JP3099389U - 食材発芽器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 培育温度を制御しやすく、恒温に保つことが可能で、発芽の促進と安定した成長状態を維持する食材発芽器の提供。
【解決手段】 断熱容器1の内面に内槽体12を形成し、その内部に内容器3を設置し、内槽体12の底部に正温度係数セラミック抵抗器より成る加熱装置2を設置し、内容器3の内面に遠赤外線転換層を形成し、内容器3の下部に隔水網5を着脱自在に配設する。
【選択図】 図4
【解決手段】 断熱容器1の内面に内槽体12を形成し、その内部に内容器3を設置し、内槽体12の底部に正温度係数セラミック抵抗器より成る加熱装置2を設置し、内容器3の内面に遠赤外線転換層を形成し、内容器3の下部に隔水網5を着脱自在に配設する。
【選択図】 図4
Description
豆類等の苗芽或いは発芽米等の穀類の発芽培育に好適な食材発芽器に関する。
近年、健康増進効果及び良好な食味を満たすものとして発芽米が多く食されるようになっている。発芽米の発芽状態とは、米粒の胚芽部分から微粒状の芽が出た状態を指し、発芽した芽が一定の大きさを越えると、その養分が構造的変化を起こすため、芽の大きさは0.5mm程度に制御されている。
適切に制御された発芽米は、一般の白米と比較して、鉄が約2倍、カルシウムが30%増、食物繊維が約4.5倍、マグネシウムが2倍、ビタミンEが約6倍、フィチン酸(IP−6)が約7倍、ガンマ−アミノ酪酸(GABA)が約10倍となっており、調理した発芽米は香ばしく、味も良い。
適切に制御された発芽米は、一般の白米と比較して、鉄が約2倍、カルシウムが30%増、食物繊維が約4.5倍、マグネシウムが2倍、ビタミンEが約6倍、フィチン酸(IP−6)が約7倍、ガンマ−アミノ酪酸(GABA)が約10倍となっており、調理した発芽米は香ばしく、味も良い。
従来知られている発芽器は、大多数が常温による発芽促進方法を採用している。例えば、容器下部に、水分を保持し、米粒を配置する培育板を設け、この培育板に給水装置を設置し、さらに保湿用の綿布で水分を保持することにより、芽根に水分を補給するものが知られている(特許文献1参照)。
この発芽器では、米粒を培育板に配置した後、一定時間内に水分を加えると、保湿綿布が毛細管作用によって水を伝導し、長期間に亘って芽根に水分を補給し続けることができる。
この発芽器では、米粒を培育板に配置した後、一定時間内に水分を加えると、保湿綿布が毛細管作用によって水を伝導し、長期間に亘って芽根に水分を補給し続けることができる。
しかし、上記したように常温で発芽させる発芽器では、朝晩の気温変化等によって温度が大きく変動するため、芽の成長状態が不均一になりやすく、栄養素の含有量にばらつきが生じやすい。また、常温での生育では、成長促進効果が十分でなく、米粒が酸化し黴が発生することもある。
そこで、温水を補給して温度を上昇させ、成長を促進させる方法が採られるが、温度上昇は一時的であり、容器内の温度に大きな落差が生じてしまう。
そこで、温水を補給して温度を上昇させ、成長を促進させる方法が採られるが、温度上昇は一時的であり、容器内の温度に大きな落差が生じてしまう。
また、電熱によって発芽を促進すべく温度調節を行う発芽器が台湾特許出願第88200992号として提案されている。しかし、この発芽器では、加熱デバイスとして一般的な電熱線抵抗器が使用されており、その温度が200〜300℃を越えることも多いので、容器内の温度を、温度感応デバイスを用いて制御し、適温にコントロールしなければならない。
しかしながら、容器内を適温にコントロールするのは難しく、往々にして70℃を越えてしまい、胚芽は煮えてしまったり、温度の起伏が激しくて、安定した芽の成長を確保することができない。
しかしながら、容器内を適温にコントロールするのは難しく、往々にして70℃を越えてしまい、胚芽は煮えてしまったり、温度の起伏が激しくて、安定した芽の成長を確保することができない。
本考案は、培育温度を制御しやすく、恒温に保つことが可能で、発芽の促進と安定した成長状態を維持する食材発芽器の提供を課題とする。
