JP3516552B2 - 受光素子の製造方法 - Google Patents

受光素子の製造方法

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JP3516552B2
JP3516552B2 JP10976596A JP10976596A JP3516552B2 JP 3516552 B2 JP3516552 B2 JP 3516552B2 JP 10976596 A JP10976596 A JP 10976596A JP 10976596 A JP10976596 A JP 10976596A JP 3516552 B2 JP3516552 B2 JP 3516552B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、受光素子及びその
製造方法に関しており、特に、波長の短い光に対して高
い感度で応答することのできる受光素子及びその製造方
法に関する。特に、本発明は、デジタルビデオディスク
(DVD)再生装置の光ピックアップに適した受光素子
及びその製造方法に関する。 【0002】 【従来の技術】受光素子は、光エネルギーを受けて、そ
れを電気エネルギーに変換する素子である。このような
受光素子は、様々な装置に用いられている。近年、C
D、MO、PD、及びDVD等の光学記録媒体の需要が
増大するにつれ、光ピックアップに用いられる受光素子
の研究開発が積極的に進められている。光学記録媒体の
記録密度は、記録媒体に集光される光ビームのスポット
サイズが小さいほど高くなる。光ビームのスポットサイ
ズは、光の波長の二乗に比例するので、光源である半導
体レーザ素子の発振波長を短くすることが検討されてい
る。DVDの再生装置では、まず、波長650nmまた
は635nmのレーザ光が使用され、将来的には、波長
430nm前後のレーザ光が使用される。 【0003】受光素子による光電変換は、半導体中に形
成されたPN接合に逆バイアスを印加し、それによって
形成した空乏層及びその近傍に、光を照射することによ
って行われる。光の照射は半導体中にキャリアを励起
(生成)し、励起されたキャリア(光キャリア)は拡散
層及び空乏層に生じた電位勾配に従って移動し、PN接
合に到達することによって光起電力(光電流)が生まれ
る。 【0004】半導体表面に照射された光は、半導体に吸
収されながら内部に侵入してゆくので、半導体中の光の
強度は、半導体表面からの距離(深さ)に応じて指数関
数的に減少する。上記キャリアは半導体に吸収された光
によって生成されるため、吸収係数αの大きな光ほど、
半導体表面の近傍にキャリアを生成することになる。光
の吸収係数αは、光の波長と半導体の種類によって異な
る。 【0005】半導体内部に侵入した光の強度が、半導体
表面における強度の10%に低下する位置の半導体表面
から計測した距離(深さ)を、本願明細書では、「侵入
長(侵入深さ)」と呼ぶことにする。図9は、シリコン
における光の強度(表面における光の強度を1とした場
合の、光強度の割合)が、シリコン表面からの深さに依
存してどのように変化するかを示すグラフである。図9
からわかるように、例えば、波長が780nmの光の
「侵入長」は、約20μmである。 【0006】以下に、図10(a)〜(d)を参照しな
がら、従来の受光素子の製造方法を説明する。 【0007】まず、図10(a)に示されるように、公
知のエピタキャル成長法を用いて、N型単結晶シリコン
基板101の主面の上、全面に、N型エピタキシャル成
長層102を形成する。次に、酸化性雰囲気中で熱処理
を行うことによって、N型エピタキシャル成長層102
の表面を熱酸化し、SiO2膜104を形成する。 【0008】次に、図10(b)に示すように、公知の
リソグラフィ技術及びエッチング技術を用いて、絶縁膜
104に開口部105を設け、N型エピタキシャル成長
層102の表面106を部分的に露出させる。この開口
部105の形状及び位置は、フォトダイオードを形成す
べき領域を規定する。 【0009】次に、図10(c)に示されるように、N
型エピタキシャル成長層102の表面106のうち、開
口部105で露出する領域に、P型不純物イオンを注入
する。イオン注入直後の不純物濃度プロファイルのピー
クは、エピタキシャル成長層102の内部に位置する。 【0010】次に、不純物活性化のための熱処理を行
