JP3512328B2 - 溶接ロボット用トーチのノズルクリーニング・チップ交換装置 - Google Patents

溶接ロボット用トーチのノズルクリーニング・チップ交換装置

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JP3512328B2
JP3512328B2 JP04269798A JP4269798A JP3512328B2 JP 3512328 B2 JP3512328 B2 JP 3512328B2 JP 04269798 A JP04269798 A JP 04269798A JP 4269798 A JP4269798 A JP 4269798A JP 3512328 B2 JP3512328 B2 JP 3512328B2
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    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • B23K9/00Arc welding or cutting
    • B23K9/32Accessories
    • B23K9/328Cleaning of weld torches, i.e. removing weld-spatter; Preventing weld-spatter, e.g. applying anti-adhesives

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  • Arc Welding In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスシールドメタ
ルアーク溶接を行う溶接ロボットにおいて、溶接トーチ
のクリーニングとチップの交換とを行うノズルクリーニ
ング・チップ交換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、溶接トーチ本体に装着された溶接
用のチップは、一定時間以上使用されると、主に溶接中
に発生する熱により、先端部の摩耗、心線穴の拡大など
が生じて不安定な溶接アークの原因となり、溶接不良を
招くことになる。またチップに外嵌されてシールドガス
を案内するノズルにも煤などの塵埃が詰まり、良好なシ
ールドが困難になる。そのため、一定の使用時間経過毎
に溶接作業を中断して作業員が使用済溶接用チップを新
しいものと交換しクリーニングしていた。また、別に溶
接用チップをトーチ本体と共に交換する装置もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、人手による溶
接用チップの交換作業およびクリーニング作業は、自動
溶接装置の停止時間を長くして設備の稼働率を低下させ
る一因となっていた。またトーチ本体ごと交換する装置
は全体が大型で高コストとなるものであった。
【0004】本発明のうち請求項1記載の発明は、上記
問題点を解決して、使用済チップの取外しと新チップの
装着、およびノズルやガス供給孔のクリーニングを効率
良く実施でき、溶接ロボットの停止時間を短縮して稼働
率を向上させることができる溶接ロボット用トーチのク
リーニング・チップ交換装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の本発明は、溶接ロボットの作業アーム
先端部に設けられたトーチ本体と、このトーチ本体にね
じ部を介して着脱自在に取り付けられたチップホルダー
と、このチップホルダーにねじ部を介して着脱自在に装
着される溶接チップと、この溶接チップにシールドガス
のガス供給空間を介して外嵌されトーチ本体に軸心方向
に着脱可能に嵌合されたガスノズルとを備えた溶接トー
チに対して、トーチ本体からのガスノズルの離脱と、ト
ーチ本体から離脱されたガスノズルのクリーニングと、
ガスノズルが離脱されたノズル本体のチップホルダーの
クリーニングと、ガスノズルが外されたノズル本体から
の溶接チップの交換とを可能とした溶接ロボット用トー
チのノズルクリーニング・チップ交換装置であって、
記トーチ本体からガスノズルを離脱させるとともに離脱
されたガスノズルをクリーニングするノズル着脱クリー
ニング部と、ガスノズルが離脱されたトーチ本体のチッ
