JP3516624B2 - 可動安全棒を有する車両座席 - Google Patents

可動安全棒を有する車両座席

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    • B60N2/4221Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles the seat constructed to protect the occupant from the effect of abnormal g-forces, e.g. crash or safety seats characterised by the direction of the g-forces longitudinal due to impact coming from the front

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、事故発生時におけ
る座席の乗員の安全性を向上させるように作られている
可動安全棒を有する車両座席に関する。
【0002】特に、本発明は、背もたれと、前端と、上
記背もたれの付近の後端との間を縦方向に延びる座席
と、上記座席と上記背もたれとから選択され、乗員を支
持するように作られている支持面を有する着座要素の内
側に、縦方向に対して直角で、かつ水平方向に延びる安
全棒であって、事故発生時に特定の移動方向に乗員が移
動することを制限するように作られており、通常の状況
下では、支持面からの比較的離れている、着座要素に対
して後退した位置に配置されている安全棒と、安全棒を
着座要素に接続する接続手段と、安全棒をその後退位置
から着座要素の支持面により近い被起動位置へと着座要
素に対して相対的に移動させるために、事故発生時に起
動させることができる少なくとも1つの起動装置であっ
て、接続手段が、安全棒が予め決められた起動経路に従
って着座要素に対して相対的に移動して被起動位置に達
するように作られている少なくとも1つの起動装置と、
事故発生時に乗員が移動させられる方向を概ね向いてい
る一定の消散経路に沿って上記安全棒が移動させられ
る、前記安全棒がその起動位置から移動終了位置に移動
させられる時に、安全棒を減速させるように作られてい
るエネルギー消散手段とを有する車両座席に関する。
【0003】
【従来の技術】「アンチサブマリニング(anti−s
ubmarining)」棒と呼ばれる形態のこの種の
安全棒が知られており、この安全棒の目的は、車両が正
面衝突を受けた場合に座席乗員が自分の安全ベルトの腹
部ストラップの下方に潜り込んで座席クッションの中に
沈み込まされることを防止することである。
【0004】フランス国追加特許公開明細書2 747
080は、この種の安全棒が接続プレート上に揺動可
能に取り付けられており、かつ、正面衝突を車両が受け
た場合に火薬式のプリテンショニング装置の作用を受け
て安全棒が上方かつ前方に移動させられる座席の例を説
明している。これらの機能が、通常の状況下では安全棒
が乗員の快適性を妨げることを防止し、一方、事故発生
時に安全棒をその被起動位置に移動させてその安全棒を
有効にさせる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この公知の座席の欠点
は、安全棒が後退位置にある時に、この安全棒が相対的
に見て座席の後部に向かって位置しており、この位置で
は、座席クッションとこのクッションを支持する弾性金
属層とが乗員の体重を受けて局所的変形を生じやすく、
事故発生時に安全棒がその被起動位置に適正に移動する
ことの障害になり、さらにはその妨げとなるかも知れな
いということである。
【0006】こうした障害が生じた場合には、安全棒が
後方位置にロックされたままで、その機能を果たすこと
が不可能であり、このことは、衝突を受けた時に乗員の
骨盤が前方に移動しながら安全ベルトの腹部ストラップ
の下方に潜り込む(これは乗員に重傷を負わせることが
ある)というおそれがあることを意味する。
【0007】本発明の目的は、この欠点を克服すること
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】このために、本発明は、
着座要素に対して相対的に安全棒が沿って移動する起動
経路の少なくとも一部がエネルギー消散経路と共通で、
起動経路の一部が消散経路上の中間点で始まり被起動位
置まで続くように、接続手段が作られていることを本質
的な特徴とする、問題にしている種類の車両座席を提案
する。
【0009】これらの特徴の結果、特に座席上の乗員の
位置が悪いために、安全棒がその被起動位置に最終的に
移動することが妨害されるとしても、起動装置が作動さ
