JP3327031B2 - 現像装置 - Google Patents

現像装置

Info

Publication number
JP3327031B2
JP3327031B2 JP03146995A JP3146995A JP3327031B2 JP 3327031 B2 JP3327031 B2 JP 3327031B2 JP 03146995 A JP03146995 A JP 03146995A JP 3146995 A JP3146995 A JP 3146995A JP 3327031 B2 JP3327031 B2 JP 3327031B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
developer
control means
developing
fog
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP03146995A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08202139A (ja
Inventor
琢 福原
明彦 野田
善郎 山口
修弘 勝田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP03146995A priority Critical patent/JP3327031B2/ja
Publication of JPH08202139A publication Critical patent/JPH08202139A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3327031B2 publication Critical patent/JP3327031B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Developing For Electrophotography (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、潜像担持体上の静電
潜像を可視像化する現像装置に係り、特に、トナー及び
キャリアからなる乾式二成分現像剤を用いた現像装置の
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、感光体上に形成された静電潜像
を可視化する現像方法の一つとして乾式二成分現像法が
知られている。これは、粉末トナー及びキャリア粒子が
混合、攪拌されている現像剤を静電潜像が形成されてい
る面に接触あるいは近接させることにより現像を行うも
のである。ここで、トナー粒子とキャリア粒子とは摩擦
により互いに逆極性に帯電するように構成されている。
これらの粒子は静電的付着力により互いに引き合い一体
となっているが、現像時に静電潜像に接触あるいは近接
すると、前記静電的付着力より強い静電気力によってト
ナーが静電潜像側へ引かれることによって静電潜像を可
視化する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような乾式二成分
現像法においては、現像時にトナー粒子のみが消費され
るのでトナーの補給が必要になるが、一方的にトナー補
給を行うとトナー濃度が過剰に上昇し、白地部にトナー
が付着する所謂カブリ現象が発生し、また、トナー帯電
量の低下が起こる。一方、トナー補給下において、温度
や湿度等の環境が変化すると、これに伴って現像剤特性
の変化が起こり、特に、高温多湿環境下においてはトナ
ーの流動性が悪く、トナー電荷分布も通常の環境よりブ
ロードになり、この結果カブリ現象が発生し易くなる。
【0004】図19は温度、湿度をパラメータとしてト
ナー濃度とトナー帯電量との関係を調べたものである。
同図によれば、高温多湿環境になるほど所定の画像濃度
を得る上でのトナー濃度は低いことが把握される。よっ
て、高温多湿環境下において、環境がさらに高温多湿側
に振れた場合あるいは急激なトナー消費時には、ブラシ
マークのような画像欠陥が生成され易いという懸念があ
る。
【0005】このような画像欠陥を回避するには、画像
濃度の低下に応じてトナー補給が迅速に行われればよい
が、高温多湿環境下においてトナーの補給が行われる場
合には、トナーの流動性が低下する分短時間に十分な攪
拌が行えないため、新規に補給されたトナーが帯電され
難いという状態が生じ、図20(a)(b)に示すよう
に、トナー電荷分布がブロードになり、結果としてカブ
リ現象を生じさせることが判明した。ここで、図20
中、(a)は温度22゜C/湿度55%の通常環境下に
おけるトナー帯電量のトナー補給前、トナー補給直後、
攪拌10秒後の分布を示し、(b)は温度28゜C/湿
度85%(高温多湿)環境下におけるトナー帯電量のト
ナー補給前、トナー補給直後、攪拌10秒後の分布を示
すものであり、トナー補給直後の上側に位置するトナー
帯電分布は既存のトナーの帯電分布を、下側に位置する
トナー帯電分布は新たに補給されたトナーの帯電分布を
示す。
【0006】また、このような環境変化に応じて、例え
ば高温多湿環境下では、既存のトナー帯電量が低くなる
ため、オーガ等の機械的攪拌手段を速く制御する方法も
提案されている(例えば特開平2−83564号公報
が、画像面積が多い原稿が連続した場合等トナー補給量
が増加し、前記機械的攪拌手段のみで帯電量を制御する
ことは困難である。この他に、例えば高温多湿環境下
で、トナー補給時には現像コントラスト電位を小さくし
カブリ現象を回避する方法も提案されているが、この方
法においては、現像コントラスト電位を小さくしても、
新規トナーと既存トナーとの攪拌を積極的に促進させる
わけではないので、迅速に新規トナーと既存トナーとの
帯電量を調節することが困難である。
【0007】この発明は以上の技術的課題を解決するた
めに為されたものであって、補給されたトナーを装置内
でいち早く既存のトナーと同一の帯電量に帯電させ、高
温多湿環境下においてトナー補給時にカブリ現象のよう
な画質欠陥を生じない現像装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明は、
図1に示すように、現像用開口2及びトナー補給口3が
開設されたハウジング1を有し、前記現像用開口2に面
したハウジング1内に現像剤担持体4を配設すると共
に、前記トナー補給口3に面したハウジング1外にトナ
ー補給手段5を配設する一方、前記現像用開口2とトナ
ー補給口3との間に現像剤循環搬送経路6を設けると共
に、この現像剤循環搬送経路6中に現像剤攪拌手段7を
配設し、現像剤担持体4に担持されたトナー及びキャリ
アからなる二成分現像剤Gにて潜像担持体8上の潜像を
現像するようにした現像装置において、前記現像剤循環
搬送経路6中に配設される補助電極9と、この補助電極
9に対して交流バイアス(VAC)を印加する交流電源1
0と、非現像サイクル時にハウジング1内現像剤Gのト
ナー濃度を検知するトナー濃度検知手段11と、このト
ナー濃度検知手段11にて検知されたトナー濃度が許容
トナー濃度範囲の下限値未満か否かを判別するトナー濃
度判別手段12と、このトナー濃度判別手段12にてト
ナー濃度が許容トナー濃度の下限値未満であると判別し
た時点で、非現像サイクル時にトナー補給手段5による
トナー補給動作を実行するトナー補給制御手段13と、
このトナー補給制御手段13による制御動作を行う時点
で、現像剤担持体4を停止させる一方、前記現像剤攪拌
手段7による現像剤Gの攪拌動作及び前記補助電極9へ
の交流バイアスVAC印加動作を実行する現像剤攪拌制御
手段14とを備えたことを特徴とする。
【0009】このような技術的手段において、本願発明