プホルダーのガス供給孔をクリーニングするホルダーク
リーニング部と、ガスノズルが離脱されたチップトーチ
本体から使用済みの溶接チップを離脱させ新溶接チップ
を装着するチップ交換部とを同一の基台に設け、前記チ
ップ交換部に、ガスノズルが離脱されたトーチ本体のチ
ップホルダーを回り止めするホルダークランパーと、前
記トーチ本体の溶接チップを正逆回転可能なチップ着脱
装置とを設けたものである。
【0006】上記構成によれば、同一基台にノズル着脱
クリーニング部と、ホルダークリーニング部と、チップ
交換部を設けたので、小型化、低コスト化を図ることが
でき 、溶接ロボットによるトーチ本体の移動距離も少
なくて効率よく溶接チップの交換とクリーニング作業を
行うことができる。
【0007】また請求項2記載の発明は、ノズル着脱ク
リーニング部に、トーチ本体を把持するトーチクランパ
ーと、ガスノズルを把持するノズルクランパーとをトー
チ軸心方向に隣接して配置するとともに、前記ノズルク
ランパーをトーチ軸心方向に離間移動させるノズル着脱
移動装置と、前記ノズルクランパーの移動方向に配置さ
れてガスノズル内に嵌合可能なクリーニング部材を有す
るノズルクリーニング装置とを設けたものである。
【0008】上記構成によれば、トーチクランパーによ
り把持されたトーチ本体から、ノズル着脱移動装置によ
りガスノズルを把持したノズルクランパーを離間移動さ
せてガスノズルを外した後、その移動動作の延長上で、
ガスノズルをクリーニング部材に嵌合させてノズルクリ
ーニング装置によりガスノズルをクリーニングすること
ができ、能率良く分離作業と清掃作業を連続して実施で
き、溶接ロボットの停止時間を短縮して稼働率を向上さ
せることができる。また設備を簡略化できる。
【0009】
【発明の実施の形態】ここで、本発明に係る溶接ロボッ
ト用トーチのノズルクリーニング・チップ交換装置の実
施の形態を図1〜図11に基づいて説明する。
【0010】図7に示すように、ガスシールドメタルア
ーク溶接を行う溶接ロボットにおいて、作業アームのト
ーチ保持部に装着される溶接トーチ1は、トーチ本体2
の先端部にねじ部3aを介してチップホルダー3が取付
けられ、このチップホルダー3に心線Sの給送孔4bを
有する溶接チップ4がねじ部4aを介して着脱自在に装
着され、チップホルダー3には、シールドガスを供給す
る複数のガス供給孔5が形成されている。また、トーチ
本体2には溶接チップ4にシールドガスのガス供給空間
6をあけて外嵌するガスノズル7がトーチ軸心方向に着
脱自在に装着され、ガスノズル7の外周面には把持用溝
7aが形成されている。なお、このガスノズル7をトー
チ本体2から外した状態で、トーチ本体2からチップホ
ルダー3の下部が少し突出されるように構成されてい
る。
【0011】このノズルクリーニング・チップ交換装置
は、図1〜図3に示すように、トーチ本体2からガスノ
ズル7を外してクリーニングするノズル着脱クリーニン
グ部Aと、ガスノズル2が外されたトーチ本体2の、ガ
ス供給孔5が形成されたチップホルダー3をクリーニン
グするホルダークリーニング部Bと、トーチ本体2から
使用済みの溶接チップ4をチップアダプタ8を介して離
脱させるとともに、新溶接チップをチップアダプタ8を
介して装着するチップ交換部Cと、このチップ交換部C
にチップアダプタ8を介して使用済み溶接チップ4を排
出するとともに新溶接チップを供給する回転テーブル9
を有するチップ給排部Dとを同一の基台11に具備し、
溶接ロボットの作業アームによりトーチ本体2がノズル
着脱クリーニング部Aとホルダークリーニング部Bとチ
ップ交換部Cの間で移動されて、溶接チップ4の交換と
ガスノズル7のクリーニングが行われる。
【0012】ノズル着脱クリーニング部Aは、基台11
の表面板11a上に立設された第1支柱12の上部に、
トーチ本体2を把持するトーチクランパー13が配置さ
れ、下部にガスノズル7を把持するノズルクランパー1
4が把持される溶接トーチ1の軸心と一致する上下方向
に沿って昇降自在に配置されるとともに、このトーチク
ランパー14を昇降移動させるノズル着脱移動装置であ
るノズル着脱移動用シリンダ15が配置されている。ま
た、トーチクランパー14の下方に、離脱されたガスノ
ズル7をクリーニングするノズルクリーニング装置16
が配設されている。
【0013】すなわち、トーチクランパー13は図4に
