JP3512965B2 - 遊技機の部品取り付け装置 - Google Patents

遊技機の部品取り付け装置

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JP3512965B2
JP3512965B2 JP35487396A JP35487396A JP3512965B2 JP 3512965 B2 JP3512965 B2 JP 3512965B2 JP 35487396 A JP35487396 A JP 35487396A JP 35487396 A JP35487396 A JP 35487396A JP 3512965 B2 JP3512965 B2 JP 3512965B2
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邦夫 松元
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株式会社藤商事
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機の部品取り
付け装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機、アレンジボール機等の弾球
遊技機においては、遊技盤にガイドレールを装着し、こ
のガイドレールの内側に入賞手段、変動図柄表示手段、
風車等の各種の遊技部品を配置している。この種の遊技
部品を遊技盤に取り付ける場合の取り付け装置として、
従来、特開平3−170182号公報に記載されるよう
に、遊技部品の本体部の外周側に、遊技盤の前面に当接
する取り付けベースを一体に形成すると共に、この取り
付けベースから後方に突出する複数個の係合爪を設け、
本体部の一部を遊技盤の装着孔に前側から嵌合させて、
その係合爪を遊技盤の裏面側に係合させる形式のものが
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この取り付け装置は、
ネジ等で取り付けベースを遊技盤に固定する場合に比較
して、遊技部品を遊技盤に容易に装着できるため、組み
立て時の作業性が良く、生産性が著しく向上する利点が
ある。しかし、従来の取り付け装置では、遊技部品に故
障等があった場合の対策が何等講じられておらず、遊技
部品を遊技盤から取り外す場合には、遊技盤の裏側から
係合爪を内側に弾性変形させて、係合爪の遊技盤に対す
る係合を解除した状態で、係合爪が遊技盤に係合しない
ように注意しながら遊技部品を前側に抜き取る必要があ
り、遊技盤の前側から取り外すことは不可能である。
【0004】従って、メンテナンス、その他で遊技部品
を遊技盤から取り外す際には、遊技盤の裏面側に装着さ
れた基板、保護カバー等のように、遊技部品の裏側の邪
魔になる装着部材を全て取り外して、少なくとも係合爪
を操作できるようにその遊技部品の後方側を開放状態に
する必要があり、メンテナンス、その他の作業が非常に
困難で煩雑になる欠点がある。本発明は、かかる従来の
課題に鑑み、遊技盤等の所要部材に前側から装着された
部品を前側から容易に取り外すことができる遊技機の部
品取り付け装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、所要部材6 に前面側から部品15を装着し、該部品15
を前記所要部材6 の前面よりも裏側で係合爪34により前
記所要部材6 に着脱自在に係止した遊技機の部品取り付
け装置において、前記部品15は、前記所要部材6 に前面
側から当接する取り付けベース27と、該取り付けベース
27から後方に突出し且つ前記所要部材6 の装着孔30に挿
入されてその係合部37に係脱自在に係合する前記係合爪
34と、前記取り付けベース27に形成され且つ前記係合爪
34の外側に沿って解除工具40が前側から挿入される工具
挿入孔41と、前記係合爪34の外側部に一体に形成され且
つ前記工具挿入孔41から後方へと挿入された前記解除工
具40により操作されて前記係合爪34を内側へと解除方向
に弾性変形させる解除操作部38と、前記取り付けベース
