JP3515110B2 - 多シストロン発現ユニットおよびそれらの使用 - Google Patents

多シストロン発現ユニットおよびそれらの使用

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、多シストロン発現ユニット、および宿主細
胞としての哺乳動物細胞におけるポリペプチドおよびそ
れらのサブユニットの等モル発現のためのそれらの使用
に関する。
種々の原核細胞および真核細胞において、操作および
遺伝子転移によって、遺伝子がクローニングにより単離
された個々のタンパク質を調製することが、長年にわた
って可能であった。適切な折り畳みおよびプロセシン
グ、および、適切な場合では、原核および下等真核発現
系ではしばしば適切には行われない翻訳後の改変もま
た、多くのタンパク質の完全な生物学的活性を達成する
ために必要である。この理由のために、しばしば、哺乳
動物細胞が宿主として使用される。このことに加えて、
哺乳動物細胞は、多量のタンパク質を分泌することがで
きる。
種々の理由により、2つ以上のタンパク質鎖の同時調
製が、しばしば要求される。例えば、多くの天然タンパ
ク質は、その機能形態において、数個のサブユニットか
ら構成されている(例えば、抗体)。実際に、複合タン
パク質の個々のサブユニットの会合は、タンパク質合成
後に行われる。細胞組織のその他の成分は、触媒または
制御要素として、しばしばこの会合に関与し、場合に応
じて本来の構造の折り畳みが起こる。会合の妨害は、例
えば、個々の成分の一様でない合成の結果として、形成
されるべきタンパク質および宿主細胞の両方にとって、
成果のあがらない結果になり得る。実際に、この系は精
巧な調節を必要とし、ほとんどの部分に対して細胞特異
性である。この調節は、遺伝子操作された細胞では一般
的に調節されないので、数種の外来タンパク質の同時産
生を行うための下記に説明されている代替法が、開発さ
れ、適用されている: 1)遺伝子を、発現ベクター中に別々に組み込み、次
に、適切な割合で細胞に共転移する。このことは、いく
つかのプラスミドコピーが、安定な様式で同時に取り込
まれ、分裂時に停留し続けることを前提にする。個々の
遺伝子の互いの遺伝子に対する発現割合は、コピー数お
よび宿主細胞ゲノム中への組み込み部位の両方に依存す
る。精巧なスクリーニング法により、所望の割合で個々
の遺伝子産物を発現する細胞クローンを単離することが
可能である。
2)コピー数を一様にするために、個々の遺伝子を、1
つのベクターの独立した転写ユニットに配置する。これ
は、広範囲にわたり、遺伝子の化学量論的表現を確実に
するが、このプロセスはまた問題を有する。従って、同
じ強度のプロモーターを有する発現ユニットが使用され
ても、異なるタンパク質をコードするmRNAが、同じ安定
性および翻訳効率を有することは、決して保証されな
い。2つの遺伝子の転写効率が必ずしも同じである必要
はない。この場合において、発現の化学量論は、組換え
DNA法により、段階的に(step−wise)生成される(互
いに関連する転写ユニットの配置、および、個々の要素
の除去または付加による、個々のプロモーターの強度の
調節)。
3)複シストロンまたは多シストロンベクターは、個々
の転写物のmRNAの安定性に関連した問題を避けるために
開発された。この目的のために、タンパク質鎖をコード
する遺伝子セグメント(シストロン)の個々の読み取り
枠は、1つの転写ユニット(発現ユニット)上に存在す
る。多シストロン遺伝子の発現は、1つのプロモーター
により影響される。このようなベクター中の最初のシス
トロンは、通常は非常に効率よく翻訳されるが、後続の
シストロンは、シストロン間配列に依存して翻訳され
る。単シストロン遺伝子の通常の5'非翻訳配列(5'UT
R)が、これらのシストロン間配列に使用される場合に
は、後続シストロンの発現は普通非常に低い(概して、
最初のシストロンの翻訳の約0.5から2%、Kaufmanら、
1987;Boelら、1987)。リーダー配列(高効率リーダ
ー、HEL)を挿入することにより、この効率を約20%増
すことが最初に可能となった。翻訳の内部開始を可能に
する特定の細胞配列およびウイルス配列(IRES;Jackson
ら,1990)の発見および使用により、最初のシストロン
と後続のシストロンとの翻訳比を3:1に達成することが
続けて可能となった。
翻訳は、複シストロンベクターまたは多シストロンベ
クターの使用において重要な役割を果たす。通常、翻訳
は、「キャップ」依存機構に従って真核生物で開始さ
れ、これにおいて、タンパク質およびRNAからなる前開
始複合体(pre−initiation complex)が「キャップ」
(メチル化ヌクレオチド)を有するmRNAの5'末端に構築
される。この点から、適切な翻訳開始コドンが選択さ
れ、その位置から翻訳が開始される。このことは、前開
始複合体が3'方向へmRNAに沿って移動する「スキャニン
グ」プロセスにより起こると考えられる。数種の例外を
除き、5'末端に存在するシストロンは、この様式で、い
つも効率よく翻訳される(Kozak,1989)。後続の全ての
シストロンは、全く翻訳されないか、または非常に非効
率的にのみ翻訳される。後続シストロンの翻訳効率を改
良することは、遺伝子間の距離(シストロン間領域;Koz
ak,1987;Wirthら、1991)の最適化、またはいわゆる
「高効率リーダー」配列(HEL、上記を参照のこと)の
使用により可能であった(例えば、FalconeおよびAndre
ws,1991、およびそこに援用されている参考文献)。HEL
は、「キャップ」依存翻訳の開始を刺激する、遺伝子ま
たはその他の配列の5'非翻訳領域である。しかし、この
種の構築物においてさえ、第2および後続シストロンで
達成され得る発現値は、「キャップ」依存様式で調節さ
れる第1シストロンの発現値より、いつも明らかに低
い。
近年発見された内部で翻訳を開始させる機構、すなわ
ち「キャップ」構造のないmRNAで翻訳を開始する機構
は、特異的核酸配列を使用する。これらの配列は、個々
のピコルナウイルス(例えば、ポリオウイルスおよび脳
心筋炎ウイルス(PelletierおよびSonenberg,1988;Jang
ら、1988;Jangら、1989))およびある種の細胞タンパ
ク質(例えば、BiP(MacejakおよびSarnow,1991))の
非翻訳領域を含む。ピコルナウイルスでは、いわゆるIR
ES(リボソーム内部エントリー部位)である5'非翻訳領
域の短いセグメントが、前開始複合体の内部結合の原因
となる。628ntの領域が、この翻訳を効率よく開始させ
るために必要である。研究により、IRESの3'領域の400
塩基対のみではなく、ピコルナウイルス非翻訳領域の5'
末端部分もまた効率的な翻訳に必要であることが示され
ている(SimoesおよびSarnow,1991)。他方で、翻訳開
始の通常の機構には不可欠である「キャッピング」は、
対応するmRNAの5'末端に存在するときには、ポリオウイ
ルスIRESによる内部開始効率を減退させる(Hambridge
およびSarnow,1991)。ネガティブ効果は、IRESが第2
シストロンの開始の原因となる場合に避けられ、それ
は、シストロンが「キャップ」とIRESとの間に存在する
ときである。
従って、IRES要素は、読み取り枠の効率的な翻訳のイ
ニシエーターとして機能し得る。これを行うとき、それ
らは、第1シストロンの「キャップ」依存翻訳に対して
影響を及ぼさない。さらに逆に、IRES依存開始における
影響は、「キャップ」依存翻訳開始には依存しないよう
である。2つのプロセスの機構もまた、異なる細胞因子
の使用において明らかに区別される(Meerovitchら、19
89;JangおよびWimmer,1990)。過去には、複シストロン
発現プラスミドを使用したいくつかの研究が公表された
(Adamら、1991;Ghattasら、1991;Kaufmanら、1991;Woo
dら、1991;Wirthら、1991)。しかし、「キャップ」依
存翻訳は、IRES依存翻訳より明らかに強いので、2つの
タンパク質鎖の化学量論的発現を達成することは不可能
であった。従って、今までの応用は、第2シストロンに
おける選択マーカーの使用に集中していた。選択マーカ
ー発現物と、発現されるべき遺伝子(第1シストロンを
構成する)との近接カップリングは、高レベルの発現を
選択するとき、特に前に遺伝子増幅が必要である場合
に、特に有利である。しかし、複シストロンまたは多シ
ストロン発現ベクターによる等モル量タンパク質の合成
はまだ達成されていない。
組換え調製法における2つの異なるタンパク質鎖の当
モル発現が重要であると考えられる典型的な例は、血小
板由来成長因子(PDGF、ヒト血清中の主要マイトジェン
の1つ)の遺伝子操作による単離である。ヒト血小板か
ら精製されたPDGFは、ジスルフィド架橋によって互いに
結合される、2つの異なるが密接に関連するポリペプチ
ド鎖からなる。還元条件下では、ダイマーPDGFはそのモ
ノマーサブユニットに解離し、このサブユニットのうち
より大きいサブユニット(Mr 15−17,000 D)はPDGF−
A鎖、そして小さなサブユニット(Mr 14,000 D)はPDG
F−B鎖と命名されている(Johnssonら、1984)。
PDGF−AおよびPDGF−Bタンパク質鎖は、異なる遺伝
子によりコードされる。両遺伝子産物の完全な構造を、
cDNAクローニング法により解明することは可能となった
(Ratnerら、1985,Betsholtzら、1986)。これに関連し
て、両PDGF分子は、非常に長い前駆体分子として最初に
合成され、続いて細胞内でプロセシングされて成熟PDGF
鎖を生じることが明らかになった。3'領域の69−bpセグ
メントの存在または不在により異なる、2つの異なるPD
GF−A転写物は、別のスプライシングに基づいて説明さ
れ得る(Betsholtzら、1986;Wiseら、1989)。この挿入
は、コーディングセグメントに変化を生じさせ、その結
果、PDGF−A鎖の短い変異体(PDGF−AK、110アミノ
酸)および長い変異体(PDGF−AL、125アミノ酸)が形
成される。両変異体は、互いに並んだ通常の細胞タンパ
ク質として検出され、より短い形態がより頻繁に生じる
種である(Matoskovaら、1989;Youngら、1990)。
2つの遺伝子は異なる染色体上に配置され、高度の相
同性を示す。多くの研究で、2つの遺伝子は、異なる調
節機構に従属することが示されている。この結果、実際
に、2つのPDGF鎖は、互いに異なる割合で、別々の細胞
型で産生される。
PDGFの可能な3つの異性体(AA、AB、およびBB)はす
べて天然に存在し、血小板中のいわゆるα顆粒中に蓄え
られる。多量に形成するPDGF−ABヘテロダイマーとは別
に、約30%までのPDGF−BBもまた、成人ヒト血小板から
単離され得る(Hammacherら、1988)。新しく調製され
た血小板もまた高い割合(27%)でPDGF−AAを含有する
(Hartら、1990)。従って、栓球前駆体細胞、すなわち
巨核球中では、2つのホモダイマーを合わせた割合は、
ABヘテロダイマーの割合にほぼ一致することが予測され
得る。血小板中の各PDGF種の濃度は、創傷治癒過程での
個々の重要性に直接関連するので、最も頻繁に生じるイ
ソ型、すなわちPDGF−ABが、特に「創傷治癒ホルモン」
の研究で重要視される。
各々の異なるイソ型は、インビトロで生物学的活性を
有する。種々のPDGF種の活性の異なるスペクトルを区別
することを目的とする比較研究を可能にしたのは、高度
精製の組換えPDGFイソ型の入手性のみであった(Hoppe
ら、1989;Hoppeら、1990)。一方、一連の研究により、
走化性およびDNA増殖テストにおけるPDGF−AA、PDGF−A
B、およびPDGF−BBの能力の違い(Hosangら、1989;Nist
erら、1988;ReillyおよびBroski,1989;Siegbahnら、199
0)、および、イノシトール1,4,5−トリホスフェート遊
離、ジアシルグリセロールの産生、および[Ca2+
動におけるそれらの影響の差異(Blockら、1989;Sachin
idisら、1990 A,1990 B)が実証されている。2つの異
なるPDGFレセプター群(PDGFαレセプターは全PDGFイソ
