JP3521039B2 - 給紙機構 - Google Patents

給紙機構

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JP3521039B2
JP3521039B2 JP13535096A JP13535096A JP3521039B2 JP 3521039 B2 JP3521039 B2 JP 3521039B2 JP 13535096 A JP13535096 A JP 13535096A JP 13535096 A JP13535096 A JP 13535096A JP 3521039 B2 JP3521039 B2 JP 3521039B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ装
置,複写機,プリンタ装置等の記録装置に適用され、給
紙カセットに収納した用紙の束から1枚の用紙を分離給
紙する給紙機構に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、給紙機構を装置本体の一部とし
て備えたプリンタ装置の一例を示す側面断面図であり、
1は像担持体である感光体ドラム、2はクリーニング
器、3は感光体ドラム1を均一に帯電する帯電器、4は
帯電器3によって帯電された感光体ドラム1をレーザ光
Lによって走査することにより感光体ドラム1に静電潜
像を形成する光書き込みユニット、5は感光体ドラム1
に形成された静電潜像をトナーTによってトナー像に現
像する現像器、6は感光体ドラム1に当接した転写ロー
ラ、7は除電ランプ、8は定着器である。また、11は用
紙として記録紙Pの束を収納し、装置本体において図示
の装着位置に着脱可能に装着された給紙カセット、12は
給紙カセット11内で後端部が揺動可能に支持され記録紙
Pの束が載置される付勢板、13及び14は給紙カセット11
から記録紙Pを分離給紙する分離給紙手段を構成した給
紙ローラ及び摩擦部材である。
【0003】装着位置に装着された給紙カセット11で
は、付勢板12が記録紙Pの束を上方に付勢し、最上部の
記録紙Pを給紙ローラ13に当接させることにより、最上
部の記録紙Pの高さが常に所定の給紙高さに保持され
る。この状態で、給紙ローラ13が矢印方向に1回転する
ことにより、記録紙Pの束から1枚又は複数枚の記録紙
Pが搬送方向に押し出され、この際、押し出された記録
紙Pから、給紙ローラ13及び摩擦部材14によって最上部
の1枚の記録紙Pのみが分離され、この1枚の記録紙P
が給紙ローラ13によって複数のガイド板等によって構成
された紙搬送路15に給紙される。
【0004】ここで、着脱可能に構成された給紙カセッ
ト11は、給紙カセット11内での記録紙Pの搬送方向と略
平行の方向(矢印A1方向)に引き抜くことにより、装置
本体に形成されたガイド部(図示省略)に沿って外部に抜
き取られ、また前記ガイド部に沿って外部から矢印A2
方向に押し込むことにより、図示の装着位置に装着され
る。
【0005】給紙カセット11から紙搬送路15に給紙され
た記録紙Pは、レジストローラ対9によって挾持される
位置で一旦停止し、レジストローラ対9は、感光体ドラ
ム1上のトナー像に同期して記録紙Pの搬送を開始す
る。転写ローラ6は、レジストローラ対9により搬送さ
れてきた記録紙Pに感光体ドラム1上のトナー像を転写
する。この記録紙Pは、図示を省略した分離爪等によっ
て感光体ドラム1から剥離された後に定着器8に搬送さ
れ、定着器8により加熱および加圧されることによりト
ナー像が定着される。そして、この定着器8から排出さ
れた記録紙Pは、排紙ローラ対10によって排紙トレー16
上に排紙される。
【0006】図6は、図5に示すプリンタ装置における
給紙機構の要部を示す側面断面図である。また、図7及
び図8は、それぞれ図6に示す給紙機構において給紙カ
セット内に収納された記録紙の状態を説明するための説
明図であり、給紙機構の仕様により定められた最大枚数
の記録紙Pが収納されている給紙カセット11内を前方か
ら見たものである。
【0007】18は支軸12aを中心として揺動可能に支持
された付勢板12を上方に付勢するスプリング、19は給紙