示すように、、第1支柱12の上部クランプフレーム1
7に把持凹部17aが形成されるとともに、左方の垂直
ピン19を介して把持凹部20aが形成されたクランプ
レバー20が開閉自在に支持されている。そして右側部
に配置されたトーチクランプ用シリンダ21のピストン
ロッド21aが連結ピンと長孔を介してトーチクランプ
レバー20の遊端部に連結されている。
【0014】またノズルクランパー14は、図2,図5
に示すように、第1支柱12に取付けられた着脱用昇降
レール22にスラストベアリング23を介して昇降フレ
ーム24が昇降自在に支持されている。そしてこの昇降
フレーム24に把持凹部25aが形成された固定クラン
プ部材25が取付けられるとともに、右方の垂直ピン2
6を介して把持凹部27aが形成されたノズルクランプ
レバー27が開閉自在に支持され、さらに左側部に配置
されたノズルクランプ用シリンダ28のピストンロッド
28aが連結ピンと長孔を介してノズルクランプレバー
27の遊端部に連結されている。そしてノズル着脱移動
用シリンダ15は、基台11の表面板11a下部に垂設
されており、そのピストンロッド15aが表面板11a
を貫通して昇降フレーム24に連結されている。
【0015】さらにノズルクリーニング装置16は、図
2に示すように、把持凹部25a,27a直下で表面板
11aを貫通する第1回転軸31が軸受を介して回転自
在に貫通して垂設され、この第1回転軸31の上部にガ
スノズル7内に挿入自在なクリーニング部材であるブレ
ード板32が取り付けられるとともに、この第1回転軸
31の表面板11a下部に第1受動ギヤ33が取付けら
れている。この第1受動ギヤ33は、ホルダークリーニ
ング部Bと共通のクリーニング用モータ34に駆動ギヤ
35を介して連結連動されている。
【0016】したがって、トーチクランプ用シリンダ2
1を収縮してクランプレバー20を閉動させ、把持凹部
17aと把持凹部20aとでトーチ本体2を把持させる
とともに、ノズルクランプ用シリンダ28を収縮させて
ノズルクランプレバー27を閉動させ、把持凹部25a
と把持凹部27aで、ガスノズル7の把持用溝7aを把
持させる。そして、ノズル着脱移動用シリンダ15を収
縮してノズルクランパー14を下降することにより、ト
ーチ本体2からガスノズル7を離脱させることができ
る。さらにガスノズル7を下降させて、クリーニング用
モータ34に回転されるブレード板34をガスのノズル
7内に挿入することにより、ガスノズル7をクリーニン
グすることができる。
【0017】ホルダークリーニング部Bに配置されたホ
ルダークリーニング装置40は、図1,図2に示すよう
に、基台11に表面板11aを貫通する第2回転軸41
が軸受を介して回転自在に立設され、この第2回転軸4
1に取付部材を介して互いに平行に立ち上げられた一対
のブラシ回転板42の上部が折り曲げられて外周側に傾
斜され、これら傾斜したブラシ回転板42の内面に中心
上方に向くホルダー用クリーニングブラシ43がそれぞ
れ植設されている。またこの第2回転軸41の表面板1
1a下部に、クリーニング用モータ34の駆動ギヤ35
に噛み合う第2受動ギヤ44が取付けられている。
【0018】したがって、作業ロボットにより、ガスノ
ズル7が取り外されたトーチ本体2をホルダークリーニ
ング装置40の第2中心軸41上方から下降させること
により、クリーニング用モータ34により回転されるブ
ラシ回転板42のクリーニングブラシ43間に溶接チッ
プ4を下降させ、トーチ本体2の最下降位置でブラシ4
3の先端部をチップホルダー3の外周面に当て付け、外
周面に形成されたガス供給孔5をクリーニングすること
ができる。
【0019】チップ給排部Dには、図3,図6に示すよ
うに、基台11の表面板11aに垂下された間欠回転用
のテーブル回転モータ51と、この表面板11aの穴部
にテーブル回転モータ51から突出される出力軸に取付
けられた円形テーブル板52からなる回転テーブル9が
配置されている。この回転テーブル9には、円形テーブ
ル板52の外周部で一定間隔毎に形成された装着孔52
aに8個のチップアダプタ8がそれぞれ垂設されてい
る。56はリミットスイッチ57により円形テーブル板
52の停止位置を検出する検出用ロッドである。
【0020】これらチップアダプタ8は、回転テーブル
9上に固定された支持筒53内に、所定範囲で昇降自在
