JP3515351B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP3515351B2
JP3515351B2 JP00240898A JP240898A JP3515351B2 JP 3515351 B2 JP3515351 B2 JP 3515351B2 JP 00240898 A JP00240898 A JP 00240898A JP 240898 A JP240898 A JP 240898A JP 3515351 B2 JP3515351 B2 JP 3515351B2
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  • Formation Of Insulating Films (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置の製造方
法、特にMIS構造を有する半導体装置の製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】LSI(Large Scale Integrated circu
its)の高集積化・高速化が進むに従って素子の微細化が
進んでいる。それに伴って、MOSFET(Mental Oxi
de Semiconductor Field Effect Transistor) を構成す
る要素の一つであるゲート酸化膜にはさらなる薄膜化が
要求される。しかし、シリコン酸化膜厚が4nm以下に
なると、デバイスが動作する電場領域において電子がダ
イレクトトンネリングを起こすようになり、リーク電流
が多くなる。
【0003】そのため、シリコン酸化膜に置き換わる次
世代のゲート絶縁膜が求められ、その候補の一つとして
シリコン窒化膜に期待が向けられるようになった。この
シリコン窒化膜はシリコン酸化膜に比べて誘電率が高い
ため、これを用いるとシリコン酸化膜よりも厚い膜厚で
シリコン酸化膜と同一のキャパシタンスが得られる。シ
リコン酸化膜よりもシリコン窒化膜の方が電子のトンネ
リングに対するバリアハイトが低くなるものの、同一の
キャパシタンスでシリコン酸化膜と比較した場合、シリ
コン窒化膜の実膜厚を厚くできるので、リーク電流を低
く抑えることが可能になる。
【0004】シリコン窒化膜を形成する方法は、大別し
て次の二つがある。一つは窒化物を含有するガス雰囲気
でアニールすることによって得られる熱窒化膜であり、
もう一つはCVD(Chemical Vapor Deposition)法によ
る窒化膜の堆積である。とりわけ熱窒化膜はCVDによ
る窒化膜よりも膜中の欠陥や水素の量が少なく、ゲート
絶縁膜に用いた場合に高い信頼性が得られると予想され
る。
【0005】しかしながら、熱窒化膜は厚い膜厚を形成
することが困難であるという問題を有しており、これは
熱窒化膜の形成機構に起因した以下に述べる理由によ
る。熱窒化膜はアンモニアガス雰囲気においてシリコン
表面をアニールすることによって形成される。熱窒化の
機構は、シリコン表面から熱窒化膜を拡散したシリコン
原子とアンモニアガスとの表面における反応と説明され
ている。このシリコン原子の拡散に用いられるエネルギ
ーはアニールによる熱エネルギーによるものであるが、
熱窒化膜はその組成が密であるため、熱窒化膜が薄い段
階でシリコン原子の表面への拡散が妨げられ、その結果
熱窒化膜の成長が飽和する。高い温度で熱窒化すれば厚
い熱窒化膜が形成できることになるが、それには実際の
プロセスにおいて現実的でない極めて高い温度が要求さ
れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、次世代の
ゲート絶縁膜の候補として熱窒化膜の使用が検討されて
いるが、そのためには膜厚を厚くすることが困難である
という熱窒化膜固有の問題を解決しなければならない。
【0007】本発明は上記従来の問題に対してなされた
ものであり、膜厚の厚い熱窒化膜等を形成することが可
能な半導体装置の製造方法を提供することを目的とする
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る半導体装置
の製造方法は、下地基板上にアモルファスシリコン層を
形成する工程と、このアモルファスシリコン層を熱窒化
又は熱酸窒化する工程とを有することを特徴とする(発
明Aとする)。
【0009】アモルファスシリコンは、格子間シリコン
原子や未結合手を有するシリコン原子等が多く、したが
って単結晶シリコンに比べて結合エネルギーの小さいシ
リコン原子が多く存在する。そのため、熱窒化等を行っ
たときにアモルファスシリコンから熱窒化膜等へ多くの
シリコン原子が容易に移動することができ、シリコン原
子の拡散を増大させることができる。
【0010】このような理由から、アモルファスシリコ
ン層を熱窒化或いは熱酸窒化することにより、従来の単
結晶シリコン基板を直接熱窒化或いは熱酸窒化する場合
に比べて、飽和膜厚の厚いシリコン熱窒化膜の形成や短
時間でのシリコン熱酸窒化膜の形成を行うことができ
る。
【0011】下地基板としては、少なくとも表面領域が
シリコン領域となっている基板(単結晶シリコン基板、
半導体基板上に絶縁膜を介して単結晶シリコン層が形成
されている基板でもよい)、或いはシリコン領域上に窒
化膜、酸窒化膜、酸化膜が形成されている基板をあげる
ことができる。後者の場合には、アモルファスシリコン
を熱窒化等して形成したシリコン熱窒化膜等と下地のシ
リコン熱窒化膜等とにより、より厚い熱窒化膜等を形成
することができる。
【0012】また、本発明に係る半導体装置の製造方法
は、シリコンの表面領域に所定の元素をイオン注入して
アモルファス化する工程と、このアモルファス化された
領域を熱窒化又は熱酸窒化する工程とを有することを特
徴とする(発明Bとする)。
【0013】イオン注入される所定の元素としては、窒
素、シリコン、水素、重水素、不活性ガス元素又は酸素
があげられ、これらの元素の2種類以上をイオン注入し
てもよい。
【0014】本発明Bにおいても、前記発明Aと同様、
アモルファス化したシリコンを熱窒化或いは熱酸窒化す
ることにより、従来の単結晶シリコン基板を直接熱窒化
或いは熱酸窒化する場合に比べて、飽和膜厚の厚いシリ