カセット11内に配置されたエンドフェンス、20は給紙カ
セット11内に配置されたサイドフェンスであり、エンド
フェンス19は、記録紙Pの長さ方向で移動可能に構成さ
れ、給紙カセット11内に収納される記録紙Pのサイズに
対応する固定位置に予めセットされる。また、一対のサ
イドフェンス20は、それぞれ記録紙Pの紙幅方向で移動
可能に構成され、給紙カセット11内に収納される記録紙
Pに対応する固定位置に予めセットされる。このことに
より、給紙カセット11内に収納された記録紙Pは、エン
ドフェンス19によって長さ方向で所定の位置に位置決め
され、かつ一対のサイドフェンス20によって紙幅方向で
所定の位置に位置決めされる。また、装置本体には、記
録紙Pの搬送方向(矢印C方向)で給紙ローラ13の手前に
ガイド面21が形成されている。このガイド面21は、記録
紙Pの上面に対向するとともに、図7に示すようにサイ
ドフェンス20の上端との間に隙間αを形成している。
【0008】図6に示すように給紙カセット11内に収納
された記録紙Pにカールが生じていない場合、記録紙P
が給紙ローラ13によって搬送される際には、一対のサイ
ドフェンス20より記録紙Pの紙幅方向での移動が規制さ
れることにより、記録紙Pが搬送方向に対して傾斜する
ことなく搬送される。しかし、記録紙Pは、湿度が高い
環境におかれると、通常、図8に示すように端部が上方
に湾曲するようなカールが生じやすくなる。給紙カセッ
ト11内の記録紙Pに、このようなカールが生じた場合に
は、記録紙Pが給紙ローラ13によって搬送される際に、
一方又は他方のサイドフェンス20により記録紙Pの紙幅
方向での移動が規制されなくなり、あるいは記録紙Pの
紙幅方向での移動を規制する力が低下するので、湾曲し
た記録紙Pの側端部とガイド面21との摩擦や、給紙ロー
ラ13の軸方向における外径のバラツキ等によって記録紙
Pに搬送方向に対して傾斜した力が作用した場合には、
記録紙Pが搬送されるとともに、その側端部が容易にサ
イドフェンス20を乗り越えて傾斜してしまい、このよう
に傾斜した状態で記録紙Pが紙搬送路15内に給紙される
ことがある。
【0009】搬送方向に対して傾斜した記録紙Pが紙搬
送路15に給紙された場合には、記録紙Pに転写されたト
ナー像に傾きが生じ、また紙搬送路15内において搬送さ
れる際に記録紙Pに無理な力が作用することから、記録
紙Pにシワが発生するおそれがある。
【0010】上記のような問題を解決するため、従来の
給紙機構には、例えば、紙幅方向で記録紙Pの移動を規
制するサイドフェンス20を十分高くすることにより、給
紙カセット11内で記録紙Pの側端部がサイドフェンス20
を乗り越えることを防止しているものがある。また、従
来の他の給紙機構には、図9の斜視図に示されているよ
うに、サイドフェンス20と一体に、サイドフェンス20上
端の位置から内側に突出する爪状の掛止部材22を設け、
この掛止部材22によって湾曲した記録紙Pの側端部を掛
止することより、給紙カセット11内で記録紙Pの側端部
がサイドフェンス20を乗り越えることを防止しているも
のもある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、記録紙
Pの側端部がサイドフェンス20を乗り越えることを防止
するため、サイドフェンス20を十分高くすると、給紙カ
セット11の厚さが増加することになり、給紙カセット11
が装着される給紙機構が大型化してしまう。また、サイ
ドフェンス20と一体に掛止部材22を設けた場合には、給
紙カセット11内に記録紙Pを収納する際に、記録紙Pの
側端部を湾曲させて掛止部材22の下側に挿入しなければ
ならず、掛止部材22を弾性を有するPET(ポリエチレ
ン テレフタレート)フィルム等から形成したときでも、
記録紙Pの装填作業が煩雑になるという問題が生じる。
【0012】本発明の目的は、上記の問題を解決するた
め、給紙カセットを大型化することなく、かつ用紙の収
納作業を煩雑にすることなく、用紙にカールが生じた場
合にでも、給紙カセットから紙搬送路に給紙される用紙
が傾斜することが確実に防止される給紙機構を提供する
ことにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明の請求項1に記載された給紙機構は、用紙の
束を収納し、画像形成装置本体における装着位置に、給
紙方向に対して略平行方向に着脱可能に装着される給紙
カセットと、この給紙カセットが前記装着位置に装着さ
れた状態で、給紙カセット内で用紙の束が載置された付
勢板を用紙の積載方向において上方に付勢する付勢手段
と、前記付勢板に載置された用紙の束の側端に規制面を
対向させ紙幅方向で用紙の束が所定の位置から移動する
ことを規制するサイドフェンスと、前記付勢手段により
上方に付勢された用紙の束における最上部の用紙に当接
して給紙方向に摩擦力を付与するとともに、用紙の束か
ら最上部にある1枚の用紙のみを分離して装置本体の紙
搬送路に給紙する分離給紙手段とを備えた給紙機構にお
いて、前記給紙カセットが前記装着位置に装着された場
合に、前記サイドフェンスの規制面の内側で用紙の両側
端部の上方に支持され、その下端を前記積載方向で前記
サイドフェンスの上端よりも下方に位置させる弾性部材
により構成した湾曲規制部材を前記装置本体に設け、
記湾曲規制部材は、カセット装着方向上流側に一端が固
定され、下流に向かうにしたがって、下方に傾斜し、他
端側は上方に傾斜する略U字型の形状であり、装着位置
に装着された給紙カセット内で用紙の側端部がサイドフ
ェンスの上端より上方に湾曲することを、前記湾曲規制
部材によって規制することを特徴とする。
【0014】さらに、請求項2記載の給紙機構は、前記
サイドフェンスを紙幅方向において移動可能に設け、か
つ前記湾曲規制部材を、前記給紙カセットにより収納可
能な複数種類の定形用紙の紙幅に対応する複数位置にそ
れぞれ設けたことを特徴とする。
【0015】
【0016】さらに、請求項記載の給紙機構は、前記
湾曲規制部材を、その下端が前記積載方向で前記サイド
フェンスの上端と前記給紙高さとの中間となる規制位置
から上方に移動可能に支持するとともに前記規制位置に
付勢したことを特徴とする。
【0017】
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。図1は、図5に示すプ
リンタ装置に適用可能な本発明の実施形態を説明する上
での参考例1による給紙機構の要部を示す側面断面図、
図2は、図1に示す給紙機構において給紙カセット内に
収納された記録紙の状態を説明するための説明図であ
り、図5乃至図9に基づいて説明した部材に対応する部
材については同一符号を付して説明を省略する。また、
図2は、参考例1の給紙機構の仕様により定められた最
大枚数の記録紙Pが収納されている給紙カセット11内を
前方から見たものである。31は装置本体のガイド面21か
ら下方に突出するとともに、記録紙Pの搬送方向(矢印
C方向)に延在した湾曲規制板であり、この湾曲規制板3
1は、紙幅方向(図2に示す矢印B方向)において給紙カ
セット11内に収納可能な複数種類の定形(例えば、A
4,B5,B4等)の記録紙Pの紙幅に対応する複数位
置にそれぞれ配置されている。
【0019】一対のサイドフェンス20は、紙幅方向にお
いて給紙カセット11内に収納される記録紙Pに対応する
固定位置に予めセットされ、給紙カセット11内に記録紙
Pが収納された場合に、内側の規制面20aによって紙幅
方向で記録紙Pの束が所定の位置から移動することを規
制している。ここで、記録紙Pの紙幅に対応する一対の
湾曲規制板31は、記録紙Pが収納された給紙カセット11
が装着位置に装着された場合に、それぞれサイドフェン
ス20の規制面20aの内側の位置で、記録紙P上面におけ
る側端部の上方に支持され、この際、湾曲規制板31の下
端は、給紙カセット11内に収納された記録紙Pの積載方
向でサイドフェンス20の上端と給紙ローラ13によって給
紙高さに保持された最上部の記録紙Pとの中間に位置す
る。
【0020】参考例1の給紙機構によれば、記録紙Pが
収納された給紙カセット11が装着位置に装着された場合
に、一対の湾曲規制板31がそれぞれサイドフェンス20の
規制面20aの内側の位置で、記録紙P上面における側端