う。この熱処理によって、不純物が活性化されるととも
に、不純物が拡散し、図10(d)に示されるように、
不純物拡散領域103が形成される。このようして形成
された受光素子のフォトダイオードは、図11に示すよ
うな不純物濃度プロファイルを有している。 【0011】 【発明が解決しようとする課題】上述の従来技術によれ
ば、比較的に波長の短い光に対して感度が極めて低く、
高いS/N比が得られないという問題がある。 【0012】例えば、従来の光ピックアップに用いられ
る受光素子では、せいぜい、波長が780nm程度のレ
ーザ光を検出できれば良かったが、今後は、更に短い波
長の光、例えば、430nm程度のレーザ光を高い感度
で検出することが強く望まれるようになってくる。この
ような短い波長の光は、図9から明らかなように、シリ
コン表面から約1μmの範囲内でほとんど吸収される。 【0013】従来の受光素子に形成されたフォトダイオ
ードは、図11に示すような不純物濃度プロファイルを
有している。図11から明らかなように、表面近傍で不
純物濃度の低下がみられる。この不純物濃度の低下は、
従来の製造方法を採用している限り、避けられない現象
である。特に、不純物イオンの注入後にシリコン表面を
熱酸化して、清浄なシリコン/酸化膜界面を形成する場
合、シリコン中の不純物が熱酸化膜中に取り込まれ(パ
イルアップ)、シリコン表面の不純物濃度が低下する
(偏析現象)。このため、従来の製造方法を実施する限
り、図11に示されるように、シリコン表面近傍で不純
物濃度が低下してしまう。 【0014】波長が780nmまたはそれ以上の光に対
して用いられる受光素子では、このような表面近傍での
不純物濃度の低下は、ほとんど問題になることなく、特
に重要視されない現象であった。それは、波長が780
nmまたはそれ以上の光に対しては、シリコンにおける
光の侵入長が約20μmを越える大きさを持ち、シリコ
ン表面から深い位置まで光が到達していたため、表面近
傍(深さが約0.5μm以下の領域)でのキャリアの振
る舞いが、受光素子の感度にほとんど影響を与えていな
かったからである。 【0015】しかし、シリコンにおける光の侵入長は、
波長が青色領域(例えば、430nmまたはそれ以下)
の光に対しては約1μmを下回るため、シリコン表面か
ら深い位置まで光が到達しない。このため、受光素子が
青色領域の光を受けた場合は、表面近傍(例えば、深さ
が約0.5μm以下の領域)でのキャリアの振る舞い
が、受光素子の感度に重要な影響を与えると考えられ
る。 【0016】より詳細に述べれば、図11に示すような
不純物濃度プロファイルを持つフォトダイオードでは、
PN接合に逆バイアスを印加した場合、光の照射によっ
て発生したキャリアのうち半導体表面の近傍で発生した
ものは、表面より内部にピークを持つP型拡散層のポテ
ンシャル分布によって、表面側に移動し、表面再結合に
よって消滅することになる。 【0017】従来のような不純物プロファイルを持つ受
光素子において、このような表面再結合(界面再結合)
によって消滅する光キャリアの割合は、波長が430n
mの光の場合、全体の最大60%にも達すると考えられ
る。このため、光電変換効率は、理論的には、0.35
A/W程度になるが、現実には、0.15A/W程度に
しかならないと計算される。 【0018】本願発明者は、デジタルビデオディスク
(DVD)等の光情報記録媒体から青色レーザ光を用い
て高密度情報を再生する場合において、上記現象が光ピ
ックアップの感度を著しく低下させると予測する。 【0019】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、その目的とするところは、光の入射に
よって半導体中に発生したキャリア(光キャリア)のう
ち、半導体表面で再結合して消滅するものの割合を低減
し、侵入長の比較的短い光に対して高い感度で光電変換
を達成できる受光素子及びその製造方法を提供すること
にある。 【0020】 【課題を解決するための手段】本発明による受光素子の
製造方法は、開口部を有する絶縁膜を第1導電型の半導
体層の上に形成する工程と、該絶縁膜の開口部内で露出
する該半導体層の表面を覆うように、多層構造を有する
反射防止膜を構成する幾つかの層を堆積する工程と、該
反射防止膜を構成する幾つかの層を介して第2導電型不