コン熱窒化膜の形成や短時間でのシリコン熱酸窒化膜の
形成を行うことができる。
【0015】イオン注入する際の基板表面はシリコン領
域でもよいし、シリコン領域上に窒化膜、酸窒化膜或い
は酸化膜が形成されている領域でもよい。後者の場合に
は、単結晶のシリコン領域をアモルファス化する効果の
他、イオン注入により窒化膜等に多くの未結合手等を生
じさせることができ、シリコン原子の拡散をより増大さ
せることが可能となる。
【0016】なお、シリコンの表面領域にイオン注入す
る際に同時に熱窒化処理や熱酸窒化処理を行うことによ
り、単結晶のシリコン領域をアモルファス化させながら
未結合手等の多い窒化膜等を形成し、イオン注入を終了
した後にアモルファス化した領域に対して熱窒化等を行
うようにしてもよい。
【0017】また、基板を冷却して低温でイオン注入を
行うことにより、室温でイオン注入する場合に比べてア
モルファス領域を多くすることができ、結果としてより
膜厚の厚い熱窒化膜等を形成することが可能となる。
【0018】また、本発明に係る半導体装置の製造方法
は、シリコン領域上部の所定の領域にマスクを形成する
工程と、少なくともマスクが形成されていない領域下部
のシリコンの表面領域に所定の元素をイオン注入する工
程と、前記マスクを除去した後にシリコンの表面領域を
熱窒化又は熱酸窒化する工程とを有することを特徴とす
る(発明Cとする)。
【0019】イオン注入される所定の元素としては、窒
素、シリコン、水素、重水素、不活性ガス元素又は酸素
があげられ、これらの元素の2種類以上をイオン注入し
てもよい。また、マスクはイオン注入されるシリコン領
域表面上に形成されていてもよいし、シリコン領域上に
形成された窒化膜、酸窒化膜或いは酸化膜上に形成され
ていてもよい。また、マスクはすべて同一の膜厚でもよ
いし2種類以上の異なる膜厚でもよい。
【0020】本発明によれば、マスクが形成されていな
い領域には厚いアモルファス層が形成され、マスクが形
成されている領域にはアモルファス層が形成されない
(マスクによってシリコン領域へのイオン注入が遮られ
る場合)或いはマスクが形成されていない領域よりも薄
いアモルファス層が形成される(マスクを通してシリコ
ン領域へイオン注入が行われる場合)。したがって、イ
オン注入工程の後に熱窒化や熱酸窒化を行うことによ
り、マスクが形成されていない領域の方がマスクが形成
されている領域よりも膜厚の厚い熱窒化膜や熱酸窒化膜
を形成することができる。また、例えば2種類の異なる
膜厚のマスクを用いることにより、マスクが形成されて
いない領域、膜厚の薄いマスクが形成されている領域、
膜厚の厚いマスクが形成されている領域に対応して、3
種類の異なる膜厚の熱窒化膜等を形成することができ
る。
【0021】なお、少なくとも酸素のイオン注入を行い
(酸素のみでもよいし、窒素、シリコン、水素、重水
素、不活性ガス元素のいずれか一つ以上と酸素との組み
合わせでもよい)、その後に熱窒化処理を行うようにす
れば、酸素イオンが注入された領域では熱酸窒化膜が形
成され、マスクによって酸素イオンの注入が遮られる領
域では熱窒化膜が形成される。したがって、簡単な工程
で異なる複数の膜種を作製することができる。
【0022】また、マスクを除去した後にさらにイオン
注入を行ってアモルファス領域を深くすれば、各領域の
熱窒化膜等の膜厚をより厚くすることが可能となる。ま
た、発明Bの箇所で説明したのと同様に、イオン注入す
る際に同時に熱窒化処理や熱酸窒化処理を行うことによ
り、単結晶のシリコン領域をアモルファス化させながら
未結合手等の多い窒化膜等を形成し、イオン注入を終了
した後にさらに熱窒化等を行うようにしてもよい。
【0023】以上のように本発明Cによれば、異なる膜
厚或いは異なる膜種のものを形成することができるの
で、MIS構造を有する半導体装置に適用すれば、簡単
な工程で異なる膜厚或いは異なる膜種のゲート絶縁膜を
有するMIS型の半導体装置を得ることができる。
【0024】また、本発明に係る半導体装置の製造方法
は、(100)の面方位よりも原子面密度の高い面方位
を有するシリコン基板の表面領域を熱窒化又は熱酸窒化
する工程を有することを特徴とする(発明Dとする)。
【0025】半導体デバイスを形成するためのシリコン
ウエハとしては一般的に(100)の面方位を有するウ
エハが用いられているが、面方位が(100)のウエハ
では十分な厚さの熱窒化膜を得ることができない。本実
施形態では、(100)の面方位よりも原子面密度が高
い面方位を有するシリコンウエハを用いることにより、
シリコン原子の拡散源を増大させることができる。した
がって、従来の(100)基板を熱窒化或いは熱酸窒化
する場合に比べて、飽和膜厚の厚いシリコン熱窒化膜の
形成や短時間でのシリコン熱酸窒化膜の形成を行うこと
ができる。
【0026】なお、(100)の面方位よりも原子面密
度の高い面方位を有するシリコン基板としては、(10
0)以外の主面方位を有し、かつ(100)の面方位よ
りも原子面密度の高い面方位を有するシリコン基板、代
表的には主面方位として(111)、(112)、(1
13)を有する基板があげられる。また、所定の主面方
位(例えば(111)、(112)、(113)の面方
位)から所定の角度ずれた面方位を有し(いわゆるオフ
基板)、かつ該所定の主面方位及び(100)の面方位
よりも原子面密度の高い面方位を有するシリコン基板も
あげることができる。
【0027】また、本発明に係る半導体装置の製造方法
は、一方の基板の表面にシリコンの熱窒化膜又は熱酸窒
化膜を形成する工程と、他方の基板の表面にシリコンの
熱窒化膜、熱酸窒化膜又は熱酸化膜を形成する工程と、
前記一方の基板に形成された熱窒化膜又は熱酸窒化膜と
前記他方の基板に形成された熱窒化膜、熱酸窒化膜又は
熱酸化膜とを貼り合わせる工程とを有することを特徴と
する(発明Eとする)。
【0028】具体的には、熱窒化膜どおしを貼り合わせ
る場合、熱酸窒化膜どおしを貼り合わせる場合、熱窒化
膜と熱酸窒化膜とを貼り合わせる場合、熱窒化膜或いは
熱酸窒化膜と熱酸化膜とを貼り合わせる場合があげられ
る。
【0029】本発明によれば、熱窒化膜等が形成された
二つの基板を貼り合わせることにより、通常よりも膜厚
を厚くすることができる。なお、上記各発明の方法によ
って形成した熱窒化膜或いは熱酸窒化膜は、MISトラ
