JP3515714B2 - 自動販売機の商品搬出装置 - Google Patents

自動販売機の商品搬出装置

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JP3515714B2
JP3515714B2 JP22170099A JP22170099A JP3515714B2 JP 3515714 B2 JP3515714 B2 JP 3515714B2 JP 22170099 A JP22170099 A JP 22170099A JP 22170099 A JP22170099 A JP 22170099A JP 3515714 B2 JP3515714 B2 JP 3515714B2
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gate lever
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商品棚に載置され
た商品を最前部の商品から順次搬出する自動販売機の商
品搬出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の自動販売機として、特開
平9−106476号公報に記載された自動販売機の商
品搬出装置が知られている。
【0003】この自動販売機は、上下に商品棚を複数段
に配置したもので、これらの商品棚は前側下方に向かっ
て傾斜しており、この傾斜面に沿って商品を滑走させ、
商品を搬出している。また、この商品搬出する際、最前
部の商品から1個ずつ搬出するため、各商品棚の先端に
は商品搬出装置が設置されている。
【0004】この商品搬出装置は、最前部の商品を押さ
える第1ストッパ板(ゲートレバー)と最前部から2番
目の商品を押さえる第2ストッパ板(ロックレバー)と
を有し、この各ストッパ板をシーソー式揺動機構により
交互に商品棚の上面に出没させる構造となっている。
【0005】ここで、最前部の商品を搬出するときは、
ソレノイドを稼働して揺動機構を駆動させ、各レバーを
交互に上下動させる。これにより、最前部の商品が搬出
されるとともに、2番目の商品がロックレバーで搬出規
制される。しかる後、再度ゲートレバーが商品棚の上面
に突出する一方、ロックレバーが商品棚の下側に戻り、
待機状態に戻る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この商品搬
出装置が最前部の商品を搬出する際は、最前部の前方へ
の移動(搬出移動)に伴って、これに続く2番目の商品
も時間をおくことなく連なって前方に移動する。従っ
て、この2番目の商品を確実にロックレバーで保持する
ためには、ゲートレバーが商品棚の上面から下方に没す
る前(最前部の商品が前方に移動する前)にロックレバ
ーを商品棚の上面から上方に突出させる必要がある。ま
た、待機時→商品搬出時→待機時という一連の商品搬出
動作は、通常0.7秒程度で行われ、このロックレバー
の上方突出時間も僅かな時間で行われる。
【0007】このような事情から、ロックレバーが上方
に突出する際は、その上方に最前部の商品が未だ待機し
ており、また、ロックレバーの上方への突出速度が非常
に速いため、上方に回転突出するロックレバーが最前部
の商品の後部側に激しく当たり、最前部の商品を跳ね上
げるようにして搬出してしまい、この結果、傷つき商品
が販売されるという不具合を有していた。
【0008】本発明の目的は前記従来の課題に鑑み、商
品の跳ね上げ搬出を防止できる自動販売機の商品搬出装
置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するため、請求項1の発明は、前後方向に複数の商品を
載置し商品を前方に向かって移動させる前下傾斜の商品
棚を有するとともに、商品棚の先端側に最前部の商品を
押さえる回動自在のゲートレバーと、最前部から2番目
の商品を押さえる回動自在のロックレバーとを前後に配
置し、ゲートレバーとロックレバーを商品棚の上面に交