の現像方式としては、二成分現像剤を用いるものであれ
ば、磁気ブラシ現像方式に限られるものではなく、カス
ケード現像方式等をも適用対象となるものであり、ま
た、潜像担持体8上の潜像に対して現像剤が接触するか
否かは特に問わない。
【0010】また、現像剤循環搬送経路6としては、現
像用開口2に向けて現像剤Gを供給するほか、現像され
ずに現像用開口2を通過した回収現像剤とトナー補給口
3から補給されたトナーとを攪拌混合することにより、
現像用開口2へ供給されるべき現像剤Gを形成し得るも
のであれば、適宜設計変更して差し支えない。
【0011】更に、補助電極9については、現像剤循環
搬送経路6の任意の箇所に配設して差し支えないが、補
助電極9に交流バイアスVACを印加することによるトナ
ー攪拌効果をより有効に機能させ、更に循環搬送をスム
ーズに行うという観点からすれば、少なくとも回収現像
剤に対しトナー補給口3から新しいトナーが補給された
以後で、現像用開口2に達するまでの間の任意の搬送経
路中に配設することが好ましい。
【0012】更にまた、補助電極9によるトナー攪拌
果をより強化するという観点からすれば、補助電極9を
現像剤循環搬送経路中の広範な領域に亘って設置する
ことが好ましく、補助電極9として長尺なものを使用す
るか、又は、補助電極9を複数個所に設置するようにす
ればよい。
【0013】また、上記補助電極9の具体的構成につい
ては、例えば単一の電極部材を使用し、ハウジング1の
構成部材やハウジング1内の各種機能部材を対向電極と
して機能させるようにしてもよいが、電極間距離の設定
の容易性や現像剤Gの搬送性をより良好に保つという観
点からすれば、補助電極9として複数の電極部材を対向
配置し、両電極部材間に交流バイアスVACを印加するよ
うにすることが好ましい。
【0014】そしてまた、上記補助電極9としては、通
常単一若しくは複数の電極部材を別個に設けるが、装置
構成を簡略化するという観点からすれば、現像剤攪拌
や現像剤層厚規制部材を補助電極9として兼用し、
この現像剤攪拌手段や現像剤層厚規制部材に交流バイ
アスVACを印加するようにするようにしてもよい。
【0015】更に、補助電極9として例えば複数の長尺
な電極線材を用いる態様について検討してみるに、電極
部材間の振動電界をより大きくするという観点からすれ
ば、両電極線材を相互に接近配置することが好ましく、
更には、両電極線材間の対向面積を多く確保するという
観点からすれば、一対の電極線材に夫々相手側の電極線
材に向かって突出する多数の櫛状突片を具備させ、各電
極線材の櫛状突片を交互に配置するようにすることが好
ましい。
【0016】また、上記補助電極9を設置する場合、電
極間距離は小さいほど振動効果が大きく、その分、トナ
ーとキャリアとがより多く引き離され、新しく補給され
たトナーが現像剤に混合され易くなることは自明である
が、あまりに近い場合には設定が困難であることに加え
て電圧リークする場合があるので、交流バイアスのピー
ク電圧、現像剤抵抗等に応じて適切な電極間距離(補助
電極9と対向電極との間の距離、補助電極9を構成する
複数の電極部材間の距離(例えば櫛状突片を有する電極
線材であれば櫛状突片かみ合わせ部分の距離))を設定
することが必要である。
【0017】更にまた、電圧リークを有効に防止すると
いう観点からすれば、補助電極9の表面を絶縁層で被覆
するようにすればよい。また、装置構成の簡略化、コス
トの低廉化という観点からすれば、補助電極9をフレキ
シブルな材質で構成し、ハウジング1内に簡単に取り付
け可能なようにすればよい。
【0018】また、前記交流バイアスVACの電源として
は独自の電源を用いても差し支えないが、現像に交流バ
イアスを用いるタイプにあっては、装置の小型化、消費
電力の低減という観点からすれば、現像に用いる交流バ
イアスから分岐させ電源を共通化して用いるのが好まし
い。
【0019】また、トナーカブリをより確実に防止する
という観点から、前述した発明を更に発展させた態様の
発明としては以下のようなものが挙げられる。先ず、図
1に示すように、前記各構成要素1〜14に加えて、潜
像担持体8上の非画像部上のトナー濃度を検知するトナ
ーカブリ検知手段15と、前記トナー補給制御手段13
及び現像剤攪拌制御手段14による制御動作が終了した
直後に再開された現像サイクルにおいて、前記トナーカ
ブリ検知手段15による検知動作を実行し、検知された
トナー濃度が許容値を超えるか否かを判別するトナーカ
ブリ判別手段16と、前記トナー補給制御手段13及び
現像剤攪拌制御手段14による制御動作が終了した直後
に再開された現像サイクルにおいて、トナーカブリ判別
手段16により検知トナー濃度が許容値を超えるものと
判別した条件下で、現像剤攪拌制御手段14による制御
動作を再実行する現像剤攪拌追加実行手段18とを備え
たものが挙げられる。
【0020】このような態様の発明において、トナーカ
ブリを確実に回避するという観点から、図1に示すよう
に、前記現像剤攪拌追加実行手段18に代えて、前記ト
ナー補給制御手段13及び現像剤攪拌制御手段14によ
る制御動作が終了した直後に再開された現像サイクルに
おいて、トナーカブリ判別手段16により検知トナー濃
度が許容値を超えるものと判別した条件下で、現像剤
制御手段14による制御動作を再実行し、トナーカブ
リ判別手段16により検知トナー濃度が許容値以内に収
まると判別されるまで前述した再実行処理を繰り返す現
像剤攪拌追加実行手段19を採用することも可能であ
る。
【0021】また、他の態様の発明としては、図1に示
すように、各構成要素1〜14に加えて、潜像担持体8
上の非画像部上のトナー濃度を検知するトナーカブリ検
知手段15と、前記トナー補給制御手段13及び現像剤
攪拌制御手段14による制御動作が終了した直後に再開
された現像サイクルにおいて、前記トナーカブリ検知手
段15による検知動作を実行し、検知されたトナー濃度
が許容値を超えるか否かを判別するトナーカブリ判別手
段16と、前記トナー補給制御手段13及び現像剤攪拌
制御手段14による制御動作が終了した直後に再開され
た現像サイクルにおいて、トナーカブリ判別手段16に
より検知トナー濃度が許容値を超えるものと判別した条
件下で、当該現像サイクルに対する現像コントラスト電
位を設定値より一時的に小さく調整する現像コントラス
ト制御手段17とを備えたものが挙げられる。
【0022】このような態様の発明において、図1に示
すように、更に、現像コントラスト制御手段17によっ
て現像コントラスト電位を一時的に調整した現像サイク
ル終了直後の非現像サイクルにおいて、現像剤攪拌制御
手段14による制御動作を再実行する現像剤攪拌追加実
行手段18を備えるようにすることが好ましい。
【0023】更にまた、トナーカブリを確実に回避する
という観点から、図1に示すように、前記現像剤攪拌追
加実行手段18に代えて、前記現像コントラスト制御手
段17によって現像コントラスト電位を一時的に調整し
た直後に再開された現像サイクルにおいて、トナーカブ
リ判別手段16により検知トナー濃度が許容値を超える
ものと判別した条件下で、現像剤攪拌制御手段14によ
る制御動作を再実行し、トナーカブリ判別手段16によ
り検知トナー濃度が許容値以内に収まると判別されるま
で前述した再実行処理を繰り返す現像剤攪拌追加実行手
段19を採用することも可能である。
【0024】
【作用】上述したような技術的手段において、例えば図
1の構成要素1〜14を備えた現像装置によれば、図2
に示すように、トナー濃度検知手段11が現像サイクル
の前または後に現像装置中のトナー濃度を検知すると、
トナー濃度判別手段12は検知されたトナー濃度が許容
トナー濃度の下限値未満であるか否かを判別する(図2
(a):トナー濃度判別サイクル)。そして、トナー濃