型に結合し、βレセプターはPDGF−BBのみに結合する、
Hartら,1988;Heldinら,1988)は、PDGFイソ型の効果の
相違が、それらの異なるレセプター活性化能力により、
いかに導き出され得るかに関してもっともらしい説明を
提供する。PDGFイソ型が測定可能であり、異なるインビ
トロ効果を有することにより、2つの異なるレセプター
群が実証されるとともに、PDGF−AA、PDGF−AB、および
PDGF−BB活性のインビボスペクトルが異なるという結論
が導き出される。この理由により、夾雑タンパク質とし
てPDGF−BBまたはPDGF−AAが存在しない、純粋PDGF−AB
の生産が望まれる。均質な、よく特徴づけられたヘテロ
ダイマーを得るために、その点で、ホモダイマーが精製
により完全に除去されなければならないが、この精製
は、全PDGF種が非常に類似したクロマトグラフィー特性
を有することによりあまり役に立たない。
組換えPDGFホモダイマー(特にPDGF−BB)の調製のた
めの一連の種々の経路が、比較的長い間、ある程度知ら
れていた(Kellyら、1985;Heldinら、1986;Hoppeら、19
89;Beckmannら、1988;Bywaterら、1988;Stroobantおよ
びWaterfield 1984)。高度に純粋なPDGF−ABの調製方
法は、Hoppeらにより記載された(1990,PCT/EP 90/00 0
63もまた参照のこと)。この方法では、個別のE.coli細
胞で別々に調製された不活性モノマーを、インビトロで
復元して、生物学的に活性なPDGF−ABに変換する。
AおよびB一本鎖の種々の長さにも関わらず、従来合
成されていた3つのPDGFイソ型の遺伝子産物は、広範囲
にわたり互いに一致する生物学的活性を示す。
序論に掲載されている2つ(またはそれ以上)のタン
パク質の同時発現の基準は、真核生物系でのPDGF−ABヘ
テロダイマーの異種発現にもまた適用する。組換えCHO
細胞でのPDGF−ABの調製(stmanら、1988)および酵
母発現系の使用[EP 0 259 632]について以前に公表さ
れた戦略は、上記の2)で考察された例に相当し、ここ
では、両PDGF遺伝子は、独立した転写ユニットで1つの
ベクター上に配置されている。この様式でCHO細胞で発
現された個々のPDGFダイマーの定量により、19% PDGF
−AA、69% PDGF−AB、および12% PDGF−BBを得た(
stmanら、1988)。
両遺伝子の化学量論的説明だけではなく、最優先事項
としてそれらの同等発現もまた、真核発現系によるPDGF
−ABヘテロダイマーの好ましい合成のための重要な必須
条件として考察されるべきである。この理由により、複
シストロン発現ユニットは、ヘテロダイマータンパク質
および従ってPDGF−ABを発現するための可能な補助物と
して、自身を提示する。この種の系もまた、PDGFの発現
に関してWO 90/01550に記載されている。しかし、上記
の3)により詳細に説明されているように、これらの構
築物は、第2(および、後続の)シストロンに対して非
常に制限された発現率でのみ得られる。第1シストロン
に配置されたPDGF鎖に依存して、この型のホモダイマー
が優先的に形成される。その他の発現系を使用して真核
細胞で両PDGF遺伝子を発現するための、文献に以前記載
された試みでは、ホモダイマー副産物の割合が30%以上
の範囲になった。それにもかかわらず、これらの細胞系
を使用して高度に精製されたPDGF−ABを得るためには、
精密であって非常に浪費的な精製法が使用されなければ
ならない。
従って、本発明の目的は、2つまたはそれ以上のポリ
ペプチドまたはそれらのサブユニットの、それぞれ等モ
ルでの、そしてさらにヘテロ(ダイ)マーの好ましい形
成を保証する組換え調製を可能にする因子を生成するこ
とである。それにより、下流のタンパク質精製法の収量
および経済性が改良される。
この目的を達成するには、宿主細胞としての哺乳動物
細胞におけるポリペプチドまたはそれらのサブユニット
の等モル発現のための多シストロン発現ユニットが、本
発明に従って提案される。このユニットは以下の一般式
によって特徴づけられる。
p−5'UTR−C1−(IRES−Y−C2−3'UTR−ポリA ここで、 「p」は、転写プロモーターであり、 「5'UTR」は、非翻訳ヌクレオチド配列であり、 nは1、2、または3であり、 「C1」および「C2」は、それぞれポリペプチドまたは
そのサブユニットをコードする遺伝子を含むシストロン
であり、ここで、nが2または3の場合、連続基の配列
(IRES−Y−C2)は互いに同じであるかまたは異なり
得、そしてさらにC1およびC2は同じであるかまたは異な
り得、 「IRES」は、ウイルス、細胞、または合成起源のヌク
レオチド配列であり、そのヌクレオチド配列は、翻訳段
階で内部開始の原因となる配列であり、 「Y」は、IRESと共同して、C1およびC2の遺伝子産物
が等モル量で発現されるような様式でC2に含まれる遺伝
子の発現を確実にするヌクレオチド配列であり、 「3'UTR」は、非翻訳ヌクレオチド配列であり、 「polyA」は、ポリアデニル化シグナルである。
本特許(the patent)の構築物では、同等の翻訳効率
がシストロン間要素を導入することにより達成され、そ
して驚くべきことに、遺伝子産物の1:1の化学量論が見
出された。このようにして、本質的な土台は、動物細胞
においてヘテロ(ダイ)マーを発現するように作製され
た。細胞の発現能が転写および翻訳のレベルまで十分に
用いられており、そしてさらに、ほとんど完全なヘテロ
ダイマー形成の結果としてホモ(ダイ)マーを除去する
ための精巧な精製工程が省かれ得るという事実により、
経済性の高い哺乳動物細胞における個々のタンパク質の
産生が確実となる。
真核細胞中で活性のあるすべてのプロモーター、すな
わち、真核細胞において遺伝子発現を開始させるプロモ
ーターは、本発明の発現ユニットにおけるプロモーター
として用いるのに適切である。特に、ウイルス起源(例
えば、レトロウイルスの「長末端反復」(LTR)または
サイトメガロウイルス(CMV)の初期プロモーター)、
細胞起源(例えば、ヒトアクチンプロモーターまたはユ
ビキチンプロモーター)、または合成起源の構成および
誘導プロモーターが使用され得る。SV40プロモーター
が、本発明によれば好ましい。
5'UTRおよび3'UTRは、調節要素を含有し得、そして
「C1」および「C2」を転写制御要素に作動可能に連結す
る役割をなす任意の、原則として非翻訳のヌクレオチド
配列である。本発明によれば、例えば、Arteltら(198
8)によるSV40由来の配列が適している。
リボソームの内部結合を仲介する、ウイルス、細胞、
または合成起源のこれらの全ての配列が、IRESとして使
用され得る。このような配列の例は、ポリオウイルス1
型由来のIRESであり、さらに、脳心筋炎ウイルス(EMC
V)の5'UTR、「サイラーのネズミ脳脊髄炎ウイルス」
(TMEV)の5'UTR、「口蹄疫ウイルス」(FMDV)の5'UT
R、「ウシ腸内ウイルス」(BEV)の5'UTR、「コクサッ
キーB型ウイルス」(CBV)の5'UTR、または「ヒトライ
ノウイルス」(HRV)の5'UTR、または「ヒト免疫グロブ
リン重鎖結合タンパク質」(BIP)5'UTR、ショウジョウ
バエアンテナペディア(Drosophila antennapediae)5'
UTR、またはショウジョウバエウルトラビトラックス(D
rosophila ultrabithorax)5'UTR、または上記の配列の
遺伝子ハイブリッドまたはフラグメントを包含する。本
発明によれば、配列番号:5のポリオウイルス1型由来の
IRESが好ましく、これは、ポリオウイルス1型の5'非翻
訳領域の最初の628ヌクレオチドを含む。
一般式で与えられたように、IRESと共同して、C1およ
びC2の遺伝子産物が等モル量で発現されるような様式で
C2に含まれる遺伝子の発現を確実にする、これらのすべ
てのヌクレオチド配列が、「Y」として用いられ得る。
特に、アフリカツメガエルレービス(Xenopus laevis)
βグロビン(β−Grobin)5'UTR(FalconeおよびAndrew
s,1991;Patientら,1983)、アルファルファモザイクウ
イルスRNA4 5'UTR(JoblingおよびGehrke,1987)、フェ
リチン5'UTR(動物、KlausnerおよびHarford,1989)、
タバコモザイクウイルス5'UTR(「オメガ」)、プラ
ス、リーダー変異体(Gallieら,1987A,1987B;Gallie
ら,(1988))、カブ黄斑モザイクウイルス(TYMV)5'
UTR、ブロムモザイクウイルス(BMV)RNA3 5'UTR、およ
びラウス肉腫ウイルス(RSV)5'UTR(それぞれGallie
ら,1987Bを参照のこと)、アデノウイルス三部分リーダ
ー(L1−3)および変異体(Berkner,Zymogenetics WO
90/01550;BerknerおよびSharp(1985);Kaufman(198
5))、アフリカツメガエルボレアリス(Xenopus borea
lis)5'UTRβグロビンおよびアフリカツメガエルトロピ
カリス(Xenopus tropicalis)5'UTRβグロビン(ぞれ
ぞれKnoechelら,(1986)を参照のこと)が適切であ
り、配列番号:6に記載のアフリカツメガエルレービス由
来のβグロビン配列が本発明によれば特に好ましい。
本発明の特に好ましい実施態様によれば、IRESは、配
列番号:5に記載ポリオウイルス1型UTRであり、そして
「Y」が配列番号:6に記載のアフリカツメガエルレービ
ス由来のβグロビン配列である。
その上、さらに適切なIRESおよび「Y」配列は、以下
の詳細な説明に記載され、同様に本発明の一部である方
法を用いて確かめられ得る。
C1およびC2シストロンは、互いに独立して、そして任
意の配列において、ぞれぞれ、単独のポリペプチド成
分、または2つまたはそれ以上の成分からなるヘテロマ
ー性ポリペプチドをコードする遺伝子を含み得、その遺
伝子は本発明に従って等モル様式で発現され、従ってこ
の成分はそれぞれ1:1の比で宿主細胞内で利用可能にな
り得る。従って、シストロンC1およびC2は、同じである
かまたは異なり得、そして連続基(IRES−Y−C2)のシ
ストロンC2は、互いに同じであるかまたは異なり得る。
特に、C1およびC2は、それぞれ、第VIII因子、クレアチ
ンキナーゼ、ヘモグロビン、免疫グロブリン、組織適合
性抗原、T−細胞レセプター、散乱因子(HGF−SF)、
トランスフォーミング増殖因子β型ファミリーのメンバ
ー、骨形態形成タンパク質(BMP)のメンバー、インテ
グリンファミリーのメンバー、またはPDGF、またはそれ
らの天然または合成の変異体および誘導体、の異なるサ
ブユニットをコードする遺伝子を含み得る。
特に好ましい実施態様によれば、本発明は、PDGF−AB
に関する;対応して、特に好ましい発現ユニットでは、
「n」が1であり、そしてC1およびC2が、PDGFのA鎖ま
たはB鎖、またはその生物学的に活性なアナログ、また
はそれらのフラグメントをコードする遺伝子を代替的に
含み、両遺伝子はこの発現ユニットで同時発現される。
しかし、基本的には、PDGF−B前駆体のさらなる変化
が、PDGF−ABの産生のために生じなければならなかっ
た。これは、PDGF−AとPDGF−B前駆体分子とでは生物
物理学的特性が異なるからである。PDGF−Bの発現が、
生物学的に活性である物質の分泌と必然的に相関してい
るわけではないことが知られている。大部分の発現PDGF
−BBは、原形質膜と近接結合してとどまっている(Robb
insら,1985)。単シストロン発現ベクターを用いると
き、CHO細胞において、PDGF−Bの発現はPDGF−Aの発
現よりもかなり低い。このような理由のため、PDGF−BB
は、静電的相互作用の結果として、産生細胞の細胞の外
側の原形質膜上にとどまっており、そしてそれのほんの
わずかの量しか培地中に放出されない(La Rochelleら,
1990;La Rochelleら,1991;stmanら,1991)。PDGF−B
前駆体のC末端領域の短いセグメントが、保持をもたら
す原因となる(stmanら,1991)。本特許(patent)に
従う構築物では、PDGF−B前駆体配列のこのセグメント