部の上方に支持され、かつその下端が給紙カセット11内
に収納された記録紙Pの積載方向でサイドフェンス20の
上端と給紙高さとの中間に位置することにより、装着位
置に装着された給紙カセット11内で記録紙Pの側端部が
サイドフェンス20の上端より上方に湾曲することが規制
されるので、記録紙Pが給紙ローラ13によって搬送され
る際に、サイドフェンス20により記録紙Pの紙幅方向で
の移動が確実に規制され、湾曲した記録紙Pの側端部と
ガイド面21との摩擦や、給紙ローラ13の軸方向における
外径のバラツキ等によって記録紙Pに、搬送方向に対し
て傾斜した力が作用した場合でも、記録紙Pが傾斜した
状態で紙搬送路15内に給紙されることを防止でき、かつ
湾曲した記録紙Pがサイドフェンス20を乗り越えること
を防止するために、サイドフェンス20を高くする必要も
ないので、給紙カセット11が大型化することを防止でき
る。
【0021】また、サイドフェンス20を給紙カセット11
内に収納される記録紙Pに対応する固定位置にセットし
ておけば、必ず湾曲規制板31がサイドフェンス20の規制
面20aの内側に位置し、かつ、その下端がサイドフェン
ス20の上端と給紙高さとの中間に位置することから、給
紙カセット11を装置外部から装着位置に装着する際に、
湾曲規制板31が記録紙P及びサイドフェンス20に干渉す
ることないので、記録紙Pの給紙カセット11へ収納する
作業及び給紙カセット11を装着位置に装着する作業を煩
雑にすることもない。
【0022】図3は、図5に示すプリンタ装置に適用可
能な参考例2による給紙機構の要部を示す側面断面図で
あり、図5乃至図9に基づいて説明した部材に対応する
部材については同一符号を付して説明を省略する。32
は、装置本体のガイド面21から下方に突出し、記録紙P
の搬送方向(矢印C方向)を接線方向として回動可能に支
持された湾曲規制コロであり、この湾曲規制コロ32は、
参考例1における湾曲規制板31と同様に紙幅方向におい
て給紙カセット11内に収納可能な複数種類の定形(例え
ば、A4,B5,B4等)の記録紙Pの紙幅に対応する
複数位置にそれぞれ配置されているものとする。また、
湾曲規制コロ32は、記録紙Pの積載方向で移動可能に支
持されており、図示を省略したスプリング等の弾性部材
により、あるいはその自重により、その下端が前記積載
方向でサイドフェンス20の上端と給紙ローラ13によって
給紙高さに保持された最上部の記録紙Pとの中間となる
規制位置に付勢されている。
【0023】参考例2の給紙機構によれば、図1及び図
2に示す参考例1による給紙機構と同様に、記録紙Pの
給紙カセット11へ収納する作業及び給紙カセット11を装
着位置に装着する作業を煩雑にすることなく、記録紙P
が給紙ローラ13によって搬送される際に、サイドフェン
ス20により記録紙Pの紙幅方向での移動が確実に規制さ
れ、湾曲した記録紙Pの側端部とガイド面21との摩擦
や、給紙ローラ13の軸方向における外径のバラツキ等に
よって記録紙Pに、搬送方向に対して傾斜した力が作用
した場合でも、記録紙Pが傾斜した状態で紙搬送路15内
に給紙されることを防止でき、かつ湾曲した記録紙Pが
サイドフェンス20を乗り越えることを防止するために、
給紙カセット11が大型化することを防止できる。さら
に、湾曲した記録紙Pが搬送される際に湾曲規制コロ32
に接した場合には、湾曲規制コロ32が記録紙Pに従動し
て回転することにより、記録紙Pと湾曲規制コロ32との
摩擦抵抗を減少させることができるので、記録紙Pを搬
送する際の負荷を増加させることなく、記録紙Pが傾斜
した状態で紙搬送路15内に給紙されることを防止でき
る。また、ユーザが、誤って給紙カセット11に定められ
た最大収納枚数以上の記録紙Pを収納してしまった場合
でも、湾曲規制コロ32が記録紙Pの積載方向で規制位置
から上方に移動可能に支持され、かつ規制位置に付勢さ
れていることにより、記録紙Pに対する湾曲規制コロ32
の圧接力が過大なることを防止できるので、記録紙Pを
搬送する際の湾曲規制コロ32と記録紙Pとの摩擦抵抗に
よって記録紙Pが搬送不能になったり、記録紙Pが搬送
方向に対して傾斜してしまうことを防止できる。