せられた後に、安全棒の最終位置が常に中間位置と被起
動位置との間の消散経路上にあり、その結果、安全棒
は、運動エネルギーが消散されるにつれて乗員を次第に
減速させながら、移動終了位置まで消散経路に沿って移
動することが可能である。
【0010】したがって、この安全棒は、あらゆる状況
下において効果的にその役割を果たすことが可能であ
る。
【0011】本発明の好ましい実施態様は、これに加え
て、次の特徴、すなわち、接続手段が、一方では、安全
棒がその被起動位置から比較的離れている休止位置と、
他方では、安全棒がその被起動位置のより近くにある起
動位置との間、着座要素に対して相対的に移動するこ
とができる支持装置と、支持装置がその起動位置に達し
た時に安全棒の支持装置を着座要素に対して相対的にロ
ックするロック手段とを含み、支持装置がその起動位置
にある時に、安全棒がそれぞれ安全棒の被起動位置と移
動終了位置とに対応する第1の停止位置と第2の停止位
置との間で、支持装置に対して相対移動可能であり、安
全棒が、通常の状況下において両停止位置の途中の初期
位置にあり、支持装置と起動装置とエネルギー消散手段
とが、起動装置が起動させられる時に、安全棒が支持装
置に対して実質的に相対移動させられることなしに、支
持装置が最初にその休止位置からその起動位置に移動さ
せられ、その後で、安全棒が、その被起動位置に相当す
るその第1の停止位置へと、支持装置に対して相対移動
させられ、安全棒が最後にその第1の停止位置から、移
動終了位置に相当するその第2の停止位置ヘと、支持装
置に対して相対移動させられるように作られているこ
と、起動装置が、安全棒をその被起動位置に移動させる
ように、かつ、安全棒をその移動終了位置に移動させる
ために所定の力が安全棒に加えられるまで安全棒を被起
動位置に保持するように、安全棒に対して作用するよう
に作られており、所定の力が、安全棒をその被起動位置
に移動させるために起動装置によって安全棒に加えられ
る力よりも小さいこと、エネルギー消散手段が、着座要
素を起動装置の少なくとも一部分に連結する機械式連結
装置を備え、この機械式連結装置が、移動終了位置の方
を向きかつ所定の力に少なくとも等しい力を安全棒が受
けた時に、安全棒がその支持装置に対して相対的にその
移動終了位置に移動できるように作られていること、起
動装置が、安全棒に取り付けられているケーブルを駆動
する火薬式アクチュエータを備え、ケーブルが機械式連
結装置によって着座要素に連結されていること、ケーブ
ルが、方向を変えながら、火薬式アクチュエータと安全
棒との間の少なくとも1つの戻りガイドの上を通過し、
機械式連結装置が、一方では戻りガイドと、他方では戻
りガイドを着座要素に連結する連結要素とを備えるこ
と、連結要素が、着座要素に属している剛性要素内に備
えられ、かつ戻りガイドに接合された剛性部材を取り囲
むスロットであり、このスロットの両端縁が、通常の状
況下では座席に対する戻りガイドのいかなる相対移動を
防止するのに十分なだけ互いに接近しており、および、
移動終了位置の方を向き、かつ上記所定の力に少なくと
も等しい力を安全棒が受けた時には戻りガイドが前方に
移動させられることを可能にするために、スロットの両
端縁が塑性変形によって互いに離れる形に作られている
こと、連結要素が、塑性伸張可能な金属板を有するこ
と、安全棒の支持装置が着座要素に属する側部フランジ
上を揺動するように各々が取り付けられている2つの側
板を有すること、安全棒が長さ方向の2つの端部の間に
延びており、これらの端部の各々が、対応する側板に属
するスロット内を移動することができること、安全棒が
長さ方向の2つの端部を有し、これらの縦方向端部の各
々が、対応する側板に属するスロットと同一の高さに形
成されたラックと噛み合うピニオンを有し、起動装置
が、安全棒の縦方向端部の一方の付近において安全棒上
に回転可能に取り付けられている固定部材にケーブルを
介して接続されている単一の火薬式アクチュエータを備
えていること、着座要素が座席であり、安全棒の後退位
置が座席の前端の付近に位置しており、安全棒の被起動
位置が後退位置を基準として上方かつ後方に位置してお
り、安全棒の消散経路が下方かつ前方を向いているこ
と、着座要素が背もたれであり、安全棒の被起動位置が
後退位置を基準として前方に位置しており、安全棒の消
散経路が実質的に水平であることの1つの特徴および/
またはその他の特徴を使用する選択肢を提供する。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0013】図1は、車両の床4に固定されている座席
3上に取り付けられている背もたれ2を含む座席1を示
す。座席の乗員5が従来と同様に腹部ストラップ7と胸
部ストラップ8とを含む安全ベルト6によって締付け固