27の裏側で前記係合爪34の外側に設けられ且つ前記工具
挿入孔41から後方に挿入された前記解除工具40を前記係
合爪34の外側から押さえる押さえ部39とを備えたもので
ある。
【0006】請求項2に記載の本発明は、所要部材6 に
前面側から部品15を装着し、該部品15を前記所要部材6
の前面よりも裏側で係合爪34により前記所要部材6 に
脱自在に係止した遊技機の部品取り付け装置において、
前記所要部材6 の裏側に、前記係合爪34を備えた取り付
け枠48を設け、前記部品15は、前記所要部材6 に前面側
から当接する取り付けベース27と、該取り付けベース27
の裏側に設けられ且つ前記所要部材6 の装着孔30内で前
記取り付け枠48に嵌合する嵌合枠49と、該嵌合枠49に設
けられ且つ前記係合爪34が係脱自在に係合する係合部37
と、前記取り付けベース27に形成され且つ前記係合爪34
の外側に沿って解除工具40が前側から挿入される工具挿
入孔41と、前記取り付けベース27の裏側に設けられ且つ
前記工具挿入孔41を取り囲むボス部55と、前記係合爪34
の先端部に設けられ且つ前記工具挿入孔41から後方へと
挿入された前記解除工具40により操作されて前記係合爪
34を内側へと解除方向に弾性変形させる解除操作部38と
を備えたものである。
【0007】
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳述する。図1乃至図13は本発明をパチン
コ機に採用した第1の実施形態を示す。図1はパチンコ
機の全体を示し、図1において、1 は機枠、2 は前枠
で、機枠1 の前面側に開閉自在に枢着されている。前枠
2 にはその窓孔3 にガラス扉4 及び前面板5 が装着さ
れ、これらに対応して窓孔3 内に裏側から遊技盤6 が着
脱自在に装着されている。前枠2 の上端部には大当たり
表示手段12が装着されている。
【0009】前面板5 には上皿7 が装着され、この上皿
7 の前縁部に、上皿7 内の遊技球を抜き取る上球抜きレ
バー8 が設けられている。前枠2 の下部には下皿9 と発
射手段10の発射ハンドル11とが設けられている。発射手
段10は、発射ハンドル11を操作した時に上皿7 から遊技
球を1個づつ発射部に供給し、その遊技球を発射モータ
に連動する打撃槌で打撃して遊技盤6 側に発射するよう
になっている。
【0010】遊技盤6 はベニヤ板等を略正方形状に切断
したものであって、図2に示すように、発射手段10によ
り発射された遊技球を案内するガイドレール13が設けら
れると共に、このガイドレール13の内部側に入球口14付
きの液晶式表示手段15、ランプ風車16、コーナーランプ
17、入賞口18、チューリップ式入賞手段19、始動ゲート
20、大入賞手段21等の各遊技部品が配置され、またガイ
ドレール13の外側にはコーナー装飾体が配置されてい
る。
【0011】液晶式表示手段15は始動ゲート20が遊技球
の通過を検出した時に、3個の変動図柄を表示する等、
ゲームに関連する各種の画像を表示するためのもので、
遊技盤6 の中央上部に配置されている。チューリップ式
入賞手段19は液晶式表示手段15の下側に配置され、その
左右両側に始動ゲート20が配置されている。大入賞手段
21は開閉板22により開閉される大入賞口を備え、遊技盤
6 の中央下部に配置されている。なお、大入賞手段21に
は、左右両側に2個の入賞口23,24 が設けられている。
【0012】液晶式表示手段15、ランプ風車16、コーナ
ーランプ17、入賞口18、チューリップ式入賞手段19、始
動ゲート20、大入賞手段21等の各遊技部品は、その一部
を遊技盤6 の装着孔に嵌合させて、係合構造を介して遊
技盤6 に前面側から着脱自在に装着されている。
【0013】次に始動ゲート20を例示してその具体的な
取り付け構造を詳述する。始動ゲート20は、図3乃至図
6に示すように、上下に遊技球が通過する通過口25を有
するゲート部材26と、このゲート部材26の後端側の取り
付けベース27と、ゲート部材26の通過口25を通過する遊
技球を検出する検出スイッチ28と、検出スイッチ28が遊