本考案の食材発芽器は、上記課題を達成するために、外部温度を遮断する断熱容器の内面に内槽体を形成し、該内槽体の内部に内容器を設置し、前記内槽体の底部に正温度係数セラミック抵抗器より成る加熱装置を設置し、前記内容器の内面に、熱を吸収して遠赤外放射を行う遠赤外線転換層を形成し、前記内容器の下部に内容器底面から間隔をおいて隔水網を着脱自在に配設してある。
この場合、前記隔水網の下方に、板状或いは複数の塊状の遠赤外線転換体を着脱自在に設置することがある。複数の遠赤外線転換体を設置すると、遠赤外線転換体の個数を増減することによって遠赤外線エネルギー量を調整できる。
また、隔水網に代えて、通孔を有する板状の遠赤外線転換体を着脱自在に配設しても良い。
この場合、前記隔水網の下方に、板状或いは複数の塊状の遠赤外線転換体を着脱自在に設置することがある。複数の遠赤外線転換体を設置すると、遠赤外線転換体の個数を増減することによって遠赤外線エネルギー量を調整できる。
また、隔水網に代えて、通孔を有する板状の遠赤外線転換体を着脱自在に配設しても良い。
次の各構成を採用することがある。
加熱装置が、複数の正温度係数セラミック抵抗器より成り、ケース内に組み込まれている。
加熱装置の電源として、交流電源及び直流電源のいずれをも択一的に利用可能とする。
断熱容器を座体の上に載置し、該座体に給電端子を設け、前記断熱容器の底部下面に断熱ベースを装着すると共に、該断熱ベースに前記座体の給電端子と接続される接続端子を設け、該接続端子と加熱装置の電力導入端子とを断熱管で被覆された導線で接続する。
前記断熱容器の底部下面に断熱底皿を装着する。
加熱装置が、複数の正温度係数セラミック抵抗器より成り、ケース内に組み込まれている。
加熱装置の電源として、交流電源及び直流電源のいずれをも択一的に利用可能とする。
断熱容器を座体の上に載置し、該座体に給電端子を設け、前記断熱容器の底部下面に断熱ベースを装着すると共に、該断熱ベースに前記座体の給電端子と接続される接続端子を設け、該接続端子と加熱装置の電力導入端子とを断熱管で被覆された導線で接続する。
前記断熱容器の底部下面に断熱底皿を装着する。
本発明によれば、内容器に食材を入れて加熱装置で温度を一定に維持するだけで、簡単に発芽させることができるので、過程でも豆類の芽苗や発芽米を培育することが可能であり、加熱装置として正温度係数セラミック抵抗器を用いたので、恒温状態を維持しやすく安定した発芽状態が得られる。
また、内容器の内面に設けた遠赤外線転換層から安定した波長の遠赤外線が放射されるため、食材の発芽が促進される。
さらに、隔水網或いは通孔を有する遠赤外線転換体を利用して、その下方に延びた根を簡単・迅速に除去することができる。
また、内容器の内面に設けた遠赤外線転換層から安定した波長の遠赤外線が放射されるため、食材の発芽が促進される。
さらに、隔水網或いは通孔を有する遠赤外線転換体を利用して、その下方に延びた根を簡単・迅速に除去することができる。
加熱装置を複数の正温度係数セラミック抵抗器で構成すると、給電する正温度係数セラミック抵抗器を選択することにより、容易に設定温度を変更することが可能であり、設定温度を適宜変更して保温調理或いは加熱調理に利用でき、遠赤外線転換層の作用により良好な味が得られる。
また、加熱装置の電源として、交流電源及び直流電源のいずれをも利用できるようにすれば、屋外及び屋内の様々な加熱作業に対応できる。
また、加熱装置の電源として、交流電源及び直流電源のいずれをも利用できるようにすれば、屋外及び屋内の様々な加熱作業に対応できる。
本考案の食材発芽器は、図4に示すように、断熱容器1と、正温度係数セラミック抵抗器より成る加熱装置2と、内容器3とを備える。
断熱容器1は、内部空間が外気温度の影響を受けないようにするものであって、図1に示すように、その上端面が開口し、内面には断熱層11が設けられ、断熱層11の内面には導熱性に富む内槽体12が形成されている。
断熱容器1は、内部空間が外気温度の影響を受けないようにするものであって、図1に示すように、その上端面が開口し、内面には断熱層11が設けられ、断熱層11の内面には導熱性に富む内槽体12が形成されている。
内槽体12の底部下面に、加熱装置2が直接取り付けられ、加熱装置2から発生する熱のほとんどが内槽体12に対して作用するようになっている。
また、断熱容器の上端周縁には断熱縁材14が装着され(図1)、断熱縁材14の内側を開閉自在に塞ぐ蓋15が設けられる(図4)。さらに、断熱容器1の底部下面には断熱底皿13が取り付けられ、食材発芽器を載置したテーブル等に熱による悪影響を与えないようになっている。
また、断熱容器の上端周縁には断熱縁材14が装着され(図1)、断熱縁材14の内側を開閉自在に塞ぐ蓋15が設けられる(図4)。さらに、断熱容器1の底部下面には断熱底皿13が取り付けられ、食材発芽器を載置したテーブル等に熱による悪影響を与えないようになっている。
加熱装置2は、図2に示すように、複数の正温度係数セラミック抵抗器より成る発熱単体21で構成され、ケース26内に組み込まれる。ケース26には、複数の挿入空間25が形成され、各挿入空間25にそれぞれ発熱単体21が挿入され固定されている。
発熱単体21は、上下表面に電力導入端子22,23を有し、外周が絶縁フィルム24で被覆され、電気的に絶縁されて熱のみを伝達できるようになっている。
また、発熱単体21は複数設置されているので、作動する個数を変えることによって、容易に設定温度の高低を調整することができる。
発熱単体21は、上下表面に電力導入端子22,23を有し、外周が絶縁フィルム24で被覆され、電気的に絶縁されて熱のみを伝達できるようになっている。
また、発熱単体21は複数設置されているので、作動する個数を変えることによって、容易に設定温度の高低を調整することができる。
発熱単体21は正温度係数セラミック抵抗器より成るので、発熱体そのものが自ら温度調整を行う機能を有し、本来の設定値よりも温度が低下すると、自ら電流を導入して迅速に温度が設定値に戻される。
また、発熱単体21は、低電圧のものと交流高圧のものとを採用し、直流電源及び交流電源のいずれをも利用できるようにすると、屋内及び屋外の様々な加熱作業に対応することができる。
また、発熱単体21は、低電圧のものと交流高圧のものとを採用し、直流電源及び交流電源のいずれをも利用できるようにすると、屋内及び屋外の様々な加熱作業に対応することができる。
加熱装置2への給電は、断熱容器1に設けた一般的な電源スイッチを介して行う外に、図4に示すように、断熱容器1の底部下面に装着された断熱底皿13及び断熱容器1を載せる座体6を介して行うことができる。
座体6には、複数の給電端子63が上面に突出するよう設けられると共に、各給電端子63への通電を選択的に入/切操作するスイッチ61が設置される。また、断熱容器1が座体6上へ載置された場合にのみ、給電端子63へ電流が流れるようにする安全装置62が設けられる。
座体6には、複数の給電端子63が上面に突出するよう設けられると共に、各給電端子63への通電を選択的に入/切操作するスイッチ61が設置される。また、断熱容器1が座体6上へ載置された場合にのみ、給電端子63へ電流が流れるようにする安全装置62が設けられる。
断熱底皿13には、電気絶縁材より成る断熱ベース7が取り付けられ、断熱ベース7に座体6の給電端子63と接続される接続端子72が下方に向けて突設される。
接続端子72と加熱装置2の電力導入端子22,23とは、電気絶縁性の高い断熱管71で被覆された導線で接続されている。
断熱ベース7及び断熱管71が設けられているため、断熱容器1の内部は外部気温の影響を受けにくく、しかも、電気的に絶縁されている。
接続端子72と加熱装置2の電力導入端子22,23とは、電気絶縁性の高い断熱管71で被覆された導線で接続されている。
断熱ベース7及び断熱管71が設けられているため、断熱容器1の内部は外部気温の影響を受けにくく、しかも、電気的に絶縁されている。
内容器3は、図4に示すように、内槽体12の内部に着脱自在に設置され、上端面が開口されて、開閉自在の内蓋32が設けられる。
また、内容器3の内面は遠赤外線転換層31で被覆され、熱を吸収すると内部空間30に遠赤外放射を行うようになっている。
さらに、内容器3の下部には、隔水網5が内容器3の底面から間隔をおいて着脱自在に配設され、複数の塊状の遠赤外線転換体40が着脱自在に設置されている。
なお、隔水網5の下方には、塊状の遠赤外線転換体40に代えて、図2に示すように、通孔41を有する板状の遠赤外線転換体4を着脱自在に設置しても良い。このような遠赤外線転換体4は網の代わりになるので、内容器3の底面から間隔をおいて設置すれば、隔水網5を設けなくて済む。
また、内容器3の内面は遠赤外線転換層31で被覆され、熱を吸収すると内部空間30に遠赤外放射を行うようになっている。
さらに、内容器3の下部には、隔水網5が内容器3の底面から間隔をおいて着脱自在に配設され、複数の塊状の遠赤外線転換体40が着脱自在に設置されている。
なお、隔水網5の下方には、塊状の遠赤外線転換体40に代えて、図2に示すように、通孔41を有する板状の遠赤外線転換体4を着脱自在に設置しても良い。このような遠赤外線転換体4は網の代わりになるので、内容器3の底面から間隔をおいて設置すれば、隔水網5を設けなくて済む。
この食材発芽器で豆類、発芽米等の食材を培育するには、隔水網5の下に水を入れ、隔水網5の上に生の豆、米等の食材を載せ、加熱装置2の温度を約40℃前後に設定する。
すると、約6時間後に発芽反応が得られ、隔水網5の網目を通して下方の水中へ根が伸びる。隔水網5の代わりに通孔41を有する遠赤外線転換体4を用いた場合も同様である。
また、隔水網5の下方に遠赤外線転換体4,40を設置した場合は、この遠赤外線転換体4,40が水に接触して水分子を活性化し、良好な水が食材に補給される。
さらに、内容器3の内面の遠赤外線転換層31及び遠赤外線転換体4,40からは、安定した波長の遠赤外線が放射されるので、食材の発芽が促進される。
すると、約6時間後に発芽反応が得られ、隔水網5の網目を通して下方の水中へ根が伸びる。隔水網5の代わりに通孔41を有する遠赤外線転換体4を用いた場合も同様である。
また、隔水網5の下方に遠赤外線転換体4,40を設置した場合は、この遠赤外線転換体4,40が水に接触して水分子を活性化し、良好な水が食材に補給される。
さらに、内容器3の内面の遠赤外線転換層31及び遠赤外線転換体4,40からは、安定した波長の遠赤外線が放射されるので、食材の発芽が促進される。
また、図5に示すように、隔水網5の上で豆類の芽苗等を培育した場合は、豆類の根が隔水網5の網目を通して下方に延びるので、培育終了後に隔水網5ごと芽苗を取りだし、ナイフ8で隔水網5の下方の根を切り落とすことによって、簡単に除根さご湯を行うことができる。
内容器3は断熱容器1から取り出すことができるので、隔水網5及び遠赤外線転換体40を取り出して、通常の鍋と同様の調理具として利用し、その後、断熱容器1内に戻して保温することも可能である。この場合、加熱装置2によって保温できることは言うまでもないが、加熱装置2に給電しなくても、断熱容器1の断熱性によって高い保温効果が得られる。
また、加熱装置2の温度設定を変えることにより、この食材発芽器を用いて高温の加熱調理或いは低温の保温調理を行うこともできる。この場合も、内容器3の遠赤外線転換層31から遠赤外線が放射されて食材に働きかけるので、味良く調理できる。
また、加熱装置2の温度設定を変えることにより、この食材発芽器を用いて高温の加熱調理或いは低温の保温調理を行うこともできる。この場合も、内容器3の遠赤外線転換層31から遠赤外線が放射されて食材に働きかけるので、味良く調理できる。
加熱装置2は正温度係数セラミック抵抗器より成るので、恒温状態に維持しやすい。
図6に、加熱装置2を低温(40℃)に設定した場合の恒温性能に関する実験1の結果を示す。
外気温25℃、電圧が交流110Vの条件で加熱装置2に通電した後、加熱装置2はまず6W出力し、内槽体12内の温度は27℃から上昇を開始した。そして、2.5時間経過後に、加熱装置2は2Wの出力となり、4時間後に内槽体12内の温度は40℃に達し、さらに、6時間後に内槽体12内の温度が41℃となり、その後は、加熱装置2の出力及び内槽体12内の温度共に、安定して維持された。
図6に、加熱装置2を低温(40℃)に設定した場合の恒温性能に関する実験1の結果を示す。
外気温25℃、電圧が交流110Vの条件で加熱装置2に通電した後、加熱装置2はまず6W出力し、内槽体12内の温度は27℃から上昇を開始した。そして、2.5時間経過後に、加熱装置2は2Wの出力となり、4時間後に内槽体12内の温度は40℃に達し、さらに、6時間後に内槽体12内の温度が41℃となり、その後は、加熱装置2の出力及び内槽体12内の温度共に、安定して維持された。
また、図7に、高温水の保温効果を調べる実験2の結果を示す。
実験1と同様に外気温25℃、電圧が交流110Vの条件で、沸騰した水を内槽体12に入れた。加熱装置2の当初の出力は20Wで、30分間は水温が上昇したが、その後、加熱装置2の出力が16Wに下がり、水温は2時間後に95℃に、5時間後に90℃に下がり、加熱装置2の出力は17Wを維持した。さらに、8時間経過後しても、加熱装置2の出力は18Wを維持し、水温は90℃に保たれ、20時間後の水温も87℃に維持された。
実験1及び実験2の結果から、この食材発芽器を用いると、低温であっても高温であっても、比較的短時間で一定温度に安定し、恒温状態に維持できることがわかった。
特に、比較的低温で恒温状態に維持できる機能は、ヨーグルトの乳酸菌培養にも適しており、温度を45℃程度に保つと、乳酸菌の培養時間を大幅に短縮することができる。
実験1と同様に外気温25℃、電圧が交流110Vの条件で、沸騰した水を内槽体12に入れた。加熱装置2の当初の出力は20Wで、30分間は水温が上昇したが、その後、加熱装置2の出力が16Wに下がり、水温は2時間後に95℃に、5時間後に90℃に下がり、加熱装置2の出力は17Wを維持した。さらに、8時間経過後しても、加熱装置2の出力は18Wを維持し、水温は90℃に保たれ、20時間後の水温も87℃に維持された。
実験1及び実験2の結果から、この食材発芽器を用いると、低温であっても高温であっても、比較的短時間で一定温度に安定し、恒温状態に維持できることがわかった。
特に、比較的低温で恒温状態に維持できる機能は、ヨーグルトの乳酸菌培養にも適しており、温度を45℃程度に保つと、乳酸菌の培養時間を大幅に短縮することができる。
1 断熱容器
11 断熱層
12 内槽体
13 断熱底皿
14 断熱縁材
15 蓋
2 加熱装置
21 発熱単体
22,23 電力導入端子
24 絶縁フィルム
25 挿入空間
26 ケース
3 内容器
30 内部空間
31 遠赤外線転換層
32 内蓋
4 板状の遠赤外線転換体
40 塊状の遠赤外線転換体
41 通孔
5 隔水網
6 座体
61 スイッチ
62 安全装置
63 給電端子
7 断熱ベース
71 断熱管
72 接続端子
8 ナイフ
11 断熱層
12 内槽体
13 断熱底皿
14 断熱縁材
15 蓋
2 加熱装置
21 発熱単体
22,23 電力導入端子
24 絶縁フィルム
25 挿入空間
26 ケース
3 内容器
30 内部空間
31 遠赤外線転換層
32 内蓋
4 板状の遠赤外線転換体
40 塊状の遠赤外線転換体
41 通孔
5 隔水網
6 座体
61 スイッチ
62 安全装置
63 給電端子
7 断熱ベース
71 断熱管
72 接続端子
8 ナイフ
Claims (7)
- 外部温度を遮断する断熱容器の内面に内槽体を形成し、該内槽体の内部に内容器を設置し、前記内槽体の底部に正温度係数セラミック抵抗器より成る加熱装置を設置し、前記内容器の内面に、熱を吸収して遠赤外放射を行う遠赤外線転換層を形成し、前記内容器の下部に内容器底面から間隔をおいて隔水網を着脱自在に配設したことを特徴とする食材発芽器。
- 前記隔水網の下方に、板状或いは複数の塊状の遠赤外線転換体を着脱自在に設置した請求項1に記載の食材発芽器。
- 外部温度を遮断する断熱容器の内面に内槽体を形成し、該内槽体の内部に内容器を設置し、前記内槽体の底部に正温度係数セラミック抵抗器より成る加熱装置を設置し、前記内容器の内面に、熱を吸収して遠赤外放射を行う遠赤外線転換層を形成し、前記内容器の下部に内容器底面から間隔をおいて、通孔を有する板状の遠赤外線転換体を着脱自在に配設したことを特徴とする食材発芽器。
- 前記加熱装置が、複数の正温度係数セラミック抵抗器より成り、ケース内に組み込まれている請求項1乃至3のいずれかに記載の食材発芽器。
- 前記加熱装置の電源として、交流電源及び直流電源のいずれをも択一的に利用可能な請求項1乃至4のいずれかに記載の食材発芽器。
- 前記断熱容器を座体の上に載置し、該座体に給電端子を設け、前記断熱容器の底部下面に断熱ベースを装着すると共に、該断熱ベースに前記座体の給電端子と接続される接続端子を設け、該接続端子と加熱装置の電力導入端子とを断熱管で被覆された導線で接続した請求項1乃至5のいずれかに記載の食材発芽器。
- 前記断熱容器の底部下面に断熱底皿を装着した請求項1乃至6のいずれかに記載の食材発芽器。
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