JP3518191B2 - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JP3518191B2
JP3518191B2 JP24144996A JP24144996A JP3518191B2 JP 3518191 B2 JP3518191 B2 JP 3518191B2 JP 24144996 A JP24144996 A JP 24144996A JP 24144996 A JP24144996 A JP 24144996A JP 3518191 B2 JP3518191 B2 JP 3518191B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンター等の画像形成装置に用いる現像装置に
係り、詳しくは、潜像担持体表面に対向配置した現像剤
担持体上に非磁性トナーと磁性キャリアとからなる現像
剤により磁気ブラシを形成して、該潜像担持体上の潜像
を現像する現像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、トナーとキャリアとからなる
二成分現像剤を用いた二成分現像方式は、高速現像時に
おいても安定したトナー搬送が可能であることが知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、二成分現像
方式は、細線再現性が悪く、解像力を高めることが困難
であるという問題点があった。
【0004】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、従来に比して解像力
を向上できる二成分現像装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、潜像担持体表面に対向配置した
現像剤担持体上に非磁性トナーと磁性キャリアとからな
る現像剤により磁気ブラシを形成し、該磁気ブラシを該
潜像担持体に接触させて、該潜像担持体上の潜像を現像
する現像装置において、上記現像剤担持体の移動方向に
延びる線状電極が上記潜像担持体と上記現像剤担持体と
の間における該現像剤担持体の全幅方向にわたって複数
配設された電極部材を、該現像剤担持体上に形成された
磁気ブラシが複数の該線状電極の間を通過するように、
設けたことを特徴とするものである。
【0006】この現像装置においては、現像剤担持体上
の磁気ブラシが、現像領域において潜像担持体と現像剤
担持体との間に設けられた電極部材を通過し、潜像担持
体上の潜像を直接現像する。この電極部材は、潜像担持
体と現像剤担持体との間に等電位面を形成し、実質的な
現像電極が近接した状態を実現する。これにより、潜像
担持体上の潜像のエッジ部や潜像担持体端部における電
界の乱れが防止され、潜像追従性が向上する。また、電
極部材を磁気ブラシが通過可能に設定することにより、
磁気ブラシへのストレスが低減される。また、現像剤担
持体上に形成された磁気ブラシが、電極部材の複数の線
状電極間を通過し、潜像担持体上の潜像を直接現像す
る。これらの線状電極を現像剤担持体の移動方向に垂直
に設けると、磁気ブラシは現像領域を通過する際に大き
なストレスを受けて切断されるおそれがある。これに対
して、線状電極を現像剤担持体の移動方向に延びるよう
に設けることで磁気ブラシへのストレスが低減する。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の現像装置に
おいて、上記現像剤担持体として、回転可能な現像ロー
ラを用いたことを特徴とするものである。
【0008】
【0009】請求項3の発明は、請求項1又は2の現像
装置において、上記現像剤担持体と上記電極部材とを同
電位に設定したことを特徴とするものである。
【0010】この現像装置においては、電極部材の電位
を現像剤担持体と同電位にすることにより、実質的な現
像電極を潜像担持体側に近接させた状態を実現する。
【0011】請求項4の発明は、請求項1又は2の現像
装置において、上記電極部材の電位を、上記非磁性トナ
ーを上記現像剤担持体側から上記電極部材側に移動さ
せ、且つ、該電極部材側から上記潜像担持体の画像部に
移動させるべく電界が形成されるように設定したことを
特徴とするものである。
【0012】この現像装置においては、電極部材の電位
設定によって形成された電界により、現像領域において
現像剤担持体側から電極部材側へ、且つ、電極部材側か
ら潜像担持体の画像部へのトナーの搬送が助長される。