度判別手段12にてトナー濃度が許容トナー濃度の下限
値以上(濃度良好)であると判別されると、直ちに現像
サイクルを開始する。一方、トナー濃度判別手段12に
てトナー濃度が許容トナー濃度の下限値未満(濃度不
良)であると判別されると、トナー補給制御手段13は
トナー補給手段5によるトナー補給動作を実行し(図2
(b):トナー補給サイクル)、また、現像剤攪拌制御
手段14は現像剤担持体4を停止させる一方、現像剤攪
拌手段7による現像剤Gの攪拌動作及び補助電極9への
交流バイアスVAC印加動作を実行する(図2(c):現
像剤攪拌サイクル)。
【0025】このようなトナー補給によって画像濃度の
低下が抑えられるので、ブラシマーク状の画像欠陥は回
避される。このとき、補助電極9には交流バイアスVAC
に基づく振動電界が形成され、この振動電界部位に既存
の現像剤Gが通過すると、既存の現像剤Gのトナーとキ
ャリアとが一旦引き離される。このような状態におい
て、高温多湿環境下でのトナー補給時のように、例えば
トナーの流動性が低下しそのため短時間の機械的攪拌に
よる現像剤の帯電制御が困難な場合でも、新しく補給さ
れたトナーは上記電気的振動によって一様に混合される
ことになり、迅速にキャリアとの摩擦帯電により所定の
帯電量に制御される。従って、補給されたトナーが帯電
されずに、カブリ現象の原因になる事態は有効に回避さ
れる。
【0026】また、図1に示すように、各構成要素1〜
14に加えて、トナーカブリ検知手段15、トナーカブ
リ判別手段16及び現像剤攪拌追加実行手段18を備え
た態様の発明にあっては、図2に示すように、トナー濃
度判別サイクル(a)、トナー補給サイクル(b)、現
像剤攪拌サイクル(c)を行った後に、トナーカブリ判
別手段16は検知トナー濃度が許容値を超えるものであ
るか否かを判別する(図2(d):トナーカブリ判別サ
イクル)。そして、トナーカブリ判別手段16にて検知
トナー濃度が許容値以内である(カブリ無)と判別され
ると、直ちに現像サイクルを再開する。一方、前記トナ
ーカブリ判別手段16にて検知トナー濃度が許容値を超
えるものである(カブリ有)と判断されると、現像剤攪
拌追加実行手段18は現像剤攪拌制御手段14による制
御動作を再度実行する(図2(f):現像剤攪拌サイク
ル)。
【0027】更に、図1に示すように、各構成要素1〜
14に加えて、トナーカブリ検知手段15、トナーカブ
リ判別手段16及び現像剤攪拌追加実行手段19を備え
た態様の発明にあっては、図2に示すように、トナー濃
度判別サイクル(a)、トナー補給サイクル(b)、現
像剤攪拌サイクル(c)、トナーカブリ判別サイクル
(d)を行った後に、前記トナーカブリ判別手段16に
て検知トナー濃度が許容値を超えるものである(カブリ
有)と判断されると、現像剤攪拌追加実行手段19は現
像剤攪拌制御手段14による制御動作を再度実行し(図
2(f):現像剤攪拌サイクル)、トナーカブリ判別手
段16により検知トナー濃度が許容値以内に収まると判
別されるまで前述した再実行処理(図2(g):トナー
カブリ判別サイクル,図2(f):現像剤攪拌サイク
ル)を繰り返す。
【0028】更にまた、図1に示すように、各構成要素
1〜14に加えて、トナーカブリ検知手段15、トナー
カブリ判別手段16及び現像コントラスト制御手段17
を備えた態様の発明にあっては、図2に示すように、ト
ナー濃度判別サイクル(a)、トナー補給サイクル
(b)、現像剤攪拌サイクル(c)、トナーカブリ判別
サイクル(d)を行った後に、前記トナーカブリ判別手
段16にて検知トナー濃度が許容値を超えるものである
(カブリ有)と判断されると、現像コントラスト制御手
段17は現像サイクルに対する現像コントラスト電位を
設定値よりも一時的に小さく調整し、当該現像サイクル
を再開する(図2(e):現像コントラスト調整サイク
ル)。
【0029】また、図1に示すように、各構成要素1〜
14に加えて、トナーカブリ検知手段15、トナーカブ
リ判別手段16、現像コントラスト制御手段17及び現
像剤攪拌追加実行手段18を備えた態様の発明にあって
は、図2に示すように、トナー濃度判別サイクル
(a)、トナー補給サイクル(b)、現像剤攪拌サイク
ル(c)、トナーカブリ判別サイクル(d)、現像コン
トラスト調整サイクル(e)を行った後に、現像剤攪拌
追加実行手段18は現像コントラスト電位を一時的に調
整した現像サイクル終了直後の非現像サイクルにおい
て、現像剤攪拌制御手段14による制御動作を再度実行
する(図2(f):現像剤攪拌サイクル)。
【0030】また、図1に示すように、各構成要素1〜
14に加えて、トナーカブリ検知手段15、トナーカブ
リ判別手段16、現像コントラスト制御手段17及び現
像剤攪拌追加実行手段19を備えた態様の発明にあって
は、図2に示すように、トナー濃度判別サイクル
(a)、トナー補給サイクル(b)、現像剤攪拌サイク
ル(c)、トナーカブリ判別サイクル(d)、現像コン
トラスト調整サイクル(e)を行った後に、前記トナー
カブリ判別手段16にて検知トナー濃度が許容値を超え
るものである(カブリ有)と判断されると、現像剤攪拌
追加実行手段19は現像剤攪拌制御手段14による制御
動作を再度実行し(図2(f):現像剤攪拌サイク
ル)、トナーカブリ判別手段16により検知トナー濃度
が許容値以内に収まると判別されるまで前述した再実行
処理(図2(g):トナーカブリ判別サイクル,図2
(f):現像剤攪拌サイクル)を繰り返す。
【0031】
【実施例】以下、添付図面に示す実施例に基づいてこの
発明を詳細に説明する。 ◎実施例1 図3はこの発明に係る現像装置20の実施例1を示し、
(a)はその平面説明図、(b)は図(a)中B−B線
断面説明図である。同図において、符号21は現像ハウ
ジングであり、この現像ハウジング21内は潜像担持体
27(図4参照)の軸方向に沿って延びるアルミニウム
製の仕切板22にて第一の槽23と第二の槽24とに分
離されており、第一の槽23と第二の槽24とは仕切板
22の両端部に形成された連通路25,26を介して連
通している。
【0032】この実施例において、現像ハウジング21
の第一の槽23は図示外の潜像担持体に対向した部位に
現像用開口31を有し、この現像用開口31に面して現
像ロール32(この実施例では現像スリーブ内に磁石ロ
ールが固定設置されたタイプ)が配設されると共に、こ
の現像ロール32の現像スリーブには直流現像バイアス
33が印加されている。更に、上記現像ロール32の上
方には現像剤層厚規制のトリミング部材34が設けられ
ており、また、上記現像ロール32と並列に第一の現像
剤搬送オーガ35が配設されている。
【0033】一方、上記現像ハウジング21の第二の槽
24はその上壁部の連通路26寄りにトナー補給口36
を有し、このトナー補給口36に面して図示外のトナー
補給装置が設置されている。そして、上記第二の槽24
内には上記第一の現像剤搬送オーガ35と並列に第二の
現像剤搬送オーガ37が配設されており、この第二の現
像剤搬送オーガ37の現像剤搬送方向は図3(a)の矢
印で示す方向であり、上記第一の現像剤搬送オーガ35
の現像剤搬送方向と逆方向である。
【0034】更に、この実施例では、第二の槽24内の
第二の現像剤搬送オーガ37の下部に補助電極40が配
設されている。この補助電極40は、前記第二の現像剤
搬送オーガ37の軸方向に沿って延びる一対の長尺な電
極線材41,42を相互に接近配置し、更に、各電極線
材41,42には相手側に向かって延びる櫛状突片43
を形成すると共に、これらの櫛状突片43を交互に配置
し、前記電極線材41,42間に交流バイアス50を印
加するようにしたものである。
【0035】また、この実施例では、上記補助電極40
は電極線材41,42形成用の薄銅板を接着したポリエ
ステルシート等のフレキシブルな材質で構成されてお
