JP3521016B2 - 直交周波数分割多重信号の受信方法および受信装置 - Google Patents
直交周波数分割多重信号の受信方法および受信装置Info
- Publication number
- JP3521016B2 JP3521016B2 JP06777195A JP6777195A JP3521016B2 JP 3521016 B2 JP3521016 B2 JP 3521016B2 JP 06777195 A JP06777195 A JP 06777195A JP 6777195 A JP6777195 A JP 6777195A JP 3521016 B2 JP3521016 B2 JP 3521016B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vector sequence
- transmission
- sequence
- modulation
- reception
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L1/00—Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
- H04L1/004—Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using forward error control
- H04L1/0056—Systems characterized by the type of code used
- H04L1/0071—Use of interleaving
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L1/00—Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
- H04L1/004—Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using forward error control
- H04L1/0056—Systems characterized by the type of code used
- H04L1/0059—Convolutional codes
- H04L1/006—Trellis-coded modulation
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L27/00—Modulated-carrier systems
- H04L27/26—Systems using multi-frequency codes
- H04L27/2601—Multicarrier modulation systems
- H04L27/2647—Arrangements specific to the receiver only
Description
号の受信方法および受信装置に関し、より特定的には、
互い直交する複数の変調波を所定長のシンボル毎に多重
することにより形成された直交周波数分割多重信号を伝
送路を介して受信し、送信側が送信したデータ列を最尤
復号する直交周波数分割多重信号の受信方法および受信
装置に関する。
や、地上ディジタルテレビ放送等において、直交周波数
多重(Orthogonal Frequency D
ivision Multiplexing;以下、O
FDMと称す)信号を用いた通信が着目されている。な
ぜならば、OFDM信号は、多量のデータの高速伝送が
可能で、波形等価器なしでも反射波による特性劣化が少
なく、その信号波形がランダム雑音に近い形となるの
で、他のサービスに混信妨害を与えにくい等の特質を有
しているからである。
は、1993年10月20日付け発行のテレビジョン学
会誌Vol.47 No.10 の第1374〜138
2頁にNHK放送技術研究所の斉藤正典および森山繁樹
により書かれた「地上系ディジタル放送用トレリス符号
化OFDM変調方式とゴースト環境下における伝送特
性」に開示されており、OFDM信号にトレリス符号化
変調を組み合わせ、ビット誤り率特性を改善することが
考えられている。
システムの全体構成を示すブロック回路図である。図2
において、送信装置100と、受信装置200とは、有
線または無線の伝送路300を介して接続されている。
受信装置200は、フーリエ変換回路210と、インタ
リーブ回路220と、差動復調回路230と、メトリッ
ク生成回路250と、トレリス復号回路260とを備え
ている。差動復調回路230は、メモリ231と、除算
回路232とを含む。
る。送信装置100は、まず受信装置200に送信すべ
きデータ列が所定の変調則(例えば、16QAM)の複
数の信号点のいずれかにそれぞれ配点されるようにトレ
リス符号化して、変調ベクトル列Mx(i,f)(i:
任意のシンボルナンバ、f:変調ベクトルMxが割り当
てられる搬送波の周波数)を生成する。次いで、送信装