【0013】請求項5の発明は、請求項1又は2の現像
装置において、上記電極部材の電位を、上記非磁性トナ
ーを上記電極部材側から上記現像剤担持体側に移動さ
せ、且つ、該電極部材側から上記潜像担持体の画像部に
移動させるべく設定したことを特徴とするものである。
【0014】この現像装置においては、電極部材の電位
設定によって形成された電界により、現像領域において
電極部材側から現像剤担持体側へ、且つ、電極部材側か
ら潜像担持体の画像部へのトナーの搬送が助長される。
このような電界を形成することにより、電極部材と潜像
担持体との間の現像電界強度が強められる。
【0015】請求項6の発明は、請求項1又は2の現像
装置において、上記電極部材又は上記現像剤担持体に交
流成分を重畳したバイアスを印可することを特徴とする
ものである。
【0016】この現像装置においては、電極部材又は現
像剤担持体に交流成分を重畳したバイアスを印加し、現
像剤担持体と潜像担持体との間の現像電界強度を瞬間的
に上昇させて、すなわち、振動電界を発生させてトナー
を活性化する。なお、この交流成分が大きいと、トナー
飛散が生じるおそれがある。これに対して、電極部材に
交流成分を重畳したバイアスを印可する場合、現像剤担
持体に交流成分を重畳したバイアスを印可する場合に比
して振動電界を発生させる距離が短くなるため小さい交
流成分によりトナーの活性化が可能となり、トナー飛散
が抑制される。また、現像剤担持体に交流成分を重畳し
たバイアスを印可する場合は、電極部材に直流バイアス
を印可してトナーを電極部材側から潜像担持体の画像部
へ移動させる電界を形成し、トナーが搬送されやすい状
態を確保しておくことにより、小さい交流成分によりト
ナーの活性化が可能となり、トナー飛散を抑制できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を画像形成装置であ
る電子写真複写機(以下、複写機という)の現像装置に
適用した一実施形態について説明する。図1は、本実施
形態に係る現像装置13の概略構成を示す正面図、図2
は同装置の平面図である。この現像装置13は、潜像担
持体としての感光体ドラム7表面に向けた開口を備えた
ハウジング1と、電極部材としての電極ワイヤ6と、現
像剤担持体としての現像ローラ5と、ハウジング1内の
非磁性トナーと磁性キャリアとからなる二成分現像剤
(以下、現像剤という)9を撹拌すると共に現像ローラ
5側に搬送する第1、2現像剤撹拌搬送ローラ2、3
と、これらのローラ2、3間に設けられた仕切板8と、
現像ローラ5の回転で感光体ドラム7との対向部である
現像領域に搬送される該ローラ5上の現像剤の厚みを均
一にならすように規制するブレード4とを備えている。
また、電極ワイヤ6には電極ワイヤ用電源10、現像ロ
ーラ5には現像ローラ用電源11が設けられ、それぞれ
所定の直流バイアスを印可する。なお、電極ワイヤ6に
は、交流バイアスを印可してもよい。
【0018】上記感光体ドラム7、現像ローラ5、及
び、第1、2現像剤撹拌搬送ローラ2、3は、ハウジン
グ1に対して平行に配列されており、それぞれ矢印方向
に回転可能である。また、上記現像ローラ5は、固定の
磁極と、その周囲に設けられた円筒状の回転可能な非磁
性スリーブとにより構成されている。
【0019】また、上記電極ワイヤ6は、図2に示すよ
うに、感光体ローラ7と現像ローラ5との間に、これら
のローラの軸方向にわたって現像ローラ7の移動方向に
平行に配置されており、図示しない上下のフレームによ
って固定されている。よって、電極ワイヤ6は、感光体
ローラ7に接触して該ローラ7を損傷させたり、現像ロ
ーラ5の回転による磁気ブラシの移動によって変形した
りすることはない。また、電極ワイヤ6は、磁気ブラシ
の移動方向を長手とする矩形の磁気ブラシが通過可能な
開口部を有している。よって、電極ワイヤ6により磁気
ブラシが大きなストレスを受けて切断されることはな
い。
【0020】次に、上記現像装置13の基本的な現像工
程を説明する。ハウジング1に貯留されている現像剤9
は、第1、2現像剤撹拌搬送ローラ2、3により撹拌さ
れながら、現像ローラ5側へ順次搬送される。この際
に、本実施形態は、ネガ・ポジ現像方式を採用してお
り、現像剤9中のトナーは、キャリアとの摩擦により負
極性に帯電した感光体ドラム7と同極性、すなわち、負
極性に帯電する。なお、第1、2現像剤撹拌搬送ローラ
2、3にはスパイラル状の溝が形成されており、これら
のローラによる現像剤9の搬送方向は、それぞれ図2に