ンジスタのゲート絶縁膜の他、不揮発性メモリ素子のゲ
ート絶縁膜或いはゲート電極間絶縁膜にも適用でき、さ
らには容量素子のキャパシタ絶縁膜にも適用可能であ
る。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施形態を図面
を参照して詳細に説明する。まず、本発明の第1の実施
形態について、図1(a)〜(d)を参照して説明す
る。
【0031】まず、図1(a)に示すように、少なくと
も表面領域が単結晶のシリコン領域4となっている下地
基板上にアモルファスシリコン層1を堆積した。なお、
下地基板としてはシリコン基板を用いればよいが、他の
半導体基板等の上に絶縁膜等を介してシリコン領域4と
なる単結晶シリコン層を形成したようなものを用いるこ
とも可能である。
【0032】次に、図1(b)に示すように、アンモニ
ア(NH3 )を含む窒素ガス(N2)雰囲気でRTN(R
apid Thermal Nitridation)を行った。アニール温度は
900℃、アニール時間は20秒とした。なお、アニー
ル温度は900℃より高くしてもよく、アニール時間は
20秒より長くしても構わない。このようにしてアモル
ファスシリコン1を熱窒化すると、図1(c)に示すよ
うに、アモルファスシリコン1の表面側ではアモルファ
スシリコンが熱窒化膜2へと変化し、アモルファスシリ
コン1の裏面側ではアモルファスシリコン1とシリコン
領域4の界面からアモルファスシリコン1が単結晶化し
たシリコン層3へと変化する。最終的には、図1(d)
に示すように、アモルファスシリコン層1が熱窒化膜2
或いは単結晶化したシリコン層3のどちらかへと変化す
る。
【0033】本実施形態によれば、アモルファスシリコ
ン層1を熱窒化して形成した熱窒化膜2は、同じ温度条
件においてシリコン基板をRTNした熱窒化膜と比較し
て厚い膜厚のものが形成できる。従って、同じ膜厚を形
成する場合には、アニール温度の低温化によるプロセス
の簡易化及び短時間のアニールによるプロセス時間の短
縮化が見込まれる。
【0034】なお、上記の例では熱窒化膜2の形成方法
としてアンモニアを含む窒素ガスを使用したが、これに
限定されるものではなく、アンモニアを含まなくても構
わない。また、上記の例では熱窒化膜2の形成方法を示
したが、熱窒化の代わりに熱酸窒化を行うことにより熱
酸窒化膜を形成することも可能である。この場合のアニ
ール条件は、N2 Oガス雰囲気で、例えばアニール温度
を1100℃、アニール時間を240秒とすればよい。
【0035】次に、本発明の第2の実施形態について図
2(a)〜(d)を参照して説明する。まず、図2
(a)に示すように、少なくとも表面領域がシリコン領
域4となっている基板に対してアンモニアを含む窒素ガ
ス雰囲気でRTNを行い、シリコン領域4の表面に熱窒
化膜5を形成する。アニール温度は1100℃、アニー
ル時間は240秒とした。
【0036】次に、図2(b)に示すように、熱窒化膜
5の表面にアモルファスシリコン層1を堆積した。続い
て、図2(c)に示すように、アモルファスシリコン1
に対してアンモニアを含む窒素ガス雰囲気でRTNを行
った。アニール温度は1100℃、アニール時間は24
0秒とした。最終的には、図2(d)に示すように、ア
モルファスシリコン層1はRTNにより熱窒化膜2とな
り、先に堆積した熱窒化膜5と連続した窒化膜となる。
【0037】本実施形態によれば、シリコン領域4と窒
化膜5との界面の界面準位を低く抑えることができる。
また、1100℃のアニール温度で膜厚が飽和した熱窒
化膜5上に、アモルファス層1を熱窒化することにより
形成した熱窒化膜2が加わり、結果的に厚い熱窒化膜が
形成できる。
【0038】なお、シリコン領域4表面の熱窒化及びア
モルファスシリコン層1の熱窒化の際のRTNのアニー
ル温度は1100℃より高くしてもよく、アニール時間
は240秒より長くしても構わない。また、上記の例で
は熱窒化膜2及び5の形成方法としてアンモニアを含む
窒素ガスを使用したが、これに限定されるものではな
く、アンモニアを含まなくても構わない。また、熱窒化
によって下層側の熱窒化膜5を形成する代わりに、熱酸
窒化によって熱酸窒化膜を形成する、或いは熱酸化によ
って熱酸化膜を形成するようにしてもよい。さらに、熱
窒化によって上層側の熱窒化膜2を形成する代わりに、
熱酸窒化によって熱酸窒化膜を形成するようにしてもよ
い。
【0039】次に、本発明の第3の実施形態について図
3(a)〜(e)を参照して説明する。まず、図3
(a)に示すように、少なくとも表面領域がシリコン領
域4となっている基板に対して、窒素イオンN+ をシリ
コン領域4表面に垂直の角度でイオン注入する。加速電
圧は10keVで、ドーズ量は1×1015cm-2とし
た。なお、ドーズ量は1×1013cm-2以上で効果があ
る。また、イオン種は窒素イオンN+ 、シリコンイオン
Si+ 、水素イオンH+ 、重水素イオンD+ 、不活性ガ
スイオンのいずれか一つ以上でも構わない。さらに、イ
オン注入の際の注入角度も特に垂直に限定されるもので
はない。イオン注入により、図3(b)に示すように、
シリコン領域4表面上にシリコンを主成分としたアモル
ファス層6が形成される。
【0040】次に、図3(c)に示すように、アモルフ
ァス層6に対してアンモニアを含む窒素ガス雰囲気でR
TNを行った。アニール温度は1100℃、アニール時
間は240秒とした。なお、熱窒化の際のRTNのアニ
ール温度は1100℃より高くしてもよく、アニール時
間は240秒より長くしても構わない。アモルファス層
6を熱窒化すると、図3(d)に示すように、アモルフ
ァス層6の表面側は熱窒化されて熱窒化膜8へと変化す
る一方、アモルファス層6の裏面側はアモルファス層6
とシリコン領域4の界面からアモルファス層6が単結晶
化したシリコン層7へと変化する。最終的には、熱窒化
工程により、図3(e)に示すように、アモルファス層
6が熱窒化膜8或いは単結晶化したシリコン層7のどち
らかへ変化する。
【0041】本実施形態によれば、シリコン層7及び窒
化膜8との界面における界面準位を低く抑えることがで
き、また通常の熱窒化よりも膜形成の時間を短縮するこ
とができる。また、イオン注入によりアモルファス化し
たシリコン層6をRTNすることにより、シリコン基板