互に出没させ、最前部の商品から順次搬出する自動販売
機の商品搬出装置において、ゲートレバー及びロックレ
バーから突出したゲートレバー案内部及びロックレバー
案内部と、ゲートレバー案内部が挿入されるゲートレバ
ー用カム溝とロックレバー案内部が挿入されるロックレ
バー用カム溝とを有するカム部材と、カム部材にバネ手
段を介して連結しカム部材を前後方向に往復動させる駆
動源とを備え、ゲートレバー用カム溝は、後側が上位で
前側が下位となるよう前後に傾斜し商品搬出時の往路
では駆動源によりカム部材がバネ手段を介して後方に移
動してゲートレバー案内部を上位から下位へ案内し
た、復路では駆動源によりカム部材が前方に移動して
ートレバー案内部を下位から上位へ案内し、ロックレバ
ー用カム溝は、後側が下位で前側が上位となるよう前後
に傾斜し、商品搬出時の往路では駆動源によりカム部材
がバネ手段を介して後方に移動してロックレバー案内部
を下位から上位へ案内しまた、復路では駆動源により
カム部材が前方に移動してゲートレバー案内部を上位か
ら下位へ案内する構造となっている。
【0010】本発明によれば、商品を搬出するときは駆
動源を稼動し、カム部材をまず後方に向かって移動させ
る。これにより、ゲートレバー案内部はゲートレバー用
カム溝に沿って上位から下位に向かって移動するため、
ゲートレバーが下方に向かって回転し、商品棚の上面か
ら下方に没する。一方、ロックレバー案内部はロックレ
バー用カム溝に沿って下位から上位に向かって移動する
ため、ロックレバーが上方に向かって回転し、商品棚の
上面から上方に突出する。この各レバーの回転により最
前部の商品は前方に搬出され、一方、2番目の商品がロ
ックレバーで保持される。
【0011】この商品搬出が終了した後、駆動源はカム
部材を前方に向かって移動させる。これにより、ゲート
レバーは上方に回転して商品棚の上面から突出する一
方、ロックレバーは商品棚の上面から下方に没し、ロッ
クレバーで保持されていた2番目の商品の移動規制が解
除される。そして、2番目以降の商品が前方に滑走しゲ
ートレバーで保持される。
【0012】以上のような商品搬出操作において、カム
部材と駆動源がバネ部材で連結されているため、ロック
レバーが商品棚の上面から上方に突出する際、最前部の
商品の後部に当たるが、この衝突がバネ部材の弾性によ
り緩和されるし、また、ロックレバー用カム溝の傾斜を
緩くすることにより、ロックレバーの上方への回転速度
を多少落とすことができ、最前部の商品の跳ね上げを防
止できる。
【0013】また、前述の如く、最前部の商品の搬出し
た後、2番目の商品がゲートレバーに向かって滑走して
ゲートレバーに衝突し、ゲートレバーに下方への回転力
を付加する。ここで、請求項2の発明の如く、ゲートレ
バー用カム溝の上位部分を商品棚の上面に沿って平行に
形成(直線部)するときは、この衝突時にゲートレバー
案内部が直線部に直ちに当たって回転規制されるため、
ゲートレバーはこの滑走商品を確実に保持できる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1乃至図13は本発明に係る自
動販売機の商品搬出装置の一実施形態を示すもので、図
1は自動販売機の概略構成図、図2は各商品搬出装置の
設置状態を示す平面断面図、図3は商品搬出装置の平面
図、図4は商品搬出装置の側面図、図5はレバー制御装
置を示す平面図、図6はレバー制御装置を示す側面断面
図、図7はソレノイド及び各レバーの動作を示すタイム
チャート、図8は各レバーの待機状態を示す側面断面
図、図9は各レバーの第1搬出工程を示す側面断面図、
図10は各レバーの第2搬出工程を示す側面断面図、図
11は各レバーの第3搬出工程を示す側面断面図、図1
2は各レバーの第4搬出工程を示す側面断面図、図13
は最前部から2番目の商品がゲートレバーに滑走する状
態を示す側面断面図である。
【0015】まず、この自動販売機の構造を図1を参照
して説明する。この自動販売機1はその販売機本体2内
の上部に吊り下げ式の商品搬出装置3を配置する一方、
中央から下部には傾斜滑走式の商品搬出装置4を配置