置100は、変調ベクトル列Mx(i,f)と、送信基
準ベクトル列X(p,f)とを乗じることにより、シン
ボルiの周波数fの送信ベクトル列X(i,f)=Mx
(i,f)・X(p,f)を生成する。なお、送信基準
ベクトル列X(p,f)は、シンボルiに先行するシン
ボルp(定期的に送信されている。)で伝送された送信
ベクトル列であり、変調ベクトル列Mx(i,f)の振
幅および位相の基準を表す。次いで、送信装置100
は、送信ベクトル列の要素を入れ換えるインタリーブ処
理を施す。なお、送信基準ベクトル列についても、イン
タリーブ処理が施されている。次いで、送信装置100
は、シンボル毎に、全周波数の送信ベクトル列X(i,
f)を複数の搬送波(例えば、528)にそれぞれ割り
当てて、逆フーリエ変換することにより、時間軸上のシ
ンボルiのOFDM信号x(t)を生成し、伝送路30
0に送信する。
をh(t)、伝送路300で加えられる雑音をn(t)
とすると、受信装置200が受信するOFDM信号y
(t)は、y(t)=x(t)*h(t)+n(t)と
なる。
は、時間軸上のOFDM信号y(t)をフーリエ変換す
ることにより、送信ベクトル列X(i,f)に対応する
周波数軸上の受信ベクトル列Y(i,f)(Y(i,
f)=X(i,f)・H(i,f)+N(i,f))を
生成する。なお、フーリエ変換回路210は、シンボル
pについてもフーリエ変換することにより、送信基準ベ
クトル列X(p,f)に対応する受信基準ベクトル列Y
(p,f)(Y(p,f)=X(p,f)・H(p,
f)+N(p,f))を生成している。ここで、H
(p,f),H(i,f)は、伝送路300の伝送特性
h(t)を周波数領域へ変換したものである。また、N
(p,f),N(i,f)は、雑音n(t)を周波数領
域へ変換したものである。
回路210から出力された受信基準ベクトル列Y(p,
f)および受信ベクトル列Y(i,f)の要素の順序を
それぞれ並べ替えて出力する。これは、受信装置200
で伝送路300で加えられるバースト的な伝送特性の劣
化を、要素の並べ替えによりランダム化することによ
り、トレリス復号回路260の誤り訂正能力を超えない
ようにするためである。なお、フーリエ変換回路210
の出力と、インタリーブ回路220の出力とは、その要
素の順序が異なるが、一般性を損なわない範囲で、イン
タリーブ回路220の出力もフーリエ変換回路210の
出力である受信基準ベクトル列Y(p,f)、受信ベク
トル列Y(i,f)で表記する。
ンタリーブ回路220から出力されたシンボルpの受信
基準ベクトル列Y(p,f)を一定期間保持し、シンボ
ルiの受信時に、受信基準ベクトル列Y(p,f)を出
力する。除算回路232は、伝送路300の伝送特性H
(f)の影響を除去するため、受信ベクトル列Y(i,
f)を受信基準ベクトル列Y(p,f)で除算すること
により差動復調し、(1)式で示す復調ベクトル列My
(i,f)を生成する。
は、時間変化が少なく、シンボルiとシンボルpの時点
での特性が等しいとし、H(i,f)=H(p,f)=
H(f)とする。また、基準ベクトル列をX(p,f)
=1とし、雑音N(i,f)をX(p,f)で正規化し
ても一般性は損なわないので、X(p,f)=1とする
と、X(i,f)=Mx(i,f)となる。したがっ
て、(1)式の復調ベクトル列My(i,f)は、
(2)式で表される。
トル列My(i,f)との差を誤差ベクトル列E(i,
f)とすると、誤差ベクトル列E(i,f)は、(3)
式で表される。
号化の枝毎に、除算回路232から出力された復調ベク
トル列My(i,f)と、各信号点を表す信号点ベクト
ルM(k)(kはm以下の自然数(k=1,…,m)、
mは変調則の数(16QAMの場合、m=16))との
差を求め、その差を(4)式に示す枝メトリック列BM
(i,f,k)として出力する。
成回路250から出力された枝メトリック列BM(i,
f,k)に基づいてトレリス復号することにより、デー
タ列に最も近い復号情報を再生する。
は、マルチパスの影響によりフェージングが発生し、あ
る周波数の伝送特性がほぼ「0」になる場合がある。し
かしながら、図2の受信装置200では、フェージング
により{H(f)+N(p,f)}の大きさが「0」に
近い場合、差動復調に{H(f)+N(p,f)}での
除算を含むため、(3)式より、誤差ベクトル列E
(i,f)が極めて大きな値となり、雑音成分が増幅さ
れた復調ベクトル列が出力される。したがって、従来で
は、枝メトリック列BM(i,f,k)に大きな誤差を
生じ、トレリス復号の復号性能を劣化させるという問題
があった。
が悪化しても、枝メトリックの誤差の増加を抑えること
が可能な直交周波数分割多重信号の受信方法および受信
装置を提供することを目的とする。
互い直交する複数の変調波を所定長のシンボル毎に多重
することにより形成された直交周波数分割多重信号を伝
送路を介して受信し、送信側が送信したデータ列を最尤
復号する直交周波数分割多重信号の受信方法であって、