を熱窒化した場合と比較して、厚い熱窒化膜8を形成す
ることができる。また、不活性ガス、例えばAr+ をイ
オン注入した場合には、シリコン層をアモルファス化す
る効果が得られる他、熱窒化膜8の組成の間隙にArが
入ることにより膜中のネットワークが緩和してシリコン
の拡散を増大させ、その結果として厚い熱窒化膜8を形
成することができる。さらに、N+ 或いはSi+ のイオ
ン注入の場合には、熱窒化膜8形成後にこれらが熱窒化
膜8中に取り込まれ、N及びSiのみの純粋な熱窒化膜
を形成することができる。
【0042】なお、上記の例では熱窒化膜8の形成方法
としてアンモニアを含む窒素ガスを使用したが、これに
限定されるものではなく、アンモニアを含まなくても構
わない。また、熱窒化によって熱窒化膜8を形成する代
わりに、第1の実施形態と同様、熱酸窒化によって熱酸
窒化膜を形成するようにしてもよい。熱窒化膜8を形成
する代わりに熱酸窒化膜を形成する場合には、酸素をイ
オン注入するようにしてもよい。
【0043】次に、本発明の第4の実施形態について図
4(a)〜(f)を参照して説明する。まず、図4
(a)に示すように、少なくとも表面領域がシリコン領
域4となっている基板に対して、シリコン領域4の表面
を膜厚の厚いマスク9及び膜厚の薄いマスク10で覆っ
た。マスクには例えばCVDシリコン窒化膜を使用すれ
ばよいが、CVD酸化膜やレジストを用いることも可能
である。
【0044】次に、図4(b)に示すように、マスク
9、10で覆ったシリコン領域4に窒素イオンN+ をシ
リコン領域4表面に対して垂直の角度でイオン注入し
た。加速電圧は10keVで、ドーズ量は1×1015
-2とした。なお、ドーズ量は1×1013cm-2以上で
効果がある。また、イオン種は窒素イオンN+ 、シリコ
ンイオンSi+ 、水素H+ 、重水素D+ 、不活性ガスの
いずれか一つ以上でも構わない。さらに、イオン注入の
注入角度も限定されない。このとき、図4(c)に示す
ように、厚いマスク9に覆われている箇所ではイオン注
入されたイオンはシリコン領域表面に到達せずシリコン
領域表面に変化はないが、マスク9に覆われていない箇
所はイオン注入によりアモルファス層6が形成される。
また、薄いマスク10に覆われた箇所はマスクで覆われ
ていない箇所に比べて、浅いアモルファス層11が形成
される。次に、図4(d)に示すように、マスク9、1
0を剥離する。
【0045】次に、図4(e)に示すように、アモルフ
ァス層6、11が形成された基板表面に対してアンモニ
アを含む窒素ガス雰囲気でRTNを施した。アニール温
度は1100℃、アニール時間は240秒とした。最終
的に、図4(f)に示すように、厚いマスク9が形成さ
れていた箇所では膜厚の薄い熱窒化膜13が形成され、
マスクが形成されていなかった箇所では膜厚の厚い熱窒
化膜8が形成された。また、膜厚の薄いマスク10が形
成されていた箇所では、熱窒化膜8と13の間の膜厚の
熱窒化膜14が形成された。
【0046】なお、図4(d)の工程においてマスクを
剥離した後に、本実施形態と同じ条件でイオン注入をす
ることによりアモルファス領域を深くすることができ、
その結果さらに厚い膜厚で異なる膜厚の熱窒化膜を形成
できる。
【0047】本実施形態によれば、シリコン領域4、単
結晶化したシリコン層7及び12上には、それぞれ膜厚
が異なり良質の熱窒化膜13、8及び14が形成される
ことになる。また、イオン注入によってアモルファス化
されたシリコン領域表面に対してRTNを施したことに
より、通常のシリコン基板を熱窒化した場合と比較し
て、膜厚の厚い熱窒化膜を形成することができる。ま
た、不活性ガス、例えばAr+ のイオン注入の場合に
は、シリコン層をアモルファス化する効果が得られる
他、熱窒化膜の組成の間隙にArが入ることにより膜中
のネットワークが緩和してシリコンの拡散を増大させ、
その結果として膜厚のより厚い熱窒化膜8を形成するこ
とができる。また、N+ 或いはSi+ のイオン注入の場
合には、熱窒化膜8形成後にこれらが熱窒化膜8中に取
り込まれ、N及びSiのみの純粋な熱窒化膜が形成する
ことができる。さらに、膜厚が異なるマスクを使用する
ことにより、短いプロセスで同一ウエハ上に膜厚の異な
る熱窒化膜を形成でき、デバイスに適用すればゲート絶
縁膜厚の異なるMIS型半導体素子を混載したシステム
が構築できる。
【0048】なお、上記の例では熱窒化膜の形成方法と
してアンモニアを含む窒素ガスを使用したが、これに限
定されるものではなく、アンモニアを含まなくても構わ
ない。また、熱窒化によって熱窒化膜を形成する代わり
に、第1の実施形態と同様、熱酸窒化によって熱酸窒化
膜を形成するようにしてもよい。
【0049】次に、本発明の第5の実施形態について図
5(a)〜(f)を参照して説明する。まず、図5
(a)に示すように、少なくとも表面がシリコン領域4
となっている基板に対して、シリコン領域4表面を膜厚
の厚いマスク9及び膜厚の薄いマスク10で覆った。マ
スクには例えばCVDシリコン窒化膜を使用すればよい
が、CVD酸化膜やレジストを用いることも可能であ
る。
【0050】次に図5(b)に示すように、マスク9、
10で覆ったシリコン領域4に窒素イオンN+ 及び酸素
イオンO+ をシリコン領域4表面に対して垂直の角度で
イオン注入した。加速電圧は10keVで、ドーズ量は
ともに1×1015cm-2とした。なお、ドーズ量は1×
1013cm-2以上で効果がある。また、イオン種として
は、酸素イオンO+ を含み、かつ、窒素イオンN+ 、シ
リコンイオンSi+ 、水素イオンH+ 、重水素イオンD
+ 、不活性ガスイオンのいずれか一つ以上を含んでいれ
ばよい。さらに、イオン注入の注入角度も限定されな
い。図5(c)に示すように、厚いマスク9に覆われて
いる箇所においてはイオン注入されたイオンはシリコン
領域4の表面には到達せず、したがってシリコン領域4
に変化は生じないが、マスク9で覆われていない箇所に
おいてはイオン注入によりアモルファス層6が形成され
ることになる。また、薄いマスク10に覆われた箇所に
おいては、マスク10に覆われていない箇所に比べて浅
いアモルファス層11が形成されることになる。次に、
図5(d)に示すように、マスク9、10の剥離を行
う。
【0051】次に、図5(e)に示すように、アモルフ
