JP3519221B2 - 硬貨処理機 - Google Patents

硬貨処理機

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JP3519221B2
JP3519221B2 JP29909496A JP29909496A JP3519221B2 JP 3519221 B2 JP3519221 B2 JP 3519221B2 JP 29909496 A JP29909496 A JP 29909496A JP 29909496 A JP29909496 A JP 29909496A JP 3519221 B2 JP3519221 B2 JP 3519221B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内部に硬貨を移送
するための硬貨通路を有する硬貨処理機に関する。
【0002】
【従来の技術】内部に硬貨を移送するための硬貨通路を
有する硬貨処理機として、例えば、特開昭63−250
792号公報に開示された硬貨選別分類機がある。この
硬貨分類選別機は、多金種の混合硬貨を取り込んで、そ
の取り込んだ硬貨を一枚ずつ分離して繰り出す回転円盤
と、回転円盤から繰り出された硬貨が搬送されるととも
にこれを判別する判別用の硬貨通路と、判別用の硬貨通
路の搬送方向下流に設けられ、取り扱う金種硬貨の径に
応じて形成される各分類孔から搬送する硬貨を落とし込
んで分類する分類用の硬貨通路とを有しており、これら
の硬貨通路は、取り扱う全ての金種の硬貨が搬送可能と
なるような通路幅とされている。また、この硬貨選別分
類機とは別に、特開平2−193287号公報に示され
るように、硬貨を移送するための硬貨通路に、指定され
た金種の硬貨の外径に応じて硬貨通路の通路幅を変更
し、その金種の硬貨のみを搬送させる硬貨処理機があ
る。これらのいずれの硬貨処理機においても、硬貨通路
にある硬貨は、表裏面の一方の下面が硬貨通路の搬送底
面に当接し、また、他方の上面は硬貨通路上に張り渡さ
れる搬送ベルトによって所定の力で上方から押圧される
状態にあり、該搬送ベルトは、駆動時に、押圧する硬貨
との間に生じる摩擦力によって硬貨を搬送底面を滑らせ
て搬送させるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成で硬貨を搬送する硬貨処理機においては、硬貨
を硬貨通路の搬送底面に所定の力で押し付けながら搬送
することになるため、搬送過程において硬貨が硬貨通路
に擦れることによって、特に軟質硬貨の場合、該硬貨の
一部が削れて金属粉となって搬送底面に付着することが
あった。そして、この金属粉が多くなると、硬貨と硬貨
通路の搬送底面との滑りが悪くなって搬送不良を引き起
こすことがあった。また、多量の硬貨を処理するような
場合には、硬貨通路と硬貨との摩擦から、この硬貨通路
に付着した金属粉が硬貨通路に焼き付いてしまい、この
焼き付きの状態がひどくなると硬貨の滑りが悪くなるば
かりでなく、この焼き付きを簡単には取り去ることがで
きなくなってしまうという問題も生じた。したがって、
本発明の目的は、硬貨通路に付着または焼き付く硬貨の
金属粉を、その状態がひどくなる前に取り去って、硬貨
通路における硬貨の搬送不良の発生を未然に防止するこ
とができる硬貨処理機を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1記載の硬貨処理機は、硬貨をその
表裏面が上下となる状態でその移動を案内可能な硬貨通
路と、該硬貨通路上の硬貨をその上方から押さえながら
搬送させる搬送手段と、硬貨通路に設けられた判別部
と、硬貨通路の前記判別部より下流側に設けられたリジ
ェクト部と、硬貨通路の前記リジェクト部より下流側に
設けられた分類選別部と、硬貨通路の前記分類選別部よ
り下流側に設けられた受入口と、を備え、硬貨の金種毎
の計数および分類収納を行う硬貨処理機であって、硬貨
通路を搬送可能な外径を有するとともに、取り扱う硬貨
の最も大径のものより大径をなし、搬送手段による搬送
時に、硬貨通路に付着または焼き付いた金属粉に当接し
てこれを通路から剥離させる清掃用コインを有するとと
もに、清掃用コインのみを保管するとともに該清掃用コ
インを硬貨通路に繰り出し可能な清掃コイン保管部と、
清掃用コインを、清掃コイン保管部から硬貨通路に繰り
出させるとともに搬送手段により搬送させ前記リジェク
ト部をそのまま通過させて前記受入口に至らせる清掃処
理を実行させる制御部と、を有することを特徴としてい
る。これにより、清掃用コインが、搬送手段による搬送
で、硬貨通路に付着または焼き付いた金属粉に当接して
これを通路から剥離させることになる。制御部が、清掃
用コインを、該清掃用コインのみを保管する清掃コイン
保管部から硬貨通路に繰り出させるとともに搬送手段で
搬送させる清掃処理を実行させることになる。
【0005】本発明の請求項2記載の硬貨処理機は、
貨をその表裏面が上下となる状態でその移動を案内可能
な硬貨通路と、該硬貨通路上の硬貨をその上方から押さ
えながら搬送させる搬送手段と、硬貨通路に設けられた
判別部と、硬貨通路の前記判別部より下流側に設けられ
た停止装置と、硬貨通路の最下流位置に設けられて受入
口および集積部への振り分けを行う振分部と、を備え、
同じ金種の硬貨の所定枚数ずつの集積および包装を行う
硬貨処理機であって、硬貨通路を搬送可能な外径を有す
るとともに、取り扱う硬貨の最も大径のものより大径を
なし、搬送手段による搬送時に、硬貨通路に付着または
焼き付いた金属粉に当接してこれを通路から剥離させる
清掃用コインを有するとともに、清掃用コインのみを保
管するとともに該清掃用コインを硬貨通路に繰り出し可
能な清掃コイン保管部と、清掃用コインを、清掃コイン
保管部から硬貨通路に繰り出させるとともに搬送手段に
より搬送させ前記停止装置をそのまま通過させて前記受
入口に至らせる清掃処理を実行させる制御部とを有する
ことを特徴としている。
【0006】本発明の請求項3記載の硬貨処理機は、
求項1または2記載のものに関して、手動操作されるこ
とにより制御部に投入信号を出力する投入信号出力手段
を設け、制御部は、投入信号が入力されたことを条件
に、清掃処理を実行させることを特徴としている。これ
により、制御部は、投入信号出力手段が手動操作される
ことで、清掃処理を実行させることになるため、任意の
タイミングで清掃処理を行うことができる。
【0007】本発明の請求項4記載の硬貨処理機は、
求項1乃至3のいずれか一項に記載のものに関して、制
御部は、機体電源立ち上げ後に、直ちに、清掃処理を実
行させることを特徴としている。これにより、制御部
は、機体電源立ち上げ後に、直ちに、清掃処理を実行さ
せるため、一日の始め等、定期的に実行される機体電源
立ち上げ時に常に自動的に清掃処理を行うことができ
る。
【0008】本発明の請求項5記載の硬貨処理機は、
求項1乃至4のいずれか一項に記載のものに関して、制
御部は、清掃処理を実行後の硬貨の硬貨通路における通
過枚数を計数し、その計数値があらかじめ設定された基
準枚数を超えると、清掃処理を実行させることを特徴と
している。これにより、制御部は、清掃処理を実行後の
硬貨の硬貨通路における通過枚数を計数し、その計数値
があらかじめ設定された基準枚数を超えると、次の清掃
処理を実行させるため、所定枚数の通過毎に自動的に清
掃処理を行うことができ、よって、清掃処理の実行忘れ
を防止した上で、清掃処理を多く行い過ぎることも防止
できる。
【0009】本発明の請求項6記載の硬貨処理機は、
求項1乃至4のいずれか一項に記載のものに関して、制
御部は、清掃処理を実行後、あらかじめ設定された所定
時間経過後に、清掃処理を実行させることを特徴として
いる。これにより、制御部が、清掃処理を実行後、あら
かじめ設定された所定時間経過後に、次の清掃処理を実
行させるため、所定時間の経過毎に自動的に清掃処理を
行うことができ、よって、清掃処理の実行忘れを防止し
た上で、清掃処理を多く行い過ぎることも防止できる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の硬貨処理機の第1の実施
の形態を図1〜図7を参照して以下に説明する。なお、
第1の実施の形態は、特開昭63−250792号公報
に示されるような、硬貨Cを金種毎に計数および分類収
納を行う硬貨選別分類機である。図中符号11は、多量
の硬貨Cが投入されるとともに、図示せぬ駆動モータの
駆動力で鉛直軸回りに正逆回転可能とされた回転円盤、
符号12は、回転円盤11の外周側に近接配置されて、
回転時の遠心力で回転円盤11の外周側に移動させられ
る硬貨Cを一枚ずつ分離して通過させる繰出口、符号1
3は、繰出口12の回転円盤11に対し反対側に設けら
れ、繰出口12を通過した硬貨Cをその表裏面が上下と
なる状態で受け入れる硬貨通路を示している。なお、回
転円盤11、これを駆動する図示せぬ駆動モータおよび
繰出口12で、硬貨Cを一枚ずつ分離して繰り出させる
分離部14が構成されている。
【0011】硬貨通路13は、繰出口12を通過した硬
貨Cを受け入れる搬送底面16と、搬送底面16の両側
に該搬送底面16より一段高く設けられたガイド部17
とで構成されており、搬送底面16の上側には複数の搬
送ベルト19が搬送底面16の延在方向に沿ってほぼ直
列に張り渡されていて、これら搬送ベルト19とこれら
を駆動する駆動モータとで硬貨搬送部(搬送手段)20
が構成されている。
【0012】硬貨搬送部20は、その搬送ベルト19で
硬貨通路13の搬送底面16上の硬貨Cをその上方から
押さえながら搬送底面16を滑らせつつ移送させるよう
になっており、これにより、硬貨Cはガイド部17で案
内されながら硬貨通路13の搬送底面16上を回転円盤
11から離間する一方向に移動する。なお、ガイド部1
7,17間の幅すなわち搬送底面16の幅は、硬貨Cが
一列をなすように(すなわち後方の硬貨Cが前方の硬貨
Cを追越すことがないように)設定されている。
【0013】硬貨通路13の搬送底面16には、上側を
通過する硬貨Cの磁気的特性から材質を検出する材質判
別部22が設けられており、該材質判別部22の硬貨搬
送方向下流側には、搬送底面16を移動する硬貨Cの外
径を検出する外径判別部23が設けられていて、これら
材質判別部22および外径判別部23で硬貨Cの特性を
検出する判別部(検出手段)24が構成されている。
【0014】さらに、外径判別部23の下流側には、一
方のガイド部17側から突出・引込自在に設けられ突出
時に硬貨Cを停止させる停止装置26が設けられてお
り、該停止装置26の近傍の搬送底面16には、該搬送
底面16に形成された開口部を開閉させる開閉装置27
が設けられていて、これら停止装置26と開閉装置27
とでリジェクト部28が構成されている。
【0015】このリジェクト部28は、制御部30で制
御されるもので、材質判別部22および外径判別部23
の判別の結果あらかじめ設定記憶された材質および外径
以外と判別されたものを停止装置26で停止させ、かつ
開閉装置27の開作動で搬送底面16から下方に落下さ
せて図示せぬリジェクト口に案内する。
【0016】リジェクト部28の下流側の搬送底面16
には、搬送ベルト19で搬送されてくる硬貨Cを、小径
の硬貨Cから順に落下させる各金種別の選別孔32a〜
32fからなる分類選別部33が設けられている。この
分類選別部33で分類選別された硬貨Cは、図示せぬ各
金種別の一時貯留部に導かれて一時貯留される。さら
に、一時貯留部で一時貯留していた硬貨Cは、収納処理
部34の駆動で、機内の図示せぬ収納部に収納され、ま
たは機外に臨む図示せぬ払出口から払い出されることに
なる。
【0017】ここで、この実施の形態においては、搬送
底面16の幅より小径で、かつ最も大径の硬貨Cを落下
させる選別孔32fの落下可能径より大径の図示せぬ清
掃用コインを搬送させる。そして、硬貨通路13の分類
選別部33のさらに下流側には、すべての選別孔32a
〜32fで落下されない上記清掃用コインを受け入れる
図示せぬ受入口が設けられており、該受入口で受け入れ
られた清掃用コインは清掃コイン還流部(清掃コイン保
管部)36に導入される。この清掃コイン還流部36
は、清掃コインを保管するとともに、該清掃用コイン
を、制御部30から繰出信号が出力されたときのみ回転
円盤11に投入することにより、該回転円盤11を介し
て硬貨通路13に繰り出すようになっている。なお、制
御部30は、清掃コイン還流部36から回転円盤11に
投入させる清掃用コインの数を制御可能となっている。
【0018】制御部30には、図3に示すように、上記
した、分離部14、硬貨搬送部20、判別部24、リジ
ェクト部28、収納処理部34および清掃コイン還流部
36が接続されており、さらに、操作者に向け表示を行
う表示部37と、操作者が手動により操作を入力する操
作部38とが接続されている。
【0019】この制御部30は、各金種の硬貨Cおよび
清掃用コインを予め判別部24で検出すること等により
作成される基準データを記憶するROMや、判別部24
で判別された金種毎の硬貨Cの計数値等のデータの書き
込みおよび読み出しが可能なRAMを有しており、判別
部24からの検出信号を受けると、その検出結果とRO
Mに記憶されている基準データとを比較してその検出物
の種類(正規硬貨、清掃用コイン、これら以外のリジェ
クト硬貨、正規硬貨の場合その金種)を判断するととも
に、操作部38あるいは判別部24等から受けた信号に
基づいて、分離部14、硬貨搬送部20、リジェクト部
28、清掃コイン還流部36および収納処理部34の駆
動を制御し、また、必要に応じて表示部37に、処理し
た硬貨Cの金額等の情報等を表示させる。
【0020】そして、上記したように、この実施の形態
においては、搬送底面16の幅より小径かつ取り扱う硬
貨Cの最も大径のものより大径の清掃用コインを用い
る。日本国内用の硬貨処理機の場合、この清掃用コイン
としては、例えば、その外直径が27.5mm、厚さが
1.8mmの円板状で、材質がニッケルと銅の合金のも
のを用いることができる(ここで、最も大径の500円
硬貨は、外直径が26.5mm、厚さが1.8mm)。
また、例えば、外周面の形状はその全幅にわたって中心
軸線に平行をなしており、表裏面は中心軸線に直交する
平坦な形状をなしている。
【0021】次に、以上の構成の硬貨処理機で行う「選
別計数処理」および「清掃処理」について説明する。ま
ず、「選別計数処理」について説明する。選別計数処理
は、操作部38に設けられたスタートスイッチ38aが
操作者に押されることによって開始されるもので、選別
計数を行う硬貨Cが操作者により分離部14の回転円盤
11に投入された状態で、スタートスイッチ38aが押
されることにより該スタートスイッチ38aから出力さ
れる信号を受けると、制御部30は、分離部14の回転
円盤11および硬貨搬送部20の搬送ベルト19を駆動
する。これにより、回転円盤11から硬貨Cが一枚ずつ
分離されて硬貨通路13の搬送底面16上に繰り出され
るとともに、該搬送底面16上を順次列をなすように移
送される。
【0022】そして、上記のような硬貨通路13の移送
中において、硬貨Cは、まず、材質判別部22でその磁
気的特性から材質が検出され、続いて、外径判別部23
でその外径を検出される。ここで、制御部30では、判
別部24からのこれらの検出データとあらかじめ設定記
憶された基準データとを比較し、材質および外径が共に
一致する金種がある場合、その金種の硬貨Cであると判
定して計数を行うとともに、停止装置26および開閉装
置27をそのまま通過させて分類選別部33に至らせ
る。すると、該硬貨Cは、分類選別部33の各金種別の
選別孔32a〜32fのうち該当金種のものから落下さ
れ、該当金種の図示せぬ一時貯留部に導かれて一時貯留
される。一方、材質および外径が共に一致する金種がな
い場合、該硬貨Cを停止装置26で停止させ、かつ開閉
装置27の開作動で下方に落下させて図示せぬリジェク
ト口に案内する。
【0023】ここで、制御部30では、判別部24が硬
貨Cを検出しない時間が所定時間経過した場合には、処
理する硬貨Cがなくなったものと判断して、分離部14
の回転円盤11の駆動を停止させ、続いて硬貨搬送部2
0のすべての搬送ベルト19の駆動を停止させる。そし
て、表示部37に、選別計数処理を行った硬貨Cの金額
を表示して操作者にその金額を確認させる。これによ
り、操作者が操作部38の図示せぬ承認スイッチによっ
て手動により承認操作を行うと、制御部30は、一時貯
留部で一時貯留していた硬貨Cを収納処理部34を駆動
して図示せぬ収納部に収納させる一方、操作者が操作部
38の図示せぬ非承認スイッチによって手動により非承
認操作を行うと、一時貯留部で一時貯留していた硬貨C
を収納処理部34を駆動して図示せぬ払出口に払い出さ
せ、このようにして選別計数処理を終了させることにな
る。
【0024】次に、「清掃処理」について説明する。清
掃処理は、回転円盤11に残留する硬貨Cがない状態に
おいて、制御部30が所定のタイミング(後述する)で
開始させるものであり、清掃処理の開始にともなって、
制御部30は、清掃用コイン還流部36を駆動して清掃
用コインを例えば一つだけ分離部14の回転円盤11に
投入させる。次に、制御部30は、分離部14の回転円
盤11および硬貨搬送部20の搬送ベルト19を駆動す
る。すると、回転円盤11から清掃用コインが硬貨通路
13の搬送底面16上に繰り出されるとともに、該搬送
底面16上を移送される。そして、判別部24で検出が
行われることになるが、制御部30では、停止装置26
および開閉装置27をそのまま通過させて分類選別部3
3に至らせる。すると、該清掃用コインは、分類選別部
33の各金種別の選別孔32a〜32fから落下される
ことなく、分類選別部33より下流側の図示せぬ受入口
から清掃用コイン還流部36に戻される。
【0025】ここで、制御部30では、判別部24が清
掃用コインを検出した時点から該清掃用コインが受入口
から清掃用コイン還流部36に戻されるに十分な時間が
経過した場合に、分離部14の回転円盤11の駆動を停
止させ、続いて硬貨搬送部20のすべての搬送ベルト1
9の駆動を停止させて清掃処理を終了させる。
【0026】以上のような清掃処理を行うことで、清掃
用コインが、硬貨搬送部20による搬送で、硬貨通路1
3に付着または焼き付いた金属粉に当接してこれを硬貨
通路13から剥離させることになる。このように、硬貨
通路13に付着または焼き付く硬貨Cの金属粉を、その
状態がひどくなる前に取り去る清掃処理を行うため、硬
貨通路13における硬貨Cの搬送不良の発生を未然に防
止することができる。
【0027】また、清掃用コインを専用に保管する清掃
コイン還流部36と、該清掃コイン還流部36から清掃
用コインを繰り出させる制御部30とを有しているた
め、機体を開放し手作業で清掃用コインを投入するとい
う煩雑な作業をともなうことなく容易に清掃処理を行う
ことができる。しかも、清掃コイン還流部36は、使用
した清掃用コインを還流させるため、使用した清掃用コ
インを手作業で戻す必要がなく、また清掃用コインの清
掃コイン還流部36における残量不足を監視する必要も
ないため、さらに容易に清掃処理を行うことができる。
【0028】なお、一度の清掃処理に対して、制御部3
0が、清掃用コイン還流部36からあらかじめ設定され
た所定複数枚の清掃用コインを回転円盤11に繰り出さ
せることも可能である。この場合、制御部30は、判別
部24の検出結果から清掃用コインの数を確認し、設定
された枚数の最後の清掃用コインを判別部24が検出し
た時点から、該清掃用コインが受入口から清掃用コイン
還流部36に戻されるに十分な時間が経過した場合に、
分離部14の回転円盤11の駆動を停止させ、続いて硬
貨搬送部20のすべての搬送ベルト19の駆動を停止さ
せて清掃処理を終了させることになる。
【0029】加えて、清掃用コインが清掃用コイン還流
部36に回収されるときに、この回収される清掃用コイ
ンを検出するセンサを硬貨通路13の最下流位置あるい
は清掃用コイン還流部36に設けて、該センサが清掃用
コインを検出した場合に、分離部14の回転円盤11の
駆動を停止させ、続いて硬貨搬送部20のすべての搬送
ベルト19の駆動を停止させて清掃処理を終了させても
よい。ここで、上記した清掃処理の終了時に、分離部1
4の回転円盤11および硬貨搬送部20のすべての搬送
ベルト19を、同時に停止させてもよい。
【0030】次に、制御部30による清掃処理の開始の
タイミングの制御について説明する。 操作部38に、操作者の手動により操作されて投入
信号を出力する清掃用コイン投入スイッチ(投入信号出
力手段)を設け、制御部30では、該清掃用コイン投入
スイッチが操作者の押圧で出力させる投入信号を受ける
と、清掃処理を開始させる。
【0031】この場合、図4に示すフローチャートのよ
うに、機体電源のON・OFFを操作する操作部38の
電源スイッチがON操作されて機体電源が立ち上げられ
た後、選別計数処理を開始するか否かを操作部38のス
タートスイッチ38aが押されているか否かにより判定
する(ステップSA1)。このステップSA1におい
て、操作部38のスタートスイッチ38aが押されてい
る場合、選別計数処理を実行させる(ステップSA
2)。ステップSA1で操作部38のスタートスイッチ
38aが押されていない場合、およびステップSA2で
実行された選別計数処理が終了した場合は、清掃処理を
開始すべく操作部38の清掃用コイン投入スイッチが押
されているか否かを判定する(ステップSA3)。ステ
ップSA3において、操作部38の清掃用コイン投入ス
イッチが押されていれば、清掃処理を実行させる(ステ
ップSA4)。ステップSA3で操作部38の清掃用コ
イン投入スイッチが押されていない場合、およびステッ
プSA4で実行された清掃処理が終了した場合、操作部
38の電源スイッチがOFF操作されているか否かを判
定する(ステップSA5)。ステップSA5において、
電源スイッチがOFF操作されていなければステップS
A1に戻る一方、電源スイッチがOFF操作されていれ
ば、機体電源をOFFさせる。
【0032】このように構成することで、操作部38の
電源スイッチがON操作され機体電源が立ち上げられた
後、電源スイッチがOFF操作されるまでの間に、操作
者が清掃用コイン投入スイッチを押すと、そのとき、選
別計数処理が実行されていなければ、清掃処理を開始さ
せ、そのとき、選別計数処理が実行されていれば、該選
別計数処理が終了した時点で清掃処理を実行させること
になる。したがって、選別計数処理が実行されていなけ
れば、任意のタイミングで清掃処理を行うことができ、
また、選別計数処理が行われていても、任意のタイミン
グに対し清掃処理が可能な最も近いタイミングで清掃処
理を行うことができる。
【0033】 制御部30が、図5に示すフローチャ
ートのように、機体電源のON・OFFを操作する操作
部38の電源スイッチがON操作されて機体電源が立ち
上げられた後に、直ちに、清掃処理を一旦実行させる
(ステップSB1)。そして、この清掃処理の終了後、
選別計数処理を開始するか否かを、操作部38のスター
トスイッチ38aが押されているか否かにより判定し
(ステップSB2)、操作部38のスタートスイッチ3
8aが押されていれば、選別計数処理を実行させる(ス
テップSB3)。ステップSB2において、操作部38
のスタートスイッチ38aが押されていない場合、およ
びステップSB3で実行された選別計数処理が終了した
場合、操作部38の電源スイッチがOFF操作されてい
るか否かを判定する(ステップSB4)。ステップSB
4において、電源スイッチがOFF操作されていなけれ
ばステップSB2に戻る一方、電源スイッチがOFF操
作されていれば、機体電源をOFFさせる。
【0034】このように構成することで、操作部38の
電源スイッチがON操作され機体電源が立ち上げられた
後、常に清掃処理を行うことになるとともに、該清掃処
理の実行中は、スタートスイッチ38aが押されても、
選別計数処理は実行させず、清掃処理が終了した時点で
選別計数処理を実行させることになる。したがって、通
常、一日の始めの使用に際して行われる機体電源の立ち
上げに伴って、清掃処理を実行させることになり、常に
定期的に清掃処理を行うことができるため、清掃処理の
実行忘れを防止することができる。その上、清掃処理実
行のためだけの操作が不要となる。
【0035】 制御部30が、あらかじめ定められ
た、清掃処理間に硬貨通路13を流すに最適な清掃基準
枚数をROMに記憶させている。そして、図6に示すフ
ローチャートのように、機体電源のON・OFFを操作
する操作部38の電源スイッチがON操作されて機体電
源が立ち上げられた後、選別計数処理を開始するか否か
を、操作部38のスタートスイッチ38aが押されてい
るか否かにより判定する(ステップSC1)。ステップ
SC1において、操作部38のスタートスイッチ38a
が押されていれば、選別計数処理を実行させた後(ステ
ップSC2)、すでにRAMに記憶されている選別計数
処理した硬貨Cの積算処理枚数に、今回実行された選別
計数処理で処理した硬貨Cの枚数を加算して新たな積算
処理枚数として設定しRAMに記憶する(ステップSC
3)。ステップSC1において、操作部38のスタート
スイッチ38aが押されていない場合、およびステップ
SC3で積算処理枚数が設定された場合、積算処理枚数
が、あらかじめ定められてROMに記憶された清掃基準
枚数を超えたか否かを判定する(ステップSC4)。ス
テップSC4において、あらかじめ定められた清掃基準
枚数を超えた場合には、清掃処理を実行させた後(ステ
ップSC5)、RAMに記憶された積算処理枚数を0に
クリアする(ステップSC6)。ステップSC4におい
て、あらかじめ定められた清掃基準枚数を超えていない
場合、およびステップSC6で積算処理枚数を0にクリ
アした場合、操作部38の電源スイッチがOFF操作さ
れているか否かを判定する(ステップSC7)。ステッ
プSC7において、電源スイッチがOFF操作されてい
なければステップSC1に戻る一方、電源スイッチがO
FF操作されていれば、機体電源をOFFさせる。勿
論、機体電源がOFFされてもRAMの積算処理枚数の
データは保持される。
【0036】このように、制御部30は、清掃処理が終
了してからの後続する硬貨Cの通過枚数を計数し、その
計数値である積算処理枚数があらかじめ設定された清掃
基準枚数を超えると、次の清掃処理を行うことになる。
したがって、硬貨通路13における硬貨Cの所定枚数の
通過毎に自動的に清掃処理を行うことができるため、清
掃処理の実行忘れを防止した上で、清掃処理を多く行い
過ぎることも防止でき、結果的に、最適な間隔で清掃処
理を行うことができる。その上、清掃処理実行のためだ
けの操作が不要となる。
【0037】 制御部30が、あらかじめ定められ
た、清掃処理を行う間隔として最適な清掃基準時間をR
OMに記憶させている。そして、図7に示すフローチャ
ートのように、機体電源のON・OFFを操作する操作
部38の電源スイッチがON操作されて機体電源が立ち
上げられた後、選別計数処理を開始するか否かを、操作
部38のスタートスイッチ38aが押されているか否か
により判定する(ステップSD1)。ステップSD1に
おいて、操作部38のスタートスイッチ38aが押され
ていれば、内部タイマにより処理時間の計時を開始させ
て(ステップSD2)、選別計数処理を実行させ(ステ
ップSD3)、選別計数処理の終了とともに処理時間の
計時を停止させて(ステップSD4)、すでにRAMに
記憶されている選別計数処理の積算処理時間に、今回実
行された選別計数処理の処理時間を加算して新たな積算
処理時間として設定しRAMに記憶する(ステップSD
5)。ステップSD1において、操作部38のスタート
スイッチ38aが押されていない場合、およびステップ
SD5で積算処理時間が設定された場合、積算処理時間
が、あらかじめ定められてROMに記憶された清掃基準
時間を超えたか否かを判定する(ステップSD6)。ス
テップSD6において、あらかじめ定められた清掃基準
時間を超えた場合には、清掃処理を実行させる(ステッ
プSD7)とともに、RAMに記憶された積算処理時間
を0にクリアする(ステップSD8)。ステップSD6
において、あらかじめ定められた清掃基準時間を超えて
いない場合、およびステップSD8で積算処理時間を0
にクリアした場合、操作部38の電源スイッチがOFF
操作されているか否かを判定する(ステップSD9)。
ステップSD9において、電源スイッチがOFF操作さ
れていなければステップSD1に戻る一方、電源スイッ
チがOFF操作されていれば、機体電源をOFFさせ
る。勿論、機体電源がOFFされてもRAMの積算処理
時間のデータは保持される。
【0038】このように、制御部30は、清掃処理が終
了してから、選別計数処理の積算処理時間が、あらかじ
め設定された所定時間を超えると、次の清掃処理を行う
ことになる。したがって、選別計数処理の積算処理時間
が所定時間を経過する毎に自動的に清掃処理を行うこと
ができるため、清掃処理の実行忘れを防止した上で、清
掃処理を多く行い過ぎることも防止でき、結果的に、最
適な間隔で清掃処理を行うことができる。その上、清掃
処理実行のためだけの操作が不要となる。なお、この場
合は、選別計数処理の積算処理時間が所定時間を経過す
る毎に自動的に清掃処理を行うようにしたが、選別計数
処理が頻繁に行われる場合等においては、機体電源のO
N状態の積算時間が所定時間を経過する毎に自動的に清
掃処理を行うようにしてもよい。
【0039】ここで、以上においては、選別計数処理と
清掃処理とを完全に分離して実行する場合を例にとり説
明したが、選別計数処理に並行して清掃処理を実行させ
てもよい。この場合、清掃用コインとして、材質および
外径から判別部24において該清掃用コインであること
を認識できるものを使用することになり、特に、外径に
ついては、分類選別部33の選別孔32a〜32fで落
下されることがないように、取り扱う金種の硬貨Cの最
大のものを落下させる選別孔32fの落下可能径より大
径のものを用いることになる。
【0040】このような清掃用コインを用いて、選別計
数処理開始前または選別計数処理中に、清掃用コインを
清掃用コイン還流部36から分離部14の回転円盤11
に投入させて選別計数を行う硬貨Cに混在させて硬貨通
路13を搬送させることで、判別部24で誤判別される
こともなく、清掃処理を行わせることが可能となる。こ
の場合、制御部30では、判別部24の検出結果から清
掃用コインが検出された場合、その計数は行わず、かつ
リジェクト部28によるリジェクトも行わせないように
制御する。
【0041】また、上記清掃用コインの混在搬送時にお
いて、一度の清掃処理に対して一枚の清掃用コインを回
転円盤11に繰り出させる場合、該清掃用コイン(一度
の清掃処理に対して所定複数枚の清掃用コインを回転円
盤11に繰り出させる場合、その最後の清掃用コイン)
を判別部24で検出した直後に、硬貨Cの硬貨通路13
における通過枚数を0から計数し、その計数値すなわち
積算処理枚数があらかじめ設定された清掃基準枚数を超
えると、次の清掃処理を実行するよう清掃コインを回転
円盤11に投入したり、一度の清掃処理に対して一枚の
清掃用コインを回転円盤11に繰り出させる場合、該清
掃用コイン(一度の清掃処理に対して所定複数枚の清掃
用コインを回転円盤に繰り出させる場合、その最後の清
掃用コイン)を判別部24で検出した直後に、選別計数
処理の時間を0から計時し、その計時時間すなわち積算
処理時間があらかじめ設定された清掃基準時間を超える
と、次の清掃処理を実行するよう清掃コインを回転円盤
11に投入したりすることができる。
【0042】次に、本発明の硬貨処理機の第2の実施の
形態を図8〜図10を参照して以下に第1の実施の形態
との相違部分を中心に説明し、第1の実施の形態と同様
の部分には同一の符号を付しその説明は略す。なお、第
2の実施の形態は、特開平2−193287号公報に示
されるような、同じ金種の硬貨Cを所定枚数ずつ集積さ
せて包装を行う硬貨包装機である。
【0043】第2の実施の形態の硬貨通路13には、そ
の上流側に、ガイド部17,17間の幅すなわち搬送底
面16の幅を、各金種の硬貨Cあるいは清掃用コインに
合わせて変更する通路幅可変機構部42が設けられてお
り、該通路幅可変機構部42が設けられた位置の搬送底
面16には、該通路幅可変機構部42で設定されたガイ
ド部17,17の幅に対応する金種の硬貨Cあるいは清
掃用コインより、小径の硬貨Cのみを落下させる回収口
43が設けられている。この回収口43は、落下された
硬貨Cを、機外に取り出し可能な回収部に導く。
【0044】硬貨通路13の該回収口43のさらに下流
側の搬送底面16には、上側を通過する硬貨Cの磁気的
特性から材質を検出する判別部(検出手段)45が設け
られている。その下流側には、一方のガイド部17側か
ら突出・引込自在に設けられ突出時に硬貨Cを停止させ
る第1の実施の形態と同様の停止装置26が設けられて
おり、硬貨通路13の最下流位置には、硬貨Cおよび清
掃用コインの搬送方向を振り分ける振分部47が設けら
れている。この振分部47は、硬貨通路13の硬貨C
を、第1の実施の形態と同様の清掃用コイン還流部36
に戻すため受け入れる受入口と、集積処理を行う集積部
48とのいずれか一方に振り分けるものである。そし
て、集積部48で所定枚数集積された硬貨Cは、包装部
49で包装されることになる。
【0045】第2の実施の形態の制御部51には、図1
0に示すように、第1の実施の形態と同様の分離部1
4、硬貨搬送部20、停止装置26および清掃コイン還
流部36と、上記した通路幅可変機構部42、振分部4
7、判別部45、集積部48および包装部49とが接続
されており、さらに、第1の実施の形態と同様、操作者
に向け表示を行う表示部37と、操作者が手動により操
作を入力する操作部38とが接続されている。なお、操
作部38には、包装処理を行う金種を操作者が手動操作
で指定すると指定された金種を示す金種信号を出力させ
る金種設定ダイアル38bがさらに設けられている。
【0046】制御部51は、各金種の硬貨Cおよび清掃
用コインを予め判別部45で検出すること等により作成
される基準データを記憶するROMや、判別部45で判
別された金種毎の硬貨Cの計数値等のデータの書き込み
および読み出しが可能なRAMを有しており、判別部4
5からの検出信号を受けると、その検出結果とROMに
記憶されている基準データとを比較してその検出物の種
類(正規硬貨、清掃用コイン、これら以外のリジェクト
硬貨、正規硬貨の場合その金種)を判断するとともに、
操作部38あるいは判別部45等から受けた信号に基づ
いて、分離部14、硬貨搬送部20、通路幅可変機構部
42、停止装置26、振分部47、清掃コイン還流部3
6、集積部48および包装部49の駆動を制御し、ま
た、必要に応じて表示部37に処理した情報等を表示さ
せる。
【0047】そして、この実施の形態においても、第1
の実施の形態と同様の、搬送底面16の幅より小径かつ
取り扱う硬貨Cの最も大径のものより大径の清掃用コイ
ンを用いる。
【0048】次に、以上の構成の硬貨処理機で行う「包
装処理」および「清掃処理」について説明する。まず、
「包装処理」について説明する。包装処理は、金種設定
ダイアル38bで包装処理を行う金種が選択指定される
と、開始されるもので、この金種設定ダイアル38bか
ら設定された金種に応じた金種信号が出力されると、制
御部30は、この金種信号の金種の硬貨Cのみが硬貨通
路13を通過可能となるように通路幅可変機構部42で
ガイド部17,17間の幅を合わせるとともに、振分部
47を硬貨通路13を通過した硬貨Cが集積部48に送
り込まれるように切り換えて、さらに、集積部48およ
び包装部49を該金種の硬貨Cを集積し包装するように
合わせる。
【0049】この後、選別計数を行う硬貨Cが操作者に
より分離部14の回転円盤11に投入された状態で、ス
タートスイッチ38aが押されることにより該スタート
スイッチ38aから出力される信号を受けると、制御部
30は、分離部14の回転円盤11および硬貨搬送部2
0の搬送ベルト19(第2の実施の形態では図示略)を
駆動する。これにより、選択指定された金種の硬貨Cよ
り大径の硬貨Cは、ガイド部17,17間の幅から硬貨
通路13内に入り込むことがなく、選択指定された金種
の硬貨Cおよびこれより小径の硬貨Cが回転円盤11か
ら一枚ずつ分離されて硬貨通路13の搬送底面16上に
繰り出されるとともに、該搬送底面16上を順次列をな
すように移送される。
【0050】そして、回収口43で、選択指定された金
種の硬貨Cより小径の硬貨Cが落下回収され、よって、
選択指定された金種の硬貨Cと同径の硬貨Cが回収口4
3を越えることになり、さらに下流側で、判別部24で
その磁気的特性から材質が検出される。ここで、制御部
51では、この検出データとあらかじめ設定記憶された
基準データとを比較し、材質が選択指定された金種の硬
貨Cと一致する場合、その金種の硬貨Cであると判定し
て計数を行うとともに、停止装置26をそのまま通過さ
せて振分部47を介して集積部48に集積させる。
【0051】そして、所定枚数が判別部45を越えた場
合、所定枚数(例えば50枚)より後の硬貨Cを停止装
置26で停止させるとともに、停止装置26で停止され
る硬貨Cより下流に位置する硬貨Cが集積部48で集積
されるに十分な時間が経過した後、分離部14および硬
貨搬送部20の駆動を停止させ、この状態で、集積部4
8から包装部49に集積状態の硬貨Cを移動させ、包装
部49で包装処理を行わせる。そして、包装部49への
移動で集積部48が硬貨Cの集積が可能な状態となる
と、停止装置26による硬貨Cの停止を解除するととも
に、分離部14および硬貨搬送部20の駆動を再開させ
る。一方、判別部45で検出された材質が選択指定され
た金種の硬貨Cと一致しない場合、該硬貨Cを停止装置
26で停止させ、かつ分離部14および硬貨搬送部20
の駆動を停止させるとともに、表示部37にアラーム表
示をさせる。
【0052】ここで、制御部51では、判別部45が硬
貨Cを検出しない時間が所定時間経過した場合には、処
理する硬貨Cがなくなったものと判断して、分離部14
および硬貨搬送部20の駆動を停止させるとともに、集
積部48に包装されない端数の硬貨Cが集積されている
場合、これを図示せぬ回収部に回収させ回収処理を行
い、このようにして包装処理を終了させる。
【0053】次に、「清掃処理」について説明する。清
掃処理は、回転円盤11に残留する硬貨Cがない状態に
おいて、制御部51が所定のタイミング(後述する)で
開始させるものであり、清掃処理の開始にともなって、
制御部51は、通路幅可変機構部42でガイド部17,
17間の幅を清掃用コインに合わせ、さらに、振分部4
7を、硬貨通路13を通過したものが清掃用コイン還流
部36に送り込まれるように切り換える。次に、制御部
51は、清掃用コイン還流部36を駆動して清掃用コイ
ンを例えば一つだけ回転円盤11に投入させるととも