し、各商品搬出装置3,4の最前部の商品を順次商品取
出口5に搬出するようになっている。
【0016】次に、この傾斜滑走式の商品搬出装置4の
構造を図2乃至図6を参照して説明する。この商品搬出
装置4は、販売機本体2の前後方向に延在されており、
販売機本体2の上下複数段に亘って配置されている。ま
た、商品搬出装置4の構造を説明するに、この商品搬出
装置4は商品Aを載置する商品棚41と、商品棚41の
最前部から2番目の商品A2を押圧する商品押圧部材4
2と、この商品棚41の商品Aの搬出制御を行うレバー
制御装置43とを有する。
【0017】この商品棚41は販売機本体2の前後方向
に延在されたもので、販売機本体2内に上下複数段に配
置されている。また、この商品棚41は前下傾斜に配置
され、載置商品Aを前方に向かって滑走搬出できるよう
にしている。また、販売機本体2の内部でその前端側に
は横方向に延びる支持板6を架設し、その後側には同じ
く横方向に支持棒7が架設され、この前後の支持板6及
び支持棒7に商品棚41が摺動自在に支持されている。
これにより、商品Aの横方向長さ(図1に向かって左右
方向長さ)に対応して、例えば、図2の2点鎖線に示す
ように横方向に摺動して、各商品搬出装置4を適切な間
隔で配置できるようになっている。なお、商品棚41の
上面前寄りには前後方向に延びるレバー出没穴411を
設け、後述するゲートレバー437及びロックレバー4
38が出没するようになっている。また、この商品棚4
1の上には押し部材412が前後に移動自在に設置され
ており、この押し部材412により最後部の商品A3を
前方に押し、全ての商品Aに対して前方への移動力を付
与している。
【0018】商品押圧部材42は、図3及び図4に示す
ように、商品棚41の上面に載置された商品Aのうち最
前部から2番目の商品A2を上から押さえるもので、図
4の破線に示すように、後端が商品棚41の支持枠42
1に回動自在に支持され、その先端を商品A2の上に載
せ、その自重により商品A2を押さえている。なお、4
22はこの商品押圧部材42の上方への飛び上がりを規
制する規制棒で、図3の実線で示すように商品棚41に
直交させるときは、商品押圧部材42の上方への回転を
規制し、一方、商品押圧部材42を破線で示すように商
品棚41に平行に回動させるときはこの規制を解除する
ことができる。
【0019】レバー制御装置43は、図4の破線で示す
ように、商品棚41の裏側に設置されたもので、商品棚
41の前後方向中央から前端側に亘って配置されてい
る。このレバー制御装置43の構造を図5及び図6を参
照して説明する。
【0020】即ち、このレバー制御装置43は、上面開
口の箱状を呈した機器設置プレート431を有し、機器
設置プレート431の後側にはソレノイド432を設置
する一方、機器設置プレート431の前側には復帰用バ
ネ433を設置している。また、このソレノイド432
と復帰用バネ433は、ソレノイド432のプランジャ
432a及びこのプランジャ432aに連結する連結プ
レート434を介して接続している。これにより、ソレ
ノイド432を励磁するとき連結プレート434が後方
に吸引される一方、この励磁が終了すると連結プレート
434が復帰用バネ433の弾発力により前方に移動し
て待機状態に戻る。従って、ソレノイド432、復帰用
バネ433及び連結プレート434はレバー制御装置4
3の駆動源となっている。なお、この連結プレート43
4の前後方向への往復動を円滑にするため、機器設置プ
レート431の両側壁431aには水平溝431bを形
成する一方、この水平溝431bに摺動自在に連結する
スライド軸434aを貫通させている。
【0021】このように構成された駆動源(復帰用バネ
433及び連結プレート434)の上方にはカム部材4
35が設置されている。このカム部材435の後端は連
結プレート434と左右2個の連結バネ436で連結さ
れ、連結プレート434の前後方向への移動に追従して
カム部材435も前後方向に移動する。
【0022】このカム部材435は上面及び前面を開口