ァス層6、11が形成された基板表面に対して、アンモ
ニアを含む窒素ガス雰囲気でRTNの処理を施した。こ
のときのアニール温度は1100℃、アニール時間は2
40秒とした。最終的に、図5(f)に示すように、厚
いマスク9の形成されていた箇所では酸素イオンの注入
が阻止されるために熱窒化膜13が形成され、マスクの
形成されていなかった箇所では熱酸窒化膜15が形成さ
れることになる。また、薄いマスク10が形成されてい
た箇所では、熱窒化膜13と熱酸窒化膜15の間の膜厚
の熱酸窒化膜16が形成されることになる。
【0052】本実施形態によれば、シリコン領域4と熱
窒化膜13との界面、単結晶化したシリコン層7及び1
2と熱酸窒化膜15及び16との界面は、界面順位が低
く抑えられた。また、酸素を含むイオン種をイオン注入
することによりアモルファス化したシリコン層をRTN
したことにより、選択的に熱酸窒化膜を形成することが
できた。さらに、マスクを用いてイオン注入することに
より、短いプロセスで同一ウエハ上に熱窒化膜と熱酸窒
化膜の両者を形成することができ、デバイスに適用すれ
ば熱窒化膜と熱酸窒化膜のゲート絶縁膜を使用したMI
S型半導体素子を混載したシステムが構築できる。
【0053】なお、上記の例では熱窒化膜の形成方法と
してアンモニアを含む窒素ガスを使用したが、これに限
定されるものではなく、アンモニアを含まなくても構わ
ない。
【0054】次に、本発明の第6の実施形態について図
6(a)〜(e)を参照して説明する。まず、図6
(a)に示すように、少なくとも表面がシリコン領域4
となっている基板に対して、アンモニアを含む窒素ガス
雰囲気でRTNを行い、シリコン領域4表面に熱窒化膜
5を形成した。アニール温度は1100℃、アニール時
間は240秒とした。
【0055】次に、図6(b)に示すように、熱窒化膜
5に窒素イオンN+ をシリコン領域4に対して垂直の角
度でイオン注入した。加速電圧は10keVで、ドーズ
量は1×1015cm-2とした。なおドーズ量は1×10
13cm-2以上で効果がある。また、イオン種は窒素イオ
ンN+ 、シリコンイオンSi+ 、水素H+ 、重水素D
+ 、不活性ガスのいずれか一つ以上でも構わない。さら
に、イオン注入の注入角度も限定されない。イオン注入
後の熱窒化膜5は、図6(c)に示すように、未結合手
を多く含む窒化膜17になった。また、熱窒化膜17の
直下にはアモルファスシリコン層6が形成された。
【0056】次に、図6(d)に示すように、アンモニ
アを含む窒素ガス雰囲気でRTNを行った。アニール温
度は1100℃、アニール時間は240秒とした。な
お、熱窒化の際のRTNのアニール温度は1100℃よ
り高くしてもよく、アニール時間は240秒より長くし
ても構わない。最終的に、図6(e)に示すように、未
結合手を多く含む熱窒化膜17は良質の熱窒化膜18に
なり、また、アモルファスシリコン層6は、熱窒化膜8
或いは単結晶化したシリコン層7のどちらかへ変化す
る。
【0057】本実施形態によれば、アモルファスから単
結晶化したシリコン層7と熱窒化膜8との界面は界面準
位が低く抑えられた。また、熱窒化膜5にイオン注入す
ることで、シリコン原子が拡散しやすい熱窒化膜17及
びアモルファスシリコン層6が形成され、これらを熱窒
化することにより、結果的に最初に形成されていた熱窒
化膜よりも厚い熱窒化膜が形成できる。
【0058】なお、上記の例では熱窒化膜の形成方法と
してアンモニアを含む窒素ガスを使用したが、これに限
定されるものではなく、アンモニアを含まなくても構わ
ない。また、熱窒化によって熱窒化膜を形成する代わり
に、第1に実施形態と同様、熱酸窒化によって熱酸窒化
膜を形成するようにしてもよい。
【0059】次に、本発明の第7の実施形態について図
7(a)〜(e)を参照して説明する。まず、図7
(a)に示すように、少なくとも表面がシリコン領域4
となっている基板に対して、窒素イオンN+ をシリコン
領域4表面に対して垂直の角度でイオン注入しながら、
同時にアンモニアを含む窒素ガス雰囲気でRTNを行っ
た。ドーズ量は1×1015cm-2、アニール温度は11
00℃とした。なお、ドーズ量は1×1013cm-2以上
で効果がある。また、イオン種は窒素イオンN+ 、シリ
コンイオンSi+ 、水素H+ 、重水素D+ 、不活性ガス
のいずれか一つ以上でも構わない。さらに、イオン注入
の注入角度も限定されない。このように、イオン注入し
ながら同時にRTNを行うことにより、図7(b)に示
すように、未結合手を多く含む熱窒化膜17が膜厚を増
加させながら形成されるとともに、アモルファスシリン
コン層6が形成されていく。
【0060】次に、図7(c)に示すように、RTNを
続行させたままイオン注入を終わらせる。これにより、
図7(d)に示すように、RTNの時間の経過ととも
に、未結合手の減少した熱窒化膜18及び単結晶化した
シリコン層7が成長していく。最終的に、図7(e)に
示すように、アモルファスシリコン層6が単結晶化した
シリコン層7に、未結合手の多い熱窒化膜17は質の高
い熱窒化膜18へと変化する。
【0061】本実施形態によれば、単結晶化したシリコ
ン層7と熱窒化膜18との界面準位が低く抑えられた。
また、イオン注入しながらRTNをするので、熱窒化膜
のネットワークの形成及びアモルファスシリコン層の単
結晶化を防ぐがことができる。そのため、シリコン及び
窒素の拡散が容易になるため、膜厚の厚い熱窒化膜の形
成が可能となる。また、不活性ガス、例えばAr+ をイ
オン注入する場合には、単結晶シリコン領域がアモルフ
ァス化する効果が得られる一方、熱窒化膜の組成の間隙
にArが入ることにより、膜中のネットワークが緩和し
てシリコンの拡散を増大させるため、膜厚の厚い熱窒化
膜を形成することができる。また、N+及びSi+ のイ
オン注入の場合には、N及びSiのみの純粋な熱窒化膜
を形成することができる。
【0062】なお、上記の例では熱窒化膜の形成方法と
してアンモニアを含む窒素ガスを使用したが、これに限
定されるものではなく、アンモニアを含まなくても構わ
ない。また、熱窒化によって熱窒化膜を形成する代わり
に、第1の実施形態と同様、熱酸窒化によって熱酸窒化
膜を形成するようにしてもよい。
【0063】次に、本発明の第8の実施形態について説