り、しかも、電極線材41,42の表面を例えばテフロ
ン、ポリイミド等の絶縁層44で被覆したものである。
【0036】更に、この実施例における現像剤としては
平均粒径7μmのポリエステルトナーと平均粒径50μ
mのフェライトキャリアとをVブレンダにおいて3分間
混合したものを使用した。
【0037】また、この実施例では、現像装置20に対
するトナーの補給動作及び現像剤の攪拌動作を制御する
トナー濃度制御回路60が設けられており、このトナー
濃度制御回路60には現像装置20内の現像剤のトナー
濃度を検知するトナー濃度センサ61が接続されてい
る。そして、前記トナー濃度制御回路60は、所定のシ
ーケンス(図5参照)に従って、前記トナー濃度センサ
61の検知トナー濃度が許容トナー濃度未満であると
き、トナー補給量制御回路62にトナー補給信号を送出
し、トナー補給装置63から例えば一定量のトナー補給
を行う一方、現像ロール駆動装置64に駆動停止信号を
送出し、現像ロール32の回転駆動を停止させると共
に、交流バイアス印加信号を送出し、補助電極40に交
流バイアス50を印加する。尚、この実施例では、前記
第一、第二の現像剤搬送オーガ35,37は常時駆動さ
れ、現像剤の攪拌、搬送を行っている。
【0038】また、この実施例に係る現像装置において
は、28゜C/85%の高温多湿環境下でトナー濃度が
3%(重量%)以下になるとブラシマークが発生するこ
とが確認された。このため、この実施例における許容ト
ナー濃度としては、少なくとも前記ブラシマークが発生
しない範囲で適宜選定されるものである。
【0039】更に、この実施例では、前記交流バイアス
50にはピーク電圧可変器65が接続されており、この
ピーク電圧可変器65を適宜調整することにより交流バ
イアス50のピーク電圧が可変設定されるようになって
いる。
【0040】次に、この実施例に係る現像装置の作動に
ついて説明する。この実施例において、現像装置20内
の現像剤は現像ロール32表面に担持され、現像用開口
31を通じて潜像担持体27上の静電潜像を可視像化す
る。そして、現像に寄与しなかった回収現像剤は、第一
の槽23において第一の現像剤搬送オーガ35により搬
送され、戻り側連通路26を通じて第二の槽24へ戻さ
れる。
【0041】このような現像動作過程について詳述する
と以下の通りである。すなわち、図5に示すように、現
像装置20によって潜像担持体27上の静電潜像を可視
像化するコピーサイクルの前又はコピーサイクルが終了
後に、トナー濃度センサ61が現像装置20内の現像剤
のトナー濃度を検知する。この検知結果はトナー濃度制
御回路60に送られ、当該制御回路60で検知トナー濃
度が許容トナー濃度の下限未満であるか否かが判断され
る。このとき、検知トナー濃度が許容トナー濃度の下限
以上(トナー濃度良好)と判断された場合には、直ちに
コピーサイクルがスタートする。
【0042】一方、検知トナー濃度が許容トナー濃度の
下限未満であると判断された場合には、トナー濃度制御
回路60は現像ロール駆動装置64に駆動停止信号を送
出し、現像ロール32を停止させる。また、前記トナー
濃度制御回路60は、トナー補給量制御回路62にトナ
ー補給信号を送出し、トナー補給装置63から一定量の
トナー補給を行う。尚、検知トナー濃度に応じてトナー
補給量を可変設定してもよい。更に、この実施例では、
常時駆動されている現像剤搬送オーガ35,37によっ
て現像剤の攪拌、搬送が行われるが、これに加えて、前
トナー濃度制御回路60は、現像ロール32の停止と
同時に交流バイアス印加信号を送出して、補助電極40
に交流バイアス50を印加し、一定時間経過後にコピー
サイクルをスタートさせる。
【0043】このようなトナーの補給動作過程におい
て、上記現像装置20内の現像剤の挙動に注目すると、
現像剤搬送オーガ35,37の機械的な攪拌に加え、補
助電極40に印加された交流バイアス50によって振動
電界が形成され、ここを通過する現像剤は電気的にも振
動し攪拌される。すると、既存の現像剤のトナーとキャ
リアとが振動電界により一旦引き離され、このような状
態の中で新しく補給されたトナーが一様に混合されるの
で、補給されたトナーはキャリアとの間で確実に摩擦帯
電されるものと想定される。
【0044】よって、高温多湿環境下でトナー補給が行
われるときのようにトナーの流動性が悪い場合であって
も、新規の補給トナーは迅速かつ確実にキャリアとの間
で摩擦帯電されることになり、結果としてトナー帯電分
布はシャープに制御され、ブラシマーク状の画像欠陥も
生じず、さらにカブリ現象も有効に回避される。
【0045】上述したことを確認するための実験とし
て、28゜C/85%の高温多湿環境下で現像剤650
gを上記現像装置中に入れ、現像剤搬送オーガ35,3
7を回転させて十分に攪拌した後、上記トナー補給装置
63からトナー3gを10秒間で補給し、更に10秒間
現像剤搬送オーガ35,37を回転させ且つ補助電極4
0へ交流バイアス50を印加した時のトナー補給前後の
現像装置20内のトナーの帯電量を測定した。
【0046】このときの測定結果を図6に示す。同図に
おいて、(a)は比較例(補助電極40に交流バイアス
50を印加しない態様)に係る現像装置によるトナー帯
電分布を示し、(b)は実施例に係る現像装置によるト
ナー帯電分布を示す。尚、図6(a)(b)中、トナー
補給直後の上側に位置するトナー帯電分布は既存のトナ
ー帯電分布を、下側に位置するトナー帯電分布は新たに
補給されたトナーの帯電分布を示す。
【0047】同図によれば、比較例の場合にはトナー補
給直後に二山であった帯電分布が、攪拌後10秒経過し
てもトナーの流動性の悪さから既存の帯電された現像剤
と新規に供給されたトナーの両方が十分に攪拌されず、
トナーの帯電分布がブロードになり、逆極性トナーが存
在することが把握される。この結果、可視像にはカブリ
が見られる。これに対し、実施例の場合には現像剤搬送
オーガ35,37による攪拌時間が短時間であっても現
像装置20内のトナーの帯電分布は一様にシャープにな
っており、補給トナーも確実に帯電されていることが把
握される。現に、可視像にはカブリは見られなかった。
【0048】また、この実施例では、第二の現像剤搬送
オーガ37の軸方向に沿って長尺な補助電極40が配設
され、しかも、補助電極40の一対の電極線材41,4
2の櫛状突片43のかみ合わせ領域において振動電界が
広く生成されるので、振動電界の形成部分が広範に亘り
現像剤の攪拌効率が高くなる。
【0049】更に、本実施例のように、第二の現像剤搬
送オーガ37の下部に一対の電極線材41,42からな
る補助電極40を配設する場合には、基板構成にするこ
とにより予め電極線材41,42間の位置関係を設定す
ることが可能になり、しかも、補助電極40は現像ハウ
ジング21の壁面に沿って単に設置すればよいため、補
助電極40の微妙な設定が不要で、しかも、現像剤の搬
送性が損なわれることもなく、現像剤の電気的攪拌が効
果的に行われる。
【0050】また、この実施例では、前記ピーク電圧可
変器65にて交流バイアス50のピーク電圧を適宜大き
く設定することが可能である。このとき、交流バイアス
50のピーク電圧が大きい方が振動電界が大きくなり、
その分、既存の現像剤のトナーとキャリアとの引き離し
作用が強く発揮されることが確認された。このとき、過
大なピーク電圧を印加するとリークする場合があるの
で、現像剤帯電分布、現像剤抵抗等に応じてピーク電圧
を設定することが必要であるが、この実施例では、補助
電極40の一対の電極線材41,42の表面は例えばテ
フロン、ポリイミド等の絶縁層44で被覆されているた
め、一対の電極線材41,42間で電圧リークが生ずる
事態は有効に回避される。
【0051】更にまた、この実施例では、補助電極40