は、成熟PDGF−B鎖の3'末端に終止コドンを導入するこ
とにより除去された。PDGF−B前駆体の相当する切断DN
A配列は、B190と命名される。この構築物で形質転換さ
れた細胞の培養上清由来の分泌PDGF−BBは、Bと命名
される。
本発明のPDGF−ABを調製するために、C1またはC2は、
PDGF−AK(配列番号:1)またはPDGF−AL前駆体配列、完
全PDGF−B前駆体配列(配列番号:3)、サル肉腫ウイル
ス由来のv−sis遺伝子、または配列番号:3に記載の283
から609塩基対、またはPDGF−B前駆体の191位のアミノ
酸でアルギニンをコードするコドンを翻訳終止コドンに
置換することにより末端切断されているPDGF−B前駆分
子をコードする遺伝子フラグメントを含む。前述の遺伝
子は、ぞれぞれ、A鎖をコードする遺伝子とB鎖をコー
ドする遺伝子とが存在する限り、いかなる組み合わせで
も存在し得る。
本発明によれば、特に好ましい発現ユニットでは、C1
およびC2が、PDGF−AK(配列番号:1)または末端切断さ
れたPDGF−B前駆体配列(配列番号:24)を代替的に含
み、両遺伝子はその発現ユニットで同時発現される。
以下に記載のようにさらに適切なIRESおよび「Y」配
列を同定するために、「n」が1であり、そしてC1およ
びC2が、互いに異なるリポーター遺伝子を含む発現ユニ
ットが用いられる。本発明の特に好ましい実施態様によ
れば、この種の発現ユニットは、リポーター遺伝子とし
て、ルシフェラーゼ(配列番号:22)および分泌アルカ
リホスファターゼ(配列番号:20)をコードする遺伝子
を含む。
本発明は、さらに、作動可能な様式で挿入された本発
明の発現ユニットを含む組換えDNAベクターに関する。
本発明に従う好ましいベクター、およびそれらの調製は
図1から6Cに示される。
本発明はさらに、哺乳動物細胞であって、そして作動
可能な様式で挿入された本発明の発現ユニットを有する
組換えDNAベクターで形質転換される宿主細胞を含む。
それらは、好ましくはCHOまたはBHK細胞である。
本発明の特に好ましい実施態様は、上述で詳細に記載
されたPDGF−ABをコードする発現ユニットの1つを有す
るベクターで形質転換される宿主細胞(特にBHK細胞)
に関する。これらは、好ましくは、C1およびC2が、PDGF
−AK(配列番号:1)、または完全な(配列番号:3)また
は末端切断された(配列番号:24)PDGF−B前駆体配列
を代替的に含む。
本発明に従って、形質転換PDGF−AB産生BHK細胞は、D
eutcshe Sammlung von Mikroorganismen und Zellkultu
ren GmbH(DSM)(German collection of microorganis
ms and cell cultures)に、1992年8月11日(11.8.199
2)に、DSM ACC 2048に相当する92−22−6(pSBC−PDG
F−A/−G−B190、表2を参照のこと)、またはDSM ACC
2049に相当する92−22−7(pSBC−PDGF−B190/−G−
A、表2を参照のこと)の名称で寄託した。
さらに、適切なIRESまたは「Y」配列を同定するため
に、上述で詳細に記載されるように、リポーター遺伝子
を含む発現ユニットを有するベクターで形質転換される
宿主細胞が、適切な培地で培養される。好ましくは、こ
のベクターは、ルシフェラーゼおよび分泌アルカリホス
ファターゼをコードする遺伝子を含む、本発明のベクタ
ーである。
本発明によれば、ルシフェラーゼをコードする遺伝子
(配列番号:22)および分泌アルカリホスファターゼを
コードする遺伝子(配列番号:20)で形質転換された宿
主細胞は、German collection of microorganisms and
cell cultures(DSM)に、1992年8月11日に、DSM ACC
2046に相当する91−46−9(pSBC−SEAP/−G−LUC、表
1を参照のこと)、およびDSM ACC 2047に相当する91−
46−10(pSBC−G−SEAP−LUC、表1を参照のこと)の
名称で寄託した。
本発明は、さらに、等モル割合の異なるポリペプチド
サブユニットからなるタンパク質を調製する方法を含
み、この方法は、上述で詳細に記載される本発明の発現
ユニットで形質転換される宿主細胞を適切な培地で培養
し、そしてこのようにして産生されたタンパク質を細胞
および培地から分離することによる。
例として、第VIII因子、クレアチンキナーゼ、ヘモグ
ロビン、免疫グロブリン、組織適合性抗原、T−細胞レ
セプター、散乱因子(HGF−SF)、トランスフォーミン
グ増殖因子β型ファミリーのメンバー、骨形態形成タン
パク質(BMP)のメンバー、インテグリンファミリーの
メンバー、またはPDGF、またはそれらの天然または合成
の変異体または誘導体のようなタンパク質が、このよう
にして調製され得る。
本発明のベクターを用いて、PDGFのダイマー、または
異なるスプライス型が存在する他のタンパク質(例え
ば、VEGF(血管内皮増殖因子)のような今までは容易に
調製できなかったタンパク質)のダイマーを産生するこ
ともまた初めて可能となった。このダイマーとしては、
例えば、長/短鎖型のダイマーPDGF−A(PDGF−AL/PDG
F−AK)またはPDGF−B/v−sis型の分子が挙げられる。
別の選択物は、1つの鎖のみが翻訳後修飾に関するシグ
ナル配列(例えばグリコシル化シグナル)を含むダイマ
ーまたはマルチマーにより代表される。従って、このよ
うにして、グリコシル化またはさもなければ「片側だけ
の(one−sided)」様式で修飾されるタンパク質が調製
され得る。
本発明の特に好ましい実施態様によれば、この方法
は、ヘテロダイマーrPDGF−ABを調製するために用いら
れる。この方法は、PDGF−A鎖およびPDGF−B鎖をコー
ドする遺伝子を有する本発明の発現ユニットを有するベ
クターで形質転換される宿主細胞を、上述で記載される
適切な培地で培養することによる。このようにして産生
されたrPDGF−ABが、続いて細胞および培地から分離さ
れる。
PDGF−ABヘテロダイマーが、本発明に従って複シスト
ロンベクター系により、独占的にまたは実質独占的に産
生され得、そしてPDGFホモダイマーの合成が妨害され得
ることを、実施例2において証明し得た。予期しないこ
とに、第2シストロンの発現レベルが、第1シストロン
の発現レベルと一致するように、この構築物において刺
激される。
これに関連し、そして本発明に従って、C1およびC
2が、PDGF−AK(配列番号:1)、または完全な(配列番
号:3)または末端切断された(配列番号:24)PDGF−B
前駆体配列をそれぞれ代替的に含むベクターで形質転換
されるBHK細胞が、好ましく培養される。
哺乳動物細胞を培養するための公知の全ての培地が、
培地として適当である。この培地には、合成のタンパク
質非含有または低タンパク質含有産生培地が含まれる。
4.5g/lグルコースおよび5〜10%のFCSを補充したDMEM
(ダルベッコの改変イーグル培地)が、本発明に好まし
かった。
rPDGF−ABは、従来の方法により、細胞および培地か
ら分離される(例えば、stmannら、1988を参照のこ
と)。BHK細胞からのPDGF−AAのために開発された高度
に有効な方法(Eichnerら、1989)が、好ましい方法で
ある。
最後に、本発明は、ホモダイマー夾雑産物を本質的に
含まない、上記の宿主細胞を本発明に従って培養するこ
とにより得られ得るヘテロダイマーrPDGF−ABに関す
る。驚くべきことには、本発明の構築物で形質転換され
た宿主細胞が、形成されたPDGFの総量に基づく純度90%
以上でヘテロダイマーPDGF−ABを分泌することが明らか
にされた。本発明によれば、本発明の構築物で形質転換
されるBHK細胞を培養することにより得られるPDGF−AB
が好ましい。
本発明のrPDGF−ABはその高純度により、従来から公
知である組換えPDGF−ABとは主として異なる。序論に述
べたように、得られる産物の90%以上がヘテロダイマー
からなるような組換え方法は、今までに記載されていな
い。ホモダイマーをヘテロダイマーから完全に分離する
ことは実質的に不可能であるので、既知産物は、必然的
に3つの全イソ型の混合物となる。
このことに加えて、既知産物は、その調製法によっ
て、多くの点で不都合である。例えば、EP 259 632また
は288 307に記載のような、酵母細胞での異種遺伝子発
現は、グリコシル化パターンが、ヒト産物に比較して変
化しているタンパク質産物を導くことが知られている。
さらに、酵母細胞で発現されたPDGF−Bは、少なくとも
一部はプロセシングが不完全であり、および/または、
タンパク質分解的に減成される(WO 92/01716を参照の
こと)。従って、この種の産物は、種々の炭水化物パタ
ーンを有し、タンパク質分解減成産物で夾雑される。前
述の不都合を避けるために、WO 92/01716には、グリコ
シル化の共通配列およびプロテアーゼ感受性ドメインが
除去された改変PDGF鎖を調製する方法が記載されてい
る。しかし、この種の改変は、産物の生物学的活性に影
響する(WO 92/01716を参照のこと)。
本発明の特に好ましい実施態様では、ヘテロダイマー
rPDGF−ABは、本発明に従って形質転換されたBHK細胞を
培養することにより、例えば、German collection of m
icroorganisms and cell cultures(DSM)に、1992年8
月11日に、DSM ACC 2048に相当する92−22−6、または
DSM ACC 2049に相当する92−22−7の名称で寄託したBH
K細胞を培養することにより得られる。
さらに、WO 90/08163は、細菌細胞、特にE.coliでのP
DGF−ABの組換え調製を開示しており、この調製は必然
的に非グリコシル化産物を導く。しかし、この方法によ
りE.coli細胞中で発現されたPDGF−B鎖は、アミノ末端
の12アミノ酸で切断されている。これに加えて、細菌か
らの産物はインビトロで復元されなければならないが、
分子内および分子間での適切なジスルフィド架橋形成、
およびタンパク質の適切な折り畳みの方法が保証されな
いので、その結果、この産物の免疫学的特性が変化され
得、生物学的活性が影響を受け得る。
本発明のヘテロダイマーrPDGF−ABは、薬学的調製物
として(特に創傷治癒用)、薬学的に許容可能な(tole
rated)補助剤および賦形剤と共に、好ましくは処方さ
れる。これに関連して、それは、膏薬および創傷帯など
の中で活性化合物として含有され得る。それは、特に局
所塗布用に適しているが、その他の投与形態にもまた適
している。この他の投与形態では、その活性化合物が創
傷中に導入されるかまたは経皮投与される。例えば、PD
GF−ABは、創傷周辺領域に、貯蔵機能を有する適切なマ
トリックスで、皮下投与され得るか、または、直接皮下
注射され得る。
さらに、本発明のrPDGF−ABは、化粧用調製物、例え
ば、皮膚再生、皮膚をなめらかにする、皮膚荒れまたは
皮膚の加齢の予防、および日焼けの塗布用の製造に適し
ている。
適切な補助剤および賦形剤には、水ベースのセルロー
スゲル、生分解性ポリマー、および任意の軟膏基剤およ
びクリーム基剤、およびスプレー剤が含まれる。さら
に、例えばコラーゲン、フィブロネクチン、第XIII因
子、線維芽細胞増殖因子(aFGF、bFGF)、トランスフォ
ーミング増殖因子αまたはβ型、上皮増殖因子、インス
リンまたは「インスリン様増殖因子」(IGF IおよびI
I)、または別の増殖因子のような、創傷治癒に影響す
るさらなる活性化合物が、本発明の調製物中に含有され
得る。本発明の調製物はまた、例えば、水溶液状で創傷
帯中に存在し得る。
上述で説明したように、本発明は、特定の配列「Y」
を取り込むことにより、C2のIRES依存翻訳は、それが
「キャップ」依存翻訳の効率を達成するように増大され
得るという認識に基づく。従って、配列「Y」は、IRES
依存翻訳開始の増大が、少なくともキャップ依存効率に
対応して得られるように、IRESと共に作動し得る。この
機能を十分に満たす「Y」配列は、上記で詳細に説明さ
れている。本特許によれば、アフリカツメガエルレービ
ス由来のβグロビン5'UTRが好ましい。
本発明の必須要件を満たすさらなる配列は、本発明の