技球を検出した時に発光する発光ダイオード29とを備え
ている。そして、この始動ゲート20は、取り付けベース
27から後側の検出スイッチ28等の一部を遊技盤6 の装着
孔30に嵌合させて、その取り付けベース27が遊技盤6 の
前面に当接するように取り付けられている。
【0014】取り付けベース27は遊技盤6 の装着孔30を
前面側から覆う程度の大きさであり、この取り付けベー
ス27の前面にゲート部材26が固定されている。検出スイ
ッチ28は遊技球の通過孔31を有し、その通過孔31がゲー
ト部材26の通過口25に対応するように、取り付けベース
27の後側から挿脱自在に挿入され、取り付けベース27か
ら後方に突出するコ字状の保持部32と係止爪33とにより
着脱自在に保持されている。なお、係合爪34と係合部37
とによって係合手段が構成されている。
【0015】取り付けベース27の裏側には、左右一対の
係合爪34を有する取り付け具35と、この取り付け具35の
係合爪34の左右方向の外側に対応する左右一対の押さえ
部39とが設けられている。取り付け具35は、門形状の支
持部36と、この支持部36の左右両側から一体に後方に突
出する係合爪34とを一体に備え、その支持部36が保持部
32の上側で一対の押さえ部39間に位置するように接着等
によって取り付けベース27の裏面に固定されている。な
お、取り付け具35を取り付けベース27に固定する場合に
は、中央の保持部32と左右一対の押さえ部39とによって
支持部36を位置決めした状態で、この支持部36を接着等
により取り付けベース27に固定する。
【0016】左右一対の係合爪34は取り付けベース27か
ら後方に略平行に突出しており、後端側が左右に移動す
るように左右方向に弾性変形可能である。そして、この
各係合爪34は、後端外側の爪部が遊技盤6 の装着孔30の
後端側の係合部37に係脱自在に係合するように構成さ
れ、また前後方向の中間外側部に解除操作部38が一体に
形成されている。
【0017】解除操作部38は係合爪34の外側に沿って前
側から解除工具40を挿入した時に、係合爪34を内側に弾
性変形させて係合爪34の遊技盤6 に対する係合を解除す
るためのもので、後方側が外側に突出するように傾斜す
る傾斜面となっている。取り付けベース27には、この取
り付けベース27から押さえ部39の後端側に貫通するよう
に工具挿入孔41が形成され、この工具挿入孔41に前側か
ら解除工具40を挿入するようになっている。工具挿入孔
41はゲート部材26の左右両側で且つ各係合爪34の外側に
対応して配置されている。なお、工具挿入孔41はピンホ
ール状の小径であって、前面側から目立ち難い程度の大
きさである。
【0018】押さえ部39は、工具挿入孔41に解除工具40
を挿入した時に、その解除工具40を係合爪34の外側から
押さえるためのもので、係合爪34に対応する内側が偏平
な半円柱状に形成され、直径が係合爪34の上下幅よりも
小さく、係合爪34の上下方向の略中央部に位置してい
る。
【0019】解除工具40は、把持部43の先端側に小径の
ピン状の挿入部42が設けられている。把持部43の端部に
は図8に示すように孔44が形成され、その孔44にリング
45aを通して解除工具40をホルダー46に着脱自在に取り
付けるようになっている。遊技盤6 には、図7に示すよ
うに、始動ゲート20に対応する装着孔30が形成されてい
る。装着孔30の左右両側に、押さえ部39に対応する凹部
45が左右両側に形成され、始動ゲート20の着脱時に解除
操作部38がこの凹部45内を通過するようになっている。
【0020】遊技盤6 に始動ゲート20を取り付ける場合
には、図9に示すように、取り付けベース27から後方に
突出する一対の係合爪34を遊技盤6 の前側から装着孔30
の左右両側に合わせて位置を定めた後、この始動ゲート
20を遊技盤6 側に押圧する。すると図10に示すように
各係合爪34の後端側が内側に弾性変形するので、検出ス
イッチ28、係合爪34等が遊技盤6 の装着孔30内に嵌合
し、また一対の押さえ部39が装着孔30の両側の凹部45に
嵌合して、取り付けベース27が遊技盤6 の前面側に当接