した箱状を呈しており、その内部には前方に断面略
「く」字状に形成されたゲートレバー437を設置し、
後方には断面略「L」字状に形成されたロックレバー4
38を設置している。
【0023】ここで、ゲートレバー437の下端にはカ
ム部材435の側壁435aを貫通して機器設置プレー
ト431の側壁431aに軸固定された軸ピン437a
を有しており、この軸ピン437aを中心に回動自在と
なっている。また、ゲートレバー437の屈曲部にはカ
ム部材435の側壁435aを貫通した軸ピン(ゲート
レバー案内部)437bを有している。一方、ロックレ
バー438の後端にはカム部材435の側壁435aを
貫通して機器設置プレート431の側壁431aに軸固
定された軸ピン438aを有しており、この軸ピン43
8aを中心に回動自在となっている。また、ロックレバ
ー438の屈曲部近傍にはカム部材435の側壁435
aを貫通した軸ピン(ロックレバー案内部)438bを
有している。
【0024】このように、ゲートレバー437及びロッ
クレバー438の各軸ピン437a,437b,438
a,438bはカム部材435を貫通しており、この各
軸ピン437a,437b,438a,438bを案内
するカム溝がカム部材435の側壁435aに形成され
ている。即ち、ゲートレバー437の軸ピン437aを
案内するカム溝として、側壁435aの下部寄りに商品
棚41の上面に沿って平行に延びる直線溝439aを形
成している。また、ゲートレバー437の軸ピン437
bを案内するカム溝として、後側が上位で前側が下位と
なるよう前後に傾斜したゲートレバー用カム溝439b
を形成している。一方、ロックレバー438の軸ピン4
38aを案内するカム溝として、側壁435aの上部寄
りに商品棚41の上面に沿って平行に延びる直線溝43
9cを形成している。また、ロックレバー438の軸ピ
ン438bを案内するカム溝として、後側が下位で前側
が上位となるよう前後に傾斜したロックレバー用カム溝
439dを形成している。
【0025】このようにカム部材435を構成するとき
は、カム部材435を後方に移動させる際、図8〜図1
2に示すように、ゲートレバー437の軸ピン437b
はゲートレバー用カム溝439bに沿って上位から下位
に移動し、これに伴い、ゲートレバー437は軸ピン4
37aを中心に下方に向かって反時計回りに回転する。
また、ロックレバー438の軸ピン438bはロックレ
バー用カム溝439dに沿って下位から上位に移動し、
これに伴い、ロックレバー438は軸ピン438aを中
心に上方に向かって時計回り回転する。
【0026】一方、これとは逆に、カム部材435を前
方に移動させる際は、前述とは逆に動作する。即ち、ゲ
ートレバー437は上方に向かって時計回りに回転し、
ロックレバー438は下方に向かって反時計回りに回転
する。
【0027】このように構成されたゲートレバー用カム
溝439bにおいて、図6に示すように、その上位の部
分及び下位の部分がそれぞれ商品棚41の上面に沿って
平行に前後方向に延びて、直線部439e,439fを
形成している。また、ロックレバー用カム溝439dに
おいても、図6に示すように、上位の部分が商品棚41
の上面に沿って平行に前後方向に延びて、直線部439
gを形成している。
【0028】次に、商品搬出装置4の搬出動作を、図7
のタイムチャート及び図8〜図12の待機状態及び商品
搬出工程を参照して説明する。
【0029】まず、待機状態にあるときは、図8に示す
ように、ゲートレバー437の軸ピン437bがゲート
レバー用カム溝439bの上位に位置し、ゲートレバー
437が上方に向かって突出して最前部の商品A1を保
持している。
【0030】ここで、自動販売機の図示しない商品選択
ボタンが押され、商品搬出信号が入力されたときは、ソ
レノイド432が励磁され、プランジャ432aが後方
に吸引される。これにより、連結プレート434が後方
に引かれ、連結バネ436がカム部材435を後方に引
く。この結果、ゲートレバー437に反時計方向の回転
力が付与され、かつ、ロックレバー438に時計方向の