送信側は、その先行シンボルで送信した送信ベクトル列
をその振幅および位相の基準をそれぞれ表す送信基準ベ
クトル列とし、当該送信基準ベクトル列をデータ列が所
定の変調則の複数の信号点のいずれかにそれぞれ配点さ
れるようにトレリス符号化された送信変調ベクトル列で
変調し、生成された送信ベクトル列を各変調波として多
重することにより直交周波数分割多重信号を形成してお
り、伝送路を介して受信した直交周波数分割多重信号を
シンボル毎にフーリエ変換することにより、送信ベクト
ル列に対応する周波数軸上の受信ベクトル列を再生する
フーリエ変換ステップと、フーリエ変換ステップにより
再生された受信ベクトル列の内、送信基準ベクトル列に
対応する周波数軸上の受信基準ベクトル列を記憶する記
憶ステップと、記憶ステップにより記憶された受信基準
ベクトル列を各信号点を表す信号点ベクトルでそれぞれ
変調することにより、変調ベクトル列をシンボル毎に生
成するベクトル変調ステップと、フーリエ変換ステップ
により生成された受信ベクトル列と、ベクトル変調ステ
ップにより生成された変調ベクトル列との差を求め、そ
の差を枝メトリック列として生成するメトリック生成ス
テップと、メトリック生成ステップにより生成された枝
メトリック列に基づいて、データ列を再生するトレリス
復号ステップとを備える。
発明において、送信側は、送信ベクトル列および送信基
準ベクトル列の要素の順序をそれぞれ入れ替えて送信し
ており、これに対応して、フーリエ変換ステップにより
生成された受信ベクトル列および受信基準ベクトル列の
要素の順序をそれぞれ入れ替えるインタリーブステップ
をさらに備える。
の変調波を所定長のシンボル毎に多重することにより形
成された直交周波数分割多重信号を伝送路を介して受信
し、送信側が送信したデータ列を最尤復号する直交周波
数分割多重信号の受信装置であって、送信側は、その先
行シンボルで送信した送信ベクトル列をその振幅および
位相の基準をそれぞれ表す送信基準ベクトル列とし、当
該送信基準ベクトル列をデータ列が所定の変調則の複数
の信号点のいずれかにそれぞれ配点されるようにトレリ
ス符号化された送信変調ベクトル列で変調し、生成され
た送信ベクトル列を各変調波として多重することにより
直交周波数分割多重信号を形成しており、伝送路を介し
て受信した直交周波数分割多重信号をシンボル毎にフー
リエ変換することにより、送信ベクトル列に対応する周
波数軸上の受信ベクトル列を再生するフーリエ変換手段
と、フーリエ変換手段により再生された受信ベクトル列
の内、送信基準ベクトル列に対応する周波数軸上の受信
基準ベクトル列を記憶する記憶手段と、記憶手段により
記憶された受信基準ベクトル列を各信号点を表す信号点
ベクトルでそれぞれ変調することにより、変調ベクトル
列をシンボル毎に生成するベクトル変調手段と、フーリ
エ変換手段により生成された受信ベクトル列と、ベクト
ル変調手段により生成された変調ベクトル列との差を求
め、その差を枝メトリック列として生成するメトリック
生成手段と、メトリック生成手段により生成された枝メ
トリック列に基づいて、データ列を再生するトレリス復
号手段とを備える。
発明において、送信側は、送信ベクトル列および送信基
準ベクトル列の要素の順序をそれぞれ入れ替えて送信し
ており、これに対応して、フーリエ変換手段により生成
された受信ベクトル列および受信基準ベクトル列の要素
の順序をそれぞれ入れ替えるインタリーブ手段をさらに
備える。
基準ベクトル列を各信号点を表す信号点ベクトルでそれ
ぞれ変調することにより、変調ベクトル列をシンボル毎
に生成し、受信ベクトル列と、変調ベクトル列との差を
求め、その差を枝メトリック列として生成するようにし
ている。このため、伝送路の伝送特性が悪化しても、枝
メトリック列に大きな誤差を生じることがなく、トレリ
ス復号性能の劣化を防ぐことができる。
受信ベクトル列と、受信基準ベクトル列との要素の順序
を入れ替えるようにしている。このため、バースト的な
伝送特性の劣化がランダム化されるため、誤り訂正能力
を超えることなく、トレリス復号の復号性能が発揮され
る。
する。図1は、本発明の一実施例のシステムの全体構成
を示すブロック回路図である。図1において、送信装置
1と、受信装置2とは、有線または無線の伝送路3を介
して接続されている。受信装置2は、フーリエ変換回路
21と、インタリーブ回路22と、メモリ23と、ベク
トル変調回路24と、メトリック生成回路25と、トレ
リス復号回路26とを備える。
る。送信装置1は、まず受信装置2に送信すべきデータ
列が所定の変調則(例えば、16QAM)の複数の信号
点のいずれかにそれぞれ配点されるようにトレリス符号
化して、変調ベクトル列Mx(i,f)(i:任意のシ
ンボルナンバ、f:変調ベクトルMxが割り当てられる
搬送波の周波数)を生成する。次いで、送信装置1は、
変調ベクトル列Mx(i,f)と、送信基準ベクトル列
X(p,f)とを乗じることにより、シンボルiの周波
数fの送信ベクトル列X(i,f)=Mx(i,f)・