する。
【0021】そして、取り付けベース27が遊技盤6 の前
面側に当接すれば、図6に示すように、係合爪34の後端
側が遊技盤6 の係合部37側に対応し、各係合爪34が弾性
変形により外側に復元して遊技盤6 の係合部37に係合す
るため、これによって始動ゲート20を遊技盤6 に固定で
きる。このため始動ゲート20を遊技盤6 の装着孔30に合
わせて位置決めした後、始動ゲート20を遊技盤6 側に押
圧することによって、始動ゲート20を遊技盤6 の所定位
置に取り付けることができ、ネジ等で取り付けベース27
を遊技盤6 に固定する必要がなく、組み立てに際しての
作業が非常に容易であり、生産性が著しく向上する。
【0022】また始動ゲート20を遊技盤6 に対して位置
決めし、その後、遊技盤6 側に始動ゲート20を押圧すれ
ば良く、取り付け時の作業工程を非常に単純化できるの
で、組み立て作業の自動化、機械化等を容易に図ること
もできる。メンテナンス、その他で始動ゲート20を遊技
盤6 から取り外す場合には、遊技盤6 を前枠2 側に取り
付けた状態のままでも、その前面側から始動ゲート20を
取り外すことが可能である。
【0023】始動ゲート20の取り外しに際しては、先ず
図11に示すように、遊技盤6 の前面側から取り付けベ
ース27の各工具挿入孔41に解除工具40の挿入部42の先端
を合わせる。次に解除工具40の挿入部42を図12に示す
ように各工具挿入孔41に前側から挿入し、この解除工具
40によって係合爪34の遊技盤6 に対する係合を解除す
る。
【0024】即ち、取り付けベース27の工具挿入孔41に
解除工具40の挿入部42を挿入し、その先端で解除操作部
38を後方側に押すと、この解除操作部38が係合爪34から
外側に突出しているので、係合爪34が図12に示すよう
に内側に弾性変形して係合部が遊技盤6 の係合部37から
離脱し、係合爪34の遊技盤6 に対する係合を解除でき
る。
【0025】そして、解除工具40の挿入部42の基部側ま
で挿入して係合爪34の係合を解除した後、解除工具40を
工具挿入孔41に挿入したままの状態で始動ゲート20を前
側に軽く引っ張れば、始動ゲート20の後部側が遊技盤6
の装着孔30から前側に抜けて、図13に示すように始動
ゲート20を遊技盤6 から取り外すことができる。
【0026】そして、検出スイッチ28等に故障がある場
合には、解除工具40を工具挿入孔41から抜き取った後、
検出スイッチ28に接続されたリード線の一部を装着孔30
から遊技盤6 の前側に引き出して、そのリード線の検出
スイッチ28側のコネクタ等を取り外せば良い。従って、
一対の係合爪34を介して始動ゲート20を遊技盤6 に取り
付けているにも拘わらず、遊技盤6 の裏側の基板、保護
カバー等を取り外すことなく、遊技盤6 の前側から始動
ゲート20を容易に取り外すことができ、メンテナンス、
その他を容易に行うことができる。
【0027】しかも、取り付けベース27の一部を前側か
ら破壊して取り外す場合には、その始動ゲート20を再利
用することが不可能になるが、取り付けベース27の工具
挿入孔41に解除工具40を挿入して、取り付けベース27の
裏側にある係合爪34の係合を外すため、検出スイッチ28
を交換する等によって故障箇所を修理すれば、その始動
ゲート20を再利用することも可能である。
【0028】また解除操作部38が傾斜面を有する構造で
あるため、解除工具40の挿入部42を工具挿入孔41に挿入
した時に、その先端側が解除操作部38上にスムーズに乗
り上がり、係合爪34を無理なく内側に弾性変形させるこ
とができる。特に、解除操作部38が係合爪34の基部側の
支持部36よりも後方にあるので、係合爪34が内側に弾性
変形し易くなっており、その折損、塑性変形等を防止で
きる。
【0029】更に、取り付けベース27は一般に比較的薄
い板状であるが、この取り付けベース27の裏側に、係合
爪34の外側面に当接する押さえ部39があり、この押さえ
部39に到達するように工具挿入孔41を形成しているの
で、解除工具40により係合爪34を弾性変形させる際に、
解除工具40を係合爪34と略平行に挿入でき、解除工具40