が薄銅板を接着したポリエステルシート等のフレキシブ
ルな材質で構成されているため、補助電極40の配設が
現像ハウジング21内の第二の槽24の下部のような狭
い位置であっても、現像剤搬送オーガ37を取り外すこ
となく、容易に取り付けられる。
【0052】尚、この実施例において、前記補助電極4
0の電極線材41,42間の距離や印加する交流バイア
ス50を適宜調整し、電極線材41,42間での電圧リ
ークを有効に回避し得る態様にあっては、補助電極40
の表面を絶縁層44で被覆する必要はなく、また、補助
電極40の材質についても実施例で示すようなフレキシ
ブルな材質を必ずしも用いなくてもよい。
【0053】◎実施例2 図7はこの発明に係る現像装置の実施例2を示す。尚、
実施例1と同様な構成要素については実施例1と同様の
符号を付してここではその詳細な説明を省略する。同図
において、現像装置20の基本的構成は実施例1と略同
様であるが、実施例1と異なり、潜像担持体27上のト
ナーカブリ検知用の画像濃度センサ66が潜像担持体2
7の現像装置20の下流側位置に近接配置されており、
この画像濃度センサ66は潜像担持体27上のカブリト
ナーの濃度を光学的に検知するものである。そして、ト
ナー濃度制御回路60は、トナー濃度センサ61及び画
像濃度センサ66からの検知信号に基づいて、所定のシ
ーケンス(図8参照)に沿ってトナー補給動作及び現像
剤攪拌動作を実行する。
【0054】次に、この実施例に係る現像装置の作動に
ついて説明する。図8に示すように、現像装置20によ
って潜像担持体27上の静電潜像を可視像化するコピー
サイクルの前又はコピーサイクルが終了後に、トナー濃
度センサ61が現像装置20内の現像剤のトナー濃度を
検知する。この検知結果はトナー濃度制御回路60に送
られ、当該制御回路60で検知トナー濃度が許容トナー
濃度の下限未満であるか否かが判断される。
【0055】このとき、検知トナー濃度が許容トナー濃
度の下限以上(トナー濃度良好)と判断された場合に
は、直ちにコピーサイクルがスタートする。
【0056】一方、検知トナー濃度が許容トナー濃度の
下限未満であると判断された場合には、トナー濃度制御
回路60は現像ロール駆動装置64に駆動停止信号を送
出し、現像ロール32を停止させる。また、前記トナー
濃度制御回路60は、トナー補給量制御回路62にトナ
ー補給信号を送出し、トナー補給装置63から例えば一
定量のトナー補給を行う。更に、この実施例では、常時
駆動されている現像剤搬送オーガ35,37によって現
像剤の攪拌、搬送が行われるが、これに加えて、前記
ナー濃度制御回路60は、現像ロール32の停止と同時
に交流バイアス印加信号を送出して、補助電極40に交
流バイアス50を印加し、一定時間経過後にコピーサイ
クルをスタートさせる。
【0057】このとき、同時に前記画像濃度センサ66
が潜像担持体27上のカブリトナー濃度を検知し、トナ
ー濃度制御回路60が検知トナー濃度が許容値以内であ
るか否かを判断する。ここで、検知トナー濃度が許容値
以内であれば、コピーサイクルを継続させる。
【0058】一方、検知トナー濃度が許容値を超えたも
のである場合には、トナー濃度制御回路60はコピーサ
イクルを一旦中断し、現像ロール32を停止させると同
時に、交流バイアス印加信号を送出して補助電極40に
交流バイアス50を印加し、一定時間経過後、コピーサ
イクルを再開する。すなわち、画像濃度センサ66の検
知トナー濃度が許容値を超えるということはトナーのカ
ブリが有り、現像装置20内の現像剤のトナーのうち帯
電量が不十分なものがあることを意味するものであり、
このような状態において、現像剤搬送オーガ35,37
による機械的攪拌及び補助電極40による電気的攪拌を
再度行えば、現像装置20内のトナーの帯電量は一様に
なり、トナーカブリは有効に回避される。
【0059】この実施例において、トナーカブリをより
確実に回避するという観点からすれば、トナー濃度制御
回路60のシーケンスとして図9に示すものを採用すれ
ばよい。このタイプによれば、画像濃度センサ66によ
る検知トナー濃度が許容値以内になるまで、現像剤搬送
オーガ35,37による機械的攪拌及び補助電極40に
よる電気的攪拌が繰り返されるので、トナーカブリは完
全に回避される。
【0060】◎実施例3 図10はこの発明に係る現像装置の実施例3を示す。
尚、実施例2と同様な構成要素については実施例2と同
様の符号を付してここではその詳細な説明を省略する。
同図において、現像装置20の基本的構成は実施例2と
略同様であるが、実施例1と異なり、現像ロール32の
現像スリーブには直流現像バイアス33が印加されると
共に、当該直流現像バイアス33を制御するバイアス制
御装置67が設けられている。そして、トナー濃度制御
回路60は、トナー濃度センサ61及び画像濃度センサ
66からの検知信号に基づいて、所定のシーケンス(図
11参照)に沿ってトナー補給動作、現像剤攪拌動作及
び現像バイアス変更動作を実行する。
【0061】次に、この実施例に係る現像装置の作動に
ついて説明する。図11に示すように、現像装置20に
よって潜像担持体27上の静電潜像を可視像化するコピ
ーサイクルの前又はコピーサイクルが終了後に、トナー
濃度センサ61が現像装置20内の現像剤のトナー濃度
を検知する。この検知結果はトナー濃度制御回路60に
送られ、当該制御回路60で検知トナー濃度が許容トナ
ー濃度の下限未満であるか否かが判断される。
【0062】このとき、検知トナー濃度が許容トナー濃
度の下限以上(トナー濃度良好)と判断された場合に
は、直ちにコピーサイクルがスタートする。
【0063】一方、検知トナー濃度が許容トナー濃度の
下限未満であると判断された場合には、トナー濃度制御
回路60は現像ロール駆動装置64に駆動停止信号を送
出し、現像ロール32を停止させる。また、前記トナー
濃度制御回路60は、トナー補給量制御回路62にトナ
ー補給信号を送出し、トナー補給装置63から例えば一
定量のトナー補給を行う。更に、この実施例では、常時
駆動されている現像剤搬送オーガ35,37によって現
像剤の攪拌、搬送が行われるが、これに加えて、前記
ナー濃度制御回路60は、現像ロール32の停止と同時
に交流バイアス印加信号を送出して、補助電極40に交
流バイアス50を印加し、一定時間経過後にコピーサイ
クルをスタートさせる。
【0064】このとき、同時に前記画像濃度センサ66
が潜像担持体27上のカブリトナー濃度を検知し、トナ
ー濃度制御回路60が検知トナー濃度が許容値以内であ
るか否かを判断する。ここで、検知トナー濃度が許容値
以内であれば、コピーサイクルを継続させる。
【0065】一方、検知トナー濃度が許容値を超えたも
のである場合には、トナー濃度制御回路60はバイアス
制御装置67に現像バイアス制御信号を送出し、現像コ
ントラスト電位を下げ、この状態で当該コピーサイクル
を継続し、当該コピーサイクルが終了した時点で現像コ
ントラスト電位を元に戻す。このとき、現像コントラス
ト電位が一時的に下がるため、その分、カブリトナーが
目立たなくなる。
【0066】この実施例において、トナーカブリをより
効果的に回避するという観点からすれば、トナー濃度制
御回路60のシーケンスとして図11に示すものを採用
すればよい。このタイプによれば、トナーカブリが検知
された条件下で、現像コントラスト電位を一旦下げてコ
ピーサイクルを継続し、その後、現像コントラスト電位
を元に戻し、次のコピーサイクル前に現像ロールを停止
させると共に、補助電極40に交流バイアス50を印加
する。このため、現像剤搬送オーガ35,37による機
械的攪拌及び補助電極40による電気的攪拌が一回余分
に行われることになり、その分、現像装置20内の現像
剤のトナー帯電量がより一様になり、次のコピーサイク