【0024】図4は、図5に示すプリンタ装置に適用可
能な本発明の実施形態による給紙機構の要部を示す側
面断面図であり、図5乃至図9に基づいて説明した部材
に対応する部材については同一符号を付して説明を省略
する。33は、後端部が装置本体に止着されてガイド面21
から下方に突出するとともに、記録紙Pの搬送方向(矢
印C方向)に延在した湾曲規制バネであり、この湾曲規
制バネ33は、参考例1における湾曲規制板31と同様に紙
幅方向において給紙カセット11内に収納可能な複数種類
の定形(例えば、A4,B5,B4等)の記録紙Pの紙幅
に対応する複数位置にそれぞれ配置されているものとす
る。また、湾曲規制バネ33は、記録紙Pの積載方向で弾
性変形が可能となるように片持状態で支持されており、
非変形時には、その下端が前記積載方向でサイドフェン
ス20の上端と給紙ローラ13によって給紙高さに保持され
た最上部の記録紙Pとの中間となる規制位置に保持され
ている。
【0025】本実施形態の給紙機構によれば、図3に示
参考例2による給紙機構と同様の効果が得られ、さら
に湾曲規制コロ32を積載方向で移動可能に設ける場合と
比較して部品点数が減少するとともに構成が簡単になる
ので、装置のコストを低減させることが可能になる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の給
紙機構によれば、装置本体に、給紙カセットが装着位置
に装着された場合に、サイドフェンスの規制面の内側で
用紙の側端部の上方に支持され、その下端を積載方向で
サイドフェンスの上端と給紙高さとの中間に位置させる
湾曲規制部材を設け、装着位置に装着された給紙カセッ
ト内で用紙の側端部がサイドフェンスの上端より上方に
湾曲することを、前記湾曲規制部材によって規制するこ
とにより、用紙が収納された給紙カセットが装着位置に
装着された場合に、装着位置に装着された給紙カセット
内で記録紙の側端部がサイドフェンスの上端より上方に
湾曲することが規制されるので、用紙が分離給紙手段に
よって搬送される際に、サイドフェンスにより用紙の紙
幅方向での移動が確実に規制され、用紙に、搬送方向に
対して傾斜した力が作用した場合でも、用紙が搬送方向
に対して傾斜した状態で紙搬送路内に給紙されることを
防止でき、かつ湾曲した用紙がサイドフェンスを乗り越
えることを防止するために、サイドフェンスを高くする
必要もないので、給紙カセットが大型化することを防止
できる。さらに、湾曲規制部材を弾性材料により構成
し、積載方向において上方に弾性変形可能としたことに
より、誤って給紙カセットに定められた最大収納枚数以
上の用紙を収納してしまった場合でも、記録紙に対する
湾曲規制部材の圧接力が過大なることを防止できるの
で、用紙を搬送する際の湾曲規制部材と用紙との摩擦抵
抗によって用紙が搬送不能になったり、用紙が搬送方向
に対して傾斜してしまうことを防止でき、かつ弾性を有
しない湾曲規制部材を積載方向で移動可能に設ける場合
と比較して、部品点数が減少するとともに構成が簡単に
なるので、装置のコストを低減させることが可能にな
る。
【0027】さらに、請求項2記載の給紙機構によれ
ば、サイドフェンスを紙幅方向において移動可能に設
け、かつ湾曲規制部材を、給紙カセットにより収納可能
な複数種類の定形用紙の紙幅に対応する複数位置にそれ
ぞれ設けたことにより、用紙が収納された給紙カセット
が装着位置に装着された場合に、用紙の紙幅に対応する
湾曲規制部材がサイドフェンスの規制面の内側で用紙の
側端部の上方に支持されるので、給紙カセット内に収納
可能な複数種類の用紙のいずれが収納されている場合で
も、その用紙が分離給紙手段によって搬送される際に、
用紙が搬送方向に対して傾斜した状態で紙搬送路内に給
紙されることを防止できる。
【0028】
【0029】さらに、請求項記載の給紙機構によれ
ば、湾曲規制部材を、その下端が積載方向でサイドフェ
ンスの上端と給紙高さとの間に保持される規制位置から
上方に移動可能に支持するとともに前記規制位置に付勢
したことにより、誤って給紙カセットに定められた最大
収納枚数以上の用紙を収納してしまった場合でも、記録
紙に対する湾曲規制部材の圧接力が過大なることを防止