回転力が付与される。ここで、図8に示すように、ロッ
クレバー438の上端直上に商品A1が載置されている
ため、連結バネ436の付勢力が商品A1の商品荷重よ
りも大きくなるとき、ロックレバー438が上方に回転
し図9に示すように最前部の商品A1を上方に持ち上げ
る。従って、ゲートレバー437及びロックレバー43
8の回転動作は図7に示すように、ソレノイド432の
励磁開始から△T1だけ遅れることとなる。
【0031】その後、図9に示すように、ロックレバー
438が上方に向かって回転して商品棚41の上面から
その先端が突出する。これにより、最前部の商品A1の
後側を押し上げる。一方、ゲートレバー437も回転す
るが、軸ピン437bがゲートレバー用カム溝439b
の直線部439eを移動するため、ゲートレバー437
は下方に向かって回転することなく、待機状態と同様の
位置で最前部の商品A1を保持する(図7の△T2)。
【0032】更にその後、図10に示すように、ロック
レバー438が更に上方に突出する一方、軸ピン437
bがゲートレバー用カム溝439bに沿って下降し、ゲ
ートレバー437が下方に向かって回転する。これによ
り、図10に示すように、最前部の商品A1が前方に向
かって斜めに傾く。
【0033】更にその後、図11に示すように、ロック
レバー438の軸ピン438bがロックレバー用カム溝
439dの直線部439gに達し水平移動する。ここ
で、最前部の商品A1が前方に滑走するため、最前部か
ら2番目の商品A2がロックレバー438に保持され
る。
【0034】更にその後、図12に示すように、ゲート
レバー437もゲートレバー用カム溝439bの直線部
439fに達し、ゲートレバー437が商品棚41の上
面から下方に完全に没し、最前部の商品A1を搬出す
る。
【0035】以上のような商品搬出動作が終了し、ソレ
ノイド432の吸着状態が解除(励磁が終了)したとき
は、前述の商品搬出動作とは全く逆の工程で図8の待機
状態に戻る。
【0036】本実施形態によれば、ソレノイド432の
吸引力が連結バネ436を介してカム部材435に伝達
されるため、ロックレバー438が商品棚41の上面か
ら上方に突出する際、最前部の商品A1の後部に当たる
が、この衝突が連結バネ436の弾性により緩和される
し、また、ロックレバー用カム溝439bの傾斜を緩く
することにより、ロックレバー438の上方への回転速
度を多少落とすことができ、最前部の商品A1の跳ね上
げを防止できる。
【0037】また、ゲートレバー用カム溝439bの下
端及びロックレバー用カム溝439dの上端にそれぞれ
直線部439f,439gを形成しているため、復帰用
バネ433で各レバー437,438を待機状態に戻す
際、各レバー437,438と復帰用バネ433の付勢
方向と一致するため、各軸ピン437b,438bが円
滑に後方に向かって移動する。
【0038】また、図7に示すように、図8の待機時→
図12の商品搬出時→図8の待機時という一連の商品搬
出工程が全体で0.6〜0.7秒と僅かな時間となって
いる。従って、商品Aの前後方向の寸法が大きいとき
は、図13に示すように、ロックレバー438が既に商
品棚41の上面から下方に没した後に2番目の商品A2
が滑走してゲートレバー437に衝突することがある。
この商品A2の衝突力がゲートレバー437に下方への
回転力を付加することとなるが、ゲートレバー用カム溝
439bの上位部分が直線部439eとなっているた
め、この衝突時にゲートレバー437の軸ピン437b
が直線部439eの下辺に直ちに当たって回転規制さ
れ、ゲートレバー437はこの滑走商品A2を確実に保
持する。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
カム部材と駆動源がバネ部材で連結されているため、ロ
ックレバーが商品棚の上面から上方に突出する際、最前
部の商品の後部に当たるが、この衝突がバネ部材の弾性
により緩和されるし、また、ロックレバー用カム溝の傾
斜を緩くすることにより、ロックレバーの上方への回転