X(p,f)を生成する。なお、送信基準ベクトル列X
(p,f)は、シンボルiに先行するシンボルp(定期
的に送信されている。)で伝送された送信ベクトル列で
あり、変調ベクトル列Mx(i,f)の振幅および位相
の基準を表す。次いで、送信装置1は、送信ベクトル列
の要素を入れ換えるインタリーブ処理を施す。なお、送
信基準ベクトル列についても、インタリーブ処理が施さ
れている。次いで、送信装置1は、シンボル毎に、全周
波数の送信ベクトル列X(i,f)を複数の搬送波(例
えば、528)にそれぞれ割り当てて、逆フーリエ変換
することにより、時間軸上のシンボルiのOFDM信号
x(t)を生成する。次いで、送信装置1は、OFDM
信号x(t)をベースバンドから伝送路3の伝送帯域に
周波数変換し、周波数変換したOFDM信号x(t)を
伝送路3に送信する。
(t)、伝送路3で加えられる雑音をn(t)とする
と、受信装置2が受信するOFDM信号y(t)は、y
(t)=x(t)*h(t)+n(t)となる。
(t)を伝送路3の伝送帯域からベースバンドに周波数
変換する。周波数変換されたOFDM信号y(t)は、
フーリエ変換回路21に入力される。フーリエ変換回路
21は、時間軸上のOFDM信号y(t)をフーリエ変
換することにより、送信ベクトル列X(i,f)に対応
する周波数軸上の受信ベクトル列Y(i,f)(Y
(i,f)=X(i,f)・H(i,f)+N(i,
f))を生成する。なお、フーリエ変換回路21は、シ
ンボルpについてもフーリエ変換することにより、送信
基準ベクトル列X(p,f)に対応する受信基準ベクト
ル列Y(p,f)(Y(p,f)=X(p,f)・H
(p,f)+N(p,f))を生成している。ここで、
H(p,f),H(i,f)は、伝送路特性h(t)を
周波数領域へ変換したものである。N(p,f),N
(i,f)は、雑音n(t)を周波数領域へ変換したも
のである。
路21から出力された受信基準ベクトル列Y(p,f)
および受信ベクトル列Y(i,f)の要素の順序を並べ
替えて出力する。これは、受信装置2で伝送路3で加え
られるバースト的な伝送特性の劣化を、要素の順序の並
べ替えによりランダム化することにより、トレリス復号
回路26の誤り訂正能力を超えないようにし、誤り訂正
能力を超えることなく、トレリス復号の復号性能を発揮
させるためである。なお、フーリエ変換回路21の出力
と、インタリーブ回路22の出力とは、その要素の順序
が異なるが、一般性を損なわない範囲で、インタリーブ
回路22の出力もフーリエ変換回路21の出力である受
信基準ベクトル列Y(p,f)、受信ベクトル列Y
(i,f)で表記する。
出力されたシンボルpの受信基準ベクトル列Y(p,
f)を一定期間保持し、シンボルiの受信時に、受信基
準ベクトル列Y(p,f)を出力する。ベクトル変調回
路24は、受信基準ベクトル列Y(p,f)を、トレリ
ス符号化の枝毎に、各信号点を表す信号点ベクトルM
(k)(kはm以下の自然数、mは変調則の数)でそれ
ぞれ変調することにより、変調ベクトル列Y(p,f)
・M(k)を出力する。
Y(i,f)と、変調ベクトル列Y(p,f)・M
(k)との差を求め、その差を(5)式に示す枝メトリ
ック列BM(i,f,k)として出力する。
時間変化が少なく、シンボルiとシンボルpとの両時点
での特性が等しいとし、H(i,f)=H(p,f)=
H(f)とする。また、基準ベクトル列をX(p,f)
=1とし、雑音N(i,f)をX(p,f)で正規化し
ても一般性は損なわないので、(5)式の枝メトリック
列BM(i,f,k)は、(6)式で表される。
回路25から出力された枝メトリック列BM(i,f,
k)に基づいてトレリス復号を行うことにより、データ
列に最も近い復号情報を出力する。
は、送信ベクトル列X(i,f)に伝送路3の伝送特性
と雑音との影響が加わったものである。送信ベクトル列
X(i,f)は、複数の信号点のいずれかにそれぞれ配
点された変調ベクトル列Mx(i,f)と、送信基準ベ
クトル列X(p,f)とを乗じたものである。一方、変
調ベクトル列Y(p,f)・M(k)は、送信基準ベク
トル列X(p,f)に伝送路3の特性と雑音との影響が
加わった受信基準ベクトル列Y(p,f)と、各信号点
を表す信号点ベクトルM(k)とを乗算したものであ
る。
f,k)の内、雑音に起因する項は、{N(i,f)−
M(k)・N(p,f)}である。
の伝送特性が悪化しても、従来のように雑音成分を増幅
することがなく、枝メトリックに含まれる誤差の増加を
抑えることができ、トレリス復号回路26で復号性能を
劣化させることがない。なぜなら、従来の図2の受信装
置200では復調部分に除算を用いていたが、本発明の
図1の受信装置2では除算を用いていないためである。
受信基準ベクトル列を各信号点を表す信号点ベクトルで
それぞれ変調することにより、変調ベクトル列をシンボ
ル毎に生成し、受信ベクトル列と、変調ベクトル列との
差を求め、その差を枝メトリック列として生成するよう
にしているので、伝送路の伝送特性が悪化しても、枝メ