定されている。
【0014】車両が正面衝突を受けた場合に乗員5が安
全ベルト6の腹部ストラップ7の下でスライドして座席
3のクッションの中に沈み込むこと(当業者によって一
般的に「サブマリニング」と呼ばれている)を防止する
ために、水平な安全棒9が、座席3の内部に、前端10
の付近に配置されており、かつ、その座席3の中をその
座席の縦方向に対して直角方向に延びている。
【0015】乗員5の快適性と安全性の両方を最適化す
るために、本発明は、安全棒9が実質的に乗員5の大腿
部に当たらず、したがって乗員5に不快感を与えない、
図1に実線で示されている後退位置と、乗員5の骨盤が
安全ベルト6の胸部ストラップ7の下で前方に移動する
ことを防止するように安全棒9が座席3の最上面、すな
わち支持面3aの付近に、かつ乗員5の大腿部の真下に
あり、かつ、安全棒9が座席3の後端11に向かう方向
にかつ上方に移動させられている、図1に破線で示され
ている被起動位置との間を移動することができる安全棒
9を提案する。
【0016】このために、図2に示されているように、
この図に示されている実施形態では座席3のフレーム1
4の金属製の側部フランジ13の一方の上の共通回転軸
Xを中心として揺動するように各々が取り付けられてい
る、2つの金属側板12を含む少なくとも1つの可動支
持装置によって、安全棒9を支持してもよい。
【0017】この実施形態では、安全棒9は、対応する
側板12に属するスロット15内に各々が位置している
2つの縦方向端部9aの間を延びる剛性のある金属管で
ある。
【0018】支持装置が、図2に示されておりかつ安全
棒9の休止位置に相当するその休止位置にある時には、
各々のスロット15は、上方にかつ僅かに後方に向いて
おり、10度から30度の範囲内であることが好ましく
約20度のオーダであることが有利である角度を鉛直線
に対してなしている。
【0019】また、この時点では、安全棒9の各々の端
部9aが、棒9の第1の停止位置と第2の停止位置とを
形成する対応するスロット15の最上端と最下端との間
の途中の初期位置に位置している。
【0020】安全棒9と側板12とは通常は、図2に示
されているように、起動装置16によってその休止位置
に保持されており、このことは、側板12が前方に揺動
することを防止し、さらには、側部フランジ13に対す
る摩擦作用によって、または、フランジ13内の突起1
7または他の突出部によって、休止位置にある間に側板
12が後方に揺動することを防止し、安全棒9の前方へ
のいかなる移動を防止し、さらには、このことが安全棒
9が側板12の傾斜したスロット15内を下方に移動す
ることを防止する。
【0021】起動装置16は、側部フランジ13の一方
のフランジ上に取り付けられている火薬式アクチュエー
タ18であって、安全ベルト用のプリテンショニング装
置として現在使用されているタイプであり、安全ベルト
6を予め引っ張っておく手段と安全棒9を起動させる手
段の両方として機能するように、さらに安全ベルト6の
クランプの1つにも接合されることが可能である火薬式
アクチュエータと、点火されるとアクチュエータ18に
よって引っ張られる金属ケーブル19とを含んでいるの
が有利である。
【0022】このケーブル19は、アクチュエータ18
が上に取り付けられているフランジ13上に支持されて
いるプーリーまたはそれに類似した戻りガイド21ま
で、火薬式アクチュエータ18から後方に延びる第1の
長さ20を有する。この戻りガイド21を越えて、ケー
ブル19は、起動装置16に対応する安全棒9の端部9
aの近くの、安全棒9に直接取り付けられている端部2
3まで、前方に延びる長さ22を有する。
【0023】図3に示されているように、正面衝突によ
る事故に車両が巻き込まれた時に乗員の大腿部が受ける
反力を制限するようにつくられているエネルギー消散手
段も備えられている。
【0024】これらの図に示されている特定の実施形態
では、これらのエネルギー消散手段は戻りガイド21を
支持する側部フランジ13内に備えられている変形可能
なスロット24を含む。
【0025】このスロット24は、戻し部材21と一体
である剛体で、中実の中央部分26が内部に位置してい
る拡大後端25を有し、この戻し部材21は、中央部分
26よりも幅が広く、かつ側部フランジ13の内側面に
突き当り、一方、中央部分26に固定されておりかつそ
の中央部分26よりも幅が広い、ねじ28またはそれに
類似したものの拡大された頭部27が、側部フランジ1
3の外側面に突き当たる。
【0026】変形可能なスロット24は、通常の状況の
下では拡大後端25に戻りガイド21を保持するように
作られているが、所定の値(例えば、約300daN
(deca Newton)から900daN)よりも
大きい力が前方から安全棒9に加えられた時には、スロ
ット24の両端縁が塑性変形によって互いに引き離され
る。
【0027】さらに、図4に示されているように、好ま
しくは鉛直線に対して60°から80°の範囲内の角度
をなす形で、有利には約70°のオーダの角度をなす形
で、板12のスロット15が上方にかつ後部に向かって
延びる逆戻り位置すなわち起動位置に、各々の板12を
ロックするロック手段が備えられている。
【0028】図に示されている実施形態では、これらの
ロック手段は、一方では、後方に向かう板12の揺動移
動を制限する、対応する側部フランジ13と一体である
止め子29と、他方では、板12の最上端によって支持
されており、板12内に備えられている穴32を通して
挿入されており、かつ、板12によって支持されている
弾性のある金属板33によってフランジ13の内側面に
対して偏倚させられている剛性ピン31を含み、このピ
ン31は、板12が移動して止め子29と接触する時
に、フランジ13内に備えられている穴34の中に入る
ように作られている止め具30を含む。
【0029】最後に、側板12のスロット15の各々
が、対応する安全棒9の縦方向端部9aの全てまたは一
部を構成するピニオンと協働するラック15aを有する
ことが好ましい。このことは、ケーブル19の長さ22
が安全棒9の縦方向端部の一方の付近に取り付けられて
いても、安全棒9を起動時に確実に水平状態のままにす
る。この場合には、ケーブル19の長さ22は、上記棒
の周囲を取り囲む回転リング9bによって、または、安
全棒9がスロット15内に位置している時に安全棒9が
自由に回転することを可能にする他の任意の回転部材に
よって、安全棒9に固定される。
【0030】変形例としては、起動部材16が、座席3
の両側に配置されている、安全棒9の2つの端部の動き
の同期を改善するであろう2つのプリテンショニング装
置18と2本のケーブルとを備えることが可能である。
【0031】車両が正面衝撃を受けると、この装置が次
のように動作する。
【0032】最初に、図5に示されているように、火薬
式アクチュエータ8が点火され、このアクチュエータ8
は、安全ベルト6のプリテーショニング装置で一般的に
使用される公知のタイプの減速度センサまたは他の衝撃
センサによって制御される。
【0033】火薬式アクチュエータ18はそれから、矢
印35の方向にケーブル19を引っ張り、これによって
最初に、各側板12がその後方停止位置すなわち上記起
動位置に達するまで矢印36の方向に側板12が後方に
揺動することが引き起こされる。この移動中に、各側板
12が対応する突起17の上を通過し、弾性変形させら
れ、および/または上記突起を変形させる。
【0034】側板12の揺動運動がスロット15内の安
全棒9の上向きの移動よりも容易なので、この第1の運
動が、安全棒9と側板12の間のいかなる相対移動もな
く実質的に行われる。
【0035】第2の段階では、図6に示されているよう
に、側板12がいったんその起動位置にあると、火薬式
アクチュエータ18が、矢印35の方向にケーブル19
を引っ張り続け、このことが、安全棒9がその最上停止
位置まで矢印37の方向に板12のスロット15内を上
方に運動することを引き起こす。
【0036】安全棒9は次に、乗員の大腿部の直ぐ近く
で、座席3に対してその被起動位置にある。
【0037】この運動の間は、火薬式アクチュエータ1
8によってケーブル19に加えられる力が、幅の広いス
ロット24の端縁を塑性的に互いに引き離すことによっ
て戻りガイド21を強制的に前方に移動させるのに十分
なほどは大きくはないので、戻りガイド21はスロット
24の後端に残っている。
【0038】それから図7に示されているように、火薬
式アクチュエータ18がケーブル19をロックするが、
慣性の作用によって乗員5が安全棒9を前方かつ下方に
押して、上記所定の値よりも大きな力を及ぼすと直ち
に、戻りガイド21の中央部分26がスロット24内で
前方に移動させられ、このスロット24の端縁を塑性的
に互いに引き離す。
【0039】これによって、安全棒9は例えば約20c
mから約25cmであってよい全エネルギー消散行程の
端から端まで、最下停止位置すなわち移動終了位置ま
で、板12のスロット15に沿って矢印38の方向に減
速作用を及ぼしながら、前方かつ下方に移動することが
できる。
【0040】変形可能なスロット24の代わりに、また
は、これに加えて、他のエネルギー消散手段、特に、例
えば戻りガイド21をその対応する側フランジ13に連
結する、塑性変形可能な連結部材、図8に示されている
ような波形のシート39、図9に示されているような、
横断スロット41と好ましくは波形の端縁42とを有す
る平たいシート40、ケーブル19を引っ張り終わった
後にケーブル19を除々に解除し、この解除動作中に減
速作用を及ぼすことができる火薬式アクチュエータ1
8、フランジ13内に備えられているスロット24と同
様の変形可能なスロットまたは他の塑性変形可能な固定
部材を有する力制限装置によって、対応する側部フラン
ジ13上に取り付けられている火薬式アクチュエータ1
8を使用することが明らかに可能である。
【0041】この変形例として、スロット15の各々
を、その対応する側板12の上に固定されている中間シ
ート内に形成することも可能であり、これらのスロット
の各々が、起動装置16が動作中に安全棒9が到達する
最上位置に安全棒9をロックするように、その長さに沿
って分布しているラチェットもしくはその類似物の形態
の止め具を有してもよい。安全棒9がその2つの中間シ
ートと共に移動終了位置に向けて移動し、それによって
安全棒9の移動中にエネルギーが消散させられるよう
に、中間シートの各々が、エネルギー消散装置によっ
て、例えば、そのスロット自体よりも幅が広いピンを受
け入れる変形可能なスロットによって、対応する板12
に接合されるであろう。
【0042】図10に示されている本発明の第2の実施
形態では、安全棒9は、座席3の前端10に配置されて
おらず、実質的に乗員5の背中下部と実質的に同じ高さ
で、背もたれ2の内部に配置されている。
【0043】上記のように、この安全棒9は、一方で
は、安全棒9が実質的に乗員5に突き当たることがな
い、後方に位置した後退位置と、他方では、座席3が中
に取り付けられている車両が背面衝撃を受けた場合に乗
員5の骨盤の後方移動を制限し減速するように、背もた
れ2の前部面2aにより近い位置に安全棒9が位置して
いる、破線で表されて前方に位置している被起動位置と
の間を移動できる。
【0044】図11に示されているように、安全棒9は
第1の実施形態と全く同じかまたは類似の方法で安全棒
9の縦方向端部が中に位置しているスロット15を各々
が有する2つの側板12によって取り付けられてもよ
い。
【0045】側板12の各々が、ピボット44によって
背もたれ2のフレームの対応する側部フランジ43に接
合されており、側板12は、最初に、そのスロット15
がピボット44の後部に実質的に垂直に位置している休
止位置に配置されている。側板12は、フランジ43と
の摩擦によって、または、他のなんらかの手段によっ
て、特に、上記した突起17に類似したフランジ43の
突起によって、その休止位置に保持してもよい。
【0046】さらに、安全棒9は、最初に、安全棒9の
第1の停止位置と第2の停止位置をそれぞれ構成するス
ロット15の最上端と最下端との間の途中の位置に位置
している。安全棒9は、摩擦または他の任意の公知の手
段によってこの位置に保持してもよい。
【0047】さらに、本発明の第1の実施形態と場合と
同様に、安全棒9は起動装置16に連結されており、こ
の起動装置16は、座席3の少なくとも片側に、座席3
の片方のフランジ13に固定されている火薬式アクチュ
エータ18と、本発明の第1の実施形態の場合と同様に
安全棒9の対応する縦方向端部の付近に取り付けられて
いる金属ケーブル19とを含む。
【0048】このケーブル19は、フランジ13上に固
定されているプーリーまたはその類似物46のような第
1の戻りガイド46まで、アクチュエータ18から後方
に延びる第1の長さ45と、対応する背もたれフランジ
43に取り付けられている板49の前端に取り付けられ
ているプーリーまたはその類似物のような第2の戻りガ
イド48まで、第1の戻りガイド46から上方に延びる
第2の長さ47と、第2の戻りガイド48から安全棒9
まで後方に延びる第3の長さ50とを有する。
【0049】第2の戻りガイド48は上記の戻りガイド
21と同様であり、本発明の第1の実施形態に関して説
明したスロット24と同様の、幅が狭いスロット51の
拡大前端に最初に固定されている。
【0050】座席が中に取り付けられている車両が背面
衝突を受けた場合には、火薬式アクチュエータ18はそ
れ自体は公知の仕方で起動され、図12に示されている
通りに、ケーブル19を矢印52の方向に引っ張り、こ
れによって、板12が移動して背もたれフランジ43上
の前側止め子54と接触するまで、板12が矢印53の
方向に前方に揺動する。
【0051】さらに、図13に示されているように、こ
の時には、背もたれフランジ43の中に水平方向に挿入
されて板ばね56によって背もたれ3の内側に向かって
偏倚させられている剛性ピン55が、板12がその休止
位置に戻ることを防止するために板12の背後に位置し
ている。この時点では、スロット15は概ね水平に位置
している。
【0052】次に、図14に示されているように、火薬
式アクチュエータ18は、矢印52の方向にケーブル1
9を移動させ続け、これによって、安全棒9の被起動位
置に相当する、スロット15の第1の停止位置まで板1
2のスロット15内を安全棒9が前方に移動させられ
る。
【0053】この移動中、火薬式アクチュエータ18に
よってケーブル19に加えられる力が、幅が狭いスロッ
ト51の両端縁を塑性的に互いに引き離すことによって
第2の戻りガイド48を強制的に後方に移動させるのに
十分なほどは大きくはないので、第2の戻りガイド48
は板49のスロット51の前端にとどまっている。
【0054】最後に、図15に示されているように、座
席の乗員5の背中下部が、車両が受けた背面衝突の作用
によって背もたれ3の中に押し込められ、アクチュエー
タ18によってロックされているケーブル19を引っ張
る安全棒9上に概ね支持される。
【0055】このように安全棒9に加えられる力が、所
定の閾値、例えば約300daNから約900daNの
範囲内の閾値を越えない場合には、第2の戻りガイド4
8が後方に移動させられると同時に、そのガイドが、ケ
ーブル19の引っ張りの作用によって塑性的にスロット
51の両端縁を互いに引き離しながら、減速作用を及ぼ
し、さらに、これによって、スロット15の第2の停止
位置、すなわち移動終了位置まで安全棒9がスロット1
5内を後方に移動させられる。
【0056】したがって、安全棒9は比較的長い(例え
ば約15cmから約25cmのオーダ)消散経路を辿
リ、この消散経路の始点が上記安全棒の起動経路の最終
位置に一致する。
【0057】上記した本発明の2つの実施形態では、そ
の装置の寸法が許すならば、板12(または、安全棒9
を支持する他の装置)をそれぞれ座席フランジ13また
は背もたれフランジ43に固定することが考えられる。
板12は、この板12が上記した起動位置(それぞれ図
5と図12)と同様に配置されるであろう。そのような
訳で、プリテンショニング装置18が起動される時に、
安全棒9が、2つの段階、すなわち、第1の停止位置
(第1の実施形態では最上位置であり、第2の実施形態
では前側位置である)に向かってスロット15内をスラ
イドする第1の段階と、エネルギー消散を生じさせなが
ら第2の停止位置(第1の実施形態では最下位置であ
り、第2の実施形態では後側位置である)に向かってス
ライドする第2の段階だけの移動をする。
【図面の簡単な説明】
【図1】衝突発生時に起動できる安全棒を座席部分が有
する、本発明によって提案された車両座席の第1の実施
形態の概略図である。
【図2】安全棒がその後退位置にある、図1に示されて
いる座席の座席部品のフレームの斜視図である。
【図3】図2に示されている諸装備の詳細図である。
【図4】図2に示されている諸装備の詳細図である。
【図5】座席がその中に取り付けられている車両が正面
衝突を受けた場合に、図1に示されている座席の安全棒
がどのように移動させられるかを示す機能図である。
【図6】座席がその中に取り付けられている車両が正面
衝突を受けた場合に、図1に示されている座席の安全棒
がどのように移動させられるかを示す機能図である。
【図7】座席がその中に取り付けられている車両が正面
衝突を受けた場合に、図1に示されている座席の安全棒
がどのように移動させられるかを示す機能図である。
【図8】図1から図7に示されている座席上に取り付け
られることができるエネルギー消散システムの実施形態
を示す、装備の詳細を示す説明図である。
【図9】図1から図7に示されている座席上に取り付け
られることができるエネルギー消散システムの別の実施
形態を示す、装備の詳細を示す説明図である。
【図10】背面衝突の発生時に起動させられることが可
能である安全棒が座席に取り付けられている本発明の第
2の実施形態を示す、図1の概略図と同様の概略図であ
る。
【図11】安全棒がその後退位置にある、図10に示さ
れている座席フレームの一部分の斜視図である。
【図12】車両が背面衝突を受けた後の第1の安全棒移
動段階における、図11に示されているフレームの側面
図である。
【図13】図12の装備の説明図である。
【図14】車両が背面衝突を受けて安全棒が移動させら
れる時の、第1の安全棒移動段階を示す、図12の側面
図と同様の側面図である。
【図15】車両が背面衝突を受けて安全棒が移動させら
れる時の、第2の安全棒移動段階を示す、図12の側面
図と同様の側面図である。
【符号の説明】
1 座席 2 背もたれ 3 座席 2a,3a 座席最上面 4 床 5 乗員 6 安全ベルト 7 腹部ストラップ 8 胸部ストラップ 9 安全棒 9a 安全棒端部 9b 回転リング 10 座席前端 11 座席後端 12 側板 13 側部フランジ 14 フレーム 15 スロット 16 起動装置 17 突起 18 アクチュエータ 19 ケーブル 20 第1の長さ 21 戻りガイド 22 第2の長さ 23 端部 24 スロット 25 スロット後端 26 中央部分 27 拡大頭部 28 ねじ 29 止め子 30 止め具 31 剛性ピン 32 穴 33 剛性金属板 34 穴 43 フランジ 44 ピボット 45 第1の長さ 46 プーリー 47 第2の長さ 48 戻りガイド 49 板 50 第3の長さ 51 スロット 54 前側止め子 55 剛性ピン 56 板ばね
フロントページの続き (72)発明者 エリク レヴェルニュ フランス国 91150 エタンプ ブルヴ ァール ベルシェール 6 (56)参考文献 特開 平5−286387(JP,A) 実開 平3−80134(JP,U) 実開 平3−61440(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60N 2/42

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 背もたれ(2)と、 前端(10)と、前記背もたれの付近の後端(11)と
    の間を縦方向に延びる座席(3)と、 前記座席(3)と前記背もたれ(2)とから選択され、
    乗員(5)を支持するように作られている支持面(2
    a、3a)を有する着座要素の内側において、前記縦方
    向に対して直角で、かつ水平方向に延びる安全棒(9)
    であって、事故発生時に特定の移動方向に前記乗員
    (5)が移動することを制限するように作られており、
    通常の状況下では前記支持面から比較的離れている、前
    記着座要素に対して後退した位置に配置されている安全
    棒(9)と、 前記安全棒を前記着座要素に接続する接続手段(12)
    と、 前記安全棒(9)をその後退位置から前記着座要素の前
    記支持面(2a、3a)により近い被起動位置へと前記
    着座要素に対して相対的に移動させるために、事故発生
    時に起動させることができる少なくとも1つの起動装置
    (16)であって、前記接続手段が、前記安全棒が予め
    決められた起動経路に従って前記着座要素に対して相対
    的に移動して前記被起動位置に達するように作られてい
    る少なくとも1つの起動装置(16)と、 事故発生時に前記乗員が移動させられる方向を概ね向い
    ている一定のエネルギー消散経路に沿って前記安全棒が
    移動させられる、前記安全棒がその被起動位置から移動
    終了位置に移動させられる時に、前記安全棒(9)を減
    速させるように作られているエネルギー消散手段(2
    1、24;39;40;48、51)とを有、 前記着座要素(2、3)に対して相対的に前記安全棒
    (9)が沿って移動する起動経路の少なくとも一部が前
    記エネルギー消散経路と共通で、前記起動経路の該一部
    前記消散経路上の中間点で始まり前記被起動位置まで
    続くように、前記接続手段が作られている車両座席。
  2. 【請求項2】 前記接続手段が、 一方では、前記安全棒(9)がその被起動位置から比較
    的離れている休止位置と、他方では、前記安全棒がその
    被起動位置のより近くにある起動位置との間、前記着
    座要素(2、3)に対して相対的に移動することができ
    る支持装置(12)と、 前記支持装置(12)がその起動位置に達した時に前記
    安全棒の前記支持装置(12)を前記着座要素(2、
    3)に対して相対的にロックするロック手段(29、3
    0、34;54、55)とを含み、 前記支持装置がその起動位置にある時に、前記安全棒
    (9)がそれぞれ前記安全棒の前記被起動位置と前記移
    動終了位置とに対応する第1の停止位置と第2の停止位
    置との間で、前記支持装置に対して相対移動可能であ
    り、前記安全棒が、通常の状況下において前記両停止位
    置の途中の初期位置にあり、 前記支持装置(12)と前記起動装置(16)と前記エ
    ネルギー消散手段(21、24;39;40;48、5
    1)とが、前記起動装置が起動させられる時に、 前記安全棒(9)が前記支持装置に対して実質的に相対
    移動させられることなしに、前記支持装置(12)が最
    初にその休止位置からその起動位置に移動させられ、 その後で、前記安全棒が、その被起動位置に相当するそ
    の第1の停止位置へと、前記支持装置(12)に対して
    相対移動させられ、 前記安全棒(9)が最後にその第1の停止位置から、前
    記移動終了位置に相当するその第2の停止位置ヘと、前
    記支持装置に対して相対移動させられるように作られて
    いる、請求項1に記載の座席。
  3. 【請求項3】 前記起動装置(16)が、前記安全棒を
    その被起動位置に移動させるように、かつ、前記安全棒
    をその移動終了位置に移動させるために所定の力が前記
    安全棒に加えられるまで前記安全棒を前記被起動位置に
    保持するように、前記安全棒(9)に対して作用するよ
    うに作られており、前記所定の力が、前記安全棒をその
    被起動位置に移動させるために前記起動装置によって前
    記安全棒(9)に加えられる力よりも小さい、請求項2
    に記載の座席。
  4. 【請求項4】 前記エネルギー消散手段が、前記着座要
    素(2、3)を前記起動装置(16)の少なくとも一部
    分に連結する機械式連結装置(21、24;21、3
    9;21、40;48、51)を備え、この機械式連結
    装置が、前記移動終了位置の方を向き、かつ前記所定の
    力に少なくとも等しい力を前記安全棒(9)が受けた時
    に、前記安全棒(9)がその支持装置(12)に対して
    相対的にその移動終了位置に移動できるように作られて
    いる、請求項3に記載の座席。
  5. 【請求項5】 前記起動装置(16)が、前記安全棒
    (9)に取り付けられているケーブル(19)を駆動す
    る火薬式アクチュエータ(18)を備え、前記ケーブル
    が前記機械式連結装置(21、24;21、39;2
    1、40;48、51)によって前記着座要素(2、
    3)に連結されている、請求項4に記載の座席。
  6. 【請求項6】 前記ケーブル(19)が、方向を変えな
    がら、前記火薬式アクチュエータ(18)と前記安全棒
    (9)との間の少なくとも1つの戻りガイド(21、4
    8)の上を通過し、前記機械式連結装置が、一方では前
    記戻りガイド(21、48)と、他方では前記戻りガイ
    ドを前記着座要素に接続する連結要素(24、39、4
    0、51)とを備える、請求項5に記載の座席。
  7. 【請求項7】 前記連結要素が、前記着座要素に属して
    いる剛性要素(13、49)内に備えられ、かつ前記戻
    りガイド(21、48)に接合された剛性部材を取り囲
    むスロット(24、51)であり、このスロットの両端
    縁が、通常の状況下では、前記座席に対する前記戻りガ
    イドのいかなる相対移動を防止するのに十分なだけ互い
    に接近しており、および、移動終了位置の方を向き、か
    つ前記所定の力に少なくとも等しい力を前記安全棒
    (9)が受けた時に、前記戻りガイド(21、48)が
    前方に移動させられることを可能にするために、前記ス
    ロット(24、51)の両端縁が塑性変形によって互い
    に離れるように作られている、請求項6に記載の座席。
  8. 【請求項8】 前記連結要素が、塑性伸張可能な金属板
    (39、40)を含む、請求項6に記載の座席。
  9. 【請求項9】 前記安全棒の前記支持装置が、前記着座
    要素に属する側部フランジ(13、43)上を揺動する
    ように各々が取り付けられている2つの側板(12)を
    有する、請求項2から8のいずれか1項に記載の座席。
  10. 【請求項10】 前記安全棒(9)が、長さ方向の2つ
    の端部の間に延びており、これらの端部の各々が、対応
    する前記側板に属するスロット(15)内を移動するこ
    とができる、請求項9に記載の座席。
  11. 【請求項11】 前記安全棒(9)が長さ方向2つの
    端部の間に延びており、 これらの端部の各々が、対応する前記側板に属するスロ
    ット(15)と同一の高さに形成されたラック(15
    a)と噛み合うピニオンを備え、前記起動装置が、前記
    安全棒の前記端部の一方の付近において前記安全棒
    (9)上に回転可能に取り付けられている固定部材(9
    b)にケーブル(19)を介して接続されている単一の
    火薬式アクチュエータ(18)を備える、請求項9に記
    載の座席。
  12. 【請求項12】 前記着座要素が前記座席(3)であ
    り、前記安全棒の後退位置が前記座席の前端(10)の
    付近に位置しており、前記安全棒の前記被起動位置が前
    記後退位置を基準として上方かつ後部に位置しており、
    前記安全棒の前記消散経路が下方かつ前方を向いてい
    る、請求項1から11のいずれか1項に記載の座席。
  13. 【請求項13】 前記着座要素が前記背もたれ(2)で
    あり、前記安全棒の前記被起動位置が前記後退位置を基
    準として前方に位置しており、前記安全棒の前記消散経
    路が実質的に水平である、請求項1から11のいずれか
    1項に記載の座席。
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