奥行855(mm)である。遠赤外線ヒータ1
は、その上限温度が75℃のものである。図14に示す
ように、食品mは、キャベツの葉である。温度センサC
をキャベツの葉に刺し、周りをキャベツの葉で覆った。
これらを、設置台38の上に置いた。設置台38は、セ
イロを用いている。
ある。図16は排風調整なしでの温度特性グラフであ
る。グラフの縦軸は温度[℃]で、横軸は経過時刻
[時:分]であり、上側の実践グラフD1は遠赤外線ヒ
ータ1のヒータ温度、グラフD2、D3は食品温度、グ
ラフD1は水分調整庫30内の温度を示している。図1
6に示すように、排風調整なしで、食品mを水分調整す
ると、水分調整初期および中期では食品mからの水分蒸
発による気化冷却作用により、適温とされる50℃〜5
5℃の食品温度が保たれるが、水分調整終了直前では、
食品mからの水分蒸発が減少し、結果として気化冷却効
果が無くなり、材料食品温度は急激に上昇して適温限界
の60℃を超える。60℃を超える温度域では、酵素群
が失活し、また香り成分も急激に蒸散して大幅な品質劣
化を招いてしまっている。
ば時刻t1に、水分調整庫30内の空気を排出させる
と、食品温度は低くなった。
測して、水分調整開始から20時間後に庫内の換気量
(排気量)を200 %に増加させて食品温度を確認した。
結果として、排気量を増加させた時点よりは約8℃下が
り、水分調整終了及びその後も水分調整適温の50℃〜
55℃に食品温度は安定した。今回の試験により次の
(1)〜(4)の事項が確認できた。 (1)水分調整庫30内の換気量(排気量)を増加する
ことにより、食品温度の上昇抑制効果がある。 (2)水分調整条件が同じであれば、急激な食品温度上
昇の時期はほぼ正確に予測することができ、タイマーな
どの時限装置で温度調整の制御が可能である。 (3)排風量の調節を段階的に行なえば、更に緻密な食
品温度調整や、食品温度の上下調整も可能である。 (4)水分調整終了直前に食品温度が急激に上昇する。 上記のごとく、本実施形態の水分調整装置20によれ
ば、水分調整すべき食品mの温度を一定温度に維持して
水分調整食品の品質劣化を防止できるという効果を奏す
る。
タから食品に放射される遠赤外線は、放射エネルギーの
ピークが8〜10μmの波長の遠赤外線であり、食品を
50〜55℃の食品温度で水分調整するから、食品中の
酵素を失活させずに活性化させたまま、食品を水分調整
させることができる。しかも、食品の水分調整開始から
水分調整完了前までは、自己制御型の遠赤外線ヒータに
よって一定温度で食品を水分調整することができ、その
後の食品の水分調整完了前から水分調整が完了するまで
は、食品温度上昇防止手段によって、食品温度の上昇を
抑えることができる。よって、水分量の低減による品質
劣化を防止して高品質な食品を生産することができる。
請求項2の発明によれば、排気量調整装置によって、排
風機により水分調整庫の排気口から外部に排出させる温
かい空気の排気量を調整することができるから、食品温
度が水分調整完了前から水分調整が完了するまで上昇す
るのを防止することができる。請求項3の発明によれ
ば、食品の水分調整完了前から水分調整が完了するまで
は、電圧制御装置によって遠赤外線ヒータの電圧を抑え
ることができる。このため、遠赤外線ヒータから放射さ
れる遠赤外線のエネルギーを抑えることができるから、
食品温度が水分調整完了前に上昇するのを防止すること
ができる。請求項4の発明によれば、食品の水分調整完
了前から水分調整が完了するまでは、電流制御装置によ
って遠赤外線ヒータに供給される電流を制御することが
できる。このため、遠赤外線ヒータから放射される遠赤
外線のエネルギーを抑えることができるから、食品温度
が水分調整完了前に上昇するのを防止することができ
る。請求項5の発明によれば、電流制御装置および電圧
制御装置を併用することによって、自己温度制御型の遠
赤外線ヒータに供給される電流および電圧をいずれも制
御することにより、遠赤外線ヒータの発熱量を意図的に
減少させることができる。このため、食品の水分調整開
始から水分調整完了前までは、一定温度で食品を水分調
整することができ、食品の水分調整完了前から水分調整
が完了するまでは、食品温度の上昇を抑えることができ
る。よって、水分調整食品を高品質に保つことができ
る。
る。
図である。
であって、(A)は常温時の状態模式図、(B)は高温
時の状態模式図である。
ある。
遠赤外線特性グラフであって、Fhは遠赤外線ヒータ1
遠赤外線放射特性曲線、Fcは標準黒体の特性曲線であ
る。
図である。
Claims (5)
- 【請求項1】食品用の水分調整庫と、 該水分調整庫内の、食品に向けて遠赤外線を放射させる
遠赤外線ヒータと、 食品温度の上昇を抑える食品温度上昇防止手段とからな
り、 前記赤外線ヒータが 面状のヒータであり、通電により、
放射エネルギーのピークが8〜10μmの波長の遠赤外
線を放射して、食品温度を50〜55℃にして食品を水
分調整するものであり、 前記食品温度上昇防止手段は、 水分調整完了直前から完
了までの食品温度の上昇を抑えるものであることを特徴
とする食品の水分調整装置。 - 【請求項2】前記水分調整庫に排気口が形成されてお
り、 前記食品温度上昇防止手段が、 前記水分調整庫の内部の空気を排気口から排出させるた
めの排風機と、 前記水分調整庫の内部の空気の排気量を調整する排気量
調整装置とからなることを特徴とする請求項1記載の食
品の水分調整装置。 - 【請求項3】前記食品温度上昇防止手段が、 前記遠赤外線ヒータへの電圧を制御する電圧制御装置か
らなることを特徴とする請求項1または2記載の食品の
水分調整装置。 - 【請求項4】前記食品温度上昇防止手段が、 前記遠赤外線ヒータに供給される電流を制御する電流制
御装置からなることを特徴とする請求項1または2記載
の食品の水分調整装置。 - 【請求項5】前記食品温度上昇防止手段が、 前記遠赤外線ヒータへの電圧を制御する電圧制御装置
と、 前記遠赤外線ヒータに供給される電流を制御する電流制
御装置とからなることを特徴とする請求項1または2記
載の食品の水分調整装置。
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