JPH0844177A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JPH0844177A
JPH0844177A JP6277006A JP27700694A JPH0844177A JP H0844177 A JPH0844177 A JP H0844177A JP 6277006 A JP6277006 A JP 6277006A JP 27700694 A JP27700694 A JP 27700694A JP H0844177 A JPH0844177 A JP H0844177A
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JP
Japan
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developer
toner
auxiliary electrode
developing
developing device
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JP6277006A
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English (en)
Inventor
Migaku Fukuhara
琢 福原
Akihiko Noda
明彦 野田
Tsuneo Noami
恒雄 野網
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 補給されたトナーを現像装置内でいち早く既
存のトナーと同一の帯電量に帯電させ、低温低湿環境下
においてもカブリ現象のような画質欠陥を回避し、しか
も、長期走行での画像濃度低下を回避する。 【構成】 二成分現像剤Gを用いた現像装置において、
現像剤循環搬送経路4中に補助電極7を配設し、この補
助電極7に交流バイアスVACを印加する。また、現像剤
担持体8に近接して対向配置される補助電極7を設け、
現像剤担持体8及び補助電極7のいずれか一方に交流バ
イアスVACを印加すると共に、補助電極7には現像剤担
持体8へ印加される直流現像バイアスVBDCと同じか、
あるいは、補助電極7側へ向かってトナーが静電誘引さ
れる直流バイアスVDCを印加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、潜像担持体上の静電
潜像を可視像化する現像装置に係り、特に、トナー及び
キャリアからなる乾式二成分現像剤を用いた現像装置の
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、感光体上に形成された静電潜像
を可視化する現像方法の一つとして乾式二成分現像法が
知られている。これは、トナー粒子及びキャリア粒子が
混合、撹拌されてなる現像剤を静電潜像が形成されてい
る面に接触あるいは近接させることにより現像を行なう
ものである。ここで、トナー粒子とキャリア粒子とは摩
擦により互いに逆極性に帯電するように構成されてい
る。これらの粒子は静電的付着力により互いに引き合い
一体となっているが、現像時に静電潜像に接触あるいは
近接すると、前記静電的付着力より強い静電誘引力にて
トナー粒子が静電潜像側へ引かれることによって静電潜
像を可視化する。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】このような乾式二成分現像法においては、
現像によってトナー粒子のみが消費されるのでトナーの
補給が必要になる(例えば特開昭61−110175
号,特公昭64−8330号)。一方、温度や湿度等の
環境が変化すると、これに伴なって現像剤特性の変化が
起こり、特に、低温低湿環境において白地部にトナーが
付着する所謂カブリ現象が発生する。
【0004】図16は温度、湿度をパラメータとしてト
ナー濃度とトナー帯電量との関係を調べたものである
が、同図によれば、低温低湿環境になるほど所定の画像
濃度を得る(トナーの帯電量を許容レベルにする)上で
高いトナー濃度が必要になることが把握される。よっ
て、低温低湿環境下においてトナーの補給が行なわれた
場合には、既にキャリアへのトナーカバレッジが高く、
既存のトナー粒子とキャリア粒子との間の付着力が高い
ものになり、その分、新規に補給されたトナー粒子が帯
電され難いという状態が生ずる。このため、現像装置内
に既存の帯電量のトナー粒子と新規に補給された帯電し
ていないトナー粒子とが存在することになり、図17に
示すように、トナー帯電量の分布が二つの山の分布を示
し、帯電していないトナー粒子が所謂カブリ現象を生じ
させる原因になってしまう。
【0005】また、現像装置を長期走行させると、画像
濃度低下という技術的課題が見られる。このような技術
的課題に関し、現像剤中のトナー粒子について種々の分
析を実施した結果、長期走行を経た現像剤中のトナー粒
子表面には、帯電性制御あるいは流動性制御のために添
加されている外添剤粒子が埋没あるいは離脱しているこ
とが判明した。このとき、外添剤粒子の埋没あるいは離
脱による画像濃度低下の理由として、キャリア粒子表面
とトナー粒子との接触確率の増加によりトナー粒子の付
着力が増加し、新規に補給されたトナーとキャリアとは
接触し難くなる。よって、既存のトナーはよりトナー帯
電量が大きくなり、トナー及びキャリア間の静電的吸引
力が増加するため、特に本来的に現像性の低い非接触現
像においては、より濃度低下が顕著になる。また、新規
に補給されたトナーはキャリアとの接触機会の減少から
帯電がされず、これが濃度低下、カブリを引き起こす。
【0006】この発明は、以上の技術的課題を解決する
ためになされたものであって、補給されたトナーを現像
装置内でいち早く既存のトナーと同一の帯電量に帯電さ
せ、低温低湿環境下においてもカブリ現象のような画質
欠陥が生じない、しかも、長期走行での画像濃度低下の
ない現像装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明は、
図1(a)に示すように、現像用開口2及びトナー補給
口3が開設されたハウジング1を有し、当該ハウジング
1内の現像用開口2とトナー補給口3との間に現像剤循
環搬送経路4を設けると共に、この現像剤循環搬送経路
4中に現像剤撹拌手段5を配設し、現像用開口2を通じ
てトナー及びキャリアからなる二成分現像剤Gにて潜像
担持体6上の潜像を現像するようにした現像装置におい
て、上記現像剤循環搬送経路4中に補助電極7を配設
し、この補助電極7に交流バイアスVACを印加するよう
にしたことを特徴とする。
【0008】このような技術的手段において、本願発明
に係る現像装置の現像方式としては、二成分現像剤Gを
用いるものであれば、磁気ブラシ現像方式に限られるも
のではなく、カスケード現像方式等をも適用対象となる
ものであり、また、潜像担持体6上の潜像に対して現像
剤Gが接触するか否かは特に問わない。
【0009】また、現像剤循環搬送経路4としては、現