トリック列に大きな誤差を生じることがなく、トレリス
復号性能の劣化を防ぐことができる。
受信ベクトル列と、受信基準ベクトル列との要素の順序
を入れ替えるようにしているので、バースト的な伝送特
性の劣化がランダム化されるため、誤り訂正能力を超え
ることなく、トレリス復号の復号性能が発揮される。
路図である。
図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 互い直交する複数の変調波を所定長のシ
ンボル毎に多重することにより形成された直交周波数分
割多重信号を伝送路を介して受信し、送信側が送信した
データ列を最尤復号する直交周波数分割多重信号の受信
方法であって、 前記送信側は、その先行シンボルで送信した送信ベクト
ル列をその振幅および位相の基準をそれぞれ表す送信基
準ベクトル列とし、当該送信基準ベクトル列を前記デー
タ列が所定の変調則の複数の信号点のいずれかにそれぞ
れ配点されるようにトレリス符号化された送信変調ベク
トル列で変調し、生成された送信ベクトル列を各前記変
調波として多重することにより前記直交周波数分割多重
信号を形成しており、 前記伝送路を介して受信した直交周波数分割多重信号を
シンボル毎にフーリエ変換することにより、前記送信ベ
クトル列に対応する周波数軸上の受信ベクトル列を再生
するフーリエ変換ステップと、 前記フーリエ変換ステップにより再生された受信ベクト
ル列の内、前記送信基準ベクトル列に対応する周波数軸
上の受信基準ベクトル列を記憶する記憶ステップと、 前記記憶ステップにより記憶された受信基準ベクトル列
を各前記信号点を表す信号点ベクトルでそれぞれ変調す
ることにより、変調ベクトル列をシンボル毎に生成する
ベクトル変調ステップと、 前記フーリエ変換ステップにより生成された受信ベクト
ル列と、前記ベクトル変調ステップにより生成された変
調ベクトル列との差を求め、その差を枝メトリック列と
して生成するメトリック生成ステップと、 メトリック生成ステップにより生成された枝メトリック
列に基づいて、データ列を再生するトレリス復号ステッ
プとを備える直交周波数分割多重信号の受信方法。 - 【請求項2】 前記送信側は、前記送信ベクトル列およ
び前記送信基準ベクトル列の要素の順序をそれぞれ入れ
替えて送信しており、 これに対応して、前記フーリエ変換ステップにより生成
された受信ベクトル列および受信基準ベクトル列の要素
の順序をそれぞれ入れ替えるインタリーブステップをさ
らに備える、請求項1に記載の直交周波数分割多重信号
の受信方法。 - 【請求項3】 互い直交する複数の変調波を所定長のシ
ンボル毎に多重することにより形成された直交周波数分
割多重信号を伝送路を介して受信し、送信側が送信した
データ列を最尤復号する直交周波数分割多重信号の受信
装置であって、 前記送信側は、その先行シンボルで送信した送信ベクト
ル列をその振幅および位相の基準をそれぞれ表す送信基
準ベクトル列とし、当該送信基準ベクトル列を前記デー
タ列が所定の変調則の複数の信号点のいずれかにそれぞ
れ配点されるようにトレリス符号化された送信変調ベク
トル列で変調し、生成された送信ベクトル列を各前記変
調波として多重することにより前記直交周波数分割多重
信号を形成しており、 前記伝送路を介して受信した直交周波数分割多重信号を
シンボル毎にフーリエ変換することにより、前記送信ベ
クトル列に対応する周波数軸上の受信ベクトル列を再生
するフーリエ変換手段と、 前記フーリエ変換手段により再生された受信ベクトル列
の内、前記送信基準ベクトル列に対応する周波数軸上の
受信基準ベクトル列を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段により記憶された受信基準ベクトル列を各
前記信号点を表す信号点ベクトルでそれぞれ変調するこ
とにより、変調ベクトル列をシンボル毎に生成するベク
トル変調手段と、 前記フーリエ変換手段により生成された受信ベクトル列
と、前記ベクトル変調手段により生成された変調ベクト
ル列との差を求め、その差を枝メトリック列として生成
するメトリック生成手段と、 メトリック生成手段により生成された枝メトリック列に
基づいて、データ列を再生するトレリス復号手段とを備
える、直交周波数分割多重信号の受信装置。 - 【請求項4】 前記送信側は、前記送信ベクトル列およ
び前記送信基準ベクトル列の要素の順序をそれぞれ入れ
替えて送信しており、 これに対応して、前記フーリエ変換手段により生成され
た受信ベクトル列および受信基準ベクトル列の要素の順
序をそれぞれ入れ替えるインタリーブ手段をさらに備え
る、請求項3に記載の直交周波数分割多重信号の受信装
置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06777195A JP3521016B2 (ja) | 1995-03-27 | 1995-03-27 | 直交周波数分割多重信号の受信方法および受信装置 |