示す矢印方向、すなわち、互いに逆方向に設定されてい
る。現像ローラ5へ搬送された現像剤9は、該ローラ5
内部の磁極によりスリーブ表面に吸着後、ブレード4に
より層厚を一定に制限され、磁気ブラシ(穂立ち)12
を形成する。この磁気ブラシ12は、現像ローラ5の回
転により感光体ドラム7との対向位置、すなわち、現像
領域に搬送される。そして、現像ローラ5にバイアスを
印可することによって現像ローラ5と感光体ドラム7と
の間に形成された静電界により、電極ワイヤ6を通過し
た磁気ブラシ12のトナー粒子が感光体ドラム7上の潜
像に引きつけられ、該潜像を現像する。
【0021】ここで、現像領域には電極ワイヤ6により
等電位面が形成され、実質的な現像電極が近接した状態
が実現されている。これにより、感光体ドラム7上の潜
像のエッジ部や該ドラム7の軸方向端部における電界の
乱れを防止して、潜像追従性を向上できる。
【0022】以上のように、本実施形態は、感光体ドラ
ム7と現像ローラ5との間に磁気ブラシが通過可能な電
極ワイヤ6を設けることにより、該ドラム7と該ローラ
5との間に等電位面を形成して実質的には現像電極が近
接した状態を実現するため、感光体ドラム7上の潜像の
エッジ部や該ドラム7端部における電界の乱れが防止さ
れ、潜像追従性が向上する。この結果、従来の二成分現
像装置に比して解像力が向上する。
【0023】また、本実施形態は、磁気ブラシ12が通
過可能な開口を備えた電極ワイヤ6を現像ローラ5の移
動方向に平行に配置することにより、磁気ブラシ12に
与えるストレスを低減し、磁気ブラシの切断によるキャ
リア付着、キャリア落ち、トナー飛散などの発生を防止
できる。
【0024】なお、現像ローラ5と感光体ドラム7との
間に等電位面を形成するための電極ワイヤ6の電位は、
複数に設定可能である。
【0025】図3は、電極ワイヤ6を抵抗Rを介してフ
ロートに設定した場合の変形例を示すものである。これ
によれば、電極ワイヤ6にバイアス印可用の電源を設け
る必要がないため、図1に比して低コストで解像力の向
上をはかることができる。
【0026】また、図4は、電極ワイヤ6の電位を、現
像ローラ5と同電位に設定した場合の変形例を示すもの
である。これによれば、実質的な現像電極を感光体ドラ
ム7側に近接させた状態、すなわち、実質的に現像電界
強度を強くした状態を実現でき、解像力が向上する。ま
た、電極ワイヤ6及び現像ローラ5それぞれにバイアス
印加用の電源を設けることなく1台の電源10を兼用す
るため、図1に比して低コストで解像力の向上をはかる
ことができる。
【0027】また、図5は、電極ワイヤ6の電位を、ト
ナーを現像ローラ5側から電極ワイヤ6側へ移動させ、
且つ、電極ワイヤ6側から感光体ドラム7の画像部へ移
動させるべく電界が形成されるように設定した場合の変
形例を示すものである。これによれば、この現像ローラ
5側から電極ワイヤ6側への電界により、現像ローラ5
近傍のトナーが電極ワイヤ6側、すなわち、感光体ドラ
ム7側に引き寄せられるため、トナー搬送量が増加す
る。
【0028】また、図6は、電極ワイヤ6の電位を、ト
ナー粒子を電極ワイヤ6側から現像ローラ5側へ移動さ
せ、且つ、電極ワイヤ6側から感光体ドラム7の画像部
側へ移動させるべく電界が形成されるように設定した場
合の変形例を示すものである。これによれば、電極ワイ
ヤ6と感光体ドラム7との間の電界が強められて電極ワ
イヤ6側から感光体ドラム7側へのトナーの搬送が助長
されるため、トナー搬送量が増加する。さらに、トナー
濃度が低い場合は、電極ワイヤ6を現像ローラ5近傍に
配置してトナー搬送量を増加させ、トナー濃度が高い場
合は、電極ワイヤ6を感光体ドラム7近傍に配置してト
ナー搬送量を減少させることにより、適正なトナー搬送
量を実現できる。
【0029】また、図7は、電極ワイヤ6に印可する直
流のバイアスに交流成分を重畳した場合の変形例を示す
ものである。これによれば、電極ワイヤ6と現像ローラ
5との間に瞬間的に強い現像電界、すなわち、振動電界
が形成されるため、トナー粒子が活性化されて感光体ド
ラム7側へ飛翔しやすくなる。ここで、電極ワイヤ6に
交流成分を重畳したバイアスを印可することにより、現
像ローラ5に交流成分を重畳したバイアスを印可する場
合に比して振動電界を発生させる距離が短かくなり、小
さい交流成分で効率よくトナーの活性化が可能となるた
め、トナー飛散を抑制できる。
【0030】また、図8に示すように、現像ローラ5に