像用開口2に向けて現像剤Gを供給するほか、現像され
ずに現像用開口2を通過した回収現像剤とトナー補給口
3から補給されたトナーとを撹拌混合することにより、
現像用開口2へ供給されるべき現像剤Gを形成し得るも
のであれば、適宜設計変更して差し支えない。
【0010】更に、補助電極7については、現像剤循環
搬送経路4の任意の箇所に配設して差し支えないが、補
助電極7に交流バイアスVACを印加することによるトナ
ー攪拌効果をより有効に機能させ、更に循環搬送をスム
ースに行うという観点からすれば、少なくとも回収現像
剤に対しトナー補給口3から新しいトナーが補給された
以後で、現像用開口2に達するまで間の任意の搬送経路
中に配設することが好ましい。例えば、現像剤循環搬送
経路4として、現像用開口2側に設けられて新しい現像
剤Gが供給される第1の槽と、トナー補給口3に面して
第1の槽と並列に設けられて現像後の回収現像剤Gが回
収される第2の槽と、第1及び第2の槽の両端部を連通
する連通部とを備えたタイプにおいては、現像剤Gが第
2の槽から第1の槽へ搬送される連通部に補助電極7を
配設したり、または、トナー補給口3から補給されたト
ナーが回収現像剤Gと撹拌搬送される第2の槽あるいは
第1の槽に沿って補助電極7を設ける態様が挙げられ
る。
【0011】更に、補助電極7によるトナー撹拌効果を
より強化するという観点からすれば、補助電極7を現像
剤循環搬送経路4中の広範な領域に亘って設置すること
が好ましく、補助電極7として長尺なものを使用する
か、又は、補助電極7を複数個所に設置するようにすれ
ばよい。
【0012】また、上記補助電極7の具体的構成につい
ては、例えば単一の電極部材を使用し、ハウジング1の
構成部材やハウジング1内の各種機能部材を対向電極と
して機能させるようにしてもよいが、電極間距離の設定
の容易性や現像剤Gの搬送性をより良好に保つという観
点からすれば、補助電極7として複数の電極部材を対向
配置し、両電極部材間に交流バイアスVACを印加するよ
うにすることが好ましい。
【0013】そしてまた、上記補助電極7としては、通
常単一若しくは複数の電極部材を別個に設けるが、装置
構成を簡略化するという観点からすれば、現像剤撹拌手
段5を補助電極7として兼用し、この現像剤撹拌手段5
に交流バイアスVACを印加するようにするようにしても
よい。
【0014】更に、補助電極7として例えば複数の長尺
な電極線材を用いる態様について検討してみるに、電極
部材間の振動電界をより大きくするという観点からすれ
ば、両電極線材を相互に接近配置することが好ましく、
更には、両電極線材間の対向面積を多く確保するという
観点からすれば、一対の電極線材に夫々相手側の電極線
材に向かって突出する多数の櫛状突片を具備させ、各電
極線材の櫛状突片を交互に配置するようにすることが好
ましい。
【0015】また、上記補助電極7を設置する場合、電
極間距離は小さいほど振動効果が大きく、その分、トナ
ーとキャリアとがより多く引き離され、新しく補給され
たトナーが現像剤に混合され易くなることは自明である
が、あまりに近い場合には設定が困難であることに加え
て電圧リークする場合があるので、交流バイアスのピー
ク電圧、現像剤抵抗等に応じて適切な電極間距離(補助
電極7と対向電極との間の距離、補助電極7を構成する
複数の電極部材間の距離(例えば櫛状突片を有する電極
線材であれば櫛状突片かみ合わせ部分の距離))を設定
することが必要である。
【0016】更に、前記交流バイアスVACの電源として
は独自の電源を用いても差し支えないが、現像に交流バ
イアスを用いるタイプにあっては、装置の小型化、消費
電力の低減という観点からすれば、現像に用いる交流バ
イアスから分岐させ電源を共通化して用いるのが好まし
い。
【0017】更にまた、電圧リークを有効に防止すると
いう観点からすれば、補助電極7の表面を絶縁層で被覆
するようにすればよい。
【0018】また、装置構成の簡略化、コストの低廉化
という観点からすれば、補助電極7をフレキシブルな材
質で構成し、ハウジング1内に簡単に取り付け可能なよ
うにすればよい。
【0019】また、別の発明としては、図1(b)に示
すように、現像用開口2及びトナー補給口3が開設され
たハウジング1を有し、当該ハウジング1内の現像用開
口2とトナー補給口3との間に現像剤循環搬送経路4を
設け、ハウジング1の現像用開口2に面して少なくとも
直流現像バイアスVBDCが印加された現像剤担持体8を
配設すると共に、現像剤循環搬送経路4中に現像剤撹拌
手段5を配設し、現像剤担持体8に担持されたトナー及
びキャリアからなる二成分現像剤Gにて潜像担持体6上
の潜像を現像するようにした現像装置において、上記現
像剤担持体8に近接して対向配置される補助電極7を設
け、現像剤担持体8及び補助電極7のいずれか一方に交
流バイアスVACを印加すると共に、補助電極7には現像
剤担持体8へ印加される直流現像バイアスVBDCと同じ
か、あるいは、補助電極7側へ向かってトナーが静電誘
引される直流バイアスVDCを印加するようにしたことを
特徴とするものが挙げられる。
【0020】このような技術的手段において、現像剤担
持体8に印加される現像バイアスが直流現像バイアスV
BDCに交流バイアスを重畳したタイプにあっては、この
現像バイアスの交流成分を上記交流バイアスVACとして
利用することが可能である。また、上記補助電極7に印
加される直流バイアスVDCとしては、現像剤担持体8側
へトナーが集積される事態を回避し得る電圧レベルであ
ればよく、補助電極7を接地(0レベル)することをも
包含する。
【0021】更に、装置構成を簡略化するという観点か
らすれば、既存の現像剤層厚規制部材を補助電極7とし
て兼用することが好ましく、また、電圧リークを有効に
防止するという観点からすれば、補助電極7又は現像剤
担持体8の表面を絶縁層で被覆するようにすればよい。
【0022】また、補助電極7又は現像剤担持体8に印
加される交流バイアスVACのピーク電圧については、ピ
ーク電圧が大きければより振動が大きくなり、その分、
トナーとキャリアとがより多く引き離され、新しく補給
されたトナーが現像剤へ混合され易くなり、また、補助
電極7とこれに対向する電極として機能する現像剤担持
体8との電極間距離が小さくなった時も前記振動効果が
大きくなることは自明であるが、過大なピーク電圧を印
加するとリークする場合があるので、電極間距離、現像
剤抵抗等に応じた適切なピーク電圧を設定することが必
要である。
【0023】また、現像バイアス方式を採用するタイプ
にあっては、補助電極7と現像剤担持体8(対向電極)
との間に形成される電界としては、現像電界を通過した
現像剤を効果的に攪拌するという観点からすれば、少な
くとも現像電界よりも大きな電界を得るものであること
が好ましい。
【0024】
【作用】上述したような技術的手段において、図1
(a)に示す現像装置によれば、現像剤循環搬送経路4
中に補助電極7が配設され、この補助電極7に交流バイ
アスVACが印加される。このとき、補助電極7とこれに
