JP3514894B2 - 内容液注出容器の中栓付キャップ - Google Patents

内容液注出容器の中栓付キャップ

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JP3514894B2
JP3514894B2 JP30638695A JP30638695A JP3514894B2 JP 3514894 B2 JP3514894 B2 JP 3514894B2 JP 30638695 A JP30638695 A JP 30638695A JP 30638695 A JP30638695 A JP 30638695A JP 3514894 B2 JP3514894 B2 JP 3514894B2
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利一 小川
有弘 小野田
忠司 早川
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内容液注出容器の
中栓付キャップに関する。
【0002】
【従来の技術】容器口筒部に形成した嵌合突条に、内容
液注出筒と開閉蓋とを備えたキャップを嵌着するように
した内容液注出容器は、従来より周知である。一般的な
従来の注出容器は、図5に示すよう容器口筒部2aの上
端に設けた嵌合突条3aの下面に、キャップの嵌着筒7
aの内周に設けられた一つの嵌合突条14aの上面が係
合するようにして、キャップを容器口筒部2aに嵌着し
ており、嵌合は一重であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のキ
ャップは、合成樹脂を素材とし、射出成形により成型さ
れているので、嵌合突条14aの上方部分はアンダーカ
ットとなっていた。型抜きを容易にするためには、低密
度ポリエチレン等の軟質の合成樹脂を用いなければなら
ず、また、嵌合突条の高さhをあまり大きくすることが
できなかった。そして、キャップの素材にポリエチレン
樹脂を用いた場合には、その軟化温度が低いので、樹脂
の軟化によって嵌着が弱められることもあった。したが
って、嵌着を強固にしようとしても成型品の型抜きとい
うことから一定の限度があった。
【0004】そのため、誤ってキャップのみを掴んで容
器を持ち上げたり、また、容器の持ち上げ時に容器とキ
ャップとが離間するような力が加えられると、キャップ
が抜けることがあり、場合によってはキャップが外れ容
器が落ちて内容物がまき散らされることもあった。ま
た、本来の使用法を外れ、使用者がキャップをいじった
り、故意にキヤップをこじ開けることもあったので、こ
のような不正な使用によってもキャップが外れないよう
にする必要も生じてきた。
【0005】本発明は、上記の問題を解決することを技
術的課題とし、キャップの嵌着をより強固にし、キャッ
プが簡単に外れないようにするとともに、さらに不正な
使用によるキャップの脱離を防止するための新規な内容
液注出容器の中栓付キャップを提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するため、中栓付キャップとして、容器口筒部に上
下二つの嵌合突条を設けた容器と、注出筒と嵌着筒とを
設けた中栓と、開閉蓋と嵌着筒とを設け、前記中栓に被
嵌するようにしたキャップとを備えた内容液注出容器に
おいて、前記中栓 の嵌着筒内周に容器口筒部の上部嵌合
突条に嵌着される嵌合突条を設け、前記キャップの嵌着
筒内周に、中栓の嵌着筒外周面に嵌合する係合面と該嵌
着筒下端に嵌着される嵌合突条と、前記容器口筒部の下
部嵌合突条に嵌着される嵌合突条とを設けたことを特徴
とする構成を採用し、中栓の素材に低密度ポリエチレン
を用い、キャップの素材にポリプロピレンを用いる。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。図1において、Aは、ガラス
または合成樹脂により成形された容器本体であって、容
器胴部1と容器口筒部2とからなっている。容器口筒部
2の上端には、外方に突出する断面がほぼ三角形状の上
部嵌合突条3が形成されており、その下方に上部嵌合突
条3よりさらに外方に突出する断面がほぼ三角形状の下
部嵌合突条4が形成されている。
【0008】Bは、低密度ポリエチレンその他軟質の合
成樹脂によって射出成形された中栓であり、注出筒5と
嵌着部6とからなっている。Cは、軟化温度の高いポリ
プロピレンその他の硬質の合成樹脂を用い、射出成形に
よって成型されたキャップで、筒状のキャップ基体7
と、該基体に蝶番8で連結された開閉蓋9とからなって
いる。
【0009】図2に示すように中栓Bは、注出筒5と嵌
着部6とからなっており、嵌着部6は、嵌着筒10と、
該嵌着筒の上端部を覆う上壁板11と、該上壁板の下方
にあって容器口筒部に嵌合される係合筒12とから形成
されている。嵌着筒10の外周面上部にはローレット1
3が刻設され、内周には前記容器口筒部2の上部突条3
に嵌着される嵌合突条14が形成されている。前記注出
筒5は、前記係合筒12の内周と面一の内周を有するよ
う上壁板11の上面に形成されており、注出筒5の上端
周縁は外方に拡開されて注出口唇部15が形成されてい
る。注出筒5外周の上壁板11の上面は、一定の勾配を
有する傾斜面11aとされている。前記係合筒12内の
上壁板11には、係合筒12の内周に沿って薄肉を残し
て切断溝16が設けられおり、その内部上壁板は除去部
17となっている。該除去部17の上面には、連結片を
介して指かけリング18が設けられている。
【0010】図3、4に示すようにキャップCの嵌着筒
7の上端内周縁部には、係合リング20が形成され、該
リングの蝶番8の反対側には膨出部21が設けられてい
る。嵌着筒7の内周上部には、前記中栓Bのローレット
13に嵌合する嵌合面22が形成され、内周下部には、
中栓Bの下端面に係合する係合突条23と、前記容器口
筒部2の下部嵌合突条4に嵌着される嵌合突条24が形
成されている。
【0011】容器口筒部2の嵌合突条3、4と中栓B、
キャップCとの寸法関係については、容器口筒部2の上
部嵌合突条3の外径と中栓Bの内径、および下部嵌合突
条4の外径とキャップCの内径とは、それぞれ締め代を
残してほぼ等しくされている。
【0012】前記開閉蓋9は、頂壁25と側壁26とか
らなり、頂壁25の下面中央部には、前記中栓Bの注出
筒5内周に嵌合し、その注出口唇部15を密封する密封
リング27が設けられている。側壁26には、蝶番8の
反対側の内周に、前記係合リング20の膨出部21に係
合する係止部28が設けられ、外周にはつまみ部29が
設けられている。
【0013】次に、上記構成による作用効果について説
明する。内容液充填後、キャップの打栓に当たっては、
まず、中栓BにキャップCを被嵌し、両者を結合する。
結合に際しては、中栓B上面の傾斜面11aの最高部と
キャップCの蝶番部分が一致するように位置決めしてキ
ャップを押し込む。その際、中栓Bのローレット13と
キャップCの嵌合面22とは嵌合締着されて両者を廻動
不能とし、キャップの係合突条23は、中栓Bの嵌着筒
10下端に係合して上下動を不能として両者を強固に結
合する。
【0014】次に結合したものを容器口筒部に打栓す
る。打栓時には、まず、中栓Bの嵌合突条14は容器口
筒部2の上部嵌合突条3に、キャップCの嵌合突条24
は、容器の下部嵌合突条4に同時に衝接し、引き続い
て、中栓、キャップのそれぞれの嵌合突条14、24
は、容器口筒部2の嵌合突条3、4を乗り越えて下降
し、その下面に係合する位置で同時に嵌着される。その
際、嵌着と同時に上壁板11が容器口筒部上端に衝接さ
れて打栓工程が完了する。
【0015】容器の開封にあたっては、つまみ部29を
持ち上げて開閉蓋9を開き、指かけリング18を引き上
げると、切断溝16が切断されて除去部17を容易に取
り去ることができ、注出口が形成される。開封後に、開
閉蓋9を閉じると、密封リング27が注出口に嵌合さ
れ、内容液の流出を阻止するとともに、係合リング20
の膨出部21に、側壁26の係合部27が係合し、開閉
蓋9を確実に維持する。
【0016】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成されている
から、次の効果を奏する。容器口筒部に上下二つの係合
突条を設け、中栓とキャップとを別体にし、それぞれに
係合突条を設け、中栓の嵌合突条を容器口筒部の上部嵌
合突条に嵌着し、キャップの下部嵌合突条を容器口筒部
下部嵌合突条に嵌着しているので、嵌合が二重になっ
て、中栓、キャップは容器に強固に嵌着され、また、中
栓が軟質の合成樹脂であっても、キャップで外から覆わ
れ、保護されているので、中栓、キャップが外れなくな
った。また中栓を低密度ポリエチレン、キャップをポリ
プロピレンで成形した場合には、ポリプロピレンの軟化
温度はポリエチレンより高いので、高温においても、キ
ャップは軟化することなく、キャップの嵌合突条と容器
口筒部の下部嵌合突条との嵌着は変わらない。したがっ
て、高温になっても中栓とキャップが容器口筒部から抜
け落ちることがなく、調理用ガス台、湯水の側など台所
の高温雰囲気の中で使用していても安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の中栓付キャップの分解斜視図である。
【図2】中栓を示す図面で、(a)は平面図、(b)は
縦断側面図、(c)は底面図である。
【図3】キャップを示す図面で、(a)は一部縦断側面
図、(b)は開閉蓋を開いた時の平面図、(c)は底面
図である。
【図4】本発明の容器、中栓、キャップの縦断側面図で
ある。
【図5】 従来の容器を示す縦断側面図である。
【符号の説明】
A 容器本体 B 中栓 C キャップ 2,2a 容器口筒部 3,3a 上部嵌合突条 4 下部嵌合突条 5 注出筒 6 嵌着部 7 キャップ基体 8 蝶番 9 開閉蓋 10 嵌着筒 11 上壁板 12 係合筒 13 ローレット 14,14a,24 嵌合突条 22 嵌合面 23 係合突条
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭62−134846(JP,U) 実開 平1−158455(JP,U) 実公 平3−39418(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 41/58 B65D 41/18 B65D 41/28 B65D 47/36

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器口筒部に上下二つの嵌合突条を設け
    た容器と、注出筒と嵌着筒とを設けた中栓と、開閉蓋と
    嵌着筒とを設け、前記中栓に被嵌するようにしたキャッ
    プとを備えた内容液注出容器において、 前記中栓の嵌着筒内周に容器口筒部の上部嵌合突条に嵌
    着される嵌合突条を設け、前記キャップの嵌着筒内周
    に、中栓の嵌着筒外周面に嵌合する係合面と該嵌着筒下
    端に嵌着される嵌合突条と、前記容器口筒部の下部嵌合
    突条に嵌着される嵌合突条とを設けたことを特徴とする
    中栓付キャップ。
  2. 【請求項2】 中栓の素材に低密度ポリエチレンを用
    い、キャップの素材にポリプロピレンを用いたことを特
    徴とする請求項1記載の中栓付キャップ。
JP30638695A 1995-11-01 1995-11-01 内容液注出容器の中栓付キャップ Expired - Lifetime JP3514894B2 (ja)

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