JP3513136B2 - X線検査システム - Google Patents

X線検査システム

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JP3513136B2
JP3513136B2 JP2001574861A JP2001574861A JP3513136B2 JP 3513136 B2 JP3513136 B2 JP 3513136B2 JP 2001574861 A JP2001574861 A JP 2001574861A JP 2001574861 A JP2001574861 A JP 2001574861A JP 3513136 B2 JP3513136 B2 JP 3513136B2
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鈴木  誠
博茂 森
富和 米澤
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    • G01N2223/076X-ray fluorescence

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定速度で移動す
る被測定物のX線透視像に基づいて該被測定物を検査す
るX線検査システムに関し、特に、ベルトコンベアなど
で運搬される被測定物を検査するインライン非破壊検査
装置に用いられるものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、被測定物の内部状態等を非破
壊で検査するシステムとして、X線を利用したX線検査
システムが知られている。X線検査システムは、X線源
の1点から一定角度方向に発散出力されたX線を被測定
物に照射し、その被測定物を透過したX線をX線撮像器
により撮像することにより、その被測定物の内部状態等
を検査するものである。
【0003】そして、このX線検査システムを用いて、
ベルトコンベア等のライン上を次々に移動してくる複数
の被測定物を検査するX線検査システムが、特開平11
−108858号公報に開示されている。このX線検査
システムは、移動している被測定物のX線撮像におい
て、明瞭なX線透視像を得ることを目的としている。す
なわち、X線源とX線撮像器とを結ぶ直線上を被測定物
が通過する際に、ゲート信号をX線撮像器に送信し、こ
のゲート信号によってX線撮像器の動作を制御して、被
測定物がX線源とX線撮像器との間を横切る瞬間にX線
透視像の撮像を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記X
線検査システムは、感度の面で問題を有していた。すな
わち、被測定物の移動速度が増加すれば、必要な解像度
を得るためにX線撮像器による撮像時間を短縮する必要
があるが、撮像時間が短縮されれば必然的にX線撮像器
の受ける透過X線の量が少なくなり、感度の低下を招く
結果となっていた。
【0005】そこで、本発明は上記課題を解決し、移動
している被測定物のX線撮像において、必要な解像度と
十分な感度の両方を実現できるX線検査システムを提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るX線検査シ
ステムは、移動している被測定物にX線を照射するX線
源と、被測定物に対応したX線像が入射されると電子像
に変換するX線電子変換面、及びX線電子変換面から放
出された電子像が入射されると共に入射された電子像に
対応して被測定物のX線透視像を出力する出力面を有す
るX線撮像器と、被測定物の位置を検知する位置検知手
段と、位置検知手段によって検知された被測定物の位置
に基づいて、X線電子変換面から出力面へ向かう電子像
の流れを偏向して出力面上の所定領域に電子像を結像さ
せる偏向手段とを備えることを特徴とする。
【0007】このようにX線電子変換面と出力面との間
に偏向手段を備えることで、X線電子変換面で変換され
放出された電子像の進行方向を、被測定物の位置に基づ
いて偏向させることができる。これにより、移動する被
測定物を透過したX線が、X線電子変換面の異なる位置
に入射する場合も、出力面の所定の領域にX線透視像を
結像させることができる。
【0008】上記X線検査システムにおいて、X線源
は、被測定物がX線撮像器の撮像範囲にある場合にX線
を出力するパルスX線源であることを特徴としても良
い。このようにパルスX線源を用いることとすれば、移
動する被測定物へのX線照射量を低減できる。また、被
測定物が撮像範囲にある場合にのみX線を出力すること
とすれば、人体等に悪影響を及ぼす危険のあるX線の出
力を抑制することができる。
【0009】上記X線検査システムにおいて、X線撮像
器は、X線電子変換面と出力面との間に電圧を印加する
ことによって、出力面へ向かう電子像の流れを規制する
電極をさらに備えることを特徴としても良い。このよう
に出力面へ向かう電子像の流れを規制する電極を備える
こととすれば、X線撮像器による被測定物の撮像時間を
制御することができる。これにより、移動する被測定物
のX線透視像の解像度を向上できる。
【0010】上記X線検査システムにおいて、X線撮像
器は、X線電子変換面と出力面との間に電圧を印加する
ことによって、出力面へ向かう電子像の流れを規制する
電極をさらに備え、電極は、パルスX線源からX線を出
力した後に電子像の流れの規制を解除し、パルスX線源
からのX線出力を停止する前に電子像の流れを規制する
ことを特徴としても良い。このように電極によってX線
電子変換面と出力面との間に印加する電圧によって電子
像の流れを制御することで、パルスX線の立ち上がりや
立ち下がりに生じる不安定な部分において、X線撮像器
は撮像しないように制御でき、強度の安定したX線によ
って撮像可能となる。
【0011】上記X線検査システムにおいて、X線源は
点光源であることを特徴としても良く、出力面は電子像
が入射されることによって蛍光を発する蛍光面であって
も良い。
【0012】上記X線検査システムにおいて、位置検知
手段は、X線撮像器の撮像範囲に到る前に被測定物を検
知する被測定物検知手段を備え、被測定物検知手段によ
る被測定物の検知と、被測定物が検知された時刻からの
経過時間とに基づいて、撮像範囲内の被測定物の位置を
求めることを特徴としても良い。このように被測定物検
知手段によって、一定の方向に所定速度で移動している
被測定物をX線の撮像範囲に到る前に検知することで、
X線撮像範囲内での被測定物の位置を検知時刻と経過時
間から容易に算出できる。
【0013】上記X線検査システムにおいて、被測定物
検知手段は、被測定物に光を照射する1個の発光素子
と、異なる地点に設けられると共に発光素子から出力さ
れた光を受光する2個の受光素子とを備え、発光素子か
ら各受光素子へ出力された光が被測定物によって遮られ
た時刻の時間間隔から、被測定物の移動経路と発光素子
との距離を検知することを特徴としても良い。このよう
に1個の発光素子から出力された光を異なる地点に設け
られた2個の受光素子で受光し、被測定物が各受光素子
で検出される時刻を検出することにより、一定の方向に
所定速度で移動している被測定物の移動経路と発光素子
との距離を容易に算出することができる。
【0014】上述のX線検査システムは、被測定物通過
経路を挟んで対向配置されるX線源及びX線像撮像器を
備えたX線検査システムにおいて、X線像撮像器はX線
電子変換材料及びX線電子変換材料に対向配置された出
力蛍光面を備え、X線像撮像器は、出力蛍光面上の所定
領域にX線電子変換材料からの電子像が静止して結像す
るように、被測定物の移動速度に同期した速度で、X線
電子変換材料と出力蛍光面との間の電子像の流れを偏向
するものである。
【0015】被測定物の移動速度に同期した速度で、X
線電子変換材料と出力蛍光面との間の電子像の流れが偏
向されるので、被測定物Pの撮像時間を長くすることが
でき、したがって、必要な解像度と十分な感度の両方を
実現することができる。また、上述のX線検査システム
は、被測定物の位置に基づいて発生する所定のトリガー
に応じて偏向を開始するものであることが好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明に係るX
線検査システムの好適な実施形態について詳細に説明す
る。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号
を付し、重複する説明を省略する。
【0017】図1は、本実施形態のX線検査システム1
0を示すブロック図である。X線検査システム10は、
ベルトコンベア12上に載置されて一定方向に移動して
いる錠剤(被測定物)Pを検査するために用いられる。
X線検査システム10は、載置された錠剤Pを一定速度
Vで運搬するベルトコンベア12と、ベルトコンベア1
2上の錠剤Pに向かってパルスX線を照射するパルスX
線源14と、ベルトコンベア12を挟んでパルスX線源
14と対向されたX線ゲートイメージインテンシファイ
ア(以下、「X線ゲートI・I」という)40と、X線
ゲートI・I40によって取得されたX線透視像を撮像
するCCDカメラ18と、撮像されたX線透視像に基づ
いて錠剤Pの良否を判定して選別等の処理を行う処理判
定装置28と、を備えている。X線ゲートI・I40と
CCDカメラ18との間には、X線ゲートI・I40で
取得したX線透視像をCCDカメラ18の受光部に結像
させるためのレンズ16が設けられている。
【0018】また、X線撮像がなされる撮像範囲のベル
トコンベア12の上流には、被測定物検知手段30が設
けられている。被測定物検知手段30は、ベルトコンベ
ア12上の錠剤Pに向かって発光する発光ダイオード3
2と、ベルトコンベア12を挟んでベルトコンベア12
と平行に配置された2個のフォトダイオード34、36
とから構成されている。2個のフォトダイオード34、
36はタイミング回路20に接続されている。これによ
り、タイミング回路20は一定速度Vで移動する錠剤P
の位置を、フォトダイオード34、36が錠剤Pを検知
した時刻と、検知時刻からの経過時間に基づいて算出で
きる。
【0019】そして、タイミング回路20は、パルスX
線源14から出力するX線の制御を行うX線電源22
と、X線ゲートI・I40のゲートの開閉を行うX線ゲ
ート電源26と、X線ゲートI・I40の外周に設けら
れた偏向コイル44の制御を行う偏向回路24とに接続
され、それぞれの動作タイミングをタイミング信号によ
って制御する。
【0020】X線源14とX線ゲートI・I40との間
の空間に錠剤Pが到着する時刻を求めることができるの
で、この到着時刻に同期して偏向を開始し、錠剤Pの移
動速度に同期して電子像の流れを偏向すればよい。すな
わち、タイミング回路20の出力は、錠剤Pの位置に基
づいて発生する所定のトリガーであって、このトリガー
に応じて前記偏向は開始される。
【0021】次に、X線ゲートI・I40について説明
する。図2は、X線ゲートI・I40を示す断面図であ
る。X線ゲートI・I40は、入射されたX線像を電子
像に変換するX線電子変換面42と、電子像が入射する
と蛍光を発する出力蛍光面46とが、ほぼ真空に減圧さ
れた容器49に封入されて構成されている。また、容器
49の内周には加速電極48が設けられており、この加
速電極48に印加する電圧を制御することによって、X
線ゲートI・I40のゲート制御を行うことができる。
すなわち、出力蛍光面46側を高電位とすればX線電子
変換面42から出力蛍光面46へ向かう電子像は加速さ
れ、逆に出力蛍光面46側を低電位とすればX線電子変
換面42から出力蛍光面46へ向かう電子像の流れは規
制される。
【0022】次に、X線検査システム10の動作につい
て説明する。被測定物である錠剤Pはベルトコンベア1
2に載置されて、図1における右方向に一定速度Vで移
動している。錠剤Pが発光ダイオード32から第一フォ
トダイオード34へ出力された光を遮ると、その時刻
(以下、「第一遮光時刻」という)が第一フォトダイオ
ード34からタイミング回路20へ送信される。さら
に、錠剤Pがベルトコンベア12によって運搬されて発
光ダイオード32から第二フォトダイオード36へ出力
された光を遮ると、その時刻(以下、「第二遮光時刻」
という)が第二フォトダイオード36からタイミング回
路20へ送信される。
【0023】タイミング回路20は、第二フォトダイオ
ード36から送信された第二遮光時刻に基づいて、錠剤
Pの位置検知を行う。すなわち、ベルトコンベア12の
送り速度Vはあらかじめ決まっているので、タイミング
回路20は、第二遮光時刻と第二遮光時刻からの経過時
間とによって、錠剤Pの現在位置を算出することができ
る。そして、この位置情報、すなわち第二遮光時刻から
の経過時間に基づいて、タイミング回路20はパルスX
線電源22、偏向回路24、及びX線ゲート電源26に
タイミング信号を出力して制御する。
【0024】次に、本実施形態の特徴である偏向コイル
44の制御について、偏向コイル44に導通させる偏向
電流と電子軌道の関係を示す図3A、図3B、図3Cを
参照しながら説明する。図3A、図3B、図3Cにおい
ては、偏向電流の導通方向を明確にするため偏向コイル
44を容器40の内部に模式的に記載し、また錠剤Pの
移動する方向をX軸、パルスX線源14とX線ゲートI
・I40のX線電子変換面42の中心とを結ぶ直線をY
軸、紙面の奥から手前に向かう軸をZ軸とし、X軸、Y
軸、及びZ軸の交点を原点Oとしている。そして図3
A、図3B、図3Cは、ベルトコンベア12によって運
搬される錠剤Pが原点Oを通過する時の様子を時系列的
に示す図である。
【0025】図3Aに示されるように錠剤PがX軸の負
領域(図3AにおけるY軸の上側)にある場合には、錠
剤Pを透過したX線像はX線電子変換面42上のX軸の
負領域に入射する。X線電子変換面42にX線像が入射
すると、X線電子変換面42から電子像が放出され、放
出された電子像は加速電極48によって加速されて出力
蛍光面46に入射する。この過程において、図3Aに示
すように偏向コイル44に図3Aにおける反時計周りの
電流を導通させて、Z軸方向の磁界Bを発生させる。こ
れによって、X線電子変換面42から出力蛍光面46へ
向かう電子像は、磁界Bからローレンツ力を受けてX軸
方向にシフトし、出力蛍光面46のほぼ中心に入射する
ことになる。
【0026】図3Bに示されるように、錠剤Pが移動し
て錠剤Pが原点Oに来た場合は、錠剤Pの透過X線像は
X線電子変換面42の中心に入射する。この場合には磁
界Bを発生させる必要はなく、X線電子変換面42から
放出された電子像は、そのまま出力蛍光面46の中央に
入射される。
【0027】図3Cに示されるように、さらに錠剤Pが
移動してX軸の正領域(図3AにおけるY軸の下側)に
ある場合には、錠剤Pの透過X線像はX線電子変換面4
2上のX軸の正領域に入射する。この場合は、図3Aに
示す場合とは逆に偏向コイル44に図3Cにおける時計
周りの電流を導通させて、Z軸の負方向の磁界Bを発生
させることによって、電子像をX軸の負方向へ偏向させ
て出力蛍光面46のほぼ中央に電子像を入射させる。
【0028】図3A、図3B、図3Cに示すような磁界
を発生させるため、偏向コイル44に導通させる電流
は、図3A、図3B、図3Cにおける時計周り方向を+
とすると、図4に示すようになる。すなわち、時刻t2
に偏向コイル44に−方向の電流を導通させ、錠剤Pが
原点Oに近づくに従って電流量を小さくする。これは、
錠剤Pが原点Oに近づくに従って偏向量を小さくするた
めである。そして、錠剤Pが原点Oを通過する時刻t4
に電流の方向を反転させ、その後錠剤Pが原点から離隔
するに従って電流量を増加するように制御される。そし
て、時刻t6に電流を0にする。
【0029】この際に偏向コイル44に導通させる電流
の大きさは、X線電子変換面42から出力された電子像
を偏向させて出力蛍光面46の中心にX線透視像を形成
する大きさである。従って、偏向コイル44に導通させ
る電流量はX線電子変換面42に入射する透過X線像の
位置に応じて変化する。
【0030】ここで、パルスX線源14は点光源である
ため、X線電子変換面42に投影される透過X線像の位
置は、X軸方向の錠剤Pの位置だけではなく、Y軸方向
の位置によっても変化する。
【0031】本実施形態では、第二遮光時刻からの経過
時間によって錠剤PのX軸方向の位置を算出することと
しているが、第一遮光時刻をも取得しているので、錠剤
PのY軸方向の位置、すなわちパルスX線源14からの
距離も検知することが可能であり、これによって錠剤P
を透過してX線電子変換面42に入射されるX線像の位
置及び移動速度を計算できる。この点について、図5を
参照して説明する。図5に示すように、被測定物検知手
段30を構成する各要素の位置関係は、第一フォトダイ
オード34と第二フォトダイオード36が距離dを隔て
て錠剤Pの移動方向と平行に配置され、2個のフォトダ
イオード34、36の各受光面をつなぐ直線と発光ダイ
オード32との距離はDである。
【0032】この状態で第一遮光時刻と第二遮光時刻と
の間隔をΔtとすれば、その間の錠剤Pの移動距離はV
Δtである。三角形の相似関係を利用して、錠剤Pの軌
跡と発光ダイオード32との間隔Xは、
【0033】X=D×VΔt/d ・・・(1) と算出される。パルスX線源14とX線ゲートI・I4
0とが、図5に示す発光ダイオード32とフォトダイオ
ード34、36に対応する位置に配置されているとすれ
ば、X線電子変換面42に入射する透過X線像の移動速
度V’は、
【0034】V’=V×D/X ・・・(2) であり、(2)に(1)を代入して、
【0035】V’=d/Δt と算出される。この結果と第二遮光時刻からの経過時間
とに基づいて、錠剤Pを透過してX線電子変換面42に
入射するX線像の位置も算出でき、偏向コイル44に導
通させる電流量を制御できる。
【0036】以上のように偏向コイル44に導通させる
電流を制御して、電子軌道を偏向させる磁界Bを発生さ
せることによって、錠剤Pが原点Oを通過する際に出力
蛍光面46に投影されるX線透視像は、常に出力蛍光面
46の中央に入射されることとなり、この間錠剤PのX
線透視像は出力蛍光面46の中央で静止して見える。
【0037】次に、タイミング回路20からX線電源2
2、偏向回路24及びX線ゲート電源26に出力される
タイミング信号について説明する。X線電源22、偏向
回路24及びX線ゲート電源26は、いずれも第二遮光
時刻t0からの経過時間に基づいて制御される。図6
は、それぞれのタイミングを示すチャートである。
【0038】図6に示すように、錠剤Pが時刻t0に第
二フォトダイオード36で検知され、第二フォトダイオ
ード36からのタイミング回路20への信号70がON
になる。タイミング回路20は、ベルトコンベア12の
送り速度Vが一定であることから錠剤Pが撮像範囲に入
る時刻t3及び撮像範囲から逸脱する時刻t5を算出
し、タイミング回路20は錠剤Pが撮像範囲内にある場
合にX線ゲート電源26へのタイミング信号73をON
し、すなわち加速電極48によって出力蛍光面46側が
高電位となるように電圧を印加して錠剤PのX線透視像
の撮像を行う。そして、タイミング回路20は、時刻t
3より前の時刻t1にタイミング回路20からX線電源
22へのタイミング信号71をONにしてパルスX線源
14からX線を出力し、時刻t1と時刻t3との間にあ
る時刻t2にタイミング回路20から偏向回路24への
タイミング信号72をONして偏向コイル44に電流を
導通させる。
【0039】このときのパルスX線源14から出力され
るX線強度の変化及び偏向コイル44を流れる電流の変
化を図7に示す。X線強度81は、時刻t1にパルスX
線源14から出力された後、急速に立ち上がってX線の
最大強度付近でほぼ安定し、X線出力を停止する時刻t
7に向かって立ち下がる。また、偏向コイル44を流れ
る電流量82は、電流の流れ始めである時刻t2及び電
流を停止する時刻t6付近ではそれぞれ偏向歪みが生じ
るが、基本的には時刻t2から時刻t6まで時間軸に対
して直線的に変化する。
【0040】上記のように、パルスX線源14から出力
されるX線は完全なパルス状ではなく、X線出力の開始
及び終了時に立ち上がり及び立ち下がり部分が存在し、
偏向コイル44を流れる電流にも偏向歪みが生じるた
め、この間は正確な撮像を行うことができない。
【0041】本実施形態のX線検査システムではX線ゲ
ートI・I40を用い、パルスX線電源14及び偏向コ
イル44を流れる電流が安定した状態、すなわち時刻t
3からt5の間にX線ゲートI・I40のゲートを開い
て錠剤PのX線透視像を撮像している。これにより、図
7に示すように、X線ゲートI・I40に入射されるX
線量83は、ほぼパルス状とすることができる。また、
偏向電流82についても偏向の始めと終わりに生じる偏
向歪みを回避することができる。
【0042】上記のように制御されてX線ゲートI・I
40で取得されたX線透視像は、CCDカメラ18で撮
像されて処理判定装置28に送信される。処理判定装置
28では、撮像されたX線透視像に基づいて、錠剤Pの
選別等の処理を行う。
【0043】本実施形態のX線検査システム10では、
X線ゲートI・I40に偏向コイル44を設け、X線電
子変換面42から放出された電子像の軌道を偏向させ
て、錠剤Pの位置に依らないで出力蛍光面46のほぼ中
央に結像させている。これによって、移動している錠剤
Pを出力蛍光面46に静止させて撮像することができる
ので、錠剤Pの移動速度が増加しても露光時間を確保す
ることができ、感度を高めることができる。
【0044】この点について、図8に示す具体的な例に
基づいて説明する。まず、図8に示すX線検査システム
10について説明すると、錠剤Pはベルトコンベア12
に載置されて速度1(m/s)で図8の右方向に移動し
ている。錠剤PはパルスX線源14とX線ゲートI・I
40とを1:5に内分する線上を移動しているので、X
線ゲートI・I40のX線電子変換面42に入射する錠
剤Pの透過X線像は、速度5(m/s)で図8の右方向
に移動している。
【0045】この場合に、錠剤Pを解像度0.5(m
m)で撮像するためには、シャッター時間Tが:
【0046】 T=0.5(mm)/(5000(mm/s))=1/10000(s) となるようにX線ゲートを制御しなければならない。し
かし、実際には1(ms)以下のシャッター時間での撮
像は、感度不足のため不可能である。
【0047】本実施形態のX線検査システム10は、X
線電子変換面42上で透過X線像が、例えば10(m
m)移動する間にわたって、X線電子変換面42から出
力された電子の軌道を偏向させ、出力蛍光面46上に静
止させることができる。これによって実質的に:
【0048】10(mm)/0.5(mm)=20
(倍) の時間、すなわち2(ms)の十分な露光時間を得るこ
とができる。
【0049】以上に具体的な例を挙げて示したように、
本実施形態のX線検査システム10は、移動速度の大き
い錠剤Pを観察する際に解像度と感度の両方を確保する
ことができる。
【0050】次に、本発明の第2実施形態について説明
する。図9に示す第2実施形態のX線検査システム50
は、第1実施形態のX線検査システム10と基本的な構
成は同一であるが、パルスX線源14に代えてX線源5
2を用いている点が異なっている。
【0051】第2実施形態において、X線源52は連続
的にONとし、図10に示すようにタイミング回路20
はX線電源22の制御を行わない。すなわち、図示しな
い電源回路からX線電源22に常にONの信号71を入
力する。そして、タイミング回路20は、時刻t2に偏
向回路24へのタイミング信号72をONし、続いて時
刻t3にX線ゲート電源26へのタイミング信号73を
ONして撮像を行う。これにより、タイミング回路20
による制御が容易になると共に、X線を連続的に出力し
ているので、図11に示すようにX線ゲートI・I40
から見て完全なパルスX線が得られる。
【0052】次に、本発明の第3実施形態について説明
する。図12に示す第3実施形態のX線検査システム6
0は、第1実施形態のX線検査システム10と基本的な
構成は同一であるが、X線ゲートI・I40に代えてゲ
ート機能を有しないX線II62を用いている点が異な
っている。
【0053】第3実施形態において、X線II62は連
続的にONとし、図13に示すようにタイミング回路2
0はX線ゲートの制御を行わない。すなわち、図示しな
い電源回路からX線ゲート電源26に常にONの信号7
3を入力する。そして、タイミング回路20は時刻t1
1に偏向回路24へのタイミング信号72をONし、続
いて時刻t12にX線電源22へのタイミング信号71
をONする。これにより、タイミング回路20による制
御が容易になると共に、図14に示すように偏向電流8
2の歪みを避けることができる。
【0054】以上、本発明の実施形態について詳細に説
明してきたが、本発明は上記実施形態に限定されるもの
ではない。
【0055】上記実施形態では、錠剤Pの被測定物検知
手段30として1個の発光ダイオード32と2個のフォ
トダイオード34、36を組み合わせたものを用い、こ
れと経過時間から錠剤Pの位置を算出しているが、錠剤
Pの位置が検知できるものであれば上記実施形態に限定
されない。例えばビデオカメラで錠剤Pを撮影して、撮
像範囲を通過する錠剤Pの位置を解析することとしても
良い。
【0056】また、錠剤Pの移動経路が狭い範囲に限定
されている場合や、錠剤Pの移動経路がX線ゲートI・
I側に近接しており、錠剤Pの移動経路の変動によって
X線ゲートI・I上に投影される透過X線像の移動速度
が大きく変化しない場合には、被測定物検知手段は1個
の発光ダイオードと1個のフォトダイオードを組み合わ
せたものでも良い。
【0057】上述のX線検査システムは、被測定物Pの
通過経路を挟んで対向配置されるX線源14及びX線像
撮像器40(16,18)を備えたX線検査システムに
おいて、X線像撮像器40はX線電子変換材料42及び
X線電子変換材料42に対向配置された出力蛍光面46
を備え、X線像撮像器40は被測定物Pの移動速度に同
期した速度で、X線電子変換材料42と出力蛍光面46
との間の電子像の流れを偏向するものであった。
【0058】被測定物Pの移動速度に同期した速度で、
X線電子変換材料40と出力蛍光面46との間の電子像
の流れが偏向されるので、被測定物Pの撮像時間を長く
することができ、したがって、必要な解像度と十分な感
度の両方を実現することができる。
【0059】また、上述のX線検査システムは、被測定
物Pの位置に基づいて発生する所定のトリガーに応じて
偏向を開始するものであった。すなわち、X線源14と
X線撮像器40との間の空間に被測定物Pが到着する時
刻を求めることができるので、この到着時刻に同期して
偏向を開始し、被測定物Pの移動速度に同期して電子像
の流れが偏向された。換言すれば、タイミング回路20
の出力は、被測定物Pの位置に基づいて発生する所定の
トリガーであって、このトリガーに応じて前記偏向は開
始される。
【0060】また、上述のX線検査システムにおいて
は、被測定物Pの位置が非接触で検出され、検出された
位置に基づいて、前記トリガーが発生されるものであっ
た。
【0061】これは、被測定物Pの位置を物理的接触を
利用して検出し、検出された位置に基づいて、前記トリ
ガーを発生させる構成としてもよい。
【0062】図15は、このような構成のX線検査シス
テムの説明図であり、上述の実施形態との変更点のみを
示してある。ベルトコンベア12上の特定位置に被測定
物Pが到達すると、被測定物PにレバーLが押され、レ
バーLの移動経路上に配置されたスイッチSがオンとな
り、これに同期してトリガー(偏向信号)が出力され
る。
【0063】また、上述のX線検査システムにおいて、
被測定物の位置を拘束する拘束手段と、拘束を解放する
解放手段とを備え、前記トリガーを前記解放動作から所
定時間経過後に発生させる構成としてもよい。
【0064】図16は、このような構成のX線検査シス
テムの説明図であり、上述の実施形態との変更点のみを
示してある。ベルトコンベア12上の特定位置に被測定
物Pは拘束手段(ストッパーSTP及びストッパーST
Pに固定されたアクチュエータACT)によって拘束さ
れており、アクチュエータACTが上方向に移動すると
ストッパーが解放し、解放手段として機能する。この解
放動作はスタートコントローラSCTからアクチュエー
タACTに与えられるトリガーによって行われるが、ト
リガーは遅延回路DLYを介して偏向信号としてX線ゲ
ートI・I40に与えられる。したがって、偏向を開始
させるトリガーは、前記解放動作から所定時間経過後に
発生することとなる。この所定時間は、ベルトコンベア
12の移動速度と撮影位置までの距離に基づいて予め算
出されている。
【0065】また、上述のX線検査システムにおいて、
被測定物Pの位置とは独立に偏向を行う構成としてもよ
い。
【0066】図17は、このような構成のX線検査シス
テムのX線ゲートI・I40の偏向コイル44に与えら
れる偏向電流及びゲート信号のタイミングチャートであ
る。図1のものとの相違点は、偏向が被測定物の位置と
は独立に行われる点である。ベルトコンベア12の速度
(正確には被測定物PのX線ゲートIIの光電面上での
X線像の速度)にあった、偏向電流を偏向信号として偏
向コイル44に流すことにより、常に静止画像を取りつ
づけることができる。偏向電流は鋸波である。鋸波の帰
線区間(ブランキング)は、X線ゲートI・I40のゲ
ート信号をオフとする。ゲート信号がオフの場合、X線
撮像器の出力が禁止される。これにより、更に鮮明な画
像を得ることができる。また、出力像の撮像には、NT
SC方式(1/30秒に1コマ)に併せて、被測定物P
を当該間隔(1/30秒)で移動させるか、任意に撮像
時間が設定できる高速カメラを用いる。
【0067】また、図1,図2に示したX線検査システ
ムにおいては、X線撮像器は、出力蛍光面46に対向配
置されたCCDカメラ18を備えていたが、被測定物P
の位置を自身の撮像機構、すなわち、CCDカメラ18
によって検出してもよい。CCDカメラ18から出力さ
れた画像の端部に被測定物Pが掛かった場合、この画像
を構成する映像信号が変化するので、この信号変化を検
知し、偏向を開始する。被測定物がX線ゲートI・I4
0の中央部で撮像される位置に到達する時間、移動に同
期した偏向速度は、ベルトコンベア12の移動速度に基
づいて演算できる。
【0068】また、上述のX線検査システムにおいて、
前記トリガーは、被測定物Pを目視した作業者が偏向を
開始するためのスイッチ(図1におけるタイミング回路
20に相当)をオンすることによって発生することとし
てもよい。
【0069】また、上述のX線検査システムにおいて
は、ベルトコンベア12は一定の速度で移動することと
したが、これは一定でなくてもよい。すなわち、ベルト
コンベア12の速度をエンコーダ等でリアルタイムに検
出すれば、被測定物Pの移動速度に併せて上記偏向を行
うこともできる。
【0070】
【発明の効果】以上のX線検査システムによれば、偏向
機能を有するX線撮像器を用いることによって、移動し
ている被測定物を高感度、かつ解像度良く撮像すること
が可能となる。 [図面の簡単な説明]
【図1】第1実施形態のX線検査システムを示すブロッ
ク図である。
【図2】X線ゲートI・Iを示す断面図である。
【図3】図3A、図3B、図3Cは電子軌道の変化を示
す図である。
【図4】偏向コイルに導通させる電流の制御を示す図で
ある。
【図5】位置検知手段による位置の算出方法を説明する
図である。
【図6】タイミング回路による制御を示すタイミングチ
ャートである。
【図7】パルスX線源、偏向回路、及びX線ゲートI・
Iでの信号を示す図である。
【図8】偏向距離と露光時間との関係を具体的に示す図
である。
【図9】第2実施形態のX線検査システムを示すブロッ
ク図である。
【図10】タイミング回路による制御を示すタイミング
チャートである。
【図11】パルスX線源、偏向回路、及びX線ゲートで
の信号を示す図である。
【図12】第3実施形態のX線検査システムを示すブロ
ック図である。
【図13】タイミング回路による制御を示すタイミング
チャートである。
【図14】パルスX線源、偏向回路、及びX線ゲートで
の信号を示す図である。
【図15】X線検査システムの説明図である。
【図16】X線検査システムの説明図である。
【図17】X線検査システムX線ゲートI・I40に与
えられる偏向電流及びゲート信号のタイミングチャート
である。
【符号の説明】
10・・・X線検査システム、40・・・X線撮像器、
42・・・X線電子変換面、46・・・出力蛍光面、4
4・・・偏向手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−206352(JP,A) 特開 昭63−100360(JP,A) 特開 昭49−10085(JP,A) 特公 昭53−48045(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 23/00 - 23/227 H04N 7/18 H01J 31/50 H01J 29/76

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動している被測定物にX線を照射する
    X線源と、 前記被測定物に対応したX線像が入射されると電子像に
    変換するX線電子変換面、及び前記X線電子変換面から
    放出された前記電子像が入射されると共に入射された前
    記電子像に対応して前記被測定物のX線透視像を出力す
    る出力面を有するX線撮像器と、 前記被測定物の位置を検知する位置検知手段と、 前記位置検知手段によって検知された前記被測定物の位
    置に基づいて、前記X線電子変換面から前記出力面へ向
    かう前記電子像の流れを偏向して前記出力面上の所定領
    域に前記電子像を結像させる偏向手段と、 を備えることを特徴とするX線検査システム。
  2. 【請求項2】 前記X線源は、前記被測定物が前記X線
    撮像器の撮像範囲にある場合にX線を出力するパルスX
    線源であることを特徴とする請求項1に記載のX線検査
    システム。
  3. 【請求項3】 前記X線撮像器は、前記X線電子変換面
    と前記出力面との間に電圧を印加することによって、前
    記出力面へ向かう前記電子像の流れを規制する電極をさ
    らに備えることを特徴とする請求項1に記載のX線検査
    システム。
  4. 【請求項4】 前記X線撮像器は、前記X線電子変換面
    と前記出力面との間に電圧を印加することによって、前
    記出力面へ向かう前記電子像の流れを規制する電極をさ
    らに備え、 前記電極は、前記パルスX線源からX線を出力した後に
    前記電子像の流れの規制を解除し、前記パルスX線源か
    らのX線出力を停止する前に前記電子像の流れを規制す
    ることを特徴とする請求項2に記載のX線検査システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記X線源は点光源であることを特徴と
    する請求項1に記載のX線検査システム。
  6. 【請求項6】 前記出力面は、前記電子像が入射される
    ことによって蛍光を発する蛍光面であることを特徴とす
    る請求項1に記載のX線検査システム。
  7. 【請求項7】 前記位置検知手段は、 前記X線撮像器の撮像範囲に到る前に、前記被測定物を
    検知する被測定物検知手段を備え、 前記被測定物検知手段による前記被測定物の検知と、前
    記被測定物が検知された時刻からの経過時間とに基づい
    て、撮像範囲内の前記被測定物の位置を求めることを特
    徴とする請求項1に記載のX線検査システム。
  8. 【請求項8】 前記被測定物検知手段は、 前記被測定物に光を照射する1個の発光素子と、 異なる地点に設けられると共に前記発光素子から出力さ
    れた光を受光する2個の受光素子と、を備え、 前記発光素子から前記各受光素子へ出力された光が前記
    被測定物によって遮られた時刻の時間間隔から、前記被
    測定物の移動経路と前記発光素子との距離を検知するこ
    とを特徴とする請求項7に記載のX線検査システム。
  9. 【請求項9】 被測定物通過経路を挟んで対向配置され
    るX線源及びX線像撮像器を備えたX線検査システムに
    おいて、前記X線像撮像器はX線電子変換材料及び前記
    X線電子変換材料に対向配置された出力蛍光面を備え、
    前記X線像撮像器は、前記出力蛍光面上の所定領域に前
    記X線電子変換材料からの電子像が静止して結像するよ
    うに、前記被測定物の移動速度に同期した速度で、前記
    X線電子変換材料と前記出力蛍光面との間の電子像の流
    れを偏向することを特徴とするX線検査システム。
  10. 【請求項10】前記被測定物の位置に基づいて発生する
    所定のトリガーに応じて前記偏向を開始することを特徴
    とする請求項9に記載のX線検査システム。
  11. 【請求項11】前記被測定物の位置が非接触で検出さ
    れ、検出された位置に基づいて、前記トリガーは発生さ
    れることを特徴とする請求項10に記載のX線検査シス
    テム。
  12. 【請求項12】前記被測定物の位置が物理的接触を利用
    して検出され、検出された位置に基づいて、前記トリガ
    ーは発生されることを特徴とする請求項10に記載のX
    線検査システム。
  13. 【請求項13】前記被測定物の位置を拘束する拘束手段
    と、前記拘束を解放する解放手段とを備え、前記トリガ
    ーは、前記解放動作から所定時間経過後に発生されるこ
    とを特徴とする請求項10に記載のX線検査システム。
  14. 【請求項14】前記被測定物の位置とは独立に偏向を行
    うことを特徴とする請求項9に記載のX線検査システ
    ム。
  15. 【請求項15】前記X線撮像器は、前記出力蛍光面に対
    向配置されたCCDカメラを備え、前記CCDカメラに
    よって前記被測定物の位置が検出されることを特徴とす
    る請求項11に記載のX線検査システム。
  16. 【請求項16】前記トリガーは、前記被測定物を目視し
    た作業者が前記偏向を開始するためのスイッチをオンす
    ることによって発生することを特徴とする請求項10に
    記載のX線検査システム。
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