JP2001325114A - 画像処理システム、画像データ処理方法及び記憶媒体 - Google Patents

画像処理システム、画像データ処理方法及び記憶媒体

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JP2001325114A
JP2001325114A JP2000144031A JP2000144031A JP2001325114A JP 2001325114 A JP2001325114 A JP 2001325114A JP 2000144031 A JP2000144031 A JP 2000144031A JP 2000144031 A JP2000144031 A JP 2000144031A JP 2001325114 A JP2001325114 A JP 2001325114A
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JP2000144031A
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Tetsuya Kawanabe
哲也 河鍋
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 機器接続が容易な利便性に優れた画像処理シ
ステムを提供する。 【解決手段】 読取り専用記憶メディアに記憶されたプ
ログラムデータを読み出して実行するホスト装置100
と、カードデバイス機能を付加した機器1を接続して構
成する画像処理システムであって、該システムに接続す
る機器が、ホスト装置と機器との間で通信を制御するた
めの通信制御部と、カードデバイスを制御するカード制
御部30と、機器情報を相互に共有するための通信部
と、その通信部によって共有化された情報を、カードデ
バイスを介して接続した他の機器が利用可能にするため
の制御部とを有し、ホスト装置は、通信部により共有化
された機器情報に基づき、接続している全ての機器の利
用可能状態を識別する識別部と、その識別部の識別に従
いアプリケーションプログラムを実行するべき機器のい
ずれもが利用できない場合は、そのアプリケーションプ
ログラムの起動を禁止する抑制制御部とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、着脱自在
に構成されたカードデバイスを装着し、接続機能を有し
たプリンタ装置とホスト装置とを構成に含む画像処理シ
ステムに関するものであり、特に、カードデバイスはホ
スト装置の間で情報のやり取りをするための通信制御部
を含み、カードデバイスからの情報に従いプリンタ装置
は印刷を実行する画像処理システム、画像データ処理方
法、記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、一般家庭においてもパーソナルコ
ンピュータ(以下、PC)などの情報機器が目覚しく普及
してきた。また、インターネットなどのネットワーク上
の情報を誰でも手軽に利用できるインフラ環境も充実
し、一方では、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ
などの所謂デジタル家電装置も一般化している。これら
の状況を背景に、所望の印刷出力をさせるプリンタ装置
も急速な勢いで家庭に普及してきている。
【0003】これらの機器をPCに接続することにより、
デジタルカメラなどで撮った画像を印刷したり、或いは
インターネットを通じて、メール、ホームページなどに
掲載したりすることが出来るというような、所謂マルチ
メディア環境も整ってきた。これらの利用環境を構築す
るうえで、インストール作業を必要とすることが多く見
受けられる。つまり、利用したいアプリケーションプロ
グラムや、接続対象となる機器を利用するための所謂デ
バイスドライバなどをPCに予めインストールして、所定
のI/Oポートに機器を接続すると言うような作業が必要
になる。即ち、これらのインストール作業を確実に行う
ことで、はじめて所望の機能を利用することが出来るよ
うになる。
【0004】しかし、その作業はある程度の専門知識
と、マニュアルなどの正しい理解力を必要とし、初心者
・子供・高齢者などのユーザーがこれらの機能を利用す
ることを難しくさせたり、精神的にも負担をかけてしま
うという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図面を参照して従来の
構成を説明する。図38は従来の構成の一例を説明する図
であり、パーソナルコンピュータ(以下、PC)を用いた
システム構成図である。500はPCの本体部で、モニタ
ー501は不図示のビデオ回路に接続され文字、画像を
出力できる。
【0006】PC本体には図に示したように多くの機器が
接続されおり、文字などを入力するキーボード503、
画面上でポインタなどの入力指示位置などを操作するた
めのポイティングデバイスのひとつであるマウス50
4、および所望の印刷出力をおこなうプリンタ505が
I/Fポート507に接続され、アプリケーションなどの
インストールに必要な情報を記録したCD-ROM(コンパク
ト・ディスクROM)の読出し可能なCD(コンパクト・デ
ィスク読取装置)506と、不図示のフロッピー(登録
商標)ディスク装置と、CD506、フロッピーディスクに
記録されているアプリケーション、デバイスドライバな
どをインストールしてプログラムなどを記憶するための
ハードディスク、またはフラッシュROM(電気的書換え
可能なメモリ)および作業用メモリで構成されている大
容量メモリ502と、外部のインターネットなどのネッ
トワーク511に接続するためのモデム、ネットワーク
通信回路などで構成された外部I/F510と、デジタル
カメラなどのデジタル家電機器512および、その他の
外部機器509を接続するためのI/Oホ゜ート508とで構
成されている。
【0007】以上のような従来の構成で、ユーザーが購
入などした所望のアプリケーションプログラムおよびプ
リンタ、デジタルカメラなどの機器を接続して利用する
ためには、付属のフロッピーディスクやCD-ROMなどの記
憶媒体、或いはインターネットなどを通じて入手したフ
ァイルなどにより供給されるプログラム情報を、ハード
ディスクなどに予めそれらのプログラム/データをイン
ストールする必要がある。このため、アプリケーション
や接続機器を利用するうえで、高価なハードディスクの
記憶量を減少させてしまう欠点があった。
【0008】また、上記インストール作業後に所望のア
プリケーションや接続機器の利用を開始する前に、パー
ソナルコンピュータを一度再起動する必要があるものが
多く、アプリケーションや接続機器を利用開始するまで
のセットアップ時間が掛かるという欠点があった。
【0009】また、図38に示したように色々な機器を
接続するうえで、I/Fホ゜ート、I/Oカード、外部I/Fなどの
オプションボードをPC本体に取り付けてやる作業が必要
な場合も多い。
【0010】オプションボードの取り付けに際して殆ど
の場合、まずPCに接続してある機器の電源、PC本体の電
源を一旦落とし、PC本体の筐体カバーをあけて、所定の
I/Oスロットなどにオプションボードを挿入・ビス留め
などして、筐体カバーを再び閉じ、電源を再度投入して
システムを起動してから、装着したオプションボードの
利用を可能にするために、最適なデバイスドライバなど
を予めハードディスクなどにインストールし、最悪の場
合もう一度システムを再起動した後に、更にオプション
ボードに接続すべき目的の接続機器などのデバイスドラ
イバなどをインストールするなどの複雑な作業を必要と
する欠点があった。
【0011】上記したオプションカード、あるいはPC本
体に内蔵されている機器の制御回路には、各々の機能を
制御すべくROMなどが内蔵されていることが多い。近
年、これらのROMをフラッシュROM(電気的消去・書換え
可能ROM)などを採用することで、ROM内容の書き換え可
能にし、ユーザーが購入後にもバグ対策、バージョンア
ップなどが出来る構成になっていることも多い。
【0012】しかし、それらのROM内容の書き換え作業
は、一般的にユーザーが行い、ユーザー責任という形で
提供されるものも多い。つまり、この作業は一般的にか
なりの専門知識を必要とする。
【0013】例えば、書換え対象ROMのバージョン確
認、適切なバージョンアップ・プログラムなどの入手、
特殊な操作環境での書換え操作などが必要で、細心の注
意が必要な作業である。操作を間違えると最悪の場合シ
ステム起動ができなかったり、一部もしくは全部の機能
が利用できなくなることさえある。
【0014】即ち、このようなバージョンアップ・サー
ビス方法は一般ユーザーには難しく、受け入れられにく
いという欠点があった。
【0015】次に、例えば従来の構成で、「デジタルカ
メラで撮った画像を印刷する」という機能目的を考察す
る。まず、上記同様にデジタルカメラとプリンタをPCに
接続し、双方の必要なデバイスドライバ、アプリケーシ
ョンなどを予めハードディスクなどにインストールす
る。そして、インストールした所定のアプリケーション
などを選択・起動することで、デジタルカメラから所望
の画像を、一旦PCのハードディスクなどの記憶装置に取
り込み、プリンタを接続してから印刷指示をすること
で、初めて印刷出力できるわけである。即ち、ユーザー
が本来望む機能「写真を撮って印刷したい」といった、
ある意味では単純な機能を実現する際にも、ユーザーは
多大な労力を費やさねばならない欠点があった。
【0016】図39、および図40は上記とは別の従来
の構成を説明する図である。これらに示した構成は、上
述の「デジタルカメラで撮った画像を印刷する」機能の
利便性を改善させた従来構成の一例で、プリンタに所謂
ダイレクト印刷機能を備えたものである。
【0017】両図中、図に示したメモリ530は、デジタ
ルカメラに取り付けることができるメモリデバイスで、
不揮発性メモリで構成されている。デジタルカメラで撮
影した画像をこのメモリに保存して、撮った画像を印刷
する際には、デジタルカメラからメモリ530を外し、
アダプタ520、若しくはプリンタ540に装着させ
て、操作パネル521、または541で印刷操作をする
ことで、所望の画像を印刷出力できるようになってい
る。
【0018】メモリ530に保存されている画像データ
は所謂JPEG形式のデータが多く用いられており、それら
の画像データを印刷出力するためにはアダプタ520、
若しくはプリンタ540に画像処理機能を備えている。
これらの装置は、JPEGなどの画像情報を展開・縮小・拡
大させながら、印刷出力する。
【0019】そのための、画像処理、色処理など、印刷
データの生成を高速に行なわせるために、例えば、高速
なCPU、複雑なハードウェア、および大量なメモリで構
成されており、装置のコストが高くなる欠点があった。
また、操作パネル520、541はLCD(液晶表示器)お
よび多くの操作ボタンなどで構成してあるので、更に装
置のコストが高くなるわりには、操作部分の物理的な面
積の増加による装置サイズの大型化や、LCDなどの小型
表示機器による操作指定状態などの表現力の乏しさに纏
わる操作性が低下するなどの欠点があった。
【0020】また、上記従来の構成では、プリンタ装置
に印刷させる際にユーザーが印刷出力したい目的画像の
印刷出力品位に合わせて、印刷出力したい用紙などの印
刷媒体の種類を設定操作が必要で、誤操作などにより設
定操作を誤るとユーザーの期待に反した印刷出力、例え
ば印刷装置がインクジェット型プリンタの場合などは、
色合い・滲み・インク溢れなどにより印刷出力品位を低
下させてしまう欠点があった。
【0021】また、高品位画像出力させるための印刷媒
体は一般的に高価にも関わらず、誤操作などにより高価
な印刷媒体を無駄させてしまう欠点があった。
【0022】そして、上記従来の構成では、例えば、家
庭で団欒のひと時をリビングルームなどで過ごしてい
て、デジタルカメラなどで撮影したものを直ぐに印刷し
たいのに、わざわざユーザーがパーソナルコンピュータ
の設置場所まで赴いて印刷するというように利便性が良
くない欠点もあった。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来例に鑑
みなされたもので、インストールなどの難しい作業を極
力排除した、誰でもが簡単に使える家庭用の画像処理シ
ステムを提供することを目的とする。
【0024】上記課題を解決し、本発明にかかる目的を
達成するために本発明にかかる画像処理システム等は主
として以下の構成からなることを特徴とする。
【0025】すなわち、読取り専用記憶メディアに記憶
されたプログラムデータを読み出して実行するホスト装
置と、カードデバイス機能を付加した機器を接続して構
成する画像処理システムであって、該システムに接続す
る機器が、前記ホスト装置と機器との間で通信を制御す
るための通信制御手段と、カードデバイスに接続するカ
ードインターフェースと、前記カードインターフェース
に着脱自在に接続可能なカードデバイスを制御するカー
ド制御手段と、前記カード制御手段および通信制御手段
を介して前記ホスト装置と前記カードデバイスとの間で
の機器情報を相互に共有するための通信手段と、前記通
信手段によって共有化された情報を、前記カードデバイ
スを介して接続した他の機器が利用可能にするための制
御手段と、を有し、前記ホスト装置は、前記通信手段に
より共有化された機器情報に基づき、接続している全て
の機器の利用可能状態を識別する識別手段と、前記識別
手段の識別に従いアプリケーションプログラムを実行す
るべき機器のいずれもが利用できない場合は、該アプリ
ケーションプログラムの起動を禁止する抑制制御手段
と、を備えることを特徴とする。
【0026】また、読取り専用記憶メディアに記憶され
たプログラムデータを読み出して実行するホスト装置
と、カードデバイス機能を付加した機器の間で情報を授
受してデータを処理するための画像データ処理方法であ
って、前記ホスト装置と機器との間で通信を制御するた
めの通信制御工程と、カードインターフェースを介して
カードデバイスに接続処理する工程と、前記カードイン
ターフェースに着脱自在に接続可能なカードデバイスを
制御するカード制御工程と、前記カード制御工程の処理
および通信制御工程の処理を介して前記ホスト装置と前
記カードデバイスとの間での機器情報を相互に共有する
ための通信工程と、前記通信工程の処理によって共有化
された情報を、前記カードデバイスを介して接続した他
の機器が利用可能にするための制御工程と、前記通信工
程の処理により共有化された機器情報に基づき、接続し
ている全ての機器の利用可能状態を識別する識別工程
と、前記識別工程の処理の識別結果に従いアプリケーシ
ョンプログラムを実行するべき機器のいずれもが利用で
きない場合は、該アプリケーションプログラムの起動を
禁止する抑制制御工程と、を備えることを特徴とする。
【0027】また、読取り専用記憶メディアに記憶され
たプログラムデータを読み出して実行するホスト装置
と、カードデバイス機能を付加した機器の間で情報を授
受してデータを処理するための画像データ処理方法をコ
ンピュータで実行するためのプログラムコードを記憶し
たコンピュータ可読の記憶媒体であって、該プログラム
コードが、前記ホスト装置と機器との間で通信を制御す
るための通信制御工程のコードと、カードインターフェ
ースを介してカードデバイスに接続処理する工程のコー
ドと、前記カードインターフェースに着脱自在に接続可
能なカードデバイスを制御するカード制御工程のコード
と、前記カード制御工程のコードの処理および通信制御
工程のコードの処理を介して前記ホスト装置と前記カー
ドデバイスとの間での機器情報を相互に共有するための
通信工程のコードと、前記通信工程のコードの処理によ
って共有化された情報を、前記カードデバイスを介して
接続した他の機器が利用可能にするための制御工程のコ
ードと、前記通信工程のコードの処理により共有化され
た機器情報に基づき、接続している全ての機器の利用可
能状態を識別する識別工程のコードと、前記識別工程の
コードの処理の識別結果に従いアプリケーションプログ
ラムを実行するべき機器のいずれもが利用できない場合
は、該アプリケーションプログラムの起動を禁止する抑
制制御工程のコードと、を備えることを特徴とする。
【0028】また、読取り専用記憶メディアに記憶され
たプログラムデータを読み出して実行するホスト装置
と、前記ホスト装置との間で画像若しくは音声データな
どの情報の授受が可能な機器を接続して構成する画像処
理システムであって、前記機器には少なとも印刷機能を
備えた機器を含み、該システムに接続する機器が、前記
ホスト装置と機器との間で通信を制御するための通信制
御手段と、前記通信制御手段を介して前記ホスト装置と
前記接続された機器との間での機器情報を相互に共有す
るための通信手段と、前記通信手段によって共有化され
た情報を、前記接続した他の機器が利用可能にするため
の制御手段と、を有し、前記ホスト装置は、前記通信手
段により共有化された機器情報に基づき、接続している
全ての機器の利用可能状態を識別する識別手段と、前記
識別手段の識別に従いアプリケーションプログラムを実
行するべき機器のいずれもが利用できない場合は、該ア
プリケーションプログラムの起動を禁止する抑制制御手
段と、を備えることを特徴とする。
【0029】また、読取り専用記憶メディアに記憶され
たプログラムデータを読み出して実行するホスト装置
と、前記ホスト装置との間で画像データなどの情報の授
受が可能な機器を接続して構成する画像処理システムで
あって、前記機器には少なとも印刷機能を備えた機器を
含み、前記機器の間で情報を授受してデータを処理する
ための画像データ処理方法であって、前記ホスト装置と
機器との間で通信を制御するための通信制御工程と、前
記通信制御工程の処理を介して前記ホスト装置と前記接
続された機器との間での機器情報を相互に共有するため
の通信工程と、前記通信工程の処理によって共有化され
た情報を、前記接続した他の機器が利用可能にするため
の制御工程と、前記通信工程の処理により共有化された
機器情報に基づき、接続している全ての機器の利用可能
状態を識別する識別工程と、前記識別工程の処理の識別
結果に従いアプリケーションプログラムを実行するべき
機器のいずれもが利用できない場合は、該アプリケーシ
ョンプログラムの起動を禁止する抑制制御工程と、を備
えることを特徴とする。
【0030】また、読取り専用記憶メディアに記憶され
たプログラムデータを読み出して実行するホスト装置
と、前記ホスト装置との間で画像データなどの情報の授
受が可能な機器を接続して構成する画像処理システムで
あって、前記機器には少なとも印刷機能を備えた機器を
含み、前記機器の間で情報を授受してデータを処理する
ための画像データ処理方法をコンピュータで実行するた
めのプログラムコードを記憶したコンピュータ可読の記
憶媒体であって、該プログラムコードが、前記ホスト装
置と機器との間で通信を制御するための通信制御工程の
コードと、前記通信制御工程のコードの処理を介して前
記ホスト装置と前記接続された機器との間での機器情報
を相互に共有するための通信工程のコードと、前記通信
工程のコードの処理によって共有化された情報を、前記
接続した他の機器が利用可能にするための制御工程のコ
ードと、前記通信工程のコードの処理により共有化され
た機器情報に基づき、接続している全ての機器の利用可
能状態を識別する識別工程のコードと、前記識別工程の
コードの処理の識別結果に従いアプリケーションプログ
ラムを実行するべき機器のいずれもが利用できない場合
は、該アプリケーションプログラムの起動を禁止する抑
制制御工程のコードと、を備えることを特徴とする。
【0031】
【発明の実施の形態】(実施形態1)図1は本発明の適
用が可能な画像処理システムの構成を説明する図であ
る。
【0032】100はホスト装置の構成を説明してお
り、110はホスト装置のシステム・メイン制御部で後
述のSCT 111 (システム制御部)、およびメモリにフ
ァイルなどの情報を保存記憶する際の時刻スタンプ、時
計・カレンダー機能、および印刷開始時刻などを生成す
るためのRTC 112 (リアルタイムクロック)を備えて
いる。
【0033】SCT 111 (システム制御部)は、不図示
のシステム全体の制御をおこなうCPU(セントラル・
プロセッサ・ユニット)である。
【0034】CPUなどから要求により所望のプログラ
ム/データの読み書き可能な記憶デバイスであるRAM
12、システム・メイン制御部内のアドレスバス・デー
タバスを制御するシステムバス制御部を有する。
【0035】更に、RAMおよび各制御部などに対してC
PUを介さずに高速読み書き制御おこなうDMA(ダイ
レクト・メモリ・アクセス)制御部、システム・メイン
制御部内の各制御部が時間制御に利用可能なタイマー制
御部、システム起動時にブートアップ・プログラムなど
を読み出すためのROM(電気的消去・書換え可能なR
OMでも良い)、DISP 140 (画像入出力装置)に所
望の文字・画像を出力、あるいはDISPに出力されて
いる画像を入力するための画像入出力制御部を含む。
【0036】また、更に、AUD 140 (音声入出力装
置)に音声・音楽などを出力およびAUDから音声を入
力するための音声入出力制御部、CP 130 (操作パネ
ル)からの操作入力を制御する操作入力制御部、RDV
120 (読出し専用記憶デバイス)からCPU/DMAなど
の指示に従って所望プログラム/データを読み出す読出
し制御部、PCD 150 (拡張ユニット)との入出力を制
御する拡張入出力制御部、EMM 180 (外部メモリ)を
対象に所望のデータを読み書きするための外部メモリ制
御部、外部インターフェース・バスBUS1を介してE
DV 170 (外部接続装置)とのデータ読み書きをおこな
う外部インターフェース制御部1、外部インターフェー
ス・バスBUS2を介して後述するプリンタ装置1とデ
ータの授受をおこなう外部インターフェース制御部2、
上記回路および装置に電力を供給するための電源ユニッ
トとで構成されている。
【0037】CP 130 (操作パネル)はユーザーより操
作指示をおこなうための装置でカーソル・キー、ジョイ
スティック、複数の操作ボタン、状態確認用LEDなど
で構成されている。
【0038】RDV 120 (読出し専用記憶デバイス)は
CD−ROM(コンパクト・ディスクROM)、DVD
−ROM(デジタル・ビデオ・ディスクROM)、DV
D(デジタル・ビデオ・ディスク)などの記憶メディア
をCPUなどの指示により任意に読み出せる。
【0039】記憶メディアには制御に必要な以下の
(1)〜(9)に示すようなプログラム/データを必要
に応じ予め記憶してある。
【0040】(1)デバイスドライバ、ライブラリなど
の制御プログラム (2)アプリケーション・プログラム (3)フォント(文字生成)情報 (4)静画像情報 (5)音声情報 (6)動画像情報 (7)辞書情報 (8)管理情報 (9)その他の情報 また、記憶メディアは不正コピーなどを禁止するように
してあり、その情報はアプリケーションなどの特定のプ
ログラムのみから読み出せるものと、ユーザーなど任意
に読出し利用できるものとを識別できるようになってい
る。
【0041】このように記憶メディアを構成することで
著作権などの保護を行なうようにしてある。システム・
メイン制御部はRDV 120 (読出し専用記憶デバイス)
に説明した記憶メディアが挿入されたことを認識する
と、記憶メディア上からデバイスドライバ、ライブラ
リ、アプリケーション・プログラム、データなどをRA
Mなどに読出し所望のプログラムを実行開始するように
してある。
【0042】また、本実施形態ではCD−ROMのよう
な読取専用記憶メディアを採用したが、例えば、CD−
R(追記書込み可能なCD−ROM)、CD−RW(消
去・書込み可能なCD−ROM)などの書込み可能メデ
ィアを採用することも可能であり、また、記憶媒体に半
導体で構成されたマスクROM、EPROM、EEPR
OM、フラッシュROMなどを用いても同様である。そ
の場合には採用する記憶メディアに合わせてRDV 120
(読出し専用記憶デバイス)を変更すれば良く、その対
応は当業者であれば容易に可能であることは言うまでも
ない。
【0043】これらの構成により、従来パーソナルコン
ピュータを利用した時のようなインストールなどの煩わ
しいセットアップ作業も不要となり、また、ハードディ
スクなどの記憶装置も必要としない。
【0044】所望の文字、画像を出力するDISP 140
(画像入出力装置)および音声、音楽など出力するAU
D 140 (音声入出力装置)として、例えば、家庭用TV
を採用できる。そうすることで、家庭におけるリビング
ルームなどTVが置いてあるところに、TVを共用した
画像処理システムを設置可能になる。また、ユーザーに
より高画質、高音質の出力を望む場合には高画質TV・
モニター、オーディオアンプなどに出力することも可能
である。更に、TV装置などからの画像、音声などの入
力も可能で、また、近々サービスが開始されるであろう
デジタル放送を対応したTV装置などでデジタル通信が
可能な場合には画像、音声以外の情報のやり取りも可能
である。
【0045】PCD 150 (拡張ユニット)は、例えば、
PCMCIA準拠の拡張型ユニットを採用していて、本
実施形態においては、外部のインターネット/ネットワ
ークに接続するためにモデムまたはネットワーク制御ユ
ニットを装着している。勿論、PCD 150 (拡張ユニッ
ト)の変わりに予めモデムを内蔵することは可能である
が、装置のコストが上昇することと、および汎用性が無
くなることを考慮して本構成としてある。何故ならば、
例えばモデムを内蔵したとしても、急速に普及している
ケーブルテレビ・ネットワークに接続するためにはケー
ブルモデム・ネットワーク接続ユニットが必要で、ま
た、ISDNに接続するためにはTA(ターミナル・ア
ダプタ)が必要になるわけで、インターネットに接続す
るといった機能を実現する際にもユーザーにより色々な
環境・手段があるからである。
【0046】EMM 180 (外部メモリ)は、ユーザーの
情報、或いは制御プログラムなどを保存できる記憶手段
であり、例えば本実施形態においては、不揮発性メモリ
のひとつであるフラッシュROM(電気的消去・書換え
可能ROM)を採用している。
【0047】BUS1は、EDV 170 (外部接続装置)
に接続するための双方向通信が可能な、いわゆる外部イ
ンターフェース・バスあれば良く、例えば本実施形態に
おいては、IEEE1394準拠の高速シリアル・バス
(最大400Mbit/秒)を採用しており、接続される
デジタル家電装置であるデジタルカメラ、デジタルビデ
オカメラなどとの通信を高速にできるようにしてある。
また、このIEEE1394準拠の高速シリアル・バス
はハブ装置などを介して複数の装置を1つの外部インタ
ーフェース・バス上にスター接続で構築できるので、同
時に多くの機器を接続することが可能である。
【0048】EDV 170 (外部接続装置)は、BUS1外部イン
ターフェース・バス上に接続可能なデジタル機器で、例
えばデジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、デジタル
オーディオ装置、デジタルビデオ、デジタルチューナ、
パーソナルコンピュータ等である。
【0049】BUS2は、プリンタ装置1を接続するた
めの双方向通信が可能な外部インターフェース・バスあ
れば良く、例えば本実施形態においては、USB準拠の
高速シリアル・バス(最大12Mbit/秒)を採用して
いる。
【0050】また、このUSB準拠の高速シリアル・バ
スはハブ装置などを介して、複数の装置を1つの外部イ
ンターフェース・バス上にスター接続で構築できるの
で、オプション的装置群 300を接続して、例えば図1の
ように、文字などの入力操作を改善するためにKB 310
(キーボード入力装置)、入力位置・GUI操作選択など
を容易に指示させるためにマウス/タッチパッドなどの
PDV 320(ポインティング・デバイス)などの装置を
同時に接続することが可能である。
【0051】次に、本実施形態のプリンタ装置1につい
て説明する。プリンタ装置1はプリンタ制御部10、印
字ヘッド・搬送機構などで構成された印刷機構であるP
U 20 (プリンタ・ユニット)、後述のCDV 200 (カー
ドデバイス)を制御するCCT 30 (カード制御部)、プ
リンタ制御部10およびCCT 30 (カード制御部)に電
力を供給するPWR 50 (電源)によって構成されてい
る。
【0052】プリンタ制御部10は、プリンタ装置全体
の制御をおこなうCPU(セントラル・プロセッサ・ユ
ニット)および種々の制御ロジック部から構成されるP
CT11 (プリンタ制御回路)、CPUなどから要求によ
り所望のプログラム/データの読み書き可能な記憶デバ
イスであるRAM12、プリンタ装置全体のインターフ
ェース制御、印刷制御などを行なうための制御プログラ
ム/データなどを読み出すためのROM13(電気的消
去・書換え可能なROMでも良い)で構成されている。
【0053】PCT 11 (プリンタ制御回路)は、ROM
13・RAM12に記憶してある制御プログラムに従っ
てプリンタ装置全体を動作制御するCPU、プリンタ制
御部10内のアドレスバス・データバスを制御するシス
テムバス制御部、プリンタ制御部10内の各制御部から
の割込み要求を制御する割り込み制御部、プリンタ制御
部10内の各制御部から要求でCPUを介せずデータを
RAM12・各制御部などに対して高速読み書き制御お
こなうDMA(ダイレクト・メモリ・アクセス)制御部、
プリンタ制御部10内の各制御部が時間制御に利用可能
なタイマー制御部、外部インターフェース・バスBUS
2を介してホスト装置100とのデータ通信をおこなう
外部インターフェース制御部、インターフェース・バス
BUS3を介して後述するCCT 30 (カード制御部)と
データの授受をおこなうインターフェース制御部、電源
制御信号CPWを制御する電源制御部、PU 20 (プリ
ンタ・ユニット)に対する印刷動作を制御する印刷制御
部とで構成されている。
【0054】PU 20 (プリンタ・ユニット)は、印字ヘ
ッド、印字ヘッドの走査機構、印刷用紙の搬送機構など
で構成された印刷機構であり、本実施形態においては、
例えばインクジェット型プリンタを採用することで高画
質なカラー画像印刷を可能とし、これにより写真印刷な
ども可能としている。
【0055】勿論、インクジェット型プリンタ以外の適
用も可能で、例えば昇華型熱転写プリンタ、カラーレー
ザープリンタなども採用できる。BUS2は、ホスト装
置100と接続するための双方向通信が可能な外部イン
ターフェース・バスあれば良く、例えば本実施形態にお
いては、USB準拠の高速シリアル・バス(最大12M
bit/秒)を採用している。
【0056】また、上述のようにこのUSB準拠の高速
シリアル・バスはハブ装置などを介して、複数の装置を
1つの外部インターフェース・バス上にスター接続で構
築でき、オプション的装置群 300を接続して、例えば図
のように、文字などの入力操作を改善するためにKB 3
10(キーボード入力装置)、入力位置・GUI操作選択な
どを容易に指示させるためにマウス/タッチパッドなど
のPDV 320(ポインティング・デバイス)などの装置
を同時に接続することが可能であるが、これによりホス
ト装置との通信に支障がないことは言うまでもない。
【0057】CCT 30 (カード制御部)は図2に示した
ように、CCT 30 (カード制御部)全体の制御をおこな
うCPU(セントラル・プロセッサ・ユニット)および
種々の制御ロジック部から構成されるCCNT 31 (カ
ード制御回路)、CPUなどから要求により所望のプロ
グラム/データの読み書き可能な記憶デバイスであるR
AM32、CCT 30 (カード制御部)全体のインターフ
ェース制御、CDV 200(カードデバイス)絡みの各種制
御などを行なうための制御プログラム/データなどを読
み出すためのROM33(電気的消去・書換え可能なR
OMでも良い)で構成されている。
【0058】CCNT 31 (カード制御回路)は、ROM
33・RAM32に記憶してある制御プログラムに従っ
てCCT 30 (カード制御部)全体を動作制御するCP
U、CCT 30 (カード制御部)内のアドレスバス・デー
タバスを制御するシステムバス制御部、CCT 30 (カ
ード制御部)内の各制御部からの割込み要求を制御する
割り込み制御部、CCT 30 (カード制御部)内の各制御
部から要求でCPUを介せずデータをRAM32・各制
御部などに対して高速読み書き制御おこなうDMA(ダ
イレクト・メモリ・アクセス)制御部、CCT 30 (カー
ド制御部)内の各制御部が時間制御に利用可能なタイマ
ー制御部、インターフェース・バスBUS3を介してP
CT 11 (プリンタ制御回路)とのデータ通信をおこなう
外部インターフェース制御部、CDV 200 (カードデバ
イス)の着脱検知およびCDV 200 (カードデバイス)と
のデータ授受および制御をおこなうデバイス・インター
フェース制御部とで構成されている。
【0059】BUS3は、PCT 11 (プリンタ制御回
路)と接続するための双方向通信が可能なインターフェ
ース・バスあれば良く、例えば本実施形態においては、
IEEE1284準拠のパラレル・インターフェース・
バスで双方向通信が可能なECPモード(最大500Kbyte/
秒)を採用している。上述のBUS1およびBUS2に比べてデ
ータ転送レートが低いが、現状のCDV 200 (カードデバ
イス)が取り扱うデータ量では十分なデータ転送速度で
あり、また、インターフェース制御部を構成する制御ロ
ジックや制御プログラムの規模が前述のUSB・IEEE1394
に比べてかなり減少できるので、現状ではIEEE1284を用
いた方が低コストな装置を構成できる。勿論、例えばデ
ータ転送速度が必要な場合には、上述のUSB・IEEE1394
などの高速インターフェース・バスを適用することは可
能である。
【0060】PWR 50 (電源)は、PCT 11 (プリンタ制御
回路)からの電源制御信号CPWにより種々の電圧出力のON
/OFFを制御する。例えば、PCT 11 (プリンタ制御回路)
が必要に応じてCPWから指示によりCCT 30 (カード制御
部)に供給される電源出力をON/OFFできる。
【0061】CDV 200 (カードデバイス)は、プリンタ装
置1に物理的に着脱可能なカードデバイスで、プリンタ
装置1に内蔵されたCCT 30 (カード制御部)を通じて着
脱検知、データ授受などの制御をおこなうことができる
デバイスである。このカードデバイスは不揮発性メモリ
などで構成された記憶手段CMM(カードデバイス・メモ
リ)、それに加えて、例えばカードデバイスと外部の機
器を接続する通信手段、その他の制御機能などを付加す
ることが可能な拡張型の小型・軽量で携帯性に優れたデ
バイスである。
【0062】また、このカードデバイスは、例えば、デ
ジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、デジタルオーデ
ィオ、パーソナルコンピュータ、などのデジタル機器に
も着脱可能で、それらの機器で収集などした画像、音
声、情報、などの様々なデータを記憶・保存することが
可能である。
【0063】以上説明したように、本発明の画像処理シ
ステムは上述したようなカードデバイスと、プリンタ装
置1に内蔵したCCT 30 (カード制御部)と、PCT 11 (プ
リンタ制御回路)と、およびホスト装置1との間で任意
にデータ授受ができるわけである。
【0064】(実施形態2)次に図3を参照し、上述の
実施形態で説明したCDV 200 (カードデバイス)に拡張機
能として通信機能を有した場合について説明する。
【0065】尚、本実施形態におけるホスト装置100
およびプリンタ装置1の構成は前述の図1の説明したも
のと同様なので、ここでは詳述しない。
【0066】200は不揮発性メモリなどで構成された
記憶手段CMM(カードデバイス・メモリ)と、拡張機能の
一例として通信機能を付加した事例で、例えば、外部通
信機器群400との無線通信をおこなうWCT 210(カードデ
バイス通信制御部)とで構成されている。尚、無線通信
技術には赤外線通信(IrDAなど)、電波通信などが
あるが、本実施形態では無線通信方式として微弱電波に
よる通信方式(BlueTooth準拠)を適用している。
【0067】外部通信機器群400はユーザーによりオ
プション的に用意される装置で、例えば、前述のKB 310
(キーボード入力装置)の代わりにWKB 410 (無線キー
ボード入力装置)を、前述のPDV 320(ポインティン
グ・デバイス)の代わりにWPDV 420 (無線ポインテ
ィングデバイス)を、前述のCP 130 (操作パネル)の代
わりにWCP 440 (無線操作パネル)を用意することで
出来るだけ装置全体の接続ケーブル数を減らした構成で
ある。
【0068】このようにすることで、家庭におけるリビ
ングルームで画像処理システムを利用する上で、接続ケ
ーブルの本数を減すことにより、装置を利用する際の美
観を損ねたり、装置とユーザーとの操作距離に余裕をも
たせたり、安全面では接続コードに足を引っ掛けてしま
うなどの問題の対処をも可能である。
【0069】CPH 430 (セルラーフォーン)はいわゆ
る携帯電話・PHSなどの移動通信体で、周知のように
少なくとも日本市場においては、これらの機器は近年急
速普及しており、加えて電子メール機能、インターネッ
ト通信などの付帯サービス機能も普及している背景に、
文字入出力手段を備えているものが多い。
【0070】そこで、これらの機器に無線機能(公衆回
線を利用しない)を備えることによって、上記カードデ
バイス200とのデータ授受を行なえるようにして、例
えば、CPH 430 (セルラーフォーン)で公衆回線から
受信した電子メール、或いは機器に記憶している電話帳
データなどをCDV 200 (カードデバイス)を通じて、
プリンタ装置1あるいはホスト装置100との間で送受
信することで、ホスト装置に接続されているDISP 1
40 (画像入出力装置)上の大きな画面でメールを見た
り、メールなどを編集・作成したり、それらの情報を元
のCPH 430 (セルラーフォーン)にデータを保存した
り、または、プリンタ装置1で印刷したりすることが可
能である。
【0071】更には、CPH 430 (セルラーフォーン)
に付帯している10キー入力操作および10キーなどに
よる文字入力操作などを、接続されているプリンタ装置
1、ホスト装置100などの他の機器が入力手段として
利用、或いはCPH 430(セルラーフォーン)に付帯
する表示器を接続されているプリンタ装置1、ホスト装
置100などの他の機器が出力手段として利用すること
も可能である。上記した機器以外にも、その他の機器に
無線通信機能を備えれば、例えばデジタル家電機器、パ
ーソナルコンピュータとのデータ授受もCDV 200
(カードデバイス)を介して可能であることは言うまでも
ない。また、本実施形態では一例として無線通信機能を
取り上げたが、その他有線通信、デジタル撮像器、など
の拡張機能をCDV 200 (カードデバイス)に付加す
ることも可能である。
【0072】(実施形態3)次に図4を参照し、上述の
実施形態1および2で説明したPCT 11 (プリンタ制御
回路)にCCNT 31 (カード制御回路)を取り入れた構成
を説明する。
【0073】尚、本実施形態におけるホスト装置100
およびCDV 200 (カードデバイス)の構成は前述の図
1〜図3にて説明したものと同様なので、ここでは詳述
しない。
【0074】前述の図1〜図3のCCT 30 (カード制御
部)と、プリンタ制御部10とは、両者をコネクタなど
で接続させ、両者の回路基板を物理的に別々に分離でき
る構成にしてある。そのため、インターフェース・バス
BUS3を設け、PWR 50 (電源)から単独に電源を供給さ
せるようにして、両者をコネクタにより結線させる構成
している。
【0075】この構成は例えば、ユーザーが装置購入後
にオプションとして後付けにて、上述のCCT 30 (カー
ド制御部)部分を購入し接続するような場合には適して
いる。しかし、装置の標準機能として、出荷時に最初か
らCCT 30 (カード制御部)を装着する場合には、コネ
クタや別電源供給させるための電源回路に要するコスト
が上昇してしまう。また、ユーザーにCCT 30 (カード
制御部)を取り付けてもらうために、プリンタ装置1の
筐体の一部を着脱可能な機構にしておく必要もあり、こ
の対処においてもコスト高になってしまう。
【0076】そこで、本実施形態では上記コスト問題を
解決すべく図2に示したCCNT 31(カード制御回路)か
らCPU、インターフェース・バスBUS3のインターフェー
ス制御部を削除した制御部分をCCNT 40 (カード制御回
路)として、PCT 11 (プリンタ制御回路)に組み込んだ
構成にした。
【0077】尚、本実施形態のPCT 11 (プリンタ制御
回路)には、インターフェース・バスBUS3用のインター
フェース制御部を削除し、CCNT 40 (カード制御回路)か
らもRAM12およびROM13へのアクセスを可能させ、また
CPUからCCNT 40(カード制御回路)を制御可能にするよう
なバス制御回路部を設けた物理的に1チップで構成した
半導体である。
【0078】また、図2で説明したCCT 30 (カード制
御部)内部のRAM32およびROM33でCCNT 31 (カード
制御回路)が制御上に必要であった制御プログラム/デー
タなどの内容は、それぞれ図4のRAM12およびROM13に
含まれている。
【0079】更に、上述のPWR 50 (電源)ではCCT 30
(カード制御部)へ別に電源の供給線を備えていたが、本
構成により一体化したので本実施形態のPWR 55 (電源)
は電源の供給線を減少させることが可能である。以上の
ような構成をとることにより、制御基板上に配置する部
品点数、配置面積などを低減できるので、より安価な装
置を提供可能になる。
【0080】(実施形態4)次に図5を参照し、上述の
実施形態3で説明したプリンタ制御部10の殆どの制御
部をPCT 11 (プリンタ制御回路)に組み入れた構成を
説明する。
【0081】尚、本実施形態におけるホスト装置100
およびCDV 200 (カードデバイス)の構成は前述の図
1〜図4にて説明したものと同様なので、ここでは詳述
しない。
【0082】近年では半導体技術が急速に進化して、例
えば、0.25μルール、0.18μルールなどで半導体内の
配線・ゲート配置などが可能となり、従来に比べ高集積
度の半導体回路構成が可能になってきている。また、制
御回路を構成する上で必要になる比較的容量の大きいRO
M、RAMなど記憶デバイスも含めて、ひとつの半導体チッ
プに搭載可能になってきた。
【0083】これらの半導体技術は本発明の装置にも適
用可能であり、図5は実施形態3で説明したのRAM12
と、ROM13と、CCNT 40 (カード制御回路)と、実施形
態1および2の説明のインターフェース・バスBUS3用の
インターフェース制御部を削除し、CCNT 40 (カード制
御回路)からもRAM12およびROM13へのアクセスを可能
させ、またCPUからCCNT 40(カード制御回路)を制御可能
にするようなバス制御回路部を設けたPCT 50 (プリンタ
制御回路)とを物理的に1チップ上に構成した半導体で
ある。
【0084】更に、上述のPWR 50 (電源)ではCCT 30
(カード制御部)へ別に電源の供給線を備えていたが、上
述の実施形態4と同様に、本構成により一体化したため
本実施形態のPWR 55 (電源)は電源の供給線を減少させ
ることが可能である。
【0085】以上のような構成をとることにより、制御
基板上に配置する部品点数、配置面積などを上述の実施
形態4に比較して更に低減できるので、より安価な装置
を提供可能になる。
【0086】尚、ROM13のプログラム容量、あるいは
製造上の都合などでROM13を含んだ1チップ化が適さ
ない場合には、ROM13部分を除外して、チップ外部のR
OMへアクセスするためのバス信号線などを設け、外付け
ROM13を備えれば良い。
【0087】(実施形態5)次に図6を参照し、上述の
実施形態1〜4で説明したプリンタ装置1とホスト装置
100との通信をおこなうためのホスト装置100の外
部インターフェース・バスBUS2を削除して、外部インタ
ーフェース・バスをBUS1ひとつだけにした構成を説明す
る。
【0088】図6中のBUSはBUS1と同一の機能で、前述
したEDV 170 (外部接続装置)に接続するための双方
向通信が可能な、いわゆる外部インターフェース・バス
あれば良く、例えば本実施形態においては、したIEE
E1394準拠の高速シリアル・バス(最大400Mbi
t/秒)を採用しており、デジタルカメラ、デジタルビ
デオカメラなどのデジタル家電装置、プリンタ装置、お
よび前述の文字などの入力操作を改善するためにKB 3
10(キーボード入力装置)、入力位置・GUI操作選択な
どを容易に指示させるためにマウス/タッチパッドなど
のPDV 320(ポインティング・デバイス)などのオプ
ション的装置群 300などを、前述のBUS1と同様にハブ
装置などを介して同時に接続することが可能である。
【0089】尚、本実施形態における、ホスト装置10
0の上述した実施形態1〜4のSCT 111 (システム制
御部)の内部構成が若干変更になる。
【0090】その変更点は、(1)上述のプリンタ装置
1およびオプション的装置群 300などデータ授受をさせ
る外部インターフェース・バスBUS2の制御を行なう
外部インターフェース制御部2を削除した点と、(2)
上述の外部インターフェース・バスBUS1を図6のBU
Sとして利用し、EDV 170 (外部接続装置)とのデータ
読み書きを、加えてプリンタ装置およびオプション的装
置群 300などデータの授受をおこなうように外部インタ
ーフェース制御部1を変更した点と、(3)上記プリン
タ装置1のPCT 11 (プリンタ制御回路)で説明した
外部インターフェース・バスBUS2を介してホスト装
置100とのデータ通信をおこなう外部インターフェー
ス制御部を、外部インターフェース・バスBUSを介し
てホスト装置100とのデータ通信をおこなう外部イン
ターフェース制御部に変更した点と、(4)上記オプシ
ョン的装置群 300などをBUSのインターフェース仕様に
適合したものに代える点である。
【0091】以上のような構成によっても、本発明の画
像処理システムへの適用は可能であり、本実施形態の構
成によればホスト装置から外部インターフェース制御部
2を削減させ、また、BUS2に接続するために必要であっ
たインターフェース接続コネクタなども削減できるので
装置全体の低コスト化が図れる。
【0092】また、同時に複数の機器を接続しなくて良
い機能を望むユーザーに対しては、本実施形態で採用し
た外部インターフェースのコネクタは抜き差しが容易な
ので、必要なときに必要な機器だけを外部インターフェ
ースBUSに接続するように利用すれば上記ハブ装置さえ
も不要である。
【0093】(実施形態6)次に、上述の実施形態1〜
5で説明したホスト装置100のシステム・メイン制御
部110内部に備えていた、メモリにファイルなどの情
報を保存記憶する際の時刻スタンプ、時計・カレンダー
機能、および印刷開始時刻などを生成するためのRTC
112 (リアルタイムクロック)を削減した構成について
説明する。
【0094】RTC 112 (リアルタイムクロック)は
電池などの二次電源を備えて、例えホスト装置に電力が
供給されていないときでも正しく時刻を計測するように
構成している。しかし、電池がある以上いづれ電池切れ
が発生し電池交換などが必要になる。また、ヨーロッパ
諸国を初めとする国々で、機器を廃棄する際に内蔵した
電池をユーザーが取り外せなければならいというような
環境対策規制などが予想される。
【0095】その対処として、ユーザーがRTC 112
(リアルタイムクロック)用の電池を取り外せるような
機構構造にしておくなどの処置が必要になる。また、ユ
ーザーが取り外せるようにすることにより、誤操作など
による不本意な電池の取り外しも予想され、もしも、電
池が外されてしまうとRTC 112 (リアルタイムクロ
ック)内の時刻情報が狂ってしまう問題もある。
【0096】そこで、本実施形態では公共電波からの時
報・時刻または、インターネット/ネットワーク上に接
続させている標準時刻を所有する所定のサーバーから時
刻情報を、ホスト装置100が必要な際に取得するよう
にすることで、RTC 112(リアルタイムクロック)お
よびそれに付帯する電池を削減した。
【0097】ホスト装置100は適時必要なタイミング
で、例えば、電源投入などのシステム起動時に手段で時
刻を入手し、内部のタイマー制御部を利用して時間管理
しておいて、その時間情報をシステム全体で利用する方
法、また、必要なタイミングで随時に手段により正確な
標準時刻を取得して、例えば、メモリにファイルなどの
情報を保存記憶する際の時刻スタンプを生成させ、ま
た、印刷開始時に時刻を取得しプリンタ装置1に与え、
この時プリンタ装置1側ではこの時刻と以前にヘッドな
どのメンテナンスした時刻とを比較して必要に応じ印字
ヘッドの目詰まりなどを解消させる用途などにも利用で
きる。
【0098】このような構成にするためには、装置がイ
ンターネットなどに接続されていること、或いは、公共
電波を受信できる機器などが接続されていることが前提
になるが、例えば一般的に家庭に備わっているTVやビデ
オ録画・再生装置などには時計などを備えていることが
多いので、それらの機器から時刻情報を取得することも
可能である。
【0099】以上のように、本実施実施形態のような構
成をとれば、のようなシステム上の時刻管理機能の低下
または削減させることなく、上述のRTC 112 (リア
ルタイムクロック)および付帯する電池も削除できるの
で、ホスト装置1の部品および部品実装面積の削減が可
能なので、低コスト化を図ることも可能である。また、
上記環境問題にも対処可能な環境にやさしい機器をも提
供が可能である。
【0100】(実施形態7)次に上述の実施形態で説明
した各部間の通信経路について説明する。
【0101】まず、図1〜図3の構成においては、ホス
ト装置100⇔プリンタ装置1⇔CCT30 (カード制御部)
⇔CDV 200(カードデバイス)の経路で情報授受をおこ
なう。即ち、(1)ホスト装置100は外部インターフ
ェース・バスBUS2を通じプリンタ装置1との間で通信、
(2)プリンタ装置1は外部インターフェース・バスBU
S3を通じPCT 11 (プリンタ制御回路)とCCT 30 (カー
ド制御部)との間で通信、(3)CCT 30 (カード制御部)
はデバイス・インターフェースを通じCCT 30(カード制
御部)内に設けたデバイス・インターフェース制御部と
CDV 200 (カードデバイス)との間で着脱検知・デー
タ授受制御・通信とをおこなうことにより所望のデータ
の授受が可能である。
【0102】次に、図4および図5の構成においては、
ホスト装置100⇔プリンタ装置1⇔PCT 11 (プリン
タ制御回路)内のCCNT 40(カード制御回路)⇔CDV 200
(カードデバイス)の経路で情報授受をおこなう。即
ち、(4)ホスト装置100は外部インターフェース・
バスBUS2を通じプリンタ装置1との間で通信、(5)プ
リンタ装置1はPCT 11 (プリンタ制御回路)の内部バ
スを通じCCNT 40(カード制御回路)と通信、(6)CCNT
40(カード制御回路)はその内部のデバイス・インターフ
ェース制御部を通じCDV 200 (カードデバイス)との
間で着脱検知・データ授受制御・通信とをおこなうこと
により所望のデータの授受が可能である。
【0103】また、図6の構成においては、上記項目
(1)および(4)を次の項目(7)「(7)ホスト装
置100は外部インターフェース・バスBUSを通じプリ
ンタ装置1との間で通信、」のように代え、その他の上
記項目(2)、(3)、(5)(6)はそれぞれ同様と
する。
【0104】図7は上記通信経路を図で説明するもの
で、図中の矢印はデータの授受を表している。まず、図
中左側から「Host」は上記ホスト装置100を意味す
る。その右側矢印の先「通信制御部」はプリンタ装置1
内にて送受信データ振り分け制御し、下側矢印の先は印
刷系のコマンド/データを受信した際に、プリンタ装置
1の内部で受信データを処理させ印刷出力などを行うこ
とを示している。
【0105】「通信制御部」の右側矢印の先「Card Contr
oller」は上記CCT 30 (カード制御部)またはCCNT 40(カ
ード制御回路)を意味する。その下側矢印の先「Card De
vice」は上記CDV 200 (カードデバイス)を意味して
いる。
【0106】その下側矢印の先「外部接続デバイス」は
図3において説明した、ユーザーによりオプション的に
用意される外部通信機器群400を意味しており、例え
ば、WKB 410 (無線キーボード入力装置)、WPDV 420
(無線ポインティングデバイス)、WCP 440 (無線操
作パネル)、CPH 430 (セルラーフォーン)などの機器
とでも、CDV 200 (カードデバイス)を通じ情報授受
が可能であることを表している。
【0107】(実施形態8)次に上述の実施形態で説明
した通信経路上の通信情報について説明する。図8は通
信情報の形式を説明するものである。
【0108】本実施形態において通信はパケット形式を
適用していて、その通信情報を大別すると以下の4種類
ある。つまり、(1)プリンタ装置1に対する印刷機能
に関する要求などの通信用のPCMDパケット、(2)プリ
ンタ装置1の印刷機能に伴う各種状態情報または、印刷
機能に伴う返答値などの情報の通信用のPSTRパケット、
(3)CDV 200 (カードデバイス)に纏わる各種機能に
関する要求などの通信用のCCMDパケット、(4)CDV 20
0 (カードデバイス)に纏わる各種状態情報または、返
答値などの送信情報の通信用のPCSTRパケットを用意し
ている。
【0109】次に、パケット内の情報を説明する。ま
ず、PCMDは印刷機能要求を示す拡張コード「Esc」1B
(Hex)を先頭に、続いて可変長文字列「Cmd」は要求の
詳細を予め約束された文字列にて表現したコマンドで、
最後に可変長データ「Data」はコマンドに付随するデー
タでコマンドの種類によっては省略されるが、データが
ある場合には「Data」内の情報量を表す2バイト長の
「レングス情報」(不図示)を先頭にコマンドに付随する
データが列挙される。尚、本実施形態の「レングス情
報」は16ビットでバイト数を表現していて、最初の1バ
イトに下位8ビット、続く1バイトに上位8ビットを指定
する。また、「レングス情報」値は「Data」内の「レン
グス情報」に続く情報量をバイト数で表現している。
【0110】(PCMDパケット例)Hex表記は1B 5B 4B 02
00 41 42、「Cmd」は 5B 4B、「Data」は 02 00 41 4
2、「レングス情報」は2バイトを示す。
【0111】次に、PSTRは2バイト長で「Str」のバイト
数を表す「Len」を先頭に、可変長情報「Str」はプリン
タ装置の印刷機能に伴う各種状態情報または、印刷機能
に伴う返答値などの送信情報を表し、先頭の情報は「F
s」1C(Hex)以外の文字である。
【0112】尚、本実施形態の「Len」は16ビットでバ
イト数を表現していて、最初の1バイトに下位8ビット、
続く1バイトに上位8ビットを指定する。更に、カードデ
バイス制御部にPSTRパケットを返送する場合「Len」の
最初の1バイトの値に如何なる場合にも1C(Hex)を与
えないように制御している。もしも「Str」のデータ長
の都合で「Len」の最初の1バイトが1C(Hex)になって
しまう際には「Len」に1を加え、かつ「Str」の末尾に
ダミーのNULLデータを付加するようにしている。何故な
ら、後述するCCMDパケットの先頭は拡張コード「Fs」1
C(Hex)だからである。このようにすることで、カード
デバイス制御部の受信データ解析処理を容易にさせてい
る。
【0113】(PSTRパケット例) Hex表記 03 00 30 3
1 32は、「Len」は 03 00、「Str」は 30 31 32、「Le
n」は3バイトを示す。
【0114】次に、CCMDはCDV 200 (カードデバイス)
に纏わる各種機能に関する要求を表す拡張コード「Fs」
1C(Hex)を先頭に、続いて要求元を表す1バイト長の
「N」で、例えば"H"であればホスト装置、"P"であれば
プリンタ装置が要求元であると識別可能である。続く可
変長文字列「Cmd」は要求の詳細を予め約束された文字
列にて表現したコマンドで、最後に可変長データ「Dat
a」はコマンドに付随するデータでコマンドの種類によ
っては省略されるが、データがある場合には「Data」内
の情報量を表す2バイト長の「レングス情報」(不図示)
を先頭にコマンドに付随するデータが列挙される。
【0115】尚、本実施形態の「レングス情報」は16ビ
ットでバイト数を表現していて、最初の1バイトに下位8
ビット、続く1バイトに上位8ビットを指定する。また、
「レングス情報」値は「Data」内の「レングス情報」に
続く情報量をバイト数で表現している。
【0116】(CCMDパケット例) Hex表記 1C 48 41 3
1 01 00 35 は、「N」は48(ホスト装置が要求元)、「C
md」は 41 31、「Data」は 01 00 35、「レングス情
報」は1バイトを示す。
【0117】そして、CSTRは2バイト長で「Fs」「N」
「Str」の総バイト数を表す「Len」を先頭に、続いてCD
V 200 (カードデバイス)に纏わる各種状態情報また
は、返答値などの送信情報を表す拡張コード「Fs」1C
(Hex)、続いて送信先を表す1バイト長の「N」で、例
えば"H"であればホスト装置、"P"であればプリンタ装置
が送信先であると識別可能である。可変長情報「Str」
はCDV 200 (カードデバイス)に纏わる各種状態情報ま
たは、返答値などの送信情報を表す。
【0118】尚、本実施形態の「Len」は16ビットでバ
イト数を表現していて、最初の1バイトに下位8ビット、
続く1バイトに上位8ビットを指定する。更に、「Len」
の最初の1バイトの値に如何なる場合にも1B(Hex)を
与えないように制御している。もしも「Str」のデータ
長の都合で「Len」の最初の1バイトが1B(Hex)になっ
てしまう際には「Len」に1を加え、かつ「Str」の末尾
にダミーのNULLデータを付加するようにしている。何故
なら、上記PCMD、PSTRパケットの構成は標準的に利用さ
れている仕様で、CCMDおよびCSTRパケット型を付加した
ことで、仕様を変更すると従来との互換性を損なうから
である。
【0119】(CSTRパケット例) Hex表記 05 00 1C 5
0 41 42 43は、「Len」は 05 00、「N」は50(プリンタ
装置が送信先)、「Str」は 41 42 43、「Len」は5バイ
トを示す。
【0120】次に、図9を参照して、上記パケットを用
いた通信制御について説明する。尚、図中の縦線は通信
拠点を表すもので、左から「Host」はホスト装置100
を、「Printer」はプリンタ装置1を、「Card」はCCT 3
0 (カード制御部)などのCDV 200 (カードデバイス)
の制御部を示している。
【0121】まず、(1)PCMDパケット型のPCDM1によ
りホスト装置はプリンタ装置に印刷機能関連の状態返送
を要求する。
【0122】(2)これを受けたプリンタ装置は要求さ
れたパケットの先頭が「Esc」であることから印刷関連
の要求であると解釈しプリンタ内部の状態を収集し状態
情報を生成する。そして、プリンタ装置はPSTRパケット
型のPSTR1により状態情報をホスト装置に返送する。
【0123】(3)次に、ホスト装置はCCMDパケット型
のCCMD1によりカードデバイスに纏わる状態返送を要求
する。
【0124】(4)これを受けたプリンタ装置は要求さ
れたパケットの先頭が「Fs」であることからカードデバ
イスに纏わる要求であると解釈し、上述のインターフェ
ース手段によりCCT 30 (カード制御部)などのカード
デバイス制御部に受信したCCMD1を転送する。
【0125】(5)カードデバイス制御部は要求された
パケットの先頭が「Fs」であることから、そのパケット
を解析しホスト装置からの要求に応じCDV 200 (カード
デバイス)の装着状態、カードデバイスの状態、および
カード制御部の内部状態などを収集し状態情報を生成す
る。そして、カードデバイス制御部はCSTRパケット型の
CSTR1により要求元のホスト装置に状態情報を返送すべ
く、先に受信したCCMD1の「N」識別子をこれから返送し
ようとするCSTR1の「N」識別子にコピーして、CSTR1パ
ケットをプリンタ装置に送る。
【0126】(6)プリンタ装置はカードデバイス制御
部から送られてきたCSTR1の「N」識別子が"H"であるこ
とから、CSTR1パケットをホスト装置に転送する。この
ように、ホスト装置はプリンタ装置を介してカードデバ
イス制御部からの状態情報を取得できる。
【0127】(7)次に、カードデバイス制御部がPCMD
パケット型のPCMD2によりプリンタ装置に印刷機能関連
の状態返送を要求する。
【0128】(8)これを受けたプリンタ装置は要求さ
れたパケットの先頭が「Esc」であることから印刷関連
の要求であると解釈し、プリンタ内部の状態を収集し状
態情報を生成する。そして、プリンタ装置はカードデバ
イス制御部側よりPCMD2の要求があったので、PSTRパケ
ット型のPSTR2により状態情報をカードデバイス制御部
に返送する。
【0129】以上のように通信制御することでホスト装
置がプリンタ装置を通じカードデバイス間とでデータ授
受が円滑におこなえるわけである。
【0130】(実施形態9)上述の実施形態の通信制御
は通信拠点が3種類の場合について説明した。上記のよ
うな制御方式は図9で説明したように、要求元である通
信拠点が要求先から応答を必要とする場合は、要求元は
要求先から応答が返るまで待つ必要がある。図9のよう
に順次通信制御の形態での利用のみで良ければ、上記図
1〜6で説明した構成の外部インターフェース・バスBU
S2での通信と、インターフェースBUS3或いはカード制御
回路CCNTへの内部バスでの通信とを、排他的に利用する
ような制御形態にしても機器間の通信制御速度などの問
題がない場合には、上記実施形態8の構成で十分であ
り、そうすることでプリンタ内部の制御回路構成が簡略
化可能である。
【0131】また、通信制御速度をアップさせる必要が
ある場合でも、通信拠点が3種類程度であるならば、特
にような排他的制御しなくとも十分に機器間における相
互通信するための序列管理、パケット種別判別などを制
御しての通信制御速度アップは可能である。
【0132】しかし、図3において説明した、ユーザー
によりオプション的に用意される外部通信機器群400
を意味しており、例えば、WKB 410 (無線キーボード入
力装置)、WPDV 420 (無線ポインティングデバイ
ス)、WCP 440 (無線操作パネル)、CPH 430 (セル
ラーフォーン)などの機器とでも、CDV 200 (カード
デバイス)を通じ情報授受させ、それらの機器を統合的
に本システム構成上で相互に利用しようとすると、接続
される機器が増大するため機器間における相互通信する
ための序列管理、パケット種別判別などの困難と、通信
制御速度が技術的課題として生じてくる。そこで、本実
施形態においては多数の機器の接続時にも機器間の通信
制御を円滑にさせるための制御方法を以下に説明する。
【0133】図10は本実施形態における、接続機器と
の間で通信するためのパケットを説明するものである。
本パケットは7つのフィールドで構成されおり、その各
々のフィールドの機能目的を以下に述べる。尚、「Le
n」〜「Did2」までのフィールドは固定長で、いかなる
要求・応答メッセージでも必要である。
【0134】(1)「Len」フィールドは、続く「Rn」
〜「Data/Str」までのデータ長を表し、本実施形態では
データ長をバイト数にて16ビット長の絶対値で表す。
【0135】(2)「Rn」フィールドは、要求元が必要
に応じて利用する識別子で要求番号を指定できる。本実
施形態では、8ビット長で要求番号を表現し、値が0の
場合は要求番号を利用しないことを表し、1〜255の
場合は要求番号として利用できる。この要求番号を利用
することにより、例えば要求に対する応答順序管理する
ことが可能である。
【0136】(3)「Msg」フィールドは、要求メッセ
ージの機能を大分類させる識別子で下記表1のような意
味合いを持ち、本実施形態では識別子を8ビット長の絶
対値で表す。
【0137】
【表1】
【0138】表1で、「MsgPacketSize」は次に大き
なサイズのパケットを送る前に、要求元がそのメッセー
ジパケット・サイズの受信可能であるかを要求先に確認
させる要求である。
【0139】「MsgDevConfig」は後述の表4のConfig
情報(デバイス構成情報)を返送させる要求である。
【0140】「MsgDevStatus」は後述の表5のStatus
情報(デバイス状態情報)を返送させる要求であり、更
に必要な詳細状態項目を所定の予約語などで定められた
パラメータによるリスト形式の文字列にてDataフィール
ドに指定できる。
【0141】「MsgUI」は後述の表6のUI制御コマン
ドをDataフィールドに伴いUI(ユーザーインターフェー
ス(操作))資源に関する機能を要求する。
【0142】「MsgFile」は後述の表8のFile制御コ
マンドをDataフィールドに伴いファイル操作に関する機
能を要求する。
【0143】「MsgPrint」は全ての印刷に関する機能
を要求する。
【0144】「MsgPrintText」はホスト装置を介せず
プリンタ装置だけで印刷可能な簡易印刷に関する機能を
要求する。
【0145】「MsgCommand」は上記以外の拡張コマン
ドに関する機能を要求する。
【0146】(4)「Ack」フィールドは、下表2に示
すように要求メッセージに対する応答の有無、或いは応
答メッセージでの可否判定を伝えるため情報で、本実施
形態では情報を8ビット長の絶対値で表す。
【0147】
【表2】
【0148】表2で、「AckNoReply」は要求メッセー
ジに対する応答不要を指示する。
【0149】「AckWaitReply」は要求メッセージに対
する応答必要を指示する。
【0150】「AckReplyOk」は応答要求必要指示され
たメッセージに対する応答メッセージ返信であることを
表現する。
【0151】「AckReplyNg」は応答要求必要指示され
たメッセージに対する応答メッセージ返信が不可能であ
るとか、要求メッセージに対してエラーが発生した場合
などの状態を表現する。また、AckNoReplyおよびAckWai
tReplyは要求メッセージ、AckReplyOkおよびAckReplyNg
は応答メッセージであることを表す。
【0152】(5)「Did1」フィールドは、要求元のデ
バイス種類を表現し、本実施形態ではデバイス種類を8
ビット長の絶対値で表す。デバイス種類に関しては下表
3を参照のこと。
【0153】(6)「Did2」フィールドは、要求先の
デバイス種類を表現し、本実施形態ではデバイス種類を
8ビット長の絶対値で表す。デバイス種類に関しては下
表3を参照のこと。尚、応答メッセージはDid2のデバイ
スからDid1のデバイスに返信されるが、その際Did1およ
びDid2を入換えない。
【0154】
【表3】
【0155】表3に列挙したデバイス間で相互通信が可
能であり、デバイス毎にデバイス種類を識別するための
番号を割当ている。
【0156】ここで以下の点に注意されたい、上記した
各デバイス自体が個々に物理的に上記したような制御手
段を必ずしも備える必要はなく、例えば上述の図1〜図
6において説明したホスト装置100にのみに直接接続
され他デバイスから直接通信できない構成のデバイス、
例えば上記デバイスにおけるDevCp(操作パネル CP 13
0)、DevDisp(画像入出力装置 DISP 140)、DevAud(音
声入出力装置 AUD 140)、DevEmm(外部メモリ EMM 180)
などの各々に本通信制御回路や制御手段を備える必要は
なく、ホスト装置100の制御プログラムなどにより列
挙したデバイスに対してエミューレーションなどの手法
により外接続のデバイス装置時から同一通信制御にみえ
るようにホスト装置100が制御すれば良い。
【0157】そうすることで装置全体のコストを節減可
能である。同様にして、プリンタ装置1がDevCct(カー
ド制御部 CCT 30)、DevCdv(カードデバイス CDV 20
0)、DevCmm(カードデバイス・メモリ)などデバイスの
通信制御の代行もできる。勿論、カード制御部 CCT 30
に上述の通信制御手段を用意してDevCdv(カードデバイ
スCDV 200)、DevCmm(カードデバイス・メモリ)などデ
バイスに対する通信制御の代行、また、カードデバイス
CDV 200に接続されるDevWkb(無線キーボード WKB 41
0)、DevWcp(無線ホ゜インティンク゛テ゛ハ゛イス WPDV 420)、DevW
cp(無線操作パネルWCP 440)などの外部デバイスに対
しても、Printer装置1、DevCct(カード制御部 CCT 3
0)、若しくはDevCdv(カードデバイス CDV 200)などに
より通信制御の代行が可能である。
【0158】(7)「Data/Str」フィールドは、Msgフ
ィールドで指示される機能に伴った詳細な機能指示や、
状態情報などの付帯情報を授受するため可変長データ
で、要求メッセージでは要求機能の詳細なコマンド等の
パラメータを指定するDataフィールドとして、応答メッ
セージでは要求に対する戻り値などのパラメータを返信
するStrフィールドとして機能する。
【0159】例えば上記Msgフィールドが、MsgPacket
Size要求のときはパケットサイズ値を指示する。
【0160】MsgDevConfig要求に対する応答メッセー
ジは下表4のConfig情報を返信する。
【0161】MsgDevStatus要求対する応答メッセージ
は下表5のStatus情報を返信する。MsgUI要求のとき
は下表6のUI制御コマンドおよび必要に応じて下表7の
UI情報などを指示する。
【0162】MsgUI要求に対する応答メッセージは下
表7のUI情報などを返信する。
【0163】MsgFile要求のときは下表8のFile制御
コマンドおよび必要に応じてファイル名・書込みデータ
などを指示する。
【0164】MsgFile要求に対する応答メッセージは
下表8のFile制御コマンドおよび必要に応じてファイル
名・読出しデータなどを返信する。
【0165】MsgPrint要求のときは印刷制御情報を指
示する。
【0166】MsgPrintText要求のときは簡易印刷制御
情報を指示する。
【0167】(10)MsgCommand要求のときは拡張機能制御
情報を指示する。
【0168】
【表4】
【0169】表4に示した内容をデバイス毎の記憶手段
であるROM・RAMに設け、デバイス構成を他デバイスに伝
えるための情報群で、「デバイス情報」デバイス種類
を表し、表3のデバイス種類に対応した8ビット数値情
報である。
【0170】「デバイス名称」はデバイス種類を文字
列にて表現したNULL 00(Hex)で終端される文字列情
報で最大255文字まで指定可能である。
【0171】「デバイス形式情報」はデバイス形式を
分別させる16ビット識別コードで、例えば印刷装置、
デジタル家電などの形式分別に利用される。
【0172】「デバイス基本機能情報」はデバイスが
提供可能な基本的な機能を分別させる16ビットフラグ
情報で、ビット位置毎にひとつの基本機能を割当て、そ
のビット値(1/0)により基本機能の有無を表し、例え
ば印刷機能、ファイル機能、無線機能などの基本機能の
有無識別に利用できる。
【0173】「デバイス機能仕様情報」は「デバイス
基本機能情報」中のビット値が1になっている基本機能
に付随した機能仕様を表す16ビットフラグ情報で、ひ
とつの基本機能ごとにフラグ情報がある。例えば印刷機
能を備えた場合にカラー印刷可能/不可能、インク残量
検出機能の有無などの識別に利用できる。
【0174】「デバイス制御バージョン情報」はデバ
イス内の制御プログラムのバージョンを表す16ビット
識別コードである。
【0175】「デバイス制御ROM情報」はデバイス内
の制御プログラムの書換え可能・不可能および、記憶媒
体の形式、記憶媒体容量、書換え回数などの情報を表す
32ビット識別コードである。
【0176】「デバイス通信制御情報」はデバイスが
有する外部インターフェース種別と、種別毎のインター
フェース仕様バージョン情報、および最大転送速度など
のインターフェース能力とを表す32ビット識別コード
である。
【0177】
【表5】
【0178】表5に示した内容をデバイス毎に記憶手段
であるRAM設け、デバイス状態を他デバイスに伝えるた
めの情報群で、「基本ステータス情報」は基本的なデ
バイス状態を識別させる16ビットフラグ情報で、1ビ
ット毎に状態項目を割当てビット値(1/0)により基本
状態を表し、例えばプリンタ装置の場合には印刷動作中
・非動作中、エラー発生・未発生、詳細ステータス情報
の有無、エラー履歴情報の有無などの基本的な状態識別
に利用できる。
【0179】「詳細ステータス情報」は要求された詳
細なデバイス状態をリスト形式の文字列にて表現したNU
LL 00(Hex)で終端される文字列情報で最大255文
字、尚、情報量が255文字を超える場合には複数の応
答パケットに分割して返信する。
【0180】「エラー履歴情報」はエラー履歴情報が
存在するとき、その情報をリスト形式の文字列にて表現
したNULL 00(Hex)で終端される文字列情報で最大2
55文字、尚、情報量が255文字を超える場合には複
数の応答パケットに分割して返信する。
【0181】
【表6】
【0182】表6は、上記Msgフィールド内容がMsgUIの
際にUI制御要求の詳細機能を指示させるUI制御コマンド
でDataフィールドの先頭に設定され、「UiConfig」コ
マンドはユーザーインターフェース(UI)の入力操作・
表示出力資源の構成情報の返信を要求する。その際UiCo
nfigコマンドに続いて取得したい資源項目(入力操作/
表示出力)を所定の予約語などで定められたパラメータ
によるリスト形式の文字列にてDataフィールドに指定、
また、応答メッセージはUiConfigコマンドに続いて下表
7のUI情報項目を所定の予約語などで定められたパラメ
ータによるリスト形式の文字列をStrフィールドに返
す。
【0183】「UiSelect」コマンドはユーザーインタ
ーフェース資源の利用(予約)を要求する。その際UiSe
lectコマンドに続いて利用したい入力操作・表示出力資
源の利用要求項目をUiConfigコマンドで取得した所定の
予約語などで定められたパラメータによるリスト形式の
文字列にてDataフィールドに指定、またパラメータにて
利用予約された入力操作を検出した際にその旨を自動的
に通知させるイベント通知指定も可能であり、検出した
ときにUiReadコマンドの応答メッセージを返送する。
【0184】「UiRead」コマンドは予めUiSelectコマ
ンドにて指定しておいた入力操作資源状態の返送を要求
する。その際UiReadコマンドに続いて対象の入力操作資
源の検出要求項目をUiConfigコマンドで取得した所定の
予約語などで定められたパラメータによるリスト形式の
文字列にてDataフィールドに指定できる、また、UiSele
ctコマンドにてイベント通知指定された入力操作を検出
した際にも本応答メッセージが返送される。
【0185】「UiWrite」は予めUiSelectコマンドに
て指定しておいた表示出力操作資源に所望の表示を要求
する。その際UiWriteコマンドに続いて利用したい表示
出力資源への出力項目、例えば対象がLED表示器などで
あれば点灯/消灯/点滅・点滅周期、ブザーであれば鳴
動周波数/鳴動開始・停止/鳴動時間・回数・リズムな
どを、音声出力であれば音声出力項目/音声データなど
を、文字表示器であれば表示項目/表示文字列・コード
ページ・色・サイズなどの情報を、それぞれUiConfigコ
マンドで取得した所定の予約語などで定められたパラメ
ータによるリスト形式の文字列にてDataフィールドに指
定する。
【0186】
【表7】
【0187】表7は、上記Msgフィールド内容がMsgUIか
つUiConfigコマンドにより要求される入力操作・表示出
力資源の構成情報でデバイス毎の記憶手段であるROM・R
AMに設けてあり、「UI入力資源情報」はデバイスが保
有する入力操作資源の情報で、例えば操作ボタン、キー
ボード、10キー、カーソルキー、ジョイスティックな
どの入力操作機能種類、ボタン入力操作、キー入力操
作、カーソルキーなどの各々のボタン押下・ボタン放す
・キー入力など各種検出可能な操作イベント種類情報
と、各々の入力資源の利用の可/不可・占有の可/不可
・共有の可/不可などの利用可能条件とを、それぞれ所
定の予約語などで定められたパラメータによるリスト形
式の文字列にて表現する。
【0188】「UI出力資源情報」はデバイスが保有す
る操作に纏わる表示・音声などの出力資源の構成情報
で、例えばLED表示器などであれば指示可能な点灯/消
灯/点滅・点滅周期、ブザーであれば指示可能な鳴動周
波数/鳴動開始・停止/鳴動時間・回数・リズムなど
を、音声出力であれば指示可能な音声出力項目/音声デ
ータ形式などを、文字表示器であれば指示可能な表示項
目/表示文字列・コードページ・色・サイズなどの情報
と、各々の出力資源の利用の可/不可・占有の可/不可
・共有の可/不可などの利用可能条件とを、それぞれ所
定の予約語などで定められたパラメータによるリスト形
式の文字列にて表現する。
【0189】
【表8】
【0190】表8は、上記Msgフィールド内容がMsgFile
の際にFile操作要求の詳細機能を指示させるFile制御コ
マンドでDataフィールドの先頭に設定され、「FileIn
fo」コマンドはFile操作に纏わるファイル情報の返信要
求で、FileInfoコマンドに続いて要求情報項目を所定の
予約語などで定められたパラメータによるリスト形式の
文字列にてDataフィールドに指定、また応答メッセージ
はFileInfoコマンドに続いてファイル情報、例えばファ
イルディレクトリ情報、指定ファイル情報などのファイ
ル属性情報、例えばファイル名、データ種類、ファイル
サイズ、修飾情報(読出し専用・消去の可/不可、コピ
ー可/不可、ユーザーに対する可視性の有無、パスワー
ド保護の有無など)、および空き容量などの情報を、要
求項目に応じ選択的に所定の予約語などで定められたパ
ラメータによるリスト形式の文字列にてStrフィールド
に返す。
【0191】「FileOpen」コマンドは所望のファイル
の読出し・書き込み操作に先立ってファイルをオープン
させる要求で、FileOpenコマンドに続いてオープンした
いファイル名やパスワード情報などを所定の予約語など
で定められたパラメータによるリスト形式の文字列にて
Dataフィールドに指定、また、応答メッセージはFileOp
enコマンドに続いてオープンしたファイルの操作に用い
るファイルハンドル番号を16ビット値(例えば0以上
であればファイルオープン操作の成功を、0の場合は失
敗を意味する)、続いてファイル操作位置(ファイルポ
インタ)を32ビット値、続いて対象ファイル属性情
報、例えばファイル名、データ種類、ファイルサイズ、
修飾情報(読出し専用・消去の可/不可、コピー可/不
可、ユーザーに対する可視性の有無、パスワード保護の
有無など)、および空き容量などの情報を所定の予約語
などで定められたパラメータによるリスト形式の文字列
にてStrフィールドに返す。
【0192】「FileClose」コマンドは所望のファイ
ル内容の読出し・書き込み操作が終了した際にファイル
をクローズさせる要求で、FileCloseコマンドに続いて
クローズしたいファイルハンドル番号を16ビット値に
てDataフィールドに指定、また、応答メッセージはFile
Closeコマンドに続いて要求されたファイルハンドル番
号を16ビット値、続いてファイルクローズ操作の成功
/失敗情報および対象ファイル属性情報、例えばファイ
ル名、データ種類、ファイルサイズ、修飾情報(読出し
専用・消去の可/不可、コピー可/不可、ユーザーに対
する可視性の有無、パスワード保護の有無など)、およ
び空き容量などの情報を所定の予約語などで定められた
パラメータによるリスト形式の文字列にてStrフィール
ドに返す。
【0193】「FileCreate」コマンドは所望の新規フ
ァイルの読出し・書き込み操作に先立って新たなファイ
ルを作成させる要求で、FileCreateコマンドに続いて作
成したいファイル名・データ種類・修飾情報やパスワー
ド情報などを所定の予約語などで定められたパラメータ
によるリスト形式の文字列にてDataフィールドに指定、
また、応答メッセージはFileCreateコマンドに続いてフ
ァイルの操作に用いるファイルハンドル番号を16ビッ
ト値(例えば0以上であればファイル作成操作の成功
を、0の場合は失敗を意味する)、続いて対象ファイル
属性情報、例えばファイル名、データ種類、ファイルサ
イズ、修飾情報(読出し専用・消去の可/不可、コピー
可/不可、ユーザーに対する可視性の有無、パスワード
保護の有無など)、および空き容量などの情報を所定の
予約語などで定められたパラメータによるリスト形式の
文字列にてStrフィールドに返す。
【0194】「FileDelete」コマンドは所望のファイ
ルを削除させる要求で、FileDeleteコマンドに続いて削
除したいファイル名やパスワード情報などを所定の予約
語などで定められたパラメータによるリスト形式の文字
列にてDataフィールドに指定、また、応答メッセージは
FileDeleteコマンドに続いてファイル消去操作の成功/
失敗情報および、対象ファイル属性情報、例えばファイ
ル名、データ種類、ファイルサイズ、修飾情報(読出し
専用・消去の可/不可、コピー可/不可、ユーザーに対
する可視性の有無、パスワード保護の有無など)、およ
び空き容量などの情報を所定の予約語などで定められた
パラメータによるリスト形式の文字列にてStrフィール
ドに返す。
【0195】「FileSeek」コマンドは所望のファイル
の読出し・書き込み位置(ファイルポインタ)を指定す
る要求で、FileSeekコマンドに続いて操作したいファイ
ルハンドル番号を16ビット値、目的ファイル操作位置
(ファイルポインタ)を32ビット値にてDataフィール
ドに指定、また、応答メッセージはFileSeekコマンドに
続いて要求されたファイルハンドル番号を16ビット
値、続いて更新されたファイル操作位置(ファイルポイ
ンタ)を32ビット値、続いて要求操作の成功/失敗情
報と対象ファイル属性情報、例えばファイル名、データ
種類、ファイルサイズ、修飾情報(読出し専用・消去の
可/不可、コピー可/不可、ユーザーに対する可視性の
有無、パスワード保護の有無など)、および空き容量な
どの情報を所定の予約語などで定められたパラメータに
よるリスト形式の文字列にてStrフィールドに返す。
【0196】「FileRead」コマンドは所望のファイル
からの読出し要求で、FileReadコマンドに続いて操作し
たいファイルハンドル番号を16ビット値、目的の読出
しサイズを16値にてDataフィールドに指定、また、応
答メッセージはFileReadコマンドに続いて要求されたフ
ァイルハンドル番号を16ビット値、続いて更新された
ファイル操作位置(ファイルポインタ)を32ビット
値、続いて実際の読出しサイズを16ビット値にて、続
いてファイル読出しデータをStrフィールドに返す。
【0197】「FileWrite」コマンドは所望のファイ
ルへの書き込み要求で、FileWriteコマンドに続いて操
作したいファイルハンドル番号を16ビット値、目的の
書き込みサイズを16値にて、続いてファイルへの書き
込みデータをDataフィールドに指定、また、応答メッセ
ージはFileWriteコマンドに続いて要求されたファイル
ハンドル番号を16ビット値、続いて更新されたファイ
ル操作位置(ファイルポインタ)を32ビット値、続い
て実際の書き込み完了サイズを16ビット値にてStrフ
ィールドに返す。
【0198】「FileFormat」コマンドはデバイスが保
有するファイルシステムを初期化(全消去)する要求
で、FileFormatコマンドに続いてボリューム名、パスワ
ードなどのを所定の予約語などで定められたパラメータ
によるリスト形式の文字列にてDataフィールドに指定、
また応答メッセージはFileFormatコマンドに続いてファ
イルフォーマットの成功/失敗情報、作成したボリュー
ム名、および空き容量などの情報を所定の予約語などで
定められたパラメータによるリスト形式の文字列にてSt
rフィールドに返す。
【0199】次に、図11を参照して、上述した図10
のパケット構成を用いた通信制御について説明する。
尚、図中の縦線は通信拠点を示し、DevXXXは表3で説明
したデバイス種類表すもので、左から「DevSys」はホス
ト装置100を、「DevPrt」はプリンタ装置1を、「De
vCcp」はCCT 30 (カード制御部)などのCDV 200 (カ
ードデバイス)の制御部、「DevCph」はCDV 200 (カー
ドデバイス)上に設けた無線通信をおこなうWCT (カー
ドデバイス通信制御部)を通じ接続される外部デバイス
のひとつであるCPH 430 (セルラーフォーン)を例に
示している。図中のMsgX(A)およびMsgX(N)は要求メッ
セージで、MsgX(R)はMsgX(A)に対する応答メッセージ
を表す。(Xは1〜7)尚、下記説明で[MsgVVV、AckWW
W、DevXXX、DevYYY、Z・…Z]はメッセージのパケット内
容を意味し、図10のMsgフィールドはMsgVVV、Ackフィ
ールドはAckWWW、Did1フィールドはDevXXX、Did2フィー
ルドはDevYYY、Data/StrフィールドはZ・…Zの意味合い
の詳細コマンド若しくは応答パラメータであるこを表
す。
【0200】まず、(1)プリンタ装置のカードデバイ
ス挿入口にCDV200(カードデバイス)を取り付けられる
と、DevCcp(カード制御部)は、その旨をDevSys(ホス
ト装置)に通知すべく要求メッセージMsg1(A)[MsgCo
mmand、AckWaitReply、DevCcp、DevSys、カードデバイ
ス装着通知]パケットをインターフェースまたは内部バ
スを介してPCT11(プリンタ制御回路)に送信する。
【0201】プリンタ制御部はAckフィールドがAckWait
Reply、かつDid2フィールドがDevSysであることから外
部インターフェースを介し本パケットをホスト装置に転
送する。そして、ホスト装置はAckフィールドがAckWait
Reply、かつDid2フィールドがDevSysであることから自
分に宛てられた要求なので、パケット内容を解析し、そ
の結果、カードデバイスが装着されたことを認識する。
【0202】(2)ホスト装置はAckフィールドがAckWa
itReplyであることから応答メッセージMsg1(R)[MsgCom
mand、AckReplyOk、DevCcp、DevSys、カードデバイス装
着通知]パケットを要求元DevCcp(カード制御部)に返
信すべく外部インターフェースを介してプリンタ装置に
送る。プリンタ装置はAckフィールドがAckReplyOkかつD
id1フィールドがDevCcpであることから、インターフェ
ースまたは内部バスを介して本パケットをDevCcp(カー
ド制御部)に転送する。そして、DevCcp(カード制御
部)はAckフィールドがAckReplyOkなので、ホスト装置
がカードデバイス装着されたことを正しく認識したと判
断する。
【0203】(3)次にホスト装置は装着されたカード
デバイス種類を取得するため、要求メッセージMsg2
(A)[MsgDevStatus、AckWaitReply、DevSys、DevCc
p、カードデバイス種類通知]パケットをDevCcp(カー
ド制御部)に送信すべく外部インターフェースを介して
プリンタ装置に送る。プリンタ装置はAckフィールドがA
ckWaitReplyかつDid2フィールドがDevCcpであることか
ら、インターフェースまたは内部バスを介して本パケッ
トをDevCcp(カード制御部)に転送する。
【0204】(4)次にホスト装置は、プリンタ装置状
態の取得をすべく外部インターフェースを介して、要求
メッセージMsg3(A)[MsgDevStatus、AckWaitReply、D
evSys、DevPrt、(ホストが必要な)詳細ステータス情
報]パケットをプリンタ装置に送る。
【0205】(5)DevCcp(カード制御部)は(3)の
要求に従って、カードデバイスを調べてカードデバイス
種類情報を生成し、AckフィールドがAckWaitReplyであ
ることから、応答メッセージMsg2(R)[MsgDevStatus、A
ckReplyOk、DevSys、DevCcp、カードデバイス種類情
報]パケットを要求元のホスト装置に返信すべくインタ
ーフェースまたは内部バスを介してプリンタ装置に送
る。プリンタ装置はAckフィールドがAckReplyOkかつDid
1フィールドがDevSysであることから、外部インターフ
ェース介して本パケットをホスト装置に転送する。そし
て、ホスト装置はAckフィールドがAckReplyOkかつDid1
フィールドがDevSysであることから、自分に宛てられた
返信なのでパケット内容を解析する。この結果、ホスト
装置は装着されたカードデバイスの種類を正しく認識で
きる。
【0206】(6)プリンタ装置は(4)の要求に従っ
て、要求された詳細ステータス情報を生成し、Ackフィ
ールドがAckWaitReplyであることから応答メッセージMs
g3(R)[MsgDevStatus、AckReplyOk、DevSys、DevPrt、
(要求された)詳細ステータス情報]パケットを外部イ
ンタフェースを介して要求元のホスト装置に送る。そし
て、ホスト装置はAckフィールドがAckReplyOkかつDid1
フィールドがDevSysであることから、自分に宛てられた
返信なのでパケット内容を解析する。この結果、ホスト
装置はプリンタ装置の状態を正しく認識できる。
【0207】(7)次にホスト装置はカードデバイス上
のファイル情報を取得するため、要求メッセージMsg4
(A)[MsgFile、AckWaitReply、DevSys、DevCcp、File
Info(ファイル情報通知)]パケットをDevCcp(カード
制御部)に送信すべく外部インターフェースを介してプ
リンタ装置に送る。プリンタ装置はAckフィールドがAck
WaitReplyかつDid2フィールドがDevCcpであることから
インターフェースまたは内部バスを介して本パケットを
DevCcp(カード制御部)に転送する。
【0208】(8)ユーザーによりCPH 430 (セルラ
ーフォーン)の電源ONなどされると、CPH 430 (セル
ラーフォーン) の無線通信制御部はその旨CDV 200 (カ
ードデバイス)上の無線通信制御部に伝える。これを受
けてカードデバイスはDevCcp(カード制御部)に対して
その旨を通知する。つぎにDevCcp(カード制御部)はセ
ルラーフォーンの代行としてパケット通信制御するの
で、セルラーフォン接続されたことをホスト装置に通知
すべく、要求メッセージMsg5(A)[MsgCommand、AckWa
itReply、DevCph、DevSys、セルラーフォーン接続通
知]パケットをインターフェースまたは内部バスを介し
てPCT11(プリンタ制御回路)送信する。プリンタ制御部
はAckフィールドがAckWaitReply、かつDid2フィールド
がDevSysであることから外部インターフェースを介し本
パケットをホスト装置に転送する。そして、ホスト装置
はAckフィールドがAckWaitReply、かつDid2フィールド
がDevSysであることから自分に宛てられた要求なので、
パケット内容を解析し、その結果、セルラーフォーンが
接続されたことを認識する。
【0209】(9)DevCcp(カード制御部)は(7)の
要求に従って、カードデバイス上のファイル情報を読出
し、AckフィールドがAckWaitReplyであることから、応
答メッセージMsg4(R)[MsgFile、AckReplyOk、DevSys、
DevCcp、FileInfoファイル情報]パケットを要求元のホ
スト装置に返信すべくインターフェースまたは内部バス
を介してプリンタ装置に送る。プリンタ装置はAckフィ
ールドがAckReplyOkかつDid1フィールドがDevSysである
ことから、外部インターフェース介して本パケットをホ
スト装置に転送する。
【0210】そして、ホスト装置はAckフィールドがAck
ReplyOkかつDid1フィールドがDevSysであることから、
自分に宛てられた返信なのでパケット内容を解析する。
この結果、ホスト装置はカードデバイス上のファイル情
報を正しく認識できる。
【0211】(10)次に、プリンタ装置はホスト装置
の表示器にメッセージなどを出力させるための前準備と
して、ホスト装置の表示器DISP140の出力資源情報を取
得すべく、要求メッセージMsg6(A)[MsgUI、AckWaitR
eply、DevPrt、DevDisp、UiConfig 出力資源のみ通
知]パケットをホスト装置に外部インターフェースを介
し送信する。
【0212】(11)ホスト装置は(8)の要求に従っ
て、AckフィールドがAckWaitReplyであることから応答
メッセージMsg5(R)[MsgCommand、AckReplyOk、DevCp
h、DevSys、セルラーフォーン接続通知]パケットを要
求元DevCph(セルラーフォーン)に返信すべく外部イン
ターフェースを介してプリンタ装置に送る。プリンタ装
置はAckフィールドがAckReplyOkかつDid1フィールドがD
evCphであることから、インターフェースまたは内部バ
スを介して本パケットをDevCcp(カード制御部)に転送
する。そして、DevCcp(カード制御部)はAckフィール
ドがAckReplyOkかつDid1フィールドがDevCphであること
から、(セルラーホーン宛てられた返信ではあるが)自
分がパケット通信制御を代行しているのでパケット内容
を解析し、(必要ならば)CDV 200 (カードデバイス)
上の無線通信制御部およびセルラーフォーン対して接続
の許可を与える。
【0213】(12)ホスト装置はDISP140のパケット
通信制御を代行しているので、(10)の要求に従っ
て、AckフィールドがAckWaitReplyであることから、応
答メッセージMsg6(R)[MsgUI、AckReplyOk、DevPrt、
DevDisp、UiConfig 出力資源情報]パケットをプリン
タ装置に外部インターフェースを介し送信する。この結
果、プリンタ装置はホスト装置の表示器資源の構成情報
を取得できる。
【0214】(13)次に、ホスト装置は上記(9)に
て取得したファイル情報をプリンタ装置に印刷出力させ
るために、外部インターフェースを介し要求メッセージ
Msg73(N)[MsgPrint、AckNoReply、DevSys、DevPrt、
印刷制御コマンド]パケットをプリンタ装置に送る。そ
して、プリンタ装置は要求された印刷動作を開始する。
尚、AckフィールドがAckNoReplyなので応答メッセージ
は返信しない。
【0215】以上のように通信制御することで、多数の
機器を接続した場合においても機器間の通信制御を円滑
に行えるわけである。
【0216】(実施形態11)次に、上記の図10で説
明したパケット形態を用いた要求メッセージ解析制御プ
ログラムを、図12に示し以下に説明する。尚、上述し
た図1〜6におけるホスト装置100のSTC111(シ
ステム制御部)内のRAM、プリンタ装置1のROM13、およ
びカードデバイス制御部CCT30内のROM33などの各装置
の記憶手段に本制御プログラムは格納されている。ま
た、本実施形態では表3で説明したDevSys(ホスト装置
100)、DevPrt(プリンタ装置1)、DevCct(カード制
御部 CCT 30)、DevCp(操作パネル CP 130)、DevDis
p(画像入出力装置 DISP 140)、DevAud(音声入出力装
置 AUD 140)、DevEmm(外部メモリ EMM 180)、DevK
b(キーボード入力装置 KB 310)、DevPdv(ポインティ
ングデバイス入力装置 PDV 320)のデバイスの要求メッ
セージ解析制御を以下に詳述する。尚、本実施形態にお
けるホスト装置1は上記デバイスDevSys、DevCp、DevDi
sp、DevAud、DevEmm、DevKb、DevPdvの7種類のデバイ
スに対応していて、以下に説明する処理1を7セット備
えている。
【0217】図に示した処理1は、各デバイス種類が自
デバイスに対する要求メッセージを受け取った際に開始
する要求メッセージ解析制御プログラム処理である。即
ち、パケットのAckフィールドがAckNoReply若しくはAck
WaitReplyかつDid2フイールドが自デバイス種類の場合
に、表1で説明したMsgフィールド中の要求内容を解析
し、図のように表1で説明したMsgPacketSize〜MsgComm
nad要求に対応した各処理ステップS1〜S13をそれぞれ実
行する。即ち、Msgフィールド内容にしたがって、それ
ぞれ以下の処理を実行する。
【0218】(1)MsgPacketSizeのときはステップS1
処理にて、Dataフイールドで要求されているパケットサ
イズの受信可可能/不可能を判定し、可能であればAck
フィールドにAckReplyOkかつStrフィールドに要求され
たパケットサイズを、不可能であればAckフィールドにA
ckReplyNgかつStrフィールドに受信可能なパケットサイ
ズをセットしてDid1デバイスに応答メッセージを返信す
る。
【0219】(2)MsgDevConfigのときはステップS2処
理にて、AckフィールドにAckReplyOkかつStrフィールド
に表4のConfig情報をセットDid1デバイスに応答メッセ
ージを返信する。
【0220】(3)MsgDevStatusのときはステップS3処
理にて、要求内容に誤りがなければ、AckフィールドにA
ckReplyOkかつStrフィールドに表5の基本ステータス情
報とDataフィールドで指定された項目の詳細ステータス
情報ををセットしてDid1デバイスに応答メッセージを返
信する。また、誤りがあればAckフィールドにAckReplyN
gかつStrフィールドに表5の基本ステータス情報とData
フィールドで指定されてパラメータの誤り部分抽出しSt
rフィールドにセットしDid1デバイスに応答メッセージ
を返信する。
【0221】(4)MsgUIかつDataフィールドの先頭が
表6のUiConfigのときはステップS4処理にて、要求内
容に誤りがなければ、AckフィールドにAckReplyOkかつ
表6で説明した自デバイスが保有するユーザーインタフ
ェース資源の構成情報をDataフィールドの要求により、
入力操作資源構成情報のみ/出力資源構成情報のみ/入
出力資源構成情報のいずれかをStrフィールドにセット
しDid1デバイスに応答メッセージを返信する。また、誤
りがある場合には、AckフィールドにAckReplyNgかつDat
aフィールドで指定されてパラメータの誤り部分抽出しS
trフィールドにセットしDid1デバイスに応答メッセージ
を返信する。
【0222】(5)MsgUIかつDataフィールドの先頭が
表6のUiSelectのときはステップS5処理にて、要求内
容に誤りがなければ、Dataフィールドにて利用要求され
たものに対して利用可能/不可能の判断をおこない、利
用可能であれば操作資源利用管理情報として要求された
入力操作あるいは出力資源がDid1のデバイス種類により
予約された記憶するとともに、AckフィールドにAckRepl
yOkかつStrフィールドに利用許可された入出力操作資源
の情報をセットしDid1デバイスに応答メッセージを返信
する。利用不可能な場合にはAckフィールドにAckReplyN
gかつStrフィールドに利用不可能な入出力操作資源の情
報をセットしDid1デバイスに返信する。また、要求に誤
りがある場合には、AckフィールドにAckReplyNgかつDat
aフィールドで指定されてパラメータの誤り部分抽出しS
trフィールドにセットしDid1デバイスに応答メッセージ
を返信する。更に、要求時にイベント通知指定されてた
入力操作利用を許可した場合は、後に該当操作を検出し
た際に、所定の応答メッセージ(MsgUI+UiRead)にて
その旨をDid1デバイスに(自動的に)通知することも可
能である。
【0223】(6)MsgUIかつDataフィールドの先頭が
表6のUiReadのときはステップS6処理にて、要求内容
に誤りがなく、かつ要求項目が(4)のUiSelectコマン
ドにより記憶された操作資源管理情報に登録されている
場合は、AckフィールドにAckReplyOk、かつDataフィー
ルドにて要求された入力操作資源の状態をStrフィール
ドにセットしDid1デバイスに応答メッセージを返信す
る。また、要求に誤りがある場合、若しくは要求項目が
操作資源管理情報に含まれていない場合には、Ackフィ
ールドにAckReplyNgかつDataフィールドで指定されたパ
ラメータの誤り部分抽出しStrフィールドにセットしDid
1デバイスに応答メッセージを返信する。
【0224】(7)MsgUIかつDataフィールドの先頭が
表6のUiWriteのときはステップS7処理にて、要求内容
に誤りがなく、かつ要求項目が(4)のUiSelectコマン
ドにより記憶された操作資源管理情報に登録されていれ
ば、Dataフィールドで要求された項目に従った表示・音
声出力おこない、AckフィールドにAckReplyOkをセット
しDid1デバイスに応答メッセージを返信する。また、要
求に誤りがある場合、若しくは要求項目が操作資源管理
情報に含まれていない場合には、AckフィールドにAckRe
plyNgかつDataフィールドで指定されたパラメータの誤
り部分抽出しStrフィールドにセットしDid1デバイスに
応答メッセージを返信する。
【0225】(8)MsgFileかつDataフィールドの先頭
が表8のFileInfoのときはステップS8処理にて、要求
内容に誤りがない場合は、AckフィールドにAckReplyO
k、かつDataフィールドにて表8ので説明した要求項
目に応じた情報、例えば、ファイルディレクトリ情報、
指定ファイル情報などのファイル属性情報、例えばファ
イル名、データ種類、ファイルサイズ、修飾情報(読出
し専用・消去の可/不可、コピー可/不可、ユーザーに
対する可視性の有無、パスワード保護の有無など)、お
よび空き容量などの情報をStrフィールドにセットしDid
1デバイスに返信する。
【0226】また、要求に誤りがある場合は、Ackフィ
ールドにAckReplyNgかつDataフィールドで指定されたパ
ラメータの誤り部分抽出しStrフィールドにセットしDid
1デバイスに応答メッセージを返信する。
【0227】(9)MsgFileかつDataフィールドの先頭
が表8のFileOpen〜FileWriteのときはステップS9処理
にて、要求内容に誤りがない場合は、AckフィールドにA
ckReplyOk、かつDataフィールドの要求にしたがった表
8の〜で述べたようなファイル操作処理を実行しフ
ァイル操作に纏わる情報をStrフィールドにセットしDid
1デバイスに応答メッセージを返信する。
【0228】また、要求に誤りがある場合は、Ackフィ
ールドにAckReplyNgかつDataフィールドで指定されたパ
ラメータの誤り部分抽出しStrフィールドにセットしDid
1デバイスに応答メッセージを返信する。 (10)MsgFileかつDataフィールドの先頭が表8のFil
eFormatのときはステップS10処理にて、要求内容に誤
りがない場合は、AckフィールドにAckReplyOk、かつDat
aフィールドの要求にしたがって表8ので述べたよう
なファイルフォーマット処理を実行しフォーマット処理
に纏わる情報をStrフィールドにセットしDid1デバイス
に応答メッセージを返信する。また、要求に誤りがある
場合は、AckフィールドにAckReplyNgかつDataフィール
ドで指定されたパラメータの誤り部分抽出しStrフィー
ルドにセットしDid1デバイスに応答メッセージを返信す
る。
【0229】(11)MsgPrintのときはステップS11
処理にて、要求内容に誤りがなければ、要求に応じた印
刷動作を行い、正常に要求動作が出来た際に要求メッセ
ージのAckフィールドがAckWaitReplyならばAckフィール
ドにAckReplyOkをセットしDid1デバイスに応答メッセー
ジを返信する。もしも、正常に要求動作が出来なかった
際には、要求メッセージのAckフィールドがAckWaitRepl
yならば、AckフィールドにAckReplyNgかつ動作エラー情
報などをStrフィールドにセットしDid1デバイスに応答
メッセージを返信する。
【0230】また、要求内容に誤りがある場合に要求メ
ッセージのAckフィールドがAckWaitReplyならば、Ackフ
ィールドにAckReplyNgかつDataフィールドで指定された
パラメータの誤り部分抽出しStrフィールドにセットしD
id1デバイスに応答メッセージを返信する。
【0231】(12)MsgPrintTextのときはステップS
12処理にて、要求内容に誤りがなければ、要求に応じ
た簡易印刷動作を行い、正常に要求動作が出来た際に要
求メッセージのAckフィールドがAckWaitReplyならばAck
フィールドにAckReplyOkをセットしDid1デバイスに応答
メッセージを返信する。もしも、正常に要求動作が出来
なかった際には、要求メッセージのAckフィールドがAck
WaitReplyならば、AckフィールドにAckReplyNgかつ動作
エラー情報などをStrフィールドにセットしDid1デバイ
スに応答メッセージを返信する。また、要求内容に誤り
がある場合に要求メッセージのAckフィールドがAckWait
Replyならば、AckフィールドにAckReplyNgかつDataフィ
ールドで指定されたパラメータの誤り部分抽出しStrフ
ィールドにセットしDid1デバイスに応答メッセージを返
信する。
【0232】(13)MsgCommandのときはステップS1
3処理にて、要求内容に誤りがない場合は、要求に応じ
た拡張機能を実行し、正常に要求動作が出来た際に要求
メッセージのAckフィールドがAckWaitReplyならばAckフ
ィールドにAckReplyOkをセットしDid1デバイスに応答メ
ッセージを返信する。もしも、正常に要求動作が出来な
かった際には、要求メッセージのAckフィールドがAckWa
itReplyならば、AckフィールドにAckReplyNgかつ動作エ
ラー情報などをStrフィールドにセットしDid1デバイス
に応答メッセージを返信する。また、要求内容に誤りが
ある場合に要求メッセージのAckフィールドがAckWaitRe
plyならば、AckフィールドにAckReplyNgかつDataフィー
ルドで指定されたパラメータの誤り部分抽出しStrフィ
ールドにセットしDid1デバイスに応答メッセージを返信
する。
【0233】尚、上記それぞれの処理(ステップS1〜S
13)にて、デバイス自体が要求された機能をサポート
してない(例えば、DevPrtはMsgFile機能未サポート)
場合には、AckフィールドにAckReplyNgかつDataフィー
ルドで要求されたパラメータをStrフイールドにセット
しDid1デバイスに返信する。また、要求メッセージのAc
kフィールドがAckNoReplyの場合は上記のような返信を
基本的には行わない。しかし、要求された機能の目的が
情報返信することだけしか意味がないもの、例えばMsgP
acketSize、MsgDevConfig、MsgDevStatus、MsgUIのUiCo
nfig、MsgUIのUiReadなどの要求に対しては、たとえAck
NoReply指定されても上記のような返信をおこなう。
【0234】(実施形態11)次に、上述した実施形態
1〜10の構成により適用が可能な制御プログラム例に
ついてフローチャート図参照し以下に詳述する。
【0235】まず、図13の処理2はカード制御部CCT
30若しくはカード制御回路CCNT40の制御プログラム
のひとつで、プログラムはカード制御部CCT30のROM3
3若しくはプリンタ制御部10のROM13に記憶されてお
り、CPUが必要に応じ適時に読出し・実行することで目
的とする制御をおこなうことが出来る。本制御プログラ
ムは、プリンタ装置1に備えたカードデバイス挿入口に
カードデバイスCDV200が装着された際に、割り込み信号
などによりカードデバイス装着をカード制御部CCT30
若しくはカード制御回路CCNT40が認識したときに実行さ
れる。
【0236】まず、ステップS20で装着されたカードデ
バイスCDV200の種別を読出し、次にステップS21にて装
着されたカードデバイスのハードウェア構成情報などの
カードデバイス接続通知情報を生成する。そして、後述
の処理9にてインターフェース或いは内部バスなどを介
しプリンタ装置1を通じて、カードデバイス接続通知情
報をホスト装置100に送り、本制御プログラムを終了
する。
【0237】次に、図14の処理3もカード制御部CCT
30若しくはカード制御回路CCNT40の制御プログラム
のひとつで、上記同様にプログラムはカード制御部CCT
30のROM33若しくはプリンタ制御部10のROM13に記
憶されており、CPUが必要に応じ適時に読出し・実行す
ることで目的とする制御をおこなうことが出来る。本制
御プログラムは、プリンタ装置1に備えたカードデバイ
ス挿入口にカードデバイスCDV200が装着された際に割り
込み信号などによりカードデバイス装着をカード制御部
CCT30若しくはカード制御回路CCNT40が認識したと
き、或いはカードデバイス200のカードデバイス通信
制御部を介し、例えばCPH430(セルラーフォーン)など
の外部通信機器が接続された際に実行され、前述の実施
形態9で説明したMsgUI要求により、プリンタ装置1のL
EDなどの表示器およびホスト装置のDISP140表示出力を
カード制御部から利用する制御プログラム例である。
【0238】まず、ステップS40でプリンタ装置1(Dev
Prtデバイス)のLED表示器を点滅などさせ、ユーザーに
カードデバイス或いはセルラーフォーンなどのデバイス
接続確認中であることを知らせる、次にステップS41に
てホスト装置の表示出力装置DISP140(DveDispデバイス)
にデバイス接続確認中であることをユーザーに知らせる
ためのメッセージまたはアイコンなどの画像を表示、或
いは音声出力装着AUD140(DevAudデバイス)にデバイス
接続確認中であることを伝える音声を出力させる。そし
て、ステップS41で目的の処理、例えばカードデバイス
接続であれば上述の処理2などの処理を、CPH430(セル
ラーフォーン)などの外部通信機器が接続された場合に
はデバイス接続確認手続きなどを行う。
【0239】これらの目的処理が終了すると、ステップ
S43にてステップS41で開始したプリンタ装置のLED点滅
をやめさせ、ステップS44ではステップS41で表示させた
メッセージなどを消去させたり、デバイス接続手続きの
終了を知らせるメッセージを一定時間表示させたり、或
いはデバイス接続手続きの終了を音声で知らせたりす
る。そして、ステップS45にてステップS44で表示させた
メッセージなどの表示を消させ、本制御プログラムを終
了する。
【0240】次に、図15の処理4はホスト装置の制御
プログラムのひとつで、本制御プログラムは、例えばホ
スト装置の読出し専用記憶デバイス(RDV)から必要な
ときにシステム制御部(SCT)のRAMにロードされたり、
或いは予めROMなどに記憶されており、CPUが必要に応じ
適時に読出し・実行することで目的とする制御をおこな
うことが出来る。
【0241】本制御プログラムは、ホスト装置がプリン
タ装置1に装着されたカードデバイスCDV200に対してフ
ァイル操作する際に実行され、前述の実施形態9で説明
したMsgUI要求により、プリンタ装置1のLEDなどの表示
器をホスト装置から利用する制御プログラム例である。
【0242】まず、ステップS60でプリンタ装置1(Dev
Prtデバイス)のLED表示器を点滅などさせ、ユーザーに
カードデバイスのアクセス中であることを知らせ、次に
ステップS61にて目的のカードデバイス内のメモリに対
するファイル操作、例えばファイル読出し・ファイル書
き込みなど行う。これらの目的処理が終了すると、ステ
ップS62にてステップS60で開始したプリンタ装置のLED
点滅をやめさせ、本制御プログラムを終了する。
【0243】次に、図16の処理5もホスト装置の制御
プログラムのひとつで、本制御プログラムは、例えばホ
スト装置の読出し専用記憶デバイス(RDV)から必要な
ときにシステム制御部(SCT)のRAMにロードされたり、
或いは予めROMなどに記憶されており、CPUが必要に応じ
適時に読出し・実行することで目的とする制御をおこな
うことが出来る。
【0244】本制御プログラムは、ユーザー操作或いは
所定時間以上何も操作されなかった際に、ホスト装置が
省電力モードに移行するときの制御プログラム例であ
る。まず、ステップS80でプリンタ装置1などの接続さ
れている装置に対して所定のコマンド等により省電力モ
ードへの移行を要求し、ステップS81にて要求先の全デ
バイスの省電力モード移行完了を待つ。そして、要求先
デバイスが全て省電力モードに移行したことを確認する
と、ステップS82でホスト装置自身も省電力モードに移
行させ、本制御プログラムを終了する。
【0245】最後に、図17の処理6もホスト装置の制
御プログラムのひとつであり、本制御プログラムは、例
えばホスト装置の読出し専用記憶デバイス(RDV)か
ら、必要なときにシステム制御部(SCT)のRAMにロード
されたり、或いは予めROMなどに記憶されており、CPUが
必要に応じ適時に読出し・実行することで目的とする制
御をおこなうことが出来る。
【0246】本制御プログラムは、接続されているキー
ボード入力装置(KB310)、無線キーボード入力装置(W
KB410)、或いはセルラーフォーン(CPH430)等よりホ
スト装置が文字入力を取得するための制御プログラム例
である。
【0247】まず、ステップS100ではシステム上に接続
されている利用可能なキーボード入力装置を調査・確認
し、少なくともひとつでも利用することが可能なキーボ
ード入力装置を発見した場合には、ステップS101にて利
用可能なキーボード入力装置に対して入力操作資源の利
用を要求し、要求先からの利用許可通知を待ち、ステッ
プS102に移行する。
【0248】また、ステップS100の結果、ひとつも利用
可能なキーボード入力装置を発見できなかった場合は、
S101のように入力操作資源利用を要求することなくス
テップS102に移行する。ステップS102では、次にシステ
ム上に接続されている他に利用可能な10キー入力装置
を備えた機器、例えばセルラーフォーン(CPH430)等の
調査・確認し、少なくともひとつでも利用することが可
能な機器を発見した場合には、ステップS103にて利用可
能な機器に対して10キー入力、若しくは10キー操作によ
る文字入力操作などの操作資源の利用を要求し、要求先
からの利用許可通知を待ち、ステップS104に移行する。
また、ステップS102の結果、ひとつも利用可能な機器を
発見できなかった場合は、S103のように入力操作資源利
用を要求することなくステップS104に移行する。
【0249】そして、ステップS104にて利用要求したも
のからの文字入力を待ち、文字入力があると文字入力を
必要とするアプリケーション・プログラムなどに入力さ
れた文字情報などを提供する。また、ステップS100およ
びステップS102の双方ともに入力装置が発見出来なかっ
た場合には、ステップS104にて少なくとも従来の文字入
力手段(例えば、ホスト装置の表示出力装置であるDISP
140にひらがな51文字、アルファベット52文字(大文字/
小文字)、数字、記号などを操作パネル(CP130)上の
カーソルキー/ボタン操作などによる選択操作により切
替え表示して、操作パネル(CP130)上のカーソルキー/
ボタン操作による文字選択確定操作などの操作を繰り返
しての文字入力手段)による文字入力機能を提供する。
そして、文字入力操作が必要なくなると、本制御プログ
ラムを終了する。
【0250】以上述べたように、システム上に接続され
る機器の保有する入力操作手段や、LED表示器・文字/画
像出力装置などの資源を他デバイスからも必要に応じて
利用でき、また、接続機器の状態なども他デバイスから
必要に応じて利用できるわけである。これらの機能を活
用することにより、例えば機器の操作性を改善する目的
でのLED表示器などのインジケータ追加や、操作ボタン
などの追加も不要或いは最小限に止めることが可能であ
り、また、ホスト装置の表示装置、音声出力装置なども
利用することにより、例えばカラー表示、アイコン、メ
ッセージ、音声などで初心者のユーザーにも分かりやす
く、使いやすい操作性に優れた画像処理システムの提供
が可能である。尚、上記紹介した制御プログラム例で
は、プリンタ装置が他機器の入出力資源を利用した例を
説明しなかったが、例えばプリンタ印刷中に生じる印刷
用紙切れなどのエラー発生時に、接続さえれているセル
ラーフォーンの表示器を利用して、「プリンタが用紙切
れです!」のようなメッセージを表示することも可能で
ある。
【0251】(実施形態12)次に、上述した実施形態
1〜10の構成に適用が可能なエラー処理関連の制御プ
ログラム例についてフローチャート図を参照し以下に詳
述する。上記システム構成のプリンタ装置がホスト装置
と通信できない状態、例えばホスト装置の電源がOFFし
ていたり、プリンタ装置とホスト装置を接続するインタ
ーフェースケーブルなどが接続されていない場合に、例
えばユーザーによりカードデバイスをプリンタ装置され
ても、カード制御部CCT30およびプリンタ装置からホス
ト装置に通信できないので、この状態では上述したよう
なカードデバイス装着をホスト装置が自動検出するよう
な機能を提供できない問題がある。
【0252】これらは、「ホスト装置の電源をONしな
い、或いはインターフェースケーブルを接続してくれな
い」というユーザーの誤操作に主原因があると解釈さ
れ、従来は「ある意味では仕方がない的な理由」でこの
ような状態におけるトラブルシューティングは操作説明
書などだけで対処していた。しかし、本発明で提供しよ
うとしているような家庭用システム装置の利用ユーザー
はいわゆる初心者層の方々が多いと予想されるので、こ
のような誤操作の解決方法においても出来るだけ操作説
明書などを熟読させずに、かつ出来るだけ簡単で理解し
やすい解決方法を伝えられるようにすることも、操作性
の向上と言う意味では重要である。そこで、本実施形態
では、少なくともプリンタ装置に電力が供給されている
状態で、(1)「カードデバイスと通信できない際に、
ホスト装置からプリンタ装置に対してカードデバイスに
纏わる要求をされて場合、プリンタ装置に備えている表
示器/ブザーなどを利用して少なくとも操作エラーであ
ることをユーザーに知らせる方式」、および、(2)
「ホスト装置と通信できない際に、プリンタ装置に備え
ている表示器/ブザーなどを利用して少なくとも操作エ
ラーであることをユーザーに知らせる方式」、および、
(3)「ホスト装置と通信できない際に、ユーザーの操
作に起因するホスト装置に対する要求などをプリンタ装
置内にエラー履歴として記憶しておき、後にホスト装置
とプリンタ装置とが通信可能になったときに、ホスト装
置はプリンタ装置からエラー履歴を読出し誤操作された
操作内容・順序などを解析して、画面上の文字・絵、音
声などにより操作カイドする方式」の制御プログラムを
以下に述べる。
【0253】まず、図18の処理7は上記(1)方式の
制御プログラムを説明するフローチャート図である。
尚、本制御プログラムはプリンタ装置の制御プログラム
のひとつで、プログラムはプリンタ装置内のプリンタ制
御部10のROM13に記憶されており、CPUが必要に応じ適時
に読出し・実行することで目的とする制御をおこなうこ
とが出来る。
【0254】本制御プログラムは、ホスト装置から外部
インターフェースを通じてプリンタ装置1に要求情報な
どを送信された際に実行する受信制御プログラムであ
る。まず、ステップS120にてホスト装置から受信した情
報を上述の実施形態8、若しくは実施形態9で説明した
手段によりプリンタ装置に対する印刷などの機能に対す
る要求かを判定し、そうであれば、ステップS121でプリ
ンタ装置の従来の印刷動作制御などを実行し本制御プロ
グラムを終了する。
【0255】一方、ステップS120でカード制御関連の要
求の場合には、ステップS122でカードデバイス装着の有
無を判定し、カードデバイスが装着されていれば、ステ
ップS123でインターフェース或いは内部バスなどを介し
カード制御部CCT30若しくはカード制御回路CCNT40にホ
スト装置からの要求情報を転送し、本制御プログラムを
終了する。一方、ステップS122でカードデバイス未装着
の場合には、ステップS124で操作エラーが発生したこと
をユーザーに告知すべくプリンタ装置に備えたLEDを点
灯、或いは点滅されたり、ブザーを備えて際にはブザー
を鳴動させ、更に、外部インターフェースを介して要求
がエラー終了したことをホスト装置に通知して本制御プ
ログラムを終了する。
【0256】次に、図19の処理8は上記(2)、
(3)方式の制御プログラムを説明するフローチャート
図である。尚、本制御プログラムはプリンタ装置の制御
プログラムのひとつで、プログラムはプリンタ装置内の
プリンタ制御部10のROM13に記憶されており、CPUが必要
に応じ適時に読出し・実行することで目的とする制御を
おこなうことが出来る。
【0257】本制御プログラムは、カードデバイス200
に纏わるユーザー操作、或いはカードデバイス200のカ
ードデバイス通信制御部210に通信可能な外部接続機器
よりのユーザー操作によりカード制御部CCT30若しくは
カード制御回路CCNT40からインターフェース或いは内部
バスなどを介しプリンタ装置1に要求情報などを送信さ
れた際に実行する受信制御プログラムである。
【0258】まず、ステップS140にてカード制御部CCT3
0若しくはカード制御回路CCNT40からインターフェース
或いは内部バスなどを通じて受信した情報を上述の実施
形態8、若しくは実施形態9で説明した手段によりプリ
ンタ装置に対する印刷などの機能に対する要求情報かを
判定し、そうであれば、ステップS141でプリンタ装置の
従来の印刷動作制御などを実行し本制御プログラムを終
了する。
【0259】一方、ステップS140でカード制御関連の要
求の場合には、ステップS142でホスト装置と通信可能か
を判定し、通信可能であれば、ステップS143でカード制
御部CCT30若しくはカード制御回路CCNT40からの要求情
報を外部インターフェース介しホスト装置に転送し、本
制御プログラムを終了する。
【0260】一方、ステップS142でホスト装置に通信不
可能の場合には、ステップS144でエラー履歴に記録可能
/不可能・記録不要を判断し、記録不可能または記録不
要な場合は、ステップS145で操作エラーが発生したこと
をユーザーに告知すべく、プリンタ装置に備えたLEDを
点灯、或いは点滅させたり、プリンタ装置にブザーを備
えている際にはブザーを鳴動させる。更に、インターフ
ェースまたは内部バスを介して要求がエラー終了したこ
とカード制御部CCT30若しくはカード制御回路CCNT40に
通知して本制御プログラムを終了する。
【0261】一方、ステップS144でエラー履歴の記録が
可能な場合は、ステップS146でカード制御部CCT30若し
くはカード制御回路CCNT40からの要求情報をRAM12或い
は不揮発性メモリなどにエラー履歴情報として記録し
て、ステップS147でインターフェースまたは内部バスを
介してカード制御部CCT30若しくはカード制御回路CCNT4
0対して「要求情報はホスト装置に送信できずエラー履
歴に記憶した」こと通知して、本制御プログラムを終了
する。また、操作エラーを即時ユーザーに知らせたい場
合には、ステップS147に、操作エラーが発生したことを
ユーザーに告知すべく「プリンタ装置に備えたLEDを点
灯、或いは点滅されたり、ブザーを備えて際にはブザー
を鳴動させる処理」を追加すれば良い。尚、ステップS1
46で記録されるエラー履歴情報は受信した要求情報の一
部だけでも構わない。即ち、記録したエラー履歴情報を
後にホスト装置にて解析し、操作エラー手順さえ判別可
能な情報があれば十分である。
【0262】次に、図20の処理9は処理8とは別手法
の上記(2)、(3)方式の制御プログラムを説明する
フローチャート図である。尚、本制御プログラムはカー
ド制御部CCT30若しくはカード制御回路CCNT40の制御プ
ログラムのひとつで、プログラムはカード制御部内のRO
M33若しくはプリンタ制御部10のROM13に記憶されてお
り、CPUが必要に応じ適時に読出し・実行することで目
的とする制御をおこなうことが出来る。
【0263】本制御プログラムは、カードデバイス200
に纏わるユーザー操作、或いはカードデバイス200のカ
ードデバイス通信制御部210に通信可能な外部接続機器
よりのユーザー操作によりカード制御部CCT30若しくは
カード制御回路CCNT40からインターフェース或いは内部
バスなどを介しプリンタ装置1に要求情報など送信する
際に実行する送信制御プログラムである。
【0264】まず、ステップS160にてプリンタ装置とホ
スト装置が通信可能であるかを判定し、通信可能であれ
ば、ステップS161でカード制御部CCT30若しくはカード
制御回路CCNT40からインターフェース或いは内部バスな
どを通じてプリンタ装置経由でホスト装置に要求情報を
送信し本制御プログラムを終了する。
【0265】一方、ステップS160でホスト装置に通信不
可能の場合には、ステップS162でエラー履歴に記録可能
/不可能・記録不要を判断し、記録不可能または記録不
要な場合は、ステップS163で操作エラーが発生したこと
をユーザーに告知すべくインターフェース或いは内部バ
スなどを介し「プリンタ装置に備えたLEDを点灯、或い
は点滅させ、また、プリンタ装置にブザーを備えている
際にはブザーを鳴動させるための要求」を行い本制御プ
ログラムを終了する。
【0266】一方、ステップS162でエラー履歴の記録が
可能な場合は、ステップS164で送信する予定だった要求
情報をRAM32(または、上記図4、図5の構成のときはRA
M12)或いは不揮発性メモリなどにエラー履歴情報とし
て記録して、ステップS165でカード制御部CCT30若しく
はカード制御回路CCNT40に対して「要求情報はホスト装
置に送信できずエラー履歴に記憶した」こと通知して、
本制御プログラムを終了する。
【0267】また、操作エラーを即時ユーザーに知らせ
たい場合には、ステップS165に、操作エラーが発生した
ことをユーザーに告知すべく、「プリンタ装置に備えた
LEDを点灯、或いは点滅させ、また、プリンタ装置にブ
ザーを備えている際にはブザーを鳴動させるための要求
する処理」を追加すれば良い。尚、ステップS164で記録
されるエラー履歴情報は受信した要求情報の一部だけで
も構わない。即ち、記録したエラー履歴情報を後にホス
ト装置にて解析し、操作エラー手順さえ判別可能な情報
があれば十分である。
【0268】最後に、図21の処理10は上記(3)方
式の制御プログラムを説明するフローチャート図であ
る。尚、本制御プログラムはホスト装置の制御プログラ
ムのひとつであり、プログラムは、例えばホスト装置の
読出し専用記憶デバイス(RDV)から、必要なときにシ
ステム制御部(SCT)のRAMにロードされたり、或いは予
めROMなどに記憶されており、CPUが必要に応じ適時に読
出し・実行することで目的とする制御をおこなうことが
出来る。
【0269】本制御プログラムは、ホスト装置がプリン
タ装置との接続を認識しかつ通信が可能になった際に実
行するエラー操作ガイド制御プログラムである。まず、
ステップS180にてプリンタ装置或いはカード制御の状態
取得などで処理8のステップS146、若しくは処理9のス
テップS164で記憶されたエラー履歴情報が存在するかを
判定し、エラー履歴情報が存在しない場合には通常のそ
の他の処理(ステップS181)に移行する。一方、エラー
履歴情報が存在する場合には、ステップS182でプリンタ
装置或いはカード制御部よりエラー履歴情報を読出し、
ステップS183でユーザーに操作エラーがあったことを告
知すべく、表示出力装置装置DISP140或いは音声出力AUD
140などに少なくとも操作エラーがあったことを示す出
力をさせて、ステップS184にて、エラー履歴情報を解析
し、エラーが発生した順序、およびエラー要因に応じた
操作手順を説明する文字、絵、音声などの操作ガイドを
表示出力装置装置DISP140或いは音声出力AUD140などに
出力し、ユーザーによる所定の操作などで操作ガイドを
中止指示されると、本制御プログラム終了する。
【0270】例えば、エラー履歴情報の内容がカード
デバイス装着通知であった場合は、「まず、装置本体の
電源をONしてください。つぎに、カードをプリンタにセ
ットしてください。」などの操作ガイドメッセージを出
力することが可能である。
【0271】(実施形態13)次に、上述した実施形態
の構成に適用が可能な印刷制御に関連した制御プログラ
ム例についてフローチャート図を参照し以下に詳述す
る。
【0272】まず、図22の処理11はプリンタ装置の
印刷制御に関連した制御プログラムを説明するフローチ
ャート図である。
【0273】尚、本制御プログラムはプリンタ装置の制
御プログラムのひとつで、プログラムはプリンタ装置内
のプリンタ制御部10のROM13に記憶されており、CPUが必
要に応じ適時に読出し・実行することで目的とする制御
をおこなうことが出来る。
【0274】本制御プログラムは、カードデバイス200
に纏わるユーザー操作、或いはカードデバイス200のカ
ードデバイス通信制御部210に通信可能な外部接続機器
よりのユーザー操作によりカード制御部CCT30若しくは
カード制御回路CCNT40からインターフェース或いは内部
バスなどを介しプリンタ装置1に要求などを送信された
際に実行する受信制御プログラムである。
【0275】まず、ステップS200にてカード制御部CCT3
0若しくはカード制御回路CCNT40からインターフェース
或いは内部バスなどを通じて受信した情報を上述の実施
形態8、若しくは実施形態9で説明した手段により印刷
機能に対する要求情報かを判定し、そうであれば、ステ
ップS201でプリンタ装置が省電力モードなどのスリープ
状態かを判定し、スリープ状態であれば、ステップS202
でプリンタ装置のプリンタ・ユニットPU20のメカ機構の
初期化などが必要な場合にはプリンタ・イニシャル動作
を開始させておくことで、この後に要求情報をホスト装
置に送り、その結果、ホスト装置がプリンタ装置に対し
て印刷要求されることで開始する印刷動作、若しくは要
求情報が上記実施形態で説明したMsgPrintText要求よう
なプリンタ単独で印刷可能な簡易印刷動作、を出来るだ
け早く開始できるように前もって印刷準備させておき、
続くステップS204に進む。
【0276】一方、ステップS201でスリープ状態でない
場合には、プリンタは既にイニシャル動作など完了して
おり、いつでも印刷可能な状態なのでステップS202のよ
うなプリンタイニシャル動作をする必要がないためステ
ップS204に進む。次に、ステップS204にて要求情報がMs
gPrintText要求ようなプリンタ単独で印刷可能な簡易印
刷機能に関するものかを判定し、そうであれば、ステッ
プS206で要求情報にしたがった文字印刷などの簡易印刷
動作を実行し本制御プログラムを終了する。
【0277】一方、ステップS204で通常のホスト装置を
経由した印刷機能であれば、ステップS205で外部インタ
ーフェースを介し要求情報をホスト装置に転送して、本
制御プログラムを終了する。また、ステップS200で要求
情報が印刷機能以外の場合には、たとえプリンタ装置が
省電力モードなどのスリープ状態でもステップS202のよ
うに必ずしもプリンタを印刷可能な状態に準備しておく
必要がないので、ステップS205で同様に要求情報をホス
ト装置に転送して、本制御プログラムを終了する。尚、
ステップS205にて要求情報をホスト装置に転送する制御
を上記図19の処理8を利用することも可能である。
【0278】次に、図23の処理12はカード制御部CC
T30若しくはカード制御回路CCNT40の制御プログラ
ムのひとつで、本制御プログラムはカード制御部CCT3
0のROM33若しくはプリンタ制御部10のROM13に記憶
されており、CPUが必要に応じ適時に読出し・実行する
ことで目的とする制御をおこなうことが出来る。本制御
プログラムは、カードデバイスCDV200が装着されている
状態、或いはカードデバイス200のカードデバイス通
信制御部を介し、例えばCPH430(セルラーフォーン)な
どの外部通信機器が接続された状態において、カードデ
バイス上のデータを印刷させたり、セルラーフォーンな
どの外部接続機器より要求される受信メールなどの印刷
させたりする機能に関連した、カード制御部の印刷制御
プログラム例である。
【0279】尚、所定の操作により文字印刷などのが指
示されると本制御プログラムの実行を開始する。
【0280】まず、ステップS220で上述したデバイス構
成・デバイス状態読出し手段などでプリンタ装置1の印
刷能力を調べ、例えばプリンタ装置がCGなどのフォント
情報を持っているか、プリンタがエミュレーション機能
を持っているかなどの情報をプリンタ装置より取得し
て、所望する印刷情報が例えば簡単な画像情報・文字情
報などだけで構成されていて、かつプリンタにそれらの
画像・文字印刷機能を備えている場合には、プリンタ単
独で印刷可能と判断して、ステップS222でプリンタ装置
が単独で印刷可能になるような印字制御情報にて(例え
ば、上述のMsgPrintText要求メッセージなどを利用す
る)印刷制御する。一方、所望する印刷情報に高画質画
像などが含まれ、プリンタ単独の機能だけでは印刷不可
能な場合には、ステップS221にてプリンタ装置を介して
ホスト装置に印刷に必要なデータを渡し、ホスト装置か
らプリンタ装置に所望の画像を印刷させる印刷制御制御
情報を送ることで印刷を行う。
【0281】次に、図23の処理13は上述の実施形態
8の構成で説明したプリンタ装置の通信制御に関連した
制御プログラムを説明するフローチャート図である。
尚、本制御プログラムはプリンタ装置の制御プログラム
のひとつで、プログラムはプリンタ装置内のプリンタ制
御部10のROM13に記憶されており、CPUが必要に応じ適時
に読出し・実行することで目的とする制御をおこなうこ
とが出来る。
【0282】本制御プログラムは、特に上述の図1〜図
3のシステム構成におけるホスト装置とプリンタ装置を
接続する外部インターフェース・バス2と、プリンタ装
置内のプリンタ制御部とカード制御部を接続するインタ
ーフェース・バスBUS3とを排他的に制御する通信制御プ
ログラムである。
【0283】ホスト装置から外部インターフェース・バ
スBUS2を通じて印刷制御情報などの大量データの要求情
報を受け取ると本制御プログラムの実行を開始する。ま
ず、ステップS240にて、既にステップS241によりインタ
ーフェース・バスBUS3の通信を制限中であるか判定し、
既に制限中であればステップS241へ進む。一方、制限中
でなければ、ステップS241にてカード制御部とプリンタ
制御部を接続するインターフェース・バスBUS3の通信制
御の制限を開始する。
【0284】ここでいう制限とは、例えば単純にインタ
ーフェース・バスBUS3をビジー状態にして、カード制御
部との通信を物理的に禁止しても良いし、また、カード
制御部とプリンタ制御部とのプロトコル手段などによ
り、プリンタ装置がホスト装置と通信中であるこを明示
することで、カード制御部にて多量なデータ通信を待た
せるようにしても良い。
【0285】そして、ステップS242ではホスト装置から
受信した印刷制御情報などの要求に応じた印刷処理など
を開始する。次に、ステップS243でホスト装置から印刷
制御情報などの大量データの要求情報を必要とする印刷
制御が終了したか(例えば、印刷ジョブの終了など)を
判定し、印刷制御が終了していない場合には制限を継続
させ、ステップS245に進む。一方、印刷制御が終了した
場合には、ステップS244でカード制御部とプリンタ制御
部を接続するインターフェース・バスBUS3の通信制限を
解除し通常の通信を可能にさせ、ステップS245に進む。
そして、ステップS245では後処理などのその他必要な従
来の処理を実行し、本制御プログラムを終了する。
【0286】以上説明したように、一方のインターフェ
ース・バスと大量なデータ通信している間、他方のイン
ターフェースを一時的に通信制限することで、例えばプ
リンタ制御部はホスト装置からの印刷動作中にはカード
制御部からのデータ通信を制限できるので、プリンタは
印刷動作に関連した制御だけに集中可能である。このよ
うに構成することで、プリンタ制御部の回路構成の簡略
化や要求するCPUの処理能力なども抑制できるので、装
置全体としてのコストも抑制することも可能である。
【0287】また、カードデバイスの機能が例えばメモ
リ機能だけであれば、カードデバイスを用いたアプリケ
ーション機能としては、例えば、ホスト装置がカード
デバイス上のファイル情報など読み出す。ホスト装置
はファイル情報から印刷制御情報を生成しプリンタ装置
に印刷させる。ような制御手順なので、本実施形態のよ
うな構成にしてもシステム構成上のパフォーマンスを低
下させてしまうなどの問題も生じない。
【0288】(実施形態14)次に、上述した実施形態
の構成に適用が可能なデバイス制御プログラム例につい
てフローチャート図を参照し以下に詳述する。
【0289】まず、図25の処理14および処理15は
ホスト装置の制御プログラムのひとつで、本制御プログ
ラムは、例えばホスト装置の読出し専用記憶デバイス
(RDV)から必要なときにシステム制御部(SCT)のRAM
にロードされたり、或いは予めROMなどに記憶されてお
り、CPUが必要に応じ適時に読出し・実行することで目
的とする制御をおこなうことが出来る。
【0290】本制御プログラムは、ホスト装置がシステ
ム上に接続されている機器を利用にさせるデバイス制御
の管理制御プログラムである。ホスト装置のシステム起
動時或いはアプリケーション・プログラム起動時などに
本制御プログラムの実行を開始する。まず、ステップS2
60ではシステム上に接続されている着脱可能で利用可能
な機器を全て確認し、新たに接続されたデバイスを発見
すると、ステップS261で発見したデバイス用のデバイス
制御プログラムを次の手順で検索・読出し、ホスト装置
内のSTC111(システム制御部)のRAMなどに格納、また、
デバイス接続管理情報を更新する。尚、ここでのデバイ
ス制御プログラムの検索・読出し手順は、まず、ホスト
装置のRDV(読み取り専用記憶メディア)が読み取り可能
な状態であればRDV検索し、適切な制御プログラムを発
見したら検索を終了する。RDVに記憶メディアなどがセ
ットされていない等の理由でRDVを読み出せないか、或
いは検索の結果RDVからは適切なものが発見出来なかっ
た場合は、次にEMM(拡張メモリ)を検索し適切なもの
が発見できたら検索を終了する。
【0291】更に、EMMが装着されていないか、検索の
結果発見できなかった場合には、対象となる接続機器に
制御プログラムがあるかチェックし、あれば検索を終了
する。それでも、発見出来なかった場合は、インターネ
ット/ネットワークに接続されているかをチェックし
て、接続されていれば所定の外部接続サーバーなどを検
索し適切なものが発見できれば検索を終了する。
【0292】また、インターネット/ネットワークに接
続されていない場合は、若しくは、所定の外部接続サー
バーなどを検索しても適切なものが発見出来なかった場
合は、システム上に接続されているその他の機器の記憶
手段を検索し適切なものが発見できれば検索を終了す
る。
【0293】以上の検索を行っても適切なものが発見出
来ない場合には、未発見として検索を終了する。検索の
結果、対象デバイス制御プログラムを発見した場合は、
発見したところからデバイス制御プログラムを読み出
す。また、発見出来なかった場合には、対象デバイスを
利用不可能にする。そして、再びステップS260にてその
他の新接続デバイスがあれば、再びステップS261でデバ
イスドライバの検索・読出し、およびデバイス接続管理
情報の更新をする。そして、全ての接続されているデバ
イス状態の認識を終了すると処理15に進む。
【0294】処理15では、ステップS262でデバイス接
続管理情報を参照して、接続されている機器のデバイス
制御プログラムと対象機器制御プログラムとの整合性を
判定し、全ての接続機器と各デバイス制御プログラムの
整合性があれば、ステップS269に進み全ての接続デバイ
ス機器を利用可能な状態として、本制御プログラムを終
了する。一方、ステップS62で不整合な接続機器を検出
した場合には、ステップS263で対応する機器の制御プロ
グラムの書換えが可能な構成でなければ、検索結果を
「未発見」としてステップS264に進む。一方、書換え可
能な場合には、最適な制御プログラムを検索する。
【0295】その検索先は、まず、対象となる接続機器
に制御プログラムがあるかチェックし、あれば検索を終
了する。発見できないと、次に、ホスト装置のRDV(読み
取り専用記憶メディア)が読み取り可能な状態であればR
DV検索し、適切な制御プログラムを発見したら検索を終
了する。
【0296】RDVに記憶メディアなどがセットされてい
ない等の理由でRDVを読み出せないか、或いは検索の結
果RDVからは適切なものが発見出来なかった場合は、次
にEMM(拡張メモリ)を検索し適切なものが発見できた
ら検索を終了する。更に、EMMが装着されていないか、
検索の結果発見できなかった場合には、インターネット
/ネットワークに接続されているかをチェックして、接
続されていれば所定の外部接続サーバーなどを検索し適
切なものが発見できれば検索を終了する。
【0297】また、インターネット/ネットワークに接
続されていない場合は、若しくは、所定の外部接続サー
バーなどを検索しても適切なものが発見出来なかった場
合は、システム上に接続されているその他の機器の記憶
手段を検索し適切なものが発見できれば検索を終了す
る。以上の検索を行っても適切なものが発見出来ない場
合には、未発見として検索を終了する。
【0298】次に、ステップS246でステップS263での検
索の結果を判定し、未発見の場合にはステップS268で、
対象デバイスを利用させないように設定するとともに、
画面などにその旨のエラー通知表示などさせ、本処理を
終了する。一方、適切な制御プログラム発見できた場合
には、ステップS265で現在の制御プログラム情報を対象
機器から読出し、必要に応じてその制御プログラム情報
をEMMなどの不揮発性メモリに保存する。
【0299】尚、制御プログラム情報はシステム上に接
続されている書換え・保存可能な不揮発性記憶手段を備
えた全ての接続機器、例えばカードデバイスや、インタ
ーネット/ネットワーク上に接続されている外部装置に
などにも保存可能である。ステップS266で検索の結果発
見できたところから最適な制御プログラム情報を読出
し、ステップS267で対象機器の制御プログラムを最適な
制御プログラムに書換え、そして、ステップS296で、接
続されている機器で、かつ、整合性がある機器のみを利
用可能なデバイスとして設定し本処理を終了する。尚、
ステップS265〜ステップS267の間、表示器などに「ただ
いま接続機器のプログラムを更新中です。絶対に電源を
切らないでください!」などの注意メッセージを表示す
るようにしても良い。
【0300】次に、図26の処理16はホスト装置の制
御プログラムのひとつで、本制御プログラムは、例えば
ホスト装置の読出し専用記憶デバイス(RDV)から必要
なときにシステム制御部(SCT)のRAMにロードされた
り、或いは予めROMなどに記憶されており、CPUが必要に
応じ適時に読出し・実行することで目的とする制御をお
こなうことが出来る。本制御プログラムは、ホスト装置
がシステム上に接続されている機器を利用にさせるデバ
イス制御の管理制御プログラムである。
【0301】ホスト装置でのアプリケーション・プログ
ラム起動時などに本制御プログラムの実行を開始する。
まず、ステップS280では上記処理14より利用可能なデ
バイス機器情報を取得し、ステップS281で起動しようと
しているアプリケーション・プログラムと同一記録メデ
ィア上に記録されているヘッダー情報などの管理情報を
参照して、起動しようとしているアプリケーション・プ
ログラムが必要とする機器を抽出し、ステップS282でス
テップS281で抽出した機器が少なくともひとつでも接続
されているか判定し、アプリケーション/プログラムに
必要な機器がひとつも接続されていない場合には、ステ
ップS285でエラーメッセージ、例えば対象アプリケーシ
ョンがデバイスカードを必要とする場合には「カードを
プリンタにセットしてください。」などのメッセージを
出力する。
【0302】一方、ステップS282でひとつでも必要な機
器が接続されていて、接続されている機器だけでもアプ
リケーション・プログラムが提供する機能の少なくとも
ひとつでも利用できる場合は、ステップS283で選択され
たアプリケーション・プログラムを起動し、ステップS2
84でアプリケーション・プログラム処理を実行する。次
に、図27の処理17はカード制御部CCT30若しくは
カード制御回路CCNT40の制御プログラムのひとつで、
本制御プログラムはカード制御部CCT30のROM33若し
くはプリンタ制御部10のROM13に記憶されており、CPU
が必要に応じ適時に読出し・実行することで目的とする
制御をおこなうことが出来る。
【0303】本制御プログラムは、カードデバイスCDV2
00が装着され、カード制御部CCT30若しくはカード制
御回路CCNT40がカードデバイス装着を認識したときに実
行されるカードデバイスとカード制御部の整合性制御プ
ログラムである。
【0304】まず、ステップS290でカードデバイスの機
能バージョン情報を取得し、ステップS291でカード制御
部CCT30のROM33若しくはプリンタ制御部10のROM1
3に記憶されているカード制御部の機能バージョン情報
と比較し、機能制御上の互換性・整合性があれば、ステ
ップS294でカードデバイスが利用できる設定にし、カー
ドデバイス接続通知などのホスト装置に送り、本処理を
終了する。
【0305】一方、ステップS291で互換性・整合性がな
い場合には、ステップS292でカードデバイス上に新機能
追加などの互換性・整合性を持ったカード制御部用の制
御プログラム情報が存在するか判定し、存在すれば、ス
テップS293でカードデバイス上の制御プログラム情報を
読出し、カード制御部CCT30のROM33若しくはプリン
タ制御部10のROM13に記憶されている制御プログラム
の一部分あるいは全体を書換えて、ステップS294でカー
ドデバイスが利用できる設定にし、カードデバイス接続
通知などのホスト装置に送り、本処理を終了する。
【0306】一方、ステップS292でカードデバイス上に
新機能追加などの互換性・整合性を持ったカード制御部
用の制御プログラム情報が存在しない場合には、ステッ
プS295で上記処理15のような制御によりホスト装置か
らカード制御部の制御プログラムを書換えるようにホス
ト装置に要求し、ステップS296で無事にホスト装置がカ
ードデバイスと互換性・整合性を持った制御プログラム
にアップデートできた場合には、ステップS294でカード
デバイスが利用できる設定にし、カードデバイス接続通
知などのホスト装置に送り、本処理を終了する。
【0307】一方、ステップS296でホスト装置も制御プ
ログラムのアップデートが出来なかった場合には、ステ
ップS297で接続されたカードデバイスの利用が不可能な
設定とし、カードデバイス非互換通知などをホスト装置
に送り、これを受けてホスト装置は表示器などに警告メ
ッセージ、例えば「このカードは現在利用できません。
申し訳ありませんが、カード製造元にお尋ねくださ
い。」のようなエラーメッセージを出力することが可能
である。
【0308】以上述べたように、本実施形態のような制
御をおこなうことで、システム上に接続される機器を利
用するうえでのインストール作業などの手間を省かせる
ことが可能である。また、上記カードデバイスのような
拡張性に富んだ機器は、機能アップなどで機能進化して
いくことが多い事が予想される。しかしながら、例えば
上記のようなカードデバイスを取り付け可能なプリンタ
装置をユーザーに供給する時点では、そのような機能進
化をすべて予測して、将来出現する如何なるカードデバ
イスに対しても制御上の完全互換性を持たせることが難
しいかった。本実施形態はこのような従来の問題にも、
柔軟に対応が可能でその際にもユーザーが特にアップデ
ート作業などを行うことなく、機能アップしたカードデ
バイスの利用が可能である。
【0309】つまり、カードデバイス機能アップする際
に、カードデバイス自体に機能アップした制御上の互換
性があるカード制御部の制御プログラム情報をともに設
けるようにすれば、本発明により、ユーザーは単にカー
ドデバイスをプリンタに差し込むだけ(バージョンアッ
プ作業などなし)で、機能アップされたカードデバイス
を利用することも可能になる。
【0310】(実施形態15)次に、上述した実施形態
の構成に適用が可能な印刷制御プログラム例についてフ
ローチャート図を参照して以下に詳述する。図28Aの
処理18−1はホスト装置の制御プログラムのひとつ
で、本制御プログラムは、例えばホスト装置の読出し専
用記憶デバイス(RDV)から必要なときにシステム制御
部(SCT)のRAMにロードされたり、或いは予めROMなど
に記憶されており、CPUが必要に応じ適時に読出し・実
行することで目的とする制御を行うことが出来る。
【0311】本制御プログラムはアプリケーション・プ
ログラム実行中などから、所定操作により印刷指示など
により本処理の実行を開始する。また、アプリケーショ
ン・プログラムは印刷したい文字・画像データと、後述
のステップS301およびS302の印刷操作メニュー中の選択
項目の設定、その初期値を任意に指定可能である。ここ
で、アプリケーション・プログラムから画像データと操
作メニュー設定項目を受け、所定操作により印刷開始し
指示した際に、操作選択内容に応じて印字モードパラメ
ータ生成および画像データの拡大・縮小するまで制御す
る第1制御プログラム部(ステップS300〜S307)と、第
1制御プログラム部から渡される画像データと印字モー
ドパラメータに応じた印刷画像生成処理とプリンタ装置
に印刷制御させる第2制御プログラム部(ステップS308
~S313)により構成されている。
【0312】まず、ステップS300で印刷出力するプリン
タ装置の接続を確認(後述の処理20と同様)し、ステッ
プS301で表示器などにアプリケーション・プログラムか
ら指示にしたがって印刷操作メニューなどを表示させ、
ステップS302にて印刷操作メニューで必要な選択項目が
あれば選択操作(アプリケーションによっては印刷すべ
き用紙種類は一種類であるなら少なくとも用紙種類をユ
ーザーに選択させない手段もある)などされ、所定操作
により印刷開始が指示されると、ステップS303でアプリ
ケーションにより用紙選択指示であれば、ステップS306
で画像情報のデータ種類と指定された用紙種類に応じ最
適な印刷モード設定パラメータを決定しステップS308か
ら始まる第2制御プログラム部に画像データおよび印刷
モード設定情報を渡す。
【0313】一方、S303でユーザーによる任意の設定の
場合は、ステップS305で選択項目矛盾がないか調べ、矛
盾がある場合には、ステップS305で必要に応じて表示器
などにエラーメッセージ「選択内容が正しくありませ
ん」などの出力し、再びS302に戻す。一方、S305で選択
項目に矛盾がない場合は、ステップS307で指定された選
択項目に従った印刷モード設定パラメータを決定しステ
ップS308から始まる第2制御プログラム部に画像データ
および印刷モード設定情報を渡す。そして、第2制御プ
ログラム部は、まず、S308で第1制御プログラム部から
渡された画像情報(RGB多値)および印字モード情報に
適した色処理を行い、ステップS309でRGB多値情報を誤
差拡散法などで印刷装置に適したCMY(K)の2値情報に変
換し、ステップS310ではCMY(K)2値情報から接続され
ているプリンタ装置に応じた印刷制御情報を生成し、ス
テップS311でプリンタ装置に送信する、そして、ステッ
プS312で印刷動作が終了するまでステップS309〜S312を
繰り返し、印刷動作が終了すると、ステップS313で必要
に応じて印刷終了処理、例えば表示器に印刷終了メッセ
ージを所定時間出力するなど行い本処理を終了する。
尚、上述したシステム構成のプリンタにカードデバイス
に纏わる機能が無い場合にも、本実施形態を適用可能で
あることは言うまでもない。
【0314】(実施形態16)次に、上述した実施形態
の構成に適用が可能なアプリケーション・プログラム例
についてフローチャート図を参照して以下に詳述する。
【0315】図28Bの処理18−2はホスト装置で実
行可能なアプリケーション・プログラムのひとつで、本
制御プログラムは、例えばホスト装置の読出し専用記憶
デバイス(RDV)から必要なときにシステム制御部(SC
T)のRAMにロードされたり、或いは予めROMなどに記憶
されており、CPUが必要に応じ適時に読出し・実行する
ことで目的とする制御を行うことが出来る。
【0316】本プログラムは、所定操作、例えばRDVに
本アプリケーション・プログラムを記憶してある記憶メ
ディアをセットしたとき、若しくは所定の操作画面で選
択指示操作などにより、RDVからRAMに読出し処理の実行
を開始する。
【0317】まず、本アプリケーション・プログラムが
起動されると、図29に示したようなGUI(グラフィカ
ル・ユーザー・インターフェース)操作環境の操作画面
をDISP140に表示する。図29の左側に配備したGUI(グ
ラフィカル・ユーザー・インターフェース)操作環境の
ボタンB1〜B8は、図28Bの下部に示した矢印M1の列に
示した基本機能に対応しており、ボタンB1は文書機能、
ボタンB2は貼付け機能、ボタンB3は差出人機能、ボタン
B4は保存機能、ボタンB5は印刷機能、ボタンB6はアドレ
ス帳機能、ボタンB7はインターネット機能、そして、
ボタンB8は終了機能を表している。
【0318】アプリケーションが起動されると操作入力
待ちになり、操作パネル(CP130)または無線操作パネ
ル(WCP440)のカーソルキー/各種ボタンなどによるボ
タン選択、或いは、キーボード入力装置(KB310)、無
線キーボード入力装置(WKB410)のカーソルキー/文字
入力キーなどによるボタン選択・文字入力、また、ポイ
ンティングデバイス(PDV320)、無線ポインティングデ
バイス(WPDV420)の操作による入力位置指示、ボタン選
択などの操作が出来るようになっている。
【0319】また、ボタンB1〜B8の各機能は図18−2
下部矢印M2で示した列のような詳細機能を備えており、
以下にそれらの機能の詳述する。まず、ボタンB1の文書
機能は文書作成/編集/保存機能があり任意の文書を作
成・編集・保存できる。
【0320】次に、ボタンB2の貼付け機能は、文書貼付
け、CD―ROM(コンパクト・ディスクROM:RDVの読取専
用記憶メディア)上に記憶してある文字・文書・画像・
音声などのオブジェクトを貼付け、カードデバイスのメ
モリ上、或いは外部メモリ(EMM180)上に保存してある
文字・文書・画像・音声などのオブジェクトを貼付け、
接続されているデジタルカメラの画像オブジェクトの貼
付け、接続ビデオカメラからの画像オブジェクトを貼付
け、TV出力されている画像オブジェクトを貼付け、接続
されているデジタルオーディオ機器の音声オブジェクト
を貼付け、などできる。
【0321】また、文書・文字・画像貼付け時に入力操
作により、貼付け位置、貼付けオブジェクトサイズ(拡
大・縮小)、回転・反転貼付け、貼付けオブジェクトの
前後関係(レイヤー)、などを自在に変えられる。ま
た、音声オブジェクトは印刷出力には直接的に関係ない
が、例えばこのようにして作成したものを印刷する際に
貼付けらえている音声を再生したり、また、インターネ
ットなどでメールとして送信し、受信者がそのメールを
開いた際に貼付けられた音声を再生することも可能であ
る。尚、以上のオブジェクトの貼付け情報は、図31に
示したような内容を備え、これを貼付け管理情報と呼
ぶ。
【0322】例えば、図29の右部に示したようにオブ
ジェクトP1、P2、T1、P3、T2を貼り付けたとすると、図
31のように貼り付けられた各オブジェクトに対して、
オブジェクト名(オブジェクトのファイル名、オブジェ
クト入手元)、オブジェクトの種類(データ形式を表
す)、オブジェクト貼付け位置(XY座標)、拡大・縮小
情報(%)、回転(回転角度)・反転情報(左右/上
下)、レイヤー情報(数字が大きいほど前面を意味す
る)をそれぞれ記憶しておく。
【0323】次に、ボタンB3の差出人機能は、差出人情
報作成・編集・保存機能を備え、手紙印刷出力時やイン
ターネットによるメール送信などの差出人情報として利
用できる。
【0324】次に、ボタンB4の保存機能は、全てを保存
/フォーマットだけを保存する機能を備えていて、フォ
ーマットだけ保存する機能は、貼り付けられたオブジェ
クトを含まず図31に示したような貼付け管理情報だけ
を保存するものである。これに対して全て保存は貼付け
られたオブジェクトも含めて保存する機能である。
【0325】また、保存先はシステム上に接続されてい
る機器で読み書き可能な不揮発性記憶手段があれば、ど
こでも任意に指定して所望のデータを記録できる。例え
ば、保存先として、カードデバイス、拡張メモリ(EM
M)、セルラーフォーン(CPH)、デジタルカメラなど、
また、インターネット/ネットワーク上に接続されてい
る機器に対しても可能である。尚、これ以外の各機能の
詳細機能に設けた保存機能もまったく同様に任意の場所
に保存できる。
【0326】次に、ボタンB5の印刷機能は、印刷/宛名
印刷/設定機能を備えており、それぞれ現在開いてるも
のを印刷する、アドレス帳を参照して葉書の宛名印刷を
する、印刷のためのオプション設定である。
【0327】次に、ボタンB6のアドレス帳機能は、作成
/編集/保存機能を備えており、任意の宛先人情報を作
成・編集・保存できる。
【0328】次に、ボタンB7のインターネット機能
は、メール作成/受信/送信・インターネット上のホー
ムページなのどの閲覧(ブラーズ)ができる。
【0329】最後に、ボタン8の終了は、本アプリケー
ションを終了させる機能である。次に、図32の処理1
9はホスト装置で実行可能なアプリケーション・ライブ
リ・プログラムのひとつで、本制御プログラムは、例え
ばホスト装置の読出し専用記憶デバイス(RDV)から必
要なときにシステム制御部(SCT)のRAMにロードされた
り、或いは予めROMなどに記憶されており、CPUが必要に
応じ適時に読出し・実行することで目的とする制御を行
うことが出来る。
【0330】本プログラムは、上記アプリケーションの
各機能で文字入力が必要な際に実行される処理である。
まず、ステップS320でシステム上にキーボード入力装置
(KB310)若しくは無線キーボード入力装置(WKB410)
が接続されているかをチェックし、いずれかのキーボー
ド入力装置が接続されている場合には、ステップS321で
そのキーボード装置からの文字入力を得る。
【0331】また、その際「キーボードから文字を入力
してください。」のような操作ガイドメッセージを操作
画面上に出力する。一方、ステップS320でいずれのキー
ボード入力装置が接続されていない場合には、ステップ
S322でセルラーフォーン(CPH430)が接続されているか
判定し、接続されていれば、ステップS323でセルラーフ
ォーン(CPH430)に標準的に有する機能である10キー操
作あるいは10キー操作などによる文字入力操作により文
字入力を得る。また、その際「携帯電話から文字を入力
してください。」のような操作ガイドメッセージを操作
画面上に出力したり、セルラーフォーンのLEDなどの表
示器に「文字入力中」などの表示を行ったりすることも
可能である。一方、ステップS322でセルラーフォーン(C
PH430)が接続されていない場合は、ステップS324で少な
くとも従来の文字入力手段(例えば、ホスト装置の表示
出力装置であるDISP140にひらがな51文字、アルファベ
ット52文字(大文字/小文字)、数字、記号などを操作
パネル(CP130)上のカーソルキー/ボタン操作などによ
る選択操作により切替え表示して、操作パネル(CP13
0)上のカーソルキー/ボタン操作による文字選択確定操
作などの操作を繰り返しての文字入力手段)による文字
入力機能を提供する。
【0332】次に、図30を参照し操作例の詳細を説明
する。
【0333】例えば、図30に示した操作画面は、ボタ
ンB2、即ち、貼付け機能が選択された様子を表してい
て、画面にポップアップしているサブメニューにボタン
B9〜B15を設けてあり、各ボタンはそれぞれ貼付け機能
の詳細機能、即ち、順にボタンB9は文書貼付け、ボタン
B10はCD―ROM(コンパクト・ディスクROM:RDVの読取専
用記憶メディア)上に記憶してある文字・文書・画像・
音声などのオブジェクトを貼付け、ボタンB11はカード
デバイスのメモリ上、或いは外部メモリ(EMM180)上に
保存してある文字・文書・画像・音声などのオブジェク
トを貼付け、ボタンB12は接続されているデジタルカメ
ラの画像オブジェクトの貼付け、ボタンB13は接続ビデ
オカメラからの画像オブジェクトを貼付け、ボタンB14
はTV出力されている画像オブジェクトを貼付け、そし
て、ボタンB15は接続されているデジタルオーディオ機
器の音声オブジェクトを貼付けに対応する。
【0334】図中、ボタンB13〜B15を斜線で表している
意味は、それらに対応する機器が利用できないこと示し
ている。
【0335】つまり、この例では、ビデオカメラ、画像
キャプチャ出力機能を有したTV、デジタルオーディオ機
器が接続されていない、若しくは利用できない様子を示
している。また、この例では利用できない機能ボタンB1
3を選択された状態を説明していて、そのときMS1の部分
に「ビデオカメラを接続してください。」などの操作ガ
イド表示する。
【0336】次に、図33の処理20はホスト装置で実
行可能なアプリケーション・ライブリ・プログラムのひ
とつで、本制御プログラムは、例えばホスト装置の読出
し専用記憶デバイス(RDV)から必要なときにシステム
制御部(SCT)のRAMにロードされたり、或いは予めROM
などに記憶されており、CPUが必要に応じ適時に読出し
・実行することで目的とする制御を行うことが出来る。
【0337】本プログラムは、上記アプリケーションの
各機能のためにGUI上のボタンおよびメニューの選択操
作が必要な際に実行される処理である。操作パネル、キ
ーボードなどのカーソルキー操作、或いはポインティン
グデバイスの操作により、操作画面上の機能選択ボタ
ン、メニュー項目などを選択されると本処理を開始す
る。まず、ステップS340で選択されたボタンまたはメニ
ュー項目が外部接続機器に関係するか判定し、選択され
た機能が外部接続機器に依存しない、若しくは、選択機
能が必要とする機器が利用可能である場合には、ステッ
プS347で選択されたボタンまたはメニュー項目の利用を
可能として、ステップS348にて選択機能を実行させる。
【0338】一方、ステップS340で選択された機能が必
要とする機器が利用不可能である場合には、ステップS3
41で操作カイドメッセージを出力する。例えば、上述し
た図30の操作画面例のように、ボタンB13を選択操作し
た際に、ビデオカメラが接続されていないと、MS1の部
分に「ビデオカメラを接続してください。」などの操作
ガイド表示する。次に、ステップS342で対象機器が接続
されたかチェックしておいて、ステップS343で選択操作
が変更されたかチェックする。変更された場合は、ステ
ップS344でステップS341にて表示させた操作カイドを非
表示させ、ステップS340で今回選択された機能と接続機
器との関連を調べる。
【0339】一方、ステップS343で選択操作が変更され
ていなっかた場合、ステップS345でステップS342にてチ
ェックした機器接続状態を調べ、未だ所望の対象機器が
接続されていない場合には、ステップS342にもどり再び
対象機器が接続されたかチェックする。やがて、対象機
器が接続されると、ステップS346でステップS341にて表
示させた操作カイドを非表示させ、ステップS347で選択
されたボタンまたはメニュー項目の利用を可能として、
ステップS348にて選択機能を実行させる。
【0340】次に、図34の処理21はホスト装置で実
行可能なアプリケーション・ライブリ・プログラムのひ
とつで、本制御プログラムは、例えばホスト装置の読出
し専用記憶デバイス(RDV)から必要なときにシステム
制御部(SCT)のRAMにロードされたり、或いは予めROM
などに記憶されており、CPUが必要に応じ適時に読出し
・実行することで目的とする制御を行うことが出来る。
本プログラムは、上記アプリケーションの各機能のため
にGUI上のボタンおよびメニューの選択操作が必要な際
に実行される処理である。操作パネル、キーボードなど
のカーソルキー操作、或いはポインティングデバイスの
操作により、操作画面上の機能選択ボタン、メニュー項
目などを選択されて、上述した図33の処理20を実行
しステップS347に達すると本処理を開始する。まず、ス
テップS360で選択された接続機器上にボタンまたはメニ
ュー項目が期待するデータ種類が存在するか判定し、存
在する場合には、ステップS367で選択されたボタンまた
はメニュー項目の利用を可能として、ステップS368にて
選択機能を実行させる。
【0341】一方、ステップS360で選択された機能が必
要とするデータ種類が存在しない場合には、ステップS3
61で操作カイドメッセージを出力する。例えば、上述し
た図30の操作画面でボタンB11を選択操作した際に、カ
ードデバイス上に画像データが存在しなかった場合、MS
1の部分に「カードに画像データがありません。」など
の操作ガイド表示する。次に、ステップS362で対象接続
機器が存在し、かつ対象データ種類が存在するかチェッ
クしておいて、ステップS363で選択操作が変更されたか
チェックする。変更された場合は、ステップS364でステ
ップS361にて表示させた操作カイドを非表示させ、ステ
ップS360で今回選択された機能と接続機器上のデータ種
類との関連を調べる。一方、ステップS363で選択操作が
変更されていなっかた場合、ステップS365でステップS3
62にてチェックしたデータ種類の有無を調べ、未だ所望
のデータ種類存在していない場合には、ステップS362に
もどり再び対象データ種類が存在するかチェックする。
やがて、対象データ種類の存在が確認されると、ステッ
プS366でステップS361にて表示させた操作カイドを非表
示させ、ステップS367で選択されたボタンまたはメニュ
ー項目の利用を可能として、ステップS368にて選択機能
を実行させる。
【0342】以上説明したように、本発明のシステム構
成に本実施形態で述べたようなアプリケーション・プロ
グラムを提供することで、アプリケーション・プログラ
ム、デバイスドライバのインストール作業を不要とし
た、操作性の優れた家庭用の画像処理システムを提供す
ることが可能である。
【0343】(実施形態17)次に、上述した実施形態
の構成に適用が可能なユーティリティ・プログラム例に
ついてフローチャート図などを参照しながら以下に詳述
する。図35の処理22はホスト装置で実行可能なユー
ティリティア・プログラムのひとつで、本制御プログラ
ムは、例えばホスト装置の読出し専用記憶デバイス(RD
V)から必要なときにシステム制御部(SCT)のRAMにロ
ードされたり、或いは予めROMなどに記憶されており、C
PUが必要に応じ適時に読出し・実行することで目的とす
る制御を行うことが出来る。
【0344】本プログラムは、システム上に機器を接続
されたときに実行を開始する自動アプリケーション起動
管理制御プログラムである。システム上に機器が接続さ
れるたことを認識すると、本処理を実行する。まず、ス
テップS380で接続された機器の持つファイル情報などを
読み出し、データ種類が複数あれば、ステップS381に進
み、自動的にアプリケーション起動をせずに、例えばア
プリケーション選択操作などに移行する。一方、ステッ
プS381でデータ種類が1種類である場合は、ステップS38
2で予め設定されている自動起動管理情報を調べ、自動
起動アプリケーション設定が1個である場合は、ステッ
プS384で自動起動管理情報にしたがってアプリケーショ
ンを自動的に起動する。一方、ステップS382で自動起動
アプリケーションが2個以上の場合には、ステップS383
で設定されている自動起動すべきアプリケーションのど
れを起動するかを選択させる操作画面を表示し、ユーザ
ーによる選択指示を待つ、そして、アプリケーションが
選択されると、ステップS384で選択されたアプリケーシ
ョンを起動する。また、自動起動管理情報はユーザーに
より設定・変更が可能で、設定内容は不揮発性メモリに
保存記憶されている。
【0345】次に、図36の処理23はホスト装置のユ
ーティリティ・プログラムとプリンタ装置の補助ユーテ
ィリティ・プログラムを説明するフローチャート図であ
る。尚、ホスト装置側の本制御プログラムは、例えばホ
スト装置の読出し専用記憶デバイス(RDV)から必要な
ときにシステム制御部(SCT)のRAMにロードされたり、
或いは予めROMなどに記憶されており、CPUが必要に応じ
適時に読出し・実行することで目的とする制御を行うこ
とが出来る。また、プリンタ装置側の本制御プログラム
はプリンタ装置の制御プログラムのひとつで、プログラ
ムはプリンタ装置内のプリンタ制御部10のROM13に記憶
されており、CPUが必要に応じ適時に読出し・実行する
ことで目的とする制御をおこなうことが出来る。本制御
プログラムは、ホスト装置がプリンタ装置を利用してカ
ードデバイス200上のメモリ内容を、別のカードデバイ
スにコピーさせることが可能なユーティリティ・プログ
ラムである。
【0346】所定の操作指示により本処理の実行を開始
する。まず、ステップS400にてホスト装置はコピー元の
カードデバイスのファイル情報を取得して、コピー対象
のファイルがコピー禁止であるかを判定し、コピー禁止
の場合には、ステップS401で「この情報はコピー禁止で
す。」のようなエラーメッセージを出力する。ここで、
コピー禁止の情報とは、例えば、制御用プログラム/デ
ータ、有料情報或いは無料情報で著作権関連の保護され
ている情報などである。
【0347】一方、ステップS400でコピー禁止でない場
合は、現在のカードデバイス(コピー元)のフォーマッ
ト情報、若しくはシリアル番号をコピー元情報として記
憶し、画面上に「コピー先のカードに取換えてくださ
い。」などのメッセージを出力し、カードデバイスの交
換を待つ、交換されると、ステップS402でコピー先のカ
ードデバイスに空き容量があるか調べ、空き容量が不足
している場合には、ステップS403で画面上に「コピー先
のカードの空き容量が不足です。」のようなエラーメッ
セージを出力する。
【0348】一方、ステップS402で空き領域が足りる場
合には、ステップS404でカードデバイス(コピー先)の
フォーマット情報、若しくはシリアル番号をコピー先情
報として記憶し、画面上に「コピー元のカードに取り換
えてください。」などの出力し、コピー元のカードデバ
イスへの交換を待つ、即ち、コピー元情報と同じカード
デバイスに取り換えられるの待つ。コピー元のカードデ
バイスを認識すると、画面上に「コピー中です、絶対に
カードを抜かないでください。」のようなメッセージを
出力し、プリンタ装置にコピーに利用可能な最大メモリ
量を問い合わせ、その最大利用可能なメモリを利用し
て、一度に読み出せるコピー対象ファイル情報を伴っ
て、プリンタ装置にカードデバイスからファイルを読み
出すように要求する。次に、ステップS405でプリンタ装
置はホスト装置からの要求にしたがって指定された情報
をカードデバイスから読み出し、プリンタ装置内のRAM
に一時的に記憶し、ホスト装置に読み出しが終了したこ
とを通知する。
【0349】これを受けてホスト装置は、ステップS406
で画面上に「コピー先のカードに取換えてください。」
などのメッセージを出力し、カードデバイスの交換を待
ち、正しく交換されると、画面上に「コピー中です、絶
対にカードを抜かないでください。」のようなメッセー
ジを出力し、プリンタ装置に読み出した情報をカードデ
バイスに書くよう要求する。これを受けて、プリンタ装
置はステップS405で読み出した情報を全てカードデバイ
スに書き込み、書き込みが終了するとホスト装置にその
旨を通知する。すると、ステップS407でホスト装置はコ
ピー対象ファイルを全てコピーしたかチェックし、残り
があれば再びS404にもどる。そして、ステップS404〜S4
07を繰り返し、ステップS407でコピー対象ファイルを全
てコピーし終わると、ステップS408で画面上に「カード
へのコピーを正しく終了しました。」などの出力をし、
所定操作を待ち、本処理を終了する。以上のように、プ
リンタ装置に備えたRAMなどの記憶手段を活用して、カ
ードデバイス間のコピーを行うことで、実際にコピーす
べき情報をカードデバイスからホスト装置におくり、ホ
スト装置からカードデバイスに書き込まないで済むの
で、コピー時間を短縮することが可能である。
【0350】次に、図37の処理24はホスト装置のユ
ーティリティ・プログラムを説明するフローチャート図
である。尚、本制御プログラムは、例えばホスト装置の
読出し専用記憶デバイス(RDV)から必要なときにシス
テム制御部(SCT)のRAMにロードされたり、或いは予め
ROMなどに記憶されており、CPUが必要に応じ適時に読出
し・実行することで目的とする制御を行うことが出来
る。
【0351】本制御プログラムは、ホスト装置がシステ
ム上に接続されている機器間で任意の機器から任意の機
器へ情報をコピーさせることが可能なユーティリティ・
プログラムである。
【0352】所定の操作指示により本処理の実行を開始
する。まず、ステップS420にてホスト装置はコピー元の
機器のファイル情報を取得して、コピー対象のファイル
がコピー禁止であるかを判定し、コピー禁止の場合に
は、ステップS421で「この情報はコピー禁止です。」の
ようなエラーメッセージを出力する。
【0353】ここで、コピー禁止の情報とは、例えば、
制御用プログラム/データ、有料情報或いは無料情報で
著作権関連の保護されている情報などである。一方、ス
テップS420でコピー禁止でない場合は、画面上に「コピ
ー先の機器を選んでください。」などのメッセージを出
力し、コピー先の機器を選択されるのを待つ、選択され
ると、ステップS422でコピー先の機器に空き容量がある
か調べ、空き容量が不足している場合には、ステップS4
23で画面上に「コピー先の機器の空き容量が不足で
す。」のようなエラーメッセージを出力する。一方、ス
テップS422で空き領域が足りる場合には、画面上に「コ
ピー中ですお待ちください。」などの出力し、ステップ
S424でコピー元の機器からコピー対象ファイルを読み出
し、ステップS425でコピー先の機器に読み出したファイ
ルを書き込み、ステップS426でコピー対象ファイルを全
てコピーしたかチェックし、残りがあれば再びS424にも
どる。
【0354】そして、ステップS424〜S426を繰り返し、
ステップS426でコピー対象ファイルを全てコピーし終わ
ると、ステップS478で画面上に「コピーを正しく終了し
ました。」などの出力をし、所定操作を待って、本処理
を終了する。
【0355】尚、上記コピー元の機器はシステム上に接
続されている機器で記憶手段さえあれば、どこでも任意
に指定して所望のデータを読出しできる。例えば、コピ
ー元の機器として、カードデバイス、拡張メモリ(EM
M)、セルラーフォーン(CPH)、デジタルカメラなど、
また、インターネット/ネットワーク上に接続されてい
る機器に対しても可能である。また、上記コピー先の機
器はシステム上に接続されている機器で読み書き可能な
不揮発性記憶手段があれば、どこでも任意に指定して所
望のデータを記録できる。例えば、コピー先の機器とし
て、カードデバイス、拡張メモリ(EMM)、セルラーフ
ォーン(CPH)、デジタルカメラなど、また、インター
ネット/ネットワーク上に接続されている機器に対して
も可能である。
【0356】以上説明したように本実施形態によれば、
システム上に接続された機器間での情報の授受も円滑に
行え、例えばユーザーが所望のファイル情報をひとつの
機器に収集したりするような、データ整理作業を容易に
行わせることも可能である。
【0357】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、下
記のいずれかの効果を得ることが可能になる。
【0358】(1)上記のシステム構成に、インターフ
ェース手段で接続される操作パネル(以下、UI)部を有
した装置は各々にUI資源情報を有し、システム上に接続
された装置は相互に他装置のUI資源を利用できる制御手
段を備える。更に、上記システムに接続される装置は、
個々に状態情報を有し、システム上に接続された装置は
相互に他装置の状態を取得することができる制御手段を
備えることで、システム上に接続される各々の接続機器
に入力操作・表示器などを特に追加することなく操作性
に優れた効果がある。
【0359】(2)上記のシステム構成のプリンタ装置
がホスト装置との通信可否を検知する検出手段を有し、
ホスト装置と通信不可能のときに、通信制御部がカード
制御部からのホスト装置への送信要求を受けた際には、
ホスト装置に要求を送信せず、プリンタ内部の記憶手
段、或いはカード制御部内部の記憶手段にエラー履歴情
報として保存しておき、後にホスト装置と通信が可能に
なった際に、プリンタ装置からホスト装置にエラー履歴
情報が存在することを通知する通信手段と、ホスト装置
から要求に応じてエラー履歴情報をホスト装置に返送す
る通信手段とを備えることで、少なくともプリンタ装置
に電力が供給されている状態で、「カードデバイスと
通信できない際に、ホスト装置からプリンタ装置に対し
てカードデバイスに纏わる要求をされて場合、プリンタ
装置に備えている表示器/ブザーなどを利用して少なく
とも操作エラーであることをユーザーに知らせる方
式」、および、「ホスト装置と通信できない際に、プ
リンタ装置に備えている表示器/ブザーなどを利用して
少なくとも操作エラーであることをユーザーに知らせる
方式」、および、「ホスト装置と通信できない際に、
ユーザーの操作に起因するホスト装置に対する要求など
をプリンタ装置内にエラー履歴として記憶しておき、後
にホスト装置とプリンタ装置とが通信可能になったとき
に、ホスト装置はプリンタ装置からエラー履歴を読出し
誤操作された操作内容・順序などを解析して、画面上の
文字・絵、音声などにより操作カイドする方式」ような
操作環境が提供可能であり、ケーブル接続忘れなどした
誤操作に対しても、ユーザーが分かりやすく簡単に問題
解決する手順を知らせるような手段で操作性の向上をで
きる効果がある。
【0360】(3)上記システム構成のプリンタ装置に
省電力機能を有した構成で、カード制御部からホスト装
置に対して印刷系の要求すべく、カード制御部から通信
制御部に印刷系の要求を送信されたときは、プリンタ装
置が省電力モードの際には、プリンタ装置に備えたメカ
機構のイニシャル動作を開始させ後にホスト装置からの
印刷要求に備え、また、印刷系以外の要求を送信された
ときにはイニシャル動作を開始させずに要求をホスト装
置に送信する制御手段を備えたことで、印刷の必要がな
い場合には例えプリンタ装置が省電力モードでもイニシ
ャル動作を行なわせように出来るため、プリンタ装置が
消費する電力を抑制できる効果がある。
【0361】(4)上記システム構成のカード制御部
は、プリンタ装置の能力情報を取得できる制御手段と、
カード制御部は能力情報により目的とする印刷出力がプ
リンタ装置単独で可能かを判断する手段をと有し、単独
で可能と判断した場合には、ホスト装置に要求せずに、
プリンタ装置単独にて印刷させる出力制御手段を備える
ことで、文字印刷などはホスト装置を介在させることな
く印刷出力が可能になり、ホスト装置で印刷機能以外の
機能を利用している際に、その機能を終了などさせるこ
となく所望の文字印刷(簡易印刷)などのさせられる効
果がある。
【0362】(5)上記システム構成のホスト装置は、
インターフェース通信手段により接続されている装置の
有無や、種類を認識する検出手段と、その検出出力に応
じ最適なデバイスドライバ、ライブラリなどの制御プロ
グラムを検索・読み出す手段とを有し、ホスト装置に直
接接続されている装置より読出し可能なCD―ROM/ROM/
外部メモリなどの記憶メディア上に、また、プリンタ装
置およびカードデバイス上の記憶手段に、外部インター
フェース接続されているインターネット/ネットワーク
上の装置の記憶装置などに、制御プログラムは予め記憶
されている構成において、ホスト装置はアプリケーショ
ン起動に少なくとも接続されているプリンタ装置および
カードデバイスに応じ、最適な制御プログラムを検索・
読出し、実行することで接続された装置を利用するため
制御手段を備えることで、ユーザーの目的機能により必
要なときに所望の機器を接続しアプリケーション等が記
憶されいるCD-ROMなどの記録メディアを装置に挿入する
だけ、従来のようなインストール等の煩わしい作業させ
ることなく目的とする機能を直ぐに利用させる効果があ
る。
【0363】(6)上記システム構成のカードデバイス
は、バージョン情報の出力手段と、カードデバイス内に
バージョンアップされた最適な制御プログラム/データ
を必要に応じ格納しておく記憶手段と、制御プログラム
の有無情報の出力手段とを有し、カード制御部はカード
デバイスの着脱を検知する検出手段と、カード制御部内
部もしくはプリンタ装置内部に記憶してある制御プログ
ラム/データがサポート可能なカードデバイスのバージ
ョン情報と、少なくともカードデバイスから3つの情報
を取得する読出し手段と、カード制御部がカードデバイ
スの装着を検知した際にサポート可能なバージョン情報
とカードデバイスのバージョン情報から互換性を比較す
る判断手段とを有し、カードデバイスにバージョンアッ
プされた最適な制御プログラム/データが存在する場合
には、カード制御部はカードデバイスから制御プログラ
ム/データを読出し、また、カードデバイスにバージョ
ンアップされた最適な制御プログラム/データが存在し
ない場合には、ホスト装置にその旨を通知し、ホスト装
置はカードデバイスに適した制御プログラムをプリンタ
装置に与え、カードデバイスに適した制御に更新させ、
カード制御部内部もしくはプリンタ装置内部に記憶して
ある制御プログラム/データの一部、若しくは全部と置
換え、カードデバイスに適した制御に更新させる手段を
備えたことで、機能アップされたカードデバイスを利用
する際にもユーザーによるバージョンアップ操作、イン
ストール等のなどの煩わしい作業をすることなく、機能
アップされた所望の目的機能を直ぐに利用させる効果が
ある。
【0364】(7)上記システム構成において、ホスト
装置は少なくとも接続されているプリンタ装置の種別を
検出する手段と、その検出結果に応じ接続されているプ
リンタ装置に最適な印刷制御プログラム/データなどの
読出し選択手段とを有し、印刷制御プログラム/データ
は記憶メディアに予め記憶されていて、印刷指示された
際に選択手段により最適な印刷制御プログラム/データ
を記憶メディアから読出し、印刷制御プログラムを実行
させプリンタ装置に所望の文字・画像を印刷出力する制
御手段を備えたことで、印刷させる際にもプリンタを接
続しアプリケーションから印刷指示するだけの操作でイ
ンストール等の煩わしい作業をすることなく直ぐに印刷
出力させられる効果がある。尚、上記システム構成のプ
リンタにカードデバイスに纏わる機能を備えていない場
合にも同様の効果がある。
【0365】(8)上記システム構成において、ホスト
装置で動作しているアプリケーション・プログララムな
どより、ユーザーの操作指示・選択操作により所望の画
像印刷操作させる第1制御プログラムと、第1制御プログ
ラムより要求された内容に従ってプリンタ装置に印刷さ
せるべき印刷制御データを生成する第2制御プログラム
とを有し、第1制御プログラムから第2制御プログラム
に対する入力情報は、少なくとも画像情報と印刷出力速
度・品位を指定する印刷モード情報とのパラメータを有
し、選択操作に少なくとも印刷用紙媒体種類の選択項目
を含まず、第1制御プログラムは印刷すべき画像データ
の種類、若しくはアプリケーション・プログラムから指
示による印刷用紙媒体種類と、その他の操作指示された
選択情報とに応じ自動的に生成した印刷モード情報と、
画像情報とを第2制御プログラムに渡すことにより、第
2制御プログラムが生成する印刷制御データにより画像
印刷をプリンタ装置に出力する制御手段を備えること
で、アプリケーション機能によって印刷に用いる用紙を
特定することが可能になり、アプリケーション機能から
印刷可能な印刷用紙が限定されている場合には印刷操作
時に用紙設定・印刷モードなどの選択設定操作をさせず
に印刷出力できる効果がある。
【0366】(9)上記システム構成において、システ
ム上に接続されている各々の装置が記憶保有する文字、
画像、音声などの情報を任意に読出し、必要に応じプラ
グイン・アップレット、アプリケーション・ライブラリ
ーなどの制御プログラムを介して得られる情報らを、画
面出力手段と操作入力手段を通じユーザーよりの操作指
示などで各々の画像データや文字データなどを組み合わ
せた合成画像データ生成、保存(ユーザー情報の保存・
読出しが可能な(書換え可能)記憶手段を有した装置に
対して、ユーザーの指示に応じの任意の場所に保存可
能)、画面に表示、或いはプリンタ装置に印刷出力など
させるアプリケーション・プログラムによる制御手段を
備えたことで、家庭におけるリビングルームなどでも手
軽に印刷などの機能を手軽に利用可能な画像処理システ
ムを提供できる効果がある。
【0367】(10)上記システム構成において、ホス
ト装置上で動作するアプリケーション・プログラムのヘ
ッダー情報として、各々のアプリケーション・プログラ
ムが利用すべき接続装置の種類および利用可能なデータ
種類の管理情報を記憶しておき、ホスト装置はシステム
上に接続されている各々の装置の利用可能・不可能状態
を検知する検出手段と、検出手段の出力とアプリケーシ
ョン・プログラムが利用すべき接続装置の種類の管理情
報とを比較する判断手段とを有し、利用すべき装置のい
ずれも利用できないと判断したときに、対象となるアプ
リケーション・プログラムの起動を禁止させる抑制制御
手段を備え、また、利用すべき機器が少なくとも1つ以
上利用可能で、かつ、利用可能な機器に利用可能なデー
タ種類が存在すると判断したときは、対象となるアプリ
ケーション・プログラム起動させ、アプリケーション・
プログラムにおける機能中で利用不可能な接続装置を対
象とする機能の起動を禁止、および(利用可能な接続装
置で)利用可能なデータ種類がない接続装置を対象とす
る機能の起動を禁止する抑制制御手段を備える。更に、
該当するアプリケーション・プログラムを選択する画面
上のアイコン、メニューなどを選択禁止状態に表示出力
させ、選択禁止状態で表示しているアイコン、メニュー
などをユーザーにより選択指示された場合には、少なく
とも利用可能な装置が未接続であるなどの、警告および
操作手順などの操作ガイドを文字・画像・音声などで出
力する。選択状態の間に、ユーザーにより操作ガイドに
従って利用可能装置を接続等されて、接続装置の状態検
知手段により装置の利用可能状態が判明した際には、操
作ガイドなどを消去するとともに、アイコン、メニュー
などを選択可能状態に遷移させ、ユーザー所望のアプリ
ケーション・プログラムを起動する制御手段を備えたこ
とで、ユーザーが求める目的機能に応じてアプリケーシ
ョン機能を操作するだけで良く、もしも、選択された機
能に必要とする接続機器がない場合には、その旨をユー
ザーに分かりやすく操作説明するような操作性にすぐれ
た機器を提供できる効果がある。
【0368】(11)上記システム構成において、ホス
ト装置はカードデバイス上から取得可能な情報の種類を
検知する検出手段と、カードデバイス上から取得できる
情報が1種類であるときに、情報の種類毎に予め設定さ
れているアプリケーション・プログラムを起動する制御
手段を備え、また、情報の種類毎に予め設定されている
アプリケーション・プログラムが複数設定されている場
合には、それらのアプリケーション・プログラムの選択
画面を出力し、所望のアプリケーション・プログラムを
選択、起動させる制御手段を備え、情報の種類毎に予め
設定されている情報の作成・編集・保存させる操作手段
と、システム上に接続されている各々の装置で、ユーザ
ー情報の保存・読出しが可能な(書換え可能)記憶手段
を有した装置に対して、ユーザーの指示に応じ記憶手段
の任意の場所に、情報の種類毎に予め設定されている情
報を保存させる記憶制御手段とを備えたことで、プリン
タにカードデバイスをセットするだけで所望のアプリケ
ーション機能を利用されることが可能であり、アプリケ
ーションの起動操作を省略でき操作を単純化できる効果
がある。
【0369】(12)上記システム構成において、ホス
ト装置はプリンタ装置に対して所定の要求を送信するこ
とにより、プリンタ装置がプリンタ装置内部の記憶手段
を使用して、カードデバイスからの情報を読出し・書込
みすることで、カードデバイス上のメモリ情報をコピー
する機能を備えたことで、カードデバイスの情報を別の
カードデバイスにコピーする際、コピー動作を高速にす
る効果がある。
【0370】(13)上記システム構成において、ホス
ト装置は、システム上に接続されている各々の装置が保
有する情報・制御プラグラムの読出しが可能な記憶手段
を有した装置の任意の場所から任意の情報を読出し、同
様にシステム上に接続されている各々の装置で情報・制
御プログラムの保存・読出しが可能な(書換え可能)記
憶手段を有した装置の任意の場所に対して保存、若しく
は制御プログラムの書換えをさせる記憶制御手段を備え
たことで、接続機器間の情報交換が容易に可能となり、
ユーザーが容易に情報整理などできる効果がある。
【0371】以上述べたように本発明の画像処理システ
ムは、ユーザーの誰でもがリビングルームにて多くのマ
ルチメディア機能の利用が可能なシステム環境を提供
し、かつ安価・高機能で利便性の高い家庭用の印刷シス
テム装置を提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1のシステム構成を説明する図であ
る。
【図2】カード制御部の構成を説明する図である。
【図3】実施形態2のシステム構成を説明する図であ
る。
【図4】実施形態3のシステム構成を説明する図であ
る。
【図5】実施形態4のシステム構成を説明する図であ
る。
【図6】実施形態6のシステム構成を説明する図であ
る。
【図7】図7は実施形態7の通信経路を説明する図であ
る。
【図8】実施形態8の通信情報を説明する図である。
【図9】実施形態8の通信制御の一例を説明する図であ
る。
【図10】実施形態9の通信情報を説明する図である。
【図11】実施形態9の通信制御の一例を説明する図で
ある。
【図12】実施形態10の通信制御プログラムを説明す
る制御ブロック図である。
【図13】実施形態11におけるカード制御部の制御プ
ログラムの一例(処理2)を説明するフローチャート図
である。
【図14】実施形態11におけるカード制御部の制御プ
ログラムの一例(処理3)を説明するフローチャート図
である。
【図15】実施形態11におけるホスト装置の制御プロ
グラムの一例(処理4)を説明するフローチャート図で
ある。
【図16】実施形態11におけるホスト装置の制御プロ
グラムの一例(処理5)を説明するフローチャート図で
ある。
【図17】実施形態11におけるホスト装置の制御プロ
グラムの一例(処理6)を説明するフローチャート図で
ある。
【図18】実施形態12におけるプリンタ装置の制御プ
ログラムの一例(処理7)を説明するフローチャート図
である。
【図19】実施形態12におけるプリンタ装置の制御プ
ログラムの一例(処理8)を説明するフローチャート図
である。
【図20】実施形態12におけるカード制御部の制御プ
ログラムの一例(処理9)を説明するフローチャート図
である。
【図21】実施形態12におけるホスト装置の制御プロ
グラムの一例(処理10)を説明するフローチャート図
である。
【図22】実施形態13におけるプリンタ装置の制御プ
ログラムの一例(処理11)を説明するフローチャート
図である。
【図23】実施形態13におけるカード制御部の制御プ
ログラムの一例(処理12)を説明するフローチャート
図である。
【図24】実施形態13におけるプリンタ装置の制御プ
ログラムの一例(処理13)を説明するフローチャート
図である。
【図25】実施形態14におけるホスト装置の制御プロ
グラムの一例(処理14、15)を説明するフローチャ
ート図である。
【図26】実施形態14におけるホスト装置の制御プロ
グラムの一例(処理16)を説明するフローチャート図
である。
【図27】実施形態14におけるカード制御部の制御プ
ログラムの一例(処理17)を説明するフローチャート
図である。
【図28A】実施形態15におけるホスト装置の制御プ
ログラムの一例(処理18−1)を説明するフローチャ
ート図である。
【図28B】図28Bは実施形態16におけるホスト装
置の制御プログラムの一例(処理18−2)を説明する
フローチャート図である。
【図29】実施形態16におけるホスト装置の操作画面
(1)を説明する図である。
【図30】実施形態16におけるホスト装置の操作画面
(2)を説明する図である。
【図31】実施形態16におけるホスト装置の管理情報
を説明する表図である。
【図32】実施形態16におけるホスト装置の制御プロ
グラムの一例(処理19)を説明するフローチャート図
である。
【図33】実施形態16おけるホスト装置の制御プログ
ラムの一例(処理20)を説明するフローチャート図で
ある。
【図34】実施形態16おけるホスト装置の制御プログ
ラムの一例(処理21)を説明するフローチャート図で
ある。
【図35】実施形態17おけるホスト装置の制御プログ
ラムの一例(処理22)を説明するフローチャート図で
ある。
【図36】実施形態17おけるホスト装置の制御プログ
ラムの一例(処理23)を説明するフローチャート図で
ある。
【図37】実施形態17おけるホスト装置の制御プログ
ラムの一例(処理24)を説明するフローチャート図で
ある。
【図38】従来例1を説明する構成図である。
【図39】従来例2を説明する構成図である。
【図40】従来例3を説明する構成図である。
【符号の説明】
1 プリンタ装置 10 プリンタ制御部 11 プリンタ制御回路(PCT) 12 プリンタ制御部用RAM 13 プリンタ制御部用ROM 20 プリンタ・ユニット(PU) 30 カードデバイス制御部(CCT) 31 カード制御回路(CCNT) 32 カード制御部用RAM 33 カード制御部用ROM 40 実施形態3および実施形態4のカード制御回
路(CCNT) 50 実施形態1および実施形態2の電源 55 実施形態3および実施形態4の電源 100 ホスト装置 110 システム・メイン制御部 111 システム制御部(SCT) 112 リアルタイムクロック(RTC) 120 読出し専用記憶デバイス(RDV) 130 操作パネル(CP) 140 画像入出力装置(DISP)および音声入出力装
置(AUD) 150 拡張ユニット(PCD) 170 外部接続装置(EDV) 180 外部メモリ(EMM) 200 カードデバイス(CDV) 210 カードデバイス通信制御部(WCT) 300 オプション的装置群 310 キーボード入力装置(KB) 320 ポインティグデバイス(PDV) 400 外部通信機器群 410 無線キーボード入力装置(WKB) 420 無線ポインティングデバイス(WPDV) 430 セルラーフォーン(CPH) 440 無線操作パネル(WCP)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 13/14 330 G06F 13/14 330B 5B098 G06K 19/00 H04N 1/00 C 5C062 H04N 1/00 G06K 19/00 T Fターム(参考) 5B014 EA01 HC05 HC08 5B035 BB09 BC03 CA11 5B042 GA12 GA23 GA36 GB05 MC21 NN04 NN09 NN14 5B065 BA09 CA16 ZA02 ZA05 5B076 AB17 5B098 AA08 GC01 GD07 GD15 GD21 JJ03 5C062 AA05 AA14 AA31 AB10 AB13 AB20 AB22 AB23 AB26 AB42 AC05 AC22 AC24 AC58 AD05 AE15 AE16 AF00 BA00

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 読取り専用記憶メディアに記憶されたプ
    ログラムデータを読み出して実行するホスト装置と、カ
    ードデバイス機能を付加した機器を接続して構成する画
    像処理システムであって、該システムに接続する機器
    が、 前記ホスト装置と機器との間で通信を制御するための通
    信制御手段と、 カードデバイスに接続するカードインターフェースと、 前記カードインターフェースに着脱自在に接続可能なカ
    ードデバイスを制御するカード制御手段と、 前記カード制御手段および通信制御手段を介して前記ホ
    スト装置と前記カードデバイスとの間での機器情報を相
    互に共有するための通信手段と、 前記通信手段によって共有化された情報を、前記カード
    デバイスを介して接続した他の機器が利用可能にするた
    めの制御手段と、を有し、 前記ホスト装置は、前記通信手段により共有化された機
    器情報に基づき、接続している全ての機器の利用可能状
    態を識別する識別手段と、 前記識別手段の識別に従いアプリケーションプログラム
    を実行するべき機器のいずれもが利用できない場合は、
    該アプリケーションプログラムの起動を禁止する抑制制
    御手段と、 を備えることを特徴とする画像処理システム。
  2. 【請求項2】 前記カードデバイスにより接続した他の
    機器からアプリケーションプログラムを選択して実行さ
    せる場合において、前記識別手段の識別に従いアプリケ
    ーションプログラムを実行するべき機器のいずれもが利
    用できない場合は、前記抑制制御手段は該当するアプリ
    ケーション・プログラムを選択するためのアイコンを選
    択禁止状態に表示出力させ、該選択禁止状態で表示して
    いるアイコンが選択指示された場合に、該アプリケーシ
    ョンを実行するための機器が利用可能状態でないことを
    報知することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記報知は文字、画像、音声のいずれか
    による警告もしくは操作手順であることを特徴とする請
    求項2に記載の画像処理システム。
  4. 【請求項4】 前記抑制制御手段は、前記識別手段の識
    別が利用可能に遷移した場合に、前記アプリケーション
    プログラムの選択及び実行の禁則処理を解除し、前記制
    御手段は指定されたアプリケーションプログラムを起動
    させることを特徴とする請求項1または2に記載の画像
    処理システム。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は利用可能な機器が少なく
    とも1つ場合には、対象となるアプリケーションプログ
    ラム起動させ、 前記抑制制御手段は利用可能でない機器に対しては起動
    を禁止することを特徴とする請求項1または2に記載の
    画像処理システム。
  6. 【請求項6】 前記抑制制御手段は、前記識別手段の識
    別が利用可能に遷移した場合に、前記アプリケーション
    プログラムを指定するためのアイコンを選択可能状態に
    遷移させることを特徴とする請求項4に記載の画像処理
    システム。
  7. 【請求項7】 前記ホスト装置は前記カードデバイスか
    ら取得可能な情報の種類を検知する種類検出手段を更に
    備え、 前記制御手段は、前記カードデバイスから取得できる情
    報が1種類であるときに、情報の種類毎に予め設定され
    ているアプリケーションプログラムを起動することを特
    徴とする請求項1に記載の画像処理システム。
  8. 【請求項8】 前記情報の種類毎に予め設定されている
    アプリケーションプログラムが複数設定されている場合
    には、前記制御手段はそれらのアプリケーションプログ
    ラムの選択画面を出力し、所望のアプリケーションプロ
    グラムを選択させ、該選択に従い起動させることを特徴
    とする請求項7に記載の画像処理システム。
  9. 【請求項9】 予め設定する種類毎の情報の作成、編
    集、保存をするための操作手段と、 前記情報を接続したいずれかの機器の記憶手段に、種類
    毎に保存させる記憶制御手段と、 を備えたことを特徴とする請求項7または8に記載の画
    像処理システム。
  10. 【請求項10】 前記ホスト装置は接続機器に対して所
    定の要求を送信することにより、前記カードデバイスか
    らの情報を読出し、該機器の記憶手段にその情報を書込
    むことを特徴とする請求項1に記載の画像処理システ
    ム。
  11. 【請求項11】 前記ホスト装置は、接続している各々
    の機器の記憶手段から情報もしくは制御プラグラムの読
    出しと、該情報若しくは制御プログラムの書き換えを制
    御するための記憶制御手段を備えたことを特徴とする請
    求項1に記載の画像処理システム。
  12. 【請求項12】 読取り専用記憶メディアに記憶された
    プログラムデータを読み出して実行するホスト装置と、
    カードデバイス機能を付加した機器の間で情報を授受し
    てデータを処理するための画像データ処理方法であっ
    て、 前記ホスト装置と機器との間で通信を制御するための通
    信制御工程と、 カードインターフェースを介してカードデバイスに接続
    処理する工程と、 前記カードインターフェースに着脱自在に接続可能なカ
    ードデバイスを制御するカード制御工程と、 前記カード制御工程の処理および通信制御工程の処理を
    介して前記ホスト装置と前記カードデバイスとの間での
    機器情報を相互に共有するための通信工程と、 前記通信工程の処理によって共有化された情報を、前記
    カードデバイスを介して接続した他の機器が利用可能に
    するための制御工程と、 前記通信工程の処理により共有化された機器情報に基づ
    き、接続している全ての機器の利用可能状態を識別する
    識別工程と、 前記識別工程の処理の識別結果に従いアプリケーション
    プログラムを実行するべき機器のいずれもが利用できな
    い場合は、該アプリケーションプログラムの起動を禁止
    する抑制制御工程と、 を備えることを特徴とする画像データ処理方法。
  13. 【請求項13】 読取り専用記憶メディアに記憶された
    プログラムデータを読み出して実行するホスト装置と、
    カードデバイス機能を付加した機器の間で情報を授受し
    てデータを処理するための画像データ処理方法をコンピ
    ュータで実行するためのプログラムコードを記憶したコ
    ンピュータ可読の記憶媒体であって、該プログラムコー
    ドが、 前記ホスト装置と機器との間で通信を制御するための通
    信制御工程のコードと、 カードインターフェースを介してカードデバイスに接続
    処理する工程のコードと、 前記カードインターフェースに着脱自在に接続可能なカ
    ードデバイスを制御するカード制御工程のコードと、 前記カード制御工程のコードの処理および通信制御工程
    のコードの処理を介して前記ホスト装置と前記カードデ
    バイスとの間での機器情報を相互に共有するための通信
    工程のコードと、 前記通信工程のコードの処理によって共有化された情報
    を、前記カードデバイスを介して接続した他の機器が利
    用可能にするための制御工程のコードと、 前記通信工程のコードの処理により共有化された機器情
    報に基づき、接続している全ての機器の利用可能状態を
    識別する識別工程のコードと、 前記識別工程のコードの処理の識別結果に従いアプリケ
    ーションプログラムを実行するべき機器のいずれもが利
    用できない場合は、該アプリケーションプログラムの起
    動を禁止する抑制制御工程のコードと、 を備えることを特徴とする記憶媒体。
  14. 【請求項14】 読取り専用記憶メディアに記憶された
    プログラムデータを読み出して実行するホスト装置と、
    前記ホスト装置との間で画像若しくは音声データなどの
    情報の授受が可能な機器を接続して構成する画像処理シ
    ステムであって、前記機器には少なとも印刷機能を備え
    た機器を含み、該システムに接続する機器が、 前記ホスト装置と機器との間で通信を制御するための通
    信制御手段と、 前記通信制御手段を介して前記ホスト装置と前記接続さ
    れた機器との間での機器情報を相互に共有するための通
    信手段と、 前記通信手段によって共有化された情報を、前記接続し
    た他の機器が利用可能にするための制御手段と、を有
    し、 前記ホスト装置は、前記通信手段により共有化された機
    器情報に基づき、接続している全ての機器の利用可能状
    態を識別する識別手段と、 前記識別手段の識別に従いアプリケーションプログラム
    を実行するべき機器のいずれもが利用できない場合は、
    該アプリケーションプログラムの起動を禁止する抑制制
    御手段と、 を備えることを特徴とする画像処理システム。
  15. 【請求項15】 前記接続した他の機器を利用させるア
    プリケーションプログラムを選択して実行させる場合に
    おいて、前記識別手段の識別に従いアプリケーションプ
    ログラムを実行するべき機器のいずれもが利用できない
    場合は、前記抑制制御手段は該当するアプリケーション
    ・プログラムを選択するためのアイコンを選択禁止状態
    に表示出力させ、該選択禁止状態で表示しているアイコ
    ンが選択指示された場合に、該アプリケーションを実行
    するための機器が利用可能状態でないことを報知するこ
    とを特徴とする請求項14に記載の画像処理装置。
  16. 【請求項16】 前記報知は文字、画像、音声のいずれ
    かによる警告もしくは操作手順であることを特徴とする
    請求項15に記載の画像処理システム。
  17. 【請求項17】 前記抑制制御手段は、前記識別手段の
    識別が利用可能に遷移した場合に、前記アプリケーショ
    ンプログラムの選択及び実行の禁則処理を解除し、前記
    制御手段は指定されたアプリケーションプログラムを起
    動させることを特徴とする請求項14または15に記載
    の画像処理システム。
  18. 【請求項18】 前記制御手段は利用可能な機器が少な
    くとも1つ場合には、対象となるアプリケーションプロ
    グラム起動させ、 前記抑制制御手段は利用可能でない機器に対しては起動
    を禁止することを特徴とする請求項14または15に記
    載の画像処理システム。
  19. 【請求項19】 前記抑制制御手段は、前記識別手段の
    識別が利用可能に遷移した場合に、前記アプリケーショ
    ンプログラムを指定するためのアイコンを選択可能状態
    に遷移させることを特徴とする請求項17に記載の画像
    処理システム。
  20. 【請求項20】 前記ホスト装置は前記接続された機器
    から取得可能な情報の種類を検知する種類検出手段を更
    に備え、 前記制御手段は、前記接続された機器から取得できる情
    報が1種類であるときに、情報の種類毎に予め設定され
    ているアプリケーションプログラムを起動することを特
    徴とする請求項14に記載の画像処理システム。
  21. 【請求項21】 前記情報の種類毎に予め設定されてい
    るアプリケーションプログラムが複数設定されている場
    合には、前記制御手段はそれらのアプリケーションプロ
    グラムの選択画面を出力し、所望のアプリケーションプ
    ログラムを選択させ、該選択に従い起動させることを特
    徴とする請求項20に記載の画像処理システム。
  22. 【請求項22】 予め設定する種類毎の情報の作成、編
    集、保存をするための操作手段と、 前記情報を接続したいずれかの機器の記憶手段に、種類
    毎に保存させる記憶制御手段と、 を備えたことを特徴とする請求項20または21に記載
    の画像処理システム。
  23. 【請求項23】 前記ホスト装置は接続機器に対して所
    定の要求を送信することにより、前記接続された機器か
    らの情報を読出し、該機器の記憶手段にその情報を書込
    むことを特徴とする請求項14に記載の画像処理システ
    ム。
  24. 【請求項24】 前記ホスト装置は、接続している各々
    の機器の記憶手段から情報もしくは制御プラグラムの読
    出しと、該情報若しくは制御プログラムの書き換えを制
    御するための記憶制御手段を備えたことを特徴とする請
    求項14に記載の画像処理システム。
  25. 【請求項25】 読取り専用記憶メディアに記憶された
    プログラムデータを読み出して実行するホスト装置と、
    前記ホスト装置との間で画像データなどの情報の授受が
    可能な機器を接続して構成する画像処理システムであっ
    て、 前記機器には少なとも印刷機能を備えた機器を含み、前
    記機器の間で情報を授受してデータを処理するための画
    像データ処理方法であって、 前記ホスト装置と機器との間で通信を制御するための通
    信制御工程と、 前記通信制御工程の処理を介して前記ホスト装置と前記
    接続された機器との間での機器情報を相互に共有するた
    めの通信工程と、 前記通信工程の処理によって共有化された情報を、前記
    接続した他の機器が利用可能にするための制御工程と、 前記通信工程の処理により共有化された機器情報に基づ
    き、接続している全ての機器の利用可能状態を識別する
    識別工程と、 前記識別工程の処理の識別結果に従いアプリケーション
    プログラムを実行するべき機器のいずれもが利用できな
    い場合は、該アプリケーションプログラムの起動を禁止
    する抑制制御工程と、 を備えることを特徴とする画像データ処理方法。
  26. 【請求項26】 読取り専用記憶メディアに記憶された
    プログラムデータを読み出して実行するホスト装置と、
    前記ホスト装置との間で画像データなどの情報の授受が
    可能な機器を接続して構成する画像処理システムであっ
    て、 前記機器には少なとも印刷機能を備えた機器を含み、前
    記機器の間で情報を授受してデータを処理するための画
    像データ処理方法をコンピュータで実行するためのプロ
    グラムコードを記憶したコンピュータ可読の記憶媒体で
    あって、該プログラムコードが、 前記ホスト装置と機器との間で通信を制御するための通
    信制御工程のコードと、 前記通信制御工程のコードの処理を介して前記ホスト装
    置と前記接続された機器との間での機器情報を相互に共
    有するための通信工程のコードと、 前記通信工程のコードの処理によって共有化された情報
    を、前記接続した他の機器が利用可能にするための制御
    工程のコードと、 前記通信工程のコードの処理により共有化された機器情
    報に基づき、接続している全ての機器の利用可能状態を
    識別する識別工程のコードと、 前記識別工程のコードの処理の識別結果に従いアプリケ
    ーションプログラムを実行するべき機器のいずれもが利
    用できない場合は、該アプリケーションプログラムの起
    動を禁止する抑制制御工程のコードと、 を備えることを特徴とする記憶媒体。
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