発現ユニットにおいて、IRESと共同して、C1およびC2
遺伝子産物のほぼ等モル発現をもたらす翻訳に影響を及
ぼす「Y」配列を検出する方法により同定され得る。こ
の方法は、以下の工程を包含する: (a)Yとして試験される配列を、複シストロンまたは
多シストロン発現ユニット中に導入する工程であって、
ここで、このユニットでは、C1およびC2がそれぞれリポ
ーター遺伝子を含んでおり、これらの遺伝子は、異な
る、そして容易に識別可能な遺伝子産物をコードしてい
る、工程; (b)作動可能な様式で挿入された個々の発現ユニット
を含むベクターを構築する工程; (c)宿主細胞として哺乳動物を工程(b)からのベク
ターで形質転換し、適切な培地で培養する工程;および (d)C1およびC2の発現産物を、培地中で定量するか、
または次いで細胞および/または培地から分離する工
程。
好ましくは、CHOまたはBHK細胞が工程(c)において
宿主細胞として用いられ、BHK−21細胞が特に好まし
い。
あるいは、本発明の必須要件を満たすさらなる配列
は、請求項1から請求項15に記載の発現ユニットにおい
て、「Y」と共同して、C1およびC2の遺伝子産物のほぼ
等モル発現をもたらす翻訳を開始させるIRES配列を検出
する方法により同定され得る。この方法は、以下の工程
を包含する: (a)IRESとして試験される配列を、複シストロンまた
は多シストロン発現ユニット中に導入する工程であっ
て、ここで、このユニットでは、C1およびC2がそれぞれ
リポーター遺伝子を含んでおり、これらの遺伝子は、異
なる、そして容易に識別可能な遺伝子産物をコードして
いる、工程; (b)作動可能な様式で挿入された個々の該発現ユニッ
トを含むベクターを構築する工程; (c)宿主細胞として哺乳動物を工程(b)からのベク
ターで形質転換し、適切な培地で培養する工程;および (d)C1およびC2の発現産物を、培地中で定量するか、
または次いで細胞および/または培地から分離する工
程。
この方法において、CHOまたはBHK細胞が、宿主細胞と
して好ましく用いられ、特に好ましい様式では、ルシフ
ェラーゼおよび分泌アルカリホスファターゼをコードす
る遺伝子(LUCおよびSEAP)を、それぞれリポーター遺
伝子として含むBHK細胞が用いられる。
本発明は、図面および実施例により以下に説明され
る。
I.図面の説明: 図1)基本ベクターpSBC−1およびpSBC−2の調製 ベクターpSBC−1を構築するために、プラスミドpGEM
3−5'ポリオ(M)(Sarnow,1989)由来の627bpのMse I
/Bal I−フラグメントを、以下のプライマーを用いるPC
Rのためのマトリックスとして用いた(図1): 増幅から得られた652bpフラグメントをPol I Kで処理
し、次いでPst Iで切断し、対応させて調製したベクタ
ーpBEH(Arteltら,1988)に挿入した。ベクターpSBC−
2の構築について、プラスミドpBEHをEcoR Iで線状化
し、そして以下のオリゴヌクレオチド配列をハイブリダ
イズし、挿入した: 図2AおよびB)発現ベクターpSBC−LUC/SEAPおよびpSBC
−SEAP/LUCの構築 ルシフェラーゼおよび分泌アルカリホスファターゼに
対する遺伝子のコーディングcDNA配列を、EcoR I/Hind
III制限断片を用いて単シストロンベクターpSBC−1お
よびpSBC−2(図2Aおよび2B)に挿入した。複シストロ
ン発現ユニットを形成する2つのベクターの融合を、制
限酵素Xmn I/Not Iを用いて行った。
図2C)プラスミドpSBC−SEAP/−G−LUCおよびpSBC−LU
C/−G−SEAPの構築 発現構築物pSBC−SEAP/−G−LUCおよびpSBC−LUC/−
G−SEAPは図2Aおよび2Bに示したプラスミドに由来す
る。それらは、唯一のNot I部位に連結されたオリゴマ
ーG(配列番号:6)をさらに含む。オリゴマーGは、No
t I部位に連結することにより5'−Not I部位が欠失され
るが(Sal I部位はこの位置に含まれる)3'−Not I部位
は保存されるように構築される。
図3)ベクターM13BCL1の模式図 c−sisに相同なpMVW−2の領域(PDGF−B)をベク
ターマップ上に示す。成熟PDGF−BおよびNco I/Sal I
アダプターの領域を黒棒線により強調する。
図4)完全PDGF−B前駆体配列の再構築 プラスミドpMVW−2は、ヒトPDGF−B遺伝子のcDNAを
含む。この配列は前駆体配列の5'−翻訳領域において不
完全である(Weichら,1986)。真正(authentic)PDGF
−B前駆体を再構築するために、Bcl I切断部位を、ク
ローンpMVW−2のコーディングセグメントの30位のC−
T変換により前駆体の5'末端領域に導入した。この工程
の結果として、コーディング領域の短いセグメントのみ
が最終的に欠失され、これに関して局部的にコードされ
たアミノ酸(アスパラギン酸)が保存されている。ほと
んどのE.coli株において、メチル化の結果、Bcl I切断
部位は酵素切断に対して抵抗性であるので、この切断部
位を含むフラグメントはdam-株に再クローニングされる
かまたはPCR工程によって増幅されなければならない。
次いで、前駆体の欠失領域を、合成Sal I/Bcl Iフラグ
メント[オリゴマーPPDGFB1およびPPDGFB2]として挿入
する。
このために、まずpMVW−2由来の914bpのBamH I/Nco
Iフラグメントを、BamH I/Sal I切断バクテリオファー
ジM13mp19(pharmacia)に、合成アダプター[オリゴマ
ーNCCLSA1(配列番号:9)およびNCCLSA2(配列番号:1
0)]によって挿入した。この構築物は、次のインビト
ロ変異誘発工程に必要な一本鎖DNAを提供した。この工
程は、Ecksteinらの方法に基づいて、Amershamのオリゴ
マー特異的インビトロ変異誘発系(2型)を用いて行っ
た[Taylorら,(1985),Nakamaye K.およびEckstein
F.(1986),Sayersら,(1988)]。合成プライマーPDG
BBCL(配列番号:11)を用いて、配列番号:3で示された
配列の144位での塩基置換(CからT)は、変異誘発の
後達成され、それによりBcol I切断部位がPDGF−B前駆
体の5'領域に導入される。この変異誘導体をM13BCL1と
命名した(図3)。
M13BCL1由来の1100bpフラグメントを、プライマーM1317
MER(配列番号:7)およびM1324MER(配列番号:8)を用
いてPCR工程で増幅し、続けてBcl I/Hind III制限酵素
処理にかけ、次いで得られた770bpのフラグメントを単
離した。合成オリゴマーPPDGFB1(配列番号:12)および
PPDGFB2(配列番号:13)は、Bcl I切断部位までのPDGF
−B前駆体の欠失5'領域を形成する。アニーリング後、
続けてこの二本鎖オリゴマーを、770bpのPDGF−Bフラ
グメントとともに、ベクターpGEM−2(Promega)に連
結した。これは、Sal I/Hind IIIでの制限酵素処理によ
り予め調製しておいた(図4)。PDGF−Bの真正配列
を、完全に配列決定することにより実証した。
図5)分泌PDGF−B鎖の調製 単シストロン発現ベクターを用いると、BHK細胞でのP
DGF−B遺伝子の発現は、PDGF−Aの発現よりも低い。
この理由は、PDGF−BBが産生細胞の細胞の外側の原形質
膜上に保持されており、少量しか培地中に放出されない
からである(La Rochelleら,1991;stmannら,1991)。
PDGF−Bの保持はカルボキシ末端領域により仲介されて
おり、これは天然状態では、PDGF−Bの放出と関連して
切り落とされる(La Rochelleら,1991)。さらに容易に
分泌され得るPDGF−Bの変異株を調製するために、PCR
仲介変異誘発を行い、終止コドンをPDGF−B前駆体の19
1位のアミノ酸(Arg)の位置に挿入した。保持に関わる
領域は、このようにして調製された変異体(PDGF−B190
(配列番号:24))では発現されない。610bpの長いPCR
産物が、以下のプライマーを用いて得られた(図5): 図6AおよびB)発現ベクターpSBC−PDGF−A/BおよびpSB
C−PDGF−B/Aの構築 PDGF−B前駆体に対する完全なコーディングcDNA(Ra
tnerら,1985)は、ベクターpGEM2−PDGF−Bに存在する
(図4)。PDGF−A鎖の短い変異体の完全なcDNA配列
(Betsholtzら,1986)は、発現ベクターpODA(Eichner
ら,1989)中に含まれる。このベクターは、pPGF−1(H
oppeら,1987)由来のRsa IフラグメントをSV−40発現ベ
クターpBEH(Arteltら,1988)中にクローニングするこ
とにより得られた。PDGF−A鎖およびPDGF−B鎖のコー
ディングcDNA配列を、EcoR I/Hind III制限断片(図
1)を用いて単シストロンベクターpSBC−1およびpSBC
−2に挿入した。複シストロン発現ユニットを形成する
2つのベクターの融合を、制限酵素Xmn I/Not Iを用い
て行った(図6A、6B)。
図6C)プラスミドpSBC−PDGF−A/−G−B190およびpSBC
−PDGF−B190/−G−Aの模式図 発現構築物pSBC−PDGF−A/−G−B190およびpSBC−PD
GF−B190/−G−Aは、図6Aおよび6Bに示したプラスミ
ドに由来する。それらは、唯一のNot I部位に連結され
るオリゴマーG(配列番号:6)をさらに含む。オリゴマ
ーGは、Not I部位に連結することにより5'−Not I部位
が欠失される(Sal I部位はこの位置に含まれる)が、
3'−Not I部位は保存されるように構築される。
図7)2つのポリクローナル抗PDGF抗体を用いてPDGF−
A鎖およびPDGF−B鎖を検出するためのサンドイッチEL
ISA:PDGF標準物からの検量線 ポリスチレンプレートをヤギ抗PDGF−AB−IgG(ポリ
クローナル、Collaborative Researchから入手)でコー
ティングし;種々のPDGF標準物とのインキュベートを行
った後(以下を参照のこと)、結合したPDGFを、ポリク
ローナルウサギ抗PDGF−AAまたは抗PDGF−BB、次にペル
オキシダーゼ標識抗ウサギIgGを用いて検出した。
抗PDGF−AAを用いる場合(ELISA I.1)、O.D.シグナル
は配列:PDGF−AB>PDGF−AA≫PDGF−BB(7.1)中で得ら
れる。抗PDGF−BBを用いると(ELISA I.2)、PDGF−AB
およびPDGF−BBに対して最大O.D.値が10ng/mlから得ら
れるが、一方PDGF−AAは1000ng/mlまでシグナルを全く
生じない(7.2)。
[標準物の材料源:AB:ヒト血小板由来、Promega Corp.N
o.G 6191から入手;BB:酵母からの組換え体、Promega Co
rp.No.G 5191から入手;AA:BHK細胞からの組換え体、約7
0%純度(Eichnerら,1989)]。
図8)モノクローナルおよびポリクローナル抗PDGF抗体
を用いてPDGF−ABを検出するためのサンドイッチELISA:
PDGF標準物からの検量線 ポリスチレンプレートをヒツジ抗マウスIgGでコーテ
ィングし、次いでマウスハイブリドーマ上清(クローン
1B3由来であり、PDGF−ABおよびPDGF−BBにおけるB鎖
に対するモノクローナル抗体を含む)とインキュベート
し;種々のPDGF標準物とのインキュベーションを行った
後(図7の解説を参照のこと)、PDGF−ABを、ポリクロ
ーナルウサギ抗PDGF−AA、次にペルオキシダーゼ標識抗
ウサギIgGを用いて検出した。
真核生物起源のPDGFを用いると、特異的シグナルが、PD
GF−AB(ヒト血小板由来)により得られ、わずかな交差
反応がPDGF−BBにより得られる。
図9)ELISA Iを用いる組換えBHK細胞の培養上清中のPD
GF−A鎖またはPDGF−B鎖の検出: 標準物からの検量線(図7.1および2を参照のこ
と);以下の遺伝子でトランスフェクトされたBHK細胞
起源の試料: 試料1:pSBC−2−PDGF−A;試料2:pSBC−2−PDGF−B;試
料3:pSBC−2−G−PDGF−B190;試料4:pSBC−PDGF−A/
B;試料5:pSBC−PDGF−B/A;試料6:pSBC−PDGF−A/−G−
