JP3513466B2 - 混合物の吹き付け工法とその装置 - Google Patents

混合物の吹き付け工法とその装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、骨材とセメントと
水との混合物(骨材として砂などの細骨材を選択した場
合はモルタルであり、骨材として砕石などの粗骨材を選
択した場合はコンクリートである。)の吹き付け工法
と、その工法に用いて好適な混合物の吹き付け装置とに
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、法面に緑化用の植生基材を吹き
付ける法面の緑化保護工法では、植生基材の流亡を防止
して安定に定着させるために、法面にモルタルまたはコ
ンクリートの吹き付けによる法枠を形成して、その法枠
内に緑化用の植生基材が吹き付けられる。
【0003】その他、法面の崩壊防止に際しても、法面
にネットを張設して、このネットを埋め込むように、モ
ルタルまたはコンクリートが吹き付けられ、高架鉄道や
高速道路、山岳トンネルなどの構築や補修などに際して
も、モルタルまたはコンクリートの吹き付けが行われ
る。
【0004】上記のモルタルまたはコンクリート(以
下、モルタルを例にして説明する。)の吹き付けに際し
て、従来では、砂、セメント、水等を、コンプレッサー
が接続されたモルタルガン機と称される圧送装置の撹拌
槽に投入し、これらの撹拌によるモルタルを圧送装置の
モルタル圧送タンクに供給して、このモルタルをバッチ
毎に圧搾空気にてホースで圧送し、これをホース先端の
ノズルから吹き付けるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、撹拌槽から
モルタル圧送タンクに供給されたモルタルを、圧搾空気
によってバッチ毎に、ホース先端のノズルに圧送するこ
とから、モルタルの連続的な吹き付けが不能となり、モ
ルタル材料の圧送に脈動が生じて、時間当たり一定量の
モルタルを圧送することができず、このため、モルタル
の吹き付けに疎密のムラが発生し、更に、上記の圧送装
置では、高所への或いは水平距離で遠方へのモルタルの
搬送に限界があった。
【0006】本発明は、かゝる実情に鑑みて成されたも
のであって、その目的は、骨材とセメントと水との混合
物(モルタルまたはコンクリート)の高所あるいは水平
距離で遠方への連続的な吹き付けを可能とした混合物の
吹き付け工法と、その工法に用いて好適な混合物の吹き
付け装置とを提供する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明による混合
物の吹き付け工法は、ジェット気流を導入して負圧域を
形成し且つ混合物を圧送する円周エジェクタ装置を、ホ
ッパー装置の混合物取り出し口に接続する一方、前記負
圧域に混合物を強制的に送り出すスクリューコンベア
、その混合物を強制的に送り出す端部を前記負圧域に
入り込ませて、設け、かつ、先端に混合物の吹き付けノ
ズルを備えたホースを円周エジェクタ装置の混合物導出
口に接続して、ジェット気流の導入による負圧域を通し
てジェット気流により、混合物をノズルから吐出するこ
とを特徴としている(請求項1)。
【0008】上記の円周エジェクタ装置の具体構造は、
後述する本発明の実施の形態の説明によって明らかであ
るが、ホッパー装置に投入された混合物は、円周エジェ
クタ装置による所謂コアンダ効果によって負圧域に吸引
されるだけでなく、スクリューコンベアによって確実か
つ定量的に負圧域に導入されて、次いでジェット気流に
より、ホースを介してノズルに圧送されるのであって、
混合物を随時、ホッパー装置に追加供給することで、混
合物の定量的かつ連続的な吹き付けが可能となる。
【0009】混合物の吹き付け装置として、ジェット気
流を導入して負圧域を形成し且つ混合物を圧送する円周
エジェクタ装置を、ホッパー装置の混合物取り出し口に
接続する一方、前記負圧域に混合物を強制的に送り出す
スクリューコンベアを、その混合物を強制的に送り出す
端部を前記負圧域に入り込ませて、ホッパー装置に設
け、かつ、先端に混合物の吹き付けノズルを備えたホー
スを円周エジェクタ装置の混合物導出口に接続すること
で、請求項1に記載の工法に用いて好適な混合物の吹き
付け装置が提供される(請求項2)。
【0010】この際、混合物圧送用のホース途中に、継
手手段を介して中継用のホースを接続可能に構成し、か
つ、継手手段の一方の継手部材に、混合物を中継圧送す
るための円周エジェクタ装置を備えることで(請求項
3)、混合物の圧送距離を延長することが容易に可能と
なる。
【0011】更に、継手手段として、一方の継手部材に
雄ねじ部を設け、他方の継手部材を、ホース接合用のフ
ランジ付き筒部材と、この筒部材に対して回転自在で且
つフランジに係止して、上記の雄ねじ部に螺着されるシ
ール押圧用の筒状部材とから構成すれば(請求項4)、
実施の形態の説明で明らかになるように、ホース接続の
作業性が向上する。
【0012】また、混合物を中継圧送するための円周エ
ジェクタ装置に対する高圧エアの供給ラインを、シール
押圧用の筒状部材に接続すれば(請求項5)、ホース連
結の都度、高圧エアの供給ラインを接続する手間が不要
になることから、接続作業の更なる向上が達成される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は法面Nに対する法枠1の成
形状況ならびに法枠1内への植生基材2の吹き付けによ
る法面Nの緑化保護状況を示している。
【0014】上記の法枠1の成形には、一般には、ミキ
サー車3によってコンクリート工場から搬入された生モ
ルタル(砂などの細骨材とセメントと水との混合物)ま
たは生コンクリート(砕石などの粗骨材とセメントと水
との混合物)が用いられるが、ここでは配合比がセメン
ト1:砂4:水0.5の生モルタル4を用いるものとし
て説明する。
【0015】上記の法面Nの緑化保護に際して、法面N
に金網などのネット5を張設すると共に、このネット5
上に鉄筋6を格子状に配置して、この格子状の鉄筋6に
よる空間部に養生シート7を配置する一方、格子状の鉄
筋6を覆うようにモルタル4を吹き付けて、格子状の法
枠1を形成し、その後、養生シート7を剥がし、かつ、
植物種子や肥料を含んだ植生基材2を法枠1内に吹き付
けて、法面Nの緑化保護を図るようにしている。
【0016】モルタル4の吹き付け装置は、図2及び図
3に示すように、バイブレーター8付きのシュート9を
備えたホッパー装置10のモルタル取り出し口11に、
ジェット気流の導入手段12を備えた円周エジェクタ装
置13を接続する一方、モルタル4を円周エジェクタ装
置13に向けて強制的に送り出すスクリューコンベア1
4を、ホッパー装置10の下部側に配置し、かつ、先端
にモルタルの吹き付けノズル15を備えたホース16
を、円周エジェクタ装置13のモルタル導出口17に接
続して成る。
【0017】円周エジェクタ装置13は、スクリューコ
ンベア14のモルタル送り出し端部を内蔵する内筒18
を、スクリューコンベア14の下流側に延出させて、ホ
ッパー装置10のモルタル取り出し口11に連設すると
共に、この内筒18の外まわりにフランジ19を連設
し、このフランジ19に外筒20を取り付け、かつ、内
筒18とほゞ同じ内径の筒体21を備えたフランジ22
を、内筒18端部とによって微小の環状スリットaを形
成するように、前記外筒20に連設のフランジ23に連
設して、前記内筒18と外筒20およびフランジ19,
22によって環状のエアチャンバーAを形成している。
【0018】一方、ジェット気流の導入手段12は、前
記外筒20の周方向に所定の間隔を隔てて、例えば六等
分箇所にエアノズル24を設けると共に、コンプレッサ
ー25からのエア供給ライン26をエアノズル24に接
続して成り、前記エアチャンバーAに高圧のエアを導入
して、そのエアを環状スリットaによってジェット気流
にし、前記筒体21に接続のモルタル圧送用ホース16
に向けて噴出することで、円周エジェクタ装置13の内
筒18内部に負圧域Bが形成される一方、ジェット気流
は、所謂コアンダ効果によって密度を高めるように、モ
ルタル圧送用ホース16の内面に引き寄せられるのであ
って、スクリューコンベア14によるモルタル4の強制
送り出し端部を、この負圧域Bに入り込ませている。
【0019】上記の構成によれば、ホッパー装置10に
投入されたモルタル4は、スクリューコンベア14によ
って確実かつ定量的に負圧域Bに送り出され、かつ、こ
のスクリューコンベア14によって負圧域Bに強制的に
送り出されたモルタル4は、円周エジェクタ装置13に
よる負圧の吸引作用を受けて、順次負圧域Bを通過し、
次いでホース16内面に引き寄せられる高密度のジェッ
ト気流に乗って、ホース16内を圧送されるのであっ
て、負圧域Bへのモルタル4の送り出しが定量的である
ことから、吹き付け装置によるモルタル4の搬送能力は
安定したものとなり、かつ、モルタル4を随時、ホッパ
ー装置10に追加供給することで、モルタル4は定量的
に連続圧送されることになる。
【0020】モルタル4の圧送用ホース16は、円周エ
ジェクタ装置13のモルタル導出口17に接続される基
部側のホース16aと、モルタル4の吹き付けノズル1
5を備えた先端側のホース16bと、このホース16
a,10bにわたって、継手手段27を介して接続され
る複数本(又は1本)の中継用ホース16cとから成
り、かつ、図4及び図5に示すように、継手手段27の
一方の継手部材(図示する例では上流側の継手部材)2
8には、モルタル4を中継圧送するための円周エジェク
タ装置29を備えている。
【0021】上記の中継圧送用の円周エジェクタ装置2
9は、機能的には上述した円周エジェクタ装置13と同
じであることから、詳細な説明を省略するが、可撓性を
有する例えばゴム製のホース端部を接着接合する金属製
の筒部材30と、この筒部材30に螺着されて、それぞ
れ環状のエアチャンバーCとスリットbとを形成する金
属製の外筒部材31とによって構成され、かつ、外筒部
材31には、エアチャンバーCに連通する2本のエア流
路c,dが形成されている。
【0022】他方の継手部材32は、ホース端部を接着
接合する金属製の筒部材33から成り、この筒部材33
は、シール材34を介して外筒部材31に気密状に螺着
されるもので、その螺着状態において、外筒部材31の
エア流路dに連通するエア流路e,fが、シール材34
と筒部材33とに形成されている。
【0023】尚、シール材34には、複数個の係止孔h
が形成され、継手部材28の外筒部材31には、係止孔
hに係入するピンiが設けられていて、継手部材28に
対するシール材34の廻り止めを図るように構成されて
おり、更に、シール材34のエア流路eは、筒部材33
の中心まわりでの円弧孔に形成されており、かつ、継手
部材28と筒部材33のエア流路c,fの端部には、シ
ール材34のエア流路eと同じ円弧孔の凹入部jが形成
されている。
【0024】そして、基部側のホース16aの継手部材
28には、エアチャンバーCに接続の高圧エアの供給ラ
イン35が接続され、かつ、中継用ホース16cのそれ
ぞれには、他方の継手部材32と一方の継手部材28と
にわたって、高圧エアの供給ライン36が接続されてい
て、ホース継手手段27のそれぞれの部位において、円
周エジェクタ装置29による所謂コアンダ効果により、
モルタル4を中継圧送するように構成されている。
【0025】尚、モルタル4を中継圧送するための円周
エジェクタ装置29を、図6に示すように、継手手段2
7の他方(下流側)の継手部材32に備えて実施可能で
あることは言うまでもない。
【0026】上記の構成によるモルタルの圧送用ホース
16によれば、ホースをばらした状態では、これが嵩張
らないことから、保管面ならびに運搬の作業面で好適で
あり、かつ、ホース接続の作業によって円周エジェクタ
装置29が継手手段27に構成されることから、作業性
が向上すると共に、中継用ホース16cを多数接続する
ことによって、モルタル4を連続的に長距離搬送するこ
とが容易に可能となる。
【0027】尚、モルタル圧送用のホース16を長くし
た場合、下流側の円周エジェクタ装置29に供給される
エア圧が低下して、コアンダ効果によるモルタル4の圧
送能力が低くなることが懸念されるが、これに対して
は、例えば図7に示すように、継手部材28に別途、高
圧エア供給ライン36aの接続口mを形成して、この近
辺に可搬式のコンプレッサー25aを持ち込み、このコ
ンプレッサー25aと接続口mとにわたって高圧エア供
給ライン36aを接続することで、モルタル4の圧送能
力の低下問題を解消することができる。
【0028】上記の構成にかゝるモルタル4の吹き付け
装置によれば、従来のモルタルガン機と称される圧送装
置による吹き付けに比較して、モルタル4の高所への吹
き付け、或いは、水平距離での遠方へのモルタル4の連
続的な吹き付けが可能となり、モルタル4の吹き付け能
力の大幅な改善、延いてはモルタル4の効率的な連続吹
き付けが達成される。
【0029】そして、上記構成の吹き付け装置は、従来
のモルタルガン機と称される圧送装置に比較して、非常
に小型軽量な機械装置となるので、狭隘な林道等であっ
ても小型の車両によって運搬することができ、かつ、狭
い現場においても、装置の設置ならびにモルタル1の吹
き付け施工が可能となる。
【0030】別の実施の形態による継手手段27を図8
に示している。この実施の形態では、上記した螺着タイ
プの継手手段27のうち、一方の継手部材28の外筒部
材31に、ストレート筒部37とキー部材38とを連設
する一方、他方の継手部材32の筒部材33には、スト
レート筒部37とキー部材38とを嵌入するキー溝39
付きのストレート孔部40を形成して、継手部材28,
32をストレート嵌合によって連結するようにし、か
つ、外筒部材31と筒部材33との嵌合部に、この両者
31,33に食い込む透孔41を形成すると共に、筒部
材33側の透孔41の下部側に雌ねじ部42を形成し
て、透孔41を通して雌ねじ部42にねじピン43を螺
着することで、継手部材28,32を一体化するように
構成している。
【0031】即ち、図5〜図7に示した螺着タイプの継
手手段27では、基部側のホース16aに対する中継用
ホース16cの連結、並びに、中継用のホース16cに
対する先端側ホース16bの連結に際して、中継用なら
びに先端側のホース16c,16bの全体を回す必要が
あるが、この図8に示す継手手段27では、継手部材2
8,32をストレート嵌合によって連結する形態をとっ
ていることから、ホース全体を回す必要がなく、作業性
の向上を図ることができる。
【0032】更に別の実施の形態による継手手段27を
図9に示している。この実施の形態では、継手手段27
の一方の継手部材28を、図5に示したものと同様に、
円周エジェクタ装置29を備えた構造のものとし、他方
の継手部材32を、ホース端部を圧入して接合するフラ
ンジ44付きの金属製筒部材45と、この筒部材45に
対して回転自在で且つ上記のフランジ44に係止して、
一方の継手部材28の雄ねじ部46に螺着される筒状部
材47と、この筒状部材47と雄ねじ部46との間に介
装のシール48とから構成している。
【0033】かゝる構成の継手手段27においても、ホ
ース全体を回すことなく、基部側のホース16aに対す
る中継用ホース16cの連結、並びに、中継用のホース
16cに対する先端側ホース16bの連結が可能であ
る。
【0034】この場合、ホース16b,16cの連結に
際して、その都度、高圧エアの供給ライン36を継手部
材28に接続する必要があるが、この接続の作業を不要
にした継手手段27を、図10及び図11に示してい
る。
【0035】この図示する実施の形態の継手手段27で
は、一方の継手部材28を、例えばゴム製のホース端部
を接着接合する金属製の筒部材30と、図8に示したも
のと同様に、ストレート筒部37とキー部材38とを連
設した外筒部材31とによって、円周エジェクタ装置2
9を構成したものとし、かつ、継手部材28の外筒部材
31に雄ねじ部49を形成している。
【0036】そして、他方の継手部材32を、ホース端
部を接着接合するフランジ50付きの金属製筒部材51
と、この筒部材51に対して回転自在で且つ上記のフラ
ンジ50に係止して、一方の継手部材28の雄ねじ部4
9に螺着される筒状部材52とから構成し、かつ、この
継手部材32の筒部材51に、一方の継手部材28のス
トレート筒部37とキー部材38とを嵌入するキー溝5
3付きのストレート孔部54を形成すると共に、更に、
この筒部材51に、上記の円周エジェクタ装置29に高
圧エアを供給するための高圧エアライン36を接続して
いる。
【0037】かゝる構成の継手手段27では、ホース全
体を回すことなく、基部側のホース16aに対する中継
用ホース16cの連結、並びに、中継用のホース16c
に対する先端側ホース16bの連結が可能であり、しか
も、ホース接合用の筒部材48に高圧エアライン36を
一体化しているので、ホース連結の都度、高圧エアの供
給ライン36を接続する手間が不要となり、作業の更な
る向上が達成される利点がある。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、混合物(モルタルまたはコンクリート)を
高所に或いは水平距離で遠方に、連続的かつ効率的に吹
き付け可能な混合物の吹き付け工法が提供される。
【0039】そして、請求項2記載の発明によれば、請
求項1記載の工法に用いて好適な混合物の吹き付け装置
が提供され、これに加えて、請求項3記載の発明によれ
ば、混合物の連続圧送距離を延長することが容易に可能
な混合物の吹き付け装置が提供される。
【0040】更に、請求項4記載の発明によれば、ホー
ス接続の作業性を向上できる混合物の吹き付け装置が提
供され、請求項5記載の発明によれば、接続作業の更な
る向上を期し得る混合物の吹き付け装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】モルタルの吹き付けによる法枠の成形状況なら
びに植生基材の吹き付けによる法面の緑化保護状況を示
す形態図である。
【図2】モルタル吹き付け装置の構成図である。
【図3】ホッパー装置ならびに円周エジェクタ装置を示
す断面図である。
【図4】中継用ホースの斜視図である。
【図5】一方の継手部材に中継圧送用の円周エジェクタ
装置を備えた継手手段の断面図である。
【図6】他方の継手部材に中継圧送用の円周エジェクタ
装置を備えた別の実施の形態による継手手段の断面図で
ある。
【図7】中継圧送用の円周エジェクタ装置におけるモル
タルの圧送能力をアップさせるようにした継手手段の断
面図である。
【図8】継手手段をストレート嵌合タイプに構成した別
の実施の形態による中継用ホースの斜視図である。
【図9】別の実施の形態による継手手段の断面図であ
る。
【図10】更に別の実施の形態による継手手段の断面図
である。
【図11】図10に示した継手手段の組み立て断面図で
ある。
【符号の説明】
4…混合物(モルタル)、10…ホッパー装置、11…
混合物取り出し口、13,29…円周エジェクタ装置、
14…スクリューコンベア、15…混合物の吹き付けノ
ズル、16…混合物の圧送用ホース、16c…中継用ホ
ース、17…混合物導出口、27…継手手段、B…負圧
域。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−13330(JP,A) 実開 昭48−68212(JP,U) 実開 昭56−59384(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B05B 7/04 E02D 17/20 E21D 11/10

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 骨材とセメントと水との混合物の吹き付
    け工法であって、ジェット気流を導入して負圧域を形成
    し且つ混合物を圧送する円周エジェクタ装置を、ホッパ
    ー装置の混合物取り出し口に接続する一方、前記負圧域
    に混合物を強制的に送り出すスクリューコンベアを、そ
    の混合物を強制的に送り出す端部を前記負圧域に入り込
    ませて、設け、かつ、先端に混合物の吹き付けノズルを
    備えたホースを円周エジェクタ装置の混合物導出口に接
    続して、ジェット気流の導入による負圧域を通してジェ
    ット気流により、混合物をノズルから吐出することを特
    徴とする混合物の吹き付け工法。
  2. 【請求項2】 骨材とセメントと水との混合物の吹き付
    け装置であって、ジェット気流を導入して負圧域を形成
    し且つ混合物を圧送する円周エジェクタ装置を、ホッパ
    ー装置の混合物取り出し口に接続する一方、前記負圧域
    に混合物を強制的に送り出すスクリューコンベアを、そ
    の混合物を強制的に送り出す端部を前記負圧域に入り込
    ませて、ホッパー装置に設け、かつ、先端に混合物の吹
    き付けノズルを備えたホースを円周エジェクタ装置の混
    合物導出口に接続して成ることを特徴とする混合物の吹
    き付け装置。
  3. 【請求項3】 混合物圧送用のホース途中に、継手手段
    を介して中継用のホースを接続可能に構成し、かつ、継
    手手段の一方の継手部材に、混合物を中継圧送するため
    の円周エジェクタ装置を備えて成る請求項2に記載され
    た混合物の吹き付け装置。
  4. 【請求項4】 継手手段として、一方の継手部材に雄ね
    じ部を設け、他方の継手部材を、ホース接合用のフラン
    ジ付き筒部材と、この筒部材に対して回転自在で且つフ
    ランジに係止して、上記の雄ねじ部に螺着されるシール
    押圧用の筒状部材とから構成して成る請求項3に記載さ
    れた混合物の吹き付け装置。
  5. 【請求項5】 混合物を中継圧送するための円周エジェ
    クタ装置に対する高圧エアの供給ラインを、シール押圧
    用の筒状部材に接続して成る請求項4に記載された混合
    物の吹き付け装置。
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