印可する直流のバイアスに交流成分を重畳しても、図7
に示す変形例と同様の効果を得ることができる。この場
合、電極ワイヤ6に直流のバイアスを印可してトナーを
電極ワイヤ6側から感光体ドラム7の画像部へ移動させ
る電界を形成してトナーが搬送されやすい状態にしてお
くことにより、図7に示す変形例と同様に小さい交流成
分で効率よくトナーを活性化できる。また、図7に示す
変形例に比して交流成分を重畳する部材が感光体ドラム
7に近接していないため、安定した現像が期待できる。
【0031】以上のように、図5乃至8に示す変形例に
よれば、トナー搬送量を十分にして現像効率を上昇させ
ることができるため、従来、現像効率が不十分であるこ
とに起因して生じていた濃度むらを防止できる。
【0032】なお、本実施形態においては、負帯電トナ
ーを用いたネガ・ポジ現像方式を用いた現像装置につい
て説明を行ったが、ポジ・ポジ現像方式を採用した現像
装置に本発明を適応しても、同様の効果を得ることがで
きる。
【0033】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、潜像担持体と
現像剤担持体との間に磁気ブラシが通過可能な電極部材
を設けることにより、潜像担持体上の潜像のエッジ部や
潜像担持体端部における電界の乱れが防止され、潜像追
従性が向上するため、従来の二成分現像装置に比して解
像力を向上できるという優れた効果がある。また、複数
の線状電極を現像剤担持体の全幅方向にわたって該現像
剤担持体の移動方向に延びるように設けたという簡易な
構成により、磁気ブラシへのストレスを低減して、磁気
ブラシの切断によるキャリア付着、キャリア落ち、トナ
ー飛散などを発生させることなく、解像力の向上に有用
な現像装置を実現できるという優れた効果がある。
【0034】なお、請求項1の現像装置と同様に、潜像
担持体と現像剤担持体との間に電極部材を配置するもの
として、例えば、特開平3−113474号公報、特開
平6−67519号公報、特開平7−219319号公
報などが知られている。これらの現像装置は、磁気ロー
ルを内蔵する現像剤担持体により二成分現像剤を感光体
と近接配置されたドナーロール側へ供給し、その現像剤
のトナー成分のみからなる層をドナーロール表面に形成
することにより、一成分現像方式を用いて現像を行うも
のであり、磁気ブラシにより直接現像する請求項1の現
像装置とは異なる。また、これらの公知の現像装置にお
いて、電極部材を設ける狙いは、トナー雲の形成であ
り、請求項1の現像装置において上記電極部材を設ける
狙いとは異なる。また、上記公知の現像装置は、トナー
雲形成に伴ってトナー飛散のおそれがあるのに対し、請
求項1の現像装置は、トナー飛散のおそれが少ない。さ
らに、請求項1の現像装置は、磁気ブラシで直接現像す
る方式であるため、高速現像が可能で、現像時間を短縮
でき、機構的に簡易で、構造及び条件設定の簡略化やコ
ストの低減をはかることができる。
【0035】
【0036】また、請求項3の発明によれば、電極部材
の電位を現像剤担持体と同電位にするという条件設定に
より、簡易に、現像電界強度を強くした状態を実現でき
るという優れた効果がある。
【0037】また、請求項4の発明によれば、電極部材
の電位の条件設定により、現像剤担持体側から潜像担持
体側へのトナーの搬送を助長し、トナー搬送量を増加で
きるという優れた効果がある。
【0038】また、請求項5の発明によれば、電極部材
の電位の条件設定により、電極部材側から潜像担持体側
へのトナーの搬送を助長し、トナー搬送量を増加できる
という優れた効果がある。さらに、電極部材の位置によ
ってトナー搬送量が変化するため、トナー濃度に応じて
電極部材の位置を変化させることで適正なトナー搬送量
を実現できる。すなわち、トナー濃度が低い場合は電極
部材を現像剤担持体近傍に配置することによりトナー搬
送量を増加させ、トナー濃度が高い場合は該電極部材を
潜像担持体近傍に配置することによりトナー搬送量を減
少させて、適正なトナー搬送量を実現できる。
【0039】また、請求項6の発明によれば、電極部材
又は現像剤担持体に交流成分を重畳したバイアスを印可
してトナーの活性化をはかることにより、トナーが潜像
担持体側へ飛翔しやすくなるという優れた効果がある。
【0040】また、請求項4乃至6の発明によれば、ト
ナー搬送量を十分にして現像効率を上昇させることがで
きるため、従来、現像効率が不十分であることに起因し
て生じていた濃度むらを防止できる。なお、従来の二成