の倒れ等を防止できる。このため、取り付けベース27側
の工具挿入孔41が大きくなる等の問題もなく、解除工具
40によって解除操作部38を介して係合爪34を確実に操作
できる。
【0030】押さえ部39の工具挿入孔41は係合爪34側が
開放しており、解除工具40の挿入部42を係合爪34の外側
面に近接させて挿入することができ、解除操作部38を係
合爪34から外側に大きく突出させる必要がなく小型化で
きる。図14は本発明の第2の実施形態を例示し、液晶
式表示手段15の取り付け構造を例示し、遊技盤6 の裏側
の集合板47に、係合爪34を備えた取り付け枠48を一体に
形成し、この取り付け枠48に嵌合する嵌合枠49を液晶式
表示手段15の取り付けベース27の裏側に設け、この嵌合
枠49に、係合爪34が係脱自在に係合する係合部50を設け
たものである。
【0031】取り付け枠48は、遊技盤6 の裏側から装着
孔30に嵌合する枠部51と、この枠部51の内側に形成され
た段部52と、段部52の内側に配置され且つ前側に突出す
る係合爪34とを一体に備えている。そして、係合爪34の
先端部に、係合部37と解除操作部38とが一体に形成され
ている。
【0032】液晶式表示手段15は、取り付けベース27
と、この取り付けベース27の前面側に設けられた表示ケ
ース53と、取り付けベース27の裏側に設けられた液晶部
54と、取り付けベース27の裏側に液晶部54を取り囲むよ
うに設けられた嵌合枠49とを備えている。また取り付け
ベース27には、嵌合枠49の内側で係合爪34の解除操作部
38に対応するように、工具挿入孔41を有するボス部55が
形成されている。嵌合枠49は装着孔30内で取り付け枠48
の枠部51に前側から嵌合するようになっており、この嵌
合枠49の内側に、係合爪34が係合する係合部37が設けら
れている。
【0033】この実施形態では、遊技盤6 の裏面に集合
板47を装着した後、遊技盤6 に前側から液晶式表示手段
15等を取り付ける。液晶式表示手段15を取り付ける場
合、先ず嵌合枠49を取り付け枠48の枠部51に合わせて、
その後に液晶式表示手段15を後方に押圧する。すると嵌
合枠49が取り付け枠48の枠部51に嵌合すると共に、嵌合
枠49の内側に沿って係合爪34が摺動しながら内側に弾性
変形し、取り付けベース27が遊技盤6 の前面側に当接し
た時に係合爪34が嵌合枠49の係合部37に係合し、これに
よって液晶式表示手段15の取り付けが完了する。
【0034】液晶式表示手段15を遊技盤6 から取り外す
時には、解除工具40の挿入部42を取り付けベース27の工
具挿入孔41に挿入して、この解除工具40により前述と同
様に係合爪34の係合を解除する。この時、取り付けベー
ス27の裏側に、工具挿入孔41を取り囲むボス部55があ
り、このボス部55内の工具挿入孔41に解除工具40の挿入
部42を挿入し、またその挿入部42を嵌合枠49と係合爪34
との間に挿入するため、解除工具40により係合爪34の係
合を容易且つ確実に解除することができ、工具挿入孔41
の周縁部分の損傷等も防止できる。
【0035】また係合爪34を有する取り付け枠48を使用
し、この取り付け枠48に液晶式表示手段15の嵌合枠49を
嵌合させると共に、係合爪34を嵌合枠49側に係合させて
いるため、液晶式表示手段15を確実に所定位置に固定で
きる。取り付け枠48を集合板47に一体に形成しているた
め、集合板47を遊技盤6 の裏面に装着することによって
取り付け枠48も固定でき、構造上は勿論のこと、作業上
も非常に便利である。
【0036】以上、本発明の実施形態について説明した
が、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、
実施形態では、液晶式表示手段15、始動ゲート20を遊技
盤6 に取り付けた場合を例示しているが、その他の各遊
技部品においても同様に実施することが可能である。ま
た遊技盤6 に各遊技部品を取り付ける場合の他、大当た
り表示手段12を前枠2 に取り付ける場合にも同様に実施
することが可能である。
【0037】更に弾球遊技機以外の回胴式の遊技機等に