B190;試料7:pSBC−PDGF−B190/−G−A;試料8:pSBC−2
−PDGF−A+pSBC−2−PDGF−B;試料9:pSBC−PDGF−A
+pSBC−2−G−PDGF−B190;試料10:pSBC−LUC/−G−
SEAP;試料11:pSBC−SEAP/−G−LUC。
中央:ノーザンブロット分析 LUCおよびSEAPに対する単シストロンおよび複シスト
ロン発現構築物で安定してトランスフェクトされたBHK
細胞の全プールからのmRNAを試験した。RNAをPurchioら
(1979)の方法により単離し、1%アガロースホルムア
ルデヒドゲル(Lehrachら,1977)上で分画し、ナイロン
膜上にブロットし、[32P]−標識アクチン、LUCおよび
SEAP特異的プローブとハイブリダイズさせた。予測通
り、単シストロンmRNAは約1900〜2500ntの大きさである
が、これに対して複シストロンmRNAの場合は、2つのリ
ポーター遺伝子のコーディング配列に対応する大きさ
(約3800〜4400ヌクレオチド)で存在する。このこと
は、対応する遺伝子産物は1つの複シストロンmRNAに解
読されていることを実証している。
右手側:ルシフェラーゼおよびSEAP発現の結果 1.1および1.2に記載のようにして結果を決定した。
表2)BHK細胞におけるPDGF−A鎖およびPDGF−B鎖に
ついての単シストロンおよび複シストロン発現ベクター
の生産性 培養上清中のPDGF濃度を、マイトジェン試験を用いて
測定した。PDGF−ABは、ELISA IIを用いて特異的に検出
された(2.3、標準物からの検量線を参照のこと、図8
を参照のこと)。
II.実施例: 実施例に挙げた発現の適用は、単シストロンおよび複
シストロン転写ユニットに基づく。発現されるべき遺伝
子は、それぞれベクターpSBC−1およびpSBC−2に組み
込まれる。ベクターの構築は、LUCおよびSEAP遺伝子の
発現について図2Aから2C、およびPDGF−AおよびPDGF−
B遺伝子の例を用いる図6Aから6Cに示されるように、複
シストロンを形成するpSBC−1およびpSBC−2の組換え
を容易にする。プラスミドpSBC−PDGF−A/−G−B190
(G=配列番号:6に記載のアフリカツメガエルレービス
由来のβ−グロビン配列)を動物細胞に移した後、PDGF
−Aの翻訳がcap依存様式で行われ、そしてPDGF−Bの
翻訳がポリオ−IRESに依存して行われる。相当する様式
で、pSBC−PDGF−B190/−G−Aおよびリポーター遺伝
子LUCおよびSEAPは、単シストロンおよび/または複シ
ストロンmRNA分子により翻訳される。
実施例1:複シストロンベクター系を用いるリポーター遺
伝子LUCおよびSEAPの発現 1.1 ルシフェラーゼの検出方法 ルシフェラーゼは細胞抽出物中に含まれる。その活性
は、ルシフェリン(基質)、ATP、およびMg2+を添加す
ることにより定量され得、ルシフェラーゼ遺伝子の活性
の測定にかけられ得る。以下の反応が起こる(de Wet
ら,1987): ルシフェラーゼ+ルシフェリン+ATP+Mg2+←→ルシフェラーゼ・ ルシフェリル−AMP+PPi ルシフェラーゼ・ルシフェリル−AMP+O2→ルシフェラーゼ +オキシルシフェリン+AMP+CO2+hv 1.2 分泌アルカリホスファターゼの検出方法 アルカリホスファターゼは結合リン酸基の加水分解を
触媒する酵素である。真核生物に存在する膜局在酵素
は、糖リン脂質アンカー(anchor)を有しており、これ
によって、酵素はそのC末端により膜に結合されてい
る。分泌タンパク質は、しばしば、細胞の内部にまたは
膜中に局在しているタンパク質よりも検出するのに便利
であるので、人工的な翻訳終止シグナルをヒト胎盤由来
のアルカリホスファターゼの配列(513アミノ酸)に489
位で導入した(Bergerら,1988)。対応する発現プラス
ミドのトランスフェクション後生じたタンパク質変異体
は、有効に培地に分泌され、リポーター分子として使用
するのにきわめて適切である(SEAP=分泌アルカリホス
ファターゼ)。それは比色分析または蛍光分析により検
出され得る(Bergerら,1988)。
1.3 形質転換BHK細胞の調製 単シストロンおよび複シストロン発現ベクター(これ
らはリポーター遺伝子LUCおよびSEAPのコーディング配
列またはPDGF−A鎖およびPDGF−B鎖を有する(図2A−
Cおよび6A−Cを参照のこと))をリン酸カルシウム沈
降法によりBHK細胞にトランスフェクトした(Wiglerら,
1979;Grahamおよびvan der Eb,1973)。トランスフェク
ションの前日に、2〜3×105BHK細胞/24cm2を新しい培
養フラスコに移し、トランスフェクションの4時間前
に、DME培地を用いて培地の交換を行った。5μgの上
述のプラスミドDNA、および0.5μgの選択プラスミドpA
G60およびpSV2pac(Colbre−Garapin,1981;Varaら,19
86、これらはそれぞれネオマイシン耐性遺伝子およびプ
ロマイシン耐性をコードしている)を250μlの250mM C
aCl2中に共に懸濁した。この溶液を、無菌ガス中に吹き
付けて連続的に撹拌しながら、250μlの2×HEPES緩衝
液(280mM NaCl;50mM HEPES;1.5mM NaH2PO4,pH7.1)に
ゆっくりと添加し、生じた沈殿物を栄養培地に加えた。
トランスフェクションの2日後、安定してトランスフェ
クトした細胞の選択を、DME培地から2倍選択培地(5
μg/mlプロマイシン;500μg/ml G418、Wirthら,1988)
に培地を交換することにより開始した。PDGF産生または
LUP/SEAP産生BHK細胞の代表的なクローンを、1992年8
月11日にDSMに寄託した。以下のような番号がつけられ
た: 1.4 IRES調節シストロンの前に翻訳増大配列を導入し
た結果としての等モル量の遺伝子産物LUCおよびSEAPの
発現 表1のリポーター遺伝子構築物pSBC−LUC/SEAPおよび
pSBC−SEAP/LUCを用いる本研究者らの結果により、複シ
ストロン構築物におけるIRESに依存する翻訳の発現は、
通常、capに依存する様式で翻訳されるシストロンにお
ける発現よりも明らかに低いことが証明された。これ
は、文献から知られる値に相当する。アフリカツメガエ
ルレービス由来のβグロビン配列(配列番号:6)を、単
シストロンおよび複シストロンリポーター遺伝子構築物
中の唯一のNot I切断部位(図2C)に挿入した。複シス
トロン発現ベクターでは、それは、第1シストロンのプ
ロモーターと5'UTRとの間または第2シストロンのIRES
要素と5'UTRとの間に直接配置される。
個々のシストロンの翻訳効率の増大は、図2A−2Cに示さ
れるリポーター遺伝子構築物を用いて測定した。表1
は、βグロビン配列が、5の要素による単シストロン発
現ユニットにおけるルシフェラーゼのcap依存翻訳およ
び3の要素による複シストロン発現ユニットにおけるIR
ES依存翻訳を刺激することを示す。後者は、複シストロ
ンベクターにおいてシストロン1および2の等モル発現
を指示する。表1に示されたノーザンブロットは、相当
する遺伝子産物がそれぞれ単シストロンmRNAおよび複シ
ストロンmRNAから解読されることを示す。特定のmRNA濃
度は細胞において同じオーダーのマグニチュードからな
るという事実から、グロビン配列の発現増大効果は翻訳
のレベルで理解されることが分かる。
第1シストロンおよび第2シストロンの遺伝子産物の
等モル発現は、アフリカツメガエルレービス由来のグロ
ビン遺伝子の5'UTR(配列番号:6)を導入することによ
り達成された。
実施例2:複シストロンベクター系を用いるPDGF−ABヘテ
ロダイマーの発現 2.1 馴化細胞培養上清の調製 BHK細胞を1.3と類似のようにして形質転換した。コロ
ニー数を数えた後、細胞をトリプシン処理し、新鮮な選
択培地に採取し、そして細胞数を105細胞/mlにまで調整
した。それぞれ、この細胞懸濁液10mlを底面積65cm2
フラスコに移し、さらに24時間培養する。次いで培地を
除去し、播種した細胞をPBSで2回洗浄し、そして培地
を10mlの産生培地(DMEM、血清および選択抗生物質を含
まない)と取り替える。24時間後、培地を取り去る。採
取した上清を分析まで−20℃で保存する。細胞数を数
え、液体窒素中に保存する。採取する時、フラスコ当た
りの細胞数は0.8〜1.2×107である。
2.2 マイトジェン試験を用いる培養上清中のPDGFの検
出 PDGFのマイトジェン活性は、密度阻止線維芽細胞にお
けるDNA合成速度の刺激の測定することにより決定され
得る。PDGF種はすべてこの試験において生物学的に活性
であるので、これによりイソ型は区別し得ない。
このアッセイは、Shipleyら(1984)に従ってAKR−2B
マウス線維芽細胞を用いて24ウエルプレート中で行っ
た。この試験では、純粋PDGFでは、約5ng/mlの濃度で半
最大刺激を示した。この値を生産性を決定するために用
いた。マイトジェン試験の結果を、表2中のPDGF−AB−
ELISAからの値と比較する。
2.3 PDGF ELISAを用いる培養上清におけるPDGF−ABヘ
テロダイマーの検出 2つの「2抗体サンドイッチアッセイ」を、I.)PDGF
ダイマー中のPDGF−A鎖およびPDGF−B鎖のおおよその
定量、およびII.)PDGF−AAおよびPDGF−BBの存在下で
のPDGF−ABの明確な定量が可能なように構成した。
I.2つのポリクローナル抗PDGF抗体を用いるサンドイッ
チアッセイ 96ウエルのポリスチレンプレート(Dynatechから入
手、U−Platte,No.M124B)を以下の順にコーティング
する(それぞれ、各工程間0.05%Tween 20を含むPBSで
4回洗浄する)。
I.1 ポリクローナルヤギ抗PDGF−AB−IgG(Collaborat
ive Reseachから入手、No.40017);これはPDGF−AB、P
DGF−BBに結合し、そして少量がPDGF−AAに結合す
る)、0.05M炭酸/炭酸水素緩衝液中2μg/mlのうちの5
0μlを4℃で一晩。
I.2 1%BSA(E.Merckから入手,No.12018、PBS中)、p
H7.5、100μlを室温で1時間。
I.3 0.1%BSAおよび0.05%Tween 20を含有するPBS(PB
S+)中に希釈したPDGF含有溶液、50μlを室温で1時
間。
I.4.1 ポリクローナルウサギ抗PDGF−AA−IgG(Genzym
eから入手、No.ZP−214、これはPDGFダイマーのA鎖に
結合する)、PBS+中2μg/mlのうちの50μlを室温で
1時間;(ELISA I.1)または I.4.2 ポリクローナルウサギ抗PDGF−BB−IgG(Genzym
eから入手、No.ZP−215、これはPDGFダイマーのB鎖に
結合する)、I.4.1と同様(ELISA I.2)。
I.5 POD標識ヤギ抗ウサギIgG(Pierceから入手、No.31
460)、PBS+中0.1μg/mlのうちの50μlを室温で1時
間、E.S.BOSら(J.Immunoassay (1981),187−204)
に従って基質テトラメチルベンジジンを用いる検出。
II.モノクローナル抗PDGF抗体およびポリクローナル抗P
DGF抗体を用いるサンドイッチアッセイ ELISA Iと同様のプレートを以下の順にコーティング
する(量、緩衝液、およびインキュベーション時間は上
記の通り): II.1 ヒツジ抗マウスIgG(Boehringer Mannheimから入
手、No.1097 105)、3μg/ml。
II.2 1%BSA(PBS中) II.3 クローン1B3由来のマウスハイブリドーマ上清[S
P2/0−骨髄腫細胞を、組換えPDGF−AB(J.Hoppeら、199
0に従ってE.coliから得た)で免疫したマウス由来の脾
臓細胞と融合することにより得られる]、2μg/ml IgG
2a。モノクローナル抗体はPDGFダイマーのB鎖に特異的
に結合する。
II.4 PDGF含有溶液。
II.5 ポリクローナルウサギ抗PDGF−AA−IgG(I.4.1を
参照のこと)、2μg/ml II.6 I.5と同様。
2.4 IRES制御シストロンの前への翻訳増大配列の導入
の結果としてのPDGF A鎖およびB鎖の等モル量の発現 図5に記載のように変異させたPDGF−Bを含む複シス