純物イオンを該半導体層に注入し、該絶縁膜の開口部の
直下にフォトダイオードのための第2導電型の不純物拡
散層を形成する工程と、該反射防止膜を構成する幾つか
の層の上に該反射防止膜の残りの層を堆積する工程とを
包含し、該不純物拡散層を形成する工程は、不純物濃度
プロファイルのピークが該反射防止膜中に位置するよう
に該第2導電型不純物イオンを注入する工程を包含し、
該反射防止膜の厚さは、該第2導電型不純物イオンの注
入による該反射防止膜の屈折率変化を考慮して設定さ
れ、これにより上記目的を達成する。 【0027】 【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を説
明する。 【0028】本発明による受光素子は、第1導電型の半
導体層と、この半導体層内に形成された第2導電型の不
純物拡散層とを備えている。不純物拡散層の不純物濃度
は、第1導電型半導体層の表面近傍において半導体層の
内部よりも高く、そのことによって、光の入射によって
半導体層の表面近傍に発生したキャリアが半導体層の内
部に流れる。 【0029】(参考例) 以下、図面を参照しながら、本発明による受光素子の
考例を説明する。 【0030】まず、図1を参照する。図1に示す受光素
子は、N型単結晶シリコン基板1と、その上に形成され
たN型エピタキシャル成長層(単結晶シリコン層)2
と、N型エピタキシャル成長層2の受光部内に形成され
た複数のP型不純物拡散層3とを備えている。N型エピ
タキシャル成長層2の表面は、凹部を有する絶縁膜(S
iO2膜)4によって覆われている。本願明細書におい
ては、絶縁膜4の「凹部」とは、絶縁膜4の他の部分よ
りも厚さの薄い部分を指し、不純物拡散層3は、この凹
部の直下に形成されている。 【0031】なお、図1には受光素子の受光部だけが示
されているが、エピタキシャル成長層2の不図示の部分
(非受光部)に、例えば、受光部からの信号を処理する
ための周辺回路が形成されてもよい。このような信号処
理回路は、バイポーラトランジスタ等によって形成され
ることが好ましい。 【0032】N型単結晶シリコン基板1としては、例え
ば、面方位が(111)で、比抵抗が0.01〜0.1
Ω・cmの基板が用いられる。本参考例のN型エピタキ
シャル成長層2は、厚さが1.0〜10μmで、不純物
濃度は例えば1×1015cm-3である。 【0033】P型不純物拡散層3は、N型エピタキシャ
ル成長層2の選択された領域の表面からP型不純物が拡
散され、導電型がN型からP型へ反転した領域であり、
エピタキシャル成長層2のN型領域との間でPN接合を
形成している。受光素子が動作するとき、このPN接合
には逆バイアス電圧が印加され、それによって空乏層が
形成される。空乏層及びその近傍(空乏層端から拡散長
程度の距離内)で光照射によって生じたキャリアは、光
の強度に応じた大きさを持つ電流を形成する。この電流
(または電圧)を測定することによって、受けた光の強
度を検出することができる。 【0034】なお、N型エピタキシャル成長層2をシリ
コン基板1の上に形成することなく、P型不純物拡散層
3を、直接、N型シリコン基板1内に形成しても良い。
本実施例で、N型エピタキシャル成長層2をシリコン基
板1の上に形成している理由は、周辺回路のバイポーラ
トランジスタをN型エピタキシャル成長層2に形成する
ことを念頭に置いているからである。一般に、バイポー
ラトランジスタを形成するためには、エピタキシャル成
長層の形成が必要となる。 【0035】図2は、本参考例の受光素子の受光部にお
いて、N型エピタキシャル成長層2の表面から深さ方向
に沿って計測した不純物濃度のプロファイル(Depth Pr
ofile)を示している。図2から明らかなように、エピ
タキシャル成長層2の表面(深さ:0μm)から内部に
向かって、P型不純物の濃度は単調に減少している。言
い換えると、エピタキシャル成長層2の表面近傍で不純
物濃度は低下しておらず、表面に近づくにつれ不純物濃
度は高くなる。図1に示す例では、表面で不純物濃度
は、約2×1018cm-3という値を示している。 【0036】このような不純物濃度プロファイルの不純
物拡散領域は、光キャリアが半導体表面に向かって移動
するときのポテンシャルバリアとなる。そのため、光の
照射を受けて不純物拡散層3の表面近傍に生じたキャリ
アは、不純物拡散層3の表面側にではなく、内部側に移