対向する電極(ハウジング1の構成部材やハウジング1
内の各種機能部材)との間、あるいは、補助電極7を構
成する複数の電極部材の対向領域間には交流バイアスV
ACに基づく振動電界が形成され、この振動電界部位に既
存の現像剤Gが通過すると、例えば低温低湿環境時のよ
うに、既存の現像剤Gのキャリアに対するトナーカバリ
ッジが高くても、又は、現像装置の長期走行において外
添剤の埋没あるいは離脱によってキャリア粒子表面にト
ナー粒子が強い付着力で付着するような状況になったと
しても、既存の現像剤Gのトナーとキャリアとが一旦引
き離される。
【0025】このような状態において、トナー補給口3
から新しく補給されたトナーは上記電気的振動によって
引き離された既存の現像剤のトナー、キャリア中に一様
に混合されることになり、仮に、現像剤撹拌手段5によ
る撹拌時間が短時間であっても、補給されたトナーは迅
速にキャリアとの摩擦帯電により所定の帯電量に制御さ
れるので、長期走行での濃度低下、カブリが発生し難く
なる。また、非接触現像では静電的吸引力の上昇がな
く、新規に補給されたトナーと既存のトナーとが入れ替
わるため、付着力の過度の上昇はない。従って、補給さ
れたトナーが帯電されずに、カブリ現象の原因になった
り、長期走行による画像濃度低下の原因になる事態は有
効に回避される。
【0026】また、図1(b)に示す現像装置によれ
ば、現像剤担持体8に近接して補助電極7が対向配置さ
れ、現像剤担持体8及び補助電極7のいずれか一方に交
流バイアスVACが印加されると共に、補助電極7には現
像剤担持体8へ印加される直流現像バイアスVBDCと同
じか、あるいは、補助電極7側へ向かってトナーが静電
誘引される直流バイアスVDCが印加される。このとき、
現像剤担持体8と補助電極7との間には交流バイアスV
ACに基づく振動電界が形成され、この振動電界部位に既
存の現像剤Gが通過すると、既存の現像剤Gのトナーと
キャリアとが一旦引き離される。このような状態におい
て、上述したのと同様に、トナー補給口3から新しく補
給されたトナーは上記電気的振動によって引き離された
既存の現像剤のトナー、キャリア中に一様に混合され、
補給されたトナーは迅速にキャリアとの摩擦帯電により
所定の帯電量に制御される。従って、補給されたトナー
が帯電されずに、カブリ現象の原因になったり、長期走
行による画像濃度低下の原因になる事態は有効に回避さ
れる。
【0027】また、図1(b)に示す現像装置におい
て、現像剤担持体8には現像直流バイアスVBDCが印加
されているが、補助電極7には所定レベルの直流バイア
スVDCが印加されているため、現像剤担持体8と補助電
極7との間を現像剤Gが通過したとしても、トナーが不
必要に現像剤担持体8側へ集積されることはなく、現像
剤担持体8上で層厚規制されたトナー層がばらつくこと
はない。
【0028】
【実施例】以下、添付図面に示す実施例に基づいてこの
発明を詳細に説明する。 ◎実施例1 図2はこの発明に係る現像装置の実施例1を示し、
(a)はその平面説明図、(b)は図(a)中B−B線
断面説明図である。同図において、符号11は現像ハウ
ジングであり、この現像ハウジング11内は潜像担持体
の軸方向に沿って延びるアルミニウム製の仕切板12に
て第1の槽13と第2の槽14とに分離されており、第
1の槽13と第2の槽14とは仕切板12の両端部に形
成された連通路15,16を介して連通している。
【0029】この実施例において、現像ハウジング11
の第1の槽13は図示外の潜像担持体に対向した部位に
現像用開口21を有し、この現像用開口21に面して現
像ロール22(この実施例では現像スリーブ内に磁石ロ
ールが固定設置されたタイプ)が配設されると共に、こ
の現像ロール22の現像スリーブには直流現像バイアス
23が印加されている。更に、上記現像ロール22の上
方には現像剤層厚規制のトリミング部材24が設けられ
ており、また、上記現像ロール22と並列に第1の現像
剤搬送オーガ25が配設されている。
【0030】一方、上記現像ハウジング11の第2の槽
14はその上壁部の連通路16寄りにトナー補給口26
を有し、このトナー補給口26に面して図示外のトナー
補給装置が設置されている。そして、上記第2の槽14
内には上記第1の現像剤搬送オーガ25と並列に第2の
現像剤搬送オーガ27が配設されており、この第2の現
像剤搬送オーガ27の現像剤搬送方向は図2(a)の矢
印で示す方向であり、上記第1の現像剤搬送オーガ25
の現像剤搬送方向と逆方向である。
【0031】特に、この実施例においては、上記第1の
槽13と第2の槽14とを連通する一方の連通路15
(第2の槽14から第1の槽13へ現像剤が搬入される
ための搬入側連通路)には補助電極31が配設されてお
り、この補助電極31には交流バイアス32が印加され
ている。
【0032】更に、この実施例における現像剤としては
平均粒径7μmのポリエステルトナーと平均粒径50μ
mのフェライトキャリアとをVブレンダにおいて3分間
混合したものを使用した。
【0033】次に、この実施例に係る現像装置の作動に
ついて説明する。この実施例において、現像ハウジング
11内の現像剤は現像ロール22表面に担持され、トリ
ミング部材24により層厚規制された後に現像用開口2
1を通じて潜像担持体上の静電潜像を可視像化する。そ
して、現像ロール22に担持された現像剤のうち現像に
寄与しなかった現像剤は、再度現像ハウジング11内に
回収される。
【0034】このような現像動作過程の現像剤の搬送経
路について詳述すると以下の通りである。すなわち、現
像に寄与しなかった回収現像剤は、第1の槽13におい
て第1の現像剤搬送オーガ25により搬送され、戻り側
連通路16を通じて第2の槽14へ戻される。そして、
第2の槽14へ戻された現像剤は、トナー補給口26か
ら補給された新しいトナーと混合され、第2の現像剤搬
送オーガ27により攪拌搬送されると共に搬入側連通路
15を通じて第1の槽13へ搬入され、しかる後、第1
の現像剤搬送オーガ25により攪拌搬送されながら現像
ロール22側へ供給される。
【0035】このとき、上記搬入側連通路15を通過す
る現像剤の挙動に着目すると、搬入側連通路15内の補
助電極31と仕切板12の端縁(対向電極として機能)
との間には補助電極31に印加された交流バイアス32
に起因する振動電界が形成され、ここを通過する現像剤
は電気的に振動し攪拌される。すると、回収された現像
剤のトナーとキャリアとが振動電界により一旦引き離さ
れ、このような状態の中で新しく補給されたトナーが一
様に混合されるので、補給されたトナーはキャリアとの
間で確実に摩擦帯電されるものと想定される。よって、
低温低湿環境下のように、キャリアに対するトナーカバ
リッジが高い場合であっても、補給トナーは迅速且つ確
実にキャリアとの間で摩擦帯電されることになり、補給
トナーは結果として既存のトナーと同程度の所定の帯電
量に制御され、現像剤中のトナー帯電量のばらつきが解
消される。
【0036】上述したことを確認するための実験とし