トロン構築物は、通常、複シストロンベクターにおける
配置に対応して、3:1の比でPDGF A鎖およびB鎖の発現
を導く。2つの遺伝子の等モル発現は、ポリオ要素のリ
ボソーム内部エントリー部位の3'領域に翻訳増大配列を
導入することにより達成された。このような要素は、例
えば、アフリカツメガエルレービス由来のβグロビン配
列(配列番号:6)である。このβグロビン配列(オリゴ
マーG)を、複シストロンベクターの唯一のNot I切断
部位に挿入した(図6C)。得られたプラスミドでは、そ
れは、IRES要素と第2シストロンの5'UTRとの間に直接
的に配置される。
2.5 結果: 組換えBHK細胞の培養上清由来のPDGFの3つの異なる
分析の結果を図9および表2に示す。
ELISA Iを用いて、2つのPDGF鎖の比の大まかな概算を
行うことが可能である。従って、シストロン間要素の効
率に関して結論が引き出され得、そして複シストロン構
築物はおよそ等量のPDGF−AおよびPDGF−Bが翻訳され
るように構築され得る。しかし、これに関連して、ELIS
A I.1においてPDGF−ABが、PDGF−AAよりも強いシグナ
ルを与えることを考慮に入れるべきである。マイトジェ
ン試験は、異なるイソ型(PDGF−AA、PDGF−AB、または
PDGF−BB)間で差異を生じることなく、培養上清中に存
在するrPDGFの全量に対する有用な値を提供する。ヘテ
ロダイマーPDGF−ABの特定比は、PDGF−AB特異的ELISA
IIによって決定され得る。PDGFホモダイマーの百分率比
は、マイトジェン試験の結果とこの後者の分析の結果と
の間の差異から、高精度で決定され得る。
略語: B190 − C末端切断PDGF−B前駆体(DNA) B − PDGF−B鎖(タンパク質)、切断PDGF−B前
駆体起源 BHK − ハムスター細胞系 bp − 塩基対 BSA − ウシ血清アルブミン CHO − ハムスター細胞系 DMEM − ダルベッコの改変イーグル培地 ELISA − 酵素結合免疫吸着アッセイ G − アフリカツメガエルレービス由来βグロビン
配列 IgG − Gクラス免疫グロブリン IRES − リボソーム内部エントリー部位 LUC − ルシフェラーゼ nt − ヌクレオチド PBS − リン酸緩衝化塩化ナトリウム溶液 PCR − ポリメラーゼ連鎖反応 PDGF − 血小板由来成長因子 SEAP − 分泌アルカリホスファターゼ UTR − 非翻訳領域 配列表 (1)一般的情報: (i)出願人: (A)氏名:バイアースドルフ アーゲー (B)番地:ウナシュトラーセ 48 (C)市:ハンブルク (E)国:ドイツ連邦共和国 (F)郵便番号:20253 (A)氏名:ゲーベーエフ−ゲゼルシャフト フュ
ア ビオテヒノロギッシェ フォルシュング エムベー
ハー (B)番地:マシェローダー ベーク 1 (C)市:ブラウンシュバイク (E)国:ドイツ連邦共和国 (F)郵便番号:38124 (ii)発明の名称:多シストロン発現ユニットおよび
それらの使用 (iii)配列数:25 (iv)コンピューター読み出し形態: (A)媒体型:フロッピーディスク (B)コンピューター:IBM PC互換 (C)OS:PC−DOS/MS−DOS (D)ソフトウェア:パテントインリリース#1.0,
バージョン#1.25(EPA) (2)配列番号:1の情報: (i)配列の特徴: (A)配列の長さ:748塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類:cDNA (vi)起源: (A)生物名:ホモサピエンス (vii)直接の起源: (B)クローン名:pODA(Eichnerら、1989) (ix)配列の特徴: (A)特徴を表す記号:CDS (B)存在位置:95..682 (D)他の情報:/産物=「PDGF−A前駆体配列(短
いスプライシング形態)」 /注記=「末端が5'−EcoR Iおよび3'−
Hind III制限切断部位であるpODA由来のヒトPDGF−A遺
伝子(短いスプライシング形態、[2])」 /出典=([2]) (ix)配列の特徴: (A)特徴を表す記号:mat_peptide (B)存在位置:353..682 (D)他の情報:/産物=「成熟PDGF−A鎖」 (x)公開情報: (A)著者:Eichner,W. Jaeger,V. Herbst,D. Hauser,H. Hoppe,J. (C)刊行物:Eur.J.Biochem. (D)巻:185 (F)頁:135−140 (G)日付:1989 (x)公開情報: (A)著者:Hoppe,J. Schumacher,L. Eichner,W. Weich,H.A. (C)刊行物:FEBS Lett. (D)巻:223 (F)頁:243−246 (G)日付:1987 (xi)配列:配列番号:1: (2)配列番号:2の情報: (i)配列の特徴: (A)配列の長さ:196アミノ酸 (B)配列の型:アミノ酸 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類:タンパク質 (xi)配列:配列番号:2: (2)配列番号:3の情報: (i)配列の特徴: (A)配列の長さ:868塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類:cDNA (vi)起源: (A)生物名:ホモサピエンス (vii)直接の起源: (B)クローン名:pMVW−2(Weichら、1986) (ix)配列の特徴: (A)特徴を表す記号:CDS (B)存在位置:40..762 (D)他の情報:/産物=「PDGF−B前駆体配列」 /注記=「末端が、5'−EcoR Iおよび3'
−Hind III制限切断部位であるpGEM2−PDGF−B由来の
ヒトPDGF−B遺伝子」 (ix)配列の特徴: (A)特徴を表す記号:mat_peptide (B)存在位置:283..609 (D)他の情報:/産物=「成熟PDGF−B鎖」 (x)公開情報: (A)著者:Weich,H.A. Sebald,W. Schairer,H.U. Hoppe,U. (C)刊行物:FEBS Lett. (D)巻:198 (F)頁:344−348 (G)日付:1986 (xi)配列:配列番号:3: (2)配列番号:4の情報: (i)配列の特徴: (A)配列の長さ:241アミノ酸 (B)配列の型:アミノ酸 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類:タンパク質 (xi)配列:配列番号:4: (2)配列番号:5の情報: (i)配列の特徴: (A)配列の長さ:628塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (vi)起源: (A)生物名:ポリオウイルス(Poliovirus)1型
(Mahoney株) (vii)直接の起源: (B)クローン名:pGEM3−5'Polio(M)(4708 b
p),(Sarnow,1989) (ix)配列の特徴: (A)特徴を表す記号:− (B)存在位置:1..628 (D)他の情報:/注記=「ポリオウイルス1型(Ma
honey)の5'非翻訳領域の最初の628ntが示されている」 (ix)配列の特徴: (A)特徴を表す記号:− (B)存在位置:610 (D)他の情報:/注記=「610位で塩基対がCから
Gに置換されている非正配列」 (x)公開情報: (A)著者:Sarnow,P. (C)刊行物:J.Virol. (D)巻:63 (F)頁:467−470 (G)日付:1989 (xi)配列:配列番号:5: (2)配列番号:6の情報: (i)配列の特徴: (A)配列の長さ:55塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (vi)起源: (A)生物名:アフリカツメガエルレービス(Xeno
pus laevis)(FalconeおよびAndrews;Patientら) (ix)配列の特徴: (A)特徴を表す記号:− (B)存在位置:12..55 (D)他の情報:/注記=「β−グロビン相同性;末
端が制限切断部位である部分配列」 (ix)配列の特徴: (A)特徴を表す記号:− (B)存在位置:12..55 (D)他の情報:/注記=「5'−3'方向付けは、複シ
ストロンベクターのポリオ−UTRとシストロン2との間
への挿入に関する」 (x)公開情報: (A)著者:Falcone,D. Andrews,D.W. (C)刊行物:Mol.Cell.Biol. (D)巻:11 (E)号:5 (F)頁:2656−2664 (G)日付:1991 (x)公開情報: (A)著者:Patient,R.K. Harris,R. Walmsley,M.E. Williams,J.G. (C)刊行物:J.Biol.Chem. (D)巻:258 (F)頁:8521−8523 (G)日付:1983 (xi)配列:配列番号:6: (2)配列番号:7の情報: (i)配列の特徴: (A)配列の長さ:17塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ix)配列の特徴: (A)特徴を表す記号:− (B)存在位置:1..17 (D)他の情報:/標識=M1317MER /注記=「合成DNA;PCRに利用されるM13
配列決定用プライマー(New England Biolabs GmbH)」 (xi)配列:配列番号:7: (2)配列番号:8の情報: (i)配列の特徴: (A)配列の長さ:24塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ix)配列の特徴: (A)特徴を表す記号:− (B)存在位置:1..24 (D)他の情報:/標識=M1324MER /注記=「合成DNA;PCRに利用されるM13
逆配列決定用プライマー(New England Biolabs Gmb
H)」 (xi)配列:配列番号:8: (2)配列番号:9の情報: (i)配列の特徴: (A)配列の長さ:19塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ix)配列の特徴: (A)特徴を表す記号:− (B)存在位置:1..19 (D)他の情報:/標識=NCCLSA1 /注記=「合成DNA;pMVW−2由来の
短縮したPDGF−B前駆体を、バクテリオファージM13mp1
9中で再クローニングするための合成リンカー」 (xi)配列:配列番号:9: (2)配列番号:10の情報: (i)配列の特徴: (A)配列の長さ:19塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ix)配列の特徴: (A)特徴を表す記号:− (B)存在位置:1..19 (D)他の情報:/標識=NCCLSA2 /注記=「合成DNA;pMVW−2由来の短縮
したPDGF−B前駆体を、バクテリオファージM13mp19中
で再クローニングするための合成リンカー」 (xi)配列:配列番号:10: (2)配列番号:11の情報: (i)配列の特徴: (A)配列の長さ:37塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ix)配列の特徴: (A)特徴を表す記号:− (B)存在位置:1..37 (D)他の情報:/標識=PDGBBCL /注記=「合成DNA;Bcl I−切断部位
を、PDGF−B前駆体の5'−領域に挿入するための突然変
異誘発プライマー」 (xi)配列:配列番号:11: (2)配列番号:12の情報: (i)配列の特徴: (A)配列の長さ:110塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ix)配列の特徴: (A)特徴を表す記号:− (B)存在位置:1..110 (D)他の情報:/標識=PPDGFB1 /注記=「合成DNA;成熟PDGF−B前駆体
配列の再構成のための合成リンカー」 (xi)配列:配列番号:12: (2)配列番号:13の情報: (i)配列の特徴: (A)配列の長さ:110塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ix)配列の特徴: (A)特徴を表す記号:− (B)存在位置:1..110 (D)他の情報:/標識=PPDGFB2 /注記=「合成DNA;成熟PDGF−B前駆体