速度を多少落とすことができ、最前部の商品の跳ね上げ
を防止できる。従って、最前部の商品の跳ね上げに伴う
商品の傷つきを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動販売機の概略構成図
【図2】各商品搬出装置の設置状態を示す平面断面図
【図3】商品搬出装置の平面図
【図4】商品搬出装置の側面図
【図5】レバー制御装置を示す平面図
【図6】レバー制御装置を示す側面断面図
【図7】ソレノイド及び各レバーの動作を示すタイムチ
ャート
【図8】各レバーの待機状態を示す側面断面図
【図9】各レバーの第1搬出工程を示す側面断面図
【図10】各レバーの第2搬出工程を示す側面断面図
【図11】各レバーの第3搬出工程を示す側面断面図
【図12】各レバーの第4搬出工程を示す側面断面図
【図13】最前部から2番目の商品がゲートレバーに滑
走する状態を示す側面断面図
【符号の説明】
1…自動販売機、4…商品搬出装置、41…商品棚、4
3…レバー制御装置、432…ソレノイド、433…復
帰用バネ、435…カム部材、436…連結バネ、43
7…ゲートレバー、438…ロックレバー、439b…
ゲートレバー用カム溝、439d…ロックレバー用カム
溝、439e…直線部、A…商品、A1…最前部の商
品、A2…最前部から2番目の商品。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−273042(JP,A) 実開 昭53−147895(JP,U) 実開 昭54−59899(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07F 11/30 G07F 11/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後方向に複数の商品を載置し商品を前
    方に向かって移動させる前下傾斜の商品棚を有するとと
    もに、該商品棚の先端側に最前部の商品を押さえる回動
    自在のゲートレバーと、最前部から2番目の商品を押さ
    える回動自在のロックレバーとを前後に配置し、該ゲー
    トレバーとロックレバーを該商品棚の上面に交互に出没
    させ、最前部の商品から順次搬出する自動販売機の商品
    搬出装置において、 前記ゲートレバー及び前記ロックレバーから突出したゲ
    ートレバー案内部及びロックレバー案内部と、 前記ゲートレバー案内部が挿入されるゲートレバー用カ
    ム溝と前記ロックレバー案内部が挿入されるロックレバ
    ー用カム溝とを有するカム部材と、 前記カム部材にバネ手段を介して連結し該カム部材を前
    後方向に往復動させる駆動源とを備え、 前記ゲートレバー用カム溝は、後側が上位で前側が下位
    となるよう前後に傾斜し商品搬出時の往路では前記駆
    動源により前記カム部材が前記バネ手段を介して後方に
    移動して前記ゲートレバー案内部を上位から下位へ案内
    また、復路では該駆動源により該カム部材が前方に
    移動して該ゲートレバー案内部を下位から上位へ案内
    し、 前記ロックレバー用カム溝は、後側が下位で前側が上位
    となるよう前後に傾斜し、商品搬出時の往路では前記駆
    動源により前記カム部材が前記バネ手段を介して後方に
    移動して前記ロックレバー案内部を下位から上位へ案内
    また、復路では該駆動源により該カム部材が前方に
    移動して該ゲートレバー案内部を上位から下位へ案内す
    ることを特徴とする自動販売機の商品搬出装置。
  2. 【請求項2】 前記ゲートレバー用カム溝の上位部分を
    商品棚の上面に沿って平行に形成したことを特徴とする
    請求項1記載の自動販売機の商品搬出装置。
JP22170099A 1999-08-04 1999-08-04 自動販売機の商品搬出装置 Expired - Fee Related JP3515714B2 (ja)

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