JP3513147B2 - Usbストレージデバイス及びその制御装置 - Google Patents
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Description
いて情報を記憶するUSBストレージデバイスに関す
る。
SB(Universal Serial Bus)規格に基づいたインター
フェースを備え、USBコネクタ部分を本体に一体化す
ることによってコンパクトな形状を実現した着脱式のU
SBストレージデバイスが広く知られている(例えば特
許文献1)。このようなUSBストレージデバイスはコ
ンパクトな形状であるため安価に製造でき、内部にコマ
ーシャル等のソフトウェアを書き込んで企業の販促品と
して利用されている。
くは、ソフトウェアが誤って消去されないようにするた
め、ライトプロテクトスイッチのような物理的なスイッ
チを設け、そのスイッチを切り替えることにより、読み
込み、書き込み及び消去が可能な状態と読み込みのみが
可能な状態とを切り替えられるようにしている。また、
ROM等の元々書き換え不可能なメモリを使用して完全
に書き込み及び消去をできないようにする場合もある。
者が情報を書き込めないようにしてしまうと、使用目的
が限られてしまい使い勝手が悪かった。また、ソフトウ
ェアの実行時に一時ファイルやデータ等が書き込めず
に、ソフトウェア自体の機能が制限される場合もあっ
た。一方、上述したライトプロテクトスイッチを用いる
場合は、使用者が意識しない物理的要因によってライト
プロテクトスイッチが解除されてしまい、意図しない書
き込みや消去が実行される場合もあり得た。
特許文献2に記載のような技術が考えられている。これ
は、書き換え可能型の可搬型メディアに対して、仮想的
に書き換え禁止領域や読み込み禁止領域を設けてハイブ
リッドな構成にするものである。
に記載の技術をUSBストレージデバイスに適用するこ
とを考えた場合、具体的な実現方法としては次のような
方法が考えられる。一つは、USBストレージデバイス
に、内部的に2つのUSBストレージデバイス(うち一
方のUSBストレージデバイスは削除及び書き込みを制
限)とそれらを接続したハブとを備えることにより実現
する方法である。しかし、このようなUSBストレージ
デバイスは、内部に実質的に2つのUSBストレージデ
バイスを備えるため、構成が複雑になるといった問題が
あった。また、ホストでは、USBストレージデバイス
が接続された際に、まずHUBデバイスとして認識し、
その後、内蔵されたUSBストレージデバイスの数だ
け、マスストレージクラスドライバの初期化が必要にな
るため、接続時の処理に時間がかかるといった問題もあ
った。
イントの数を増やすことによって実現する方法も考えら
れる。しかし、このような方法を用いた場合は、USB
ストレージデバイスが備えるコントローラにエンドポイ
ントの数分だけFIFOバッファが必要になる。また、
最近では、FIFOバッファを多数実装しない仮想エン
ドポイントなる技法を用いたコントローラもあるが、何
れの場合もコントローラが複雑になり、コスト増を招く
要因となっていた。
ものであり、記憶済みのソフトウェアが誤って消去され
ることを防止するという機能ができるだけ単純な構成で
実現されたUSBストレージデバイス及びその制御装置
を提供することを目的とする。
を解決するためになされた請求項1に記載のUSBスト
レージデバイスは、所定のオペレーションシステムによ
って制御されると共に少なくともディスクドライブドラ
イバ、USBマスストレージドライバ及びUSBホスト
コントローラを具備する外部装置への着脱が可能なUS
Bストレージデバイスであって、フラッシュメモリの記
憶領域を、第1の領域と第2の領域とに分けて定義して
なる記憶手段と、外部装置とUSBプロトコルに基づい
た通信を行う通信手段と、通信手段を介して、記憶手段
に対して情報の読み出し、書き込み及び削除を実行する
制御手段とを備える。制御手段は、外部装置が有するU
SBマスストレージクラスドライバのSCSIコマンド
セットに定義された論理ユニット番号に対応し、記憶手
段の第1の領域を情報の読み出し、書き込み及び削除を
実行可能なディスクユニットとして、記憶手段の第2の
領域を情報の読み出しのみを実行可能なCD−ROMユ
ニットとして、USBマスストレージクラスドライバに
認識させるための当該領域のフォーマット情報を記憶
し、ディスクドライブドライバからの指令に従って、フ
ォーマット情報を前記USBマスストレージクラスドラ
イバに供給して、当該USBマスストレージクラスドラ
イバに、本USBストレージデバイスを前記ディスクユ
ニットと前記CD−ROMユニットという2つ論理ユニ
ットを有する一つのSCSIデバイスとして認識させる
とともに、外部装置から受け取った指令と前記フォーマ
ット情報とに基づいて、第1の領域に対しては情報の書
き込み又は読み出し又は削除を実行し、第2の領域に対
しては情報の読み出しのみを実行する。
SBストレージデバイスを利用した場合に、誤って消去
されると問題のあるソフトウェアを第2の領域に記憶さ
せておけば、外部装置(例えばパーソナルコンピュー
タ)から削除指令を受け取った場合でも制御手段がその
指令を実行しないため、ソフトウェアが消去されること
や改変されることを防止できる。
イッチ等を切り替えることなく利用者等が任意に情報を
書き込むことができるため使い勝手もよい。なお、第1
の領域を例えばFAT(File Allocation Table)フォ
ーマット、第2の領域を例えばISO9660フォーマ
ットで構成しておくとよい。このように構成しておけ
ば、外部装置のオペレーションシステムがそのフォーマ
ットを認識し、第1の領域への読み出し、書き込み及び
削除指令は発行するが、第2の領域への書き込み指令や
削除指令の発行を制限する。その上、何らかの理由で外
部装置が第2の領域への書き込み指令や削除指令を発行
したとしても、本発明のUSBストレージデバイスであ
れば制御手段がその指令を実行しないため、確実に第2
の領域に記憶されたソフトウェアを保護することができ
る。
は、USBマスストレージクラスドライバのSCSIコ
マンドセットに定義された論理ユニット番号に対応する
領域として、第1及び第2の領域をUSBマスストレー
ジクラスドライバに認識させるためのフォーマット情報
を保持している。このため、USBマスストレージクラ
スドライバは、本USBストレージデバイスを、ディス
クユニットとCD−ROMユニットという2つの論理ユ
ニットを有する一つのSCSIデバイスとして認識す
る。
SB規格におけるエンドポイントの数を増やすことによ
って実現する場合と比べてUSBストレージデバイスの
コントローラを単純化することができる。なぜならエン
ドポイントの数分だけコントローラはFIFOバッファ
を備えることが必要だからである。
的に2種類のUSBストレージデバイスとそれらを接続
したハブとを備えることにより実現させる方法と比べて
も、本発明のUSBストレージデバイスは構成が単純で
ある。また、本発明のUSBストレージデバイスであれ
ば、外部装置のオペレーションシステムが行うUSBマ
スストレージクラスドライバのイニシャライズ処理も1
度で済むため、外部装置のオペレーションシステムがU
SBストレージデバイスを認識するまでの時間も短い。
は、ディスクユニットとCD−ROMユニットという2
つの論理ユニットを有する1つのSCSIデバイスとし
てUSBストレージデバイスを管理できるため、複数の
デバイスを管理する場合と比べて様々な処理を単純化し
て実行でき、動作も安定する。ところで、USBストレ
ージデバイスの記憶手段のアドレス体系と、外部装置の
オペレーションシステムが管理しているアドレス体系と
が一致していればよいが、種々の事情により一致させる
ことが難しい場合も考えられる。そのような場合は、請
求項2に記載のように、制御手段は、論理ユニット毎
に、その論理ユニットにおける論理ブロック番号と記憶
手段の物理ブロック番号との対応関係を管理すると共
に、当該対応関係をフォーマット情報と共に記憶し、こ
の記憶している対応関係に基づき、情報の読み出し、書
き込み又は削除を実行するようになっているとよい。な
お、ここで言うブロック番号は、上述したアドレスと同
意である。このようになっていれば、USBストレージ
デバイスの記憶手段のアドレス体系と、外部装置のオペ
レーションシステムが管理しているアドレス体系とを異
なるものにして、書き込み等の制御を行うことができ
る。また、記憶手段の第2の領域にはどのようなプログ
ラムやデータが記憶されていてもよいが、請求項3に記
載のように、第2の領域にはアプリケーションプログラ
ムが予め記憶されており、本USBストレージデバイス
が外部装置に装着された際に、アプリケーションプログ
ラムが自動実行されるように構成されているとよい。具
体的には例えば、外部装置のオペレーションシステムが
Windows(登録商標)であるときは、第2の領域
に何らかのアプリケーションプログラムを記憶させてお
き、更に第2の領域のルートディレクトリに記憶された
autorun.infという名称のファイルに当該ア
プリケーションソフトウエアを指定しておけばよい。こ
のようになっていれば、USBストレージデバイスが外
部装置に装着された際に外部装置がアプリケーションプ
ログラムを自動実行する。また、請求項4に記載のUS
Bストレージデバイスが搭載する制御装置は、USBス
トレージデバイスが装着されるべき外部装置が有するU
SBマスストレージクラスドライバのSCSIコマンド
セットに定義された論理ユニット番号に対応し、USB
ストレージデバイスに設けられたフラッシュメモリから
なる記憶装置の第1の領域を情報の読み出し、書き込み
及び削除を実行可能なディスクユニットとして、第2の
領域を情報の読み出しのみを実行可能なCD−ROMユ
ニットとして、前記USBマスストレージクラスドライ
バに認識させるための当該領域を管理するフォーマット
情報を記憶し、外部装置のディスクドライブドライバに
よるコマンドの発行に応答して、前記外部装置のUSB
マスストレージクラスドライバへ前記フォーマット情報
を供給して、前記USBマスストレージクラスドライバ
に当該制御装置が搭載されたUSBストレージを前記デ
ィスクユニット及び前記CD−ROMユニットという2
つの論理ユニットを有する一つのSCSIデバイスとし
て認識させるとともに、前記外部装置から受け取った指
令と前記フォーマット情報とに基づいて、前記第1の領
域に対しては情報の読み出し、書き込み又は削除を実行
し、前記第2の領域に対しては情報の読み出しのみを実
行することを特徴とする。このような制御装置であれ
ば、この制御装置をUSBストレージデバイスに搭載し
て用いることにより請求項1に記載のUSBストレージ
デバイスと同様の効果が得ることができる。そして、請
求項5に記載の制御装置のように、前記論理ユニット毎
に、その論理ユニットにおける論理ブロック番号と前記
記憶手段の物理ブロック番号との対応関係を管理すると
共に、当該対応関係を前記フォーマット情報と共に記憶
し、この記憶している対応関係に基づき、情報の読み出
し、書き込み又は削除を実行するようになっているとよ
い。このような制御装置であれば、この制御装置をUS
Bストレージデバイスに搭載して用いることにより請求
項2に記載のUSBストレージデバイスと同様の効果を
得ることができる。ところで、USBストレージデバイ
スは、更に、通信手段を介して外部装置から送られる指
令に基づいて印刷を行う印刷手段を備えるようになって
いてもよい。また、USBストレージデバイスは、更
に、通信手段を介して外部装置から送られる指令に基づ
いて任意の対象物を画像データとして読み取るスキャナ
手段を備えるようになっていてもよい。
れば、USBコネクタを1つだけ備えながら、情報記憶
機能と共に、印刷機能あるいはスキャナ機能を備えUS
Bストレージデバイスを実現することができる。なお、
何らかのデータに基づいて出力を行う出力手段の一例と
して印刷手段を挙げ、何らかのデータの入力を行う入力
手段の一例としてスキャナ手段を挙げたが、出力手段や
入力手段としてはこれらに限らない。出力手段として
は、例えば表示データに基づいて表示を行う表示手段や
音声データに基づいて音声出力を行う音声出力手段でも
よいし、入力手段としては、例えば利用者が操作した操
作情報を入力する操作情報入力手段や音声データの入力
を行う音声入力手段でもよい。また、入力手段と出力手
段を両方備えるようになっていてもよい。
バイスを構成した際には、請求項4に記載のように、印
刷手段又はスキャナ手段は、記憶手段に対する情報の読
み出し、書き込み及び削除の少なくとも何れか1つを制
御手段に指令するようになっているとよい。
の第2の領域に印刷手段を制御するためのプログラムを
記憶させておき印刷手段が印刷を行う際にそのプログラ
ムに基づいて印刷手段を動作させたり、外部装置が記憶
手段の第1の領域に印刷データを書き込み、その書き込
まれた印刷データに基づいて印刷手段に印刷を行わせる
といったことが可能になる。また、スキャナ手段が読み
取った画像データを記憶手段の第1の領域に記憶させ、
外部装置が第1の領域に記憶された画像データを読み取
って加工等をするといったことが可能になる。
装置が当該USBストレージデバイスの印刷手段又はス
キャナ手段の少なくとも一方を制御するためのアプリケ
ーションソフトウェアを記憶しているとよい。ここで言
うアプリケーションソフトウェアというのは、ドライバ
プログラムや管理プログラム等を意味する。
プリンタ装置やスキャナ装置を利用する場合には、CD
−ROM等をパーソナルコンピュータにセットしてドラ
イバプログラムを読み込んで設定する必要があった。つ
まり、CD−ROM等の媒体が必要であり、利用者は常
にプリンタ装置やスキャナ装置と一緒にCD−ROM等
の媒体も管理する必要があり、手間がかかっていた。し
かし、請求項5に記載のUSBストレージデバイスであ
れば、それらのドライバプログラムをはじめとするアプ
リケーションソフトウェアが予め内部に記憶されている
ため、それらを読み込んで設定すればよくなる。つま
り、ドライバプログラムが記憶されたCD−ROM等の
媒体が不要となり、利用者は媒体管理の煩雑さから解放
される。
のUSBストレージデバイスの制御手段として機能させ
るプログラムを、USBストレージデバイスが内蔵する
コンピュータに実行させるようになっていてもよい。こ
のようになっていれば、必用に応じてそのコンピュータ
にロードして起動することによりUSBストレージデバ
イスとして機能させることができる。また、プログラム
はネットワークを用いて流通させることも可能であるた
め、機能アップ等も容易である。
について図面を用いて説明する。尚、本発明の実施の形
態は、下記の実施例に何ら限定されることはなく、本発
明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
トレージデバイス17(特許請求の範囲に記載のUSB
ストレージデバイスに相当する)とホスト11(特許請
求の範囲に記載の外部装置に相当する)の概略構成を示
すブロック図である。
ータであり、ソフトウェアとして、オペレーションシス
テム12、ディスクドライブドライバ13及びUSBマ
スストレージクラスドライバ14を備え、ハードウェア
としてUSBホストコントローラ15を少なくとも備え
る。
1を統括的に制御するソフトウェアであり、例えばWi
ndows(登録商標)やMac OS X(登録商標)
等ある。ディスクドライブドライバ13は、オペレーシ
ョンシステム12から受け取った記憶装置へのアクセス
指令等をSCSIコマンド変換してUSBマスストレー
ジクラスドライバ14に渡すとともに、USBマススト
レージクラスドライバ14から指令等を受け取りオペレ
ーションシステム12に渡す。USBマスストレージク
ラスドライバ14は、USBホストコントローラ15を
制御する。USBホストコントローラ15は、図示しな
いUSBコネクタを備え、他の装置のUSBコネクタと
ケーブルによって接続されることによって、USB規格
に基づいた通信を行うことができるようになっている。
なお、ホスト11は、USB規格に基づいた通信を行う
ことができる機器であれば、パーソナルコンピュータに
限らずPDAや携帯電話等であってもよい。
ース19とコントローラ21とLED23とフラッシュ
メモリ25とを備える。 (2−1)USBインターフェース19 USBインターフェース19は、特許請求の範囲に記載
の通信手段に相当し、USBバス16を介してホスト1
1と通信を行う機能を担う。USBインターフェース1
9は、パケット送受信部19aとシリアルパラレル変換
部19bとパケット生成分解部19cとUSBバスパワ
ー制御部19dとを備える。パケット送受信部19a
は、図示しないUSBコネクタと接続され、USB規格
に基づいたパケットを送受信する。シリアルパラレル変
換部19bは、シリアルデータとパラレルデータとを相
互に変換する。パケット生成分解部19cは、ホスト1
1と通信を行うためのパケットの生成及びパケットを分
解してデータの取り出しを行う。USBバスパワー制御
部19dは、ホスト11から供給される電力の管理及び
USBストレージデバイス17の各部位への電力の配分
を行う。
に相当し、メモリ制御部21aとUSBインターフェー
ス制御部21bとメモリ情報記憶部21cとLED制御
部21dとを備える。メモリ制御部21aは、フラッシ
ュメモリ25に対してデータの読み出し、書き込み及び
削除を実行する。USBインターフェース制御部21b
は、前述したUSBインターフェース19の各部を制御
する。メモリ情報記憶部21cは、フラッシュメモリ2
5の領域に関する情報を記憶する。この情報は、特許請
求の範囲に記載の「USBマスストレージクラスドライ
バのSCSIコマンドセットに定義された論理ユニット
番号に対応する領域として前記第1及び第2の領域を前
記USBマスストレージクラスドライバに認識させるた
めの情報」に相当する。図2のデータ例を用いてこの情
報について説明する。
cは、論理ユニット番号31とフォーマット33と書き
込み削除可否フラグ35と論理ブロック番号37と物理
ブロック番号39とを備える。論理ユニット番号31は
論理ユニットを識別するための番号であり、「0」と
「1」とが存在する。フォーマット33は、論理ユニッ
ト番号31に対応し、その論理ユニットのフォーマット
を表す。データ例では、論理ユニット番号「0」は「F
AT」フォーマットであり、論理ユニット番号「1」は
「ISO9660」フォーマットである。書き込み削除
可否フラグ35は、論理ユニット番号31に対応し、そ
の論理ユニットに対して情報の書き込み及び削除の実行
可否を表すフラグである。データ例では、論理ユニット
番号「0」は「可」であり、論理ユニット番号「1」は
「不可」である。論理ブロック番号37は、ホスト11
によって指定されるブロック番号であり、論理ユニット
毎に定義されている。
ロック番号である物理ブロック番号39と論理ブロック
番号37との対応づけは、メモリ制御部21aによって
管理されている。このため、物理ブロック番号39と論
理ブロック番号37とは自由に対応付けを行うことがで
きる。また、論理ユニット番号「0」のフォーマットを
ISO9660にし、論理ユニット番号「1」のフォー
マットをFATにしてもよい。また、更に論理ユニット
を増やし、ユーザーやアプリケーションによって使い分
けられるようになっていてもよい。
して情報の読み出し、書き込み及び削除が実行されてい
る際に点灯する発光体である。フラッシュメモリ25に
対して情報の読み出し、書き込み及び削除が実行中であ
ることを利用者に示し、これらの実行中にホスト11か
らUSBストレージデバイス17が抜かれないようにす
るためのものである。
メモリであり、データを記憶することができる。記憶し
たデータは、メモリ制御部21aによって読み出すこと
が可能である。また、メモリ制御部21aによって書き
込み及び削除をすることもできる。フラッシュメモリ2
5は、特許請求の範囲に記載の記憶手段に相当する。
た際に、USBストレージデバイス17のコントローラ
21でプログラムに基づいて実行される起動処理につい
て図3のフローチャートを用いて説明する。この起動処
理は、USBストレージデバイス17がホスト11に接
続されることにより、USBバスパワー制御部19dに
電力が供給され、さらにホスト11側でエニュメレーシ
ョン処理が実行されると開始される。
指令に応じて、ディスクリプタと呼ばれるデバイス情報
(デフォルトパイプの最大パケットサイズ等)をホスト
11に送信する(S110)。次に、ホスト11から指
令に応じて、USBストレージデバイス17のアドレス
を設定する(S115)。以降、このアドレス宛のフレ
ームのみを当該USBストレージデバイス17は取得す
る。
1に送信する(S120)。このデバイス情報として
は、エンドポイントに関する情報、クラス、サブクラ
ス、プロトコル等である。その結果、ホスト11ではU
SBマスストレージクラスドライバ14が起動され、図
示しないアプリケーションソフトウェアからディスクド
ライブドライバ13とUSBマスストレージクラスドラ
イバ14とを介してUSBホストコントローラ15を制
御するアクセスパスができる。なお、このディスクドラ
イブドライバ13は、MS−DOS(登録商標)時代か
ら、受け継がれているドライバであるため永年の技術が
積み重ねられており、安定的な動作が得られるドライバ
である。
イバ14が、Get Max Logical Unit
Numberコマンドによって論理ユニット番号数を
要求するため、USBストレージデバイス17は、メモ
リ情報記憶部21cから論理ユニット番号数が2である
という情報を読み出して、ホスト11に送信する。そし
てさらに、ディスクドライブドライバ13がINQUI
RYコマンドを発行するため、USBストレージデバイ
ス17は、メモリ情報記憶部21cから論理ユニットの
フォーマットに関する情報を読み出して、ホスト11に
送信する。これらの結果ホスト11は、USBストレー
ジデバイス17を、FATフォーマットから構成される
論理ユニット番号「0」の領域とISO9660フォー
マットから構成される論理ユニット番号「1」の領域と
を有するデバイスと認識する。
ッシュメモリ25を動作可能にし(S125)、起動処
理を終了する。なお、Windows(登録商標)に
は、記憶媒体挿入時や記憶媒体接続時にその記憶媒体の
ルートディレクトリに記憶されたautorun.in
fという名称のファイル内で指定されたアプリケーショ
ンソフトウェアを実行する機能を有しているため、フラ
ッシュメモリ25の論理ユニット番号「1」の領域にそ
のファイルを記憶させておけば、本USBストレージデ
バイス17がホスト11に装着された際に特定のソフト
ウェアを自動実行させることができる。
11の操作に不慣れであっても本USBストレージデバ
イス17を装着するだけで特定のアプリケーションソフ
トウェアが自動実行されるため、例えば販促品として広
く一般に配布した場合に販促を担うアプリケーションソ
フトウェアを確実に実行させることができ、販促効果が
高まる。
SBストレージデバイス17に対してデータの書き込
み、読み出し、削除の実行指令を送ったときに、USB
ストレージデバイスのコントローラ21でプログラムに
基づいて実行されるアクセス処理について図4のフロー
チャートを用いて説明する。
した指令の種類によって分岐する。書き込み又は削除の
指令であった場合はS215に進み、そうでない場合、
すなわち読み出しの指令であった場合はS250に進
む。S215では、書き込み又は削除の指令が論理ユニ
ット番号「1」に対する指令であるか否かによって分岐
する。つまり、書き込み及び削除が実行可能な論理ユニ
ットに対するものであるか否かによって分岐する。論理
ユニット番号「1」に対するものであればS245に進
み、そうでない場合すなわち論理ユニット番号「0」に
対する指令であればS220に進む。
続くS225では、ホスト11から指定されたフラッシ
ュメモリ25のブロックにデータを書き込む。またはホ
スト11から指定されたフラッシュメモリ25のブロッ
クのデータを削除する。なお書き込み又は削除を実行す
る際は、メモリ情報記憶部21cに記憶されているフラ
ッシュメモリ25の領域に関する情報(図2参照)を用
い、ホスト11から指定されたブロック番号を論理ブロ
ック番号37としてその論理ブロック番号37に該当す
る物理ブロック番号39によって特定されたフラッシュ
メモリ25のブロックに対してデータの書き込み及び削
除を実行する。
る。そして、S235ではS225の処理が正常に完了
したか否かによって分岐する。正常に完了していればア
クセス処理を終了し、正常に完了していなかったらS2
40に進む。S240では、S225の処理が正常に完
了しなかった旨をホスト11に通知してアクセス処理を
終了する。
令が論理ユニット番号「1」に対する指令であると判定
された際に進むS245では、許可されていない指令と
してホスト11にエラー発生の旨を通知する。また、S
210で読み込みの指令であったと判定されて進むS2
50では、LED23を点灯させ、続くS255ではホ
スト11から指定されたフラッシュメモリ25のブロッ
クのデータを読み込み、読み込んだデータをホスト11
に送る。なお、データを読み込む際は、メモリ情報記憶
部21cに記憶されているフラッシュメモリ25の領域
に関する情報(図2参照)を用い、ホスト11から指定
されたブロック番号を論理ブロック番号37としてその
論理ブロック番号37に該当する物理ブロック番号39
によって特定されたフラッシュメモリ25のブロックか
らデータを読み込む。
る。そして、S265ではS255の処理が正常に完了
したか否かによって分岐する。正常に完了していればア
クセス処理を終了し、正常に完了していなかったらS2
70に進む。S270では、S255の処理が正常に完
了しなかった旨をホスト11に通知して通知してアクセ
ス処理を終了する。
め、例えば販促品としてUSBストレージデバイス17
を利用した場合、誤って消去されると問題のあるソフト
ウェアを論理ユニット番号「1」の領域に記憶させてお
けば、そのソフトウェアが消去されることを防止でき
る。
USBマスストレージクラスドライバ14のSCSIコ
マンドセットに定義された論理ユニット番号に対応する
領域として論理ユニット番号「0」の領域と論理ユニッ
ト番号「1」の領域とをUSBマスストレージクラスド
ライバに認識させるための情報をメモリ情報記憶部21
cに保持している。このため、USBマスストレージク
ラスドライバ14は、USBストレージデバイス17を
2つの論理ユニットを有する一つのSCSIデバイスと
して認識する。
SB規格におけるエンドポイントの数を増やすことによ
って実現する場合と比べてコントローラ21を単純化す
ることができる。なぜならエンドポイントの数分だけコ
ントローラ21はFIFOバッファを備えることが必要
だからである。また、USBストレージデバイス17
に、2種類のUSBストレージデバイスとそれらを接続
したハブとを内蔵させて実現させる方法と比べても、U
SBストレージデバイス17は構成が単純である。ま
た、USBストレージデバイス17であれば、ホスト1
1が行うUSBマスストレージクラスドライバ14のイ
ニシャライズ処理も1度で済むため、ホスト11がUS
Bストレージデバイス17を認識するまでの時間も短
い。また、ホスト11のオペレーションシステムは、2
領域を有する1つのSCSIデバイスとしてUSBスト
レージデバイス17を管理できるため、複数のデバイス
を管理する場合と比べて様々な処理を単純化して実行で
き、動作も安定する。
や販売者等(以下「特定ユーザー」と言う)が初期化を
行うことを目的として、ホスト11上で初期化ソフトウ
ェアを実行して後述する書き込みボタン66を押下した
際に、USBストレージデバイス17のコントローラ2
1でプログラムに基づいて実行される。
実行される初期化ソフトウェアについて図5の操作画面
51を用いて説明する。操作画面51では、特定ユーザ
ーがUSBストレージデバイス17に関する様々なパラ
メータを設定することができる。
号「0」に対応するものであり、情報の読み出し、書き
込み及び削除を実行することができる領域(ディスク領
域)の容量を入力するためのテキストボックスである。
テキストボックス55は、論理ユニット番号「1」に対
応するものであり、情報の読み出しのみを実行すること
ができる領域(CD−ROM領域)の容量を入力するた
めのテキストボックスである。このテキストボックス5
3とテキストボックス55とに入力した値の合計が全容
量である16以下になるよう特定ユーザーは入力しなけ
ればならない。
義されたシリアル番号を入力するためのテキストボック
スである。ホスト11はこのシリアル番号によってデバ
イスを見分けることができる。テキストボックス59
は、固有IDを入力するためのテキストボックスであ
る。固有IDというのは、USB規格で定義されたもの
ではなく、本実施例のUSBストレージデバイス17に
独自のものであり、この固有IDをライセンスキーとす
ることで、不正コピーなどによるコンテンツの不正起動
を防止に用いたり、固有IDを認証キーや会員向けサー
ビスに利用したりすることもできる。固有IDは、16
バイト以上612バイト以下の16進データである。な
お、テキストボックス59の右端の上下ボタンが押下さ
れることにより、表示しきれないデータを順次表示する
ように操作画面51は構成されている。
域に書き込むファイル名を入力するためのテキストボッ
クスである。複数ファイルのファイル名を入力できるよ
うになっていてもよい。参照ボタン63は、テキストボ
ックス61へのファイル名入力を支援するダイアログボ
ックスを表示させるためのボタンである。表示されたダ
イアログボックスの中から特定ユーザーがファイル名を
選択すると、その選択したファイルがテキストボックス
61に表示されるようになっている。
ージデータのフォーマットを選択するためのダイアログ
ボックスを表示させるためのボタンである。表示された
ダイアログボックスの中からISO9660又はHFS
の何れかの形式が選択できるようになっている。
作画面51で設定した設定情報をUSBストレージデバ
イス17に書き込む処理を開始させるためのボタンであ
る。キャンセルボタン67は、特定ユーザーが操作画面
51で設定した設定情報をUSBストレージデバイス1
7に書き込むことをせずに操作画面51を閉じるための
ボタンである。
ントローラ21で実行される初期化処理について図6の
フローチャートを用いて説明する。実行が開始されると
まず、ホスト11から送られる設定情報を受信する(S
310)。この設定情報は、上述した操作画面51で設
定された設定情報である。そして次に、受信した設定情
報に基づいてメモリ情報記憶部21cのデータを更新す
る(S315)。
ッシュメモリ25の論理ユニット番号「1」の領域にデ
ータを書き込み(S320)、初期化処理は終了する。
本来は、論理ユニット番号「1」の領域にはデータを書
き込むことはできないが、初期化処理の際のみ、書き込
むことができるように構成されている。なお、書き込む
データは、上述したテキストボックス61で設定したフ
ァイルである(図5参照)。
ーの事情に合わせて、領域の容量の変更や、シリアル番
号の設定や、固有IDの設定や、CD−ROM領域に予
めファイルを記憶させておくことが実行できる。[実施
例2]図7は、実施例2のインクジェットプリンタ71
(特許請求の範囲に記載のUSBストレージデバイスに
相当する)とホスト11(特許請求の範囲に記載の外部
装置に相当する)との概略構成を示すブロック図であ
る。なお、実施例1と同様の部分は、実施例1を説明す
る際に使用した符号と同一の符号を付すことにより説明
を省略する。
ンターフェース19とコントローラ21とフラッシュメ
モリ25とMPU73と印字ヘッド75とアクチュエー
タ77とを備える。このうちUSBインターフェース1
9が特許請求の範囲に記載の通信手段に相当し、コント
ローラ21が制御手段に相当し、フラッシュメモリ25
が記憶手段に相当する。また、MPU73と印字ヘッド
75とアクチュエータ77とが特許請求の範囲に記載の
印刷手段に相当する。
9及びコントローラ21を介してホスト11と通信を行
うと共に、図示しない各種センサからの情報に基づいて
印字ヘッド75及びアクチュエータ77の動作を制御す
る。なお、実施例2では、コントローラ21とMPU7
3とは別構成としているが、それらの機能の一部及び全
部をMPU73に移行させてもよい。
インクノズルから所定の色のインクを吐出させ、印刷用
紙にインクを定着させることができる。アクチュエータ
77は、図示しないフィードローラモータ、紙送りロー
ラモータ、印字ヘッド駆動モータ等から構成され、これ
らを適切に動作させることにより、印刷用紙の位置及び
印字ヘッド75の位置関係を調整して所望の印刷結果が
得られるようにする。
「1」の領域(CD−ROM領域)には、印刷するデー
タをホスト11で扱うためのアプリケーションソフトウ
ェアが予め格納されており、ホスト11はそのようなア
プリケーションソフトウェアを有していなくても、フラ
ッシュメモリ25のCD−ROM領域から読み込むこと
により使用することができる。
るドライバプログラム、印刷管理ソフトウェアなどをホ
スト11が有していない場合には、別途CD−ROMや
フレキシブルディスクなどの媒体から取り込むか、イン
ターネット等からダウンロードしてインストールする必
要があった。そのため、CD−ROMやフレキシブルデ
ィスクのドライブを通常有していないPDAなどは、そ
れらの媒体から取り込むことは困難であった。このよう
な点で、実施例2のインクジェットプリンタ71は、従
来と比べて優位な効果を有する。
ラッシュメモリ25のCD−ROM領域に格納されるた
め、エンドユーザーによって誤って消去されてしまうお
それがない。また、ディスク領域(論理ユニット番号
「0」の領域)には、印刷するための印刷データを格納
することにより、ディスク領域を介して複数のホスト1
1で印刷データを共有することも可能になる。このよう
な点でも、実施例2のインクジェットプリンタ71は、
従来と比べて優位な効果を有する。
実装してその固有IDを認証キーとして用いるようにす
れば、特定のユーザーのみがインクジェットプリンタ7
1を使用できるようにしたり、特定のユーザーのみがC
D−ROM領域に格納されたアプリケーションソフトウ
ェア利用できるようにしたりすることができる。
81(特許請求の範囲に記載のUSBストレージデバイ
スに相当する)とホスト11(特許請求の範囲に記載の
外部装置に相当する)との概略構成を示すブロック図で
ある。なお、実施例1と同様の部分は、実施例1を説明
する際に使用した符号と同一の符号を付すことにより説
明を省略する。
19とコントローラ21とフラッシュメモリ25とMP
U83とCCD85とアクチュエータ97とを備える。
このうちUSBインターフェース19が特許請求の範囲
に記載の通信手段に相当し、コントローラ21が制御手
段に相当し、フラッシュメモリ25が記憶手段に相当す
る。また、MPU73とCCD85とアクチュエータ8
7とが特許請求の範囲に記載のスキャナ手段に相当す
る。
9及びコントローラ21を介してホスト11と通信を行
うと共に、CCD85及びアクチュエータ87の動作を
制御する。なお、実施例3では、コントローラ21とM
PU83とは別構成としているが、それらの機能の一部
及び全部をMPU83に分担させてもよい。
る半導体素子であり、任意の対象物を画像データとして
読み取って出力することができる。アクチュエータ87
は、図示しない光源駆動モータやCCD駆動モータ等か
ら構成され、これらが適切に動作することにより、任意
の対象物の所望の範囲の画像データを得ることができ
る。
「1」の領域(CD−ROM領域)には、するデータを
ホスト11で扱うためのアプリケーションソフトウェア
が予め格納されており、ホスト11はそのようなアプリ
ケーションソフトウェアを有していなくても、フラッシ
ュメモリ25のCD−ROM領域から読み込むことによ
り使用することができる。
御機能を提供するドライバプログラム、画像データの加
工ソフトウェアなどをホスト11が有していない場合に
は、別途CD−ROMやフレキシブルディスクなどの媒
体から取り込むか、インターネット等からダウンロード
してインストールする必要があった。そのため、CD−
ROMやフレキシブルディスクのドライブを通常有して
いないPDAなどにおいては、それらの媒体から取り込
むのは困難であった。このような点で、実施例3のスキ
ャナ81は、従来と比べて優位な効果を有する。
ラッシュメモリ25のCD−ROM領域に格納されるた
め、エンドユーザーによって誤って消去されてしまうお
それがないとともに、ディスク領域(論理ユニット番号
「0」の領域)には、画像データを格納することによ
り、ディスク領域を介して複数のホスト11で画像デー
タを共有することも可能になる。このような点でも、実
施例3のスキャナ81は、従来と比べて優位な効果を有
する。
例について説明する。実施例2のインクジェットプリン
タ71や実施例3のスキャナ81の技術思想をUSBイ
ンターフェースを有する他の装置に適用してもよい。具
体的には、デジタルカメラ、携帯端末、スピーカー、キ
ーボード、マウス、モデム装置、ハンドセット、カード
アダプタ等に適用してもよい。これらに適用しても上記
実施例と同様の効果が得られる。
照)は、CDイメージデータのフォーマットとしてIS
O9660又はHFSの何れかの形式が選択できるよう
になっていたが、さらに、Audio CD、CD TE
XT、Mixed CD、Enhanced CD、ビデ
オCD、ブータブルCD等フォーマットが選択できるよ
うになっていてもよい。また、記録方式も、ディスクア
ットワンス、トラックアットワンス、セッションアット
ワンス、パケットライトなどの方式が指定できるように
なっていてもよい。
すブロック図である。
ある。
る。
である。
の画面例である。
ある。
ブロック図である。
る。
ディスクドライブドライバ、14…USBマスストレー
ジクラスドライバ、15…USBホストコントローラ、
16…USBバス、17…USBストレージデバイス、
19a…USBインターフェース、19b…シリアルパ
ラレル変換部、19c…パケット生成分解部、19d…
USBバスパワー制御部、21…コントローラ、21a
…メモリ制御部、21b…USBインターフェース制御
部、21c…メモリ情報記憶部、21d…LED制御
部、23…LED、25…フラッシュメモリ、71…イ
ンクジェットプリンタ、73…MPU、75…印字ヘッ
ド、77…アクチュエータ、81…スキャナ、83…M
PU、85…CCD、87…アクチュエータ
Claims (5)
- 【請求項1】所定のオペレーションシステムによって制
御されると共に少なくともディスクドライブドライバ、
USBマスストレージドライバ及びUSBホストコント
ローラを具備する外部装置への着脱が可能なUSBスト
レージデバイスであって、 フラッシュメモリの記憶領域を、第1の領域と第2の領
域とに分けて定義してなる記憶手段と、 前記外部装置とUSBプロトコルに基づいた通信を行う
通信手段と、 前記通信手段を介して、前記記憶手段に対して情報の読
み出し、書き込み及び削除を実行する制御手段と、 を備え、 前記制御手段は、 前記外部装置が有するUSBマスストレージクラスドラ
イバのSCSIコマンドセットに定義された論理ユニッ
ト番号に対応し、前記第1の領域を情報の読み出し、書
き込み及び削除を実行可能なディスクユニットとして、
前記第2の領域を情報の読み出しのみを実行可能なCD
−ROMユニットとして、前記USBマスストレージク
ラスドライバに認識させるための当該領域のフォーマッ
ト情報を記憶し、 前記ディスクドライブドライバからの指令に従って、前
記フォーマット情報を前記USBマスストレージクラス
ドライバに供給して、当該USBマスストレージクラス
ドライバに、本USBストレージデバイスを前記ディス
クユニット及び前記CD−ROMユニットという2つの
論理ユニットを有する一つのSCSIデバイスとして認
識させるとともに、 前記外部装置から受け取った指令と前記フォーマット情
報とに基づいて、前記第1の領域に対しては情報の読み
出し、書き込み又は削除を実行し、前記第2の領域に対
しては情報の読み出しのみを実行する ことを特徴とする
USBストレージデバイス。 - 【請求項2】請求項1に記載のUSBストレージデバイ
スにおいて、前記制御手段は、前記論理ユニット毎に、その論理ユニ
ットにおける論理ブロック番号と前記記憶手段の物理ブ
ロック番号との対応関係を管理すると共に、当該対応関
係を前記フォーマット情報と共に記憶し、この記憶して
いる対応関係に基づき、情報の読み出し、書き込み又は
削除を実行すること を特徴とするUSBストレージデバ
イス。 - 【請求項3】請求項1又は請求項2に記載のUSBスト
レージデバイスにおいて、第2の領域にはアプリケーションプログラムが予め記憶
されており、本USBストレージデバイスが外部装置に
装着された際に、前記アプリケーションプログラムが自
動実行されるように構成されていること を特徴とするU
SBストレージデバイス。 - 【請求項4】USBストレージデバイスに搭載される制
御装置であって、 USBストレージデバイスが装着されるべき外部装置が
有するUSBマスストレージクラスドライバのSCSI
コマンドセットに定義された論理ユニット番号に対応
し、USBストレージデバイスに設けられたフラッシュ
メモリからなる記憶装置の第1の領域を情報の読み出
し、書き込み及び削除を実行可能なディスクユニットと
して、第2の領域を情報の読み出しのみを実行可能なC
D−ROMユニットとして、前記USBマスストレージ
クラスドライバに認識させるための当該領域を管理する
フォーマット情報を記憶し、 外部装置のディスクドライブドライバによるコマンドの
発行に応答して、前記外部装置のUSBマスストレージ
クラスドライバへ前記フォーマット情報を供給して、前
記USBマスストレージクラスドライバに当該制御装置
が搭載されたUSBストレージを前記ディスクユニット
及び前記CD−ROMユニットという2つの論理ユニッ
トを有する一つのSCSIデバイスとして認識させると
ともに、 前記外部装置から受け取った指令と前記フォーマット情
報とに基づいて、前記第1の領域に対しては情報の読み
出し、書き込み又は削除を実行し、前記第2の領域に対
しては情 報の読み出しのみを実行することを特徴とする
制御装置 。 - 【請求項5】請求項4に記載の制御装置は、 前記論理ユニット毎に、その論理ユニットにおける論理
ブロック番号と前記記憶手段の物理ブロック番号との対
応関係を管理すると共に、当該対応関係を前記フォーマ
ット情報と共に記憶し、この記憶している対応関係に基
づき、情報の読み出し、書き込み又は削除を実行するこ
とを特徴とする制御装置。
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