ルにおいて、トナーカブリが検知される可能性はより少
なくなる。
【0067】この実施例において、トナーカブリをより
確実に回避するという観点からすれば、トナー濃度制御
回路60のシーケンスとして図12に示すものを採用す
ればよい。このタイプによれば、トナーカブリが検知さ
れた条件下で、現像コントラスト電位を一旦下げ、この
状態で、再度トナーカブリの有無をチェックし、トナー
カブリが検知されなければ、コピーサイクルを継続し、
コピーサイクルが終了した時点で現像コントラスト電位
を元に戻し、次のコピーサイクル前に現像ロールを停止
させると共に、補助電極40に交流バイアス50を印加
する。一方、現像コントラスト電位を下げた状態でトナ
ーカブリが検知されると、コピーサイクルを一旦中断
し、画像濃度センサ66による検知トナー濃度が許容値
以内になるまで、現像剤搬送オーガ35,37による機
械的攪拌及び補助電極40による電気的攪拌を繰り返
し、トナーカブリのない状態でコピーサイクルを実行す
る。
【0068】上記各実施例1〜3では、補助電極40と
して、一対の電極線材41,42を対向配置すると共
に、相手側に向かって延びる櫛状突片43を交互に配置
してなるものが用いられているが、これに限られるもの
ではなく、例えば以下のような態様のものが挙げられ
る。尚、図14〜図18において、実施例1と同様な構
成要素については実施例1と同様な符号を付してここで
はその詳細な説明を省略する。
【0069】◎実施例4 例えば図14(a)(b)に示すように、第二の槽24
から第一の槽23へ現像剤が搬入されるための連通路2
5に板状の補助電極40を設け、この補助電極40に交
流バイアス50を印加するようにしたものがある。
【0070】◎実施例5 また、図15(a)(b)に示すように、第二の現像剤
搬送オーガ37を補助電極40として兼用し、この第二
の現像剤搬送オーガ37に交流バイアス50を印加する
ようにしたものである。
【0071】◎実施例6 更に、図16(a)(b)に示すように、現像ロール3
2には直流現像バイアス33に交流バイアス71を重畳
させ、一方、現像ロール32周囲のトリミング部材34
位置の手前には現像ロール32の軸方向に沿って長尺な
電極部材72を設け、この電極部材72には接地あるい
は必要に応じて直流バイアス73を印加したものであ
り、現像ロール32及び電極部材72を補助電極40と
して機能させるようにしたものである。この実施例にお
いて、上記現像バイアスの交流バイアス71は二つの機
能を発揮している。一つの機能は、現像部位における現
像剤に振動電界を作用させ、現像剤の挙動をより促進さ
せて現像能力を向上させるものである。他の機能は、現
像ロール32と電極部材72との間に振動電界を作用さ
せ、現像ロール32と電極部材72との間を通過する現
像剤に電気的振動を与え、既存の現像剤のトナーとキャ
リアとを一旦引き離し、補給された新たなトナーを確実
に攪拌混合し、もって、補給トナーをキャリアとの間で
確実に摩擦帯電させ、トナーを所定の帯電量に制御する
ものである。尚、前記電極部材72の現像ロール32側
表面を例えばテフロン、ポリイミド等の絶縁層74で被
覆するようにすれば、現像ロール32と電極部材72と
の間で電圧リークが生ずる事態は有効に回避される。
【0072】◎実施例7 更にまた、図17に示すように、現像ロール32には直
流現像バイアス33に交流バイアス71を重畳させ、一
方、トリミング部材34には接地あるいは必要に応じて
直流バイアス73を印加したものであり、現像ロール3
2及びトリミング部材34を補助電極40として機能さ
せるようにしたものである。従って、この実施例によれ
ば、現像ロール32とトリミング部材34との間を通過
する現像剤は層厚規制されるほか、現像ロール32とト
リミング部材34との間に交流バイアス71に基づく振
動電界が作用するため、振動電界に基づく電気的振動に
より、既存の現像剤のトナーとキャリアとが一旦引き離
され、補給された新たなトナーが確実に攪拌混合され、
もって、補給トナーがキャリアとの間で確実に摩擦帯電
されて所定の帯電量に制御される。
【0073】◎実施例8 また、図18に示すように、現像装置20は、表面平均
粗さが10〜50μmの回動可能な非磁性スリーブ32
1内に磁石ロール322を有する現像ロール32、非磁
性スリーブ321と一定間隙を保持して配設される非磁
性部材よりなるトリミング部材34、更に、パドル
、オーガ35、37を主要構成部品として構成され
る。この実施例において、オーガ35は導電性部材にて
形成されて接地されている。このオーガ35の周囲には
U字型の電極部材75が配設され、この電極部材75に
は交流バイアス50が印加されると共に、オーガ35上
部には電極部材75と導通する剥離部材76が配設され
ている。ここで、オーガ35とU字型の電極部材75と
の間隙は、現像剤の搬送を妨げない程度とし、電界強度
は現像電界よりも大きくかつリークの発生しない範囲で
任意に設定可能である。尚、オーガ35に付着したトナ
ー粒子は、剥離部材76にて掻きとられ、再び現像装置
内に戻される。従って、この実施例によれば、オーガ3
5及び電極部材75が補助電極40として機能し、オー
ガ35及び電極部材75間を通過する現像剤には前記交
流バイアス50に基づく振動電界が作用し、この振動電
界により既存の現像剤のトナーとキャリアとが一旦引き
離され、補給トナーは確実にキャリアとの間で摩擦帯電
され、補給トナーは結果として既存のトナー同程度の所
定の帯電量に制御される
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、現像装置内の現像剤のトナー濃度低下を検知した時
にトナーの補給動作を実行し、現像剤担持体を停止させ
ると共に、現像剤攪拌手段による機械的な攪拌及び補助
電極への交流バイアスの印加による電気的振動電界によ
る現像剤の攪拌動作を行うようにしたので、現像装置内
の現像剤が漏出する懸念は全くなく、現像装置内の現像
剤に対し機械的攪拌に加えて電気的振動攪拌を作用させ
ることにより、既存の現像剤のトナーとキャリアとの引
き離しを促進し、もって、補給されたトナーとキャリア
との攪拌混合を確実に行い、現像剤の帯電性を迅速に一
様にすることができる。よって、環境変化、特に高温多
湿環境下でも、ブラシマーク状の画質欠陥を生じず、更
に白地カブリも生じない良好な画像を得ることができ
る。
【0075】また、この発明において、トナー濃度低下
時に、現像剤攪拌手段による機械的な攪拌及び補助電極
への交流バイアスの印加による電気的振動電界による現
像剤の攪拌動作を行った後に、潜像担持体上のカブリト
ナーの有無を検知し、カブリトナーが検知された条件下
で、現像剤攪拌手段による機械的な攪拌及び補助電極へ
の交流バイアスの印加による電気的振動電界による現像
剤の攪拌動作を再度行うようにすれば、白地カブリをよ
り積極的に防止することができる。特に、カブリトナー
が許容値以内に収まるまで、現像剤攪拌手段による機械
的な攪拌及び補助電極への交流バイアスの印加による電
気的振動電界による現像剤の攪拌動作を繰り返し行うよ
うにすれば、白地カブリを確実に回避することができ
る。
【0076】更に、この発明において、トナー濃度低下
時に、現像剤攪拌手段による機械的な攪拌及び補助電極
への交流バイアスの印加による電気的振動電界による現
像剤の攪拌動作を行った後に、潜像担持体上のカブリト
ナーの有無を検知し、カブリトナーが検知された条件下
で、現像コントラスト電位を一旦下げるようにすれば、
カブリトナーが存在したとしても、白地カブリを目立た
ないように調整することができる。特に、カブリトナー
が検知された条件下で、現像コントラスト電位を一旦下
げて現像サイクルを行い、その後に、現像剤攪拌手段に
よる機械的な攪拌及び補助電極への交流バイアスの印加