でかつ回転自在な可動軸部材54が嵌合されおり、この
可動軸部材54は、鍔部に係合されたコイルばね55に
より下方に付勢された昇降回転筒54aと、この昇降回
転筒54aから回転テーブル9の下方に突出する矩形断
面の受動軸54bと、昇降回転筒54aの上端部に溶接
チップ4を軸心に沿う上下方向に嵌脱自在で回り止めさ
れる係合穴54cが形成されたチップソケット54dと
で構成される。なお、チップソケット54dは、複数の
溶接チップ4の形状に対応する係合穴54cがそれぞれ
形成された複数種類のものが用意され、使用する溶接チ
ップ4に合わせて交換される。
【0021】チップ交換部Cは、前記回転テーブル9の
チップアダプタ8の停止位置に対応して上下位置に配置
され、その上部にクリーニング後のトーチ本体2のチッ
プホルダー3を回り止めするホルダークランパー61が
配置されるとともに、その下部にチップアダプタ8を介
して溶接チップ8を正逆回転させるチップ着脱装置62
が配置される。
【0022】ホルダークランパー61は、図4,図6に
示すように、基台11に立設された第2支柱63にクラ
ンプフレーム64が取り付けられ、このクランプフレー
ム64に把持凹部65aが形成された固定クランプ板6
5が取付けられるとともに、左方の垂直ピン66を介し
て把持凹部67aが形成されたクランプレバー67が開
閉自在に支持されている。そして右側部に配置されたホ
ルダークランプ用シリンダ68のピストンロッド68a
が連結ピンと長孔を介してホルダークランプレバー67
の遊端部に連結されている。
【0023】チップ着脱装置62は、基台11内に配置
された昇降レール71にリニアベヤリング72を介して
昇降架台73が昇降自在に配置され、この昇降架台73
に減速機付のチップ回転用モータ74が垂設されてい
る。そしてこのチップ回転用モータ74の出力軸に、チ
ップアダプタ8の受動軸54bに下方から嵌合する矩形
断面の駆動孔75aが形成されて可動軸部材54を押し
上げ可能でかつ回転可能なアダプタホルダー75が取付
けられ、また基台11に垂接されたホルダ昇降用シリン
ダ76のピストンロッド76aが昇降架台73に連結さ
れている。
【0024】したがって、ガスノズル7が外されてクリ
ーニング後のトーチ本体2がホルダークランパー61に
挿入されると、ホルダークランプ用シリンダ68が収縮
されてホルダークランプレバー67が閉動され、把持凹
部65aと把持凹部67aとでチップホルダー3が把持
されて回り止めされる。この時、テーブル回転モータ5
1により回転テーブル9が回転されてトーチ本体2の下
方に空のチップアダプタ8が停止されている。さらにチ
ップ着脱装置62のホルダー昇降シリンダ76が収縮さ
れてアダプタホルダー75を引き上げられるとともに、
チップ回転モータ74により溶接チップ4が逆転駆動さ
れ、駆動孔75aが可動軸部54の受動軸54bに嵌合
されるとともに可動軸部54をコイルばね55に抗して
押し上げ、係合孔54cが溶接チップ4に嵌合される。
これにより、溶接チップ4のねじ部3aを緩めて取り外
す。そしてホルダー昇降シリンダ76を伸展してアダプ
タホルダー75を下降させる。これにより使用済みの溶
接チップ4をトーチ本体2から取り外すことができる。
【0025】新溶接チップ4を装着する場合には、テー
ブル回転モータ51により回転テーブル9を回転してト
ーチ本体2の下方に、係合孔54cに新溶接チップ4が
保持されたチップアダプタ8を停止させる。さらにホル
ダー昇降シリンダ76を収縮してアダプタホルダー75
をチップ回転モータ74により回転させつつ押し上げ、
駆動孔75aを可動軸部54の受動軸54bに嵌合させ
るとともに可動軸部54を押し上げ、係合孔54cに保
持された新溶接チップ4のねじ部4aをチップホルダー
3の雌ねじ部に嵌合させ、ねじ部3aを嵌合して締め付
けて新溶接チップ4をトーチ本体2に取付けることがで
きる。
【0026】次に、このノズルクリーニング・チップ交
換装置のクリーニングおよび交換作業を順を追って説明
する。 1.所定の溶接時間が経過すると、まず溶接ロボットの
作業アームを駆動してノズル着脱クリーニング部Aに溶
接トーチ1を移動させ、両クランパー13,14に挿入
する。そして図8に示すように、トーチクランパー13
でトーチ本体2を把持させるとともに、ノズルクランパ
ー14でガスノズル7を把持させた後、ノズル着脱移動
用シリンダ15を収縮してノズルクランパー14を下降
させることにより、トーチ本体2からガスノズル7を離
脱させる。さらに図9に示すように、ノズル着脱移動用
シリンダ15によりガスノズル7を下降させて、クリー
ニング用モータ34に回転されるブレード板32をガス
ノズル7内に挿入してガスノズル7をクリーニングす
る。
【0027】2.溶接ロボットの作業アームを駆動して
トーチ本体2をホルダークリーニング部Bに移動させ、
トーチ本体2を第2回転軸41の上方から下降させる。
これにより図10に示すように、クリーニング用モータ
34により回転されるブラシ回転板42のクリーニング
ブラシ43間に溶接チップ4を挿入して下降させ、トー
チ本体2の最下降位置でブラシ43の先端部をチップホ
ルダー3の外周面に当て付けて、ガス供給孔5をクリー
ニングする。
【0028】3.溶接ロボットの作業アームを駆動して
トーチ本体2をチップ交換部Cに移動させ、図11に示
すように、ホルダークランパー61によりチップホルダ
ー3を回り止めする。そして、チップ着脱装置62のホ
ルダー昇降シリンダ76を収縮してアダプタホルダー7
5を上昇させ、駆動孔75aを受動軸54bに嵌合させ
て可動軸部54を押し上げ、空の係合孔54cを溶接チ
ップ4に嵌合させる。さらにチップ回転モータ74によ
り溶接チップ4を逆転駆動してねじ部4aを離間させ取
り外す。ホルダー昇降シリンダ76を伸展してアダプタ
ホルダー75を下降させる。
【0029】4.円形テーブル板52を回転してトーチ
本体2の下方に、新溶接チップ4が保持されたチップア
ダプタ8を停止させる。ホルダー昇降シリンダ76を収
縮してアダプタホルダー75を介して可動軸部54を押
し上げるとともに、チップ回転モータ74により新溶接
チップ4を正転駆動させ、新溶接チップ4のねじ部4a
をチップホルダー3の雌ねじ部に嵌合させて締め付け
る。ホルダー昇降シリンダ76を伸展してアダプタホル
ダー75を下降させる。
【0030】5.溶接ロボットの作業アームを駆動して
トーチ本体2をノズル着脱クリーニング部Aに移動さ
せ、トーチクランパー13に挿入してトーチ本体2を把
持させる。ノズル着脱移動用シリンダ15を伸展してノ
ズルクランパー14に把持されたクリーニング後のガス
ノズル7を上昇させ、トーチ本体2にガスノズル7を嵌
合装着させる。両クランパー13,14を開放する。
【0031】上記実施の形態によれば、基台11に、ノ
ズル着脱クリーニング部Aと、ホルダークリーニング部
Bと、チップ交換部Cと、チップ給排部Dを設けたの
で、小型化、低コスト化を図ることができ 、溶接ロボ
ットによるトーチ本体2の移動距離も少なくて効率よく
溶接チップ4の交換とクリーニング作業を行うことがで
きる。
【0032】また、トーチクランパー13により把持さ
れたトーチ本体2から、ノズル着脱移動用シリンダ15
によりガスノズル7を把持したノズルクランパー14を
離間移動させた後、その動作の延長上で、ノズルクリー
ニング装置16によりガスノズル7をクリーニングする
ことができ、能率良く分離と清掃を実施でき、設備を簡
略化できる。
【0033】
【発明の効果】以上に述べたごとく請求項1記載の発明
によれば、同一基台にノズル着脱クリーニング部と、ホ
ルダークリーニング部と、チップ交換部を設けたので、
小型化、低コスト化を図ることができ 、溶接ロボット
によるトーチ本体の移動距離も少なくて効率よく溶接チ
ップの交換とクリーニング作業を行うことができる。
【0034】また請求項2記載の発明によれば、トーチ
クランパーにより把持されたトーチ本体から、ノズル着
脱移動装置によりガスノズルを把持したノズルクランパ
ーを離間移動させてガスノズルを外した後、その移動動
作の延長上で、ガスノズルをクリーニング部材に嵌合さ
せてノズルクリーニング装置によりガスノズルをクリー
ニングすることができ、能率良く分離作業と清掃作業を
連続して実施でき、溶接ロボットの停止時間を短縮して
稼働率を向上させることができる。また設備を簡略化で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るノズルクリーニング・チップ交換
装置の実施の形態を示す全体平面図である。
【図2】図1に示すI−I断面図である。
【図3】図1に示すII−II断面図である。