て、現像剤650gを上記現像装置中に入れ、撹拌装置
(第1、第2の現像剤搬送オーガ25,27)を回転さ
せて十分に撹拌した後、上記トナー補給口26からトナ
ー3gを10秒間で補給し、更に10秒間撹拌装置を回
転させた後に現像装置内のトナーの帯電量を測定した。
この時の測定結果を図3に示す。同図において、実施例
に係る現像装置によるトナー分布曲線を実線で示し、比
較例(補助電極31に交流バイアス32を印加しない態
様)に係る現像装置によるトナー分布曲線を破線で示
す。
【0037】同図によれば、比較例の場合には帯電分布
が二山となり、既存の帯電された現像剤と新規に補給さ
れたトナーの両方が十分に混合されず、トナーの帯電量
がばらついていることが把握される。現に、十分に帯電
されていない補給トナーによって白地部にカブリが見ら
れた。これに対し、実施例の場合には撹拌装置による撹
拌時間が短時間であっても現像装置内の帯電分布は一様
にシャープになっており、補給トナーも確実に帯電され
ていることが把握される。現に、低温低湿環境下におい
ても白地部にカブリは全く見られなかった。
【0038】また、この実施例に係る現像装置を長期走
行させ、画像濃度の変化について調べたところ、上記比
較例(補助電極31に交流バイアス32を印加しない態
様)では、初期現像濃度1.40に対し20,000枚
時点で現像濃度の低下(例えば1.25程度)が見られ
たが、本実施例では、初期現像濃度1.40に対し2
0,00枚時点でも画像濃度の低下はほとんど見られな
かった。これは、キャリア粒子とトナー粒子との間の付
着力が常時初期状態に近いものとして得られ、外添剤の
埋没あるいは離脱によるトナー粒子の付着力の増加に伴
う現像抗力の増加現象が抑止されることによるものと想
定される。
【0039】次に、この実施例に係る現像装置の交流バ
イアスのピーク電圧及び補助電極の位置関係について説
明する。今、この実施例において、交流バイアス32の
ピーク電圧を1.5kVと3.0kVとに設定して現像
実験を行なったところ、ピーク電圧が3.0kVの方が
帯電分布がより均一になり、白地部のカブリ防止効果が
より確実であった。これは、交流バイアス32のピーク
電圧が大きな方がより振動電界が大きくなり、その分、
既存の現像剤のトナーとキャリアとの引き離し作用がよ
り強く発揮されることによるものと想定される。
【0040】また、補助電極31の配設位置を現像ハウ
ジング11の周壁(対向電極として機能)に対して適宜
変更して現像実験を行なったところ、補助電極31と対
向電極との間の距離(電極間距離)が小さく程トナーの
帯電分布がより均一になり、白地部のカブリ防止効果が
より確実であった。
【0041】但し、交流バイアス32として過大なピー
ク電圧を印加するとリークする場合があるので、電極間
距離、現像剤抵抗等に応じてピーク電圧を設定すること
が必要である。
【0042】更に、この実施例において、上記戻り側連
通路16にも第二の補助電極を配設し、この第二の補助
電極にも交流バイアス32を印加したところ、一つの補
助電極タイプに比べて、トナーの帯電分布がより均一な
ものになり、白地部のカブリ防止効果もより確実になる
ことが確認された。
【0043】◎実施例2 図4はこの発明が適用された現像装置の実施例2を示
し、(a)はその平面説明図、(b)は図2(b)と同
様な断面説明図である。尚、実施例1と同様な構成要素
については実施例1と同様な符号を付してここではその
詳細な説明を省略する。この実施例に係る現像装置の基
本的構成は実施例1と同様であるが、実施例1と異な
り、第2の現像剤搬送オーガ27が補助電極31として
兼用されており、この第2の現像剤搬送オーガ27に交
流バイアス32が印加されている。この実施例において
は、第2の現像剤搬送オーガ27と仕切板12(対向電
極として機能)との間に交流バイアス32に基づく振動
電界が広い範囲に亘って形成されるため、第2の現像剤
搬送オーガ27による機械的な現像剤攪拌動作と同時
に、電気的振動による現像剤攪拌動作が行なわれる。よ
って、この実施例にあっては、補助電極用の部品点数を
省略することができるほか、現像剤攪拌装置による現像
剤の攪拌時間が短時間であっても、トナーの帯電分布を
より迅速に一様なものにすることが可能である。
【0044】◎実施例3 図5はこの発明が適用された現像装置の実施例3を示
し、(a)はその平面説明図、(b)は図2(b)と同
様な断面説明図である。この実施例に係る現像装置は実
施例1,2と異なり、現像ロール22の現像スリーブに
印加される現像バイアスは、直流現像バイアス23に交
流バイアス42を重畳したものであり、また、現像ロー
ル22周囲のトリミング部材24位置の手前には現像ロ
ール22の軸方向に沿って延びる補助電極41が設けら
れ、この補助電極41は接地されている。尚、実施例1
と同様な構成要素については実施例1と同様な符号を付
してここではその詳細な説明を省略する。
【0045】次に、この実施例に係る現像装置の作動に
ついて説明する。この実施例において、上記現像バイア
スの交流バイアス42は二つの機能を発揮している。一
つの機能は、現像部位における現像剤に振動電界を作用
させ、現像剤の挙動をより促進させて現像能力を向上さ
せるものである。他の機能は、現像ロール22と補助電
極41との間に振動電界を作用させ、現像ロール22と
補助電極41との間を通過する現像剤に電気的振動を与
え、既存の現像剤のトナーとキャリアとを一旦引き離
し、補給された新たなトナーを確実に攪拌混合し、もっ
て、補給トナーをキャリアとの間で確実に摩擦帯電さ
せ、トナーを所定の帯電量に制御するものである。
【0046】また、この実施例においては、現像ロール
22と補助電極41との間には直流現像バイアス23に
相当する電位差が作用するが、例えばマイナス極性のト
ナーで、直流現像バイアス23が−500Vであるよう
な場合には、上記電位差に基づく静電誘引力は現像ロー
ル22から補助電極41側へ作用することになり、トナ
ーは補助電極41側へ飛翔、攪拌される。よって、補助
電極41上にトナーが集積されるが、現像ロール22側
へ集積されることはなく、現像ロール22上のトナー量
が極端に増加して、可視像(現像性能)に影響を与える
ことはない。
【0047】また、この実施例においては、上記補助電
極41は接地されていたが、これに限られるものではな
く、例えばマイナス極性のトナーで、直流現像バイアス
23が−500Vであるような場合には、図4に仮想線
で示すように、直流現像バイアス23と同じ(−500
V)か、あるいは、−500V以上(+側)の直流バイ
アス43を補助電極41に印加するようにしてもよく、
この場合には、トナーが現像ロール22側に集積すると
いう事態は有効に回避される。尚、直流バイアス43と
して、−500V未満、例えば−600Vを印加したと
ころ、トナーが現像ロール22側へ集積し、可視像の画
像品質が悪化する現象が見られた。
【0048】現に、この実施例にあっては、可視像の画
像品質は良好に保たれ、しかも、トナーの帯電分布が均