EP96104728A EP0735712B1 (en) | 1995-03-27 | 1996-03-25 | Multicarrier modulation receiver using remodulation |
DE69632560T DE69632560T2 (de) | 1995-03-27 | 1996-03-25 | Mehrträgermodulationsempfänger mit Remodulation |
US08/621,338 US5771223A (en) | 1995-03-27 | 1996-03-25 | Method of receiving orthogonal frequency division multiplexing signal and receiver thereof |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06777195A JP3521016B2 (ja) | 1995-03-27 | 1995-03-27 | 直交周波数分割多重信号の受信方法および受信装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08265290A JPH08265290A (ja) | 1996-10-11 |
JP3521016B2 true JP3521016B2 (ja) | 2004-04-19 |
Family
ID=13354548
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06777195A Expired - Lifetime JP3521016B2 (ja) | 1995-03-27 | 1995-03-27 | 直交周波数分割多重信号の受信方法および受信装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5771223A (ja) |
EP (1) | EP0735712B1 (ja) |
JP (1) | JP3521016B2 (ja) |
DE (1) | DE69632560T2 (ja) |
Families Citing this family (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6151296A (en) * | 1997-06-19 | 2000-11-21 | Qualcomm Incorporated | Bit interleaving for orthogonal frequency division multiplexing in the transmission of digital signals |
US6064645A (en) * | 1997-12-22 | 2000-05-16 | Trw Inc. | Bulk filtering and demodulation of independent FDMA sources |
US6952394B1 (en) | 1999-05-25 | 2005-10-04 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Method for transmitting and receiving orthogonal frequency division multiplexing signal and apparatus therefor |
US6975585B1 (en) | 2000-07-27 | 2005-12-13 | Conexant Systems, Inc. | Slotted synchronous frequency division multiplexing for multi-drop networks |
US7170849B1 (en) * | 2001-03-19 | 2007-01-30 | Cisco Systems Wireless Networking (Australia) Pty Limited | Interleaver, deinterleaver, interleaving method, and deinterleaving method for OFDM data |
NZ529359A (en) | 2001-05-25 | 2007-04-27 | Human Genome Sciences Inc | Antibodies that immunospecifically bind to a TR4 polypeptide or polypeptide fragment or variant of TR4 and their use in a medicament for treating cancer |
US7561634B2 (en) * | 2004-06-15 | 2009-07-14 | Harris Corporation | Continuous phase modulation system and method with added orthogonal signals |