動することができる。 【0037】このような不純物プロファイルを持つ受光
素子においては、表面再結合(界面再結合)によって消
滅する光キャリアの割合は、波長が430nmの光の場
合、全体の約10%以下に減少すると考えられる。この
ため、フォトダイオードの光感度は、エピタキシャル層
の再結合による光キャリアの消滅が支配的となり、光電
変換効率は、0.25〜0.3A/Wにまで向上する。 【0038】次に、図3(a)〜(d)を参照しなが
ら、上記受光素子の製造方法を説明する。 【0039】まず、図3(a)に示されるように、公知
のエピタキャル成長法を用いて、N型単結晶シリコン基
板1の主面の全面に、N型エピタキシャル成長層2を形
成する。次に、酸化性雰囲気(例えば、酸素や水蒸気)
中で熱処理を行い、N型エピタキシャル成長層2の表面
を熱酸化することによって、第1の絶縁膜(SiO
2膜)4aを形成する(第1の熱酸化工程)。例えば、
水蒸気雰囲気で、約50分間、温度1000〜1100
℃の熱処理を行えば、300〜600nmの厚さを持っ
た熱酸化膜が得られる。本参考例では、厚さ約500n
mの熱酸化膜を形成している。この第1の熱酸化膜4a
は、あとの不純物イオン注入工程でマスクとして機能す
る。従って、その厚さは、注入された不純物イオンがN
型エピタキシャル成長層2の表面に到達しないように設
定される。 【0040】次に、図3(b)に示すように、公知のリ
ソグラフィ技術及びエッチング技術を用いて、第1の絶
縁膜4aに開口部5を設け、N型エピタキシャル成長層
2の表面6を部分的に露出させる。この開口部5の形状
及び位置は、フォトダイオードを形成すべき領域、言い
換えると、不純物拡散層3を形成すべき領域の形状及び
位置を規定する。開口部5の形成は、開口部5のパター
ンを持ったレジスト層7を第1の絶縁膜4a上に形成し
た後、第1の絶縁膜4aのレジスト層7に覆われていな
い部分をエッチングすることにより行われる。エッチン
グは、ドライエッチングまたはウェットエッチングの何
れであっても良い。また、一般に、ウェットエッチング
はドライエッチングに比較して表面6に損傷を与えにく
いので、ドライエッチングで第1の絶縁膜4aを薄膜化
した後、引き続いてウェットエッチングで薄膜化した部
分を除去するという2段階エッチングを行っても良い。 【0041】なお、受光素子が、光ピックアップ用に用
いられるとき、受光部には複数のフォトダイオードが形
成されるので、当然、第1の絶縁膜4aに設けられる開
口部5の数は複数である。 【0042】レジスト層7を除去した後、第2の熱酸化
工程を行う。この工程は、前記第1の熱酸化工程と同様
の方法で行われ得る。図3(c)に示されるように、こ
の熱酸化工程によって、第1の絶縁膜4aの開口部5内
で露出していたエピタキシャル成長層2の表面6を酸化
し、そこに比較的に薄い第2の熱酸化膜(例えば、50
nm)4bを形成することができる。この熱酸化工程に
よって、第1の熱酸化膜4aの厚さも増加する。なお、
厳密に言えば、この熱酸化によって、エピタキシャル成
長層2の表面6の位置はエピタキシャル成長層2の内部
に向かって僅かに移動する。本参考例では、第1の熱酸
化膜4a及び第2の熱酸化膜4bによって、「凹部を有
する絶縁膜4」が構成されている。 【0043】次に、公知のイオン注入法によって、P型
不純物(本参考例では「ボロン(B)」)をエピタキシ
ャル成長層2に注入する。このイオン注入は、注入の投
影飛程(Rp)が第2の熱酸化膜4bの厚さ以下になる
条件で行われる。このようにする理由は、イオン注入直
後の不純物濃度プロファイルのピークを、エピタキシャ
ル成長層2の内部ではなく、第2の熱酸化膜4bの内部
に位置させるためである。第2の熱酸化膜4bの厚さが
50nmの場合、例えば、加速エネルギーを15keV
にすれば良い。この場合、第2の熱酸化膜4bの中にあ
って、エピタキシャル成長層2の表面6から約10nm
程度離れた位置に不純物濃度プロファイルのピーク(極
大値)が位置する。 【0044】次に、不純物活性化のため、非酸化性雰囲
気(例えば 窒素ガス)中で、例えば、30分間、90
0〜1000℃の熱処理を行う。この熱処理によって、
不純物が活性化されるとともに、不純物が拡散し、不純
物拡散領域3が形成される(図3(d))。この熱処理
によって不純物が深く拡散することを避けるため、ラン
プアニール法などによって比較的に高温で短時間の熱処
理を行ってもよい。 【0045】上記工程によって、図2に示す不純物濃度
分布を持った不純物拡散領域3が得られる。 【0046】なお、図3(d)では、第2の熱酸化膜4
bの大部分が除去され、不純物拡散領域3の表面が露出
している状態が示されている。この工程は必ずしも必要
ない。 【0047】次に、図4(a)〜(c)を参照して、上
記製造工程の間に生じる不純物の再分布を説明する。 【0048】まず、図4(a)は、不純物イオンの注入
直後の濃度分布を模式的に示している。不純物濃度のピ
ークは、エピタキシャル成長層2の表面6と第2の熱酸
化膜4bの表面36との間に位置している。 【0049】図4(b)は、不純物活性化のための熱処
理後における不純物イオンの濃度分布を模式的に示して
いる。不純物濃度のピークは、なおも、エピタキシャル
成長層2の表面6と第2の熱酸化膜4bの表面36との
間に位置している。この例では、浅い接合を形成するた
め、不純物の拡散(不純物の再分布)が大きく進行しな
いように熱処理を行っている。もし、熱処理の温度が高
く、また、時間が長いと、不純物が深く拡散してしまう
ため、拡散層のプロファイルがなだらかになり、不純物
拡散層3の内蔵電界が弱まる。このため、拡散層中のキ
ャリアの移動時間が長くなり、不純物拡散層3中で発生
したキャリアが再結合により消滅してしまう問題があ
る。従って、不純物活性化のための熱処理条件は、図2
のグラフに示すような不純物の濃度プロファイルが失わ
れないように選択されなければならない。 【0050】図4(c)は、第2の熱酸化膜4bを除去
し、反射防止膜8を堆積した後における不純物イオンの
濃度分布を模式的に示している。この場合、反射防止膜
8の中には、ほとんど不純物は拡散していない。このた
め、不純物濃度のピークは、エピタキシャル成長層2の
表面6(反射防止膜8とエピタキシャル成長層2との界
面)に位置している。 【0051】不純物活性化のための熱処理は、第2の熱
酸化膜4bを除去する前に行っても、あるいは、反射防
止膜8を堆積した後に行っても良い。 【0052】また、第2の熱酸化膜4bを開口部5内に
形成する代わりに、第2の熱酸化膜4bと同様の厚さを
持つ絶縁膜を基板上にCVD法やスパッタリング法によ
って堆積しても良い。ただし、一般に、そのような方法
で堆積された絶縁膜とエピタキシャル成長層2との界面
に比較して、熱酸化膜(4b)とエピタキシャル成長層
2との界面は清浄である。そのため、熱酸化膜(第2の
熱酸化膜4b)を形成する方が、表面再結合(界面再結
合)の原因となる表面準位(界面準位)が形成されにく
いので好ましいといえる。 【0053】なお、図5に示すように、不純物拡散層3
の表面を覆っている第2の熱酸化膜4bを除去して、開
口部を有する絶縁膜4’を形成した後、例えばシリコン
ナイトライド膜からなる反射防止膜8を基板上に堆積し
ても良い。反射防止膜8の厚さは、受光素子の受ける光
の波長に応じて適宜選択される。レーザ光等の単色性の
強い光のための受光素子である場合は、反射防止膜8の
厚さは、λ/(4n)の奇数倍に等しくなるように設定
される。なお、λは光の波長、nは反射防止膜8の屈折
率である。反射防止膜8は、単層構造の代わりに多層構
造を有していても良い。 【0054】また、反射防止膜8は、不純物拡散層3の
表面を覆っている第2の熱酸化膜4bを除去することな
く、その上に形成しても良い。その場合、反射防止膜8
の厚さは、第2の熱酸化膜4bの存在を考慮して最適化
される。 【0055】(実施例1) 次に、図6(a)及び(b)を参照しながら、本発明に
よる受光素子の他の製造方法を説明する。 【0056】まず、参考例で説明した方法と同様の方法
を用いて、図6(a)に示される構成を得る。図6
(a)では、N型単結晶シリコン基板11の上にN型エ
ピタキシャル成長層12が形成されており、N型エピタ
キシャル成長層12の表面16が、開口部15を有する
絶縁膜(厚さ:300〜600nm)14で覆われてい
る。開口部15の形状及び位置は、フォトダイオードを
形成すべき領域、言い換えると、不純物拡散層を形成す
べき領域の形状及び位置を規定する。 【0057】次に、図6(b)に示されるように、シリ
コンナイトライドからなる反射防止膜(厚さ:約30〜
200nm)18を絶縁膜14上に堆積した後、イオン
注入法によってP型不純物(本実施例では「ボロン
(B)」)をエピタキシャル成長層12に注入する。こ
のイオン注入は、注入の投影飛程(Rp)が反射防止膜
18の厚さ以下になる条件で行われる。このようにする
理由は、イオン注入直後の不純物濃度プロファイルのピ
ークを、エピタキシャル成長層12の内部ではなく、反
射防止膜18の内部に位置させるためである。 【0058】反射防止膜18の厚さが約50nmの場
合、例えば、加速エネルギーを17keVにすれば良
い。この場合、反射防止膜18の中にあって、エピタキ
シャル成長層12の表面から約30〜40nm程度離れ
た位置に不純物濃度プロファイルのピークが位置する。 【0059】次に、不純物活性化のため、非酸化性雰囲
気(例えば 窒素ガス)中で、例えば、約30分間、9
00〜1000℃の熱処理を行う。この熱処理によっ
て、不純物が活性化されるとともに、不純物が拡散し、
不純物拡散領域13が形成される。 【0060】上記工程によって、図2に示す不純物濃度
分布を持った不純物拡散領域13が得られる。 【0061】このように本実施例では、フォトダイオー
ドのための不純物イオン注入を、反射防止膜18を堆積
した後に行っており、しかも、注入直後の不純物濃度プ
ロファイルのピークが反射防止膜18中に位置するよう
にしている。 【0062】反射防止膜18は、単層構造の代わりに多
層構造を有していてもよい。反射防止膜が多層構造を有
している場合、まず、反射防止膜を構成する幾つかの層
を基板上に堆積した後に上記不純物イオン注入を行い、
その後に、残りの層を堆積することによって反射防止膜
18の形成を完了してもよい。 【0063】なお、反射防止膜18に不純物イオンの一
部が注入された結果、反射防止膜18の屈折率が変化す
る可能性がある。そのような屈折率の変化が大きい場合
は、その屈折率の変化を考慮したうえで、反射防止膜1
8の厚さを決定することが好ましい。 【0064】上記参考例及び実施例1の何れの場合も、
不純物拡散層3を形成するために、絶縁膜(熱酸化膜や
シリコンナイトライド膜)を透過するようにして不純物
イオンを注入する方法を採用した。特に、不純物の濃度
プロファイルのピークがその絶縁膜の内部に位置するよ
うに、不純物イオンの注入加速エネルギや絶縁膜の厚さ
を調整した。そうすることによって、図2に示すような
不純物濃度プロファイルを持つフォトダイオードが形成
できた。 【0065】なお、不純物イオン注入時に、不純物拡散
層3または13の形成領域を覆う膜は、上記参考例及び
実施例1で用いた膜に限定されない。また、上記実施例
では、何れも、不純物拡散層3及び13の導電型をP型
とし、これらの不純物拡散層3または13が形成される
半導体層の導電型をN型としているが、これらの導電型
を反転させた構造を用いても良い。P型の不純物拡散層
3及び13を形成するために使用する不純物イオンとし
ては、B以外にBF2等を使用しても良いし、また、他
のIII族元素のイオンを用いても良い。N型の不純物拡
散層を形成するためには、V族元素のイオン(例えば砒
素(As))を用いる。 【0066】本願発明は、比較的に波長の短い光(例え
ば、430nm)に対して高い感度(高い量子効率)で
応答できる受光素子を提供することを目的としているの
で、不純物拡散層の3及び13の厚さ(接合深さ)は、
そのような波長の短い光の侵入長程度以下に設定される
ことが好ましい。 【0067】(実施例2参考例 及び実施例1では、イオン注入法を用いて不純物
拡散領域3及び13をそれぞれ形成した。本実施例で
は、イオン注入法に代えて、固相拡散法を用いる。 【0068】図7を参照して、本実施例の製造方法を説
明する。 【0069】まず、参考例で説明した方法と同様の方法
を用いて、図6(a)に示される構成を得る。図7で
は、N型単結晶シリコン基板21の上にN型エピタキシ
ャル成長層22が形成されており、N型エピタキシャル
成長層22の表面26が、開口部25を有する絶縁膜
(厚さ:300〜600nm)24で覆われている。開
口部25の形状及び位置は、フォトダイオードを形成す
べき領域、言い換えると、不純物拡散層を形成すべき領
域の形状及び位置を規定する。 【0070】次に、図7に示されるように、P型不純物
(本実施例では「ボロン(B)」)のドープされた絶縁
膜(拡散ソース膜)29を絶縁膜24上に堆積する。絶
縁膜29は、絶縁膜24の開口部25を介してN型単結
晶シリコン基板21の表面26に接触する。P型不純物
がドープされた絶縁膜29として、本実施例では、ボロ
ンを20重量%含むボロシリケートガラス(BSG、厚
さ:約50〜500nm)を用いた。 【0071】この後、例えば、900〜1050℃で、
5〜10秒間の熱処理を行す。この熱処理によって、絶
縁膜29から不純物(ボロン)をN型単結晶シリコン基
板21に熱拡散し、不純物拡散層23を形成する。熱処
理の温度及び時間を調節することにより、前述の実施例
の場合よりも、浅い接合を形成することができる。な
お、絶縁膜24の厚さは、絶縁膜(拡散ソース膜)29
からの不純物拡散のバリアとして十分に機能する厚さや
膜質を持つように選択される。 【0072】絶縁膜29を除去した後、シリコンナイト
ライドからなる反射防止膜を堆積しても良い。また、絶
縁膜29の厚さを調整することによって、この絶縁膜2
9をそのまま反射防止膜として使用しても良い。 【0073】(実施例3) 次に、受光部が形成されている基板上に信号処理回路部
を一体的に内蔵した受光素子の実施例を説明する。この
実施例は、複数のフォトダイオードが配置された受光部
と、NPNトランジスタを主要な回路素子として含む信
号処理回路部とを、同一半導体基板上に有している。 【0074】以下、図8を参照し、製造工程の順序に従
いながら本実施例の構成を説明する。 【0075】まず、P型単結晶シリコン基板41の主面
のうち、その上にNPNトランジスタが形成されるべき
領域とフォトダイオードが形成されるべき領域とに、N
型埋込拡散層42を形成する。また、受光部に形成され
る各フォトダイオードを分離する領域と、信号処理回路
部に形成される各回路素子を分離する領域に、P型埋込
拡散層(不純物:ボロン、不純物濃度:4×1017cm
-3)44を形成する。 【0076】次に、P型単結晶シリコン基板41上にN
型エピタキシャル成長層(厚さ:約3μm)43を形成
する。この後、N型エピタキシャル成長層43のうちP
型埋込拡散層44に対応した領域に、表面からP型不純
物を拡散し、それによってP型埋込拡散層45を形成す
る。P型埋込拡散層45は、P型埋込拡散層44の上部
にまで到達し、P型埋込拡散層44及び45は、各フォ
トダイオードや回路素子を相互に電気的に分離する。 【0077】次に、NPNトランジスタを形成するため
に、周知の工程によって、P型ベース拡散層(不純物:
ボロン、不純物濃度:2×1018cm-3)46、N型エ
ミッタ拡散層(不純物:ヒ素、不純物濃度:1×1019
cm-3)48、N型コレクタ取り出し用拡散層(不純
物:ヒ素、不純物濃度:1×1019cm-3)47を順次
形成する。N型エミッタ拡散層48及びN型コレクタ取
り出し用拡散層47は、P型ベース拡散層46を形成し
た後、N型エピタキシャル成長層43上に形成した絶縁
膜に開口部を設け、その開口部からN型不純物を拡散す
ることによって形成される。 【0078】一方、フォトダイオードが形成される領域
に対しては、上記絶縁膜の開口部を介して、P型不純物
が拡散されP型不純物拡散層46’が形成される。この
P型不純物拡散層46’は、前述の方法によって形成さ
れ、図2に示すような濃度プロファイルを持つ。なお、
NPNトランジスタのP型ベース拡散層46と、フォト
ダイオードのP型不純物拡散層46’とは、同一工程に
よって形成されても良い。ただし、NPNトランジスタ
のP型ベース拡散層46は、図2のような不純物プロフ
ァイルを持つ必要がないので、P型不純物拡散層46’
を形成する工程とは異なる工程によって形成されてもよ
い。 【0079】次に、シリコンナイトライドからなる反射
防止膜(厚さ:50nm)を形成する。その後、P型ベ
ース拡散層46、N型コレクタ取り出し用拡散層47及
びN型エミッタ拡散層48のそれぞれに接触するよう
に、ベース用電極50、コレクタ用電極49及びエミッ
タ用電極51を形成する。これらの電極の形成には、公
知のメタライゼーション技術が用いられる。 【0080】本実施例では。フォトダイオードの分割領
域に光が照射された場合の応答速度を改善するために、
フォトダイオードの下方にもN型埋込拡散層(不純物:
アンチモン、不純物濃度:1×1019cm-3)42を形
成している。 【0081】上記実施例としては、何れの場合も、シリ
コンからなる半導体層を用いた例を説明してきたが、本
発明はシリコン以外の半導体層を用いた場合にも適用で
きるのは言うまでもない。 【0082】また、図2に示すような不純物濃度プロフ
ァイルを得るには、図11に示す不純物濃度プロファイ
ルを持つシリコン層(又はシリコン基板)を形成した
後、その表面の一部をエッチングや研磨等によって除去
してもよい。 【0083】 【発明の効果】本発明によれば、光の入射によって半導
体中に発生したキャリア(光キャリア)が、半導体表面
から遠ざかる方向にドリフトし、それによって効率的に
電気信号が生成される。このため、半導体表面で再結合
して消滅する光キャリアが減少し、侵入長の比較的短い
光に対して高い感度で光電変換が達成される。 【0084】本発明によれば、これから実用化されるで
あろう短波長レーザ光(例えば波長430nmのレーザ
光)に対して、シリコンを材料として極めて高い感度を
持った受光素子を提供できるので、短波長レーザ素子を
光源とする光情報媒体再生装置(例えばDVD装置)の
光ピックアップを小型化・低消費電力化することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明による受光素子の参考例の断面図。 【図2】本発明による受光素子の参考例における不純物
濃度プロファイルを示すグラフ。 【図3】(a)から(d)は、本発明による受光素子製
造方法の参考例を示す工程断面図。 【図4】(a)から(c)は、製造工程の間に生じる不
純物の再分布を示すグラフ。 【図5】本発明による受光素子の他の参考例の断面図。 【図6】(a)及び(b)は、本発明による受光素子製
造方法の実施例を示す工程断面図。 【図7】本発明による受光素子製造方法の他の実施例を
示す工程断面図。 【図8】本発明による受光素子の更に他の実施例の断面
図。 【図9】シリコンにおける光の吸収量(表面における光
の強度を1とした場合の、光強度の割合)の深さ依存性
を示すグラフ。 【図10】(a)から(d)は、受光素子製造方法の従
来例を示す工程断面図。 【図11】受光素子の従来例における不純物濃度プロフ
ァイルを示すグラフ。 【符号の説明】 1、11、21 N型単結晶シリコン基板 2、12、22 N型エピタキシャル成長層(単結晶シ
リコン層) 3、13、23 P型不純物拡散層 4、14 絶縁膜(SiO2膜) 4a 第1の絶縁膜 4b 第2の熱酸化膜 5、15、25 開口部 6、16、26 エピタキシャル成長層2の表面 7 レジスト層 8、18 反射防止膜 29 絶縁膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−240534(JP,A) 特開 平5−283731(JP,A) 特開 平6−163971(JP,A) 特開 昭53−26593(JP,A) 特開 平2−20073(JP,A) 特開 平2−284481(JP,A) 特開 平3−94470(JP,A) 特開 昭63−151085(JP,A) 特開 昭54−157490(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 31/10 - 31/119

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】開口部を有する絶縁膜を第1導電型の半導
    体層の上に形成する工程と、 該絶縁膜の開口部内で露出する該半導体層の表面を覆う
    ように、多層構造を有する反射防止膜を構成する幾つか
    の層を堆積する工程と、 該反射防止膜を構成する幾つかの層を介して第2導電型
    不純物イオンを該半導体層に注入し、該絶縁膜の開口部
    の直下にフォトダイオードのための第2導電型の不純物
    拡散層を形成する工程と、 該反射防止膜を構成する幾つかの層の上に該反射防止膜
    の残りの層を堆積する工程とを包含し、 該不純物拡散層を形成する工程は、不純物濃度プロファ
    イルのピークが該反射防止膜中に位置するように該第2
    導電型不純物イオンを注入する工程を包含し、 該反射防止膜の厚さは、該第2導電型不純物イオンの注
    入による該反射防止膜の屈折率変化を考慮して設定され
    る、受光素子の製造方法。
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