明する。まず、図7に示したシリコン領域表面にマスク
を形成し、その後に先に説明した第7の実施形態と同様
の工程を行う。次に、マスクを剥離して熱窒化工程を行
う。マスクにはアモルファスシリコンを用い、マスクの
剥離にはKOHを用いる。その結果、同一基板上に異な
る膜厚の熱窒化膜を形成することができる。また、シリ
コン領域表面にマスクをしてから、第7の実施形態と同
様の工程を行い、マスクを剥離した後にさらに第7の実
施形態と同様の工程を行うことによっても、同一基板上
に異なる膜厚の熱窒化膜を形成することができる。
【0064】なお、熱窒化によって熱窒化膜を形成する
代わりに、第1の実施形態と同様、熱酸窒化によって熱
酸窒化膜を形成するようにしてもよい。この場合には、
同一基板上に異なる膜厚の熱酸窒化膜を形成できるとと
もに、熱酸窒化膜を短時間に形成することができる。
【0065】次に、本発明の第9の実施形態について図
8(a)〜(b)を参照して説明する。まず、図8
(a)に示すように、面方位が(111)のシリコンウ
エハ19の表面領域に対して、アンモニアを含む窒素ガ
ス雰囲気でRTNを施した。このときのアニール温度は
1100℃、アニール時間は240秒とした。なお、熱
窒化の際のRTNのアニール温度は1100℃より高く
してもよく、アニール時間は240秒より長くしても構
わない。このような処理を行うことにより、図8(b)
に示すように、面方位が(111)のシリコンウエハ1
9の表面に熱窒化膜5が形成される。
【0066】本実施形態では、通常用いられている面方
位(100)のシリコンウエハよりも原子面密度が高い
面方位(111)のシリコンウエハを用いている。した
がって、シリコンの拡散源が増加することになり、(1
00)ウエハ上に熱窒化膜を形成した場合に比べて膜厚
の厚い熱窒化膜を形成することができる。さらに、面方
位(111)のシリコンウエハは、面方位(100)の
シリコンウエハよりも平坦な表面を得やすいという性質
を有するので、膜厚が均質なMIS構造を実現すること
ができる。
【0067】なお、熱窒化によって熱窒化膜を形成する
代わりに、熱酸窒化によって熱酸窒化膜を形成するよう
にしてもよい。次に、本発明の第10の実施形態につい
て図9(a)〜(b)を参照して説明する。
【0068】まず、図9(a)に示すように、主面方位
(100)から角度がずれたシリコンウエハ20(いわ
ゆるオフ基板)の表面領域に対して、アンモニアを含む
窒素ガス雰囲気でRTNを施した。このときのアニール
温度は1100℃、アニール時間は240秒とした。な
お、熱窒化の際のRTNのアニール温度は1100℃よ
り高くしてもよく、アニール時間は240秒より長くし
ても構わない。このような処理を行うことにより、図9
(b)に示すように、オフ基板20の表面に熱窒化膜5
が形成される。
【0069】本実施形態によれば、通常用いられている
面方位(100)のシリコンウエハよりもステップ密度
が高い主面方位から角度がずれたシリコンウエハを用い
ることにより、シリコンの拡散源が増加するので、(1
00)ウエハ上に熱窒化膜を形成した場合に比べて膜厚
の厚い熱窒化膜を形成することができる。
【0070】なお、上記の例では、熱窒化膜の形成方法
としてアンモニアを含む窒素ガスを使用したが、アンモ
ニアを含まなくても構わない。また、用いるオフ基板と
しては、主面方位(111)、(110)、(112)
或いは(113)から角度がずれたものを使用すること
もできる。
【0071】次に、本発明の第11の実施形態について
図10(a)〜(c)を参照して説明する。まず、図1
0(a)に示すように、少なくとも表面がシリコン領域
4となっている基板のシリコン領域4上に、CVD法に
より窒化膜21を堆積した。次に、図10(b)に示す
ように、CVD窒化膜21に対してアンモニアを含む窒
素ガス雰囲気でRTNを施した。アニール温度は110
0℃、アニール時間は240秒とした。なお、熱窒化の
際のRTNのアニール温度は1100℃より高くしても
よく、アニール時間は240秒より長くしても構わな
い。このようなアニール処理により、最終的に、図10
(c)に示すように、シリコン領域4表面上に熱窒化膜
22が形成される。
【0072】本実施形態によれば、CVD法で堆積した
窒化膜22をRTNすることにより、窒化膜中の未結合
手を終端させ、熱窒化膜と同様の質の高い熱窒化膜が形
成される。また、シリコン領域と熱窒化膜との界面準位
が低く抑えられる。さらに、最初にCVD法により窒化
膜を形成するので、通常の熱窒化膜と比較して厚い窒化
膜を形成することができる。
【0073】次に、本発明の第12の実施形態について
図11(a)〜(d)を参照して説明する。まず、図1
1(a)に示すように、少なくとも表面がシリコン領域
となっている二つの基板4a、4bを用意し、それぞれ
の基板4a、4bのシリコン領域表面に対して、アンモ
ニアを含む窒素ガス雰囲気でRTNを行い、熱窒化膜5
a、5bを形成した。アニール温度は1100℃、アニ
ール時間は240秒とした。なお、熱窒化の際のRTN
のアニール温度は1100℃より高くしてもよく、アニ
ール時間は240秒より長くしても構わない。
【0074】次に、図11(b)に示すように、二つの
熱窒化膜5a、5bどおしを密着させ、RTNを行うこ
とにより両者を貼り合わせた。続いて、図11(c)に
示すように、一方の基板をエッチングすることにより、
最終的に、図11(d)に示すように、膜厚200nm
のシリコン領域が残る構造が作製される。
【0075】本実施形態によれば、良質な熱窒化膜5
a、5bを貼り合わせることにより、膜厚の厚い熱窒化
膜が形成できる。また、熱窒化膜5a、5bの界面はR
TNにより欠陥が少なくなる。
【0076】ここで、図11(a)及び図11(b)の
プロセスは同一のガス雰囲気中で同時に行うことも可能
である。また、エッチングの際に残ったシリコンをゲー
ト電極として使用することも可能である。
【0077】なお、上記の例では二つの熱窒化膜どおし
を貼り合わせるようにしたが、熱酸窒化膜どおしを貼り
合わせるようにしてもよい。また、一方を熱窒化膜とし
他方を熱酸窒化膜としてもよい。さらには、一方を熱窒
化膜或いは熱酸窒化膜とし、他方を熱酸化膜としてもよ
い。
【0078】次に、本発明の第13の実施形態について