KR101430490B1 (ko) * | 2008-02-28 | 2014-08-14 | 엘지전자 주식회사 | 데이터 정보와 제어 정보의 다중화 방법 |
CN101960736B (zh) * | 2008-02-28 | 2013-07-31 | Lg电子株式会社 | 复用数据及控制信息的方法 |
WO2009107985A1 (en) | 2008-02-28 | 2009-09-03 | Lg Electronics Inc. | Method for multiplexing data and control information |
KR101456003B1 (ko) | 2008-02-28 | 2014-11-03 | 엘지전자 주식회사 | 데이터 정보와 제어 정보의 다중화 방법 |
CN104333405B (zh) | 2011-12-26 | 2018-07-20 | 华为技术有限公司 | 控制信息发送方法及基站 |
CN109547383B (zh) * | 2018-11-09 | 2021-06-04 | 重庆工商大学 | 低自相关16-qam序列构造的方法 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3883540T2 (de) * | 1988-12-13 | 1994-03-17 | Ibm | Mehrfrequenzmodem unter Verwendung trellis-kodierter Modulation. |
FR2658016B1 (fr) * | 1990-02-06 | 1994-01-21 | Etat Francais Cnet | Procede de diffusion de donnees numeriques, notamment pour la radiodiffusion a haut debit vers des mobiles, a entrelacement temps-frequence et demodulation coherente, et recepteur correspondant. |
JP2904986B2 (ja) * | 1992-01-31 | 1999-06-14 | 日本放送協会 | 直交周波数分割多重ディジタル信号送信装置および受信装置 |
JP2883238B2 (ja) * | 1992-02-06 | 1999-04-19 | 日本放送協会 | 符号化変調装置および復調装置 |
US5450456A (en) * | 1993-11-12 | 1995-09-12 | Daimler Benz Ag | Method and arrangement for measuring the carrier frequency deviation in a multi-channel transmission system |
US5519692A (en) * | 1995-03-20 | 1996-05-21 | General Electric Company | Geometric harmonic modulation (GHM)-digital implementation |
-
1995
- 1995-03-27 JP JP06777195A patent/JP3521016B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1996
- 1996-03-25 US US08/621,338 patent/US5771223A/en not_active Expired - Lifetime
- 1996-03-25 EP EP96104728A patent/EP0735712B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1996-03-25 DE DE69632560T patent/DE69632560T2/de not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0735712B1 (en) | 2004-05-26 |
DE69632560T2 (de) | 2005-08-18 |
JPH08265290A (ja) | 1996-10-11 |
DE69632560D1 (de) | 2004-07-01 |
EP0735712A3 (en) | 2001-01-17 |
US5771223A (en) | 1998-06-23 |
EP0735712A2 (en) | 1996-10-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2904986B2 (ja) | 直交周波数分割多重ディジタル信号送信装置および受信装置 | |
US7345990B2 (en) | Method and apparatus for performing digital communications | |
Rohling et al. | Broad-band OFDM radio transmission for multimedia applications | |
JP3521016B2 (ja) | 直交周波数分割多重信号の受信方法および受信装置 | |
US7324613B2 (en) | Multi-layer differential phase shift keying with bit-interleaved coded modulation and OFDM | |
WO2007037091A1 (ja) | マルチキャリア通信装置およびマルチキャリア通信方法 | |
US6130915A (en) | Process for transferring digital data via interference-affected radio channels and device for receiving digital data transmitted via interference-affected radio channels | |
US20020172147A1 (en) | Communication device and communication method | |
JP2002523978A (ja) | 複数の搬送波を用いた情報シンボルを伝送する方法及び装置並びに情報シンボルを受信する方法及び装置 | |
US20040264508A1 (en) | Method for transmitting data by multi-carrier modulation | |
JP4932641B2 (ja) | 通信装置におけるピーク電力低減装置 | |
JPH08228186A (ja) | 多搬送波伝送装置 | |
JPH05167633A (ja) | ディジタル伝送方式 | |
JP3691449B2 (ja) | ダイバーシティ回路およびこの回路を備えるダイバーシティ受信装置 | |
JPH1075229A (ja) | 直交周波数分割多重方式の復調器 | |
JP3979789B2 (ja) | デジタル信号受信装置 | |
US8126075B2 (en) | Telecommunications method and system | |
JP5213879B2 (ja) | 送信装置および変調方法 | |
JP4222960B2 (ja) | デジタル受信機 | |
JP2987367B1 (ja) | データ伝送方式およびその送受信装置 | |
JP2883238B2 (ja) | 符号化変調装置および復調装置 | |
JPH09149003A (ja) | 周波数分割多重信号生成方法及び送受信方法 | |
JP3580883B2 (ja) | マルチキャリヤ伝送方法及びマルチキャリヤ伝送システム | |
US20090074101A1 (en) | Detection Performance in Communication Systems | |
JP3541526B2 (ja) | 周波数分割多重信号生成方法及び復号方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040114 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040128 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040129 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080213 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090213 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100213 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100213 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110213 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120213 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130213 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130213 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140213 Year of fee payment: 10 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |