JP3518895B2 - 硬化性導電性組成物 - Google Patents

硬化性導電性組成物

Info

Publication number
JP3518895B2
JP3518895B2 JP17715394A JP17715394A JP3518895B2 JP 3518895 B2 JP3518895 B2 JP 3518895B2 JP 17715394 A JP17715394 A JP 17715394A JP 17715394 A JP17715394 A JP 17715394A JP 3518895 B2 JP3518895 B2 JP 3518895B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
general formula
component
compound
represented
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP17715394A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0841308A (ja
Inventor
和義 三村
善久 太和田
重夫 秋本
靖典 松成
丞 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kaneka Corp
Original Assignee
Kaneka Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kaneka Corp filed Critical Kaneka Corp
Priority to JP17715394A priority Critical patent/JP3518895B2/ja
Publication of JPH0841308A publication Critical patent/JPH0841308A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3518895B2 publication Critical patent/JP3518895B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Handling Of Cut Paper (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静電力を利用した電子
写真などに使用されるローラーで導電性を必要とされる
ローラーの製造に使用されるローラー用硬化性導電性組
成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、静電力を利用した電子写真などに
使用されるローラーで導電性を必要とされる部品の製造
には、ウレタンゴム、NBR、EPR、シリコーンゴム
などが使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ウレタンゴム
やNBRは硬すぎて均一な接触が必要なばあい、発泡さ
せたり、可塑剤の混合が必要であるが、発泡させたばあ
いには電気特性が不安定になり、可塑剤を用いるとロー
ラーなどの部品からブリードして感光体を汚染したり、
クラックの原因となるばあいがある。
【0004】EPRのばあい、金属シャフトや表面保護
層との接着力が不充分なため、これらの間に特殊な接着
層を設ける必要があり、工数が増えることからコストが
高くつく。
【0005】シリコーンゴムのばあい、低分子量のオリ
ゴマーがブリードし、感光体表面を汚染し、トナーが感
光体に付着しやすくなる。
【0006】また、前記のすべての材料において、感光
ドラムに接触させて帯電させるには、より柔らかくする
必要がある。
【0007】以上のように、従来から使用されている材
料を用いて製造したローラーのばあい、それぞれ固有の
問題があり、また、感光ドラムに接触させて帯電させる
には硬いという問題がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記のごとき
問題を解決し、感光体汚染物質が少なく、低応力で軟ら
かくても機械的特性に優れ、金属シャフトや表面保護層
とも充分な接着力を有し、導電性を有するローラーを与
える硬化性導電性組成物を提供するためになされたもの
であり、電子写真機もしくはプリンターが有する感光体
に接触させて使用するローラーの製造に用いる、 (A)ポリオキシプロピレンの両末端のOHの90%を
アリルエーテル化した重合体および片末端をアリルエー
テル化し、もう一方の末端がOH基のポリオキシプロピ
レン重合体、 (B)一般式(VI):
【化10】 (式中、Xは、−Si(H)n(CH33-n、−Si
(H)n(C253-n、−Si(H)n(C65
3-n(以上のnは1〜3)、−SiH2(C611)で表
わされるケイ素原子を1個含有する基、−Si(C
32Si(CH32H、−Si(CH32CH2CH2
Si(CH32H、−Si(CH32Si(CH3
2、−Si(CH32−p−C64−Si(CH32
H、−Si(CH32NHSi(CH32H、−Si
(CH32N[Si(CH32H]2、−Si(CH3
2OC(CH3)=NSi(CH32H、−Si(C
32N=C(CH3)OSi(CH32Hで表わされ
るケイ素原子を2〜3個含有する基、一般式:
【化11】 (式中、R4は水素原子、−OSi(CH33または−
CH3であり、それぞれのR4は同じでも異なっていても
よい、mおよびnは正の整数で、かつ2≦m+n≦5
0)で表わされる基、一般式:
【化12】 (式中、R4は前記と同じ、mおよびnは正の整数で、
かつ2≦m+n≦50)で表わされる基、一般式:
【化13】 (式中、R4は前記と同じ、mは正の整数、n、pおよ
びqは0または正の整数で、かつ1≦m+n+p+q≦
50)で表わされる基または一般式:
【化14】 (式中、R4は前記と同じ、mは正の整数、nは0また
は正の整数で、かつ2≦m+n≦50)で表わされる
基、R1は水素原子またはメチル基、R2は炭素数1〜2
0の2価の炭化水素基で1個以上のエーテル基が含まれ
ていてもよい、R3はa価のポリオキシプロピレン系重
合体、aは正の整数)で表わされるエーテル結合を有す
る化合物、一般式(VII):
【化15】 (式中、X、R1、R2およびR3、aは前記と同じ)で
表わされるエステル結合を有する化合物、一般式(VII
I):
【化16】 (式中、X、R1、R3、aは前記と同じ)で表わされる
化合物、一般式(IX):
【化17】 (式中、X、R1、R2、R3、aは前記と同じ)で表わ
されるカーボネート結合を有する化合物および一般式
(X):
【化18】 (式中、R5、R6は炭素数1〜6のアルキル基またはフ
ェニル基、R7は−CH3、−CH2CH3、−(CH2l
CH3(l=3〜17)、−CH(CH32、−C(C
33、−C65、−CH2−C65、−CH2CH2
65、−CH2CH(CH3)C65より選ばれる基、
nは0〜30、mは2〜30で表わされる正の整数であ
り、m+n≦50を満足する正の整数)で表わされるオ
ルガノハイドロジェンポリシロキサンよりなる群から選
ばれた分子中に少なくとも2個のヒドロシリル基を有す
る化合物、 (C)ヒドロシリル化触媒および (D)導電性付与物質 からなるローラー用硬化性導電性組成物であり、これら
の使用割合が、(A)成分中のアルケニル基1モル当り
(B)成分中のヒドロシリル基が0.2〜5.0モル
で、(C)成分が10-1〜10-8モル、(D)成分が
(A)成分〜(C)成分の合計量に対して0.01〜3
0重量%であって(ただし、分子中に少なくとも2個の
ヒドロシリル基を有する硬化剤、分子中に少なくとも1
個のアルケニル基を有し、主鎖を構成する繰返し単位が
オキシアルキレン単位からなる重合体、ヒドロシリル化
触媒、および導電性を付与する化合物からなる組成物は
除く)、該組成物からの硬化物の硬度がJIS K 6
301に準ずるJIS A硬度で5〜20°(23℃)
であることを特徴とする硬化性導電性組成物(請求項
1)、請求項1記載の組成物に、さらに(E)貯蔵安定
性改良剤を加えてなる硬化性導電性組成物(請求項
2)、硬化性導電性組成物の硬化物の比抵抗が103
109Ω・cmである請求項1または2記載の硬化性導
電性組成物(請求項3)、および前記導電性付与物質
が、過塩素酸リチウム、過塩素酸ナトリウム、過塩素酸
カリウムであり、該過塩素酸塩の配合割合が(A)成分
〜(C)成分の合計量に対して0.1〜5重量%で、こ
のときの比抵抗が105〜1010Ω・cmである請求項
1または2記載の硬化性導電性組成物(請求項4)
関する。
【0009】
【実施例】本発明の硬化性導電性組成物は、電子写真機
もしくはプリンターが有する感光体に接触させて使用す
るローラーの製造に用いる組成物である。したがって、
該組成物からの硬化物の硬度がJIS K 6301に
準ずるJIS A スプリング法の測定で5〜20°
(23℃)であることが感光体との接触を良好にし、帯
電率が高く、帯電ムラも少なくなるという点から必要で
ある。
【0010】前記本発明の組成物に使用する(A)成分
であるポリオキシプロピレンの両末端のOHの90%を
アリルエーテル化した重合体および片末端をアリルエー
テル化し、もう一方の末端がOH基のポリオキシプロピ
レン重合体のうちのポリオキシプロピレンの両末端のO
Hの90%をアリルエーテル化した重合体は、主鎖が主
としてオキシプロピレン単位からなる重合体であって、
線状であり、数平均分子量が500〜50,000であ
るのが好ましく、1,000〜40,000であるのが
さらに好ましい。数平均分子量が500未満であると、
本発明の組成物を硬化させたばあいに充分な機械的特性
(ゴム硬度、伸び率)などがえられにくくなる。一方、
分子量があまり大きくなり過ぎると、分子中に含まれる
アリルエーテル基1個当りの分子量が大きくなり、粘度
が大きすぎて加工性がわるくなり、硬化性が不充分とな
る。さらに、数平均分子量が6,000以上のもの、と
くに6,000〜40,000のものが好ましい。
【0011】前記主鎖が主としてオキシプロピレン単位
からなる重合体とは、主鎖を構成する単位のうち30%
(重量%、以下同様)以上、好ましくは50%以上がオ
キシプロピレン単位からなる重合体をいい、オキシプロ
ピレン単位以外に含有される単位として、重合体製造時
の出発物質として使用される活性水素を2個有する化合
物、たとえばエチレングリコール、ビスフェノール系化
物などや、重合させるプロピレンオキシドとともに混
合して重合させるまたは別に重合させるエチレンオキシ
ド、ブチレンオキシドなどからの単位があげられる。
【0012】
【0013】
【0014】(A)成分のうちの1成分としてポリオキ
シプロピレンの両末端のOHの90%をアリルエーテル
化した重合体を使用するため、本発明の組成物の硬化性
が充分となり、ポリオキシプロピレン系重合体を使用す
ることによる特徴の1つである低モジュラス高伸びのゴ
ム弾性が充分えられる
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】本発明に使用する(A)成分のうちのポリ
オキシプロピレンの両末端のOHの90%をアリルエー
テル化した重合体を製造する方法としては、種々提案さ
れている方法を用いることができるが、たとえば末端に
水酸基を有するポリオキシプロピレンに、前記の官能基
に対して反応性を示す活性基およびアリル基を有する有
機化合物を反応させることによって、アリルエーテル
を末端に導入することができる。
【0027】前記官能基に対して反応性を示す活性基お
よびアリル基を有する有機化合物の具体例としては、ア
リルクロライド、アリルブロマイドなどがあげられる。
【0028】前記アリルエーテル基を導入する前のポリ
オキシプロピレンは、プロピレンオキシドの通常の重合
法(苛性アルカリを用いるアニオン重合法)や、この重
合体を原料とした鎖延長反応法などによってうることが
できる。また、高分子量で分子量分布が狭く官能基を有
するポリオキシプロピレンは、特開昭61−19763
1号公報、特開昭61−215622号公報、特開昭6
1−215623号公報、特開昭61−218632号
公報、特公昭46−27250号公報および特公昭59
−15336号公報などに記載された方法などによって
うることができる。
【0029】本発明においては、(B)成分である、後
述する有機基にヒドロシリル基を含む基(ヒドロシリル
基含有基)が結合したタイプまたはシロキサン結合を有
する化合物中にヒドロシリル基が含まれるタイプの化合
物であり、分子中に少なくとも2個のヒドロシリル基
(Si−H基)を有する化合物が(A)成分の硬化剤と
して使用される。
【0030】(B)成分は、分子中に含まれるヒドロシ
リル基の数が2〜20個であることが硬化物のゴム弾性
のコントロールや貯蔵安定性の点から好ましく、3〜1
2個であることがさらに好ましい。前記ヒドロシリル基
の数が2個より少ないと硬化不良をおこすばあいが多
い。また、該ヒドロシリル基の個数が20より多くなる
と(B)成分の安定性、したがって本発明の組成物の安
定性がわるくなり、そのうえ硬化後も多量のヒドロシリ
ル基が硬化物中に残存しやすく、ボイドやクラックの原
因となりやすくなる。
【0031】また、(B)成分の分子量にはとくに制限
はなく、低分子量のものから重合体に至るまで各種の分
子量のものを使用しうるが、数平均分子量で500〜5
0,000のもの、さらには500〜20,000のも
のが好適に使用される。
【0032】前記のごとき(B)成分は、線状のもので
も枝分れを有するものでもよい。
【0033】前記有機基にヒドロシリル基含有基が結合
したタイプの化合物におけるヒドロシリル基含有基とし
ては、−Si(H)n(CH33-n、−Si(H)n(C
253-n、−Si(H)n(C653-n(以上のnは
1〜3)、−SiH 2 (C611で表わされるケイ素原
子を1個含有するヒドロシリル基含有基、−Si(CH
32Si(CH32H、−Si(CH32CH2CH2
i(CH32H、−Si(CH32Si(CH3)H2
−Si(CH32−p−C64−Si(CH32H、−
Si(CH32NHSi(CH32H、−Si(C
32N[Si(CH32H]2、−Si(CH32
C(CH3)=NSi(CH32H、−Si(CH32
N=C(CH3)OSi(CH32で表わされるケイ
素原子を2〜3個含有する基や、一般式:
【0034】
【化5】
【0035】(式中、R4は水素原子、−OSi(C
33または−CH 3 であり、それぞれのR4は同じでも
異なっていてもよい、mおよびnは正の整数で、かつ2
≦m+n≦50)、一般式:
【0036】
【化6】
【0037】(式中、R4 、mおよびnは前記と同
じ)、一般式:
【0038】
【化7】
【0039】(式中、R4 は前記と同じ、mは正の整
数、n、pおよびqは0または正の整数で、かつ1≦m
+n+p+q≦50)、一般式:
【0040】
【化8】
【0041】(式中、R4は前記と同じ、mは正の整
数、nは0または正の整数で、かつ2≦m+n≦50
示される鎖状、枝分れ状、環状などの各種の多価ハイ
ドロジェンシロキサンから誘導された基があげられる。
【0042】これらの各種ヒドロシリル基含有基のう
ち、(A)成分に対する相溶性を損う可能性が少ないと
いう点から、ヒドロシリル基含有基の分子量は500以
下であることが望ましく、さらにヒドロシリル基の反応
性も考慮すると、つぎにあげる基が好ましい。
【0043】
【化19】
【0044】(式中、pは正の整数、qは0または正の
整数で、かつ2≦p+q≦4)
【0045】
【化10】
【0046】(B)成分において、同一分子中にヒドロ
シリル基含有基が2個以上存在するばあいには、それら
は互いに同一でもよく異なっていてもよい。
【0047】また、(B)成分に含まれるヒドロシリル
基含有基は分子末端にあっても分子側鎖にあってもよい
が、本発明の組成物を用いてゴム状硬化物を製造するば
あいには、分子末端にある方が有効網目鎖長が長くなる
ので好ましい。
【0048】前記有機基にヒドロシリル基含有基が結合
したタイプの化合物における有機基としては、後述する
有機基にヒドロシリル基含有基が結合したタイプの化合
物の具体例からヒドロシリル基含有基を除いた基があげ
られる。
【0049】前記有機基にヒドロシリル基含有基が結合
したタイプの化合物の具体例としては、一般式(V
I):
【0050】
【化11】
【0051】(式中、Xは前記ヒドロシリル基含有基、
1 、R2 およびR3 、aは前記と同じ)で表わされる
エーテル結合を有する化合物、一般式(VII):
【0052】
【化12】
【0053】(式中、X、R1 、R2 およびR3 、aは
前記と同じ)で表わされるエステル結合を有する化合
物、一般式(VIII):
【0054】
【化13】
【0055】(式中、X、R1 、R3 、aは前記と同
じ)で表わされる化合物、一般式(IX):
【0056】
【化14】
【0057】(式中、X、R1、R2、R3、aは前記と
同じ)で表わされるカーボネート結合を有する化合物を
あげることができる。前記一般式(VI)、(VI
I)、(IX)中のR 2 の具体例としては、たとえば−
CH 2 −、−CH 2 CH 2 −、−CH 2 CH 2 CH 2 −、−C
2 CH(CH 3 )CH 2 −、−CH 2 CH 2 CH 2 CH
2 −、−CH 2 CH 2 OCH 2 CH 2 −、−CH 2 CH 2 OC
2 CH 2 CH 2 −などをあげることができるが、合成の
容易さの点から−CH 2 −であるのが好ましい。
【0058】本発明に使用する(B)成分として、一般
式(X):
【0059】
【化15】
【0060】(式中、R5 、R6 は炭素数1〜6のアル
キル基またはフェニル基、R7 は炭素数1〜18の有機
基より選ばれる基、nは0〜30、mは2〜30で表わ
される正の整数であり、m+n≦50を満足する正の整
数)で表わされるオルガノハイドロジェンポリシロキサ
ン(シロキサン結合を有する化合物中にヒドロシリル基
が含まれるタイプのもの)を用いることもできる。
【0061】前記R5 の具体例としては、たとえば−C
3 、−CH2 CH3 、−CH2 CH2 CH3 、−CH
(CH3 2 、−CH2 CH2 CH2 CH3 、−C(C
33 、−CH2 CH2 CH2 CH2 CH3 、−CH
2 CH2 CH2 CH2 CH2CH3 、−C6 5 などを
あげることができるが、製造の容易さから−CH3 が好
ましい。
【0062】また、前記R6 の具体例としては、たとえ
ば−CH3 、−CH2 CH3 、−CH2 CH2 CH3
−CH(CH3 2 、−CH2 CH2 CH2 CH3 、−
C(CH3 3 、−CH2 CH2 CH2 CH2 CH3
−CH2 CH2 CH2 CH2CH2 CH3 、−C6 5
などをあげることができるが、製造の容易さ、作業性の
よさから、−CH3 が好ましい。
【0063】さらに、前記R7の具体例としては、−
3、−CH2CH3、−(CH2lCH3(l=3〜1
7)、−CH(CH32、−C(CH33、−C65
−CH2−C65、−CH2CH2−C65、−CH2CH
(CH3)C6 5 あげることができるが、ポリオキシ
プロピレン系重合体との相溶性などの点から、−CH2
CH2−C65、−CH2CH(CH3)−C65が好ま
しい。
【0064】前記のごときポリシロキサン系硬化剤の具
体例としては、たとえば
【0065】
【化16】
【0066】などがあげられる。
【0067】(A)成分に対する(B)成分の使用割合
は、(A)成分中のアルケニル基1モル当り(B)成分
中のヒドロシリル基が0.2〜5.0モル、さらには
0.4〜2.5モルになるように使用するのがゴム弾性
の点から好ましい。
【0068】本発明に使用する(C)成分であるヒドロ
シリル化触媒としては、ヒドロシリル化触媒として使用
しうるものであるかぎりとくに制限はなく、任意のもの
を使用しうる。
【0069】(C)成分の具体例としては、たとえば白
金の単体、アルミナ、シリカ、カーボンブラックなどの
単体に固体白金を担持させたもの、塩化白金酸、塩化白
金酸とアルコール、アルデヒド、ケトンなどとの錯体、
白金−オレフィン錯体(たとえば、Pt(CH2 =CH
2 2 (PPh3 2 、Pt(CH2 =CH2 2 Cl
2 )、白金−ビニルシロキサン錯体(たとえば、Ptn
(ViMe2 SiOSiMe2 Vi)m 、Pt[(Me
ViSiO)4 m )、白金−ホスフィン錯体(たとえ
ば、Pt(PPh3 4 、Pt(PBu3 4 )、白金
−ホスファイト錯体(たとえば、Pt(P(OP
h)3 4 、P(OBu)3 4 )(以上の式中、Me
はメチル基、Buはブチル基、Viはビニル基、Phは
フェニル基を表わし、m、nは整数を表わす)、ジカル
ボニルジクロロ白金などがあげられる。また、アシュビ
ー(Ashby)の米国特許第3,159,601号お
よび同第3,159,662号の各明細書に記載された
白金−炭化水素複合体、ラモロー(Lamoreau
x)の米国特許第3,220,972号明細書に記載さ
れた白金アルコラート触媒、モディック(Modic)
の米国特許第3,516,946号明細書に記載された
塩化白金酸−オレフィン複合体なども本発明に有用に使
用しうる。さらに、白金化合物以外の触媒も使用するこ
とができ、その具体例としては、たとえばRhCl(P
Ph3 3 、RhCl3 、Rh/Al2 3 、RuCl
3 、IrCl3 、FeCl3 、AlCl3 、PdCl2
・2H2 O、NiCl2 、TiCl4 など(Phはフェ
ニル基を表わす)があげられる。
【0070】これらの触媒のうちでは、触媒活性の点か
ら、塩化白金酸、白金−オレフィン錯体、白金−ビニル
シロキサン錯体が好ましい。
【0071】これらの触媒は単独で使用してもよく、2
種以上併用してもよい。
【0072】(C)成分の使用量としては、(A)成分
中のアルケニル基1モルに対して、10-1〜10-8
ル、さらには10-3〜10-6モルの範囲で用いるのが好
ましい。前記使用量が10-8モルより少ないと充分に硬
化が進行しない。また、ヒドロシリル化触媒は、一般に
高価で腐食性であり、また、水素ガスが大量に発生して
硬化物が発泡してしまうばあいがあるので、10-1モル
以上用いないほうが好ましい。
【0073】本発明に使用する(D)成分である導電性
付与物質としては、種々の製法で作られる各種粒径(た
とえば平均粒径5〜200μmのもの)のカーボンブラ
ックや金属微粉末、さらには第4級アンモニウム塩基、
カルボン酸基、スルホン酸基、硫酸エステル基、リン酸
エステル基などを含有する有機化合物もしくは重合体、
エーテルエステルアミドもしくはエーテルアミドイミド
重合体、エチレンオキサイド−エピハロヒドリン共重合
体、メトキシポリエチレングリコールアクリレートなど
で代表される導電性ユニットを有する化合物または高分
子化合物などの有機帯電防止剤などの導電性を付与する
化合物などがあげられる。
【0074】前記カーボンブラックとしては、低抵抗に
するばあい、平均粒径15〜19mμ程度のものが好
ましく使用され、具体例としては熱分解法でえられるE
Cカーボンなどがあげられる。
【0075】また、前記金属微粉末としては、たとえば
平均粒径0.1μm〜3mμ程度の金属粉末が好まし
く使用され、具体例としてはNiパウダーなどがあげら
れる。
【0076】前記第4級アンモニウム塩基(たとえば
【0077】
【化17】
【0078】などの基)、カルボン酸基(−COOH基
の他、−COONa基、−COOK基のごときカルボン
酸塩基も含まれる)、スルホン酸基(−SO3 H基の
他、−SO3 Na基、−SO3 K基のごときスルホン酸
塩基も含まれる)、硫酸エステル基(−OSO3 Na、
−OSO3 Kなどの基)、リン酸エステル基(−OPO
32 などの基)を含有する有機化合物もしくは重合体
としては、たとえば第4級アンモニウムクロライド、第
4級アンモニウムサルフェート、第4級アンモニウムナ
イトレートなどの第4級アンモニウム塩基含有有機化合
物、ポリビニルベンジル型カチオンやポリアクリル酸型
カチオンのような第4級アンモニウム塩基含有重合体、
高級脂肪酸のアルカリ金属塩のごときカルボン酸基含有
有機化合物、アイオノマーのごときカルボン酸基含有重
合体、アルキルスルホネート、アルキルベンゼンスルホ
ネートなどのスルホン酸基含有有機化合物、ポリビニル
ベンジル型スルホネート、ポリアクリル酸型スルホネー
トなどのスルホン酸基含有重合体、アルキルサルフェー
トのごとき硫酸エステル基含有有機化合物、アルキルホ
スフェートなどのリン酸エステル基含有有機化合物など
があげられる。
【0079】前記化合物以外の、たとえばアルキルベタ
イン型、アルキルイミダゾリン型、アルキルアラニン型
のごとき両性系の有機帯電防止剤や、ポリオキシエチレ
ンアルキルアミン、ポリオキシエチレンアルキルアミ
ド、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシ
エチレンアルキルフェニルエーテル、グリセリン脂肪酸
エステル、ソルビタン脂肪酸エステルのごとき非イオン
系の有機帯電防止剤なども使用しうる。
【0080】前記エーテルエステルアミドもしくはエー
テルアミドイミド重合体とは、重合体中にエーテル結合
とエステルアミド結合もしくはエーテル結合エステルア
ミド結合で表わされる基を有し、重合体全体として導電
性を付与するものである。
【0081】また、前記エチレンオキサイド−エピハロ
ヒドリン共重合体とは、エピクロルヒドリンなどのエピ
ハロヒドリンとエチレンオキサイドとを共重合されたも
のである。
【0082】さらに、前記メトキシポリエチレングリコ
ールアクリレートとは、メトキシポリエチレングリコー
ルとアクリル酸とのエステルの重合体のことである。
【0083】前記有機帯電防止剤が重合体のばあい、液
状であるのが望ましいので、平均分子量は液状になる範
囲のものが好ましい。
【0084】(D)成分である導電性付与物質の使用量
としては、(A)〜(C)成分の合計量に対して約0.
01〜30%であり、通常、硬化物の比抵抗が103
109Ω・cmになるように加えられる。
【0085】また、イオン性の化合物でもよく、過塩素
酸リチウム、過塩素酸ナトリウム、過塩素酸カリウムの
添加でも105 〜1010Ω・cmの比抵抗がえられる。
このばあいの添加量は(A)〜(C)の合計量に対して
0.1〜5%、好ましくは0.2〜1%である。
【0086】前記(A)〜(D)成分からなる本発明の
組成物に、要すれば貯蔵安定性を改良するために(E)
成分である貯蔵安定性改良剤を添加してもよい。
【0087】(E)成分は、(B)成分の貯蔵安定剤と
して知られている通常の安定剤で所期の目的を達成する
ものであれば使用することができる。
【0088】このような(E)成分の好ましい例として
は、たとえば脂肪族不飽和結合を含有する化合物、有機
リン化合物、有機硫黄化合物、チッ素含有化合物、スズ
系化合物、有機過酸化物などがあげられる。具体例とし
ては、たとえばベンゾチアゾール、チアゾール、ジメチ
ルマレート、ジメチルアセチレンジカルボキシレート、
2−ペンテンニトリル、2,3−ジクロロプロペン、キ
ノリンなどがあげられるが、これらに限定されるわけで
はない。これらのなかでは、ポットライフおよび速硬化
性の両立という点から、チアゾール、ベンゾチアゾー
ル、ジメチルマレートがとくに好ましい。
【0089】前記貯蔵安定性改良剤は単独で用いてもよ
く、また2種以上併合してもよい。
【0090】(E)成分の使用量は、(A)成分および
(B)成分に均一に分散するかぎりほぼ任意に選ぶこと
ができるが、(B)成分のSi−H基含有化合物1モル
に対し、10-6〜10-1モルの範囲で用いるのが好まし
い。前記使用量が10-6モル未満では(B)成分の貯蔵
安定性が充分に改良されず、また10-1モルを超えると
硬化性が不充分になることがある。
【0091】さらに、本発明の組成物には、必要に応じ
て、その他の充填剤、酸化防止剤、可塑剤、紫外線吸収
剤、顔料、界面活性剤などを適宜添加することができ
る。前記その他の充填剤の具体例としては、たとえば微
粉シリカ、炭酸カルシウム、クレー、タルク、酸化チタ
ン、亜鉛華、珪藻土、硫酸バリウムなどがあげられる。
【0092】前記のごとき成分から調製される本発明の
組成物は、電子写真機もしくはプリンターが有する感光
体に接触させて使用するローラーの製造に好適に使用し
うる。
【0093】また、本発明の組成物は、アルケニル基と
ヒドロシリル基との反応により硬化させるため、速硬化
型で揮発分の少ない硬化物となり、また、硬化物は
(D)成分を含み、ポリオキシプロピレン系重合体を主
要成分として含むため、103 〜109 Ω・cm程度の
導電性〜半導電性を、(D)成分の少量の添加でもえら
れるうえ、低温特性も含めたゴム弾性が良好という特性
を有する硬化物となる。そのうえ、本発明の組成物は、
えられる硬化物がJIS K 6301に準ずるJIS
A スプリング法の測定で5〜20°(23℃)とい
う硬度のものに限られるため、えられたローラーの帯電
率が上がり、帯電ムラも少なくなるという効果が達成さ
れる。
【0094】つぎに本発明の組成物を実施例に基づいて
説明する。
【0095】参考例1 数平均分子量(Mn)8,000、分子量分布(Mw/
Mn)2.0(GPC法)、粘度130ポイズ(20
℃)のポリオキシプロピレン系重合体(ポリオキシプロ
ピレンの両末端のOHの90%をアリルエーテル化した
もの)(A−1)100g、式:
【0096】
【化18】
【0097】で示されるポリシロキサン系硬化剤(Si
−H価0.358モル/100gのもの)(B−1)
6.9g、塩化白金酸の10%イソプロピルアルコール
溶液0.06gおよびケッチェンブラックEC0.5g
を混合し、減圧(10mmHg下、120分間)脱泡し
た。
【0098】えられた組成物を6mmφのステンレス製
シャフトの周りに被覆し、金型内で120℃、30分間
硬化させてステンレス製シャフトの周りに厚さ3mmの
ゴム弾性体層を設けたローラーを製造した。
【0099】硬化物はステンレス製シャフトと充分接着
していた。
【0100】また、えられたローラーを感光体に接触さ
せ、10rpmで10時間回転させたのち、この感光体
を用いて電子複写したが正常に複写でき、感光体にも異
常は見られなかった。
【0101】前記ローラー表面にアルコール可溶性ナイ
ロンを膜厚が50μmになるように塗布し、5mm□の
ごばん目状に切り目を入れてメンディングテープ(住友
スリーエム(株)製)で剥離テストを行なったが、ナイ
ロン層は剥離しなかった。
【0102】前記ゴム弾性体層の形成に用いた組成物を
用いて、前記テストとは別に高さ12.7mm、径29
mmの円筒サンプルを注型し、JIS A硬度を測定し
たところ、14°であった。また、前記ローラーをトレ
ック・ジャパン(株)製内装式表面電位計で帯電率を測
定したところ96%以上であった。
【0103】実施例 参考 例1で使用した(A−1)成分のかわりに(A−
1)成分100gと数平均分子量(Mn)3,000で
片末端をアリルエーテル化し、もう一方の末端がOH基
のポリオキシプロピレン重合体(A−2)10gとを使
用し、(B−1)成分のかわりに式:
【0104】
【化19】
【0105】で示されるポリシロキサン系硬化剤(Si
−H価0.917モル/100g)(B−2)3.2g
を使用した他は参考例1と同様にして、ステンレス製シ
ャフトの周りにゴム弾性体層を設けたローラーを製造し
た。
【0106】硬化物はステンレス製シャフトと充分接着
していた。
【0107】また、えられたローラーを感光体に接触さ
せ、10rpmで10時間回転させたのち、この感光体
参考例1と同様に用いて電子複写したが正常に複写で
き、感光体にも異常は見られなかった。
【0108】前記ローラー表面にアルコール可溶性ナイ
ロンを膜厚が50μmになるように塗布し、5mm□の
ごばん目状に切り目を入れてメンディングテープ(住友
スリーエム(株)製)で剥離テストを行なったが、ナイ
ロン層は剥離しなかった。
【0109】前記ゴム弾性体層の形成に用いた組成物を
用いて、前記テストとは別に高さ12.7mm、径29
mmの円筒サンプルを注型し、JIS A硬度を測定し
たところ、19°であった。また、前記ローラーをトレ
ック・ジャパン(株)製内装式表面電位計で帯電率を測
定したところ96%以上であった。
【0110】実施例 参考 例1で調製した組成物に、さらに実施例で添加し
た片末端アリル基(片末端OH基)のポリオキシプロピ
レン重合体(Mn3,000)(A−2)を10g添加
したほかは参考例1と同様にして、ステンレス製シャフ
トの周りにゴム弾性体層を設けたローラーを製造した。
【0111】硬化物はいずれもステンレス製シャフトと
充分接着していた。
【0112】また、えられたローラーを感光体に接触さ
せ、10rpmで10時間回転させたのち、この感光体
参考例1と同様に用いて電子複写したが正常に複写で
き、感光体にも異常は見られなかった。
【0113】前記ローラー表面にアルコール可溶性ナイ
ロンを膜厚が50μmになるように塗布し、5mm□の
ごばん目状に切り目を入れてメンディングテープ(住友
スリーエム(株)製)で剥離テストを行なったが、ナイ
ロン層は剥離しなかった。
【0114】前記ゴム弾性体層の形成に用いた組成物を
用いて、前記テストとは別に高さ12.7mm、径29
mmの円筒サンプルを注型し、JIS A硬度を測定し
たところ、5°であった。また、前記ローラーをトレッ
ク・ジャパン(株)製内装式表面電位計で帯電率を測定
したところ96%以上であった。
【0115】比較例1 実施例2において、片末端アリル基(片末端OH基)の
ポリオキシプロピレン重合体(Mn3,000)(A−
2)を使用しない以外は同様にしてステンレス製シャフ
トの周りにゴム弾性体層を設けたローラーを製造した。
【0116】硬化物はいずれもステンレス製シャフトと
充分接着していた。
【0117】また、えられたローラーを感光体に接触さ
せ、10rpmで10時間回転させたのち、この感光体
を実施例1と同様に用いて電子複写したが正常に複写で
き、感光体にも異常は見られなかった。
【0118】前記硬化物表面にアルコール可溶性ナイロ
ンを膜厚が50μmになるように塗布し、5mm□のご
ばん目状に切り目を入れてメンディングテープ(住友ス
リーエム(株)製)で剥離テストを行なったが、ナイロ
ン層は剥離しなかった。
【0119】前記ゴム弾性体層の形成に用いた組成物を
用いて、前記テストとは別に高さ12.7mm、径29
mmの円筒サンプルを注型し、JIS A硬度を測定し
たところ、23°であった。また、前記ローラーをトレ
ック・ジャパン(株)製内装式表面電位計で帯電率を測
定したところ90%以上であった。
【0120】ここで参考例1、実施例1〜と比較例1
のJIS A硬度と帯電率との結果を表1にまとめて記
載する。
【0121】
【表1】
【0122】表1から、ゴム弾性体層のJIS A硬度
が5〜19°のばあいに帯電率が96%以上と良好にな
るが、23°のばあいには90%と低くなることがわか
る。
【0123】
【発明の効果】本発明の組成物からの硬化物でJIS
A硬度5〜20°のものをゴム弾性層に使用したローラ
ーのばあい、従来からの問題が解決されるうえ、帯電率
もアップする。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G03G 15/02 101 G03G 15/02 101 (72)発明者 松成 靖典 滋賀県大津市比叡辻二丁目1番1号 鐘 淵化学工業株式会社内 (72)発明者 福田 丞 滋賀県大津市比叡辻二丁目1番1号 鐘 淵化学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−300564(JP,A) 特開 平8−12870(JP,A) 特開 昭60−55056(JP,A) 特開 平2−282281(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 71/02 - 71/03 B41J 13/076 C08K 3/00 - 3/40 C08K 5/00 - 5/59 C08L 83/05 G03G 15/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真機もしくはプリンターが有する
    感光体に接触させて使用するローラーの製造に用いる、 (A)ポリオキシプロピレンの両末端のOHの90%を
    アリルエーテル化した重合体および片末端をアリルエー
    テル化し、もう一方の末端がOH基のポリオキシプロピ
    レン重合体、 (B)一般式(VI): 【化1】 (式中、Xは、−Si(H)n(CH33-n、−Si
    (H)n(C253-n、−Si(H)n(C65
    3-n(以上のnは1〜3)、−SiH2(C611)で表
    わされるケイ素原子を1個含有する基、−Si(C
    32Si(CH32H、−Si(CH32CH2CH2
    Si(CH32H、−Si(CH32Si(CH3
    2、−Si(CH32−p−C64−Si(CH32
    H、−Si(CH32NHSi(CH32H、−Si
    (CH32N[Si(CH32H]2、−Si(CH3
    2OC(CH3)=NSi(CH32H、−Si(C
    32N=C(CH3)OSi(CH32Hで表わされ
    るケイ素原子を2〜3個含有する基、一般式: 【化2】 (式中、R4は水素原子、−OSi(CH33または−
    CH3であり、それぞれのR4は同じでも異なっていても
    よい、mおよびnは正の整数で、かつ2≦m+n≦5
    0)で表わされる基、一般式: 【化3】 (式中、R4は前記と同じ、mおよびnは正の整数で、
    かつ2≦m+n≦50)で表わされる基、一般式: 【化4】 (式中、R4は前記と同じ、mは正の整数、n、pおよ
    びqは0または正の整数で、かつ1≦m+n+p+q≦
    50)で表わされる基または一般式: 【化5】 (式中、R4は前記と同じ、mは正の整数、nは0また
    は正の整数で、かつ2≦m+n≦50)で表わされる
    基、R1は水素原子またはメチル基、R2は炭素数1〜2
    0の2価の炭化水素基で1個以上のエーテル基が含まれ
    ていてもよい、R3はa価のポリオキシプロピレン系重
    合体、aは正の整数)で表わされるエーテル結合を有す
    る化合物、一般式(VII): 【化6】 (式中、X、R1、R2およびR3、aは前記と同じ)で
    表わされるエステル結合を有する化合物、一般式(VII
    I): 【化7】 (式中、X、R1、R3、aは前記と同じ)で表わされる
    化合物、一般式(IX): 【化8】 (式中、X、R1、R2、R3、aは前記と同じ)で表わ
    されるカーボネート結合を有する化合物および一般式
    (X): 【化9】 (式中、R5、R6は炭素数1〜6のアルキル基またはフ
    ェニル基、R7は−CH3、−CH2CH3、−(CH2l
    CH3(l=3〜17)、−CH(CH32、−C(C
    33、−C65、−CH2−C65、−CH2CH2
    65、−CH2CH(CH3)C65より選ばれる基、
    nは0〜30、mは2〜30で表わされる正の整数であ
    り、m+n≦50を満足する正の整数)で表わされるオ
    ルガノハイドロジェンポリシロキサンよりなる群から選
    ばれた分子中に少なくとも2個のヒドロシリル基を有す
    る化合物、 (C)ヒドロシリル化触媒および (D)導電性付与物質 からなるローラー用硬化性導電性組成物であり、これら
    の使用割合が、(A)成分中のアルケニル基1モル当り
    (B)成分中のヒドロシリル基が0.2〜5.0モル
    で、(C)成分が10-1〜10-8モル、(D)成分が
    (A)成分〜(C)成分の合計量に対して0.01〜3
    0重量%であって(ただし、分子中に少なくとも2個の
    ヒドロシリル基を有する硬化剤、分子中に少なくとも1
    個のアルケニル基を有し、主鎖を構成する繰返し単位が
    オキシアルキレン単位からなる重合体、ヒドロシリル化
    触媒、および導電性を付与する化合物からなる組成物は
    除く)、該組成物からの硬化物の硬度がJIS K 6
    301に準ずるJIS A スプリング法の測定で、5
    〜20°(23℃)となることを特徴とする硬化性導電
    性組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の組成物に、さらに(E)
    貯蔵安定性改良剤を加えてなる硬化性導電性組成物。
  3. 【請求項3】 硬化性導電性組成物の硬化物の比抵抗が
    103〜109Ω・cmである請求項1または2記載の硬
    化性導電性組成物。
  4. 【請求項4】 前記導電性付与物質が、過塩素酸リチウ
    ム、過塩素酸ナトリウム、過塩素酸カリウムであり、該
    過塩素酸塩の配合割合が(A)成分〜(C)成分の合計
    量に対して0.1〜5重量%で、このときの比抵抗が1
    5〜1010Ω・cmである請求項1または2記載の硬
    化性導電性組成物。
JP17715394A 1994-07-28 1994-07-28 硬化性導電性組成物 Expired - Lifetime JP3518895B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17715394A JP3518895B2 (ja) 1994-07-28 1994-07-28 硬化性導電性組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17715394A JP3518895B2 (ja) 1994-07-28 1994-07-28 硬化性導電性組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0841308A JPH0841308A (ja) 1996-02-13
JP3518895B2 true JP3518895B2 (ja) 2004-04-12

Family

ID=16026122

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17715394A Expired - Lifetime JP3518895B2 (ja) 1994-07-28 1994-07-28 硬化性導電性組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3518895B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030060971A (ko) * 2000-12-07 2003-07-16 가네가후치 가가쿠 고교 가부시키가이샤 반도전성 수지 조성물 및 반도전성 부재
JP2002194075A (ja) * 2000-12-25 2002-07-10 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd ポリアルキレンオキサイド系重合体の製造方法
JP2002333751A (ja) * 2001-05-10 2002-11-22 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 半導電性ローラ
JP3988641B2 (ja) * 2002-04-24 2007-10-10 東海ゴム工業株式会社 Oa機器部材用ゴム組成物およびそれを用いたoa機器部材
JP3914511B2 (ja) * 2003-05-07 2007-05-16 信越化学工業株式会社 ロール用ゴム組成物およびそれを用いたイオン導電性ゴムロール

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0841308A (ja) 1996-02-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100317983B1 (ko) 현상롤러_
JP2001220509A (ja) 硬化性組成物
JP3578510B2 (ja) 発泡弾性体層を有するローラーの製法
JP3914511B2 (ja) ロール用ゴム組成物およびそれを用いたイオン導電性ゴムロール
JP3518895B2 (ja) 硬化性導電性組成物
JP3490500B2 (ja) 硬化性導電性組成物
JP2007033665A (ja) 導電性ローラ
JP4706868B2 (ja) 帯電防止性マイクロコンタクトプリント用版材
JP3493914B2 (ja) 現像ローラ
JP2007182517A (ja) 導電性フルオロポリエーテル系ゴム組成物
JP3493901B2 (ja) 現像ローラ
JP3471494B2 (ja) 現像ローラー
JP3112627B2 (ja) 導電性シリコーンゴム組成物
JP3605976B2 (ja) 現像ローラ
JPH10186834A (ja) 現像ローラ
JP2001323164A (ja) ローラ用硬化性組成物及びそれからのゴムローラ
JP3484873B2 (ja) 現像ローラ
JP3807152B2 (ja) 発泡性導電性材料組成物
JPH08208990A (ja) 金型離型性の改善された熱硬化型樹脂組成物
JP3493902B2 (ja) 現像ローラ
JP3511523B2 (ja) 半導電性ローラー
JP2004138810A (ja) 導電性ローラ
JPH0844147A (ja) 導電性ローラー
JP3832002B2 (ja) ローラ
JPH07300564A (ja) ローラー用組成物およびそれからのローラー

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040113

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040127

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080206

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090206

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090206

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100206

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100206

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110206

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120206

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130206

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140206

Year of fee payment: 10

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140206

Year of fee payment: 10

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term