一なものになり、白地部のカブリ防止効果も確実になる
ことが確認された。また、この実施例において、現像装
置を長期走行させ、画像濃度の変化を調べたところ、実
施例1と同様に、20,000枚時点でも画像濃度の低
下はほとんど見られなかった。
【0049】◎実施例4 図6はこの発明が適用された現像装置の実施例4を示
し、(a)はその平面説明図、(b)は図2(b)と同
様な断面説明図である。この実施例に係る現像装置は実
施例3と略同様であるが、実施例3と異なり、現像ロー
ル22に印加される現像バイアスは直流現像バイアス2
3のみであり、一方、補助電極41には交流バイアス4
2が印加されている。尚、実施例3と同様な構成要素に
ついては実施例3と同様な符号を付してここではその詳
細な説明を省略する。この実施例にあっては、上記交流
バイアス42は、現像ロール22と補助電極41との間
に振動電界を作用させ、現像ロール22と補助電極41
との間を通過する現像剤に電気的振動を与え、既存の現
像剤のトナーとキャリアとを一旦引き離し、補給された
新たなトナーを確実に攪拌混合し、もって、補給トナー
をキャリアとの間で確実に摩擦帯電させ、トナーを所定
の帯電量に制御するように機能する。尚、補助電極41
にはトナーが現像ロール22側へ集積しないように必要
に応じて直流バイアス43を印加するようにしてもよ
い。従って、この実施例にあっても、実施例3と略同様
な作用、効果を奏する。
【0050】◎実施例5 図7はこの発明が適用された現像装置の実施例5を示
し、(a)はその平面説明図、(b)は図2(b)と同
様な断面説明図である。この実施例に係る現像装置は、
実施例3と略同様に、現像ロール22には直流現像バイ
アス23に交流バイアス42を重畳させ、一方、補助電
極41には必要に応じて直流バイアス43を印加したも
のであるが、実施例3と異なり、上記補助電極41の現
像ロール22側表面を例えばテフロン、ポリイミド等の
絶縁層44で被覆したものである。この実施例によれ
ば、実施例3と略同様な作用、効果を奏するほか、現像
ロール22と補助電極41との間で電圧リークが生ずる
事態を有効に回避することが可能である。尚、この実施
例においては、補助電極41側を絶縁層44で被覆して
いるが、これに限られるものではなく、現像ロール22
表面を絶縁層44で被覆するようにしてもよい。
【0051】◎実施例6 図8はこの発明が適用された現像装置の実施例6を示す
図2(b)と同様な断面説明図である。この実施例に係
る現像装置は実施例3と略同様であるが、実施例3と異
なり、トリミング部材24が補助電極41として兼用さ
れており、このトリミング部材24が接地あるいは必要
に応じて直流バイアス43が印加されている。尚、実施
例3と同様な構成要素については実施例3と同様な符号
を付してここではその詳細な説明を省略する。従って、
この実施例によれば、現像ロール22とトリミング部材
24との間を通過する現像剤は層厚規制されるほか、現
像ロール22とトリミング部材24との間に交流バイア
ス42に基づく振動電界が作用するため、振動電界に基
づく電気的振動により、既存の現像剤のトナーとキャリ
アとが一旦引き離され、補給された新たなトナーが確実
に攪拌混合され、もって、補給トナーがキャリアとの間
で確実に摩擦帯電されて所定の帯電量に制御されると共
に、キャリア粒子とトナー粒子との間の付着力が常時初
期状態に近いものとして得られる。従って、この実施例
にあっては、実施例3と略同様な作用、効果を奏するほ
か、補助電極41としての部品点数を省略することが可
能になる。尚、この実施例にあっても、実施例5と同様
に、電圧リークを防止する上で、トリミング部材24あ
るいは現像ロール22の表面を絶縁層で被覆することが
好ましい。
【0052】◎実施例7 図9はこの発明に係る現像装置が採用された多色画像形
成装置の一実施例を示す。同図において、61はa方向
に回転する負帯電感光体、62,63は感光体61を帯
電する第一、第二帯電器、64,65は例えばLEDか
らなる第一、第二に光書き込み装置(分解能300ドッ
トパーインチ)、66,67は帯電極性が同一で色の異
なる第一、第二現像装置、68は感光体61上に形成さ
れた二色のトナー画像に対し光りを照射して電位を揃え
る転写前処理ランプ、69は感光体61上の二色のトナ
ー像を記録紙71上に一括転写させる転写帯電器、70
は転写後に感光体61から記録紙71を剥離する剥離帯
電器、72は感光帯61上の残留トナーを除去するクリ
ーナー、73は感光体61上の残留電荷を除去する除電
テンプである。
【0053】ここで、第一現像装置66は従来タイプの
もので接触型二成分磁気ブラシ現像方式を採用したもの
であるが、第二現像装置67は非接触二成分磁気ブラシ
現像方式を採用したもので、その詳細を図10に示す。
同図において、現像装置67は、表面平均粗さが10〜
50μmの回動可能な非磁性スリーブ172内に磁石ロ
ール173を有する現像ロール171、非磁性スリーブ
172と一定間隙を保持して配設される非磁性部材より
なる現像剤規制部材174、更に、パドル175、オー
ガ176、177を主要構成部品として構成される。
尚、符号180はトナー補給口である。
【0054】磁石ロール173は、現像有効領域に現像
磁極N1、N2を対向させ、現像有効領域通過後の現像剤
をスリーブ172上から剥すためのピックオフ磁極S
1、現像剤をスリーブ172に吸着させるためのピック
アップ磁極S2、搬送磁極N3及び現像剤の層を形成する
ためのトリミング磁極S3より成る。尚、非磁性スリー
ブ172には現像バイアスVB1が印加される。また、現
像剤規制部材174は磁極S3に対向して微小間隙を維
持して配設される。尚、パドル175はピックオフ磁極
S1によりスリーブ172から剥離された現像剤をオー
ガ176、177側に送り出す機能を有する。また、オ
ーガ176、177は剥離された現像剤の攪拌並びにト
ナーホッパ(図示せず)より供給されるトナーと現像装
置内の現像剤とを攪拌する機能を有する。
【0055】オーガ176は導電性部材にて形成されて
接地されている。このオーガ176の周囲にはU字型の
電極部材178が配設され、この電極部材178には交
流バイアスVB2が印加されると共に、オーガ176上部
には電極部材178と導通する剥離部材179が配設さ
れている。ここで、オーガ176とU字型の電極部材1
78との間隙は、現像剤の搬送を妨げない程度とし、電
界強度は現像電界よりも大きくかつリークの発生しない
範囲で任意に設定可能である。尚、オーガ176に付着
したトナー粒子は、剥離部材179にて掻きとられ、再
び現像装置内に戻される。
【0056】次に、図11にて作像工程を説明する。同
図にて帯電工程aにて感光体表面を一様に帯電し(第一
初期帯電電位VDDP1)、第一露光工程bにて原稿情報に
対応して第一の潜像(原稿の画像部電位をVL1、非画像
部電位VH1とする)を形成後、第一現像工程c(現像バ
イアス電位VB1)にて第一の潜像の画像部を第一のトナ
ーT1で反転現像する。次いで、再帯電工程dにて感光