【図4】同装置のトーチクランパーおよびホルダークラ
ンパーを示す拡大平面図である。
【図5】同装置のノズルクランパーを示す拡大平面図で
ある。
【図6】同装置のチップ交換部を示す側面拡大断面図で
ある。
【図7】同装置を使用する溶接トーチ先端部の縦断面図
である。
【図8】同装置によるガスノズルの着脱作業を説明する
説明図である。
【図9】同装置によるガスノズルのクリーニング作業を
説明する説明図である。
【図10】同装置によるチップホルダーのクリーニング
作業を説明する説明図である。
【図11】同装置によるチップ交換作業を説明する説明
図である。
【符号の説明】
A ノズル着脱クリーニング部 B ホルダークリーニング部 C チップ交換部 D チップ給排部 1 溶接トーチ 2 トーチ本体 3 チップホルダー 4 溶接チップ 4a ねじ部 5 ガス供給孔 6 ガス供給空間 7 ガスノズル 8 チップアダプター 9 回転テーブル 11 基台 13 トーチクランパー 14 ノズルクランパー 15 ノズル着脱移動用シリンダ 16 ノズルクリーニング装置 20 トーチクランプレバー 21 トーチクランプシリンダ 27 ノズルクランプレバー 28 ノズルクランプシリンダ 31 ブレード板 34 クリーニング用モータ 40 ホルダークリーニング装置 43 ホルダークリーニング用ブラシ 51 テーブル回転モータ 52 円形テーブル板 54 可動軸部 54c 係合孔 61 ホルダークランパー 62 チップ着脱装置 67 ホルダークランプレバー 68 ホルダークランプ用シリンダ 74 チップ回転用モータ 75 アダプタホルダー 76 ホルダー昇降シリンダ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23K 9/29 B23K 9/12 B23K 9/26

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶接ロボットの作業アーム先端部に設けら
    れたトーチ本体と、このトーチ本体にねじ部を介して着
    脱自在に取り付けられたチップホルダーと、このチップ
    ホルダーにねじ部を介して着脱自在に装着される溶接チ
    ップと、この溶接チップにシールドガスのガス供給空間
    を介して外嵌されトーチ本体に軸心方向に着脱可能に嵌
    合されたガスノズルとを備えた溶接トーチに対して、ト
    ーチ本体からのガスノズルの離脱と、トーチ本体から離
    脱されたガスノズルのクリーニングと、ガスノズルが離
    脱されたノズル本体のチップホルダーのクリーニング
    と、ガスノズルが外されたノズル本体からの溶接チップ
    の交換とを可能とした溶接ロボット用トーチのノズルク
    リーニング・チップ交換装置であって、前記トーチ本体からガスノズルを離脱させるとともに離
    脱されたガスノズルをクリーニングするノズル着脱クリ
    ーニング部と、ガスノズルが離脱されたトーチ本体のチ
    ップホルダーのガス供給孔をクリーニングするホルダー
    クリーニング部と、ガスノズルが離脱されたチップトー
    チ本体から使用済みの溶接チップを離脱させ新溶接チッ
    プを装着するチップ交換部とを同一の基台に設け、 前記チップ交換部に、ガスノズルが離脱されたトーチ本
    体のチップホルダーを回り止めするホルダークランパー
    と、前記トーチ本体の溶接チップを正逆回転可能なチッ
    プ着脱装置とを設けた ことを特徴とする溶接ロボット用
    トーチのノズルクリーニング・チップ交換装置。
  2. 【請求項2】ノズル着脱クリーニング部に、トーチ本体
    を把持するトーチクランパーと、ガスノズルを把持する
    ノズルクランパーとをトーチ軸心方向に隣接して配置す
    るとともに、前記ノズルクランパーをトーチ軸心方向に
    離間移動させるノズル着脱移動装置と、前記ノズルクラ
    ンパーの移動方向に配置されてガスノズル内に嵌合可能
    なクリーニング部材を有するノズルクリーニング装置と
    を設けたことを特徴とする請求項1記載の溶接ロボット
    用トーチのノズルクリーニング・チップ交換装置。
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