配列の再構成のための合成リンカー」 (xi)配列:配列番号:13: (2)配列番号:14の情報: (i)配列の特徴: (A)配列の長さ:30塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ix)配列の特徴: (A)特徴を表す記号:− (B)存在位置:1..30 (D)他の情報:/標識=5'−POLIO1 /注記=「合成DNA;合成PCRプライマ
ー」 (xi)配列:配列番号:14: (2)配列番号:15の情報: (i)配列の特徴: (A)配列の長さ:28塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ix)配列の特徴: (A)特徴を表す記号:− (B)存在位置:1..28 (D)他の情報:/標識=3'−POLIO2 /注記=「合成DNA;合成PCRプライマ
ー」 (xi)配列:配列番号:15: (2)配列番号:16の情報: (i)配列の特徴: (A)配列の長さ:13塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ix)配列の特徴: (A)特徴を表す記号:− (B)存在位置:1..13 (D)他の情報:/標識=E−N−E1 /注記=「合成DNA;合成リンカー」 (xi)配列:配列番号:16: (2)配列番号:17の情報: (i)配列の特徴: (A)配列の長さ:13塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ix)配列の特徴: (A)特徴を表す記号:− (B)存在位置:1..13 (D)他の情報:/標識=E−N−E2 /注記=「合成DNA;合成リンカー」 (xi)配列:配列番号:17: (2)配列番号:18の情報: (i)配列の特徴: (A)配列の長さ:19塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ix)配列の特徴: (A)特徴を表す記号:− (B)存在位置:1..16 (D)他の情報:/標識=PDGFB190−PRIM I /注記=「合成DNA;合成PCRプライマ
ー」 (xi)配列:配列番号:18: (2)配列番号:19の情報: (i)配列の特徴: (A)配列の長さ:37塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ix)配列の特徴: (A)特徴を表す記号:− (B)存在位置:1..37 (D)他の情報:/標識=PDGFB190−PRIM II /注記=「合成DNA;合成PCRプライ
マー」 (xi)配列:配列番号:19: (2)配列番号:20の情報: (i)配列の特徴: (A)配列の長さ:1956塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類:cDNA (vi)起源: (A)生物名:ホモサピエンス (vii)直接の起源: (B)クローン名:pSQ2−SEAP(Bergerら、1988) (ix)配列の特徴: (A)特徴を表す記号:CDS (B)存在位置:43..1560 (D)他の情報:/注記=「ヒトSEAP遺伝子;末端に
5'−EcoR Iおよび3'−Hind III制限切断部位を有する」 (ix)配列の特徴: (A)特徴を表す記号:mat_peptide (B)存在位置:94..1560 (D)他の情報:/産物=「成熟タンパク質」 (x)公開情報: (A)著者:Berger,J. Hauber,J. Hauber,R. Geiger,R. Cullen,B.R. (C)刊行物:Gene (D)巻:66 (F)頁:1−10 (G)日付:1988 (x)公開情報: (A)著者:Millan,J.L. (C)刊行物:J.Biol.Chem. (D)巻:261 (F)頁:3112−3115 (G)日付:1986 (xi)配列:配列番号:20: (2)配列番号:21の情報: (i)配列の特徴: (A)配列の長さ:506アミノ酸 (B)配列の型:アミノ酸 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類:タンパク質 (xi)配列:配列番号:21: (2)配列番号:22の情報: (i)配列の特徴: (A)配列の長さ:1811塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類:cDNA (vi)起源: (A)生物名:ホタル(Photinus pyralis) (vii)直接の起源: (B)クローン名:pRSVLUC(de Wetら、1987) (ix)配列の特徴: (A)特徴を表す記号:CDS (B)存在位置:94..1743 (D)他の情報:/注記=「ルシフェラーゼ遺伝子の
コーディング領域;末端が、5'−Sma Iおよび3'−Hind
III制限切断部位である」 (x)公開情報: (A)著者:de Wet,J.R. Wood,K.V. DeLuca,M. Helinski,D.R. Subramani,S. (C)刊行物:Mol.Cell.Biol. (D)巻:7 (F)頁:725−737 (G)日付:1987 (xi)配列:配列番号:22: (2)配列番号:23の情報: (i)配列の特徴: (A)配列の長さ:550アミノ酸 (B)配列の型:アミノ酸 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類:タンパク質 (xi)配列:配列番号:23: (2)配列番号:24の情報: (i)配列の特徴: (A)配列の長さ:625塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類:cDNA (vi)起源: (A)生物名:ホモサピエンス (vii)直接の起源: (B)クローン名:pSBC−1/−2−PDGF−B (ix)配列の特徴: (A)特徴を表す記号:CDS (B)存在位置:40..609 (D)他の情報:/産物=「PDGF−B前駆体配列」 (ix)配列の特徴: (A)特徴を表す記号:mat_peptide (B)存在位置:283..609 (D)他の情報:/産物=「成熟PDGF−B鎖」 (xi)配列:配列番号:24: (2)配列番号:25の情報: (i)配列の特徴: (A)配列の長さ:190アミノ酸 (B)配列の型:アミノ酸 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類:タンパク質 (xi)配列:配列番号:25:
フロントページの続き (72)発明者 ディルクス,ヴィルヘルム ドイツ連邦共和国 デー―38106 ブラ ウンシュバイク,ビェルテンヴェク 13 (72)発明者 ヴィルト,マンフレート ドイツ連邦共和国 デー―38300 ヴォ ルフェンビュッテル,マルクトシュトラ ーセ 1 (72)発明者 ホイザー,ハンスエルク ドイツ連邦共和国 デー―38104 ブラ ウンシュバイク,ゲオルク―ヴェスター マンアレー 29 (72)発明者 アイヒナー,ヴォルフラム ドイツ連邦共和国 デー―22301 ハン ブルク,ドロテーンシュトラーセ 49 (72)発明者 アハターベルク,フォルカー ドイツ連邦共和国 デー―20257 ハン ブルク,アイムスビュッテラー マルク トプラッツ 11 (72)発明者 デルシュナー,アルブレヒト ドイツ連邦共和国 デー―20357 ハン ブルク,シャンツェンシュトラーセ 107 (72)発明者 マイヤー−インゴルト,ヴォルフガング ドイツ連邦共和国 デー―22457 ハン ブルク,アム ハーゼンカンプ 29 (72)発明者 ミエルケ,ハイコ ドイツ連邦共和国 デー―21629 ノイ ブルムストルフ,フィッシュベカー シュトラーセ 22 (56)参考文献 特開 昭63−119682(JP,A) J.Biol.Chem.Vol. 263,No.31(1988)p.16202− 16208 日本生化学会編「新生化学実験講座第 7巻、増殖分化因子とその受容体」 (1991) 東京化学同人p.12−18 J.Biol.Chem.Vol. 263,No.31(1988)p.16493− 16498 Eur.J.Biochem.Vo l.185,No.1(1989)p.135− 140 Virology,Vol.186,N o.2(1992.Feb.)p.669−675 Nucleic Acids Re s.,Vol.20,No.6(1992.M ar.)p.1293−1299 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) BIOSIS/WPI(DIALOG) PubMed

Claims (33)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】以下の一般式で特徴づけられる、宿主細胞
    としての哺乳動物細胞におけるポリペプチドまたはそれ
    らのサブユニットの等モル発現のための多シストロン発
    現ユニット: p−5'UTR−C1−(IRES−Y−C2−3'UTR−ポリA であって、 ここで、 「p」は、転写プロモーターであり、 「5'UTR」は、非翻訳ヌクレオチド配列であり、 nは1、2、または3であり、 「C1」および「C2」は、それぞれポリペプチドまたはそ
    のサブユニットをコードする遺伝子を含むシストロンで
    あり、ここで、nが2または3の場合、連続基の配列
    (IRES−Y−C2)は互いに同じであるかまたは異なり
    得、そしてさらにC1およびC2は同じであるかまたは異な
    り得、 「IRES」は、ウイルス、細胞、または合成起源のヌクレ
    オチド配列であり、該ヌクレオチド配列は翻訳段階で内
    部開始の原因となる配列であり、 「Y」は、アフリカツメガエルレービス由来のβ−グロ
    ビン配列またはそのフラグメントであり、 ここで、アフリカツメガエルレービス由来の該β−グロ
    ビン配列は、以下: (a)配列番号:6に記載のヌクレオチド配列;および (b)(a)に規定される該ヌクレオチド配列における
    1または数個のヌクレオチドの置換、欠失または付加に
    よって、(a)の該配列から誘導される、ヌクレオチド
    配列、 からなる群より選択され、 ここで、「Y」は、IRESと共同して、C1およびC2の遺伝
    子産物が等モル量で発現されるような様式でC2に含まれ
    る遺伝子の発現を確実にし、 「3'UTR」は、非翻訳ヌクレオチド配列であり、そして 「ポリA」は、ポリアデニル化シグナルである、 発現ユニット。
  2. 【請求項2】前記IRESが、ポリオウイルス1型の5'UT
    R、脳心筋炎ウイルス(EMV)の5'UTR、「サイラーのネ
    ズミ脳脊髄炎ウイルス」(TMEV)の5'UTR、「ウシ腸内
    ウイルス」(BEV)の5'UTR、「コクサッキーB型ウイル
    ス」(CBV)の5'UTR、「ヒトライノウイルス」(HRV)
    の5'UTR、「ヒト免疫グロブリン重鎖結合タンパク質」
    (BIP)5'UTR、ショウジョウバエアンテナペディア5'UT
    R、ショウジョウバエウルトラビトラックス5'UTR、また
    は上記配列の遺伝的ハイブリッドまたは上記配列由来の
    フラグメントであることにより特徴づけられる、請求項
    1に記載の発現ユニット。
  3. 【請求項3】前記IRESが、配列番号:5に記載のヌクレオ
    チド配列であることにより特徴づけられる、請求項1ま
    たは2に記載の発現ユニット。
  4. 【請求項4】前記IRESが、配列番号:5に記載のポリオウ
    イルス1型UTRであり、そして「Y」が配列番号:6に記
    載のアフリカツメガエルレービス由来のβグロビン配列
    であることにより特徴づけられる、請求項1から3のい
    ずれか1つに記載の発現ユニット。
  5. 【請求項5】C1およびC2が、それぞれ、単一のタンパク
    質またはヘテロマーのタンパク質のポリペプチドサブユ
    ニットをコードする遺伝子を含むことにより特徴づけら
    れる、請求項1から4のいずれか1つに記載の発現ユニ
    ット。
  6. 【請求項6】C1およびC2が、それぞれ、第VIII因子、ク
    レアチンキナーゼ、ヘモグロビン、免疫グロブリン、組
    織適合性抗原、T−細胞レセプター、散乱因子(HGF−S
    F)、トランスフォーミング増殖因子β型ファミリーの
    メンバー、骨形態形成タンパク質(BMP)のメンバー、
    インテグリンファミリーのメンバー、またはPDGF、の異
    なるサブユニットをコードする遺伝子を含むことにより
    特徴づけられる、請求項1から5のいずれか1つに記載
    の発現ユニット。
  7. 【請求項7】「n」が1であり、そしてC1およびC2が、
    PDGFのA鎖またはB鎖、またはそのアナログまたはフラ
    グメントをコードする遺伝子を代替的に含むことにより
    特徴づけられる、請求項4に記載の発現ユニットであっ
    て、両遺伝子が該発現ユニットで同時発現され、 ここで、該アナログは、以下: (a)PDGFのA鎖またはB鎖のアミノ酸配列における1
    または数個のアミノ酸の置換、欠失または付加によっ
    て、該PDGFのA鎖またはB鎖から誘導される、ポリペプ
    チド;および (b)PDGFのA鎖またはB鎖のヌクレオチド配列からな
    るDNAまたはその相補体にストリンジェントな条件下で
    ハイブリダイズする核酸によってコードされる、ポリペ
    プチド、 からなる群より選択され、 ここで、該C1およびC2の産物が、マイトジェン活性を有
    するヘテロダイマーを形成し得る、 発現ユニット。
  8. 【請求項8】C1またはC2が、PDGF−AK(配列番号:1)ま
    たはPDGF−AL前駆体配列を含むことにより特徴づけられ
    る、請求項7に記載の発現ユニット。
  9. 【請求項9】C1またはC2が、完全PDGF−B前駆体配列
    (配列番号:3)、サル肉腫ウイルス由来のv−sis遺伝
    子、またはこれらの配列の変異体を含むことにより特徴
    づけられる、請求項7または8に記載の発現ユニットで
    あって、 ここで、該変異体は、以下: (a)完全PDGF−B前駆体配列(配列番号:3)およびサ
    ル肉腫ウイルス由来のv−sis遺伝子のうちの一方にお
    ける1または数個のヌクレオチドの置換、欠失または付
    加によって、該完全PDGF−B前駆体配列(配列番号:3)
    およびサル肉腫ウイルス由来のv−sis遺伝子のうちの
    一方の配列から誘導される、ヌクレオチド配列;および (b)完全PDGF−B前駆体配列(配列番号:3)およびサ
    ル肉腫ウイルス由来のv−sis遺伝子のうちの一方のヌ
    クレオチド配列からなるDNAまたはその相補体にストリ
    ンジェントな条件下でハイブリダイズする核酸の、ヌク
    レオチド配列、 からなる群より選択され、 ここで、該C1およびC2の産物が、マイトジェン活性を有
    するヘテロダイマーを形成し得る、 発現ユニット。
  10. 【請求項10】C1またはC2が、191位のアミノ酸でアル
    ギニンをコードするコドンを翻訳終止コドンに置換する
    ことにより末端切断されているPDGF−B前駆分子(配列
    番号:24)をコードする遺伝子フラグメントを含むこと
    により特徴づけられる、請求項7から9のいずれか1つ
    に記載の発現ユニット。
  11. 【請求項11】C1およびC2が、PDGF−AK(配列番号:1)
    または末端切断されたPDGF−B190前駆体配列(配列番
    号:24)を代替的に含むことにより特徴づけられる、請
    求項7に記載の発現ユニットであって、両遺伝子が該発
    現ユニットで同時発現される、発現ユニット。
  12. 【請求項12】「n」は1であり、そしてC1およびC
    2が、互いに異なるリポーター遺伝子を含むことにより
    特徴づけられる、請求項1から4のいずれか1つに記載
    の発現ユニット。
  13. 【請求項13】前記リポーター遺伝子がルシフェラーゼ
    および分泌アルカリホスファターゼをコードすることに
    より特徴づけられる、請求項12に記載の発現ユニット。
  14. 【請求項14】作動可能な様式で挿入された請求項1か
    ら13のいずれか1つに記載の発現ユニットを含む組換え
    DNAベクター。
  15. 【請求項15】請求項14に記載のベクターで形質転換さ
    れた哺乳動物細胞である、宿主細胞。
  16. 【請求項16】CHOまたはBHK細胞であることにより特徴
    づけられる、請求項15に記載の宿主細胞。
  17. 【請求項17】作動可能な様式で挿入された請求項7か
    ら11のいずれか1つに記載の発現ユニットを含むベクタ
    ーで形質転換される哺乳動物細胞であることにより特徴
    づけられる、宿主細胞。
  18. 【請求項18】CHOまたはBHK細胞であることにより特徴
    づけられる、請求項17に記載の宿主細胞。
  19. 【請求項19】前記細胞がDSM ACC 2048に相当するクロ
    ーン92−22−6またはDSM ACC 2049に相当する92−22−
    7の1つに由来するPDGF−AB産生BHK細胞であることに
    より特徴づけられる、請求項18に記載の宿主細胞。
  20. 【請求項20】請求項15から19のいずれか1つに記載の
    宿主細胞が適切な培地で培養され、そして生じたタンパ
    ク質が該細胞および該培地から分離されることにより特
    徴づけられる、等モル割合のポリペプチドサブユニット
    からなるタンパク質を調製する方法。
  21. 【請求項21】ヘテロマータンパク質を調製するため
    の、請求項20に記載の方法。
  22. 【請求項22】前記タンパク質が、第VIII因子、クレア
    チンキナーゼ、ヘモグロビン、免疫グロブリン、組織適
    合性抗原、T−細胞レセプター、散乱因子(HGF−S
    F)、トランスフォーミング増殖因子β型ファミリーの
    メンバー、骨形態形成タンパク質(BMP)のメンバー、
    インテグリンファミリーのメンバー、またはPDGFである
    ことにより特徴づけられる、請求項20または21に記載の
    方法。
  23. 【請求項23】請求項17から19のいずれか1つに記載の
    宿主細胞が適切な培地で培養され、そして生じたrPDGF
    −ABが該細胞および該培地から分離されることにより特
    徴づけられる、ヘテロマーrPDGF−ABを調製する方法。
  24. 【請求項24】作動可能な様式で挿入された請求項12ま
    たは13に記載の発現ユニットを含むベクターで形質転換
    される哺乳動物であることにより特徴づけられる、宿主
    細胞。
  25. 【請求項25】DSM ACC 2046に相当するクローン91−46
    −9に由来することにより特徴づけられる、請求項24に
    記載の宿主細胞。
  26. 【請求項26】一般式p−5'UTR−C1−(IRES−Y−
    C2−3'UTR−ポリAによって特徴付けられる発現ユ
    ニットにおいて、IRESと共同して、C1およびC2の遺伝子
    産物のほぼ等モルの発現をもたらす翻訳に影響を及ぼす
    「Y」配列を検出する方法であって、 ここで、 「p」は、転写プロモーターであり、 「5'UTR」は、非翻訳ヌクレオチド配列であり、 nは1、2、または3であり、 「C1」および「C2」は、それぞれポリペプチドまたはそ
    のサブユニットをコードする遺伝子を含むシストロンで
    あり、ここで、nが2または3の場合、連続基の配列
    (IRES−Y−C2)は互いに同じであるかまたは異なり
    得、そしてさらにC1およびC2は同じであるかまたは異な
    り得、 「IRES」は、ウイルス、細胞、または合成起源のヌクレ
    オチド配列であり、該ヌクレオチド配列は翻訳段階で内
    部開始の原因となる配列であり、 「3'UTR」は、非翻訳ヌクレオチド配列であり、そして 「ポリA」は、ポリアデニル化シグナルであり、 該方法は、以下: (a)試験される配列を、該一般式の「Y」の位置に導
    入して、発現ユニットを構築する工程; (b)作動可能な様式で挿入された該発現ユニットを含
    むベクターを構築する工程; (c)宿主細胞として哺乳動物細胞を工程(b)からの
    ベクターで形質転換し、適切な培地で培養する工程;お
    よび (d)C1およびC2の発現産物を、培地中で定量するか、
    または次いで該細胞および/または該培地から分離する
    工程、 によって特徴付けられる、方法。
  27. 【請求項27】CHOまたはBHK細胞が工程(c)において
    宿主細胞として用いられることにより特徴づけられる、
    請求項26に記載の方法。
  28. 【請求項28】請求項24に記載の宿主細胞が工程(c)
    において用いられることにより特徴づけられる、請求項
    26に記載の方法。
  29. 【請求項29】前記IRESが配列番号:5に記載の配列であ
    ることにより特徴づけられる、請求項26から28のいずれ
    か1項に記載の方法。
  30. 【請求項30】一般式p−5'UTR−C1−(IRES−Y−
    C2−3'UTR−ポリAによって特徴付けられる発現ユ
    ニットにおいて、「Y」と共同して、C1およびC2の遺伝
    子産物のほぼ等モルの発現をもたらす翻訳を開始させる
    IRES配列を検出する方法であって、 ここで、 「p」は、転写プロモーターであり、 「5'UTR」は、非翻訳ヌクレオチド配列であり、 nは1、2、または3であり、 「C1」および「C2」は、それぞれポリペプチドまたはそ
    のサブユニットをコードする遺伝子を含むシストロンで
    あり、ここで、nが2または3の場合、連続基の配列
    (IRES−Y−C2)は互いに同じであるかまたは異なり
    得、そしてさらにC1およびC2は同じであるかまたは異な
    り得、 「Y」は、アフリカツメガエルレービス由来のβ−グロ
    ビン配列またはそのフラグメントであり、 ここで、アフリカツメガエルレービス由来の該β−グロ
    ビン配列は、以下: (a)配列番号:6に記載のヌクレオチド配列;および (b)(a)に規定される該ヌクレオチド配列における
    1または数個のヌクレオチドの置換、欠失または付加に
    よって、(a)の該配列から誘導される、ヌクレオチド
    配列、 からなる群より選択され、 「3'UTR」は、非翻訳ヌクレオチド配列であり、そして 「ポリA」は、ポリアデニル化シグナルであり、 該方法は、以下: (a)試験される配列を、該一般式の「IRES」の位置に
    導入して、発現ユニットを構築する工程; (b)作動可能な様式で挿入された該発現ユニットを含
    むベクターを構築する工程; (c)宿主細胞として哺乳動物細胞を工程(b)からの
    ベクターで形質転換し、適切な培地で培養する工程;お
    よび (d)C1およびC2の発現産物を、培地中で定量するか、
    または次いで該細胞および/または該培地から分離する
    工程、 によって特徴付けられる、方法。
  31. 【請求項31】CHOまたはBHK細胞が工程(c)において
    宿主細胞として用いられることにより特徴づけられる、
    請求項30に記載の方法。
  32. 【請求項32】請求項24に記載の宿主細胞が工程(c)
    において用いられることにより特徴づけられる、請求項
    30に記載の方法。
  33. 【請求項33】「Y」が配列番号:6に記載の配列である
    ことにより特徴づけられる、請求項30から32のいずれか
    1つに記載の方法。
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J.Biol.Chem.Vol.263,No.31(1988)p.16202−16208
J.Biol.Chem.Vol.263,No.31(1988)p.16493−16498
Nucleic Acids Res.,Vol.20,No.6(1992.Mar.)p.1293−1299
Virology,Vol.186,No.2(1992.Feb.)p.669−675
日本生化学会編「新生化学実験講座第7巻、増殖分化因子とその受容体」(1991) 東京化学同人p.12−18

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