採用しても良い。従って、所要部材及び部品は、遊技機
に関係するものであれば十分であり、特に限定されるも
のではない。第1の実施形態において、取り付け具35は
取り付けベース27に一体に設けても良い。工具挿入孔41
は幅の狭い長孔状に形成し、また解除工具40の挿入部42
は工具挿入孔41に合わせて板状に構成しても良い。
【0038】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明によれば、所要
部材6 に前面側から部品15を装着し、該部品15を所要部
材6 の前面よりも裏側で係合爪34により所要部材6 に着
脱自在に係止した遊技機の部品取り付け装置において、
部品15は、所要部材6 に前面側から当接する取り付けベ
ース27と、該取り付けベース27から後方に突出し且つ所
要部材6 の装着孔30に挿入されてその係合部37に係脱自
在に係合する係合爪34と、取り付けベース27に形成され
且つ係合爪34の外側に沿って解除工具40が前側から挿入
される工具挿入孔41と、係合爪34の外側部に一体に形成
され且つ工具挿入孔41から後方へと挿入された解除工具
40により操作されて係合爪34を内側へと解除方向に弾性
変形させる解除操作部38と、取り付けベース27の裏側で
係合爪34の外側に設けられ且つ工具挿入孔41から後方に
挿入された解除工具40を係合爪34の外側から押さえる押
さえ部39とを備えているので、所定部材6 の前側から解
除工具40を使用して部品15,20 を容易に取り外すことが
でき、遊技機のメンテナンス等を容易に行うことができ
る。
【0039】請求項2に記載の本発明によれば、所要部
材6 に前面側から部品15を装着し、該部品15を所要部材
6 の前面よりも裏側で係合爪34により所要部材6 に着脱
自在に係止した遊技機の部品取り付け装置において、
要部材6 の裏側に、係合爪34を備えた取り付け枠48を設
け、部品15は、所要部材6 に前面側から当接する取り付
けベース27と、該取り付けベース27の裏側に設けられ且
つ所要部材6 の装着孔30内で取り付け枠48に嵌合する嵌
合枠49と、該嵌合枠49に設けられ且つ係合爪34が係脱自
在に係合する係合部37と、取り付けベース27に形成され
且つ係合爪34の外側に沿って解除工具40が前側から挿入
される工具挿入孔41と、取り付けベース27の裏側に設け
られ且つ工具挿入孔41を取り囲むボス部55と、係合爪34
の先端部に設けられ且つ工具挿入孔41から後方へと挿入
された解除工具40により操作されて係合爪34を内側へと
解除方向に弾性変形させる解除操作部38とを備えている
ので所定部材6 の前側から解除工具40を使用して部品
15を容易に取り外すことができ、遊技機のメンテナンス
等を容易に行うことができる。
【0040】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すパチンコ機の斜
視図である。
【図2】本発明の第1の実施形態を示す遊技盤の斜視図
である。
【図3】本発明の第1の実施形態を示す始動ゲートの取
り付け部の断面図である。
【図4】本発明の第1の実施形態を示す始動ゲートの背
面図である。
【図5】本発明の第1の実施形態を示す始動ゲートの分
解斜視図である。
【図6】本発明の第1の実施形態を示す始動ゲートの取
り付け状態の断面図である。
【図7】本発明の第1の実施形態を示す始動ゲート用装
着孔の背面図である。
【図8】本発明の第1の実施形態を示す解除工具の斜視
図である。
【図9】本発明の第1の実施形態を示す始動ゲートの取
り付け過程の断面図である。
【図10】本発明の第1の実施形態を示す始動ゲートの
取り付け過程の断面図である。
【図11】本発明の第1の実施形態を示す始動ゲートの
取り外し過程の斜視図である。
【図12】本発明の第1の実施形態を示す始動ゲートの
取り外し過程の断面図である。
【図13】本発明の第1の実施形態を示す始動ゲートの
取り外し状態の断面図である。
【図14】本発明の第2の実施形態を示す液晶式表示手
段の断面図である。
【符号の説明】
6 遊技盤(所要部材) 15 液晶式表示手段(部品) 20 始動ゲート(部品) 27 取り付けベース 30 装着孔 34 係合爪(係合手段) 37 係合部(係合手段) 38 解除操作部 39 押さえ部 40 解除工具 41 工具挿入孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−220708(JP,A) 特開 平6−111657(JP,A) 実開 昭62−180484(JP,U) 実開 平4−10111(JP,U) 実開 昭63−124980(JP,U) 実開 昭61−104810(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63F 7/02 310 A63F 7/02 313 H01H 9/02 H01H 9/16 F16B 17/00 F16B 19/00 F16B 21/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所要部材(6) に前面側から部品(15)を
    し、該部品(15)を前記所要部材(6) の前面よりも裏側
    で係合爪(34)により前記所要部材(6) に着脱自在に係止
    した遊技機の部品取り付け装置において、前記部品(15)
    は、前記所要部材(6) に前面側から当接する取り付けベ
    ース(27)と、該取り付けベース(27)から後方に突出し且
    つ前記所要部材(6) の装着孔(30)に挿入されてその係合
    部(37)に係脱自在に係合する前記係合爪(34)と、前記取
    り付けベース(27)に形成され且つ前記係合爪(34)の外側
    に沿って解除工具(40)が前側から挿入される工具挿入孔
    (41)と、前記係合爪(34)の外側部に一体に形成され且つ
    前記工具挿入孔(41)から後方へと挿入された前記解除工
    具(40)により操作されて前記係合爪(34)を内側へと解除
    方向に弾性変形させる解除操作部(38)と、前記取り付け
    ベース(27)の裏側で前記係合爪(34)の外側に設けられ且
    つ前記工具挿入孔(41)から後方に挿入された前記解除工
    具(40)を前記係合爪(34)の外側から押さえる押さえ部(3
    9)とを備えたことを特徴とする遊技機の部品取り付け
  2. 【請求項2】 所要部材(6) に前面側から部品(15)を装
    着し、該部品(15)を前記所要部材(6) の前面よりも裏側
    で係合爪(34)により前記所要部材(6) に着脱自在に係止
    した遊技機の部品取り付け装置において、前記所要部材
    (6) の裏側に、前記係合爪(34)を備えた取り付け枠(48)
    を設け、前記部品(15)は、前記所要部材(6) に前面側か
    ら当接する取り付けベース(27)と、該取り付けベース(2
    7)の裏側に設けられ且つ前記所要部材(6) の装着孔(30)
    内で前記取り付け枠(48)に嵌合する嵌合枠(49)と、該嵌
    合枠(49)に設けられ且つ前記係合爪(34)が係脱自在に係
    合する係合部(37)と、前記取り付けベース(27)に形成さ
    れ且つ前記係合爪(34)の外側に沿って解除工具(40)が前
    側から挿入される工具挿入孔(41)と、前記取り付けベー
    ス(27)の裏側に設けられ且つ前記工具挿入孔(41)を取り
    囲むボス部(55)と、前記係合爪(34)の先端部に設けられ
    且つ前記工具挿入孔(41)から後方へと挿入された前記解
    除工具(40)により操作されて前記係合爪(34)を内側へと
    解除方向に弾性変形させる解除操作部(38)とを備えたこ
    とを特徴とする遊技機の部品取り付け装置。
  3. 【請求項3】 前記係合爪(34)は、後端外側に爪部を、
    前後方向の中間外側 部に前記解除操作部(38)を一体に備
    たことを特徴とする請求項に記載の遊技機の部品取
    り付け装置。
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