に、分離部14および硬貨搬送部20を駆動する。する
と、分離部14の回転円盤11から清掃用コインが硬貨
通路13の搬送底面16上に繰り出されるとともに、該
搬送底面16上を回収口43で落下されることなく移送
される。そして、判別部45で検出が行われ、停止装置
26をそのまま通過させて硬貨通路13の最下流の振分
部47で図示せぬ受入口を介して清掃用コイン還流部3
6に戻される。
【0054】ここで、制御部51では、判別部45が清
掃用コインを検出した時点から該清掃用コインが受入口
から清掃用コイン還流部36に戻されるに十分な時間が
経過した場合に、分離部14および硬貨搬送部20の駆
動を停止させて清掃処理を終了させる。
【0055】以上のような清掃処理を行うことで、第1
の実施の形態と同様、硬貨通路13に付着または焼き付
く硬貨Cの金属粉を、その状態がひどくなる前に取り去
る清掃処理を行うことになるため、硬貨通路13におけ
る硬貨Cの搬送不良の発生を未然に防止することができ
るとともに、機体を開放し手作業で清掃用コインを投入
するという煩雑な作業をともなうことなく容易に清掃処
理を行うことができ、さらに、使用した清掃用コインを
手作業で戻す必要がない等の効果を奏することができ
る。
【0056】なお、第1の実施の形態と同様、一度の清
掃処理に対して、制御部51が、清掃用コイン還流部3
6からあらかじめ設定された所定複数枚の清掃用コイン
を回転円盤11に繰り出させることも可能である。この
場合、制御部51は、判別部45の検出結果から清掃用
コインの数を確認し、設定された枚数の最後の清掃用コ
インを判別部45が検出した時点から、該清掃用コイン
が受入口から清掃用コイン還流部36に戻されるに十分
な時間が経過した場合に、分離部14および硬貨搬送部
20の駆動を停止させて清掃処理を終了させることにな
る。
【0057】また、清掃用コインが清掃用コイン還流部
36に回収されるときに、この回収される清掃用コイン
を検出するセンサを硬貨通路13の最下流位置あるいは
清掃用コイン還流部36に設けて、該センサが清掃用コ
インを検出した場合に、分離部14および硬貨搬送部2
0の駆動を停止させて清掃処理を終了させてもよい。
【0058】そして、制御部51による清掃処理の開始
のタイミングの制御についても第1の実施の形態の〜
の制御と同様であり、その相違部分のみ以下に説明す
る。第2の実施の形態では、第1の実施の形態の説明に
おける「選別計数処理」に代えて上記した「包装処理」
を実行させるようにし、これに伴って、第1の実施の形
態においては選別計数処理を開始するか否かの判定を、
スタートボタン38aが押されているか否かで判定して
いたのに対し、第2の実施の形態では包装処理を開始す
るか否かの判定を金種設定ダイアル38bで金種選択が
なされたか否かで判定するように変更すれば、それ以外
は同様である。
【0059】なお、第1の実施の形態のの制御におい
て、操作部38に、操作者の手動により操作される清掃
用コイン投入スイッチを設け、制御部30では、該清掃
用コイン投入スイッチが操作者の押圧で出力させる投入
信号を受けると、清掃処理を開始させるようになってい
るが、第2の実施の形態のみが有する金種設定ダイヤル
38bに清掃用コインを設定する位置を別途設け、制御
部51では、該金種設定ダイヤル38bで清掃用コイン
を設定する位置が選択されると出力される投入信号を受
けた場合に、清掃処理を開始させるようにしてもよく、
この場合、金種設定ダイヤル38bが投入信号出力手段
を構成することになる。
【0060】以上に述べた第1,第2のいずれの実施の
形態において、〜の制御部30,51による清掃処
理の開始のタイミングの制御は、例えば、ととを組
み合わせたり、ととを組み合わせたり、ととを
組み合わせたり、ととを組み合わせたり、とと
を組み合わせたり、とととを組み合わせたり、
とととを組み合わせたりすることができる。この場
合、の制御あるいはの制御を他の制御を組み合わせ
る場合、他の併用された制御が先行して清掃処理を行っ
た場合に、その時点で、の制御においては積算処理枚
数を、の制御においては積算処理時間をそれぞれ0ク
リアするよう制御してもよい。
【0061】また、日本国内で使用されている1円硬貨
(材質:アルミニウム)等のようにその硬度が低い硬貨
Cの場合には、他の金種の硬貨Cよりも削れやすく、ま
た硬貨通路の焼き付き方の程度も通常より早く悪くなっ
てしまうため、このような硬貨Cの材質による変化に対
応するため、第1,第2のいずれの実施の形態において
も、の制御における清掃基準枚数、の制御における
清掃基準時間を変更可能に構成することが可能である。
例えば、1円硬貨を大量に処理する場合には、手動で清
掃基準枚数あるいは清掃基準時間を変更したり、判別部
で検出される1円硬貨の全硬貨に対する割合が大きい場
合に、制御部30,51が自動的に清掃基準枚数あるい
は清掃基準時間を減らすように変更したりすることが可
能である。
【0062】
【0063】さらに、清掃用コインを還流させることな
く、清掃用コインを保管および回転円盤11への投入の
み可能な清掃用コイン保管部と、これとは別に、硬貨通
路13の最下流の受入口から清掃用コインを回収する回
収手段を設けてもよい。
【0064】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項
,2記載の硬貨処理機によれば、清掃用コインが、搬
送手段による搬送で、硬貨通路に付着または焼き付いた
金属粉に当接してこれを通路から剥離させることにな
る。したがって、硬貨通路に付着または焼き付く硬貨の
金属粉を、その状態がひどくなる前に取り去る清掃処理
を行うため、硬貨通路における硬貨の搬送不良の発生を
未然に防止することができる。制御部が、清掃用コイン
を、該清掃用コインのみを保管する清掃コイン保管部か
ら硬貨通路に繰り出させるとともに搬送手段で搬送させ
る清掃処理を実行させることになる。したがって、機体
を開放し手作業で清掃用コインを投入するという煩雑な
作業をともなうことなく容易に清掃処理を行うことがで
きる。
【0065】
【0066】本発明の請求項3記載の硬貨処理機によれ
ば、制御部が、投入信号出力手段が手動操作されること
で、清掃処理を実行させることになるため、任意のタイ
ミングで清掃処理を行うことができる。
【0067】本発明の請求項4記載の硬貨処理機によれ
ば、制御部が、機体電源立ち上げ後に、直ちに、清掃処
理を実行させるため、一日の始め等、定期的に実行され
る機体電源立ち上げ時に常に自動的に清掃処理を行うこ
とができ、よって、清掃処理の実行忘れを防止すること
ができる。その上、清掃処理実行のためだけの操作が不
要となる。
【0068】本発明の請求項5記載の硬貨処理機によれ
ば、制御部が、清掃処理を実行後の硬貨の硬貨通路にお
ける通過枚数を計数し、その計数値があらかじめ設定さ
れた基準枚数を超えると、清掃処理を実行させるため、
所定枚数の通過毎に自動的に清掃処理を行うことがで
き、よって、清掃処理の実行忘れを防止した上で、清掃
処理を多く行い過ぎることも防止できて、最適な間隔で
清掃処理を行うことができる。その上、清掃処理実行の
ためだけの操作が不要となる。
【0069】本発明の請求項6記載の硬貨処理機によれ
ば、制御部が、清掃処理を実行後、あらかじめ設定され
た所定時間経過後に、清掃処理を実行させるため、所定
時間の経過毎に自動的に清掃処理を行うことができ、よ
って、清掃処理の実行忘れを防止した上で、清掃処理を
多く行い過ぎることも防止できて、最適な間隔で清掃処
理を行うことができる。その上、清掃処理実行のためだ
けの操作が不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の硬貨処理機の第1の実施の形態の要
部を示す平面図である。
【図2】 本発明の硬貨処理機の第1の実施の形態の要
部を示すブロック図である。
【図3】 本発明の硬貨処理機の第1の実施の形態の制
御系のブロック図である。
【図4】 本発明の硬貨処理機の第1の実施の形態の制
御部による制御内容の一例を示すフローチャートであ
る。
【図5】 本発明の硬貨処理機の第1の実施の形態の制
御部による制御内容の別の例を示すフローチャートであ
る。
【図6】 本発明の硬貨処理機の第1の実施の形態の制
御部による制御内容のさらに別の例を示すフローチャー
トである。
【図7】 本発明の硬貨処理機の第1の実施の形態の制
御部による制御内容のさらに別の例を示すフローチャー
トである。
【図8】 本発明の硬貨処理機の第2の実施の形態の要
部を示す平面図である。
【図9】 本発明の硬貨処理機の第2の実施の形態の要
部を示すブロック図である。
【図10】 本発明の硬貨処理機の第2の実施の形態の
制御系のブロック図である。
【符号の説明】
13 硬貨通路 20 硬貨搬送部(搬送手段) 24,45 判別部(検出手段) 30,51 制御部 36 清掃コイン還流部(清掃コイン保管部) C 硬貨
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−180242(JP,A) 特開 昭63−231588(JP,A) 特開 平4−260186(JP,A) 実開 平5−16139(JP,U) 実開 昭62−53771(JP,U)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬貨をその表裏面が上下となる状態でそ
    の移動を案内可能な硬貨通路と、 該硬貨通路上の硬貨をその上方から押さえながら搬送さ
    せる搬送手段と 硬貨通路に設けられた判別部と、 硬貨通路の前記判別部より下流側に設けられたリジェク
    ト部と、 硬貨通路の前記リジェクト部より下流側に設けられた分
    類選別部と、 硬貨通路の前記分類選別部より下流側に設けられた受入
    口と、 を備え、 硬貨の金種毎の計数および分類収納を行う硬貨処理機で
    あって、 硬貨通路を搬送可能な外径を有するとともに、取り扱う
    硬貨の最も大径のものより大径をなし、搬送手段による
    搬送時に、硬貨通路に付着または焼き付いた金属粉に当
    接してこれを通路から剥離させる清掃用コインを有する
    とともに、 清掃用コインのみを保管するとともに該清掃用コインを
    硬貨通路に繰り出し可能な清掃コイン保管部と、 清掃用コインを、清掃コイン保管部から硬貨通路に繰り
    出させるとともに搬送手段により搬送させ前記リジェク
    ト部をそのまま通過させて前記受入口に至らせる清掃処
    理を実行させる制御部と、 を有することを特徴とする硬貨処理機。
  2. 【請求項2】 硬貨をその表裏面が上下となる状態でそ
    の移動を案内可能な硬貨通路と、 該硬貨通路上の硬貨をその上方から押さえながら搬送さ
    せる搬送手段と、 硬貨通路に設けられた判別部と、 硬貨通路の前記判別部より下流側に設けられた停止装置
    と、 硬貨通路の最下流位置に設けられて受入口および集積部
    への振り分けを行う振分部と、を備え、 同じ金種の硬貨の所定枚数ずつの集積および包装を行う
    硬貨処理機であって、 硬貨通路を搬送可能な外径を有するとともに、取り扱う
    硬貨の最も大径のものより大径をなし、搬送手段による
    搬送時に、硬貨通路に付着または焼き付いた金属粉に当
    接してこれを通路から剥離させる清掃用コインを有する
    とともに、 清掃用コインのみを保管するとともに該清掃用コインを
    硬貨通路に繰り出し可能な清掃コイン保管部と、 清掃用コインを、清掃コイン保管部から硬貨通路に繰り
    出させるとともに搬送手段により搬送させ前記停止装置
    をそのまま通過させて前記受入口に至らせる清掃処理を
    実行させる制御部と、 を有することを特徴とする 硬貨処理機。
  3. 【請求項3】 手動操作されることにより制御部に投入
    信号を出力する投入信号出力手段を設け、 制御部は、投入信号が入力されたことを条件に、清掃処
    理を実行させることを特徴とする請求項1または2記載
    の硬貨処理機。
  4. 【請求項4】 制御部は、機体電源立ち上げ後に、直ち
    に、清掃処理を実行させることを特徴とする請求項1乃
    至3のいずれか一項に記載の硬貨処理機。
  5. 【請求項5】 制御部は、清掃処理を実行後の硬貨の硬
    貨通路における通過枚数を計数し、その計数値があらか
    じめ設定された基準枚数を超えると、清掃処理を実行さ
    せることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に
    記載の硬貨処理機。
  6. 【請求項6】 制御部は、清掃処理を実行後、あらかじ
    め設定された所定時間経過後に、清掃処理を実行させる
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載
    の硬貨処理機。
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