できるので、用紙を搬送する際の湾曲規制部材と用紙と
の摩擦抵抗によって用紙が搬送不能になったり、用紙が
搬送方向に対して傾斜してしまうことを防止できる。
【0030】
【図面の簡単な説明】
【図1】図5に示すプリンタ装置に適用可能な本発明
施形態を説明するための参考例1による給紙機構の要
部を示す側面断面図である。
【図2】図1に示す給紙機構において給紙カセット内に
収納された記録紙の状態を説明するための説明図であ
る。
【図3】図5に示すプリンタ装置に適用可能な参考例2
による給紙機構の要部を示す側面断面図である。
【図4】図5に示すプリンタ装置に適用可能な本発明の
実施形態による給紙機構の要部を示す側面断面図であ
る。
【図5】給紙機構を装置本体の一部として備えたプリン
タ装置の一例を示す側面断面図である。
【図6】図5に示すプリンタ装置における給紙機構の要
部を示す側面断面図である。
【図7】図6に示す給紙機構において給紙カセット内に
収納された記録紙の状態を説明するための説明図であ
る。
【図8】図6に示す給紙機構において給紙カセット内に
収納された記録紙の状態を説明するための説明図であ
る。
【図9】従来の給紙機構においてサイドフェンスと一体
に設けられた爪状の掛止部材を示す斜視図である。
【符号の説明】
11…給紙カセット、 12…付勢板、 13…給紙ローラ、
14…摩擦部材、 15…紙搬送路、 18…スプリング、
19…エンドフェンス、 20…サイドフェンス、 20a
…規制面、21…ガイド面、 31…湾曲規制板、 32…湾
曲規制コロ、 33…湾曲規制バネ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 1/00 - 3/68

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙の束を収納し、画像形成装置本体に
    おける装着位置に、給紙方向に対して略平行方向に着脱
    可能に装着される給紙カセットと、 この給紙カセットが前記装着位置に装着された状態で、
    給紙カセット内で用紙の束が載置された付勢板を用紙の
    積載方向において上方に付勢する付勢手段と、 前記付勢板に載置された用紙の束の側端に規制面を対向
    させ紙幅方向で用紙の束が所定の位置から移動すること
    を規制するサイドフェンスと、 前記付勢手段により上方に付勢された用紙の束における
    最上部の用紙に当接して給紙方向に摩擦力を付与すると
    ともに、用紙の束から最上部にある1枚の用紙のみを分
    離して装置本体の紙搬送路に給紙する分離給紙手段とを
    備えた給紙機構において、 前記給紙カセットが前記装着位置に装着された場合に、
    前記サイドフェンスの規制面の内側で用紙の両側端部の
    上方に支持され、その下端を前記積載方向で前記サイド
    フェンスの上端よりも下方に位置させる弾性部材により
    構成した湾曲規制部材を前記装置本体に設け、前記湾曲
    規制部材は、カセット装着方向上流側に一端が固定さ
    れ、下流に向かうにしたがって、下方に傾斜し、他端側
    は上方に傾斜する略U字型の形状であり、装着位置に装
    着された給紙カセット内で用紙の側端部がサイドフェン
    スの上端より上方に湾曲することを、前記湾曲規制部材
    によって規制することを特徴とする給紙機構。
  2. 【請求項2】 前記サイドフェンスを紙幅方向において
    移動可能に設け、かつ前記湾曲規制部材を、前記給紙カ
    セットにより収納可能な複数種類の定形用紙の紙幅に対
    応する複数位置にそれぞれ設けたことを特徴とする請求
    項1記載の給紙機構。
  3. 【請求項3】 前記湾曲規制部材を、その下端が前記積
    載方向で前記サイドフェンスの上端と前記給紙高さとの
    中間となる規制位置から上方に移動可能に支持するとと
    もに前記規制位置に付勢したことを特徴とする請求項1
    又は2記載の給紙機構。
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