による電気的振動電界による現像剤の攪拌動作を再度行
うようにすれば、白地カブリをより積極的に防止するこ
とができる。更に進んで、カブリトナーが許容値以内に
収まるまで、現像剤攪拌手段による機械的な攪拌及び補
助電極への交流バイアスの印加による電気的振動電界に
よる現像剤の攪拌動作を繰り返し行うようにすれば、白
地カブリを確実に回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る現像装置の構成を示す説明図
である。
【図2】 この発明に係る現像装置の作用を示す説明図
である。
【図3】 (a)は実施例1に係る現像装置の平面説明
図、(b)は(a)のB−B線断面説明図である。
【図4】 実施例1で用いられるトナー濃度制御系を示
す説明図である。
【図5】 図4のトナー濃度制御回路のシーケンスを示
すフローチャートである。
【図6】 実施例と比較例とのトナー補給時におけるト
ナー帯電量変化を示す説明図である。
【図7】 実施例2に係る現像装置及びトナー濃度制御
系を示す説明図である。
【図8】 図7のトナー濃度制御回路のシーケンスを示
すフローチャートである。
【図9】 図7のトナー濃度制御回路の他のシーケンス
を示すフローチャートである。
【図10】 実施例3に係る現像装置及びトナー濃度制
御系を示す説明図である。
【図11】 図10のトナー濃度制御回路のシーケンス
を示すフローチャートである。
【図12】 図10のトナー濃度制御回路の他のシーケ
ンスを示すフローチャートである。
【図13】 図10のトナー濃度制御回路の更に他のシ
ーケンスを示すフローチャートである。
【図14】 (a)は実施例4に係る現像装置の平面説
明図、(b)は(a)のB−B線断面説明図である。
【図15】 (a)は実施例5に係る現像装置の平面説
明図、(b)は(a)のB−B線断面説明図である。
【図16】 (a)は実施例6に係る現像装置の平面説
明図、(b)は(a)のB−B線断面説明図である。
【図17】 実施例7に係る現像装置を示す説明図であ
る。
【図18】 実施例8に係る現像装置を示す説明図であ
る。
【図19】 環境条件の違いによるトナー濃度と現像剤
帯電量との関係を示すグラフ図である。
【図20】 (a)は従来の現像装置を用い、通常環境
下でのトナー補給前後のトナー帯電量とその分布の関係
を示すグラフ図、(b)は従来の現像装置を用い、高温
多湿環境下でのトナー補給前後のトナー帯電量とその分
布の関係を示すグラフ図である。
【符号の説明】
1…ハウジング,2…現像用開口,3…トナー補給口,
4…現像剤担持体,5…トナー補給手段,6…現像剤循
環搬送経路,7…現像剤攪拌手段,8…潜像担持体,9
…補助電極,10…交流電源,11…トナー濃度検知手
段,12…トナー濃度判別手段,13…トナー補給制御
手段,14…現像剤攪拌制御手段,15…トナーカブリ
検知手段,16…トナーカブリ判別手段,17…現像コ
ントラスト制御手段,18,19…現像剤攪拌追加実行
手段,G…二成分現像剤,VAC…交流バイアス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 勝田 修弘 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼ ロックス株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−6856(JP,A) 特開 昭58−14862(JP,A) 特開 平3−25468(JP,A) 特開 平7−20721(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/08

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像用開口(2)及びトナー補給口
    (3)が開設されたハウジング(1)を有し、前記現像
    用開口(2)に面したハウジング(1)内に現像剤担持
    体(4)を配設すると共に、前記トナー補給口(3)に
    面したハウジング(1)外にトナー補給手段(5)を配
    設する一方、前記現像用開口(2)とトナー補給口
    (3)との間に現像剤循環搬送経路(6)を設けると共
    に、この現像剤循環搬送経路(6)中に現像剤攪拌手段
    (7)を配設し、現像剤担持体(4)に担持されたトナ
    ー及びキャリアからなる二成分現像剤(G)にて潜像担
    持体(8)上の潜像を現像するようにした現像装置にお
    いて、 前記現像剤循環搬送経路(6)中に配設される補助電極
    (9)と、 この補助電極(9)に対して交流バイアス(VAC)を印
    加する交流電源(10)と、 非現像サイクル時にハウジング(1)内現像剤(G)の
    トナー濃度を検知するトナー濃度検知手段(11)と、 このトナー濃度検知手段(11)にて検知されたトナー
    濃度が許容トナー濃度範囲の下限値未満か否かを判別す
    るトナー濃度判別手段(12)と、 このトナー濃度判別手段(12)にてトナー濃度が許容
    トナー濃度の下限値未満であると判別した時点で、非現
    像サイクル時にトナー補給手段(5)によるトナー補給
    動作を実行するトナー補給制御手段(13)と、 このトナー補給制御手段(13)による制御動作を行う
    時点で、現像剤担持体(4)を停止させる一方、前記現
    像剤攪拌手段(7)による現像剤(G)の攪拌動作及び
    前記補助電極(9)への交流バイアス(VAC)印加動作
    を実行する現像剤攪拌制御手段(14)とを備えたこと
    を特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のものにおいて、 潜像担持体(8)上の非画像部上のトナー濃度を検知す
    るトナーカブリ検知手段(15)と、 前記トナー補給制御手段(13)及び現像剤攪拌制御手
    段(14)による制御動作が終了した直後に再開された
    現像サイクルにおいて、前記トナーカブリ検知手段(1
    5)による検知動作を実行し、検知されたトナー濃度が
    許容値を超えるか否かを判別するトナーカブリ判別手段
    (16)と、 前記トナー補給制御手段(13)及び現像剤攪拌制御手
    段(14)による制御動作が終了した直後に再開された
    現像サイクルにおいて、トナーカブリ判別手段(16)
    により検知トナー濃度が許容値を超えるものと判別した
    条件下で、現像剤攪拌制御手段(14)による制御動作
    を再実行する現像剤攪拌追加実行手段(18)とを備え
    たことを特徴とする現像装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のものにおいて、 潜像担持体(8)上の非画像部上のトナー濃度を検知す
    るトナーカブリ検知手段(15)と、 前記トナー補給制御手段(13)及び現像剤攪拌制御手
    段(14)による制御動作が終了した直後に再開された
    現像サイクルにおいて、前記トナーカブリ検知手段(1
    5)による検知動作を実行し、検知されたトナー濃度が
    許容値を超えるか否かを判別するトナーカブリ判別手段
    (16)と、 前記トナー補給制御手段(13)及び現像剤攪拌制御手
    段(14)による制御動作が終了した直後に再開された
    現像サイクルにおいて、トナーカブリ判別手段(16)
    により検知トナー濃度が許容値を超えるものと判別した
    条件下で、現像剤攪拌制御手段(14)による制御動作
    を再実行し、トナーカブリ判別手段(16)により検知
    トナー濃度が許容値以内に収まると判別されるまで前述