体表面を一様に再帯電し(第二初期帯電電位VDDP2)、
第二露光工程eにて原稿の他の情報に対応した第二の潜
像(原稿の画像部電位をVL2、非画像部電位VH2とす
る)を形成後、第一現像工程とは色の異なる第二現像工
程f(現像バイアス電位VB2)にて第二の潜像の画像部
を第二のトナーT2で反転現像する。これらの工程を経
て、感光体上には二色のトナー画像を形成する。上記像
形成プロセスに従って以下の実験条件にて作像した。
【0057】プロセス速度 160mm/sec下に
て、ドラム外径84mmの負帯電型有機感光体を使用、
第一の現像剤は平均粒径100μmのフェライト系キャ
リア及び平均粒径10μmの負帯電の赤色トナーをトナ
ー濃度3.0%に調整した。また、第二の現像剤はバイ
ンダ樹脂中に磁性粉を分散させたもので、平均粒径45
μm、密度2.2g/cm3のキャリア及び平均粒径1
0μmの負帯電の黒色トナーをトナー濃度6.0%に調
整した。
【0058】一方、現像条件として、第一の現像装置の
パラメータ(接触型現像)は、感光体と現像ロールとの
間の隙間を0.8mm、現像スリーブの外径を20m
m、その回転速度を480mm/secとした。また、
第二の現像装置のパラメータ(非接触型現像)は、感光
体と現像ロールとの間の間隙を0.5mm、現像スリー
ブの外径を24.5mm、その回転速度を480mm/
secとし、現像ロール上の磁気ブラシ層厚を0.35m
mとした。
【0059】更に、オーガ176の電極部材178への
バイアス電位は、DC1.0KV,AC2、0KV(p
eak to peak)、周波数1.5kHzとし
た。また、図11に示される潜像形成の電位条件は、第
一画像として第一初期帯電電位VDDP1を−600V、第
一非画像部電位VH1を−600V、第一画像部電位VL1
を−100V、第一現像バイアス電位VB1をDC−50
0Vとし、一方、第二画像として第二非画像部電位VH2
を−600V、第二画像部電位VL2を−100V、第二
現像バイアスVB2はAC電圧を印加し、周波数2KH
z、振幅1.0KV、DC−500Vに設定した。上記
条件下で20,000枚のラン(走行)実験を実施した
ところ、初期の第二現像濃度1.40に対し、20,0
00枚時点で現像濃度1.35を示した。
【0060】これに対し、オーガ176の電極部材17
8及び剥離部材179を共に接地し、他の条件は実施例
と同様にした比較例について、20,000枚のラン実
験を実施したところ、初期の第二現像濃度1.40に対
し、20,000枚時点で現像濃度0.80を示した。
これにより、この実施例における第二の現像装置67の
現像性能が長期に亘って維持されることが確認された。
【0061】尚、この実施例においても、実施例1〜6
と同様に、低温低湿環境下のように、キャリアに対する
トナーカバリッジが高い場合であっても、補給トナーは
迅速且つ確実にキャリアとの間で摩擦帯電されることに
なり、補給トナーは結果として既存のトナーと同程度の
所定の帯電量に制御され、現像剤中のトナー帯電量のば
らつきが解消されることが確認された。
【0062】◎実施例8 図12はこの発明に係る現像装置の実施例8を示し、
(a)はその平面説明図、(b)は図(a)中B−B線
断面説明図である。この実施例に係る現像装置の基本的
構成は、実施例1と略同様であるが、補助電極31の構
成が実施例1と異なる。尚、実施例1と同様な構成要素
については実施例1と同様な符号を付してここではその
詳細な説明を省略する。すなわち、この実施例に係る補
助電極31は、第2の槽14内の第2の現像剤搬送オー
ガ24の下部に配設されるもので、前記第2の現像剤搬
送オーガ24の軸方向に沿って延びる一対の長尺な電極
線材81,82を相互に接近配置し、更に、各電極線材
81,82には相手側に向かって延びる櫛状突片83を
形成すると共に、これらの櫛状突片83を交互に配置
し、前記電極線材81,82間に交流バイアス32を印
加するようにしたものである。
【0062】また、この実施例では、上記補助電極31
は電極線材81,82形成用の薄銅板を接着したポリエ
ステルシート等のフレキシブルな材質で構成されてお
り、しかも、電極線材81,82の表面を例えばテフロ
ン、ポリイミド等の絶縁層84で被覆したものである。
【0063】次に、この実施例に係る現像装置の作動に
ついて説明する。この実施例において、現像に寄与しな
かった回収現像剤は、第1の槽13において第1の現像
剤搬送オーガ25により搬送され、戻り側連通路16を
通じて第2の槽14へ戻される。そして、第2の槽14
へ戻された現像剤は、トナー補給口26から補給された
新しいトナーと混合され、第2の現像剤搬送オーガ27
により攪拌搬送されると共に搬送側連通路15を通じて
第1の槽13へ搬入され、しかる後、第1の現像剤搬送
オーガ25により攪拌搬送されながら現像ロール22側
へ供給される。
【0064】このとき、上記第2の槽14内を通過する
現像剤の挙動に注目すると、第2の現像剤搬送オーガ2
7の下部に配設された櫛状の一対の電極線材81,82
からなる補助電極31には交流バイアス32が印加さ
れ、これに起因する振動電界が形成され、ここを通過す
る現像剤は電気的に振動し攪拌される。すると、回収さ
れた現像剤のトナーとキャリアとが振動電界により一旦
引き離され、このような状態の中で新しく補給されたト
ナーが一様に混合されるので、補給されたトナーはキャ
リアとの間で確実に摩擦帯電されるものと想定される。
よって、低温低湿下のような、キャリアに対するトナー
カバレッジが高い場合であっても、補給トナーは迅速且
つ確実にキャリアとの間で摩擦帯電されることになり、
補給トナーは結果として既存のトナーと同程度の所定の
帯電量に制御され、現像剤中のトナー帯電量のばらつき
が解消される。
【0065】また、本実施例においては、第2の現像剤
搬送オーガ27の軸方向に沿って長尺な補助電極31を
配設し、しかも、補助電極31の一対の電極線材81,
82の櫛状突片83のかみ合わせ領域において振動電界
が広く生成されるので、例えば実施例1のように、第1
の槽13と第2の槽14との間の連通路15に補助電極
31を設置する場合と比較して、振動電界の形成部分が
広範に亘り現像剤の攪拌効率が高くなる。
【0066】更に、実施例1のように、前記連通路15
に補助電極31を設置する場合、補助電極31とこれに
対向する電極(ハウジングの構成部材など)との電極間
距離が狭いため、補助電極31の設定が困難で、加えて
現像剤の搬送性が多少損なわれる懸念があるが、本実施
例のように、第2の現像剤搬送オーガ27の下部に一対
の電極線材81,82からなる補助電極31を配設する
場合には、基板構成にすることにより予め電極線材8
1,82間の位置関係を設定することが可能になり、し
かも、補助電極31はハウジング11の壁面に沿って単
に設置すればよいため、補助電極31の微妙な設定が不
要で、しかも、現像剤の搬送性が損なわれることもな
く、現像剤の電気的攪拌が効果的に行われる。
【0067】上述したことを確認するための実験とし
て、現像剤650gを上記現像装置中に入れ、攪拌装置
(第1、第2の現像剤搬送オーガ25、27)を回転さ
せて十分に攪拌した後、上記トナー補給口23からトナ
ー3gを10秒間で補給し、更に10秒間攪拌装置を回
転させた後に現像装置内のトナーの帯電量を測定したと
ころ、図3の一点鎖線で示すような結果が得られた。
【0068】同図によれば、この実施例の場合には攪拌
装置による攪拌時間が短時間であっても現像装置内の帯
電分布は実施例1よりも更に一様にシャープになってお
り、補給トナーもより確実に帯電されていることが把握
される。現に、低温低湿環境下においても白地部にはカ
ブリは全く見られなかった。
【0069】また、この実施例においても、交流バイア
ス32のピーク電圧を1.5kVと3.0kVとに設定
して現像実験を行ったところ、ピーク電圧が3.0kV
の方が帯電分布がより均一になり、白地部のカブリ防止
効果がより確実であることが確認された。
【0070】更に、この実施例では、補助電極31の一
対の電極線材81,82の表面は例えばテフロン、ポリ
イミド等の絶縁層84で被覆されているため、一対の電
極線材81,82間で電圧リークが生ずる事態は有効に
回避される。
【0071】更にまた、この実施例では、補助電極31
が薄銅板を接着したポリエステルシート等のフレキシブ
ルな材質で構成されているため、補助電極31の配設が
現像ハウジング11内の第2の槽14の下部のような狭
い位置であっても、現像剤搬送オーガ27を取り外すこ
となく、容易に取り付けられる。
【0072】尚、この実施例において、前記補助電極3
1の電極線材81,82間の距離や印加する交流バイア
ス32を適宜調整し、電極線材81,82間での電圧リ
ークを有効に回避し得る態様にあっては、補助電極31
の表面を絶縁層84で被覆する必要はなく、また、補助
電極31の材質についても実施例で示すようなフレキシ
ブルな材質を必ずしも用いなくてもよい。
【0073】◎実施例9 図13はこの発明が適用された現像装置の実施例9を示
し、図12(b)と同様な断面説明図である。この実施
例に係る現像装置は、実施例8と略同様であるが、実施
例8の構成に加え、交流バイアス32の印加・非印加を
切換える手動スイッチ91を設けたものである。尚、実
施例8と同様な構成要素については実施例8と同様な符
号を付してここではその詳細な説明を省略する。この実
施例によれば、特に、トナー補給直後などの新規トナー
の帯電量が低い場合にスイッチ91によって交流バイア
ス32を印加し、また、トナー補給が行われない場合に
はスイッチ91によって交流バイアス32の印加を解除
するなど、交流バイアス32の印加、非印加が手動で切
換られる。従って、常時交流バイアス32が印加される
場合に比較し、簡単な設置によって消費電力の削減を図
ることが可能である。
【0074】尚、実施例1〜実施例7についても、本実
施例と同様な手動スイッチ91を設けるようにすれば、
本実施例と同様な作用を奏することが可能である。
【0075】◎実施例10 図14はこの発明が適用された現像装置の実施例10を
示す。この実施例に係る現像装置は実施例8と略同様で
あるが、実施例8の構成に加え、潜像担持体61の近傍
に濃度センサ101を有し、この濃度センサ101は濃
度検出回路102と接続され、更に濃度検出回路102
は制御回路103に接続されている。この実施例によれ
ば、現像装置が潜像担持体61上の静電潜像に現像を行
なった時にその非画像部濃度を濃度センサ101により
検知し、この信号を濃度検出回路102に送る。する
と、濃度検出回路102では非画像部濃度を検出し、こ
の結果を制御回路103に送る。このとき、例えば前記
非画像部濃度が高いと判断された場合、制御回路103
は補助電極31に印加される交流バイアス32のピーク
電圧を上げる。従って、特にトナー補給が行われた直後
などの新規トナーの帯電量が低い場合に、いち早く攪拌
効率を上げてカブリ現象などの画像欠陥を自動的に防止
する効果を奏する。一方、非画像部濃度が低いと判断さ
れた場合、前記制御回路103は補助電極31に印加さ
れる交流バイアス32のピーク電圧を下げるので、消費
電力を削減できるという効果を奏する。
【0076】◎実施例11 図15はこの発明が適用された現像装置の実施例11を
示す。この実施例に係る現像装置は実施例8と略同様で
あるが、実施例8の構成に加え、現像ハウジング11の
近傍に環境センサ111を有し、この環境センサ111
は環境検出回路112と接続され、更に環境検出回路1
12は制御回路113に接続されている。この実施例に
よれば、環境センサ111は現像装置近傍の温湿度を検
知し、この結果を環境検出回路112に送る。すると、
環境検出回路112では予め記憶されていた基準環境条
件と環境センサ111より入力された実測条件結果とを
比較、判断し、制御回路113に信号を送る。このと
き、例えば基準環境条件よりも低温低湿であることが判
断された場合、制御回路113は補助電極31に印加さ
れる交流バイアス32のピーク電圧を上げる。従って、
特により低温低湿下においてトナー補給が行われた場
合、いち早く攪拌効率を上げてカブリ現象などの画質欠
陥を自動的に防止する効果を奏する。一方、基準環境条
件より高温多湿であると判断された場合、制御回路11
3は補助電極31に印加される交流バイアス32のピー
ク電圧を下げるので、消費電力を削減できるという効果
を奏する。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、現像剤循環搬送経路中に振動電界を与え、この電気
的振動により環流された既存の現像剤のトナーとキャリ
アとを強制的に一旦引き離し、この状態で補給されたト
ナーを攪拌混合するようにしたので、トナー補給後も現
像剤帯電性が迅速に一様になり、環境変化、特に低温低
湿環境でも白地カブリを生じない良好な画像を得ること
ができる。また、キャリア粒子表面に付着したトナー粒
子を強制的に一旦引き離し、キャリア粒子とトナー粒子
とを再度攪拌混合し、キャリア粒子とトナー粒子との間
の付着力を初期状態に近いものとして得るようにしたの
で、外添剤の埋没あるいは離脱によるトナー粒子のキャ
リア粒子に対する付着力の増加現象を回避し、経時にお
ける現像抗力の増加を抑止することができ、もって、現
像装置の長期走行での画像濃度低下を有効に防止するこ
とができる。更に、現像剤の撹拌を機械的な撹拌装置に
のみ頼る必要がないので、機械的な攪拌による帯電性均
一化の限界をカバーでき、更に撹拌搬送経路を短縮し、
結果として現像装置を小型化することができる。
【0078】また、この発明において、例えば補助電極
として、長尺な一対の電極線材が相互に接近配置される
ものを用い、この一対の電極線材間に交流バイアスを印
加すると共に、一対の電極線材からなる補助電極をハウ
ジングの壁面に沿って設置するようにすれば、補助電極
を構成する一対の電極線材間の相対位置関係を予め設定
しておくことによって、補助電極の配設作業を簡略化す
ることができるばかりか、補助電極の存在による現像剤