分現像装置のままで濃度むらを防止するためには、トナ
ー濃度を上昇させたり、現像ポテンシャルを増加させた
り、現像剤担持体の潜像担持体に対する線速比を上昇さ
せたりする必要がある。しかし、トナー濃度を上昇させ
ると、トナー飛散が顕著になるという不具合が生じる。
また、現像ポテンシャルを増加させるためには高圧電源
を必要とするため、装置が大型化してスペース効率が低
下したり、コストが上昇したりするという不具合が生じ
る。さらに、現像剤担持体の帯電電位の上昇に伴って潜
像担持体の寿命が短くなったり、オゾン発生を助長した
りするおそれもある。また、現像剤担持体の潜像担持体
に対する線速比を上昇させると、潜像担持体上のトナー
付着量が増加する一方で、スキャベンジが顕著になり、
横線削れや後端抜けなどの異常画像が発生するという不
具合が生じる。これに対して、請求項4乃至6の発明に
おいては、これらの不具合を生じることなく濃度むらを
防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る現像装置の概略構成を示す正面
図。
【図2】同現像装置の平面図。
【図3】図1の変形例に係る現像装置の概略構成を示す
正面図。
【図4】他の変形例に係る現像装置の概略構成を示す正
面図。
【図5】他の変形例に係る現像装置の概略構成を示す正
面図。
【図6】他の変形例に係る現像装置の概略構成を示す正
面図。
【図7】他の変形例に係る現像装置の概略構成を示す正
面図。
【図8】他の変形例に係る現像装置の概略構成を示す正
面図。
【符号の説明】
1 ハウジング 2 第1現像剤撹拌搬送ローラ2 3 第2現像剤撹拌搬送ローラ2 4 ブレード 5 現像ローラ 6 電極ワイヤ6 7 感光体ドラム 8 仕切板 9 現像剤 10 電極ワイヤ用バイアス電源 11 現像ローラ用バイアス電源 12 磁気ブラシ 13 現像装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−54491(JP,A) 特開 平6−250515(JP,A) 特開 昭59−223467(JP,A) 特開 平5−150635(JP,A) 実開 昭53−16441(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/08 G03G 15/06 G03G 15/09

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】潜像担持体表面に対向配置した現像剤担持
    体上に非磁性トナーと磁性キャリアとからなる現像剤に
    より磁気ブラシを形成し、該磁気ブラシを該潜像担持体
    に接触させて、該潜像担持体上の潜像を現像する現像装
    置において、上記現像剤担持体の移動方向に延びる線状電極が 上記潜
    像担持体と上記現像剤担持体との間における該現像剤担
    持体の全幅方向にわたって複数配設された電極部材を
    該現像剤担持体上に形成された磁気ブラシが複数の該線
    状電極の間を通過するように、設けたことを特徴とする
    現像装置。
  2. 【請求項2】請求項1の現像装置において、上記現像剤担持体として、回転可能な現像ローラを用い
    ことを特徴とする現像装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2の現像装置において、 上記現像剤担持体と上記電極部材とを同電位に設定した
    ことを特徴とする現像装置。
  4. 【請求項4】請求項1又は2の現像装置において、 上記電極部材の電位を、上記非磁性トナーを上記現像剤
    担持体側から上記電極部材側に移動させ、且つ、該電極
    部材側から上記潜像担持体の画像部に移動させるべく電
    界が形成されるように設定したことを特徴とする現像装
    置。
  5. 【請求項5】請求項1又は2の現像装置において、 上記電極部材の電位を、上記非磁性トナーを上記電極部
    材側から上記現像剤担持体側に移動させ、且つ、該電極
    部材側から上記潜像担持体の画像部に移動させるべく電
    界が形成されるように設定したことを特徴とする現像装
    置。
  6. 【請求項6】請求項1又は2の現像装置において、 上記電極部材又は上記現像剤担持体に交流成分を重畳し
    たバイアスを印可することを特徴とする現像装置。
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