    した再実行処理を繰り返す現像剤攪拌追加実行手段(1
    9)とを備えたことを特徴とする現像装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のものにおいて、 潜像担持体(8)上の非画像部上のトナー濃度を検知す
    るトナーカブリ検知手段(15)と、 前記トナー補給制御手段(13)及び現像剤攪拌制御手
    段(14)による制御動作が終了した直後に再開された
    現像サイクルにおいて、前記トナーカブリ検知手段(1
    5)による検知動作を実行し、検知されたトナー濃度が
    許容値を超えるか否かを判別するトナーカブリ判別手段
    (16)と、 前記トナー補給制御手段(13)及び現像剤攪拌制御手
    段(14)による制御動作が終了した直後に再開された
    現像サイクルにおいて、トナーカブリ判別手段(16)
    により検知トナー濃度が許容値を超えるものと判別した
    条件下で、当該現像サイクルに対する現像コントラスト
    電位を設定値より一時的に小さく調整する現像コントラ
    スト制御手段(17)とを備えたことを特徴とする現像
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のものにおいて、 潜像担持体(8)上の非画像部上のトナー濃度を検知す
    るトナーカブリ検知手段(15)と、 前記トナー補給制御手段(13)及び現像剤攪拌制御手
    段(14)による制御動作が終了した直後に再開された
    現像サイクルにおいて、前記トナーカブリ検知手段(1
    5)による検知動作を実行し、検知されたトナー濃度が
    許容値を超えるか否かを判別するトナーカブリ判別手段
    (16)と、 前記トナー補給制御手段(13)及び現像剤攪拌制御手
    段(14)による制御動作が終了した直後に再開された
    現像サイクルにおいて、トナーカブリ判別手段(16)
    により検知トナー濃度が許容値を超えるものと判別した
    条件下で、当該現像サイクルに対する現像コントラスト
    電位を設定値より一時的に小さく調整する現像コントラ
    スト制御手段(17)と、 この現像コントラスト制御手段(17)によって現像コ
    ントラスト電位を一時的に調整した現像サイクル終了直
    後の非現像サイクルにおいて、現像剤攪拌制御手段(1
    4)による制御動作を再実行する現像剤攪拌追加実行手
    段(18)とを備えたことを特徴とする現像装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のものにおいて、 潜像担持体(8)上の非画像部上のトナー濃度を検知す
    るトナーカブリ検知手段(15)と、 前記トナー補給制御手段(13)及び現像剤攪拌制御手
    段(14)による制御動作が終了した直後に再開された
    現像サイクルにおいて、前記トナーカブリ検知手段(1
    5)による検知動作を実行し、検知されたトナー濃度が
    許容値を超えるか否かを判別するトナーカブリ判別手段
    (16)と、 前記トナー補給制御手段(13)及び現像剤攪拌制御手
    段(14)による制御動作が終了した直後に再開された
    現像サイクルにおいて、トナーカブリ判別手段(16)
    により検知トナー濃度が許容値を超えるものと判別した
    条件下で、当該現像サイクルに対する現像コントラスト
    電位を設定値より一時的に小さく調整する現像コントラ
    スト制御手段(17)と、 この現像コントラスト制御手段(17)によって現像コ
    ントラスト電位を一時的に調整した直後に再開された現
    像サイクルにおいて、トナーカブリ判別手段(16)に
    より検知トナー濃度が許容値を超えるものと判別した条
    件下で、現像剤攪拌制御手段(14)による制御動作を
    再実行し、トナーカブリ判別手段(16)により検知ト
    ナー濃度が許容値以内に収まると判別されるまで前述し
    た再実行処理を繰り返す現像剤攪拌追加実行手段(1
    9)とを備えたことを特徴とする現像装置。
JP03146995A 1995-01-27 1995-01-27 現像装置 Expired - Fee Related JP3327031B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03146995A JP3327031B2 (ja) 1995-01-27 1995-01-27 現像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03146995A JP3327031B2 (ja) 1995-01-27 1995-01-27 現像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08202139A JPH08202139A (ja) 1996-08-09
JP3327031B2 true JP3327031B2 (ja) 2002-09-24

Family

ID=12332130

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03146995A Expired - Fee Related JP3327031B2 (ja) 1995-01-27 1995-01-27 現像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3327031B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08202139A (ja) 1996-08-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3327031B2 (ja) 現像装置
US5115276A (en) Magnetic brush development apparatus
JPH0844177A (ja) 現像装置
JP3524398B2 (ja) 画像形成装置
JPH117194A (ja) 現像装置
JP2003066716A (ja) 現像装置
JP2000066495A (ja) 現像装置及びそれを用いた画像形成装置
JP2592552B2 (ja) 静電荷像現像方法
JP3029852B2 (ja) 現像方法
JP2003131536A (ja) 画像形成装置および制御方法
JP2005121795A (ja) 現像装置および画像形成装置
JPH1144996A (ja) 現像装置
JPS6019501B2 (ja) トナ−濃度測定方法
JP2889616B2 (ja) 現像装置
JP2003215925A (ja) 現像装置
JPH10232552A (ja) 現像装置
JP2002207344A (ja) 磁気ブラシ帯電装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JPH0210953B2 (ja)
JPS61153677A (ja) 複写機の自動画像濃度制御方法
JPS62136676A (ja) 記録装置
JP2002014517A (ja) 磁気ブラシ帯電装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2000010386A (ja) 現像装置および画像形成装置
JPH02214875A (ja) 電子写真装置
JPH09325612A (ja) 2成分現像装置
JPH07114254A (ja) 現像装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees