JP3713864B2 - パターン検査装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子ビームを用いたウエハ、マスク等のパターンを検査する装置に関するものであり、特に二次電子、反射電子及び後方散乱電子の少なくとも1つを検出する検出器の構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近のLSIの高集積化に伴い、ますますウエハ、マスクなどの試料面上の欠陥検出感度が高くなってきている。例えば、256MDRAMのパターン寸法0.25μmウエハパターン上の検出すべき欠陥の寸法に対して0.1μmの検出感度が必要とされている。また、高検出感度化とともに検査速度の高速化をも満足させた検査装置の要求が高まってきている。これらの要求に応えるべく、電子ビームを用いた表面検査装置が開発されている。
【0003】
従来、電子ビームを用いたパターン検査装置として、例えば、特開平5−258703号公報や特開平7−249393号公報などがある。
従来技術の代表例として、特開平7−249393号公報について簡単に説明する。図10は、従来のパターン検査装置の全体構成図である。矩形電子ビームを発生させる電子銃と四極子レンズ系とからなる1次コラム81と試料からの二次電子もしくは反射電子を検出する投影型二次電子検出コラム84とから構成されている。矩形陰極と四極子レンズ系とをからなる電子光学系を用いたことにより、容易に試料面82に照射されるビーム形状を任意に形成することができる。本装置は、適正なアスペクト比をもつ矩形ビームにより、高検出感度で、試料全面を走査するための検査時間は大幅に短縮できることを特徴としている。
【0004】
次に、試料からの二次電子を検出する二次電子検出系としては様々な検出系が提案されている。その一例としてMCP/蛍光面/リニアイメージセンサを用いた二次電子検出器について説明する。図11は、従来の二次電子検出器の断面図である。試料からの放出された二次電子は、二次電子検出コラムを通過してMCP検出面に結像される。その後段に蛍光面72を塗布したファイバプレート73を配置し、倍増された電子群の信号を光信号に変換され、MOS型リニアイメージセンサ74で電気信号に再変換される構成である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の如き従来の検出器では、MCP(マイクロチャンネルプレート)を使用しているが、試料面から発生する二次電子画像信号も、試料面を照射する電子ビーム形状と同じX軸方向に長い高アスペクト比になる為、MCPに投影される試料画像の面積が、ごく小さいものになってしまう。
【0006】
一般に、MCPは、単位面積当たりの総出力電荷が、0.1C/cm2に達すると、相対利得が約60%にまで低下するとされている。MCPの使用面積が小さいということは、MCPの寿命が短くなるという問題を発生させる。
本発明の目的は、高速で、高感度な欠陥検出性能を維持しながら、MCPの寿命を飛躍的に向上させた検出器を用いたパターン検査装置を提供することにある。
【0007】
【問題を解決するための手段】
上記問題点の解決の為に本発明では、まず、請求項1では、試料面上に電子ビームを照射する照射手段と、前記試料を前記電子ビーム照射面に移動するX−Yステージと、該X−Yステージの位置を検出する位置検出手段と、前記電子ビームにより照射された試料面からの二次電子、反射電子及び後方散乱電子のうち少なくとも1つを検出する電子検出手段とを有する試料面上のパターンを検査するパターン検査装置であって、前記電子検出手段は、ライン状のCCD画素列が垂直方向に並べられ、各CCD画素列上の蓄積電荷は、外部から供給される1垂直クロック信号により、一度に垂直方向へCCD1画素分だけ転送されるTDIアレイCCDであり、前記電子ビーム照射手段は前記TDIアレイCCDに撮像される長方形領域を含む形状の電子ビームを形成するものであり、前記位置検出手段からの前記電子ビーム照射面の位置信号に応じて前記TDIアレイCCDを駆動制御する制御手段とを有し、前記電子ビーム照射手段からの照射ビーム面を前記X−Yステージ上に載置された試料面上の所定の位置に静止させた状態で、前記位置検出手段からの出力信号に基づいて前記X−Yステージを連続的に移動させることにより、前記TDIアレイ上の二次元画像を、前記垂直クロック信号により垂直方向に送りながら画像電荷蓄積し、前記蓄積した画像データに基づいて試料面上のパターンを検査することを特徴とするパターン検査装置。
【0008】
本発明の請求項2では、請求項1に付け加え、前記電子ビーム照射面の形状が長方形形状とした。
本発明の請求項3では、請求項1に付け加え、前記電子ビーム照射面の形状が楕円形状であるとした。
本発明の請求項4では、請求項1に付け加え、前記パターン検査装置は、前記TDIアレイCCDに一定時間撮像画像を撮像した後、前記TDIアレイCCDへの画像照射を一時遮蔽するための遮蔽手段と、前記TDIアレイCCDに蓄積された二次元画像を全て順番に取り込むメモリと、前記二次元画像を表示するディスプレイを更に備えたこととした。
【0009】
本発明の請求項5では、試料面上に電子ビームを照射する電子ビーム照射手段と、前記試料が載置されているX−Yステージと、前記電子ビームにより照射された試料面からの二次電子、反射電子及び後方散乱電子のうち少なくとも1つを検出する電子検出手段とを有する試料面上のパターンを検査するパターン検査装置であって、前記電子検出手段は、ライン状のCCD画素列が垂直方向に並べられ、各CCD画素列上の蓄積電荷は、外部から供給される1垂直クロック信号により、一度に垂直方向へCCD1画素分だけ転送されるTDIアレイCCDであり、前記電子ビーム照射手段は前記TDIアレイCCDに撮像される長方形領域を含む形状の電子ビームを形成するものであり前記電子ビームの照射面位置を検出する位置検出手段と、前記位置検出手段からの電子ビームの位置信号に応じて前記TDIアレイCCDを駆動制御する制御手段とを備え、前記電子ビーム照射手段には、前記X−Yステージを所定の位置に静止させた状態で、前記試料上の検査対象位置に電子ビーム照射面を水平移動させる移動機構を備える構成とした。
【0010】
本発明の請求項6では、電子ビームを用いて試料のパターンを検査するパターン検査方法において、
試料上の検査対象位置を電子ビーム照射面に移動するステップと、前記試料にTDIアレイCCDに撮像される長方形領域を含む形の電子ビームを照射するステップと、前記電子ビーム照射面を所定の位置に静止させた状態で、該電子ビーム照射面に前記試料上の検査対象位置を連続的に移動させるステップと、前記試料からの二次電子、反射電子及び後方散乱電子のいずれか一つを、ライン状の画素列を垂直方向に並べたTDIアレイCCDに二次元の画像を撮像するステップと、前記試料上の検査対象位置の連続的移動に伴い、前記撮像した画像の電荷を、垂直方向に1画素列分づつ移動させるステップと、前記画像の蓄積電荷を画像データとして取り出すステップとを備えている。
本発明の請求項7では、請求項6に付け加え、前記試料上の検査対象を連続的に移動させながらパターン検査を行っている最中に、前記TDIアレイCCDへの画像照射を一時遮断して、TDIアレイCCDに蓄積された二次元画像を全てメモリに格納し、ディスプレイ画面に表示するステップを更に備えている。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の第1の実施例の全体構成図である。
矩形電子ビームを形成する電子銃1と四極子レンズ系2とからなる電子ビーム照射手段としての一次コラム3から照射される一次照射ビーム100により、試料6から二次電子110が発生する。試料6の表面上から発生する二次電子110は、投影型二次電子検出コラム4により捕獲され、電子検出手段としてのMCPアセンブリ検出器5に拡大投影される。
【0012】
MCPアセンブリ検出器5はTDI方式CCDカメラ駆動制御手段8により制御され、試料画像信号が取り出される。
試料6はステージ7上に載置され、ステージは駆動手段によりX及びY方向に移動可能となっており、その位置は位置検出手段としてのレーザー干渉計ユニット9により読み取り可能となっている。
【0013】
CPU10からの指示により、ステージ駆動手段によりX−Yステージ7が駆動され、その位置情報が、レーザー干渉計ユニット9からTDI方式CCDカメラ駆動制御手段8へ伝達されて、順次試料画像がCPU10へ供給されるようになっている。
上述の如く構成された電子ビームによるパターン検査装置の動作について以下順を追って説明する。
【0014】
まず始めに、TDI方式アレイCCDについて簡単に説明する。図2は、TDI(Time-Delay-Integration;時間遅延積分型)アレイCCDのブロック図である。
TDIアレイCCDは、水平方向にC1〜C1024の1024個が並んでいるライン状のCCD画素列が、垂直方向にROW1〜ROW256の256個並べられている。各CCD画素列上の蓄積電荷は、外部から供給される1垂直クロック信号により、一度に垂直方向へCCD1画素分だけ転送されるようになっている。
【0015】
ある時点でRow1に撮像された1024画素の画像が、垂直方向に1画素列分だけ移動し、それと同期して垂直クロック信号が与えられると、Row1に撮像されたライン画像はRow2に転送される。そこで同じ画像を撮像し続けるので、蓄積される画像の電荷は2倍になる。続けて画像が垂直方向にさらに1画素分移動し、同期クロック信号が与えられると、蓄積画像はRow3に転送され、そこで3倍の画像電荷を蓄積する。以下順々に、画像の移動に追随してRow256まで電荷の転送と撮像を繰り返し終わると、256倍の画像電荷を蓄積した結果が水平出力レジスタからシリアルに画像データとして取り出される。
【0016】
以上説明した動作が、各画素列Row1〜Row256で同時に行われ、2次元の画像(1024画素×256画素)を垂直方向に送りながら、256倍の画像電荷を蓄積した画像を、1ラインずつ同期して取り出していくことが可能となる。
次に、電子検出手段としてのMCPアセンブリ検出器5の構成について、図3を用いて詳細に説明する。
【0017】
前記投影型二次電子コラムから投影される試料画像ビーム36は、第1のMCP31に入射する。第1のMCP31に入射した試料画像ビーム36はその電流量をMCP内で増幅しながら、第2のMCP32を経由して蛍光面33に衝突する。
その際、第1のMCP31の入口の電位は、投影型二次電子コラムから投影される試料画像ビーム36の加速電圧を、MCPの検出効率の最も良い値に調整する為に設定される。例えば、投影試料画像ビーム36の加速電圧が+5kVであった場合、第1のMCP31の入口の電位は−4.5kVに設定して減速させ、その電子エネルギーが0.5keV程度になるようにする。
【0018】
試料画像ビーム電流量の増幅率は、第1のMCP31と第2のMCP32の間に印可される電圧で規定される。例えば1kV印可で1×104の増幅率となる。 また、第2のMCP32から出力される画像ビームの拡がりをできるだけ抑制する為に、第2のMCP32と蛍光面33との間には、4kV程度の電圧を印可する。
【0019】
蛍光面33では電子が光子に変換され、その出力画像はFOP(ファイバーオプティックプレート)34を通過して、前記TDIアレイCCDを搭載したTDI方式CCDカメラ35に照射される。蛍光面33での画像サイズとTDIアレイCCDの撮像サイズを合わせる為、FOP34では約3:1に画像が縮小されて投影されるように設計されている。
【0020】
以上のような機能を持つ構成要素を用いて、実際にどのようにして試料画像がCPUに取り込まれていくかのMCPアッセンブリ検出器の動作を説明する。
図4は、パターン検査時におけるTDI方式アレイCCDの動作説明図である。
図4において、試料(ウエハ)6の中の斜線で示された検査対象領域41を検査する場合を想定する。その際、電子ビーム照射手段3から試料上の所定の位置に照射される照射ビーム領域40は固定した状態であり、CPU10の指示により、ステージ上に載置された試料6は一定の速度で垂直方向に連続的に移動している。また、一次照射ビーム100により照射された試料上の照射領域40の画像は、前記MCPアセンブリ検出器に適正に拡大投影されている。
【0021】
今、図で示されている位置から検査を開始すると、検査対象領域41の座標(X1,Y1)から(X1024,Y1)までの試料画像が、前記TDIアレイCCDのRow1に撮像、蓄積される。試料6の垂直移動により、一次ビーム照射位置が移動方向42にCCD一画素分移動すると、前記レーザー干渉計ユニット9は前記TDI方式CCDカメラ駆動制御手段8に垂直クロック信号を1つ送出する。
すると、前記TDIアレイCCDのRow1に撮像された画像は、Row2に転送され、次のクロック信号が来るまで、(X1,Y1)から(X1024,Y1)までの試料画像は前記TDIアレイCCDのRow2に、(X1,Y2)から(X1024,Y2)までの試料画像はRow1に撮像される様になる。
【0022】
以下同様にして、一次照射ビームによる照射領域40のRow1が、(X1,Y256)から(X1024,Y256)までの試料座標位置まで来てその撮像を終えると、前記(X1,Y1)から(X1024,Y1)までの試料画像が、カメラ駆動制御手段8を経由して、はじめてCPU10に出力され始める。次の垂直クロック信号からは、(X1,Y2)から(X1024,Y2)までの試料画像がCPU10に出力され、以下順々に画像がCPUに取得され、検査が遂行されていく。
【0023】
以上説明したように、本発明では、MCPに照射された電子ビーム形状は、面積の広い長方形形状(水平1024、垂直256画素相当)とすることができるので、MCPの寿命を飛躍的に高めることができる。
表1に、本発明の1実施例と従来例との性能比較した例を示した。
【0024】
【表1】
Figure 0003713864
【0025】
上記例のように、本発明によりMCPの寿命を、原理的には約256倍に高めることが可能となる。ただし、TDI方式CCDは通常のラインCCDと比較して、CCDの入射光に対する開口率が低下するので、MCP総出力電流を若干増やす必要は出てくる。その分を考慮に入れても、200倍程度の寿命の向上は見込むことが出来る。
【0026】
次に、第2の実施例について説明する。
また本発明で採用しているTDIアレイCCDを、フレームモードで使用すれば、試料を移動させなくても試料画像を観察することが可能となる。これをフレームモード観察という。 ここでフレームモードとは、TDIアレイCCDに一定時間画像を撮像した後、メカニカルシャッターまたは電子ビームブランカなどの遮蔽手段13によって、TDIアレイCCDへの画像照射を一時遮蔽して、TDIアレイCCDに蓄積された二次元画像を全てRow256から順番にCPUに取り込むモードのことである。すると、TDIアレイCCDを通常の二次元CCDと同様の画像センサーとして使用することが可能となる。このように画像情報としてCPUのメモリ11に格納し、ディスプレイ画面12に表示することは、自動的にかつ連続的に試料検査を行っている最中に、一時検査を停止させて、同じ領域の試料画像をオペレータが目視観察したい場合などに非常に有効な手段となる。
【0027】
また本発明によれば、検査速度を劣化させる事なく、試料に照射する電子ビームの電流密度を約256分の1に減らすことができるので、電子ビーム照射による試料のチャージアップや汚染などのダメージをかなり低減できるという効果も期待できる。
さらに、 本発明第1の実施例においては、試料面を照射する電子ビーム形状を、面積の広い長方形形状(水平1024、垂直256画素相当)としているが、TDIアレイCCDに撮像される長方形領域を含む形であれば、楕円形状など、どんな形状であっても良いことは言うまでも無い。従って、電子銃チップの先端形状を極端にアスペクトの高い形状にする必要もなく、従来技術と比較して試料面を照射するのに必要な電子ビーム形状を容易に得ることができるので、装置の安定性向上や低コスト化が期待できる。
【0028】
また、第1の実施例に示したような試料ステージを移動する例ばかりでなく、試料が載置されたX−Yステージ7は固定で、1次コラム側である電子ビーム照射手段3を機械的に検査面に対して水平移動するような移動機構14を設けられたシステムにも、本発明を適用して何の問題もない。その際、1次コラム偏向制御により照射ビームを制御しても良い。
【0029】
また、本実施例では検出する電子を二次電子としたが、反射電子や後方散乱電子であっても構わない。
本発明で記載されているような用途で使用する電子ビームコラムは、静電偏向器や静電レンズで構成できる為、電子ビームコラム本体を非常に小さくすることが可能となる。近年顕著に見られるウエハの大型化に伴い、その検査装置の大型化も余儀なくされて来ているが、ウエハを移動するのではなく、電子ビーム照射手段を機械的に移動可能とする移動機構を設け、小さな電子ビームコラム側を移動させるシステム構成とすれば、電子ビームを用いたパターン検査装置の外形寸法を小型化することが可能である。
【0030】
【発明の効果】
本発明によれば、以下に述べる効果が期待できる。
本発明においては、前記従来技術と比較して、MCPの使用面積を256倍に広げることが可能となるので、MCP出力電流が同じ条件の下で、MCPの寿命を256倍に延ばすことが可能となる。
【0031】
MCP出力電流が同じで使用面積が256倍になれば、電流密度は256分の1になるが、TDI方式のCCDを使用する為、同じ画像を256回撮像できる。その為、結果として得られる試料画像のS/N比を、前記従来技術と同等にすることができ、高感度検出性能を維持できる。
さらに、前記従来技術に記載のあるリニアイメージセンサ(ラインCCD)と同程度のデータ速度が可能なTDIアレイCCDを採用できる為、高速処理性能においてもその特徴を継承できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体構成概念図。
【図2】TDI方式アレイCCDのブロック図
【図3】電子検出手段(MCPアッセンブリ検出器)の構成図
【図4】パターン検査時におけるTDI方式アレイCCDの動作説明図。
【図5】従来の電子ビーム法による欠陥検査装置の概念構成図。
【図6】従来のMCP構成図。
【符号の説明】
1 電子銃
2 四極子レンズ系
3 電子ビーム照射手段(電子銃と四極子レンズ系とからなる1次電子コラム)
4 二次電子検出コラム
5 電子検出手段(MCPアッセンブリ検出器)
6 試料
7 X−Yステージ
8 TDIアレイCCDカメラ駆動制御手段
9 干渉計ユニット(X−Yステージ位置検出手段)
10 CPU
11 メモリ
12 ディスプレイ
13 遮蔽手段
14 電子ビーム照射手段移動機構
31、32 MCP受像部
33 蛍光部
34 ファイバオプテイクプレート(FOP)
35 TDIアレイCCDを搭載したカメラ
100 一次照射ビーム
110 試料からの放射される電子ビーム

Claims (7)

  1. 試料面上に電子ビームを照射する照射手段と、前記試料を前記電子ビーム照射面に移動するX−Yステージと、該X−Yステージの位置を検出する位置検出手段と、前記電子ビームにより照射された試料面からの二次電子、反射電子及び後方散乱電子のうち少なくとも1つを検出する電子検出手段とを有する試料面上のパターンを検査するパターン検査装置であって、
    前記電子検出手段は、ライン状のCCD画素列が垂直方向に並べられ、各CCD画素列上の蓄積電荷は、外部から供給される1垂直クロック信号により、一度に垂直方向へCCD1画素分だけ転送されるTDIアレイCCDであり、前記電子ビーム照射手段は前記TDIアレイCCDに撮像される長方形領域を含む形状の電子ビームを形成するものであり、前記位置検出手段からの前記電子ビーム照射面の位置信号に応じて前記TDIアレイCCDを駆動制御する制御手段とを有し、前記電子ビーム照射手段からの照射ビーム面を前記X−Yステージ上に載置された試料面上の所定の位置に静止させた状態で、前記位置検出手段からの出力信号に基づいて前記X−Yステージを連続的に移動させることにより、前記TDIアレイ上の二次元画像を、前記垂直クロック信号により垂直方向に送りながら画像電荷蓄積し、前記蓄積した画像データに基づいて試料面上のパターンを検査することを特徴とするパターン検査装置。
  2. 前記電子ビーム照射面の形状が長方形形状であることを特徴とする請求項1記載のパターン検査装置。
  3. 前記電子ビーム照射面の形状が楕円形状であることを特徴とする請求項1記載のパターン検査装置。
  4. 前記パターン検査装置は、前記TDIアレイCCDに一定時間撮像画像を撮像した後、前記TDIアレイCCDへの画像照射を一時遮蔽するための遮蔽手段と、前記TDIアレイCCDに蓄積された二次元画像を全て順番に取り込むメモリと、前記二次元画像を表示するディスプレイを更に備えたことを特徴とする請求項1に記載のパターン検査装置。
  5. 試料面上に電子ビームを照射する電子ビーム照射手段と、前記試料が載置されているX−Yステージと、前記電子ビームにより照射された試料面からの二次電子、反射電子及び後方散乱電子のうち少なくとも1つを検出する電子検出手段とを有する試料面上のパターンを検査するパターン検査装置であって、
    前記電子検出手段は、ライン状のCCD画素列が垂直方向に並べられ、各CCD画素列上の蓄積電荷は、外部から供給される1垂直クロック信号により、一度に垂直方向へCCD1画素分だけ転送されるTDIアレイCCDであり、前記電子ビーム照射手段は前記TDIアレイCCDに撮像される長方形領域を含む形状の電子ビームを形成するものであり、前記電子ビームの照射面位置を検出する位置検出手段と、
    前記位置検出手段からの電子ビームの位置信号に応じて前記TDIアレイCCDを駆動制御する制御手段とを備え、
    前記電子ビーム照射手段には、前記X−Yステージを所定の位置に静止させた状態で、前記試料上の検査対象位置に電子ビーム照射面を水平移動させる移動機構を備えたことを特徴とするパターン検査装置。
  6. 電子ビームを用いて試料のパターンを検査するパターン検査方法において、
    試料上の検査対象位置を電子ビーム照射面に移動するステップと、
    前記試料にTDIアレイCCDに撮像される長方形領域を含む形の電子ビームを照射するステップと、
    前記電子ビーム照射面を所定の位置に静止させた状態で、該電子ビーム照射面に前記試料上の検査対象位置を連続的に移動させるステップと、
    前記試料からの二次電子、反射電子及び後方散乱電子のいずれか一つを、ライン状の画素列を垂直方向に並べたTDIアレイCCDに二次元の画像を撮像するステップと、
    前記試料上の検査対象位置の連続的移動に伴い、前記撮像した画像の電荷を、垂直方向に1画素列分づつ移動させるステップと、
    前記画像の蓄積電荷を画像データとして取り出すステップと、を備えたことを特徴とするパターン検査方法。
  7. 前記試料上の検査対象を連続的に移動させながらパターン検査を行っている最中に、前記TDIアレイCCDへの画像照射を一時遮断して、TDIアレイCCDに蓄積された二次元画像を全てメモリに格納し、ディスプレイ画面に表示するステップを更に備えたことを特徴とする請求項6記載のパターン検査方法。
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