図3(a)〜(e)を参照して説明する。本実施形態
は、第3の実施形態において基板を低温にしてイオン注
入工程を行うものである。
【0079】まず、図3(a)に示すように、少なくと
も表面領域がシリコン領域4となっている基板を−19
0℃に保持し、窒素イオンN+ をシリコン領域4表面に
対して垂直の角度でイオン注入する。加速電圧は10k
eVで、ドーズ量は1×1015cm-2とした。なお、ド
ーズ量は1×1013cm-2以上で効果がある。また、イ
オン種は窒素イオンN+ 、シリコンイオンSi+ 、水素
イオンH+ 、重水素イオンD+ 、不活性ガスイオンのい
ずれか一つ以上でも構わない。さらに、注入角度も特に
垂直に限定されるものではない。イオン注入により、図
3(b)に示すように、シリコン領域4表面上にシリコ
ンを主成分としたアモルファス層6が形成される。
【0080】次に、図3(c)に示すように、アモルフ
ァス層6に対してアンモニアを含む窒素ガス雰囲気でR
NTを行った。アニール温度は1100℃、アニール時
間は240秒とした。なお、熱窒化の際のRTNのアニ
ール温度は1100℃より高くしてもよく、アニール時
間は240秒より長くしても構わない。アモルファス層
6を熱窒化すると、図3(d)に示すように、アモルフ
ァス層6表面は熱窒化されて熱窒化膜8へと変化する一
方、アモルファス層6とシリコン領域4の界面からアモ
ルファス層6が単結晶化したシリコン層7へと変化す
る。最終的に、図3(e)に示すように、アモルファス
層6が熱窒化膜8或いは単結晶化したシリコン層7のど
ちらかへと変化する。
【0081】本実施形態によれば、イオン注入を基板温
度−190℃の低温で行うことにより、室温の場合に比
べてアモルファス化した領域を多くすることができる。
従って、室温の基板と同じ大きさのアモルファス領域を
形成する場合には、低温にすることによってドーズ量を
少なくすることができる、或いは注入エネルギーを小さ
くすることができる。また、室温の基板と同じドーズ量
或いは注入エネルギーで、膜厚の厚い熱窒化膜を形成す
ることができる。また、単結晶シリコン層7と熱窒化膜
8との間の界面準位は、第3の実施形態と同様に低く抑
えることができた。さらに、イオン注入によりアモルフ
ァス化したシリコン領域をRTNしたことにより、シリ
コン基板を熱窒化した場合と比較して、膜厚の厚い熱窒
化膜を形成することができる。さらに、不活性ガス、例
えばAr+ のイオン注入を行う場合には、シリコン領域
のアモルファス化の効果とともに、熱窒化膜8の組成の
間隙にArが入ることにより膜中のネットワークが緩和
し、シリコンの拡散を増大させて膜厚の厚い熱窒化膜を
形成することができる。また、N+ 或いはSi+ のイオ
ン注入を行う場合には、N及びSiのみの純粋な熱窒化
膜が形成することができる。
【0082】なお、シリコン基板を−190℃の低温に
することによる膜厚の厚い熱窒化膜の形成は、第4或い
は第5の実施形態等にも適用できる。また、熱窒化工程
の代わりに、他の実施形態と同様、熱酸窒化工程を採用
することもできる。
【0083】次に、本発明の第14の実施形態について
図12を参照して説明する。本実施形態は、本発明によ
る熱窒化膜(或いは熱酸窒化膜)をnチャンネルMIS
トランジスタに適用した場合の一例を示したものであ
る。
【0084】MISトランジスタの構成を簡単に説明す
ると以下の通りである。シリコン領域となるp型シリコ
ン基板23上に、本発明の方法を用いた熱窒化膜(或い
は熱酸窒化膜)からなるゲート絶縁膜24が形成され、
このゲート絶縁膜24上に多結晶シリコンからなるゲー
ト電極25が形成されている。ゲート電極25上にはC
VDシリコン酸化膜26が形成されており、ゲート電極
25の側壁にはシリコン窒化膜29が形成されている。
また、シリコン基板23には、リンのイオン注入によっ
てn型のソース・ドレイン拡散層27a及び27bが形
成されており、さらにシリサイド層30が形成されてい
る。28は素子分離となるシリコン熱酸化膜、31はC
VDシリコン酸化膜、32はCVDシリコン酸化膜31
に設けたコンタクト孔を介してシリサイド層30に接続
されたAl配線である。
【0085】なお、本発明による熱窒化膜(或いは熱酸
窒化膜)は、上記実施形態で示されるようなMISトラ
ンジスタのゲート絶縁膜のみならず、不揮発性メモリ素
子のゲート絶縁膜或いはゲート電極間絶縁膜にも適用で
き、さらには容量素子のキャパシタ絶縁膜にも適用可能
である。
【0086】以上、本発明の各実施形態について説明し
たが、本発明は、これらの実施形態に限定されるもので
はなく、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形
して実施することができる。
【0087】
【発明の効果】本発明によれば、従来に比べて膜厚の厚
いシリコン熱窒化膜の形成や従来よりも短時間でのシリ
コン熱酸窒化膜の形成等を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る製造工程を順を
追って示した工程断面図。
【図2】本発明の第2の実施形態に係る製造工程を順を
追って示した工程断面図。
【図3】本発明の第3の実施形態及び第13の実施形態
に係る製造工程を順を追って示した工程断面図。
【図4】本発明の第4の実施形態に係る製造工程を順を
追って示した工程断面図。
【図5】本発明の第5の実施形態に係る製造工程を順を
追って示した工程断面図。
【図6】本発明の第6の実施形態に係る製造工程を順を
追って示した工程断面図。
【図7】本発明の第7の実施形態に係る製造工程を順を
追って示した工程断面図。
【図8】本発明の第9の実施形態に係る製造工程を順を
追って示した工程断面図。
【図9】本発明の第10の実施形態に係る製造工程を順
を追って示した工程断面図。
【図10】本発明の第11の実施形態に係る製造工程を
順を追って示した工程断面図。
【図11】本発明の第12の実施形態に係る製造工程を
順を追って示した工程断面図。
【図12】本発明に係る第14の実施形態であり、本発
明をMISトランジスタに適用したときの一例を示す断
面図。
【符号の説明】