の搬送性を損なうことなく、より効率の良いトナーの攪
拌混合を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)(b)はこの発明に係る現像装置の構
成を示す説明図である。
【図2】 (a)は実施例1に係る現像装置の平面説明
図、(b)は(a)のB−B線断面説明図である。
【図3】 実施例1に係る現像装置におけるトナー補給
直後のトナー帯電量とその分布の関係を示すグラフ図で
ある。
【図4】 (a)は実施例2に係る現像装置の平面説明
図、(b)は図2(b)と同様な断面説明図である。
【図5】 (a)は実施例3に係る現像装置の平面説明
図、(b)は図2(b)と同様な断面説明図である。
【図6】 (a)は実施例4に係る現像装置の平面説明
図、(b)は図2(b)と同様な断面説明図である。
【図7】 (a)は実施例5に係る現像装置の平面説明
図、(b)は図2(b)と同様な断面説明図である。
【図8】 実施例6に係る現像装置の図2(b)と同様
な断面説明図である。
【図9】 実施例7に係る現像装置が採用された多色画
像形成装置の一実施例を示す説明図である。
【図10】 実施例7に係る現像装置の詳細を示す説明
図である。
【図11】 図9に係る多色画像形成装置の画像形成プ
ロセスを示す説明図である。
【図12】 (a)は実施例8に係る現像装置の平面説
明図、(b)は図2(b)と同様な断面説明図である。
【図13】 実施例9に係る現像装置の図2(b)と同
様な断面説明図である。
【図14】 実施例10に係る現像装置を示す説明図で
ある。
【図15】 実施例11に係る現像装置を示す説明図で
ある。
【図16】 環境条件の違いによるトナー濃度と現像剤
帯電量との関係を示すグラフ図である。
【図17】 従来の現像装置におけるトナー補給直後の
トナー帯電量とその分布の関係を示すグラフ図である。
【符号の説明】
1…ハウジング,2…現像用開口,3…トナー補給口,
4…現像剤循環搬送経路,5…現像剤攪拌手段,6…潜
像担持体,7…補助電極,8…現像剤担持体,G…二成
分現像剤,VAC…交流バイアス,VDC…直流バイアス,
VBDC…直流現像バイアス

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像用開口(2)及びトナー補給口
    (3)が開設されたハウジング(1)を有し、当該ハウ
    ジング(1)内の現像用開口(2)とトナー補給口
    (3)との間に現像剤循環搬送経路(4)を設けると共
    に、この現像剤循環搬送経路(4)中に現像剤撹拌手段
    (5)を配設し、現像用開口(2)を通じてトナー及び
    キャリアからなる二成分現像剤(G)にて潜像担持体
    (6)上の潜像を現像するようにした現像装置におい
    て、上記現像剤循環搬送経路(4)中に補助電極(7)
    を配設し、この補助電極(7)に交流バイアス(VAC)
    を印加するようにしたことを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のものにおいて、上記現像
    剤循環搬送経路(4)は、現像用開口(2)側に設けら
    れて新しい現像剤(G)が供給される第1の槽と、トナ
    ー補給口(3)に面して第1の槽と並列に設けられて現
    像後の回収現像剤(G)が回収される第2の槽と、第1
    及び第2の槽の両端部を連通する連通部とを備え、現像
    剤(G)が第2の槽から第1の槽へ搬送される連通部に
    補助電極(7)を配設したことを特徴とする現像装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のものにおいて、現像剤撹
    拌手段(5)を補助電極(7)として兼用し、この現像
    剤撹拌手段(5)に交流バイアス(VAC)を印加するよ
    うにしたことを特徴とする現像装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のものにおいて、補助電極
    (7)は長尺な一対の電極線材を相互に接近配置したも
    のであることを特徴とする現像装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のものにおいて、補助電極
    (7)を構成する一対の電極線材は相手側の電極線材に
    向かって突出する多数の櫛状突片を有し、各電極線材の
    櫛状突片を交互に配置したことを特徴とする現像装置。
  6. 【請求項6】 現像用開口(2)及びトナー補給口
    (3)が開設されたハウジング(1)を有し、当該ハウ
    ジング(1)内の現像用開口(2)とトナー補給口
    (3)との間に現像剤循環搬送経路(4)を設け、ハウ
    ジング(1)の現像用開口(2)に面して少なくとも直
    流現像バイアス(VBDC)が印加された現像剤担持体
    (8)を配設すると共に、現像剤循環搬送経路(4)中
    に現像剤撹拌手段(5)を配設し、現像剤担持体(8)
    に担持されたトナー及びキャリアからなる二成分現像剤
    (G)にて潜像担持体(6)上の潜像を現像するように
    した現像装置において、上記現像剤担持体(8)に近接
    して対向配置される補助電極(7)を設け、現像剤担持
    体(8)及び補助電極(7)のいずれか一方に交流バイ
    アス(VAC)を印加すると共に、補助電極(7)には現
    像剤担持体(8)へ印加される直流現像バイアス(VBD
    C)と同じか、あるいは、補助電極(7)側へ向かって
    トナーが静電誘引される直流バイアス(VDC)を印加す
    るようにしたことを特徴とする現像装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のものにおいて、補助電極
    (7)が現像剤層厚規制部材であることを特徴とする現
    像装置。
  8. 【請求項8】 請求項1又は6記載のものにおいて、補
    助電極(7)又は現像剤担持体(8)の表面が絶縁層で
    被覆されていることを特徴とする現像装置。
  9. 【請求項9】 請求項1又は6記載のものにおいて、現
    像剤循環搬送経路(4)の複数箇所に補助電極(7)を
    設けたことを特徴とする現像装置。
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Cited By (3)

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US5970280A (en) * 1997-09-18 1999-10-19 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus having a developing bias control unit
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