1…アモルファスシリコン層 2、5、8、13、14、17、18、22…熱窒化膜 3、7、12…単結晶化したシリコン層 4…シリコン領域 6、11…アモルファス層 9、10…マスク 15、16…熱酸窒化膜 19、20…シリコンウエハ 21、CVD窒化膜 23…シリコン基板 24…ゲート絶縁膜 25…ゲート電極 26…シリコン酸化膜 27a、27b…ソース・ドレイン拡散層 28…素子分離 29…シリコン窒化膜 30…シリサイド層 31…シリコン酸化膜 32…Al配線
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−161274(JP,A) 特開 昭59−213606(JP,A) 特開 昭63−300518(JP,A) 特開 平3−40431(JP,A) 特開 平7−45608(JP,A) 特開 平9−153492(JP,A) 特開 昭58−64034(JP,A) 特開 平8−250446(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/318 H01L 29/78

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板に少なくとも酸素イオンをイオン注入
    することによりアモルファスシリコン層を形成する工程
    と、 このアモルファスシリコン層を熱窒化又は熱酸窒化する
    ことにより熱酸窒化膜を形成する工程と、 を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】前記イオン注入を行う際に、前記基板を冷
    却することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の
    製造方法。
  3. 【請求項3】基板を熱窒化又は熱酸窒化することにより
    熱窒化膜又は熱酸窒化膜を形成する工程と、 これら熱窒化膜又は熱酸窒化膜の上にアモルファスシリ
    コン層を堆積させることにより形成する工程と、 このアモルファスシリコン層を熱窒化又は熱酸窒化する
    ことにより他の熱窒化膜又は熱酸窒化膜を形成する工程
    と、 を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】基板を熱窒化又は熱酸窒化することにより
    熱窒化膜又は熱酸窒化膜を形成する工程と、 これら熱窒化膜又は熱酸窒化膜に所定の元素をイオン注
    入することによりアモルファスシリコン層を形成する工
    程と、 このアモルファスシリコン層を熱窒化又は熱酸窒化する
    ことにより他の熱窒化膜又は熱酸窒化膜を形成する工程
    と、 を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】基板上の所定の領域にマスクを設ける工程
    と、 前記マスクが設けられた前記基板に少なくとも酸素イオ
    ンをイオン注入することによりアモルファスシリコン層
    を形成する工程と、 前記マスクを剥離する工程と、 前記マスクを剥離した前記基板および前記アモルファス
    シリコン層を熱窒化又は熱酸窒化することにより熱酸窒
    化膜を形成する工程と、 を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】基板を熱窒化又は熱酸窒化するとともに、
    前記基板に所定の元素をイオン注入することにより、熱
    窒化膜又は熱酸窒化膜およびアモルファスシリコン層を
    形成する工程と、 前記熱窒化又は熱酸窒化を継続させつつ前記イオン注入
    のみを終了させ、前記アモルファスシリコン層を熱窒化
    又は熱酸窒化することにより他の熱窒化膜又は熱酸窒化
    膜を形成する工程と、 を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】基板上の所定の領域にマスクを設ける工程
    と、 前記マスクが設けられた前記基板を熱窒化又は熱酸窒化
    するとともに、前記基板に所定の元素をイオン注入する
    ことにより、熱窒化膜又は熱酸窒化膜およびアモルファ
    スシリコン層を形成する工程と、 前記熱窒化又は熱酸窒化を継続させつつ前記イオン注入
    のみを終了させ、前記基板、前記熱窒化膜又は熱酸窒化
    膜、および前記アモルファスシリコン層を熱窒化又は熱
    酸窒化することにより他の熱窒化膜又は熱酸窒化膜を形
    成する工程と、 前記マスクを剥離する工程と、 前記マスクを剥離した前記基板、前記熱窒化膜又は熱酸
    窒化膜、および前記他の熱窒化膜又は熱酸窒化膜を熱窒
    化又は熱酸窒化することにより、前記基板上に前記他の
    熱窒化膜又は熱酸窒化膜と同一の熱窒化膜又は熱酸窒化
    膜を形成するとともに、前記熱窒化膜又は熱酸窒化膜を
    前記他の熱窒化膜又は熱酸窒化膜と略同じ膜質の熱窒化
    膜又は熱酸窒化膜に変質させる工程と、 を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】前記マスクは、これが設けられる領域によ
    って膜厚が異なっていることを特徴とする請求項5また
    は7に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】基板上の所定の領域にマスクを設ける工程
    と、 前記マスクが設けられた前記基板に所定の元素をイオン
    注入することによりアモルファスシリコン層を形成する
    工程と、 前記マスクを剥離する工程と、 前記マスクを剥離した前記基板および前記アモルファス
    シリコン層を熱窒化又は熱酸窒化することにより熱窒化
    膜又は熱酸窒化膜を形成する工程と、 を有し、 前記マスクは、これが設けられる領域によって膜厚が異
    なっていることを特徴とする 半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】前記基板は、少なくともその表面領域が
    シリコン領域であることを特徴とする請求項1〜9のう
    ちのいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
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